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はてなキーワード: 所得格差とは

2024-11-15

なぜ、実質賃⾦が低下しているのか?:新型コロナ禍後の内外の経済環境を踏まえて

今⽇の論点

• 新型コロナ禍後の国外要因と国内要因によって経済全体で⾒た実質賃⾦が低下傾向にある。

  • 国外要因:交易条件の悪化

  • 国内要因:労働市場における超過供給状態の進⾏

  • したがって、すべての企業物価上昇を超える賃上げ実施することは不可能である

安易政策発想への警鐘

  • 「物価と賃⾦の好循環」、⼀時的な所得政策官製賃上げスローガンでは、実質労働所得の向上や所得格差是正は決して図れない。

• 本格的な経済構造政策必要

  • 所得格差是正には恒久的な所得再分配政策、⻑期的な実質賃⾦の向上には経済構造改⾰がそれぞれ不可⽋である

まとめ(事実認識

• 新型コロナ禍後の実質賃⾦のV字回復頓挫させたマクロ経済学的な要因は、

  • 第1に、交易条件が⼤きく悪化したために、労働所得の原資となる付加価値の伸びが物価上昇に追い付かなった点である

  • 第2に、新型コロナ禍後に労働市場が⼤きく変容し、マクロレベルで超過供給が⽣じた点である

労働市場の超過供給実態が⾒えづらかったのは、超過供給失業の形で顕在化することなく、⾮労働⼒化を経由することで⼀時的に潜在化してきたかである

まとめ(政策処⽅)

政府経営側の賃上げへの強⼒な⼲渉によっても、マクロ経済 全体で実質賃⾦を引き上げたり、賃⾦の規模別格差を解消したりすることはできない。

  • ⼤企業の⼤幅な賃上げと中堅・中⼩企業の⼩幅な賃上げは、表裏⼀体の関係がある。

所得格差是正するには、⾼資産家層に課税低所得者層を補助するような所得再分配政策必要である

• 実質賃⾦の⻑期的な改善には、労働⽣産性の向上をもたらすような経済構造改⾰が不可⽋である

2024-11-10

anond:20241110104921

https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/65091/osipp_041_037.pdf

はい。女が家計の六割以上稼ぐと女の家事負担が重くなる。

夫婦間の所得格差については色々検討されているけど、家事負担なんてどこにも書いてないよ。

 

 

https://39mag.benesse.ne.jp/lifestyle/content/?id=40783

あと妻の収入家計の四割より多くなると夫の苦痛がましてセックスレスになる比率も上がるので、夫の苦痛をやらげるように妻の収入が夫を上回ったら自分を下げて持ち上げてあげましょうだってマジウゼぇ。

この記事根拠リンクをたどるとこれだね。

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0146167219883611

妻の収入が増えていくと男性精神的苦痛が減り、家計の4割の時が最も少なくなる。それを超えると増えていく。ただし、結婚当初に妻が夫よりも稼いでいたカップルには見られないってことですね。別にセックスレス比率が上がるデータもないし、妻の収入が上回ったら夫の苦痛が何かしないといけないわけでもない。

データちゃんと読もうよ。根拠のない妄想を語っても仕方ない。

2024-11-06

anond:20241106104129

金融所得以外の所得に関してそこまで格差が開いているとは思えないが。

しろボリュームゾーン給与所得格差は極めて小さい

anond:20241106103559

メリット格差是正・富の再配分が確実にできることな

今、所得格差ものすごく開いていて、それを税金が吸い上げて還元することで社会を回しているが

租税を少なくするとその効果が無くなる。


貴兄が言う方式だと、現状に当てはめただけで、全労働者の4割程度が所得税社会保障も一切払わないと言う事になって破綻する。フルタイムで勤務しない人の多くは免税と言う意味から

それを補うように高所得者租税を強化すると、さら税金がかかるラインとかからないラインとの間にとんでもない差が生まれ社会が歪む。

2024-11-03

基礎控除増やしたら金持ちの方が減税額大きくなる」のが嫌なら基礎控除税額控除にすればいいだけやろうにな

そもそも年収の壁対策として所得控除増やして課税最低限引き上げる」という話自体税制への誤解に基づくものだが

日本税制所得格差を縮小する効果が小さい点は問題と言えるから高所得者課税額があまり変わらないように

税額控除の額と累進課税の税率階段調整して課税最低限を引き上げれば済む話

2024-10-27

ビル・ゲイツファクトフルネスを支持するのはなぜか

ビル・ゲイツスティーブン・ピンカーやハンス・ロスリングを支持するのは、連中の分析が不平等を隠すからだ。

スリング動画では、国々がバブル表現され、200年間で人均所得寿命が向上していると示される。

この楽観主義は、変化を求める必要がないと主張し、批判者を「警報主義者」と呼ぶ。

しかし、連中の「進歩」の物語は不確かな仮定選択されたデータに基づいている。

スリング気候問題過小評価し、環境活動家非難するが、実際には人類による生物種の急激な減少を無視している。

奴の「世界健康チャート」は、貧困データ1981年以降しか収集されていないにもかかわらず、過去数世紀のデータを示す。

アメリカでは富裕層貧困層間の所得格差が寿命にも影響を与え、高所得者は87歳に対し低所得者は73歳だ。

スウェーデンでも教育レベルによる寿命差が存在し、ロスリングはこれらの不平等を軽視している。

また、ロスリングは「健康」を収入寿命で測ること自体が誤りであり、精神健康問題無視している。

最近研究では精神障害貧困よりも多くの苦痛引き起こしていることが示されている。

奴の楽観主義事実に基づいているようでありながら、多くの重要な側面を見落としており、その結果として現状維持正当化するものとなっている。

2024-10-24

anond:20241024170838

この意見は、投資家としての個人経験利益に基づいたものとして妥当である部分がありますが、いくつかの問題点矛盾も含まれています

 

妥当な点

1. 自民党政権時の経済回復: 自民党政権下では、アベノミクスなどの経済政策を通じて金融市場プラスの影響を与えたという事実がありますアベノミクスにより日銀金融緩和が行われ、株価資産市場の上昇を促進したため、金融資産保有する人々に恩恵があったことは多くの投資家体感しています

2. 投資機会の提供: 自民党政権時には、オリンピックなどの大きなイベント経済インパクトを与え、特定の分野に投資機会が生まれたこともあり、経済刺激策が投資家プラスに働いたと言えます

 

問題点矛盾

1. 一部の視点に偏った見解: この意見は主に投資家としての視点に基づいており、一般市民低所得者層視点が欠けています自民党政権経済政策は一部の富裕層資産家に利益をもたらした一方、所得格差が広がったり、社会保障費の削減が進んだりして、一般市民には必ずしも恩恵が届いていないという批判存在します。

2. 民主党政権時の評価の偏り: 民主党政権時(2009-2012年)は、リーマンショック東日本大震災などの外的要因により経済状況が厳しく、これを単純に政権責任とするのは偏った見方です。また、民主党政権時にも経済政策改善を試みましたが、それが十分な効果を発揮しなかっただけでなく、当時の世界経済状況も影響を与えていたことを考慮する必要があります

3. 汚職不正に対する軽視: 裏金不正行為に対して「どの政党もやる」とする考えは、政治的倫理問題を軽視していると批判される可能性があります。確かに政治家不正はどの政党にも起こり得ますが、政治的クリーンさは政策信頼性国民の支持を左右する重要な要素です。不正行為を軽く扱うことは、政治全体への信頼を損ねるリスクがあります

4. 他党の可能性を無視: この意見は「自民党以外の選択肢はあり得ない」としていますが、他党にも政策改善や新しい経済モデル提案しているところがあるため、その可能性を完全に無視するのは過度に一方的です。自民党以外の政党にも独自経済政策社会保障改善策を持つ政党があり、それを検討する価値があると言えます

 

結論

この意見は、金融資産を持つ個人としての経験や利害に基づくものであり、その部分においては妥当です。しかし、社会全体の視点を欠いており、民主党政権時の評価不正行為への対応単純化されている点が問題です。選挙においては、広範な視点から判断重要であるため、異なる視点を取り入れた議論必要です。

2024-10-18

anond:20241018165702

この意見はいくつかの論点が含まれており、その中に問題点矛盾が見られる点もあります。以下に具体的に指摘します。

1. 「未発展性」を求める旅行経済比較問題

問題点: 意見の中で、「日本人東南アジア旅行するのは未発展性を求めるため」と述べていますが、旅行目的がその国の経済水準を評価する基準とはならない点が問題です。観光客観光地や現地の文化、コストパフォーマンスなどの理由で訪れることが多く、それがその国の経済全体の発展度を表すものではありません。

矛盾点: 旅行者が「未発展性」を求めていると述べつつも、同時に東南アジア諸国の発展を認めています。これにより、評価基準が一貫していない印象を与えます

2. インフラ公衆衛生重要

• 適切な指摘: 意見の中で、日本インフラ公衆衛生教育レベルにおいて優れているとしていますが、これは一般的に正しい指摘です。日本は長い時間をかけてインフラ整備や社会保障制度を発展させてきたため、多くの市民がその恩恵を受けていると言えます

問題点: しかし、東南アジア諸国でも都市部ではインフラが急速に整備されているため、日本と比べて「汚さ」や「雑さ」といったイメージで一括りにするのは適切ではないかもしれません。特に国や地域によって発展度合いが大きく異なることを考慮すべきです。

3. 所得格差に関する視点

• 適切な指摘: 日本所得分布比較的なだらかであることを評価している点は、事実に基づいた意見です。アメリカなどに比べると、日本所得格差は小さいとされています

問題点: しかし、日本でも近年、非正規雇用の増加や地域間の経済格差が問題となっており、所得格差が拡大している現実があります。したがって、「極端なレベルではなく、なだらかだ」という認識現在日本実態完全に一致しているかどうかには疑問があります

4. 「お金で手に入るもの」と「お金で手に入らないもの」についての議論

• 適切な指摘: 日本社会システムインフラの整備度が高いことを指摘している点は、一般的評価されている通りです。教育医療など、多くのサービス比較安価に利用できることは、日本の豊かさの一因といえるでしょう。

問題点: ただし、東南アジア諸国経済成長に伴い、これらのサービスの質やアクセス可能性が急速に向上しています。この点を過小評価していると、日本の優位性を過大に評価することにつながるかもしれません。

5. 日本の豊かさの評価基準一貫性の欠如

矛盾点: 意見の中で、日本がなお豊かである理由として「お金で手に入らないもの」と「お金で手に入るもの」の両面から評価していますが、その基準が一貫していない点が問題です。どちらの基準を重視するのかが明確でないため、議論の焦点が散漫になる恐れがあります

総合評価

この意見は、日本の豊かさを評価する際にインフラ社会制度の整備度を重視している点や、日本東南アジア経済状況の違いについて一定の理解を示している点では有効な部分もありますしかし、東南アジア諸国の発展を過小評価している可能性や、日本国内の所得格差を軽視している点など、いくつかの問題点矛盾が含まれています。また、日本の豊かさの評価基準が明確でないため、議論において一貫性を欠いている点も改善余地があります

より客観的評価を行うためには、日本他国経済状況や生活水準に関するデータを基にした分析必要です。また、複数観点から比較を行うことで、よりバランスの取れた評価可能になるでしょう。

anond:20241018090939

立憲民主、というか、民主政権はヤバかった。

北方領土領有権すらロシア差し上げたハト派自民党安倍政権と異なり、沖縄における海兵隊基地普天間基地。当時グアム統合予定。ちなみに海兵隊米軍海外展開部隊なので日米安保条約とは無関係)すら取り返そうそしたタカ派鳩山政権

日本国領土外国に上げたくて仕方がない人から見るとあり得ない政権だったよね。

しかも、この件で鳩山政権は『正体不明アメリカ人コラムニスト』に『ルーピー』と呼ばれるいう大罪を犯した。

日本現在も)、ガボン現在も)、ジンバブエ(当時。2015年まで)の日本記者クラブメディアが主張していたように、本来

正体不明アメリカ人コラムニスト陛下万歳』と言って死んでいくのが日本男児の本懐。

これを邪魔した鳩山政権の罪は重かった。

もう一つの民主政権の罪は、子ども手当を拡充して日本出生率を大幅に引き上げてしまたこと。

これには「自分の老後には日本介護制度崩壊していてほしい。自分介護放棄され、糞尿まみれの中で何か月も上に苦しみながら孤独死したい。

というか、それ以外の死に方は絶対に拒絶したい」という人々の凄まじい怒りを招いた。

もちろん野党自民党は頑張って、子ども手当を半減させることで出生率の上昇幅を抑制し、『介護放棄され、糞尿まみれの中で何か月も上に苦しみながら孤独死したい』という多くの支持者の夢を壊さないように頑張ってくれた。

最後の一つは、日本GDPを大幅に増やしてしまたこと。10%も引き上げてしまった。ジニ係数所得格差を示す指標中学社会))も縮小したため国民所得水準はsらに上がった。

しかしこれは、「なるべく自分たちは貧しい生活をしたい。そのためにも大金持ちや政治家の人々にはとても贅沢な暮らしをしてほしい」という自民党支持者(年収1億円未満ぐらいの人々)の凄まじい怒りを買った。

もちろん、ここは自民党安倍政権が引き締めてくれた。今の日本人の可処分所得は、第二次安倍政権発足時の2割減、民主政権発足前とくらべても1割減になっている。

切望していた、「さらに貧しい暮らし」を手に入れることができて、自民党支持者たちは喜んでいるだろう。

そして彼らは思う。「二度と、民主党系の政治家政権を渡してはならない。日本人が豊かになってしまう。」」と。

2024-10-09

anond:20231021122637

今は日本人の上から2/3より韓国人の上から4/5の方が生活水準高い

何故なら韓国人の上から4/5は子供大学まで行かせることができる

日本人の2/3のギリギリあたりの層には無理

ちなみに大学学費は同程度だが、大学進学までの教育費は韓国の方が高い

韓国人可処分所得日本人の2~3割増

所得格差はほぼ同程度か、新しいデータほど日本の方が所得格差が若干大きい

2024-09-19

[] 政策決定の数理

抽象数理モデル

1. モデルセットアップ

(a) 消費者集合と効用関数

消費者集合:N = {1, 2, ..., n}

消費ベクトル:各消費者 i の消費ベクトルを X_i ∈ X_i ⊆ ℝ^(k_i) とする。

個人効用関数:U_i: X_i × G → ℝ

ここで、G は政府提供する公共財の集合である

個人効用自分の消費 X_i と政府支出使用用途 G に依存する。

 

(b) 政府政策変数

税収:T ∈ ℝ_+

国債発行額:B ∈ ℝ_+

政府支出の配分:G = (G_1, G_2, ..., G_m) ∈ G ⊆ ℝ_+^m

G_j は公共財またはプロジェクト j への支出である

政策空間:P = { (T, B, G) ∈ ℝ_+ × ℝ_+ × G }

 

(c) 政府予算制約

予算制約:

Σ_(j=1)^m G_j = T + B

政府総支出は税収と国債発行額の合計に等しい。

 

(d) 消費者予算制約

可処分所得消費者 i の可処分所得 Y_i は、所得税 t_i によって決まる。

Y_i = Y_i^0 - t_i

Y_i^0 は消費者 i の総所得である

税制考慮:総税収 T は個々の所得税の合計である

T = Σ_(i=1)^n t_i

消費者予算制約:

p_i · X_i ≤ Y_i

p_i は消費財価格ベクトルである

2. 力学系の2つのステップ

(a) ステップ1:政府の決定

目的政府社会的厚生 W を最大化するために、以下の政策変数を決定する。

個人別の税負担 { t_i }

国債発行額 B

政府支出の配分 G = (G_1, G_2, ..., G_m)

制約:

政府予算制約。

税制に関する法律規制

 

(b) ステップ2:消費者の消費行動

消費者最適化政府政策 (t_i, G) を所与として、各消費者 i は効用を最大化する。

最大化 U_i(X_i, G)

X_i ∈ X_i

制約条件:p_i · X_i ≤ Y_i

結果:各消費者の最適な消費選択 X_i*(G) が決定される。

3. 社会的厚生関数

社会的厚生関数:W: ℝ^n → ℝ

W(U_1, U_2, ..., U_n) は個々の効用社会的厚生に集約する。

合成関数

W(U_1(X_1*(G)), ..., U_n(X_n*(G)))

これは政府政策 G と { t_i } の関数となる。

4. 政府最適化問題の定式化

政府は以下の最適化問題を解く。

最大化 W(U_1(X_1*(G)), ..., U_n(X_n*(G)))

{ t_i }, B, G

制約条件:

Σ_(j=1)^m G_j = Σ_(i=1)^n t_i + B

t_i ≥ 0 ∀i, B ≥ 0, G_j ≥ 0 ∀j

X_i*(G) = arg max { U_i(X_i, G) | p_i · X_i ≤ Y_i } ∀i

X_i ∈ X_i

5. 数学的解析

(a) 政府消費者相互作用

政府役割公共財の配分 G と税制 { t_i } を決定する。

消費者の反応:消費者政府の決定を受けて、最適な消費 X_i*(G) を選択する。

 

(b) 力学系の特徴

スタックルベルゲーム政府リーダー)と消費者フォロワー)の間の戦略的相互作用

最適反応関数消費者の最適な消費行動は政府政策依存する。

 

(c) 一階条件の導出

ラグランジュ関数

L = W(U_1(X_1*), ..., U_n(X_n*)) - λ ( Σ_(j=1)^m G_j - Σ_(i=1)^n t_i - B ) - Σ_(i=1)^n μ_i (p_i · X_i* - Y_i)

微分政策変数 t_i, B, G_j に関する一階条件を計算する。

チェーンルール消費者の最適反応 X_i* が G に依存するため、微分時に考慮する。

6. 公共財使用用途モデル

(a) 公共財の種類

公共財ベクトル:G = (G_1, G_2, ..., G_m)

例えば、教育 G_edu、医療 G_health、インフラ G_infra など。

 

(b) 消費者効用への影響

効用関数への組み込み

U_i(X_i, G) = U_i(X_i, G_1, G_2, ..., G_m)

公共財 G_j が個人効用にどのように影響するかをモデル化。

 

(c) 政府支出の配分の最適化

目的公共財の配分 G を最適化し、社会的厚生を最大化。

制約:政府予算制約内で配分を決定。

7. 政府政策選択解釈

(a) 税制設計

所得税の設定:各消費者所得税 t_i を調整。

再分配政策所得格差を是正するための税制設計

 

(b) 国債発行の役割

将来への影響:国債発行は将来の税負担に影響するため、長期的な視点必要

制約:債務の持続可能性に関する制約をモデルに組み込むことも可能

 

(c) 公共財の最適配分

効率性と公平性公共財の配分が効用に与える影響を考慮

優先順位の決定:社会的厚生を最大化するための公共財への投資配分。

8. 力学系としてのモデル

(a) ステップ1:政府最適化

政府の決定問題消費者の反応を予測しつつ、最適な { t_i }, B, G を決定。

情報の非対称性消費者の選好や行動に関する情報を完全に知っていると仮定

 

(b) ステップ2:消費者最適化

消費者の行動:政府政策所与として、効用最大化問題を解く。

結果のフィードバック消費者選択社会的厚生に影響し、それが政府の次の政策決定に反映される可能性。

9. 結論

(a) モデルの意義

包括的政策分析政府税制国債発行、公共財使用用途統合的にモデル化。

力学系アプローチ政府消費者相互作用を動的に考察

 

(b) 政策提言への応用

最適な税制支出配分:社会的厚生を最大化するための政策設計の指針。

財政の持続可能性:国債発行と将来の税負担バランス考慮

 

(c) 抽象化のメリット

一般性の確保:特定経済状況やパラメータ依存しないモデル

理論洞察政府役割政策効果に関する深い理解を促進。

 

政府は、税制 { t_i }、国債発行額 B、そして公共財の配分 G を戦略的に決定することで、消費者効用 U_i を最大化し、社会的厚生 W を高めることができる。

このモデルでは、政府政策決定と消費者の消費行動という2つのステップ力学系考慮し、公共財使用用途も組み込んでいる。

2024-09-04

anond:20240904163148

それは変な議論

だってカリフォルニア女性割引料金が違法になったのはかなり前の出来事で、その時代にはカリフォルニアでも男女の所得格差はかなりあった。それでも、女性割引料金というものを認めれば、男性女性待遇を変えてもいいという悪しき規範を形作ることになってしまう、それは社会的によくないとして女性割引料金が違法になったんだ。あれは経済的事由というよりは観念的なものドライブされてるんだよ。なおカリフォルニアで売られている生命保険は男女で保険料が違ったりするなど、何でもかんでも同一料金というものでもない。

2024-06-06

少子化対策優先順位非婚対策 経済対策 晩婚化対策の順

言いたいことをまとめると

さらに言うと

以下本文(別に読まなくて良い)

前段

こんな増田があった。

anond:20240605091903

つぶやき的な増田だけど、素朴に基礎知識を持っている人の感想というところであろう。

しかし、それに対しての反応に、未だに基礎知識がなく印象論だけで話をしている人が多く居るという事を見かたので、改めて書いてみる。

この他にも、元々東京都婚活アプリを整備すると言う話 [注5] に対しても微妙意見があるので整理してみる。

ちなみに前書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20231208002645

の切り口を変えたバージョンなので一部流用してます

子育て対策少子化対策としては非合理的優先順位は低い

子育て支援のほうが合理的、そんな意見があるが、それは間違っている。何故かと言うと、少子化の主因を捉えていないから。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば、夫婦が設ける子どもの数は横這いで、結果として表れる合計特殊出生率の変化のグラフとは重ならないが、婚姻率のグラフは綺麗に重なることがわかるだろう。一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」と言うのは枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

少なくとも「対策合理性」という観点から検討すると合理的とは言いがたい。

ただ、この点についても重要視点がある為、あとで少し書いてみる。どちらにしても少子化支援解決は難しい。

このように、結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するに夫婦の子もの数を増やすには、最も合理的手段は晩婚化対策であるだと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理であるとも言える。ただ、やるべきではあるのだが、これは子育て支援方面ではない。

もちろん、

ただし

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

非婚対策に何が重要

まず基礎的な事実確認から

と言うことになる。

この施策を真っ向からストレートに捉えると、出会いを作って結婚してもらうと言う事になるだろう。色々な所が取り組んでいる。それを東京都がやるのが東京都が行う管掌のマッチングアプリという事になるだろう。

ここで「合理的か」という観点から見るとき考えなければならないのが、この施策にかかるリソースだが、東京都がこの婚姻支援に入れる予算は、たったの3億円である。(注5)

福祉予算としては圧倒的に低く、はっきりと東京都レベルでは誤差の範囲予算だ。例えば、都庁プロジェクションマッピングの半額以下である

予算が低いことが問題ではない。むしろ合理性」という観点では低い予算で高い効果が上がる可能性が高いと言うことだ。3億円では都心100人規模の保育所運営費にも満たないと思われる。

色々な資料を読んでいると、非婚化・晩婚化による少子化1990年代から既に言われていることで(注1) この程度の予算でできる事をなぜやってこなかったのか、とどうしても思ってしまうが、過去の事は仕方が無い。

これからでもよいのでやるべきだ。

晩婚化対策に何が必要

さて、優先順位の3番目にきている「晩婚化対策」についても触れたいと思う。

晩婚化対策が何故必要かは、既に述べた理由の再掲にはなるのだが、まとめると

また、

さて、晩婚化対策とはなんだろうか?これは2つ考えられ

  • 晩婚化しないように若いうちに結婚するよう推奨する施策
  • 晩婚化は仕方が無いと受け入れ、晩婚化による弊害を軽減する施策

の二つがある。

政策的にやりやすいのは明らかに後者である。1は大事だが、これは政治的タブーであるし、現実問題出来るのかという事がついて回る。

一方で後者はやりやすい。と言うのは、いずれの統計でも、いずれの時代にも「結婚したい」と考える独身者の率は年齢が上がるほど延びて、一定を超えると諦めて減ると言うカーブを取るからである

ただしこれは子育て支援とは切り口が異なる。政策的には子育て支援に含められている場合も多いが「不妊治療公的扶助の拡充」などがそれにあたる。

子育て支援と異なるのは何かと言うと、保育所支援学費無料化などは「既に生んだ後」の支援である。実はこれが少子化対策には効果が薄く非合理的だと言われる。

直接的に生みたいが生めないと言う人々を支援することが有効なのだが、何故か少子化対策に対してこちらの方が手薄になっている。

少子化対策予算などいくらでも出せるのだから全部やればいいと思うのだが。

おこなわれないのは、属性の人々はあまり政治層に声を上げないし、代弁して声を上げるような社会団体が無いからだと思われる。

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。

今回の件も、例えば朝日新聞報道( 注5) にも「行政がやる事か?」「結婚しろという圧力になる」と言った的外れコメントが、有識者枠で掲載される有様だ。有識者と言いながら単なる社会活動家ポジショントークに過ぎないのだが、ほぼ例外なく誰もが当事者であるから出てきてしまうのであろう。

これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

少なくともこの現実直視し、正しい基礎知識を持った上で、婚姻支援合理的ではないなどいった誤った考えを早く正すべきだと考える。また政治活動家ロビー活動をする時も、この論法を使うことは控えてほしい。もっと他に手頃なスケープゴートがあるだろう。

冷静に考えてほしい。東京都だけで2兆円ちかい子育て関連予算に対して、3億円の施策が何だというのか? そして誰も「子育て支援を削って非婚対策しろ」なんて考えで施策を行ってないのである

少子化対策は非常に重要問題で、主要な政治家はみな積極的に取り組んでいる状態だ。子育て支援婚姻支援トレードオフ関係にある訳がないから、必要なら両方やれば良いのだ。

正しい知識をもって行動してほしい。

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

おまけ:よくある誤解とその解説

入らなかったので別エントリ

https://anond.hatelabo.jp/20240606122811

少子化対策優先順位非婚対策 経済対策 晩婚化対策の順

言いたいことをまとめると

さらに言うと

以下本文(別に読まなくて良い)

前段

こんな増田があった。

anond:20240605091903

つぶやき的な増田だけど、素朴に基礎知識を持っている人の感想というところであろう。

しかし、それに対しての反応に、未だに基礎知識がなく印象論だけで話をしている人が多く居るという事を見かたので、改めて書いてみる。

この他にも、元々東京都婚活アプリを整備すると言う話 [注5] に対しても微妙意見があるので整理してみる。

ちなみに前書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20231208002645

の切り口を変えたバージョンなので一部流用してます

子育て対策少子化対策としては非合理的優先順位は低い

子育て支援のほうが合理的、そんな意見があるが、それは間違っている。何故かと言うと、少子化の主因を捉えていないから。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば、夫婦が設ける子どもの数は横這いで、結果として表れる合計特殊出生率の変化のグラフとは重ならないが、婚姻率のグラフは綺麗に重なることがわかるだろう。一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」と言うのは枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

少なくとも「対策合理性」という観点から検討すると合理的とは言いがたい。

ただ、この点についても重要視点がある為、あとで少し書いてみる。どちらにしても少子化支援解決は難しい。

このように、結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するに夫婦の子もの数を増やすには、最も合理的手段は晩婚化対策であるだと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理であるとも言える。ただ、やるべきではあるのだが、これは子育て支援方面ではない。

もちろん、

ただし

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

非婚対策に何が重要

まず基礎的な事実確認から

と言うことになる。

この施策を真っ向からストレートに捉えると、出会いを作って結婚してもらうと言う事になるだろう。色々な所が取り組んでいる。それを東京都がやるのが東京都が行う管掌のマッチングアプリという事になるだろう。

ここで「合理的か」という観点から見るとき考えなければならないのが、この施策にかかるリソースだが、東京都がこの婚姻支援に入れる予算は、たったの3億円である。(注5)

福祉予算としては圧倒的に低く、はっきりと東京都レベルでは誤差の範囲予算だ。例えば、都庁プロジェクションマッピングの半額以下である

予算が低いことが問題ではない。むしろ合理性」という観点では低い予算で高い効果が上がる可能性が高いと言うことだ。3億円では都心100人規模の保育所運営費にも満たないと思われる。

色々な資料を読んでいると、非婚化・晩婚化による少子化1990年代から既に言われていることで(注1) この程度の予算でできる事をなぜやってこなかったのか、とどうしても思ってしまうが、過去の事は仕方が無い。

これからでもよいのでやるべきだ。

晩婚化対策に何が必要

さて、優先順位の3番目にきている「晩婚化対策」についても触れたいと思う。

晩婚化対策が何故必要かは、既に述べた理由の再掲にはなるのだが、まとめると

また、

さて、晩婚化対策とはなんだろうか?これは2つ考えられ

  • 晩婚化しないように若いうちに結婚するよう推奨する施策
  • 晩婚化は仕方が無いと受け入れ、晩婚化による弊害を軽減する施策

の二つがある。

政策的にやりやすいのは明らかに後者である。1は大事だが、これは政治的タブーであるし、現実問題出来るのかという事がついて回る。

一方で後者はやりやすい。と言うのは、いずれの統計でも、いずれの時代にも「結婚したい」と考える独身者の率は年齢が上がるほど延びて、一定を超えると諦めて減ると言うカーブを取るからである

ただしこれは子育て支援とは切り口が異なる。政策的には子育て支援に含められている場合も多いが「不妊治療公的扶助の拡充」などがそれにあたる。

子育て支援と異なるのは何かと言うと、保育所支援学費無料化などは「既に生んだ後」の支援である。実はこれが少子化対策には効果が薄く非合理的だと言われる。

直接的に生みたいが生めないと言う人々を支援することが有効なのだが、何故か少子化対策に対してこちらの方が手薄になっている。

少子化対策予算などいくらでも出せるのだから全部やればいいと思うのだが。

おこなわれないのは、属性の人々はあまり政治層に声を上げないし、代弁して声を上げるような社会団体が無いからだと思われる。

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。

今回の件も、例えば朝日新聞報道( 注5) にも「行政がやる事か?」「結婚しろという圧力になる」と言った的外れコメントが、有識者枠で掲載される有様だ。有識者と言いながら単なる社会活動家ポジショントークに過ぎないのだが、ほぼ例外なく誰もが当事者であるから出てきてしまうのであろう。

これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

少なくともこの現実直視し、正しい基礎知識を持った上で、婚姻支援合理的ではないなどいった誤った考えを早く正すべきだと考える。また政治活動家ロビー活動をする時も、この論法を使うことは控えてほしい。もっと他に手頃なスケープゴートがあるだろう。

冷静に考えてほしい。東京都だけで2兆円ちかい子育て関連予算に対して、3億円の施策が何だというのか? そして誰も「子育て支援を削って非婚対策しろ」なんて考えで施策を行ってないのである

少子化対策は非常に重要問題で、主要な政治家はみな積極的に取り組んでいる状態だ。子育て支援婚姻支援トレードオフ関係にある訳がないから、必要なら両方やれば良いのだ。

正しい知識をもって行動してほしい。

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

おまけ:よくある誤解とその解説

子育てができない→子育てする金がないか結婚しないのであって、既に金がある奴を支援しろ

今までの話を読んできてもらった人には、完全に誤った議論であることはわかっていただけると思うのだけれど、どうしてもこう言う事を言う人がいる。

ただ、一点だけ「既に金がある奴を支援するべき」はその通りで、そのための施策マッチングサービス非婚対策なのである

統計で見ると、結婚しない・出来ない理由は、トップが「出会いがない」で次いで「経済理由である

経済理由出会いが無いはほぼ同率なので、両方に手当てをする必要がある。

そして未婚男性で最も多いのは年収500万円以上なので、経済だけを協調して、マッチングサービスなど出会いを作る施策を非合理的だとする理由はない。

両方やれば良いし「合理性」で考えるならば、マッチングサービスなどの単純な婚活支援最初に来るだろう。

参考: ttps://president.jp/articles/-/63789 婚活市場では"高望み"の部類だが…「年収500万円以上の未婚男性」が最も余っている皮肉理由

引用

涯未婚率対象年齢である45~54歳男女の未婚人口年収別にみると、未婚男性もっと人口が多いのは500万円以上の年収層になります(2007~2017年10年推移)。これは2007年も同様で、比率にしてしまうと小さくなるのですが、実数としては「婚活女性高望みといわれてしま年収500万円以上の未婚男性」がもっとも余っている


婚姻が下がっているか少子化しているのではない、少子化しているか婚姻率が下がっているのだ

まり相関であって因果ではないと言いたいらしい。

わずかにそう言った傾向はあるかも知れないが、基本的には誤り。根拠としては、結婚する理由に「子どもが欲しいから」と答える人が減っているという事を上げることが多いが、子どもが欲しいからと上げていた Permalink | 記事への反応(0) | 12:26

2024-06-04

anond:20240604205657

ぶっちゃけこれ男女の所得格差問題なんじゃね? 所得ノーマライズすると男の方が高い傾向があるから学校を出て社会マッチングすると少し上の階級マッチするっていう

2024-06-03

一見さんお断り」はオーバーツーリズム対策

お客様神様ではない。

大切なお客様不快気持ちにならないように、店という場を乱す客は積極的排除する。そうやって店の雰囲気、居心地を確立していくのも店側の使命のひとつだ。つまり客の選別は店の仕事

紹介客以外を店に入れないのは、お高くとまっているわけでも差別したいわけでもなく、リーズナブルで(少し店がラクな)客の選別方だ。

 

観光客が増えて、住民との摩擦も起こっている。

円安外国人観光客から外貨獲得は必要だが、このままでは限界が来てしまう。

外国人観光客も「筋のいい」お客様だけを入国させ、それ以外は排除しよう。

 

この場合、「筋がいい」というのは端的に「金払いがいい」ということだ。

飲食観覧サービス、すべての料金を1,000倍にしよう。

所得格差の大きくなる世界、最も金をもっている層だけを招いて、その人たちに1,000人分の消費をさせる。

単純に客の数は1/1,000になる。外国人観光客ストレスなく観光を楽しめ、さらプレミアム感、選民感を味わえる。

目利きの客の目にかなう観光サービス飲食店のみが生き残り、観光地としての質も上がる。

 

日本人観光客ポイント還元などのシステムを設けて、従来(1/1,000)の料金にしてもいい。

名目は「生涯教育支援」など、なんでもいいだろう(観光地に歴史美術を学びに来ている学生に対する学割イメージ)。

 

客を選び、観光地としての敷居を上げて、さらに儲ける。

この考え方が重要だと私は思う。

2024-03-31

anond:20240330141247

日本の500~1000万くらいの所得格差の違いなんて、嫁用のセカンドカーがあるか、軽か、普通車か程度の差しかねぇだろ。あとは月に何回外食いけるか長期休暇に旅行できるかとかそんな程度だ。だから富裕層以外の大多数が自分生活の厳しい中流意識に属してると思ってるし、常に不平不満を抱えて経済を回さな起業もしない子供も増やさな

2024-03-08

共同親権」で日本問題がほぼ解決する件

離婚後も父母が子育てを行うため、同居親やその再婚相手による虐待ネグレクトを防ぐことができる。


ひとり親家庭貧困率は5割とされているが、収入の低い母親単独親権から、父母共同親権になると貧困率が大幅に低下する。


ひとり親家庭支援社会保障費(児童扶養手当生活保護等)も削減することができて社会全体の負担が軽くなる。


・妻による実子連れ去りや、離婚後に貧困化することを恐れて結婚忌避する男女が減る→婚姻率上昇

・男女の所得格差是正子育て責任負担分散

・片親で育つ子どもが減って子ども健全に育つ

国連勧告された実子誘拐やこどもの権利侵害する法制度を改善国際的日本評価改善する

自殺率の低下

2024-01-02

anond:20210406094750

かに女性上昇婚指向があるが、それは所得的な部分のみであって、容姿や年齢に関しては男性の方が容姿が劣っていて年齢が高いことが多いはず。つまり男性容姿や年齢に関しては広い意味では上昇婚をしているはずだ。

これ女性側が所得格差とか社会的地位格差とかを持ち出してくるから、その原因として所得上方婚によって女性家事育児役割固定化されていることを指摘されてるだけなので、容姿や年齢は関係ないぞ

それが良いとか悪いとかじゃなくて、問題に対する原因の話をしてるので、「でもお前らもそうだよね」はマジで何のカウンターにもなっていない

所得下方婚を受け入れたくないなら、初めからそれに伴って生じる格差も受け入れて不満垂れなければ良いのに

2023-12-08

大学無償化少子化対策にならない理由 少子化対策は別枠でやれ

多産の家庭は大学無償化、と言うアイデアが「少子化対策」として出てきたが、

https://digital.asahi.com/articles/ASRD67KLKRD6UTFL011.html

これは

といえるので、最低でももう少し工夫をしてくれという話をする。

既婚世帯・既に子がいる世帯への支援少子化対策として有効ではない

簡単に言えば、少子化の主因を捉えていないから、少子化対策にならない。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」という抗弁は枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するにまともに取り組むなら晩婚化の対策必要だと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理だと思われる。

もちろん、ミクロ金銭理由子どもをもうけない理由に挙げている人がいるかぎり、それをフォローする事は重要ではある。また経済対策として子育て支援効率が良い施策なのでやるべきではあるのだが、これを有効少子化対策として捉えられてしまっても困る。

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

格差を広げる対策であるため、このままでは非婚化を推進し逆効果になる

まず、前提の事実を並べる

最新の統計コロナ禍の影響があるとは言え、再配分が間に合っていない状況である

その中で、最近所得制限なしに給付を行うのがはやり始めている。高所得者層にはそれほど大きな金額はいのかもしれないが、負担率という形でみると低所得者層ほどインパクトが大きいので、所得制限無しの上に、低所得者層給付対象者が少ない助成金などをやったりすると、一気に格差が広がる。

まり、言い方はあるにせよ

と言う事で、現在の状況をより補強し、子育て支援本質的少子化対策としては問題が多い。

特定行為に対する個人への補助は、実質的大学への補助金として作用し、経済対策としても筋が悪い

特定の部分をターゲットにして単純に補助金を作ると、産業補助金に対して最適化するので、全体として金額が上がって非効率になる。例えば、ネットで買うと5000円、地元で買うと8000円だが、1/2補助の地域振興券がつくので地元で買う、と言うような現象だ。この構造から一見すると消費者に対する補助の様に見えるが、実際には店側の方への補助金としての性質が強い。

また、最近問題になっているのが、出産一時金である出産一時金をはじめとして、出産に関する各種の補助は強化されて金額が増えているが、結果どうなったかと言うと、病院がそれに合わせて、出産費用を値上げをした。出産に関わる費用が上昇しているのである

妊娠出産自由診療であり、病院自由価格設定ができるためだ。結局、出産する人たちへの負担軽減には効果限定的であるというばかりか、効果の怪しい代替治療のような者まで出ている。これを受けて政府は、出産保険診療のように、標準報酬のようなものを定めようとしている。

これらから、何も考えずに補助を作ると、大学にも同じ現象が発生する。授業料分は補助が出るだろうが、全体としては助成金を充てにして値上げが行われるだろう。結果、補助の大部分は大学への補助として作用し、実際に支援したい子育て世帯への恩恵わずかになる。

ではどうするかというと、補助をする対象個人では無く、大学に支払うようにするべきだということだ。何故かと言うと、個人給付するとき個人に条件を付けるのは難しいが、大学に条件を付けることは容易だからである

例えば、便乗値上げをしない事、上限金額を決めた上で「追加で対象学生から授業料徴収しないこと」といったはどめをかけて、条件に合致する大学にだけ対応させるといった処置である

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

ばらまきはある程度民主主義コストであるので、人気取りで分かりやす施策をやろうとするのは、まぁ仕方が無いと思う。

ただ、それで「やった感」だけを醸し出して、あるいは、有限の予算の中で優先度を間違えて支出された予算になってしまって、本質的対策が行われないがまずい。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

2023-10-30

最低賃金が1113円なのに、年収300万円低賃金扱いの不思議

これさぁ、当たり前のように年収300万円は低収入って事にされているけれど

なんでそういう共通認識が出来ているんだろつ

一番高い東京都ですら最低賃金は1113円で、1日8時間20日働いたとして年収は213万円9960にしかならないんだけど…

東京都でこれだから他の地域は当然もっと低くなるし。

年収300万円って何処から出てきた数字なの?

twitterフェミニストの人が言ってたけど、最低賃金は女用の最低賃金であって男は当たり前のように3000円4000円もらえるってほんとなの?

から男にとっては年収300万円は低いんだ?

男女でこれだけ所得格差があるのに、ちょっとでも女性男性収入を求めたら上昇婚思考高望みがと、女叩きに走るのはおかしすぎない?

年収300万円男性の63%が子どもを持たずに生涯を終える」交際への興味、性経験がない人の衝撃データ 未婚率の上昇は"若者恋愛離れ"が原因ではない

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/president.jp/articles/-/75126

2023-10-23

記号攻撃することのバカバカしさ

簡単記号原色の色使いを攻撃するのがバカバカしい

同様に簡単記号意味に過剰に文脈を読み込んで批評する評論バカバカしい

(というか、そういう評論文脈の通じる者同士でのすごく狭い領域を前提に限られた界隈で読むためのもので、その領域を外れたとこまでフォローしてない)

記号って「大まかにまとめる」ために使うので、そもそもかい差異無視して使う前提で使うようになってる

まり多様性配慮するという考え方とそもそも正反対の使い方を想定してる

ひらがな50字は50字で森羅万象の音を表現するという無茶な簡略化をしてるが、「そういう使い方をする」という了解がないと使えない

現代では専門性が深まりすぎたのと、情報拡散が容易になりすぎた結果、

使われた記号文脈を使われたそのタイミング解説聞きながら視聴するようなスタイルが出来てしまったけど(ウマ娘ガルパンニコ動解説のような)

それに乗じて読解の正当性を万人が主張しあってたら、記号本来の使い方(簡単にまとめて、簡単に伝える)が機能しなくなる

というか、もう既に、そういう機能不全を意識して狙ってやってるやつがい

みんな、頭が良くなり過ぎだと思う。もう少し無頓着バカでいい

ハッキリ言って性差問題になるのは結局は所得格差なんだから社会主義的と言われようが金の再分配だけやってれば解決する話が大半である

意識高い系って、金の分配の話から目を逸らしたくて、マイノリティとか性差とか歴史とか言ってるだけだろ

実際は金で解決するのが一番簡単もっと記号的で色がつかなくて配りやすいのが金だから)なのに、金の話をしたくないせいで、どんどんややこしくなっている

バカバカしい以外に言いようがない

2023-10-19

anond:20231019190259

守らないにせよ「適切な所得再分配をして社会経済自体健全に回す(衰退させない)」というのが戦後日本の「勝ち組」とやらの矜持だった。戦前、今より酷い所得格差貧困層搾取しまくった結果、彼らがファシズムに走って太平洋戦争敗戦、という破綻を迎えたわけなので。

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