2020-09-21

知識技能も身につかない大企業技術

自動車会社で働いているのだけれども、ひたすら関係部署との会議メール、そしてエクセルパワポを駆使した資料作成をして業務が終わってしまう。

そもそも業務内容は技術的なことなんて一切関係ない。業務内容は一言で「マネージメントである

技術系の職種という採用であるから技術者として今まで学んできたことを活かしつつ、新しい技術を身につけ、それを用いて製品にしていく」というのを想像していたのに、会社に入ってから身についたのは上司に見せるための綺麗なデータ切り貼り技術パワポでの綺麗な資料作成能力である

給料はそれなりに高くて良いよ。もちろん外資系とか大手総合商社とか勤めている同年代に比べれば少ないし、専門性の高い医者なんかと比べると少ないと思う。けれど一般的な同年代の人と比べれば十分に給料はもらっているはずである

理系大学院まで進んで高度な技術能力を身につけて、それはある意味普通の人が簡単に数ヶ月で身につけられるようなモノではないと信じているのだけれども、結局そういうモノが必要とされない場所で働くと、私の持ちうる価値を最大限に活用し切れていない気がしてたまらなくなり、悲しくなってしまう。

かと言って簡単会社をやめられるほど僕は不真面目ではなくて、今までの人生「真面目に勉強して、いい大学入って、いい会社に入って、そこで一生働いていく」という親の世代の考えが身にしみているがために、簡単に現状から抜け出せないし、抜け出す勇気もないのである

こうやって不満を書いて誰かの目に止まって私を素晴らしき理想郷へと連れて行ってくれないか想像するだけで、また平凡な日々が続くのかと思うと、悲しいのだけれども、安心している自分もいるのである

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