はてなキーワード: デザイナーとは
話題になってる絵描きについての記事(http://anond.hatelabo.jp/20150502002917)に
無断転載者の「拾ったので誰が作者かわからない」・「加筆したから自分の作品だ」と主張する人を糾弾しながら
とあったので、だめなんだなと。
実際にネットの画像をトレスしまくってた絵描きがトレパク検証されてるまとめも見たことあるし、そのまま使っちゃ駄目なんだろうと思ってはいたが、
そのまま使うんじゃなくても、ネットにあった画像じゃなくて街中で許可を撮って撮影した写真であっても、
デザインした人の許可を取っているわけではないからやはり駄目なんじゃないかとふと思ってしまった。
デザイナーやメーカーに許可を取ればいいのかな。それもハードルは高い。
真似をしたり、改良したりしていくことによって文明が発展してきたとかそういう話は、模写で練習して上手くなるということには繋がるかもしれないが、
なんとなく身につまされるものを感じたので、書き込んでみる。
*
大前提として、それはディレクターという職種の問題というよりは、そのディレクターが仕事ができていないということな気がする。
なのでアウトプットのクオリティが低ければ、それはディレクターの責任で、エンジニアやデザイナーは、ディレクターの引いたスケジュール、ディレクターの出した指示だと当然こうなりますということで泰然自若としていればよろしいという気がする。筋論としては、エンジニアやデザイナーは別にそこでストレスを溜め込む必要はないはず(これが一番言いたい)。
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客とコミュニケーション/ネゴシエーションしてニーズを形にするのが仕事。
「知識が中途半端」なのはある程度仕方がないかもだが、わからないことはその場で知ったかぶりで安請け合いせず安全側に倒して持ち帰ってもらうようにしないと困るね。
自分でデザイン+ディレクション/コーディング+ディレクションもできるフルスタックな人間がいるのが理想ではあるけど。増田の書きぶりだと職種自体の存在意義を疑っているみたいだけど、ディレクターの仕事が何であるかを理解するのも、マイナスにはならないと思う。そういう本やウェブ記事などを読んでディレクションの知識をつけるのも悪くないのでは? すくなくともディレクターが言っていることがおかしいと思ったとき、漠然とではなく根拠づけて反論する材料にはなる。
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あとなんか、職場で口頭で指示を出されたりしている雰囲気の記述だけど、タスク管理システムとか(ToDo管理/イシュー管理/チケット管理、言葉は何でもいいけど)、メールや口頭でのものとは別に、やるべきことをブレイクダウンして項目を立てて共有/アサインできるシステムを職場全体で使うべき(使っていないなら)。それをやれば、個別のタスクごとに、これは時間があればこうできるけどいまの納期だとこうしかできないとか、そのデザインの指示だと全体から見てこういう齟齬があるのでその指示の根本的な動機を教えてくれたら考えますとか、これはディレクターの仕事なのでディレクターにアサインしますね(^^)とか、論理的に切り分けした回答ができて、なおかつそれが共有でき、記録にも残るので、漠然とした話ではなく個別具体的にネゴシエーションができるのではないかと思う。
うちはGitHub Issueでやっているけど、なんでもよい。
エンジニアだけでなくデザイナーもディレクターも入ってもらって、そこに書いてないことはやらないくらいの気で、全員で本気で使わないと意味ない。
これは目下の不満とは関連付けずに提案したほうがいいかもね。
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土日が奪われているとか、そんなので続くわけがないし、客観的に見てダメなので、改善が必要なことは明らかで、問題提起すべき。
あと自分も無意識のうちに土日出勤や残業を前提にしたスケジュールを提案してないか?
書きなぐってしまった。
大半余計なことかもしれません。
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> これに対してなんで、相談なしに決めてくるのか、納品できなかったときお前はどう責任とるんだ、責任取る気はないのか
これはそのとおり。オブラートに包み方がむずかしい。
> ディレクターにあれこれ注文をつける「権限」があるのは、出来上がったものの最終的な「責任」をディレクターが全部負うからだよね。権限と責任がセットになってる。
> 他のチームメンバーはそれぞれ自分の専門分野について、コミットした仕事を全うする責任はある。でも要求される仕様や納期に今のリソースで無理なら無理ですとディレクタに言うのもプロとしての責任のひとつ。そうなった時に解決策を考えるのがディレクターの仕事(顧客と折衝して仕様を変更するとか、足りない部分について専門家を呼んでくるとか)。
これもそう思う。
別にWebデザイナーになるつもりはないんだけど、趣味でブラウザゲームとかWebサービスとか結構作ってるから
同じもの作るにしても「あ、このサイト絶対デザイナーとか全く関わってないダッサいサイトだな!」
って直感で思われない程度にはデザインも洗練されてた方が自己満足にしてもいいと思ってるんだけど、
やっぱデザイン関連って端からセンスない人間だとどうしようもないもんなんだろうかー。
例えば20歳超えてカービィもまともに書けない人間はFateの製作に携わるアニメーターには
努力の大小とか関係なく確実に不可能だと思うんだけど、Webデザインの世界もそんなもんなんですかね。
デザインもマークアップもろくにできないのにWEB業界でディレクター職についてる人ってけっこういますよね。
知識も中途半端で、強いて言うなら見積もりと進行管理のプロという立ち位置なのでしょうか。
そういう方の中で、進行管理をちゃんとやらずにAD気取りのディレクターがいて腹が立ちます。
相談無くスケジュールを切り詰めるくせに、デザインや動きには細かい注文をつけてきます。
でも、進行管理がいい加減で、閉めきりや提出物の文言や細かいチェック、クライアントからの情報に過不足がないかどうかなどの確認は結局制作者がやっているので、制作時間がかなり減ってしまいます。
実際はすごく手間がかかる作業でも、工数がよく分かっていないせいかものすごく少ない時間を見積もってしまったりします。
そんなすぐにはできません、と言うと「言い訳するな!」と言われます。
制作時間が減る分、要件を満たすので精一杯になり、当然クオリティは下がります。そしてそれを見たディレクターはますます細かい注文をしてきます。
クオリティが低いものにチェックが入るのは当たり前ですからしょうがないのですが、時間で解決できる問題ばかりなのですごくフラストレーションがたまります。
クライアントの言うままに時間を切り詰められ、中途半端なものを提出させられ社内でダメ出しをくらう…その連続で、制作チームはもううんざりしています。
「あなたたちはオペレーターなのか?自分の頭で考えろ!」と度々言われるのですが、考える暇も与えない状況を作ってるのはその方のように思えてなりません。
しかし実際、その人に見せてるもののクオリティが低いのは明らかですから、こちらも強くは言えません。僕たちの仕事が遅すぎると言われればそれまでなので。
デザイナーが素早く美しくデザインし、僕らがが早急にかっこよく動きをつけれる能力があれば全ては解決するのですから。
ADでもTDでもなくディレクターなんですから、プロのディレクターとして制作チームの能力に見合ったスケジューリングをして欲しいです。
そしてデザインや動きについてはプロである僕らに任せて欲しい。
もちろん何かおかしければ指摘があって当然だと思うのですが、その前にまず自分の仕事をしっかりすべきではないか、と思ってしまいます。
これは僕らの我がままでなのでしょうか。
はっきりいってディレクターって、作る能力を持ち合わせていない人がクリエイティブな気分になれる気持ちいい職業ですよね。
それに利用されているのかと思うと腹が立ちます。
この気持ちを上司に伝え、ディレクターを指導してもらおうか迷っています。
こんなことを伝えても「あなたたちのクオリティが低いからその管理に手一杯なのだ。」と言われたらそれまででしょうか。
今年で社会人2年目です。
どうやったら、日々新しい知識や技術を学ぼうという姿勢が持続すると思いますか。
小さい会社でWEB担当が当方一人で、WEB製作のこと以外でも業務はあり、兼任で色々やっている感じです。
全部の時間をWEB製作には使えないので、主要部分のコーディングを外部に委託するなどして、
なんとか日々の業務をこなしています。
DTPデザイナーとして入社して、WEBデザインもこれから学んでいきますという時に
直属の上司(web担当)が辞め、初心者同然の自分が、小さな会社のweb担当として、
自社のHPの製作や他社のHPの製作・管理などを行っている状態です。
デザインしてもコーディングしても、毎回これでいいのかな、正しいのかなと思うことばかりです。
html,
css(animationとか、あいまいな部分も多々あります),
eccube(全体のざっくりとしたいじり方、更新、ページの詳細編集)
×できないこと、これから学ばなきゃいけないこと
PHP、レシポンシブデザイン(ec-cube/wpに対応させるように)、bootstrap等、
WEBの担当者が身につけるべき技術・知識を、恥ずかしながらまだもっていません。
くらいです。見ての通り、知らないことや、できても浅い知識、ばかりです。
もうどこから手をつければよいのでしょう。WEB製作者として一人前になりたいのに、
現実の自分が追いつきません。周りの社員の方々はWEBについて疎いので、
その若さですごいねといわれますが、そのたびに心が痛んで仕方ありません。
もっと技術も知識も積むには、ひとつずつこなして毎日毎日勉強するしかないんですよね?
どれからやっていけばいいんですか?どうやって身に着けていけばいいんですか?時間の作り方は?
モチベーションの保ち方は?
只々悲しいのだ。
本能と言われても悲しいのだ、
男性は美人が好き。それは否定しない。女の自分もかわいい子は好きだし、純粋に自分に持っていない所にあこがれる。
一応、自分のやりたいことをやらしてもらって、なんだかんだでそれ系の仕事に就いてて満足はしている。
そもそも、私には結婚願望が無い。パッと見でわかる身体的特徴があり、目を背けられること、男性含ももちろん含む他人と比べられることが多く、嫌がられることも多い。
自分はモノサシになるのは慣れている。でも、私の隣に立つ人は慣れてはいない。
私が隣に居なければ、比較されて嫌気持ちになることは無いのだ。
こんな私でも、好意を寄せている人がいた。
けど、彼が選んだ女性は、日本舞踊の家元で、超お金持ちのお嬢様で、お父様はデザイナー関連の仕事で、生まれ持ってハイセンスの中に暮らしていて、
それに比べて、私は自然豊かな場所で育ち、小さい頃の遊びは近くの山に行って同級生と駆け回ったり、ごくごく平凡な育ち。
ちなみに家は団地w
私自身の性格も、現場大好き!泥にまみれるのどんとこい!な性格である。
「僕は美人が好きなんです」と。
そりゃ、結婚して、家に帰ってきたときに、美人が出迎えてくれたら仕事の疲れも吹っ飛ぶでしょうし、
なにより、男性は美人は見ていて気持ちがいいから、せめて家では美人を見てゆっくりしたいでしょう。
また、美人を連れていると、他の男性に「俺の彼女、美人だろぅ」と自慢したくなる生き物のようだ。
もちろん彼女は、私が彼の事を好きだということは知らない。
邪険に扱ったりしないけれど、心はもう限界なのかもしれない。
でも、好きな彼から選んでもらえることのない状況は、やっぱり辛い。
そして、疲れて帰ってきた時に、美人さんがまっててくれたら、疲れがふっとびますか。
こんな私は、結婚を諦めて一人で生きていった方がいいのでしょうか。
思うところあったので、CG業界にいる現場のデザイナーの一人として。
リンク先の記事を見た時に「パソコンでちょいちょいってやるんやろ? 」という言葉には、
正直「えっ?」とは反応してしまう。でも、その言葉にキレるのは筋違いと感じるし、
その制約や表現をひっくり返すことはとても難しいです。
なのでクリエイター側が主張したところで押さえ込まれてしまう現状であると同時に、
そういった状況を自ら打破しようと思えない、諦めてしまっている面もクリエイター側にあるのではと感じています。
しかし、逆に独自の路線や個性で需要を生み出せた人というのは強いはずです。
言ってしまえば、世の中の需要によって人の立場は変わるのではないでしょうか。
その人の表現ありきで物事が進むので、予算やスケジュールも調整しやすく、
クライアントも頼んだ側になるのでその人の言葉に納得できるのではないかと。
そういった状況になればクリエイター側がもっと啓蒙しやすくなるのではないかと思います。
唐突に「制作費数億円!」と聞くと飛躍しすぎて、そんなにお金かからないだろうと私自身も思ってしまいますが。
もっと独自に需要を生み出せる、個性を浸透させていけるクリエイターが増えていく事。
そして色々なCGの作り方があって、同じCGでもお金のかかるCGはこういう所にかかっているという事を知ってもらう。
それが、一般の人に啓蒙するための業界の課題なのではと思っております。
3月から就活が始まったので、自分が感じている会社のイメージを書いてみた。
会社の候補はこちらを参考にした。
http://anond.hatelabo.jp/20150302165832
仕方ない問題だけど、アプリのアイコンだったり色々デザインがダサい。
コンプライアンスも厳しそうで、合わない人はとことん合わなそう。
ただ友達にはドヤれる。
最近は色々面白い事やってるけど、創業者の南場さんのキャラが濃すぎてキツイ。
最近は迷走しすぎて、気の毒。DeNAとどこで差がついたのか。
最近はLAB PAAKだったり、色々面白いことをやっている。
社内もオシャレで、とりあえず入社出来たら強いと感じる。
欠点書こうとしたら、無かった。
モンストのお陰で数字を伸ばしているが、多分あと3年もしたら堕ちる。
最近もサービスを終了させまくっているし、もう社名変更したほうが良い。
ただ社長が胡散臭すぎて、入社したいとはまったく思えない会社。
社長が変わったら、選択の一つとしてあり。
まかないが出るのはデカイ。ただ、はてな民という闇を抱えている時点でしんどい。
前に新卒の女性社員が自社のユーザーを気持ち悪い発言したことで有名。
自分たちは面白いことをやっていると思っているが、周りからしたらまったく
とにかくクセがあってキツイ。ただエンジニアのレベルは高そう。
最近デザイナー募集したらしいけど、dwangoのデザイナーって何やるの?
もうすぐ25歳。
専門でてアパレル会社のグラフィックデザイナーとして5年も働いてる。
本当はグラフィックデザインなんて興味なかった。
その前は、イラストレーターになりたいと言っていた。
私はうまい漫画を描く漫画家には、なれないだろうと思っていたので、
でも絵はうまいから、イラストレーターにならなれるだろうと思った。
色んな人に、きみはなれると言われたが、一人暮らしをはじめてからあまり絵を描かなくなった。
そしたら、うまく描けなくなって、描く事もつまらなくなった。
いつか忘れられると思ってた。
地元を出て、服に夢中になって、綺麗になったねと言われて、
女としての幸を手に入れれば、そしたら私は夢なんて忘れられると思ってた。
ひさしぶりに絵を描くと、絵を描くのは好きだった。
全国の300万人のおなじような女の子たちよ。
あまったれなりに、私は夢と向き合うよ。
あまったれでごめんね。
http://anond.hatelabo.jp/20150211201344
「編集者」とひと口に言ってもいろいろなタイプがいて、雑誌社で記者をやっている人が編集者を名乗っていることもあるし、雑誌編集部で編集長やデスクの使い走りしかやってない人や、編集プロダクション所属で実質はDTPオペレータという人もいる。書籍の編集者でも、作家様が執筆するような文芸書担当と実用書担当ではずいぶん仕事内容が違うし、漫画や写真集、辞書みたいな特殊ジャンルもある。さらに会社や個人によって仕事のやり方が違ったりするので、「編集者の仕事」を一概に定義するのは難しい。
ただ、あえて定義すれば「本や雑誌を作ること」で、ある程度抽象化した形でなら大まかな流れは紹介できるんじゃないかと思ったのでまとめてみた。以下は原則として版元所属の実用書系の書籍編集者の仕事を想定。文芸や漫画の世界はよう知らん。
企画は「思い付きを口走ること」でも「まだ世の中に存在しない何か」を探すことでもありません。満たされていない需要を探し出して、それを満たす商品の製作を計画することです。そのために常日頃から情報を集めつつ、有望なアイディアを見つけたら市場調査、著者候補をはじめとした関係者へのコンタクト、概要記述、目次案作成、仮タイトル考案、収支シミュレーション作成、プロモーションの概要計画作成などを行ないます。版元所属の書籍編集者にとっては、企画が一番重要な仕事です。
版元所属の書籍編集者なら、定期的に開催される「企画会議」で企画をプレゼンして経営陣や営業部門を説得して企画を進める了承を得ます。企画会議にかける前に編集部内で行なう編集会議にかけ、編集長の了承を得る必要があることもあります(書籍編集者は独立性が高いので不要のこともある)。企画を企画会議より先に進めるには、企画した編集者の過去の実績や根回しも結構重要だったりします。
本来は著者の仕事です。「てにをは」はもちろん、取材や権利処理も含めて原稿完成の全責任を負うのは著者です。本来は。しかし、実用書系の著者に商品にできるレベルの文章を書ける人はほぼいません。原稿は少なくとも再構成、場合によっては全面的にリライトしなければならないことがほとんどです。これを自身で行なうか、外部のライターなどに発注するかは編集者によります。刊行点数のノルマに余裕があり、著者が書けなければ企画をボツにするという編集者もいます。また、長年ブログを書いているなどと言って妙な自信を持っていてリライトなどに対して「一字一句変えるな!」などと言い出す著者もたまにいますが、こういう著者を説得(というか説教)するのも編集者の仕事です。言うまでもありませんが、たかだか2,000文字のブログ記事と、200ページ超の書籍のための文章はまったくの別物です。
原稿がある程度そろったら、紙面の形に組版します。版元所属の書籍編集者の場合は、ほとんどの場合外部の編集プロダクションへ発注します(単純な縦組みの文芸書などでは印刷所に依頼することもあるようです)。これらに関する価格交渉なども、編集者の重要な仕事のひとつです。
校正紙(組版された紙面)を目視で確認する作業です。校正紙を著者に送り、内容を確認してもらう「著者校正」もここで行ないます。修正の量にもよりますが、2~3回繰り返すのが一般的です。
装丁(カバーデザインなど)についても、外部のデザイナーに発注するのが一般的です。とはいえ丸投げで済むわけではなく、書籍の内容や競合の状況によってデザインの方向性を考え、それにそったデザインのできるデザイナーを探し、デザイナーに方向性を伝えるための資料を集め、文字原稿についてはすべて編集者側で用意した上で、デザイナーと複数回のやり取りをします。
組版や装丁の目処が立ち、ページ数も大体決まったあたりで印刷所に見積もりを依頼します。見積もりの額によっては、デザイナーに装丁の仕様変更を依頼することもあります。特色、UV、箔押し、型押しの使用は慎重に。必要な場合はここで印刷所に束見本(つかみほん)の作成を依頼することもあります。
ページ数が決まり、カバーデザインもほぼ完成したら、いわゆる「部決会議」(部数決定会議)にて部数、価格、発売日などが決定されます。営業部門などからの要望によって、タイトルやカバーデザインの変更を要請されることもあります。過去の実績や知名度によっては著者や編集者の無理が通ることもありえますが、これらの最終決定権は原則として資金的なリスクを負う経営者にあります。意見が通らなかった場合には、過去の不甲斐ない自分を恨みましょう。
部数や価格が決定したら、印刷所へのデータ入稿作業を行ないます。売上スリップやバーコードのデータを作成するのもこのタイミングです。印刷所からはプルーフや色校正が出てくるので確認します。ここでの確認漏れはそのまま印刷事故につながるので、売上スリップやバーコード、奥付などの最終確認は複数部署による回覧で行ないます。
入稿作業が終わると見本が出てくるのまで間に少し時間ができるので、著者との契約作業を進めておきます。契約書は出版社ごとに統一されているのが一般的で、タイトルや著者名、部数、価格などを書き込んで著者に送り、記名捺印したものを返送してもらいます。刷り印税がある場合には、支払伝票の起票などもこの段階で行ないます。編集プロダクションやデザイナーへの支払い手続きもこのタイミングで。
入稿作業後しばらくすると見本が届くので、まずは修正原本となる数冊を除いてから、著者をはじめとした関係者に数冊ずつ発送します。社内外へ見本を持参しつつ、挨拶をして回ることもあります。続いて雑誌社や有名ブロガーなどへの献本を行ない、書評を依頼したりもします。書籍編集者の通常の業務としては、これでひと段落ついたことになります。
書籍編集者が行なう通常の販促活動としては、いわゆる献本のほかにも、書店に配布する注文書の原稿作成などがあります。しかし、書店営業や広告に関しては原則として営業部門が主体となって行なうことになっていて、編集部側が勝手に進めることはできないのが一般的です。結果として書籍編集者が行なう販促活動は、営業部門のサポートや、著者によるイベントのサポートなどが中心となります。
実は世の中には間違いのない書籍というのはほとんどなく、それほど厚くない書籍の中にも複数の間違いが含まれていたりします。これを自分で見つけたり、著者や読者から報告を受けたときに記録しておき、増刷といったタイミングで修正するのも書籍編集者の仕事です。増刷時には、著者への報告や見本の発送、刷り印税なら支払伝票の起票といった作業もあります。さらに、刊行から時間が経ち、内容の更新をする必要がありそうな場合には、増刷の代わりに改訂版の刊行を企画することもあります。
以上です。改めて書き出してみると思っていた以上にやることが多かったと感じたのですがいかがでしょうか?また、原稿制作は重要であっても一部でしかなく、原稿さえあれば書籍が出るというわけではないということもおわかりいただけたかと思います。一般的な実用書の編集者は、この流れを同時並行して年間5~10点程度進めることになります。編集者が何の仕事をする人かという疑問解決の参考になれば幸いです。
http://anond.hatelabo.jp/20150211225021 とは別の編集者です。興味深かったので自分のお話も。
より具体的に言うと、「企画」「制作進行」の2つのフェーズがあります。企画はその名のとおり、どのような本が売れるかを調べ、内容の方向性やページ数、判型、大まかなページデザイン、大まかな発売時期、価格、部数、仮タイトルなどを決めます。それに合わせて著者やデザイナーを探したり、発注を行ったりもします(もちろん著者が先に決まっていて内容を詰める、というケースもあります)。著者が決まって発注を行う時点で、価格や大体の部数、予想収益などもある程度シミュレーションしておきます。
発注が完了したら、続いては制作進行に入ります。内容については発注段階で確定させておくのが原則ですが、当然ながら執筆を進めるに従って変わってくることもあるのでその辺りを著者と調整したり、進捗の確認をしたり、といった辺りが原稿を受け取る前の作業になります。並行して、デザイナーと相談して細かいデザインや表紙を詰めてもらいます。
原稿を受け取ったら、今度はそれをチェックしてデザイナーに送り、DTP作業を行ってもらいます。DTPレイアウトが終わった段階で校正に入り、校正の専門家にチェックしてもらい、その後チェック済みのものを著者に再チェックしてもらって適宜修正、問題なければそのまま印刷所に送られて印刷後取り次ぎに納品されて書店に並ぶ、という流れです。
ちなみに、これらの作業は大体3〜6本くらい並行して回します。1つのタイトルにずっとつきっきり、ということは(少なくとも弊社では)ないです。
文章を直すと怒る人もいるので、自分の場合修正は最小限にしています(日本語として間違っている場合は除く)。内容については基本的に著者を信頼しますが、気になったところは自分で調査する/専門家に問い合わせる場合もあります。とはいえ、原則として(監修を付ける場合を除いて)すべての部分を検証する、ということはありません。著作権等の確認も同様です。基本的には、著者が著作権を持たないものは使わない、が原則です。
著者が権利を持たないコンテンツ(主に画像など)を使いたい場合は相談していただければ可能な限り編集部で手配します。だいたいのものは(よほど法外なコストがかかるものでなければ)意外と使えたりします。
・インタビューなどに行く場合は、私が相手とコンタクトをとり日程を取り決める。出版社からは私と相手ふたりあわせて1000円のみ支給
著者が執筆を行うに当たって必要と判断して行う(取材の一環としての)インタビューについては、そのセッティングも著者の仕事、それにかかるコストは原稿料/印税に含まれる、という考え方が多いと思います。もちろん編集部主導でやる場合もありますが、その場合は場所代などを編集者が出すケースは多いですし、編集部から直接相手に謝礼を出す場合もあります。
・スケジュールは概要は教えてくれるが、タイトルやデザインをいつまでに決定すればよいかなどの詳しいスケジュールは教えてくれない
うちの場合は先にタイトルや大まかなデザインを決めてから発注しますが、ここらへんはケースバイケースでしょう。ただ、スケジュールをきっちり決めてもそれ通り動くことはほぼないので、曖昧な形でのスケジュール引きになります。
締め切りを設定しないと作業を進めてくれない著者もいるので、先に決めてしまうことが多いです。
・了承のないタイトル変更をされた
タイトルとデザインについては、基本的に著者には権限はほとんどないと思ってください(もちろん相談はしますが)。かといって担当編集者が独断的に決められるわけでもありません。営業担当者や編集者の上司やそのほか謎の要因などに影響されることが多々あります。
http://matome.naver.jp/odai/2142252184362744701
http://matome.naver.jp/odai/2142210313471935401
デザイン論というほど大層なものでもないだろうが、朝からこんなまとめを見てムカムカしたので一言いいたい。
まずしょうもない韓国あげ日本さげにデザインを引き合いに出すなと。
例にあげられている日本の雑誌は確かにださい。でもそれはそういう客層をターゲットにしているだけ。ギャル向けのファッション誌に対して「ごちゃごちゃしてる」とか的外れもいいとこ。
日本のエディトリアルデザインが素晴らしいと言うつもりは毛頭ないけど、雑誌ひとつのデザインを切り出して日本は〜韓国は〜言うのは主語がでかすぎる。
まぁいいたいのはこれだけなんだけど、一応まとめに対する自分なりの見解も書いておく。
「テプラはデザインの敗北」とはよく言うけど、まったくもってその通り。この店舗はさぞいろんなクレームがきたんだろうなと同情してしまう。
ただ勘違いしちゃいけないのは、万人に使いやすくするだけがデザインじゃないってこと。
白物家電のような万人向けだけどおせっかいすぎるUIも、今回のコーヒーメーカーのようなスタイリッシュなUIも、それぞれデザインのひとつの解答だと思う。
ここからは想像になるが、おそらくクライアント(とデザイナー)はセブンイレブンをおしゃれなカフェ路線に持って行きたかったのではないだろうか。
しかし現場が求めたのは白物家電のような懇切丁寧なUIだったというところか。
念のためいっておきたいのはデザイナーが独断でデザインを決められるなんてことはまずない。デザイナーが日々オナニーに励んでいると思ったら大間違いだ!
と、まぁ職業柄デザイナーにだいぶ肩入れしてしまったけど、テプラが貼られてしまうようでは結局デザインがうまく機能してないわけで、いろいろ改善はするべきなんだと思う。
高級、おしゃれ路線でいくなら押し間違いの保証くらいするべきとか、そもそもセルフにしないほうがとか、全体のシステムひっくるめたデザインとして。
大して面白くもない話ですが、わたしの片思いの話を聞いて下さい
彼女と初めて出会ったのは、わたしが担当していたグラフィックデザイン部署の立ち上げで行なった採用面接でした
当時はまだわたしのいる業界にはデザインという概念がなく、あっても実に画一的なステロタイプのつまらないものばかりでした
そのため採用はできるだけ業界の知識や経験がない人材を選ぼうとはじめから決めていたのです
そんな中あらわれた彼女は服装こそ普通だったものの、色白な顔に細く釣り上がった眉と濃いめのアイラインに囲まれた意志の強さを感じさせる瞳を覗かせ、サイドを少し長くして輪郭を隠すようしたショートカットの妙な黒さが印象的でした
当時で21歳だった彼女はデザインの実務経験があったわけではなかったのですが、用意しておいたデザインに対する質問に最も的確に答えられたということから採用が決まりました
なぜデザインの知識を持っているのかという質問に対しては、学校で専攻していたことと、とあるロックバンドのファンで友人とステッカーやポスターなどを自作しているといった返答が返ってきたと記憶しています
その瞳がもつ印象の通り、彼女はこちらからの質問に対して一切の淀みを見せることなく最低限の言葉だけで返答を返してきました
仕事に私情を挟むものではありませんので選考理由は当然その能力にありますが、わたしの心のうちはとてもざわついていました
身長はわたしと同じくらいでしょうか
いわゆる男性の平均的体型であるわたしと比べれば彼女は女性として高い部類に入るのではないでしょうか
それに比べて顔は小さく手足はすらりと細く長く感じられ、体重で言うとわたしよりも20kg以上は少なかったかもしれません
面接中には、書類の上を軽快に走る触れれば砕けてしまいそうな筆をもつ透き通った指に思わず目を奪われていました
座っている時も終わって席を立つときも、凛とした背筋が美しく、実に奥ゆかしくわずかな膨らみを見せる胸が彼女がもつであろう潔さを一層強調しているようでした
そうして次々に姿を見せる彼女がもつ身体のパーツやそれらから繰り出される仕草は、どれもがわたしが理想としている女性に抱くそれと重なっていくことがわかりました
これほどまでに自分の理想と一致する女性がこの世に存在していることの驚きは、むしろ恐怖に近かったかもしれません
彼女との年の違いは7つ
今になってみればそんなルールが何の抑止力を持っていたのかも分かりませんが、これから新たな部署を立ち上げて会社を盛り上げようと先頭に立っていた自分にしてみれば、足並みが崩れてしまうことが怖いと思えてしまいました
それ以上に、彼女に自分を好きになってもらえるかどうかを考えることが怖かったのかもしれません
彼女の髪の黒さを妙に感じた理由は彼女の初出勤の時に明らかになりました
初めてスタッフとして勤務先に現れた彼女の髪は、お世辞にも綺麗とは言えない根本や毛先に黒の混じる金色をしていました
聞けば、面接の時は印象を良くしようと一時的に黒く染めていたとのことで、遅かれ早かれ発覚するならばと初日から隠すことなく出勤したとのことでした
そうした格好をする理由は、実のところロックバンドのファンにとどまらず熱狂的な追っかけであるために不可欠だとのことでした
わたしは採用した責任と彼女のデザイン能力に不安を抱く一方で、その金色の頭髪にも稚拙ながらも潔い行動にも、自分の心がつよく引き込まれていくことがわかりました
まるで蟻地獄に落ちていくアリのように、二度と這い上がることのできない運命を背負ってしまったような感覚に襲われて背中にひんやりとした何かがまとわりついてくるのを感じていました
意志の強さを感じさせる瞳は太めの縁とレンズの奥へと隠れてしまいましたが、わたしにはそのことで彼女のもつ美しさがより完成に近づいたのだと感じられました
もともとの感性が異なるのか、広告としての機能を満たしながらもどこか奇抜でいて尚且つ人を選ばないデザインが次々に生み出されていきました
それらは社の内外問わず高い評価を受け、わたしと彼女とで立ち上げたデザイン部署は見る間に会社にとって無くてはならない存在へと成長していきました
その忙しさは、同時にわたしから余計な考えを起こさないようにと時間を奪ってくれていました
仕事に関することでも彼女と話をするときには緊張を隠すことに慣れませんでしたが、わたしはそれでも彼女から嫌われるでも好かれるでもない距離を保ち続けることが出来ました
その間にもデザインスタッフの拡充を行なっていましたが、今まで営業本隊に所属する形だったデザイン部署がいよいよ単独の部署として独立することが決まったのです
今までは本隊と両立する形で管理に参加していたわたしは、新たに新規事業開拓のための部署立ち上げのメインメンバーとして抜擢され、彼女はメインデザイナーとしてそのままデザイン部署に残ることが決まりました
わたしにとっては栄転ですが、自分が同じビルではありながら彼女とは異なるフロアに行ってしまうことがわかると、それが何故か急に不安に感じられました
付かず離れずの関係を維持できていたと思っていたのが、離れてしまうことがわかった途端にじつは彼女が自分にとっての拠り所になっていたことが分かってしまったのです
どれだけ顧客にバカにされようと仕事でミスをして上司に叱られようとも、部屋に戻れば彼女が背を向けて座っていました
でも、彼女が黙って座っている凛とした背中がそこにあるということだけで、わたしは幸せを感じられていたのです
相変わらず濃いめのアイラインに囲まれた意志の強さを感じさせる瞳がメガネの奥に隠されていると想像するだけで、わたしは幸せを感じられていたのです
それからというもの、わたしは彼女を思うだけで胸が締め付けられるように苦しくなりました
以前にもまして触れてみたいという衝動にかられ、彼女が他の男性と話をしている姿を見ているだけで胸の奥に湧き上がる何かを感じました
しかし、だからといってわたしには何かするべきことが見つけられたわけではありませんでした
思いを伝えるには時間がかかり過ぎていたのです
目の前にただ完成された美が存在していたとして、ほんの僅かでも触れてしまうことでその美しさは失われてしまうかもしれない
わたしの中で、彼女を得ることよりも彼女を失ってしまうことの不安のほうがはるかに大きく育ってしまっていたのです
考えてみると彼女と二人だけで話をした最も長い機会は採用面接の時だったかもしれません
もとよりわたしは彼女との会話そのものを楽しんだことはなく、いつも仕事の話かその時に少しだけ世間話を交わすくらいの会話しかしたことがなかったことに今さらながら気がづきました
そのことに気づいてしまったと同時に、止めどない涙がわたしを襲いました
自分でも全く予測できなかったあまりにも突然のことで、どうしてよいかわからずとにかくトイレに逃げ込みました
わたしは自分の情けなさに涙し、自分の人を好きになるという気持ちの身勝手さに涙しました
それから数日、相変わらず彼女を思うと痛みを思い出す胸を抱えたまま新しい部署での生活がスタートしました
自分の情けない部分をまざまざと見せつけられてしまったわたしは、仕事に対する自信も失っていました
大した結果もだせないでいたちょうどその頃、突然母親から見合い話が舞い込んできました
どこかこのままではいけないと思っていたわたしは特別に断る理由もなく受けてみることにしたのでした
お相手の女性は、デザイナーの彼女とは正反対のような実に快活とした健康的な女性でした
偶然にも共通の趣味の話で盛り上がり、その後も断る理由が見つからないまま数回の食事を共にしました
彼女はよく笑うとても魅力的な女性で何事も前向きに捉えられる明るい性格をしていました
そうして結局断る理由が見つからないまま、お見合いから半年後に結婚式を挙げることになりました
どこかで、もしかしたらこれで彼女のことを忘れられるかもしれない、本当に理想とする人はお見合いで出会ったこの女性なのかもしれないと考えていたかもしれません
会社での結婚の発表は部署ごとに部屋を訪れてまとめて行いました
たった半年で結婚を決めたことから突然のことに驚きを隠せないという言葉やお祝いの言葉が多数投げかけられましたが、そのほとんどはわたしには届いていませんでした
なぜなら、次に訪れるデザイン部署にいる彼女のことばかりを考えていたからです
考えてみればこれは片思いです
彼女にわたしの気持ちを伝えたこともなければ、彼女がわたしに好意を持っているだなんてことも聞いたことがありません
今さら思い悩んだところで何も解決しないしそもそも思い悩む事自体が無意味なのです
そうして自分に言い聞かせながらいよいよ彼女のいる部屋の扉に手をかけました
扉の向こうからわたしの目に飛び込んできたのは相変わらず凛とした美しい彼女の背中でした
わたしはその美しさに見惚れてしばらく声を出せないでいたかもしれません
最もシンプルに結婚の報告の言葉を並べることだけがそのときのわたしにできた精一杯でした
ただ、結婚という言葉が響いた時に彼女の背中が少し反応したかのようにも見えました
わたしが反応してほしいと願っていただけかもしれません
でも、いつも見惚れていた背中だからこそ他の誰一人として気がつかないような小さな変化を見つけられたのだと信じることにしました
それから数年がたち、今では二人のこどもに恵まれることができました
妻のことは愛しています
一人の女性としてももちろんですが、それ以上にもう家族として失うことのできない大切な存在です
だけど、未だにあの凛とした美しい背中はわたしの理想の背中であるし、触れれば砕けてしまいそうな透き通った指も、実に奥ゆかしくわずかな膨らみを見せる胸も、色白な顔に細く釣り上がった眉と濃いめのアイラインに囲まれた意志の強さを感じさせる瞳も、それを奥ゆかしくも引き立たせるメガネも、相変わらずわたしのもっとも理想とするままであることも事実です
それは10年が経って尚、より美しさを増していくようでも有ります
もしあの時、自分の気持ちを彼女に伝えていたらこの背中は美しいままだったのだろうか
もしあの時、彼女を採用しなければこんなにも思い悩むことはなかったのではないだろうか
もしあの時、わずかに反応した背中の理由を彼女に聞くことができたら何かがかわっていたのではないだろうか
人から見れば仕事も順調で結婚もして子宝にも恵まれてまさに順風満帆な人生かもしれませんし、本当にその通りなのだと思います
相変わらず焦がれる胸を抱えては、デザイン部署を訪れるたまの機会に凛と美しい彼女の背中に目を奪われています
わたしはついぞ片思いをおわらせられずにいました
ちっぽけなアリでは登り切ることの出来ない砂の坂を落ちることも登り切ることも許されないまま、ただひたすらに命が尽きるまでもがき続ける運命を背負ったままの毎日が続くのです
でもそれは苦しみではありません
今はもう話をする機会すら失ってしまった美しい背中のその向こうで、濃いめのアイラインに囲まれた意志の強さを感じさせる瞳がメガネの奥に隠されていると想像することだけが、今のわたしに許された最も幸せを感じられる瞬間なのです
ところが最近になって、この苦しみから逃れられる方法を見つけることが出来たかもしれません
きっかけは2ヶ月ほど前にわたくしを襲った衝撃的な出来事でした
もしこれが実現できれば、彼女も妻も傷つけることなくわたくしは最高の幸せを手に入れることが出来るかもしれないのです
まず就職しよう。どこも引っかからなかったならバイトかインターンから始めよう。
未経験でもバイトなら募集してる制作会社は多くないけど探せばあるよ。もちろん新卒・第二新卒の募集もある。
増田が制作会社を目指してるのか、それとも他の業種を目指してるのかは知らないが
既卒で実務経験なしだとメーカーなんかはちょっと厳しいかもね。とりあえずデザインできるところに入れ。
バイトも落ちたりするけど気にすんな。あーそうすか、っつって次行けるくらい強くなれ。
その間に自分の実務でのポートフォリオをしっかり作り込め。忙しいだろうけど合間をぬって頑張れ。
そして、その自信作のポートフォリオを持って転職活動をするんだ。転活始めてもバイトは辞めるなよ?
相性のいい会社と悪い会社があるから、なかなかうまくいかないかもしれないけど
そんなときはバイトしてることが支えになるから。仕事が支障になることもあるけどw
まっすぐな道より遠回りになるけど、そうやってデザイナーとして仕事できてるヤツも大勢いるんだ。
みんながみんな美大出てすんなりデザイン職に就けてるわけじゃない。
あとな、ブスを上手くいかないことの理由にすんな。増田は絵が描けたりデザインやりたいと思ってるだけいい。
なんの取り柄もなくやりたいこともなくブサイクなだけのヤツもいるんだ。ブサイクなめんな。
確かにやさぐれる気持ちもわかる。生まれ持ったもので得してるヤツを見ながら生きて行かなきゃいけないんだもんな。
でもな、いいこと教えてやるよ。ブサイクだとな、顔だけが好きで寄ってくる人間っていうのがいなくなるんだ。
同性でも異性でもそうだけど、自分の近くにいてくれる人は増田の容姿が好きだとか
増田の容姿に目がくらんだとかそういうんじゃなく、増田本人そのものが好きで一緒にいてくれてんだよ。
そのありがたさに気付け。その幸せに気付け。
それから、ブスは過剰な期待をされない。そのぶん巧いことなにか功績をあげられたとき
「あのブス山さんが!」と思われるんだ。
そして「ブス山さんブスだけど凄い!」って思われたくないか?
「ブス山さんブスだけどブス山さんのデザイン好きだな」と思われたくないか?
ブス山、今がお前のがんばりどころだ。たかだか20代でブスに疲れたとか言うな。
お前は整形でもしない限り、そのブサイクな顔と共に生きねばならないんだ。
ブスが気にならなくなるくらいいかした人間になりゃいいんだ。
頑張れブス山。マジ頑張れ。
コンペ式のデザイン依頼とかだと提案の一つ一つを非会員のただの閲覧者でも見れたりするんだよね。
Webデザインとかチラシデザインじゃなくて「こういうの作ってくださーい」っていう漠然とした依頼でも画像だけでパパっと提案できるロゴデザインみたいな奴。
こっちは別にデザイン業界の人間でも依頼する側の人間でもなんでもないんだけどさ、
大体の提案はプロ並みのクオリティだし(というか多分プロがやってるし)同じ依頼でもデザイナーによっていろいろ提案の方向性が違ってて見てるだけでも結構ワクワクする。
ロゴデザインも好きだけどキャラクターデザインとかLINEスタンプのデザイン依頼とかだともっとワクワクしちゃう。
起業したりWebサービスとかで一発当てたときはイカしたかっけーロゴとマスコットキャラクターのデザインかなんかお願いしたいなぁとか妄想したりしてる。
新卒でエンジニアデビューしようか悩んでる奴や、現役エンジニアで向いてないかもと思ってる奴に告ぎたい。耳元で、ねっとりと告げたい。
ディレクター職ほど、楽に入社できて、楽に稼げて、将来有望な仕事はないと。
この投稿は禁断すぎる内容が含まれている。だからこその増田記事なのである。
下記の3つを満たしておけば余裕。
2.紹介経由で採用を受けろ(友人がいなければ友人を作れ)
3.想定質問をきちんと答えれるようにしておけ。
エンジニアになると大変だ。
やれ、unityだ、やれCocos2dだ、やれSwiftだと。
じゃあディレクターは?
正論さえ言っておけばいい。
この発言だけで俺はしのいできた。まさに、余裕だ。
というか認められてないことがほとんどだ。
ディレクターはつく。
かつ、深夜対応などでエンジニアが作業している間もディレクターは帰らなくてもいい。(横でポテチ食いながら対応を待っておくことができる)
この分、エンジニアよりも残業代を多く稼ぐことができる。また給与額にそれほど差はない。
ディレクターは人を仕う側の職種であり、入社した時点でエンジニアやデザイナーよりも優位性が高く、人を扱う仕事に慣れざる得ない。
有名なベンチャーの創業社長を見回してみても非エンジニア、非デザイナーがめちゃくちゃおおい(デザイナーの社長なんてほとんどいないじゃないか。)
もし起業するとなっても、人の仕い方を知らないエンジニアやデザイナーよりも、うまく会社を回せるはずだ。
エンジニアやデザイナー出身の会社は受託開発が多く、最後には”自分で”解決してしまうパターンが多すぎる。目先思考になってしまい大きくなれず、結局中堅止まりのパターンが圧倒的に多い。
私は自分が手で作るものを世の中に販売して生計を立てているクリエイターである。
会社に属しているわけでもなく、クライアントから仕事をもらうわけでもないので、
作り出すものを売りださなければ一銭のお金も入らない仕事である。
約4年の妊活(不妊治療)を経て、4年前に第一子、2年前に第二子を高齢出産した。
初めての妊娠時、お腹の中でわりと順調に育ってくれたため、産む前日まで仕事をした。
活動場所を自宅にすることで、産後も働き続けることは可能だと思っていた。
もっと言えば、子供を見ながらでも仕事ができると思っていた。大馬鹿者であった。
「妊娠している間、歌詞がまったく書けなくなった」「作風が変化した」云々とママ雑誌で語るのを「花畑脳乙」と鼻でせせら笑っていたのだが、
花畑脳どころか、産後の私の脳味噌は一本のシワのなくなってツルツルの風船にでもなってしまったのではないかと思うほど、
赤ん坊以外のことは、まったく蓄積されない状態になってしまった。
心底驚いた。
そしてじりじりと焦った。
とても辛かった。
実は今もとても辛い。
なぜなら、脳味噌が風船の状態は、第二子が2歳になった今も続いているからである。
「全力で仕事がしたい!」と渇望しながらも、
「全力で作りたい!」と思うものが、まったく自分の中から湧き出てこないのである。
これはものを作ることを生業にしている者にとって、いわゆる「スランプ」と言われるものなのかもしれないが、
子育てをはじめてから今日に至るまで丸4年、私は心底作りたいと思えるものがまるで出てこない。
産前からのアイデアを元に、どうにかこうにか滲み出てくる…くらいのものをかき集めて、なんとかやっている。
でも産前の仕事量(売り上げ)から考えれば、10分の1ぐらいに激減した。
産前は当たり前に都心で過ごし、買い物をし、飲み食べして、好きなことばかりやって、
好きなことを仕事にして、好きなことで食べていけていることが本当に幸せだった。
なんのストレスもなかった。
不妊治療は確かにストレスではあったが、そこから逃げるというより、
それを上回るだけのやりがいが仕事自体にあったのは幸運だったと思う。
「もし子供ができなくても、この楽しい仕事さえあればいい」とどこかで思いながら不妊治療で削がれそうになる精神を保っていた。
(匿名ダイアリーだから書けることだが「仕事ができなくても、こどもさえいればいい」とは心の底からは思えないので、
逆説的にやはり、子供を諦めることはできなかっただろうと思う)
今現在、巷の雑誌を見ても「いまってこんな感じなんだ…」と思うだけで、
小説などは文字が脳から滑り落ちていくがごとく、まったく内容が頭に入ってこない。
いつ保育園から呼び出しがあるかと思うと、携帯の電源を切ることもできないので映画を2時間集中して観ることもできず、
常に何者か(まぁ、それはこどもたち)の目の届く場所手の届く場所すぐに駆けつけられる距離に居なければならないという感覚が
どうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしても薄くなってくれない。
美容室へ行く頻度も激減して、自由に使えるお金も少なくなってきて、着る服もファストファッションがほとんどになってきた。
なんだか自分がどんどんみすぼらしくなっているように感じる。
こんな私がものづくりをして人様にお金をもらえるようなものを作り出せるのだろうか、という不安が頭から離れない。
私の中の「ものづくりをする人」はどこへ行ってしまったのだろうか。
クリエイターやデザイナー、アーティストと呼ばれる類の職業をしている者は、
時代の空気やその感覚をつかまねばより良いものは作れないと思う。
インプットはネットや本だけではなく、目で見て、耳で聞いて、香りを嗅いで、手で触り、肌で感じることを続けるうちに
ひらめきやアイデアや素晴らしいデザインが「降りて」きていた。
自分が心底作りたいと思える良いものがアウトプットできていたのは、
間違いなくあの無意識にインプットし放題な時間があったからなのだと今ならわかる。
今、私は子供の健康を維持するための情報や、子供に対するより良い情報以外のことをまったくインプットできないまま、
仕事ではカラカラの体からさらに何かを絞り出しているだけの状態だ。
針でさせば弾け飛ぶくらい、あらゆる情報と感覚を体内と脳内に満ち満ちさせたい。
出産後、私からあのデザインが降りてくる『ギフト感』が、失われた、と感じている。
そして「それ」が戻ってくることを心底望んでいる。
しかしそれは望んだからやってくるものではないことも、わかっている。
「仕事人」としての自分が死んでしまうような気がして、諦められない。
ああ、なんだこれは。
赤ちゃんを望んでいた時と同じじゃないか。
私は赤ちゃんを手に抱けたじゃないか。
それでいいじゃないか。
なにが不満なものか。
不満?ええ不満だらけですよ!自分に!!
もっと、きちんと「ギフト」に頼らなくてもいい方法で、お金になるような仕事の仕方を構築しなさいよ!!
私は母親になった。もうなっちゃった。戻れないし、子供達のいない生活に戻りたいとは思わない。
もう好き放題やってていい人間じゃなくなったのは確かなんだから、
働き方を変えて、効率の良いインプットの仕方に変えるしかないじゃないの。
やろう。
やるしかないんだわ。
クリエイターは、自分の仕事を自分で作り出せる職業なんだから。
愚痴るつもりで初めて匿名ダイアリーを書いてみたら、なんか元気が出てきた。
:::追記:::1月16日
こんな私の自分勝手な独り言に、たくさんのヒントやアドバイスや応援、共感いただいたことに驚き、
そうすると「ネット上でたくさんの目に触れたいだけの虚構の話」と思われるのだと知り、
匿名の良いところは、名もなき自分が自由に思いを吐き出せるところでしたが、
匿名が故にどこにも信憑性はないのですから、仕方のないことですね。
それでもやはりこれを書いた時の私の気持ちは
間違いなく本当に思っていたことで、本当にこういう状態で。
短い間に私は十分、いろんな言葉もらえました
もしも今後どこかで誰かがここを見て、自分も頑張ろうと思うことがあるかもしれない
私もまたここを見て自分の糧にしたい
なので、このまま残します