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はてなキーワード: 小説家とは

2015-11-29

分かったかBL小説家希望芥川龍之介を読め

形容詞勉強しろ

あとお嬢ちゃんもっと文章に間を持たせてくれ

最後投稿してくる前に5回読み直せ、誤字脱字が多いぞ

2015-11-28

http://anond.hatelabo.jp/20151128204902

小説が書ける」ことと「小説家になれる」ことは別問題からな。

ライトノベルが書ける」こと、イコールライトノベル作家になれる」わけではないし。

この場合の「作家になる」を「商業作家になる」とするならそのとおりだろう。

作家なんて自称なんだからなろうと思えば誰でもなれる、とは言えるが。

2015-11-17

http://anond.hatelabo.jp/20151117200921

はてな界隈では珍しいかもしれないが、小説家志望者界隈だとよくある一典型。

早稲田文化構想学部小説を書く専攻があって有名)にこれを同じことをのたまう1年生が何人いるだろうか。

2015-10-31

http://anond.hatelabo.jp/20151029201944

普通に私達喫茶店やってますたまたま欠損してますけどなにか?文句あるヤツラは出てこいよっていう態度こそが差別のない世界だろうがよ

 

何言ってるんだ?

ごっちゃにしてるけど、体に欠損を抱えててそれを売りにせずに喫茶店やってる人と

喫茶店をやるに当たって集客として自分の体の特徴=欠損をアピールして、需要がある層に訴えること、

この2つは全く違う人のことだし、ごっちゃにするのが失礼だよ。

体が欠損してる人にもいろんな人格の人がいる。

おまえが「それが吐き気がする」ってレッテル張りしてるからじゃないのか?

見世物小屋」ってレッテル張りだろう?

 

誰しも自分見世物にして生きてるよ。

見世物にする方法が違うだけだろ。頭の中身を見世物にするのが小説家芸人、練習した競技を見世物にするのがスポーツ選手

それは頭のよさをもとに話をつくる能力をみがいて人様に売りつける行為

それはスポーツが好きとか恵まれた肉体をみがいて人様に売りつける行為

どっちも感動を売り物にしてる。

この人達もお前の理屈だと見世物小屋だし、突き詰めれば見世物小屋何が悪い

見世物小屋にもプライドがある。その態度が差別的だとは思わないか?

 

隠していきたいと思う人もいれば、これを好きだという人への売り物にする行為もあっていい。

本人たちが好きでやってて、需要もある。成立してるだろ。

それに横やりを入れる正当な理由ってなに?

それこそ「お前の生理的嫌悪感」だけじゃないの?

 

何より本人が自分障害を特長、魅力として売り物にしてるのを隠せって?

それが差別だろ。

 

念のためもう一度言うけど、

もちろん、差別を売りにせず喫茶店をやってて、たまたま欠損してる人に何か言う必要はないぞ。

それとこれとは全く別のことなんだよ。

そこを混同してるから平静に人の活動が見られないんだろうな。

あとはもう日本語能力を期待してお祈り。

2015-10-26

http://anond.hatelabo.jp/20151026191742

>おお賢くなったじゃん付き合ったかいがあったわ

いや何様なんですか

単純に自分の考えとして、自分の中の実感を表すために言葉を使う場合論理的定義など役に立たないと考えて使わなかっただけですよ。http://anond.hatelabo.jp/20151026173320 を見て論理的な解決が欲しいわけじゃないのがわかりません?

俺は別にあなたとこの議題で議論したいわけじゃないし、あなたに通じる必要もない。「性的に消費」というコードが通じる相手がいればそれでいいし、最悪誰に通じなくてもいいわけで、そもそものところ、あなたにどうこう言われる筋合いにないわけですよ。俺はあなたとの対話を求めてるわけじゃないんだから。(それ知ってました?)

 

その上で、まぁ無駄で俺にとって何の役にも立たないことを続けるなら。

メタファーて知ってます

「足が棒になる」は本当に「棒」になっているのだと思いますか?

あるいは「足が棒になる」は「「棒」あるいは「なる」の使い方が間違っている!やめろ!」とあなたは言いますか?

あるいは辞書に載っている慣用的なメタファーだけは許しますか? では小説の中の小説家が考えだしたメタファーはどう扱います

言葉っていうのはあなたの思うような使い方だけではない、様々な使い方がされるものですよ。

 

追記

学校テストについては俺はある程度正しく解釈できていたようですね。よかった。

で、あのテストはあまり学習能力の測定には役に立ちませんでした。

2015-10-11

http://anond.hatelabo.jp/20151011171947

http://kaku-yomu.kadokawa.jp/

このリンクコンテストのところの概要見て思ったんだけど、

ファンタジーっていうカテゴリ説明

ファンタジー

大賞賞金100万円+書籍化確定

ここではない異世界舞台にした、また異世界の住人を主人公にした小説作品カテゴリータグです。

ってなってたんだけど、これちょっと自然に思った。

いや、異世界が出てこない現代日本舞台ファンタジー作品なんて山程あるのに、

わざわざ「異世界」っていうワードを強調するって、ちょっと変じゃない?

深読みかもしれないけど、これって「異世界物ばっか書く奴らはこのカテゴリ内に完全隔離するから一般小説家目指してる人も安心して書いてねー」

ってKADOKAWAが暗に伝えてるんだって読み取ってしまった。

これは最初に行われるコンテスト説明だろうけど、運用上でもちゃんとその辺り考慮してくれてるってことじゃないかな?

ぼくがKADOKAWA×はてな小説投稿サイトに一番求めること

http://kaku-yomu.kadokawa.jp/

アイディアとか意見かいろいろ募集してるみたいなので増田ちょっと書いてみる。

縦書きがどうのとかルビがどうのとかそんな瑣末なUIの差ぶっちゃけどうでもいい。

自分が一番この企画に求めることは「『小説家になろう』とかい小説投稿サイトを潰す」ということだ。

Web漫画って面白いよね。

ワンパンマンのバトルは熱いし、オナマスも捻くれてて面白い

商業物に限定してもバトルラブコメギャグスポ根といろんなジャンルがあって、いろんな作品評価されてて、

自分Web漫画という存在を知った際は本当にいろんな作品を読んだ。

勿論画力作品全体のクオリティに差はあったけれど、普通の商用誌に載ってる作品と遜色ない

クオリティ作品無料で読めるWeb漫画を読めば読むほど好きになっていった。

そして自分Web小説という存在を知った。

Web漫画がこれだけ面白いのだからWeb小説はどれだけ面白いんだろう」自分は期待した。

どうやらWeb小説というのは『小説家になろう』という小説投稿サイト投稿するのが最もスタンダードらしい。

ということで無難にそのサイトランキングを少し見てみた。

ニートが異世界転生してチート能力で云々~」

おう、いきなりパンチの効いた作品があるな。

でもこういう作品需要あるのかな。別の作品にも目を向けてみよう。

ネトゲ廃人RPG世界に転生して美少女ハーレムをかんぬん~」

なんだこれは、よく見たらこんなのばっかじゃないか。

もしかして変なカテゴリランキングを見てるのか?

とりあえず安全そうな文学カテゴリを見てみよう。

魔王に異世界転生して美少女勇者が~」

「異世界転生してツンデレお嬢様と~」

いやいや、おかしいだろ、なんで文学カテゴリがこんなエロ漫画みたいな作品で溢れてるんだ。

運営は何も言わないのか?

じゃあもっと安全にこのサイト経由で出版した作品というのを見てみよう。

オタクゲーム世界に閉じ込められて~」

「気づいたらネトゲ世界に転生していて~」

自称劣等生が魔法で~」

なんだこれは、もはやこれは小説家になろうじゃなくて異世界転生小説家になろうじゃないか。

なんでこんなただでさえクラスヒエラルキー最下層のオタク向け非難されやすラノベの中の更に気持ち悪いところを凝縮したような作品ばかりなんだ。

いや、勿論食わず嫌いはよくないと思いその手のジャンル作品を読んでみて面白い作品存在するということは知ってるし、

ランキングの外を探せば異世界生物以外の普通ミステリーとかもいっぱい存在することは知っている。

しかし、ランキング出版されてる作品がこの手のジャンルに埋め尽くされてるということはそれ以外の作品が正当に評価される機会がどんどん奪われているということで、

Web漫画場合個人的感覚として、一定以上のクオリティ作品投稿している作者は大体出版社に声をかけられて近いうちにプロになるか、自分がその作者の存在を知ったときにはもう既にプロになっている印象なのだが、

Web小説でこの流れをやるには

「一旦小説家になろうで異世界転生小説を書いて注目を浴びる」

「なろうの運営元?の出版社からお声がかかる」

「異世界転生作品出版した後に普通ラノベを書く」


という流れになっているようで、Web小説家として注目されてプロになるには

一旦なろうで異世界転生小説を書くというクッションが必要になっているらしい。

これはもう狂気の沙汰じゃないか。

小説家になろうという小説投稿サイトスタンダードになって、

そしてその中で異世界一辺倒に歯止めがなくなってからWeb小説という括り

自体クラスヒエラルキー最下層の人間向けになってしまっているようだ。

KADOKAWAはてなには是非この風潮をぶっ潰してほしい。

小説家になろうかいWebサービスを、「あーあの昔流行ってた異世界転生好きのキモヲタ共の隔離場所ねw」

くらいの扱いになるまで叩き潰してほしい。

面白い作品投稿する作者がいたらジャンルを問わず正当に評価されて、出版という形でもご褒美を与えられて、

Web小説というジャンル自体を一部のキモヲタしか楽しめない腐ったコンテンツから

小説好きなら誰でも楽しめるコンテンツ昇華する、そんな小説投稿サイトを作ってほしい。

まあ、第二のなろうになる可能性も少なからずあるとは思うけども・・・

2015-10-09

承認されないワナビネットを与えるとろくなことがない

例のヘイトイラストもそうだけど、

全く売れない漫画家小説家なんかの、「ちょっとスキルを持っている人間」にネットを与えるとろくなことがない。

物が作れて人より若干感受性が豊かなもんだから、すぐまとめブログに影響されて、

本来なら自分作品で掴み取るべき承認を、ヘイトで満たすクズになる。

そしてそういう人間に限って「メッセージ性のある作品」を書きたがる。

いいか、売れる作品大事なのはまずエンタメ性だ。てめーのつまんねー説教じゃねえ。

から売れねーんだよ。アホか。

まあそもそもネトウヨなりそういう思想に染まる人間って、多角的視点が足りないから

そういう意味でも創作大成するのは無理だけどな!!!!!!

2015-10-07

小説主人公美男美女ばかりで共感できない そして、楽しくない

二人の男がPCを前にして、話していた。

一人はねずみ男みたいな顔をしていた。もう一人はよくわからない顔だ。

「こんなにも簡単に統制ができるものなんですね。」

「そうだ。小説家になれるというあってないような希望を見せることで、こんなにも簡単に投稿内容をまともにできるんだ。」

「これで、取引所の鐘も鳴らせそうです」

「まあな」

ろくでもないことだった。

投稿される内容は無理やりポジティブにしたものだった。すべて似通っていた。

小説というのは、登場人物になんらかの特技が備わっていないと成り立たない。

特技の内容というのは大抵おなじになるものだ。顔がいい、何かができる、会話ができる。

まぁ、みな顔がいい人間が好きだから主人公は顔が良くなる。

それが重なれば、必然的物語は五十歩百歩になる。

しかし、特技がないと物語は進まない、そして似る。いや、おなじになる。

容姿悪い男女が何かなせるかと言ったら、嗚咽と愚痴くらいであから、話はおなじになるのだ。

小説を人々に自発的に書かせることは、特技がある人間の話を沢山創りださせるということだ。

しかも、書かせる方はよく出来ていてそれを読みたい人間に売りつける。

二人のブサイクな男がスマホを見ている。

「やっぱり、容姿が良くないとなにも出来ないんだ」

「それもそうだ 金を払わなきゃ、ニキビ液がおとなになっても染み出て来る僕達がセックスなんて出来ないしな」

ネットは既に現実だ。特技がある、特に性的魅力に困らない容姿のいい人間が第一とされる世界インターネットで強化され、それは現実をより息苦しくさせる。

どんどん容姿のいい人間主人公ポジティブにな物語が、容姿のいい人間価値を上げている。

「どうすればいいんだろうな スマホ見ても、小説読んでも容姿のいい人間しか活躍できないや」

「生きるしかないよ」

「生きてれば姿が変わる。。。。はずがないか」

2015-09-26

それが声優!」みてた小説家志望だけど

キャリア投稿歴)は 10年です~

だけどまだ~ 1次落ち~

原稿がんばります わーたーしはーワナビー~♪

みたいな替え歌脳内再生されてつらい。

2015-09-20

瀬戸内寂聴言葉

「みなさんの人生は1回しかない、1回しかないんですよ。

 そしてやがて必ず死ぬんです。

 今こんなにたくさんいるけど、1人残らず死ぬの。

 これはとても平等なことでしょ。

 与えられた時間は90までは生きられないでしょうね、

 みなさんも70くらいで死ぬんじゃない?(会場 笑う)」

「90まで生きても内容が濃くないとつまらないと思うのね。

 だから20で死んでも、

 90で生きた人よりも素晴らしい生き方があります。」

若さってのは二度と返らないのよ。

 今ね、若いけどね。すぐに歳を取ります

 若さはね、二度と返らないからね、

 その若さを大切にしてください。(声大きく)」

「それでね、若いときにしたいことを全部してください。」

「私の90年生きた長い経験によればですね、

 青春若いときというのはね、情熱がいっぱいなのね。

 情熱がいっぱいある。」

情熱がいっぱいあるという事はですね、

 何をすればいいかというとですね、

 それは 恋と革命です。」

若さは 恋と革命。ね。(聴衆 大歓声)」

「私は小説家からみんなに本を読んでもらいたいだけどね、

 10冊の本を読むよりも本気の恋愛を1回しなさい。

 そうすると世の中が分かります。」

「それとね、失恋を怖がってはいけない。

 何度失恋をしてもいいですからね、

 そのたびに本気の恋愛をしてください。」

「それができるのが若さです。

 恋愛をするのには情熱がいりますね。

 革命をするのにも情熱がいります。」

「だから恋愛もできない人に革命はできない。」

「だからね、みなさんは 

 どうか 恋と革命をしてください。」

「それがね、若さということですね。

 あなた達の特権です。」

「今持っている若さはね、すぐなくなる。

 本当にすぐなくなる。」

「だから非常に大切なものですからね、

 もう今ね、一生懸命好きなことをやってください。」

「お父さんやお母さんがあの大学に入れだとかね、

 あの会社に入れって言ったってね、

 そんな事、聞かなくていいの。」

自分が好きなら、好きなことをやりなさい。

 私達はなぜこの世に生まれてきたのかというとね、

 幸せになるために生まれてきたんですよ。

 あなた達はみんな幸せになっていいのね。」

自分幸せと同時に他人幸せをも願えるのが

 若さ純粋さなんですよ。」

「歳を取ると、だんだんと心が濁ってね。

 その、どうでもよくなるのね。」

「でも、あなた達の若いとき純粋です。

何にもけがれていない。

 そういう時はね、自分以外の人の幸せを願うのね。」

「だから思ってください。

 あなた達は若くて純粋未来があります。」

日本未来あなた達が背負うのよ。

 今のね、政治家たちが背負うんじゃないの。

 あなた達が背負うのよ、そしてあなたの子供が背負うのよ。」

「ですから戦争のない未来を作ってくださいね。」

人間はね、偉そうなことを言ってもですね、

 天災を防ぐ力はないんですよね。

 だからもっと謙虚になってくださいね。」

 

原発が爆発したってのはね、あれは人災

 人が作った災難ね。

 だから原発を使わなければいい、使わなければいい。

 それで作らなければいい。」

人災あなた達の考えで防ぐことができます

 ちっとも人を幸せにしないじゃないですかあんものはね。」

「ですから、それは、”いらない。”って言ってください。」

「いやなことは ”いや。”と言いましょう。

 したくないことは ”したくない”と言いましょう。

 これが人間権利ですよ。」

「私達は国に税金を取られているんですから

 ただ払いっぱなしじゃ、つまらないじゃない?」

「だから、言いたい事を言いましょう。」

「それとね、いやなことはいやと。

 戦争なんて行きたくない!って

 いやなものはいだって言えばいい。

 戦争なんてしたくない!って言えばいい。

もう無茶苦茶憲法なんて変えてくれるなと言えばいい。」

「だからね、自分自分を守ってくださいね

 人は守ってくれません。

 自分自分を守りましょう。

 それとね自分愛する人を守りましょう。」

「そこまで決心すればですね、あなた達の生き方は決まります。」

「まっ、こんなことかな。(ジャッキー いきなり冷静に。)

 ちょうどいいね。まっ、大体こんなとこです。

 ありがと~う。(大歓声)」

「また会いましょうね、また会いましょう。」

2015-09-06

http://anond.hatelabo.jp/20150906185345

もっと単純だと思うけどね。

世の中にいるデザイナーには二種類いて、(小説家でもアイドルでもなんでもいいけど)

デザイナーになりたい人」

デザインをしたい人」

ってだけ。

就職論争だっけか?「○○(←企業名)に入りたい人」が「○○に入ってやりたいことがある人」を上回るとその会社は沈んでくって話もあったし

それと同じだよ

2015-09-01

小説家わかつきひかるブログを読んで思ったこと

http://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201508300000/

"才能はボク自身というのは、ボクには才能がある、と思ってるからこそ出てくるセリフ"っていう理屈がよく分からないんだけど

"ボク"は自信がないからこそ、将来性を認められると嬉しいんじゃないの?

若い人は自分ダメって思ってる人多いらしいし。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150828/k10010207871000.html

未熟な若者より謙虚ベテランの方が好感度高いのは分かるけど、

私は親切で言ってあげてるのよっていうお節介意識と、

編集自分に都合のいいようにあれっていう自己中心的意識を感じてムカつきますね。

2015-08-24

http://anond.hatelabo.jp/20150824231236

そういやある小説家猟奇殺人もの書いて、時間を置いて読み直してみたら「なんて残酷ものを書いたんだろう」って思ったっていってたなー。

客観視してしまうと恐怖心が増すってのはあるかもね。

ただ、実際に他人から危害を加えられそうになったときはその時点でかなり耐え難い恐怖だったよー。

恐怖はフィクション安全に楽しみたいものだ。

2015-08-22

紀伊國屋を叩くAmazonの犬

はてなブックマーク - 紀伊国屋書店、村上春樹氏の新刊「買い占め」  :日本経済新聞

古くはKindle出る出る詐欺に大きな貢献をして、ちょっと前には主婦の友社からの抗議を受けてAmazon関連記事を訂正した日経に踊らされたネット民が予想通り紀伊國屋を叩いている。(なお日経の紙版では「買い占め」という言葉は使っていない)

独禁法がどうとか的外れを言っているのもいれば(本以外ならAmazon限定商品かいくらでもある)、いつもは毛嫌いしている再販制を持ち出す奴もいて(定価販売と何も関係ない)、地方の小書店ガーとか実際に使ってなさそうなのに文句言ってる(9万冊の半分を他書店に回したとしても記事内に1万3500店と書いてある全書店数より多い。大半の本は1万も刷られない)し、村上春樹の本がほとんど電子書籍になっていないことも知らないようだ。

そもそも紀伊國屋ネット書店普通に売っている。

職業としての小説家(Switch library) / 村上春樹 - 紀伊國屋書店ウェブストア

Amazonアフィリエイトで金を貰っている人間ポジショントークしているだけで、村上春樹を読みたい人は普通に買えるだろう。

2015-08-21

http://anond.hatelabo.jp/20150821111821

言葉で説明すると、これだけの量がかかるところを、一目で良いと思わせたり、一目で説明したりするのが「デザイン」だろう?

デザインの裏には、書ききれない思いや説明があるのは分かるよ。でも、いや、だからこそ、デザインて、それそのもの一目でスベテを語るわけで。だからこそ、デザインは見た目や印象がスベテなわけで。

それで、あのエンブレム。あのエンブレムを見て、僕ら素人のみんなが感じたことが、そねデザインに対する評価のスベテだよ。

言葉で延々と説明するなら、デザイナーじゃなくて小説家を目指したらいいよ。

2015-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20150811185810

2 (小説) - Wikipedia

今まで刊行された

  1. [映] アムリタ
  2. 舞面真面とお面の女
  3. 死なない生徒殺人事件識別組子とさまよえる不死〜
  4. 小説家のつくり方
  5. パーフェクトフレンド

登場人物が本作に登場し、時系列も5作品後日談となっている。

ということです。

誰が新刊本を買っているのか?

私は月に20冊以上本を読む。

だが新刊書籍はまず買わない。

近所の区立図書館東京)でたいていの本は借りられるからだ。

人文科学系のマニアックな専門書も、初版が4桁に届かないような本も所蔵されているので困らない。

人気図書(東野圭吾宮部みゆき村上春樹三浦しをん等)は長いこと予約待ちを強いられるが、借りられないわけではない。

図書館にない本、時々手にとって参照するような本はAmazonマーケットプレイス中古を買う。

新品、Kindle版より安い。

状態も良く、帯まで付いていることが珍しくない。"新品"だった不良在庫を買い叩いたものだろう。

読み終わってBOOKOFFへ売る時も、綺麗だから悪くない値段(100~200円)で買い取ってもらえる。1020円で召し上げられることは少ない。

雑誌もまた、図書館やdストアで読める。

ただ、雑誌のような「広く浅い情報」を扱う媒体存在意義のものが危うい。

「広く浅い情報」はネットで手に入ってしまうからだ。

インターネット普及期、真っ先に廃刊したのはコンピューター関連の雑誌であった。ITリテラシーの高い者がまず最初雑誌を買わなくなった。

もうこうなると新刊書籍ダイエット本と宗教の本しか売れないのではないか。

それと、いち早く話題キャッチアップしたい人が買うような本(足の早いタレント本とか)

あるいは荒俣宏先生のようなビブリオマニア、美装本や書棚に並ぶ背表紙を見て満足するような御仁なら"新品"にこだわるかも分からない。でもそんな人ほとんどいないよね。

しかしどういうわけかAmazonにも書店にも新刊書籍はある。いったい誰が買うのだろうか。

追記:図書館を利用すると結果的にたくさんの本が読める

懐を気にする必要がないから大量に読める。

「1200円損したわ!」ってブチ切れる心配がないから冒険できるのね。

ブコメへのレス

◯本をたくさん読む人と、年間でそんなに買わない人では、購入の意識が違うのでは。

 YES!

購入者ブコメのような寄付感覚の高貴な人ではなくて大多数は衝動買い

 ピース又吉「呼んだ? ちげぇ、読んだ?」

漫画はひたすらに新刊で買う

 既刊セット購入→読破→まとめて売る。のコンボは懐に優しい。

 それにコミック場所取るよね。

◯使える(蔵書数や読書スペースなどが充実した)図書館がない!

 同じ自治体内の他館から取り寄せれば良いのでは?

 あと、図書館で本読むのは無理。

 暇なオッサンとホームレスの溜まり場になってる。今頃だと夏休み中のガキがうるさい。

  ・図書館を占拠するホームレスにブチ切れている話 http://anond.hatelabo.jp/20150727174606

◯ふと参照したいときに持っておくと便利

 立花隆宮崎哲弥みたいに、何件もマンション買って書庫代わりにすると便利(無理)

ニッチ雑誌、とかかなあ、買うのは

 ニッチ雑誌買う気持ち、分かり過ぎて困る。

 新刊買い逃がすと、古本屋マケプレで高騰した既刊買うハメになるんだよな。

◯専門分野は近所の公立図書館じゃ全然足りないから買わざるを得ない

 海外出版社から取り寄せたり、大学図書館で大量の論文コピーしたり。

人柱人材が意外といる

 イノベーター(横文字)

◯年を取ると相応の対価を払わないと気持ち悪くなるから

 ま~た、バブル新人類世代以上の説教か。

 時計や車にカネ溶かす老害は、若年層の経済的現実を知るべき。

◯昔から古本屋をよく利用するのだが、著作者に直接還元できる方法がないものかと、いつも思う

 もしカスラック古本の"マネタイズ"を考えたら(もしカス

◯蔵書の多い図書館の近くに住むというライフハック

 ネズミの国のおかげで、浦安市図書館は蔵書が充実しているらしい。

大学図書館にどっぷりだと近所の図書館なんてちょっとなあ

 大学図書館は最強だよな。

◯初読は基本的に全て図書館

 賢明

 いきなり新品買っちゃうのは情弱

図書館って返却期限あるから、買うよりも逆に読書が捗ったりすることもある

 知的ライフハック

◯沢山本を読む人は極小

 それな。

◯そんなに突き詰めて考えることじゃない

 読書社会よりも大切です。

◯最も高くつくのは読んでいる間の「時間

 時間が貴重だからこそ、図書館を利用するのです。

「この本ダメだな……」と思ったら、すぐ読むのをやめる。

 買った本だともったいない気がして、最後まで読んじゃうよね。

◯身銭切ってないので真剣味が足りない

 分かる。

 なら、密林で古本買おうず。ベゾスとせどらーお布施

ブックオフにないものは新刊で買うことが多い

 BOOKOFFせどらーにかっさらわれていて、品揃えがショボイ。

 もっぱら売りに行く場所だね、あそこは。

23区内と、23区外(多摩横浜大阪福岡も)とでは、図書館密度が5~10倍違う

 ダウト

 日本図書館 蔵書数ランキング TOP100(2012年http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-231.html

 ※訂正とお詫び

  図書『館』密度のことか。すまん。

クリエイターお金が行くように行動したほうが良いと思う

 分かる。

 でも税金納めてるし、カネがない人はある程度文化的献金免除されても良いと思うんだ。ほら、貧困層無料オペラ開放してたのと同じだよ。

図書館に足を運んで千円程度浮かすというのは、割に合わん

 ネット1020冊予約してカウンターでまとめて借りる。書店で買うより楽だし速い。

図書館という言葉は知ってるけど図書館を知らない人はけっこういる

 ……え? そんな人いるの?

エロ本を忘れてるよ

 コンビニ店長が「エロ本買うのは年長者」って言ってたな……

◯待つコスト考えたら買った方が安いのでは?

 待っている間に他の本読んだり、別のタスクをこなせば良いかと。

 どうしても早く読みたいなら買えば良いと思う。

◯「人文科学マニアックな専門書も」って、逆に一番新刊で手に入らないジャンルじゃないですか

 完全に盲点だったわ。

キンドルでも買います

 Kindle PaperwhiteUXには絶望した。

  ・絶望した! Kindle Paperwhiteの出来の悪さに絶望した! http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20140722235006

 他方、液晶タイプFireiOS,Android,Windows,MacKindleアプリ)は目が疲れる。

 それと、Kindleを含む電子書籍サービスの終了が怖い。

◯街の本屋にも残っててほしい

 実店舗利用する動機分からん

 ネットに勝る点って、立ち読みできることくらいだよな……

 品揃え圧倒的だし、本の評判チェックできるし、検索かければ一発で本見つかるし、まとめて借りられる(買える)し。

◯手元に置いときたい

 所有欲理解できない。

 本そのものはただの紙とインクの染みじゃないか。

 重要なのは書いてあることというか、情報

 むしろ場所を取るっていう意味で本は『負債』だよ。

◯いきなり中古本になるわけじゃないよ

 潰れた本屋在庫書店から返本された在庫の一部はいきなり"中古本"になりますね……

図書館で借りた本を読まずに返す率の高さよ

 2週間で読めないの?

 期限決まってるとノルマ課せられたような気分になって、否が応でも読まない?

 っていうか読めよ(押しつけがましい教養主義

お金に余裕がある人じゃない?

 禿同

図書館が買ってるんじゃないのか

 五大文芸誌発行部数各約1万(全国の書店数は1万3千強)

 本屋一軒に対して1冊ない計算になる。ネット経由の販売加味するとさらに減る。

 しかも1万部のうち大半は図書館に納品されてるから本屋の取り扱いはもっと少ない。

 ちなみに文芸誌の主な読者層は『小説家になりたいなぁと思っている専業主婦

 文芸誌以外の書籍? 想像するだに恐ろしいわ。数万部でも『よく売れた』とか言われる業界からな……

◯読み返すから買うよ

 私も一部の本は読み返す。

 でもせいぜい三ヶ月、半年程度のスパンで読むだけだから、その都度借りれば良い。

 週一とかで読むの? 暇なの?

◯2週間借りただけで中身が消化できるなんてすごいね

 一度読めば内容理解できるでしょ……

 それともスルメ本のこと言ってるの?

2015-07-30

かな入力とか正気

かな入力してる人なんて,人差し指タイピングしてるおじいちゃんぐらいでしか見たこと無い.

ローマ字入力だと26文字覚えればいいとか言ってるけど,もっと少ないってのを知らないのか.

aiueoの5文字とkstnhmyrwgzdbの13文字,合わせて18文字だけだ.

かな入力は45文字しっかり覚えないといけない.

しかもそれで打てるのは日本語だけ.英語を打ち込むことを考えたら+26文字覚えるハメになる.

しかも,英語日本語を打ち込む時にどちらの入力になってるか意識しないといけない.

毎日毎日キーボードを叩いて文章を書き込む小説家(それもかなり速筆の)ならそれを覚えて効率化するだろうけど,

そうでもない人がかな入力覚えるのは相当コスパが悪い.だから現に誰も覚えようとしない.別に誰かが陰謀を張り巡らせてる訳じゃ無い.

どっちかっていうと業務は全てスマホにしてしまってフリック入力する方が効率的だろうに.

2015-07-20

小説家になるなら増田文学から始めるのがいいの?

自分ブログ立ち上げて云々、よりPV集めてフィードバックも貰えそうな気がしている。

その一方で、そもそも「増田文学」というのはポエマーに対する中傷レッテルである気もしている。

おしえてはてな民

2015-07-19

純文学って

人によって色々あると思うけど、純文学って「個の狂気」だと思ってた

まあ火花のことだけど、編集者の手で添削された小説を「純文学」として売り出すことに疑問を持つ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150717-00000046-sph-soci

 そして、ある日「火花」と名前の付いた縦書きワードファイルメールに添付され、送られてきた。一読し「コレが載ったらウチの雑誌完売するな」と確信しつつ、編集者として意見を伝えた。不要なシーンはカットし、登場人物を加え、4、5回と改稿。又吉は掲載の直前までゲラを真っ赤にした。

芸人が書いた小説だけに、既存文学から外れた異質な作品を期待していた自分としては、残念以外にない

ただの小説家養成学校に通って、何とか形になった凡百の作品と大して違わなかった

よく芥川賞商売なんだから、なにマジになってんの?的な意見を聞くけど、それは違うと思う

菊池寛は、芥川賞と同時に直木賞も作ってる

まり芥川賞は、直木賞とは違う「何か」を背負った賞として最初から運命付けられた存在のはずだ

その「何か」って、芸術としての文学のことで、純文学のことだ

芥川賞選考委員はきちんとそのことと向き合っているのだろうか?

「個の狂気」のない良く出来た小説って、もうそ本屋大賞だと思う

今後の日本文学で、純文学がなくなっていくのではないかと、とても危惧してる

純文学」は死んでいい

純文学」の世界に、もはや「文学」のかけらなんて残っていないのだから

よく知られるように、日本もっと権威ある文学賞(と思われている)芥川賞は「純文学」の賞であるが、世界的な文学賞で「純文学に贈る賞」なんて無い。ただ日本だけで、「純文学」とそれ以外の間に垣根を作り100年近く特権化し保護してきた結果が、この体たらくだ。もういいだろう。もうやめよう。

幸いなことに、「純文学」の垣根に守られず、「読者」という名の狼たちと、荒野で100年戦いつづけたたくましい文学者たちが、日本にはたくさんいる。風俗小説家歴史小説家、ノンフィクションライターSF作家、伝記作家エログロ哲学者詩人歌人俳人ももちろん文学者なのだからコピーライターもまたしかり、だ。「文壇著名人から増田の名もない書き手」まで…彼らの豊富仕事に目を向け、再評価すべき時が来たということだろう。そして文学研究」もまた、野に放たれるべき時が近づいているのだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20150716232738

2015-07-16

星海社座談会炎上する理由

星海社燃えている。ギラギラ燃えている。

星海社の4コマ漫画「ぷちぇインクロニクル」が突然の打ち切り 作者と編集部の間でトラブルか (ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

そんな、炎上最中、誰が見ているのかわからない深夜の時間帯に星海社が出したお知らせがこちらである

[お知らせ] 2015.07.16 | 『ぷちぇインクロニクル』連載終了の件に関しまして | 星海社

「つきましてはこの度、その経緯についてご説明させていただきます。」「この度は、読者の皆さまをお騒がせしてしまったことにつきまして深くお詫び申し上げます。」などと言いつつも、告知の中には今回の騒動の発端となった座談会の座の字もない。

まり偽りと欺瞞に満ちた典型的ダメダメな説明文であり、この時点でこの会社の誠実性が疑われるのだが、当の星海社はそんなことをおくびにも出さず、「嘘ついてるのうちじゃなくてあいつだから、そこんとこよろしくブルドッグワンワン!)」と批判に脅えない強いハートを見せている。

以上の経緯から、濱元氏のTwitter上での「連載終了のことをしらない」「返事がこない」という旨のツイート7月16日現在は削除済み)は事実ではなく、弊社としては遺憾に存じます

私がこの内容を上司から見せられたら、「いや、この内容じゃ誰も誤魔化されないんで書き直しましょうよ」と言ってしまいたくなるが、星海社ではそうした意見を言う人間はいなかったようだ。

イエスマンで周りを固めているのか。それとも社員一同「これで大丈夫! 何も問題はない!」と確信しているのか。あるいはもう夜遅かったからみんなさっさと帰りたかったのか。

真相は藪の中である

ところで、星海社声明文といえば少し前に新人賞盗作騒動が起こった時に

このように、なぜ火のないところに煙の立つような今回の「盗作疑惑が起こってしまったのか、弊社としても非常に困惑いたしております。『ロジック・ロック・フェスティバル』の著者であるところの中村あき氏には非は一切ございません。これから出版界、ミステリー界へとデビューしていく前途と才能にあふれる新人作家の門出に対しての今回の言われなき誹謗中傷につきましては、版元として怒りと悲しみを禁じ得ません。一日も早い氏の名誉回復を祈念いたしております。 読者の皆様におかれましては、ネット上の一部の無責任な噂に惑わされることのない、冷静なご対応をお願い申し上げます

という熱い声明文を出していた記憶があるのだが、この前途と才能にあふれる新人作家の続刊はいつ出るのでしょうか? 私、気になります! 

さて、話が逸れてしまったが、今回の事件の発端は前述したねとらぼ記事に書いてある通り、"「ツイ4」編集部企画新人賞座談会」について否定的ツイート投稿して"いたことがきっかである

その座談会がこれだ。

ツイ4新人賞座談会 | ツイ4 | 最前線

これに関して"「編集部コメントが最低」「ただ悪口言ってるだけ」「批評を通り越してひどい」」など批判殺到し、ちょっとした炎上状態と"なる一方で、星海社から本を出している作家犬村小六氏は

といった呟きを発表している。

そう言われてしまえば私も外野のひとたちなので、強いことは言えなくなってしまう。

ちなみに参考として座談会で引き合いに出された『隣の関くん』の作者である森繁拓真氏はtwitterにこんなことを書いていた。

http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/morisiget/status/613342367328768000

7月16日現在は削除済み)

犬村小六先生の信頼があっさり裏切られた。。。つらたん(´・ω・`)

いずれにせよ、この座談会に対して「ひどい」と思うか、「プロを目指すなら厳しいことを言われて当然」と思うかは人それぞれであり、正しい答えというのは存在しないのだろう。

ましてプロ小説家漫画家を目指しているわけでもない私に判断できる問題ではない。

だが完全に外部の立場に立つ私だからこそ、この座談会について一つ言えることがある。

この座談会、つまんなくね?

他人作品を引き合いにしてあれこれ言って、それをコンテンツとして全世界に公開するわけである

だったら、それが具体性のない上から目線酷評だったとしても、最低限読者のことを考えてもうちょっと面白い読み物になるよう配慮するべきであろう。

投稿者だって作品酷評されるだけならまだしも、つまらないイジられ方をされて作品だけでなく自分まで滑った風に見せられるのは勘弁願いたいはずだ。

たとえば、作品No.7の『コ豆』に対するコメントがこちらである

質の悪い『おでんくん』。

太田

ぼくには合わない。ゆるキャラ的な存在はこの世界から滅びていいよ!

大里

対象年齢が低すぎるのでは?

石川

チャレンジ」とか学年誌とかにのってそう。

そもそも子どもは豆に興味ないでしょ。

平林

@林 僕は小さい頃、豆の絵本が大好きだったんだけどね......。

今井

林による、平林さんの人生否定www

平林さんは子どもの頃からマメだったんですね!

平林

なんやねんその締め......。

正直キツくありませんか?

しかも内容だけでなくページの体裁も相まってプロ編集者の鋭い意見というよりは、愉快な大学生LINEグループのやりとりみたいに見えてしまう。

それともあれだろうか、投稿者4コマに散々ダメだししている星海社の方々はこのやり取りで、

「ウヒャヒャヒャヒャ、豆だけにマメ……プププっマジ受けるんですけど! 豆だけにマメ……こらドッカンドッカン爆笑カレー間違いなしですわ! 一応説明するとね、食べ物の豆と性格を表すマメをかけてるのこのオチ。わかる? 超面白くない?」

みたいになったりするの?

世の中には箸が転がったり、このやり取りで腹を抱えて笑ってしまう方々もいるのだろうが、残念なことに私はこのやり取りでは笑えなかった。

だがしかし仮に、もしこの一連の文章もっと面白い読み物であれば、投稿者をダシにするのだって有りかもしれないと考える。

俺とは関係のない奴が描いた作品なんだから、それが編集者ボッコボコに叩かれようが何の損害もないのだ。

暇つぶしのためのコンテンツとして面白くさえあれば我々ギャラリーとしては、正しい正しくないなんてのは別に二の次なわけである

はてなで例えるなら、id:kyoumoe

しょっちゅう、周囲の人間に噛みついて回り、はてブホッテントリ炎上案件に高確率で絡む男id:kyoumoe

blogの内容の大半が他人とのいざこざで場合によっては記事を消したり、blogごと消したりしつつも三日もすれば何事もなかったような顔で帰ってくるid:kyoumoe

例によって今回取り上げている星海社の編集者ともトラブルを起こして、既にブロックされているid:kyoumoe

つい先日もミニマリストと喧嘩して記事を削除したと思ったらあっさり記事を復活させちゃっているid:kyoumoe

日本中のよりすぐりの問題児を集めたはてなの中でもトップクラス問題児であり、ネット越しでなければ絶対に関わりたくないタイプ人間であるが、それでも彼は炎上案件オピニオンリーダーとして確固たる地位を築いている。

なぜか?

それは彼の文章面白いからである

もし、id:kyoumoe文章面白くなければ、きっと今頃彼の首はデビルマン牧村美樹みたいなことになっているだろう。

だが実際そうはならず、彼が他人喧嘩を売るたびブックマーカーたちは彼を大いに持て囃し、彼の記事ブックマークしてしまっている。

それは彼の文章からにじみ出るユーモアペーソス義侠心、そしてあまりに大人気なさすぎる私憤が我々の心をつかんで離さなからだ。

同じ他人をクソミソに貶す文章であっても、これこそが非難囂々絶賛炎上中の星海社はてな随一のトリックスターkyoumoeの違いである。

から星海社投稿者無責任ギャラリー、連載中断を申し込む漫画家なんぞに頭なんか下げる必要なんて無いのだ。

問題本質はそこではない。

この調子で今後も投稿作を大上段から叩き切って、優しい指導言葉なんぞを期待している甘い考えの連中にプロの厳しさをガンガン教えてやればよいのだ。

ただ星海社を信じて投稿してきた人たちのためにも、色々と勘違いしている大学生レベルの講評をもうちょっとだけ面白い読み物にするぐらいの努力は払ってほしい。

それだけである

あと、『ロジック・ロック・フェスティバル』の2巻を早く出してほしい。本当それだけである

2015-07-01

クソッタレ絶歌」とかいう本を読んだけど、つまらなかった。

 1

 6月11日に、「絶歌」は発売された。その直後、この本の刊行を報道で知った遺族のうちの一人が、遺憾であるコメントを発表した。

 以来、今日に至るまで、様々な人々が—— 専門家知識人芸能人ライタークリエイターetc——、この本についてコメントをしたり、記事を発表している。

 少しだけ、どこかで見たような光景だな、と俺は思った。

 原発だ。

 震災以来、原発というのは、賛成だろうと反対だろうと、何かしらの意見を持たなければならないような問題になった。「どうでもいい」「どっちでもいい」というような態度は許されない。誰しもが原発に対して、真剣に考えなければならない(あるいは、そのフリをしなくてはならない)、そんな風潮が蔓延している。

 そんな光景に、どこか似ている、と俺は思った。この本の出版に関して、肯定的だろうと否定的だろうと、有名人(というかライタークリエイター芸能人)は、何かしらコメントをしなくてはならない。そんな雰囲気が漂っているような気がした。

 また、ネットでもあちこちで、この本のことが言及されている。その内容(というか質)も、原発に関するもの似ている。有意義ものあるけれど、ほとんどが似たり寄ったりな退屈な意見で、特にAmazonレビューに関しては、まぁ、平均的な人間の平均的な意見が読める、という以上の価値はない。

 なんというかまさに「脱法ハーブ握手会風営法放射能ダサいダンスダウンロードって言ったら負け」状態だ。

 2

 俺がこの本を読んだ理由は、端的に言えば好奇心だ。この本が発売されると知ったとき純粋に読みたいと思った。ただの好奇心

 この際だから、書いてしまおう。俺は小説を書いている。ほとんどの人は知らないと思うが、Amazonで販売出できるKDP(Kindle Direct Publishing)で発表もしている。つまり創作をする人間として、この本に興味を持った。

 この本の元になった事件は、説明するまでもなく、後のフィクションに多大な影響を与えている。俺が知っている範囲だけでも、舞城王太郎佐藤友哉あたりは確実に影響を受けているだろうし(舞城の『阿修羅ガール』に出てくる鬼畜殺人鬼グルグル魔人を知っているか?)、奥浩哉GANTZ』に出てくる西なんかは、もうまんまだ。他にも探せばたくさん出てくるだろう。

 創作をする人間として、そんな風に後のフィクションに、作家たちに影響を与えた事件当事者が書いた手記に興味を持つことは、そんなに不思議ではない、と思う。だから手に取った。ただ、これは弁解だ、言い訳だ。下世話な好奇心で読んだ、と言われても反論は出来ない。

(これは余談だが、先述したとおり、この本は6月11日に発売された。ニュースになったのも、その二三日前だったと思う。しかし、振り返って見ると、五月の終わりに、この事件モデルにした窪美澄さよならニルヴァーナ」が出ているし、そのちょっと前には、34歳になったとある小説家事件現場巡礼(?)するという内容の佐藤友哉ドグマ34」がすばる4月号に掲載されいてる。偶然か? さらに余談だが去年放映されていた、金城一紀脚本ドラマボーダー」の第三話は、殺人を犯した元少年が手記を出版しようとして遺族に殺されてしまう、といった内容だった。まぁ、偶然だろう)

 3

 事件当時、俺はまだ小学生だった。けれど、この事件のことは、やはり印象に残っている。

 俺は子供のころ、モデルガンが好きで、アクション映画などの銃撃戦のシーンを見てはひとり興奮していた。シュワルツェネッガーバンバン人間を撃ち殺しているのを観ながら熱狂している俺を見て、母親心配していた。俺も子供心に「自分は人が死ぬことになにも思わないのか」などと普通のことを普通に思っていた。平均的だ。

 そしてこの事件以降、子供によるセンセーショナル事件は、たびたび起こる。「キレる17歳」などいうキャッチコピーがつき、まるで急に少年犯罪が増えたかのように報道された。

 フィクションも影響を受ける。バスジャック事件を題材にした青山真治映画ユリイカ」などだ。

 開き直るわけではないが、俺は上記の作品たちが好きだ。だから作者に興味があるし、その作者に影響を与えた題材、事件にも興味がある。センセーショナル事件は、良くも悪くも、フィクションに影響を与えているのだ。

 ただ、報道のされ方、ニュースの選ばれ方のせいなのか、はたまた「事実小説より奇なり」なのか、現実では悲惨ニュースが相次ぐ。自然災害は仕方がないにしても、凡人には理解できない理由で、または理解できないほど身勝手理由で、色々な事件が起こる。無差別殺人闇サイト児童虐待世紀末を過ぎても、この手のニュースには事欠かない。

「近頃はありきたりのリアリズムに追いつかれそうにも見える」

 これは、とある賞の選評の一部だ。とある作品に向けられた言葉ではあるが、なんだかフィクションがひどくしらけてしまときに、この言葉がふと思い浮かぶ。

 所詮、作り物の物語では現実には勝てないのだろうか、と。

 我ながらバカなことを書いているな、とは思う。でも、俺は嫌なのだ。俺はフィクションが好きで、物語が好きで、小説が好きなのだ。だから、読むし、書いている。書いては直して、また書いている。

 この本が出たときも、似たようなことを思った。批判が溢れ出ているのに、蓋を開ければベストセラーだ。売れているからって、優れたものじゃないってことは判っている。それは音楽映画も本も同じだ。

 4

 そして、この本を読んでみた。内心ドキドキしていた。偉そうな事を言っておきながら、日本犯罪史上稀に見る(仰々しい枕詞だ)事件を起こした、当事者の手記。正直、影響を受けてしまったらどうしようか、とも思った。俺は本を読む以上、どんな本でも最大限影響を受けるつもりで読んでいる(そうでなければ読む意味なんてない)。ただ、この本だけは、少し怖かった。

 しかし、どうだろう。前半はネット揶揄されている通り、自己陶酔しきった糞ポエムだった。ガラガラライブハウス演奏しているクソみたいなバンド歌詞でも、これよりはほんの少しマシだろう。ただ、文章自体は上手いな、とも思った。読ませる文章だ。特に、後半の面会に来た弟のやり取りの場面では、ちょっとぐっと来た。少しだけ泣きそうにもなった。

 でもこれは(ここまで書いておいてなんだが)、所謂ただのお涙頂戴話だ。当たり前の反応というか、けして面白かったというわけではない。

 そう、端的に言って「つまらなかった」というのが、この本を読んでの感想だ。

 一部で神格化カリスマと化している「殺人鬼」だが、彼はつまらない、ただの普通の人だったのだ。多くのフィクションに影響を与え、ひとたび本を出版すれば大いに話題になる「あの人」は、普通人間だった。

 前半のあの糞ポエムが、それを象徴している気がした。あの稚拙で過剰な修飾表現は恐らくわざとで、そうやって過剰に飾らなければならないほど、内容は、実は普通なのだ。

 これについてはロマンポルシェロマン優光さんが書いた記事に頷ける箇所があった。

“この本には特にそういうところがないのだ。(性的偏向については代入される対象おかしいだけで数式は同じなので、対象がいくら理解できなくても根本的に理解できないというわけではない。) 普通の人が普通に想像したような話が続くだけである。 ”

 http://bucchinews.com/subcul/5203.html

 普通理由普通の狂い方をした。どこまでいっても普通だ。

 5

 少し前になるが、日曜の午前にやっている「ワイドナショー」という番組で、店の商品に爪楊枝を刺す場面をYouTube投稿した少年ニュースをやっていた。

 それを観た松本人志が、「全然おもしろくない。声も張ってないし」とコメントしていた。他の出演者は「そこですか?w」といった感じだったが、俺は、松ちゃんはこういうコメントをどんどんしていったほうが良い、と思った。

 つまり、つまらないものは、つまらないというべきなのだ。そして、松本人志のようなおもしろい人は、こういうくだらないことをする人間に向かって「全然笑えない。おもしろくない」ともっというべきなのだ

 同じ番組で、松ちゃんは、この本は読まない、といっていた。遺族の方がここまで言うのなら、と。立派な態度だと思う。下世話な好奇心で読むヤツに比べたら、遥かにマシな態度だ。

 でも、俺は松ちゃんに読んでほしい。この本を読んで、おもしろくない、と言ってほしい。

「俺に影響受けてるのかもしれへんけど、お前の本、つまんなかったで」と言ってほしいのだ。

 舞城でもユヤタンでも乙一でも、こんな本より、俺の小説のほうがおもしろいぜって言ってほしい。なにがベストセラーだ!っていってほしい。

 だから、俺は敢えて言う。

 俺の小説のほうがおもしろいぜ。

 自分に取っての本当のことを書いたのかもしれないが、ハッキリ言ってフィクションのほうがおもしろいぜ。普通理由普通の狂い方をした普通人間なんかより、グルグル魔人のほうが狂ってるぜ。なんせウンコパン三世〜♫ デレッデレ〜♫ なのだ

 だから俺は、この本を批判するならおもしろい人たちに、「つまらない!」って言葉こそ、声高に叫んで欲しい。

 6

 最後に、舞城王太郎小説の一部を引用して終わる。

 

“結局のところ、人生で起こるすべての本当のことは、陳腐薄っぺら通俗なのだ。そうじゃないことは小説の中にしかない。だから小説の中で、つまんないなあと思うとき、わりとそれが人生の本当のことを書いているってのがあって、だから小説って難しい”(舞城王太郎/パッキャラ魔道

 まったくその通りだ。

 そんで、つまんない本のことで、

 いちいち騒ぐのはやめようぜ。

 もっとおもしろい本を読もうぜ。

 もっとおもしろい本の話をしようぜ。

 ありきたりなリアリズムに、負けてたまるかっての。

 おわり。

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