カテゴリー 「WEBコミック感想」 RSS

2016-09-25

[]

今回は裏サンデー

市場クロガネは稼ぎたい 93時限目(後編)

ふぅむ、まあ前回書いた感想とおおよそ同じ理屈が書かれているかな。

ただ、ここまでのことを実行に移せる存在としてシロガネが適任というのはメタ的に見れば分かるのだけれども、シロガネ自身がそこまでの執念を燃やす理由が、作中の描写だけでは弱いと思うんだよなあ。

ちょっと雑というか、丁寧にやるべき部分を間違っている気がする。

ラストのああいう展開は、まあクロガネたちのこれまでの活躍の結果だとか様々な因果を考えれば、そこまで不自然というわけではないんだけれども、やや予定調和感があるのも否めない。

や、嫌いじゃないけれどもね、ああいうの。

栄冠は俺に輝く 5話

個人的に、もうこういう展開やキャラで話進めようとするのは正直ウンザリしているんだよね。

しかも、それの解決法が発破をかけるだけとかさあ……。

最後の展開も、2軍の選抜でそんな大物感出されても困るし。

あと、2軍の大物感を演出するために、「俺たちが苦戦した石垣を軽々登ってる!」って。

そもそも2軍の選抜組みの方々は何も荷物背負ってないんだから、実質ちょっと急な斜面登ってるだけだろう。

秋月さんは大人になれない 第32話

なんだこりゃ、世界観的にちょっと素っ頓狂すぎやしないか

まあ、なんか夢オチだとか妄想オチあたりにするんだろうけれども、それを前後編仕立てにされても、気持ちの置きようが……。

ねじの人々 第22話

まあ、正解がない以上、物語がどういう主導から作られてきたかで語るのはアプローチとして分かりやすくはあるかな

そういうのを要素を描くと角が立ちやすい、つまり創作世界美男美女(ブスではない)キャラばかりなのはコンプライアンス的なものを逆に意識しすぎた結果ってのは恐らく合っていると思う。

相対的に見て美醜が決定されるなら、最初から全員美男美女にしてしまえってのは、すごく歪ではあるが。

その他もろもろの考察の結果、今の作品作りの傾向は「みんなが語り部の時代」とし、それがカオスすぎてファシズムであるってのは、中々に思い切った解釈だな。

考察自体面白くはあるんだが、最終的な結論がそういう見えない風潮への挑戦ってのは残念。

ケンガンアシュラ 157話

ほぉ、勝ったか

刹那の執念や得体の知れなさ、ポテンシャルもあったが、それをきっちり地力熟練の差で倒したってのがイイね。

メタ的に見れば因縁のある刹那が勝つと思っていたから意外ではあるが、無理筋ではない。

まあ、もちろんこれで刹那物語のものから退場ってわけにはいかないだろうから、どこかで因縁の決着自体はすると思うけれども。

2016-09-23

[]

今回はガンガンオンライン

構成/松永きなこ 第10

おいおい、主人公こんなにポンコツだったけ。

もちろん、自分面白いと思ってようがウケないこともあるし、その逆なんてことも往々にしてあるのかもしれない。

けれども実際のところがどうであれ、言い訳として「興味がない」なんてダメに決まってる。

『どんなことも最初は無理やりにでも面白がって 無理やりにでも興味を持つんだよ』

『作った人間面白いと思わないものを どうして視聴者面白いと思うんだよ!』

この考えが現実問題としてどうかはともかく、この考えから降りた人間作品作りの根幹に携わらせたいかっていえば、よほど実力や実績でもない限りは嫌だろう。

例えば、「これを作った私はこの作品テーマに興味がないし、面白いとも思わないけれども、まあ作り手と受け手価値観は別なので、とりあえず世に出しました」なんていう作品があるなら、よほどのことがない限りは支持されない(作り手含めて)。

さて、そんな主人公のポンコツっぷりもそこそこに、木村のほうは大きな仕事をもらえてウキウキしていたところに、突然のオシャカ

理由が、主役の俳優と仲の良かった新人バーターとして使うっていうのが、また厳しいね

コネも実力の内だとは思うけれども、それでこういう風に割を食う人が出てくるってのが堪えるなあ。

やおよろず 第7話

貧乏神登場。

見た目がチャラ男キャラであることはともかく、人の福を吸い取り、それを金に還元するってのが独特だな。

あと、その還元した金の使い方が荒い、雑なので貧乏っていうのがイマドキっぽい気もする。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア quest28

陣形さないために救出を諦めたり、腕や目をやられたりする描写悲壮感あるね。

まあ、実質モブといっていいキャラたちだからあんまり残念さがないが。

はいえ、知らない人たちだけれども、それでも命を懸けてくれたということで悲しいっていう作中のキャラ独白は、よろしいかと。

2016-09-18

[]

今回は少年ジャンプ+

ファイアパンチ 20

うん、やっとエンジンかかってきた。

ここにきてやたらとアグニ本音や心情を言語化しすぎなキライがあるのと、きっかけとなる出来事や展開が弱いという部分もあるが、まあ理屈としてはそれなりにしてて悪くないと思う。

自分自身本音を誤魔化すために、どこかで嘘をつく(演技をしないといけない)という、トガタに演技指導させられた際のセリフで持っていたミーニングが、ここで実はまた違う意味を持っていたというのは、まあ悪く言えば強引ではあるが、私はフィクション範疇として許せるかな。

ただ、正直な所やりたいことは分かるんだけれども、伏線回収というよりは偏屈なことを描き続けた結果の帳尻合わせ、尻拭いという印象があるんだよね。

そこまで考えて練られた構成だと前向きに解釈するには、これまでがあまりに捻すぎなので。

1話話題になって、私や何割かの読者が期待していた色々なことを随分と遠回りさせたものだと思うが、何はともあれここからヒーロー(主人公)としてのワクワクする活躍、展開を期待したいところだ。

i・ショウジョ+ Ver48.01

こういうハッちゃけたキャラはみてて面白くはあるが、そいつに焦点あててくるとは……。

狂喜ともいえる表情の描写とかは、これまでにない人格であることがパっと見で分かるほどで、そこそこ長くやってきた中で随分と思い切ったキャラクターを放りこんできたな。

さて、ここからどう展開するかだな。

実は本当にいた他のストーカーアプリ使って捕まえるのか、これを通じて自分客観視するのか、或いは明確に語られていないダイヤの心情が語られるのか。


悪魔のメムメムちゃん 6話

セックスシンボルみたいな、待望の先輩悪魔登場に小日向思考が重なったが、お前は魂奪われる瀬戸際なんだから、随分と悠長だな。

言動も力も余裕があって、コメディ的には面白みのあるキャラクターではないが、まあそれは他の人に任せればいいってことなのだろうか。

結局、メムメムが先輩悪魔監査のもとやることになったが、今回は互いに追い詰められているし、どう落とし所つけるのだろうか。

あと、柱のコメね。

ああ、やっぱりそういう目的で描いたのか、それとも編集が単にチャラいだけなのか(少年ジャンプ+の編集精神がチャラい傾向というイメージがあるんだよね、私の中で)。

フードファイターベル 42話

メタ的にみても、作中の扱いからみても「どっちが勝ってもどうでもいい」バトルであることを承知の上での展開が笑えてくる。

優柔不断な対戦相手を狙って、自分の得意分野に誘い込もうとする狡すっからいこともしたが、あっさりかわされるあたりに哀愁漂う。

それでもカッコイイこといって、うまいことハッタリかまして関心もたせるあたりウマイとは思う。

ただ、今までのアエルの扱いとか作風とかを考えると、次回で雑なあらすじでアエルの見せ場がカットされても何ら不思議ではないんだよなあ(笑)

2016-09-17

[]

今回はとなりのヤングジャンプ

ゴール下の横綱

シンマンエントリーNo.8

もう最初の絵の時点で惹かれなかったんだが、ここまでシンマン感想書いてきたということで読んだ。

うーん、なんだろう、薄味に感じてしまう箇所がいくつかある。

相撲をやっていた主人公バスケをやろうとするまでの過程だとか、親友との友情物語だとか、試合だとかにそれぞれのページ配分の結果、薄味に感じてしまうのかなあ。

作中のいずれかの要素や設定を削って、残ったものでしっかり描けば印象も変わってくるかもしれない。

まあ、絵とかテーマ第一印象に引きずられて、私の中での評価が上がらないってのは間違いなくあるだろうけれども。

さて、第二回のシンマン総括。

読みきりとしてみた場合の完成度もそうだけれども、連載権を手に入れるためでもあるから、そういう観点意識して描かれた作品があまり多くないのは気になったかな。

まあ、私の中では、コマ割を工夫していた「10'sプレイヤー」は地味に評価したいところだけれども、ここを評価する読者って少ないだろうしなあ。

ストーリー漫画としてなら「彼女ホントウ。」、「陽だまりメモリーグラス」、「Drive」はそれぞれ評価できる所がある。

「TAMATA~黒タイツで蹴ります~」は、キャラ物語を動かそうという意識がしっかり反映されていると感じたし。

でも、総合的には設定とかテーマとかのウケがよさそうな「ホームレスエージェント」あたりが投票数多そうなのかなあ。


ひゃくにちかん!! 第23

なんか、今回はセリフ回しがいちいち楽しいな。

冗談で「様付けしろ」と言ったのを律儀に付けるところに始まり田中さんのことを財布と呼ぶだけに飽き足らず、とうとう本名みたいに扱う場面とか。

お宅訪問からの、流れるようにお医者ごっこをしたりとか、青木のノリが終始よすぎる。

今話、トップクラスに好きかもしれない。

[]

今回は裏サンデー

グッド・ナイトワールド 35話

これで兄貴は退場かと思いきや、なるほど、人口AIとは考えたな。

まあ、とはいえ作中でも描かれているように、その人口AI人格がある以上、彼は犠牲になったといえるわけで。

けれども、そこでちゃんと救われる展開を用意してきたのは「やるな」と思った。

少し前の話であったやるせない展開も含めて、これで収める意味合いがあると考えると、うまいと思う。

市場クロガネは稼ぎたい 93時限目(前編)

シロガネの過去編。

祖父成果主義で、それを努力の賜物と結びつけるストイックタイプだったと。

だがある日、シロガネの叔父とその娘、つまり姉妹にあたるナマリとの出会いが大きな転換期となるのか。

そして、実は努力による成果を得られる人間というのが、実はとても恵まれた、希有な存在だと知ってしまうわけだ。

後編次第だが、ここからどう繋がってシロガネが今の思想や、あのような行動をするに至ったかってのが語られることになるのかな。

ヘビのたまご 10

うへぇ、マジュル国は喧嘩を売られた側なのに、先に手を出した扱いにされたのか。

けれども、それで返り討ちにあったものから、元ゲリアル人たちは捕虜難民奴隷にしてスケープゴートにしたと。

発端はそもそもマジュル国ではなく、マジュルを攻めた方で、しか奴隷を売り出したのも他国だったとは。

しろマジュル国王奴隷制を作って保護法を設けることで、奴隷への嗜虐に歯止めをかけようとした。

予想以上に、一枚岩じゃない問題だった。

サツリクルート 40話

まあ、普通にダジャレのもので笑うわけがないのは分かりきっていたから、それを起点にどうするかってのが気になる点だったが。

思い通りにいかないことを、思い通りにしようとして、それがうまくいった時にこぼれる笑みを狙ったか

そのために他の就活生までを布石にしたってのは考えたと思う。

さして意外でもあんまり唸るような解ではないが、相手性格分析した上での回答としては、まあベターだったんじゃないかな。

[]

今回はガンガンオンライン

彩音お嬢様はサノバ○ッチにあらせられる 第1話

まあ、タイトルはどうせミスリードだし、予測に対して期待は特にない。

というわけで、その正体はボッチ、と。

ただ卑屈さや悲壮感はなく、箱入りな生活でできなかった様々な遊びを謳歌するってテーマね。

まあ、執事モノローグで場を繋いでいるけれども、やっていること自体に大して面白みはあまりいかなあ。

りゅうおうのおしごと! 第十九譜

勝負に場慣れさせるために一般人が指している店でやらせ精神を鍛えさせるか。

素質を見るためのポイントが「将棋で一番楽しいのは勝つこと」、つまり「勝つことへの執着」で奇麗事じゃないのもいい。

何だかあいときよりすげえ漫画講師っぽい指導をやっている気がする。

あと、見た目だけじゃなく、声を聞いても性別不明大阪の中高年ね。

ステレオタイプではあるし、ヒョウ柄の服ともなると今や希少種なんだが、行くとこ行けば実際に存在するんだよなあ。

青春Re:トライ Re:6

視点ばかりだと思ったけれども、遥視点でのエピソードもちゃんとあるのか。

意外にも、遥の本位ではない態度ぐらい分かる人が多いってのは驚きだった。

しろ兄弟なのに樹が分からなさすぎってことの裏返しともとれる。

で、いくら意識が変わろうとも、本質的な部分までは変わらない以上、不備が色々と出てくるってことも描写されたか

私の解釈では、樹側のエピソードが「見えなかったものを見ようとする」。

対し、遥は「やらなかったことをやろうとする」という印象。

2016-09-11

[]

今回は少年ジャンプ+

ファイアパンチ 19話

今話とか読んでいると、やっぱり物語を動かすべきはアグニだと思った。

トガタはトリックスターとしての役割果たしているといえるんだけれども、些かでしゃばり過ぎる。

あと、言動のアクの強さが私には悪い意味作用しているから、正直あんまり好きなキャラじゃないんだよねえ。

物語に絡むのはともかく、引っ張っていかれるのはツライ。

それにしても、最後なんだか回想に入りそうなのが不穏。

仮にやるにしてもページはあまり割かないで欲しいところだ。

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 3話

主人公の「傷ついたり失望したりする自由」というのは、まあ大した理屈ではあるんだけれども、後半のあの行動の間抜けさにやる前から気づかないあたり、詭弁というか無頓着なだけだったか

最後らへんの買い物のくだりとか、まさに主人公感性バカさが伺えて、これを意図的にやっているんだとしたらすごいけれども。

まあ、たらればの話なんてしたところで仕方ないのは分かっていても、いざその失った可能性を提示されると堪えられないことは理解できるが。

ミヤギのなんともいえない表情は、そういう他人の失った可能性を知ってしまたからっていう部分なんだろうかね(まあ、他にもっとありそうだが)。

しかし、ミヤギの存在ってメタ的にみればその意味理解できるんだけれども、その世界にいる人間としてみた場合、すごく舞台装置的だよね。

主人公が語ることができない部分を読者に説明する役割というか、今回の主人公に投げかける言葉といい、やや前のめりすぎる。

メタ的には理解できても、物語構成的には不自然な印象だが、今後ちゃんとした理由が明かされたりするのだろうか。

誰が賢者を殺したか? 第7話

おや、死んだの?

メタ的に評価するなら、「殺しちゃったの?」って感じだが。

ここで物語から退場するのは微妙からあんまりノれないというか未だ「本当に?」っていう感覚

唐突すぎて、メタ的にみてもここで退場させるのは微妙だと思っているので、実は死んでないんじゃないか邪推したくなる。

マジカルパティシエ小咲ちゃん!! 41話

女性キャラクターたち全員の服が破けているシーンが圧巻だね。

もう、エロいとかそんなのじゃなくて、ただただバカっぽい、開き直った絵面が笑えてくる。

「思えば全裸ばっかりで辛い日々だったなあ」とか、その通りではあるし、作品方向性的には間違っていないんだけれども、野暮を承知でアホな文だなあといいたくなる(笑)

デッド・オア・アニメーション 26話

まあ、色々と丁寧に描写たかったであろう部分や、登場人物の掘り下げやエピソードをすっ飛ばしつつ、とりあえずエンディグを提示できたんじゃないかな。

総括としては、細かいとこ書き出せば結構あるけれども、実のところ私はそこまで毛嫌いしてはいないんだよね。

ただ、バランスいまいちではあったかな。

作中で提示される理屈物語、展開、リアリティキャラ人格漫画的な過剰な演出とかのハッタリとか、テーマなど。

それら要素を一つ一つ抜き出して語る分には割と評価できる、或いはそこまで評価を下げるものではないんだけれども、これらを総合してみると噛み合っているとはお世辞にもいえなかった。

[]

今回はやわらかスピリッツ

柚子森さん その6

おや、明確に気持ち自覚した上で、どう振舞うかってことをもう描いちゃうのか。

描くにしても、しばらく先かと思った。

まり、ここからは「仲良く遊びつつも、一線は越えないようにする」っていう方向性を示したわけだけだ。

まあ、読者の大半はそういうものとして前々から読んでいたのだろうけれども、これを明確に本編で言語化したってのは意味が大きく変わってくるからなあ。

天蒼軌道ルヴァリング 第2話(後編)

相変わらず戦闘の絵は、まだイマイチな感じが拭えない。

後半のやり取りは、ちょっと独特で私は好きかな。

就職の延長線上みたいなノリと、律儀に夕食の時間前には帰らせるっていう部分が何ともシュール

やや浮いている戦闘シーンと合わせて、なんか緊張感がない感じで、このノリを軽すぎるとみるかで一長一短だが。

お酒夫婦になってから 第52話

今回はサクライ、モブキャラの娘か。

主任二人組みはもう結婚している、フラグ成立済みだから、それ前提のイチャイチャを楽しめるのだが、こういう恋愛成就過程もやっぱりニヤニヤポイント高いよね。

オニデレときとか、後半のサヤと正のやり取りもまあ楽しくはあったが、ユナ会長の動向も気にしながら読んでたんだよなあ。

2016-09-10

[]

今回は裏サンデー

テラモリ 32話

忘れていたけれども、あんまり要領のいいキャラじゃないってことを今回のインターンで思い出した。

それにしても、「裾上げ」をここまで重要事柄だって作中で何度も描くって珍しい。

まあ実際、一般人の認識だと「たかが」って思われがちなことだから、念を押してるんだろうな。

桐生先生恋愛がわからない。 31話

今回のやり取りが顕著だと思うけれども、とにかく懐疑的なんだな。

自分自身心理に対して分析して、納得できる理屈が欲しいんだ。

彼らの言動はその答えを求める手段しかなく、よく分からないことをそのままにして行動できない。

とても理知的ともとれるけれども、悪く言えば臆病ともいえなくはない。

今に始まったことではないけれども、理性と感情境界曖昧にしたり、こういいうことを自己分析して言語化することにそこまで興味のない生き方をしている人にとっては、理解に苦しむかもしれないなあ。

サツリクルート 39話

敵として出てきたときは、相手能力が使えることや、発動の条件さえ知られなければかなり強力だと思ったけれども、こうやって見ると中々に厳しい条件だな。

しかも、それを上位互換に近い能力相手に、かつ不利な立場からやらなければいけないとは。

その言動に至る理由は分かるんだけれども、最後シリアスな絵面で「私の特技は「ダジャレ」です」がシュールで、こっちが笑いそうになるわ。

給食時間です。 1話

ほぅ、給食グルメ漫画と思ったが、読んでみたらちょっと違うっぽいのかな。

どちらかというと、給食テーマにしつつ、小学生たちを中心に繰り広げられる人間ドラマこそが主体っぽい。

読む前の印象とは違った作風だが、私はこういうの嫌いじゃないよ。

何気に最近小学生を中心にしたドラマとか、漫画で読む機会があまりなかったしね。

ちゃんと給食に関連してコミニケーションやドラマが生まれている構成も私の中でポイント高い。

ドラマ部分と食事部分が、ほぼ分離して描いているグルメ漫画とかも少なくないからなあ(グルメ漫画としてある意味で潔い構成なので、それはそれで嫌いではないけれどもね)。

圧勝 5~6話

どういう感じで描いていく、ストーリーを進めるんだろうと思ったが、今回で方向性が見えてきたね。

まあ、やや肩透かしというか、あんまり期待していない展開、作風だが。

まず、4話のラストセリフまさか想像通りの行為を指す言葉だったが、その行為意味する所が恋慕だとかではなく、友愛確認というね。

今回の2話で登場したキャラもそうだが、物事や人付き合いの考え方が世間一般とは逸脱しているってことか。

まあ、それはおいておくにしても、人物相関やキャラごとの言動理由ちょっと強引だよなあ。

[]

今回はとなりのヤングジャンプ

明日(あけび)ちゃんのセーラー服 第2話

入学した生徒の中で唯一の奨学金貰っているほどの学力なのか。

前回は運動神経のすごさも描かれていたし、あんまりそういうすごさを人格から感じさせないが、主人公って実はめちゃくちゃスペック高いんだな。

だが、セーラー服が着れると思っていたら、今はブレザーが制服だったとは。

そういうの調べたりとか、あらかじめパンフとかに書かれていたりするもんじゃないのかなあ。

気恥ずかしさはあったが、母親に仕立ててもらったセーラー服だし、学校から許可が出たということで着ていくことを決心したと。

まあ、本人の意思尊重すべきなんだろうけれども、周りと目に見えて違うってのはイコール「目立つ」ってことになりがちで。

そして世間一般社会において「目立つ」ってのは基本的にいい意味では扱われないんだよねえ。

いや客観的に見た場合、是非もなにもあったものじゃない理屈なんだが、やっぱり今後の主人公がどうなるか不安になるなあ。

それにしても、キャラクター(特に主人公)の表情や動きの描写を、すごい丁寧にやるなあ(丁寧すぎる気もするが)。

セーラー服に着替えるシーンにおよそ5ページだぜ。

いや、ある意味テーマ(というかタイトル)に沿った構成なんだけれども、あんまり「そういう部分」を過剰にやられると個人的にヒいちゃう性質なんだよね。

仇霧のエデン

シンマンエントリーNo.7。

うーん、イマイチ

特に主人公が終始なし崩し的なまま行動させられたのが失望感が拭えない。

設定も展開も強引だし、しか構成茶番から白けるんだよね。

テーマ凡庸で、プロット面白くないのに、それをカバーできる要素もないんじゃなあ。

2016-09-09

[]

今回はガンガンオンライン

超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 第9話

ここ最近活躍だけみるとマサトの主人公気質は中々だけれども、群像劇からあくま主人公の一人っていう扱いなんだよね。

彼以上の活躍のシーンが、他の人たちにもちゃんと用意されていることを期待したいところだが、できるのかなあ。

後半、如何にもな感じの横暴な領主が出てきたな。

なんかすごい制度だなと思ったが、現実でも「初夜権」みたいなのが昔あったらしいね

はてなキーワード登録されてるのか……。

部活、好きじゃなきゃダメですか? 9休み

こう、普段おちゃらけた奴が、ちょっとカッコイイとこ見せるっていうのは嫌いじゃない。

けれども、そのキャラならやりそうな範疇での意外さっていうか、「らしさ」を残したままの言動かってのは裁量が難しいところだよなあ。

部活が嫌いで、それに携わる暑苦しい感性の奴が嫌いな西野から違和感はあるけれどもその範疇はいえるか。

結果としては、うやむやにすることで部活小森は戻れたわけだけれども、客観的にみたとき西野のやったことは余計なことかもしれないっていうのがモブキャラセリフ提示されるってのが興味深いね

顧問スタンスって、まああーいうのがいるし、そういうやり方が正しいとも間違っているとも必ずしもいえないが、いきすぎた情熱によって、そういうのが合わない子が割を食わされたり、無用に心を痛めているのは事実なわけで。

まあ理不尽から西野のやったことはやはり痛快とはいえる。

黒田氏の授業 最終回

結果論といえばそれまでかもしれないが、あえての選択にちゃんと理由説明して、それを納得させたってのはよかったと思う。

総括。

私が気に入っていたのは、構成や、理屈の度合い。

語りすぎず、説明不足過ぎず、エピソードごとにちゃんとした答えを作中で提示する構成が読みやすかった。

ただ、まあ、それがテーマの割に、ストーリー全体にただよう凡庸感を与えていたり、面白さに直結しているとは限らなかったのかもしれない。

正直、やるべきことは一通りやったと感じたし、綺麗に終わったとはいえるから不満はないかな。

強いて言うなら登場人物たちの掘り下げがもう少し欲しかった。

2016-09-04

[]

今回は少年ジャンプ+

悪魔のメムメムちゃん 第5話

けっこう楽しく読めた。

開幕の脚だけもってくるっていうツカミ、これまで何度か描写された悪魔だけれども乗せられやすいというお約束、そこから謙遜でも何でもなかった魔力の低さという予定調和からの、魔力が尽きてめちゃくちゃ小さくなる場面とかね。

なんかすごく「分かってる」構成と、その上でアクを出すためのネタ選びもよろしい。

それにしても、魔力を得る方法栄養ドリンクでも代用できるっていうのもアレだが、メムメムの魔力総量が栄養ドリンク一滴分ってのは笑えると共に悲しくなってくるな。

なんか、「実はすごい潜在能力が」ということもなく、そこらへんは割とシビアなんだね。

読者に好感もたれるかは何ともいえない人格なんだけれども、割とうまいことやっている気がする。

ラブデスター No.71

うへぇ、そこまでするのか。

意図的修羅場を作って、それを嬉々としてやるって。

それはそれで、必死すぎないかとも思うが。

なんか、こう、面白い面白くないというより、「面倒くさい」展開。

時間支配者 39話

おー、ブレイズ魅せるじゃん。

それに、炎とか爆発とかってやっぱり映えるからメタ的にみても盛り上がる。

ブレイズ悪党目指しているわけだから当たり前っちゃ当たり前なんだが、セリフからくる負けフラグがすごい。

まあ、最終的に勝てないんだろうけれども、ちゃんと健闘しているってのが描写されて満足。

花のち晴れ〜花男 Next Season33

落書きって、やることが幼稚通り越してんなあ。

なぜか、そこでコレクト5が不甲斐ないみたいな話になるのは意味分からん

まあ、そこで音が昂然とした態度で掃除して、それに周りが追従するのは面白くはあったけれども。

それにしても、愛莉は丸くなったなあ。

登場当初は大分きつかったのに、今は割と愛嬌のあるキャラだ。

なんというか、やっぱり「主役に対して好意を振りまくキャラ」って受け手に好かれやすいってのはあるかもしれない。

今期のアニメで例えると、Re:ゼロのレムとかね。

2016-09-03

[]

今回は裏サンデー

ヘビのたまご 第9話

うわ、もう殺しちゃうのか。

仮に死ぬとしてもしばらく先かと思ってた。

でも、う~ん……大してバックボーンがちゃんと描写されていない状態での退場だから、正直イマイチのれない。

世界観というか、この作品方向性を伝えるという意味では十分な役割を果たしたとはいえなくもないが。

国王理屈は、都合のいい解釈で、そもそも今回の事件を手引きした黒幕であるからすごく白々しい。

のだが、当事者の誰かがもう少し思慮深ければ起こらなかった、或いはそこまで酷くならなかった事態だったわけで、その点を考慮するとデュランは口をつぐむしかないわけだ。

後半のジンの答えは、大したことは言っていないのだが、まあ間違っていない。

桐生先生恋愛がわからない。 30話

うーん、二人のあたりの理屈は正直よく分からない。

そもそも、男女逆転させて性差を語るっていう発想は創作的観点から面白い思うけれども、マジになって語ろうとすると安易というか。

身体性差からくる、恋愛感やセックスなども含めた意識の違いというのは傾向として勿論あるのかもしれないが、そのほかの要素も加味して、総体的にかつ相対的判断しないと、どこかで齟齬が生じるだろう。

しかも、ここに個の問題を含めて考えないといけないわけだから

そもそも、たらればで地に足のついてない話で持論を担保するのって、結局は共感ゲームの延長線上にしかならないと思うし。

鐵血のアマリリス 最終話

まあ、打ち切りですな。

まあ、まずは作風が読者の何割かを遠ざけたのは間違いない。

リョナとかトーチャーポルノとかは一般受けしないんだから、その他の要素で面白く描かないといけないわけだが、それも拙かった。

DOG END 第2話(後編)

自分より体の小さい人間を盾にしたところで銃弾全て防げないだろ。

ましてや相手真正面以外からも撃ってきているわけで。

あんだけ規格外の握力とか腕力があるのに、普通に銃弾かれちゃうんだとか。

なーんか、ところどころ雑なところがあって、それが気になるせいでノりにくいんだよなあ。

2016-09-02

[]

今回はガンガンオンライン

りゅうおうのおしごと! 第十八譜

相手強気な口調だけれども、この程度は大人対応で余裕しゃくしゃくなのは腐ってもプロって感じだな。

まり将棋界隈の話には明るくないから知らないが、タイトル戦で待ち時間を二分しか使っていないというのは私でもとんでもないってことは分かる。

手をあらかじめ読まれ対策されるって、本当に厳しいんだな。

銀子のはストイックすぎては危なっかしい気もするが、強い向上心必要ってのは分かる(必要以上に焦っても仕方ないというのも間違ってはないけれどもね)。

それをうまいこと促してやろうということで、ライバル育成に繋がるわけか。

もう明確に弟子を強くするために、ライバルにしようと意図して天衣の家庭教師を引き受けたのは意外といえば意外。

そういうつもりではないのだろうけれども、悪い言い方をすれば踏み台を作るってことだから、そこらへんはなあなあにすると思ってた。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 喪102

ああ、なんか親が家にいない日のワクワク感だとか、姉弟の距離感近いやり取りとか、無意味背伸びしてる感じが出てて楽しいね。

弟くんの思うところがあまり語られないから何ともいえないが、少なくとも姉のほうはエンジョイしているのが伝わってきて、ほっこりした気持ちになる。

いつもの悲壮感であったりとか、毒の強さがあまりないのは不満といえば不満だが、むしろ今までのそういう積み重ねがあってこそ、今話のこういうゆる~いノリにホッとするという側面もあるしなあ。

緩急大事

2016-09-01

[]

今回はとなりのヤングジャンプ

息子がかわいくて仕方がない魔族の母親 第14話

正直、前数話にかけての展開は「なにこれ?」という感じで、何か無理やりシリアスというかドラマティックにされて置いてけぼりにされた。

いや、「育児含めて未熟すぎる母親意識を改めさせるエピソード」として機能させたいってのは分かるんだけれども、それを考慮しても疑問符がつく展開だったんだよね。

唐突尊大なやり方は困惑するから勘弁して欲しい。

今話から通常運転のようで安心した。

Drive

シンマンエントリーNo.6

物語はどうしようもない無常感が出てて、兄弟二人のやり取りとか、その構図も悪くない。

ただ、やや尻切れトンボというか、プロットの段階から意識して作って欲しかった。

終盤の展開を除けば、後は車による逃避行だけで、会話ばっかりだからなあ。


竜と勇者配達人 第7話

実際、このテのファンタジー世界役所とかがちゃんと機能するのかっていうのは興味ある考察ではあるんだよね。

治安の悪い区画とかでゴネられたときとか、非協力の体勢の場合はどうするんだろうって。

住所は、まあ現実世界ですらマシとはいえるかもしれないけれど、私からいわせれば微妙な感じはする。

住所が分かったからといって、迷わずいける保証なんてないわけで。

ましてやこのマンガ世界観とかだと、地元の協力なしだと、仮に協力があってもそれ絡みのトラブルは間違いなく出てきただろうなあ。

2016-08-28

[]

今回は少年ジャンプ+

読切祭の残り感想

あと、「金未来玉杯」ってのがやっている模様なので、それに絞って感想を書く。

金未来杯」にはエントリーできないけど面白いギャグ漫画を集め、その1番を決定する企画らしい。

金未来杯」じゃなくて、「金未来『玉』杯」ね。

低劣だけれども、キライじゃないよ、そういうの。

SOCIAL GUARDIAN

読切祭の八つ目。

ふぅむ、流行に乗ったテーマではあるけれども、設定を捻るだけでなく盛り上げる展開も含めつつ、ストーリーもそれなりに面白いと思う。

まあ、まあ色々と粗があることも否めないが。

ストーリー構成からテーマを考えるに、バトル部分が本旨ではないのは分かるんだけれども、あっさり気味なのはやっぱり残念かなあ。

あと、セリフ回しが……個人的にはあんまり

まあ、でも読切祭の中では個人的に上位だよ。

さて、読切祭の総括だが、前回含めて色々と粗探しとかしていたけれども、なんだかんだ全体的にレベル高かったと思うよ(玉石混合な世界漫画を読み続けている身としては)。

総合的な漫画力で「ハトコネコ」、テーマに甘えずストーリー構成で魅せてくれた「SOCIAL GUARDIAN」、キャラクター人格気概を感じた「こっち見て片山先生」、面白いコンセプトの「冬春の仕事」あたりが自分の中で印象深いかな。


キングカイザーエンペラー

未来玉杯 エントリーNo.1

キャラの強い主人公で終始引っ張っていくタイプね。

ギャグマンガとしてはセオリーだな。

破天荒主人公言動が、最終的になんだかん人々を引き付けるという構成は好きだけれども、ギャグレベル普通範疇かな。

たちあがらない勇者テンツ

未来玉杯 エントリーNo.2

設定を活かしたギャグストーリー展開をもう少し期待していただけに、それが残念。

ギャグ方向性ときたまズレているというか偏っているというか、天丼ということを考慮してもワンパターンに感じる箇所もあったり。

まあ、でも軽妙なやり取りはノッてて面白いと思った。

ストロングリリィ

未来玉杯 エントリーNo.3

ギャグマンガから、やるからには過剰な言動キャラクターという自覚の塊を持った「ストロングスタイル」という、まあコンセプト自体は悪くないと思う。

だが、ギャグほとんどが唐突尊大というか、いまいちピンとこない。

テーマ曖昧としていて、コンセプトが機能しているか微妙

ネタ選びや、ギャグ一貫性がないのが、そう感じさせる要因だろうね。

作者自身よく分かっていないというか、扱いきれない状態で描いてしまったという印象を受けた。

吸血童貞タナベ

未来玉杯 エントリーNo.4

ノリと絵柄だけならコロコロとかの小学生向けで連載してそうなタイプだね。

けれど「吸血」の定番ともいえるのか、明らかに「アレ」を髣髴とさせる暗喩的な表現も含まれている。

まあ、それがコンセプトともいえるし、それ自体面白いんだけれども、シチュエーションなり登場人物だったりとかを練って、もっと話を転がしたりして面白く描けたんじゃないかという気がする。

終始テーマに沿っているのは好印象だけれども、舞台というかシチュエーションの都合上イマイチ盛り上がりに欠けるってところが難点か。

大喜利ネタの一つくらいの範疇なんだよね。

人間の達人

未来玉杯 エントリーNo.5

ワー、カワイイー。

……ぐらいしか感想書くことないなあ。

動物擬人化ものだとか、萌えだとかの定番アイテムが、それ以上の役割を果たせていない。

ネタ選びもノリも凡庸で、退屈なものが多い。

設定だとかテーマを踏まえると、むしろ及第点以下だと評価してもいいほど活かせていない。

綾樫くんは飼っている

未来玉杯 エントリーNo.6

面白い、というより楽しい漫画といった感じ。

こういうファンタジー的な要素に、それっぽい理屈を付けるのって楽しいからね。

ちゃんと、前編でネタとして提供される設定が後半の展開で活かされている構成なのがよろしい。

総合的に纏まってて、これといって言いたいことはないんだけれども、強いて言うなら構図とか、コマ割とかかなあ。

あと、1コマに人物が占める割合が多めというか。

さて、金未来玉杯の総括。

ギャグマンガに絞った企画だったのだけれども、当初の私が予想していたのとは趣が異なるマンガが多くて、嬉しさとガッカリ半々って感じ。

投票は~……どうしようかな。

総合的なクオリティならば「綾樫くんは飼っている」だけれども、あくまギャグマンガという土台に乗っけて評価するならば、軽妙なやり取りの「たちあがらない勇者テンツ」とか、テーマで紡がれる内容が一貫している「吸血童貞タナベ」、キャラの濃い主人公ガンガンいくオーソドックスタイプの「キングカイザーエンペラー」も捨てがたい。

まあ、後で決めよう。

2016-08-27

[]

今回はとなりのヤングジャンプ

TAMATA~黒タイツで蹴ります

シンマンの、エントリーNo.5。

田俣澄というファミレス店員を、とある常連目線で語られるという構成か。

迷惑客とのトラブルと、卑屈な常連客の気持ちの変化を通じて、田俣澄というキャラクターを魅力的に描くという方向性は悪くないと思う。

ただ、展開も含めて、その他のキャラクター舞台装置というか、記号的。

どう描けば、どのように語ればよいかという目線評価するとき、やや説得力に欠けていて、無頓着というか杜撰に感じた。

まあ、もう超個人的な話として、単純にドラマ性にそこまで面白みがないのが厳しいかなあ。

設定だとか世界観だとか、テーマを考えるとエンタメとして弱くなるのは仕方ないし、そこを強くしようと不自然になりやすくて、難しいところではあるんだけれどもね。

はいっても、そういうことを踏まえた場合、割とクオリティ高い作品ともいえるか。

[]

今回は裏サンデー

栄冠は俺に輝く 1話

酷い環境言動香ばしいヒール役などによる胸クソ展開。

そこに現れる主人公

そして、ハッタリきかしつつも、実力でムカつく奴を倒して、読者の溜飲を下げる。

こ、これは……間違いない。

凡百のスポーツマンガだ。

このご時世に、読み切りでも連載作品でも散々みてきた構成スポーツ漫画を読めるなんて、ある意味ですごい貴重だぞ。

まあ、でも私はこういうの食傷気味なんで。

ねじの人々 第21話

ねじまさかの幼馴染。

しかし、世間一般的価値観から見て可愛くない。

いや、モザイクかかっているから読者の私には分からないが、作中のキャラ評価曰く有り体に言って「ブス」らしい。

そこに編集者が介入、「マンガってのは夢を描くもんなんだよ」、「幼なじみをかわいくしろ!」と作者に言い渡す。

作者もそれに従うが、ねじが「どうして幼なじみかわいいのが「夢」なのか、納得する理由説明して欲しい」と、それらの意味を尋ねてストーリー進行を拒否

また、シビアなとこに突っ込んできたなあ。

こういうのって往々にして、各々が様々な物を背負って語り倒すから、面倒なことにしかならないってのに。

まあ、「あくまマンガキャラクターの設定」という言い訳はあるけれども。

私としては、即物的なもの見方人間評価することがクソというより、その評価基準を悪として目を背ける風潮こそクソだと思うんだけれどもねえ。

だって人間主観本位な生き物な以上、美醜含めてそういう評価基準はなくならない。

その感覚的にどうしようもない部分に対して、社会通念上どう振舞うかってことでしょ、大事なのは

さて、次回、彼らはどう話を決着させるつもりなのだろうね。

DOG END 2話(前編)

えー、高層ビルを身一つで10分ちょいで登れることについては、なんか超人的な能力を持つ奴らが多い世界観という解釈をするなら、まあよしとしよう。

でも、その最中に、窓を見て誰もそれに気づかれなかったってどういうこと?

あのビル設計的に、明らかに窓に映ってるっぽいんだけれども。

登っている最中もそうだけれども、窓割る瞬間まで気づかず会話しているシーンとかアホすぎる。

さすがに無理があると思うので、次回ちゃんと説明して補完されることに期待。

2016-08-21

[]

今回は少年ジャンプ+

読切祭とかやっていたので、それに絞って感想書いてみた。

追記:漫画タイトルが間違っているという指摘あったんで、修正しとく。

ハトネコ

読切祭の一つ目。

ふむ、キャラクターや設定にリアリティ説得力が欠けるが、嫌いではない。

コマ割や構図がイマイチなのと、後半のアッサリ感はいかんともしがたいが。

あくまで謎ということで終わらせたいのだろうけれども、その上で描けることはあったと思うんだけどなあ。

時代劇で例えるなら殺陣シーンにあたるわけで、最も盛り上がる場面なわけだから

こっち見て片山先生

読切祭の二つ目

主人公である片山を、しっかり魅力的に描こうという意欲がみえるね。

主人公信条が、言動正当性担保しているという構図はよろしいかと。

即物的ではあるが、これは実直かつ目に見えないものしか信じない主人公からこそ言葉の重みが違うってことに、感想書いているときに気づいた。

ただ主人公キャラをしっかり描きすぎた反動というか、幽霊キャラの設定はメタ的に見たときまり必然性を感じなかったかな。

幽霊キャラのためにページ数割いているのがやや蛇足気味に思えた。

私の持論で「メインキャラは加算ではなく、乗算が理想」というのがあって、この幽霊はメインキャラとしては加算でしかないんだよね。

CLOWN

読切祭の三つ目。

フリークス」とか知っている身からすれば、中々にセンセーショナルテーマだ。

……の割に別段語りたいことが出てこないのは、テーマによって紡がれる話や構成演出が大したことないからかな。

フリークス」然り、同サイトの「ファイアパンチ」然り、それらの賞賛批判が強くなるのは、作品バックボーンにそれだけ影響力を持っているからだと思っていて、その点この作品は平易だ。

VRリハビリ少女ちゃん

読切祭の四つ目。

うーん、あんまり響かないなあ。

設定、ストーリーキャラクターギャグ構成するネタの一つ一つが尊大ですらなくて、そのくせ唐突から、ただただ首を傾げるんだよね。

コマ割をもう少し工夫してくれれば、印象も多少変わったかもしれないけどなあ。

まるで4コマ漫画として書いていたのを、無理やり繋げたみたいな構成から、余計にそう思う。

奇抜というほどのアクもなく、正直なところ貶すほどのものでもないけれども、かといって褒める部分もほぼない。

「読切祭か、よし作品全部の感想を書いてやろう」という気持ちじゃなければ、感想を書こうとすら思えない内容だった。

マッチョグルメ

読切祭の五つ目。

マッチョ」という「グルメ」という組み合わせ、そして画力インパクトはそれだけで面白いが、逆に言えば面白かったのは「それだけ」だったともいえる。

まあ、一発ネタですなあ。

冬春の仕事

読切祭の六つ目。

英雄の武具の扱いが難しいので、それを指導する仕事というコンセプトが面白いね。

ただ、面白そうな設定に対して、そこまで盛り上がらなかったかなあ。

結局、やらせてることがほとんど呪文の唱え方ってのがガッカリポイントというか。

あと、ちょっとノリで押し切って欲しくなかった部分があるのも残念。

TELTEL 坊主

読切祭の七つ目。

間違い電話から、それぞれの思惑が交錯し、誤解が生まれコメディになるっていうパターンはありふれているけれども、まあ面白かったかと。

ただ、終盤それら物語がしっかり集約されないのが不完全燃焼感あるなあ。

噛み合っていないものが噛み合っているように見えるから面白いのであって、それが噛み合わないままだと話としては中途半端

例えば、誘拐犯は縁のない、あくま身代金目的で動く人物として描いてみる。

更には父親も終始登場させる。

子供誘拐犯、坊主父親といった登場人物たちが、それぞれ違う目的で動く部分を掘り下げて描写する。

勘違いした坊主が、誘拐犯ではなく子供父親電話して~とかいう展開も挟み、誤解が更なる誤解を生むスパイラルを~、とかだったら面白くなると思うのだが、些か願望入りすぎだろうか。

2016-08-20

[]

今回はモアイ

スサノオくん (モーニングゼロ2016年6月奨励賞

ほぅ、やや懐古的な作風だが、作者の中で世界観を築こうとする努力がみてとれるね。

主人公キャラクター人格が滲み出ていて好感持てるけれども、それ以外の登場人物舞台装置しかなっていないのが残念かなあ。

……まあ正直、編集部の人たちと似たような評価になるか。

ネネ休日モーニングゼロ2016年6月奨励賞

おー、凄まじい線の描き込み。

ただ、なんだろう。

これだけ描き込んでいるのに、アクションに躍動感がまるでない。

取ってつけたような漫画演出があからさまに浮いている。

本筋に対して、中盤の展開が完全に蛇足なのも面白くない。

漫画」じゃなくて、「画」を見せられてるような気分だ。

中川いさみマンガ家再入門 第24

ほぅ、今回は糸井重里か。

強いていうならコピーライターではあるけれども、様々なメディアで「表現」に携わっている不思議立ち位置の人だよなあ。

話の内容は、「そこに着目するのか」って感じで興味深い。

「読者を意識しろ」を「マーケティング」という言い換えるのは、ならではという気もする。

そして「マーケティング」と「自分がやりたいこと」も両立しようと。

言葉にしてみると、至極当然ともいえる理屈だが、意外とこれがちゃんとできている人って少ない。

それにしても、最後に取ってつけたように時事ネタを入れてくるのは戸惑った。

独身OLのすべて 第79話

わあ。

せっかくの告白不条理によって邪魔されるとか、まるでラブコメみたいだあ。

いや、まあ、不条理ベクトル全然ラブコメじゃないけれども。

あと、長時間の無呼吸運動とか、火の上を渡るとか、ノブはいよいよ人間を超越しつつあるな(もとからそうだともいえるが)。

2016-08-19

[]

今回は裏サンデー

市場クロガネは稼ぎたい 91時限目

ある意味で核心的な部分をついたな。

市場クロガネの人を見る目は確かだけれども、相手がそれを分かることはできない。

境遇が、現在立ち位置が、相手の見る目の邪魔をする。

から、そう見える相手からすれば「分かっていない」という印象になる。

その時点で、いくら歩み寄ったところで、本質的相互理解不可能

まり大事なのは相手を知ろうとすること」よりも、「相手に知ってもらうこと」だったと。

アプローチ方向性としては正しかったと思う。

さて、後半。

投票も終わり、いよいよ開票

だが、クロガネの反応を見る限り、キースが何かを仕組んだ模様。

しかも敵役のシロガネに対して「なぜ気づかない」ということから何だか双方にとってよろしくないことが起きているようだ。

棲家(すみか) 1話

うーん、何だろう。

全然、響かないなあ。

背景の絵と、キャラクターの絵の画力に差がありすぎて浮いているし。

今日び、この程度のホラー漫画にありがたみなんて感じない。

演出とか絵とか構図とか構成もろもろ陳腐だしさあ。

少女漫画雑誌に載っているホラーとかのほうが、遥かに創意工夫を凝らしていて面白いよ。


秋月さんは大人になれない 第28

作品に影響されやす人格は如何にも子供なのに、すぐに実行に移す行動力経済力大人ならではって感じだな。

一日かけて、キャラもがっちり作ってきているときた。

しかも知り合いまで自分空間に巻き込むとか。

なんか今回の話は、トップクラスに可笑しくて、好きだな。

マギ シンドバッドの冒険 116話

シンドバッドが加勢せずに、二人だけで解決した展開なのはよかったかと。

八神将たちの掘り下げもやってほしいから、いくら主人公からってでしゃばられてもナンだし。

シャルルカーンのハジケっぷりは、ギャグとしてみれば面白いけれども、唐突すぎるよなあ。

シンドバッドたちと触れ合っていくなかで、徐々に軟化していくならまだしも、今まで宮廷暮らしばかりで言動も穏やかなキャラが、こうも激変するのは強引。

仮にも、スピンオフ元の「マギ」にも登場するキャラクターなのだから人格形成は慎重にやってほしかった。

ヘビのたまご 8話

心情描写がやや陳腐になったキライはあるが、まあ悪くない展開かと。

ただ、まあちょっと話の進みが早すぎる気もするなあ。

それが余計にメインキャラ同士の信頼関係が浅く見えてしまう要因でもあるのだが。

最終回

終わるの早いな。

いや、まあ、そんな長々と見せられても不愉快気持ちのほうが強くなりやす作風から間延びしなかったのはいいけれども。

私にトーチャーポルノ趣味がないからということもあるが、総括としてはイマイチだったかなあ。

ただ人が無惨に殺されるところ位しか見所がないし、それだってまれ創作ジャンルはいえない。

仮にそのジャンルを真面目に評価するにしても、大したことがないレベルだといえるし。

最近の「SAWシリーズだって海外とかではトーチャポルノだなんていわれることもあるが、それだってゲームという要素と惨殺シーンに創意工夫を凝らすことで魅せているわけで。

この漫画が扱うテーマに対して、そのテーマで語られる内容がとても陳腐だったり退屈なのが原因だろうね。

ホラー漫画雑誌とかなら読み切りで、しっかり纏められる内容だぞ。

数話かけて、キャラクター物語設定とかもまるで掘り下げられないで、あの程度のオチとか。

ほんと、裏サンデーという場でトーチャーポルノというジャンルを取り扱ったという点以外は、ほとんど評価できない漫画だったな。

当然、そういう評価になるということはトーチャポルノというジャンルを取り扱える漫画家であれば誰でもよかったということになるわけで、この漫画の作者自身の手柄ではない。

いや、アクの強いテーマ作風は大いに結構だよ。

ただ、アクの強さに見合ったもの提供できていないなら、それは不快感の方が強くなりやすいということ。

[]

今回はガンガンオンライン

閉ざされたネルガル MISTAKE 18

いいね

こういうの嫌いじゃない。

チャンスこそあったが友達のために一旦諦めるか。

巡り巡りって人望を集めるということはあったけれども、今回はネルガルの善良な人格が直接活きたエピソードだね。

やっぱり主役に好感持てると、それだけで読みやすいなあ。

コメディ色が強いおかげで、あまり卑屈さがないのも嬉しいね

はいっても、ネルガル処刑も着実に迫ってきているし、そろそろ核心に触れた話がそろそろ出てきてほしいところ。

構成松永きなこ 第9話

ほー、単独では面白くなさそうだが、ちょっと趣向を変えるだけで面白そうな企画になってくるか。

慣れている人はシミュレーションせずとも、こういうレベルのものポンポン出てくるんだろうかね。

後半の展開は……何ともいえねえ。

まあ、主人公はこういうところで考えすぎたり、その割に言動ミスやすい傾向があるからなあ。

いや、ああいとき何が正解かも分からないが。

ななしのアステリズム 第16話

うへぇ

シスコンというより、ここまでくると依存だな。

しかも、あの女装って姉への依存からくるものだったのか。

朝倉の反応は、どちらかというと昴が司のフリをしていたことに気づくフラグともとれるか。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 喪101

ひっでぇ、なんかのプレイみたくなっている。

一切、取り繕うとしなくなったメガネもひでぇが。

そして、当事者のあずかり知らぬところで、どんどん可哀想な扱いをされる弟くん。

まあ、半分以上はもこっちのせいなんだが。

りゅうおうのおしごと! 第十七譜

ストーリー自体ライバル候補登場の布石で、特にいうことはないかな。

まあ、第二の弟子ライバル候補ってのは、中々に面白い相関図だと思うけれども。

今に始まったことではないが、ちょくちょく挟むパロディネタは安っぽくてやる気も感じられないから、あんまりきじゃない。

[]

今回はやわらかスピリッツ

青猫について 第5話

ここにきて過去の話か。

思いのほか早めに語られたな。

復讐する理由は、まあ予想の範囲内だがシンプルいいね

覚醒した大きな要因が、復讐相手の助言というのが皮肉的。

今更だけれども、終戦直後という時代設定は、この漫画世界観においては割と重要だよな。

そこからくる困窮状態も、登場人物たちの言動にちゃんと関係しているわけだし。

ただ、まあ相変わらず戦闘部分はリアリティがまるでない作風だなあと思うけれども。

アイアムアヒーロー in NAGASAKI 第6話

あー、まだこじらせてんのか。

展開としてはウンザリするが、数年前からそうだったものを、ちょっとやそっとで意識が変わるわけないというのは分かる。

まあ、でも楡井からすれば、そんなこと知ったことではないわけで。

一人で脱出しようとかいうのも好感度よろしくないなあ。

他のアイアムアヒーロー主人公とかも、決して人格者ではないけれども、それでもいざというときキッチリ決めてくれたり、他人に対して多少の思いやりのある描写があるわけで、この長崎編の主人公の薄情さ、活躍をほぼしていない状態はよくない。

これから、その機会がやってくるといいんだけれども。

さて、明らかに加川は何か隠していることがありそうだが、最後言動動機関係しているのだろうか。

ラフィリア~人間椅子奇譚~ 第2話

うへぇ修羅場

一気に話が展開したな。

昼の学校で見せる生徒会長先生たちの善良な振る舞い、そこから夜に見せる背徳的な行為、そして追い詰められたときに見せる狂気

前半は特にいえることはない穏やかなものだが、それによって後半からの展開がより際立つね。

単なる性癖暴露漫画にせず、ちゃんと物語で魅せようとするのはよろしいかと。

2016-08-14

[]

今回は少年ジャンプ+

ファイアパンチ 16話

トガタというキャラクター依存しきった物語展開になりつつあると常々思っているけれども、今回はその方向性が顕著だな。

正直、ここ最近は笑えるような馬鹿らしさですらなくて、ただ退屈で尊大なんだよなあ。

今に始まった話ではないけれども、トガタがメインストリーに絡んでから特に

あれを思い出した、「レディ・イン・ザ・ウォーター」。

あの映画ストーリーも酷いが、監督であるシャマラン自身が、かなり重要な役柄で出演してるのが滑稽なんだよね。

とある評論家が、このシャマラン出演に対して「例えるなら、ジョージ・ルーカスがオビ=ワンを演じるみたいなものだ」と表現していたが、絶妙だと思った。

トガタというキャラクター、或いはこの漫画の作者は、いわばそれをやってるわけだ。

まあ、私の中で「レディ・イン・ザ・ウォーター」はシャマラン作の中では2番目に嫌いな映画なので、まだ救いはあるが。

ちなみにシャマラン監督の中で私が一番嫌いなのはエアベンダー」。

誰が賢者を殺したか? 第4話

んー、ノエルゾロのことを信じられないのは分かるんだけれども、ちょっと言動頭でっかちすぎて好感度下がるなあ。

もともとゾロ容疑者だというのもFBIの話なんだから、そのFBI犯人じゃないかもしれないといっているわけだし、もう少し理解を示すべきだろ。

主役が好感持てないと、読む際の負担が高くなるのがツライ(もちろん、見せ方次第ではあるけれども)。

マルコの打算的な理由は、まあいいんじゃないかな。

ゾロ犯人だろうとなかろうと、別の目的もあるってことな取引する理由としては成立するし。

後半は、さしずめ魔王配下登場ってところだろうか。

アメリカ軍基地物資を奪取するとか、ちょっとここまでいいようにやられると、不甲斐なさすぎないかとも思うが。

しかし、思っていたよりも大規模な話になってきそうだなあ。

収拾つけられるんだろうか。

彼方のアストラ 14話

引き続き水や食料の調達だが、長期でかつ大量に保存するとなると大分厳しい模様(調べてみたんだけれども、一人あたりの生活用水って結構いくんだな)。

わっちゃあ。

船内トラブルの際に活躍できなかったユンファだが、ここで響いてきちゃったか

元々のコンプレックスもあるのだろうけれども、それと合わせて仲間たちの何気ない一言彼女を追い詰めるっていう構成

まあ、ウルガーの発言キツイけれども、彼の性格的には相手が誰であっても似たような態度だっただろうし、今のユンファにはツライ一言

天神-TENJIN- 音速の鷲 32話

更に速度を上げるとは。

しか操縦者はもちろん、機体すら危険レベルに。

相手土俵ガチで勝とうとした場合の解としては、この上なく単純だけれども、ある意味で最も外道ともいえるかもしれないな。

単純にバトル展開として見るなら、こういうのは嫌いじゃない。

少なくとも、下手に捻くれた戦術をとるくらいなら、むしろこっちのほうがいい。

2016-08-12

[]

今回はメテオ

宙のアポリア #13

些か言葉説明しすぎなキライがあるよね。

ストーリーや展開、キャラ言動とかに説得力を持たせるには、理詰めや言語化が大事だってことは分かる。

けれども、逆にそれがリアリティを削いだり、不自然になってしまっている部分もある。

だってほとんどの人間自身の感じたものを、すべて言語化しようとはしないし、できないから。

それに、いくら千の言葉を用いたところで、それを全ての読者に正しく読まれて、かつ納得して貰えるかなんてことは不可能なのだから、あえて「理屈を不足させる」っていうのも手法としてはアリだと思うんだけどなあ。

読者側に考察想像する余地を与えるってのも、楽しく読ませる上では大事だよ。

ゆーあい 第16話

無駄に反射神経すごいな。

まあ、鼻血が出なかっただけ進歩はしているんだろう。

あと、巻と美咲の何ともいえない関係は未だ継続中か。

何もないならないで一向に構わないのに、宙ぶらりんな状態からヤキモキするなあ。

いや、そう思わせるのはラブコメとしては定番ではあるんだが。

おー、直接的なエロ描写はないが、登場人物たちの感想と同じく「なんかエロい」と思わせてくれるね。

本旨から徐々にズレていく展開は予定調和だけれども、この巻と勇介の疑惑まだ引っ張るのか。

今後も定期的にオチとして使われそうだ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん