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はてなキーワード: 行使とは

2024-01-31

anond:20240131022704

これさあ「批判攻撃」と思ってるのはテレビ局だし、テレビ局批判する時は攻撃と思ってやってるってことなんだよね

まりそもそもテレビ局攻撃側で、「反撃するな」って言ってるんだよ

こんなアホらしい理屈あると思う?

彼らは社会において警察自衛隊と同じく合法的攻撃力を保持して状況に応じて行使する権限を有してるって認識してるんだよ

そんなものはないんだよ

根本的に間違ってるのでは?

攻撃たかったわけじゃなくて。ごめんなさい」は

批判はしたけど攻撃まではしたかったわけではない

という意味ではなくて批判すらしたかったわけではないのでは?

原作が改変されるのは通常のことであり

しかし今回は作品にこだわりがあるので「ドラマ制作スタッフの皆様に対して大変失礼な条件」

まりイレギュラーだけど承知してもらったと

イレギュラーから意思疎通が上手くいかないこともあったと

おそらく「窓口はプロデューサーのみ」だったことが上手くいかなかった原因ではないか

そんで意思疎通がうまくいかなかったから、9話10話は

最初提示した「原作者が脚本執筆する可能性もある」というドラマ化の条件を行使したと

制作スタッフが悪いなんて批判はしてないのでは?

実際、最初提示してるくらいだから、上手くいかずそうなる可能性も予想してたわけで

想定の範囲内なのでは?

ただ、それは作者と制作スタッフの内輪の話だから外部から、一体どうなってんだと不審を持たれ

その経緯をXで説明したってことでは?

それが制作側への批判と受け止められて、話が通じてないことがショックだったのでは?

ひろゆき

「間に入ってる人にいくら言葉を尽くしても、その先に伝わるとは限らないのですよ。直接、話をしてみて相手の反応も含めて納得してもらうのが目的です。」

と書いてるのが的を得ていると思われ。制作スタッフと直接やりとりしてなかったのが、意思疎通がうまくいかなかった原因だろう

そして、Xの記述もまたその意図するところが読者に伝わらなかったのに絶望したのでは?

anond:20240131003247

同一性保持権原著作者の一身に専属するので、「原作通りに」を実現するならば原著作者の負荷が増大するのは当然なんだけどな。

メディアミックス翻案を伴うことから無改変なんてもの現実にはあり得ず、「どこが現著作者の許容可能ラインか(同一性保持権に基づく拒否行使されないか)」の程度問題だという理解必要だと思う。「原作通りに」は金科玉条としては機能しないよ。システム開発における「現状踏襲」と同じぐらい詳細化が必要言葉だ。

2024-01-30

やはり著作人格権安易行使させるべきではない

権利には責任が伴う」のドツボから著作権者を守るためにも

撮影現場にどれだけ多くの人が携わっているか想像できるだろうか。

現場はもちろん上には企画がいて、スポンサー広報や決済者、広告代理店、膨大な人数が「あなた」の作品メディアミックス事業に携わっている。

あなた」には作品を守るために著作人格権行使制作を止める権利がある。

権利行使した結果、数百人の稼働に穴が空き、会計的にはすでに切った手形を組み戻す事務手続きも生じるだろう。

上場企業だと会計特別損失を計上し、株主総会株主経営陣に問いただす場面も生まれるかもしれない。

ケータリング業者仕入れ無駄になったり、貸衣装も行き場を失い、ロケ地観光協会は肩を落とせば御の字で、印刷代も無駄になったかもしれない。

あなた」の担当編集はしばらく昇進の目はなく、かつて「あなた」の担当だった編集長も肩身が狭い思いをするかもしれない。

あなた」が同人誌即売会で合体サークルを作ってる作家とは付き合いが疎遠になるかもしれない。

もちろんこれらは全て杞憂かもしれないし、仮にこの内の誰かが首を括ったとて「あなた」にはなんの責任もない。

だとして「あなた」はその権利行使するかどうかの判断を気分良く下せるだろうか?

過ぎたる力を手にしたと後悔はしないだろうか? 作品を守るためならあらゆる犠牲を許容すると主張できるだろうか?

とはいえそんな犠牲は嫌だから製作に介入する手段も「あなた」にはある。

最善を尽くそうとした「あなた」は演劇についてどれほどの知識があるだろうか。

脚本は? 演出は? 撮影は? 編集は? 監督業については?

あなた」は筋書きに手を加えて内容を修正しようと試みたが、その悉くが上手く行かなかった。

脚本は演技と演出修正され、修正した演出撮影で加工され、理想の絵を撮ったと思ったら編集され、しまいには主役の露出時間が少すぎると口を挟まれ

あなた」は本業ではないとはいえクリエイティブで次々に妥協を強いられる。

自分自身の手と頭で望みもしない作品を組み上げていく。

あなた」は己が作品を守ろうとせんがために己が作品を自ら崩していく。

あなた」には制作中止という権利がある。

あなた」はどうする?

ふとSNSを見ると感想があがっている。

どんな物事にも賛否両論があることを「あなた」は重々承知している。

気にしすぎないことも大事だ。所詮匿名の声だ。

それでも目についてしまう、「原作ファン失望」と「妥協産物を褒め称える声」が。

あなた」のファンとしてい認知しているアカウント投稿が。

面白かったですという100の投稿に埋もれる僅かな1つのポストが、どうしても頭から離れない。

そして何故か作品の裏の事情が、勝手憶測とともに広がっていく。

面白かったという100の投稿は「あなた」の作品を見てもいない万の声にかき消される。

もはや作品どころか「あなた自身パーソナリティですら大衆に消費されていく。

あなた」には公開停止という権利がある。

それを行使して守れるものは何も残っていない。

-

著作人格権行使できないような契約を結ぶのは、ある種のセーフティネットであることに自覚的であるべきだ。

著作権者も、権利使用者も、どれほど重大な決断になるかを知った上で契約を締結しよう。

anond:20240130160759

テレビ局製作会社翻案権ライセンスされているので改変出来ると言えば出来るが、原作者がブチ切れて同一性保持権行使されれば基本的には勝てない(裁判までいけば差し止め請求損害賠償請求される)んだよな。今回も最初から最後まで行使されている。

このバランス自体は適正なので、「これ以上」を求める意見がよく分からんわ。消費者保護じゃないんやで。

anond:20240130155130

契約内容になってなきゃ改変脚本ボツにしたり脚本家をクビにしたり出来ないでしょ。

なんか勘違いしてるはてなーがいるけど、著作者人格権だって行使しない」って契約書に書いてあれば改変には文句言えない。(そして普通契約書に「行使しない」の文言を入れる。)

から、今回は改変禁止契約内容に含まれていることを前提としないと成り立たない経緯なわけ。

anond:20240130164909

まずメディアミックスにあたって大なり小なり「改変」が入ること自体翻案権範疇。"はなから守る気がなかった"は邪推

原作者の「原作通り」を保証するのは同一性保持権に基づきその脚本(翻案)を拒否する権利で、まさにそれは行使され続けてテレビ局側も受け入れている。

法的には何の問題もない。

anond:20240130163400

その「別次元」を判定できる権利(同一性保持権)を持つの原作者だけで、テレビ局プロデューサー脚本家翻案権範疇として改変してるんだよね(そしてそれは同一性保持権に基づき原作者だけは否定できる)。「原作通りに」を主張するためには原作者はチェックするしかなく、今回はまさにチェックして最終的には自身脚本作成した(同一性保持権に基づいてテレビ局側の翻案権ライセンス事実上一時的に停止して、自ずから翻案権行使した)ので、原作者とその権利は十分に尊重されていたと考えるけどね。

anond:20240130113337

テレビ局ライセンスされた翻案権(「原作通りに」とはいえ表現形態が変わるのだから、それに応じた翻案権利範疇だろう)に基づき「原作改変」し、それに対して作者が一身専属する同一性保持権に基づいてノーを言って修正させていった事案な訳で、作者が「参っちゃった」とはいえ流れとしては適切なのでは。作者は「参っちゃった」時点で許諾を取り消すことすらできる(賠償覚悟すれば)ので、権力的には著作者人格権を持つ作者の方が強大なんだよな。

あと小学館が「守る」ってのもどういう扱いを期待しているのかよく分からない。同一性保持権行使出来るのは作者だけなんだよね。出版社が持つのは独占的な出版権で、作者のマネジメント権すら持たない。

anond:20240129172426

たこれか。同じやつが書いてんのか?  

  

間違った前提でわざわざ長文を書くなよ  

  

優生思想は「生まれ子供幸福か不幸か」「生まれてくる価値」「人生の素晴らしさ」なんかとはなんの関係もないの。もともと優生思想とは個人幸福とは関係ない話なの  

  

優生思想っつーのは社会全体を特定の方向(大抵は権力者またはマジョリティが望む方向)に導くために国家または社会がその権力をもって誰が生殖するのか(しないのか)を強制してもいいよ、ということなの  

  

個人生殖する権利集団が(権力者が)制限する(してもいい)という思想なの。だからアウトなの  

  

キチガイ病人貧乏人も生殖する権利は一様に持っていて、その権利行使した結果たとえ子供が本人が他人が不幸になるとしても、本人以外にその権利は停止できないわけ  

  

「じゃあ生まれてくる個人幸せなの?」とかは生殖する個々人が自分で考えてどうするか決めるべき問題で、法律はおろか社会コンセンサスをとるべき問題でさえないわけ。その考察の結果が生む生まないどっちに転ぼうと本人以外にはなんの関係もないし、その決定が他者から強制されたんでなければ「優生思想」なんて言葉を出すことさえナンセンスなわけ  

  

分かった? もういい加減にしてくんない?  

  

2024-01-29

Twitter地獄、誰のせいで死んだか犯人探し

日テレのせい

脚本家のせい

製作委員化のせい

テレビ局のせい

本人のせい

 

こいつらマジで無自覚なんだな

 

2.4万いいね

いやこれ芦原氏から原作変えるなと念押されていたにも関わらず、日テレ脚本変えて放送した結果、こんな最悪の結末になってしまったんでしょ。

なぜ作品を1番愛してるであろう作者がこんな結末を辿らなくてはいけないのか。

日テレご冥福をお祈りしますじゃ済まされないよ。

 

1万いいね

原作自殺って最悪の結末。

それに対して日テレコメントがあまりに残念すぎる。

日テレは今後原作とか使わないで自力ドラマ作った方がいいよ。

人は簡単に死を選ぶんだから相手尊厳尊重できない旧体制のままなら、もう何もしない方が社会のため。

芦原妃名子さんのご冥福をお祈りします

 

1.8万いいね

芦原先生、考える限りの最悪の結末。

条件付で許可した実写化

条件無視する製作委員

権利行使作品を守る原作

何故か被害者面する脚本家

世間事情説明をする原作

何故か黙り製作委員

騒動、巨大化、ポスト削除

数日後に原作自殺

原作者を自殺に追い込んだ委員会に名前変えろや。

 

4000いいね

最悪の結末とか全く考えてもなかったけど原作自殺って…

完結してないかドラマ原作の内容が違ってて原作者が謝罪した後にネット原作者悪くないのにってなったら原作者の芦原妃名子先生攻撃したいわけではとポストしたけどInstagramでは脚本家相沢友子さんが原作者に責任なすりつけて…

 

4000いいね

最悪の結末。

脚本家相沢友子氏の余計なインスタ投稿さえなければ原作自殺はなかったのでは…。

日本テレビセクシー田中さんHP言い訳してないで、原作クラッシュしてしまった経緯を明確にして、再発防止に繋げないと負の連鎖は止まらないと思う。

本気で反省して。じゃないと浮かばれないよ。

 

当事者言葉

攻撃たかったわけじゃなくて。 ごめんなさい」

 

_____

 

追記

ヤフコメでも同じみたいだ

 

共感した 1.1万

ドラマ化する時には、TV制作サイドはちゃん原作に対してリスペクトをもって望んでほしい(以下略

共感した 5000

もう今後、漫画家さんにはお互いの為にドラマ化の話には乗らない方がいいかもしれませんね。(以下略

共感した 4000

自分記憶の中で

漫画ドラマ化での改悪で一番酷かったのが(以下略

 

まじで信じられない

さすがに自分が間違ってるのかもしれないと思えてきた

炎上・バズがなければ人は死ななかったと思ってるんだが違うのか?

どっちだとしても怖いよ

何にしても距離を置くわ

 

はてブもだろっていう意見あるけど多分そうだと思う

でも最初のバズ記事はてブコメントは避けたから見てないんだ

地獄が容易に想像できた

 

続き

https://anond.hatelabo.jp/20240129213843

ダメだ、これ以上のめり込まないようにする

2024-01-26

anond:20240126183710

そういう言い草に読み取られることを予測してロジックにとらわれず言葉を練るのが定型発達なんだが?

お前は「うんこ食うやつなんて絶対にいない」って発言してる人いたら「いやスカトロとかあるし」とか食って掛かるクチか?

ロジックレベルでは「絶対ない=量が0」ということだが、自然言語の会話はロジックレベルで行われるわけじゃないから。

それを適切に理解できず独りよがりロジックのみによりかかって会話を行使理解しようとするから浮くんだよね

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-25

anond:20240125124149

仁藤は公金から補助を受け厚生労働省検討会の構成員である。つまり権力者である

対する暇空は無職独身弱者男性

権力者弱者を訴えることはスラップ訴訟である権力の乱用にほかならない。元に慎むべきだ。

また、弱者権力者を訴えることは民主主義権利の正当な行使である。仁藤は真摯にこれに向き合うべきだ。

2024-01-22

anond:20240122201618

正直、倒壊リスクのある自宅や高齢者施設にとどまっている、

あるいは一次避難所孤立しているっていう状況は

そもそも避難しているとはいえないって思うようになった。

被災している地域に多くの高齢者施設があるわけだけど、正直、とどまってもらっても迷惑というものだろう。

関係団体が一人や二人を派遣、それを一日か長くて数日、そんなのをいくら派遣しても全く継続性ないし、

この分野の支援の話をちょっと見聞きするとほんとリソース無駄遣い。

水害でも同じで、水没地域のタワマン36階住民が水ヘルプかいって宅配を待って籠城してたら頭にくるのと同じで。

日本法律ではめったやらたと行政強制力行使できないのだけど、

少なくとも一次避難位置づけについて、住民の間で平素から意識けができていないというのも背景にあるかもしれない。

地震災害でいうところの一次避難場所というのは、緊急避難的な場所であって、

危険から逃げるという直接行動のあと、とりあえず何名無事だね、と地域社会

お互いの安全を確かめ合う場所であって、

そこで二週間も三週間も孤立せざるを得なくなるっていうことがあまり想定されていなかった。

でもそれはそもそも避難ではない、と意識を変えるべきだろうと思う。

anond:20240122094243

メーカーが「窃盗ではない」と言ってしまったら罪が消滅してしまうんだなあ…

形式的」というのはメーカーがいった台詞なので、

警察逮捕しても「盗まれてませんが?」ってはしごはずされるわけだ。

法の行使について知識が薄いみたいだから説明されないとわからないんだろうね。

調べようね。

anond:20240120150148

結社の自由にもとづいて自発的意思政党に加入した者はだれであれ、出版言論の自由をふくむ自らの基本的人権をその政党目的実現にむけて行使すべきである

(「変節者のあわれな末路」(志位委員長論文)より)

とあるように、共産党員にとって基本的人権は党の目的のために使うのが当然だ。

また、党大会における発言言論行為であることは論を待たない。

前提1が委員長の主張でしかないの草

「うちのローカルルールではパワハラじゃないから」でしかないだろそれ。

2024-01-20

anond:20240120150148

結社の自由にもとづいて自発的意思政党に加入した者はだれであれ、出版言論の自由をふくむ自らの基本的人権をその政党目的実現にむけて行使すべきである

(「変節者のあわれな末路」(志位委員長論文)より)

すごいな。こんなんマジで言ってたのか

2024-01-19

はてなー川村政史検事批判できるのか?

はじめに

https://ameblo.jp/scho/entry-12837007870.html

この記事の中の

https://www.youtube.com/watch?v=XArMxYdhk_U&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2F&embeds_referring_origin=https%3A%2F%2Fameblo.jp&source_ve_path=MjM4NTE&feature=emb_title

この動画について語っています

本文

いつも自分たちがやっていることでは?

「◯◯は全然大間違いですよ。ガキだよね」

「◯◯の言ってるアレってなんなんですか?〇〇も全然分かってないんじゃない?」

趣味しかやれない人。プロではない。資格がない。今回実感できたでしょ?あきらめてください。無駄なんだから

「下手くそなんだよ。鬱陶しいだけ。イライラさせるだけ」

「何言ってるんだよ。全然理屈になってないじゃん」

時計を見て終わるのを待ってるだけ。これが上級国民の考える黙秘権行使なの?」

学生時代の◯◯を見ても頭悪いのは明らか」

「全体の品位を貶めているだけ」

「どういう教育してんだよ」

子供じゃないんだから

「お前は被疑者なんだぞ?」

「やっぱり社会性が欠けていると言わざるを得ない」

「明確な嘘つき。詐欺師

(´•ω•`; )

「これ……はてなーじゃん……」としか……

普段自分たち批判している行為他人がやっているの見て「こんな酷いことがよく出来るな」って平然と言えるの凄いな……

こっから出来る自己弁護って「公式場所ではやらない」とか「面と向かって悪口を言ってるんじゃない」とか「ただの陰口でしょ?本人には届いてないか大丈夫だと思うが」とか「だって◯◯は明確に悪人じゃん」とか「被疑者ではなく確定した犯罪者からセーフだろ」とかしかないと思うんだけど、それってこれまた他人が同じことやったら「言い訳になってない」「素直に訴えられろ」「諦めろ」「裁判になったら勝てないでしょ」とか自分らは言うんじゃないかな?

いやいやマジでさ、今日からでいいから改めよ?

推察で他人犯罪者扱いするなとかじゃなくて、実際に犯罪者税金泥棒社会不道徳を前にしたとしてもそれを罵倒していい理由にするのやめよ?

サバサバとかそういう表現で誤魔化せる段階を逸脱してる明確な罵詈雑言が溢れすぎているよ。

まあ確かに現代社会ではまだまだ大人子供も皆すぐそういうこと言うから他人バカとかアホとか死ねとか泥棒とかガキとかキチガイとか許さんとか殺すとか平然と言うのが普通みたいになってるけどさ、こんなの次の50年では完全に時代遅れになるんじゃないかね?

昭和時代は平気で人が路上で殴り合ったり上司が部下のケツ触ってたのが今では完全におかしなこととして扱われているのと同じように、令和という時代全然未熟で人類社会性が幼すぎたから許されていたってだけになるんじゃないの?

50年モラルを先取りしようや。

モラルの先取りしても損することって何かある?

あとがき

自分もこういう所あるからから気をつけようと思いました(小学生社会科見学のアレ)

2024-01-17

これからミステリー社が商標出願について声明を出したのでつらつら書く

商標は昔少しかじったことがあるからつらつらと書いていくで。所詮素人から鵜吞みにせんで、実務的なことは弁理士に聞いてな。

そもそも商標とはなんぞやという話やけど、これは商品役務サービス)を識別するための標識のことや。商標特許庁に出願し、登録されると、その商標他人勝手に使うことができなくなる。

例えば典型的にはこんなシーンが想定される。ワイが漫才相方マッチングサービスを考案し、サービス名を「モウエエワ」と名付けたとする。ワイはこの革新的サービス成功確信しとるから、もしこのサービスを始めたらすぐに「モウエエヨ」とか「モウエエワ・グレート」とか、あるいはまったく同じ名前サービスを展開してくる不届きな輩が出現することを危惧する。そこで登場するのが商標や。無事に商標登録されれば、ワイは晴れて独占的に「モウエエワ」の名前を使うことができる。

ここで注意が必要なのは商標の出願時に商品役務指定する必要があるということや。つまりマッチングサービス指定して「モウエエワ」の商標を出願していた場合、他の事業者が紛らわしい名前マッチングサービス運営することはできなくなるが、「モウエエワ饅頭」や「モウエエワパン」の販売を止めることはできないということやな。

それともう一つ重要なのは商標あくまでも商品役務識別標識に対する権利であって、他の事業者が似たようなサービスを始めるのを防ぐことはできんということや。残念ながら漫才相方マッチングサービスという素晴らしいアイデア自体保護されない。場合によっては特許権著作権などの知的財産権不正競争防止法とかで対応できることもあるかもしれんが、少なくとも商標権の守備範囲ではないんや。

以上の基本事項を踏まえて、これからミステリー社の声明を見ていくで。

まず何よりも困惑しているのが、「いずれの出願も、他者権利制限する意図はございません」という記述や。今回の出願のうち「これからミステリー」と「これミス」については誰がどう考えても商標制度趣旨に則った正当な出願なんやから、これらについても他社の権利制限する意図はないと言い切るのはまずいんやないかな。

それから、「マーダーミステリーモバイル」「マダミスホテル」「飲みマダミス」についても、ワイはてっきりこれからミステリー社がそういう名前サービスを始めるからこれらの商標を出願したと思ったんや。それが「他者権利制限する意図はございません」やから、だいぶ困惑してるで。

続いて出願意図を一つずつ見ていきたいんやけど、まずは「商標の独占や商標使用料徴収目的とした商標の取得」というリスクを防ぐために出願したという主張。まあこれはわからんでもない。赤の他人が「マーダーミステリー」「マダミス」の商標を取得して、ある日突然「あなたは私の商標権を侵害しています。したがって金300万円払ってください」とでも言ってきたら、法的な落ち度がなくても払ってしまうかもしれんもんな。特許でいうところのパテントトロールってやつや。

次に「コンテンツの錯誤を意図した商標使用」というリスク。これは正直、具体的にどういうリスクを想定しているのかがようわからん勝手に「マーダーミステリーチップス」や「マダミスクッキー」を作って売られたら困るという主張なんやろか。そうだとして話を進めると、これからミステリー社が「マーダーミステリー」「マダミス」の商標を取得したあかつきにはそういった行為の是非をこれからミステリー社が判断することになるんやが、果たしてそれは妥当なのかという問題がまず発生する。ほんでそういう行為は許されんということになったら結局商標権を行使して「マーダーミステリーチップス」や「マダミスクッキー」を販売する事業者権利制限したいという話になるんよな。この矛盾よ。

それから、先述したように商標は出願時に商品役務指定する必要がある。すると、出願時に食品を含めていなければ勝手に「マーダーミステリーチップス」や「マダミスクッキー」を作って売られるのを防ぐことはできないんや。せやから目的手段がずれてるわけやな。『ダンジョンオブマンダム』で「なんやかんやいうてドラゴンよりゴーレムの方が怖いんよな」とか言いながらヴォーパルソードを外すようなもんや。伝わりにくい例えですまん。

最後に「反社会的・反市場勢力の参入」のリスクや。まあヤクザ市場に算入してきたら確かに困る。そこでまず起きる問題が、仮にヤクザがマーダーミステリーゲーム専門店開業したとして、商標でそれを防ぐことは難しいということや。これからミステリー社が「マダミス」の商標を持っていたとして、ヤクザが「マダミススペース」みたいな名前で店を運営してたら、その場合名前を変えさせることはできるやろうが、営業をやめさせることはできん。「仁義館」みたいな名前に変えられたら終わりや。これも目的手段がずれとるんよ。

それから、やっぱり「反社会的・反市場勢力」の判断をこれからミステリー社がするということになる。ヤクザ構成員は該当するやろう。じゃあ幸福の科学信者や、オウム真理教とかパナウェーブ研究所とかの関係者はどうなのか。ネットで嫌われまくっている青年会議所の会員はどうか。この辺の判断がこれからミステリー社の胸三寸次第で決まってしまうのはこわないか

最後に2点、重要問題を提起するで。まず1点は、これからミステリー社が「マーダーミステリー」の商標を取得した場合、この商標オープンにするでとどれだけこれからミステリー社が主張しても、商標「マーダーミステリー」には「すでに商標が取得されている」という法的な外観ができてしまうということや。これの何が問題かというと、例えばNHK最近流行っているマーダーミステリーなるもの特集しようとしたとする。それで調べていくと、「マーダーミステリー」は私企業商標ではないか。ということはマーダーミステリー特集私企業宣伝になってしまうから、何か言い換えるか、いっそ特集自体無理という判断になってしま可能性がある。市場の拡大に寄与するどころか妨害さえしとるわけや。

2点目は、法人とその役員の考えは変わりうるということや。今は我が社が保有する商標「マーダーミステリー」の権利をなんびとに対しても行使しないと言っていたとしても、会社が傾けばなりふり構わず請求するようになるかもしれん。あるいは役員に不幸があって交代せざるをえん場合もある。そうしたとき果たして過去と一貫した判断をしてくれるのかということやな。

まとめると、悪意のある誰かに取られたら困るから私が先に取っときますね、なんてのは商標制度本来想定していない使い方なんやから、どうしたってどっかで無理が出るということや。電子レンジネコをチンするのはやめようで。「LARP」や「人狼ゲーム」は大した反対意見も上がらずに商標が取得され、権利者がオープン化を明言しとる例なんやけど、これまで特に問題が起きてないとしたらそれは顕在化してないだけやろな。

2024-01-16

anond:20240116132533

自分は死を行使出来ない癖に、他人の生を否定出来るのは特権意識以外のなにものでもない

2024-01-14

anond:20240114103909

人間関係はギブアンドテイクが全て

そのスキル行使することに対して関係を持っている人が別の形で何か返してくれているかを考えると良いよ

別のスキルで助けてくれているとか一緒に居て楽しいとかお礼をくれるとかそういうやつ

そういうのが無くてスキル一方的提供しているだけっていうならまさしく利用しに来てると言える

ただ人間は本当の意味価値を感じないやつ、一緒に居て楽しくもないし何もやってくれないし何のノウハウも持ってない金もさな

っていうような人には肉親以外は誰も関わらないってのはそもそもデフォから

スキルを得た分他の人と接するためのとっかかりが出来ていると考えれば良いんじゃないか

2024-01-13

anond:20240113184807

現状がそうであるようにホント金持ち企業財団かに金移して抜け道行くだけやろうけど、

かに個人が莫大な経済力を持って社会全体に強い影響力を行使出来るというのは明らかに問題があるとは思う。


まあ政府通貨を発行出来る以上、税金集めなくても支出可能であるので再分配の原資にする、みたいな発想は違うと思うが。

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