今回は裏サンデー
これで兄貴は退場かと思いきや、なるほど、人口AIとは考えたな。
まあ、とはいえ作中でも描かれているように、その人口AIに人格がある以上、彼は犠牲になったといえるわけで。
けれども、そこでちゃんと救われる展開を用意してきたのは「やるな」と思った。
少し前の話であったやるせない展開も含めて、これで収める意味合いがあると考えると、うまいと思う。
シロガネの過去編。
祖父は成果主義で、それを努力の賜物と結びつけるストイックなタイプだったと。
だがある日、シロガネの叔父とその娘、つまり従姉妹にあたるナマリとの出会いが大きな転換期となるのか。
そして、実は努力による成果を得られる人間というのが、実はとても恵まれた、希有な存在だと知ってしまうわけだ。
後編次第だが、ここからどう繋がってシロガネが今の思想や、あのような行動をするに至ったかってのが語られることになるのかな。
うへぇ、マジュル国は喧嘩を売られた側なのに、先に手を出した扱いにされたのか。
けれども、それで返り討ちにあったものだから、元ゲリアル人たちは捕虜や難民を奴隷にしてスケープゴートにしたと。
発端はそもそもマジュル国ではなく、マジュルを攻めた方で、しかも奴隷を売り出したのも他国だったとは。
むしろマジュル国王は奴隷制を作って保護法を設けることで、奴隷への嗜虐に歯止めをかけようとした。
まあ、普通にダジャレそのもので笑うわけがないのは分かりきっていたから、それを起点にどうするかってのが気になる点だったが。