はてなキーワード: 無意識とは
いつからだろう、布団に入って「寝なきゃ」そう思うようになったのは。
どんなに眠くても寝室に行くと寝られない。目が覚めてしまう。
だからリビングで眠くなって寝落ちするまでゴロゴロしてみたりして気づいたら寝ていたなんてことも。
ただここのところはちゃんと布団に入って、目を閉じて見ると「寝よう、夜だから。明日も仕事だから、早く寝なきゃ」
頭の中で日記書くくらいならこうやって書き起こしてしまえば、スッキリして寝られるかな。なんて。
隣の彼は布団に入ったらすぐに寝息が聞こえてくる。こんなにもスッと寝られて羨ましいな。
朝早く起きて仕事場に向かって夜帰ってくるまでは一緒なのに何故私は寝られないんだろう。
寝るという行為が嫌になってきた。でも私も仕事をしているからなるべくは寝たいし身体を休めたい。
もしかして今してる仕事がよくないのかな?でも仕事は好きだし、人間関係も良好なわけだし。何が私を不眠にさせているんだろう。
一緒に住んでいる彼氏のことで悩んでいて寝られないのだろうか。
彼のことは好きなんだけども甘えさせてくれない、キスもハグも拒否されるようになった。寂しいから寝られないのかな?
全てのことが原因で「寝る」ことができないのか。
こんな悩んでいたら「いや、病院行けよ」みたいなこと言われそうだけど薬治療はしたくないし、漢方は効かないし。
こうやって悩んでいたらすぐに外が明るくなって気づいたら気絶してたみたいに寝て起きることが多い。
起きた頃には隣の彼は姿がいないから寂しい。
早く無意識に寝られるようになりたい。
ステラーカイギュウをご存知だろうか。ステラーカイギュウ(以下ステ牛)は、絶滅動物の一種だ。
一説によると、「優しすぎて絶滅した」と言われている。ステ牛には傷ついた仲間を助けにいく習性があり、人間に捕まって傷ついた仲間がいると、近くに敵がいようとも助けに行ってしまう。そのため、1匹ボコしておけばまさに入れ食い状態で捕獲でき、絶滅してしまったというわけだ。
最近、女子高生拉致殺人事件があった。非常に痛ましい事件である。
(被害者様のご冥福を深く祈念すると共に,ご家族並びに関係者様におかれましてはどうか御自愛いただけますように。)
その事件において、Twitterでは加害者が「オタク」であることを印象付ける記事が出回った。「バ美肉」(=バーチャル美少女受肉、インターネット上で美少女の2D・3Dイメージに声をあて活動すること。美少女、美女、美青年などイラストによって「美」に当てはまる言葉は変わる。)や「アニメ好き」というワードが並ぶ記事タイトルを見て、数年前の「オタク迫害」の雰囲気を思い出した人もいたのではないだろうか。
Twitterにおいて度々話題になる「オタク迫害」は確かに存在した、と私は考えている。オタクは犯罪者予備軍のように扱われてきた。そのイメージを払拭したのは先人オタク達の努力の結晶であり、先人一般人たちの歩み寄りの結果である。その歴史を繰り返さないために、現代のオタクたちは日々「オタク」という言葉に過敏に反応し、マイナスイメージがつくことを防ぐ努力をしている。良い話だ。
ステ牛も、それ単体で見れば“良い話“なのである。自分の身を挺して傷ついた仲間を助けに行く……アニメだったらクライマックスだ。間違いなく涙腺が溶ける。しかし、現実は非常だ。傷ついた仲間のステ牛を助けに行った先には、武器を持ってニヤニヤ立っている人間がいるし、「オタク」という言葉のイメージを守らねば!と思い記事を見に行った先には、記事の閲覧数をニヤニヤ眺める執筆者がいるのだ。誠にクソッタレで、よくできた仕組みである。
強く、筋が通った気持ちは美徳だ。何かを守らねばとする姿勢は尊重されるべきである。しかし、世の中にはその気持ちを食い物にする仕組みも存在する。その仕組みがある場所には「オタクは犯罪者だ」と書かれているとは限らない。「オタクは礼儀正しい」と書かれていることもある。誰だって褒められるのは嬉しい。だからこそ、つい期待して足を運んでしまう。だが、そこで待っているのはニヤニヤ眺める“釣り人“である。その釣り人は言うかもしれない、『ようこそ、バーボンハウスへ。』と。
仲間を助けに行ったステ牛はボコられて死んだ。では、私たちは?
インターネットでは、全てを疑うべきだ。全てのニュース記事には書き手の意思があり、全てのニュース番組にも作り手の意思がある。伝えたいものに無意識のうちに誘導されているのだ。一旦感情を落ち着けて、見たものを疑い背景を想像することこそが、身を守る堅実な手段だと言える。
そして、この増田を書いている私にも意思がある。ひょっとすると私は、「インターネットは信じてはいけないものだ」と読者の無意識に刷り込みたいマスコミ関係の者かもしれない。はたまた、夏休みで暇している大学生かもしれないし、明日が久々の休みという社会人20年目かもしれない。ステラーカイギュウかもしれない。
無意識に大人と同じ事をして早く生まれたから年相応以上の事をし続けて
やりたくない事、やる理由もない事も全て幼児ながらに耐えて覚えて
片親で家族全員幼少期は仕事で誰もいなくていないのに一人の時間がマナーや様々な事に変わって
小学生になれば別の愛人との子供が愛らしくて自分よりも可愛がっていたね
私は飽きられた玩具で暴力も追加で言う事をきかないならいつでも殺すつもりで首を絞めてきて
生きる為に必死なのにクソの種違いの面倒も祖父母を守るためにも別荘で一人ずっと虐待され続けて
でも幸い種違いと違って顔は良いから男にモテた、礼儀もマナーもあるから別荘から転向した時はどっかの社長の娘とか言われた
昔から片親の親が外国人みたいな九州人で自分はハーフとよく間違われた
種違いのブスは肌が汚い黄色で髪の毛は野太くてストレートで眉毛も剛毛で気持ち悪い
私は髪も柔らかくて細くて軽くカールしてるし肌の色素も薄くて髪の毛は赤に近い茶色で旦那が白人だけど真冬は同じような肌色をしてる
私は自分の容姿がいい事も知ってたから高校時代バイト先では地味にしてた
職場で二人きりにしてワキガで臭い風呂に何日も入ってない様な臭すぎる男が「俺の事好き・・・?」とか言ってきた
勿論キモ過ぎて冷たい目で「嫌いです」と言った
男は悲しい顔をしてしょげたのが見えた瞬間逃げる為に部屋から急いで出た
キモいデブのモテなさそうな店仕切ってるブス男が私のうなじを嗅いだりお腹を触って胸を触ろうとしたり
学校も学校で関西だったのでナチュナルブスばっかで九州顔の私は特別に写っていたようだった
高校に入って男子に3日目で告白された、セックスに興味があったので興味単位で付き合ってあげた
いや~お前みたいな顔のバランスが無い奴は整形してゲイとして枕営業しないと無理だわwwwって思いながら適当に彼女として遊んでた
そしてセックスも堪能したからメンヘラのフリしてしつこく電話して相手の精神を追い込んで別れて
その別れた男の妹がブッサイクな性格悪い同学年で私を虐めようとしてきて
めんどくさいし学校もやめて見た目を整形なしで磨くだけ磨いて高収入な男で人種としても価値の高い存在をターゲットにインターネットでガチ活動した
ただ当時から西洋もガキが多いゲームはガキと頭の悪い男とマザコンとブスと高学歴でも使えなさそうなブツしか存在しなかった
まぁある程度アメリカの医者に告白されたりアメリカの警官とお付き合いやEUの軍人ともそういう関係になりそうにはなったけど
アメリカはおバカクソうんち国家なのでアメリカの白人以外でEUの白人がいいと思い全ての人種に平等に利用価値の点数を付けながら婚約者を探した
勿論私は若くて化粧しなくても化粧したような顔付だし九州には割とよくいる顔で関西や関東よりは九州人として目は大きい
自称金持ちDJ韓国人が「僕はお金持ちでねぇ~」と口説いてきたのも思い出した
ある程度情報を探るためにチャットである程度会話してそして韓国人の文化的女性の扱いも理解していたので情を利用して悲しいふりをしてドラマチックに縁を切った
自称屋敷有りメイドを雇っている金持ち東南アジアの男もいたけどアジア人ってだけで人種的で子孫が有利ではないのでNG
まずは私の生い立ちを話す。人は情に弱くまた自分より弱くでも頑張って生きてて誰かが必要な存在だと認識させればこちらが思うように操作できる
ただその男が優しすぎて意外とチョロくって簡単に結婚出来て生き物として勝ち組に上り詰めて普通の家に住んでる
ハーフには様々な問題があるけど半分日本人で半分白人なら半分は同族と人間は見なすだろうし
子供時代か大人かいつか虐めで辛い経験をしてそれをどう自分の人生に生かしていくかも教えたいと思ってる
勿論自分の可愛い天使ちゃんを虐めたブスなガキと親は半殺しにする勢いで裁判もするし小型カメラも子供の服に仕組んで外人が多く利用するサイトに乗せて
大きな反響になって学校名も載せて日本でテレビニュースにもしてやる
ここまでしないと学校がちゃんと混血に対してのいじめに対して対策をしなかったってのもあほらしいからそれだけやったら別の地区に引っ越すけどね
ちなみに虐めは虐められる方は100%悪くないと断言できるよ、虐めによって虐められた側は脳に傷らしき損傷を得るんだから10000000000000%虐めた奴と親の教育がアホw
私さ、日本人だけど私より顔薄いめっちゃ板みたいな日本人か韓国人か分からん奴等にハーフとか外人っていつものけもんにされて悲しかったし
自分が日本人でもこの国が自分の国ってあまり認識してない、国って観念もどうでもいい。たぶん人間社会の上に立つ人達が馬鹿な人間操作したい連中が分けた物だろうしw
そして戦争して儲かる金持ちもいるし、人がコロナの様なウイルスで死ぬと儲かる連中もいるしね
他にもWHOの一説で中国は意図的にウイルスを人工的に作って隠そうとしてる説が強いみたいでWHOの人が中国の研究所から漏れた可能性を注目されない様にしたとかっても見たんだよねぇ・・・w
それに本当に意図的な人口ウイルスでなければこんなに早いウイルスとしての進化も驚きって感じ
世界人口が多くてマスクしない馬鹿がいるからウイルスの進化が早いとしてもペストって300年か200年続いたのにあんま進化しなかったし。そこからコロナウイルスは凄い違和感を感じる
せっかく日本人が戦後頑張って東洋人のイメージを少しでも良くしようとして頑張ってさ本当によくなったらあのクソトランプ発言のせいでアメリカで東洋人の差別がより可視化した
そいでアメリカに感化されたおバカちゃんは東洋人を差別していってて
トランプみたいな差別主義者がロシアの玩具だって知ってる人はいるかな
ロシアはオバマとトランプの選挙でトランプに票が行くようにインターネットでトランプの評判を操作したんだよ個人に見せかけて政府がだったかな
オバマは白人を祖先に持つ黒人でアメリカにふさわしかった大統領だと思うのに
それはもう今はそういうことしてたのを確かロシア側が公表しててさ、アメリカ人馬鹿って思うかもだけど
アメリカの先生は馬鹿にレベルを落とさないと自分の生活費である給料を下げられるし、州によって異なるかもだけどね
EUの田舎なんかする事ないからって大人に混じって12-13歳の子達が森の中で開かれる乱交に混じったりすんの
今私は小さい時はかなり辛くてごはんも着るものも風呂も入れなくて傷だらけだったけど
大人になって白人と結婚してるってだけで語学堪能で頭が良くて教養がある人妻みたいに見られてて(実際は家でダラけてる)めっちゃ気持ちいいし種違いの兄弟も見下せて最高だw
旦那が強そうだからブス男や変な奴も外に出ても近寄らないし、ただ一人で街歩くと変なのに絡まれるからそこで関西のヤンキーみたいに絡んだらすぐ逃げるからかなりダサいわ
今割といい人生なのになんか急に死にたくなるんだよなぁ
ほいならの
オリンピックの時は感染拡大の原因だ!みたいなことを話題にする人がアホほどいたけど残念ながらパラリンピックになったらほとんどいなくなってしまった
オリンピックと比べると明らかに注目されていないパラリンピックだけど注目して欲しい
解説の人がどんな障害がこんな風に大変だからこんな工夫をして競技に挑んでいる、みたいなことを話してくれるから
一口に脳性マヒと言うけれども、選手一人ひとりその症状の違いがあり、競技の中でそれは鮮明になる
脳性マヒだけじゃない
様々な障害を持つ選手が一つのカテゴリーに集う競技はさらに工夫が際立つ
もちろん、選手それぞれの工夫は一人ひとりで異なる障害を乗り越えるためのものだ
パラリンピックを見ていると私は常日頃、無意識のうちにマスとして接していることに気付かされる
このチャンスを逃すのはもったいない
それたまに言うやついるけど、「休んでいる」状態を、何も考えてないとか、全く動いてない状態だと勘違いしてるだけだと思うぜ。
みんなお前と同じようにやってるし、もっと言えば、常に情報を流していると思っているお前は、実は常に情報を受け取ってるわけじゃなく、普通に無意識で脳の電源切ったりしてるんでは。
キャスターだか、アナウンサーだか、解説者だか、コメンテーターだかが「いい色のメダルを取れるといいですね!」みたいなこと言って、婉曲な表現でエレガントでカッコイイと思う風潮があるように見受けられるが、いけないと思うよw
百歩譲って、オリンピックなら、まだいい。いわゆる「健常者」が出場することになってるわけだし、色を判別するだけの視覚・色覚特性を持ち、「いい色」とは人類が古来高い価値があるとみなしてきた「金」の色を意味するのだと理解できる知能も持っていると期待できるからね。
でも、パラリンピックには、生まれつき視覚障害で「色」の概念を知らない選手だって出場するし、「いい色」の意味するところをちゃんと認識できない知的障害の選手だっているんじゃないの? 知らんけどw
それでなくても、何を「いい色」と思うかは、個人の趣味嗜好によるし、オレは金よりライトブルーのほうがいい色だと思ってんだよ。
色に対する感じ方や評価を一方的に決めつける「無意識の偏見・差別」および「思想信条の押し付け」は撲滅されるべき!
...という見解は、あくまで筆者の感想であり、この考え方を万人に強要しようとするものではございません。多様性の尊重と共生社会の実現が目標ですからね!
「正しい」という言葉を「社会的に効果がある」という風に無意識に定義して統計学のような「学問」に対して適用してしまう思考回路が根本的に「文系」って感じなので、マジで学問の話に手を出すのは一切やめて人間と社会だけやることに注力するべきだと思う。
Twitterでアイコンに日本の国旗をつけているアカウント。ネトウヨだと思うんだけど、日本の政治について本気で考えているのではなく、左翼という絶対的な敵がいて、それらに対して攻撃的な姿勢が取れるからネトウヨやっている人いるのではないだろうか?無意識的に。
本気で政治を憂いているのなら、あんな幼稚なことにはならないと思う。
これは左も右も関係なく言えることだけど。
理由は「コミュニティメンバーのリーダー含めた複数人があなたのことを苦手に思っているから」という理由だ。リーダーからDMがあり、その日のうちに
コミュニティ(以下コミュ)を自主的に去るという形を俺に取らせ追放した。(文章にするとえらい最低なことをされたと本当に思う)
ならばそこで今までのことを反省すればいいと
思うだろうが、俺は全く持って心当たりなどなかった。
いや、後から考えればあるにはあったが、
その言葉を告げられた時さっと思い付かないぐらいには
目立った行動はしていないと思っていた。
さらに、「複数人から嫌われている」と伝えられてしまったがために
そのコミュにいた全員に俺のことが不快であった可能性が出てしまい、
一気に信用が置けなくなってしまった。
さすがに全員ではないと思うが、それでも一度疑ってしまうと
拭えない心境であった。
自分も考えていなかったわけではない。
具体的に避けられているなと感じていたのはリーダー含めた2名のみ(?)
で、
今思えば彼の言動は何度か遠巻きのメッセージだったのかもしれない。
やはりリーダーは俺がいると居心地が悪かったようで、
話しててズレるとか、遮られて不快とか、一緒にゲームしたくないとか
結構言われた。
俺は相手を攻撃しようとして彼らに発言したわけではないからだ。
悪意など微塵もなかった。
にもかかわらず誤解されそれを解消する時間さえ与えてはくれなかった。
注意→警告→アウト みたいな流れはなく
いきなりアウトになってしまったらしい。
いや、本当はもっと手前のタイミングで終わりは来ていたんだと思う。
彼はDMの中でこう言っていた。
「君と一旦距離置いてみたり、頑張ってみたりしたけど、それでも無理だった」と。
俺はこれを100割虫の良い嘘だと考えているが、
もしこれが本当だとすると
コミュ全体が困っている。
しばらく考えたけど
答えは変わらなかった。
追放するか。
そんなとこだろうか。
彼の態度や行いに対してではない(それなりに腹は立てているが)
本当の問題は、
とってしまっている ということだ。
いや、そこに限らず、これまで関わってきた人が
俺と付き合っていて不快な思いをしていて、
それに俺は気づけないでいたのか?と思った。
そう思い
今までの言動を猛省した。
そうだ、あの時も、あの時も…
思い返せばわかることだった。
しかしその時は止められなかった。
何も喋らず過ごした方が
いいとさえ思った。
だが、光はあった。
俺にこのことをはっきり伝えてくれた
リーダーのことだ。
彼だけが、形はどうあれ、彼なりに向き合い、
だから、彼は嫌いにはなれない。
かといって好きでもないが。
彼とは二度と会わないことを願うが、
苦手なことと向き合える強い心を持つ
彼は、きっと目標を達成できるだろう。
彼はそれができる人だ。
俺の気分はクソだけどな
以下の一連のTweetで、作家の王谷晶が表現の自由戦士を批判している。
https://twitter.com/tori7810/status/1427952640923631616
王谷晶『バ バ ヤ ガ の 夜』10月23日発売
@tori7810
ちなみに私は「徹底的にゾーニングしてモザイクを外せ」という公権力による性表現の検閲反対派なんだけど、自由戦士系の人で同意見の人あんま見ないね
「ギリギリの線」を狙った(たまにコースアウトしてるものも有り)性表現が公共空間に撒き散らされ、18禁のコンテンツにはモザイクかかってるってイビツでしょう。
表現の自由というより「公共空間に(シスヘテロ男性向けの)エロが巻き散らかされている、シスヘテロ男性のその空間での優位を誇示できる」という状況を欲している人たち、な印象。自慰ができる部屋以外の場所でエロいものを見たがる理由、他に何かあるかな
これは、偏見に満ちていて甚だ不誠実だと表現の自由戦士である増田には感じられた。また、このTweetに対するブクマも同じような感じのものが多く見受けられたので、批判をする。
王谷は「徹底的にゾーニング」と言っているが、これはどのようなものなのか全く示されていない。ゾーニング対象を設定するレーティング、次にゾーニングの手法があるが、それについて何も示されていない。
と書かれてはいるものの、その内容ははっきりしない。しかし、現状で、明らかに生々しい性交の描写が描かれているような男性向けのポルノは、自主規制である表示図書(いわゆる18禁)として、陳列方法などが条例で規定されてゾーニングされている。王谷は、現状について批判しているのだから、18禁とする敷居を下げろ、あるいは異なる基準にせよという指摘をしていると考えられる。しかし、この基準が示されていない以上、表現の自由戦士は「フェミのお気持ち」と想定するしかないし、実際にそうとしか解釈できないような批判にさらされ続けてきたと、こちらは認識している。
また、ゾーニングの手法についても、疑念はある。現状は、棚の高さや目隠しの大きさなどを規定した区分陳列の手法が条例で規定されているが、当然にこれは、好まない人が絶対に目にしないということを担保できるものではない。また、少なくとも「ここにポルノがありますよ!」という表示は明白にする必要があることから、ポルノそのものに嫌悪感を持つ人たちにとっては、それだけで不快感を与えるであろうことは想像に難くない。また、売上が大きくなれば、当然に売り場が増えたり、宣伝が増えたりして、露出する機会は増えていくだろう。これらをどうにかしようとすれば、厳しい広告制限や売り場の制限などを加えるしかないから、当然に、売上が減少するだろうし、売れない商品は作られないということになるのは想像に難くない。
王谷晶自身がBLを書いていることなどを考えれば、BLを棚に上げているという批判は妥当するだろう。なぜならば、現状で、ゾーニングができていないことで問題になっている(=東京都の指定図書になっている)のはほとんどがBLだからだ。
もちろん、少なくない表現の自由戦士は、現在、東京都で多くのBL作品が指定図書に指定されてしまい、実質的な発禁に追い込まれている現状を憂慮している。しかしこれは、BLが表示図書としてゾーニングしていないから起きている事態である。
対して、男性向け作品はほとんど指定されることはない。これは、差別ではなく、過去、男性向け作品が大量に指定されたことから、グレーゾーンにあったソフトコアポルノ的な作品が淘汰され、ハードコアポルノを中心とする表示図書ばかりになった結果、そもそも指定されない状況になったためである。なお、ソフトコアな作風の作家は、女性向けのTLに活躍の場を移して、やはり表示図書ではない形で出版されている例が散見される。
さて、男性向けに対して、女性向けであるTLじゃBLは表示図書にしてしまうと、明らかなエロ本売り場に隔離されてしまうので、女性が買いにくくなったり、一般の書店で取り扱われ無くなったり、扱いが縮小するために出版ビジネスとして成立しなくなってしまう。なので、女性向けのほうがゾーニングが難しい状況である。
腐女子などに見られる認識で、「隠れる」ということがゾーニングであるという考え方があるように見える。王谷晶も「公共空間に撒き散らされ」と男性向けコンテンツの在り方を批判している。しかし、実際は、ゾーニングというのは「これはポルノである」「ここではポルノを売っている」と、明白に表示する事である。当たり前だ、ポルノが欲しくない人や買ってはいけない人が買わないようにすることがゾーニングだからである。ポルノの存在に気付いて不快に思う人は考慮されないし、考慮されるべきでもない。世の中に自分の嫌いなものが存在するのは当たり前だからだ。
「自慰ができる部屋以外の場所でエロいものを見たがる理由」は単純に、それが目に嬉しいからと考える方が妥当だろう。世の中は、目を楽しませるための装飾や、広告に視線を引くための表現が溢れかえっている。わざわざ、「シスヘテロ男性のその空間での優位を誇示できる」などというものを仮定して、余計な理屈をつけるほうが妥当ではない。オッカムの剃刀である。
そして、そもそも論として、公共の場というのは、むしろ明らかに害があるものでなければ排除してはならない、という性質の場である。たとえば、天皇制を批判する言説の表現は、少なくない人を傷つけたり、不快感を抱かせる可能性が高い。しかしながら、だからといってそのような表現を公共の場から排除せよというのは妥当ではない。
もしそれでも公共の場から排除すべきと主張するのであれば、公共の場からの何をどういう理由で排除するのか、一貫した理論を展開する必要がある。
当然に、表現の自由戦士は局部修正に反対の人がほとんどである。しかしながら、何か別の規制とバーターで局部修正を解禁しようと言うつもりも無い。
例えば、局部修正が解禁されても、厳しいゾーニングで商業的に成立しなくなるとか、同人誌即売会が公共施設から追い出されるとか、ロリコン表現や侮辱的な表現が禁止されるとか、ポルノではないがフェミニストが批判するような描写を一般誌から排除するとか、そういう条件が付されるならば、当然に許容できないだろう。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/tori7810/status/1427952640923631616
id:zyzy 自分もこれだが表現の自由戦士たちはチキンレースで悪ぶりながら周囲に嫌がらせするのが目的なので、どうもこれには反対らしいんだよね。
他人の内心を勝手に想像して目的とするのは妥当ではない。そして、あえて言えば、チキンレースは悪いことでは無い。ギリギリの表現を狙うことは、全く自由であるし、それは表現の可能性である。
id:akakiTysqe https://twitter.com/jenaiassez/status/1427970782584467456?s=21 同意見なんだけど、彼らはむしろ刑法175条を守るからゾーニングはいらないという人たちなんだよ。
まず、刑法175条には反対である。しかし、実際に処罰されるリスクがある以上、従わざるを得ない。また、ゾーニングやレーティングが全く不要だとは言わないが、少なくとも、その妥当性は厳しく吟味されるべきだし、その範囲は最小限であるべきだと考える。
id:cinefuk (無意識の)加害欲求を度々指摘されてるけど、否認するばかりなんだよな『公共空間に(シスヘテロ男性向けの)エロが巻き散らかされている、シスヘテロ男性のその空間での優位を誇示できる』
「(無意識の)加害欲求」があると主張するならば、その存在を証明すべきである。また、よしんば加害欲求があったとしても、加害行為でなければ問題はないと考えられる。
id:nowa_s 公権力に全て委ねるのか、表現の作り手と受け手とその輪以外の人々の合意による自治を図るのか、だよね。/合意形成って、議論は論破ゲームだと思ってたり、「価値観は人それぞれ、以上」の文化で可能かは知らんけど
公権力は素晴らしいとは思えないが、「自治」という名前の学級会で、非道徳的なポルノを楽しむ悪い男子が吊し上げを食らうことが明らかであるならば、そんな人民裁判への召喚状は破り捨てるしかない。
自治や合意形成なるものを、人民裁判に貶めているのは、フェミニストやキャンセルカルチャーの成果ではないのか。
id:HanPanna 表現の自由戦士は「お上の規制なら従う」って態度の人が多くて、公権力による規制を最も警戒する(民主主義のため)表現の自由とは真逆のスタンスなんだよね。彼らが守りたいのは表現の自由じゃなくて権威だと思う。
はっきり言えば、フェミニストよりも「お上」のほうがいくらか信用できる。東京都の青少年健全育成条例は、決して素晴らしいとは言えないが、少なくとも出版側の意見を出す場があり、明確な基準の無いお気持ちで運用されているわけでもない。少なくとも、憲法擁護義務のある公務員は、ある程度謙抑的に振る舞ってくれることが多いが、学級会で吊し上げをやってきたような連中が暴走する様は嫌と言うほど見てきた。
id:tvxqqqq 男女とも同じ基準でゾーニングした上でモザイク外すというのは同意。レーティングは女性向けに甘いと言われてるようだけど(BL興味ないから実際は知らん)、公共の場での表現物についてはヘテロ男性向けだけゆるい。
「ヘテロ男性向けだけゆるい」というのは根拠が薄い。女性向けの欲望に即した広告表現は珍しくないし、具体性に乏しいためにする批判である。
id:quick_past 何を持ってしても、より良い選択肢を目指すより、とにかく相手を叩きたいだけの連中だし、さんざ投げかけられた返答も無視してるからな
その「より良い選択肢」というのが「(フェミニストにとって)より良い選択肢(もちろんクソオスの利益なんかしらん)」と区別ができない。何かしらの提案、特に誰かの自由を制約する提案をするのであれば、自由を制約される側の利益を考慮していることを積極的に証明しなければ、悪意が推認されて当然である。
また、返答は無視していない。理解できないか、理解できても配慮を要するとは考えられないかだ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210825220838
id:brightsoda "実際に処罰されるリスクがある以上、従わざるを得ない。" これがアリなら表現規制派に火炎瓶を投げ込まれるリスクがあるから従うでも怪獣がインクの匂いに怒って襲うリスクがあるから焚書でもアリになるじゃん
もし仮に、北朝鮮や中国、アフガニスタン、あるいはシンガポールのような表現規制派が牛耳っているような国に住んでいるならば、多くの人は従わざるを得ないと考えるだろうし、そうするだろう。表現規制派が、時々火炎瓶を投げる程度であれば、少なくとも私にとっては許容可能なリスクなので、従うことはないだろう。また、怪獣は居ないので怪獣の脅威を理由に焚書をすることもないだろうし、もし、怪獣を信じて焚書をする連中が他人の財産を破壊しているならば、警察に通報するだけである。
id:mogmognya おおちょうど良い、増田はちょっと前に話題になった秋葉原のエロゲーム広告はアリと思う?ナシと思う?あと、演者が痛がる様子を笑うお笑いはアリ?ナシ?
話題になった秋葉原のエロゲー広告程度の表現は、「屋外広告として」「法的に」規制しうるかギリギリのラインだと思う。このぐらいの、際どいグレーゾーンに対する公序良俗の判断は、むしろ関係者が納得できる公正な判断の仕組みを担保することが望ましいと思われる。このような表現を批判する側と擁護する側を概ね均等に含む、有識者、利害関係者による付属機関を設置すること、その議事録を公開すること、当事者の異議申し立ての機会を担保する教示をすることなど、そういった関係者が納得できる仕組みを予め用意することができれば良いと思う。
また、演者が痛がる様子を笑うお笑いは、まず、その映像を放送することが、直接に法的に規制しうるものではない。チャンネルを変えることは簡単である。しかし、放送は規制産業であり大きな影響力を持つことから、高度な自主規制を行うことそのものは妥当性があると思われる。その意味で、現状のBPOは完ぺきではないにせよ、それなりに妥当な形で機能しているように見えるので、BPOが慎重に判断していくことそのものは、私は妥当性があると考える。
増田の個人的な考えは、単なるポジショントークだから、「規制に反対」としか言えない。
私の価値観の話をすればお気持ちでしかない。しかし、それは、他の誰もが同じことである。
その上で、ゾーニングをしろと言ってくる以上、その公正さをいかに担保するのか、あるいは担保できるのかということを問うている。
id:HanPanna いや、増田が誰を信頼するかしないかの話はしてないよ。表現の自由は「民主主義の維持」に必要不可欠なものだから他の人権よりも優越的な地位にある。権力と学級会では民主主義への脅威が全然違うのに馬鹿だねって話
実際、その学級会で潰される側から見れば、権力も学級会も大差は無い。
アメリカの権力と、非正規のタリバン、どちらが民主主義にとっての脅威か問われれば答えは明らかだろう。
id:fourddoor おお、レスくれる系増田だ。JK痴漢エロ漫画の本編抜粋広告看板を停車中の電車から見える位置に掲示するとか、小学生レイプ漫画の広告を通学路に掲示するとかはどうですか?なお局部は隠れているものとする。
屋外広告条例は、都市計画や建築の分野になっており、意匠については「景観風致を害する」程度の基準でしかなく、実際に問題になるのは、広告の内容などよりも大きさや派手さ、手続きの話ばかりなので、これといった基準がありません。
が、これは、表現の自由の問題であるとともに、公序良俗の問題であるとすると、基準は「普通人が耐え難いか」程度のものになると思われます。
なので、仮に「JK痴漢エロ漫画の本編抜粋広告」があからさまに痴漢行為、性交又は性交類似行為に及んでいることがわかる意匠、乳首や陰毛が露出しているような意匠であれば禁止されると思われます。また、「小学生レイプ漫画の広告」も同様に、その意匠がそういう意味で問題あるかという判断になろうかと思います。逆に言えば、LOの表紙、あるいはクジラックスの単行本「ろりとぼくらの。」の表紙のような意匠であれば、屋外広告としては問題無いと思われます。TENGAやirohaのような路線の広告も問題無いでしょう。
また、逆に、いくら胸を強調しているとしても、宇崎ちゃんの表紙や、スカートに影できているといってもラブライブの高海千歌のPOPスタンド程度の表現もまた、普通人を基準としてそれほど耐え難いとは思えませんから問題無いと思われます。
自分の経験談。愚痴なので。読んで得することなしです。ご承知おき下さい。
婚活パーティで知り合って3回ぐらい会った後、お互い結婚相手を探しているという目的も話したうえで、付き合うことになった。
私にとっては、今まで会話して関わってきた内容の濃さの割りには、体の関係に進むのは早い気がして複雑な心境だった。
かといって、頑なに拒否したい訳ではなかったし、私自身はこういう進展に関してペースが遅いと思っていたから、相手に私への気持ちがあるなら…と思い体を許した。
2回目のデートでは、「お酒が飲みたい」と言われ、家で飲むことになったので私の家に泊まることに。
事前に夕食は私が作っても良いかと聞くと「〇〇ちゃんの手料理がいい♡」とLINEが。
夕食を食べて、お酒を飲んで、お互いテレビゲームが好きなので私がプレイするところを彼が見ることに。
私がプレイ中、甘えた声で体を触ってきた。私はあまりにも声質が変わった彼に若干の違和感を感じたこともあり、体を触ってくる彼を受け流してゲームを続けた。といっても10分程度だったと思う。
「一緒にはいる?」とにやにやしながら言われたが、生憎生理中だったのと、やはりまだなんかそれをする気になれず、愛想よく謝って断った。
私が髪を乾かしていると、「先に横になってるね」と言って、私のベッドの真ん中で寝だした。
甘える彼の気持ちを踏みにじった?と反省し、私もベッドに入る…と思ったけど彼が真ん中で寝ているため入れない。
どうしようかと思いながら、ベッド横に座り彼の頭を撫でた。
すると彼が起き上がって、体を求めてきた。
彼はなんだか、女の子?のように声を出し、私からすると恥ずかしいような言葉まで、喘ぎながら言う。正直、若干、引いたけど、こんなことでその人自体に幻滅することではないと思っていたので、そこで彼を見限ることはなかった。
そして彼が終わったあと、彼はまた、「眠い〜」と甘えた声でベッドの真ん中に自分の頭をのせて寝た。
私が入るスペースは無く、私は自分のベッドで寝れず、仕方なく床で寝た。
私は、不眠ぎみな体質で、睡眠について悩んでいることを彼に話していて、そのことについて彼も「今日はよく寝れるといいね」と前に私に言っていた。
実際、床でなんて寝れなかった。夜中3時ごろ、私のベッドで熟睡している彼を見て、すごく悲しい気持ちになった。心が荒んだ。
そして朝7時。彼は起きた。私は眠気と体調の悪さで頭がグラグラしていた。彼がベッドから出ると、私は無意識のうちにそのベッドに入り込んだ。布団の上で、うつ伏せで倒れるように、辛い体を少しでも休めたくて。
そうして私が横になって少しすると、彼は「じゃあ帰るね」と話しかけた。見ると、もう着替えてかばんまで身に着けている。
「昨日は寝れた?」「ごめん、俺、寝相悪くて」など言っていたが、苦笑いするしかできなかった。
そうして彼が帰ったあとしばらくしてLINEがきた。
「好きかどうか分からないし、今後付き合っても好きになれるか分からない」と。
私は体調の悪さと頭のグラグラと眠さと、悲しさと不満でよくわからない感情になっていた。
「じゃあ付き合うのやめよう」とLINEした。
あっさり同じ文面で、別れの返信がきた。
そして終わった。
私が、あの時ああしたのが悪かったのかなとか、こうしたのが気に食わなかったのかなとか、そもそもあまり合わなかったのかなとか、体の相性が悪かったのかなとか、
考えたくなかったけどたくさん考えてしまった。
そして、その出来事があってから約3週間で、ようやく平静な気持ちで、過去の人だと思えてきた時だったのに。
私と別れてから彼は結婚相談所に登録していた。(年齢と職業でばればれ)
正直、私から見て、彼は将来結婚を考えたうえで私と付き合ったのか?と疑問に思っていたので、結婚相談所に登録していると分かりなんだか啞然とした。
とともに、私はなにがいけなかったのかという気持ちに、またなってしまった。
ただ、合わない、という事はある。それは仕方がない。だけど、合わないと思った人に体を求め、ベッドを占領して寝たのは…なんでそこまでされないといけなかったのか、疑問だし、疑問に思う時間がもったいないぐらい相手を嫌いに思う。
おわります。
祖母の死に関連して、自分の感じた後悔と、自分の気持ちに対する懺悔を、ただでさえ持ちの悪い僕の記憶が風化する前にどこかに残しておきたくてここに記す。
祖父が死んでから10年目のあの夏、言い換えればばあさんの一人暮らしが始まってからの10年目の夏。ばあさんももう結構参ってしまっていたんだと思う。
家からばあさんの家が近かったこともあって、何かあったらばあさんの家に遊びに行くほどのおばあちゃんっ子だった僕は大学に入って一人暮らしをしてからも暇を見つけてはばあさんに電話を掛けたりしていた。
そんな僕から見ても電話をするたびにばあさんがやつれていっている気がしていたのを今でもなんとなく覚えている。
そんな夏のある日に、いきなり親父から電話がかかってきたのを覚えている。
つい数日前にばあさんと電話をして、来週帰るからその時にあいさつに行くねなんて言っていた僕はその電話を聞いて信じられない思いだった。
その直後に教授とのミーティングの予定だったのだが、それをキャンセルしてすぐに帰省の準備を始めた。……はずだ。
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すごいね、人間の記憶ってのは大事なことに対してもすごく曖昧で、ここに帰省の準備を始めたって書いた瞬間に、帰省の準備を始めた記憶とその実感がわいてきてしまう。
出来る限り覚えている事実を元に書きたいけれど、あいまいな記憶をもとに手探りで書いていくからたぶん事実と違うこともたくさん書かれてしまうと思う。
なるべくあいまいな記憶をもとに書かれた文章には「はずだ」とか、注釈だったりをつけて対応していきたいと思うよ。
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そして帰るまでだったか帰ってからだったかのどこかで、父親から追加で連絡があったはずだ。
いつ連絡が来たかの記憶すら定かではないし、どのような媒体で連絡をされたのかも定かでないけれど、知らされた内容だけは覚えている。
「ばあさんが死んだ。それは自然死ではなくて、自殺だった。そしてこのことは秘密にしておいてほしい。」
どうやら、ばあさんは自殺を試みて、無事死ぬことができたらしい。今の僕の価値観だと自分で死を試みるほどにこの世界から去りたくて、これを完遂できたのならそれはもう僕がとやかく言えることじゃないのかなという気もするけれど、この時の僕はまだそこまで割り切ることができていなくて純粋に悲しんでいたのだと思う。
僕の叔母(つまりは父の姉)の元にばあさんからまるで最後の挨拶かのようなメールが届いたらしい.
それを見た叔母は父に連絡を取ってばあさんの家に行ったとのことだ。
そこでばあさんが首を吊っているのを見つけたという。
ばあさんをおろした時はまだ、ばあさんの体は温かかったらしい。
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あぁ、たぶんこの話を聞いたのはまだ実家に帰る飛行機に乗る前だ。飛行機の中でどうしようもなく自分に問いかけていた覚えがある。さっきと一緒でもう今の自分の中には飛行機の中で自分に問いかけていた記憶ができてしまっているけれど、たぶん飛行機に乗る前だ。
当時の人との連絡の記録を後で見返そうかなとも思うけれど、自分がそれで死んじゃわないか心配。
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どうにかして実家に帰った後、ばあさんの家に遊びに行った。
ばあさんの家の机の上には遺書が置いてあって、そこには涙の跡もついていた。
この時、本当に涙の跡ってつくんだって思ったのを覚えている。
多分この涙の跡は叔母の涙の跡で祖母の涙の跡ではないのだけれど、それでも涙の跡のある遺書というのはなかなかに来るものがあった。
そのまま遺書を読み進めると、もう、一人でこの世界で生きていくのが辛かったらしい。
遺す人たちに対する謝罪のあたりで読んでいた僕まで泣いてしまった。
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遺書の内容は要確認。ほかにどんなことが書いてあったかは確認しておきたい。
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遺書を読み終えた後はばあさんの遺体*が安置されていた祖母宅の近くの葬儀社に向かった。どうやら叔母がばあさんの近くに付き添ってくれていたようだった。
*最初、無意識のうちに死骸と書いていた。どうやらあれだけいとしく思っていた祖母でも、死んでしまえば等しく死骸であるみたい。
丁度、父の従姉妹たち(つまりは祖母の姪)が到着したところみたいで、ばあさんを見てみんな泣いていた。僕が到着するのを見ると、みな僕がばあさんっ子だったのを知っていたみたいでせっかくだからと僕とばあさんを二人きりにしてくれていた。どうやら、泣かない僕を見て「他の人がいる状態では僕が泣くことができないだろうから」という思いやりかららしい。
せっかく最後にと僕と祖母を二人にしてくれたのに僕は全く泣けなかったのだ.
それどころか, その時の俺の心にあったのは, [首を吊った死体の首には本当に縄の跡が残るのか]という好奇心だった.
せっかくの首を吊った死体と僕しかいない状態で, 僕が部屋から出てくるまでは誰も部屋に入ってこないと約束されている状況である. そんなの今後の人生で二度と来ないであろうチャンスじゃないかと.
そこで死体の様子をうかがうと, やすらかな顔をして化粧をされている. そして肝心の首は, 状況が状況だからかしっかりと隠されていた. ここをめくるだけで僕は僕の好奇心を達成できる.
ただ, どうしてもなけなしの倫理観が邪魔をしてその覆いをとることはできなかった. やはり遺体を、それも僕が生前一番なついていたばあさんの遺体を自分がいじることはできない……と。どうしても僕の記憶に残すばあさんとの最後の二人きりの思い出をそんな穢れた好奇心で汚すことはできない……と。
せめてもの抵抗にと最後に祖母の頬を触った. ドライアイスに冷やされてとても冷たかった.
ただ, どうしても俺は, 祖母の首に縄の跡が残っているかいないのかを確かめたいという好奇心を消すことはできなかった. あれだけ僕を愛して, かわいがってくれていた祖母に対して孫が抱く最後の望みが, その死にざまが残す跡を見せてくれという穢れた好奇心で本当にすまないとは思っている. ただ, 本当に僕はただ好奇心のケモノとしてここまでの時を過ごして来てしまったからか, どうしてもその欲望を消すことができないんだ.
ばあさんの眠る部屋を出て叔母にあいさつをして実家への帰路に就いた。このとき、泣くことができた?という質問に対して僕は苦笑を返すことしかできなかった。きっと叔母は僕が照れていたと思っているのだろうけれど、僕としては泣けてないんだよなぁという思いしかなかったわけだから。
実家に帰った後は通夜と葬式に関する準備をすすめ、親族として葬儀の受付などを行い、最後に棺に花を添えてばあさんを見送った。この時、火葬場に送り出されるばあさんをみて泣けて少しだけほっとした。
そして火葬場で焼かれた祖母が出てきたときに俺が思ったのは, やはり[もう, 祖母の首に縄の跡が残っているかどうかを確かめることはできない]というおもいだった.
父と叔母に[祖母の首に縄の跡が残っていたか]ということを聞くこともできない俺にはもう, これ以上事実を確かめるすべはない.
この後悔は一生ついて回るだろうし, 祖母の死骸を前にそんな穢れた好奇心が湧き出してきたということに対する懺悔も一生続くことだろう.