「おとぎ話」を含む日記 RSS

はてなキーワード: おとぎ話とは

2018-08-04

この国はもうダメ国外逃亡しよう

という話題が今回も起きた。そう思う。自分英語ペラペラ世界通用する技能があればな〜と思うぐらいだ。

それと同時に思った。だから日本はいつまでも変わんないんだろうね。

だってみんな「自分が変えてやろう」なんて思わないんだから

何かが変わるには血が必要だ。

市民権参政権も争って手に入った。女性の権利だってそうで、私達が逃げたいと思っている先の国では、私達の知らない誰かが、そこにずっと住んでいる人の血の繋がった誰か達が、たくさんの苦しみを背負いながら戦って、涙して、深く傷付いて、その人生も楽しみも犠牲にして、権利を手に入れた。おとぎ話理想郷のような素敵な世界も、元々そうあったわけではない。

そして、すでに血が流れて乾いたところに行けば、自分は労せずしてその成果を享受できる。それはすごく楽だ。私達は、日本よりも様々な平等に溢れる世界で、趣味だとか、恋だとか、仕事だとか、そういうものに慌ただしくしながら、本質ほとんど日本での生活と変わらない日常を過ごす。そんな夢を見るから海外移住に憧れる。

何より、権利を得るために「自分が」苦しみたくないんだもん。

だって楽に生きたい。なんで自分が苦しまなきゃいけないの?楽しいこともやりたいことも全部投げ出して、辛いことたくさんあるのに、どうして「今の自分若いうちに得られる可能性が無いかもしれない」「私以外の誰かたちのための」権利を手に入れるために地獄を見なきゃいけないの?そんなこと「私」はしたくない。「誰か」がやってよ。「私以外」の誰かが。でも「権利」だけは欲しいな。

なんて、みんな思ってたんだろうな。

すごく分かるよ。私もそう思う。辛いことするぐらいなら好きなことしていたい。

かに嫌な役割押し付けあってきて、「いつか王子様が」なんて夢見るお姫様みたいに「いつか革命者が」なんて思いながらみんな生きてきた。だからほとんど変わらずに現代まできて、「あれ?この国はなんでこんなに遅れているの?」と首を傾げる。

出る杭になりたくないか自分からは動きたくないけど、誰かが一歩踏み出すのを待っている。そうやって、全然変わらないなあ、なんて文句を言いながら、変えるつもりは毛頭ない。それなら海外移住した方が楽だろうし。そういう風にみんな思ってきて、今を生きる私達も思っている。

からしばらくは、あと10数年は何も変わらないんだろうなあ。

なんてことを、ぼんやりとした絶望感をもって、寝る前の布団の中で思った。


だけど。この国はもうダメだ、という話になったとき文句を言い合って嘆き合うだけじゃなく、「良くなるために何をすべきだろう」とみんなで考えるようになれば、少しは生きやすくなるとも思う。

私は何が出来るかな。何なら出来るかな。起きてからずっとそんなことを考えている。

2018-07-11

新聞軽減税率

軽減税率っていちおう「日常生活に不可欠な必需品は消費税負担を軽くしよう」って名目なんだよね?

「高いお金を払って、毎朝家におとぎ話を届けてもらう」新聞が贅沢品じゃなかったら何が贅沢品なのさ

しか図書館に行けばタダで全部読めるのに……

2018-06-15

オタクさんの真似しまーす

 

桃太郎凄い!お供は犬猿雉! 人間友達人間に最も近い動物人間が最も憧れる飛行能力! 計算され尽くされてる!」

浦島太郎原作では鶴になる! 鶴と亀で縁起物! 凄い伏線!」

金太郎は凄い! 普通は熊を倒して終わりなのに仲間にしちゃうなんて! これぞ子供に聞かせたい本物のおとぎ話!」

最初に「見かけで判断するな」って言ってるのが草食動物犯人伏線になってる! ズートピア伏線処理は神!」

2018-06-05

anond:20180605181816

結党!老人党』の中じゃ「若い世代の為に我々老人が身を削ろう」というのを主張して大躍進してるけどあんなのおとぎ話しか無いよなというのがまさに地獄

2018-04-07

聖者の行進みたいなドラマはもう見られんのか?

なんでもかんでも綺麗事にして見せてたら現実感のないおとぎ話のように捉えられてしまうだろ

もっと現実に起きた迫害を元に、それをドラマティックにするようなドラマがあってもいいやろ

なんでそれをやらない

びびってんか?

2018-03-19

三十路前のダメ喪女

働くのが嫌だった。

から大学に行きたかった。だが家にお金は無く高卒で働かなければならなかった。

学生時代バイトした事が無いし、したくもなかった根性しなので突然社会に出て働いて…なんて我慢が持つ訳無く正社員だった期間は僅か半年だけ。

後はずーっと契約社員だったりフリーターの繰り返し。しかもここ三年程、半年仕事を続けられた試しがない。

今は自動車メーカー期間従業員として働いてる。もう辞めるが。

喪女過ぎて恋愛はおろか結婚なんておとぎ話みたいなもんで自分にはとんと縁が無いと思っている。

言い訳なんだけど小さなから何をするにしても不安症状が続いた。

人に話し掛けるのが未だに怖い。報連相が出来なくて皆から呆れられる事がしばしば続く。人に話しかけるより怒られた方が私にはいいのだ。

まぁだからって仕事出来ない言い訳にはならないけど。

だが最近はより不安が大きくなってきており、いよいよ病院のお世話になろうか考えている。

恋愛結婚より長く働ける職場に就きたいし見つけたい…。こんなクソ人間でも安定が欲しいよ。

2018-03-07

映画ブラックパンサーのかんそう【ネタバレ有り?】

泣いた。いや最近どの映画見ても泣くからしたことではない。

どこで泣いたかエンドロールで色々思って泣いた。

これがすごい興行収入を叩き出したことを思った。そりゃ叩き出すわ。特定人種全員のおとぎ話もの。母数がでかい

その、おとぎ話がいままでメジャーでなかったことを思った。こんなに易しくてとっつきやすくて豪華なおとぎ話が、いままで(たぶん)あんまりメジャーになかった。

やっと、世界が追いついて、きっと、これからいろいろなおとぎ話が語られていくんだとそう思った。

からまあ、世界はそんな悪いもんじゃないと思って泣いた。作った人の祈りみたいなもんに光りあれかし。

2018-02-16

PAN見てた

PAN」という映画。予告だけ、昔チラッと見かけたことは覚えていて、金曜ロードショーで放映されるなら見ようと思い至った。

なんだこのクソつまらない映画は。ピーターパンという材料は良いだけに腹立たしくなってきた。

  

インストリーに入るまでの長さ

孤児院設定や友人との別れの描写を入れたかったのだろう。

だがそれにしても長い。

テンポの良い映画なら5分程度で外の世界を見せて、映像美で観客を引き込むはずだ。

  

CG及び衣装の雑さ

偽物感の強いCGカツラの生え際の違和感

  

説明不足

世界観は広く知られている「ピーターパン」ではなく、大幅に改変されている様子。

だがその為に生じる世界観設定の説明が不足している。

言葉説明する必要はないが、孤児院という現実の設定から突然飛躍しすぎる部分は問題に感じる。

それから主人公達が結局何をしたいのか?主導性に欠けている。

黒ひげという存在によって突如自分存在についてフワッと明かされる主人公

しかしそんな伝承は実際は敵役は黙っておけばいい筈だから、冒頭辺りで「本で読んだけど自分のことではないおとぎ話」に留めておけばよかった。

主人公自身好奇心母親を探したい設定と外的要因で無理矢理話を動かすのは良いが、

なあなあで進んでいる感は否めない。

  

観るのが苦痛になり始めて、観るのを辞めた。

子供向けだから仕方ない程度で書いているレビュー散見したが、子供にこそしっかりしたストーリーを見せてあげてほしいものだ。

2018-02-04

anond:20180204192604

分かる。どの物語でも結局美人か可愛くなかったら話成り立たないものしかないし。

もののけ姫も、ディズニーも、古いおとぎ話とかもそうだよね。

2018-01-19

http://magurojuice.blog.shinobi.jp/Entry/19/

平安時代にお坊さんをやっていた記憶があるという話についてTwitterでの質問と回答

http://magurojuice.blog.shinobi.jp/Entry/19/

上記のやり取りや内容は特に面白くなかったのだけど、ブコメツイッターでも評価が真っ二つで面白い

BIG FISH」という映画小説は読んだことあるだろうか。

簡単に言えば「おとぎ話の様な人生はおくれないかもしれないが、人生おとぎ話の様に語ることはできるよ」ってだけの話で

これが評価が両極端。

主人公子供の頃から巨人男や狼男魔女等が出てくる父親創作話にうんざりしていたのだけど、父親が死にそうになって身辺整理をし始めたら魔女狼男は出てこないにしても、似た様な人間が周りにたくさんいて父親は案外嘘つきではなかったのかもしれないな、と主人公が思う話。

評価が両極端なのは

息子側に感情移入すれば実際大人になった自分や親戚たちに自分のどうでもいい出来事おとぎ話の様に喋られたら、息子としては「もう勘弁してくれ」と思うだろうし

おとぎ話を話続けた父親側に感情移入すれば、本当は語れる程何もなかった自分人生を語らなければならない時に少しだけアクセントを加えてちょっとだけ面白くなる様に話をしただけ。

どちらに感情移入できるかで評価が全く別れてしまうのだ。

息子と父親、どちらが悪でどちらが善ではない。

父親を「夢ばかり見ていて大人になれなかったクズ」呼ばわりして評価する人もいれば、息子が冷酷すぎて父親がかわいそうだと評価する人もいる。

今回の前世記憶がどうとかってのを楽しめない・ニセ科学新興宗教心配する人はきっと息子側で現実主義者なだけで別に間違ってはいないと思う。

楽しめる人は父親側で、自分特に波のなかった人生を少しだけでも面白く語れる人なのかもしれない。

内容は違うのに、評価が少し似ているなと思った。

個人的には語り部と楽しんでいる人をおかしい人扱いするのはやめたらいいんじゃないかな、と少しだけ思う。

2018-01-18

かつて私たちは地下に暮らしていた

特に何を主張するでもない駄文です。1級暇人の方はどうぞお読みください。



昔々ある人間たちが、誰の目にもとまらないような陽の射さない地下で他人との交流を細々と持っていた。顔も見えず声も聞けないそのコミュニティには、陽の当たるところへは出せないような声が星の数ほど集まって、カオス文化が生まれた。

それは大抵の場合根暗で、ウジウジドロドロして、「何だこんなもの」と地上の人々に馬鹿にされていた。が、確かに光るものがあったこともまた事実で、そんな一期一会フラフラした心地よい集まりを求めて多くの人間が暗がりへとやってきた。

おとぎ話ではない。他者との交流ネットワーク一般に拡がり始めた頃の話である

インターネット私たち生活に深く入り込んできてからの年月はまだ浅い。日本へ今の形の原型となるネットワークが入ってきたのもたった30年ほど前。それ以前からあった今は亡きパソコン通信も、全盛期は2、30年前あたりだ。ましてや冒頭のような光景掲示板などで繰り広げられていたのだって、(今の現役ネット世代若者が考えるとけっこう昔に思えるが)20年やそこらではないか

パソコン通信というクローズドネットワークからインターネットというオープンネットワーク時代が移る中、個人サイトやら電子掲示板やらがぽつぽつと栄え始めた。顔も見えない声も聞こえない文章だけのコミュニティは、この時地上の現実からひとつ階層を落とした地下世界を構築したのだろうと思う。決して表には出せない愚痴嘲笑も争いも裏事情も何もかもを内包したカオス空間だ。

まもなくインターネット上にはその場の思いつきや便所の落書きレベルからなぜ本気を出したと言わんばかりの美文やイラスト企画まで、さまざまなもの漂流し始めた。地下世界スラム街のような様相を呈し、いわゆるオタクを中心に物好きな人間たちを取り込んでブクブクと膨れ上がっていったわけである

その頃の地上世界では「ネットなんて」「掲示板なんて」「オタクなんて」みたいな認識が当たり前だった。相手の顔も見えない世界なのに、現実を見もしないで貴重な時間をムダにして、と。基本的に地下世界の住人も生身は地上に置いているから、そんな後ろめたさを背中に抱えて、それでもただのらくらと面白いものを求める。

漂う気配には地上世界で吐き出せない陰があり、カキコによる争いは絶えずどこかで起こって燃え上がり、でもたまにいいものを見つけて嬉しくなるような、全くもってグチャグチャの空気が流れていた。

当時の地下世界において人々の理性や社会性は普段より3~8割減っていたと見ていいだろう。感情の赴くままに場を荒らしてはゲラゲラ笑い、煽られては顔真っ赤にして怒る、老若男女が子どものように感情を表せる場だったと言える。そこに地上世界倫理を持ち込むのはお門違いなのであった。

嘲笑・叩きはお構いなし。グロ画像やら有名人やら見知らぬ一般人写真までもがジャンジャン流れ、肖像権何それ美味しいの状態である淫夢の語録やクソコラなども、そのあたりの流れによって大きくなったものニコ動などに共有されて爆発したようなものだろう。そういうアングラ文化電子掲示板界隈からニコ動mixiTwitterといった拡散力の強いサイトへ流れこみ、2000年代に大きく盛り上がった。

さて、今は2010年代もそろそろ終盤である。この日記タイトルで、かつて私たちは地下に暮らしていた、と書いたのは、今やインターネットは地下世界ではなくなったのだと個人的に思ったからだ。

インターネットで出されたコンテンツが瞬時に世界中へ回る時代。昔だってそうだったが、今では拡散スピードが違う。LINEFacebookInstagram若者たちコミュニティを作る。「微レ存」が女子高生にまで浸透したりして、一般人といわゆるオタクとの境界線も昔に比べると曖昧になりつつある。

もはや掲示板にもTwitterにもニコ動にも、陽の当たらない場所はほぼない。全てが地上世界に引き上げられ、インターネットはれっきとしたひとつ社会として君臨するものになったのだ。

れっきとした社会として認められるということは、当然利用する人々の意識・行動にも倫理や理性、ルールが付きまとう。今もかつての地下のノリは受け継がれ、クソコラ炎上煽りも健在だが、「そういうのはどうかと思う」というような理性的意見によって自主的規制されることも増えた。

からと言ってそれが悪いと言うつもりは全くない。むしろ当然の結果である人間が一つ所に固まれば、そこに独自ルール生まれる。ルール文化となって拡がり、人が大きく増えればひとつ社会になる。そうなれば法や倫理が、社会における不都合を放っておくはずはないというものだ。

ただ少し寂しいとは思うが。

冒頭で言ったように、私はこれに関してどうこう主張したい訳ではない。ある日何となくネット窮屈だな」と感じ、地下世界文化の流れを思い、ちょろっと考えをまとめてみようか、となっただけの戯れ言である批判意見も大いに結構だし、むしろここまで読んでいただけていたらそれだけで驚きだ。よっぽど暇なのか。

これからインターネットひとつ社会として、ちょっとの闇を内包しつつ地上世界に在り続けるだろう。さらに月日が流れて、今の世の中では想像もつかないような新しいネットワークが出てきたら、また物好きな誰かがそれを使って地下に新しい世界開拓するかもしれない。

また新しいカオスが生まれて膨らんでいく過程を、できればこの目で直に見届けてみたいものだ、と考えているところである

2018-01-08

中立という存在

そうだね、何を語るにおいても常に真ん中を保つことは重要だね
右によりすぎず、左によりすぎず、中立を保つ
大切だね








・・・なわけあるかいバーーーーーーーーーーーーーーカ!
お前はバカバカかそしてバカか?中立気取って穏健派名乗るアホ程殺意が湧く!
「上」か「下」、「敵」か「味方」、「白」か「黒」、「是」か「否」、「右」か「左」、「キノコ」か「タケノコ」、「ビアンカ」か「フローラ」なんだよ!
コウモリおとぎ話を知ってるかアホ共!中立を名乗り両陣営の機嫌をとろうとした卑怯者は孤立した!
良い子ちゃんぶって「僕はどっちの意見尊重しますぅ(はぁと)」なんて抜かすバカ孤立して死ね!もしくは自死しろ
意見をいう時はきっちり二極のどっちかを選択しろ!出来ないなら死ね
中立なんて必要ねえ!敵か味方の殺し合いが一番なんだよ!

2018-01-05

35超えて結婚していない女性って、弘兼憲史黄昏流星群みたいなのに憧れているのかね?

歳とった時に理想男性出会って二人で人生後半を過ごすみたいな

老害脳の書いたおとぎ話にすがるとか、もう駄目だな

2017-12-31

新章突入直前 FGO 考察 脚本の人そこまで考えてないと思うよスペシャル

1.5章終了までのありとあらゆるネタバレ注意!!!!!!

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匿名ダイアリーでの続きを読むの効き目が不明なので空行入れておきます



















3行でおk

魔術王が残した愛すべき残り物

未だに明かされていないのは「ホームズは誰が召喚したのか」であるカルデアではありえない。

ことから、おそらくゲーティア陣営なのだろう。

それではなぜホームズは霊基を削ってまでゲーティア打倒に協力するのか。それでいてなぜロマニを警戒するのか。

ところで、ソロモンは自らを犠牲ゲーティアを倒し、座から消滅してしまった。

しかし彼の千里眼は過去未来を見通す。ゲーティアが暴走する可能性を考えていなかったとは考えにくい。

そこで考えられるのが、「ホームズソロモン(ロマニになる前)がゲーティアに仕込んだ安全装置によって召喚された」という可能性だ。

彼はゲーティアが暴走し始めた際に召喚されて、それを止める役割を与えられていたのだろう。

そしてバベッジもおそらく安全装置の1つで、「ロンドンホームズ役割を伝える」のが役割だったのだろう。

これで「なぜバベッジは魔霧計画の主導役として召喚されたのにホームズに人理焼却の捜査を依頼していたのか」という謎も同時に説明できる。

また、ホームズ召喚される場所としてロンドン以上にふさわしいものはなく、元々ホームズ召喚されたのは4章なのではないか、とも考えられる。 (( なお、ソロモン(ゲーティア)の初登場は4章である ))

また、おそらくホームズロマニに抱いていた疑いは「ロマニはソロモン(ゲーティア)なのではないか?」なのだろう。

ゲーティアの一部からまれながらその計画を挫こうとするホームズ。万が一ゲーティアに漏れたら即座に消されてしまうはずだ。

事実ゲーティアがホームズ言及している描写は一切ない(はず……)。ホームズの慎重さは功を成していた。

また、バベッジはロボなのにキャスターで、ホームズは元々キャスターだが、この仮定ならば「作ったソロモングランドキャスターだったから」と簡単理由説明することができる。

あと、英霊の身代わりになって消滅した魔神柱は覗覚星、その能力は「結果推論」。奇妙な一致。

EoRホームズソロモン

ソロモン王の逸話との関連は他の方の考察 https://fusetter.com/tw/7Jgej に詳しい。この考察がなければここまで考えられなかったはずだ。

しかし数多いソロモン物語・偉業のなかで、「なぜこれら4つが選ばれたのか」についての根拠が弱い。

ところがここにホームズキャラ設定を当てはめると途端にピタリと合わさる。

新宿

ホームズ本人が6章で希望していた通りのロンドンに並び立つ大都市探偵活躍する場として最適。彼の「舞台

アガルタ

語り部によって作られたおとぎ話世界ホームズ実在人物ではなく本来物語の中の存在。彼の「出自

下総国

剣豪が鍔迫り合いする世界ホームズが使う「バリツ」は「武術」もしくは「バーティツ」(柔術ステッキと殴り蹴りを組み合わせた護身術)の誤字だというのが定説で、どちらも日本との関連が深い。彼の「戦法」

セイレム

クトゥルフ神話都市アーカム」のモデルで、ストーリー中でもクトゥルフ存在が登場する。ヨグ=ソトースは「門にして鍵」、時空を超越しておりあらゆる時代世界存在できる。これとホームズ関係は……?

ホームズクトゥルフ

ところでなぜホームズ複数特異点を移動できるのか。そしてなぜ移動の際霊基数値が消耗してしまうのか。さらに、なぜその見た目がフォーリナーに似ているのか。

おそらくホームズクトゥルフ神話の要素が付加されており、移動能力はヨグ=ソトースに由来する。英霊存在は「逸話信仰」によるもので、ホームズは「明かす者」である

そのためホームズが移動のためにヨグ=ソトースの権能を借りる際、 SAN 値チェックの影響を受けて霊基数値が下がってしまうのだろう。

その失われた霊基数値は EoR で彼にまつわる物語をなぞったことで、2章開始時にはほぼ回復しているのではないか。なぜなら、ホームズは第2章で仲間として活躍しそうだからだ。

FGOクトゥルフ

そもそも FGOクトゥルフ要素が出てきたのはセイレムが初めてではなく、プリズマコーズでナーサリーが降ろそうとしている。

そして代わりに出てきたのは魔神グラシャ=ラボラス。彼は「人を透明にする」能力があり、決戦後自ら結合を拒否している。

……ホームズに関わりがあるのでは?

正月礼装と序章

ただの状況証拠にすぎないが、「ホームズダヴィンチちゃんがマシュを交えて仲良くカルタで遊び、それを主人公が見守る」という礼装を出しておいて、2章でホームズが敵に回ったり、味方でもすぐ死んだりするとは少し考えにくい。

序章においてダヴィンチちゃんが唯一残した切り札ホームズであることから、味方であることはほぼ確定したと言っていい(ほんとか?)

また、ダヴィンチちゃんいわく「探偵なのに魔術にも詳しい」ということも、ホームズソロモン由来の存在仮定すれば不自然ではない。

彼がソロモン(ロマニ)由来の存在だとしたら、カルデアに味方するのは当然の流れと言えるだろう。

そして、ダヴィンチちゃんいわく「探偵の特技は鍵を開けること」、「門にして鍵」であるヨグ=ソトース、またアビーの額の鍵穴、これらの要素の一致も気になるポイント

ホームズ体験クエストで語られた内容、ホームズ目的

ソロモンゲーティアの暴走を見越していたとすれば、最終的にゲーティアを止めるためには自身存在犠牲にしなければならないことも予測していたはずだ。

そしてソロモン安全装置としてホームズを用意したのなら、ソロモンがいなくても大丈夫なように代わりを作る手段か、ソロモン自身を復活させる手段ホームズに組み込んでいてもおかしくない。

またセイレム以前にもクトゥルフ存在降臨させようとした ((しかも代わりに魔神柱が出た)) 例があった以上、FGO 世界クトゥルフ神話には何らかの繋がりがあり、ソロモン(ロマニになる前)がクトゥルフ存在契約・協力・利用などをした可能性は否定できない。

このことまで含めて考えると、以上の仮定の内容は、シャーロック・ホームズ体験クエストで語られた内容と奇妙な一致を見せる。

ホームズは夢の世界に介入できないからこの世界は夢ではない。しか空想キャラのはずのホームズがいる

ヨグ=ソトースの一面にウムル・アト=タウィルというものがいる。彼は「門の守護者」で「ふさわしき旅人を案内する」存在であり、「夢を現実にする」ことができる。またヨグ=ソトー本体と違い、彼がふさわしいと認めた人間に対しては友好的である

英霊ホームズの成立と能力付与は、ソロモンとヨグ=ソトース(の一側面)の能力があれば十分実現できる。

伝説の英雄伝説ほとんどは後世の創作で、ホームズとの差異実在証拠の有無でしかない。そういった英雄でさえ決定的な証拠はなく、ホームズとそこまで変わらない。

英霊召喚システム自体実在英雄だけでなく、人々の創作した物語の具現化を許している可能性がある。英霊ホームズ召喚ハードルはそこまで高くないかもしれない。

では EoRソロモンホームズと多かれ少なかれ関係している4つの物語」を辿っていった理由とは……?

また、アラフィフの「魔術の領域では証拠などいくらでもある」といった言葉に対して、「現実は薄皮一枚にすぎない」「人が知る必要はなく、知ってはいけない」と返しており、「クトゥルフ神話真実」の性質 ((人間の知る世界など宇宙的恐怖の前ではちっぽけなもの。それは狂って理性を失うことで初めて理解できる)) を彷彿とさせる。

ホームズカルデアの鯖になった際、抑止力ルーラーにされた。それは人類史を維持するため、彼が幻想と夢を明かしきらないようにするため。

まり、元々のホームズ抑止力のあり方とは全く違う存在だったことがわかる。

これと抑止力特異点に介入できないことより、本来ホームズ(キャスター)を召喚したのは抑止力ではないことはほぼ確実のように見える。

では誰が?それはこれまで一度も語られていない……

2017-12-29

anond:20171228111345

サンタクロースおとぎ話登場人物って感じで、自分には縁のない存在だと思ってたか

レンガ造りの煙突のある家なんて周りにないしね

花の子ルンルン自分の街にも来るかもしれないと思ってたけど

2017-12-28

anond:20171228111345

疑問をぶつけておしまいじゃなくて、理由を考えるところまで書いてみては。

俺は親の誘導理由だと思う。おとぎ話と違ってサンタは親が「実在する前提」で振る舞うからではないか、という仮説。

2017-12-22

少女終末旅行が最高すぎたので何が素晴らしいのかを言語化してみる

少女終末旅行は素晴らしい。さっき最終話を見たばかりのワタシからすればこれはもはや自明なのだが、もしかしたら明日朝起きたワタシにとってはそれはもはや説明必要とするような感覚かも知れない。だが、ワタシはこの気持を忘れたくないので、一度言語化してみる。言語化することによって記憶は記録となる。記録を残すと思い出はより高い精度で再生する事が可能になり、明日以降のワタシも少女終末旅行の素晴らしさを忘れないでいることが出来る様になるのだ。話が逸れてきた。興奮しているようだ。落ち着け

落ち着いた。続きをかく。

ここ数話の少女終末旅行を見てワタシの記憶に蘇ったのは2つのアニメだ。1つはけものフレンズ、もう1つはテクノライズ。どちらも素晴らしいアニメだ。片方は滅びた後の優しい世界を描いた作品であり、もう片方は滅びゆく優しくない世界を描いている。少女終末旅行世界は優しくない世界の名残が各所に残る優しい世界だったからこの両者を思い出したのだろう。1つ間違いなく言えるのは、滅びるとは美しいという事だ。そして、滅びていると滅びていくが同居する、滅びかけの世界はとても美しいという事だ。

少女終末旅行世界は滅びているし、滅びかけているし、滅び続けている。そして少女終末旅行世界には世界を滅びから救う道が残されていない。人類世界が滅びることで、別の新しい世界が生まれていると捉える事はできるが、人の世が滅びることはもはや避けられない。世界に残されているのは思い出と、ほんのわずかな人間であり、そこから人類世界が蘇る未来はもはや何処にもない。

滅びている世界の中で、残されているのは人類がかつてそこにいた記録だけだ。だが、それらの記録を人類記憶として再生するための人間がもはやいない。観測者不在の世界において記録はただのデータであり、記憶に書き換わることはない。そこにオッサンやオネーサンや、2人の少女がやってくることで、かつて人類がそこにいた世界を生きる日々の思い出が生まれていく。この世界に人が居たことを証明する事が出来る存在はもはや残り僅かだ。

歯車が、兵器が、工場が、食料が、機械が、記録が、人類がこの世界にいた証拠がこれほどまでに溢れていて、自然を上から覆っているのに人間ほとんど残っていない。矛盾だ。人間の為に存在するもの世界を覆っているのに、人はもうほとんどいない。矛盾ではない。人間の為に存在するものは、人間存在していたことは証明しても、それらを築き上げた人間たちが今もそこにいることはまでは証明しない。


あの世界は屑鉄色だ。しかし、その世界で描かれる物語は暖かく柔らかい。それはそこにいる人間が柔らかいからだ。つくみずデザインの丸顔はとても柔らかい饅頭を頭に乗せたような顔をしている。ちーちゃんはとても柔らかい。ユーもとても柔らかい。2人の関係も柔らかい出会人達もまた柔らかいあの世界はあんなにも固くて冷たそうな物ばかりが溢れているのに、その世界観測する人間が柔らかいからあの世界は柔らかい

屑鉄色の固くて冷たい世界が、それを眺める人間によて柔らかくなっていく。その過程があそこにはある。


少女終末旅行が何故素晴らしいのか。それは夜に見るのに相応しいアニメからであろう。それも週末の夜に見るのにとても素晴らしいアニメだ。週末にやっているという事が素晴らしいのかも知れない。放送時間はとても大事だ。平日の夜に見る深夜アニメは、次の日が平日であるという気持ちから入り込めない。平日への逃避の気持ちから深く入り込めるという意見もあるだろうが、それは入り込み方として濁っているとワタシは考える。これはワタシの個人的意見だ。平日が終わった金曜日の夜に、一週間の仕事の疲れを抱えながらテレビを見る。季節は冬だからもう周りは真っ暗で部屋は少し寒い。だけど心は穏やかだ。膝に載せた電気毛布ほのかな暖かさと柔らかさが肌にしみる。そしてアニメが始まる。人気のない道をケッテンクラートが進む。寒空の下か、暗い工場の中を。少女達が現れる。途端に世界は晴れやかになる。晴れやかなまま穏やかに物語が進み。OP流れる。とても心地よい。そしてCMがやってくる。

物語が再び始まる。冷たい雪景色に轍を残して軍用の半装軌車が進む。少女達が取り留めのない会話をする。雪が鉄を覆う景色灰色と白の二色だ。しかし、その世界がまとう空気は春の並木道を思わせるような暖かさだ。世界は温かい世界は冷たい。硬い。柔らかい矛盾した感覚。滅びゆく世界未来のある少女少女2人の旅。未来のない世界矛盾。心地よい。コタツに入ってアイスを食べるような。心地よい矛盾

物語は進む。世界真相は少しずつ暴かれる。暴かれているようで、暴かれていないようで、暴かれていく。世界の滅びの核心が近づく。世界が滅んでいても、2人の旅が楽しいことが確信に近づく。世界は滅んでいる。間違いない。もう駄目だ。救いはない。2人一緒の度は楽しい。もう疑いの余地はない。救いはある。

滅びの美学少女の愛らしさをラッピングしているのか。少女の柔らかさで破滅の寒さを包んでいるのか。相互作用だ。相互作用しあっている。混ざることのない2つが混ざり合わないからこそ引き立て合う。深夜アニメだ。深夜アニメとはこうあるべきなのだ。言い過ぎている。だが他の言葉表現したくはない。真夜中に起きているような年齢の人間が、子供の見るような絵柄の番組を見る。内容は子供でも分かるような気がするが、大人の方が楽しめるように作られてもいる。難しい話をしているようにも見えるし、幼稚園児向けのおとぎ話みたいにも見える。深夜にやるアニメ特別時間。その特別がこの所は失われてきた。大人向けのおとぎ話、少し背伸びしたい子供のためのカルチャーオタク向け作品オタクでない人間の視聴にも耐えるような作品。本当は誰のものなのか誰にも分からなくて、きっと誰のものでもない。子供寝る時間大人も寝たほうがいい時間にやる番組狭間世界にある狭間テレビ。柔らかくて、冷たい。暖かくて、硬い。心地よい矛盾。その手触り。思い出せた。ワタシが深夜アニメを好きな理由言語化しきれなかったけど、せめて言語化出来た範囲までは記録できたはずだ。何故ならこうして言語化したのだから

とりあえず言いたいこと。ちーちゃんが凄い可愛い。ユーが可愛いのは、ユーがちーちゃん可愛いと思っているからだと思う。相互作用

2017-11-11

anond:20171111120910

茶髪絶滅したし

特にハゲ問題と直結していたファッションである

ちゃんと維持するには金がかかる

したがって茶髪のニーチャンが茶髪やめて歳取るとキモカネになってたという

おとぎ話みたいだな

2017-11-09

ハヤカワFTの思い出を書く

そんな話題がでてたので、ファンタジーの中でもハヤカワFTのなかで印象深いものメモしてみる。

カメレオン呪文魔法の国ザンスシリーズ1)

ハヤカワFT031。ユーモアファンタジー魔法の国ザンスシリーズの1。ユーモアっていうか、ダジャレファンタジー。全編ダジャレ好きな人と嫌いな人がかなり別れる。とはいえ、ダジャレ韜晦で煙に巻きながら、少年少女の自立とか誠意式の芽生えと思いやりとか、結構ちゃんとしたテーマはそれはそれでそれなりにやっているのが偉い。

ハヤカワFT文庫は、文庫設立当時は、あちらで有名な基本的名作をポチポチ紹介してたんだけど(マキリップ、フィニィ、ダンセイニあたり)このザンスシリーズ辺りから複数巻にまたがるシリーズを紹介し始めて、おそらく収益的にも安定し始めたんじゃないかと思う。

妖魔の騎士

ハヤカワFT055。妖魔(他作品で言うところの精霊存在)の真の名を掴んで指輪に封じることで魔法を使う青年クレイ主人公とした上下巻。魔法不可思議さや、おとぎ話的な雰囲気がどこまでも魅力的な作品寓話的なストーリーあいまって、「ファンタジーモノの原点ってそういえばこんなだったなあ」感ある。ネバーエンディングストーリー的な意味で、読者はその世界の脅威に魅了されながら読むという今では廃れきったスタイルの佳作。

魔術師帝国リフトウォー・サーガ1)

ハヤカワFT055。やったー! みんな大好き俺TUEEE。序盤は地に足の着いた泥臭いファンタジーなのだが、異次元世界の魔術先進帝国から侵略きっかけに主人公少年が段々と魔術の才能を開花させて、無数の次元秘密に迫る大魔術師に成長する話です。能力的なインフレもするんだけど、世界観物語の構築がしっかりしているせいでご都合主義的な匂いはなくて、古代英雄譚な味わいになっていくのが面白い

予言守護者(ベルガリアード物語1)

FT106。大傑作大名作。指輪物語と同じような「グループが使命を果たすために旅をする物語」なのですが、読みやすさといい感情移入といい、こちらの方を押したい。メンバーが皆魅力的です。ウルフおじいさんとこそ泥王子シルクファンなっちゃますね。ぶっちゃけこのシリーズがあるだけでハヤカワFT黄金時代だったと思う。

このシリーズは「ベルガリアード物語」が全5巻、続編となる「マロリオン物語」が全10巻あるので、シリーズ好きな人にはたっぷり楽しめる。。

ルーフワールド

FT137。シリーズじゃなくて一冊読み切り現代(というか、今現在からするとちょい前?)くらいのロンドン舞台としたファンタジー高層ビル屋根屋根裏をすみかとして、ワイヤーとリールで空中を移動しながら生きている一族という、「現実世界にもファンタジーはひそんでいるんだぞ」設定がまず魅力的。子供夢想みたいなのを実力ある作家物語にしちゃったケースなので、読後の「もしそうだったらなー」というファンタジー特有酩酊みたいなのが味わえます

鳥姫伝

FT308。全五部作予定だったシリーズ最初の一巻。いろいろあって三巻までしかでなかったのだけど、話自体は一巻完結なので特に問題はない感じ。架空中国唐代舞台にしたチャイナファンタジーに、古典中国のアレヤコレヤを詰め込んだ、最高級の「ほら話」。文章には癖があり、何より密度がめちゃくちゃ高いので活字を読み慣れない人は体力を消耗しちゃいかねないんだけど、皮肉ブラックジョークの影に描かれた物語はびっくりするほど美しい。主人公コンビ、力持ちだけが特技の農村の垢抜けない青年十牛と、老賢者(というかイカサマ師)の李高老師は、ちっともヒーローらしくないデコボココンビなのだけど、迷宮幽霊過去因縁話、宮廷につきものスキャンダルをくぐり抜けていくと愛すべき人物だと気づく。ラストシーンは本当に素晴らしい。

2017-11-01

リベラル成仏する日

リベラルっていう用語は今では多義的なっちゃって拡散しているんだけど、源流をたどると「絶対王政などに見られる巨大な権力者に対して個人自由を守り社会を安定させ豊かにしていく思想」があるよね。国の命令で、一般的民間人生命やら財産やらが奪われてはならない。思想発言には自由があるべきだし、職業結婚相手強制されるべきではない。個々人は個々人で自分人生を生きる自由がある。古典的自由主義としてのリベラル

いま日本では、リベラルが退潮とか危機とか言われているけれど、どう考えても歴史もっとリベラルが花開き成果があるのが現代だと思う。古典的自由主義者が目指した自由繁栄の国が、いまの日本だよ。

もちろん、リベラルという語の示す意味合い歴史によって徐々に変わっていった。いま死のうとしているのは、後発の変化した後のリベラルなのだ、という指摘は正しい。

しかし、でもだとするのであれば、その主張方法も変えていくべきだったのね。一番古典的リベラルは上記のように「巨大な権力者恣意的権力乱用から市民市民自由を守る!」というものだったから、その主張手法は「だから権力者日本場合首相とか与党とか政府)を厳しく監視してそれを咎めていかなければならない」であるわけ。日本野党国会で、やたらに与党に噛み付いたり、「安倍政権九条を変更すると即座に戦争を開始してしまう!けしからん、断固打倒!」というのは、たしかに、古典的リベラルの主張としては正しいわけ。なにせ彼らは「巨大な権力者恣意的権力乱用から市民市民自由を守る」が主張なのだから

でも最初に述べたように、古典的リベラルが憂いていた社会問題――たとえば王様個人的鬱憤やら貴族の内輪もめで戦争を開始して農民の命がゴミのように消費されるとか、身分差の下位の側が奴隷としてなんの自由選択権もなく酷使されるとか、餓死するとか――そういうのは、現代日本においてほぼ解決された。こういうことを言うと顔を真赤にして「現代ブラック労働問題が!」とか叫ぶ人はいるけれど、少なくとも法的な側面ではかなりのケアが進み、運用側の問題へと問題は進んでいる(日本生活保護の捕捉率はたしかに大問題だけど、運用問題ではある)。

まり古典的自由主義者は、打倒すべき問題殆どを失ってしまった。日本社会で言えば、1970年代公害訴訟あたりの時期で、社会的使命を一旦果たした。そこで寿命を迎えたと思うのね。

もちろんそこで社会問題がなくなったという話じゃないんだけど、それらを指摘して解決していくためには、リベラル名前を変えるか、名前を変えなかったとしても少なくとも主張方法進歩させるべきだったわけ。なにせ古い主張とその手法は、古い問題最適化されているわけだから。「安倍政権九条を変更すると即座に日本戦火に包まれる」なんて主張を、現代日本国民の誰がどれだけ信じている? 1%もいないとおもう。現代日本人の殆どは「政権監視して非難すれば問題解決する」なんて、もはやファンタジックおとぎ話だと感づいているんじゃないかな。

現代に残る社会問題は、格差にせよ人口減にせよ、少数の絶対悪者が陰謀の結果日本に振りまいた災厄ではなく、すべての日本国民利害関係者として今まで行ってきた選択の結果起きた、避けえない出来事であって、誰か少数者をリンチしてスッキリしたとしても、解決なんて出来はしないって気づいているんじゃないかな。

にも関わらず、いわゆるリベラルと言われる組織政治家が懐古的な「邪悪政府陰謀論」を卒業できないのは、本当に卒業できないわけじゃなく、そういう手法卒業しないことで利益を得ていた既得権集団だっただけなのだ。そういうことがほとほとわかっちゃった。そういうのがこの数年の政治状況じゃないかな。

いま日本リベラルに愛想を尽かしたり、叩いたりしている国民も、一番最初に述べた「国の命令で、一般的民間人生命やら財産やらが奪われてはならない。思想発言には自由があるべきだし、職業結婚相手強制されるべきではない。個々人は個々人で自分人生を生きる自由がある」という意味では、立派なリベラリストなわけね。それらは当たり前にいつでも手に入る無価値な宝物ではなかった。たとえば北朝鮮ではそういう社会が実現されてないもの

からその部分は歴史に対して胸を張っていいとおもうのだ。そして同時に、自分たちがそういう意味ではリベラリストなんだからリベラル必要以上に憎むべきではない。少なくとも歴史のある時期、それらは社会必要で、現代の豊かで平和社会につながる重要な役目を果たしたわけだから

一方で、そういう言う意味では、リベラルという看板は役目を終えたし成仏すべきだと思う。現状、Webやらマスコミで「リベラル最低だ」っていってるのは、かなりの程度死体蹴りだ。「リベラルという少数悪が邪悪だったので社会が悪くなった」というのは、まさに駄目なリベラルがすがりついていた思想のものだよ。すがる側も、嫌悪する側も、もうリベラルから卒業しても良い時期だ。

2017-10-20

anond:20171020192923

夢遊病とかこの手の話ってさ

実際に現実で見るまではおとぎ話だと思ってる人多いよね

こんなん普通によくある話なのにね

2017-09-12

anond:20170912011747

他も答えてるけど関西小学校道徳唐突部落の話になるな

当時の俺も部落とか言われてもどこにいるんだそんな差別…?くらいの認識桃太郎とかのおとぎ話感覚

利権については詳しくしらんが回収業者利権握ってるのは部落ルーツと言われている

2017-09-10

中世ジャップランドの現状

時代錯誤根性論自己責任論を蔓延させながらも先進国であると思い込む

たまたま戦争特需で上手くいったとき成功体験に振り回される

・極めて強力な潜在的ナショナリズムの持ち主でありすぎてそれに無自覚

存在しようのない矛盾した性質をいくつも併せ持つ理想的国民妄想しそれを普通だと思い込む

・印象論が最優先される為あらゆる階級人間が定期的にデマに踊らされる

・基礎研究体質改善が軽視されやす精神論同調圧力と目先の利益ばかりを追い求める

政治家資本家に金が流れやすい代わりに長期的に見ると国力が衰退するような政策が通りやす

なんだこれ……

おとぎ話世界の腐敗した悪の大帝国のものじゃん……

2017-08-24

幸福前例

不満を抱えている人は、解決できない問題解決したくて、問題を解いてくれる人がほしくて、声が大きくなる。

不満がない人は、解決できない苦しい状態がないから、特に何も言わない。

口を開くのは概ね解決できないことがあるときだ。

から、こういう場所に「幸福に、円満に生きられている」という記載がかなり少ないのも、仕方がないことだとは思うけれど。

自分婚約している。自分試験に受かって免許を取ったら、今度は相手が専業主ふになる予定だ。

他にもいろんなことを試すつもりだ。お互いの合意の上で、お互いに立てたプランに基づいて。話し合う手段確立させた上で。

幸せになろう、って決めた時に、「しあわせってどんなことを指すのか」「自分が欲しているものは何か」を見つめ直した上で、互いに合意幸せになるための協力関係を結び、進んで行くつもりだ。

きっと幸せになれるとおもう。なりたい。

結婚/妊娠なんて深く考えてちゃできないわよ」なんて鼻で笑われたこともあったけど、深く考えた上でもきちんとそれらが達成可能で、その上幸せにもなれるんだ、って証明してみたい。

でも、このプランがほんとうに正しいかなんてわからない。だから、「しあわせな家族/夫婦」がおとぎ話の中だけじゃないってことを指し示してくれる人たちのサンプルが欲しくなる。前例が欲しい。

欲しくなるけど、あんまりおいてない。

だって声出さないもんね。大声いらないもんね。

頭でわかっちゃいるけれど。

観測範囲もっと広げたらもう少しは見つかるだろうけど。

だけどこのもやもやに引っかかる。

私は私がいま幸せで、これから幸せになるんだ、なれるんだ、幸せになるために一緒に頑張れる人を見つけたんだ、って叫びたいし、知って置いて欲しいんだと思う。

その幸せペアリングにこもるものでも、ツーショット自撮り写真にこもるものでもない。

むずかしいけど、彼はそれを「幸せに生きた、という結果が出せて初めて達成されることだから、いまは結果を出すために着実にやっていくしかないよ」と諭された。

動かぬ証拠、愛し合って数十年連れ添う幸せをつくること。

気のとおい話だと思うし、待つのが得意な彼らしいとも思う。

真似して数十年、待ってみようかなあ。結果はあとからついてきてくれるかな。

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