はてなキーワード: 娘。とは
主人公は真面目が取り柄の50歳ぐらいのシングルファーザー。娘が大学受験を控える中、勤めてた会社が倒産して途方に暮れていたところにたまたま高収入の求人を発見。
なんの仕事かよく分からないまま面接に行くと着いたのは風俗街の雑居ビル。VR風俗の風俗嬢募集の求人だったのだ。どうせ客はずっとゴーグルとヘッドホンを付けたままだからオナホで手コキしてる分にはバレないという理由で即採用。
真面目でひとつのことを突き詰める性分ゆえ、VRで流れる映像を研究し尽くし、映像と完全にシンクロしたサービスでたちまち人気No.1になった。おっさんの仕事と亡き妻、愛する娘に対する直向きな姿勢は、家族との確執を抱えていた女子大生の嬢、夫との不和を抱えていた人妻の嬢、どんな仕事にもやりがいを感じられずにいたOLの嬢にも伝わり、それぞれが抱えていた問題も解決(解決にそれぞれ1話割く)、仕事にやる気を出すようになり店も大人気店に。
おっさんのサービスは雑誌にも紹介され、素顔が謎の風俗嬢としてますます人気者に。その人気は高校生の間でも噂になり、とうとう娘のクラスメイトの男子高校生(おっさんと面識あり)が来店してしまう。
ゴーグルのせいでクラスメイトだと気づかずいつものサービスを提供するおっさん。こんなサービスができる女の子はさぞかしかわいいに違いないと隙をついてゴーグルを外してしまう高校生。おっさんを見て高校生は着の身着のまま逃げ帰り、翌日学校で周りに言いふらし、娘は学校中の笑い者に。
帰宅後、そんな仕事をさせてまで大学なんて行きたくないと父親を責める娘。しかし、高卒のおっさんにとって娘が大学に行ってくれることが夢であり亡き妻との約束だったこと、そして職業に貴賤はなく今の仕事に誇りを持っていることを懸命に説く。
そこに、おっさんが出勤してこないことを心配した店長が家までやってきた。状況を把握した店長は、おっさんの仕事に対するプロ意識、また、娘のことをどれだけ大切に思っているか、おっさんのおかげで自分を含めた周りの人達がいかに変わったかを話す。
おっさんはいま社会に必要とされてる立派な社会人だということに気づいた娘はやっぱり大学に進学することをおっさんに伝える。
正体がバレてしまったおっさんはもう嬢としては働けなくなったが、充実した嬢の教育マニュアルを作成し店長とともに店舗拡大、風俗業界でそこそこの成功をおさめ、そこに大学でマネジメントを専攻した娘が加わって従業員にも優しい風俗店として時代を築いていくドラマ。
思いついたことをそのまま言ってしまい、周りを巻き込んでドタバタ劇を繰り広げるおてんば娘。
破茶滅茶だけど、いつのまにか人の輪の中心にいる主人公タイプ。
きょう書店で娘が心底嫌そうな顔で「お父さん、これ気持ち悪い…」と指さした光景。
2018年9月初頭にこのツイートに端を発するゾーニング問題について、
しかしこの問題、実際はその辺りでは無いのではないかと筆者は思う。
本題に入る前にまずはそれら「ここが問題だ」という部分を見ていこう。
元ツイートを見た通りでは、「親」に「これが気持ち悪い」と報告する娘。
ほんとそうなんです。八歳の子供の目で見たらはっきりと嫌悪感を覚えるものが、
自分自身に対する異性の目を想像し気にするのであれば、いささか不自然ではある。
一般に性に目覚めた頃合いは、それは恥ずかしいものであったり訳のわからないものであったり、
特に学校での性教育が概ね浅い内容であるこの国で、娘が(八歳で性教育はやらないだろうが)
得ている性的知識というのは、第二次性徴期での変化や生理に関する所であって、
早熟であったり、或いは性的に嫌な目に遭うなどがあれば、今の知識と結びついて
自覚し始めた、ということはあるだろう。
しかしその場合、真っ先に異性として嫌悪の対象になるのは父親だ。
ましてや自身の性的嫌悪に結びつく話を、異性たる父親にする可能性は極めて低い。
下着を買うときに異性への嫌悪を知っている娘が父親に相談しないのと同じで、
これは信頼の問題ではなく、「それだけの性的意識があるならば父親に対して
実際に娘が現場でどこまで喋ったかはわからないが、ツイートの内容を見る限り、
表紙に描かれた女性キャラクターの露出に対しての吐露というより、
つまり
「自身の女性が商品的に見られているのが嫌だと思うぐらいの意識があるなら、
親とはいえ男性である父親に報告しようとは大抵思わないだろう。
ツイートの限りではラノベコーナーを指さしてるだけのようなので、
ということになる。
デザイン性や売れ行きなどはもちろん、一般書籍として置けるかどうかも
だが実際には露出が多いじゃないか、などの意見はもちろんあるだろう。
しかしそこはいわゆるプロの目線で、いわば「行政に言い訳できる」という
多くの出版社が気にする行政といえば、東京都健全育成審議会だろう。
つまり何らかの問題視がされたとしても、この審議会での基準に対し、
「肌色率が何割」とか「胸の強調の度合い」など彼らの基準で抵触しなければ、
「じゃあ例えばPTA協議会理事より確かな肩書と経験をお持ちなんですか?」
と問えることになる。
出版社独自の基準にしろ、審議会にしろ、そうした議論や法律、過去の事例に
照らし合わせて複数人が出した結論より、ただの一般人が何を規制できるのか。
市民が主役などと言うことは出来ても、では市民の代表たる議員はどうするのか。
法治主義、民主主義の原則を掲げながら、ゾーニングを唱える側はしばしば独裁的になる。
話が大きく逸れたが、さてツイ主の求めるところは実はゾーニングではない。
結局は、胸を強調したイラストを以て女性の性的消費に対する持論を述べているだけに過ぎない。
考えてみれば分かる通り、書店一つには非常に多くの書籍が取り扱われており、
男に置き換えれば股間の性器だけ異様に巨大に描かれたイラストが氾濫してるようなもんだけど、
そういう男にとって不快なものは平積みされてない。身体を性的に誇張されて描かれ、
つまり全体としては氾濫しているとは言い難いのだが、
つまり売り場を整えろという話ではなく、それ自体の存在を無くせということに他ならない。
ツイ主が言うところの、
という主張には、ツイ主の考えるそうした表現自体への異議であり、
この異議を叶えるのなら、ゾーニングをしたところでその表現は消えない。
書店で見なくとも今どきネット広告でもなんでも目に入る機会はいくらでもある。
つまり存在自体を抹消しなければ、ツイ主の主張は叶わないのだ。
まとめると、
「ゾーニングの問題っぽいが、実際には胸を強調するなどの表現そのものを無くせというものであり、
存在そのものを女性差別的に考えているので売り場を分けたところで彼の主張は叶えられない。
ということになる。
フェミニズム思想だろうか、それとも最近の何でもヘイト認定だろうか、はたまたポリコレか。
いずれでもない、これはそもそも問題ですらないのではないかと筆者は考える。
考えてみてほしい。すべて事実だとして、わずか八歳で性的表現を意識し非難の目を向けられる娘。
実に早熟と言って良いだろう。小学2年か3年か、同年代より知的レベルは高いと言えるだろう。
そしてそういう性的意識を早くから自力学習した、ということはまず無い。
親の教育あってのものだ。つまり早くから、防犯意識にせよ不審者対策にせよ、
娘に対して「女性」としての性的意識を教育してきた可能性は極めて高い。
・異性ながら娘に頼られ信頼される良き親
以上を主張するだけの、総じて自己顕示欲を満たすだけのものだと言える。
その上でラノベの表紙を選んだのは、それこそゾーニングの本丸である審議会で、
最近問題視されているBL漫画や、少し前に話題にされた少年誌のグラビアのように、
当の女性から支持されているものや、三次元で一般に理解されるグラビアアイドルと違い、
古い考えとして、オタク的なもので叩きやすかったからに他ならない。
ツイ主の想定外があるとすれば、婉曲な正義感の自己顕示のエサとするべき対象が、
ただのサンドバックではなく、もはや一般の趣味レベルで認知されていることだろう。
程度の差はあれ、今や初音ミクの話題を学校でして罵られる時代ではない。
きっとこうも問題視されあろうことか反論されるとは予想外だったろう。
ともすればインスタ映えを気にするのと大差ない話題が炎上騒ぎとなったわけだが、
いずれは何らかの形でもっとひどい炎上騒ぎになったかもしれない。
なにしろ、
・その商品を批判のために、恐らく店員に無断で撮影するモラルのない父親
・業務妨害で書店や出版社から訴えられる可能性を考慮しない危機管理の無さ
・八歳の段階であれこれと親の思想を植え付け行使させる不自由な教育方針
地方のIT屋につとめる40台のおっさんだが、つくづく家族にクソむかついた。今日やっと言葉にしていいんだとわかった。俺は嫁も娘もだいっきらいだ。むこうも俺を嫌いだろうから問題ない。いままで家族から嫌われないようにじっとしてきたつもりだが、なにもかもがいやになった。
すぐ怒る嫁。
こいつらに俺の給料が消尽される。どれほど働いても、俺の手元には月2万も入ってこない。奴隷だ。俺は家族の奴隷だ。しね。ほんと、しね。返せ。俺の金を返せ。
今日の今日まで我慢してきたが、今朝、それが解けた。言葉にしていいんだと自分を許した。
俺は家族がだいっきらいだ。こんな不幸なことはない。俺は不幸だ。だいっきらいな家族に囲まれた。
いますぐきえてほしい。
もしくは俺が失踪したい。
どいつもこいつも、俺にならなにをしてもいいと思ってやがる。実際消え去ったら、俺がなにを感じるかは想像がつく。後悔するだろう。こんなクソみたいな家族でも、消え去ったら、とりあえずまず後悔するだろう。
すぐ怒る嫁はもう居ない。
反抗期で、バカで、金ばっかり使って、不登校の娘はもう居ない。
それでも悲しいだろう。後悔するだろう。
でも、そのあと、無限に広がる安心が俺を満たすだろう。もう誰も俺を嫌わない。俺から奪わない。俺も嫌いにならなくていい。奪われなくていい。俺を怒らせない。俺は家族を怒らせないだろうかとおびえなくていい。それは、なんて安心感だろうか!
もう、十分に俺は搾取され、嫌われ、雑に扱われ続けてきた。もう十分だろう。これでもまだ足りないというか。
せめて。
皆さん、deepfakesをご存知だろうか?
海外では徐々に勢力を拡大してきているが、日本ではまだ極一部でしか取り上げられていない。
数秒間のガタガタのgifなどではなくAIによるディープラーニングを用いて
動画内の顔をリアルタイムで差し換えるというナウでヤングな代物である。
(受け売り。詳しくはググってね。)
試しにアップされていた動画をいくつか観てみると、なかなかどうして、これが良くできている。
某K-POPアイドルの顔+日本のAVという物だったが同じ東アジア人ということもあり違和感が極めて少ない。
というか言われないと気付けないレベル。合成だと知らずに動画を見たら多分気が付かない。
これが何を意味するかもうお分かりだろう。
既存のお気に入りAVの女体に各々が好きな顔を貼り付けるという時代の到来だ。
トップアイドルのあの娘や清純派女優のあの娘、同級生・同僚のあの娘、近所のコンビニのあの娘。
世の男達の醜い欲望が自宅のデバイス上で実体化する性の戦国時代である。
(現時点では画像検索で無限に顔写真が出てくるような有名人でしか合成できないようだが
それこそ機械学習でより少ない枚数の素材での合成が可能になるのも時間の問題だろう。)
この通り顔は要らず、数十パターンの女体さえあれば良いのだ。その女体ですらCGで描画される時代もそう遠くない筈だ。
無論AVが無くなることはないだろうが、市場規模としては縮小せざるを得ないだろう。
このようにAV業界の存在意義を根底から揺るがすようなdeepfakes旋風が今後10年以内に間違いなく日本にも訪れるだろう。
裏を返せばビジネスチャンスだと思うので一山当てたいスケベ技術者は今から準備しておけ。
(なんとオープンソースで開発してるらしい。)
地下鉄の駅を出て路地を入り、大丸の裏にある紅茶がおいしいカフェを外から眺める。中華料理屋のメニューを眺め、錦市場に足を踏み入れ、適宜左折して京都で一番おいしいケーキ屋さんに入る。そういう夢。
学生の時分に何度も歩いたコースだから、夢からさめても鮮明に思い出せる。あの頃私はいつも新規開拓を目論んでさまよっては結局あの店に通っていた。タルト生地とナッツとを噛み砕く感触もまだ感じられそうだ。
こっちに引っ越してから数年来、その界隈からは足が遠のいていたのでとても懐かしい。夢にみてから、あの街並みを、そこに差し込む日差しを思い返しては眩しく思う。
しかし再訪できるのはずっと後のことだろう。なぜならうちには乳児がいるからだ。少し前に私が産んだ小さな赤ん坊。彼女がふにゃふにゃと頼りないうちは、500kmを移動した後よさげなカフェを探してあてどなく散歩するなんてのは難しいだろう。
それに今はあまりそうしたいとも思わない。子連れで移動が面倒だとか、家族が預かってくれないだろうとか、そういうことではない。
私はいま、温かいものに浸っているような恍惚の中で生きている。
それは授乳によって分泌されたプロラクチンとオキシトシンをそう解釈しているからなのだろうけど、脳を直撃される側としてはなかなか悪くない感じだ。人間という動物はよくできている。
かように問答無用の幸福感に押し流されているためか、あまり新規性の開拓ということにうまみを感じない。新しいものに触れるとわしゃわしゃ出るのはドーパミンだけど、今はそのあたりが優勢でないのだろう。
産前から理屈としてはそのことを聞いていたので、そうなる前にと急いで色々なことをしておいてよかった。具体的には少しでも行きたい企画展があれば行っておいたり、一度やってみたいと思っていた読書会の主催をしたりなんかだ。
産後は新しいことに踏み出すハードルが高くなるし、新雪に足跡をつけるみたいにやっといてよかったと思う。産後の手数も増えるし。
産前にもっていた、外へ外へと自分を駆動させるものはなくしてしまった。まあ、それでもいいんじゃないかと思う自分がいる。
日々ふくふくとかわいくなっていく我が娘。先週くらいから笑うようになってきて、そのかわいさはもはや暴力的である。笑おうと思って笑ってるわけではない、単に顔が笑顔を形作るだけの生理的微笑ではあるのだが、その破壊力はすさまじい。父母祖父祖母を次々と陥落させてゆく。
追記
娘の寝顔を見ながらふと、この日々を懐かしく思い返す時がくるのだろうなという確信が訪れた。
日々重たくなる娘を夫と代わる代わるだっこしながらきゃあきゃあ騒がしく過ごした夢をみて、その頃のことを大きくなった娘に繰り返し話してはうんざりさせてやろう。今からそれが楽しみだ。
31歳で結婚した。嫁は同級生だったので、まぁそうそう出来ないよねーと言う話をしながら子作りにチャレンジしたらあっさり3ヶ月で子どもが出来た。
正直、父親になる覚悟などなにもなかった。ただ漠然と、パパになりたいな(お花畑)のまま嫁のお腹は大きくなり、あっという間に無事子どもは産まれた。2542グラム、元気な女の子だ。
くそみたいな話だが、子どもが生まれると言うことがどういうことか想像もしていなかった。病院でやっているプレパパママセミナーにも参加はしたが、産婦人科でやる講義は妊娠中と出産に関することで、産まれたあとはパパママなんだから頑張りましょう!という漠然としたものだった。
とにかく子どもは寝ない。横にすると泣く。しょうがないからずっと抱っこしている。気がつけば4時。こんなことがざらにあった。
嫁が貧血でぶっ倒れて、客先から慌てて帰ること二回(お客さんはスゴく心配してくれていいから帰りな!と言ってくれた。ひたすら感謝している)。
立派な父親なんて出来なかった。毎日毎日家に帰ってはミルクを作り、嫁のご飯を作り、オムツを替え、お風呂にいれ、ひたすら寝かせる。
たぶん、きっちりは出来てない。うんちを漏らしていれば手洗いをするが、結局それ以外の洗濯は全自動洗濯機(乾燥機つき)に頼りきりだ。俺が洗濯物係になって以来我が家のシャツは首がダルダルになってしまった。申し訳ない。
お客さんがいい人ばかりで、とにかく嫁さんをささえたれ!と言ってくれる人ばかりでなんとかやってこれた。
先日、子どもが産まれて6ヶ月になった。あれだけ寝なかった娘は、ミルクをたらふく飲ませたら11時間も寝てくれる子になった。
最近嫁がヨガに通いだしたので、日曜日の午後、嫁をヨガに送り出したあとは娘と二人で動物ビデオを見ている。あれがキリンさんだよ。あれがゾウさんだよ。と教えてあげると、分かっているのか分かっていないのかとにかくじっと見ている。いつか動物園に連れていこう。
立派な父親になんてぜんぜんなれてないけど、娘は家に帰るとエヘヘと笑いかけてくれるようになった。高いたかいをしてあげるとデヘデヘとおかしなテンションで喜ぶ。スゴく可愛い。
未だに、父親になる覚悟なんてものはない。なんとか父親をやってるだけだ。それでも、この子が何かやりたい!と本気で思ったときに、お金で諦めることがないように今からきっちり貯金をしておこうとは思う。
俺の人生から自由がなくなった代わりに、この子が自由に生きれるようにリレーする。それが父親になるってことなのかな、と最近は思っている。
でっかくなれよ、我が娘。
これは簡単なことじゃない。
タイムマシンは実現しないと言われているが、多分えらい人が遠い未来に発明してくれるはずだ。
でも不老長寿くらいなら俺の寿命にギリギリ間に合うんじゃないだろうか。
そうして生きながらえて、タイムマシンが発明されて、やっと過去にさかのぼれる。
そして妙な噂が立つだろう。
その挙句、
「おお、神様が顕現なされた。この方の言うことは全て正しいはずじゃ。」
などとなってしまうかもしれない。
そうなると俺がしたい説得にならず目的を達成できない。
もちろん神仏恐れぬ命知らずの現実主義者がいたらそいつは食い下がるかもしれないが、
逆に意気地になって何を言っても聞こうとしないかもしれない。
古代の価値観ではその向きこそ違えど、どうしたって人知の及ばぬ存在を畏れているのだ。
言葉も覚えないといけない。
体型も現代に比べて痩せて筋肉質で日焼けもしているべきだろう。
身長は180cmだが、これはおそらく巨大過ぎる。
そうやって人体を改造したとしても、本命の説得対象となる人物に行き着く前に練習が必要だ。
俺を殺して生き血を吸いに来る邪教の狂信者。
苦楽を共にした村の連中。
互いに慈しみあった麗しき娘。
気がつくとそんな毎日がたまらなく生活が好きになっている自分がいた。
いつの日か、俺はヤムド山の樹海深くに隠したタイムマシンを呼び出した。
誰も乗っていないタイムマシンのコックピットにそっと手紙だけを置き、元いた時代へと飛ばした。
ある霧深い朝のことだった。
節分の時、鬼が怖くて女の子みんな泣いてたのに、「恥ずかしいから泣かない」って言ってたような子が泣くくらいだから、本当に嫌だったんだろうな。
(「泣かなかったのは偉かったけど、人前で泣くのは恥ずかしいことじゃないよ」ってもちろん教えたけど)
一緒に遊んでる子がすんごいわがままで、先生から声をかけてもダメなんだって。
自分のわがままを無理やり通そうとする子にいつも合わせてた娘。
自分が遊びたいことを我慢して、いつも友達に合わせてくれた娘。
我が強い子に振り回されてる娘が本当にかわいそうで、電話で話しながら泣きそうになった。ていうか、電話切ってから泣いた。
なんでそんなに我慢しちゃうんだろう。なんでそんなに優しくしちゃうんだろう。
自分の子どもを自慢するつもりはないけど、聞き分けが良くて周りを困らせるようなことをしない、本当にいい子。
育てやすい子だとは思ってる。でもいい子過ぎる子なりにこんな悩みを抱えるとは。
やっぱり子どもが辛そうにしているところを見るのは本当につらいよ…
クラスの人数が少なくて他に遊べる友達もいないみたいだし。娘には友達を選ぶ術を身に着けてほしいな。年中になったらもっといい友達を探してほしい。
愚痴垢とは「本垢では言えない」本音を呟くアカウントであり、本垢で呟いてしまうとフォロワーさんに不快な思いをさせてしまうため作成されたアカウントです。
愚痴垢は最近どのジャンルにも見られ、ハロプロ界隈にも愚痴垢というものが最近発足しました。
かく言う私も、ハロ界隈ではありませんが愚痴垢を持っています。
しかし、ハロ界隈の愚痴垢の皆さんに共感する事も多いし、ちょっとこれは駄目なのではないか?と思う事もあります。
現在ハロ界隈において、1つのはてなブログをキッカケに愚痴垢と愚痴垢に叩かれているメンバーのファンとの対立が多く見られているのでこのブログを書こうと思いました。長いです
⑴ 主に愚痴垢が呟いてる内容について
(検索除けの為伏せ字を利用しています。また、今回はモーニnグ娘。の内容を中心とします。)
13期メンバーの加g楓さん
その他、太っているメンバーに対しての呟きが多い印象です。
kgさん
stuさん
・kduが卒業したのにm-do-をひっぱりすぎ、kduを解放して欲しい
・態度を直して欲しい
太っているメンバー
・痩せて欲しい
他にも事務所に対して
⑵ ファンが思っていること
しかし、kgさんやstuさんのファンからしたら愚痴垢のツイートはいい気分ではないと思います。そんなファンの皆さんの意見を(私なりに)纏めると
・鍵をかけて呟いて欲しい
・努力してるからステージに立っているのであって努力してないわけがない
・どうせ愚痴垢は在宅
癒しを求める人、憧れの存在であって欲しい人、恋愛対象として見ている人…人によって様々だと思います
その「求めるもの」によりアイドルに対して思うことも変わってくると思います。
例えば憧れの存在であって欲しい人なら、アイドルに美やスキルを求めるかもしれません。
癒しを求める人は、アイドルにありのままでいて欲しい。と思うかもしれません。
愚痴垢の方とファンの方(厳密に言うとどちらもファンですが、長くなるのでここからはファンの方と書きます)はその「アイドルに求めるもの」が違っていると私は思いました。その求めているものが違う以上、意見が分かれてしまうのは仕方がないことでお互いにその意見を押し付け合うことは無駄な事ではないか?と思います。
求めているものが違うなら、ファンをやめればいいのでは?と思う方も沢山いると思います。でも、どちらも「モーニnグ娘。が好き」という共通点があって、その上に求めているものがあるのではないでしょうか?
これは他のメンバーとぶつかる危険性があるというのは本当ですよね。
態度も、ファンではない方が見たら「うわ、態度悪……」と悪印象を持ってしまいますし改めた方がいいと思います。
ビジュアルや歌唱力の向上も、「アーティスト」ではなく「アイドル」である以上、顔や歌を仕事にしているので多少は気にかけて欲しいという方もいますよね。
体型管理も同様に、プロである以上、確かに気を付けて欲しいと思います。
私はこうやって愚痴垢が意見をするのは、「人気になって欲しいから」だと思います
「人気になって欲しいから」衣装を可愛くしてファンじゃない人に気に留めてもらいたい、悪印象を与えないように態度を改めて欲しい、デブやブスがいるってファンじゃない人に笑われて欲しくない。
こう思うのはファンのエゴですが、愚痴垢の皆さんが意見する気持ちもわからなくもないと思いませんか?
でも、愚痴垢を全て肯定できるのか?と言われると肯定できない部分ももちろんあります
・他メンが休業や卒業発表をすると、○○も卒業しろ などのツイートをする
・映像の一部をスクショして、ブスwwwと騒ぎ立て、映像の一部のスクショをアイコンにする
・根拠もなく叩く
などの点は私も改めるべきだと思います
映像の一部をスクショすればそりゃどんな美人であってもブサイクになりますし、それを使って叩くのは卑怯ですよね。
それに卒業しろ!などは言うのは自由ですが、ファンの方が不快に思うのも当然ですし改めるべきだと思います。
・愚痴垢を在宅と決めつける
(この日ライブに行ったなどとツイートすれば身バレする可能性もあるので、わざわざアカウントを分けている愚痴垢の方は呟きにくいのでは?)
でも、確かにダイエットの強制、化粧を頑張るアピールなどはしなくてもいいでしょ!という気持ちもわかります
しかしここは、先程言った「アイドルに求める事」の違いに関する問題なのでこれ以上議論することは無駄だと思います。
努力も確かにしてるとは思いますが、人によって努力の基準が違うのでこれもなんとも言えません。
⑷ 対策
私が思い付く対策は
・検索除けを徹底する
愚痴垢がなくなればいい!と思う人は多いと思いますが、愚痴垢というものはハロ界隈だけに収まるものではないのでそれは不可能だと思います
消しても消しても愚痴垢は現れますし、その度に騒いでも時間の無駄です
⑸まとめ
お互い、「モーニnグ娘。が好き」という共通点があるファンです。
自衛して、検索除けを徹底する。ということを気を付けて、ツイッターライフを楽しむ。ということを私は提案します
私は今の「同意する意見だけを述べなくてはいけない」という風潮は良くないと思っています。
ダメなところはダメであり、それを不快に思うことは悪なのでしょうか?
わざわざアカウントをわけてまで呟いているのに、それを消去させることはもはや宗教のようなものだと思っています
メンバーが好きでやっているのに否定するなんて!と思う人もいると思います。
確かにプライベートはグループに迷惑をかけなければメンバーの好きにすればいいですよね、交友関係や私服など
でも取材などで写真を撮られる、となったらちょっとオシャレな服を着て着て欲しいなあ……と思い、呟くこともいけないのでしょうか?
メンバー内でドッキリをして、それが酷いドッキリであったら、「それはやめたほうがいい!」という事もダメなのでしょうか?
言ってはいけないラインを超えないように愚痴垢も配慮し、そのラインを超えない不満は多少目を瞑ることは必要ではないでしょうか?見たくないならブロック、ミュートし、愚痴垢の方も酷い意見を言う時は鍵をかける。などの配慮が必要だなと思います
まとめると、片方を悪だと決めつけないで、一定のラインを超えない限りお互い干渉せずにいる、ということが重要だと思います。
もう一つのブログがファンの方よりの意見なので、少し愚痴垢の意見よりで書いて見ました。賛否両論あると思いますが、個人の意見なのであまり気に留めず、楽しいオタクライフを!
弟の話をしようか
すみません調子ノリました。させてください弟の話。もうほんとまじで頼むから。
増田、この前は聞いてくれてありがとう。存在してくれてほんまありがとう増田。圧倒的感謝だよ。増田以外に頼れるやつがいないんだよ俺みたいなのには。
これはあれ、EXILE TAKAHIROをねえちゃんと呼ぶ弟がいる俺のあれです。真偽をどうこういいたい気持ちはわかるし何て言われても構わないって言うか正直圧倒的多数がこれを嘘だと言えば俺のこの目の前の現実も嘘になるんじゃないかと思うので嘘説を支持して。お願い。俺の分まで嘘だと言って。
anone。
結論:我が家がとうとう破局をむかえました。みたいな、なんか今そんな感じの地獄にいる。
事の発端をどこに求めればいいのかはわからないが、まあ恐らくは弟がファンミに行けてしまった(2回くらいは行ってた、たぶん)ことが大きいのではないかと俺は思います。
1回目のファンミ参加の後、弟は2年は付き合ってた彼女と別れた。たぶんこの前のにも書いた気がするけど。
理由はもちろんあれです。
彼女のことももちろん好きだけど、彼女とお姉ちゃんを天秤にかけたとき、お姉ちゃんをとってしまうから、とかそんな感じの理由だったと思う。真面目かよ。後、なんかこれはちょっとプライベートな話だけどあれが機能不全になった、かもしれないとかで、そういうのも含めて別れた。と別れた後に聞かされた。いわゆる事後報告って奴。
そのときの俺の気持ちを想像してみてほしい。正直夢だと思ったよ。だってこっちは今まで結婚も視野にいれてる相手だって聞かされて会わされてきたわけで。弟が向こうに挨拶に行ったのかは知らないけど、うちには挨拶にって彼女を連れてきたりしてたわけで。なのに別れるってあいつ正気じゃないんじゃないかな。ぐらいは普通に思った。
しかも彼女さんと2、3回くらいしか会ったことはない俺からすると、めっちゃうまくいってる感じしてたし。
お互いのことなんか好きなんだなぁってオーラが出てて、俺は、リア充乙!とか思いながらやけにしょっぱい彼女の手土産のケーキ食べたりしてたんだよ。どこのケーキ屋のケーキか聞いときゃよかった。あのチョコケーキもう二度と食えないんだろうな。
でもまあ、当人である弟が別れたくて別れた以上、しかもかなりさっぱりした顔をしてたから俺としてはあんまり色々言えもせず、でそのときは終わって。終わっちゃいけなかったんだけど、終わって。
なんと弟は別れ話をするとき、別れよう。くらいしか言わなかった、らしい。
それで納得できるか、っていったら彼女さんは無理だった。まあ普通に考えると大学で2年以上付き合ってうまくいってて家族の紹介までされてた彼氏にある日いきなり別れようって、しかもなんの説明もなしに言われても納得できないよね人間だもの。俺も無理だと思う。彼女できたことないけど。
それで、彼女さんと仲がよかったらしいうちの母親は怒り狂って弟につめよって、なんとか復縁させようとした。うちは男兄弟だから母親的にはなんか彼女さんははやくも娘も同然、って気分だったらしい。理想の息子に理想の娘。最高の気分だったんだろうな。
それで一月くらい諦めず毎日だってネチネチネチネチしつこく言った母親にさすがの温厚で優しい弟もブチ切れた。
俺だったらそんなことされた日には仕事以外引きこもってでも逃げまわる。なのに、弟はいい奴だからゴミ捨てとか家事とか色々してたこともあって母親と顔を突き合わせること多かったし、1ヶ月は正直めっちゃ耐えたなって感じだ。
ブチ切れた弟は、なんか、もう、すごかったらしい。筆舌に尽くしがたいとはこの事だと思う。
うちの両親は体面大好き人間だから、高校は有名進学校!で大学も国公立!会社は一流大手!!みたいな、それいつの時代の人間だよみたいな価値観の人たちでまあ俺はものの見事に失敗したんだけど、弟はその期待に見事応えてきてて、だけど鬱憤はやっぱり溜まってたらしい。当たり前か。
就職したら家を出ること、結婚する気はもう一生ないから孫は諦めてほしいということ、だから彼女とよりを戻すつもりもないし、そのことで親子の縁を切ってくれても別に構わない俺には姉ちゃんがいるから。
だいたいこれぐらいを母親にぶちまけたという弟は、次の日には家からいなくなってた。荷物も、あいつほとんど持ち出してた。元から綺麗好きだったし荷物まとめてても正直誰も気づかないから、計画的反抗だったのかもしれない。
弟がどこに行ったのか俺は知らない。というかわからない。弟の交遊関係に詳しくない俺にはちょっと難しすぎます。
俺はちょうどそのとき仕事でデスマーチなうだったこともあってこの現場には居合わせられなかった。いたのは父親と母親と弟だけだ。だから俺は弟とまともにお話しできてない。顔も合わせられなかった。
それに、後から父親に聞いて事の次第をやっと知ったので正直今でも現実味があんまりない。LINEは、してたんだけど、俺経由で母親が連絡してきそうで嫌だから、と断りを入れられた上で今はブロックされてるから、連絡もろくに取れずにいる。たぶん元気にしてるんじゃないかとは思うんだけど、思うだけだ。
母親はなんとか弟と連絡を取ろうとしていて、だからまあ俺のLINEをブロックした弟はめっちゃ正しかったわけなんだけど、でも連絡がとれないからか八つ当たりがすごい。家にいるのは期待外れの俺だし。父親はそんな母親を放置することで弟のことからも目を反らしてるし。家にもあんまり帰ってこないし。俺はというと明日も仕事だし、明後日も仕事。
弟一人いなくなっただけでうちはぐちゃぐちゃになった。惨状がと参上って感じで目も当てらんない。
でもそれって当たり前のことなんだなって思う。弟は、すごかった。すごい奴だった。弟がいたから、今までうちは表面上は何の問題もないような顔してやってこれてた。だけどそれで、俺は弟にどれだけの負担をかけてたんだろう。
昔から兄的な呼び方で呼ばれたことがあんまりなくて、だからまあ正直言うと、だからお姉ちゃんって呼び方ででも弟に言ってもらえるTAKAHIROに嫉妬してあんなもの書いて、でも、弟が俺のこと兄として見てなくても普通のことなんだよなそれってって、ようやく思えるようになった。遅いか。遅すぎか。今思えば今まで弟のこと庇ったり助けてやったりできた覚えがないし、むしろいつも俺の方が助けてもらってきたし。
だから、EXILEを許さない、なんてあのときはああ言ったけど俺は俺が、自分のことが一番許せない。
むしろこれさあTAKAHIROさんには感謝しなきゃなんだよな。
俺は長男なのにこれまで何にもうまくやれなくて頭も悪くて親が言うように進学することも就職することもできなくて、なのに弟は親の期待っていう重たいものに俺の分までずっと耐えて応えてきてくれて、その辛さとか苦しさとかを癒してくれたのがきっとTAKAHIROさんだったんだろうな。だから俺は弟のお兄ちゃんになれなかったしTAKAHIROさんはあいつのお姉ちゃんになれる。羨ましいよ俺は。お姉ちゃんでもいいからなんか弟のためにしてやれる人間になりたかった。まあいっつも口だけ野郎だからこんなことになってるんですけど。
なので、なのでまあ俺がちゃんと弟が頼れたり甘えたりできるような人間だったら、弟はこんなにならなかったんじゃないか、とかなんとか思うわけなんですよ。今となってはもう思うだけですけど。それしかできないじゃん。後の祭じゃん、これもう全部。
これさあ俺どうしたらよかったんだろ。どうしたら正解だったんだろ。
増田はどう思う?
あとさ、来季のアニメなんかオススメある?来季じゃなくてもいいや。今季はポプテピ見てんだけど、できれば現実逃避に向いてる奴。母親のブチキレ無視できそうなの。
追伸
弟へ
もしかしたらお前が見てくれるんじゃないかとちょっとだけラッキーに期待して書くけど、
今までいいお兄ちゃんになれなくてごめん。まあ今度のことくらいは兄貴面させてくれ。親父と母さんのことはこっちでなんとかうまくやるから安心しろ。それからLINEはまだブロックしてた方がいいと思う。母さん俺のスマホここ最近ずっと狙ってるから。諦めてほしいよな。
でもまあそのうち、飯行こうな。就職祝いもできてないしさ。
後、ハイローの新しい映画とかあったらそのときはまた一緒見に行きたいなって思ってるよ、俺は。映画の感想話してるときのお前、めっちゃ楽しそうだったし。いい映画だったし。
それと、次お前に会うときのためにEXILEを少しは履修しておこうと思います。
俺は大丈夫。なんとかなる。
追記
こんな程度で親元から離れるなんてガキ思考の親不孝者だけれど。
出て行ったらもう関わるつもりはない。
もしかしたら離れることでそこそこの関係が保てて連絡くらいは取り合うかもしれない。
とにかく、まずは家を出たい。
不細工と言われて育てられた。
全ての行動が遅くて、よく鈍臭いと言われた。
鏡を見るのが嫌になった。
少しでももたもたするとすぐ怒られた。
よく出される夏休みの宿題。
初めてのりんごの皮むき。
よく見るマンガのようにつらつらと長い皮なんてできるわけない。
以来、台所には立っていない。
手伝えと言われて行くことはあったが、分からないことを訪ねても教えてくれなかった。
分からないままの私は手伝いが出来ずに怒られた。
料理以外のことも、次第にやらなくなった。
母親に何かをしているところを見られるのが嫌になった。
でも、コソコソしているのがバレると機嫌が悪くなる。
隠れてやるくらいならするな、が口癖の時期があった。
今も隠れてたくさんのことをしている。
自室にこもって絵を描くのも楽しみの一つだ。
誰に何も言われない空間は気を遣わなくていい。
今まで幼かった精神が成長してそういったものに気づけるようになったか。
ある程度の自我を持ち始めた娘にはもう隠す必要はないと思われたか。
父親が帰ってくるなり舌打ち。
父親が出て行った後、加齢臭が臭いと家中をアルコールで消毒してまわった。
まるで思春期の娘のようだ、と思春期真っ盛りの私は感じていた。
それよりも、汚物、邪魔者扱いの父親を見るのがいたたまれなかった。
たまにこちらに飛び火が来ることもある。
隠れてやるくらいならしなければいいのに。
消毒の件に気づいているかは分からないが、父親が何か反発したところを見たことはない。
対する私もこの頃が一番嫌悪感があった。
痛いほどに掴んでくる母親の手を必死にふりほどこうとした記憶がある。
虐待で訴えられてもいい。お前を育てずに済むならそれでいい。
母親は姑を嫌いだった。
私からすれば、母親の母も姑も同じ祖母なのに対応の差は歴然だった。
成人式の写真。元々乗り気じゃなかったが、おばあちゃんのために、と泣きじゃくる母親を見て撮ることとなった。
撮ることには文句はないが、母方の祖母にはアルバムを送ったのに、父方には何もしなかった。
母方の祖母が言うには、あっちには何もしなくていいと本人が言ったそうだ。
家に帰ればご飯があった。
私は恵まれている。
だけど、母親に感謝する気になれないのは、この状況が当たり前だと思ってしまう、ゆとりの子供だからだろう。
私は親不孝者だ。
この程度のいざこざで家を出ようとするのだから。
育ててもらった恩よりも、ほんの少しのワガママが勝つのだから。
私は鏡が嫌いなくらい自分の姿を眺めていたくはない。
撮影後、家でまだ化粧の取れていない私の顔をこっそりケータイで撮った父親。
このアルバムを渡せば、あの時感じた心苦しさを消せるはずだ。
あと一年。
就職先を早く決めて、バイトで貯金を増やして、早く自由になろう。
一人の家なら、料理を始められるかもしれない。
あと一年、頑張ろう。