2015-09-16

言うほど自民党は支持を減らしているか

言うほど自民党は近年の選挙の度に支持を減らしているのかどうか、衆議院選挙での得票数と得票率を見てみましょう。

第43回:小泉政権誕生した選挙 44回:いわゆる郵政選挙 45回:民主党が勝った選挙 46回:第2次安倍政権誕生した選挙 47回:この前の消費税選挙

政党の横にある数字比例区での得票数。(単位:一万人)

第何回→43回44回45回46回47回
投票率59.8167.4669.2759.3252.66
自民20662589188116621766
(得票率)34.9638.1826.7327.6237.63
公明873899805712731
(得票率)14.7813.2511.4511.8313.71
民主221021042984963978
(得票率)37.3931.0242.4116.0018.33
共産459492494369606
(得票率)7.767.257.036.1311.73
みんな003015250
(得票率)004.278.720
維新0001226838
(得票率)00020.3815.72


というわけで、表を見て俺が思ったことは。

公明党は流石に安定している。

小泉政権誕生したのは小選挙区比例代表並立制のおかげ(註:第43回衆院選で、小選挙区の得票は自民民主)だが、むしろこの頃は「小選挙区自民、比例は民主」という投票行動を取る中道層が多かったのではないか。

郵政選挙以来、風の吹いた側が圧勝しているように見える。が、実は第46回衆院選自民は圧倒的に勝っているわけではなくむしろ維新やみんなの分立に助けられた感が強い。

・第46回衆院選維新やみんなに投票した人は、第47回選挙では約半数が継続して維新投票し、100万人ほどが自民支持に流れ、民主支持にはほとんど流れず、700万人ほどが棄権した(結果投票率が下がった)

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