はてなキーワード: 比例区とは
今日は、参院農水委員会、内閣委員会がオススメです。法務はチラ見しただけですが、なんで二日目でいきなり参考人質疑なんです?まぁ後で見ますが、何の進展も無いとは確信しております。
利害関係者から参考意見聴取することと、国会議員抜きで政策決定に関する重要な意思決定する意思決定機関が利害関係者で構成されることの違いもわからないぐらいアレだからアレなんだなってよく理解できます。
でっぱなから、佐々木局長が石破四条件は留意事項だ、とかいっちゃったやつを、閣議決定は守る必要があるのではないのかと聞かれて、留意は守るという意味だ、みたいな新しい意味を作る答弁をしてきたので、延々と、閣議決定は守る必要があるのか無いのかみたいにつめられる山本大臣と佐々木局長。結局閣議決定は守る必要がある、と認めさせられるわけですが、こうなるなら最初から言っちゃったほうがいいよ。
また需給の問題をきちんと具体的に検討したのか、ということに対して、供給はちゃんとはかれるけど、需要は正確に測ることは神様にしかできないから具体的には調べていないが、一定の判断はできる。供給は増やせば増やすほど、社会全体の利益は増えるから、規制緩和万歳、人数は多ければ多いに越したことはない。もちろん行き過ぎはだめだが、供給を制限する必要はない、と宣言して、桜井議員(医師)に、柔道整復師は厚生省が14校、卒業生1000人ほどに規制していたが、裁判で負けて、解禁したら、100校、7000人ぐらいになったが、今では7000人ほぼ全てが整復師として就職できない事態になった。こういう人たちの学費や時間、投資はナンだったのかという話になる(これ薬剤師とかもそうだよね。)と突っ込まれる。それでも、獣医を増やしてはならんとはいえない、もちろん限度はあるが、公務員獣医への希望者が増えていること、創薬分野で活躍する獣医師が増えているなど、一定の需要があることは判断できるから、どこで区切るかは政治の責任だ、とおっしゃって、現在のカリキュラムでは創薬分野の活躍ができないから、最先端ライフサイエンスの加計学園が必要だ、といっていた今までの論理を自ら破壊し、突っ込まれる。
またブタとかの中型大型動物の創薬分野で必要とされる実験動物の育成を専門的に教える獣医学部は日本には全然無いと、加計学園と京産大のプレゼンに書いてあったから、これは大事だ、みたいなことをいう。桜井さんは東北大で研究していたとき、普通に動物実験やってたぜ?ほんとにないの?と聞いてましたが、これ桜井さんが医師だから間違えやすいポイントで、創薬分野でのブタ(おもにミニブタ)の需要は確かに高い。でも基本的にブタを使った研究は医学部で行われているんですよね。なぜかというと、畜産のブタは大きくしないといけないし、さらに基本的に扱うのはメス。でも医学分野ではホルモンバランスの問題で、使われるのは基本的にオスです。やることが、獣医的なブタの需要と、医学的なブタの需要で全然違うので、聞くべきなのは、なんで創薬分野でのブタを使った実験に獣医学教育が必要なんですか?っていうところなんですよ。人獣共通感染症といったって、人間と動物では完全に共通ではないので、獣医学的な意味での疾病の重要性とヒト医学としての疾病の重要性は全然違うし、どういう理屈で、獣医学部でその教育をする必要があるんですか、というところ。インフルの例で言えば京産大は獣医学部が無くてもやってるわけだからさ。話がそれた。
さらに水際規制が必要だから加計学園を選んだ、といってしまって、「じゃあ京都府で起きた鳥インフルエンザのインシデントに、協力して早期鎮圧した京産大を差し置いて、何の実績も無い加計学園を選ぶ理由はナンですか」ときかれて、「新設するので、過去の実績は関係ない」(!)と言い放ち私を凍りつかせる幸三大臣。
国家戦略特区で、国際的な医療人材を育成をする、ということになっていた国際医療福祉大学が成田市と協定を結んで、地域医療の推進を行うという話になっていることを突っ込む。なんども質疑してきたけど、国際医療福祉大学では海外経験などがある人という要件が求められているのは20人だけで、残りの120人は普通の医者を育てることになっている。ちなみにこれも構造としては似ていて、日本医師会などは、すでに14校で医学部が新設されて、10年後には医師の飽和が見込まれていることから、新設に反対していたけど、国際的な人材育成だから、ということで認められた案件。ちなみに国際医療福祉大学の理事長高木邦格氏は、渡辺美智雄の元秘書。さらに文部科学省の事務次官経験者が2名、報告期間(2年)を過ぎてから就職している、さらに警察庁の長官、財務省、厚生労働省から6名の天下りを受け入れているところ(第190回国会予算委員会)。ちなみに、上記の予算委員会では、「一般の医師は育成できないという理解でいいのか」と聞いたら、「その通りでございます」って言ってるからね。こんなんでいいのかって聞いたら、「規制緩和はするけど、それ以降のことは知らない」とおっしゃったという内閣府。ただし全体の需給に影響があるようだと、全国的に見直すという話なので、当然医師会は反発する案件(桜井議員がこの問題に熱心なことに彼が医師であることが無関係であるとは思わないけどね)。
「国家戦略特区ってほんとにひどいなって思うんですが、関東圏で行われた病床規制の特例がありますね。病床規制の特例の中に、大学が入っているんですが、もともと大学は病床規制から外れてるんですよ(要は大学以外の目くらましなわけですな)。わざわざ特区必要ないんですよ。ここに民間の医療法人が二つはいっています。一つは瀬田クリニック(名誉のために書いとくけど、ちゃんとした病院でしょうよ。免疫療法で知られているところですよね。)です。瀬田クリニックはどうして特例の適用になったんでしょうか」
「本特例は、世界最高水準、かつ国内で普及が十分じゃない高度な医療を提供する事業におきまして、その事業に要する病床数を加えた数を基準病床数とみなすものであります。医療法人こうし会瀬田クリニック、瀬田クリニックグループの事業は、は特区法の規定に従い、医療提供者の確保に権限を有する、神奈川県知事(安倍さんの大の仲良し黒岩さんだね)の合意の下、平成26年12月9日に区域計画に位置づけ、それぞれが提供する、ガンに対する次世代型の免疫細胞治療、循環器治療などが高度な医療であることなど、特例の要件を満たすことを同年12月18日に、厚生労働大臣が、特区の要件を満たすことを認め、12月19日に、区域計画に認定したものであります」
「まぁ表向きはそういう理由ですよね。瀬田クリニックの代表はどなたですか」
「あの、ファーストネームはちょっとあの、阿曽沼(元博)さんという方でございます。」
「阿曽沼さんはですね、国家戦略特区のワーキンググループのメンバーですよね。」
「ワーキンググループのメンバーだから優遇されるんですよ。あのー(もう一つの民間医療法人)葵会のここの、次男の方は、自民党の衆議院議員ですよね(新谷正義=平成研究会)」
「そのように聞いております」
「こうやって関係者が優遇されていくんですよ。しかもこの自民党の比例区の方なんですが、安倍総理の強い後押しがあったと私はお伺いをしています。またご本人の結婚式には安倍総理も出席されたと。ここも調べて生きたいと思います。もっとびっくりしたのはですね、ある特定機関からお金を借り入れて、病院を建てたんだと思いますが、その利子補給を行っている。なんでこの医療法人だけ、利子の補給を行えるんでしょうか。(利子補給とは、行政が、金融機関に対して、借入者に代わって利子を納付する制度)」
「利子補給の件でありますが、わが国の成長のためには、新たな成長分野を切り開く、先駆的な研究開発や革新的な事業が必要であります。こうした事業を行うベンチャー企業等の資金調達を支援し、イノベーションの連鎖を生み出すため、平成25年12月の国家戦略特区法制定時に利子補給制度を導入いたしました。ベンチャー企業等が特定の事業を行ううえで、指定金融機関から借り入れる場合に、国の予算で、最大で0.7%の利子補給金を支給するものであります。なおこれは、民主党政権において制定された総合特区にも同様の仕組みがあるものであります。また具体的な支給額は、利子補給契約締結前でありまして、まだ未定であります。なお利子補給金の財源は国費であります。」
「国家戦略特区にはいろんな問題があることが明らかになってきています。これがなぜおきるかというと、関係省庁が意見をいけないからです。もっと言うとですね。与党の審査が無いんですよ。なんで与党の審査無くこんなことをがんがんがんがん進めていくんでしょうか。私はおかしいと思うんですが、大臣は与党の議員として、こういうやり方は正しいと思いますか」
「与党のー審査ということではーえーそういうことをやるときには当然、政調、省庁がとうぜんやっているものと理解しています。」
「すいませんが、国家戦略特区についてお伺いをしています。国家戦略特区をこうやって決めていく際に、与党の審査はありますか」
「国家戦略特区は、法令に基づいてー、ワーキンググループ、区域会議、そして特区諮問会議という形でやっていくことになります」
「あのーそれぞれのー案件について、関係省庁の中で、与党審査を行っていると承知しております(おい大丈夫か政府と国会区別ついてるか)」
「いろんな規制改革を進めていくんですから、関係省庁においてー与党と審査なり調整なりやっていると思います」
「したがいましてー、えー改革事項いろいろやるわけですから、その改革事項やる場合において、関係省庁がー与党側と、必要に応じて調整をやっていると理解しております。」
「すいませんが、獣医学部の審査に関しては与党審査はありましたか」
「ちょっと後ろから(レクを止める)・・チッ(舌打ち)与党審査があったかなんてちゃんとわかるじゃないですか。なんで文科省が答えなきゃいけないんですか。これは、先ほど、4条件に関してなど、全然書く省庁は意見言うことできなかったって先ほど答弁されたじゃないですか。これについての責任省庁は内閣府でしょ、担当大臣でしょ。ちゃんと答えてください。与党審査はありましたか。」
「内閣府では行っておりませんが、関係省庁である、文部科学省で行っているものと思います。」(そして文科省が石破4条件に整合するようにと、上げてくれた意見を、加計学園が満たせるか不透明だから無視なさったと。)
「要するに決定されるところまで与党審査無いんです。そして特区諮問会議には竹中平蔵さんなんかが入ってるんです。こんな竹中平蔵ごときが決めたことなんですよ。与党の議員の皆さんの意見全然聞かないで、竹中平蔵とか八代尚宏とかこういう人たちだけが決めていくんですよ。おかしくないですか。私はおかしいと思いますが、おかしいと思いませんか。」
「それぞれの個人については、差し控えさせていただきたいと思いますが、それぞれに有識者として、ご議論に加わっていただいていると思います。」
「大変高い見識をおもちと承知しております」
「それでー。彼はある人材派遣会社の会長ですよね。それで雇用のことさんざんいってるじゃないですか。利害の関係者じゃないですか。どこが有識者ですか。この人によって日本はどれだけめちゃくちゃにされてきたんですか。(はっは)」
最後に国会議員が意見を言う場が無い制度というのはおかしい、有識者ではなく国会議員の意見が反映されるべきだという桜井議員。ほんとこれなんだよね。
憲法に定められた国権の最高機関は国会で、三権分立でも最上位なんだから。
竹中平蔵@パソナandオリックス→家事代行の外国人解放、農業外国人の解放、養父市の農地解放
阿曽沼元博@瀬田クリニック→病床数緩和(new!)
田中康夫と渡辺喜美という誰がどう考えても党内をしっちゃかめっちゃかにしそうな人材すら受け入れるガバガバなおおさか維新すら裏切って、党としての存亡が台風1号の中の線香花火くらい危うかった新党改革しか拾われなかった今、どこに行くんだろうか。
比例議員に関して言えば「比例票をもらっといて離党する」というのが一番悪い。
(補足だけど比例区でも離党しただけなら失職しない、旧維新の小野次郎みたいな感じ)
100万票で1議席くらいのもんなので、30万票は結構なもんだが足りない。自党で出すなら離党して無所属にならないことが前提となる。
そして山田太郎氏は、とにかくおおさか維新の辞め方が最悪だった。まぁ維新の側も埼玉で出そうとしたのは相当アレ。でも、ぶっちゃけ比例で通しても離党しそうと思われたのだろう。
ということだけど、例えば今回民進党から出るとすると白眞勲が落ちる。民進党が30万票積み増してもおそらく議席は変わらない。要するに生え抜きの議席を譲るだけなのでこれでは入れるメリットがない。民進党の比例は組織内候補ばっかなので、次回以降も民進党的にはそんなに旨みはないだろう。(山田太郎氏は野党にいたら絶対離党しそう)
社民党も同様だけど、次回はそもそも改選が0で、今回のように福島みずほという多少なりとも知名度がある候補がいないので、次回の比例区的にはわからなくもない。
ということで、選択肢としては
1. 自民党に念書を書いた上で入党、秋葉原の総理演説を盛り上げる
2. 「生活の党と山本太郎と山田太郎となかまたち」に改名させ有権者を混乱させる
3. 突如護憲派に転じて「憲法9条を守るために福島先生のお力になりたい!」と涙ながらに説得し社民党へ
4. 幸福実現党に入党(今回比例30万票なので頑張ってもう20万票積み増せば受かる)
5. 気合いでもう70万票積み増す
元幸福実現党唯一の国会議員、大江康弘先生は自民党に無事に復党され無事に落選したので、個人的には山田先生には安心して幸福実現党幹事長への就任を目指してさとうふみやとコラボしてほしい。
まぁ、なんだかんだ山田太郎氏自体が保守系の人なので、自民党が丸め込んで山田宏的な枠で3年後出すんじゃないかなと思ってる。
自分は、自分が社会に望むものとより近い考えを持つ候補者と政党に入れるようにしている。
今回で言えば
護憲、家庭外での育児補助推進、教育無償化、同性婚可、夫婦別姓可、労働環境改善、TPP反対、自然エネルギーへのゆるやかな転換、クォーター制度実現…あたりを重要視した。
自分の考えの正当性を示したいわけじゃないので詳しくはかかない。
で、前述の考えでしぼっていくと、自分が支持出来そうな人は民進党(の一部)・共産党・社民党・新興の党や無諸派となる。
まず蓮舫は自分がいれなくても勝つだろうなと思ったし、蓮舫・小川および民進党と自分の意見がちょいちょい違う。
山添も、自分が入れなくても入りそうだと思った。あと、自分は共産主義者じゃない。
自分が投票しなくても勝ちそうな候補者を避ける理由としては、ギリ当選の人を応援したい気持ちがあるからなのだ。(近しい意見の人をより多く政界に送りたいという欲張りな気持ち…
支持者はだいぶしぼられた。が、、気付いてしまった。
この選挙、自分の支持する人に投票したところで絶対当選しない。当確しそうな6,7人は、もう予想がついている。
残された選択肢はこうなった。
・死に票にしたくないから民進か共産党に入れる→宝くじじゃないんだし、死に票をさけたい気持ちって何?てか、死に票避け?で流れる票数って実はすごく多そうだなあ
・死に票になってもいいから自分が支持する人に入れる→選挙に行く意味ってなに・・・私の1票の意味って何・・・
たぶん今までの自分だったら前者の行動をとったと思う。
後者、自分が良いと思う人に入れてみた。比例区は社民党にした。
変な話だが、AKBの選挙みたいに「わたしはあなたを応援してるよ〜」って届けばいいな〜という気持ちで投票してみた。
でも、なぜか楽しかった。選挙速報の落選者の項目をみて、自分と同じ気持ちの人が○○人もいるのか〜と実感する。
まったくもって18歳ではないが、18歳で選挙権を持った子ってこんな気持ち?とか思ってしまった。
政治思想の適否について語り合いたいわけではないのですが、
みなさんがどう考えてどんな戦略で投票し、結果にどんな感想を持ったのか、興味があるのでよかったら教えてください。
会社の人には、こんなこと聞けないし…
本日、参議院選挙の投票日ですが、そこでいろいろと驚かされたので投稿します。
まず、自宅に投票用紙が届かない!
ここ数週間、注意して郵便受けを見てたので間違って捨ててしまったとは思えないし、
部屋を探しても見つからない。
大事な投票用紙を本人に渡したかどうかを記録しない郵便で配送するのでどうなんだろう??
しかたないので、身分証明書をもって投票所に行ったのだが、本人確認の仕方が適当で簡単に不正ができちゃう状態なんですよ。
受付で投票用紙が届いてない旨説明すると、奥の座席に通されて身分確認をするのだが、
用紙に住所、氏名、生年月日を記入して係の人がPCで照合するだけでおしまい。自己申告のみで本人確認が通ってしまうのだ。
ふつうなら顔写真付きの身分証で確認を行う思うのだが、これでは成り済ましが簡単にできてしまいますよね??
そのあと投票でも問題が。比例区の投票用紙を貰うさいに選挙管理の人が手元のボタンで男か女かを記録するのですが、
男であるにもかかわらず、なぜか「女」の方のボタンを押す始末。。
選挙が公正に行われているのか考えさせられる一日でした。
(バカタレの)民主党が民進党に変わって3ヶ月あまり、皆さん如何お過ごしでしょうか。
全く知名度が向上しないうちに選挙が近づいてまいりました。今月10日は第24回参議院通常選挙の投票日です。皆さん、それぞれ、投票される政党は決まりましたでしょうか。
与党であれば自由民主党(自民党)、公明党、野党であれば、民進党、共産党、社民党、その他いろいろございます。
ここで(大馬鹿野郎の)「民主党」に投票しようと思っている皆様に注意がございます。それ以外の方は以下は読まずにそっとじしていただいて結構です。
2012年まで政権を担当していた「民主党」ですが、なんと、今回の選挙には存在しません。維新の党と合併し、新たに「民進党」として生まれ変わったのです。
そのため、比例区で「民主党」と書いた場合、無効票になる可能性がございます。無効票にならない場合でも自由民主党と民進党で按分になる可能性が高いのではないかと言われております。
今のところどのような扱いになるかについて選挙管理委員会から公式見解はでていない模様ですが、今後、大きな問題となることが予想されます。
貴重な一票が死票にならないために、また支持していない「自由民主党」票にならないためにも、今一度、現在の党名が「民進党」であることをご確認いただければ幸いです。
今回は、極めて多くの「民主党」票が生まれることが予想されます。
「支持政党なし」という政党ができましたが、「民主党」にすればよかったのではないかと思うくらいです。
どうもこんにちは。反表現規制派として有名である山田太郎議員への比例区への投票を呼びかける声は投票日も近づいてきた事からか、日に日に高まってきています。特に今回は投票年齢が18歳に引き下げられてから初めての国政選挙という事もあり、ネット上では熱気を帯びてきており注目に値する事だと思います。個人的には当選してほしいものです。私も比例区では入れました。
最初に一言だけ。自分は政治には全くの素人で、wikipediaやネット上のニュース記事程度しか漁らない程度の浅い人間です。ツッコミどころは多々あるでしょうが、そこら辺はご容赦頂けると幸いです。あとはてブへの投稿も実質初めてですので至らない部分も多いです。すいません。
さて、タイトルを見て「山田太郎議員を否定する記事なんじゃないか」と思う方も少なくないでしょうがその意思は(全くではありませんが)有りません。むしろ支持者層についての感想と疑問がメインのテーマとして書かせていただきます。
山田議員の名前がネット上で大きく取り上げられるようになったのはいつ頃だったでしょうか。私の環境だと1年半前くらいからだと記憶しています。国会内でも秘密保護法の制定など小さくない動きがある中、独自の路線でアピールする山田議員はいつしかかなりのネット有名人になっていって行きました。従来の反表現規制派とは異なった考え方もその要因でしょう。私個人としても「オタクのために戦ってくれている議員がいるのか」とその存在を知った時にはある種の感動を覚えたものです。やたら所属政党が変わってたのが気になりはしましたが。
その山田議員も前回の当選から参議院議員の任期満了を迎える季節となり、再選するために選挙へのアピールも少しずつ増えてきました。おおさか維新の会を入党から2日で離党するなど危なげな動きもありましたが、新党改革の統一名簿から全国比例区で出馬する事が決まり(小政党ではありますが)全力で当選するために選挙活動を始めるスタートラインに立つ事が出来ました。元々所属していた旧みんなの党の分離・政界再編の激流に巻き込まれる、という不運が無ければ一番良かったのでしょうが。
それで、本題の山田議員支持や投票を表明するネット上の支持者の話です。ネット上(主にTwitter)で見る限り、全国比例で山田議員個人への投票をお願いしているのが基本のスタンスのようです。まぁ全国比例区で出馬しているのですからそれは当たり前ですね。ただ、ここからが私の疑問点で、選挙区に関する話題が全く出てこない、それどころか野党議員叩きを山田議員支持と一緒に発信してる人間も少なくない、という点です。野党叩きに関しては仕方ない部分もあります。そもそも山田議員がメインとして話をしているのは表現規制反対であり、野党共闘が(これは統一候補によってかなりバラツキがあるでしょうが)主に格差問題や経済問題、先の国会で成立した安保法制への反対など被っている部分は(主観ですが)かなり少ないように思えます。被ってる政策がなきゃ組いる必要ないしね。個人がそれに関してどう反応をするのは、個人個人の考えであり私が口出しする事ではないでしょうし。自分も「反安保や反原発だけ言ってるだけで自民に勝てるわけないだろ」とか「戦争反対とかお前いつも同じ事言ってんな」とか「あんだけ分裂合併繰り返して一人区の半分しか統一候補を擁立できなかった民進はまず身を固める事から始めろよ」とか思ってます。ぶっちゃけ。
ただ選挙区によっては事情が異なります。選挙区の野党議員が反表現規制派である場合において、特に一部議員は山田議員自ら「表現の自由を守ってやってきた先輩議員」と発言しているにも関わらず多くの山田議員支持者から「もしあなたの選挙区で反表現規制派の議員が出馬しているならば、投票して頂けると有難いです」とか「議員一人の力には限界があります。少しでも山田議員に共闘者を」とかそういう発言が全くと言っていいほど出てこないんです。(ソース:http://getnews.jp/archives/1479281)
山田議員自身も「政党人には党議拘束もあるからどれだけ力になってくれるかわからない部分もある(要約)」って事は言ってます。民進党もなんか逆風っぽいと捉えられかねない公約も出してしまってますし。それでもこういった党所属の反表現規制派議員の存在を無視して野党総叩きをしている人を見ると私は違和感を感じてしまいます。別に野党議員に投票してくれなんて言いません。しかし特定野党に所属しているというだけの偏見で、その議員への投票をするという可能性を消してしまうのがどうしても私は違和感を覚えてしまうのです。要は「まず選挙区の議員の公約を大規模政党だけでもいいので見てから判断しようよ」ってのを私は言いたいんです。それをしっかりしてからなら自民党でも民進党でも幸福実現党でも真理党でもいいので「良い」と思った議員に入れて下さい。選挙区の議員の公約を見るくらい5分10分で終わる話でしょう?まずは偏見を少しでも減らす努力をしてから投票に行っても遅くないのではないでしょうか。「いいな!」って候補者がいなければ選挙区は白紙で比例区にだけ投票したっていいんですから。
言うほど自民党は近年の選挙の度に支持を減らしているのかどうか、衆議院選挙での得票数と得票率を見てみましょう。
第43回:小泉政権が誕生した選挙 44回:いわゆる郵政選挙 45回:民主党が勝った選挙 46回:第2次安倍政権が誕生した選挙 47回:この前の消費税選挙
第何回→ | 43回 | 44回 | 45回 | 46回 | 47回 |
---|---|---|---|---|---|
投票率 | 59.81 | 67.46 | 69.27 | 59.32 | 52.66 |
自民 | 2066 | 2589 | 1881 | 1662 | 1766 |
(得票率) | 34.96 | 38.18 | 26.73 | 27.62 | 37.63 |
公明 | 873 | 899 | 805 | 712 | 731 |
(得票率) | 14.78 | 13.25 | 11.45 | 11.83 | 13.71 |
民主 | 2210 | 2104 | 2984 | 963 | 978 |
(得票率) | 37.39 | 31.02 | 42.41 | 16.00 | 18.33 |
共産 | 459 | 492 | 494 | 369 | 606 |
(得票率) | 7.76 | 7.25 | 7.03 | 6.13 | 11.73 |
みんな | 0 | 0 | 301 | 525 | 0 |
(得票率) | 0 | 0 | 4.27 | 8.72 | 0 |
維新 | 0 | 0 | 0 | 1226 | 838 |
(得票率) | 0 | 0 | 0 | 20.38 | 15.72 |
というわけで、表を見て俺が思ったことは。
・公明党は流石に安定している。
・小泉政権が誕生したのは小選挙区比例代表並立制のおかげ(註:第43回衆院選で、小選挙区の得票は自民>民主)だが、むしろこの頃は「小選挙区は自民、比例は民主」という投票行動を取る中道層が多かったのではないか。
・郵政選挙以来、風の吹いた側が圧勝しているように見える。が、実は第46回衆院選で自民は圧倒的に勝っているわけではなくむしろ維新やみんなの分立に助けられた感が強い。
・第46回衆院選で維新やみんなに投票した人は、第47回選挙では約半数が継続して維新に投票し、100万人ほどが自民支持に流れ、民主支持にはほとんど流れず、700万人ほどが棄権した(結果投票率が下がった)
それなのに比例で当選したのはよりによってこんな政治も分からない慶應卒の自称料理研究家の素人女性。
これに批判的になると決まって、「でも自民党に投じたんでしょ?なら責任はお前にあるよ」って言われる。
でもちょっと待って欲しい。
比例は自民党だけど、比例区って議員個人を選べないんじゃないの?
比例で民主党に入れたけど、コイツには投じてないのに当選したっていう管直人。
前の選挙ではブラック企業の総本山ワタミなんかに投じてないのに渡辺美樹が当選しちゃった。
これらを見ても果たして比例に入れた責任が問われるのか疑問だ。
自民党に入れたから民主党に入れたから政治家に値しない人間が当選するんだから自己責任だと識者は言うけど、
比例は政党に入れただけで、こちらには選ぶ自由も権利ですらも与えて貰ってない。
比例代表で「次世代の党」に投じられた1500票を、「共産党」の票として誤って集計
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141215/k10013977691000.html
117票どこへ? 「国民審査」用紙、投票者数より少なく…不正開票あった高松市選管
高松市の香川1区の開票所で、最高裁裁判官の国民審査の用紙が投票者数より117票少ないことが15日、高松市選挙管理委員会への取材で分かった。
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150028-n1.html
今回の衆院選で、仙台市青葉区の比例選の投票者数が、小選挙区選より約1000人も少ない結果になった。
この差は前回2012年の衆院選の26倍で、青葉区選管は「投票用紙の配布漏れなどのミスはなかった」とする一方、調査に乗り出した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141218-OYT1T50035.html
熊本県合志市選挙管理委員会は18日夜、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査の開票で、872人分の投票内容を誤って記載無効として集計システムに入力するミスがあったと発表した。
http://www.sankei.com/affairs/news/141218/afr1412180059-n1.html
他にもどうしようもないのは
秋田県大館市で投じられた比例代表の票に、「日本」とだけ書かれていた投票用紙があり、それを「日本共産党」の票としてカウントしていたというのだ。
http://www.j-cast.com/2014/12/17223553.html?p=all
東区では比例区で投票総数が投票者数を上回った。中区の小選挙区では476票の束を500票と数えていた。
http://www.asahi.com/articles/ASGDH0P8BGDGPPZB00X.html
今月14日に投票が行われた衆議院選挙の福島市の開票所の撤去作業中に、候補者の名前などが書かれた小選挙区の福島1区の投票用紙80枚が、票を分類するために使った籠の中から見つかりました。福島市選挙管理委員会は、見つかった80枚が有効票かどうか調べることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141217/k10014033831000.html
選挙管理委員会による「次世代の党」隠しに抗議する ―投票所で名簿に「次世代の党」があるかどうか確認を
山梨県南アルプス市選挙管理委員会は、県外在住者向けの不在者投票用紙を封書で郵送した際、「次世代の党」の名前が記されていない2年前の比例政党名簿(「衆議院名簿届出政党等名称等掲示」)を同封していたことが本日(12月12日)午前、判明しました。
http://www.jisedai.jp/news/1212news01.html
お久しぶりです。かつて増田でブログを書いていたとある地方公務員です。
http://anond.hatelabo.jp/20120922164617
とある地方公務員が日々思ったことを10のコラムに分けて書いてみた
http://anond.hatelabo.jp/20121012225331
http://anond.hatelabo.jp/20121013233222
http://anond.hatelabo.jp/20121015233513
http://anond.hatelabo.jp/20121022220611
選挙も終わり、案の定自由民主党が最大多数を獲得して、これで安倍政権の長期政権が見えましたね。
これが果たして、これからの日本にとって良いことなのかどうかは今後注視しなくてはいけません。
この数年で公務員という立場から、安倍政権、アベノミクス、国土強靭化、地方創生、など書きたいことがたくさんあるのですが、今回は最近話題となった選挙について書いてみたいと思います。
今回は選挙を通じて、自民党、民主党、共産党について書きました。
なお、思いつきでズラズラ書いていますので、その点は悪しからず・・・
都市部では維新の党や次世代の党、などニュー政党が選挙活動を展開していましたが、基本的に地方の国政選挙は自民党の独壇場で、対抗できるのはほとんどいない状況です。
対抗するはずの民主党も地方にそもそも組織を持っていない(弱い)ので、頼みの支持基盤である労働組合、自治労、日教組、部落解放同盟といったところが動くわけですが、
いやはや、自民党を支持する組織はあまりに広く農協、商工会議所系、青年会議所などなど、当然自民党には青年部、青年局も組織しており、役員は
たいがい地元の中小企業や町内会の役員も兼ねているので、やはり強い基盤をもっているわけですよ。
そこに県議会、市議会、町議会、村議会と末端までわたる議員をフル動員して選挙を展開するわけですから、圧倒的に組織力に差があるのですね。
そんな地方において強固な組織をもつ自民党が、さらに創価学会を事実上の支持母体として存在する公明党と組んでいるので勝てるわけがないのです。
まさに「小選挙区は自民党候補、比例は公明党」という最強のタッグなのです。
意外と思うかもしれませんが、候補者がいない、選挙カーに乗っていないなんて普通です。
候補者がベテランであるほど、自分の選挙区はお国家老の重鎮県議に選対を任せて、自分は若手の応援に行くと、奥さんが回るのですが、そこは先述の自民党の組織力で候補者の穴を埋めるわけですね。
誰も選挙カーなんて見ないわけです。大事なことはその候補者のカンバン、知名度なのですから、別に本人が乗っていようがいまいが関係ないんですね。
皆さんご存知と思うかもしれませんが、役所の組合は大きく2種類あります。一つが共産党系の組合、全労連系の「自治労連」と民主党系(旧社会党)の組合、「自治労」に分かれます。
ちなみに、公務員のほとんどはなんとなくみんな組合に加入して、なんとなく毎月組合費を払っているわけです。
んで、そのお金は組織対策費という形でその組合が支持する政党に流れるわけです。いわゆる組合活動の延長線上の政治闘争というやつです。
だいたい、組合は先程の自治労連系と自治労系で内部対立をしていると思いますが、やはり、圧倒的に自治労系が強いのが相場なのではないでしょうか?
なので、組合の書記長、委員長ポストは自治労系が占める状態になるので、組合は民主党系候補を応援するわけです。
え、公務員は選挙活動できないのでは?と思ったと思うかもしれませんが、これには抜け道があります。
具体的には、離れた町に組合活動として、泊まり込みでビラ配り、ポスティング、ポスター貼りをするわけです。
これは他の自治体でも行われているのではないでしょうか?
実際、民主党はサポーターという形で組織を広げようとしても、いざ選挙となると動かない。
公務員だろうがなんだろうが、組合活動の延長線上でやっているだけ、なのですから。
このように実働部隊としての組合は民主党になくてはならない存在です。なので脱組合を掲げるのは良いのですが
最近、民主党候補の事務所でスタッフとして働いたら、組合幹部が偉そうだったという内容だったと思いますが。
それはその通りです。というか、組合の専従って何であんなに偉そうなんですかね?笑
共産党については、じっくり書きたい(笑)のですが、選挙に限ると、本当に票がぶれないですね。
共産党支持者の9割は固めてきます、これは公明党も同じですが、やはり共産党ですね。
しかし、共産党支持者がどんどん高齢化していくという切実な問題を抱えています。
なので、民青を使ってなんとか大学生をオルグしたいわけですが、新規会員はあまりいないようです。
だいたい、親も共産党で、子も民青というようにだいたい共産党も世襲?のように続くものですから。
票がブレないというのは、裏を返せば、無党派層に浸透していないのです。
票を守るがゆえに、柔軟なことが言えない。気づく人も多いですが、共産党の候補者はみんな同じ事を言ってますし。
演説スタイル、話し方も同じ、なんというか、自民党のもつ勢い、熱い感じというより、語りかけるような感じ。
なので、本当に党が中心にあり、あくまで地方組織は細胞なのだなぁとつくづく感じます。
そして、小選挙区は別としても、比例区は共産党に入れた人も多いのではないでしょうか?
共産党はなんだかんだで、現在の日本政治における唯一の反自民党の受け皿になっているところに日本政治が行き詰まりを感じます。
個人的には共産党は地方に必要だと思うし、日本においても必要だと思いますけどね。
アベノミクスなんてあんまり関係ない。争点になりません。一応自民党候補者はアベノミクスを宣伝しますが、あんまりわかっていない。
昔のように新幹線が来る、道路が通る、ということが今はあまりできませんし、結局そういう政策うんぬんよりも目に見えるハードのインフラ誘致
それが最もわかりやすいんですよね。
アベノミクスでも関係あるとしたら、第三の矢といわれる成長戦略でしょうね。
とはいっても、地方に関係ある農業分野でいえば、結局狙いは農協解体して、JAバンクの金が欲しいんだろ??と郵政民営化で苦しんだ地方民としては
思うわけですよね。これから、いろんなコンサルが地方、中山間地域に入ってきて「スキーム」「シナジー」という言葉をお年寄りにレクをすると思うと・・・
で、だからといって、今更「人からコンクリート」的な政策をしても、いかんせん人手不足なんですね。
なので、不落、不調続き。
はてさて、今後果たして再分配が地方の隅々まで行き渡るのか。。。
ということは選挙では議論されず、まあ、他よりマシと言う理由でやはり自民党がダブルスコアで勝っちゃうんですね。
自民党支配という言い方が正しいかわかりませんが、果たしてアベノミクスが地方の発展に寄与しているのか?
むしろ、円安による物価高、追い打ちをかける消費税増税、など地方にとっては苦しくなるばかりです。
あと、下野して自民党が右に寄った感もあり、かつての自民党保守本流といわれた宏池会的な憲法観から清和会系の改憲路線がもはや自民党を支配しているのも
かつての自民党は、経済政策は社民政策、政治政策は憲法の枠における解釈によって積み上げてきました。それが、スピード感、強力なリーダシップの名の元にバラバラにされました。
今の自民党はネオコン、ネオリベ的な感じもあり、ぶっちゃけ安倍さんもアベノミクスを強調している割には、経済よりも頭の中は戦後レジームの脱却、亡きお祖父様の悲願を成就
が最も関心があるんじゃないかなぁと思い、地方創生もそんなにプライオリティ高くないんじゃないかと疑ってしまいます。
とはいえ、しばらく自民党政権下、最も言えば安倍長期政権の下で我々公務員は働くのですから、十分に研究しなくてはいけないですね。
と、ほらね。結局散漫なレポートとなりました。だらだらの長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。
ご質問などがありましたら、ブクマのコメントにてお願いします。答えられる範囲でお答えしますゆえ。
ブログを始めました
会場の係員が足りないってんで、5年ぶりくらい? で投票所の手伝いをしてきた。
場内で主に投票用紙の交付係をやってたんだけど、担当が最高裁裁判官の国民審査。
これ、渡すときの口上が長いのな。
国民審査「国民審査です。辞めさせたい裁判官がいれば×を、いなければ何も書かずにそのまま投票してください」
都合2,000人くらいに同じ事言ってたら混乱してきて「辞めさせたい弁護士」言いかけて訂正したりノド痛くなったり。
で、説明したところで大半の反応は「知らない」「わからない」「興味ない」「こんなの無駄」なのな。
地域によっちゃ「わからなかったらそのまま何も書かずに入れて」とか言ってる所もあるらしいし「わからんからこのまま入れるわ」て人もいた。
これ言う人はみんな「怒る」か「笑う」かで「恥ずかしい」って感じじゃない。
審査対象の裁判官について知らないことは「別に恥でもなんでもない」んだよな。
「知らない」「わからない」うん。今その手でイジってるスマホで調べればすぐ出てくるよ。
「興味ない」「こんなの無駄」うん。受け取り拒否して棄権する手もあるよ(実際に複数人いた)。
国民審査の方式そのものの欠陥(「バツ」印以外は無効とか、部分棄権ができないとか)もある。
判決や裁判官についての、プッシュ型の情報不足(報道も滅多にないしな。せめて投票所での閲覧用に国民審査の選挙公報くらいは置いても良いと思う)もある。
でも、選挙区の投票に来る人でさえ「知らない、わからない、興味ない」ことが「許される」空気は、完全に出来上がってて変えられそうにないなーと思った。
【総選挙2014】みな勝手に投票すればいい http://politas.jp/articles/282
を読んだ。あずまんが、「白票投じる」とかいうゲロ吐きそうな意見を取り下げたことは喜びたい。そして、小選挙区、自民。比例区、社民だそうだ。結構なことだ。彼の本はそれなりに愛読していたので彼に失望しなくて済んだ。
それにしても、今回のタイトル(=結論)を見るに、あずまんは選挙がもともと「みな勝手に投票すればいい」ものだということをよく分かっていなかったらしいということに驚いた。どんだけ自意識過剰だったのか。また、ブクマで共感を表す人が多いことにも驚いた。みんな、自分の投票行動で世界が大きく変わるとでも思っていたのか? そして、「よりよい未来を選択するために、戦略的にベストの行動を全員がとる必要がある」とでも思っていたのか?……とんでもない勘違いで、それこそ危険極まりない思想だ。大体、みんなが熟考して最適解が本当に出るなら、全員同じところに投票することになるではないか。そんな政治判断、危険極まりないではないか。そんな危険な状況を回避するための「民主主義」なのではないか。
「民主主義」が、事実として最低の政治体制であるにも関わらず、我々に他の選択肢がないのは、「愚者でも政治に参加できる」という方法が現状このほかにないからだ。つまり、民主主義とは愚者の集団が国家を運営するための唯一最善のシステムなのだ。あずまんが言うことはごく当たり前のことであって、国政に対しては、国民一人一人はどれだけ熟考しようと事実上愚者同然であることは明白だ。だから、一人一人の投票行動が最適であることなど、民主主義は期待していないし前提もしていない。むしろ、一人一人の投票行動は最低であってもいい、情や直観は大歓迎だ、そんなことは、最初から織り込み済みだから……というのが、当然のものの考え方だ。馬鹿でも集まればそれなりの判断ができる、そして、判断はいずれ下さなきゃいけない、だから、自己の判断に最低限の責任さえもつなら(あとで「俺は投票しなかった」なんて言い訳さえしなければ)、馬鹿は馬鹿なりに投票してよい。当たり前の話だ。それが民主主義だ。最初から分かっていることだ。だから、白票も棄権もダメなんだ。
そんな話を、大の大人が(しかも相当程度教育水準が高いはずの人々が)分かっていなかった、ということに今回衝撃を受けた。教育の問題か、哲学の問題か、文化の問題か。おそらくその全部だろう。とりあえず、「民主主義ってなんなの」ってことは、最低限、学校でもう少しちゃんと教えた方がよいと思う。「多数決」という最悪中の最悪な方法が許容される根拠も含め。
今回、あずまんは小選挙区で自民の候補者を選んだ。支持政党ではないが人間を見て選んだという。なるほどそれなりに合理性があり賢明な判断だ。その人を選んだことの責任だけは、今後数年間自分の中でかみしめればいいと思う。結果として、自民の興隆に手を貸すことになって後悔するとしても、「選ばなかったもんね」とか「白票を投じたから知らないもんね」という人間の偉そうな物言いより、ずっとずっとマシで評価できる。そして、比例区では社民を選ぶという。これも、少数派の選択ということで、大変結構なことだ。自分の主張に一番近い政党を選んだということなのだろう。社民に入れたことで果たして彼の主張が実現される可能性はコンマ1パーセントでもあがったのか否か、いろいろ葛藤もあるかもしれないが、それでも選んだということだけを忘れなければそれでいい。主権者としての責任を果たしたと言える。
ちなみに、かく言う自分は、たぶんあずまんとはいずれも違う選択をするだろう。それでも、あずまんが一人の大人として選挙に臨んだことは本当に嬉しく思っている。この文章は、ブックマークを見つつ、あずまんと同じような葛藤を抱えている人が一人でも多く投票に足を運んでくれればいいと思って書いた。この文章を読んで、「俺は投票しねえ」と思ってる人の心に、それでも少しでも何かが残れば、満足だ。
普段、どの党に入れるかなんて話題にすることもないんだけど。
今度の選挙はどこに入れるかなぁなんて感じで、ニュースを見ていてなんとなく「入れるとこないよなぁ」なんて呟いたら、「俺は今回選挙いかない」と父が言う。
「まぁ、ねぇ」なんて曖昧に相づちを打つと、「はじめてだぞ」と。
さすがに理由を聞いた。
小選挙区も比例区も自民党に入れるつもりだけど、もう結果が見えているってのがひとつ。
俺の世代、つまり20代の投票率が低すぎるから、父の世代、つまり60代の投票率を下げたいのだそうだ。
相対的に見て20代の投票率が他の世代のそれより極端に低くならなければ意味はある、と。
「いいのかな、そういうの」と言ったら「ダメだと思うなら選挙ちゃんと行けよ」と言い返された。
「行ってるよ俺は」って言ったけどなんかもう敗北感でいっぱいだった。
自分の中ではキチンと考えたものだったのが、世間一般には受け入れられないであろう投票先。
そんな自分が出口調査のサンプルとして選ばれてよかったのだろうか。
最初は「いやー、ちょっと・・・」とやんわりと断る口調をしたのだが、
「1分だけですから」と言われて、(まあ、しょうがないや、こんな自分を選んだ調査員の運が悪かったんだ)と諦め、正直に回答した。
鉛筆で紙に投票した小選挙区候補者と比例区政党、あとは普段の支持政党はどこか、アベノミクスを評価するか、安倍政権を評価するかのアンケートを答えるだけだった。
帰ってきた後、やはり悶々としてしまう。
やっぱり答えない方が良かったのではないか、自分は明らかに統計的に外れ値だ。
小選挙区、比例区、アンケートの結果だけを見ると「こいつイタズラじゃねーの?」と疑われるような回答だ。
断じて違う。イタズラなんかじゃない。ちゃんと考えての投票だ。
が、本当なら本当で世間にはこんなタイプの人間そんなにいないだろう。
エダっち さようなら
次の政権の受け皿になり得ない
世論の潮目はすでに変っている
みんなが思っているよりもずっと速い
次に政権交代があるとすれば
江田氏は8日、東京都内での講演で「みんなの党はもう限界だ。政界再編をして『一強多弱』と言われる政治状況を打破して国民本位の真っ当な政党を作っていこう」と語り、離党を正式に宣言。9日午後の記者会見で新党結成をめざす意向を表明する。民主党や日本維新の会の議員に新党への合流を呼びかける考えだ。年内に新党を結成すれば、来年の政党助成金の対象になることも、この時期に離党する背景にある。
一方、渡辺代表は8日、江田氏の動きについて「新党準備行為は反党行為だ。出ていっていただく」と批判。比例区選出で離党に同調する議員については「比例の議席は、みんなの党の議席。議席を返していただく」と述べ、離党する場合には議員辞職を求める意向を示した。
若者が選挙に行かないから高齢者優先の政策ばかりが通るんだ、と言われればその通りである。しかしながら、世は超高齢化社会。そこで、意見を通すにはどのくらいの若者が選挙に行けば良いのか勝手に計算して遊んでみたいと思う。舞台は明日の参院選。ただし、正確な計算は面倒でかつ無意味なのでザックリと。
具体的にするために「若葉の党」なる若者向けの政策実現を目指す新党をたてて考えよう。この新党が一体どれほどの票を得ればよいのか。そのためには若者のどの程度の割合が投票に行かなければならないのか。
まずは勝敗ラインを決める。参議院の議会運営を決定する議院運営委員会には10名以下の会派では委員を送り込めないので、半数改選の今回の選挙で6名当選することを勝利条件に設定する。
次に試算の前提条件を決めよう。投票率はここ5回の参院選では56~58%程度であり、この前の衆院選もそう変わらないものであったから、若葉の党が存在しない場合の予想投票率を50%台後半(投票総数6000万票程度)と仮定し、この既存票は動かないものとする。
この条件下で若葉の党の戦い方を考える。
まずは死票が少ない比例区で6人当選させることが、最も達成しやすい。比例区の議席配分のドント方式についてはここで説明しないが、この方式では当選議員1人当たりの得票数が均等に近くなる。その票数は前回の参院選では約120万票程度である。よって安全を見て、750万票程度を新規に掘り起こせば選挙に勝利できることになる。ちなみに得票率にすると11%程度だ。
このとき選挙区はどうなるのか。定数が2までの選挙区は地方に多く、若年層が少ない、地盤も固められているなど、全く勝ち目がない。また、当選に必要な得票率で考えると、定数3の選挙区では20%弱、定数4でも15%程度が必要で、比例区の試算を見ると、ここでも勝ち目はない。残るは定数5の東京である。5人区になってからの結果を見ると10%強の得票率で当選することがあるので、ここは候補を立てて戦うのも有りだろう。
まとめると、この選挙で勝利条件を満たすには以下のことが目標になる
○比例区で若葉の党に投票する若者を全国で750万人新たに掘り起こす。
○特に東京選挙区での掘り起しに力を入れ、何とか当選を目指す。
これが実現可能なのか簡単に計算する。
総務省が平成25年6月20日に出した人口推計とそれ以前に公表された第46回衆議院議員総選挙における年齢別投票率から「投票に行かなかった人口」を算出すると20~24歳は393万人、25~29歳は406万人、30~34歳は402万人、35~39歳は436万人となる。ここから750万人に投票に行ってもらわなければならない。20代全体だけだと800万人程度なので、この世代の投票率を100%近くにすれば可能ともいえるが、どう考えても厳しい。ということで30代を入れて考えると、34歳までで750万票をまかなったときは、20~34歳までの投票率が平均で37%程度上昇することが必要で、そうすると30代の投票率が80%超となり、これもまた難しい。さらに39歳まで含めると、投票率の上昇は平均25%程度で済み、このときの各世代の投票率は70%程度で現状の高齢者層とそう変わらないものとなる。
また、東京は39歳以下の割合が全国平均より高いので、比例区よりも善戦できる可能性は十分にある。
結論。
勝てなくはない。投票に対する意識も、家族の誰かが投票に行くときに一緒について行く程度で問題ない。ただし、ここで仮想した若葉の党ように若者が集中して投票する受け皿が必要だろう。受け皿となる政党は、20代だけあるいは30代だけの票では勝てないので、これらの世代全体に共通して必要な政策に絞った提案で支持を広げることが重要だ。
比例は個人名を書く人より、党名を書く人のほうが圧倒的に多いので、獲得議席増加の危険性は低い。
だいたいいつも100万票で1議席、今回の自民の場合、当選ラインが個人に10万票前後くらいだと思う。
自民党の比例区立候補者は29人、組織票や知名度で上位と予想される候補が10人くらいとして、組織知名度地盤ともになく泡沫気味のが5人くらいいるとすると、ぎりぎりのところに14人。これらは3万票もあれば順位がかわるだろう。14人全員に3万票集めたところで、1議席になるかどうかくらい、順位変更の方が効果は大きい。より単純な方法としては、当落線上に確実にいると予想される候補を数名選んで、その分だけ順位変更を目指すという戦略もある。
これらのことから、「仮にワタミがぎりぎりで、公明党レベルの精密さで十万票程度動員できれば」十分に有効な方法があるということがわかると思う。
まあ数値例は若干怪しいところはあるが、重要なのは、ワタミが当選ラインぎりぎりでさえあれば、予測に大きな誤差があったとしても、議席獲得リスクに比べて、順位変更のチャンスの方が大きいということ。
現実にはまずワタミは当選ラインぎりぎりとかじゃないだろうし、ネットの片隅に十万票も動員力はないし、精密さもない。
それと、ワタミ以外の全候補から適当にとか、泡沫候補にとかだと、仮にワタミが当選ラインぎりぎりの場合でも、当選させる方向に作用するだろう。