今回はとなりのヤングジャンプ
田俣澄というファミレス店員を、とある常連客目線で語られるという構成か。
迷惑客とのトラブルと、卑屈な常連客の気持ちの変化を通じて、田俣澄というキャラクターを魅力的に描くという方向性は悪くないと思う。
ただ、展開も含めて、その他のキャラクターが舞台装置というか、記号的。
どう描けば、どのように語ればよいかという目線で評価するとき、やや説得力に欠けていて、無頓着というか杜撰に感じた。
まあ、もう超個人的な話として、単純にドラマ性にそこまで面白みがないのが厳しいかなあ。
設定だとか世界観だとか、テーマを考えるとエンタメとして弱くなるのは仕方ないし、そこを強くしようと不自然になりやすくて、難しいところではあるんだけれどもね。