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はてなキーワード: 行使とは

2024-02-12

anond:20240212100729

いやいや何言ってんの

しろ資本主義社会に生きる市民たるものそれくらいの視点を持つべきなんだよ

実際、NISA日本人の多くが投資するようになることで日本人マインドが変わることにオレはすごく期待してる

国民一人一人が投資マインドを身につければ、成長する国になれるし、共産主義革命みたいな破壊的で皆が不幸になるようなことに惹きつけられる人間も減る

国民投資マインド持つというのは、本当の意味先進国になるということとほぼ同義だぞ

ここのハテサみたいのもどんどん意識が切り替わっていくのが楽しみだ

あ、ハテサは底辺民になるだけっすか?まあ、それはそれで貧乏になる自由行使した結果だから何も言いませんよ

ニコ生における未成年配信者に対する規制問題点

うーむ

なんだよこれ?

前回揉めに揉めたので未成年に関する記述を増やしたのはいいけれど

内容が全く分かってない感たっぷり


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https://blog.nicovideo.jp/niconews/208696.html?pageType=PC_TOP

※すべての配信者の皆さん向けの注意事項ではございますが、

18歳未満の児童(18歳未満を標榜する配信者を含む)の皆さんは、

特に以下をご注意ください。


ニコニコ生放送ガイドライン」P.5より

https://site.live.nicovideo.jp/help/guideline.pdf

”「児童ポルノ」や「わいせつ」な映像放送してはいけません。

児童ポルノ」や「わいせつ」な映像放送すると、法律で罰せられます

性器性的行為放送してはいけません。

児童(18歳未満の者)が映る場合は、特にご注意ください。”


ニコニコ生放送ガイドライン」P.6より

わいせつ映像児童ポルノなどの違法情報はもちろんですが、

18歳未満の方には不適切であるとされる情報青少年有害情報)が放送された場合

運営会社はその生放送の停止やタイムシフトの削除などの対応を行います

性的もの暴力的もの危険行為違法行為誘引するものは、

青少年有害情報として放送停止やタイムシフトの削除などの対応を行う場合があります

性的行為性的行為類似する行為全裸、着衣であっても表現露骨ものは、

性的ものとして取り扱われます。”

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完全に何か勘違いしている

なんのために今児童ポルノがこれだけ騒がれているのか?

何故関係機関がこれだけ厳しく未成年に関する規制を強化しているのか?

一体何が目的なのか?

その理由はたった一つ

未成年を守るため」

にほかならない


ニコ生運営はこの一番本質的なことを全く理解していない

からこんな間抜けルールを作ってしま


ニコ生配信コンテンツなので

児童ポルノの映像流すんじゃねーぞ!」

という部分を特に厳しく関係機関圧力をかけられているばかりに

本来目的すっ飛ばし

「あそこのお役所がうるせーからとにかく児童ポルノっぽいものを流す奴は潰せ!

コンプライアンスだ!会社を守れ!」

というお上のお沙汰だけを

意味も考えず言葉通りに実行し

本末転倒ルール作りをしてしまっている

正に思考停止大企業あるある

これは正にルールのためのルール作り

文字ルールけが独り歩きしだしている典型

「なんでダメなの?」

ルールでだめってことになっているかダメなんです」

いやいやそうじゃないだろ


手段目的を履き違えてしまっている

昨今のこの厳しい未成年に関する規制

児童ポルノを流さない事が目的なのではない

それはあくま手段の一つでしかない

それも未成年を罰するための規制ではない

未成年事件に巻き込まれないようにすることが目的

子供を守ること」

これが目的


まだ幼いゆえにいろんな部分が未熟で危ないことをしてしまうのが未成年

からその未成年を守るのが大人の役目であり義務

当たり前すぎる話である


ところがどうだろうこのニコ生ルール

あろうことかその全責任をその守るべき未成年押し付け

俺は知ったこっちゃないとばかりに当たり前のような顔をしている

呆れるばかりである


とにかく自分だけは責任逃れしたいという強い意志だけはよく伝わってくる

これも大企業あるある

卑怯で汚い情けない大人たちである


総務省ちゃんとこう言っている


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平成二十年法律第七十九号

青少年安全安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=420AC1000000079

青少年安全安心してインターネットを利用できるようにして、

青少年権利擁護資することを目的とするものとすること」

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青少年権利擁護資すること」

ってどういうことだろう?

日本語は難しいね

よく意味が分からないのでチャットGPTに聞いてみた

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若い世代である青少年権利保護し、

促進することを指します。

これは、子供若者たち安全健康的な環境で成長し、

自己表現し、教育を受け、

差別虐待から守られることを目指す活動政策の一環です。

具体的な権利には、教育健康安全プライバシー表現の自由などが含まれます

このような取り組みは、社会全体で青少年が良好な条件で成長できるように支援し、

彼らが自分権利理解行使できるようにすることを目的としています

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だそうである

間違っても

「俺が役所に怒られちゃうからお前ら余計なことするなよ!

俺は言ったからな!やるなって言ったからな!」

子供責任押し付け頭ごなしに怒ることが目的ではないのである


から言わせれば

このニコ生ルール

鍵を閉め忘れて外出して泥棒に入られたら

悪いのは泥棒じゃなくて

鍵を閉め忘れたお前が悪いからだと言われ

被害者なのに留置所にぶちこまれ挙句罰金まで取られる

みたいな話と同じだ

理不尽であり不条理この上ない

めちゃくちゃである


彼女たちは悪意を持って意図的性的表現をしているのではない

周りの大人を見てこれくらいならいいのかな?みんなやってるし

大人を真似て学んでよかれとおもってやっているだけである

キチガイロリリスナーグロイエロコメで煽るからしかたなくやっているだけ

やるとアクセスが増えコメントが伸びギフトが飛び

リスナー運営が大喜びするから

期待に応えたくてやっているだけである


大体そのしはいけない性的表現が具体的に示されないので

そういわれてもどうしていいかわかるわけがない

から当然お手本である大人を真似る

そうするとなぜか未成年けが怒られる

意味不明すぎるだろ


うつまり加害者

キチガイロリコンリスナーであり

こんな未整備なサービス提供して

責任逃れ対策だけはいっちょ前なニコ生に他ならない


こういうことを書くとエロ配信している配信者が悪いとか言い出す人が間違いなく出てくるので

いちおことわっておくが

それは違う

大人配信者は自己責任運営が求めている性的表現の限度内でパフォーマンスしているに過ぎない

ルール通りにしているだけだ

これを理由大人配信者を叩き出すと

娯楽としてはどんどん息苦しくつまらなくなる一方になるので

過剰な規制には注意が必要


未成年配信者は「守るべき対象」であり被害者しかない

それなのに加害者であるキチガイロリリスナー無能ニコ生運営はほっぽらかしで

罪のない被害者一方的責任押し付けBANしクリ奨までねこばばするとか

ニコ生のやり方は正気の沙汰ではない


この総務省の内容から鑑みても

ニコ生がやっていいのは

性的と思われた配信の削除だけである

BANやクリ奨没収イベント権限剥奪までしていい理由はどう考えてもどこにもない


いか勘違いするな


インターネットにおいて青少年有害情報が多く流通している状況にかんがみ」


これは間違っても

未成年が自ら性的映像を出しちゃうのが問題だと言っているのではない

インターネット青少年にとって有害情報にあふれているか

未成年をそういう情報から守ろうね

未成年事件に巻き込まれるのを防ごうね

という意味しかない


そしてその責任は当然大人運営にある


児童ポルノ禁止法でも

その法の目的に関し

総務省と同じことが書かれている


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児童ポルノ禁止法の改正について

https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/whitepaper/w-2015/pdf/zenbun/pdf/2s2s1_02.pdf


この法律は,児童に対する性的搾取性的虐待児童権利

著しく侵害することの重大性に鑑み,

児童買春,児童ポルノに係る行為規制し,処罰するとともに,

これらの行為等により心身に有害な影響を受けた児童

保護のための措置等を定めることによって,

児童権利擁護することを目的とするものです

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児童ポルノの頒布犯罪である

それはわかる

しかニコ生配信者の未成年たちは

児童ポルノを頒布しようと思っているのではない

ニコ生という環境がそういうことを煽る環境になっているという事に過ぎない

そして未成年はまだ未熟で正しい判断ができないか

周りの大人の振る舞いを見て真似をしているだけだ

何一つ悪いところはない

しろ未熟ゆえにわけもわからずそんなことをさせられて被害者しかない


からそういうまだ未熟な子供たちを大人が護ってあげようね

というのが昨今の未成年に関する規制強化している関係機関趣旨


ところがニコ生のやってることは

子供を護るどころか

おまえらが俺達にとって都合悪い事すると

俺達が叩かれちゃうから大人しくしてろ!

余計な事したらただじゃおかねーぞ!」

被害者パワハラして脅しているに過ぎない

しろ子供差別虐待している


大人子供で違うのは責任所在

大人は何をしようが全ての責任自分判断自分で取って当たり前

からやりすぎのエロ配信したら運営ペナルティをくらうのは当然だし

法的になんらかの処罰を受けたとしても全ての責任は本人にある


しか未成年は違う

責任を取るべきは大人であり運営

未成年は守るべき対象でありあくま被害者しかない

からそういうことがないような環境づくりを大人がしてあげなければいけない

今のニコ生サービスはそれができていない

大人としての責任果たしていない


ニコ生はなんでこんな当たり前のことが分からないのか本当に不思議

みんないい大学出てるエリートじゃないのか?

そしてこんな被害者に全責任押し付け

自分だけは責任から逃げようという汚い魂胆丸出しのルールを良しとした責任者の顔が見たい



責任逃れという意味ではこれもそうだ

なんだこれは?

こんなので本当に親が知るわけがないだろ

どんだけ運営無責任なんだ?


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未成年者の場合は、本企画の参加にあたり、

事前に法定代理人親権者)の承諾を得てください。

当社は、未成年の方が本企画に参加したことをもって、

法定代理人親権者)の同意を得ているものとみなします。

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随分長くなって大変申し訳ありませんでしたが

この問題解決策はこの3つのうちのどれかだと個人的には思っている


①成人と未成年ルールを分けるのではなく同じにする


②成人と未成年カテゴリーを完全に分ける


未成年ニコ生利用を禁止する



①は当然未成年側にルールを合わせる

一切エロ禁止

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公平性観点から複数アカウント作成無料ギフトを贈る行為は、

運営判断により不正順位操作と見なされることがあります

イベントエントリーした放送者が受け取ったギフトポイントは詳細に集計しており、

不正とみなされた場合は当該ギフトポイント審査対象外とする可能性がありますので、

十分にご注意ください。

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え?何何?公平性

そうなんだニコ生公平性を重視するんだ

じゃあ大人子供関係なくルールを同じにするのは当然だよな?

今は明らかに不公平だもんな?


②は今の同じリングの中で

一方は両腕使ってもいいけど一方は片手だけで勝負しろ

無理難題押し付けてる状態未成年が勝てるわけがない

だったら戦うリングを分けろ


③他のサイトはこれを採用しているところが多い

無理もないと思う

それだけ未成年にだけ対応するルール作りは難しいし

子供を守る責任はそれだけ重い

当たり前の話だ


しかニコ生は現状これを採用していない

もし今更未成年禁止にするなら

「我々が能力不足でこうするしかありませんでした

できると思っちゃってました

考えが甘かったです」

土下座謝罪必須

大人責任もってやると言ってやれなかったなら

ちゃんとその責任を取れ

ケツは自分でふけ



とまあ長々と書いてみたんですが

実は私が無知で分かってないだけでもっとかいしかたない理由があって

こういうルール作りにしなければならなかった理由があるのかもしれない

しかしそういう詳細な説明なしで

今出されている情報だけを見ると

こう思わざるをえないということです


まり理不尽

まり不公平

まり不条理

まり無責任

まり子供たちが可哀想

2024-02-10

anond:20240209184339

原作者著作者人格権に基づき介入を行い実際に意向に反する映像化を防止できている」のはテレビ局相手

著作者人格権の不行使契約は締結」するのは(慣例上)出版社だよね

相手がちがえば違う契約が結べるんだよ

というかおそらく出版社テレビ局相手契約主体になってるだろな

そんなこともしらないのかよ 

なぜ「小学館第一コミック編集者一同」の声明気持ち悪いのか

面倒なので前段は省く。タイトルを見て「アレのことか」と分からない人はスルーしてほしい。

問題文章

https://petitcomic.com/news240208/

この文章が一読して耐え難いほどに醜悪理由を書く。以下、上記URL文章について「本テキスト」と呼称する。

結論

テキストは「作家の皆様 読者の皆様 関係者の皆様へ」あてた、「本事件を、時系列から本質ではないことが自明である著作者人格権」の問題ミスリードすること、および当の芦原氏本人の言葉を捻じ曲げてまで、本来存在するはずの小学館責任隠蔽すること」を目的としたものである。だから気持ち悪い。


こうとしか読み取れない理由を書いていく。

なにを主張している文章

テキストそもそも内容が水のようにうすくあいまいだ。それでもなお、執筆者たちの「主張」を読み取ることはできる。

前半が「著作者人格権」について。後半が「小学館ドラマ制作サイドに芦原氏の意向を伝えていたこと」について。


順番に見る。

テキストでは、まず「著作者人格権」について触れる。その後、「著作者人格権を守ろうとしたこと」を芦原氏が「恐らくめちゃくちゃうざかったと思います…。」と自己評価していたことを明らかにする。そして「私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません」と続く。


ポイントは、執筆者が「何を悔いているのか」だ。本テキストにおいて執筆者が「後悔」を明確に示しているのは、このくだりだけだ。これは非常に重要なことだ。

要約するとこうなる。


著作者人格権という権利を周知させることができなかったために芦原氏に不要自責の念を抱かせた。著作者人格権についての認識を広げることが再発防止の「核」になる」


この後に、「これだけが原因だったと単純化はしない」としつつも、あえて本文中に「核」なる単語使用している以上、ここには明瞭な主張がある。

それは「本件がこのような悲劇に見舞われたのは芦原氏が著作者人格権についてしっかり認識していなかったからだ。その認識を与えることができなかったことを悔いている」というものだ。

暗に「芦原氏は「恐らくめちゃくちゃうざ」いことを自分がしてしまった、という自責の念によって自ら命を絶った」結論していることになる。


……なんだか、我々とはずいぶん違う世界観をお持ちのように見える。これまでの経緯を振り返って、こう結論するのは相当に無茶なのではないか

彼女が本当に「ドラマに口を出してしまたこと」を自責した結果として死を選んだのであれば、1月26日以降の騒動はなんだったんだ? 彼女の死に、あの騒動関係なかったということにならないか? なぜなら「ドラマへの口出し(=著作者人格権行使)」は、12月時点で終わっていたのだから


そんなわけねえだろ。馬鹿か。


ここには明らかに問題すり替えがある。「著作者人格権をめぐる認識」に焦点を逸らし、本質的な問題から目をそらそうとすると極めて醜悪論理欺瞞があるのだ。

明らかに本件は「芦原氏が著作者人格権についてしっかり認識していなかったから」起きたことではない。

一連の騒動を振り返って「芦原氏が著作者人格権について深く認識していれば本質的に問題は起きなかった」と思う人だけが、本テキスト同意することができるだろう。


そんなやつ、どこにいんの?


誰がどう見たって本件は多岐にわたる複雑な問題が絡み合って、最悪の結末を迎えてしまった事件だろう。わかりやすい「核」なんてものがあるはずがない。

にもかかわらず、スケープゴートのように「著作者人格権」を持ち出して「核」として据えるのは、故人に対してあまりにも不誠実すぎないか

何のための文章

素直に考えれば「何のための文章か」という問いに、ここで一度答えが出る。作家、読者、関係者に「著作者人格権」を正しく認識してもらい、悲劇再現を食い止める」だ。

まりね、このテキストは「経緯説明」も「調査報告」も何もかもすっ飛ばして「とにかく「著作者人格権」を知ってもらえれば再発防止につながる!」という、何の根拠もない虚妄によって書かれているのだ。

ごくごくごくごく普通に時系列を追うだけで著作者人格権をめぐる認識」が事件本質ではないことは明らかなのに、だ。繰り返すが、論理的に考えてここが「核」なら1月以降の騒動自殺関係がないことになる。


ああ、めちゃくちゃ気持ち悪い。


なにが「事態単純化させる気はない」だ。ここで行われているのは「単純化」などということではない。もっと悪い、明らかに事実関係時系列無視した、問題ミスリードだ。

そして、ミスリードした先にある「著作者人格権」を取り上げ、「本質問題解決に対して寄与しない」とわかっていつつ、ここが再発防止の核であると述べる。

ここには事態の再発を防ごう」なんていう真摯な態度は欠片も見られない。あるいのは「そういうことにしたい」という卑劣な思惑だけだ。

そうするともう少し穿った見方をしたくなる。

まり「本件を「著作者人格権問題」にすり替える」ことが、本テキスト目的だったのではないか、ということだ。

看過しがたい欺瞞

この「著作者人格権」にまつわるテキストの不誠実さだけでも、十分以上に気持ちが悪い。しかもっとおぞましいのはこの先だ。

要約するとこうなる。

ドラマに対する芦原氏の意向は、小学館ドラマ制作サイドに伝えていた。芦原氏は納得のいくまで脚本修正した。ドラマは芦原氏の意向が反映されたものである

テキストを読めばわかるが、これに関する一連のセンテンス、どこか誇らしげでさえある。


正気で書いているのだろうか? 芦原氏の「言葉」を軽んじているのは、ドラマ制作サイドなのか編集サイドなのかわからなくなる。


芦原氏の意向は、よく知られている通り「原作に忠実なドラマ化」である。これが小学館からドラマ制作サイドに伝わっていたとしよう。その後どうなった?

他ならぬ芦原氏がブログで書いていた言葉引用する。

https://piyonote.com/ashiharahinako-twitter/#google_vignette

ところが、毎回、漫画を大きく改編したプロット脚本が提出されていました(略)粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いでほぼ原作通りの1~7話の脚本の完成にこぎつけましたが…。

加筆修正の繰り返しとなって、その頃には私も相当疲弊していました。

(略)8~10話となりましたが、ここでも当初の条件は守られず、私が準備したものを大幅に改変した脚本が8~10話まとめて提出されました。

何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかったのですが…。素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。(中略)原稿の〆切とも重なり、相当短い時間脚本執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます

これは芦原氏が「小学館時系列に添って事実関係確認し、文章の内容も小学館確認して書かれた」文章だ。

さて、あらためて本テキスト引用する。

原作である先生にご納得いただけるまで脚本修正していただき

馬鹿じゃねえのか。芦原氏は「推敲を重ねられなかったこと」を「悔いて」いたのだ。「加筆修正の繰り返しとなって相当疲弊して」いたのだ。

その文章確認しておきながら、舌の根も乾かぬうちに「ご納得いただけるまで脚本修正していただ」いたとのたまう。本当に血の通った人間のすることか? ご納得いただけるまで脚本修正するという作業がどれほど心身に負担をかけることか、わからない編者者でもないだろう。それを何を誇らしげに「わたしたちに落ち度はありません」と言わんばかりの態度で書いているんだ?

ここに自己保身以外のいかなる感情があろうか。

ここに事実を捻じ曲げる意図がまったくないとでも言うのだろうか。


そもそも意向を伝える」ことは伝書鳩のように「言いましたよ」ということではあるまい。なるべく芦原氏に負担がかからないように交渉を詰めて、芦原氏が心身を疲弊させながら手ずから修正」をしなくてもいいように、ドラマ制作サイドに「条件の履行」を求めるのが「意向を伝える」ことではないのかガキの使いじゃねえんだ。「ちゃんと言いましたよ」で責任を逃れるビジンスシーンがどこにある。

明らかにドラマ制作サイドに芦原氏の意向が「伝わっていなかった」から彼女修正を繰り返し、自らを追い詰めなければならないことになったんだろう。そこに「伝わるまで伝えなかった」小学館責任はないのか?


無論、担当編集者メディア担当者が「仕事をしていなかった」というつもりはない。担当者が誰よりも働いただろうし、想像するだに困難な局面連続だっただろう。いまの心痛はいかばかりか。結果は最悪なものになってしまったが、それは決して現場担当者たちを非難していい理由にはならない。

繰り返すが、現場担当個人責任を追及せよと言いたいのではない。むしろ、それは決してやってはならないことだ。しかしまた同時に「頑張ったから」「努力たから」「不運としか言いようがなかったから」という事実は、決して責任消滅させる理由にもならないのだ。


小学館責任はある。絶対的にあるのだ。それは「著作者人格権にまつわる認識を周知徹底できなかった」ことなどではない。芦原氏の意向ドラマ制作サイドに理解させることができずに、結果的ドラマ制作過程において芦原氏を心身ともに追い詰める結果を招いたことについて責任があるのだ。

にもかかわらず、そうした自らの責任にまったく目を閉ざし、ひたすら問題矮小化させ、ミスリードしようとする意図が、行間に充満している。

それこそが本テキスト歴史的気持ち悪い理由ひとつだろう。

再度「誰に当てた文章か」

書くまでもないことを最後に書く。

ここまで確認してきたように、本テキスト作家の皆様 読者の皆様 関係者の皆様へ」あてた、「本事件を、時系列から本質ではないことが自明である著作者人格権」の問題ミスリードすること、および当の芦原氏本人の言葉を捻じ曲げてまで、本来存在するはずの小学館責任隠蔽すること」目的としたものである


その最後に付された言葉が、芦原氏への「寂しいです、先生。」だったことは、瞠目すべきだろう。人間どこまでも恥知らずになれるらしい。


この一文が本当に気持ち悪いのは、SNSで言われるように「TPOにそぐわぬポエティックなもの」だからではない

欺瞞自己保身のために芦原氏の言葉さえ踏みにじって醜悪レトリックを駆使した挙句そもそもテキストの「宛先」でさえない芦原氏を「文章の結び」のためだけに泉下から引きずり出し、まるで批判除けのお守りのように利用してしまう、学館第一コミック編集者一同の浅ましい精神性が悪魔濃縮されているかだ。

終わりに

本件の内幕はおそらく当事者たちにすらもう分からなくなるくらい複雑化していることだろう。

小学館悪者にして幕引きをすればいいという性質のものでもない。巷間指摘されているように、メディア化における構造的な問題TV局の体質的問題、悪意を増幅させるSNSというシステム問題、他にも種々様々な問題が複雑に絡み合っているはずだ。


それでも、この悲劇を防げたプレイヤーの一人であるはずの小学館が、「ことなかれ主義の上層部」「責任回避編集局」という内実を露呈していることは、必ず批判されなければならない。

騙されてはならない。


テキストは、どこをどう読んでも、クソ以下の文章だ。

anond:20240209235059

知らんとこでやってるという体だからそもそも原作者から作品提供」なんかしてないわけよ

著作人格権を「することもできるけど行使してない」状態。ヤメテねって言いたけりゃいつでも行使することができる

無許可二次創作容認しろ」とか誰も言ってなくてすでに容認されなきゃされないですよねって前提が慣習上も法律上もあるわけ。

その反対に公式ドラマアニメ化スタートの段階で人格権行使してる。「やってもイイヨ、でもこれこれの条件付きで」っていう契約が始まってるのよ

その上でなぜかその条件をブチ破るのが当然みたいなことを言ってるよねって話だから

2024-02-09

著作者人格権ホッテントリ見て

漫画家アシスタント著作者人格権の不行使契約結んでいるんだろうか

結んでいないなら、アシスタントに書かせた背景を漫画家が書き直した場合アシスタントは元に戻すよう要求できるのだろうか

テレビ番組を「作品」と考えると、原作漫画立ち位置原作漫画原作になると思うけれど

漫画原作者が、漫画家原作を改変した回を無かったことにして書き直すように求めるとかはできるのだろうか

漫画家原作アレンジはどこまで許容されるべきなのか

担当編集者アイデアを大量に出して作られた作品でも、現状編集者権利ゼロだけれど、今後もそれを続けるべきなのか

今のところ、漫画家が救済すべき被害者で、作品の唯一無二の製作者という前提でいろんな人たちが発言しているけれど

わりと漫画家グレーゾーンを利用して都合よく立ち回っている部分があるんじゃないかと思いました。

著作者人格権の不行使契約について「条解 著作権法」は何と言ってい

なんかネットでは信用のならない議論が繰り広げられているが、こういう時は信頼できるテキストに当たらないとダメだ。(ネット民のご意見なんか糞食らえなのはもとより、学術論文も、多くは新しい説を主張するために書かれていたりして、そのエビデンスレベルを読み誤るリスクが高い。)

信頼できるテキストといえば、信頼できる出版社から出ているコンメンタールである。ちょうど昨年6月に弘文堂の「条解」シリーズから著作権法が出たところだ。

「条解 著作権法」(弘文堂,2023)616頁

(2)不行使契約

 以上のように、著作者人格権譲渡放棄が困難と解されていることから、実務上は、著作者人格権の不行使契約が広く用いられている。

(…)

 従来の議論においては、著作者人格権の不行使契約特に包括的な不行使契約)については、その有効性を否定する見解が少なくない。

 これに対して、著作者人格権の不行使契約有効性を明示的に肯定する見解もある(田村411頁、内藤167頁以下、高瀬亜富「著作者人格権行使特約の有効性−一実務家の視点から」コピ662号(2016)48頁等参照)。また、起草者も、実演家人格権についてではあるが、「本条〔90条の3〕の「同一性保持権」と前条〔90条の2〕の「氏名表示権」はいずれも「人格権」ですが、権利者と利用者とでこの「人格権」の不行使特約(権利行使しないという契約)を結ぶことも当然ながら可能でございます。なぜなら、著作権は「私権」であり、権利者はこれを行使するかしないか契約によって自由に決めることができるからでありますと述べている(加戸639頁)。

(…)

 以上のことから著作者人格権に関する契約有効性については、著作者人格権それぞれの性質を踏まえつつ、意思の明確性と具体性を考慮して判断すべきであるように思われる。また、同一性保持権については、20条2項4号が「著作物性質並びにその利用の目的及び態様に照らしやむを得ないと認められる改変」を許容しており、そこでは諸事情考慮されることから包括的な不行使契約が締結されていたという事情もその一要素として考慮すべきものと考えられる(以上について、上野・前掲52頁以下、上野達弘「著作物の改変と著作者人格権をめぐる一考察ドイツ著作権法における「利益衡量」から示唆(2・完)」民商120巻6号(1999)959頁以下参照)。

ちなみに文化庁著作権契約書作成支援システムでは、そのマニュアル8頁において

なお、利用者自由に使わせる必要がある場合などは、著作者人格権行使しない旨を規定する例も見受けられます。この場合著作者としては、依頼者が著作物を改変、修正した場合著作者の氏名を表示しなかった場合でも異議を述べることができないといった不利益が生じるため注意が必要です。

と注意を促した上で、同システムが出力する契約書では、たとえ改変を許諾する場合であっても

規定例(一定範囲での変更を認め、かつ、氏名表示を要しない場合

第○条(著作者人格権

1 甲は、乙が本著作物を利用するにあたり、その利用態様に応じて本著作物を変更したり、一部を切除したりすることを予め承諾する。ただし、乙は、これらの改変であっても本著作物本質的部分を損なうことが明らかな改変をすることはできない。

2 乙は、前項以外の改変を行う場合は、事前に甲の承諾を得なければならない。

といった条文を出力するようにしている。

 

なお、議論きっかけになった事件では、原作者著作者人格権に基づき介入を行い実際に意向に反する映像化を防止できているから、著作者人格権の不行使契約は締結していないと思われる。

!!!安易著作者人格権行使できるようにしないでください!!!

重要なのは契約書の主題に沿う形で。

あくま使用権単体の話ならば行使できるようにするのも1つの戦略なのでアリだと思う。

問題作品の完成に向けた仕様書発注書の性質を持つ契約においてである

  1. 契約主題作品映像等)の完成を目指すことにある
  2. 契約者が著作権者である
  3. 著作権者検収が発生する←←←←←←←←(重要

ここな。著作権者同一性保持権行使する構えであるとき、じゃあ検収してくださいって契約になる場合がある。

これは元々法人向けのひな型にはあるもので、先方のブランドを守るための手続きテンプレ

これを個人著作権者スルーして契約するととんでもないことになる。

  • 収録するんで確認に同席してください→できないなら契約に反するんで委任状書いてください
  • カット上がってるんで確認してください→できないなら(略

とか確認作業が一気に発生する。たまにアニメ化で忙しくなってる作家などいるが、このタイプ契約が多い

別に本人がやる気なら全然いいし、時間作れるならOKなんだけど、その準備のないまま契約するとえらいことになる。

でここら辺の感覚って作家編集千差万別で、

メディアミックス二次創作からお任せでって人もいれば、

いやブランド守るために監修しなきゃいけないでしょ、って人もいる

なんで契約する前にまず編集とどういうスタンスで向き合うかをよくすり合わせる必要がある。

じゃないと某増田みたいに「全部チェックしますよね? 予定入ってるんで行ってきてください」みたいな事態になる。

とにかく契約書は素人付け焼刃判断するのではなく、必要に応じて弁護士リーガルチェックに出すようにしてください。

著作者人格権の不行使条項がなければ

VTuberは"ママ"と"パパ"に縛られるという現実

anond:20240208193546

著作者人格権の不行使契約ができない状態になったら

生成AIイラストの方がリスク少ないまであるので商用利用本格化するかもね

anond:20240209074731

脚本家小学館が歩調を合わせて?日テレに対する徹底抗戦

脚本家って著作人格権行使した作家に対して裁判やって敗訴してそれでも『原作と同じじゃなきゃダメですか?』と言う本まで出す厚顔無恥な奴らだよ。今回も同じことを主張する対談やってたじゃん。インスタでも同じこと書いてたじゃん。反省なんかしてないでしょ

anond:20240209054540

https://anond.hatelabo.jp/20240209054540

著作者人格権行使しない」という文言を、とりあえず契約に含める意味 任意タイミングで公開、任意で改変するためだと思ってたけど違うの? 実際の著作権法に基づくと、コミッ...

ていうのがきえたから記念コピペ。その上のも消え取るか。

オレは

後半の「毎回同意が」はAI学習が基本無罪になったのと同タイミングで誰にでも許可されてる行為だね

台詞改変は許されてないが、キャッチフレーズ台詞勘違いをしているとおもうぞ

とつっこんだほう。

anond:20240208193546

関係なくないから言うが、イラスト仕事とかしてると契約書にしれっと「イラストの作者は著作者人格権行使しないこと」ってかなりの確率で書いてあって、いつも普通に「ここ書き替えてください」って突っ返してるよ。まあ突き返すだけ親切だよ。こんな契約書で行使できなくなるわけないじゃん。

https://twitter.com/dennou319/status/1755544909296378089


小学館で描いてる映像研の作者の言葉

というか、「行使しないこと」と書かれた契約書の文言って法的に有効なんすかねえ?

2024-02-08

小学館に何か言えっつっても無理じゃないかな(追記した)

今回の芦原先生事件をとても悼ましく思っている。

それはそれとして、小学館への「もっと作家に寄り添え」の大合唱については、小学館しんどいだろうな…とも思う。

この辺の感想の内訳を、出版業界の端っこ(非漫画系)から自分知識に基づいて書く。

 

今回の原作脚本問題は、つきつめれば著作者人格権問題だと考えている。

仕事上、著作権について多少は調べているが、法律専門家ではないことは先に付言する)

 

著作権は、大きく「財産権」と「人格権」に分けられる。

財産権」とは、そのまま、著作者財産利益を守る法律である

著作物を複製すること、上演・上映・展示・頒布すること、

そして、今回でいうドラマにあたる「二次的著作物」を作る(翻案)/利用することなどは

すべて著作権者の権利であり、第三者が行う場合は許諾が必要だ。

 

対して「人格権」とは、著作者の「精神利益」を守る法律である

公表権・氏名表示権・同一性保持権、つまり著作物公表するかどうか、名前を出すかどうか、作品の改変を容認するかどうか。

これらは著作者本人のみに決める権利がある。

 

このふたつの違いは何かというと、

財産権」は譲渡相続もできる(著作者でなくても、著作権者にはなりえる)が、

人格権」は、だれにも譲渡相続もできない、「著作者本人のみ」にある権利だということだ。

 

個人的に「精神利益」とは、ネットスラングで言う「お気持ち」と同義であると考える。

軽んじる意味で言うのではない。

公表するか、名前を出すか、改変してもいいかどうか。つまり自分著作物が、自分の納得のいく形で扱われているかどうか。

それによって守られる作者の「気持ち」こそが、法律で守る価値のある、大切な「精神利益なのだと思っている。

 

以上を踏まえて今回の件を見ると、

今回、原作者がドラマ側に繰り返し要望したのは、自身著作者人格権尊重だと考える。

もちろんそれ以外にも、著作者には二次的著作物作成/利用の許諾を行う権利があるのだが、

ドラマの結末を自分に決めさせてほしい」「キャラクターを変えないでほしい」という要望は、作品世界のものを守りたい、言い換えれば「同一性保持権」を守りたいという願いのもとに出されたように、私には思える。

そして前述の通り、それは著作者本人の「精神利益」を守る重要権利だ。

してみると、小学館が出すべき声明は一つである

 

小学館は、クリエイター著作者人格権を最大限に尊重する。
そして、取引企業にも同等の尊重を求める」

 

 

法律で決められた権利をあたりまえに尊重する。

ごく当たり前のことである簡単じゃないか

 

 

簡単じゃないのである

 

ここまで書いた通り、著作者人格権とは作者の精神利益を守る大切な法律だ。

よくわかる。

しかし、出版物の種類によっては、

それ言ってると仕事が回らねえのである

 

今回のように著作者一人で本が一冊出来るような漫画単行本であれば、先生の納得を大切に

進めましょう、といえるだろう。

けれど、たとえば、子供向けの学習ドリルをつくることを想像してほしい。

問題文、解答解説文、ページ内のイラスト、すべて著作物であり、それぞれ著作者がいる。

たとえば「公表権」は著作者人格権ひとつだ。

なので、理屈上は、ドリルカットイラストを描いたイラストレーターさんが、あるひとつイラストを指して「このイラストをもう公開したくない」といえばそれは尊重されるべき、となる。

著作財産権ならばお金解決…つまりイラスト自体権利を買い取るという交渉もできるが、著作者人格権譲渡できない。著作者ダメと言ったらダメである

 

公表したくない…それは、どこまでの話なのか。もう印刷して積んである在庫は、書店に出回っている在庫は。シール対応か? 断裁か? 絶版か?

 

もちろん、そんなことになった例を私は知らないし、たいていのクリエーターさんはこちらの状況を汲んで、たとえば改訂するときに外してください、などの常識的要望におさめてくれる。

互いの常識良識のなかで私たちはどうにか仕事をしている。

 

ところで出版系は契約ルーズだなんて言われるが、最近結構まじめにやっている(少なくとも私の周りは)。

さて契約書を結ぼうとなると、この著作者人格権については悩ましいところがある。

何せ字義どおりに捉えたら強力すぎる。

 

著作者人格権を盾に、出版物全体に影響を及ぼすような運用ができるのか、それは判例が出ない限りわからない。わからない以上、我々は会社員なので、裁判沙汰になる芽はできるだけ摘まなければならない。

かくして契約書に、「著作者人格権行使しない」なんて文言を盛り込む羽目になる。

 

著作者人格権の不行使」は契約書では案外よく見る言葉である

たとえば会社ポスターパンフレットDM発注したとして、取引先の「公表権」で取り下げさせられたり、「同一性保持権」で修正できなかったりする可能性がある…となると、必要性が想像つく人もいるのではないか

 

個人的にはこんな文言できれば盛り込みたくない。

クリエイター本来持つ権利制限する契約は、誠意に欠けると思っている。

だが、強すぎる権利放置するのも難しいのだ。

 

今回の事件漫画作品なので、カットイラスト1つとはわけが違う…とも思うが、

けが違うか? ほんとうに? すべての著作物は同等に尊重されるべきでは??

という思いもある。

 

クリエイターさんにお仕事をお願いする側のすべての人間が、

100%くもりなく「著作者人格権尊重します!」と言い切れるかというと…権利の強さゆえに、あまり現実的でない、と思ってしまう。

 

今回の問題の根幹が「著作者人格権尊重」をめぐるものだと考えると、小学館全体として声明を出すのは苦しいだろうな…と想像している。

場面や状況によっては制限することさえあるのが現状だからだ。

 

逆に言えば、それ以外の事情……芦原先生小学館に対して寄せていた信頼が裏切られてい

た、というような経緯がないことを祈っている。

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ちまちま書いていたら小学館から著作者人格権言及した声明が出ていた。

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著作者人格権トレンドに入っている。

言葉けが先走りそうで、そして実際権利としてはかなり強いものなのでちょっと先が思いやられる。

なお「じゃあAI学習著作者人格権侵害なのでは!?」と盛り上がってる人を見たが、機械学習私的利用とかと同じ例外規定やで。

芦原先生疲れていた説はさすがに無意味すぎないか

芦原先生漫画業に加えて重たいドラマ作業にも関わり、疲労困憊のところで炎上当事者となってしまい発作的に命を絶った、というのは確かにもっともらしいけど、これさぁ、だからなんだよでしかないよね。

芦原先生連載漫画家でもともと仕事大変ってのは、先生が選んだ生き方だろ?それとも出版社首輪つけられて無理矢理漫画書かされてたの?

小学館漫画家に対して度々パワハラを行っている出版社だとしても、芦原先生に対してそうだったという証拠はない。

ドラマの件だってそうだ。原作を変えないことを前提にドラマ化を許可したと言っても、そもそも漫画を実写にするんだから、一切変更しないことは不可能だ。

あー、わかるわかる。ドラマスタッフはクソ改変を繰り返して、芦原先生は苦しみながら毎回それに対応して疲弊した、って言うんだろ?

でもそれも芦原先生が選んだんだよ。

ドラマスタッフドラマプロであってもセクシー田中さんプロじゃないから、変えていいところとダメなところの区別がつかないんだよ。無能なんだよ。アホなんだよ。しょうがないんだよ。当然起こることなんだよ。

でも、芦原先生は嫌になったら権利引き上げる選択肢もあったのに(違約金とか裁判沙汰とかあるにせよ)、なぜかそれを行使せずに良いドラマを作る道を選んだ。結果、良いドラマができた。よかったじゃん。

精神的に疲弊したまま炎上当事者となった芦原先生を引きとどめるための何かが足りなかったのかもしれないけど、仮に、仮に!!!!そうだとして、それは誰かの責任なのか?運が悪かっただけじゃないのか?

まあつまり、続き読めないの辛いわあー、ってことですよ。

あと発端になった脚本家コメントは確かに酷いと思う。酷いと思うけど、芦原先生自覚の上のはずだからなあ。

ほんと、SNS怖いわー。炎上怖いわー。

2024-02-04

作品を無断で修正されない権利

常に著作権者が嫌だといえるわけではない

著作物を作った人と著作物を売って直接利益を上げる人がいて

著作物を売って直接利益を上げる人が2次的著作物等でIP知名度を上げたい思いと

作品世界観を保持したい創作者の思いが不一致する場合がある。

契約書に「著作者人格権行使しない」と書かれているのを見かけるケースは多い。

この場合著作権者は嫌だと言えない

自由に利用していいよの許可は誰の許可か?

2024-02-03

anond:20240203185342

権利があることと権利行使する力があることは違うって売れっ子漫画家さんが言ってました

2024-02-02

anond:20240202171246

悪いってか権利行使すると責任がついて回って、それが個人製作者の理解を超えて大変な作業になってしまう。

作ってる方も「Aに口だされたらBもCも確認しないと後が怖いよな~」って保身というかビジネス必要確認事項が雪だるま式に増えていくし。

それを防ぐための委任だったり同一性保持権の不行使契約だったりする。

双方の生活を守るための取り決め。

2024-02-01

anond:20240201180115

整理しておきたいが、私の立場日テレ契約を履行しており、原作者契約で認められたとおりの権利行使しており法的な問題はないとする立場

脚本家テレビ局側が原作者が満足する脚本提示できず、原作者脚本を書かざるを得ない状況になってる時点でおかしい」という意見に対して反論した(「提示する責任はない」)ものだが、増田なので仕方がないがどうも立場勘違いされてないか

安楽死必要要件を考える

予め言っておくが、自分は「安楽死反対派」である。それもかなり強く反対している。

それを前提にした思考が当然含まれるので留意されたい。

ネット上ではたびたび安楽死に関する法整備を求める意見が見られる。

経済的理由による安楽死は論外として、病気による耐えがたい苦痛を避けるための安楽死を求める意見一定の支持があるようだ。

だが、主張は結構なことだが「国家によって安楽死を認める」ことがどれほど重大なことか理解していない意見が多いように見受けられる。

あくま自分意見だが、「安楽死を認める要件」として最低限以下のようなものがあってしかるべきだと思う。

法的な手続き

具体的には「裁判所許可である

安楽死とは、要するに医師などにより生命活動を停止させること、即ち「殺人」に他ならないのは疑いなく事実である

即ち、「安楽死を法的に認める」ということは「国家によって殺人承認する」ことに他ならない。

国家によって認められた殺人と言えば、「死刑」もそれに相当する。死刑判決を言い渡すのは言うまでもなく裁判所だ。

当然殺人を法的に認める以上、安楽死についても裁判所による手続きがなければならないと考える。

医師による「回復不能」の判断

医師によって、患者がもはや死を避けられない状態であることの証明必要だ。

主治医はもちろんだが、感情的選択を避けるためには利害関係のない複数医師による中立的判断がなければならないと考える。

当然、安楽死を「行う」医師がどれほどいるかという問題もある。

本人の自由意志によるものであることの証明

これが難題である

その意志が、短期的な抑うつ状態や、周囲や「世間」の圧力に左右された一時的ものでないか証明が非常に難しい。

2019年透析中止死事件では、透析を続ける苦痛のあまり透析中止を決断したとされるが、終末期に至って透析中止を撤回したいと言いながらも助からなかったとされる。

本人の意志とはこのように揺らぐものであり、かなり長期間意志確認必須である中立公証人による証明があってもいいかもしれない。

同様に、安楽死を決めたものの直前になって「生きたい」と意志表示したならば即座に安楽死を中止しなければならないだろう。

また、周囲や世間圧力でないことを証明するためにも、「安楽死」を美談にしないようにマスコミSNSには厳重な自制と規制が求められるだろう。

特定病気になったら安楽死するべき、なんて世論が広がることはあってはならない。

なまじハラキリ文化の日本であり、「潔い死」が受け入れられやす社会的素地があるのはかなり危うい。

安楽死を法的に認める」ためには、「安易安楽死は認めない」という国民意識改革がなければならないという矛盾がある。

結論

上記3点は必須であろう。

これらの議論を進められるだけの十分な社会的理解日本にあるかというと、正直言って「ない」と言わざるを得ないのではないかというのが自分意見である

特にマスコミSNSに関しては、現状ではほぼ絶望的なのではないかと思われる。

その他

なお、昨今の安楽死議論の中には「終末期患者を生かし続ける社会的コスト」に言及するものがあるがこれは論外で、

憲法25条の生存権を見れば明らかなように、国民には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」し、

国には「国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とされている。

国民生存を望むならば国は生存保障しなければならない憲法上の義務存在する。どれほどのコストを支払ってもだ。

まり、一番手っ取り早い方法憲法25条の改正と言うことになる。

当然自分はこのような憲法改正には賛成しないし、国際人権A規約にも反する。ハードルは極めて高いと言わざるを得ない。

追記

いくつかコメントが来ていたので補足。

繰り返すが、自分は「安楽死反対」の立場からこれを書いている。

これくらい厳しく要件を掛けなければ、恣意的運用されかねないという強い懸念があってのことである

コメントにあるように「経営者労働者家族安楽死要求する」なんてことが起こりかねない。

裁判所の決定を要するとしているのも、時勢に強く左右されかねない行政ではなく、常に法の番人たるべき裁判所が決定すべきと言う考えからである

実際、裁判によって決定した死刑囚の署名を時の法務大臣意志で停止した過去の例もある。

 

そしてこの程度の要件クリアできないのであれば、そもそも安楽死法制化するべきではないというのが主旨だ。

国民生存保障するためにある国家が、それに相反する法制を行うことがどれほど困難なことかということについて、頭の片隅にでも残れば幸いである。

植物状態

個人的には本人の自由意志確認できなくなった段階で安楽死を認めるべきではないと考えている。

「本人の自由意志がなければ生存権行使している」と見なすべきであり、当然国家はそれを保障しなければならない。

この時点で「本末転倒だ」と思われる人は多いかもしれないが、安楽死法制化は終末期医療コスト削減策「ではない」。

あくまでも本人の自由意志によって死を選択する自由を与えるための法制であるべきであり、

医療コスト削減が目的にすり替わるのであればそもそも法制化の目的を見誤っている。

 

なお、現行法制でも積極的安楽死ではなく、延命治療終了による消極的安楽死は行われており、この手続きで不備があるとは思えない。

この延命治療の終了というレベルまで反対するつもりはない。

有名人から叩かれていい、メディア玩具にされていい、監視される覚悟がないならそういう世界に入るなみたいなの何なんだ

別に問題起こしたら裏で金渡して終わりでいいじゃないか問題公開処刑ショーにして誹謗中傷正義行使勘違いした人間を焚き付けて金を稼ぐ構造なんてなくなってしまえばいいのに

anond:20240201103206

まさに翻案権使用許諾と同一性保持権問題になる論点で、著作権法20条にもこうある。

第二十条 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。

2 前項の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない。

(今回の論点とは関係がないため略)

四 前三号に掲げるもののほか、著作物性質並びにその利用の目的及び態様に照らしやむを得ないと認められる改変

翻案権の許諾がされていた場合著作権法20条2項4号に該当するというのが有力説(改変についての黙示の同意説もあるが)。20条1項の「その意」も個別具体的な表現に対して行使していく必要がある(なので各話の脚本に対して個別レビューしたのは正しい行為)ので、今回法的には両者ともに問題ないのでは、と考える。当たり前だがレビューをしなかったり原作者確認もせず放映したら、民法上の債務不履行にあたる。

anond:20240201095031

そもそも映像化条件に完結してない作品からこっちの意図に添った脚本にならないんだったら原作者自分で描くこともあるよってのがあったからそれを行使しただけ

anond:20240130181925

お疲れ様にござる。増田殿に代わって、誰が悪いのかを妄想押し付けブクマカ共に、誰が悪いかの正解を講釈して進ぜよう。

この件の責任100%出版社にある。他の登場人物責任を全部足しても0.何%にしかならぬ。

マンガ家サイドが自分の見聞した範囲ですべて真実を書いていたと仮定すれば(そうでなくても出版社責任は変わらないのでこの仮定は実は不要)、出版社

「(実現出来るはずのない)条件をのませた!」

マンガ家に嘘をついていたとしか解釈きぬ伝言ゲームで実際の契約内容が違っていたパターン以外に、実際の契約書の文言にそのような条件が盛り込まれていたパターンでも、会社間・部門間の力関係でそれを実際に行使するのは至難である理解してない編集者がいたら、社会人失格レベル無能にござる。

テレビ番組とは、局以外にも、スポンサー代理店事務所出演者BPOなどなど、無数の人間が関わる大伽藍のような物にござる。それを、原作者の思惑だけで全部ぶち壊せるというのは、法理上そうなっていても、現実的とは言えぬ。実際に企画が走り出して枠が決まってしまったら、立ち止まることは許されぬ。マンガ家個人担当編集者以外は、全員、この企画を回して無事に放送を終えることを最優先に行動するほかなくなるのでござる。

マンガ家に出来ることは編集者を通じて要望を出すことしかなく、編集者100%マンガ家の味方をしようとしても、映像化に合わせて色々と企画を立てているであろう社内の各部署が味方になってくれる可能性すらそれほど高くはござらん。雑誌看板作品であれば編集部は味方になってくれる可能性はあるやもしれぬが、テレビ局との窓口になっている部署は、当然、局の顔色を窺うであろう。そういう仕事であって、個人がどうだったとか考えて始まらぬ。

「作者にどんな不満があっても、なんとかなだめすせば放送を終えることができるだろう」と担当編集者以外の全員(あるいは、担当編集者を含む全員)が考えていても、何ら不思議な事ではござらぬ。それに、何かの間違いで、今回の事案に限っては出版社が全社挙げてマンガ家の味方をしていたとしても、やはり責任100%出版社にある。

その場合の最適解とは「原作尊重したドラマ化など現在の情勢ではほぼ不可能から、今回の話は惜しいですがなかったことにしましょう」と誰でも分かる常識的判断を下すことでしかなく、あるいは、本読みの初期段階で「やはり無理なので原作を引き上げます」と撤退することにござる。それまでの数々の先例から考えれば、守られる可能性が極めて低い約束を結べたなどとマンガ家に告げて、徒に疲弊させることではない。

最後ブログへの投稿に至っては言語道断である出版社はなんとしてでも止めるべきであり、マンガ家を守るため、出版社名か、それが無理ならせめて編集部名で何らかの説明を出すべきだった。それをせずにマンガ家個人情報発信させるというのは、最悪中の最悪手であり、先の仮定『何かの間違いで、今回の事案に限っては出版社が全社挙げてマンガ家の味方をしていた』可能性は、やはりゼロだと考えるほかない。社内政治だか局との関係だかなんだかを優先して、本来やるべきだったことを怠り、守るべきマンガ家を悪意の中に抛擲したとしか言えぬ。

この後、第三者委員会が作られて真相が解明されるかはわからぬ。分からぬが、仮に、何かの間違いで、出版社が本当に作者に説明したとおりの内容の契約書のもとにメディア化を許諾し、それを守らせようと最大限努力していて、局の側もそれを誠実に守ろうとしていたのに、ひとり脚本家けがそれに逆らっていた、という子供正義感を刺激するような話が結論になったとしても、それは出版社を免責する物ではない。そしておそらく、真実はそんな簡単な話ではなかろう。人の噂も七十五日。報告書が出る頃にはこの件で騒いでいた人間は何も覚えておらぬだろう。今はただただ故人の冥福を祈るのみである。合掌。

2024-01-31

anond:20240130210047

やばいブコメ

lady_joker 人様の思想や発信にこうしろという権利なんか、他人である増田にはないのよ

増田自分思想を発信してるだけだと思うけど、「その権利増田にはない」なんて言うお前はどんな特権を持ってるの?どんな特権のもとにそれを行使してるの?

septcouleurchang 多分これ書いたの某漫画家の件が起因だと思うんだけど、あの人最初のヒットが自死遺族になった主人公の話だよ。そんな人に自殺テロって言うの本人もわかってると思うしやめて欲しいな。

→「妹がテロリスト」とか「自殺行為によって引き起こされる出来事を見てるとテロ行為に感じる」というようなことは書いてあるけど「あの漫画家テロリストだ」なんて書いてないしあの漫画家名前もどこにも出てないよね。この記事を読んでなお憶測妄想事実区別つかないのやばない???

スターつけてる人たちもふくめ全員非表示ですねこれは

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