「常温核融合」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 常温核融合とは

2024-07-27

anond:20240726011515

ブコメにもあるけど、常温核融合と常温超伝導並べるあたり偏差値43くらいの文系だろ?今のAIをある程度評価できないほどのバカは黙ってろって。

2024-07-26

何度でも言う。AI開発に「失敗したので諦めます」は絶対にない。

俺は量子コンピュータ研究してたからわかる。

 

意味がわからいか

お前らはAI以外の科学研究分野になんて興味もないから知らないんだろうが、この業界には「もはやだれもできると信じてないけど、政治的にやり続けなければいけない研究」というものがある。

量子コンピュータがそうで、20年前には「無理。できない。ほぼ間違いなく」という答えが出てる。

それでもなぜ研究を辞められないか? 「ほぼ」でなく「絶対」でない限り、もし万が一にも億が一にも「敵対勢力」に先に開発されたら安全保障に重大なリスクが出るから、というだけの話だ。

かつての原爆宇宙開発と同じだ。

違うのは、これらがある程度の結果にたどりつくことで開発競争にもケリがついたことと違って、量子コンピュータはどこまで行っても何にもならないから、ただ無駄研究費を食うだけなこと。

成果が出ていると強弁するために、「量子超越性」などと20年前はなかった概念が作られた。しかし、今量子コンピュータと呼ばれているものは、20年前に量子コンピュータと呼ばれていたものとは全く違う。

具体的には何が違うか? 今の自称量子コンピュータには「暗号解読」なんてできない。何もできない。

何もできないのに何かをやっていると主張するために「超越性」などという何の根拠もない言葉で誤摩化している。

専門外なので推測だが、「常温核融合」や「常温超伝導」も似たような状況なのではないか

 

量子コンピュータ場合、先に開発した方が情報通信セキュリティ覇権を握る絶大な武器を得る。

常温核融合や常温超伝導も、エネルギー利用に革命的な変化をもたらすのだから、勿論軍事上の脅威になるだろう。

そういう技術は、たとえ「ほぼ無理」でも開発を辞めることはできない。「絶対無理」を誰かが証明でもしない限り。

 

AIがそういう技術に当たるかと言えば、それはその可能性はあるだろう。膨大な生成情報によるネット情報の攪乱はセキュリティ上のリスクになり得る。

少なくとも、その可能性を政治家が信じる限り、そう扱われる。

お前たちが量子コンピュータ可能性をいつまでも信じ込まされていつか何かになると思っているのと同じように、AIも(仮にどこにもたどりつけないとしても)そういう立場を失うことはないだろう。

それが(悪い意味で)研究開発の現実というものだ。

AIでもなんでも良いが、それぐらいの現実感覚は持たないで空回りしているのは傍から見ても忍びないぞ。という忠告

 

素人素人呼ばわりされててワロタ

大学院まで専門にしてても就職全然違うところにいくなんてよくあることなんだがそんなことも知らないのか低学歴はw

量子ゲートが云々とかそれこそ素人向けメディア受け売りばっかで量子チューリングマシンも知らないやつがどの面下げて

そんな次元問題じゃねえんだよ

いくら電卓の桁数をあげてもアプリは作れない

って話をしてるの

まあ、ほんと、お前らみたいなのがいるからある種の研究職はバブルみたいになるんだよな

2024-06-26

anond:20240626104152

サイエンス費用対効果がなじまんのなら常温核融合について考えてるワイにも1億円くらい予算付けてほしいよな

2023-08-10

LK-99 にかこつけて物質探索としての機械学習

増田マテリアルインフォマティクス超伝導専門家ではないんだけど。

雲行きがあやしくなってきか

専門家からすると、常温ながら高圧下で超伝導存在ですら怪しいのに、高圧ですらない報告は眉につばも付けたくなるだろう。(LK-99は本当に常温常圧超伝導を達成しているのか - 理系のための備忘録)

Cu_2S の一次転移を常温超伝導と見間違えたのでは?との報告が上がっている。(https://twitter.com/tjmlab/status/1689076343114493957])

機械学習物質探索

LK-99に関連して、常温超伝導を示す物質機械学習を使って見つけられないのかという疑問をはてなブックマークTwitterなどで見かけた。

端的に述べると、機械学習を用いた物質探索は既に広く行われているが、今回のような未知の性質を有する物質の探索には不向きである

物質探索で機械学習が注目されるようになったのも最近のことだ。

2019年には選択性の高い触媒機械学習予測する研究がScience誌に投稿されている。(高選択的な不斉触媒系を機械学習で予測する | Chem-Station (ケムステ))

物質の探索の他にも、生データ帰属やそこから得られたデータ同士の解析などにも機械学習が用いられている。

暗黒大陸が広がっていた

機械学習によって、経験によると勘とマンパワーと一握りの運で支えられていた「予測→合成→測定→解析」のサイクルを早められるようになった。

その一方で、より広大な未踏の探索領域存在し、さらなるマンパワー必要であることが明確化された。

HUNTER×HUNTER暗黒大陸が明かされた状況に似ている。


機械学習暗黒大陸の道案内役になりうるが、より効率的な探索のために実験や測定の自動化必要となり、そのような研究も始められている。

予測した物質を合成できるか

機械学習が様々な物質予測しても、その合成できるかは別問題だ。これは機械学習に限った話ではない。

理論的にすばらしい性質が予想された物質であっても、技術的に合成できない、合成できても予想された性質を示さないことは科学世界ではあるあるだ。

原因は様々である解決のためには、技術進歩ブレイクスルー必要となるし、そもそも予想が間違っている可能だってある。

たとえば、2000年ノーベル化学賞を受賞したポリアセチレンは、古くから量子化学的に導電性を持つだろうと予想されていたが、合成する方法がなかった。

1958年にナッタらが開発した触媒によって初めて合成されるが、粉末しか得られず電気特性を測定することができなかった。得られた粉末は溶媒にも溶けず熱で溶融もしないためフィルムにできなかったのである

その後の1967年白川らがフィルム化に成功金属光沢を示すもののほぼ絶縁体であった。電気を流すにはドーピングという更なるブレイクスルー必要だった。

超伝導やばい

機械学習は、目的とする性質を持った物質を探索することは可能だが、全く新しい性質を示す物質予測には向いていない。

過去の結果から高い転移温度を有する物質類推可能だが、これまでの超伝導とはメカニズムが異なるであろう常温超伝導を示す物質を予想することはできない。せいぜい異常な振る舞いを予測するくらいだ。

超伝導の恐ろしいところは2000年以降も様々な性質が予想され発見されていることだ。

例えば、ワイル金属1937年予想、2016年発見)、トポロジカル絶縁体2005年提唱2007年確認)、ネマティック超伝導2016年発見)などなど。

全く新しいメカニズムによる性質に関するデータが無い以上、このような性質を示す物質機械学習で探索するのは無謀だ。

もちろん、既存データをよくよく洗い出してみると、新しいメカニズムで上手く説明できるケースもあるが、それを機械学習へ利用するには・・・・・・。

最後

というわけで、常温超伝導を示す物質機械学習で探すのは得策ではない。

2023-03-30

常温核融合

5chで技術を公開してる人いるけどマジモンなのかな

スレ内では溶液の色が変わっただけじゃ証拠にならないとか批判されてるけどよくわからん

液体と試料としての金属以外何も混じらないような状態で変わったなら核融合起きたんじゃないのと素人的には思っちゃうけど。

2022-03-07

永久機関だとバカにするのに

なんで常温核融合って名前になったら信じるやつが大量に湧くんだろうか……

2021-10-22

anond:20211021214311

軌道エレベータがあればなぁ、常温核融合発電があればなぁ、

いっそ、タイムマシンがあれば、産業革命を阻止できるのでそれで解決だ。

2021-09-25

実は検知されてないだけで

生物の体内(脳とかね)とか体表面とかで、

ごくごく日常的にしょっちゅう常温核融合がおこっとったら笑う

2020-06-09

自分利益を受け取れないことなんてよくあるじゃん

大規模公共工事なんて、それが特に前近代であれば有るほど、利益自分が受け取れないものだよね。

治水なんて結果が出るのは十年二十年後が当たり前だ。植林なんてのもそうで、利益(というか意味)が出るのは孫の世代っていわれる。じゃあやらないでいいのかって言えばそんなことねぇわけで。

時間軸方向じゃなくて距離方向でいえば、北海道北方インフラに、それ以外の地方の人が自分リソース(例えば税金)を割くのは無駄かもしれんしそれでえられる利益は微々たるものかもしれんけれど、しか共同体のためにはそれをやるのが有益だと判断されるから投資が行われる。

属性方向で言えば、弱者への保護福祉なんて利益を受けられる人は少ないかもしれんけれど、それでも全体が薄く身銭を切ってやるもんだ。それを否定ちゃうと、自分セーフティネットから落ちる。

そんなの、改めて考えたり腹を立てたりするようなことじゃないと思うんだけどな。俺ら人類歴史と、その歴史の中における個人寿命を考えたら、相対的スケールの差でそうならざるをえないでしょ。何らかの結果や結論は、俺らは見ることが出来ないって、そんなの当たり前過ぎてことさら喚くようなことじゃない。

俺が生きてるうちにはたぶん火星有人基地できないし、地球連邦も出来ないし、常温核融合発電も出来ないし、量子通信ネットもできないし、それどころか海底超特急マリンエクスプレスすらできないだろうけど、別にそれでもええやろ。昨日よりマシなら、明日もっとマシだろうし。

2019-07-12

anond:20190712164301

常温核融合 も時々話題になる。

あとは、元素変換装置

当社では,PdCaOから構成される多層膜に,ある元素を添加し,重水素を透過させると添加した元素が別の元素に変換していく現象見出した(1).通常,元素変換を引き起こすためには,原子炉加速器など非常に大掛かりな装置必要であるため,重水素を透過させるだけで元素変換が起きる本手法は,大きな技術的・社会的貢献を与えることが期待できる.

https://www.mhi.co.jp/technology/review/pdf/421/421050.pdf

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ040JJ_X00C14A4000000/

2014-04-18

一番の問題は、「割烹着プレス発表

理研webトップページを見ているとわかるが、

毎週何本も、最新の研究成果がプレスリリースされている。

記者を呼ぶこともなく、web上に、淡々と。

研究担当者は、千人以上いる研究者の中から

自分の成果が組織トップページで告知されたら嬉しいだろう。

はしゃぎたい気持ちも理解できる。

しかし、組織全体にとっては、そんなこと日常茶飯事であって、淡々右から左に流していく案件だ。

笹井氏が、そういう案件の一つとして、いったんリジェクトされた小保方氏の論文を、

構成や表現などをNature編集けがいいように改善した、というならば、

水曜日の会見内容で何の問題もない。

しかし、問題なのは1月末の、あのド派手な「割烹着プレス発表だ。

あれほどたくさんの記者を呼んで研究成果をプレス発表するのは、

いくら理研といえど年に何度もあるわけじゃない。

しかも、ラボの中にまで記者を呼び込んで実験デモをするなど、

通常のプレス発表プロトコルから見ても非常に例外的だ。

理研にとっては非日常的に特別イベントであることが内外に明らかであるし、

それだけのイベントであるから

「慎重に準備されてないはずがない」と周囲が考えるのは当然だ。

そのプレス発表の主役として立ったのが、小保方、若山、笹井の三人。

その中で、ユニットリーダーはいえまだ駆け出し研究者の小保方氏、

かつて理研職員だったとは言え、今は外部の人間の若山氏の二名に比べ、

理研CDB広報にとって上司代理にあたる幹部・副センターである笹井氏は、

あのプレス発表に全面的責任があると考えるのが妥当であろう。


あのプレス発表さえなく、他の研究成果と同様に、

淡々としたweb上の発表だけに止めておけば、

一般マスコミネタになることはなかった。

暇なネット界隈の徹底した重箱隅つつきに遭うこともなく、

下世話な勘繰りや盲目的な擁護もなかった。

もちろん、研究杜撰さを知っているCDB他部門の同僚たちからの厳しいチェックや、

分子生物学コミュニティからの激しい反論に晒されることにはなったろうが、

それは科学界における健全な議論であり、

少なくとも野依理事長が公の場で頭を下げる事態には発展しなかったろうし、

自身も前髪に比べかなり寂しい頭頂部をああして晒すこともなかった。

水曜日記者会見で、一月末のプレス発表を手配した責任を問う質問が何もなかったのは残念だ。

まあ、集まった連中全員が、あのプレス発表が結果的にもたらした失態によって仕事にありつけたのだから

感謝こそすれ糾弾する理由は何もないので、当然といえば当然なのだが。


シェーン事件、ファン・ウソク事件、常温核融合事件に比べるとスケールはずっと小さい。

あのプレス発表さえしなければ、理研CDBと分子生物学コミュニティの外には、

ほぼ何ごとも起こらなかったであろうから

http://anond.hatelabo.jp/20140418041538

2014-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20140314022555

釣りか?

「(故意ではないが)誤ったデータを掲載してしまった」「(先入観ゆえ)あの結論は今考えれば論理に大きな飛躍があった」などということは,

そういう事件じゃないだろ。

ボンクラ研究者が厳しい突っ込みを入れられることはよくある。有名なところでは、北大の万年助教電気炉のオーバーシュート常温核融合と誤解した件(http://blackshadow.seesaa.net/article/100635085.html)。彼の場合は、もしかしたらわざとではなくただのボケかも、という余地があるかもしれない。

でも今回のは、既存画像データを加工して投稿してるんだから故意だと断定するに足る充分な根拠がある。

するとどうなるか。この人の例が参考になるとおれは思うね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%92%8C%E5%AD%90

2012-09-05

http://anond.hatelabo.jp/20120905013917

水力はダム必要で、致命的事故が発生した時の被害は原発どころじゃないし

地熱は立地条件が限られてて、温泉業界との競合もあるうえ、自然環境への影響が未知数。

都合のいい発電方式はなかなかないもんだ。

早く常温核融合が実現するといいね

2011-05-11

菅直人首相に知って欲しい豆知識

火力発電

原子力発電

未来原子力発電

水力発電

揚水発電

小水力発電

風力発電

太陽光発電

太陽熱発電

地熱発電所

メタンガス発電

バイオマス発電

  • CO2は排出するが、材料の廃材などは発電に使わなくても分解されCO2を排出するため、カーボン・ニュートラルだと考えられている。

潮力発電

  • 潮の満ち引きを利用して海水を堰で蓄積し、それで発電を行う。
  • 発電量は調整・計算可能
  • 日本では発電に適した所が少ない。

コスト計算に関する補足 ※

2011-04-04

原発ゆとり脳に送る豆知識

技術特性を見ないで原発を訴えるゆとり脳に贈る。

火力発電

原子力発電

未来原子力発電

水力発電

揚水発電

小水力発電

風力発電

太陽光発電

太陽熱発電

地熱発電所

メタンガス発電

バイオマス発電

  • CO2は排出するが、材料の廃材などは発電に使わなくても分解されCO2を排出するため、カーボン・ニュートラルだと考えられている。

潮力発電

  • 潮の満ち引きを利用して海水を堰で蓄積し、それで発電を行う。
  • 発電量は調整・計算可能
  • 日本では発電に適した所が少ない。

コスト計算に関する補足 ※

2010-10-22

水道水500mlに100円も出すとかバカだろ」

みたいな事を言ってるとある英文記事が面白かったので訳してみた。

********************

http://www.cracked.com/article_18817_5-reasons-future-will-be-ruled-by-b.s..html

未来がハッタリによって支配される5つの理由

理想未来を思い浮かべてみよう。いや、地球最期の男になった自分ゾンビの群れを蹴散らす妄想じゃなくて、社会から見た理想未来を。エネルギークリーンで無尽蔵、品物は豊富で汚い仕事機械が全てやってくれる。みんな幸せでしょ?

でも実は、この未来は既に色んな意味で実現している。そしてこの未来を表す言葉は「屁」だ。

とりあえず説明しようか。

#5.

スタートレック風のユートピアは既に実現してる……っぽい

まず最初ポルノと死んだ赤ちゃんの話をしよう。

もし俺がお前に「予算ゼロで可能な限りのポルノネットから持ってきてくれ」と言ったら、どれだけのエロ画像エロ動画を持ってくる?

多分答えは「全部」じゃないだろうか。

これがちょっと面白い話につながる。ここ数十年、発展途上国では汚染された乳児用粉ミルクで何千もの赤ん坊が死んでいる。あれ、面白いって言っちゃった?ごめん、使う単語を間違えた。とにかく、何が起きてるかって言うと、衛生環境が悪いため母親は粉ミルクを汚染された水で溶かしている。んじゃ何で自分の身体からタダでミルクが作れるのに、わざわざ毒の粉ミルク赤ん坊に与えるのか?それは粉ミルクの製造社であるネスレがそうしろと言ってるからだ。

企業はタダで手に入れられるものに対してお金を出すよう説得する……みんなが知りたかった未来の姿がこれだ。

みんな俺がファイル共有やデジタル著作権や、腹黒なレコード会社の話をするんじゃないかと思うだろうけど、あんなのはこれから来る未来のほんの一片にすぎない。世界は変わった。生まれた時から俺達の頭に叩き込まれた社会ルールはひっくり返されようとしている。

未来学者やSF作家はよく「欠乏のない社会」――スタートレックのように、物質複製機やフュージョンアクターが全ての欠乏を終わらせた社会について口にする。確かに物凄く無茶な妄想に聞こえなくもないけど、俺たちの生活の中では、これが既に実現してる部分が沢山ある。エロなんかそう。今ポルノ空気よりも豊富だ。空気は有限だけど、今人類宇宙燃え尽きるまでエネルギーおっぱいのJPG画像に変換する機械を手にしている。今やおっぱいは無尽蔵なのだ。

さて、ツイスターゲームすら出来ないような狭い部屋でも、そこで過ごす時間のほぼ全てをネットサーフィンネットゲームに使うんだから構わないっていう人がどれだけいるか。彼らは別にプール付きの二階建ての一軒家が欲しい訳じゃない。300ドルネットブックと月額20ドルネット接続があれば、友人、出会い、娯楽、趣味、そして家族や同僚との連絡全てが可能になる。家で仕事をする事すら可能になる。

マズローの欲求段階の多くがデジタルのみで満たされる事が可能なのが今の時代だ。

俺たちネット住民はゲームデジタル著作権等についてぎゃーぎゃー騒いでるだけで、事のスケールの大きさに全く気が付いていない。まるで生まれた時からずっとフェンスの中に閉じ込められた犬が、嵐でフェンスが吹き飛ばされて、周りを見渡して「すげぇ、庭だ!」ってはしゃいでるようだ。

違うぞハチ公。目の前に広がってるのは庭じゃなく、世界そのものだ。

#4.

ビジネスは、生き延びるために無尽蔵な製品が有限であるフリをしなければならない。

というわけで……理想郷が実現した!人類の勝利だ!もうこんな記事読むのやめてパーティでも始めようぜ!

いや、ちょっと待て。粉ミルクの件を忘れてないか?

ここから話が色々とトチ狂ってくる訳で。例えば、公共の図書館は過去500年もの間本を無償で貸し出してきた。出版社は、図書館が本を買っているからこれを良しとしているし、人気のある本なら一度に何冊も貸し出せるよう複数冊購入してくれる。そして何度も読まれると本はボロボロになるから、数年置きに買い換えてもくれる。

そこで、出版社はより優れた本を作り出した。電子書籍と言う、100億回読まれても傷一つつかない不滅の本だ。このとんでもない代物を生産するのに幾らかかるかって言うと、これが1円もかからない。出版社に何も支払わなくても、読者は自分で本の複製品を「生産」して自分パソコンに保存する事もできる。この本もまた「無尽蔵」だ。

なので、出版社にとって次のステップは単純明確だった:本が自滅する仕様にする事。

図書館に売られた電子書籍は1年後、もしくは特定の回数だけ貸し出された後に自動削除されるようになった。これは出版社公共図書館の間でとんでもない論争の種になった。何せどちらも社会の構造をバラバラにするような「ほつれ」を見つけてしまったのだから。考えてもみよう:

A. 自然劣化しないのなら、客に必要な分だけの電子書籍を買い集めて永久に保存する事も出来るんじゃないの?

B. ちょっと待てよ。ただの電子ファイルだろ?じゃ1冊だけ買って、後は読みたいって言う客に対してコピペしてあげればいいんじゃないの?

C. ちょっと待てよ。そもそも図書館なんて必要か?出版社から買って自分で友達にコピーしたものを“貸して”やればいいんじゃないの?

D. ちょっと待てよ。印刷製本も必要ないのなら、そもそも出版社なんているの?作者から直接買えばいいんじゃないの?

E. ちょーーーっと待てよ。作者が作った1冊を用意すれば、あとはみんなそれをタダでもらっちゃえばいいんじゃないの?

ここで何が消滅したかをちょっと考えてみよう。出版会社社員が詰まった高層ビル、本が詰まった倉庫本屋図書館印刷機が並んだ工場、製紙工場、作者が印税で買ったいろんな物。これら全てが消滅。

これら全てを何とか維持していく為、出版社はFARTSと呼ばれるものを利用している。FARTSとはForced ARTificial Scarcityの略で、直訳すると「強制人工欠乏」という意味だ。いや、こう呼んでるのは俺なんだけど、俺くらいのネーミングセンスが連中にもあればみんなこう呼んでるはず(訳注:FARTS=「屁」。以降はこれを「屁」と訳す)。

みんなよく聞け:未来はFARTSに支配される。

みんなソニーマトリックスみたいな近未来バーチャル世界「Playstation Home」がデビューした時を覚えてるか?その時なんとも衝撃的な事件があった。人気ウェブ漫画Penny Arcadeの連中がバーチャルボーリング場にログインして、レーンが開くのを待つため並んでいたボーリング場なんて本当は存在しないはずのバーチャル空間で、だ。全てがサーバ上で0と1で作られてる世界なら、レーンなんて実質的無限に用意できるはずだ。誰でもいつでも使えるレーンが何千も用意されててもおかしくはないのに、俺らに用意されたのは「屁」だ。

#3.

曖昧製品制限が未来の姿

娯楽やコミュニケーションから仕事をするのに必要なソフトまで、あらゆるデジタル製品に言える事だが、俺たちの経済の大半は「屁」によって機能しているのが現状だ。そして時間が過ぎれば過ぎるほど、日常的に利用しているもの全てがその見えない雲に覆われていく。

凄いだろ?でもまぁ、お前さんは上の連中の言われた通りの事なんてしないだろう。企業が何もしなくても手に入るようなものに対して好き勝手に値札をつけるような未来、許すはずもない。これじゃあまるで……うーん……女性自分の体液を使えば済むような事で大量のお金を使ってしまうようなもんじゃないか。

俺だってそう思ったよ。俺は情報強者なんだぜっつって。んで、机の周りを見渡してみた。

俺の隣にはAquafina天然水のペットボトルがある。何故かというと:1990年代ペプシ社とコカコーラ社がペプシコーラの売り上げが伸びない事に気付いて、実質無限にあるはずの水道水を買って、ボトルに詰めて、山の絵が印刷させたラベルをつけて、値段を200倍にして、そんで俺がそいつを買った、という訳。

水の隣には頭痛薬のExcedrinがある。そりゃあ店がローカルで出してる銘柄だって分子構造レベルまで一緒だろうけど、俺は倍の金を出してこっちを買った。だってExcedrinだぜ?キャッチフレーズが「ザ・頭痛薬」なんだぜ?んでその下にあるのがローン支払いの明細書で、「手数料:$5.00」と書かれている。

俺のパソコンなんてもっとやばいぞ。Windows 7インストールしてあるんだけど、新品のHDDだったんで入れたのは200ドルのフルインストール版だ。アップグレード版は100ドルなんだけど、ちなみにどっちもディスクの中に入ってるデータは実は全くの一緒。安い方はただ前のバージョンインストールされてるかどうかが分かる機能があって、無ければインストールさせてくれない仕様なだけ。

パソコンを新調する事になったら、今インテルテストマーケティングしてる新しいプロセッサを入れるかもしれない。で、そのプロセッサ、一部の機能が事前に意図的にブロックされてる。何故かと言うと、そのブロックされた機能が使えるようになる「アップグレードカード」を50ドルで売りつけるためだ。

連中は俺達を虚無に対して金を支払うよう教育してて、俺達はずっとそれに従ってきた。お前の机の上にだって「屁」があるだろ?

#2.

未来世界では俺達全員がラーズ・ウルリッヒとなる

さっき電子書籍を例に出したのは理由がある。俺は機会がある度に本を出してる事を宣伝してる(内容は怪物とチ○コのお話。今はペーパーバック版が10ドルくらいで出てる。書くのに5年かかった。けど現実は、もしアンタが電子コピー版を入手しようと思ったら、それが可能だって事。お前に金を出させるための「欠乏性」は俺達の妄想の産物にすぎない。John Dies at the Endは350ページ分の「屁」だ。

Amazon.comと大手出版会社の議論の原点はそこにある。誰も値段をいくらにすればいいのか分からない。何となーく適当に決めなきゃいけない。どうせ最初の一部を作ってしまえば後は生産費はかからないんだから。

その一方、俺と俺の家族と俺が賃貸と車のローンを借りてる銀行とIRSと俺が飯を買ってるスーパーは、みんな少し手を伸ばせば俺の本のコピーがすぐにタダで手に入れられてしまう事に気付かないという共通の期待を抱いている。やがて世界中が同じ期待を抱くようになるだろう。

で、その問題を何とかするのが、知的財産権侵害する人間に対して、誰であろうと鉄槌を下す世界規模の条約b>ACTAだ。ネットの住民はみんなこいつを嫌ってる。何故なら①みんなのHDDを覗き見出来るレベルプライバシー侵害が出来ないと実施出来ない事と、②無意味だからだ。まるで沈んでいる船が海に大砲を向けて威嚇しているようなものだ。

何でこんな事をするのか?大企業レコード会社アクティビジョン利益を守るためか?メタリカの反海賊版活動家(笑)ラーズ・ウルリッヒが純金じゃなくプラチナで出来た飛行機を買うためか?どっかのライターサルオートバイの乗り方を教えるためか?ふざけんな!

でも犬とフェンスの話を忘れちゃいけない。世界は変わった。全員にとって。俺もラーズ・ウルリッヒと同じ状況になったし、お前だってそうなんだ。

ラーズは音楽を売って飯を食って、お前は自分労働力を売って飯を食ってる。いずれは氏の音楽と動揺、お前の人としての労働力電子化されて低コストで代用が効くようになり、お前の技術は完全に無価値になる。

どっかのゲーム屋さんで働いてるって?次の世代のゲーム機ゲームを直接ダウンロード出来る仕様になるからゲーム屋なんていらなくなる。ビデオ屋だって同じだ。ブルーレイは多分俺達が最後に目にする物理的なメディアだろう。レジバイトセルフレジ仕事が取られるどころの話じゃないぞ。将来的にはRFIDシステムを導入して、買い物品を持ったままセンサーを通りすぎれば自動的に口座から引き落とすシステムになる。スターバックス?お前のやってる仕事の何が機械で出来ないって言うんだ?郵便局?あそこで働いてる奴は実質人間スパム配信機でしかないだろ。郵便物の半数以上は真っ先にゴミ箱行きになる不用品だ。メール社会となった今、郵便局にとって利益が得られる客はダイレクトメール業者しか残っていない

ちなみに俺がサービス業ばかり挙げているのは、お前らの中の殆どが製造業で働いてるはずが無いからだ。そういう仕事の殆どはもうロボットアウトソーシングされてる。

技術力の発展のお陰で、雇い主にとって労働の殆どはお前らにとってのネットポルノと同じ「欠乏のない」ものになる。連中にとってコイツはポルノと同じくらい勃起させてくれるものだ。

ACTAやMPAARIAAをどれだけ憎もうが、お前の給料は既に「屁」で支払われている。

#1.

文明を救うのは「ハッタリ」

こうして俺らは貪欲な企業どもに金を支払わなくても大抵のものはタダで手に入る事を喜んでるが、それは同時に企業どもが俺らに金を支払う必要もなくなってるって事だ。どちら側も、将来人々は特に理由もなく「“支払う”事を選択する」事を期待している。ゲーム屋さんなら、店員も会社も客が唐突ゲームに対して対価を払う事を選択し、それを人から受け取る事を選択してくれるようにと願っている。

「良い仕事をすれば社会はそれに対して喜んで対価を支払う」みたいな屁理屈はいらない。ネットの住人の俺は、その理屈がどうなってきたか見てきた。サーバが落ちるくらいトラフィックが多い人気サイトが、PayPal募金口座で閑古鳥が鳴くばかりという理由で閉鎖に追い込まれるなんて何度見てきたことか。もしその仕事に対しての生来価値に見合った対価を支払うのが人間なのなら、Achewoodが「お金ください」とお願いする事もなかった。

自分で払う対価を決める」という制度は最終的には募金だ。そして人は特定の気分にいるか、余分なお金を持っている時にしか募金をしない。商業の代わりには成り得無い。

別に給料の話に限って言ってる訳じゃない。人間社会ってのは、人が作ったものを人が必要としてるから成り立っている。総合的なニーズが人を集結させ、リソースを共有させ、そうやって最初集落が生まれていった。人はモノが必要で、他人が俺らに必要なモノを与えてくれるためにも、俺らが作ったモノを他人が必要としてくれなくちゃいけない。これが何千年も続いてきた人間社会歯車だ。そして今その歯車が止まろうとしている。

という訳で、社会を救うためにも、今まで何度も人類を救ってきた見えないチカラに頼らないといけないようだ。俺はこいつを「ハッタリ」と呼びたい。

ハッタリは次の成長産業だ。ペットボトルの中の水が山の天然水だと、汚染された粉ミルクは乳児に命を吹き込むと俺らや教育を受けていない母親達に信じさせてきたアイツらは、将来的には外科医よりも重宝される事になる。

文明の発展と同時に、彼ら「屁」の守護者達は俺達が無から作れるものに対して、「良い人であるために」みたいな曖昧価値観を元に、対価を支払う文化を形成するだろう。丁度Appleロゴが、既に安価で出回ってるものと同価値のものに対して2倍の金を出させる洗脳効果があるのと同じように。

そしてやがて常温核融合炉やナノテク生産人間一人につき100GB/秒のWi-Fi接続で電子コンタクトレンズに色々とダウンロードできる技術が実現化した時代になっても、ハッタリ師達は「古き伝統」を守り続けているだろう。3セントで複製機が吐き出してくる靴よりも、80ドルの靴を買えと。何せこっちは「手作り」なんだから。

「支払のための支払」を新時代のモラルとするかもしれない。それか「屁」を中心とした新興宗教か……

少なくとも俺らが他の方法を思いつくまでは。

2009-09-07

http://anond.hatelabo.jp/20090907015242

常温核融合技術が実現して、農業酪農自動化できればエネルギー問題と食糧問題は解決する。

これらの技術が一般的になれば、働かなくても済むコミュニティを作れるんじゃないか?

そういうコミュニティが増えても、娯楽や医療のために資本主義継続すると思うけれど。

2008-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20080524031837

その後、このニュースに関する親子丼掲示板というところの反応

232 :そろそろ日本テロだね:2008/05/27(火) 11:27:20 ID:ogT0O03A0
NATROMみたいな人かな?

はてなダイヤリー
大阪大学常温核融合の公開実験に成功したっ!というニューストンデモ陰謀論blogで行き交ってる】
http://anond.hatelabo.jp/20080524031837

235 :そろそろ日本テロだね:2008/05/27(火) 19:24:48 ID:cRhcDKvE0
はてなブログ」の皆さんって、どうしてこうも御一緒なのでしょうね(笑)
常温核融合成功!?】(何で?を付けるかなあ。)
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20080527/1211859138

237 :そろそろ日本テロだね:2008/05/27(火) 21:02:52 ID:5/KdG1FQ0
はてなブログ」、ここは何かの巣なのか?酷いのが連発する。
しかもグーグル検索上位に来るから摩訶不思議
トンデモ常温核融合をセットにしたいのかな?本文はメチャメチャな内容です。

【[雑記][トンデモ]常温核融合だ?】
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20080527/1211878136

240 :そろそろ日本テロだね:2008/05/27(火) 22:45:24 ID:K6JlyYhs0
>>237
はてなブログは、「と学会」系の工作員が大勢いると思います。
権力者側にとってマズイ情報が拡散するのを食い止めるのが目的
トンデモという言葉を多用するのが共通の特徴です。

はてなブログダイヤリー?)というところにはには工作員がたくさんいるんですって。こわいこわい。

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