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はてなキーワード: 有事とは

2016-08-06

http://anond.hatelabo.jp/20160804171358

国のために個や生活犠牲にして働くのが美徳で命を落とす覚悟が礼賛されるべきもの

矢口に関しては、危機的状況の人を助けたい。という気持ちだけ。

つーか「国民」って映画の中で言ってるけど家族とかに置き換える事ができるメタファーからね?

目の前で人が死んでしまいそうな時に助けたいと思うのってそんなにおかしい事?

例えば自分家族だったらどう?矢口国民自分家族と同等に考えているよ。

有事」「危機」こそが、国を成長させる、みたいな価値観

有事があった場合復興するのが上手。という意味

マイナスプラスに変換するのが上手という意味からマイナスありきって考えは曲解

「たぶん(本来怪獣映画を喜びそうな)小中学生が見ても分からない」

小中学生舐めんな。

というのは、2時間映画構造基本には、

「小・トラブル」と「大・トラブル

そして、「まやかしの勝利」、「から喪失

が組み込まれていることこそが、フィナーレのカタルシスを呼ぶ。

もっと映画を見よう。

この辺りの脚本に噛み付く所は、スクリプトドクターでも無いのによく言えるな。

カタルシスがあった方が良いと思ってるみたいだけど無くしてるのは作者の意図だよ?最後もやもやするのは、現実と地続きでまだ終わってない事を意味してる。

「難しいか子どもには面白くないかも~」と言っている人こそ、本当に理解しているのだろうか、煙に巻かれているだけじゃないの、という感じだが

元増田自身面白さを理解してないのに何でこんなに人を馬鹿にできるんだろう?


つーか批判するなら作品テーマは何なのか?くらいから書いてよ。

ズートピアは僕も大好きです。

2016-08-04

シン・ゴジラ」 大絶賛の謎(ネタバレ)

23歳になってようやく、10歳頃から慢性的疾患であるところの厨二病が治りかけてきたと思っている。

 

中二病にも、邪気眼系、暗黒微笑系、尾崎系等色々種類はあるが、ここでは、

 「俺みたいな中3でグロ見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは

 今日クラスの会話

 あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか

 ま、それが普通ですわな

 かたや俺は電子砂漠死体を見て、呟くんすわ

 it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。

 好きな音楽 eminem

 尊敬する人間 アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)」

的類いのものと捉えてくれていい。

 

2016年6月の終わり頃、Twitterトレンドに乗じて、「上半期に観た映画ベスト」なるものを自分も投稿したのだが、1位は、「ズートピア」とした。「ディズニーを敢えて1位として褒める、一周回って「アリ」」みたいなひねくれた気持ちでなく、これは純粋に、1位だと思ったからだ。

なので、先日公開された「シン・ゴジラ」も、事前の絶賛感想、また、「庵野…俺の負けだ…」という島本和彦氏のアツいツイートなどを見て、本当に愉しみにしていた。わざわざIMAXの席を取り、また一刻も早く観たいので平日の夜に、そして、若き日の庵野氏が登場する「アオイホノオ」も復習せねば、と息巻いていたくらいである。

という具合に、完全に、自分も、後でツイッターに、「シン・ゴジラ素晴らしかった!!」と書くつもり満々で(観てもないうちから…)、わくわくしていた。

が。

観終わったあと、驚いた。全然からないのだ。

どこもかしこも大絶賛の理由である。先程の中二病云々の前置きを入れたのは、これは決して、「流行りに反発する俺カッケー」的精神で言っているのではないという但し書きである

特に不思議なのは、日頃、人権意識の高かったり、リベラル寄りの人も、「日本の戦い方というのを見せて貰った!!」みたいな論調で褒めていることだ。

いいのかそういう着地で?

多数の有名人たちが登場する中で主役として据えられているのは、内閣官房副長官である矢口」(ハセヒロ)という人物である

会議会議で誰もビシっと決断出来ない割にはその会議は最初から想定内」の結論ありきな形式的ものにすぎないという悪しき日本の慣習に侵された人物が多数を占める中、この矢口という人物だけは、最初から、巨大生物存在(後にゴジラと名付けられる)の可能性を指摘し、会議と、国民の反感や国際社会から非難を怖れた日和見政府が迅速な対応が取れなかったことを悔やみ、

派閥争いとか出世から外れた異端者たちを集めたチームや、石原さとみ演じる米国大統領特使(「意識の高いルー大柴」とか書かれていて笑った)と交渉、根回しすることで、何とか、米国などの言いなりの帰結としての「最終解決法」――「原爆投下」――日本にとっては三度目の――を阻止した上で、ゴジラ被害を食い止めるための解決策へと動く。

これは重大そうで重大でないネタバレだが、私が、ごく少ない素晴しい点だと喜んだのは、中盤あたりで、総理大臣(とその他閣僚数名)が躊躇なくあっけなく死ぬところだ。やな奴だと思っていた総理大臣が、突如矢口に、「君のことは、本当に買っているんだ…」みたいなことを言い始めたり(※補足:これはあくま死亡フラグの例えで、別に私も劇中で嫌な奴だったとは全然思っていません)、「俺、この戦いが終わったら娘の結婚式に…」みたいな死亡フラグメロドラマもクソもない。あれ、死んだ?程度のタイミングで死ぬ。

「新しいリーダーがすぐに見つかるのがこの国の良いところだな」という劇中の自虐じみたないしは皮肉めいた台詞にあるように、この全然劇的でない死亡劇は、映画の一つのテーマともリンクしていて、国のトップである総理大臣でさえこの国にとっては唯一無二でないところは、しかある意味では強みになり得るという着地だ。

 

超越的なカリスマ性や能力を持った人物のみの力で成り立っていたり、「その人だけにしか出来ない事」を抱えた人物が各々バラバラにいる組織は、リーダーや、「その人」がいなくなった途端崩壊してしまう。だから、組織や集団の恒久的な存続の為には、「その人だけにしか出来ない事」「その人でなければならないこと」といった唯一無二性を特定の人物に集中させない仕組み作りが重要なのであり、総理大臣が死んでも替わりがいるというのは、逆に言えば、そうした仕組みが機能しているからこそとも言える。

 

ゆえに本映画や主人公たる矢口は、徹底して「独占」を否定する。まず通常であればフィクションにとってかなり重要と思われる<キャラクター>の独占の否定。総勢300何人だかのキャストということで、ナントカ大臣とかかんとか色々次々に出てくるが、実質的には3つか4つくらいしかキャラクター存在していない。誰が文部大臣で誰が防衛大臣でというのはこの映画にとってはどうでもいいことで、口調等微妙にキャラ付けされてはいものの、「大臣」という一つの役割と行動原理と台詞が、10何人に与えられているに過ぎない。(多分普通の映画だったら2、3人にセリフをまとめるはずである) 

「はみ出し者の集まり」とされる、ゴジラの正体究明班だってそうで、「学者っぽいないしはオタクっぽい探究心でゴジラについて調べる人たち」という一つの役割を4人くらいで分担しているだけである。(多分これも通常であれば一人にまとめられる)

これは、多数の人物たちが台詞を次々に言うことでテンポ感を出すという演出上の意味もあるだろうけれど、「チームで一つの役割」を持つべしという価値観の現れでもあろう。

更に、情報や知識の独占の否定矢口は、本来ならば国の重要機密として扱われるであろう、ゴジラ細胞データサンプルなどの情報を様々な機関や国にばらまくことで、問題の早期解決を導く。三人寄れば文殊の知恵、これは自分ないしは自分たちだけが知っていると独占機密化することで情報価値を上げるよりも、広く共有することでなるたけ沢山の協力を集めた方が得策である、という姿勢だ。

<超越的>存在であるゴジラ対峙した時、この国を救うのは、同じく超越的な存在や飛び道具ではない。目標を同じくする協力集団であり集合的知識であり、つまり<集合>こそが<超越>を「超える」

でもこれって前半あれだけ揶揄していた、「日本には決定を下せる人がいない」っていうのと紙一重であるから前半部の否定統合性が取れていないし、

むろんこういうのは、思想的な好き嫌い価値観の問題で、私は所謂ネット上ではブサヨと呼ばれる方の考えに近いから、ともすれば個の否定に繋がるような着地点に、なんだかなーと思ってしまうわけだけれど、問題なのは、というより、問題だと思うのは、「シン・ゴジラ」は、単なる、「集合バンザイ」を主張しているわけではなく、ともすればっていうかともしなくても命に関わる「有事」に遭遇した際について描いているという点である

 

矢口は、一刻も早いゴジラの正体究明に必死になっているチームメンバー達が、カップラーメンのみで食事を済ませ滅多に家に帰らず連日泊まり込み、また帰ったとしても翌朝早く来る様子を見て、満足げに、

「この国もまだまだ捨てたもんじゃないな」

とか微笑み(正直、これだけで元・社畜の自分からしてみれば、けっっっっ、って感じなんだけど)

ラストシーン近く、ゴジラを倒す最終的な作戦の前に、自衛隊その他に向けた、

 「今回のヤシオリ作戦遂行に際し、

 放射線流の直撃や、急性被爆の危険性があります

 ここにいる者の生命の保証はできません。

 だがどうか実行してほしい!

 わが国の最大の力は、この現場にあり、

 自衛隊はこの国を守る力が与えられている最後の砦です

 日本未来を、君たちに託します。」

っつー半ば特攻精神的とも取れる演説。(でほんとに作戦決行中戦車みたいなのが幾つかバカスカやられているような)

そして、国連(だっけか)で決定された、「ゴジラには核落とせ」という判断を、何とか食い止めるための水面下交渉について、アメリカ人(のたぶん偉い人)が発する台詞、

まさか日本がこんな狡猾な外交手段を取れるとは、危機は日本でさえ成長させるのかもな」(詳細は違うと思うがこんな感じ)

映画の素晴らしさは「共感」にあるわけではない。だからこれが、「完全なフィクション」であれば、私もうるさく言わない。

ファンタジーであれば――たとえば、『進撃の巨人』での出撃前の演説、「心臓を捧げよ!」は確かにアツいシーンである

しかし、「シン・ゴジラ」の場合は、完全に、フィクション世界観にあるフィクションの人物の行動原理として切り離すことはできない。明らかに、現在の日本を物語に取り込みそして、あるべき日本の姿を提示しているものからである

繰り返すが、断っておくと、これはあくま個人的価値観の問題である

しかし私としては、リベラル寄りの人までも、結構絶賛しているのがよく分からんのだ。

もちろん、放っといたらもっと大勢の人が死ぬっていうのは分かるけど、それでいいじゃないか。それでいいというのは大勢の人が死ねばいいということではなく、多くの命が失われるのを防ぐための方法を、という行動原理で十分じゃないか

それが、いや、登場人物が内閣とか政治家とかだから仕方ないかもしれないが、国のためとか国民のとかこの国はとかやたらと、まあーーーーうっるさい、しつこいのだ。

 

国のために個や生活を犠牲にして働くのが美徳で命を落とす覚悟が礼賛されるべきもので、何より、「有事」「危機」こそが、国を成長させる、みたいな価値観

いいのかそれが「これぞ日本の戦い方」で飲み込んで

っていう些か判断や解釈の分かれる思想的な話の他にも、単純にひとつ作品として、映画やプロットの作りとして、鼻につくポイントは少なくないと思う。

これは多くの人が指摘するように、「シン・ゴジラ」の欠点ないしは一部の人にとっては美点の一つは、

「たぶん(本来怪獣映画を喜びそうな)小中学生が見ても分からない」

ことであろう。

 

次々に入れ替わり立ち替わり出てくる人物、やたらと専門用語政治用語を並べ、理解させる気あるのか?というくらい早口の会議、応酬、ゴジラを倒すというよりメインは政治劇

「会議が冗長でなくムダがない」「予告では、おっさん達がやたらと会議して退屈そうだと思ったがいざ観てみたら会議もっとってなった」という内容の感想をよく目にするが、

そうか?

前半部の会議会議会議は勿論、指示手続き実行までのリアリティを出すためとかこれだけのプロセスを踏むことの提示とか必要な部分もあるが、社会的風刺になっているシーンも幾つか存在している。主人公が指示を出すと、「それどこの部署に言ったの?」と返されるタテ割り行政とか、とりあえず識者を集める時間の無駄とか、直前までスーツだったのに記者会見を前にして、総理「防護服を持ってきて」というあざといわざとらしさとか、面白いものもあるけれど、風刺したいなら、別に、それだけで、つまり、そういう戯画化したシーンを見せれば十分ではないか

 

が、本作では、<その上で>、また、「この国では~」とかいちいち誰かが台詞で言うのだ。これもしつこい。

いや、分かったよ、わかるよ。だって、それさっき見たって。

「難しくて分からないだろうな」とは言うが、わざわざ台詞で補足してくれているところも結構あって、中途半端に親切なのである。その半端な親切さが観客の理解を助けるという方向ではなく、「この国ではあの国ではうるせえ!!」って感じに作用している。自分は、筒井康隆なんかが好きなので社会風刺物はむしろ好物な方なのだが、こういう見せ方はぜんぜん、スマートではないように思う。

更に、後半の最終作戦までの会議やり取り部分は、もっと無駄なような気がする。

物語として分解したときに、小難しい専門用語でなんか凄いものを観た気にさせるないしは(本当はよく分からないが分からないというとバカだと思われるので)褒めておこう!という方向に感想を誘導させる効果しか持っていない。

というのは、2時間映画の構造基本には、

「小・トラブル」と「大・トラブル

そして、「まやかしの勝利」、「から喪失

が組み込まれていることこそが、フィナーレのカタルシスを呼ぶ。

小・トラブルとは、物語の世界観を示したり、人物たちの関係性を深めるためにプロット上に用意される障害だが、「根本的に解決されねばならない」問題は別にある。物語として最後に乗り越えるための壁が大・トラブルであるまやかしの勝利、から喪失とは、今まで向き合ってきた、そして倒して喜んでいた障害が単なる「小・トラブル」で、大・トラブル別にあることに気付いてしまったり、大・トラブル解決したないしはできそうだと一旦は歓喜するものの実は全然間違っていたり、

シン・ゴジラ」の場合、自衛隊が次々に攻撃することが小・トラブル、そして米軍がやってきてダメージを与えられたように見えるのがまやかしの勝利のように見えるが、そうではない。っていうか見えるがって書いたが見えない。

だってあれ見て、誰も「米軍やってきたやったー勝てる」とは思わんだろう。

突き詰めると日本は最終的に日本が守らなきゃねって映画なんだしっていうのがなかったとしても、

根本的なプロット上の問題として、主人公矢口とそのチームが、比較的最初の方で、最終的解決方法ほとんど気が付いてしまっているのである

ゴジラの動力源が核融合であること、そのために生まれる熱を放熱するために冷却が必要なこと、おそらく血液の循環が冷却として作用しているので、血液を固めてしまえば、ゴジラ活動を停止するのでは……

っていうのが主人公サイドから割と早めに示されてしまって当初は矢口プランとか呼ばれている以上、

観客は、フィクション鑑賞のルールとして、

「これが正解なのだな」

と思う。思ってしまう。

から、どんなに自衛隊とか米軍とかミサイルとか出てこようが、それでやっつけられるわけはない。それだと主人公が出てきた意味がない。

これは我々に組み込まれてしまった、フィクション鑑賞時のルールである

故に、制作者は、その予定調和思い込みを覆さねばならない。むろん、米軍が出てきて解決しちゃいましたチャンチャンという方向でなく、だ。

小・トラブルまやかしの勝利⇒喪失⇒大・トラブル解決

というプロット構造に則って言えば、ゆえにこの、当初気付いた解決策は後半部で本来、「覆される」べきなのだ主人公ないしは主人公サイドは、「解決策」を握り、幾つかの妨害無理解そのほかに合いながらも、なんとか実行直前ないしは実行に漕ぎつける。やった!!というつかの間の悦びを得るが、そのうち、それが無意味不正解、根本的解決ではないことを悟り、絶望に陥る。

で、

からの。この、「で、」からが、ラストに向けた助走なのである

 

これが、例えば、当初は主人公たちは全然別の方法を思いついてしかし失敗、再度のなんとか成分がとか原子構造がとか動力源がとか分析のアイディアの出し合いにより、「血液固めればいいんじゃね」ということに気づく…とか、苦労してバトルして血液凝固剤注入したけど無駄でした⇒博士の残したデータの解析⇒凝固だけじゃ足りないのかもとか注入方法の工夫が足りないとか試行錯誤して最終決戦、

など少なくとも順番が入れ替わっていれば、

専門用語を並べ立てた応酬、会議会議、チーム内の協力…の配置が、物語に機能していると言えるし、純粋に映画としてのカタルシスと、内容を理解できる者にとっては、そうだったのか!と、謎解き的、知的カタルシスをも生む。

しかし最初に、後半の最終作戦までの部分は、もっと無駄、と書いたように、実際はそういう構造ではない。

主人公たちが序盤の方で気付いた最終解決策がほぼそのまま最終作戦なのだ博士の残したデータの分析で抑制剤がプラスされはするが大方まあ正解なのだ。そしてちょっとやられたりはするが成功しちゃうのだ。

だったら後半部の、なんとか成分がとか原子構造がとかなんとか博士の分析が云々という難しげなやり取り、本当はいらないじゃん。だって序盤に示された正解が正解ということを補強しているだけである

まりほとんど、「米国核爆弾落としちゃうかもヤバい!どうする!」という物語の都合上、(間に合わないかも!)という時間稼ぎに配置されているだけだが、そんなの、間に合うのは分かる。フィクション鑑賞時のルールとして。

ラストの作戦がショボい、という感想はちらほら見かけるが、本当は、作戦がショボいことがカタルシスを生んでいないのではない。ほぼ最初に示された正解通りのまま終わるから、あれ?となるんである。かつ、人物たちの早口の分析から判明していく真相に、なるほど、そういうことだったのか!という知的快楽も得られない。

以上の理由から、「難しいか子どもには面白くないかも~」と言っている人こそ、本当に理解しているのだろうか、煙に巻かれているだけじゃないの、という感じだが、

「小難しい」というだけで、煙に巻かれて何か凄いものを観た気になる一部の人間、ないしは、凄いものを観た、観客に媚びてない=芸術的作品価値が高い と「思いたがる」(言いたがる)(だってつまらないと言ったら理解できなかったと思われる、バカだと思われる)類いの鑑賞者にとっては、演出上の効果はあるのかもしれない。いや、あった。

けれど、

 

やれ家族の絆恋愛だお涙頂戴だ感動だの分かりやすい浅い作りにしなくても、クリエイターが作りたいもの大衆に媚びずに作っても、観客はちゃんと素晴らしいもの評価できることが~

みたいな、自分が一番「一般人」(こういう言い方をする映画マニア、てめえもただの一般人だろって感じだよなマジで)を馬鹿にしている上から目線物言いで、無邪気にキャッキャッと、ハリウッドに勝ったとか邦画も捨てたもんじゃないとか喜んでいる場合だろうか。いまだに。

分かりにくいことが、「深い」証拠である保証はない。

同時に、分かりやすいことは必ずしも、「浅い」ことを意味しない。

 

しろ、近年、「マッドマックス」とか、「ズートピア」のような、戯画化によって現在蔓延る社会問題の構造を鋭く炙った作品でありつつ、かつ、子どもでも純粋に楽しめるくらい映画として高いエンターテイメント性を持った作品海外から出て話題を呼んだ中で、

 

まだ、大衆に媚びてないか一般人は難しくてついてけないだろうけど~チラッチラッ みたいなことを言ってはしゃいでいる段階って、それこそ完全に「敗北」だと思いますけどね。

http://anond.hatelabo.jp/20160804124110

平時有事という対比があるが、有事とは基本的戦争状態のことを指す。

このように平和という言葉自体に「戦時ではない和平状態」という含意があるので、むしろ語義的には間違っていない。

左翼思想とは全く関係なく、もともと平和という概念自体

内戦戦争といった武力を伴う非常事態念頭に置いた言葉なんだ。

2016-07-31

シン・ゴジラ鑑賞メモ

微妙ネタバレあり。

見て来た!!!!!!!!!

ハンパなく面白かった…!!!!!

時勢的な意味もの凄い時期にもの凄い映画公開されちゃったなって思ったけど、めちゃくちゃ面白かった…!

夏休み時期映画だけど、ちょっと子供向けではないね。きっと読めない漢字字幕役職名など)もたくさんあるので。

から隅まで庵野監督が作ったんだな〜と思える最高傑作でした…。

じっくり何度も行き来して観たいのでDVD出たら絶対買う事決定。

カット割と構図が庵野監督。完全実写以外(庵野監督場合アニメ)の場合だと「カメラ絶対に置けない場所」なんてものはなくて、どんなアングルからでもあらゆる構図が作れるけど、この実写作品でも普通にやってたw

印象づけるために、特別なシーンとして変わったアングルを作ったりってのはあると思うけど、普通にどってことない部分でもそこにカメラ!?みたいなのがいっぱいありましたね。

冒頭、受話器を置くシーンでいきなりそれが始まってめちゃくちゃ興奮した。

戦闘シーンはいわずもがな、それ目当てで観に行った自分としては「やっぱり自分庵野監督戦闘シーンが一番好き」って再確認できました。

ここに関してはあんま言わない。

いやいやそんな手法はって思うかもしれないけど、以前ヘリで水撒いてたの思い出したら「使えるものはなんでも使う」のは当たり前ですよね。

色んな俳優さんがたくさん出てるらしいことは知ってたけど、あの人がこんなところに!とか、えっこの人でてるの!?みたいなのもたくさんあって面白かったw

しか有名人出して話題性出してやろう根性よりもホント適所適材の配役が多くて、こういう立場の人はこういう顔してそう〜とかこういう偏屈そうな性格してそうだよねって思えてとってもよかった。

配役よかった過ぎて誰の話をしたらいいか…。

石原さとみさんほんと素敵だった。最初ルー大柴かな?って思ったけど全然ですわ。あまり(というかほぼ…)彼女の出てる作品観た事なかったんですけど綾瀬はるかさんみたいなあの世代のほんわか可愛い感じの方なのかなって思ってたので驚いた。

「若く、かつ大胆で、セクシーさもあり、賢くしたたかで、それでも年相応に夢見がちで、残酷になりきれない部分がある」これをまとめて一つにして威風堂々と演じてらした。

長谷川博己さんも似合ってたね〜。そこそこ地位の高めの政治家。かつ主役。もの凄いイケメン顔じゃないところがとってもいい。上司竹野内豊さん、部下に高良健吾さんだからね、主役までどイケメン顔にしたらどんだけドリーム映画だよって感じ(政治家こんなイケメンばっかじゃないだろ的な)するし、あっさりさわやか・清潔感たっぷりで「こういう若手政治家いるよね」思える。そして長谷川さんと正反対のもろ政治家顔の松尾諭さんが悪友というか信頼してる仲間議員というこの顔の配役の絶妙さ。これは計算されてないかもだけど、部下の高良さんの方が背が低くて、二人が並んだり前後で歩くシーンでどっちが上役なのか視覚的に感じれるのもとてもいい。

余貴美子さんも凄くかっこよかった。防衛省大臣だよね。そこに女性を置くって配役がまたうまい。ずるいよね〜。硬派な女なんてかっこいいに決まってるわ!

今まで過去ゴジラ関係映画みたことないけど、「現実日本に、ゴジラが攻めて来たらどうなるか?」っていう映画なんですね。

架空の超強力な組織もないし、特別な才能を持った人もいない。学者政治家がそのとき持っている知恵と人脈と能力を糧に未知の生命体に対抗するって話でした。

すっごい考えさせられた。

未知の生命体を侵略してくる仮想敵国歌に置き換える事はできないけど(なぜなら未知ではないから。軍事力はある程度わかるし。)侵略されるってこういうことなんだな、と思った。

そして有事の際に、政治的方面から見ると自分の国はこんなに弱いんだとも思った。

これは映画から、実際はどうかは本当のところはわからないけど、3.11の時、どうだったんだろうとは思った。

もしそういう日が来たら、あ、来ないとは絶対に断定できないだってイラク戦争はたった13年前の話しだし、シリア騒乱は2011年から今でも続いてるし。戦争現実にまだ起こってることだからね。

もしそういう日が来たら、こうなるのかなと思うとホントになんか胸が詰まる思いで魅入ってしまいました。

自衛隊の扱いとかね。政治家は軽く「行け」っていうし、特定の層は抗議活動してるし、それでもまっさきに私たちの為に体を貼って死んで行くのは自衛隊なんだと思うとなんかもうほんとね。たまらない気持ちでいっぱい。

同じ人間で、同じ重さの命なのに「どうしてそこまでできるのか」って気持ちと「親兄弟気持ちを考えると死んでしまったら悲しい」って気持ちと「意志の強さと尊さに感動する」って気持ちと、とにかく入り乱れてなんとも言いようのない気持ちになってはっきりと理由はないけど、途中から泣きながらみましたよ。

またその亡くなる若い命が斉藤工さんなんですよね。モブじゃない配役最高。有事の際には彼のような男が死んで行くって思ったらほんと泣ける。

なんていうんでしょうか。軍人Aじゃなくて、顔もしゃべり方もこんな感じの人柄もなんとなく知ってる人が理不尽に亡くなるってこんな切ない事なのかと痛感したというか。切ない。

小出さんもそうだよね。ああい若者最前線にかり出されるんだなって思った。

凄い考えさせられる。

やっていいルールはあるけど、前例はないか自衛隊を使っていいのかとか、国民が一人でも被害を受けそうなら一切作戦はできないとか。

大義の前に一人の命なんてどうでもいいって意味じゃなくて、ロシアだと普通に人質ごとガス責め作戦実行(モスクワ劇場占拠事件)してたし各国なんだかんだいってそういう風潮あるけど、自国民を守るのが使命っていう信念をどこまでも通し抜こうとするとことか凄いなって思う。

果たして現状、実際の自衛隊にきちんとした立場と栄誉は与えられているんだろうか?有事の際だけ駒扱いじゃないだろうか?悪い意味で日陰者なんじゃないだろうか?

海保消防警察と同じくらい尊敬される職業であってほしいな、と思う。

憲法上の存在云々の問題は色んな思想国際的問題もあるからそのあたりに関してはなんとも言えないけど、実際の実務としてはなくてはならない職業だと実感しました。

と、いう内容を含むので右だ左だ強烈な思想をお持ちの方を刺激しそうな…気もするけど、思想のせいで善しも悪しも語って欲しくないなというのが思うところ。

これは、娯楽だから

あ、エヴァの続編は別に遅くなってもいいです。そりゃ仕方ないよねって思わされる作品でした。

※TOO YOUNG TO DIE!もめちゃくちゃ面白かった!

※次に見たいのはスーサイド・スクワッド

2016-07-29

小池百合子は「東京トランプ

小池百合子は「東京トランプ

小池百合子日本会議会長らと「東京核ミサイル配備」をぶちあげていた! 小池は「東京トランプ」になる?

http://lite-ra.com/2016/07/post-2438.html

昨日、本サイト東京都知事候補小池百合子氏の本質が“極右ヘイト政治家であることを、多くの実例を交えて紹介した。だが、彼女の“危険性”はヘイトスピーチ放置し、歴史修正主義を邁進しているだけにとどまらない。

 小池氏が知事なったら、東京核ミサイルを配備されるかもしれない──。どう考えても悪い冗談しか思えないが、これは小池自身過去に語っていたことだ。小池氏は極右のお仲間と一緒に、なんと、“東京核ミサイルを配備しよう”と得意げに計画していたのである

 2003年保守論壇誌「Voice」(PHP研究所3月号所収の田久保忠衛西岡力両氏との鼎談記事でのことだ。田久保氏といえば現在日本最大の極右カルト団体日本会議」の会長を務めるタカ派言論人。また西岡氏は「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)の会長であり“対北強硬路線”“反北朝鮮”の世論日本軍事力増強を扇動する右派論客だ。

 タイトルは「日本有事 三つのシナリオ」。内容は小池氏、西岡氏、田久保氏の3名がそれぞれ議題を提示して討論するという企画なのだが、くだんの“東京核ミサイル配備”は田久保氏の「日米同盟か、核武装か」なる問題提起からまり北朝鮮の核保有日米安保がメインテーマになっている。

 そして、このなかで堂々と「東京核ミサイルを」なる小見出しまでつけて、西岡氏が「アメリカがほんとうに利己主義的になれば、彼らはアメリカまで届くテポドンだけはストップさせるが、日本を狙うノドン放置するでしょう」とぶつと、これに応じた小池氏はこう言い放つのだ。

軍事上、外交上判断において、核武装選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真悟氏だけです。わずかでも核武装ニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません」

 つまり小池氏は、“日本核兵器保有国会現実的議論せよ”と声高に主張しているのである

http://lite-ra.com/2016/07/post-2438_3.html

ちなみに、アメリカではドナルド・トランプ氏がまさにそういった扇情的ポピュリズム手法大統領一歩手前まで駆け上がっているが、そんなトランプ氏を小池氏はこのように論じている。

トランプに関しては、読めないことが多い。もし大統領当選したら、どのような行動を取るのか。どの人種的宗教的マイノリティーや外国に対して、最も侮蔑的振る舞うのか」

アメリカ共和党員は、そしてアメリカ国民全体はよく理解すべきだ。トランプ流の大衆扇動劇場と化した大統領戦は、世界の安定を、ことによると平和をも脅かしかねない(「ニューズウィーク日本版」16年7月5日号/CCCメディアハウス

 警告ごもっとである有権者はぜひ、この論評をそのまま小池氏にお返ししてあげようではないか

2016-07-19

http://anond.hatelabo.jp/20160716123910

有事思考停止とかほざく奴より、とりあえず突き進むアホのほうが人を惹きつけると思う。

2016-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20160716123910

いつも悩みだらけのやつは、有事にも悩むのであまり上手く動けないよ

行動できることと、考えることがでることは別

人間、考え無しで動いて生きてるバカみたいな人の方が、人生楽しそうなんだよなぁ

平常時はそれでもいいんだが、そういう奴は有事になるとサッパリ対応できんのだよなぁ

あと何かを成し遂げることができない、何かの幹事とか掃除班長みたいな誰でもできるがやりたがらない類の作業関の山

しかし知能が高いと周囲の問題だらけに気付いていつも悩みだらけ

どっちがいい人生なんだろう

2016-06-12

本音がもれちゃう方々

https://twitter.com/busayo_dic/status/741645138791784448

尖閣武力行使されたら、たいていの日本人不利益を被るだろ、普通に

ただでさえ選挙前でややこしいことになってんのに、

てか選挙前に有事があって得するのって、与党くら……あ、察し

まあ、愛国アカウントというのは、承認欲求を満たすために国にすがってる虎の威を借る狐なわけで。

2016-06-05

http://anond.hatelabo.jp/20160605082137

お喜び下さい、我が国世界で最も愛国心の低い国ですよ。有事が起こった際に自国の為に戦うと回答した割合が最も低かったという報道をご覧になりませんでしたか?^^

日本人精神的に未熟というのは同意します。サヨクに傾倒するのは現実を知らないガキの遊びですからね。普通大人になったら人並みに愛国心を持つものです。

2016-05-05

[]1: 核爆弾管理人

場所アメリカとある基地

冷戦時代から存在する核爆弾有事の際いつでも飛ばせるよう、しか絶対に飛ぶ日が来ないことを祈り日々を過ごす作業員たちの物語

2016-05-02

ほんと大丈夫か?という反論ブコメ

http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/39f1a5130d33bb7e0ed7d32cead7e692

オスプレイ熊本派遣はやはり不要自衛隊ヘリ270機中65機(4分の1未満)しか派遣せず、と政府答弁書

使えるところになかったものを遠路はるばるフィリピンから日本まで遠征してもらって、わざわざ使ってるからアホじゃね?

って批判されてるんだよ。因みに自衛隊のヘリは日本にたくさん余ってたのに使わなかったんだよ。もう少しちゃんと読めばいいのに。

しか物資は全部日本が用意して積込・運搬から離着陸まで全て日本自衛隊サポートしてるんだよ。使えるもの

使えって状況じゃ無かったことくらいわかるだろ。

  • オスプレイに反対してる人達って、そろそろ自分が何で反対してるのか忘れてるんじゃなかろうか。

オスプレイ批判批判してる人も一緒ですよ。

本当に人命優先で何が何でも使えるものを使えって事態ならオスプレイの出る幕は無いはずだよ。だからオスプレイ広報に使ったんじゃね?

って言われてるんだよ。(たぶん費用日本持ち)

別にヘリ全機使えとか言っとらんぞ。オスプレイ日本に何機来たんだよ。日本のヘリはまだまだ充分余ってたぞ。100機以上

わざわざフィリピンから沖縄岩国経由で余裕こいて、のんびり物資運搬する程度の緊急性なら、日本のヘリで

十分対応可能な仕事量だろ。

「米機の出動はたった20回。運んだ物資はたった36トン。1回1・8トン。」

あと日本国内なら当日中に各基地に移動できますよ。ほんとアホ。

一般的オスプレイチヌークといった大型機は災害救援に適さないというのは日本に限らず世界現場からの一致した意見と見て問題無いです。

緊急時有用な機体じゃないのはわかりますよね。

2016-04-15

熊本地震でのNHKテレビニュース同時提供について

3.11の時もそうだったけどNHKが緊急提供する

NHKテレビニュース同時提供」はとってもありがたい。

まあ有事から普段まり見ないテレビを見てる人も多いんだろうけど、

この時の配信サーバーってどうなってるんだろう?

テレビをつけられないヒトや、つけるのが面倒なヒトなどもいて

かなりの人数が同時接続してるはずなんだけど

全然重くなくてYoutube Liveニコニコ生放送なんかより

とっても軽い印象なのよ。

どうして落ちないのかな?

NHKは物凄いサーバーを持ってるのかな?

一時的企業に借りるのかな?

自分ITとは遠く離れた仕事をしているので細かいコトはわからないんだけど、

わかるひといたら教えて!!

2016-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20160324111148

短期のみじゃねーよバーカ

改善や成長の最小単位明日基準としたもの

特に若いうちは伸びしろがあるんだから自分勉強のために投資するべきだろ

明日にはまた次の明日がある、全部お前のいう何十年後かまで地続きになってんだよ

そこにも気づかんのか

踏むかどうかも分からん30年後のためだけに貯蓄するっていうリスクヘッジがお前はできてない

そもそも30年後でも金に価値があると思ってるのもお前の希望的観測だろ

AIの発展によっては金に全く価値が無くなる可能性も少なからずあるんだが

明日もまともに描けないお前が数十年後まで計画的に生きれるとか無理でしょ

例え生きれたとしても単に運がいいだけの結果論に過ぎないから

今でも老後を見据えて貯蓄しろって言ってるやつらは運がよかった結果を既に持ってて

それを後ろ盾にして好き放題言ってるだけだ

お前が敷いたレールが一切変更なく進んでいけると信じてるのがおめでたすぎる

状況によって判断を迫られた際にお前は逐一「数十年待ってくれ」とか言うわけ?

まあ判断能力に自信がないから金を信仰対象として崇めて手元に置いておくことしか生きていく自信がないんだろうけど

でもその金を有事の際に使わざるを得ない状況になった際にあとは手元に何が残るの?

仕事で使えるスキルもなし、コネクションもない、投資もしてこなかった、

貧乏でも楽しめる趣味もない、青春時代も何もない、予知能力もなし、そんで金は無くなった

もうホームレス一直線だな、いや生活保護年金生活まっしぐら

能力さえあれば無一文からでも再出発なんて容易なんだよ

でも貯蓄だよりの人間は貯蓄にしかステータスがない

金っていうのは手段であって数字意味を感じてるようじゃ終わってるわ

2016-02-19

日本徴兵制を敷くことをオススメする3つの理由


1、 近隣諸国に対して抑止力になる


自衛隊技術や知識のない若者を集めただけでは、まったく役に立たない。

なので、徴兵しても意味がない、そういう意見があるがそれは間違いだと思う。


徴兵制を敷くことで、日本は一夜にして最低でも数十万クラス兵力を確保できるはずだ。

これにより、政府は「現在日本には100万の兵力がある」と、近隣諸国宣言できるのだ。

実際のところ、徴兵で集めた若者の個々の能力なんかどうでもよい。数字だけでよい、それだけで大きな抑止力になると思う。

(受け入れるための基地がないとか、財源はどうとか、現実的ツッコミどころは満載だが、話を進める)


で、現在日本において、現実的有事とはなんだろうか? おそらく、近隣諸国との武力紛争なんかではないと思う。

地震洪水豪雨といった自然災害、それが日本現実的有事ではないだろうか。


なので、徴兵で集めた若者には、軍事的な訓練を施すことも大切であるが、それよりも防災に関わる教育や訓練をメインに施せばよい。

兵役を終えた若者の多くは、社会に帰ることになる。防災の知識、技術を持った若者たちがいれば、有事(災害時)に大きな助けになるはずだ。

災害から地域家族を守る為の知識や技術が身につくことは素晴らしいことではないだろうか。

まさに一石二鳥である



2、 戦争のアホくささが身に染みてわかる


本稿を書いている本増田は、自衛隊の在隊経験である

在隊中、戦争状況を想定した訓練を何回も経験したが、実際はテレビ映画で見るような戦争状況とはまるで違う。

テレビ映画では、自分や仲間がどのような状況にあり、敵がどこまで迫っているのか、神的な視点があるが、

実際の戦争状況下では自分が一体何をやっているのか、まるで分からない。


直属の上官にここで穴を掘れと言われ掘る、歩けと言われれば一晩中歩き続ける、

よくわからないまま朝になり、とぼとぼ歩いていると、突然あなたはたった今戦死したと訓練の指導員に宣言される。

なぜ戦死したのか聞くと、肉眼では確認できないほど先にいる対抗部隊の敵戦車に撃たれたとのこと。

実戦ならこれで終わり、よくわからないまま死ぬである


よくテレビなどで自衛隊活躍を持ち上げられ、カッコよさを全面に押し出している感じを受けるが、実際には規律ある厳格な組織だ。

そこには個々の意見感情なんか関係なく、命令しかない世界なのだ


本題に戻ろう。本稿は徴兵制オススメしている。

訓練であるが、徴兵されれば戦争状況を模した訓練を行う。若者たちにこれをぜひ一度でもいいから経験してほしいのだ。

実際に銃を持ち、雨に打たれて、重い装備を背負って歩き続け、先の見えない状況で疲労困憊になる。

私自身、訓練中に精神的な不安から軽い呼吸困難になったり、幻覚が見えたりする経験をした。


たとえ訓練であっても、戦争状況のつらさ、理不尽さを体験できることで、考え方に大きな違いが生まれるかと思う。

から教えられた、本を読んで得た知識、それらとはまるで別物の考え方だ。


私は、自分経験を元に自分で考え、戦争なんか、軍隊なんかアホくさいという考え方の結論に達した。

自身経験し、考え、その結論に達した。人から教えられた、本を読んで得た知識から導き出した結論なんかじゃない。


もちろん、その逆の結論もある。ひとりの兵士として日本のために戦いたい、近隣諸国から日本を守る指揮官になりたい、

こういった考えを持ち職業軍人の道に進む、その結論に至るのも選択の一つだ。国のために貢献したい、その考え方もわかる。

現在世界情勢を考えると、そのような考えに至る若者も多いだろう。


きっと今日日本において義務教育だけでは、国のために何かしたいという考えには至らないと思う。

徴兵制度というきっかけによって、若者たちの考え方に選択肢が増えることは素晴らしいことではないだろうか? 



3.戦友ができる

3つ理由と題した本稿であるが、ここまで読んでもらって申し訳ない、1番目と2番目の理由なんかどうでもいい、上記はただのノーガキである。3番目が最大の理由だ。


数年前、90歳近い祖父が亡くなった。その通夜とき、見慣れない老人がやってきた。

話を聞くと、九州から通夜を行っている関東まではるばるやってきたという。

祖父と同じ90歳近いおじいちゃんが新幹線に乗ってたったひとりで。祖父訃報を聞いて、家族が止めるのも振り切ってやってきたそうな。


で、このおじいさん、大戦中は祖父と戦友で、九州部隊で苦楽を共にしたという。終戦後腐れ縁でいろいろとつるんでいたらしい。

祖父は、初孫だったら私の事もいろいろとこのおじいさんに自慢していたみたいで、見ず知らずのおじいさんが私のことをよく知っているという奇妙な体験をした。


先述のとおり、本稿を書いている本増田は、自衛隊の在隊経験者だ。ごく僅かな時間しかさなかったが、このおじいさんの気持ちというか、意気込みというか、

祖父とこのおじいさんの関係とか、そんなことが私にはなんとなくわかった。私にも腐れ縁のような友というか、戦友がいるからだ。


軍隊とか自衛隊のような特殊組織のなかで苦楽を共にすると、なんというか説明が難しいが、不思議友達ができる。

それは友達といっても学校職場友達とはまるで違う。一生付き合うことになる戦友というか、親友ができる。

徴兵制オススメする最大の理由はこれだ。



以上、長文ですまない。

2016-02-16

anond:20160216184559

左派正義のためなら多少の犠牲はやむおえないだろバカが。

日本では有事の際には人を殺すことも許されるんだぞ。

2016-01-30

例の船員予備自衛官化について

ブログに書くと絶対荒れるからこっちに.これ読んだ.

http://mainichi.jp/articles/20160130/ddm/041/040/057000c

一言でまとめると,「事前通知があるかないかだけで,どうせ戦争になったら徴用されるから変わらないんじゃないの?」って感想

それがいいとか悪いとかそういうことが良いたいじゃなくて,結局変わらないだろうから,今回の件が無くなったとしても意味がなさそうって事が言いたい.

見えない圧力があるとか言われているけど,それ戦時中だったらもっと高まるんじゃないの.

そもそも船舶関連以外の人間からしたら,「船のこと知りもしない人間より知ってる人間が先に行った(逝った)方が役に立つんじゃねーの」って話だしね.

もちろんそんなことにならないのが一番だけど,有事になったらみんな自分の命が大事で,他人に死んでほしくなるだろうし.

船舶関連以外の人間のほうが多い以上,多数決による圧力貧乏くじ引かされて真っ先に死ぬはめになるんじゃなかろうか.

あと,さっきの記事から引用すると,

有事での民間船員活用計画の背景には、海自予算人員の不足がある。有事民間人危険地域に送ることはできない。

現役自衛官に操船させる余裕はなく、海自OB予備自衛官を使うことも想定しているが、大型民間船を操舵(そうだ)できるのは10人程度しかいない。

この記事のとおりなら,今回の件に文句言う人は防衛費やすことにも文句言っちゃいかんよなぁ.

一般人戦時徴用されないために防衛費上げます.ついては税金上げます.って言われたら,それなりにみんな喜んで税金払うんじゃないの.

国防なんて何一つ分からんけど,金積んで自分含めた一般人戦争に駆り出されないなら,私はそれなりにお金払うよ.

2015-12-18

電車トラブルで社内が混雑すると

女性専用車が中止になるんだけど、これっておかしくないかね。

痴漢や、その気じゃ無いけど女性と密着できるの嬉しいっつう消極型痴漢のチャンスタイムじゃん。

有事には痴漢くらい我慢しろって事なのかな。

2015-12-06

http://anond.hatelabo.jp/20151206120355

悪左府さんは素敵すぎて一言では収まらないっす。ネットには素敵な悪左府さんがたくさんいるのでそっちを見てください。

でもちょっと日記から引用すると、

  • 夜半為来(有)彼朝臣漏精足動感情先々常有如此之事於此道不耻于往古之人也
  • 亥刻許讃丸来、気味甚切、遂俱漏精、希有事也、此人恒常有比事、感嘆尤深
  • 今夜入義賢於臥内及無礼有景味(不快後初有此事)
  • 其実余命左近府生秦公春令殺之伐天誅之猶武王誅紂也人無敢知之

格調高いですね…

ホモ性犯罪ギャグになるのか

ワンパンマンプリプリプリズナーというオカマヒーローがいる。

正義ヒーローだが好みの男に襲いかかってしまうから服役中で有事には脱獄して闘うという設定だ

服役すると言うことは挿入まではいかなくともそれなりの性犯罪やらかしていると思われる

イケメンの他のヒーロー脱獄して会いに来られたら逃げたりする

これらの設定はギャグ扱いになっているが、これが女相手の場合ギャグにはならない

これは男性被害者となる性犯罪への差別ではないのか

2015-09-18

戦争法案ではない犬法案

今回の法案について本質議論をしない野党にはほんとうに頭が下がる

与党には信じられないくらい頭のキレる戦略家がいる前で、

野党戦争法絶対反対と歌い続けるおばさんらの姿は子猫か盲な闘牛のようだ

では要点を順を追ってみる

この話の重要な点は日本世界の変化にどう対応するかという流れにあるという点だ

アメリカ世界戦略的の変更

 ↓

日本への圧力

 ↓

・2014.7の閣議決定(集団的自衛権行使の決定)

 ↓

憲法解釈変更(今回の法案)

 ↓

・今後、憲法の変更へ?

わかるだろうか?おかしいのだ。順番が

アメリカからまり国民を経由せずに法案が決まるのだ。

これは大げさに言えば立憲主義でも主権国家でも、民主主義でも無くなってしまっているのだ。

そしてそこの不安定さことそが有事の際に最も問題なのだ

与党尖閣や対中を睨んでこの法案を通したいのはよくわかる。

安倍首相気持ちも、八月の談話から十分読み取れる。

しかし今回、先の大戦でのちっぽけなプライドのために、日本は本当に大事プライドを捨ててしまう事になった。

さて、この法案の「当面の」問題点は何か

この法案だと、状況が変化すれば与党が想定していたものと違う使い方ができることだ。

野党らはこれをもって戦争法案だの騒いでいる。

そして野党は見事にここの議論に終始した。

相手の土俵に乗るにしてもあまりにお粗末だ。

本来日本がまず考えるべきは何なのか

2025年中国台湾,沖縄侵略

2030年前後に起こる米中戦争にどう対処するか

このあたりだろう。

日本仮想敵国として中国がいて、残念ながらこの近未来予想は濃厚に避けがたい現実になりつつある。

しかし、それに対しどう対応するかを模索する時間もまだ残されている

そしてそれをこそ真剣に話し合わねばならない。

もしアメリカが飲めない要求をしてきたのなら、それに応じるかアメリカと距離を置くことにするかを議論しなければならないのだ。

その道以外の選択肢も考え、議論模索しなければいけないのだ

しかしたら、

日本自身が核を持って抑止力を発揮する手もあるかもしれない

しかしたら、

各国が自国利益より全世界の人の命を優先しようと世界に呼びかける方法だってあるかもしれない

しかしたら、

EU同盟を結んで、三つ巴で世界バランスを保つ手もあるかもしれない

戦争入り口を潰すためにロシア韓国周辺国との関係改善しておく事だって必要だろう

しかしたら、

中国サイドにくみする方法だってあるかもしれない

やっぱりアメリカがいいかもしれない

そういった議論があって必要があれば初めて憲法を変えればいい

アメリカに言われて圧力国民を経由せずに、アメリカに嫌われたくなくて日米同盟の強化なんて笑わせる

この法案

今後日本米国につく以外に選択肢が無くなる事を意味し、

米国の言うことの拒否不可能になることを示しているのにだ

今回は世界の中心はアメリカじゃなくなるけどおまえどーすんの?って世界の潮流において、

国民議論なしにアメリカに愛ではなく忠誠を誓う事になったのだ

私としては、日本主権国家ではないのだと、ハッキリさせられた事が悲しく残念だ

2015-08-31

実際、世界3位の経済大国集団安全保障に金しかさない間は、ものすごく日本立場悪かったんだよね。

国際社会では「日本はしのごの言わず平和に協力しろよ。まあ出来なくさせたのはアメリカだけど憲法ぐらいさっさと変えろグズが」と思われいてるわけで。

自衛隊に血を流させるのか!みたいなこと言う人いるけど、そもそも全く血の流れない防衛組織に何が守れるんですかね。

自衛隊員覚悟を持って入ってる人が多いのだから(父と夫が自衛隊なので伝聞だけど何となく)、自衛隊員がちょっぴりケガするのも怖がっているみたいなこと言うのやめてほしい。

火が恐い消防隊員や、犯人と争うのが恐い警察官かいりませんよ。

もちろん家族死ぬようなことはもちろんケガだってしてほしくないと思っていますよ。紛争地域に行ってほしくない。だけど有事の際に日本を守る覚悟をしている父(元だが)や夫の意思をナメないでほしいとも思っているんだ。

2015-08-20

福島「ですから日本スイスのような平和中立国を目指すべきなんです。」

田原スイス国民皆兵制で、一般家庭に自動小銃が有る国だよ。」

福島「いえ、例えばスウェーデンみたいな中立国もあるわけですし…」

田原スウェーデンナチに協力して中立を守った国だし、今では武器輸出大国だよ。」

福島「えーと、ベルギーのように歴史的中立を貫いた国もあるんです。」

田原ベルギーみたいに何度も外国軍蹂躙されてもいい?」

福島「え~?でも~、侵略するより侵略される方がイイですし~…」

田原有事立法というのは、どこかがもし攻めて来たらどうするのか、

どう対応するのかという法案ですよ。

社民党はこんな物いらないって言う訳?」

福島戦争の為の法律は要らないと思います。」

田原 「そうじゃない、どこかが攻めて来た時のために…」

福島 「いや戦争の為の法律ですよ。」

田原ちょっと待って、じゃぁもしどこかが攻めて来たら殺されりゃぁ良いっていう話し? 降伏する?」

福島 「うーん…、戦争が起きないように努力する事が政治の責任じゃないですか~」

田原 「いやだから日本戦争する気は全く無いでしょ、今でもない!」

福島 「ただですねぇ有事法制はそんな単純な法律ではない訳ですよ。

米軍活動を円滑にしたり、国民保護法制という名でいろんな人の権利制限する…」

田原ちょっと待ってよ、

敵が攻めて来た時にね、国民人権自由とかでどこ動いて行っても良いですよ。

とはならないし、そりゃ規制しますよ、当然。」

 

解説者 「福島さんじゃあね、万が一攻められた時に、

社民党国民をどうやって守るのかという具体的な案が無いじゃないですか? どうするんですか?」

 

福島 「うーん、ただ…例えば…非核構想をやるとかですね…」

田原ちょっと待って! つまり敵が攻めて来るなんて事は有りえない!

こんな夢みたいな事を自民党は言って、どんどん日本軍国主義化してると、こういう事?」

福島 「…そうですね、私は北朝鮮などを仮想敵国にしながら、

どんどんどんどん軍事国家の道を歩んでいると思います。」

田原北朝鮮と仲良くするんだって…」

福島 「そうです。そういう努力必要だと思います。」

田原 「っとなると社民党いらなくなっちゃうよ」

福島 「ぃやそんな事は無いですよ、だって憲法9条改憲したいと言うのが今強く出ていて」

 

解説者 「あの福島さんね、僕は社民党に頑張ってもらいたいと思う。でもとてもついていけない…」

 

福島警察官拳銃使用は絶対反対。犯罪者と言えども人権はある訳ですし、

犯人には傷一つ付けてはいけない。

たとえ凶器を持った凶悪犯と言えども警察官は丸腰で逮捕に向かうべき」

田原 「そんな事して、警察官が殺されたら?」

福島 「それは警察官職務ですし~」

(「ええっ~」と言う驚きの声が怒濤のように スタジオ中に響き渡る) 

その声にまずいと思ったか福島が続ける。

 

福島 「それに犯人がそんなに抵抗するんだったら無理して逮捕する必要は無いと思うんですよ、

逃がしても良い訳ですし~」

田原 「じゃっ、逃がした犯人が別の所でまた人を殺したら?」

福島 「それはそれで別の問題ですし~」

2015-07-26

男が戦争反対とか言っていられるのは今だけ

今だから、男も女も戦争反対とか言っていられるけど、有事においてなお、同じことを言い続ける男に対し、

女は冷ややかな眼差しを注ぐだろう。とくに文系の、何の技術ももたない男に対して。

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