はてなキーワード: 専門性とは
承前 : Part-7 https://anond.hatelabo.jp/20201014091325
次回 : Part-9 https://anond.hatelabo.jp/20201101061517
前回までで収入の構成要素については大体解説を終えた。細かいところまで含めればESPPだとかRoth IRAだとかまだあるが、大した違いにはならない。今回はその収入源となるサラリーやRSU、ボーナスを入社時あるいは入社後に交渉する段において、やるべきこと(DOs)、やってはいけないこと(DONTs)を解説する。最初に言っておくが、今回のトピックはオファーを受けた後の交渉だ。オファーを受けるための準備や面接心得などについては扱わない。
これは交渉以前の常識だ。応募者の交渉はRecruiterとHiring Managerが二人三脚で行う。
会社や部門、応募者のランク等々によって、この両者の関わり方は動的に変わる。
一般的には低ランクの応募者の場合ではRecruiterの裁量が大きく、高ランクの場合では逆だ。
自分が聞き及んだ、そもそもレベル換算すら不可能な大物のhire時などはRecruiterがまったく絡まなかった。面接さえ行われなかった。VP達が低姿勢でselling modeの会話をするのを面接と呼ぶのでなければ。Blank checkが送られたという噂もあったが、流石に誇張だろう。
彼ら彼女らは大抵技術的素養も特定のチームとの関連も無く、最終的な決定権を持つことはほぼない。専任の仲介役である。
しかし、仲介役を侮るなかれ。Recruiterが交渉の主導権を握ることもある。Recruiterが頑迷に給与交渉を無視すれば応募者はなす術もないし、こんな奴へのオファーはrescindしろと言えばhiring managerも大抵心を変える。Hiring managerの中には、交渉をRecruiterに丸投げする者もいる。Hiring managerとは違い、特定のチームの事情を勘案しない代わりに会社全体の利益を代弁するのでlow-ballオファーから始めてくる者もいる。まさにペーターの危惧したとおりだ。
それでも、Recruiterが出来ることには大きな制限がある。最終的にはHiring managerあるいはその上のVP等からの承認が必要となる。
大抵、彼ら彼女らは入社後、応募者の上司となる。非常に重要な交渉相手だ。
但し、会社によってはhiring managerと入社後のチームに関りがないこともある。L3/L4などのspecializedでない段階の入社、あとはfacebookなど入社後にbootcampで配属先を決める方式の所だ。しかし、Facebookでさえも近年、高ランクの技術者とくにinfra側ではheadcountをpreallocateする場合が多い。専門性を買って高ランク応募者を雇ったのに、入社後に目的のチームが定員過多で入れなければ宝の持ち腐れだ。
さて、hiring managerもランクによって出来ることと出来ないことがある。応募者のランクによって定められたバンド幅を超過するような変更は大抵VP以上でなければ出来ない。そのほか、特例となるような変更は大抵VPからの承認が必要になるので、下のランクのhiring managerは大抵考慮すらしないだろう。
先述のバンド幅超過の例など、採用側からすれば馬鹿らしい手間でしかない。そもそも(ほぼ)不可能なのだ。
また、一旦ランクが決まった後のランク上昇交渉も多くは不可能である。
例えばL6 loopの面接を受け、オファーをもらったとしよう。これに対してL7にup-levelしろなどというのは全く不可能な要求だ。L6とL7では面接内容からして違うので、最初からやり直しでもしなければどうしようもない。但し、低ランクの場合は会社によってオファー後のup-levelもある。
こういった理不尽な要求をし続ければ採用側は諦めて他の応募者に行く。
verbalオファーは無かったことにされ、オファーレターさえrescindされることもある。
例えrescindされなかったとしても、入社してどんな顔をしてその上司と働き続けるというのか。
オファーをもらったら、或いはその以前から、そのランクのバンド幅を調べると交渉がうまく行きやすい。
levels.fyi等で調べることもできるし、recruiterに聞けば教えてくれる場合も多い。
もしもバンド幅の下限でのオファーであれば交渉をしない理由がない。オファーを出す側からしても、そんなオファーで応募者が交渉をせずにacceptしたらgood for meだ。自分はそういったオファーはunethicalだし長期的にその社員の意欲を削ぐと思っているが、残念ながら多々ある。
オファーが一つしかなければ交渉は非常に難しくなる。採用側にオファーを変更する動機が薄い。
そのため、交渉で最も重要なのは複数のオファーを得ることだ。すべてのオファーが魅力的である必要はない。とにかく複数あることが重要である。それらのオファーが競合他社からのものであればなおよい。当然、現在勤めている会社からのcounterも含まれる。
しかし、この条件を満たすためには数社で面接し、かつオファーがほぼ同時期に出される必要がある。
多くの会社ではオファーは2週間以内にexpireする。業界によっては極端に早い、いわゆるexploding offer(2-3 days等)もあるそうだが、シリコンバレーの上場IT企業では寡聞である。会社の評判に影響する。
もしもオファーが同時期に出されなければ、先にオファーを出した会社に延長交渉をしなければならない。
応募者がどれだけ求められているかによって、この交渉も難しい時がある。採用側としてもheadcountの制約がある以上、他に行きそうな応募者へのオファーをずっと延長し続けたくはない。応募者が口で言う通り自社のオファーにexcitedなら何故他の会社のオファーを待っているのか、と。応募者の中には苦しい言い訳を並べ立てるものもいる。
ある例では「両親と相談しなければならないので」と言う。2週間で相談できない両親は一体どこにいるのだ。大体、子供の就職に親が本当に決定権をもっているのか?ちなみにこれを言った応募者は延長後に貰った他会社のオファーを受けた。
こういった苦しい交渉を避けるためにも、面接時期を大体合わせてオファーのETAを調節することをお勧めする。
ちなみに、今まで見た中でもっとも効果的なオファー延長理由はtwo-body problemであった。つまり配偶者やsignificant otherも同時期に職探しをしている。住む場所を合わせなければならないので、そちらの進展を待つ必要がある、と。採用側からすればぐうの音も出ない。進展の詮索すらできない。しかし、卒業時や移住時などにしか使えない理由だ。
RSUをあと1000株寄越せというにしても、その数字がどこから来ているのか説明できなければ響かない。採用側がどうしてもその応募者が欲しい状況でなければ、単に現在のオファーの数字が如何に適正なのか繰り返すだけだろう。
それに対し、応募者側から数字の明確な説明があれば採用側がdecision makerとなって悩むことになる。Turn the tables! また、hiring managerがその上を説得する材料となる。
例えば、「X社のオファーのTCに合わせるため」、「Y社のRSU Refresher方式との違いを考慮し、同額になるためのRSU量」などは説得力が高い。「バンド幅のmedian」も成功例だった。
まだまだ書きたいことはあるが、長くなってきたのでここで切り上げる。
さて、大体の要素は網羅したのであと1,2回でこのシリーズを終わらせる予定だ。
後は何を書こうかと思って今までの回のブクマ数を見てみると:
なんということだ、前途有望な若者が調子に乗って痛い目を見る話の方が受けが良いのだ。
やはり人間は糞である。古今東西Reproducible。そんな増田住人のため、次回は皆が不幸になる胸糞の悪い話をする。路頭🙏おじさんも大満足だろう。
———
いわゆる「プログラマに向いてないタイプ」かつコーチャブルじゃないタイプだと思うんだけど、応援してるし自律的にスキルを伸ばせるようになって欲しいと思ってる。プログラミングスクールは、居住地的にキツイのと、雰囲気に呑まれて養分にされて終わりそうなので避けたい。
稀にネット上で見る成功体験(未経験からGAFA入りました的な)からかけ離れ過ぎてて、途方に暮れている。
どうしたらいいんだろ
——
とても参考になりました。皆さんありがとう。
Matzことまつもとゆきひろといえばプログラミング言語Rubyの作者なのだが、技術的にはともかく政治的にはツイッターを見ていてとてもつらい。
高度なスキルを持つと自負し、高い裁量が欲しい私のような労働者を野党が目の敵にしてることはよく分かった。実に残念だ。— Yukihiro Matsumoto (@yukihiro_matz) March 1, 2018
「定額働かせ放題」とも呼ばれ、専門性も裁量性も低い業種への拡大が懸念される「高度プロフェッショナル制度」について、問題点を理解せず反対する野党を揶揄。
軽減税率といい、改元といい、サマータイムといい、IT 業界を苦しめたいか、生産性を高めるのを阻害したい勢力が政治をコントロールしている陰謀論を信じたくなるな。— Yukihiro Matsumoto (@yukihiro_matz) August 18, 2018
陰謀論に頼らなくとも、そのような勢力が自民党なのだが、なぜか自民党の批判には至らない不思議なツイート。
アベガーが「おい... 待てよ... 本当やめちゃうのかよ...」みたいな事を言い出すB級ドラマが見たい。— mattn (@mattn_jp) August 28, 2020
安倍晋三が辞任することで批判の対象がなくなって困るだろうと想像上の批判者を揶揄。
高ければ「無駄遣い」。安ければ「業界いじめ」。非公表にすれば「隠蔽」。段取りを踏めば「遅い」。この界隈の方の仕事は無限に生まれるから羨ましい。当初の単価400円(送料込)を半分近く削減しても素直に調達努力とは言えず疑惑(=ライターの仕事)にする根性には恐れ入る。https://t.co/NCYvtCN19o— 永山久徳 (@h_nagayama) September 28, 2020
9条信者は今すぐ中東行って仲裁して来いと憤る方々、ちょっと待って欲しい。アゼルバイジャンは日本同様「国際紛争を解決する手段としての戦争放棄」が憲法に折り込み済みなのである(— 我慢@体力練成中 (@g_a_man2) September 29, 2020
レジ袋有料化とか、財政再建のための消費税増税とか、日本学術会議がこれまでしたという提言がどれもこれもヤバイ、どれくらいヤバいかというと、近年の失政のきっかけを全部押し付けられそうなぐらいヤバい。— U.S.S.BlackPrince (@HMS_BlackPrince) October 8, 2020
どれも自民党が決定し実施した政策なのだがなぜか批判を自民党ではなく学術会議に向ける不思議なツイート。
技術者として優秀ならたとえ政治的にどれだけ頓珍漢なことを言っていてもいいのではと考える人もいるだろうが、筆者はそう考えない。現在のRubyの開発はまつもとゆきひろ個人ではなく、オープンソースとしてコミュニティにより行われているものだ。その中で氏は一人の技術者としての役割と同時に、コミュニティのリーダーとしての役割も果たしている。
そう考えたときに、氏が「お上に盾突く」政権批判者を揶揄し続けていることはコミュニティの将来に暗い影を落としている。意見の違う他者に敬意を払う、少数派の意見でも理があれば尊重する、近しい人間もそうでない人間もできるだけ平等に扱うように努力する、といった健全な文化が、そのようなリーダーの下で育つだろうか?
Linuxのリーナス・トーバルズですら過去の暴言について反省し謝罪する時代である。多くのオープンソースプロジェクトはそれぞれに行動規範を定めるようになってきた。
Linuxの行動規範もPythonの行動規範も、それぞれにネット上での議論やオフラインでのイベントで守るべきルールを具体例も交えながら詳細に記述しているし、それだけでなくルールを守らなかった場合の措置や、ハラスメントを受けたときの報告先、その報告がどのように扱われるかまできちんと書かれている。
Rubyにも行動規範があるにはあるのだが、その内容はおそろしく貧弱で具体例にも乏しい。なにより、ハラスメント被害にあったときに被害者が誰に報告すればよいのか、その報告がどのように扱われるのかがまったく書かれていない。この健全なコミュニティ運営に対する無関心も、リーダーの姿勢と無関係ではないはずだ。
以前からPythonの隆盛とRubyの退潮は繰り返し言われていたが、筆者はこれを機にRubyを捨てPythonに切り替えていこうと思う。日本で生まれた言語ということで、なんとなくRubyを応援したいという気持ちもずっと持ち続けていたのだが、そのような気持ちもだんだんと薄れてきてしまった。PythonがRubyに対して利用者数も開発者数もライブラリの充実度も圧倒的優位にある状況が逆転する見込みはないし、コミュニティ運営に対する意識の差も新しく流入する人の数に影響しこの流れを多少なりとも助長するだろう。既存のコードのメンテナンスはともかく、新しいコードはPythonで書くようにする方が将来的にはメリットが大きいだろうと思う。
どの辺が大風呂敷なの?
どこの会社でも一元化・自動化は労働裁判起こされない程度にやっていることだが?
あるいは社内の権力者が自分の領分を侵されない範囲で渋々やっていること
ちなみに、こういう感じの人です
会社に子供つれてくるのは良いんだが、騒ぐな馬鹿女共が!!!!! (anond:20180223111333)
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20180223111333
たとえば事務の子とか、ある特定の作業だけをお願いしている方とか、
あるいは、花見なり運動会なりバーベキューなり、家族も呼んでみんなでワイワイやりましょうみたいなのもわかる
時間外給出せよボケが!!とは思いつつも大切なことだなぁって思う
なぜそれを大切かと思うかというと、そういう業務を担当している人たちは、
専門性があったり経営層と近い職種は、自分自身が会社に貢献している・必要とされているという自負とプライドを
(その自己認識が正しいかはともかくとして) 持つことができるが、専門性の低い業務の担当者はその感覚を持ち難い
なので、こうやって、『会社は、あなたとあなたの家族を歓迎します、気にかけています』と示すことはとても大切なことだ
たとえ、会社と自分の担当業務はクソだなって思っていたとしても、こうやって家族ぐるみの付き合いが出来たら、
それなりに楽しくワイワイ出来る仲間がいれば、もう少し仕事を続けてもいいかな?と離職防止に繋がるかも知れない
(専門性が低い職ならまた募集して採ればいいじゃん?勝手に辞めされせば?ってヤツはその言葉に責任を持って
休職後に謎のかまちょをせず、休職前にプライドを持って職務を果たし自分のかわりはいないと自負を持つか、
その席を必要としている人に空け渡したら????としか思えんのですよ
あと、謎のかまちょの相手をする方もする方だと思うんですよね?
感じ悪い、愛想が悪いって思われるのがイヤ、とかじゃねぇんですわ、無意味に他者の時間を奪う謎のかまちょを増長させるな
それにいい人ぶるポイントが違うと思うんですわ
いい人ぶるなら、安心して病気やプライベートの用事で休める、安心して長期休暇や休職をとれる環境を作ることに精を出すべきなんですわ
社内制度をどうこうできる立場になくても自分の部署やチーム環境くらいは心掛次第でどうともできるんですけど???
お互い様の環境が出来たら誰だって働きやすいでしょ?長期的に見て得する
ウゼーと思いつつもお愛想笑いする、あるいは本気で可愛いとニコニコはするのは、
けれど、いない同僚のフォローは長期的に続くこと
部署・チーム全体の仕事を見直し効率化させて、いない同僚の仕事を分担フォローなんて絶対にしたくない
かと言って効率化させない状態では当然発生する残業もしたくない
しかも、腰掛けで転職するつもりだからそういう態度をとっているというわけでもない
承前 : Part-3 https://anond.hatelabo.jp/20201005082738
次回 : Part-5 https://anond.hatelabo.jp/20201008100556
L4は一人前の技術者と目されるランクである。L3で入社した社員の多くは数年以内に昇進するし、逆に5年たっても昇進していない技術者は赤信号である。実際、3年以内に昇進していない技術者を昇進させるか退職させるか上司に促すような会社さえある。
またまたlevels.fyiから報告されている平均値を見てみよう。今回はFBとみんな大好きGoogle。
FB Title | Salary | RSU etc (/year) | Bonus |
---|---|---|---|
E3 (L3) | $119,919 | $43,253 | $15,838 |
E4 (L4) | $159,690 | $80,076 | $18,804 |
GOOG Title | Salary | RSU etc (/year) | Bonus |
---|---|---|---|
L3 | $127,890 | $39,840 | $20,594 |
L4 | $155,159 | $81,337 | $27,385 |
まだまだ家を買うには無理をしなければならないが、日々の暮らしはずいぶん楽になる。
ところで、levels.fyiを引用してLいくつと記述しているのはlevels.fyiがそう書いているか或いは対応関係がそうなるよう描画しているのだ。必ずしも自分がそうだと思っているわけではない。例えばAmazonのSDE 3がL6というのはarguable。
場合によって正しくもあり、間違ってもいる。Part 2でも言及したが、会社が違うのだから完全な翻訳ができるはずがない。
ともあれ、FBとGOOGのL4までの対応関係は明白。転職時にもそのまま換算される。
さて、L4になるには昇進以外でもうひとつ手段がある。入社時点でL4のオファーをもらうのだ。大抵は以下の二つ
自分の感覚ではFBよりGOOGの方が前者の条件に厳しい。ほかの会社ならばL4のオファーを出す応募者にもL3だったりする。
ただし、分野やhiring managerに依るので一般的なところは不明。
L4或いはL4に相当する応募者はエンジニア自身の生産性や専門性が評価されたことになる。
さらに上のランクから見ればまだまだひよっこであるが、自分の武器となる材料が出来たのだ。
であれば目ざとい人のやることは一つ、交渉である。給与交渉あるいは転職、大抵は双方の組み合わせだ。
L3で給与交渉をやる人はあまりいない。転職もL4になってからの方が条件がいいのでそれを待つ人が多い。それでも始める人は現在の会社ではダメそうと見切りをつけている場合だ。残念ながらそういう新入社員はいる。
こういった交渉は上のランクになるにしたがってより重要になり、かつ社員もそつなくやるようになる。
L4の段階での交渉は見ていて危なっかしいものが多かった。材料もまだ大したものではない上に、交渉の正しい仕方をわかってないのだ。
しかし、交渉を全くしないのも、それが正解とも思えない。自分が見た中で苦い思いをした失敗例を2件する。交渉の成功例は次回以降に。
ある年、自分はある学生を夏季にインターンとして採った。彼はPhD取得間近のいわゆるABDであった。
少し寡黙だが真面目で働き者、専門分野の吸収も早い学生なので就職もうまくいくであろう。
その後、そろそろ彼が卒業するだろうという頃に彼の教授から怒りの連絡が来た。ある会社に就職するというのだ。私の最初の反応は、まぁいいんじゃないか、であった。academia就職にもあまり興味を示していなかったし。その教授も同感であった。しかし問題は別にあったのだ。なんとその会社にインターンしたときに付いて来たstandard packageをそのままacceptするというのだ、しかもPhDを取得せず修士のままで行く、と。
補足するといくつかの会社ではインターンの終了後、生産性の高かった学生すべてにstandard packageのオファーを出す。多くは一年間有効だ。しかし、その内容はPhDに向けたものではない。前述のように彼はL4が妥当である。$100k/yearをテーブルに残している。まったく説明がつかない。その教授は学生の幸せだけを考えて、なぜそんなオファーを受けるのか、と怒っていたのだ。
その教授からその学生の翻意を促すよう頼まれて、彼と話をした。自分は、彼の経歴ならL4が妥当であって、PhDを取得して多少の交渉をするだけで済む。ほかの会社でも面接すれば、必ずL4相当のオファーをもらえるのでそれを見せれば一発だよ、と説明した。また彼の段階であれば交渉がいかに有用か、ということも。
しかし、彼の反応は一貫して「money doesn't matter」であった。反応に困った。
そう言われると言い返せないが、それはどうなの、という。ロマサガのラファエルか。
その後も彼と話を続けたが、結局のところ彼は交渉をする、というそのこと自体が嫌なようであった。
実際、交渉というのは性格によってはコードを10万行書くよりも抵抗がある。
彼にはほかの会社でも面接するように念を押したが、結局しなかった。そもそも面接も嫌いであったように思える。
そのままの内容で就職。博士論文の完成だけは入社以後でもいいから、と説得した。さすがにPhDをdoesn't matterとは言わなかった。
そんな彼も今は一児の父。シリコンバレーではnannyが糞高いし、家を買うのに苦労してなければいいのだが。
さて、ここまで書いて30分をとうに過ぎていることに気づいた。次回はこの学生の正反対の例を書きたい。そちらはもっとずっと苦々しい記憶だ。
おまえにうんちのやさしさのなにがわかる!!!
会社に子供つれてくるのは良いんだが、騒ぐな馬鹿女共が!!!!! (anond:20180223111333)
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20180223111333
たとえば事務の子とか、ある特定の作業だけをお願いしている方とか、
あるいは、花見なり運動会なりバーベキューなり、家族も呼んでみんなでワイワイやりましょうみたいなのもわかる
時間外給出せよボケが!!とは思いつつも大切なことだなぁって思う
なぜそれを大切かと思うかというと、そういう業務を担当している人たちは、
専門性があったり経営層と近い職種は、自分自身が会社に貢献している・必要とされているという自負とプライドを
(その自己認識が正しいかはともかくとして) 持つことができるが、専門性の低い業務の担当者はその感覚を持ち難い
なので、こうやって、『会社は、あなたとあなたの家族を歓迎します、気にかけています』と示すことはとても大切なことだ
たとえ、会社と自分の担当業務はクソだなって思っていたとしても、こうやって家族ぐるみの付き合いが出来たら、
それなりに楽しくワイワイ出来る仲間がいれば、もう少し仕事を続けてもいいかな?と離職防止に繋がるかも知れない
(専門性が低い職ならまた募集して採ればいいじゃん?勝手に辞めされせば?ってヤツはその言葉に責任を持って
休職後に謎のかまちょをせず、休職前にプライドを持って職務を果たし自分のかわりはいないと自負を持つか、
その席を必要としている人に空け渡したら????としか思えんのですよ
あと、謎のかまちょの相手をする方もする方だと思うんですよね?
感じ悪い、愛想が悪いって思われるのがイヤ、とかじゃねぇんですわ、無意味に他者の時間を奪う謎のかまちょを増長させるな
それにいい人ぶるポイントが違うと思うんですわ
いい人ぶるなら、安心して病気やプライベートの用事で休める、安心して長期休暇や休職をとれる環境を作ることに精を出すべきなんですわ
社内制度をどうこうできる立場になくても自分の部署やチーム環境くらいは心掛次第でどうともできるんですけど???
お互い様の環境が出来たら誰だって働きやすいでしょ?長期的に見て得する
ウゼーと思いつつもお愛想笑いする、あるいは本気で可愛いとニコニコはするのは、
けれど、いない同僚のフォローは長期的に続くこと
部署・チーム全体の仕事を見直し効率化させて、いない同僚の仕事を分担フォローなんて絶対にしたくない
かと言って効率化させない状態では当然発生する残業もしたくない
しかも、腰掛けで転職するつもりだからそういう態度をとっているというわけでもない
世界有数の市場の取引を丸一日止めたという失態に対して、その対応が良かったとして何故が東証の株が上がっている
もしこれが他の業界の他の技術に基づくトラブルなら、絶対にこのような評価を受けることはなかっただろう
ITエンジニアという生き物は、自分たちの技術を理解してくれるということに対してあまりにも過剰な評価をしすぎだと思う
率直に言って、昨日の会見についてのツイッターでの反応は感情が先行していて気持ち悪かった
例えば法律家が法律を知らない人間に対して激しい批判を浴びせる場面など想像できるだろうか
彼らは普通の人が知らないことを知っているから、その専門性を売ることで対価を得ている
普通の人が法律に詳しければ弁護士は要らないし、誰もが医師免許を持っていたら人は自分の病気は自分で治す
しかしそうではないから専門職というものが成り立ち、技能を相互に供給し合うことで社会は成り立っている
ところがITエンジニアという生き物は何故か、自分たちの扱っている技術を他人が理解していたり、理解しようとすることが当たり前だと思い込んでいる節がある
だから技術をわからない人に対していつもツイッターで激しい言葉をぶつけているが、こんなものは上述の例で考えれば全くおかしなことだとわかる
その技能を持って職を得ている人間が、他人が同じ立場に立っていないことをあれほど攻撃的に責め立てる業界を自分は知らない
はっきり言って気持ち悪いし、この手のことでITエンジニアがイキリ立つ場面を見るたびに、こんなオタクたちとは絶対に関わり合いになりたくないと内心思っている
記者会見にくる記者についてですが、専門性とかはちょっと無理。いつもネットワーク障害のニュースがああるならそれだけ回る記者とか居てもいいけどそうじゃないし、せいぜい各記者が雑学を持っているかの話になってしまう。
ただ、ああいう会見とか回る奴らは普段から忙殺されているし、忙殺されることに慣れきっている上、大手メディアで忙殺される自分を人より上等とすらおもっている。ので、前もって知識を仕入れるとかしないバカが多い。前もってプレスリリースに出ている単語の意味をwikipedaですら調べておらず、大会社の社長とかに訊いて悪びれないやつらばっかりだ。
業界の一端を担うものとして、非常に申し訳なく思っている。個人的には、雑学レベルにすら達してない質問をする記者は、カメラが消えた後からでも容赦なくこき下ろしていいと思う。
会社に子供つれてくるのは良いんだが、騒ぐな馬鹿女共が!!!!! (anond:20180223111333)
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20180223111333
たとえば事務の子とか、ある特定の作業だけをお願いしている方とか、
あるいは、花見なり運動会なりバーベキューなり、家族も呼んでみんなでワイワイやりましょうみたいなのもわかる
時間外給出せよボケが!!とは思いつつも大切なことだなぁって思う
なぜそれを大切かと思うかというと、そういう業務を担当している人たちは、
専門性があったり経営層と近い職種は、自分自身が会社に貢献している・必要とされているという自負とプライドを
(その自己認識が正しいかはともかくとして) 持つことができるが、専門性の低い業務の担当者はその感覚を持ち難い
なので、こうやって、『会社は、あなたとあなたの家族を歓迎します、気にかけています』と示すことはとても大切なことだ
たとえ、会社と自分の担当業務はクソだなって思っていたとしても、こうやって家族ぐるみの付き合いが出来たら、
それなりに楽しくワイワイ出来る仲間がいれば、もう少し仕事を続けてもいいかな?と離職防止に繋がるかも知れない
(専門性が低い職ならまた募集して採ればいいじゃん?勝手に辞めされせば?ってヤツはその言葉に責任を持って
休職後に謎のかまちょをせず、休職前にプライドを持って職務を果たし自分のかわりはいないと自負を持つか、
その席を必要としている人に空け渡したら????としか思えんのですよ
あと、謎のかまちょの相手をする方もする方だと思うんですよね?
感じ悪い、愛想が悪いって思われるのがイヤ、とかじゃねぇんですわ、無意味に他者の時間を奪う謎のかまちょを増長させるな
それにいい人ぶるポイントが違うと思うんですわ
いい人ぶるなら、安心して病気やプライベートの用事で休める、安心して長期休暇や休職をとれる環境を作ることに精を出すべきなんですわ
社内制度をどうこうできる立場になくても自分の部署やチーム環境くらいは心掛次第でどうともできるんですけど???
お互い様の環境が出来たら誰だって働きやすいでしょ?長期的に見て得する
ウゼーと思いつつもお愛想笑いする、あるいは本気で可愛いとニコニコはするのは、
けれど、いない同僚のフォローは長期的に続くこと
部署・チーム全体の仕事を見直し効率化させて、いない同僚の仕事を分担フォローなんて絶対にしたくない
かと言って効率化させない状態では当然発生する残業もしたくない
しかも、腰掛けで転職するつもりだからそういう態度をとっているというわけでもない
記者会見(https://www.youtube.com/watch?v=ACFLlMXhlWg などでみられる)および、社内報の一部から得られた情報をもとにしている。
ここまでの説明を聞くと、論理的には、NASのハード障害時は手動で切り替えることで、システム全体再起動は不要で、売買停止の事態は招かれない、ということになる。そこまではいいが、ではなぜ今日それを実施しなかったのであろうか。この点は記者会見で2回ほど質問されていたと思うが、東証側は正面からは答えなかった。
JPXのウェッブサイトに公開された。https://www.jpx.co.jp/corporate/news/press-conference/index.html 経由で https://www.jpx.co.jp/corporate/news/press-conference/nlsgeu000004zjwb-att/20201001_J.pdf
Twitterをよく使うようになってからある程度の長い文章を書くと言う機会がめっきりなくなってしまいました。140文字という制限の中で普段の文章を書いていると(実際に投稿しているのは数十文字ですが)、自分の文章を書くと言う能力に不安を覚えてしまいます。ブログに文章を書くと言うこともありますが、繋がりを意識するとどうも手が進まないので匿名のダイアリーというのはありがたいものです。
最近、英語の勉強をしていく中で英作文が苦手だなと感じていたのですが、そもそも日本語でもなかなかかけないということに気付きました。つまり英作文ができなかったのではなくて、意見や考えを文字に起こす行為そのものができていないということです。学生のことを振り返ると、小論文や、課題なので頻繁にある程度の長さの文章を書いていたわけですが、社会人にもなるとそう言った機会もめっきり減ってしまいます。そういったことを振り返っていると自分は何を積み上げてきたのだろうと感じてしまうわけです。ある程度専門性のある仕事なので学生時代にやったことが役にたってはいるわけですが、それでも学生として過ごした時間は長く本来であれば何かもっと積み上げてきたものの上にたって今の日々を送るべきだったのではないかと。全く勉強できなかったわけではなく、ある程度普通の学力(何が普通と考えるかは難しいですが、ここでは偏差値的な意味で)はあったはずなのですが、それを活かしきることもできず、もったいないなと思う日々です。
と言ったことを考えて後悔ばかりしていても積み重なるのは時間のみ。それならば今をしっかりと見つめて、また自身の能力を積み重ねるための努力をしようと足掻く日々です。
やる気を維持する力と集中力が欲しい。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/bunshun.jp/articles/-/40403
これディズニー何も悪くないよな?
「ショーの出演者」という仕事に拘るなら現状は仕事がないわけで、仕事がない人間に給料出せないのは当たり前だし
別業種(窓口業務)への転換と言う道も用意してる。
窓口業務の給料が少ないのは、元々大した専門性がないバイト同然の仕事だろうから仕方ないし、
「出演者」以外の専門的スキルや経験はないだろうから、そういった「誰でも出来る仕事」以外の転換先はないわけだし。
自動車会社で働いているのだけれども、ひたすら関係部署との会議とメール、そしてエクセルとパワポを駆使した資料作成をして業務が終わってしまう。
そもそも業務内容は技術的なことなんて一切関係ない。業務内容は一言で「マネージメント」である。
技術系の職種という採用であるから「技術者として今まで学んできたことを活かしつつ、新しい技術を身につけ、それを用いて製品にしていく」というのを想像していたのに、会社に入ってから身についたのは上司に見せるための綺麗なデータの切り貼り技術にパワポでの綺麗な資料作成能力である。
給料はそれなりに高くて良いよ。もちろん外資系とか大手総合商社とか勤めている同年代に比べれば少ないし、専門性の高い医者なんかと比べると少ないと思う。けれど一般的な同年代の人と比べれば十分に給料はもらっているはずである。
理系で大学院まで進んで高度な技術や能力を身につけて、それはある意味で普通の人が簡単に数ヶ月で身につけられるようなモノではないと信じているのだけれども、結局そういうモノが必要とされない場所で働くと、私の持ちうる価値を最大限に活用し切れていない気がしてたまらなくなり、悲しくなってしまう。
かと言って簡単に会社をやめられるほど僕は不真面目ではなくて、今までの人生「真面目に勉強して、いい大学入って、いい会社に入って、そこで一生働いていく」という親の世代の考えが身にしみているがために、簡単に現状から抜け出せないし、抜け出す勇気もないのである。
こうやって不満を書いて誰かの目に止まって私を素晴らしき理想郷へと連れて行ってくれないかと想像するだけで、また平凡な日々が続くのかと思うと、悲しいのだけれども、安心している自分もいるのである。
100年時代とは言うが平均寿命は2019年時点で81.41歳。
仮に100歳まで生きると仮定して71/100だからまだまだ先は長いと考えたとしても、そもそも生きられてさえいれば良い訳ではない。
国のトップともなれば高度な思考や判断力が求められるわけで、そうした認知機能は最盛期のピーク性能からどれくらい落ち込んでいるか、という基準で考えなければならない。
脳の機能のピークは、記憶力、集中力、語彙力などの分野によってピーク年齢が違ってくるとはいえ、70を超えていけば総合的なスコアは30代前後の若者と遥かに劣ることは想像に難くない。
であれば、仮に若くして政治家としての専門性を充分備えた人材がいるのならば、若い人材に席を譲ったほうが国としては有益なわけだ。
例えばこれ。見たら驚くぞ
なんと我らが増田の投稿を元に医師転職サイトが記事を作成しているぞ!!
[医師転職研究所]専門医を取らない・維持しない医師の本音とは?
下記は、最近はてな匿名ダイアリーでも話題になっていた20代女性研修医の投稿です。
〜要約〜
(該当の増田 anond:20180630150652)
・面倒だから
・面倒だから
面倒/メリットを感じないという理由で専門性の追求が放棄可能な日本の医師と専門家、
そのレベルがどれほど低いのかコロナの件で皆が知ることが出来ましたが、
(例: 髄膜炎になるまで追い返される等 )
どう考えてもサブスペシャリィ云々以前の問題っぽいので
今すぐ、医師免許は2-3年で更新させましょう
あと何がなんでもジェネラリストを作ろうする日本の気質ってなんなんですかね?
普通に一ヶ所に手術まとめれば、手術症例数が不足とか、逆にする必要もないのに症例稼ぎのために手術するとか起きないじゃん
しかも専門性の追求をやめジェネラリストを選んだのにオンライン診断やIT推進もしていないってどういうこと?
一体今のいままで何をしてきたの?
ここはど田舎の村で、周辺市町村では感染者もいくらか出てはいるが、まだ村内での事例は無い。
そんな中、都会から数年前に移住してきた女性がこのコロナ禍を受け、俄然色めき立った。
ど田舎の行政担当者は知識も危機感も足りない無能揃いなので、私が皆を啓蒙し、村を救わなくてはならない、と。
・新型コロナに関する知識は全てネット経由。PCR推進派で理想は世田谷区。
・感染症や感染管理の専門家では無いが、専門家にはない独自のもののとらえ方ができると信じている。
・それら知識を根拠に、行政の対応の遅さや不十分さを指弾する。
といった塩梅で、残念ながら広範な支持は得られていない。普通に考えれば、都会から来ただけで何の専門性も無い人が
薄い知識をもとに何かを訴えた所で、そりゃ誰も耳を貸す訳がないのは当然なのだが、彼女はそうは思わない。
「村民も行政も蒙昧な田舎者かつ排他的なので私の悪口や噂話ばかり。折角のすばらしい意見を受け入れようとしない」
・一文が長く、主述関係が明快でない。
・誤字脱字を気にしない。
・「感謝」「運命」「自分らしさ」といった情緒的な言葉が多い。
そして多くのトンデモさんがそうであるように、彼女は聖戦を諦めない。
田舎の人って、限られた範囲での人間関係を生きているから、都会の人から見ると「コミュニケーション能力・経験値が低い」
と思われがちだ。しかし実際のところは「限られた人間たちと利害を調整しつつ、長年にわたって共存しなくてはならない」訳で、
水面下での攻防も含め、相手の腹を探ったり角の立たないように相手を遠ざけたりといった手練手管に長けている。
いつでも切り捨ててリセット可能な、豊富な人間関係資源に恵まれた都会人とは鍛え方が違う(まあそれが嫌で都会に出ていく
人も多いんだけどさ)。