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2019-09-17

油田攻撃

追記: see https://jp.reuters.com/article/wrapup-saudi-attach-idJPKBN1W22KF

この問題について、二つの方面から考える必要があると思います。すなわち、兵器の性能と報道実態についてです。

まず兵器の性能ですが、イエメンフーシ派/イラン革命防衛隊が爆撃に使用する主力ドローン爆撃機200kg の爆弾を装備し 1000km 前後を飛行する能力があるとみなされています作戦において航空機が直線的に飛行することはほぼ考えられないため、せいぜい半径 300km 程度しか攻撃できないものと思われます

今回攻撃をうけたダンマームはフーシ派支配地域の先端(サウジアラビアのナジュラーン)から 1200km 近く離れています攻撃イランによるものだとした場合、以下のような可能性があります

それぞれの可能性について考えてみます地図を見てみると、

という都市ブーシェフルしか存在しません。ここはイランの核開発の拠点都市として知られているので、米軍衛星などにより厳重に監視されているものと思われます。そうした都市から直接爆撃機運用することはちょっと考えづらいと思います

またイランドローンが 3000km を飛翔可能であると想定すると、イラン領土から直接エルサレムの爆撃が可能になります。もし、イランがそうした兵器をすでに運用していた場合イスラエルがここまで「冷静に」事態を取り扱っていることはかなり不自然です。

ということは、仮にイランイエメンフーシ派が攻撃を行なったと考える場合フーシ派はサウジアラビア領内を陸路距離侵攻してサウジ領内に仮設の飛行場を作り作戦遂行する能力を持っていることになりますドローン一機とそれに関連する機器を最大限切り詰めても大型トラック 2 台分にはなると思います。今回の攻撃ではドローン 10 機を使ったというのがイラン側の宣伝なのでそれだけでトラック 20 台です。それに加えて仮設の飛行場を設定するための機材や人員輸送、警備兵力などを入れるとおそらくトラック 50 台近い車列になるものと思われます

このような大部隊サウジアラビア領内に密かに侵攻し、ドローン爆撃を行っているというのは一見極めて異常な事態です。しかサウジアラビア人口密度は極めて希薄であることを考えると不可能ではないと思います。またリヤド近郊のパイプライン攻撃、今回とは違う油田攻撃など「そういう手段確立されている」としか思えない攻撃についてもこれまで報道されてきています

次に報道についてです。まずよく言われる「なぜこの時期に」という問題ですが、正直なところこの時期も何もあったものではないです。これまでにあったことですが、リヤド弾道ミサイル攻撃されたことが報道されましたし、石油パイプライン攻撃される事例もありましたし、先月末にはサウジ国内の別の油田攻撃されています石油関係以外に目をむけると、軍事設備行政設備要人暗殺空港爆撃などイエメンによるサウジ航空攻撃は多岐に及んでいます。またナジュラーン、ジーザーンをはじめとした複数都市陸路から侵攻を受けています。こうした話はアラビア語メディアには頻出していますが、欧米日本中国といった先進国はこれまでほとんど無視を決め込んできました。

どちらかといえば「よくある攻撃だったはずなのに今回だけが大きく報じられている」ということが問題だと思います

先月の攻撃ではサウジアラビア石油大臣は「サウジアラビア全体の石油生産には影響を与えない」という言い方をしていました。すなわち、該当の施設生産を停止するが、他の施設の増産で対処可能という意味です。しかし今回は攻撃一回で「サウジ石油生産能力一時的50% ダウンする」ということがストレートに発表されました。ここまで大打撃をうけるということは、つまり攻撃されずに残っていた油田稼働率限界まで上げることで対処していたところにさら攻撃を受けた結果ついに対処の限度を超えたということです。

今回の攻撃は「よくある攻撃」でしたが「最後の一撃だった」とも言えるものです。また今回の攻撃先進国民の生活に直接影響があるもので、そうしたこともあって「よくあること」なのに報道が多くなってしまったのだと思います

ではサウジアラビア意向はどうかというと、ムハンマド皇太子独裁体制のほころびを隠すことが全てだったと思います。これまでサウジアラビア国内イラン/イエメン攻撃により大被害を受けていたと考えられます(ドローン10機による攻撃程度で石油生産が半分も破壊されてしまたことがなによりの証拠)が、こうした事実サウジアラビアはなるべく隠蔽しようとしてきました。8月終盤ごろからいよいよ被害が隠し切れなくなってきた、あるいはムハンマド皇太子更迭の準備が整いつつあるということなのでしょう。

2019-07-18

こういう時だからこそ言っておく

最初に、京都アニメーション関係者の皆様にお見舞いを申し上げる。皆様のどなたにも、こんな目に遭ってよい理由はなかった。亡くなられた方々には哀悼の意を表する。癒しがたい傷を負われた方々や深く傷つかれた方々に、心からお見舞いを言いたい。今現在、痛く、辛い思いをしていらっしゃることだろう。あなたは一人ではない。多くの人があなたを気遣っていることが、少しでもあなたの支えになることを願う。そして今生死の境をさまよっていらっしゃる方々に、匿名ながら応援気持ちをお伝えしたい。どうか生き延びてほしい。

だが、こういう時だからこそ、以下の点は言っておかねばならないだろう。

今回の犯人――状況からみて病院搬送され警察事情聴取を受けている男が放火犯本人であるという前提の下で話を進めるが、他の多くの事件においてこのような前提を置くことは危険であることをご承知おき願いたい――が憎むべき罪を犯したこと、その罪は厳正に裁かれるべきこと、この点にはなんら疑いはない。個人的には、どこかで火災に遭って焼け死ねばいいのにとは思う。しかし、それはそれとして、彼を死刑にすべきではない

死刑撤廃するべきだ。たとえそれがどのような憎むべき極悪非道人物であっても、死刑に処されるべきではない。理由第一は、冤罪危険性だ。今回はたまたまかなり高い確率真犯人であろう人物が捕まったが、一家四人が惨殺され放火された別の事件では、おそらく真犯人ではないであろう人物死刑判決を受け、現在再審請求である。人が人を裁く以上間違いはどこにでも存在する。間違った人が首を吊られるなどということはあってよいはずがなく、誤判ゼロにすることが不可能である以上、冤罪処刑することを防ぐためには死刑撤廃しなければならない。

理由の第二は、それが真相の究明に繋がらない場合も往々にしてあるからだ。中には改悛して洗いざらい吐いて刑場に向かう死刑囚もいようが、どうせ死刑なのだからとすべてを投げ出して語るべきことを語らず処刑される者もいる。仮釈放のない終身刑にでもしておけば、数十年後に重い口を開くことがあるかもしれない。被害者がどうして殺されたのか、本当の理由を知ろうと思うのなら死刑にせず生かしておいた方がよい。

理由の第三。死刑過激犯罪者を焚きつける可能性がある。オウム真理教幹部集団処刑したのには開いた口が塞がらなかった。そんなに「国家権力処刑された尊師幹部たち」という物語演出して、オウムの残党に彼らを神格化してほしかったのだろうか。死刑になりたかたか子供大勢殺したのだと言い放った死刑囚がいた。彼らのような人物は、刑務所死ぬまで惨めに生かしておくべきだっただろう。世の中を恨み、せめて大きな衝撃を与えてから死んでやろうと目論む者――ひょっとしたら、今回の放火犯もそういう動機を持っていたのかもしれない――に、死刑制度は大きな誘因を与えてしまう。彼らを英雄殉教者にすべきではない。

理由の第四。欧州連合スイスノルウェーといった主要な先進国死刑撤廃し、日本に強く死刑廃止を求めている。彼らは死刑をその国の人権感覚の証と信じており、そして彼らの主張に同調する国は増えている。これが鯨食のようなそれぞれの国の伝統文化の話ならば妥協する理由はどこにもないが、別に絞首刑日本の伝統というわけでもなし、欧州諸国、ひいては国際社会から人権侵害と糾弾されるリスクを抱えてまで維持すべきものでもなかろう。我々は中国北朝鮮サウジアラビアではなく、ドイツフランススウェーデンと同じ側に立つべきだ。

そして、彼の行為社会を統制するための口実にしてはならない。彼のやったようなことは事実上防ぎようがなかった。多少の安全対策死ぬ人数は減らせたかもしれない。だが、セキュリティをどれだけ強化したところで、悪意をもった攻撃100%防ぐことは不可能である

犯罪防止の名の下で行われる様々な施策は、往々にして我々の自由プライバシー対立する。もちろんそのような行為をすべて否定するわけではない。軍用銃器を保持する自由制限されても仕方があるまい。だが、衆目を引く犯罪が起きる度にそれに応じた対策を採っていたら、我々の社会は生きるには窮屈になるはずだ。

新幹線の車内で凶悪事件が置きたことがあった。だからといって新幹線に乗る度にいちいち持ち物検査を受ける必要があるとなったら、ずいぶん窮屈で面倒だろう。包丁を使った通り魔事件が置きたとして、包丁の購入にいちいち面倒な手続き必要になったとしたら、料理をする人は困るだろう。我々は秋葉原執拗に職質をかけられ荷物を開示させられる屈辱ならよく知っているはずである。そのような社会に我々は生きたくない。

犯罪を犯す「法的な」「道徳的な」自由はどこにもない。そのようなものは認められるべきではない。だが「物理的な」自由、つまりやろうと思えば犯罪を犯せる環境制限しようとすることには、慎重になるべきだ。

犯罪者は「事後に」厳しく罰せられるべきだ。強く非難され、その行為の報いを受けるべきだ。だが、「事前に」規制しようとするなら、それは無関係の者の自由をどこかで奪ってしまう。

包丁を屋外で振り回し無辜市民を傷つける行為を「システム的に」抑止しようと思ったら、新居で料理道具を揃えようとするのに、あるいはふと思い立って台所に立つのにさぞや苦労するだろう。ガソリン簡単に購入し持ち運べるのはおかしい、という主張もあったが、なぜ一人の悪人のために農機具を使用する人たちの利便性が損なわれなければならないのだろうか? そのような統制が行き着く先は中国のような監視社会だ。なんの統制もなくてよいとは言わないが――なんといっても私は日本の厳しい銃規制や航空業界の厳密な安全規則から恩恵を受けているので――我々平凡な庶民自由プライバシーが徐々に奪われていくことには警戒したほうがよい。

今回の事件犯人は、相応の報いを受けるべきだ。だが彼は死刑に処されるべきではないし、彼の行為を元にして自由社会に統制が加えられるべきでもない。

私たちオタク自由に、幸福に生きていけるのは、自由プライバシー尊重された社会においてだけだ。中国オタクが種々の不自由に耐えている姿を羨ましいとは思えない。我々の社会監視社会にしてはならない。究極的には、自由安全優越するのだから

追記

ということで、これが死刑廃止からの回答です> anond:20190719044907

追記

1番は今回当てはまらないし2番は真相究明が済めばやっていいってことになるし3番はこの犯人信者なんていないので実質的に4番の海外から同調圧力だけってことか。まあええんちゃう

1番は「どう考えても無実だったり10%しか疑わしくなかったり50%しか真犯人じゃなさそうな人が吊るされないためには99.99999%真犯人なやつも吊るすべきじゃない」って話やで。

感謝。きっと普段から「きちんと考えている人」なんだろう。やはり、たとえ誰であっても人の手で人の命を奪うのはよくない。

個人的にはそこまで原理的な死刑反対論者ではなく、100%真犯人である人だけが処刑されるなら死刑制度存置を支持する。でも全知全能の神じゃなくて人間裁判する以上どこまで行っても100%はありえず99.99999%にしかならないので(今回の被疑者だってそうだよ!)、その0.00001%が残っているうちは殺すべきではない。そして全知全能の神の存在実証されない以上死刑廃止すべき。

2019-06-30

日本社会ベトナム人とかフィリピン人かいかにも弱そうな国の貧民ばかりイジめてて本当に軟弱すぎる

メッカメディナ守護者たるサウジアラビアに異教徒として堂々と軍隊を進駐してるアメリカとか未だにアフリカ紛争軍事介入しまくって宗主国しぐさバリバリやってるフランスを見習ってほしい

2019-06-19

anond:20190618210243

いや無理だろ。確かに『どこが濃いねん』ってトラバが↓に付いてたよ。

https://anond.hatelabo.jp/20190618093950

それは同感だけど、じゃあ本当に『内容の濃い記事』にしようと思ったら色々無理がある。

なんせ、理解の前提となる知識絶望的に普及してない。ざっと考えても、

に入る前にまず、

  1. 近代国民国家が成立してない社会(中東の大半)を理解するために必須部族/宗派共同体支配的な社会様相解説
  2. サウジアラビアがどんな国かの解説
  3. イラン革命防衛隊がどんな組織なのかの解説

の3つぐらいは最低限必要というのは自明

で、だ。

1.はまあ、いわゆるムラ社会のことだから多少は説明ショートカットできるけど、

2.は地獄のように分量が増える。ちゃんとしようとすると、どんどん遡っていく必要がある。

ざっと考えても、

2-1.現在サウジ権力構造解説

2-1-1.なぜそんな構造になったのか~スデイリ7と宗教石油

2-1-1-1.スディリ7とは何かを説明するためのイブン・サウード(アブドゥルアジーズ)王の来歴

2-1-1-2.宗教的傾向を説明するためのワッハーブ運動サウジ建国前後からの略史

2-1-1-3.オイルマネーがもたらした西側との歪んだ関係を、冷戦から現在まで軽く説明

ぐらいは用意して、その上で、

2-2.現在サウジ国際的立ち位置

を書く必要がある。


3.も酷い。イラン革命以後の全史がほぼ必須。パーレビ王朝説明サウジ説明を流用して最小限に抑えたとしても、それ以降は、


このぐらいやれば多分、


を書けるようになるはず。あまりにも遠い。

その後で本題のイエメン内戦の話を書く余力があると思う? 無理だよね。

2019-06-17

anond:20190617155353

これを信じちゃうはてなヤバい

例えば、シリアに展開してるイラン革命防衛隊指揮官部隊名が明らかだが、

イエメンではどんな部隊でどんな指揮官なのか不明で、そもそも展開してるのかも不明

当然、大日本帝国軍との類似性なんて語れるほどの情報はない。

イエメンの内紛に介入したのは暗殺で有名な※ムハンマド皇太子独断で、

本土防衛の戦いなんかじゃない。

まりイエメン攻撃が人道にもとるので、

大のお得先であるアメリカからイエメン攻撃への弾薬使用を禁じられてるくらいだ。

から中国製のUAVを使って爆撃してる。

フーシ派が中国製のUAVを撃墜した動画YouTubeにある。

■ここから追記----

※訂正 アブドラ皇太子ムハンマド皇太子

指摘ありがとう。なんでアブドラ皇太子なんて書いたんだろ?

本土防衛云々

元増田

現在おきていることは事実上サウジアラビアイラン革命防衛隊総力戦

「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。

イエメン情勢

こんにちは、皆さんが一切興味がないであろう話をします。

2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビアUAEイランが関与しており、現在中東情勢理解するためにはこの内戦概要を掴む必要があります。なのでその話をします。

イエメンでは以下の勢力内戦をしています。すなわち

です。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部東部をハディ派が支配していますイエメン部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さないという地域も増えてきています

内戦の背景について理解する必要はあまりありません。部族の利害や宗派の違いといったものから発生する、正直いってしまえばよくあるアレです。ではそのよくある内戦がなぜ泥沼化しているのか、そして何故誰も知らない戦争になっているのかを簡単説明したいと思います

内戦きっかけはフーシがイエメン首都占拠クーデター成功したことです。これにより当時大統領を務めていたハディは首都を追われ、サウジアラビア亡命しました。サウジアラビアはこれに危機感を抱きました。なぜならサウジアラビアスンニ派勢力事実上盟主であり、イラン以下のシーア派勢力敵対しているからです。イエメンサウジアラビア国境を接しており、ここに親イラン勢力が根を張ることはサウジ安全保証根本的に脅かすと懸念されたわけです。そして実際その懸念現実のものになります

サウジUAE連合しハディ元大統領支援に乗り出します。サウジUAEは優勢な空軍力を活用しフーシ派から南部要衝アデン奪回することに成功します。そしてここにハディ大統領傀儡として送り込み、フーシ派討伐に乗り出します。これが 2015 年 7 月までの流れ。

しかサウジの勢いがよかったのはここまでの話で、以後内戦は泥沼化の一途を辿ることになります。泥沼化の理由として以下の要因が挙げられます

要素毎に説明していきます

まずハディ派やサウジ空軍が弱いという問題についてです。一般にいってアラブ軍隊は非常に弱いのです。それはなぜかというと、クーデターを恐れるあまりにまともな訓練をつめておらず、特に大隊以上の連携の訓練などはろくにおこなわれていません。

例えば、空軍力を適切に発揮するためには地上の部隊との高度な連携必要です。地上の部隊空爆目標地点を捜索し、適切に爆撃機誘導してやらなければ効果的な爆撃はできません。また、航空偵察の成果を総合的に検討して情勢を判断する高度な情報組織も求められます。そういった高度な機能サウジ空軍には備わっていません。では、サウジアラビアはこの問題をどのように解決していたかというと、大量の物量を投入して無差別爆撃を繰り返すという方法解決をしようとしました。これには二つの問題があります。まずは人道上問題です。実際サウジはこの問題で 2018 年ごろから大きな非難をうけるようになり以後無差別爆撃封印しています。そしてこちらの方がより実践的な問題なのですが、コストパフォーマンスが極度に悪いという問題がありますいくらサウジ油田をもち金満国家からといって爆弾をあまりにも大量に無駄弾にしていれば負担になります。あまり知られていないことですが、実際サウジアラビア中国について世界三位軍事費支出大国になっています。これは上記のような非効率作戦が原因で、サウジアラビア財政は痛みつつあります(そうしたサウジの苦境を悪用しているのが孫正義というわけです)。

ハディ派の弱さについては、元々弱いとかそもそもサウジ傀儡でありそこまでやる気がないとかそういったこともありますが、また別の事情もあります。その別の事情というのは「フーシ派は強い」という問題と裏返しでもあるのです。

それはつまりどういうことか。フーシ派はあくまでも奪う側であり、ハディ派は守る側であるということです。ハディ派はもともとの正統政府ですからイエメン国土財産防衛する戦いを展開する必要があります。一方フーシ派の根本地方の小さな民兵組織ですから「守るべき既存リソース権益」を持っていません。なので彼等はハディ派と戦うにあたって都市がどれだけ破壊されようが民間人にどれだけ死者がでようが一切考慮することがありません(宗派も違いますし)。こうした姿勢の違いは戦闘力の違いに直結し、地上戦闘でハディ派がフーシ派を圧倒するという局面は初期におけるアデン奪還作戦以外で殆ど見られません。

ハディ派は強いフーシ派を攻撃するにあたって、地元部族を懐柔しフーシ派を攻撃させるといった戦法をとることがありますが、フーシ派はこうした敵対部族容赦なく殲滅してしまます

また、フーシ派が山岳民族的性質もつという点も重要です。一般に山岳民族というのは強いものです。グルカ兵などの事例にもある通りです。また、山岳民族である彼等は平地民との価値観をあまり共有しておらず、そうした点も彼等の強く残酷な戦い方を支えているだろうと思います

次にUAE背信という問題についてです。サウジ国内ではこの点がかなり問題視されているようです。UAE内戦介入開始当初からイエメン侵略を目論んでいました。ハディ派首都アデンでもUAE特殊部隊がうろついているだとか、イエメン南部離島ソコトラ島UAE侵略領土事実上組み込んでいるといった話がありますUAEのこうした態度は情勢を著しく混乱させ内戦を長引かせる要因になっています。またサウジ内では「UAE漁夫の利を得るために内戦の泥沼化を積極的に目論んでいる」といった観測もあるようです。

そしてイラン革命防衛隊の介入という問題ですが、上記の通り内戦の初期においてイラン革命防衛隊はあまりイエメン内戦に興味をもっていませんでした。しかサウジUAEによる介入が頓挫すると革命防衛隊による介入が本格化しはじめます。すなわち、フーシ派の占領地域拠点にしてサウジアラビア領土への直接攻撃企図しはじめたのです。このことの背景を理解するためには、イラン革命防衛隊という組織の成り立ちを理解する必要があります。先述の通りアラブではクーデーターを抑えるために軍を弱くするのが普通統治法です。これには例外がいくつかあり、たとえばエジプトでは軍が国家統治しているのでクーデーターの心配は少ないので精強な軍を維持することができていますイラン例外の一つで、イランはかなり独創的な方法でクーデーターを防止しながら軍を強化することに成功しました。それはすなわち

というものです。一つ目の対策については軍の指揮権天皇に直属させた大日本帝国軍とほぼ同様のものと言えます。故に、日本軍と同様のデメリットが生じることにもなりました。創業の功臣と君主が存命の時代は彼等のバランス感覚によって軍を適切に維持することができたのですが、君主が交代し創業世代もいなくなると軍を誰も統制できなくなってしまったのです。ようするにホメイニ明治天皇ハメネイ昭和天皇理解すればよいわけです。

二つ目対策について、革命防衛隊をつくるにあたって「イラン防衛ではなくイスラム革命防衛革命の輸出」を任務と定めてしまたことが問題になりました。彼等は事実上の外征軍となり、中東各所で怪しげなテロを繰り返す組織になってしまったわけです。さらにタチが悪いのが革命防衛隊が軍の能力を流用し建設会社物流企業を多数直接経営しているという点です。これにより、彼らは財源や物資の点でも政府への依存殆どなくなり極めて独立性の高い組織になっていますイラン政府の財源はかなりの部分石油に負っていますから政府本質的には戦争回避しようとします。一方建設業により資金を得る革命防衛隊にしてみれば石油産業が停止したところで知った話ではないので積極的に「革命の輸出」を手掛けるというわけです。

こうした性質もつ革命防衛隊イエメンに介入を開始すると積極策を採用することになるのは自明のことでした。イエメン派遣された革命防衛隊ほとんど中央の統制を受けていないと見られており、これは要するに日本軍における関東軍匹敵します。

こうした情勢のなかでイエメン内戦象徴する戦いであるホデイダ攻防戦がはじまります。ホデイダイエメン有数の港湾都市で外部から物資の輸入をほとんどひきうけています。この都市占拠することはすなわち外国物資を全てコントロールするということでフーシ派もハディ派もこの都市の攻防に全力を投入することになります内戦当初からこの都市はフーシ派が支配しており、ハディ派はサウジアラビア支援のもとなんとかこの都市を奪還しようと試みました。ホデイダの攻防が本格化したのは 2017 年ごろからで、以後ホデイダは激しい戦火に見舞われ物資の輸入は途絶えイエメンでは難民が大量に発生することになります

先述のとおりハディ派は弱く、サウジアラビア軍は動くものはなんでも爆撃する式の粗雑な無差別爆撃を加えることでなんとかフーシ派に対抗するといった情勢が続きました。こうしたフーシ派有利の情勢をみたイラン革命防衛隊2017年末ごろより弾道ミサイルをフーシ派に供与(といっても操作する人員革命防衛隊から派遣していたことでしょう)しサウジアラビア国土への直接攻撃を開始します。

こうした事態に至って危機感を表わにしたサウジ軍は 2018 年にはいってさらに爆撃を強化しますが成果はあがりません。そして彼らはついに致命的な誤爆事件をおこします。サウジ軍はスクールバス誤爆し何十人もの子供を死亡させてしまうという事件をおこしてしまったのです。これにはさすがに各国から非難が止まず以後サウジ軍は爆撃の対象前線ではなく後方のフーシ派の基地に切り替えることになりますが、これによりホデイダ攻防におけるフーシ派の勝利事実上確定しました。

2018年末ごろより国連によるホデイダ停戦工作が開始されます停戦調停中にも激しい戦闘応酬が続きますがフーシ派有利という情勢は変化せず、国連監視団は「フーシ派の勝利」という現状を事実上認める形の停戦を成立させました。これが去年末から今年4月ごろの話。

こうした状況のなかで革命防衛隊はあらゆる手段サウジアラビア国土への直接攻撃を続けていました。その攻撃の主力となったのが弾道ミサイルドローンによる空爆です。弾道ミサイルによる空爆サウジアラビア首都リヤドにも降り注ぎ100人以上の民間人犠牲になっていると報じられていますドローンについては、クアッドコプターのようなものではなくジェットエンジンを積んだ比較的大型の爆撃機で500kg程度の爆弾を積載し 300km の半径を攻撃できるとされています。これによる精密爆撃はイエメン内部でも利用され、ハディ派側の軍幹部ドローン爆撃によって多数殺害されるといった事件も起きています

そしてホデイダにおけるフーシ派の勝利が確定すると、フーシ派は国連との合意にもとづきホデイダから兵力の引き抜きを開始します。少数の警備兵力を「憲兵」と偽ってホデイダに残置するとフーシ派は主力をサウジアラビア侵攻にふりわけます。これが今年の 4 月から今にかけての話で、フーシ派とイラン革命防衛隊の猛攻をうけてサウジアラビア/イエメン国境要衝都市ナジュラーンが陥落寸前であると報じられています。またサウジアラビア空爆にあたってあらた巡航ミサイルによる爆撃も開始され、先日のサウジ南部空港爆撃ではインド人など外国人にも負傷者がでています

今、サウジアラビアは確実に敗北しつつあります







ではこのような酷いことになっている内戦がなぜあまり知られていないかというと、田舎内戦など誰も興味がないという問題もあるのですが、サウジの劣勢というのもその原因です。というのもサウジアラビア北朝鮮以上の独裁国家、統制国家なので自国イラン勢力との戦争で敗北しつつあるという事実隠蔽しているわけです。「イランの爆撃により100人以上の犠牲者がでている」という事実最近になってようやくサウジ政府メディアによって報じられました。以前は「イランミサイル迎撃した」だとか「フーシ派に猛爆撃を加えて戦果をあげた」だとかいった威勢のいい情報が散発的に報じられているだけでした。今少しづつですが苦境の真実サウジアラビア側が報じるようになってきています。それだけ事態悪化を隠せなくなったということでもあり、また危機感を醸成しようという思惑もあるのでしょう。

更に加えてですがサウジアラビアには「事態をこれ以上大事にしたくない」という思惑があるようにも見えます現在おきていることは事実上サウジアラビアイラン革命防衛隊総力戦」なのですが、サウジとしてそれを認めてしまうとイラン本土とも戦わなくなければなります。「イエメンのフーシ派という軍閥との小さな戦い」というフレームを維持することでなんとか大事にせずどうにかしてフーシ派だけを倒したいという希望が、事態矮小化させ報道管制するインセンティンブになっているように思われます

サウジのこの失態をみて「イエメンサウジベトナム」と評する人もいます。ただベトナムのように「やらなくていい戦争で消耗している」というよりは「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。

2019-06-16

第3次世界大戦への足音が聞こえる

イランの招待に応える形で、安倍首相イラン訪問した。

この訪問が何事も無く無事に終われば、これは、イラン国際社会に対して自分たち危険な国では無いという事を示すという意味で、イランにとって重要イベントだった。

 

これに水を差す形で、タンカー攻撃されるという事件が起きた。

 

今、イラン国際的にどういう立場に置かれているかというと、第1に重要ポイントは、イラン米ドル以外で原油を輸出しようとしているためにアメリカイランに対する態度を硬化させているということだ。

これに対して、イランへの支援を公に表明しアメリカを公に批判している国は、ロシア中国インド、その他たくさんある。今回、日本イランの招待に応えた事は、少なくとも日本が、イラン米ドル離れを批判する立場では無い事を国際社会に示したのと同じなのだ。そして、国際世論イランを味方する声が多数派だ。

 

これに対してアメリカと歩調を合わせているのはサウジアラビアと、ごく一部の国だけだ。それらの国々は、イラン危険な国だと煽りたてて、イランイメージダウンを図ることに躍起になっている。

 

今の情勢を見る限り、この企ては失敗に終わるだろう。アメリカ過去に何度もこの手を使ってきたが、国際社会はもう騙されない。

 

それが何を意味するかというと、将来的に米ドル価値暴落する事は既定路線になったことを意味する。ロシア過去ルーブル紙くずにされた恨みがあるから、本気で復讐しようとしている。中国も本気だ。

 

これに対して、アメリカは指をくわえて米ドル紙くずになっていくのを見守るのだろうか? そんなわけはない。

 

第3次世界大戦に備えよ。

 

 

2019-04-24

うんうん、サウジアラビアでは公判に一切通訳がつかず全編アラビア語だしイスラム教徒男性じゃないと証言証拠能力が認められないか死刑判決が下った人の7割くらいが外国人だけど、法の下の平等から仕方ないよね。

2019-04-21

anond:20190421193549

阿呆イランなんかいちばん世俗主義から遠い国じゃないかwww

そして世俗化経済が豊かになると避けられないって言ってるわけ

数年前サウジアラビア皇太子女性自動車運転を認めたのもその例

男尊女卑と家父長権威を守る最良の方法貧乏でい続けることだけど

今の資本主義世界ではそれをやってたら負け組貧乏国にとどまるから

経済成長を目指したたら副産物個人主義も生まれしまうという話

俺は一切フェミ擁護したいのではなくむしろ逆にフェミの成果なんて

経済発展の成果に比べれば毛ほどしかないと言いたいわけ

anond:20190421191224

ところが長期的視野ではイスラム圏もずいぶん少子化非婚化が進んでるんだ

イスラム圏でとくにきびしいイランなんか出生率すごい下がり方だぞ

https://ecodb.net/exec/trans_image.php?type=WB&d=TFRTIN&c1=IR

エマニュエル・トッドに言わせるとエジプトとかでアラブの春暴動が起きたのも

経済成長の結果、若者個人主義が広まったのが影響してる

将来的には、サウジアラビアとかもいずれ今よりは非婚少子化が進む

2019-03-15

anond:20190315154919

それをイスラム教徒南半球の人の前で言ってみれば?

← おう、言ってみたぞ!

イギリスに住んでた時には、いろんな国から来た知り合いが出来てなあ。クリスマス頃にはそういう話もしたもんだよ。サウジアラビアイエメンインドネシアオーストラリア、など。

懐かしいぜ!

2019-03-14

軍靴の足音が聞こえる(サヨク的な意味ではなく)

近い将来のうちに、第3次世界大戦戦線拡大しそうな火種がいくつも散見される。

1.ウクライナ紛争

2.カシミール問題

3.イランサウジアラビア(+シリアイスラエル

1のウクライナ戦争に関しては、2014年から続いているロシアによるウクライナクリミア半島併合問題現在解決されていない。

イギリスEU離脱などで、欧州諸国も足並みが乱れているし、アメリカ自国のことが手一杯になっていて東欧情勢に手が回りそうにない。

2のカシミール問題。つい先日、パキスタン軍インド戦闘機パイロットを拘束して両国が緊張状態になった。

インドパキスタン、双方とも核を持っている。カシミール紛争にはこの2国のみならず、中国も噛んでいるので質(タチ)が悪い。

最後の3に関しては、情勢がカオスになっていて説明する気にもなれない。

北朝鮮問題が入っていないじゃないか」と反論されるが、北朝鮮発の世界大戦は起こらないと思う。

先月の米朝会談は決裂したが、アメリカは北の非核化の期限は設けず、今後も経済制裁を続けながら様子見をすると言っている。

無理に北を非核化させて、北朝鮮のもの崩壊するよりも、現状維持の方がいいと判断しているわけである

やはり、次の戦争の発端は中央アジアもしくは東欧か。

これらの地域紛争戦争になり、ロシア中国がそれぞれの目的から介入して、それを阻止するためにアメリカ欧州が参戦するパターン

2019-01-29

アジアカップ見てると、というか。

GoogleMapみてると、日本ってホントアジアの東の外れなんだな。。

サウジアラビアインド並みにデカいのだな。。。

2019-01-22

会員登録の際の生年月日に西暦を選べるところが増えてきた

このとき元号西暦のどちらでもよいことからコンピュータ処理の面倒臭さというよりは外国人対応という要素が大きいのだと思う

しかしその場合対応するのはグレゴリオ暦だけでよいのだろうか

例えばイランサウジアラビアを除くアラブ圏の公式書類ヒジュラ暦が用いられている

この地球キリスト教徒支配されているわけではないのだ

いまや世界の4人に一人はムスリムであり、22世紀にはイスラム教人口キリスト教人口を上回ると予測されている

そして彼らはヒジュラ暦と共に生きている

2019-01-08

日韓関係は良好

イスラエルパレスチナ

ロシアウクライナ

インドパキスタン

中国ベトナム

セルビアクロアチア

アルメニアアゼルバイジャン

イランイラク

アメリカメキシコ

イギリスアイルランド

サウジアラビアイエメン

インドネシアと東ティモール

かに比べればな

このへんは第二次世界大戦後も千~万単位で人が死んどるんやで

(直接の戦争ではなくテロ犯罪場合も含む)

日本韓国の間でそこまで大量に人死にが出とるか?

しか日本韓国以外の例はみんな陸続きやないか

日本韓国、間に海があるんやぞ

ラッキーめっちゃマシだよ

上記の例が険悪度50~100ぐらいなら

日韓関係なんざせいぜい険悪度15~25ぐらいじゃね

無論、そもそもももめ事がないのが一番良いけどさ

(注:韓国は良い国とか日本が悪いとか一言も書いてない)

2019-01-07

世界各国の男子100m走男子マラソンレコードタイム

男子100m走

ジャマイカ9.58ウサイン・ボルト
アメリカ9.69タイソン・ゲイ
トリニダード・トバゴ9.82リチャード・トンプソン
カナダ9.84ドノバン・ベイリー
カナダ9.84ブルニー・スリ
ナイジェリア9.85オルソジ・ファスバ
フランス9.86ジミー・ヴィコ
イギリス9.87リンフォードクリスティ
南アフリカ9.89アカニ・シンビネ
中国公認待ち)9.91蘇炳添
トルコ9.92ジャック・ハーヴェイ
オーストラリア9.93パトリックジョンソン
コートジボワール認定待ち)9.94アーサー・シセ
コートジボワール9.96ベン=ユスフ・メイテ
中国公認待ち)9.97謝震業
日本9.98桐生祥秀
ガーナ9.98レオナードマイルズ=ミルズ
中国9.99蘇炳添
イタリア公認待ち)9.99フィリッポ・トルトゥ
ブラジル10.00ロブソン・ダ・シルバ
ドイツ10.01ユリアンロイ
イタリア10.01ピエトロ・メンネア
サウジアラビア公認待ち)10.03アブドラ・アブカル・ムハンマド
サウジアラビア10.04アブドラ・アブカル・ムハンマド
スペイン10.06ブルーノ・ホルテラーノ
ロシア10.10アンドレイ・エピシン
エジプト10.13アムル・イブラヒム・ムスタファ・サウード
ケニア10.14マーク・オディアンボ
カメルーン10.14イドリッサ・アダム
ドミニカ共和国10.14ヤンカルロスマルティネス
メキシコ10.21カルロス・ヴィラセニョールガルシア
メキシコ10.21ホセカルロス・エレーラ
アルゼンチン10.23カルロスガッツ
インド10.26アミヤ・マリック
コスタリカ10.32ボブ・コルビル
ギニア10.56ジョセフ・ルア
エチオピア10.61ウェテレ・ガルチ

男子マラソン

ケニア2:01:39(認定待ち)エリウド・キプチョゲ
ケニア2:02:57デニス・キプルト・キメット
エチオピア2:03:03ケネニサ・ベケレ
イギリス公認待ち)2:05:11ハメドファラー
アメリカ2:05:38ハーリド・ハヌー
日本2:05:50大迫傑
ブラジル2:06:05ロナウド・ダ・コスタ
南アフリカ2:06:33ゲルト・タイス
フランス2:06:36ブノワ・ズベルチェフスキー
スペイン2:06:52フリオレイ
イギリス2:07:13スティーブジョーンズ
メキシコ2:07:19アンドレス・エスピノー
イタリア2:07:22ステファノ・バルディーニ
オーストラリア2:07:51ロバート・ド・キャステラ
中国2:08:15任竜雲
ドイツ2:08:33アルネ・ガビウス
ロシア2:09:07アレクセイ・ソコロフ
カナダ公認待ち)2:09:25キャメロンレビン
アルゼンチン2:09:57アントニオ・シリオ
カナダ2:10:09ジェローム・ドレイトン
トルコ2:10:25メフメット・テルジ
インド2:12:00ブナス・シン
マラソン2:13:03ロニー・ホラシー
コスタリカ2:13:23ホセルイスモリー
ナイジェリア2:16:06ハメドアッバス
ジャマイカ2:16:39デリックアダムソン
カメルーン2:18:35ポールクエット
ガーナ2:18:43エマニュエル・アムー
ギニア2:19:05アラサーヌ・バングラ
エジプト2:19:39アイサ・レザー・アブー・ディア
ドミニカ2:20:59パブロ・アロー
コートジボワール2:22:19バシリマソロ

2018-11-16

ベーシックインカムがあると独裁政権誕生する

サウジアラビアが良い例だろ。

国民石油のおかげで生まれながらにして裕福。

働くということに無気力だし、クソみたいな王族が何やってようと興味が無い。

民主化運動も興味なし。

2018-11-14

anond:20181114100644

サウジアラビアだったらエロ関係持ってるだけで逮捕だったな。

日本でもモザイクなしビデオの持ち込みは逮捕だな。くだらないと思ってるが。

ってか、カナダかよ。あそこも性的コンテンツ規制激しい国じゃないか。それでいて性犯罪率の高い。性的コンテンツ規制の失敗を地で行ってる国

2018-11-08

サウジアラビアってちょっと雨が降るとすぐ冠水するけど

道路排水溝が無いんだな。

排水を考えずに道路を作ることができたら日本の半値くらいで作ることができたりするのだろうか。

溢れた水の中にフェラーリが浸かっていたり、ジェットスキー疾走してみたり、楽しそうで何より。

2018-11-04

anond:20181103134107

フェミニスト本来目的女性地位の向上だろう。

ただ、それはだいたい達成された。

男女平等選挙権もあるし結婚も進学も自由になった。

ほぼ目的は達成されたがゆえに一部が暴走しているように見える。

昔の作品シャーロック・ホームズとかを読むと、

婦人参政権運動をしている女性グループが出てきて、一部の男性たちは彼女たちを異端視しているようなシーンがあったりする。

このあたりが本来フェミニストたちが目指していた運動だろう。

現代だと、サウジアラビア女性が車の運転ができるように活動していた人がいたりする。

昔の小説でも自転車女性が乗るなんて・・・という保守的な人が出てくるシーンがあったりする。

女性には学位を授けられないみたいなシーンもある。

こういう不平等改善したのがフェミニストたちだと思う。

そして、その彼女たちの運動かいあって、だいたいの目的は達成された。

男女平等選挙権もあるし結婚も進学も自由になった。

もちろん、車も運転できるし、自転車にも乗れる。

これは素晴らしい成果だと思う。

人口の半分は女性なのだから女性活躍しなければ人口の半分の力を捨てることになる。

これは大きな損失だからだ。

結果的に、フェミニスト達の運動は世の中をより良いものにしたと思う。

ただ、

だいたいの目的が達成されたがゆえに、一部が過剰な要求をし始めているようにも思う。

表現規制を叫ぶのはリベラルとして相容れないことだ。

このあたりの過激派は、逆にフェミニスト地位を下げ、結果的男女平等を危うくする可能性すらあるように思う。

例えば、労働者地位の向上が目的だった労働組合が、無関係政治活動を繰り広げて信用を失い、

組合立が低下して、その結果、経営側の力が強くなってしまったように。

表現規制にも取れる活動をするフェミニストたちには、

「過ぎたるは及ばざるが如し」という格言を思い出してほしいところだ。

2018-11-03

あなたにとって異国はどこですか?

異国っていいよね。でもアメリカとか中国はなんか異国っぽくない。都市部の印象が強いせいかな。イメージと違う。

東南アジアとか、ベネチアとか、どことなファンタジー的な要素を含んでいるところが自分には適切かなあ。

サバンナとか、アマゾンとかはまた違うんだよなあ。文明色が強くないからかなあ。自然が強すぎるのもダメなんだと思う。

カナダカナダはどうかなあ。水力発電と壮大な山々。でもなんか違うなあ。やっぱり異国って情緒あふれていてほしい。

トルコはなんか異国っぽい。サウジアラビアは逆にだめな気がするなあ。

国の名前だとあんまりよくないのかもしれないなあ。地域名や地方都市なんかだと、より異国っぽい感じが出るのかもしれない。

これって、日本以外の国の人はどんな答えになるんだろう。

2018-10-21

anond:20181021005115

元増田です。

それは力の強いヤクザから仕方無いの範疇かな。

ただ、自分がしているように今はネット自由宗教批判できるので、ローマ法王サウジアラビア宗教指導者なんとか師をツイッターDisるようなのが日常風景になったら、第三次世界大戦は近いのかもしれない。

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