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2021-10-30

軍閥家系に乗ってやってくる(昨今は親ガチャというのか)

大正時代末期のことだが、九州資産家であった港町の「太田家」が、高原町の旧家である「川瀬家」に2代続けて婿を送り込み、代わりに、太田家の根岸町土地を川瀬家に与えたということがあった。太田家の婿は川瀬家の先代の婿が起こした養父殺し事件を隠してやったりもしている。

さて、1代目の「太田ナヘイ」は高原町水力発電所を建て、戦争中には国策に従って国に譲渡して、戦後に早世した。2代目の「太田カクオ」は東京陸軍士官学校化学教授となったが戦後九州に戻って2年目に没し、元太田家の土地もおおむね没収されている。死因諸説あり、戦犯処刑だった可能性もある。もちろん2人とも苗字は「川瀬」姓になっている。おそらく太田家が、太田の名を使いたくなかったのだ。

3代目の「川瀬マツオ」は、カクオが没したあと家財を売りながら兄弟姉妹とともに東京に戻って大学卒業し、国の研究所に勤めた。ところが、留学研修の前に牟田サエと出会ってしまう。サエは九州のある杜家の縁戚の娘で、戦争推進に励んでいたある大手キリスト教会の会員であり、かつ国営通信会社社員で、マツオが出入りする将棋クラブにいた(サエの父親外務省諜報員だった)。マスオは、奸計家で暴君のサエと結婚してしまったのちは振り回され、子の世話をさせられたり、おかし弁護士を紹介され散財させられたりした。しか研究所もきちんと務めたという。

そのマツオの息子は防衛族家系の娘と結婚したが、娘のほうはIT企業にいたところ不審事故に遭って婚約者を亡くしたうえ、サエを介してトラブルに巻き込まれているようだ。

この話にはもちろんフェイクを入れたが、元日ナチス軍閥家系に取りつかれた家の話ということになろうか。

なぜ川瀬家に取りついたのか不明だが、川瀬家は九州の家であり、近畿遷都した皇族家系とは違うほうの旧家らしい。

しかし、何よりマツオとその娘が可哀そうだ。

2021-10-29

anond:20211029175158

お金は決定打にはならない、というのはもう確定した説です。アフガニスタンなんて、その国のGDPの10倍にあたる額を最強国家アメリカがつぎ込んだのに、結局安定した国家を築くことができてない。アメリカは4年間の大統領任期中にアフガニスタンをわかりやす近代国家にしないといけなくて、ひたすらお金をぶち込んだけど、結局全部軍閥に流れた。アフガニスタンの人は別に近代国家を求めてなかったから。時間をかけて人々の意識を変えないといけないのに、アメリカにはその時間がなかった。

最終的には、貧困層自分で現状を変えようと思わないと変わらない。汚職を減らすとか、教育を広げるとか、女の子にも教育を受けさせるとか、平均寿命を二十代から五十代にするとか、金持ち有利の規制を減らすとか、身近に成功した人を増やすとか、社会を変えて、少なくとも、学校に行ったら自分の子供は自分よりいい生活ができるようになる、努力貧困から抜け出すことができる、と信じられるようにならないと、貧困はなくなりません。世界的にSDGsを盛り上げるのは、いろいろな国の社会をより良い方向に変える一助になると思います

2021-09-11

アフガニスタン幕末比較タリバン復権明治維新そっくりすぎる

アフガニスタン幕末明治維新
タリバン長州
イスラム原理主義尊王原理主義
外国人排斥攘夷思想
オマル師が作ったイスラム神学校に集った学生らが中心メンバー吉田松陰が作った松下村塾に集った若者らが中心メンバー
欧米支援された政府が敵外国条約結んだ幕府が敵
一度は実権握るも米国にイキった結果コテンパンにやられ逃亡しテロリストとしてお尋ね者に一度は倒幕派が藩の実権握るもイキった結果禁門の変コテンパンにやられ朝敵としてお尋ね者に
かつて戦争したアメリカ交渉し対政府戦を優位に進めたタリバンかつて戦争したイギリス交渉し対幕府戦を優位に進めた薩長
各地の軍閥と戦ったり味方に入れたりしながら進軍各藩と戦ったり味方に引き入れながら進軍
わず逃げ出したガニ大統領わず逃げ出した徳川慶喜
タリバン仇敵北部同盟のドスタム将軍降伏して逃走長州仇敵会津松平容保降伏
首都カブールの無血崩落江戸城無血開城
タリバン勢力パンシール州に結集して抵抗新政府勢力北海道五稜郭結集して抵抗

大河ドラマにならんかなぁ

表現の自由のもとで漫画家さんに是非とも歴史漫画にしてほしいなぁ

2021-08-18

タリバンの良い所

用例 タリバン ⇔ 真逆のことをしている世界各国のゴミども

信念を持った活動 ⇔ 欲にまみれた軍閥政治

国際的立場を考えた言動 ⇔ いつでも自分勝手振る舞うトランプ政権

実戦的な軍隊 ⇔ 形だけの自衛隊

気候考慮した服装 ⇔ 高温多湿でのスーツ文化

伝統を重んじる風潮 ⇔ 自国歴史改ざんする中国

宗教への真摯さ ⇔ 金欲名声にまみれたキリスト教

タリバン偶像崇拝禁止でほんと良かった

Wikipediaとか外信のニュースアフガニスタンタリバン幹部軍閥幹部エピソードとかを読んでると、戦国漫画三国志を読んでる気分になる。

キャラが濃いし、それぞれ土着のつながりで、時に助け合い、時に裏切りをし、、、って「真田丸」かよ!

俺がタリバンだったらそれまでの戦いを漫画にして広報戦術に使って国際的ファン固めをする

しか伝統イスラム原理主義タリバン偶像崇拝禁止。。。幹部の顔を漫画にすることは不可能世界は救われた!

 

https://anond.hatelabo.jp/20210818013407

anond:20210818120808

中東の国々は割と無税が多いイメージ

基本的門閥軍閥主義で、一番強いところの代表国家を治める。

しかし、この場合門閥軍閥解散するわけではないので、結局彼らを納得させるにはいかに豊かな生活保障し続けるかが重要で、課税なんてとんでもない。

アフガニスタン覚書

たぶん専門の人から見るといろいろ間違っていると思う。

アフガニスタン

国土

現在国境線は英領インドロシア(とペルシア)との緩衝国として残ったもの。ほぼ乾燥した山。

国民

山がちな国土もあって民族構成は複雑。パキスタンにまたがるパシュトゥーン人(最大勢力)・バローチ人、タジキスタンにまたがるタジク人、テュルクモンゴルの血を引くハザーラ人、トルクメニスタンにまたがるトルクメン人ウズベキスタンにまたがるウズベク人、その他イラン系テュルク系を中心に多民族が混在している。

パシュトゥーン人

アフガニスタンパキスタンにまたがる民族アフガニスタンでは4割程度を占める。山間部ではパシュトゥーンワリという独特の復讐感や名誉感を重んじる割と血なまぐさい掟に従っている。

政治背景

氏族社会が強い、最後の王ザーヒル・シャーの時代ですら氏族会議後ろ盾だったし、今(2004年憲法)でも上院下院の上に氏族長の会議がある。

またイスラーム主義親和性の高い軍閥が割拠している。

軍閥はそれぞれ支配地域民族関係が強いが民族主義的な分離運動はない模様。

ターリバーン

有力軍閥がおらず荒廃したカンダハール近郊から誕生した新興勢力イスラーム主義スンニ派。パシュトゥーン民族主義的な性格もある。

パシュトゥーン人の慣習と混ざった独特のシャリーアアルカイダ式のシャリーア解釈を混ぜた法律を敷いたため、国内外わず一般イスラム教徒とくにパシュトゥーン人以外の支持が薄い。

初期はアフガニスタンに新パ政権を置きたいパキスタン支援や、スンニ派イスラーム主義国家を歓迎するサウード家アフガニスタン安定化を期待する各国の支援を受けていた。

98年国土をほぼ掌握するが、それまでの間に反米テロ民主国家断交アルカイダ保護サウジ断交シーア派虐殺イラン断交など、ほぼパキスタン以外と関係のない孤立状態になる。

01年有志連合の介入で勢力を失い、パシュトゥーン人地域パキスタン根拠地にして抵抗活動継続

10年ごろから現代化の兆しを見せ、21年には米軍撤退にあわせて国を再掌握した。

ここ数年彼らなりの「穏健さ」を宣伝しつづけており、今後、シーア派他民族女性に対して、少なくとも建前上は以前に比べてゆるやかな政権運営を目指すと思われる。

一方で実際の支配地域では旧来通りの地域もあるとの報道もあり、末端まで行き届くのか不明

少なくとも安定するまで公式には、イスラーム主義国家とも国交を結べないような極端な行動は当分とらないのでは。

パキスタン

パシュトゥーン人抵抗が激しく英領インド統治あきらめた過去があり、パキスタンパシュトゥーン人地域連邦直轄部族地域という政府支配実質的に及ばない地域だった。

ここはパキスタンがターリバーンに影響力を発揮する原動力であり、ターリバーン根拠地でもあった。

有志連合作戦以降パキスタン・ターリバーン運動が発足、ターリバーンと結託しパキスタンに牙をむくようになったので、現在では連座制などを含む独自の法「辺境犯罪規則」の改正連邦直轄部族地域の再編など、政府支配を強める方向に進んでいる。

新ターリバーン政権パキスタン関係がどうなるか不明瞭。一部アフガン人はパキスタンが今でも支援していると考えているが、過去と今後はともかくここ最近は違うと思う。

もちろん情報機関政府方針と逆を行うことはある。

アメリカ(及び有志連合

ターリバーン反米テロを起こさないのなら北朝鮮のような扱いになるのだろうか。

米軍に勝ったようなことまで言っているが7年かけて積み上げたものを一瞬で蹴散らされたことは忘れないだろう。

一応、バイデンのいうことは筋は通っている。通っているが…

ロシア

攻勢初期からターリバーン広報宣伝しており、それなりに協調関係にあるものと思われる。

国内イスラミストとターリバーン関係をどう見ているのか疑問だが、反米協調はできる。

中国

中国としては反米協調してアフガンと協力できると一帯一路有益ではある。

ウイグル問題をターリバーンがどう考えているのかは不明パシュトゥーン人ではないのでいいのか?

イラン

シーア派容認するならサウジよりうちと仲良くしようと積極的関係を結ぶのでは。

逆にやらかせば飛んでいくのは外交官ではなく革命防衛隊攻撃ドローンになるだろう。

有力者と動向
アフマド・マスード

北部同盟の有力者だったアフマド・シャー・マスードの息子。根拠地パンシール。タジク系。

現状どれほどの勢力を持っているのか不明カーブル北の根拠地国内ほぼ唯一の反ターリバーン勢力)には北部連合の旗が掲げられているようだ。

アムルッラー・サレー

アフガニスタン副大統領。タジク系。政治家。

パンシール出身マスード関係が深い。マスード息子とともにパンシールに退避。

憲法規定により暫定大統領宣言.すでに戦闘を開始,パラワーンまで押し返したとかドスタムの兵が向かっているとの報もあるが真偽は不明

トルコ人記者のようなので,ドスタムの兵が向かっているのは本当かも。

ムハンマド・イスマーイール・ハーン

初期からムジャーヒディーン根拠地ヘラート。タジク系。

79年配下ヘラートの守備隊引き連れて反乱して以降、ソ連やターリバーンと戦い続けた、悪行をあまり聞かず、ヘラートの繁栄に注力したので人気が高い。

一方、中央政府の介入をいやがり独自の軍、独自外交独自会計を展開。中央集権失敗の原因でもある。

2021年、調略されたウラマー氏族長老の説得を拒否、ターリバーンの攻勢を8度まで跳ね返したがヘラートは陥落。ターリバーンに拘束される(97年以来2度目)も脱出(99年以来2度目)してイランに逃れた模様。

アブドゥラッシッード・ドスタム

通称ドスタム将軍根拠地はシュベルガーンなど。ウズベク系。

初期は共産勢力側でソ連で訓練を受けた事もある。略奪、虐殺武力による問題解決内戦中の裏切りなどダーティーイメージが強い。

根拠地に対する攻勢の報を受け、療養先のトルコから緊急帰国するがすぐウズベキスタンに退避することになった。

ドスタム邸を闊歩するターリバーン兵の映像は衝撃を与えた。

アタ・ムハンマドヌー

元ドスタムの部下。根拠地マザーシャリーフ。タジク系。

それなりに人気はあるがやはりダーティーイメージが強い。ターリバーンとの交渉強硬に反対していた。ドスタムとともにウズベキスタンに退避中。

ムハンマドアシュラフ・ガニー・アフマドザ

大統領。パシュトゥーン系。アフマドザ氏族

スプートニクヘリに大量の現金を積んでタジキスタンに逃亡と報道いかにもロシア政治宣伝っぽいなあという内容だし、裏金だとしても現金でそんな大量に持っているものかよ。タジキスタン入国否定しており実際はウズベキスタンにいった模様。ドスタムと合流か。

怒っている人もいるがナジーブッラー処刑を見ているだろうし残りたくはないだろう。

ハーミド・カルザイ

政治家。移行政権時代大統領。パシュトゥーン系。有力氏族カルザイ氏族ムジャーヒディーン関係者。

ターリバーンとの和解模索し続けた。国内に残り、移行会議を立ててターリバーン政権への平和的な移行を目指すとのビデオメッセージを発表。

アブドゥッラー・アブドゥッラー

パシュトゥーン系。政治家。

ターリバーン徹底抗戦派だったが、国家和解高等評議会議長として和解プロセス従事

前述の移行会議に参加予定。大統領が逃げたとお怒りのビデオ投稿

グルブッディーン・ヘクマティヤール

パシュトゥーン系。根拠地は元はローガルカンダハールなど。反米イスラーム主義者。

反ソ戦の頃よりアメリカパキスタンサウジなどから資金戦闘員の援助を受けつつ、ソ連と戦うよりはむしろほかの軍閥と戦っていた。

ソ連撤退後の暫定政権でも参画しながらそれを攻撃同盟裏切りを繰り返し内戦・混乱を長引かせターリバーン勃興の原因を作った中心人物

ターリバーンが国を掌握したときイランに逃げ、01年からパキスタンから独自新政府攻撃、ビン=ラーディンの逃亡などに協力していた。

これだけやってターリバーンではないらしい。なんで大物政治家顔していられるのかよくわからない。

カルザイの移行会議に参加予定。

グル・アーガー・シェルザイ

パシュトゥーン系。根拠地は元はカンダハール

ターリバーン勝利を祝うビデオメッセージアフガン国民は協力するようにとのこと。見た人の多くは困惑した模様。

アブドゥル・ラブ・ラスール・サイヤフ

パシュトゥーン系。ワッハーブ派

共産化前から民主化運動をしていた筋金入りイスラミストアルカイダは彼の学校で育った。

北部同盟だがターリバーン本来親和性は高い。サウジとのパイプとして引き入れられるかも。

ムハンマドカリーム・ハリー

ハザーラ人。根拠地バーミヤーンなど。シーア派。元副大統領

ターリバーンカーブル包囲に以降する直前にアフガニスタン代表団としてパキスタンイスラマーバード訪問していたとの報。

下院議長など複数の有力政治家とともにパキスタンにいると思われる。

2021-08-17

anond:20210817125138

アフガン軍30万人の数字って各州・各軍閥資金欲しさに水増ししまくってたから本当はもっと少ないって記事見たよ

あとそもそも給料未払いばかりだったか兵士士気を維持できず早々に降伏してたんだから軍の仕事なくなったとしても変わらん

戦国時代大好きな日本人タリバン勝利理解できないとかおかしいだろ

タリバンとか米に支援されてたアフガン政権とか各地の軍閥部族との関係とか全部戦国時代に当てはめれば想像できそうなもんでしょ

毎年のように戦国大河をやってるんだから日本人は予習復習は完璧だろうに

部族裏切りとか同盟とか明け渡しとか包囲網とかは特に数年前の「真田丸」にさんざん出てきたのでは?

領土の不平不満が溜まってる部族軍閥に、時に交渉で、時に武力で、時に計略で、時に見せしめ行為で、仲間や手下にして侵攻してったわけで

anond:20210817142822

アメリカについてはアルカイダを匿ったからな。ぶちのめす必要はあった。

しかし、アメリカが国を育てる能力を持ってなかったからだろう、、、。

農村軍閥社会から一足飛ばし民主主義なんて移っても腐敗政権になりがちだということか。

anond:20210817141303

徐々に成文法にしていく必要があるでしょ。成文法じゃないと腐敗をなくせないし教育もできないし。

なおかつ地方軍閥にも多数に納得させつつ徐々に中央命令を聞かせるようにしていかないとならない。

徳川家康が強めの地方軍閥のの長から中央政権の長に成長していった過程

時間はかかるし、時に強権で従わない地方軍閥を成敗しないとならないこともあるだろうしな。

アフガン軍隊ダメダメみたいな話だけど

アフガン政府軍の上から下まで「なんで俺達が欧米様の民主主義とかのために死の危険を犯して戦わにゃならんのよw」であろうから、まあしょうがねえよなって気はするなあ。

以前だと「俺達が死ぬタリバン死ぬか」で徹底抗戦だったのが、そうでもなくなってあっさり降伏するのは、反タリバン軍閥でも片っ端から処刑されたり権力を全て奪われたりという心配軍閥側がしていないということなのかな。

2021-08-16

日本民族宗教で分断されてない同質的な国で本当に良かった

アフガニスタンみたいに、これからも今後も民族宗派部族対立内戦が続くだけの運命の国を見てると、日本あんな風に分断された社会じゃなくて良かったと心の底から思う。

そりゃあ大国に囲まれて介入され放題の内陸国と東の果ての島国じゃあ全然条件が違うけどさ、

日本だって歴史歯車が少しずれてたら、

欧米列強支援を受けたキリシタン大名江戸時代を通じて勢力を保ち、九州人口のかなりの割合キリスト教徒になってたり、

アメリカ琉球薩摩と清による二重搾取から住民を「解放」するという口実で植民地化して、沖縄県民英語母語日本本土文化の共有が難しい民族集団になってたり、

ロシア支援するアイヌ幕府残党の軍閥北海道の一部を支配してたり、

そして現代に至るまで分離独立を求める少数派のテロが頻繁に東京で起きてて、

対抗上、多数派(「本州人」や「仏教徒」みたいなくくり?)による政府も武断的になるしかなくて、テロ組織の撲滅を強行して、それがまた少数派のテロ引き起こして、人権侵害だの民族浄化だのと欧米メディアから叩かれまくり

開発の遅れた少数派地域では中国資本によるインフラ整備が着々と進み100年租借地基地建設が始まって人民解放軍駐留時間問題……

みたいな国になってたかも知れない。島国でもフィリピンインドネシアのように宗教民族少数派のテロに悩まされてる国もあるしね。

欧米列強がこの極東列島植民地としての価値なしと放置してくれたのは本当に運が良かったし、

ちょっと露悪的だけど、江戸幕府キリシタンをほぼ絶滅させて、明治政府が不平士族を懐柔し琉球アイヌ同化させて、それが許されてた時代日本人の同質化を完了してくれたのは本当にありがたい。

当時の犠牲者にとっては悲劇だったにせよ、彼らの子孫にとっては、21世紀になってもアフガニスタンのように武装勢力支配地域で貧しく抑圧的な生活をしたり食うために自らもテロリストになったりする分断された国よりも、

屈託なく東京に進学・就職したり、地元東京からの客相手商売したりする今の平和生活の方がはるかに良い結果になった。

2021-08-15

アフガニスタンでのタリバン勝利に笑った

学生のころアフガニスタン専門の日本人研究者ジャーナリスト、現地人の人権活動家留学生講演会に何度か行った。

タリバンというのはイスラム原理主義で、支配地域で異教徒言論の自由を認めずに公開処刑するわ女性教育禁止してブルカ強制するわのろくでなし連中であります

という説明を、昔の美しい街並みや綺麗な花畑タリバン支配後の同じ場所廃墟スライドと一緒に聞かされて(実は街が破壊されたのはソ連侵攻で、花畑が荒れ地になったのは大旱魃のせいと後で知ったが)、

へぇ、酷い連中がアフガニスタン支配してたんだな。アメリカの援助で民主的平和な国になるといいな」と初心な自分は素直に思ったのだった。

だけど、ちょっと深くあの国歴史勉強するとそんな単純な善悪の図式じゃないことにはすぐ気づいた。

タリバンが出てくる前から王党派ソ連の援助を受けた共産勢力軍閥内戦を繰り返していて、それぞれのグループの内輪でもさらに小さな部族単位での小競り合いが絶えないカオスアフガニスタンだった。

そんな中でイスラム主義による世直しを掲げた学生知識層の運動としてタリバンは生まれた。

自己利益しか考えない腐敗した各軍閥に比べて、イスラム法に基づくある程度は公平でクリーン統治を行うタリバン草の根の支持も集めてアフガニスタン支配勢力になった。

アメリカタリバン政権を打倒して形式としては民主的選挙で選ばれた政府を建てたが、中身は昔の腐敗した軍閥のままで、地域ごと、官庁のセクションごとに部族利益誘導をする、全くバラバラ政府だった。

侵攻から20年かけても日本明治維新のような国民国家建設ができなかった。

女性に対する戦争世界は静観している」 アフガニスタンの現状を語る - BBCニュース

https://www.bbc.com/japanese/video-58211824

動画女性発言が分かりやすい。

タリバンのような暴力的組織に対して同じように暴力的に反撃するなどできません」

この他人事感!

そこは現実には無力だとしても「私は女性ですが武器を取って最後まで祖国を守ります!」と言うべきだろうと。

こんなことになる前に彼女は、「女子供人権が守られる世俗国家防衛するために戦って! 私たちを守って!」と夫や兄弟や息子たちの尻を全力で叩くべきだった。

世俗国家恩恵を一番受けるであろう都市部知識階級女性という立場ですら国民意識が無い。政府軍の兵士がすぐに逃げ出し、司令官があっさり降伏して無血開城したのも当然というもの

動画女性のこの後の運命が、西側への協力者としての処刑か、戦利品としてタリバン兵士の第二婦人として分配されるのか、かなり幸運なケースとしてブルカを被り家族の男たちに庇護されて静かに暮らすのかは分からない。

なんにせよ、もうすぐタリバンが正統な政府となるのだからアフガン人は民主主義世俗主義よりも、イスラム法部族の慣習への回帰を願って戦って勝利し、彼らの国を取り戻したということだ。

笑うしかない。

2021-08-14

大阪を高い壁で囲んで生産性の低い者や犯罪者を放り込む

大阪に放り込まれた者達の中で争いが頻発し、それを勝ち抜いた英雄存在が頂点に立って争いを収め、軍閥組織して日本宣戦布告する。

隔絶された環境での戦乱によって一騎当千異能者が多数生まれている新生大阪国。日本新生大阪国を撃退することができるのか!?

2021-06-14

anond:20210614142812

中華民国統一国家とは言えんぞ

蒋介石権力を掌握するまでは、清王朝がいなくなっただけの軍閥割拠の分裂状態

蒋介石権力を掌握してからも、日本軍共産党軍との三つ巴の戦争状態になってしまった

張学良に監禁されて第二次国共合作を呑まされなかったら、共産党軍を殲滅できていれば盧溝橋事件が起こらなっかったら、とかタラレバはいくつもあるけどね

2021-04-06

anond:20210406062846

まったく間違いってわけじゃないけど、40カ国以上あるアフリカ大陸をまるで一つの国かのように扱う乱暴議論だなあ・・・そもそもアフリカ資源国も非資源国も豊かじゃないから、資源ですべては説明できないんだよね。

あと、ダイヤモンド鉱山を抑えた強欲な軍閥とかがはびこっているのを、アフリカの人の責任、って言うのはかなり抵抗がある。金一族が、自分たち政権維持だけを考えて、国民生活無視しつづけた結果、北朝鮮韓国とまったく違う生活水準な訳だけど、それは北朝鮮の人の責任なわけ?あなた北朝鮮に生まれていたら、生活水準変えられた?自分努力でどうにもならないことの責任を追わせるのは間違っていると思うよ。

2021-03-23

anond:20210322235936

しか政府が一番恐れてるのは内乱だろうことはわかる

1億3000万もいるからな

1000万弱が共産党員だけど、コントロールミスったら、

1億3000万が秒速で反乱するのが歴史証明されているので、

それを一番恐れてる

外交ジャイアンな振る舞いはあくまでそのためのものってことがわかるね

三国志軍閥時代みたいな中国も魅力的で見てみたいんだけどなー

四川省遼寧省通貨とか言葉が違うとかロマンやん

2021-02-21

anond:20210221095150

あそうなの?ごめん政治知識ゼロなもんですまんな

フラットタックはいいとおもったんだけどなー。日本でもやってほしい。

レーガノスキー(だっけ?)とかい軍閥の勃興をおさえつけたのもすごいし

https://www.youtube.com/watch?v=kks_QUkWIWI

anond:20210221083412

そういう底辺増田上級国民エリート自分のやりたいことやってる人間と同一と頭の悪い理解をしている

例えば豪奢な宮殿世界のすべて

そこで宦官侍女たちにかしずかれ身の回りの世話すべてをしてもらい

やることといえば美食を食べ精力剤と酒をかっくらい後宮で種付けすることだけ

たまに思いつきで適当なことをして宦官たちに絶賛してもらう

あるいは当代一流の芸術家などの作を自身の作としたり

北方の蛮族が侵入してきたときくと怯えるが、宦官に「陛下の御威光により蛮族共は皆退散しました」と言われるところっと安心して後宮に入り浸り

地方軍閥が割拠したと聞くとまたも不安がるが、宦官に「所詮田舎者のやること、我が禁軍精鋭50万の前には蟷螂の斧も同じにございます」とか言われると安心して…以下略

よくある増田たちの理想生活って要するにこういうぼんくら皇帝のと同じようなもんで、だからナイフ一本で勝てるとか思ってる

仮に金持ち底辺に恒常的に攻撃される立場になれば

すぐに散弾銃とれるわけでその時点で暴力でも一瞬で底辺は負けるっつーのって話

自分の頭の中の理想現実認識区別がつかない本物のバカのくせにネット欲求だけ肥大化してるから

どうしようもねえ

生きる価値がないとはこのことよ

2021-02-03

[]136日目

なわとび:600回

ボクシング:159kcal

徒歩:227.9kcal/7639歩

3日連続

岩波新書中国史の一巻を読んでみたらわりと制度史的な記述が中心でやや面食らった

かに新書の紙幅で長大中国史の全貌を一端なりとも描こうとするならばダイジェスト版をやるよりもウルトラロングスパン歴史を眺めて、そこから見えるものを描いたほうが意味があるなあとは思う

中国、割と初期から官僚制が発達してきたので、富裕層はいても貴族と呼べるような存在はなかなか生まれにくいのが面白いところ

広大な面積を統治するには貴族制ではうまく行かないということだろうか

まあ、節度使とかすぐ軍閥化するもんな

袁紹名族連呼するのは代々官僚排出する家柄はあっても、貴族の家柄というのは存在しないからだったんだな

ちょっと面白かったのが九州概念について

てっきり日本九州みたいな九つの地域概念があるのかと思っていたら、そうではなくて数千里四方サイズ時代によって変わる)の正方形土地を1州として、9個四角く並べた概念上の中国範囲九州なのだそうだ

アメリカの州よりさらに人工的な区分けだったとは

そういう代物なので、九州実際的行政上単位として使われるようなものではなくて、すごくざっくり中国全土を指す言葉らしい

2019-06-17

イエメン情勢

こんにちは、皆さんが一切興味がないであろう話をします。

2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビアUAEイランが関与しており、現在中東情勢理解するためにはこの内戦概要を掴む必要があります。なのでその話をします。

イエメンでは以下の勢力内戦をしています。すなわち

です。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部東部をハディ派が支配していますイエメン部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さないという地域も増えてきています

内戦の背景について理解する必要はあまりありません。部族の利害や宗派の違いといったものから発生する、正直いってしまえばよくあるアレです。ではそのよくある内戦がなぜ泥沼化しているのか、そして何故誰も知らない戦争になっているのかを簡単説明したいと思います

内戦きっかけはフーシがイエメン首都占拠クーデター成功したことです。これにより当時大統領を務めていたハディは首都を追われ、サウジアラビア亡命しました。サウジアラビアはこれに危機感を抱きました。なぜならサウジアラビアスンニ派勢力事実上盟主であり、イラン以下のシーア派勢力敵対しているからです。イエメンサウジアラビア国境を接しており、ここに親イラン勢力が根を張ることはサウジ安全保証根本的に脅かすと懸念されたわけです。そして実際その懸念現実のものになります

サウジUAE連合しハディ元大統領支援に乗り出します。サウジUAEは優勢な空軍力を活用しフーシ派から南部要衝アデン奪回することに成功します。そしてここにハディ大統領傀儡として送り込み、フーシ派討伐に乗り出します。これが 2015 年 7 月までの流れ。

しかサウジの勢いがよかったのはここまでの話で、以後内戦は泥沼化の一途を辿ることになります。泥沼化の理由として以下の要因が挙げられます

要素毎に説明していきます

まずハディ派やサウジ空軍が弱いという問題についてです。一般にいってアラブ軍隊は非常に弱いのです。それはなぜかというと、クーデターを恐れるあまりにまともな訓練をつめておらず、特に大隊以上の連携の訓練などはろくにおこなわれていません。

例えば、空軍力を適切に発揮するためには地上の部隊との高度な連携必要です。地上の部隊空爆目標地点を捜索し、適切に爆撃機誘導してやらなければ効果的な爆撃はできません。また、航空偵察の成果を総合的に検討して情勢を判断する高度な情報組織も求められます。そういった高度な機能サウジ空軍には備わっていません。では、サウジアラビアはこの問題をどのように解決していたかというと、大量の物量を投入して無差別爆撃を繰り返すという方法解決をしようとしました。これには二つの問題があります。まずは人道上問題です。実際サウジはこの問題で 2018 年ごろから大きな非難をうけるようになり以後無差別爆撃封印しています。そしてこちらの方がより実践的な問題なのですが、コストパフォーマンスが極度に悪いという問題がありますいくらサウジ油田をもち金満国家からといって爆弾をあまりにも大量に無駄弾にしていれば負担になります。あまり知られていないことですが、実際サウジアラビア中国について世界三位軍事費支出大国になっています。これは上記のような非効率作戦が原因で、サウジアラビア財政は痛みつつあります(そうしたサウジの苦境を悪用しているのが孫正義というわけです)。

ハディ派の弱さについては、元々弱いとかそもそもサウジ傀儡でありそこまでやる気がないとかそういったこともありますが、また別の事情もあります。その別の事情というのは「フーシ派は強い」という問題と裏返しでもあるのです。

それはつまりどういうことか。フーシ派はあくまでも奪う側であり、ハディ派は守る側であるということです。ハディ派はもともとの正統政府ですからイエメン国土財産防衛する戦いを展開する必要があります。一方フーシ派の根本地方の小さな民兵組織ですから「守るべき既存リソース権益」を持っていません。なので彼等はハディ派と戦うにあたって都市がどれだけ破壊されようが民間人にどれだけ死者がでようが一切考慮することがありません(宗派も違いますし)。こうした姿勢の違いは戦闘力の違いに直結し、地上戦闘でハディ派がフーシ派を圧倒するという局面は初期におけるアデン奪還作戦以外で殆ど見られません。

ハディ派は強いフーシ派を攻撃するにあたって、地元部族を懐柔しフーシ派を攻撃させるといった戦法をとることがありますが、フーシ派はこうした敵対部族容赦なく殲滅してしまます

また、フーシ派が山岳民族的性質もつという点も重要です。一般に山岳民族というのは強いものです。グルカ兵などの事例にもある通りです。また、山岳民族である彼等は平地民との価値観をあまり共有しておらず、そうした点も彼等の強く残酷な戦い方を支えているだろうと思います

次にUAE背信という問題についてです。サウジ国内ではこの点がかなり問題視されているようです。UAE内戦介入開始当初からイエメン侵略を目論んでいました。ハディ派首都アデンでもUAE特殊部隊がうろついているだとか、イエメン南部離島ソコトラ島UAE侵略領土事実上組み込んでいるといった話がありますUAEのこうした態度は情勢を著しく混乱させ内戦を長引かせる要因になっています。またサウジ内では「UAE漁夫の利を得るために内戦の泥沼化を積極的に目論んでいる」といった観測もあるようです。

そしてイラン革命防衛隊の介入という問題ですが、上記の通り内戦の初期においてイラン革命防衛隊はあまりイエメン内戦に興味をもっていませんでした。しかサウジUAEによる介入が頓挫すると革命防衛隊による介入が本格化しはじめます。すなわち、フーシ派の占領地域拠点にしてサウジアラビア領土への直接攻撃企図しはじめたのです。このことの背景を理解するためには、イラン革命防衛隊という組織の成り立ちを理解する必要があります。先述の通りアラブではクーデーターを抑えるために軍を弱くするのが普通統治法です。これには例外がいくつかあり、たとえばエジプトでは軍が国家統治しているのでクーデーターの心配は少ないので精強な軍を維持することができていますイラン例外の一つで、イランはかなり独創的な方法でクーデーターを防止しながら軍を強化することに成功しました。それはすなわち

というものです。一つ目の対策については軍の指揮権天皇に直属させた大日本帝国軍とほぼ同様のものと言えます。故に、日本軍と同様のデメリットが生じることにもなりました。創業の功臣と君主が存命の時代は彼等のバランス感覚によって軍を適切に維持することができたのですが、君主が交代し創業世代もいなくなると軍を誰も統制できなくなってしまったのです。ようするにホメイニ明治天皇ハメネイ昭和天皇理解すればよいわけです。

二つ目対策について、革命防衛隊をつくるにあたって「イラン防衛ではなくイスラム革命防衛革命の輸出」を任務と定めてしまたことが問題になりました。彼等は事実上の外征軍となり、中東各所で怪しげなテロを繰り返す組織になってしまったわけです。さらにタチが悪いのが革命防衛隊が軍の能力を流用し建設会社物流企業を多数直接経営しているという点です。これにより、彼らは財源や物資の点でも政府への依存殆どなくなり極めて独立性の高い組織になっていますイラン政府の財源はかなりの部分石油に負っていますから政府本質的には戦争回避しようとします。一方建設業により資金を得る革命防衛隊にしてみれば石油産業が停止したところで知った話ではないので積極的に「革命の輸出」を手掛けるというわけです。

こうした性質もつ革命防衛隊イエメンに介入を開始すると積極策を採用することになるのは自明のことでした。イエメン派遣された革命防衛隊ほとんど中央の統制を受けていないと見られており、これは要するに日本軍における関東軍匹敵します。

こうした情勢のなかでイエメン内戦象徴する戦いであるホデイダ攻防戦がはじまります。ホデイダイエメン有数の港湾都市で外部から物資の輸入をほとんどひきうけています。この都市占拠することはすなわち外国物資を全てコントロールするということでフーシ派もハディ派もこの都市の攻防に全力を投入することになります内戦当初からこの都市はフーシ派が支配しており、ハディ派はサウジアラビア支援のもとなんとかこの都市を奪還しようと試みました。ホデイダの攻防が本格化したのは 2017 年ごろからで、以後ホデイダは激しい戦火に見舞われ物資の輸入は途絶えイエメンでは難民が大量に発生することになります

先述のとおりハディ派は弱く、サウジアラビア軍は動くものはなんでも爆撃する式の粗雑な無差別爆撃を加えることでなんとかフーシ派に対抗するといった情勢が続きました。こうしたフーシ派有利の情勢をみたイラン革命防衛隊2017年末ごろより弾道ミサイルをフーシ派に供与(といっても操作する人員革命防衛隊から派遣していたことでしょう)しサウジアラビア国土への直接攻撃を開始します。

こうした事態に至って危機感を表わにしたサウジ軍は 2018 年にはいってさらに爆撃を強化しますが成果はあがりません。そして彼らはついに致命的な誤爆事件をおこします。サウジ軍はスクールバス誤爆し何十人もの子供を死亡させてしまうという事件をおこしてしまったのです。これにはさすがに各国から非難が止まず以後サウジ軍は爆撃の対象前線ではなく後方のフーシ派の基地に切り替えることになりますが、これによりホデイダ攻防におけるフーシ派の勝利事実上確定しました。

2018年末ごろより国連によるホデイダ停戦工作が開始されます停戦調停中にも激しい戦闘応酬が続きますがフーシ派有利という情勢は変化せず、国連監視団は「フーシ派の勝利」という現状を事実上認める形の停戦を成立させました。これが去年末から今年4月ごろの話。

こうした状況のなかで革命防衛隊はあらゆる手段サウジアラビア国土への直接攻撃を続けていました。その攻撃の主力となったのが弾道ミサイルドローンによる空爆です。弾道ミサイルによる空爆サウジアラビア首都リヤドにも降り注ぎ100人以上の民間人犠牲になっていると報じられていますドローンについては、クアッドコプターのようなものではなくジェットエンジンを積んだ比較的大型の爆撃機で500kg程度の爆弾を積載し 300km の半径を攻撃できるとされています。これによる精密爆撃はイエメン内部でも利用され、ハディ派側の軍幹部ドローン爆撃によって多数殺害されるといった事件も起きています

そしてホデイダにおけるフーシ派の勝利が確定すると、フーシ派は国連との合意にもとづきホデイダから兵力の引き抜きを開始します。少数の警備兵力を「憲兵」と偽ってホデイダに残置するとフーシ派は主力をサウジアラビア侵攻にふりわけます。これが今年の 4 月から今にかけての話で、フーシ派とイラン革命防衛隊の猛攻をうけてサウジアラビア/イエメン国境要衝都市ナジュラーンが陥落寸前であると報じられています。またサウジアラビア空爆にあたってあらた巡航ミサイルによる爆撃も開始され、先日のサウジ南部空港爆撃ではインド人など外国人にも負傷者がでています

今、サウジアラビアは確実に敗北しつつあります







ではこのような酷いことになっている内戦がなぜあまり知られていないかというと、田舎内戦など誰も興味がないという問題もあるのですが、サウジの劣勢というのもその原因です。というのもサウジアラビア北朝鮮以上の独裁国家、統制国家なので自国イラン勢力との戦争で敗北しつつあるという事実隠蔽しているわけです。「イランの爆撃により100人以上の犠牲者がでている」という事実最近になってようやくサウジ政府メディアによって報じられました。以前は「イランミサイル迎撃した」だとか「フーシ派に猛爆撃を加えて戦果をあげた」だとかいった威勢のいい情報が散発的に報じられているだけでした。今少しづつですが苦境の真実サウジアラビア側が報じるようになってきています。それだけ事態悪化を隠せなくなったということでもあり、また危機感を醸成しようという思惑もあるのでしょう。

更に加えてですがサウジアラビアには「事態をこれ以上大事にしたくない」という思惑があるようにも見えます現在おきていることは事実上サウジアラビアイラン革命防衛隊総力戦」なのですが、サウジとしてそれを認めてしまうとイラン本土とも戦わなくなければなります。「イエメンのフーシ派という軍閥との小さな戦い」というフレームを維持することでなんとか大事にせずどうにかしてフーシ派だけを倒したいという希望が、事態矮小化させ報道管制するインセンティンブになっているように思われます

サウジのこの失態をみて「イエメンサウジベトナム」と評する人もいます。ただベトナムのように「やらなくていい戦争で消耗している」というよりは「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。

2019-02-14

anond:20190214001000

その恥ずかしさを受け止めきれてないと思うの。

英霊が血で贖った土地! って大陸あんなに拘って

特攻だって何人も煽って、それでオチ本土決戦もせずに降伏

そして「俺たちは軍閥に騙されていた」と嘯く。

自分たち死ねと送り出した人たちを裏切って生き延びているんだ、っていうのを自覚していなさすぎてどうもね。

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