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はてなキーワード: 暴走とは

2020-12-11

公立中学校の『動物園問題

12/13追加

投稿から一晩たって想像以上の反応があったので追記を書いた。ブコメリプライを読んだ上での俺の追加見解である

https://anond.hatelabo.jp/20201213092307

はてなで定期的に噴き上がる公立学校問題

以前は単に学校選択肢豊富都市民のナチュラル見下し vs 学校選択肢がない地方民の怨恨と言った構図だったのが、ここにきて公立中学校を『動物園』と揶揄するのは差別だという視点が持ち込まれ収集がつかなくなってきている。


この流れに便乗して、3万人クラス日本海側の田舎町に生まれて、『動物園状態(校内暴力喫煙、窓ガラス等の器物破損ストーブ理科実験でのいたずらによるボヤ騒ぎ、教師いじめ学級崩壊レベル)の公立中学校実態経験して、地元公立高校進学コースを経て、地元エリア政令指定都市国立大学卒業して、今は東京区部に住んで外資系で働いている俺の見解を投下したい。

こんな経歴なので地元公立を出てそのまま田舎に留まった友人もいれば、銀の匙をくわえて生まれてきたような奴も友人にいたりするので、両方の環境を知っている立場ではある。

前置きが長くなったが、この問題に対する俺の見解動物園問題ゾーニング問題だと言うことなのだ。

今回の話題差別感情に結び付けられて炎上しているけれども、はじめに前提として認識しておかなければならないのは世の中には出自に限らず暴力的な奴、反社会的な行動を好むやつが一定数いるということである。昨今の上級国民揶揄される方々の傍若無人な振る舞いや、マナーの悪い走行をする高級車の存在などを見れば一目瞭然である。逆にいかにも田舎の不良ヤンキーと言った感じの輩が改造マフラーバイク暴走行為をしているのもよく見る風景ではある。

で、我々の周りにはガラの悪い人たちが一定数いるのが前提で、我々は意識的無意識にそういう環境に近寄らないことで危険を避けながら暮らしている。スリルを味わいたい人以外、ヤンチャな上級国民御用達六本木の怪しいバーには近づかないし、西成区ドヤ街無意味に歩き回ったりもしない。学校選びでも、当然のように同じような判断基準適用しているだけなのだ

ここで、『動物園』と揶揄されるのがもっぱら中学校であることに注意していただきたい。近所の子供で構成される公立小学校でガラの悪いエリアを避けるためには家の立地を気にするし、公立高校学力に応じた選択肢があって入試足切りもするので、そもそも問題になりにくいのである。だが、公立中学校はそうではない。

私の地元の話になるが、3万人の町に公立小学校10校程度で公立中学が3校、公立高校が1校であった。ちなみに私立進学校というものは一つも存在しない。なのである程度教育に関心のある家族は、住むエリア選択するとき公立小学校の校区を意識して選んでいた。だが、公立中学校は3校どれを選んでも一定数のガラの悪い生徒が混ざることを避けられない状況だった。

そんな環境でも、公立小学校の校区を気にするような家庭は大抵教育熱心なので、公立中学校で酷い目にあったとしても、高校挽回し都会の大学入学することが一般的である。そこで初めて地方の『動物園出身者は中高一貫私立出身者と出会い、その恵まれ環境驚愕し、嫉妬する。公立中学校の『動物園問題はこういう構図で生まれているのだ。

ではどうすればこの問題解決できるのだろうか。答えは一つ、ゾーニングしかないのだ。中学校入学時点で問題行動を取るような生徒はせいぜい10人程度なので、その人たちだけ少人数制の特別クラスにぶち込んで隔離するしかないだろう。そんな事をすれば人権問題になるかもしれないが、そもそも彼らは国民の学ぶ権利の敵なのだ。ある程度強権的ではあるが、都市地方教育リソースの差は簡単には埋められないので、現状こうでもしなければ私立進学校選択肢のない地方民は安定した中学校生活を過ごせないのではないかと思う。

anond:20201211141455

彼らが暴走族って言われてるのも暴走してるだけじゃなくて集団リンチや略奪行為を行う蛮族だからなんだよね

2020-12-08

はてなー、はてさってどういう人なんだろう

はてなーの多くが(とは知らんけど)Gotoキャンペーン嫌悪忌避している事が理解できない、上位コメはまず反対。

政府の目指すところは「感染を抑えて経済を回す」と僕は理解しているので、大都市圏地方対応が異なっても違和感は無いし、状況を見ながら修正必要だと感じている。昨日と違うこと言っても全然不思議じゃない。

経済が傷むということは失業者が増え、非正規職は優先的に解雇され、個人事業主廃業することだ。政府はそれを最大限に恐れている。もちろん税収のためだ。

税収が落ち込めば社会保障地方交付を削らざるを得ず(まぁ公務員人件費とかを削れるのかもしれないけど、それも不幸だよね)、社会不安に陥ると思う。

これが前提。

ところがはてなーは「Gotoは全反対」で、そのせいか状況が変化しての政策変更は「論理整合性が無い」ということになってる。要は雇用のこと全無視論理最重視に見える。立憲党もそう主張している、関係ないけど。

はてなーGotoに反対している表向きの理由が「医療資源従事者含む)」と「老人の安全」を守る、あと「与党への反発感」も少しというところかしら。少なくとも経済への言及が無さすぎる。

論理を最重視して実体経済を軽視できる理由は何なのだろう?

僕の理解はてなーは「経済の痛みに直結しない層」ということかしら、例えばメーカー勤務(IT系含む)、年金生活者、学生か。

サービス業女性非正規殆ど居ないのではと思わざるを得ない。

経済が傷み失業者が増えると、失業者が増え、税収だけでなく、厚生年金健康保険も減収するし、生活保護も増えるであろう。

論理の美しさの為にこのような状態に陥ることを理解しているのかという疑問がある。

伝統的に左派高学歴が多く、旧来の左派上記の点は理解していての主張だと僕は理解している。

だが最近毎日新聞東京新聞暴走コメを多数付けるとか、全面的Goto反対には知性に甚だ疑問がある。

最近NHKを重視する非ハテサ層も多いようだけどその反発なのだと感じている)

愚痴でした。

2020-12-07

anond:20201207202002

あなたには無限可能性がある。

明日足をすべらせて溝に落ちるかもしれないし、暴走自動車に轢かれるかもしれないし、難病発症して寝たきりになるかもしれないし、

知らない人に職場放火されて丸焼けになるかもしれないし、降ってきた隕石が頭に当たって痛い思いをするかもしれない。

どうして可能性に蓋ができると思うか。可能はいつでも牙を剥いて襲いかかってくる。備えよ。可能性が味方であることは少ない。

今のリベラルはあまりにも劣化しすぎている

『#草津温泉には行かない』、こういうハッシュタグリベラルと呼ばれる人々が使っている現実をみて、この国のリベラルと呼ばれる人々は、もうどうしようもないレベルにまで落ちてるんだと実感した。

この話題は現時点で詳しい情報があまり出回っておらず、またあまりにもセンシティブな内容なので深く触れるつもりはないが、少なくとも住民投票が行われた事自体問題であるのは確かだと思う。

しかし、『#草津温泉には行かない』をリベラルと呼ばれる人々が何も疑念を抱かずに、条件反射使用するのはあまりにも幼稚すぎる。

普段ネトウヨ馬鹿にし、ヘイトスピーチに対してNOを突きつけているはずの人々が、こんなヘイトスピーチまがいのハッシュタグトレンド入りさせて、まるで自分たち正義だと言わんばかりの態度を取っていては、多くの人々に信頼を得ようなんて到底無理な話だ。

問題提議をしたいのであれば、もっと別のきちんとした表現にすればいいのに、『#草津温泉には行かない』では、はっきり言ってネトウヨがよく主張するような排外的な主張と何も変わらないではないか

何よりも残念なのが、主張の暴走に対してブレーキをかけてくれるリベラルの人々の意見無視するリベラルと呼ばれる人たちが多数派となってしまった現実だ。

知性を信じているはずの人々が、条件反射世界に飲み込まれはいけない、それなのに、なぜ誰も疑念を抱かないのか、少なくともリベラルだと自負しているのであれば、もっと冷静に判断しなければならないはずだ。

今のリベラルと呼ばれる人々は、あまりにも傲慢になっていて、あまりにも世間とは考えが乖離しているという事実に気が付かなさすぎる。

彼らが正義傲慢に振りかざし続ける限りは、今後もネトウヨは増え続けるだろうし、分断が起こり続けるだろう。

そしてそれが、本来であるならば、リベラルな考えを持っている人たちの意見が、過剰な分断のせいで発信できないという状況に陥らせるだろう。

武蔵大学北村紗衣先生ビッグブラザー

anond:20201207003834

自国である日本問題に結びつけずに、他国である中国問題しか結びつけないことが問題だね、という話をしている。だからディストピア自分社会連続性のある概念と捉えるためのディストピア発見実習をしようか、という話をしている訳だ。

学生が「中国問題しか結びつけない」かどうかは、学生とやり取りした北村紗衣先生本人しかわかんないことじゃない?いや本人にすらわかんないよね。元増田が書いているように、日本にも関連はあるけど、中国のほうが関連が強いという理由で、(日本については言及せずに)「ディストピア作品って中国みたい」って発言した学生がいる可能性が十分ある。なのに、学生日本に結び付けなくて問題だって北村紗衣先生勝手に誤解してる可能性もありますよ。

「内容が中国より日本合致するディストピア小説」の話だ、というのは増田が言い出したことで、saebou氏がいっていることとは関係ない。というか、とんちんかん

そういう関係ないと決めつけて多様性を許さないのがディストピア作品の内容との類似性より、自国である他国でない)ことを絶対視しなければならないなんて、そんな決めつけが当然なの?読書自分なりにできる自由ものだって早稲田大学高橋源一郎先生は言ってますよ(後述)。

ディストピア作品の内容が、日本より中国にあてはまってると考えた学生日本と関連づけないのが問題になるのが、武蔵大学ってことなのかな。

北村紗衣先生を「saebou氏」って書くの、すごいっすね。)

まず、ニュースピーク二重思考の話をしているから、具体的な例としてオーウェルの『1984年』が想定されているよ。具体的な例を挙げていないという批判的外れ

教えてくれてありがとうニュースピークによる語彙の制限金盾二重思考社会主義市場経済とすれば、中国に当てはまるディストピア作品から学生中国を挙げることは自然だね。もちろん、日本にも当てはまる事柄がないという意味ではなく、中国の方がわかりやすいという意味自然だね。具体例があると、学生の考えに一理あることがわかりやすくなるね。

最近出版された「まんがでわかる 1984年」の宣伝では、中国にあてはめたり(支配層が都合のよい形で人々に「何が当たり前か」を刷り込み、疑問に感じる力を奪いながら、感情を「型にはめていく」様を描いた小説『1984年』。コロナ禍を経て、今一度、権力と個人のあり方について考える状況にあるといえます。今回のコロナの感染源・中国のITによる超監視社会は、『1984年』の世界を彷彿とさせます。)、日本のようだ(自粛・正義・幸福追求・相互監視の暴走!世界文学の名作を新解釈!まるで今の日本のようだ!)となってる。「ディストピア文学の読み方が分かってないですね。ディストピア文学は読み手がどこに住んでいようと、「今、我々が住んでいる場所」を描いたものとして読むんですよ。」という北村紗衣先生からすれば、宝島社文学の読み方がわかってない(中国を思い浮かべた)担当者宣伝してると断言していますね。

実際、1984年共産主義国における全体主義批判であるのは間違いないとしても、1984年ソ連とかの社会主義国とかだけの話で、西側諸国関係ない、みたいな読み方されても、オーウェルも困ると思うよ。

そんな読み方を誰がしてるの?元増田日本にもディストピア作品に関連する要素はあると書いてるし、学生は「中国みたい」と言っていても、「西側諸国関係ない」なんて言ったとはどこにも書いてない。もし言っていたとしたら、それがわかるのは、北村紗衣先生本人だけだよね?

それに、作品を理路整然と解釈した結果、作者の意図と異なることだってあり得るのに、作者が困るから作者の意図通りに読まなければならない、って、武蔵大学はそんな権威主義学問しか学べないんですか?

早稲田大学だと、「自分だけの読み方を見つけ、人を納得させる。「自由に読むことの楽しさと厳しさ」を学べる」のに。高橋源一郎先生は「個人が読むということは、僕は書くよりもクリエイティブなことだと思っています。そこには「社会」の「声」といったものがまったくない。「こう解釈されているけど、僕は違う」と読むようになることが「何かを読む」ことじゃないかと思うんです。」と話しているのに。

で、誰とも知らない学生ディストピア日本にあてはめないと先生愚痴っていても、どの学生にも不利益ないよね。どこがディストピアなんだろ。言葉尻をとられて混ぜっ返しても意味ないよ。

二重思考ができてるね。(支配層が都合のよい形で人々に「何が当たり前か」を刷り込み、疑問に感じる力を奪いながら、感情を「型にはめていく」様を描いた)小説1984年』を教材にする北村紗衣先生支配層)が、ディストピア作品日本に関連付けるのが当たり前だということを刷り込み中国みたいと思う学生の感じる力を奪うんだからリアルディストピア。これがノンフィクションってやばみしかない。これが学生不利益ではないって、二重思考すげえ。

あ、学生日本と関連付け(られ)なかった理由がわかった。1984年って、武蔵大学を描いてて、北村紗衣先生ビッグブラザーですね」って、もっとも身近な事柄に関連付けたら、単位もらえないもん。学生さんも二重思考を身につけなきゃですね。

北村紗衣先生のやりたいディストピア発見実習って、松任谷由実さんでおなじみ京都精華大学白井聡先生単位のために学生に忖度させるパワハラみたいに先生のご機嫌取りになるだけでは。学生さんかわいそう。

武蔵大学の今年の受験生は、北村紗衣先生ツイートを読んで、受験をもう一度考え直してみることをお勧めするよ。

2020-12-06

anond:20201206010223

ヒロインは鬼だから暴走するしそれを抑える強い自我を持ってる

見た目と違って従順人形ではないとすぐにわかる仕掛け

一筋縄はいかない作品なんだよな

2020-12-02

はてなー、はてさってどういう人なんだろう

はてなーの多くが(とは知らんけど)Gotoキャンペーン嫌悪忌避している事が理解できない、上位コメはまず反対。

政府の目指すところは「感染を抑えて経済を回す」と僕は理解しているので、大都市圏地方対応が異なっても違和感は無いし、状況を見ながら修正必要だと感じている。昨日と違うこと言っても全然不思議じゃない。

経済が傷むということは失業者が増え、非正規職は優先的に解雇され、個人事業主廃業することだ。政府はそれを最大限に恐れている。もちろん税収のためだ。

税収が落ち込めば社会保障地方交付を削らざるを得ず(まぁ公務員人件費とかを削れるのかもしれないけど、それも不幸だよね)、社会不安に陥ると思う。

これが前提。

ところがはてなーは「Gotoは全反対」で、そのせいか状況が変化しての政策変更は「論理整合性が無い」ということになってる。要は雇用のこと全無視論理最重視に見える。立憲党もそう主張している、関係ないけど。

はてなーGotoに反対している表向きの理由が「医療資源従事者含む)」と「老人の安全」を守る、あと「与党への反発感」も少しというところかしら。少なくとも経済への言及が無さすぎる。

論理を最重視して実体経済を軽視できる理由は何なのだろう?

僕の理解はてなーは「経済の痛みに直結しない層」ということかしら、例えばメーカー勤務(IT系含む)、年金生活者、学生か。

サービス業女性非正規殆ど居ないのではと思わざるを得ない。

経済が傷み失業者が増えると、失業者が増え、税収だけでなく、厚生年金健康保険も減収するし、生活保護も増えるであろう。

論理の美しさの為にこのような状態に陥ることを理解しているのかという疑問がある。

伝統的に左派高学歴が多く、旧来の左派上記の点は理解していての主張だと僕は理解している。

だが最近毎日新聞東京新聞暴走コメを多数付けるとか、全面的Goto反対には知性に甚だ疑問がある。

最近NHKを重視する非ハテサ層も多いようだけどその反発なのだと感じている)

愚痴でした。

2020-12-01

分断を利用する、または煽ることで広告効果を得ている、との評価炎上してるNikeCMを見た。

個人的感想は、「やっぱりNikeCMはいいな。」だった。


Y2K Jogger

私が一番好きなNikeCMは、15年以上前に公開された「Y2K Jogger」というCMだ。

Y2Kとは簡単に言うと「2000年になると顕在化し、世界が滅茶苦茶になるようなリスク」のことだ。

現実では世界が滅茶苦茶になったりはしなかったのだが、Y2K Joggerはそうなったパラレルワールドを描いている。

あらゆるもの暴走した世界でただ走る男

始めてみたときは衝撃を受けた。

世界がどうなってしまたかにかかわらず、ただ日課をこなし、自分自身を律する人物が写っていた。


新しいCMについて

私は似た感想を、新しいNikeCMに抱いた。

「いつか誰もが、ありのままで生きられる世界になるって?でもそんなの、待ってられないよ!」

私はこの部分を「自分から自分ありのままで生きられるように行動を起こす」という意味で受け取っている。

(実際に映像では、ボールを受け取った少女が立ち上がるシーンになっている。)


Y2K Joggerとの共通点

どちらのCMでも、世界と私の関係について描写されている。

どちらのCMにおいても「世界に私の意味が決められるのではなく、私が世界との意味を変えていく」という意思に溢れていると感じた。


まとめ

15年以上前と変わらない理念を、新しいCMにも感じた。

Nikeメッセージは変わっていない。それはJust do itだ。


2020-11-30

anond:20201130193334

完全菜食主義個人的な嗜好であり他人が肉を食うことにはまったく関知しないような人もいれば、

ケンタッキーフライドチキンにおしかけて鶏肉を売るのはやめろと抗議するような人もいます

元増田の書いている内容が理解できていない模様。

他人が肉を食うことにはまったく関知しない』

ケンタッキーフライドチキンにおしかけて鶏肉を売るのをやめろと抗議する人』

そのどちらの事も指摘していないのに、なぜ勝手暴走して突っ走ってしまうのか。

2020-11-29

anond:20201129222719

若い人が怒るのは健全だ。いまの社会問題年寄りたちが若者に先んじて怒り狂っていることだ。

若者暴走をなだめるべき老人たちが率先して暴れまわり、いまの若者はだらしがないとさえのたまう。

おまえたち老人がいつまでも成熟しないから新しい世代安心して社会に怒りを表すことができないのだ。

いつまで学生気分でいるのだおのれらは。

イジメられた結果、極度の不安障害になって、なにも報われなかった

私は、「ブサイク&吃り→いじめられる→積もった怒りで数回暴走→強い自責→対人恐怖症→不安障害」の流れで、引き籠りになってしまいました。

学生時代にされたイジメ孤独から癇癪持ちになってしまい、その時は自衛行為と思い込んでたのですが暴走してしまって(犯罪ではなく、叫んで暴れたりとかくらい)、

何回か関係のない人にまで迷惑をかけてしまって、強く罪の意識を持ってしまい、怖くて外に出れなくなってしまいました。

家族もいないので、たびたび勇気を出して外の世界アルバイトをして、ある程度稼いだらまた引きこもっています

そんな生活を8年くらい続けているうちに、幸いにも、適正のある仕事を見つけて在宅で内職するようになりました。

なので、死ぬまで一応生きる事はできそうです。

ただ、不安障害がひどいんです。

なにか仕事で成果出しても、誰かに「でもアイツって昔あん気持ち悪い暴走したらしいよ」とか、「あいつなんて何もしてないよ、ちょっと関わっただけのくせに」と言われそうで、恐ろしくて口に出せません。

リーダーチャットでひっそりと報告するだけです。自己肯定感が高くなるような事に、とても恐怖を感じるのです。お前は一生日陰から出るなよと。

外食しようとしても、「おまえ外食なんてしてるの?あん気持ち悪い暴走したのに」「言いふらしてやろうか?」と言われそうで、バチがあたりそうで何もできません。

服を見ても、何もワクワしません。これを買ったらバチが当たりそうだな、としか思えないのです。

これって、どうすれば治るのでしょうか?

こうなったのは、自分が最終的に暴れてしまたからなので、全部私が悪いんですけれども、せめて、イジメられたうえに今もずっとずっと救いがないのなら、せめて怖さだけは取り除きたいです。

神様を信じてませんが、どこか神頼みしています。一生日陰から出ようとは望みませんが、怖さだけはどうにかなくす方法ないでしょうか。

病院電話で聞くと、「不安言葉にしてしゃべると、不安を司る扁桃体が刺激されて、和らぐ。書くだけじゃだめ。」と言われました。

けど、話す人がいません。こんな事しゃべったら、だれでも距離おかれると思いますし、そもそも家族恋人もいないし・・・

2020-11-28

あーだめだめ

ところどころ正しいのに所謂「種の保存」的な理解をしているせいで変な解釈になってる。

Re: 滅び/女王殺し

一部は正しい(「複数女王血統からなるコロニーでは女王殺しが行われないのに対し、単一女王血統のみからなるコロニーにおいては女王殺しが起こりやすい」とか)。

女王殺しはなぜ起こるか、未だすべてが明らかではないが、わかっている部分を説明しましょう。

まず学校で習った血縁選択を思い出してください。

ハチのような半倍数性の性決定様式では、(同母同父の)姉妹との血縁度は0.75で、自身の息子・娘との血縁度0.5を上回りますね?

まり自分子供を産むより自分姉妹を増やしてもらった方が進化的にお得なワケです。

ゆえに一見適応度が低そうなワーカー(働き蜂)形質も、包括適応度でみれば適応的な形質と言えるでしょう。

しかし、オス(ドローン)はちょいと違います女王とその息子の血縁度は0.5ですが、ワーカーと同母の兄弟(=女王の息子)の血縁度は0.25。

ワーカーとその息子の血縁度は0.5、ワーカーとその甥(同母同父の姉妹の息子)の血縁度は0.375で兄弟のそれを上回ります

まり、同母兄弟次世代の父とするよりも自分あるいは姉妹の息子をそうした方がお得なのですよ。

ではワーカーが自分たちの息子を次代へ送り出す障害は?――女王だ。

女王の出すフェロモンでワーカーの卵巣発達は阻害され、それを掻い潜って産卵しても女王制裁に来る(ポリシング)。

じゃあ、殺すしかないよね?

と、そういうワケで、女王殺しが起こるんですね。

え?遺伝多様性?そうそうそれもありました。

↑の話は同母同父の姉妹適用される理論。さんざん同父や同母という注釈をつけたのもそれが理由

そして異父姉妹が多い(=遺伝多様性の高い)コロニーでは話が別なのです。

そのようなコロニーでは甥の血縁度は兄弟とのそれを下回る可能性が高いので、女王殺して甥を増やすより生かして兄弟増やした方がお得になるんです。

これが遺伝多様性の低いコロニー女王殺しが起こりやす理由です。

実際のところ条件を満たしているようでも女王殺しが起こったり起こらなかったりするもんで、まだまだ未解明の部分が多いんだけど、わかってる範囲ではこんなモンでしょう。

したがって、

どうやら、単一女王のみが働き蜂を産み育てることで、遺伝子的多様性崩壊するのを恐れる傾向が、働き蜂にはあるのですね。

そんな

傾向は

ない。

徹頭徹尾利己的な遺伝子の話。多様性は結果であって目的ではないのです。

Re: 死というシステム

 スズメバチ社会昆虫なので、一度コロニー形成してしまえば基本的に大型の猛禽クマなどの肉食動物を除いて天敵が存在しなくなります。例えばオニヤンマやシオヤアブ、雀などの鳥類一時的スズメバチを打倒できるとしても、数百匹の群れを成すスズメバチに対抗できる動物はさほど多くありません。つまり、繰り返すように基本的スズメバチにとって天敵は存在しないのです。

 となれば、何故スズメバチ個体数はそれほど増加せずに、ある一定の値を保ち続けているのだろう――そういった疑問を持つ方もいるかもしれません。(以下略

「一度コロニー形成してしま」う前に死んでるんですよわんさか。

「数百匹の群れ」になる前に死んでるんですよ一匹で。

最大の難関をくぐりぬけて盤石の態勢を築いた後で「天敵は存在しない」って。その前に間引かれてるんですよ。

自分でも「きちんと巣を作ってコロニー形成できる女王複数いる女王の内の数%程度に過ぎないという説もあるくらい」と書いてるじゃないっすか。

それが答えです。

 そう、スズメバチの巣には内乱が起こります。巣の内部にいる働き蜂は、万民万民に対する闘争状態さながらに攻撃を開始します。その攻撃対象は、女王、幼虫、蛹、全てに及び、そこに見境などありません。彼女らは暴走し、一切を食い尽くし、全てを破壊していきます。新女王蜂だけが先見性を持ち、その内乱から脱出し次の巣を作るという使命を持って行動することができるのです。つまりスズメバチの巣においては、仮に気候条件が彼らの味方をしようとも、女王フェロモン効果が薄れるにつれて必ずや内乱が起こるようになっているのです。そのため、彼らは気候条件の云々によらず、必ず滅びる運命にあるということなのです。

そんな

ことは

ない。

研究によっては実験で巣から女王バチ除去することもありますけど、ワーカーが産卵するほかは変わらずあくせく働くんですよ。暴れたりもしません。

「あくせく働く」のはそもそもそれがハチ自身習性なんです。フェロモンで1から10まで操られてやってるわけじゃあありません。

女王バチだって営巣初期は自分で餌集めしてワーカー育てますからね?

女王フェロモンだってそんなに万能じゃないです。種にもよりますけど生殖能力制限女王のお世話(グルーミングとか給餌とか)の誘発、労働の促進(ミツバチ)くらいです。

なくなっても暴れませんし、むしろ怠惰になるかも。

それに「内乱」じたい必要ないんですよ。普通に飢えて凍えて老い死ぬんですから

(余ったワーカー候補の幼虫をモグモグしたり先述した女王殺しをやったりはしますけど。)



Re: まとめ

 スズメバチ基本的世界最強のハチであり、さしたる天敵さえも持っていません。それにも関わらず彼らがその個体数を爆発的に増加させないのには、そのような理由があったのです。言わば、彼らの生命サイクルには、内乱と死が含まれているのです。その死が彼らのシステムに含まれていることによって、その個体数は増加せずに済んでいると言えるかもしれません。

さっきも言ったけどスズメバチが爆発的に増えないのは元増田も言っているように「きちんと巣を作ってコロニー形成できる女王複数いる女王の内の数%程度に過ぎない」から

それにワーカーは次代を(オス以外)残せないのだから、こいつらが仮に生き延びても「爆発的に増え」たりしないんですね。


 以下の文章私見となるのですが、あるいはこれは自然生態系というシステム破綻を来さないために設けた、一つの安全装置のような気がします。ある種の強大過ぎる種類が個体数を増やしすぎないという、生態系必要機能のコア部分が、スズメバチの生態というシステムには凝縮されているように思えるのです。

そんな

もの

ない

ガイア理論とかナイーブな群淘汰論とか種の保存とか、その手の話にかぶれてるのでしょうか。

生態系意思はなく、自然安全装置はありません。生物利己的な遺伝子の命ずるまま生み育て地に満ちるのです。できる範囲で。

付録スズメバチライフサイクル

  1. 春:冬眠から目覚めた新女王バチが行動を開始。営巣。女王が二番目に死にやすシーズン単独行動中に喰われたり。
  2. 夏:巣が拡大。ワーカーも大量。この時期の女王はそうそう死なない。
  3. 秋①:次代への備え。ワーカーの生産停止。新女王とオスの生育。たまにワーカーの反逆。
  4. 秋②:新女王とオスが巣立ち。外部で交尾してオス(と運悪く交尾できなかった新女王候補)は死ぬ。巣に残ったハチは寒さか飢えか寿命死ぬコロニーの終わり。
  5. 冬:無事交尾できた新女王冬眠する。女王が最も死にやすシーズン。寝てる間に捕食されたり暖冬で早起きして飢え死に。
  6. 春:最初に戻る。

anond:20201128014600

「新型コロナを抑え込めたのは女性リーダーだったから」という実際のデータとは相反する根拠のない言説がまことしやかに喧伝されるのを見て

暴走したイデオロギーと言うもののヤバさを再確認する吉宗であった

anond:20201128105352

傷めつけてるのは弱者だけだぞ

暴走危険があるケダモノなんて怖くて殴れるかよ

anond:20201128105352

覚醒』してしまうぞ。

ぶっ壊れた人間は間違いなく超ポジディブになるが、倫理や理性が崩壊して笑いながら凶行に走るようになる。

ソースは周りの不理解押し付けの結果暴走して塀の中に行った友人。

スズメバチコロニーシステムとしての死

 スズメバチ一年間のサイクルを繰り返す。つまり女王が生まれ女王が巣を作り、滅びる。これを繰り返すのである

 いやしかし滅びるってなんなんすかという話であって、勿論字義通りスズメバチの巣は最終的に滅びるんですけど、その時に一体何が起こってるのかについてはあんまりよく知らない人もたくさんいると思うわけです。実際のところ、スズメバチの巣が滅ぶ際には色々常識を超えた現象が起こっています


巣が設置されて発展するまで

 女王蜂が巣を作り始めるのは四月とか春の時期で、まあ色々とその時にも障害がありますそもそもきちんと巣を作ってコロニー形成できる女王複数いる女王の内の数%程度に過ぎないという説もあるくらいで、巣作りが失敗する理由としては、例えば純粋病気とか栄養不足のほか、天敵に狙われてしま場合など色々あります原理的にコロニー形成したスズメバチには殆ど天敵はいないのですが、つまりは翻って言うならば、彼(女)らの天敵になり得る存在スズメバチ自身です。

 面白い生き物がいまして、これをチャイスズメバチと言います

 チャイスズメバチ女王基本的自分で巣を作らずに、他の巣を作ろうとしているスズメバチ女王を襲い、巣を乗っ取ることによって勢力を持つのです。チャイスズメバチキチン質の硬い表皮(カブトムシなどと同質)を持っており、よほどのことが無ければ他種のスズメバチの毒針はチャイスズメバチの表皮を貫通しません。勿論その他の噛みつき攻撃などにも耐性があるので、少数の例外はあれどチャイスズメバチ女王はなんなく他の女王から作りかけの巣を乗っ取り、あげく成長した働き蜂をフェロモン支配してその後の巣の運営の為に馬車馬のごとくコキ使ったりするのです。怖いですね。

 いずれにせよ色々な障害のために巣作りが失敗することもあるのですが、上手く発展の軌道に乗る巣も当然存在しています。で、そういう巣は爆発的に発展して人間の目の敵になったりするんですけれど、上手くいけばその巣は十月頃まで発展します。逆に言えば、十月が彼らの滅びの始まりとなるのです。


滅び/女王殺し

 秋から冬にかけて純粋スズメバチの食物がなくなるので巣は滅びへと向かいます。その過程では女王殺しが行われる場合もあります

 女王は年老いてくると新しい女王に据え替えられる場合もあり、その際に働き蜂から追放され、悪ければアレされます。この女王殺しが起こる条件には色々あるようなのですが、一説には遺伝子多様性の確保のために女王殺しが行われるそうです。つまり複数女王血統からなるコロニーでは女王殺しが行われないのに対し、単一女王血統のみからなるコロニーにおいては女王殺しが起こりやすいのだそうなのです。どうやら、単一女王のみが働き蜂を産み育てることで、遺伝子多様性崩壊するのを恐れる傾向が、働き蜂にはあるのですね。子の心親知らずというか。逆に言えば、遺伝子多様性担保されている場合にはある程度円満コロニー運営されます

 いずれにせよ冬に掛けていかなるスズメバチの巣も滅びへと向かいます基本的には、その際に生き残るのは新しい女王蜂のみです。この新女王蜂は木の虚とか比較的越冬しやす場所で来春までの時を過ごします。翻って言うならば、そのような女王としての素質を持っていない働き蜂は皆滅ぶことになるということです。

 ここで疑問を持つ方もいるかもしれません。つまり女王蜂と同じように働き蜂も越冬すればええやんけという話です。何なら女王が木の虚とか堆肥とかそのテの越冬しやす場所で年を越せるのであれば、コロニー内の風通しの少ない場所で働き蜂らもある程度なら越冬できるはずなのです。しかし、そこがこのシステムのミソで、要するに新女王を除いて全ては滅びるようになっています


死というシステム

 スズメバチ社会昆虫なので、一度コロニー形成してしまえば基本的に大型の猛禽クマなどの肉食動物を除いて天敵が存在しなくなります。例えばオニヤンマやシオヤアブ、雀などの鳥類一時的スズメバチを打倒できるとしても、数百匹の群れを成すスズメバチに対抗できる動物はさほど多くありません。つまり、繰り返すように基本的スズメバチにとって天敵は存在しないのです。

 となれば、何故スズメバチ個体数はそれほど増加せずに、ある一定の値を保ち続けているのだろう――そういった疑問を持つ方もいるかもしれません。勿論、季節のサイクルにおいてスズメバチ生存が難しくなることは先述の通りなのですが、女王蜂が越冬できる事実から言って、他の働き蜂が皆滅びる運命しかないと断じてしまうことには些か違和感を持つ方もいるかもしれません。女王が生き残れるのであれば、全体とは言わずとも一部であれば来春まで越冬する働き蜂もいるんじゃねえのという話です。

 とは言え、それは現実には殆ど起こりません。全く起こらないというわけではないのですが、まずもって起こらないのです。

 それは、スズメバチの一生のサイクルには死というシステムが組み込まれてあるからです。

 次に話すのは周知の事実ですが、基本的に子孫を成すのは女王だけで、一般の働き蜂は子孫を成すことができません。当然交尾のための行動も行わないのです。何故ならば、彼女たちは女王の分泌するフェロモンによって生殖能力制限されているからなのです。女王の持つ権能はそれほどまでに及びます

 しかし、女王もまた定命のものです。時を経れば経るほどに、その肉体的な能力は弱体化します。つまり、その際には女王の出すフェロモンの分泌能力にも翳りが生まれるのです。

 女王の出すフェロモンには色々な種類があって、まずは先述の生殖能力制限する目的のものそれから、働き蜂らを統制するためのフェロモンです。彼女らが何故馬車馬のようにあくせく文句も言わず働いているかと言えば、女王の出すフェロモン彼女らを統制しているからに他ならないのです。では、そのフェロモンを出す能力に翳りが生まれるとどうなるのでしょう?

 そう、スズメバチの巣には内乱が起こります。巣の内部にいる働き蜂は、万民万民に対する闘争状態さながらに攻撃を開始します。その攻撃対象は、女王、幼虫、蛹、全てに及び、そこに見境などありません。彼女らは暴走し、一切を食い尽くし、全てを破壊していきます。新女王蜂だけが先見性を持ち、その内乱から脱出し次の巣を作るという使命を持って行動することができるのです。つまりスズメバチの巣においては、仮に気候条件が彼らの味方をしようとも、女王フェロモン効果が薄れるにつれて必ずや内乱が起こるようになっているのです。そのため、彼らは気候条件の云々によらず、必ず滅びる運命にあるということなのです。


まとめ

 そんなこんなで、彼らは新女王を除いて滅びます。その血統レースは一時中断し、新女王が次のコロニー制作に低確率成功するまでは、その成否は保留されることになるのです。

 スズメバチ基本的世界最強のハチであり、さしたる天敵さえも持っていません。それにも関わらず彼らがその個体数を爆発的に増加させないのには、そのような理由があったのです。言わば、彼らの生命サイクルには、内乱と死が含まれているのです。その死が彼らのシステムに含まれていることによって、その個体数は増加せずに済んでいると言えるかもしれません。


 以下の文章私見となるのですが、あるいはこれは自然生態系というシステム破綻を来さないために設けた、一つの安全装置のような気がします。ある種の強大過ぎる種類が個体数を増やしすぎないという、生態系必要機能のコア部分が、スズメバチの生態というシステムには凝縮されているように思えるのです。

2020-11-27

「この世の一番暗い場所で誰かと誰かが邂逅する」シーンが好き

 暗い場所、なんか精神世界みたいな場所で誰かと誰かが邂逅するシーンが好き。以下、ネタバレを含みつつそれらのシーンを解説していく。

 エヴァ最終話近辺も似たような感じのシーンあるけど、あの辺は演出としてかっちりし過ぎているのでそこまで好きではない。


輪るピングドラム

 物語終盤において、主人公兄弟である高倉冠葉と高倉晶馬は、真っ暗な空間において隣り合う二つの独房にそれぞれ入れられている。飲み水も食べ物も見当たらないその場所で、二人は飢えていく。なお、二人の姿は物語中の青年の姿ではなく幼少期の頃の姿を取っており、したがってこのシーンが、現実ではない抽象化された世界出来事であることが示唆されている。

 お互いに独房から励まし合いつつも、飢えてかつえていく二人であったが、やがて兄である冠葉が叫ぶ。

「あった!」と。

「何が?」と晶馬が疲れ切った声で問うと、冠葉は「林檎があった。今まで気付かなかったけれど、独房の隅に落ちてた」と晶馬に伝える。「晶馬の方にも落ちているかもしれない、探してみろよ!」

 暫くの間晶馬は林檎自分独房で探すものの、そこに林檎はない。やがて諦めを含んだ声で晶馬は言う。「僕の方には無かったよ。おめでとう、冠葉は選ばれたんだ」

 この「林檎」はこの場合、「両親から愛情」のメタファーである。晶馬は幼少期において様々な事情により、母性愛情が欠落した生活を送っていたのである。冠葉はその乾き切った晶馬の言葉愕然とするのだけれど、自らの手で林檎を二つに断ち割り、そしてその一方を、独房鉄格子越しに、晶馬の方へと差し出すのであった。

 先程、愛情の例えになっていると説明した林檎であるが、同時にこの林檎は、旧約聖書における「善と悪の知識の実」のメタファーにもなっている。

 ピングドラムにおけるキャッチコピー複数あり、その内の一つが「僕の愛も、君の罰も、すべて分け合うんだ」である。愛と罪を共有する、というテーマが、この暗闇のシーンにおいては描かれているのである

「『列車』はまた来るさ」


リトルバスターズ!

 飼い猫「レノン」の後を追って、寮が併設されている学校敷地内を走る主人公。その主人公の目の前に、幼い頃の主人公の心の支えとなり、今もなお親友として日常を共有する棗恭介が現れる。夜の暗い中庭において、恭介はレノンを腕に抱えていた。これまで、レノンは度々メッセンジャーとして主人公翻弄していた。その尻尾に結び付けられた何者かのメッセージが、時に主人公を誘ない、時には誰も知りようのない個人的秘密示唆しもしたのである

 そしてその夜、いつものように主人公の理樹を誘なったレノンが最終的に辿り着いたのは、親友である恭介の元へであった。それを追ってやって来た理樹は、これまでレノンを介して自身メッセージを与え、様々な示唆を与えてきた人物が恭介だったことを悟るのである。恭介はこれまで理樹に対して、「この世界には秘密がある」とレノンを介して度々伝えてきた。そのメッセージを目にした理樹は半信半疑ながらも、示唆に従い様々な問題解決などを手伝う羽目となっていたのである

 全ては恭介の悪戯であったと悟った理樹は、「結局世界秘密とは何だったのか」と冗談めかして尋ねるのだが、「世界秘密は本当にあるんだ」という思いもしなかった答えに直面する。

「それは形而上学的に存在していたとされる世界のことか何かなの?」「そんなもの存在しないよ。この世界には秘密なんてない」そう困惑しながら言葉を返す理樹に対して、恭介は笑いながら身を翻し、闇の中へと消えていく。結論から言うと、恭介の言った言葉は本当であった。彼の言う世界秘密とは、恭介を含めた理樹の友人の一切は全て故人だったというものである。その事実に直面することで、主人公精神的に廃人となってしまうことを避けるために、超自然的な力を用いて恭介は理樹に対して幻影を見せ続けていたのだ。


ワンパンマン

「私はブラストヒーロー活動をしている者だ」

 原作ワンパンマン第106話、類稀なるエスパーとしての才能を見出され、施設に半ば幽閉されることとなったタツマキは心の調子を崩し、超能力の発揮を躊躇するようになる。その結果研究員たちによって部屋に監禁されるタツマキであったが、やがて研究施設飼育されていた実験動物暴走事故が発生し、あわやタツマキもその犠牲になろうとしていた。

 そんな時やって来たのが、後にヒーロー界を席巻することになる「ブラストであるブラストは危なげなく暴走中の実験動物抹殺すると、タツマキに対して自身趣味ヒーロー活動をしていると告げる。普段は働いているのだけれど、これはあくま趣味なのだと。

 とは言えブラストの強さは圧倒的である。彼はタツマキに「何故能力を使わなかった?」と問いかける。当時十歳の幼児だったタツマキは、一時的に心身の不調で能力が使えなくなったと釈明するも、ブラストはその言葉が嘘であり、自身根本的に人間扱いしてくれない施設研究員に対する、自己主張の一環であることを看破していた。「今後の君のために一つだけ教えておくよ」

「いざという時に誰かが助けに来てくれると思ってはいけない」

 ブラストヒーローであり、誰かを助ける側の人間ではあるものの、自らが異常者であることを自覚していた。つまり普通ならば、人は人を助けなどしないのであるタツマキは幼いながらにその事実を突きつけられ、やがて自身職業的ヒーローの道へと進むことを決意するようになる。誰も人を助けようとしないのであれば、自らが助ける側に回るしかないという事を彼女は悟ったのである


などなど

 他にもるろうに剣心追憶編の、剣心が巴を手に掛けるシーンで、巴の墓前の幻影を見る剣心のシーンとかも好き。

 そのシーンに至るまでに、巴のこれまでの記憶が暗闇の中でリフレインするシーンとかもかなり好きである

 これらのシーンに限らず、「暗闇の中での邂逅」は多くの場合その作品におけるハイライトと直結している場合が多い。凝縮された幻影とも言うべき、強烈なシーンとして、これらの暗闇は描かれるのである。恐らく、これらのシーンを描く作家の、作家性の極地が、これらのシーンには反映されていると言っても過言ではないとも思われる。

2020-11-26

その「日本を悪く言いすぎる中国人韓国人」は中国韓国の「新自由主義右翼」なんだよなあ

https://twitter.com/kapibaku/status/1331586153577811970

から

日本右翼韓国右翼中国人右翼が互いに殴り合ってる

というのが実態なんでないの?

と思うんだけど

中国漁船北斗端末配って日本領海侵犯するように焚き付けてるのは中国右派勢力右翼団体です。

中国中央政府全体としての意思ではないはずです。

まあ、彼らを敢えて野放しにして、日本への牽制のために利用しているというのはあるでしょうけど。

政府公式意思表示としてやるなら、もう物理的な紛争になって日本人はとっくに何人か死んでるはず。

ヤクザ暴走族を焚き付けて警察とか市民に威嚇させるのと似てるかも)

あと、「新自由主義右翼」が社会的勝ち組かというとそうでもなくて、

もちろん、そのカテゴリーに含まれ社会的勝ち組は、自分成功自分努力の賜物であって時代とか周囲とか環境じゃねーから

という人が当然多い印象があるわけだけど、

新自由主義右翼」カテの貧困層社会的負け組って意外と多くて、基本的権威主義服従していないと不安タイプの人が多い

性格的にDV加害者DV被害者っぽいのかなあ

から貧すれば鈍するではないけど、他国貧困層自分の国の富裕層を恨んでいるかというと、そんなこともなく、

寧ろその貧困層が、なんでか外国日本米国人種を恨んでいたり、

そんな感じで、不満の矛先を別に向けることが上手いんだろうなあと

1984二分間憎悪なんだよなあ

から外国でもそういう人達が集まるところへ行けば、そういう攻撃的な人間が増えるし、それは日本も変わらなくて、

日本人の自分が、そういう日本人の集まる場所に行けば、

いちいち喧嘩を仕掛けるような言動をする、攻撃的な人間エンカウント率が高くなる

それだけなんだなあ、と思う次第

しかし、自分政治信条自分でもよく分からんが、自分は何に含まれるんだろうな


マキャベリズム的に考えたって、福祉のない社会を作りたいとか暴力的資本主義を国は放置しろは間違い

国家というシステムをどうコントロールするか考えてないからそんなこと言えるんでは?

ただ、国家間の話、外交特に戦争別にいつ起きてもおかしくない、単なる切り札カードに過ぎないわけで、

日本戦争米国に代行させすぎている

派遣アルバイトに任せて空洞化したり、本体脆弱になってくのはもう失われた数十年で分かったのでは?

汚れ仕事韓国中国に丸投げしたことで、彼らは真似てパクって強くなった

丸投げした日本はどうなったか

そういう丸投げ、韓国中国にパクらせる切っ掛けを作ったのは資本主義暴走であって、

結局、新自由主義者だの右翼だのは、自分日本が没落する切っ掛けを作ったくせに、

自分の唾というか糞に文句言ってるだけなんじゃないの?

まあ、こんなコロナだ何だでビビリ君になってる状況からどうやって核武装までたどり着くか、

自分にはまったく検討が付かなくなったが、バブルときにやろうという話もあったけど、

結局、自民党だってことなかれ主義からやらなかったでしょ?

国家として福祉ちゃん機能している、太っ腹なところもなければならないし、

その一方でちゃん戦争できる国にならないと、これも国家として意味がなくなってしまうわけで、

その両輪というかバランスというか、そもそも不足している欠けてるもの日本は未だに多いと思われるわけで、

ただ、こういう世界的にピンチときに、今まで蓄積してきた問題を何とかしたい、

夏休み最後の1日なのに宿題全部やってないけどなんとかしたい、なんて無理なんだよなあ

anond:20201126010604

思い込み力が暴走してるから多分足りてないな

まれつきかもしれんが

2020-11-25

サークルクラッシャーとかオタサーの姫とか言うけど

結局誰とも結ばれてないということから考えると、勘違いした男が勝手に舞い上がって暴走した結果なのでは

すると別に女悪くなくね?ってなる

anond:20201125202643

院長レベル技術者勲章をもらっていたのに、昼飯に行くために運転してた車が技術的に暴走して起訴されるとかあるあるあるよ

少子化の何が問題か良く分からない

タイトルの通りだ。

コロナ少子化が進行し、騒がれている。しかし、少子化の一体何が問題なのだろうか。

よくあげられている原因として以下の点があげられる。

1.労働力の減少

2.GDPが低下

3.社会保障費の負担が増加

4.過疎化が進行

5.文化消滅

6.火葬場が足りなくなる

だが、これらは全て解決できると主張している人は少なくない。というわけで、今回はこれについて説明していく。

1、労働力の減少について

 これについて、そもそも困るのはブラック企業だけだ。

だいたい人口が減るだの、労働力不足だの言われているが、その割には日本にはワーキングプアだの高齢ニートだの働けない人やひどい条件の元で働かされている人がすでに大勢いる。この人達がいる分、労働力不足はありえない。給料を上げれば人手不足なんて解消されるはずだ。

さらに、少子化が進むとむしろ日本個人幸福度は上がる。例えば、どこの企業も完全に人手不足になったとしよう。(完全雇用とも言ったりするが)

もしひどい条件(安月給、パワハラなど)をする企業があったらどうだろう。そこで働いている人は、当然そこをやめたくなる。ふと、外に目を向けてみると自分が働いている企業よりもよい条件で募集をかけているところがある。

大抵の人はそちらへ転職するだろう。人がいないと企業も困るので、社員にやめてもらわないよう労働条件を良くするだろう。

社長が「嫌ならやめればいい。代わりはいくらでもいる」と発言したこと問題になった。もし、このまま人が減れば”代わり”がいなくなる。そのために、企業はより社員によい待遇を出すようにするだろう。

わざわざかなりの売り手市場になって、ブラック企業に行く人はいないだろう。こうすれば、ブラック企業はどんどんと駆逐されていく。

これと同じことは実際に起きた。中世ヨーロッパだ。

当時ペストヨーロッパで大流行し、人口が激減した。これにより、労働力不足が発生した。それぞれの農地工場では、人手不足を解消したいと考えていた。これにより、労働者待遇生活水準は非常に良くなったのだ。産業革命が起きた原因はこれでないかとする経済史家もいる。

また、経済学でもソロー・スワンモデルという理論によって、人口が減ると一人当たりの給料が増えるといわれている。

さらに、企業待遇をよくすれば、海外から労働者がやってくるだろう。世界的にも待遇が良い事で有名なGoogleがいい例だ。世界から労働者が来ている。

なので、この問題ブラック企業が減少することで解消できる。

2.GDPが低下

 当たり前だ。GDPはみんな給料の合計だからだ。人口が減れば、GDPは下がるに決まっている。

しかし、問題ない。というのも、GDP順位生活水準が変わることはないからだ。アメリカ格差がひどいことで有名だ。GDPランキングが高い=公民全員が豊かとはいえない。ルクセンブルクリヒテンシュタイン一人当たりのGDPでは上だが、GDPランキング順位が低い。

多くの人は、自分生活していけるかが重要だろう。なのでGDPにこだわる必要はない。

3.社会保障費の負担が増加して、国債が増える。

 おそらく多くの人はこのことを問題に思っているだろう。でも、これも問題がない。理由は「通貨発行権」だ。

日本という国は絶対破綻しないといわれている。理由としては、お金を刷ることが出来るからだ。足りなければすればいいのだ。

こんなことを言うと、ハイパーインフレになると騒ぐ人がいる。が、そもそもそんな簡単ハイパーインフレにはならない。ハイパーインフレの例として、よくあげられる戦前ドイツは、多額の賠償金を無理に払おうとしたからだ。早い話、国が暴走していたのだ。

今はどうだろう。日本は30年もデフレから脱け出せていない。もし、そんなに簡単インフレになるなら、とっくにデフレなんて解消している。

お金バンバン刷って、社会にばらまけばよい。しかも、国家ちゃんとしていて、国がきちんと監視してくれている。

インフレになる手前に止めることは十分できるだろう。

そういうわけで、この点も問題ない。また安楽死などを導入すれば、社会保障費は減るだろう。

4.過疎化が進行

 過疎地域若者は都会に出て、老人は死ぬ。するとその土地には誰もいなくなる。それで終わりだ。

まず、インフラはある程度人がバラバラで住んでいるとお金がかかる。以前和歌山の山奥で一人のおばあさんのために2億円かけて橋を作ったことがあったそうだ。これを聞いて思うことがある人もいるだろう。

そもそも国民はまとまって生活していた方がよい。日本はある程度災害が多いから、完全に一極集中は難しいだろうが、それでもある程度は過疎化が進んでまとまった方が効率は良くなる。

実際、インド中国では過疎化を勧めようとするプロジェクトが進行しているくらいだ。過疎化が進んでいけば、国はさら効率が良くなる。むしろ良い事なのだ

5.文化方言消滅

 優れた文化なら残る。大丈夫。また、今のように日本全国で行き来するなら、言語統一した方が効率がよい。今方言を学ぶ意味果たしてあるのだろうか。

6.火葬場が足りなくなる。

 増やせばよい。

このように少子化がなぜ叫ばれるのか 良く分からない。全て解決できるからである

2020-11-24

anond:20201124172231

5分で消費発言とか、半ば暴走状態にあった作者の手綱を取らなかった出版社側の責任とか色々問題あるケースだから安易比較するの早めたほうがいい

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