はてなキーワード: 月光条例とは
某所にも書いたのだけれど、シン・エヴァはメタ構造をもつ物語であること。つまり「はてしない物語」や「月光条例」のように、自分たちがフィクションの世界にいるということを登場人物たちが知っている物語である、ということを理解すると、いろいろとわかりやすい。
まず渚カヲル。彼は世界が虚構であることを知っているだけではなく、過去繰り返された全てのエヴァの物語のことを記憶している。
今回の世界で、世界が虚構であることを最初に気がついた人間は葛城ミサトの父親。彼はエヴァンゲリオンイマジナリーという存在を使えば、自分たちが物語をつくる立場にまわれると考えた。その思想を受け継いだ碇ゲンドウは、自らの目的であるユイとの再会を目指してイマジナリーがいる裏宇宙を目指した。
たぶん赤木リツコもうすうすは気がついてる。だから、世界が何でもありだ、ということを知っていて、不可能に近い作戦であっても結局はこなしてしまう。冬月先生に至っては、フィクションに不可能なんかない!とばかりに、世界が虚構であることを利用して好き放題の限りをつくしている。
そして裏宇宙にはいったシンジも、また世界が虚構だということを知るものとなった。最終章の彼は新劇場版の世界を知っているだけではない。カヲルのように、全てのエヴァの世界を知っているし、もしかしたら現実の庵野監督や緒方恵美の存在すら知っているかもしれない。もちろん世界がアニメであることも知っている。
なので、それぞれの登場人物の願いを叶えたり、世界を作り替える選択をしたり、マリをパートナーに現実に近い世界を選んだりした彼の動機は、新劇場版の彼がたどった物語を見ただけでは理解できない。彼は何度も繰り返された物語の主人公たちの総意として、決断を下している。エヴァンゲリオンという物語を終わらせることを。だからこその、あの台詞になる。
タイトルの通りなんだけど回想長すぎ。
手塚治虫ほどとは言わんけど回想はそれ自体が面白い話でないのならもっと圧縮してくれ。
地球外生命体との感動話をしたいのならそれこそもっと日常を書きこむべきでしょ。
「宇宙人との交流感動話」なら短すぎ。それならもっと泣きそうになるくらいエピソード盛り込まないと。
完全に中途半端になってる。
昔の藤田なら長すぎってくらいこのパートを描き切ってちゃんと話として面白くしたし
後からも語られる部分にできた、からくりサーカスの黒が村編とかまさにそう。
悪くいうやつもいるけど、俺はあの積み重ね嫌いじゃなかったよ。
だって孤独になった勝が一人で他人と交流して絆を作ったからこそ最後、客観的な視点も作って説得できたんだもん。
しろがねの気持ちを理解して、奪われた気持ちも理解して、それでも守りたいものがあるって確認があそこにあった。
そこに繋がったから、振り返っても普通に楽しかった。いい話だった。
遠慮せずに長くやりたいところは長くやってくれ。
みんな文句言ってるように見えるけどなんだかんだ好きだから。芸風だと思って。
雷句がマガジンで大暴れしてるのに藤田が周りの目気にしながら調整しているのは悲しい。
藤田、もう好きにせえ、と。
もっと大暴れしていいし、しつこく、しつこく、やっちゃって?
それがいいから。
ネタバレあり
・前半は似たような展開が続いてちょっとだれた。からくりとかうしとら読んでなかったら読むのやめてたかも。
・青い鳥→雉も鳴かずば→宮沢賢治→かぐや姫のあたりが一番面白かった。ちょっと長いけど。
・孤立無援から一転、それまでのキャラが加勢する展開は、うしとらと似てるけど、王道展開で熱い。
・ラストはなかなか良い。
・からくりにしてもうしとらにしてもなんで主人公をハーレムにするんだろ。
・打ち出の小槌その他の便利グッズが便利すぎて、なんでこう使わないの?っていうところがあってもやもやする。
キャラを北極に隠すのに使うより、話を信じさせるために使って、他の便利グッズも使えたり、アイテムを借りたりできるようにした方が良かったんじゃないの。