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はてなキーワード: 漠然とは

2023-06-12

anond:20230602181033

この話の続き(いまさら

へーあのうた世界一位になったんだすげーなーと思いつつ、モヤるはモヤる

 

聞きなれずに聞いた最初は、いろんな音源バラバラに聞こえてまとまり感がなかったし、

何度か聞いてようやくひとつにまとまって聞こえるようにはなった後では、既存楽曲AメロBメロCメロ普通の流れでシンプルなほうが気持ちイイのではと思う

 

歌詞の内容もあんまりいいと思わない

まず転調して言葉の語り手が変わるとこ説得力ない。

B小町の他の誰かなのか他の芸能人なのか漠然とした世論なのか曖昧に混ぜてるぽいやつ、

アニメストーリー内で全く出番がないB小町その他ぽい雰囲気を持ち出されても「アニメの内容に沿ってる」感じはしない(もしくはミスリーディングに見える)

 

では、漠然としたアイドル像のネガみたいなものだとすると、

しろアイドルネガティブ部分の具体的な実体芸能界の裏話、黒い話)をこれでもかと並べ、

ガチストーカーまで出してくる本編と雰囲気が一致しなさすぎに思う

 

あるいはアイドルという語から湧く一般的イメージ像を謳ってるだけなのかもしれないが、

そうすると最後ルビーアクア唐突にお出しされるとこ、

いやそれまで歌ってるアイドル像の一般論ぽいのと全然関係ない具体的場面なとこに飛ぶけど、なんでいきなりストーリーに寄せるんですか、となる

 

アイの成長物語としての歌なのに、ストーリーでアイをいきなり殺してどうする、と怒ってる原作未読の増田がいたが、

原作既読組の自分もそれはそうだなと同意する

歌詞世界観的には、アイ視点のアイと、アイ以外の視点で見たアイをダブらせて、ミステリアスな感じにしたいのかもしれないが、

ぶっちゃけ原作のアイにそういうとこあんまない(アイはすぐ死ぬし、その後も芸能界裏話をアクアがぶった切る痛快サスペンスもどきだし)

ので、漠然としたアイドルについてのイメージソングなのかマンガストーリーなのかアイのお気持ちなのかで判断に困る

 

イメージソングならラストルビーアクアをぶっこむのどうよって思うし、

マンガストーリーならB小町モブっぽい謎の主語が浮くし、

アイのお気持ちの歌なら原作未読増田の言ってることがすごく妥当意見で、つまりアニメの内容がダメって話になる

 

それで、なんでこうなるのかなと思ったんだけど、

耳で聞く音楽じゃなく、動画で見るの前提の歌で、ストーリー本体ビジュアル側で請け負ってるからなのかなと

音楽が音だけで独り立ちしてない(する必要がない)、無茶な打ち込みで耳がついていけなくても、映像ストーリーを作ってるから、目でついていける。

同様に、歌詞もまたストーリーを背負ってないし、イメージを背負ってもない

MVとして、映像の修飾みたいな感じで捉えてればいい

 

そんなことなのかなと解釈してみたんだけども、実際どうなんすかね

2023-06-10

自治体法務経験者がLGBT理解増進法の維新国民案に思うこと

シスジェンダーへの配慮という名目で「全ての国民安心して生活することができることとなるよう、留意する」という規定を入れているが、本件法案は「性的少数者が晒される差別偏見」を立法事実として、「性的少数者が晒される差別偏見の解消」を目的として策定するものだったはずだ。そして、性的少数者が晒される差別偏見がどこからもたらされるかというと、それは多数派であるシスジェンダーヘテロセクシュアルの者だ。数の暴力というように、多数派はそれだけで強い。多数派漠然とした不安は数を伴って差別偏見へと形を変えて少数派を襲う。本件法案はそういった多数派漠然とした不安に基づく差別偏見を「理解増進」で解消するのが目的だ。そこに多数派への配慮というのは、結局彼らの漠然とした不安を追認し、あるいは助長することにつながる。多数派と少数派の衝突は基本的多数派が勝つ。だからこそ少数派に特化した政策が求められる。なんなら少数派に特化した政策があっても多数派が勝ててしまうくらいだ。少数派を支援するはずが、多数派へ阿るような規定を入れた維国修正案は、立法事実を軽視し、目的を見失っているように思える。

そもそもシスジェンダーへの不安名目とするのであれば、その立法事実を積み上げ、必要となる政策を精査し、条文に落とし込む作業必要だ。修正案として一朝一夕に入れられるような話ではない。また、それは本件法案題名にもそぐわず、別途の立法や、LGBT理解増進法の運用や成果を考慮指定から改正手段をとるのが適当と思われる。

本件法案超党派議連案(立共提出)、自公案、維国案の3種類が提出されている。自公案は超党派から差別は許されない」が「不当な差別はあってはならない」に変更されるなど、その用語解釈疑念が生じるような点や、実効性を弱めるような修正点はあったものの、法案としての体裁は保っていた。しかし、維国案は、法案性質自体を歪ませ、別物と化すものだった。これは政策立法関係の基本をまるで弁えていない。

余談であるが、特に国民民主党については、なんとなくの空気感ライブ感で法案目的を見失った修正案を出してしまうようであれば「提案野党」という看板には大いに疑問を持たざるを得ない。

2023-06-09

邪推ですよ

全仏混合ダブルスでの優勝で、女子ダブルスでの失格事件美談の形で幕を閉じた。

プロテニス選手協会も味方についているそうだし、いずれ処分も取り消されるのかもしれない。

めでたしめでたし…でいいんだけど、どうにも増田に残る気持ち悪さをこの場を借りて吐き出しておきたい。

そもそもの発端の返球、あれなんなの?

選手は一体なんであのタイミングで、あんな強い球を、あの方向に打ったの?

増田テニスに詳しくないけど、詳しい人ほど合理的説明に苦慮している印象がある。

②もう1つ、ボールガールの子はなんであんなに泣いちゃったの?

痛さ・恥ずかしさ、色々理由はあるだろうけど、いくら何でも泣き止まなすぎ。

増田漠然と覚えている疑念は、要はこの①②は密接に結びついてるんじゃ?ということです。

①の返球、あれやっぱり「巧妙に隠された(ボールガールへの)悪意」がない?

②のボールガールの反応、その「巧妙に隠された悪意」を自分に向けられたことにショックを受けた結果じゃない?

あの場面でリードしていたのは失格ペアの方だった。

から多分、自分プレイへの苛立ちをボールに込めた、とかではないと思う。

ここからは完全な邪推

選手、それ以前からボールガールに対し苛立ってたんじゃないかな。

ボールガールの何が選手を苛立たせたかは知らん。

ただ、ボールが当たってしまったというイレギュラーな状況に対処できず泣き崩れてしまうようなタイプの子じゃないですか。

そういうのって、何てことない立ち居振る舞いにも出ちゃったりするじゃないですか。

で、そういうタイプの子に対し何かと苛立つタイプの人、いるじゃないですか。

ボールガールの子の泣いてる姿、他人事とは思えないんですよ。

駅のホームから下りちゃった母子と同じくらい他人事と思えない。

全仏のボールガールを務めるくらいの子、要はテニスを本格的にやってるような子だろうから増田の同情は筋違いかなとも思う。

でも、ボールガール置いてけぼりで大人空中戦やってる図含め、構図が「イジメ」っぽく見えるんですよ、どうしても。

吐き出したても全然気持ちよくならなかったけど、まあいいや。

マッチングアプリ

辛うじて趣味といえるもの読書ぐらいしかいから、読書好きコミュニティ登録してる相手にばかりいいね!している。だがコミュニティというのは目に留まるようとにかく沢山登録することが推奨されるものからプロフィール文の趣味は全く別であることの方が多い。

運よくプロフィール文で読書好きといってる人を見つけても、あまりにも一般的趣味ゆえに嗜好が合致することはほとんどない。こちらは「辛うじて趣味といえる」程度の読書量で、かつ流行りなど一切無視して読みたいものを無軌道に読んでるだけだから尚更だ。最近何読みました?がマッチング最初常套句だが、返ってくる作家や書名は(有名なものでも)99%読んだことがない。

しかしそこで知らないと言うと話が終わってしまうから、その後の応答は必然的に2つに絞られる。まずそれがあまり有名でない作家場合は、面白そうですね!と興味のある風を装いつつ、作品のディティールや周辺のジャンルについて聞き出してゆく。メジャー作家場合は、適当作品のあらすじを調べて矛盾のない(漠然とした)感想捏造し、昔読んだが詳細は忘れてしまったふりをする。そしていずれの場合も、話題となった本をAmazonで即時買い求める。

このとき、前者の場合でも本を買ったことはまだ話さない。二言三言話しただけでいきなり買いました!と来られるのはあまりキモいだろうから。やり取りが続いて直接会うとなった際、そういえばこの間言ってたあれ読んでみたんですよ~と持ち出すのが理想的だ。後者場合、後々になって奥付を見られても大丈夫なよう古書を選ぶ配慮重要だ。どちらにしても、届き次第すぐさま読み始めて話題に追い付いておく必要がある。

こう書くと読みたくもない本を無理やり読んでいるみたいだが、不思議もので今まで見向きもしなかった本でも人に面白いと言われると俄然興味が湧いてくる。これはロゴスアウトドアグッズを見かけて旅のラゴス名前だけ知ってた)が読みたくなるような自分の無軌道さのせいかもしれない。星野道夫、ルシア・ベルリン米澤穂信徳田秋声ケンリュウ平野啓一郎チェーホフ……。この1年で本棚レパートリーはずいぶん広がった。

マッチングアプリは、相手からメッセージが返って来なければ終わりの世界だ。ほとんどの作家結果的話題に持ち出す機会を得られず、手元に本だけが残っている。昨日は木下龍也の『天才による凡人のための短歌教室』が自宅に届いた。誰かと話をするあてはもうないのだけれど、週末はひとつ短歌でも練ってみようと思う。

anond:20230608235848

こういう漠然とした話に逃げるよね。

西側集団的自衛に参加するべきかしないべきかくらいの現実的議論できない?

2023-06-08

結婚してて子供もいるけど、だるいことばっか

自分意志独身あるいは子無し夫婦選択してる人のエントリを読むと、

好きなことに時間お金を費やしてきらびやか生活を送っておられて大変に羨ましく感じる。

結婚して、特に子供がいると確かに自分の都合なんてものは皆無で、子供の世話だけで持てるエネルギーの全てが消費されてしまう。

これはうちの子供がまだ小さいからではあるのだが、子供の世話の何がだるいかって、作業量が膨大かつとことん自分のペースでは進んでいかないのである

例えば「風呂に入れる」といえば一言で済むが実際の行動を羅列すると、

 ・逃げ回ったり泣いている子供をなだめすかして捕まえて脱衣所に連れていく

 ・トイレ大丈夫確認して出そうな場合トイレ連れてく

 ・服を上下脱がせる

 ・自分が脱いでる間に子供リビングに逃げるのでまた捕まえに行く

 ・風呂場に入り身体と頭を洗おうとする

 ・おもちゃで遊びたいとか言って泣く

 ・泣き止むまで遊ばせたりご機嫌をとる

 ・洗い終わってお湯に浸からせて身体を拭く

 ・拭いてるそばからお湯とかシャワー触って身体を濡らすのでその都度拭き続ける

 ・保湿とか塗り薬とかする

 ・服を着せて髪を乾かす

 ・ようやく自分の服を着て髪を乾かす

といったように、ちょっと酷い時の例ではあるのだが、とにかく自分一人の作業量比較すると何倍もの労力が必要になるのだ。

生活において万事この調子であり加えて毎日仕事は行かなきゃなので、「キィィィィアアアアヤァアァァ!!!」と喚き散らしたい気持ちを常に内包している。

パートナーも同様に心身共にくたびれているのでお互いにピリピリしている時間が増え、

教育観や生活観のすれ違いによるいさかいも発生し関係性は間違いなく子無し時代とは異なっている。

良かった記憶よりしんどい記憶の方がポンポンと出てくるし当然職場での話題も苦労話が中心となる。

から独身者は結婚育児幸せに思えないのだろう。

でも、子供がいない時代に戻りたいか?と言われたら、絶対にそんなことはない。

パートナー子供がいない人生はもはや考えられない。

今の私はオシャレもできないし好きな時に飲みに行けないし旅行制限が多くて行きづらいが、

自分の服を選ぶより子供の服を選ぶほうが楽しいし飲みに行った時何を話したか記憶に残らないが家族で行ったファミレス記憶に残ってるし

近場でも子供はニッコニコで遊ぶし私はそれで満足なのだ

しんどいと感じることは具体的に挙げられるのに対し幸せだと感じることは漠然としている。

子供が急にぎゅっと抱き着いてきて何だ?と思っていたら「いいにおいがする」と言ってくれたり、

子供を膝にのせてお風呂に浸かってる時に伝わる柔らかな肌のぬくもりと心地よい重みだったり、

人差し指しか弾けなかったピアニカが片手で弾けるようになってるのを見た時だったり、

わざわざ人に伝えるような出来事は起きてないのだ。

繰り返しになるが、確かに飲みにも行きたいし一人の時間を誰にも邪魔されずに過ごしたい。

でも、それをしてる自分想像してもやっぱり今の自分のほうが幸せだと思うのだ。

記憶を消して10億円貰える状態過去に戻れるとしても私は絶対に戻らないと断言できるくらい

結婚して、子供がいて本当に良かったと思う。

これを読んで「やっぱ子供いらないわ」と思う方もたくさんおられると思うし、

今後何かしらでめちゃめちゃモメてマジで後悔するような未来全然可能性としてはあるから

あんま言いすぎると後で恥かく気もしているのだが、

結婚して幸せだというエントリが少なく思ったので今後皆様の幸せエピソードも拝見したく思う次第なのである

子供を産むことをオススメはできない

30代、2人の子持ちの主婦

ここ数日で見かけた小さな子供産むべきか論争」を見てふと自分も呟きたくなったので記録したいと思う。

結論としては、子供を産んでよかったが、子供を持つことを他人オススメ絶対できない。

私は昔から自分より年下の子供が好きで、近所のちびっ子達の親御さんに、いまだに感謝されるくらいに面倒見がよい子だった。

中高の職業体験では幼稚園選択したし、電車赤ちゃんを見かけたら可愛くて思わずいかけてしまったり、手を振ってしまったりするタイプ

(職業体験を通じ、多くの幼児の命を預かる責任自分には重すぎると感じて早々に見切りをつけた。保育士幼稚園教諭には頭が上がりません。)

「いずれ子供が産みたい」と漠然とした思いを持って大人になったが、それが"女は子供を産むもの"という社会から刷り込みによるものか、はたまた生物本能なのか、そんなことはわからない。

中学校の保健の授業で女性妊娠についてざっくり学ぶのだが、そこで妊娠の適齢期や高齢出産による染色体異常などのリスクについて知り得た。

身体妊娠機能という一点にのフォーカスするなら、早く産む方がいいのだという意識をこのころから持つようになる。授業を人一倍真面目に聞き、そして自分と関連づけて反芻するタイプの生徒だった。

中学高校と成績は優秀で旧帝大に進学。新卒地元企業就職した。

職場は"産休育休が取りやすい"ことを売りにしていたのも大きなポイントとなった。この時点では産休取得は社会的にメジャーになっていた為、働きながら子育てすることにポジティブイメージを持っていた。

大学に6年通い、この時点で24歳。

私は産休育休3回取ったからね!と豪語していた女性の先輩をロールモデルに頑張ろうと働き始めた。

ママさん社員たちは時短勤務である。他の社員が早めに出勤して掃除をし、朝礼を済ませ、諸々の雑用を終わらせた頃にやってくる。そして一切の残業をせずに帰っていく。ロールモデル先輩はもう10年程この働き方を貫いていた。

子供がお熱ですと連絡があれば早退していくし、高確率で次の日も休む。運動会卒園式などイベント目白押しだった。

皺寄せは確実に他の社員にきていた。産休とりやすい!のカラクリは、他の社員の頑張りでしかなかったのだ。そこまでの実情は大学生の私には見抜けていなかった。

10年かけて先輩社員子供を産み育てている間に、中堅の先輩達は結婚適齢期にさしかかりながら、デートする間もなく残業の日々だった。

私は結婚もしたいし子供も産みたいが、他人犠牲の上に成り立つ"そっち側"にもなりたくないという思いがただひたすらに募った。

Twitter上では"他社員への負担会社側の問題であり、ママ社員問題ではない"という論調が目立つし、まあそうなんだけど、じゃあ実際問題どうすればいいのだろう。

常に余裕を持った人員配置をしたとて、穴を空けることにより少なくとも通常なら不要なはずの手間なり迷惑はかかるし、どうしても子供のいない人の方にばかり負担がいくことになる。

時間勤務でもパフォーマンスさえ良ければ問題ない職種もあるだろうが、早退や欠勤がモロに損失となりうる職種もある。(ママ社員だけ取り立てて有能でなければ生き残れないというのも不公平な話だけれど)

自分が休んだとて全く問題ないなら、それはそれで最初から必要なくないか?ただの給料泥棒じゃ...という思考にも陥った。

私の場合入社後すぐに海外出張ありきの新しいプロジェクトを任されており、子供を産むとなれば確実に継続は難しかった。

26歳のとき結婚の話が出たときに、私は潔く退社を決めた。(これは夫のある程度の収入ありきの話で、一般化できる話ではないが。)

子供はいつか欲しいと双方の合意はあったし、彼の勤務地に引越すに際して私が退社することも相談して決めた。

ここまでの文章で私がまるでキャリアに興味のない女に捉えられたかもしれないが、仕事は充実していたし本当に天職だと思えていた。かといって働く為に生きているタイプでもない。

パートナーを愛していたし、結婚して家族を作りたいという私の人生は優先するとして、確実に周囲に迷惑をかける前提で仕事を続けることが、性格上できなかったのである

時間は不可逆である。私はもう、あの教科書でみた25歳を超えていた。

結婚後は新しい土地で割とすぐに妊娠したのだが、つわりが人の倍重いタイプだった。ここで地獄を見ることになる。昼夜問わずに吐き続け、一切の水分も受け付けず、極度に痩せて入院となる。

病名は重症妊娠悪阻。食事が摂れないので点滴での栄養と水分補給となった。

そしてトラブル続きの出産となり、緊急帝王切開出産。息子はNICUに入ることとなる。

(現在特に問題なく元気に育っています。)

人よりは子育てへの解像度は高いという自負があったが、それでも初めての育児想像を絶した。

(というか、子育てで極限の状態に追いやられた時に自分がどれほどしんどいかなど完全に予想するのは不可能では?)

よく「わかってて産んだんだろ」という母親への辛辣コメントを見かけるが

文字通り"何があっても"自分は心身共に大丈夫だし、愚痴の一つもでないと誓える人間などいるのだろうか。

我が子はとにかく睡眠が下手で、そして食べない子であった

つわりが始まったこから、そして息子が朝まで寝るようになるまでの計4年半の間、私はたった一晩たりとも朝まで眠れたことがなかった。なんの誇張もしてない、事実であるシンプル寝不足。この一点だけでも育児はキツすぎた。

マミブレインとも呼ぶらしいが、自覚できるほどに頭が正しく働いていなかったし、この状態復職など私には無理だった。

睡眠食事、お風呂トイレなど生物として基本的欲求が満たされないので、高次のところに欲求いかなくなる

ものすごく下等な生物に成り下がった気分を日々味わう。

もう何回も擦られたフレーズだが、「社会から取り残されて子供自分だけの世界」で、なんの金銭も生み出さずゴミのような気持ちになったりもする。

身体的に辛い時間が長かったのもあり、第二子は4歳差になった。

そんなしんどいのに第二子作るんかい!?というお声が聞こえるけど

本当に私だって自分でそう思う。

でも子供達はどうしようもなく愛おしくて可愛くて間違いなく私の宝物なのだ

子育てが最高にしんどいのと、子供が最高に可愛いのは両立し得る。なんの後悔もない。

ただ、どういうところがいかに辛く大変なのかはいくらでも言語化してTwitterに垂れ流すことはできるが、どういうところがプラスなのかはこのくらいフワフワした言葉しか説明がつかない。

子供いらない派を引き込んでアピールできる材料は私にはない。

それくらい育児過酷であるし、女性妊娠出産に適した時期に結婚して子供を産み、無理なく安心して生きていける社会構造では全くない。

そして何より、産むことそのもの身体的負荷はどっちにしろ回避できない。

子供産むのサイコー!」とは絶対に言えない

耐えかねる人は絶対にいる

無理な人は絶対にいるし理解できるというのが私のお気持ちである

2023-06-06

小学校低学年の時点からもう既になんか漠然と楽に死ねたら良いのにな、と考えてたしそこから20年以上生きてきたけど、それでもやっぱまぁ死にたい気持ちはあって、けどそれが脳が?正常ならそもそもそんな風に思うことはないとか言われてびっくりしちゃった え!?!!!!!!自然感情だと思ってた 思いたくて思ってるわけじゃないから治るんなら治したいけど???心療内科メンタルクリニックか行ったことあるけどなんか別に薬とか処方されなかったし、そもそも自分で予約して病院に来られる人は平気ですって言われてアッそっすか………てなったことはある

ただの厨二か〜あっはっは…

2023-06-05

性犯罪被害者は嘘つきだ】文章盛り過ぎで

こころの悩みSOS

あなたは悪くない」 今も癒えぬ性被害当事者が伝えたいこと

北村

2022/10/13 15:02(最終更新 3/14 16:12

幼い頃からずっと「死にたい」と思っていました。家ではお姉ちゃんとのけんかが絶えず、学校はいじめられる。漠然とした孤独感がありました。

中学校に上がると同級生から被害ストーカー被害を受けました。高校生になっても別の同級生から暴力を受け、学校電車内で体を触られるなどしました。

中学生ストーカーとかここまで来ると嘘以外ない)

今は障害者支援施設に入所しています

(なんの障害不明

テレビ新聞フラワーデモ(性暴力に抗議する運動)を見て、声を上げたいと思うようになりました。私が性被害に遭ったからこそ気持ちがわかります。声に出せないのに周りからあなたが悪い」と言われるつらさ。高校先生言葉永遠に忘れられません。性被害大人だけでなく、小学生中学生でも受ける可能性があります。「誰も責めないから、ちゃんと声に出していいんだよ」と伝えたいです。

https://mainichi.jp/articles/20221013/osg/00m/040/003000d

いや無理でしょ。

フラワーデモはアタオカなやつをつかっている。

しかもその施設は薬漬けにする。

2023-06-04

もう一回話したいなあ

こんなところ見てないと思うけど、なんか起きないかなーという気持ちを込めて書いてみる。

数年前出張中に暇になってネット友達募集みたいなことをした。なんとなく趣味が合いそうな人を見つけて、飲みに行けることになった。

仕事以外の知り合いが遠くにできたことがなかったので結構しかった。LINEを交換したので出張関西に行くときは時たま誘ったり、逆に友人が東京に来るからと誘われる関係が数年続いた。

担当エリアから関西が外れて、誘える機会がなくなった。それでも新年には近況を言ったり言われたり、薄くつながっている感覚があって、漠然10年後も同じことやってそうだなって思った。

けれど終わりは割とすぐにきた。

新年早々に友人から近況伺いの連絡が来た。すごく嬉しかたかゆっくり文章を考えて返そうと思って、文章を何度も確認してから翌日に返事をした。なかなか返事が返ってこなかった。その時はまだ、数日返事が来ないのはいものことだったから気にしていなかった。

数ヶ月後、久々に関西仕事に行って、友人からの返信がまだないことに気がついた。単に忘れられてるだけかと思って「久々に飲みに行こうよ」と連絡を入れた。

返事はなかった。

スタンプを贈ろうとしたらダメだった。

なんでそうなるのか全然からなくて、新年すぐに返事をしなかったことを後悔した。

いまだにひょっこり連絡をしてこないかと期待してしま自分がいる。

2023-06-02

子どもの話がよく耳に入るようになった。私の考え方の変化日記

今の私は結婚して子どもがいてもおかしくない年齢です。

中学生くらいの頃】

純粋子どもが好き。将来はお父さんとお母さんみたいに結婚して子ども産んで生きていくのだろうと思っていた。

というか、子ども欲しいとか欲しくないとか、そんなことはただ考えず漠然と家庭を築いているんだろうなぁと想像妄想していたと思う。

高校生くらいの頃】

メンタルがやられ、なんて自分ダメ人間なんだと本当に落ち込む。絶対来世は人間にならないと誓う。絶対人間なんかなるもんか。自殺は痛いから嫌だけど、本当に消えたかった。

・こんな辛い思いを可愛い子どもにはさせられない。

・もしかしたら、いじめられるかもしれないし、人をいじめるかもしれないし。すごく理不尽な目に遭うかもしれないし、悲惨事故に巻き込まれるかもしれない。可哀想で辛すぎる。そこまでひどくなくても、まぁ生きていれば辛いことがある。そんな酷い仕打ちを我が子にはさせたくない。が、かといって辛いことが何もありません、というふにゃけた人間になっても生きづらいだろうな、と思う。

自分子どもを産むことが許されるほど、能力を持っていない。子どもに受け継がれる全ての遺伝子可哀想。ごめんね。


大学生の頃〜社会人数年目まで】

絶対子どもは産まない!と固く決意し、兄弟子どもを産みたいと言ったら全力で止めてねと言っておく。いや〜止めないよ。と和やかに言われる。

子どもを産みたい友達の話を聞いても産みたいとは思えない。



結婚妊娠ラッシュ期】

・なんと好きな人ができて、この人に子どもを抱っこさせたい、でも私の子どもは嫌だという大問題に直面。ただ好きな人の子どもは私だって見たい。

自分遺伝子問題なんだよ。でも好きな人他人卵子受精させ子を育てさせること、養子をとることは違う気がする。代理母出産申し訳ない。その痛み経験したい気もする。なんてわがままなんだ。

彼に失礼。自分メンタル治せ!いや性分か?自分を愛することで他人を愛することができる!と自分の中の修造が言っている気がする。

・ごちゃごちゃ言いつつ、なんだかんだ今とても幸せで、人と環境と運に恵まれたと感じている。今の人生と同じ人に巡り会えるならもう一度人間をやってもいいかな、と思えるようになった。

・生まれてくる子は絶対大変だ、辛いはずと決めつけてしまっていたが、それは私が決めることではないし、今わかることではない。辛いかもしれないし、辛くないかもしれない。それは本人のメンタルの持ちようにもよるだろうし。まぁそのメンタルの基盤を作るのは、本人の性分と、親がいかに関わるか、周りの環境がどうであるかではあるのですが。遺伝環境相互作用。辛いか辛くないか、それは私達の努力も大切ではあるが、それが全てだと思わなくてもいいのかな?と考えるようになった。

・周りの子経済的不安を感じて出産を悩んでいた。私も友人もありがたいことに何不自由なく育ててきてもらっており、親がしてくれたような水準で子どもに関わってあげられる自信がない。そう思うと、大学まで金銭的援助ができる自信がないのに産んでいいのか?と不安になる。だって大学お金まで出してあげたいと思ってしまう。理想としては。

「身の丈をわきまえろ」「脳内お花畑か」「奨学金制度使えばいいじゃないか」と言われそうだが、奨学金を借りない方向で子育てをしたいと考えている為、何不自由なく過ごせる経済的自信がないのなら産まない方がいいのかな?と思っているが、そもそも経済的自信満々で子育てをしている人はごく僅かだと思う。なんだかんだうちも「家計が火の車だよ」と言っていた。親のやりくり力すごい。

優生思考資本主義社会のこの世の中で戦い抜ける我が子を産み育てる自信がない。そもそも遺伝子に自信がないのだから、ね。親はちゃんとしていたのに、親に申し訳ない。

・私ものらりくらりと生きているということは、なんとか楽しく生きられる可能50%毎日死にたく生きる可能50%そもそも人間人生って白か黒か、くっくり色分けできるものではなくグラデーションなのでは?なので何とも言えないのか?

・ちょびっとだけ親に孫の顔を見せられない申し訳なさはある。

【今の考え】

・この先100年辛そうだし、子ども可哀想からあんまり産みたくはない。しかし彼の人生にも関わることだから申し訳ない。彼のことを考えると産みたい。多分いいパパになれると思うから

・多分私は、このメンヘラのようなものが治ったら産めると睨んでいます


皆様はどのような覚悟ができたら子どもを産もうと思うんですか?

2023-05-31

体感年齢が22歳から止まっている

大学卒業して社会人になった日から全部が止まっている気がする。

自分がもう何年も何年も働いていて、その間に転職入院をした強烈な記憶があってなお、大学を出た年から人生が全く動いてない気がする。

成長が止まっているのが原因だろう。

仕事のことは身についているが、日本社会の外に出れば何の役にもたたないだろう。

科学語学知識論文の書き方、飲み会のセッティング社会に出てから使った知識、使ってはいないがいつか使う能力、そのどれもが学生時代に既に身につけていたものみたいに思える。

会社の中でしか使えない身内ルール経験値取引がある会社商品に偏った業界知識、そういったものを身につける裏で基礎的な学力は日に日に落ちていくのが分かる。

中学校数学さえいきなりテストを受けたらボロボロだろう。公式ちゃんと頭に入っている気もしないし、問題文と結びつけるセンスが喪われている。

歴史地理地学も、日常で出番のないものはまるで分からない。

47都道府県の全ての県庁所在地を並べるのはもう出来ない。単純に思い出す力が下がっているから、一生忘れないはずのことさえ咄嗟に思い出せないのだ。半日すれば思い出せるかも知れないが、その場で諳んじれないのは中学生であれば恥ずべきことだろう。だが、大人の中にはそういう人間大勢いるんだ。

そういった劣化や成長の無さから目を逸らしたいのか、体感年齢はずっと止まっている。

身体記憶ボロボロになっていくので歳を取っているのは実感するが、その時間経過に付随するはずの人生に対しての手応えがない。

夢に向かって進んでいたはずという認識自分につかれていた嘘だったことにある日気づき、そこから慌ててとりあえずで仕事を見つけ、それから世界は止まったままだ。

鏡に映る中年を見るたび、自分の年齢を書き込むたび、強い違和感とともに現実を思い出す。

あったはずの人生が失われている。「失われた○年」が自分の中で起きている。確かに積み上げた年齢を証明するものがない。預貯金はそれなりに増えているし、肩は上がらなくなってきた。ただそれだけだ。人生の次のステージにたどり着くことが出来ないままずっと昔通った道をグルグル回っている。

仕事学生時代バイトの延長をどこまでもしているような感覚しかない。責任を求められているのはバイトリーダー的な責任からの延長のようなものしか思えない。自分所属してる組織正式構成員であるという実感がなく。やっているビジネスがどういう経緯で人を雇えるレベルで成立しているのか実はよく分からない。

子供の頃に想像した漠然としたサラリーマン像の中で今も生きている。夢から醒めれば自分はまだ中学生なんじゃないかとさえ何度も何度も思ってしまう。

それほどここ何年もの人生に対しての実感がない。本当に自分は生きてきたのだろうか。偽の記憶を植え付けられているのではないか、実は就活に失敗した男の妄想でまだ大学を出て一ヶ月ほどなのではないか。そういった妄想に一理も二理もあると考えてしまうほどに自分体感年齢が狂っている。狂っていくのだ。

税金って何?助けてくれ

俺、20歳専門学校卒、今は週一勤務で月3万くらいしか稼いでないフリーター

今年の年金は親が払ってくれたけど、今働いてるペースの年収では払えないくらいすごい額っぽかった。そのときに「就職したら企業が払ってくれる」みたいなこと言われた気がする。本当に?あの額を?そんなうまい話があるのか?

専門では絵をやってて、絵では全く食えてない。自分では結構上手いと思ってるのに、月に2000円儲けたらいいほう。でもも20万円儲ける時が来たら、雑収入フリーランス認定?だから税金を払わなきゃいけないみたいなこと言われた気がする。今べつに領収書とか持って無いけどそれって大丈夫なの?

グッズ制作費とかで金は消えてるけどプラマイ収入出す感じ?

インボイス?が始まるともっと取られるのか?

からない

まいにち無知の知

このままだといつか脱税して捕まるんじゃないか

恐ろしい

税理士とか雇う金も権威もないし

あとクレジットカードも持っていない、マイナンバーもないからPayPay使えないし、Amazon使えないし

漠然とした将来への不安しかない

から就活始めるべきだとは思ってるけど、専門は卒業たから誰もサポートなんかしてくれないし

3年間引きこもって鬱のような経験があって、このとおり賢くないし

親も今年の初めに病んで退職して、家で収入があるのは俺だけになった。

なにこれ?

思考停止するしかなくて

助けてくれ…バカでごめん

助けて…

anond:20230530151516

わからんでもないけど、「暗い」という表現で今イメージするものとは違ったと思う。

当時は今に比べたら何事も圧倒的に情報が少なかったので、根拠の無い楽観とか漠然とした不安とかそういうものが多かったように思う。

「暗い」というのも、「なんかよくわかんないけど雰囲気的によくない感じだし、具体的な将来予測とかあるわけじゃないけどなんとなく不安らしい感じがする」という感じだったんじゃないか

今はそういうのじゃなくて定量化された数値に基づく具体的な予測による暗さという感じ。

2023-05-30

anond:20230530202459

まぁ、それが苦しいかどうかは貯金目的があるかどうかですな

目的があるなら日々の生活が苦しくても貯金通帳を見て嬉しくなるだろうし、特になんの目的もなく漠然とした不安貯金してるだけならただ生活が苦しいだけ

何を成すためにお金を使う/貯めるのか、それを考えるのが大事だと思う

anond:20230530181931

まだ頭に漠然とした不安が浮かんできてな…ふんっ!ふんっ!浮かんできてないからな

最近、寒暖差が激しい

寒いと思ったらカッと暑くなり汗だくになる

上着を着たと思ったら脱ぎ、脱いだと思ったらすぐに着てと延々繰り返してる

季節のせいもあるだろうと思っていたが、もう2週間ほどもこんな状態

これは更年期ホットフラッシュってやつなんだろうか、やっぱり

上半身が急にほてり、でも足などは冷えてるなんて症状なんかも当たってる

ふくらはぎが冷たいくらいなのに、顔は暑くてしょうがない、みたいな

治療ホルモン治療がメインのよう

改善のためには運動して健康的な生活をとのことだった

そんな漠然と言われても、という気分だ

しかしまあ何もしないよりは遥かに良い

ウォーキングはじめ足腰使う運動をやることにしてみたい

2023-05-29

惡の華、プンプン、オナマス青春ジュブナイルが大好き。

青春が終わっても、何を成し得ずとも人生は続く。

凡庸でも惨めでもカッコ悪くても、自意識と折り合いをつけ人は生きていかなければいけない…

みたいな。

中高生だかの頃、まさに当事者だった時にも読んだけど、当時はあんまりテーマ理解してなかった。

なんか変態的でショッキング作品くらいに思ってて、そういうのに惹きつけられる年頃だから読んでたって感じ。

まあ青春当事者青春について言及する大人を非常にウザく感じるものだし、そういうもんだと思う。

若さ大事しろよ~と語る大人への死ねカスという思いは今でもよく覚えてる。

何を描いてるかをはっきりと意識したのは20前後になってからだった。

でも10代の頃も、ジュブナイルだの自意識だの定型的なワードに頼らず、肌感覚で描かんとするものに接近してたような気もする。

読んだ後の諦観や爽やかさの入り混じったような感情や、心の中の大事な部分を突っつかれたような感覚はまだギリギリ覚えてる。

この手の作品ってどれもこれも「自意識の殻を破り、凡庸さを受け入れて生きていく」みたいな似たり寄ったりの着地点になってしまってなんかなあって思う。

もちろんその結論大正義って訳じゃなくて、物語の示す過程がその平凡な結論に納得や実感を持たせる所に意義があるんだけど。

それでもたまには違うゴールがあったっていいじゃんねって思う。

スーパーサクセスストーリーもいいけど、それは思春期自意識というテーマからちょっとズレる。

普通に、かっこ悪く生きていくなんて嫌だが?自意識と向き合うのを諦めて、生活凡庸さに屈するのは全くかっこよくないが?

美しく生きられず、美しく死ぬ事もできず、死んでないだけの人間自己弁護だが?

でもこの鬱屈をぶつける先とかそのための才能とかは特にいから、枯れかけた若さを大切に抱きしめながら美しく死ぬが?

つって首吊るなり飛び降りるなりする話があったっていいと思う。いや探せばあるのかもしれんけど。

そういうキャラクターがいたとして、せいぜい作品の芯になる部分と対比的に置かれるような扱いになってそうな気がする。

ネット小説サイトにそういうの書いたらふつうにんげん達に独りよがりだの厨二病だの拗らせてるだの、ボロクソに言われそう。

そもそもまれなさそう。

まあ実際私も然るべき時期に自意識と向き合い、ある程度の折り合いはつけたんですけど。

ただ、中年危機どころか23にして「ええんか?」という気持ちが沸々と湧いている。

ニーチェやらハイデガーやらが語るような価値あるサムシングを、たった一度の人生で得ようとしなくてええんか?

今際の際に後悔が過るのは怖くないか?って。

フィクションみたいな出来事でもなければ、自意識は爽やかにハイヨナラと決別できるものではないっぽい。

押さえつけるために、これでいいんだと思えるような、強い納得という重しが必要になる。

これは邪推だけど、思春期延長戦やってる人間をやたら嫌う人もまた、胸の奥に未消化なそれを抱えてるんじゃないかなって思う。

何かしらの納得という重しもなく雰囲気ふつうにんげんをやってるからこそ、同族嫌悪的な苛立ちを感じるのかなって。

まあそれはともかく、ふつうに生きるには自意識を抑えるための重しが要る。

例えば結婚するなり家庭を持つなりして他者への愛、他者からの愛というありきたりながら固有の充足を得て、人生の指針とする。

これはジュブナイル作品主人公の多くが採用していますね。勇気を出して積極的に人と関わればそこに人生リアリティがありましたと。

あるいは、賃金労働に心をすり減らして抽象的な思考をする余裕などなくなってしまうか。現実にはこれも結構あるのかも。

私は青春作品眺めてニチャニチャするフェーズ愛着を感じてるし、この居心地の良さにもっと浸ってたい。

このまま40,50になったらもう妖怪になってしまうな。

そういう人らを別にキツいとも思わんけど、ふつうにんげんに擬態する身としてはキツイと言っておかなければならない。

それが社会性ってもんなので。

なんてことをあれこれ考えていた折、『桐島、部活やめるってよ』を観た。

ラストシーン映画部の底辺オタク神木隆之介イケてるグループ東出昌大の会話がとても良かった。

8mmカメラについて触れた東出に、オタク特有早口で嬉しそうに説明する神木

カメラを向けてインタビューする東出に「将来はプロですか?」と訊かれ、少し表情を変える神木

予算撮影場所もロクにない。8mmカメラで撮るのは手作り感満載の不出来なゾンビ映画

きっとプロになんてとてもなれない。でも、時々「憧れ」と接近している気持ちになれる。

フィルムは手に入らない、現像は面倒、画は汚い8mmフィルムにも、ビデオにはない味があるはずだと信じながら映画を撮る。

「生きるとは…」とまではっきりはしなくとも漠然とそんな悩みを抱えてた東出は、そのやりとりで涙を浮かべる。

素敵な作品だなと思いました。

言ったら自己満足趣味な訳だけど、それを心から愛せるのなら人生の芯に成り得るはず。

それは10代の頃の自分が辿り着いた結論と丸っきり同じだった。

思春期自意識は、自分の内なるものを形にしてみたい気持ちにさせる。

あるいは、なにかくりえーてぃぶな事でチヤホヤされたいという程度のものかもしれない。

でも誰もが才能がある訳じゃない。どこかで折り合いをつけなければ。

だったら自己満足でもいい。心から愛せるものなら、それはきっと確かな納得になるはず。そういう折り合いの付け方もある。

古今東西、陰気ボーイズはそういう結論に辿り着くものなのかもしれない。

でも『桐島~』の神木隆之介と違い私の「好き」は漠然としたもので、自意識を抑える重しとしては軽かったっぽい。

もっと真摯カルチャーを愛したい。

ほどほどにふつうにんげんをやりつつ、奥底では変態でありたいねクソムシでなく。

まあホントは今でも全然草野マサムネ志村正彦みたいに思春期イノセンスを卓越した言葉選びで紡ぎたいし、ついでにチヤホヤされてえんだけどなァ~

2023-05-28

anond:20230528234709

5分以下の短時間対話で信用を得るなんて土台無理な話で

相手自分のことをどこまで話すかは見た目とか話し方とか雰囲気とか漠然とした第一印象に左右される

第一印象よくても話す内容によって減点されることはあるが、第一印象のハンデを短時間共感などで挽回するのはとても厳しい

脈がなさそうな相手深追いしても仕方ないんで守りに入ってるような相手はさっさと切って次へ行くべき

anond:20230528145601

漠然としてるがどういうのを想定してるんだ

2023-05-27

「行動しないで失敗するより、行動して失敗しろ」と言ってる人ってFX競馬で全財産溶かした人からは目を逸らすよね

「行動」することが重要じゃないんだよなあ……。

自分なりのロジックを組み立てた上で、失敗した時でも次に繋がるような決断を取った上で、行動しろ」じゃないと駄目なんだよなあ。

大事なのはロジックを組み立てること」「実際にそれを持って決断すること」なんだよ。

成功した人のやり方を上辺だけ真似してる人はそれが見えてないから、外から見て分かった気になり「行動すればいいんだ!」と思ってしまう。

サイコロ振って模試で良い点取っても何の意味もねえのよ。

そもそも「行動しない」って人生においては一切不可能で、「現状維持」も行動だし「撤退」も行動なんだよね。

雪山遭難して無理に動かないで待つのも「行動」だろ?

問題があるのは「決断材料をこれ以上増やせる目処や、状況の変化を待たなければいけない理由がないのに、決断を先伸ばしにする」ってことだよ。

一見何もせずに1日経過したように見えても、そこに「1日待つことを決断した結果の1日」と「単に決断することを先延ばしただけの1日」だったら全然違うわけ。

とにかく行動しろ論者はそこが分かってない。

まあ確かに行動って決断してるように見えるけど、状況に流されて漠然と動いてるだけの行動だったら実際には何も決断してないよ。

たまに居るんだよなあ……「上司現場見てこいと言ったから来ました」で本当に何も考えずにやってきてる奴とか……ああいうのは全く何の決断もせずに行動していて、全く次に繋がらないパターン

こういう「行動しただけで満足」みたいな奴、「行動させたから成長したはず」みたいなソイツの上司、ほんっとうっに考えがスッカスカすぎて苛つく。

2023-05-26

30代とかになっても漠然と「何者かになりたい」と考えて新しいことにチャレンジするのもありっちゃありだけど

例えば医者になるような人間の大半は18歳そこらで「医者になる」って比較的具体的なビジョンで動いてるんだよな。

中年に片足突っ込んでから漠然とした何者か願望はまぁ大した結果にはならないな。

若者に比べてすでにハンデがあるんだからより具体的な目標立てないと。

2023-05-19

仕事のできる人

漠然とだけど仕事のできる人ってなんなんだろね。マルチタスクとか人望があるとかたくさん種類がありますわたしは正直全くできない人間。間違えるし、ミスして迷惑かけるし。自分の機嫌を取るのがうまいくらい。

おっ調子いいな!しごできになったか!?とおもうとたいてい「お待たせしました!過去ミスです!」ってデリバリーがやってきてまたやっぱクソやなの繰り返し。

バリバリできる人かっこいいなーと思うけども、メモしてもその付箋を見えるところに貼っても忘れるわミスるわで対処法が分からない。

HSPとか発達とか名前がついたとしても仕事の中身なんて変わらないわけだから診断受けても正直無駄

幸い周りの人達がすごくいい人ばかりでなんとか働いてる。社会人ってすげーな。4年目になるけど未だに1年目気分だもん。永遠に下っ端でいたい。

2023-05-15

anond:20230515131733

ぼきたで言うなら、両方抱ければOKなのが男。

途中で攻守交代がありなのが男。

漠然とこの組み合わせが好きとか、この子が好きはあれども、どっちが責めとかは考えない

anond:20230515113114

いや漠然と産まれから車に乗せるようになるタイミングで買えばいいやーって思い込んでたのよ。それは俺が単にアホだという話で。

妻にも聞いてみたけど、どれがイイかわかんないから調べて決めてって言われた。

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