今回は裏サンデー
うわ、もう殺しちゃうのか。
仮に死ぬとしてもしばらく先かと思ってた。
でも、う~ん……大してバックボーンがちゃんと描写されていない状態での退場だから、正直イマイチのれない。
世界観というか、この作品の方向性を伝えるという意味では十分な役割を果たしたとはいえなくもないが。
国王の理屈は、都合のいい解釈で、そもそも今回の事件を手引きした黒幕であるからすごく白々しい。
のだが、当事者の誰かがもう少し思慮深ければ起こらなかった、或いはそこまで酷くならなかった事態だったわけで、その点を考慮するとデュランは口をつぐむしかないわけだ。
後半のジンの答えは、大したことは言っていないのだが、まあ間違っていない。
そもそも、男女逆転させて性差を語るっていう発想は創作的観点からは面白い思うけれども、マジになって語ろうとすると安易というか。
身体的性差からくる、恋愛感やセックスなども含めた意識の違いというのは傾向として勿論あるのかもしれないが、そのほかの要素も加味して、総体的にかつ相対的に判断しないと、どこかで齟齬が生じるだろう。
しかも、ここに個の問題を含めて考えないといけないわけだから。
そもそも、たらればで地に足のついてない話で持論を担保するのって、結局は共感ゲームの延長線上にしかならないと思うし。
まあ、打ち切りですな。
まあ、まずは作風が読者の何割かを遠ざけたのは間違いない。
リョナとかトーチャーポルノとかは一般受けしないんだから、その他の要素で面白く描かないといけないわけだが、それも拙かった。
自分より体の小さい人間を盾にしたところで銃弾全て防げないだろ。
あんだけ規格外の握力とか腕力があるのに、普通に銃弾かれちゃうんだとか。
なーんか、ところどころ雑なところがあって、それが気になるせいでノりにくいんだよなあ。