2015-03-12

http://anond.hatelabo.jp/20150312103612

思うところあったので、CG業界にいる現場デザイナーの一人として。

業界代表してるわけではなく、あくまで中にいる一人として。

リンク先の記事を見た時に「パソコンでちょいちょいってやるんやろ? 」という言葉には、

正直「えっ?」とは反応してしまう。でも、その言葉にキレるのは筋違いと感じるし、

一般の人に啓蒙できてない何よりの証拠なんだと感じています

現状、著名なデザイナーイラストレーターでない限り、

まり作り手側の立場地位は高くないです。

仕事上、やってはいけない制約や表現が多々あり、

クライアントプロデューサー代理店などが上にいる場合

その制約や表現をひっくり返すことはとても難しいです。

なのでクリエイター側が主張したところで押さえ込まれしまう現状であると同時に、

そういった状況を自ら打破しようと思えない、諦めてしまっている面もクリエイター側にあるのではと感じています

しかし、逆に独自の路線や個性需要を生み出せた人というのは強いはずです。

言ってしまえば、世の中の需要によって人の立場は変わるのではないでしょうか。

その人の表現ありきで物事が進むので、予算スケジュールも調整しやすく、

クライアントも頼んだ側になるのでその人の言葉に納得できるのではないかと。

そういった状況になればクリエイター側がもっと啓蒙やすくなるのではないかと思います

唐突に「制作費数億円!」と聞くと飛躍しすぎて、そんなにお金からないだろうと私自身も思ってしまますが。

もっと独自需要を生み出せる、個性を浸透させていけるクリエイターが増えていく事。

そして色々なCGの作り方があって、同じCGでもお金のかかるCGはこういう所にかかっているという事を知ってもらう。

それが、一般の人に啓蒙するための業界課題なのではと思っております

その課題クリアできて、CGお仕事が世の中に浸透されていけば、

今より面白い表現が世の中にもっともっと出てくると期待してます自分もがんばります

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