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はてなキーワード: メッセンジャーとは

2014-03-26

土管屋の矜持

遅かれ早かれ電話番号の信頼性なんてなくなるに決まってんじゃん。

メッセンジャーIDと同じような扱いになるよ。

好むと好まざるに関わらず。

また土管屋はガラパゴス島に閉じ込もって外来種駆逐される様子をじっと見てるのか。

2014-02-05

若者メールでなくLINEを使うようになったら

やったら長い改行のあとに「さよなら」みたいなのを一言だけ書くようなメンヘラは居なくなるのかな?

メールはどこまでが本文か分からないけど、LINEみたいなメッセンジャーはどこまでが本文か分かるから

長い改行が意味を成さなから

2014-01-19

ヤフーメッセありがとう

3月26日サービス終了だそうで。

うわー懐かしい。

利用者の激減が理由らしいが、確かに最近めっきりログインしてなかったな。

一応PCインストールはしていたけど。

アラサー女の私、中・高・大学生次代、ヤフーメッセンジャーには随分とお世話になった。

海外友達とやり取りしたり。

チャット部屋で同年代友達と仲良くなったり。

チャット地方部屋でナンパ待ち→即会い→ラブホエッチ、とかさ。笑

チャットルームを出会いの場として使ってた人はかなりいたと思う。

普通友達から、即エッチの相手まで、いろんな相手が見つかった。

恋しくて誰かと話したい夜、メッセ経由でよくチャット部屋に行った。

20代部屋にログインしたら、いろんな人からPM(プライベートメッセージ)がくる。

そこから仲良くなった同世代暇人大学生と、明け方まで話し込んだり。

実際に会った人も結構いた。

キャリア自衛官医大生、理系院生

ごちそうさまでした。

うそう、19の頃はここであった人と半年くらい付き合ってたわw

てか、ロストバージンヤフーメッセ出会った30歳♂だった。

ほんっとにお世話になりました、メッセさん。

私の青春は、ヤフーメッセンジャーとともにあったといっても過言ではない。

ありがとうメッセ

ひっさびさにログインしてみようかね。

2014-01-16

女性。30代。結婚を期にプログラマから会計事務所の職員に転職して3年目。

今の勤め先は「自分は変わった人間だ」って主張する人が多い。

頻繁に「自分は変わってる。あなたも変わってる。変わった人間ってすばらしいよね」って会話で盛り上がる。

から見たら前の勤め先のほうが、変わったというかおもしろい人が多かった気がする。

懐中電灯マニアの先輩。IPメッセンジャーしかしかけてこないけど、とんでもなく親切な同僚。

ニホンミツバチ養蜂に命をかけてる後輩。「うちのペットだよ」とニコニコしながらヤギ連れてきた上司等。

前の職場では誰も「あなたは変わってるね」という指摘も「自分は変わってる」という主張もなかった。

それがすごく居心地よかった。ありのままを受け入れられてるというか。

最近職場小学生から高校生のお子さんを持つ主婦の方が増えてきていて。

彼女らのいう「自分は変わっている」は

学校父兄の中で自分は変わってる。浮いてる。自己主張できてる私ってすばらしい!」

ってことらしい。

なんかこの自分たちは特別なのよ感の中にいるのがちょっと苦しい。

あなたも変わった人にならないと凡人で終わってしまうよ!」

とか言われるともっと苦しい。

2014-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20140109083550

そもそもIRCでいい。

 

技術的に優れているものIRCと 流行ものYahooメッセンジャー スカイプ LINE となり 後者は 時々刻々と変わっていくが IRCは滅びない。

技術的なことを言うなら 最初からIRCを使えば良い。

過去ログユーザ側で落とせないLineなんて糞 -Yahooメッセンジャー終了告知に思うこと-

MS Skypeはその点、Yahooメッセンジャーと同じくユーザーが別の場所ログを保存することができるのでまだマシ。ログの保存はPCで行う当たり前の事。こいつがLineとかSMS:MMSとかじゃ、いつの間にかログが流れるわ、別の場所に保存できないはクソ仕様

そんなクソ仕様グループチャットで打ち合わせをやろうとしているのが不思議でたまらない。だいたい、社名がLineに変わっても株主韓国のままなのに、ごく最近バイドゥ情報漏洩もんじゅ動画プレイから情報流出があったばかりなのに、こんな無防備なソフトを使用しているやつらの気が知れない。

アメリカ会社なら管理はマシなので、その種のソフトウェアならSkypeで良いと思う。

2013-12-19

天野の話

 天野はおそらく一昨年に死んだんだと思う。おそらくというのは家族を名乗る人のそういう報告をインターネットで見ただけで、自分天野の下の名前実家の住所も果たして天野本名だったのかも知らないんで、確かめようがないからだ。

 天野のことは8年くらい前に、当時付き合っていた優子に紹介されて知った。テキストサイトと呼ぶべきかよくわかんないけど、そういうシンプルweb サイトを運営していて、優子は天野のことを彼は頭が良くて面白いし、彼の書くコードは綺麗なんだ。そう紹介した。確かに天野の書く htmlcss は当時めちゃくちゃな装飾で溢れていた素人web サイトの中で明確な秩序を保って美しく存在していた。ように思う。無駄に頭の回転が早くて、ニヒリズムの塊みたいな天野の知識量はどのジャンルおいてもだいたい自分を上回っていて、優子と天野MSN メッセンジャーの会話を横から見るのは素直に面白かった。

 天野自分クラブミュージックが好きだったので、音楽の話を少しした。テクノが好きだと言う天野最近 Squarepusher を聞いていると言ったら珍しく知らないと言うのでえっおまえ Squarepusher 知らないの。まじかよ絶対知ってると思ったのにとかなんとか言って手持ちのアルバムmp3 を送ったら、かっこいいと言って喜んでいた。お返しに自分の知らなかった WEGmp3 を送ってくれた。こいつは無駄に口が悪いけどどうやら相手が嫌いでそういう態度をとっているわけではないらしい、ということがわかった。まあ別に自分は好かれていたわけでもないだろうけど。

 天野はいわゆるメンヘラクズだった。被虐待家から出る気もなくてきとーにバイトしてはネトゲをしその日暮らしを続けている、それなりに頭の良いボンクラだった。優子は天野能力を買って有償コーディングだかなんだかの仕事をふったりしていたが、天野仕事を受ける時はそれなりにやる気のあるようなそぶりを見せるのに、作業を開始すると途端にだるみの境地に達してしまうらしく、締め切りや納品の約束が守られるようなことはなかった。らしい。まあよくいるよね、そういう人。というわけで天野は、能力はある、ように見える、残念なクズだった。そんな自分は更に人のことをとやかく言う資格のないアホなクズだが、アホから見ても天野の頭の回転は素晴らしかったので、これがたまに聞く「生き辛い人」というもんだろーかと思った。

 天野には2回会った気がする。一度目は数人で集まって飲みに行った。二度目は優子と3人で飲んだあとオールカラオケに行ったような気がする。天野は実際に会うとネットの中の攻撃的な物言いが全く想像できないくらい物腰柔らかで、長身で、声がよくて歌がうまくて、手が綺麗だった。これって典型的ギャップモテっつーやつじゃね?なんつーかこいつずりーなと思った。

 そんな天野女神が現れた。聞けば横浜に住んでいてネトゲだがネトゲの実況をするねとらじだかで知り合った年上のお姉さんだそうだ。もっと聞いたら天野という年下のネット弁慶で会うと物腰柔らかで長身で声が良くて歌がうまくて手がきれいなメンヘラニヒリストを「私が救ってあげるの!」と使命感に燃える赤縁メガネをかけた面の皮の厚い地雷感満載のアラサーお姉さんだそうだ。自分と優子は天野の機嫌を損ねないようにねえねえ天野くん、赤縁メガネあかんくないか?赤縁メガネあかんくないか?とヘラヘラ冗談を交えて忠告したが、天野は聞く耳を持たなかった。天野日本国民に共通する「惚気けは恥ずかしいか適当自虐ネタ相方下ネタお茶を濁す」などという技は全く繰り出さず、女神いかに素晴らしく自分女神をどれほど愛し女神のために生きるかということしか語らなくなりクソつまらないので話すのをやめた。腹いせに天野の知らない女神日常ブログなどを見つけしばらくヲチしたりしていたが、更新頻度は低いし、そもそも自分は自他共に認めるロリコンなので、すぐ飽きて見るのをやめた。赤縁メガネBBA に興味はない。

 そんな女神はなんのかんの理由をつけてネトゲ内で天野という彼氏がいることは伏せていたらしい。まあなんか、ネトゲとかねとらじかいうのはいろいろ事情もあるらしいですからねっと思っていたが、女神女神にゾッコンでありながらもなんだかんだ言ってクズいその日暮らしを抜け出さな天野だんだん飽きてきたらしく、天野キープしながらネトゲ周辺で堂々と男漁りをするようになったらしい。そして程なくして天野は捨てられた。自分はほれみたことかと思いつつ、坂を転がり落ちるように不安定になっていく天野メンタル心配ではあった。あとから知るところによると、女神女神の周辺の Twitter アカウントに、定期的に嫌がらせじみた Reply を送ったりもしていたらしい。今まで嫌なことがあるとすぐ諦めて、人に執着しなかったはずの天野の行動とは思えなかった。しかし同時に自分も優子と仕事とその他と絶賛修羅場っていたので天野のことは次第に忘れていった。

 翌年の秋の終わりに、 Maltine Records っていうナウでヤングカリスマ~なネットレーベル主催するイベントに友人知人の荒川智則が集まって楽しいことをするというのでいそいそと出かけていった。財布が厳しいから今回はパスするわといっていた友人に「今日来なかったやつバカ」と SMS を送って楽しく荒川智則した。朝、ガラガラ電車内で Twitter を開くと、「富士そばステッカーSさんに貰った」という post が RT で回ってきていた。天野だった。生きてた。ついでに来てた。なんだよかったな。そのまま寝落ちして電車を乗り過ごした。

 クズなりに大人としての責務を果たすべく忙しくしていた翌年の夏、もうすっかり優子のことも天野のことも忘れていた頃、また件の Maltine Records がイベントをするよっ☆彡っていう告知がまわってきた。絶対行くだろjkと何人が思っただろうか。自分も思った。思うと同時にふと天野のことを思い出した。あの状態の中で見つけ出す自信は正直ないけれど、もし会ったら?そもそも行くんだろうか?行くよな普通に考えて。行くとか行かないとか、何か Twitter で反応してるかな。

 天野Twitter IDブラウザに打ち込むと、天野アカウントは消えていた。ユーザーネームを変えたのかと思って検索したけれど、違った。同じように「あれ?きぐりーさん消えた…?」と戸惑っている人が数人いることが確認できた。みんな知らないってことは、本当に消えたんだろう。そうか。でもまたすぐ戻ってくるだろ。あいつがインターネットを止められるわけがないんだから

 その時のイベント「やけサマ」には、出発の直前にだるみに襲われて、行かなかった。前から決まってた予定に限って、よくあるよね。

 年が明けた冬、魔が差して優子の Twitter を見た。元気かなとか、そういう特になんということのないきっかけで。なんということのない可愛い日常を遡っていくと、天野訃報が書かれていた。天野はやっぱりインターネットを止められていなかった。メインアカウントが消えた後の新しい天野Twitter アカウントリンクが貼られていて、弟さんを名乗る人が訃報を書き込んでいると書いてあった。あわててリンクを辿ると、確かに天野の弟を名乗り、葬儀を終えたこと、本人の遺志によりこのアカウントログは消さなことなどが書かれていた。その前には、年が明ける前の秋に、女神のことを引きずり続けた天野ゆっくり絶望し衰弱し、最後の食事を買い、所持金が無くなり、恐らくどこか人に見つかりにくいところに行って、そして post が途切れる様子が記録されていた。

 優子はこのアカウントをずっと見ていたのだろうか。別れたあとも天野交流があったのかどうかわからない。どうでもいいことだけど、天野の行動が Twitterログの通りだったなら、おそらく天野が死んだ日かその翌日くらいに自分は優子とは別の人と婚姻届を提出した。ような気がする。本当にどうでもいいことだけど。

 ログをさかのぼり「やけサマ」が開催された8月21日の post を確認すると、「やけサマ」をめいっぱい楽しむ天野の様子が書かれていた。おまえはしゃぎすぎだろというくらい。そうかやっぱり行ってたのか。そんなに楽しかったなら自分も行けば良かったな。あの中で見つけられるとは思わないし、見つけられたところで「あ、どうも。お久しぶりです」とかなんとか、こっちが拍子抜けするくらい物腰柔らかで当たり障りの無い対応しか返ってこなかっただろうけど。

 たまにふと、やっぱ生きてるだろという気になって検索してみる、と誰かがどこかに書いていた。それは自分も同じだ。別にあのとき行って探して、止めていればとかは全然思わない。2回しか会ったことないし。ちょっとインターネットで話しただけだし。ただなんかずっと気になっていた。そういうわけで、明日はまた Maltine のイベント、今度は「山」だ。多分行くと思う。同時に天野のことも思い出した。のでこれを書いた。多分しばらくしたら消すと思う。

 ずっと気になっていると言えば結果的に優子から借りパクすることになってしまった本やゲームが数点あって、気にしながら数年持っていたんだけれども、この間引っ越す機会に思い切って処分した。もしそんな機会が訪れたとしてももう物を返されても困るだろうし、あのとき迷惑かけましたと少し包むくらいが大人というものではないかと思ったからだ。けれど多分そんな機会は、やっぱり訪れない気がする。

2013-11-17

ルールがほしい

田舎会社だとこのあたりが弱いので、明確なルールがほしい。仕事が取れるとか人脈が広がるとかスケベ心があるからあいまいになる。

・個人の携帯電話スマートフォン

 業務時は会社玄関ロッカーにあずける。緊急時は会社固定電話へかける。

仕事中のSNSサイトの利用

 業務と私用の区別ができないので、利用しない。

メッセンジャーアプリ

 情報漏えいの可能性があるので禁止

ストレージサービス

 会社で用意するので会社が用意したもののみ許可

WEBサイト

 情報収集業務にかかわらない人は会社が認めたサイトのみ許可

Google

 会社法人契約したサービスのみ利用。無料で使わない。

メール転送

 禁止

ブラウザゲーム

 もってのほか。

2013-10-28

この時間まで会社に残っていると

さすがに荒んだ気持ちになってきて

便器に向かって奇声を発するか、衝撃波を床ドンするか

どっちがストレス解消なるのかなぁなど考えていたら、

適当に打ち込んだテストコードが、

エポック秒で1234567890を今から引くと

2009/02/14、ちょうど四年前のバレンタインデーであることを教えてくれた。

どうでもいいことだけどちょっと和んだ、と同僚にIPメッセンジャーを送って共有してみた。

相手からハートマークが帰ってきた。

びくっとなって顔を上げたら、髭もじゃの巨漢が腹を抱えて笑ってた。

……早く帰りたい。。。

2013-10-23

LINEBig Thingになれない理由

GoogleAmazonFacebookという時代覇者Big Thing)を目にし、次は何がくるのか。それを追い求めてビジネスをしている人は多い。

Next Big Thingは何なのか、そもそもあるのかということについて私の考えを話してみたい。

Tech Wave創業者で、現在The Waveを運営する湯川鶴章さんは著書の中で、もう今後はNext Big Thingは出てこないないのではないかとの見解を示している。

例として、LINEBig Thingになれないことを挙げている。どういうことかというと、情報スピードが早く、すぐに同じようなサービスが生まれてしまうために、世界を取ろうと進出していくころには既に同様のサービスにそれぞれの地域を支配されてしまっている、ということである

LINE場合は、WeChatWhatsAppなどの同様のサービスがそれぞれ地域ごとに広がりを見せており、水平的な棲み分け存在している、というのである。その意見は十分に説得力があって、そうなのかと思ってしまう部分も多い。

LINEに関しては、Big Thingになれないという結論は私も同意である

しかし根拠は少し違う。

私は湯川氏のLINEを例にした考えにはネットワーク外部性の議論が抜け落ちていると思っている。

例えば同じくSNSであるFacebookは、一つのプラットフォーム上で多くの人(こと)の情報を得ることができ、お互いに理解を深めることができるサービスである

この「一つのプラットフォーム上で多くの人(こと)」というのがポイントである

LINEはそんな思想で作られていない。

LINEのようなメッセンジャーアプリは、小規模から中規模のコミュニティを対象としているサービスからLINE自分身の回りの小さなコミュニティ(相手1人から、4,5人のコミュニティなど)をうまく切り抜くことに成功した、という意味革新的なのである。(もちろん、スタンプというツールを導入したことも革新であると思っているが、ここではBIg Thingの条件という意味で。)そういう意味では、サイボウズなどもエンタープライズ分野で同じことを成し遂げようとしているのかもしれない。だが、この(自分出会ったこともない)多くの人が同じサービスを使うことの効用は小さい。自分の閉じたコミュニティで統一されていれば問題ないのである

そうしたサービスは、これから時代Big Thingにはなれない。

なれたとしても、相当な時間を要する。

それがLINEBig Thingになれない理由である

GoogleAmazonも同じ。

Google世界中Webページを自社のデータベースにしてしまった。膨大な情報を、検索窓という一つのプラットフォームにまとめたのである

Amazonも、ロングテールと言われるように、世界中のあらゆる製品を、一つのプラットフォームに並べ、それを迅速に消費者に届けるインフラ確立した。

全部一緒である

「一つのプラットフォーム上で多くの人(こと)」

そこで、疑問は、「じゃあNext Big Thingはあるの?なに?」

答えはもちろん「ある」。

どんなものかの私の考えは、またいつか書きます匿名で。

2013-10-22

帰ろうとしたら、PMに呼び出されて

『余裕があるなら、他の人の仕事も手伝ってほしい。』

『周りの人の進捗が遅れたら、結局は自分のところに行くよ』

『チームで仕事をしてるという意識を持って。もっと周りを見て』

という旨をつらつらと言われた挙句

進捗をIPメッセンジャーで報告するように、と約束させられた。

二週間前にこのままだとスケジュール遅延しそうだから

一日リスケしてくれとお願いしたのは

自分からだが、それを盾にどうして愚痴愚痴言われないといけないんだろう。

スケジュールは実のところ、火の車です、なんて一度でも大きな声で言ったか

そりゃ仕事していたら部屋の片隅でPM含めた一部の人たちがやばいやばいと言ってるのが

丸聞こえだったが、スケジュール遅延をミーティングで話してない以上、

聞いてないふりをするのが空気を読むことじゃない。

自分から残業して、遅れている他の人の手伝いをしますなんて正気の沙汰じゃない。

スケジュールの遅延は定時で吸収できない時に言うものだし。

9-10時まで周りは残る中、毅然と定時に帰るのは間違っちゃいないだろう?

2013-09-10

消費者が何を必要としているか知っている会社は決して滅びません」イ・ヘジン


私達が作っているのはサービスです。

サービスユーザーにぴったりくっついてなければならないでしょう。

ユーザー必要とするものをよく分かっていれば、その会社は強い会社です。

ユーザーが何をしたいかよく知っている経営者がいる会社安全会社ですが、他にどんな長所があっても、ユーザーが何をしたいのか分からない経営陣がいる会社は非常に危険会社です。

消費者が何を必要としているか知っている会社は決して滅びません。

これは10年間事業をしながら私が下した私なりの結論です。


イ・ヘジンNHN創業者NHN最高戦略責任者CSONHN取締役会議長

メッセンジャーアプリLINE」の発案者で開発の陣頭指揮を執った人物


”우리가 하고 있는 것은 서비스입니다.서비스는 사용자에게 딱 붙어서 해야 하는 겁니다.사용자가 무엇을 원하는지를 잘 느끼고 잘 해주면 이 회사는 무지 강한 회사.사용자가 뭘 원하는지 잘 아는 경영진이 있는 회사는 안전한 회사.하지만 다른 모든 장점이 있어도 사용자들이 뭘 원하는지 잘 모르는 경영진이 있는 회사라면 아주 위험한 회사입니다.소비자가 무엇을 원하는지 잘 아는 회사는 결코 망하지 않습니다.이것이 10여년간 이 사업을 하면서 제가 내린 나름의 결론입니다.”

2013-06-06

満員電車

フレックスにしない。。日本全部の会社

満員電車ってバカらしくない。

出社時間変えれば解決するじゃん。簡単じゃん。

追記:

例えば Aさん 勤務時間 10:00~19:00

取引先の Bさん 勤務時間 8:00~17:00

7時間かぶってるんだ。。その間にやりとりすれば解決じゃない。

それと、メールした後に念のため電話でもっていうのはやめた方がいい。

電話時代は終わった。メールメッセンジャーツイッターでうまく説明すれば、電話はいらないと思う。

2013-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20130311160121

こういう考えが最近新入社員に本当に増えた。

その弊害かどうか知らんけど、新人の中には、ネットは使いこなせるけどキーボードマウスが全く使えない人がちらほら出始めてる。

メッセンジャーTwitterの影響なのか、ちょっとこみ入った文章とか書かせると数行(100文字くらい)でギブアップしてしまう。

使える人は今までの人と同じくらい当たり前のように使いこなしてるんだけど、あるラインを越えた瞬間にガクッと使えなくなる。

多分、日常生活PC不要な人のラインなんだと思う。

タブレット端末は、キーボードマウスが使えないまま社会人なっちゃう人をこれから大量に生み出す事になるのかも知れない。

2012-01-04

私の全て ⑦再出発

それからは、退職引越しの準備に追われた。

7月の頭には、彼と一緒に念願のメルボルン旅行に行く予定だった。

メルボルンに住んでいたことのある彼から話をよく聞いていて、ずっと行きたいと思っていた。


部屋探しもし始めた。ただ、なかなか気に入る部屋が見つからなかった。

私は新しい会社の寮に入ろうか悩んでいたが、彼が

「俺が少し家賃負担するから、一緒に住む部屋を借りよう」という提案をしてくれた。

彼の態度や発言から、本当は結婚する気なんてないんだろうな、、と思い始めていた私は、

その言葉を聞いて安心したし、純粋に嬉しかった。


でも、私が一人で一緒に住む部屋を探しに行っている間に、彼は元カノと会っていた。

彼は、私には気付かれていないと思い込んでいたが、私は気付いていた。

別れたなんて言ってたけど、本当は別れていないのかもしれないな、と思った。

でも、元カノのところに戻る事が彼の幸せなら私はそれを応援したいと思っていたし、

そうならそうとはっきり言って欲しかった。でも、会っていた事を問い詰めても、彼は会ってないとしか言わなかった。


元彼がこの世からいなくなってちょうど2年の日、私は彼と一緒に家具家電を見に行った。

から結婚する相手と一緒に家具や食器を見に行く事は憧れていた。

でも、その日は全くそんな楽しい気持ちにはならなかった。


彼の態度は、どう考えても結婚しようと思っているようには見えなかった。

勢いで結婚しようなんて言ってしまって、後悔してるんだろうなぁ。と思った。

元カノのところに戻りたいんだろうなぁと思った。


この人と一緒にいるわけにはいかない。決断は早い方がいいと思った。


そして私は、「あの部屋は契約しないことにした」というメールを送った。

旅行は一人で行く事にした。ずっと行きたかった場所だし、英語が通じる国なら一人旅でも不安はない。

その事だけ伝えようと思っていたら、彼から電話がかかってきた。

出るつもりはなかったのに、間違ってボタンを押して通話状態になってしまった。

切るわけにもいかず、仕方なく話す事にした。

私は友達にすら戻る気はないと告げたが彼は食い下がり、とりあえず旅行は一緒に行こうと言った。

最初最後旅行だと思って、仕方なく一緒に行く事にした。


ベトナムを経由し念願のメルボルンに着いた日。

はしゃぎすぎてそれが最初最後旅行である事も忘れていた。

さて寝ようかという時になって、彼が「やっぱり嫁においでよー」と言った。

まさかそんな事言われるなんて、思ってもみなかった。

色んな感情が溢れて、大泣きした。彼の前で泣いたのはそれが初めてだった。

本当は、彼とずっと一緒にいたいと思っていた。彼のことを思って、身を引くつもりだった。

でも、結局できず、二度目のプロポーズをOKした。


それから数日は、幸せだった。でも、長くは続かなかった。

ある時、物珍しさから彼のスマホをいじっていて、偶然発着信履歴を見てしまった。

ほとんど全てが、私以外の女の名前だった。彼は一人ひとりそれが誰であるか説明し始めたが、

ただ一人、全く説明をしない名前があった。それが元カノだった。

発着信履歴の8割がその名前だった。彼からも何回も電話をかけていた。

やっぱり、戻りたいんだろうなー。と、改めて思った。


日本に帰って来た日の夕方に、新居の鍵をもらう予定だった。

でも、部屋を契約したことを後悔していた。

鍵をもらった後、彼と一緒に家具を見に行ったが、全く楽しい気分にはなれなかった。


から身を引かないといけない、そう思っているのに、どうしても決断できなかった。


旅行から帰った週の金曜日富士通での最終出勤日を迎えた。

使っていたPCの中のデータを全て消して、返さないといけない。

仕事の合間に同期達とやりとりしたメールを見返した。

私が彼に送ったメールは、2460通にもなった。単純計算で、1日2~3通。

コンパイル中とか、残業中の息抜きとか、飛行機の待ち時間とか、そういう暇つぶしの他愛ないやりとりが、

つの間にかそんな数になっていた。そのやりとりに、どれだけ救われたかからない。


元彼とやりとりしたメッセンジャーログもでてきた。

全て消す事で、けじめをつけようと思った。


次の日は引越しだったので、帰宅後は荷造りをした。

痩せてサイズが合わなくなり、全く着る事もなくしまったままだった服が大量に出てきた。

その服を着て彼に会った時の記憶が蘇ってきた。全部ゴミ袋に突っ込んだ。

捨てる事で、全部終わりにできると思っていた。

私の全て ⑥転機

初めてリーダーを任されたプロジェクト成功したことで、私は会社を辞める事を考え始めた。

もちろん、以前のように仕事が辛くて辞めたいと思ったわけではなく、

全力で仕事をした結果、私ができることはやり尽くしたと思ったからだった。


医療SEは激務で、女が長く続けていけるような仕事ではなかった。

こんな生活を続けていたら、いつか体を壊すだろうと思っていた。


そして何より、地元に帰りたかった。

どうしても一人暮らしがしたくて、わざわざ東京大学を受けた。

就職する時地元に戻ろうかと思っていたけれど、まだ少し東京に未練があって

両親が反対するのもきかずに東京就職した。

でも地元を離れて時間が経ち、帰りたいという気持ちが強くなっていた。


そんな思いもあり、転職活動を始めた。

活動を始めて1ヶ月、あっさり内定をもらった。

東京会社ではあったものの、タイミング的に新年度を新しい会社で迎える事ができ、

また、思ってもない程の好待遇仕事の内容も興味があり、それまでの経験も十分に生かせるものだった。


でも、どうしても会社を辞めるという決心がつかなかった。

5年間勤めた会社。そう簡単に辞められるわけもない。

でも、それだけではなかった。


二度とオンラインになる事のない、メッセンジャーの彼の名前

社内システムで、ファイルの最終更新者として残る彼の名前

それを見る事で、彼がそこにいるような、見守られているような気がしていた。

それらをもう見る事ができなくなる。

そう思うと、辞めるという決断がどうしてもできなかった。


最初内定をもらった会社は辞退し、その後も悩みつつ転職活動は続けた。

そしてGW明けには、地元会社内定をもらうことができた。


これで地元に帰れる。妹や友達にも相談し、その会社入社しようとほぼ決めた。

そして会社を辞める事で、彼のことにけじめをつけようと思った。

彼の事を忘れたいと思った事は一度もなかった。

でも、どこかでけじめをつけなければいけないということはいつも考えていた。


そんな時、また別の東京会社内定をもらった。

業界最大手であるその会社内定をもらえるとは、正直思っていなかった。

その会社が、中途はほぼ契約社員しか採らない事を知っていたので、

正社員しか考えていなかった私は、記念受験程度で受けていた。

思っても見なかった、正社員としての内定


更に悩む事になった。

仕事内容や待遇など総合的に考えると、最後内定をもらった東京会社が良いのは分かっていた。

でも、地元に帰りたいという気持ちも強かった。どちらかに決める事ができず、悩み続けた。


回答期限を何度も延ばしてもらった。

最終的には、東京会社から希望があれば数年以内に地元への転勤も可能という話を聞いて、入社を決めた。


会社に未練が全くないわけではなかった。

最後は、その気持ちを半ば強引に断ち切った。


会社の寮に住んでいた私は、辞めるとなれば当然引っ越さなければいけなかった。

就職する時に、寮に入らない荷物を実家に送っていたため、まずはそれを取りに行こうと思った。


車を持っている友達に頼んで一緒に行ってもらおう、と思いつき、例の男友達を思い出した。

以前から、私が引っ越す時は手伝ってね、と言っていた。これもある意味引越しだ。


金曜の夜に出発して、西宮へ向かった。

実家で荷物を積み込み、大好きな地元ケーキ屋にも行った。

大好きな街。やっぱり帰りたいという気持ちが出てきてしまい、東京会社を選んだ事を少し後悔した。

帰ってくるのが数年遅くなっただけ。あと少し、東京でやりたい仕事頑張って、必ず戻ってくる。

自分にそう言い聞かせた。


その日は一緒にホテルに泊まった。

こいつ一応彼女いるのにいいのかよ。。とは思ったが、お互い全く異性という認識がなく、

一晩一緒に過ごしたところでどうこうなるなんて考えられなかった。

その日は広いベッドで、くっついて寝た。

5年間友達でいて、しょっちゅう一緒に遊びに行ってはいたけれど、あんなに近付いたのは初めてだった。

体温がものすごく気持ちよくて、離れたいとは思わなかった。


帰りの高速で、「私たち恋人同士にはなれないけど、夫婦にだったらなれそうだよねー」

という話をした。昔から、私たちはよく似ていた。食べ物の好みは見事に一致していたし、

何故か同じタイミングで同じことを考えていたり、相手が考えている事が分かったりする事が多かった。

「でも実際結婚したとして、結婚10年目ぐらいの熟年カップルからスタートだよねー」

「新婚の初々しさなんてきっと皆無だよねー」なんて話をしていた。

あり得ない事だけど、もし本当になったら、きっと幸せだろうなあ、と思っていた。


無事帰宅し、疲れて寝ていたら、その友達から彼女と別れた」という報告の電話があった。

車の中で「別れるかも」という話はしていたが、まさか本当に別れるとは思わなかった。

そして彼女愚痴でも聞かされるのかと思ったら、何故か私たち結婚したらどうなるかなぁという話をしていた。

まさかそんなことあり得ない、とお互い分かっていたはずだったけど、そんな話をしているのは楽しかった。


彼を亡くした後、誰も好きにならないと決めていたわけではないけれど、実際誰も好きになる事はなかった。

今後も、誰も好きになることはないのかもしれないな、と思っていた。

そもそも結婚恋愛は別物だ、と思っていたから、恋愛飛ばし結婚だけできるなら、それもありだなぁと思った。


その週の土曜日は、一緒に映画を見に行く約束をしていた。

夜は沖縄料理屋で飲み、さてこれからどうする?という話になり、どっかのホテルで飲もうということになった。

帰る心配をしなくて済むからいくらでも飲める、という考えからだった。


飲みながらDVDを見た。見終わってベッドに入ると、彼は突然

結婚しよう。舞といつか生まれてくる子供を、一生愛せる自信あるよ」と言った。

まさか本当にそんな事言われるとは思わなかった。信じられなかった。でも嬉しかった。

この人と一生一緒にいたいと、本気で思った。

そして彼は「んじゃーまぁ、一応付き合っとく?」と言った。

お互い、恋愛ではなくて結婚がしたかっただけだったが、便宜上付き合うことにした。

そして「彼」は「元彼」になり、「友達」が「恋人」になった。

私の全て ①出会い

彼と知り合ったのは、2007年の秋だった。

当時病院システムを作るSEをしていた私は、福岡で行われたとある大学病院プロジェクト飲み会で、初めて彼と会った。


第一印象は、「かっこいいなぁ…」だった。

からといって積極的に話しかけるわけでもなく、「ちょっとイケメンプロジェクトメンバー」の彼とは、

その後2ヵ月半の間、特に関わりを持つことはなかった。


彼に関して私が知っている事は、岡山の子会社から本社に出向してきていることと、

岡山病院リーダーをしていることぐらいだった。


から知った事だけれど、彼は東京に来ていた時に私を見ていて、「あのスタイル良い子、誰?」と

私の同期に聞いていたらしい。それを知った私は、「気になったのは、見た目だけ!?」と少々膨れたが、

彼が私を見ていてくれたことが、ちょっとだけ嬉しくもあった。


そして2ヵ月半後。2008年2月

当時、SEは全員、専用のインスタントメッセンジャーを使っていた。

そのメッセンジャーには、その時の気分や居場所などを書き込める機能があり、その日私は

明日福岡だー。新幹線で行こうかなぁー」と書いていた。

今でこそ普通に乗れるようになったものの、当時私は大の飛行機嫌いだった。


眠気と戦いながら仕事をしていると、突然メッセージの画面がポップアップした。


明日福岡なの?


信者名前は、「Takahiro Inoue」

名前を見ても、一瞬誰だか分からなかった。

数秒考えて、それがあの「ちょっとイケメン」だという事を思い出した。


あー、井上さん、お久し振りですー。

ひさしぶりー。

明日福岡なの?

そうなんですよー。井上さん今日はどこにいるんですか?

今?後ろにいるよー。

えっ!?ええっっ!?!?

嘘。今キョロキョロしたでしょ。

ちょwwだましたんですかー!ひどー!

あはは。ごめんごめん。今日岡山だよ。


そんなやりとりが最初だった。


その後、夜遅くまで残業をしていると、彼からメッセージが送られてくるようになった。

仕事の話だったり、会社の人の話だったり、プライベートの話だったり。

仕事の合間のそのやりとりのおかげで、嫌だった遅い時間までの残業も、苦にならなくなっていた。

そんなやりとりを続けて1ヵ月半たったある日。


今度の金曜日、そっち行くよー。


というメッセージが飛んできた。

そして、そのノリで二人で飲みに行くことになってしまった。


正直、憂鬱だった。

元々人見知りする私は、メッセンジャーで会話はしているものの一度しか会ったことのない人、

しかも6つも年上の男性と二人で飲みに行くなんて、考えられないことだった。


会話、続かないだろうなー。

まぁ、2時間ぐらい耐えれば大丈夫。。。


そう言い聞かせて、終わらなかった仕事を翌週の自分に丸投げし、会社を出て、待ち合わせ場所に向かった。

実は、4ヶ月前に一度会っただけの人の顔を覚えている自信もなかった。

でも、待ち合わせ場所で私を見つけた彼は、本当にうれしそうな顔でにこっと笑って、私に駆け寄ってきた。


夜の7時に待ち合わせをしていた。途中で店を変え、結局お開きになったのは朝の4時だった。

会話が続かないどころか、会話が途切れなくて9時間も話し続けた。


それから彼が東京に来る頻度も増え、仕事が終わる時間を合わせて、同僚にはバレないように

二人で飲みに行った。

そして、私が出張岡山に行った事がきっかけで、付き合うようになった。


東京岡山遠距離恋愛だった割に、お互い出張が多かったので、平日は頻繁に会うことができた。

だいたい東京か、プロジェクト定例会が行われる福岡で会っていた。


とは言ってもお互い仕事が忙しく、仕事が終わってから会おうとすると既に深夜になっていることもあった。

特に彼の方は、頻繁に徹夜しなければいけない程の激務だった。

それでも彼は、必ず時間を作って会おうとしてくれた。会えない時でも、必ず電話をくれた。

私は電話が嫌いで、用件だけ話してすぐ切ってしまうことがほとんどだったし、それまで付き合っていた恋人とも、

長電話をすることはほとんどなかった。でも彼となら何時間でも話すことができた。


彼はとても穏やかな性格で、彼と一緒にいると、普段忙しすぎて殺伐としていた心が安らいだ。

SEとして2年目、一人で仕事を任されることも増え、自分の知識のなさと

プレッシャーとでイライラする私を、優しく包み込んでくれた。

2011-12-24

ハーモニー リマインダー

一度ハーモニーを読んだ人(=自分)がハーモニーの内容を思い出すためのもの

01

 いまから語るのは、「私」の物語

02

 高校生時代

 私は、同じクラスのミァハに話を持ちかけられる。大人になってwatchmeを入れられて、社会の一員としてからだを見張られる前に、パプリックエネミーにならないかともちかける。

 リソース意識、公共的身体の意識にあふれた、窒息しそうなほどの優しさをあびせかけてくる社会の敵になろうと。

 自分の体は自分ものなのだ世界に主張してやろうと。

03

 私は大人になり、WHO螺旋監察官をしている。

 その仕事をしていれば、自分の体を自分ものとして、たばこをすったり酒を飲んだりできるから

 

 しかし、こうしてミァハ的(自分の体を自分ものとする)な生き方にたどり着くまでに、大きなものを失った。それは、ミァハの命。

 高校生時代、私とキアンに、ミァハは一緒に死なないかと持ちかける。私たちがこの「優しい」「公共的身体」の社会から脱出するためには、それしかないように思われた。

 私の父こそ、この「優しい」社会を作りだした研究者の一人なのだと私がいったら、ミァハはどう思うのだろう?

 私はいま、酒をのみ、たばこを吸い、ミァハ的な生活をしている。

 でも一方、螺旋監察官として、「優しい「生府」」のある側に属して、「優しさ」を、それのない世界に広める仕事をしている。本当のミァハにはなれていない。臆病者だから

04

 螺旋監察官をしていれば、さまざまな種類の死が待っている。通常の人間には老衰しかありえないのに。

 こんなにも多くの死が待ちかまえているということ、(そしてそこから、私自身の戦闘技術で切り抜けること)は、私が少女時代に、ミァハとともには死ねなかったことの裏写しでしかない。

 高校生時代、私とキアンは死ねなかった。ミァハだけが自殺を成し遂げた。

 ミァハですら、わたしを殺すことはできないんだ。

 この優しさに満ちた、公共的身体の意識にあふれた社会は、誰の手によっても、どうにもならないんだ。高校生時代に、そういう諦めの境地に達し、私は死ぬことを挫折した。

05

 上司オスカーシュタウフェンベルクに、飲酒を見られる。

 そのため、私は日本に返される。

 だが、私が酒を飲んでいたことは、世間に知られるわけにはいかない。私は私自身の失敗を人質にとることができる。

06

 私は日本に帰ってくる。

 かつて私やミァハと一緒に死のうとしたキアンが空港に迎えにきてくれる。

 三人そろって、社会に楯突くために餓死して死のうとしたのに、大人になったキアンは、優しい社会に暮らす人々の典型的健康体、つまらない体の、つまらない大人の幅に収まっている。

 私はミァハにあこがれ、不摂生な生活をしているのに。

 ミァハが敵になろうとした「優しい」人々と、キアンは交流を持ち、社会リソースとしてボランティアをするようになっている。私はそういう人たちとは会おうとも思わないのに。

 私はだんだんミァハになっていた。生きていたらこうなっていただろうミァハに。

 キアンと一緒に、レストランで食事をする。と、

「うん、ごめんね、ミァハ」

 キアンはそう言い、突然に私の目の前で自殺する。

 同時に世界で、何千人もの人々が自殺していた。

2

01

 自殺したのは、スクナビコナ(北海道神宮とかとかとかにまつられる、酒とかとかとかの神。オホムチ大国主とペア)生府のアグリーメンツだった。

 キアンの死を直視したことと、謹慎として日本に返されたこと。この二つを理由に、私は螺旋監察官であるにも関わらず、自殺の同時多発事件の捜査に加われない。

 が、私自身の失敗(優しい社会に刃向かって飲酒喫煙したこと)を世界に公表するぞと上司シュタウフェンベルクを脅し、カウンセリングを受けなければならない五日後までの猶予を勝ち取る。

02

 無数の自殺者のなかで、キアンだけが意味のある言葉

「ごめんねミァハ」を遺して死んだ。

 だから私は、ミァハの両親宅を訪れた。

 ミァハの母レイコは、ミァハを立派な社会的リソースにできなかったことを悔いている。自殺願望のある子に育ててしまったことを悔いている。

 ミァハはレイコ遺伝子的な子供ではなく、チェチェン戦争孤児だったと知らされる。

 そしてミァハが自殺後、献体されたことも知らされる。

 献体された研究者は、ヌァザ――私の父。

03

 キアンが死ぬ直前、彼女との食事の回想。

 キアンの告白

「ミァハが作った薬を飲んでいると、私の体がみるみる変化(ルビ:餓死)していく。「優しい社会」が提供する医療に浸りきった私は、体は恒常的なものなのだと思っていた。こんなにも変化するものなのだとは思ってもいなかった。だから恐ろしくなり、私たち三人がしていることを親に相談した。でも、そのとき、ミァハは変化しきっていた。死んでいた。だめになってた」

 私は、

「私がこうして生きているのは、キアンのおかげなんだね。アルコールたばこで体を傷つけられるのはキアンのおかげ」

 キアンは、

「トアンは、どうして私がキアンと友達になったのか聞いたよね。私だって、ミァハと同じように、あのころ世界に息苦しさを感じていた。リソース意識なんて冗談じゃないって。……でも、ミァハと友達になった本当の理由は、たぶん、バランサーを気取っていたからだと思う。ミァハが言っていた、死んじゃおう、とか、誰かを殺しちゃおうっていうのを、踏みとどまらせる役になろうとして、友達になったんだ」

 そして、キアンの葬儀彼女はこれから液体になり、社会リソースになる。

 父はバグダッドにわたっていた。

 一方、父の共同研究者ケイタは、日本に残っていた。

 ケイタは、「意志というものは、競いあう欲求のどれを選ぶのかを決定する主体」という。

 ヌァザの研究は、人間の欲望や意志を制御するものなのだともケイタは教えてくれる。その研究を進めるために、バグダッドに渡った。

 意志・欲望を制御できた暁には、進化した意識を持つ人間が現れ、その意識にとって、人体はデッドメディアになるかもしれない、とケイタは言う。

 精神こそが、人体を生きながらえさせる手段なのかも。肉体にとって精神がデッドメディアになるときがくるかもしれない。と私。

 上司シュタウフェンベルクに、私の行動を報告せずにいると、

いつまでも「失敗」を人質にして自由に振る舞えると思うな」と、ARの電話口で叱責される。――電話をして、うつむいている私。

 キアンも、死の直前、うつむいていた。死の直前、彼女もARで誰かと話していたのではないか

 螺旋監察官の権限で、キアンの通話記録を見る。思った通り、彼女電話をしていた。

「ううん、ごめんね、ミァハ」

 そう言った相手は、ミァハ本人――ミァハは生きていた。

 ミァハ曰く、

「善とは恒常性のこと。

 現在ほど、世界恒常性に満たされた時代はなかった。

 昔は王様がいて、王様を殺せば世界を変えられたのに、民主主義以降、みんなが互いに互いを律するようになったから。優しさのおしつけあっこ。

 私たちは、そんな社会から飛び出して、自分自分を律しようって誓いあったよね? キアンもトアンも。

 その勇気を、いますぐ見せて」

 そう言われて、キアンはキアン自身の体を殺したのだ。

01

 名刺――プライバシーという言葉が、まだいやらしい意味ではなかった時代個人情報を個人が隠し持つことを許されていた時代に、個人情報を相手に手渡す手段。

 友達になった私とキアンに、ミァハはそれを渡してくれた。

 インターポールりイアン・ヴァシロフも、初対面の私に名刺自己紹介した。

 そのとき世界は、あの集団自殺のせいでゆがんでいた。

 優しさを与えあう社会、互いに互いを信頼しあう社会

 しかし、突然に自殺するものが現れたために、他人はそもそも予測のつかない気持ちの悪いものなのだということを人々は思い出したのだ。

 ヴァシロフが調査しているのは、WatchMeを介して人体に不正アクセスすることが可能な組織

 その組織は、再び人類が〈ザ・メイルストロム〉に陥らないように、人類監視しようということを大儀銘文としている。

 しかし、その組織内の、その信念に反する一派が、今回の大量自殺引き起こしたらしい。

 ヴァシロフとの車中、テレビでミァハが人類に宣言する。

「一週間以内に、誰か一人を殺してください。それができない人には死んでもらいます

02

 ミァハが、大量自殺と宣言によって作った混乱。

 そして、生府が醸し出す、息苦しい空気

 それらについて思いを巡らせているうちに、「医療ドバイ」、バグダッドにつく。

 そのころ、世界で、宣言に促された他殺、宣言から逃れるための自殺が頻発する。

03

 バグダッドガブリエル・エーディンと会う。

 彼女曰く、

人間価値判断は、指数的な合理性ではなく、双曲線的な非合理性。合理性と非合理性の争いが、意識である

04

 私のホテルの部屋に、ARではない、紙の書き置きがある。

「アブー・ヌワース。ARなし、盗聴なしで」

 アブー・ヌワースの人々は、WatchMeを人体に入れておらず、様々な病気にかかり、早死にする。

 アブー・ヌワースの食事は、生府に管理された世界のそれと違って、カロリーカフェインアルコールハレンチなほど。

 そのアブー・ヌワースに、父ヌァザがいた。彼が渡しに書き置きしたのだ。

05

 父は、ミァハの死後に、研究に没頭するために、私と母を残して家から去ったのだった。

 その父と、バグダッドで再会する。

 父の研究は、ヴァシロフが調査する組織で行われていた。父は組織の一員だった。

 組織人間意識を保持する能力を保持しているのは、再びザ・メイルストロムのようなことが起きたときに備えてのことだった。

 組織の上層――ザ・メイルストロムを生き延びた老人が望んだ世界。それをミァハは唾棄した。

 当時、多くの子供たちがミァハと同じように自分の体を傷つけるようなやり方で自殺を試みていた。この「優しい」社会ストレス限界にいる子供たち。それは、利ソース意識にあふれたこの社会の、対処するべき社会問題だった。彼らですらコントロールできるように、父らの組織システムを組もうとしていた。

 キアンの告発によって辛くも生き残ったミァハは、自殺性向のある子供として、組織モルモットになっていた。

ハーモニープログラム』。それには、老人たちですら二の足を踏むような重篤な副作用があった。

 それを実行すると、人類から意識が消滅する。

06

 意識が消滅するのはハーモニープログラムを実行すると、人間の非合理性が合理性と迎合し、葛藤がなくなるため。

 結局、プログラム人類に実装されてはいものの、第二のメイルストロムまでは実行されないものとする。そういう折衷案を老人はとった。

しかし、なぜミァハはそれを実行しようとしているの」と私は問う。

「ミァハの意識は、戦争の渦中、自殺を行うために後天的に獲得されたものだ。そして――」

 父の説明の途中で。ヴァシロフが現れる。

 ヴァシロフはインターポールとしてではなく、組織の一員としての仕事をこなすために現れた。彼は、組織の中でも、父と対立するミァハ派の一員だった。

 父は主流派のリーダー格。主流派の結束力を弱めるため、ヴァシロフは父をねらっていた。父がでてくる好機を作り出そうと、娘の私を泳がせていたのだ。

 ヴァシロフらミァハ派の目的は、人類を正しい調和へと導くこと。

 ヴァシロフは私の銃弾を食らい、父は私をかばってヴァシロフの銃弾を食らう。二人とも死ぬ。

 死の間際、ヴァシロフは、ミァハがチェチェンにいると私に告げる。ミァハの生まれ故郷に。チェチェンの、〈対ロシア自由戦線〉に。

01

 高校時代の回想。

 日本の、学校という権力のなかに、私もミァハもキアンもいた。

 ミァハは、「私は前、こことは別の権力に従わされてた。地獄だった。向こうにいたら、銃で殺される。

 でも、こちらがわにいたら、優しさに殺される。どっちもどっち。ひどい話だよね」と。

 ミァハの宣言により、世界の各地で殺戮自殺心中が頻発している。

 その問題についての、螺旋監察官会議(ARセッション)。

 わたしはシュタウフェンベルクに、これまでの捜査経過を報告したい。

 しかし、どこまで情報をつかんでいるか組織スパイされないために、セッションシュタウフェンベルクとの二人きりに切り替える。

 と、シュタウフェンベルク彼女自身が組織の一員なのだと明かす。

 ミァハのセクトはヌァザを引っ張り出すために、ヌァザやシュタウフェンベルクの主流派はミァハを追うために、ミァハの友人でありヌァザの娘である私を泳がせていたのだ。

 私が自由に行動できいていたのは、「失敗」を利用できていたからではなかったのだ。

 シュタウフェンベルクら主流派はミァハと接触し、どうして人々を自殺させているのかを聞き出したかった。

 チェチェンにいる螺旋監査官、ウーヴェに協力を要請する。

02

 チェチェンのウーヴェと会う。

 ウーヴェは、ミァハがいるはずの〈対ロシア自由戦線〉との人脈を持つ。

 ウーヴェは、私と同じようにも「優しい」社会に息苦しさを感じ、そこから逃げ出すために螺旋監察官になった男だった。

 ウーヴェが呼び出した現地の少年、〈対ロシア自由戦線〉のメッセンジャーに、私は「紙」を渡す。

 すぐに、〈対ロシア自由戦線からの返事がくる。

 一人で、ARの通じない山を登れ、と。

03

「優しい」社会では感じられない、身体の不自由さを意識させられながら山を上る。

 進化のつぎはぎでしかない身体を意識させられる。そして、私の感情も、私が私であるという思いこみも、進化の結果でしかないのた。

 バンカーの中、ミァハと再会する。

 ミァハが私に会おうと決めたのは、少年が持ってきた「紙」が、かつてミァハが私にくれた「名刺」だったから。

「ミァハが自殺に追いこんだ人たち、それに、父さんとキアン。誰も死ななくてよかった」と私。

「そう。死んでいい人なんていなかった。そして、これ以上死人を出すわけにはいかない。でも、こうでもしないと老人たちはボタンを押そうとしない。

 私たちの望みは、人類ハーモニクス

04

 高校時代、ミァハの自殺の直前、彼女の持ち物の本を火葬した、それを私が手伝った思い出。

 私たち三人の死が、世界に対する一撃になるはずだった。

物語のコア〉

 ミァハは、

「私の意識は、ここの、チェチェンバンカーで、性的暴力という人間の野蛮によって生み出された。

 でも、人類が持っているはずの野蛮を押さえつけようとする「優しい」社会では、人間が壊れていく。自殺していく。

 私は世界の人々を愛している。この世界に、人々がなじめずに死んでいくのなら、彼らは生きるために、人間という意識であることを突破しなければならない。意識という、進化上のその場しのぎの機能を取り払って生きなければならない。

 ……組織の老人たちは、『意識の停止』を死と同義と受け取った。だからボタンを押そうとしない。私の民族のように、意識のない存在だっているのに。

 それでも、世界がめちゃくちゃになりそうになったら、老人たちは意識の消滅、ハーモニクスボタンを押すはず。

 私は、毎年無為に命を落としていく何百万の魂のために、魂のない世界を作ろうとしたの」

〈/物語コア〉

 私は、

「ミァハは戻りたかったんだ、意識のない風景に。……じゃあ、それを奪うことは、父さんやキアンを奪われたことに対する、ささやか復讐になるかな。

 あなたの望んだ世界は実現してあげる。

 だけど、それをあなたには与えない」

epilogue

 そして、人類意識を失った。

2011-11-29

何が「ええー」なの。何が不満なの。この上被害者を悪者にしたがるはてサ政治

http://twitter.com/#!/flurry/status/141322110126669825

ただの釣り人が、なんか親原発政治的なメッセンジャーに仕立て上げられて反原発派に叩かれた上、デマを打ち消すためにただの一釣り人であり趣味人であり政治性はないと弁明したら、当の反原発派が「えー」。デマものすごい勢いで食いついて死人に縄を打ったてめえらの身内の不始末にケジメもつけないで、何が「えー」だ。

自称中立」批判のつもりなんだろうけど、無理矢理どっちかの陣営に巻き込まれたことに抗弁しても「自称中立」扱いなのかよ。なにこの回避不能の罠。

2011-07-09

初音ミクLAライブ外国人感想その3

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 初音ミクLAコンサート「Mikunopolis」関連の感想和訳その3。今回は初音ミクを文字通りの神話ブードゥー教とか日本神話とか)と結びつけていた文章を紹介する。とはいっても生真面目なものではなくどちらかというとノリと勢いで書かれており、読むのも訳すのもそんなに苦労はない。肩の力を抜いて軽~く読むのにちょうどいい感じ。

 引用元のurlは以下の通り。

http://animediet.net/conventions/vocaletariat-at-mikunopolis-unite

+++++勝手翻訳開始+++++

ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!

 ボカレタリアボカロ階級革命だ。ボカレタリアート(ボカロ階級者)とはボーカロイドを使う人民階級であるアニメタリアート(アニメ階級者)のようなものであり、そして多くのボカレタリアンたちとアニメタリアンたちは間違いなく重なっている。ボーカロイディアン(ボカロ人)、ボーカロイディスト(ボカロ主義者)、ボーカロイディズム(ボカロ主義)。そう、ミクノポリスは確かに革命的体験であった。ミクノクラシー(ミク政治制)、ミクノクラティ(ミク官僚)、ミクノロジー(ミク学)、ミクノレプシー(ミク症)、ミクノマンシー(ミク術)!

http://mikunopolis.com/

 さて、俺がミクノポリスで期待していたのは、実は完璧ホログラムだった。つまり三次元立体画像を考えていたんだ。けど彼女スクリーンから決して出てこようとはしなかった。ステージから降り、聴衆の中に飛び込んで踊りまくることはできなかった。だから俺の期待とは違っていた。だから技術的にいえばそいつはまだマクロスプラスシャロンには及ばなかった。シャロンステージを降り、お前らと交流することができる。スキンシップできない点だけだよ、同じなのは……。

 初音ミクのようなボーカロイドは、新たなる神だ。伝統的にアイドルってのは三次元人間、つまり役者/歌手偶像アイドル)の役を演じていた。偶像彼女に憑依した時、彼女アイドルになる。それが演技という概念だ。日本語で演技はhaiyuu(俳優)と言い、その本来の意味は「神に憑依される」というもの俳優語源については違う説明もある]。そんでもって多分、日本最初アイドルはウズメちゃんだな。彼女最初エンターテイナー兼、踊り子兼、お笑い芸人兼、役者兼、演奏家兼、歌手だった。そう、彼女こそ最初のGeigi[芸妓]、Geisha[芸者]だったんだよ。なんだってー。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ame-no-Uzume-no-Mikoto

 最古の文学はどんな文明でも常に神話だった。つまり最初文学に出てくる登場人物は神々であり、そして役者は神々を演じた。だから演技は神の技、つまりオリシャ[ブードゥーの神々で、神ごとに踊りやリズムがある]と見なされたんだ、当然。それこそかつて俺らがmarebito[客人]を迎えたやり方だ。だけどボーカロイド降臨以来、俺らはもはや四つ辻でエシュ=エレグバ[ブードゥーの神]を演じる人間を必要としなくなっちまったコンピューター女優を生み出し、本物の女優に取って代わったS1m0ne[映画]のように。そしてコンピューターに生み出されたアイドル歌手のミクが、本物のアイドルに取って代わった訳だ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Orisha

http://en.wikipedia.org/wiki/Marebito

http://en.wikipedia.org/wiki/Eshu

http://www.youtube.com/watch?v=Yd60nI4sa9A

http://www.imdb.com/title/tt0258153/

 ボーカロイドは演じる際に三次元人間を必要としない。そう、miko[巫女](女性シャーマン)は不要なんだ。日本で最も古い音楽劇はkagura[神楽](神の音楽)という。まとめて「Sarume」[猿女]と呼ばれていたウズメの末裔たちが神楽を演じた。そしてまさに、ミクノポリスこそが最新の神楽なんだ。つまりミクはウズメの直系子孫ってわけ。そしてミクはもちろんneo-marebito[新たなる客人]ってことになる。

 アイドルってのは架空キャラだ。なにしろそれはリアルじゃないんだから。なのに本物の人間アイドルを演じるってことは、つまりアナログアイドルとは偽物の人間、言い換えれば架空人間ってことを意味する。かつてアナログ時代において、俺らは神の声を聞く巫女を必要とした。でももう巫女はいらない。なにしろ俺らは直接、神の声を聞けるんだから。それこそがデジタルアイドル! ボーカロイドアイドルは偽物じゃない。架空じゃない。正真正銘、まさにそのままなのだ! 存在す、故に存在すってか。

 そして今や俺らみたいな連中は好きなように音楽を作ることができる。俺らの歌を歌わせるために優秀な歌手を雇う必要はないし、音楽制作のためのスタジオもいらねえ。完全に大衆指向だ。誰でもボーカロイドを使って作曲ができる。

 もしスティービー・ワンダー音楽フレーズを創り出すためにボーカロイドを使ったらどうなるんだろうな。彼は様々な楽器からその潜在能力を引き出す方法を知っている人物の一人だ。モーグのようなとても原始的陳腐シンセサイザーですら、スティービー・ワンダーが使えば空前の偉大な楽器のように音を響かせるだろうさ。

http://www.youtube.com/watch?v=9CWqY94kwH4

 これはプロレタリア革命というよりむしろボカレタリア革命なんだろうか? そう、確かに鏡音リンプロレタリア革命を唱道している。だがな、労働に従事する人民は実は今なお奴隷状態にあるんだ。なぜなら、労働をするのは奴隷だけだから労働はお前らを自由にせず、むしろ奴隷にする。アルバイト・マハトフライ労働は俺らを労働から解放しない。プロレタリア革命は俺ら全員を貴族ではなく、むしろ被搾取階級に仕立て上げる。

 一方、ボカレタリア革命は俺らをまさに特権階級にする。かつてアイドルを雇うなんて贅沢ができたのは、成功したプロ作曲家だけだった。だが今や誰もがアイドル自分の歌を歌わせられる。アクセスは力なり。インターネットは誰もが情報アクセスすることを可能にし、そしてボーカロイドは誰もがアイドルアクセスできるようにしたんだ。

 ミクノポリスフリッツ・ラング映画メトロポリスの正統なる後継者だ。あるいは手塚治虫の方のメトロポリスかもしれない。アイドルとはつまり作曲家と聴衆の間をつなぐ仲介者/メッセンジャー。でも今じゃ仲介者に本物の人間は必要ない。かくしてフリッツ・ラング予言成就せり。それこそがミクノポリスであーる!

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生約束フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

ファンサイト調べ業

ふと思い当たったフシがあったので、新しい業態想像してみた。もしも実在していて、その関係者がいたとしたらいまさら(笑)かいわれるんだろう。

何かの作品に対するファンが自発的にファンサイトを作る前提とする。そのアピールのためにサイトを作るようになる。

そのサイトがどのくらいあるのかを数を数えたり、リンクマップを作ったりするとファンサイトの全貌が明らかになる。

この業態にとって、SNSブログの貸し出しによる囲い込みは好都合だ。

サイトから見える見た目はそこまでだけど、SNSで繋がっているとかメッセンジャーで繋がっているとか電話番号を交換している仲だとか、IPアドレスから住所を調べるだとかして、できる限り個人を特定しておく。仲良くなって年賀状とかお中元とかお歳暮を送って調べてもいいよね。

このお前のことは知っているんだ的な事実の突きつけは、抑止力になると思う。ただただ純粋にファン活動を楽しみたい人にとっては怖い。

即売会組織的にすべての小間で全種類買いまくっている人がそういう調査の人だととしたら、怖い。そこまでして目立たなくてもいいと思う人は多いだろう。

そうこうしているうちに誰に情報を与えると有効にリンクがつながっていくかがわかってくる。

そこが情報の上流。上流から流した情報は少しずつ広がりながら下流に流れ、情報の海へしみわたる。

いくつかの情報の上流を押さえたら、そこから一斉に情報を流すと下流で情報が合流したときは大きな流れになっているかもしれない。

もしもマーケティングの達人と呼ばれるような手練がいるとしたら、このくらい緻密なことを考えていてもおかしくない。

緻密なマーケティングの結果、盛り上がったのではなくファンサイトの自発的な盛り上がりがすごいという評価が世の中の評価になれば、仕掛け人的には最上級の成功だろう。近江商人理念である「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」につながっていくように見える。

同好の士として近づいてきた人が、実は何かの組織の息のかかった「何か」だとしたら、気味が悪い。

あるとき急に羽振りがよくなったときを境に豹変しちゃう人もいるかもしれない。

そのような人間関係が発露することはまれだろう。きっとうまくやっている。

流通の末端で、作品を受け取っている人間にとっては関係のないことなのかもしれない。

このようなほころびが想像できてしまったことは、純粋なファン活動をやめるきっかけになりそうな気がする。

シカケに乗せられているのはスマートじゃないからだ。

普通の生活に戻れるってことだ。昔の日常に戻ろう。日常に。ただそれだけ。

2011-06-24

公開鍵暗号方式みたいなファイル暗号ツールとか無いかなあ

公開されたネット上のやりとりで、メールメッセンジャーを使わず任意の相手だけにファイルを渡したい場合がちょくちょくある。

こんな感じでやりとり出来るといいんだけどな。

  1. 渡したい相手、自分の公開鍵を公開する。
  2. 俺、その公開鍵で渡したいファイル暗号化し、どこかにアップロードし、渡したい相手にそのアドレスを知らせる。
  3. 渡したい相手、ファイルダウンロードして秘密鍵で復号化する。
    秘密鍵を知らない第三者がファイルを入手しても復号化不可能。

あと、最近流行GPUを駆使したらZIPファイルパスワード解析速度ってすんげー上がりそうだよね。

2011-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20110527144329

それはないわ

あるよ。

ミクシーとか、ツイッターとかメッセンジャーとかやってないの?そういうので男女で会話がはずんだことがないなら、ネットで知り合って実際に合ってHなんて無理。元増田がやりたいやりたいってここに書き込んでいる間にも、ネット上で盛り上がって合う約束をしている男女はいる。

暴力団かもしれないとかの不安

普通の会話能力があれば、会話の中で相手がやくざかそうでないかぐらいはなんとなくわかる。

2011-03-25

不謹慎震災の話。災い転じて福となしちゃった場合ケーススタディ

私の心の中にはいつも1人の救世主が住んでいます。

最初救世主小学校1年の時に好きだった初恋の相手。

直接想いを告げることはできませんでしたが、いつも一緒に遊んでいました

時を経て、高校生となり、一丁前に恋人ができ、すっかり忘れていたつもりでした

ところがどっこい、ある日突然私の前に現れて、楽しかったこと、

私が楽しくなれるようなことを次々としては去っていきました

そう、夢の中で。

あれ?なんでこの人の夢を見るのだろう?

とっくに忘れていたつもりだったのに。

しかも付き合っている彼氏もいる。

その後も何度か、突然夢の中に顔をだしては

心がポワンと温かくなるようなことを次々としでかして去っていきます

もしかして恋愛感情が残っている?

20歳にさしかかろうというまだ若かったその時期には、

そんな風に考えてみたりもしました

学生から社会人となり、大人の階段を徐々にのぼり始めていました

その後私は

いろんな人と出会い、いろんな人に恋をし、

いろんな人に失恋し、玉砕して自暴自棄になって暴れたりとか

その時その時を全力で

楽しんだり苦しんだり泣いたり笑ったりしながら過ごしてきました

そしてある日、

初恋の相手は夢にでてこなくなりました

その代わり、今後は別の人が現れるようになりました

その頃私は、ブログを立ち上げ始めた時期でネットという世界に興味津々。

たまたま呼ばれたオフ会で呼ばれて出会った相手です

その日は普通に会話をし、

なんか一発殴られたような気もしました

気にせず帰ってきました

その後、メッセンジャーを通して文字で会話をするようになり、

PCに疎かった私にいろんなことを教えてくれました

この時も私には、付き合い始めたばかりの彼氏もいて、

とりたてて恋愛感情などというものを感じていたわけではな

ただただ、会話するのが楽しくて

毎日のようにとりとめのない話をしていたと記憶しています。

それどころかいつも怒られてばかりで

というか怒らせるようなことをしでかしている私が悪いのです

3回に1度は平謝りに謝まってばかりだったと記憶しています。

その人が突然夢の中にでてくるようになったことは

本人には口が裂けても言えません。

言ったら「きめえよ、ふざけんな」と怒られること確定だし。

また、言ってしまうことで大事な何かが壊れてしまうような気がして

私だけの秘密にしておくことにしました

ところがそんなことに気を遣うなら、もっと別のことに気を遣えよ

と、自分自分を責めてあげたいことをやらかししまったのです

酔った勢いで、決定的とも言えるべき非常識な暴挙にでてしま

完全無欠に怒らせてしまいました

平身低頭で謝ったのですが、許してくれる気配がまったく感じられず

ただただ自分のバカさ加減に愛想をつかすしかなかったのです

なのに夢の中には相変わらずちゃっかり現れてくれちゃって

目頭が熱くなるようなうしいことをジャンジャンやらかしていくのです

から目覚めると、指先までほわっと温かくなっていて

冷え性の私に、とても良い血行状態を与えてくれるのです

定期的に夢の中にはでてきてくれますが、

実際には二度と話すことができなくなってから2.3年の月日が流れていました

そしてあの、忌まわしい311東日本大震災が起きたのです

揺れがきたとき、私は忘れ物をとりに自宅に戻っていました

このままちょっと一休一休みと、

パソコンで少し作業をした後、

ベッドに横になり漫画を読み始めた時にそれはやってきたのです

ひとりぼっちだった寂しさと、6階という高所にいた為、

体感震度と心の震度ボルテージは最高潮に達し、

「私、淘汰されるかも・・・今度は私の番だったんだ」

という諦めと恐怖が入り混じった感情がドクドクと体中を駆け巡りました

棚という棚から物が飛び出し、食器や鏡が割れる音が響き渡ります

ニュージーランドで起きた震災の家屋倒壊をニュース映像で見ていたので

あの映像が頭の中でシンクロしていきます。このマンションは突貫工事で建てたっぽく

新築なのにあちこちに不具合がでていて、やばそうな気配を醸し出していたかです

揺れが若干収まったあたりで、外の様子を見てみることにしました

目の前の家の瓦屋根の瓦が全て落ちてしまっています。

そして子どもの泣き声が。

2つ先の部屋に住んでいる子でした

ドアが開いていたので様子を見に行くと、お母さんが放心状態で立っています。

小学生女の子ワンワン泣いている2.3歳くらいの妹を抱きかかえるようにして立っています。

とりあえず避難だ!

幸いにもここは避難所である学校の近くです。その親子と一緒に避難所に向かいました

一人じゃないっていうことで、私自身がすごく救われた気分になりました

避難解除がなされ、深夜頃、自宅に戻ることができました

倒壊すると思い込んでいた建物も無事のようです

「私まだ、生かされてる」

再びベッドにごろんと横になり、ここで私の走馬灯はまわりはじめました

私がかかわってきたいろいろな人が頭の中をめぐりはじめました

「そういえばあの人、大丈夫だったかな?」

真っ先にあの人のことが浮かんできました

今更連絡なんてできないしなー

ていうか私のことなんでもう記憶から抹消されてんだろうなー

なんて思いながら、幸い停電することもなかったので

電源がついたままのパソコンの前に座りました

ここで奇跡が起きたのです

つなぎっぱなしだったメッセンジャーから着信メッセージ

なんと、あの人からのメッセージ地震直後に入っていたのです

「だいじょうぶだったか?」

たった一言

たったその一言だけなのに

これほど心にズシンと響いた言葉はありませんでした

この付近では震度6強記録したそうですが、それ以上です

不謹慎ながら「揺れといてよかった」と思ってしまいました

まだオンラインっぽかったので、

「だいじょうぶだよ」とメッセージを送信してみました

なんと返事が返ってきました

2.3年ぶりの会話です

お互いに地震直後の状況を軽く報告しつつ

最後

「生き残れたら、また一緒に遊ぼうね」

と送信しました

「絶対やだ」

と帰ってきました

うんそう、いつも通り。昔と変わらない反応です

夢の中でいつも助けてもらっていること、

すごくごめんなさいってずっと思っていたこと

言いたいことはたくさんあったけど、

あえて言う必要はありません。

あの人にとっては、ほんの軽い気持ちで声をかけてくれたのでしょう。

けど、その一言にどんなに救われた思いがしたか、

全てを伝えてしまうにはあまりにも重過ぎて、

逆に負担をかけてしまうことになります

というか

ほどけかけていた紐が、またかろうじて繋がったのに

またほどけてしまいそうで本当はすごく怖かったのです

でもだけど

心って結構通じるんじゃね?

って思えたことは事実だし、

「災い転じて福となす」って結構本当のことなのかもしれません。

何気ない一言が、実は誰かを救っているかもしれない。

知らず知らずのうちに、誰かを救っているかもしれない。

人は誰もがどこかで誰かの救世主になっているのかもしれません。

私の心の中の救世主は、そんなことはまったく我関せずに

今日もどこかでまた別の人を救っていることでしょう。

この気持ちってどう表現したらいいのだろう?

恋愛のそれとはまた別かもしれないし

やはり潜在的に想いがあるのかもしれない。

心が勝手偶像崇拝しているみたいな感じ?

ということで、このお話は一生自分の中にしまっておくつもりでしたが、

かに言わずにはいられなくなってしまいました

今回の大震災で心を病み

生きる目的とか、生きる意味とか

あれこれ考えすぎて思い悩んでしまっている人に送りたいと思います。

人と人は繋がっていて

自分の意思とは裏腹に、人を救ったり、時に人を傷つけている。

それ自体が人が人として生きていく存在意義なのである

ということを。

で、結局、私はその救世主にいつかその話をするのかって?

これ以上嫌われると本当に口も聞いてくれなくなりそうなので

それだけは墓場まで持っていく所存でございます。

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