はてなキーワード: その男とは
もうすぐ95巻だし途中参加可能(とりあえずゼロの執行人に追いつける程度)になるようなざっくりした「これまで」を書いてみようと思う。
なお勿論のこと現在1013話、既刊94巻。下に書いているのは大まかも良いところなので、気になった個所は原作読んでくれ。
めっちゃ頑張って書くよ。ネタバレ嫌な人は見んなよ。漫画読んだ方が面白いから、途中でこの記事読むのやめると良いぞ。間違ってたら随時訂正しようぜ。主に黒ずくめ中心になるぜ。
(山口勝平ボイス)
オレは高校生探偵、工藤新一。幼なじみで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、 黒ずくめの男の怪しげな取り引き現場を目撃した。
取り引きを見るのに夢中になっていたオレは、背後から近付いて来る、もう一人の仲間に気付かなかった。オレはその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら
工藤新一が生きていると奴らにバレたら、また命を狙われ、まわりの人間にも危害が及ぶ。
阿笠博士の助言で正体を隠すことにしたオレは、蘭に名前を聞かれて、とっさに江戸川コナンと名のり、奴らの情報をつかむために、父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ。
オレは毛利のおっちゃんを名探偵に仕立てるべく、時計型麻酔銃でおっちゃんを眠らせ、蝶ネクタイ型変声機を使って、おっちゃんの声でかわりに事件を解いている。
この二つのメカは、阿笠博士の発明品だ!博士は他にも…ターボエンジン付きスケードボードや、犯人追跡メガネ、キック力増強シューズなど次々とユニークなメカを作り出してくれた!
蘭もおっちゃんも、オレの正体には気付いていない。
「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン!」
なお新一の両親は幼児化を知っている。工藤新一を勝手にライバル視していた服部平次も、コナンの正体を見抜いてしまい、今やコナンの協力者だ。
色々あって怪盗キッドもコナンの正体を知っている。ちなみにキッドの父に新一の母・有希子は弟子入りして変装術を習ってる。
★
ある日、毛利探偵事務所に父親を探してほしいという娘からの依頼がくる。発見するも父親は殺害されていた。
父親を殺害したとみられる男を突き止めるも、こちらも殺害されていた。
実は3人は巷を騒がせている『10億円強奪事件』の犯人。コナンは娘が残った一人と目星をつけ、後を追う。
最初の男の事件はただの仲間割れ。2人目に殺害された男に殺されていた。
では2人目を殺したのは誰なのか?コナンは娘と名乗った女に真相を聞こうとするも、寸前のところで彼女は黒ずくめの男に撃たれてしまう。
彼女はコナンに本名が「宮野明美」であること。黒ずくめの組織の末端であること。10億円の取引で組織から妹と共に足抜けする予定だったこと。10億円の在り処を告げ、コナンの目の前で死亡する。
★
黒ずくめの男二人を目撃するコナン。盗聴器を仕掛け彼らがそれぞれジンとウォッカというコードネームで呼ばれていることを知る。
さらにゲーム会社での事件で不運にも偶然死んだ男がテキーラと判明。テキーラは世界の有能なプログラマーリストを購入しようとしていた。
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コナンのクラスに転校生がやってくる。「灰原哀」と名乗る少女は実はコードネーム「シェリー」。黒の組織の幹部で、コナンが飲んだ薬「APTX4869」の開発者。「宮野明美」の妹「宮野志保」であった。
組織の人体実験が嫌になり、反発し殺されそうになったところ、死ぬ覚悟で同じ薬を飲む。
幼児化した彼女は組織から脱走することに成功した。事前に組織の名簿の「工藤新一 不明」を「死亡」と書き換えている。
新一が生きていることに勘付いていた志保は、新一を頼って阿笠博士の家に転がり込み、灰原哀としてコナンと小学校に通うことになる。
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すったもんだで、組織にシェリーが米花町に逃げたことがバレてしまう。その際、組織の一人ビスコ死亡。
ジン「バレたから移動しただろ」コナン「移動すると思うから逆にここに居ろ」と灰原は町に留まることに。
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灰原、解毒薬の開発へ。まだ一時的なもの。(この後、持続時間が長くなっていく)コナンが調子に乗って新一に戻って文化祭出たり蘭に告白しようとしたりする。
あれ、「社会」という概念自体が男性的発想ではないのか?と考えるようになった
そもそも「社会」とか「生活」とかなど、あらゆる人間における「概念」は、古来からずっと男性優位の人間史において形成された価値観であり
根源的には「人間の歴史」自体が元々「男性優位の人間社会の歴史」なのもしれない
無論女性が人間のおよそ半数占める以上、「歴史」に女性が全く関与していないといえば嘘になるが、あくまでサブストリームであることは否めない
従って、その男性優位の歴史から生み出された、「社会」や「生活」に限らないすべての「概念」が男性的発想ではないのか?と考えることは自然ではなかろうか
そうすると、昨今の「女性の社会進出」などに代表される、「女性を男性と同じメインストリームに上げる」ような行動を行う際に考慮しなければならないのは、
人間が有史以来築き上げた「男性優位の価値観」に薄く上塗りする程度の「女性の価値観の導入」をして、果たして「女性のメインストリーム化」となり得るのだろうか?
という疑問が沸き立つのも当然ではある
真の「女性の社会」をなすためには、人間史の歴史修正を含めた価値観の「刷新」が必要ではないか、と考えるようになった
元来の女性は(男性がサブストリームになった)世界で、どのような歴史を紡いでいったのであろうか?
「言語」もあったのだろうか?もし無いとしたら、どうなっていたのか?無い世界はかなり想像に難い
そもそも「発想」という概念も男性的であると考えると、女性社会はもしかしたら「発想」をしない世界になっていたかもしれなく、それはどんな世界か?
そもそも果たして「女性」は「女性と男性の性差」を「顕在化」させたのであろうか?
「子孫」は?男性の必要性を考えることもしなかったのか?そもそも「考える」という行動も男性的なので、それすらしなかったのか
若しくは我々男性、または男性社会で生きてきた我々全人類では考えもしない世界を作っていたのではないか?
人間史が存在するのかはたまたしないのか、科学も物理法則もない、ただ「概念があるのみ」の世界…と言いたいがそれすらあるのかどうかもわからない
「宇宙人は居るのかいないのか」という疑問は宇宙人の有無を調べることで解決するのが男性的発想
もしかしたら女性的発想は「宇宙人」という概念を作らない、「有無の判別」もしない、「解決」に意味をなさない、「疑問」は存在しない
代わりに「rutnqnoxh」なモノを持ち「7aehm8cef」なことをして「eriuqymo」をfirxqlxfzulする世界なのかもしれない
それがどんなことなのか、我々男性、または男性社会で生きてきた女性含めた我々全人類は、誰もその境地にたどり着くことはできない
2年前のことなのだが、あれは夢だったのだろうか…と未だに考え続けている。
確かその日は6月か7月くらいで、就活の説明会を終えて帰宅する途中だった。時間は夕方だけどまだ明るい頃、17時くらい?
疲れたからアイスでも買って帰ろうと思い、帰り道の途中にあるコンビニに寄ろうとしたとき、女性の泣くような声が頭上から聞こえてきた。
そのコンビニは10階建てくらいのマンションの1階にあったので、なんだろう?と思いながら視線を上げると、2階のベランダでこちらに背を向けた男がテンポ良く腰を振っていた。女性の泣くような声、というか多分喘ぎ声も、その動きに合わせて聞こえていた。
瞬間、とにかく気が動転してしまって、慌ててその場を後にした、ような気がする。
あれはセックスだったのだろうか。その時周り(コンビニの駐車場)には2〜3人くらい客が居て、自分と一緒にベランダを見上げていたことは覚えている。
でも、あの男性が下半身に衣類をつけていたのかどうか、その男性の前に女性が居たのかどうか、それすらも曖昧だ。というか、記憶の中では見えていない。今思えば、そのくらい普通に見えたはずなのだけれど…。
先日地元の元同級生の男友達から、その友達のためにデートしてあげられないかと頼まれた。
「ほら、2組に田増ってやつがいたろ?」と言われたが全く記憶になかった。
その男友達とは部活が一緒で長い付き合いらしいが、私は少なくとも一緒に何かしたという記憶はない。
で、その田増君が前からずっと好きだった女の子に告白をしたら振られてしまい、今とても落ち込んでいるということだった。
田増君を振った女の人はすごくいい子だと思ってたのに実はあちこちの男と付き合ってたとか色々言ってた。
(あとになって考えるとその情報もなんだか怪しいところが多い)。
その話の流れで突然言い出されたのが「あいつとデートしてやって」ということだった。
なんで私が?と思ったが、少し前に友達が田増君と話した時に「他にも女はたくさんいるだろ。気になってるやつとかいないの?」と聞き出した時に私の名前が出たんだという。
高校時代から気になっていたが、話しかける勇気がなくてそのままになっていた。その時に行動できなかったことがトラウマになって自信をなくしているのかもしれない。というのが田増君談。
私は今の所彼氏とか欲しくないしそもそも田増君のこと全然覚えてないと言ったが友達は「別に付き合うとかじゃなくて、あいつに過去のトラウマをなくさせてやる手伝いをしてほしい」ということ。
まあちょうど用事があって地元に帰ることになっていたので、その時に昼間数時間くらいならお茶をするくらいいいかなと思い、男友達の熱心な説得に親切心で応じてみることにした。
待ち合わせ場所に来た田増君は痩せ型で顔色が悪く、話しかけてもすぐに返事をしないようなタイプだった。
駅前で待ち合わせて簡単に挨拶をしたが、それからどこに行こうとか今日はどういうスケジュールかとかそういう提案が全くなく、無言で何もせずその場で数分がすぎた。
ぼーっと突っ立っていても仕方ないので私がとりあえず駅ビル内のカフェに入ろうかというと、蚊の鳴くような声で「はい」と言ったような気がして私のあとについてきた。
席についても当然何を話すわけでもなくただお互い向かい合って座ってるだけで時間だけが過ぎた。
ちなみになぜか田増君はトマトジュースを注文していた。
時間がもったいないとは思ったがまあせっかく来たんだし何か話でもしようかと、ずっと地元にいるの?とか、紹介してくれた私の友達と同じ部活だったんだってねーみたいな当たり障りのない会話をして少したった。
でも何を話しかけても「ああ」とか「うん」とか全然乗ってこないし、私の方が気を使ってヘラヘラ盛り上げようとしてるみたいでだんだんめんどくさくなってきた。
もういいかなと思ったところで突然田増君が口を開いた。
「ねえ、いつもそういう話し方するの?」
「?え?たぶん」
そう言われた瞬間ゾッとして、これは早めに帰った方がいいなとわざと時計を見て「それじゃ」と立ち上がろうとした時にまた再び田増君が口を開く。
「それで、どうするの」
「どうって、何が?」
「だから、付き合うの?」
うわーこの人気持ち悪いわ。
ていうか自信なくしてるどころか自信満々すぎて怖いと思って、曖昧にごまかしながら席を立って別々に会計を済ませて外にでた。
それで、自分は友達に言われたから来ただけで全然付き合うとかない、どうも行き違いがあったみたいで時間をとらせて悪かった、それじゃと立ち去ろうとした。
その時も田増君は「はい」とだけ言ってそのまま突っ立っていた。
怖かったがしばらく歩いて角を曲がるところでそっと振り向いたらまだ同じところに立っていてこちらを見ていた。
怖すぎるんだけど、友人に話してもうまくこの怖さを理解してもらえない。
芸能人の交際報道が出ると決まって事務所やマネージャーから出る「仲のいいお友達です」みたいに「友達」と言えば友達でそこに恋愛感情があったとしても友達なわけで…。
私は友達の事が好きなんだけれど、相手も自分も女。匿名だから言えるけど、友達や家族は私が同性が好きな事は知らない。
母親は気がついてるみたいで今まで「彼氏出来た?」って聞いてたのが「恋人できた?」に変わり、最近は「自分がお腹を痛めてなくても親子や家族は成立する」というような内容の話をしてきた。やっぱり母親ってすごいですね(?)
小さい頃から女の子が好きだったわけではなくて、初恋はセーラームーンのタキシード仮面。弟にタキシード仮面って名前つけようとしてたのよって未だに家族から言われるくらい大好きだった。当たり前だけど弟は普通の名前だ。
その後はスーパー戦隊のヒーローに憧れて弟とヒーローショー通いをしていたし、幼馴染のお兄さんに憧れた時期もあった。
中学生の時に初めて付き合ったのも男の子。まあ中学生の恋愛だから趣味が合う男友達って感じではあったけど…。
高校生の頃は全く恋愛に興味がなくて友達の彼氏や好きな人の話を聞く専門。
その友達と出会ったのはそんな高校生の頃で、学校も地元も違ったけど塾のクラスが一緒だった。
声をかけてきてくれたのは相手だった気がするけど覚えてない。そのくらいすぐ親しくなった。
最初は女の子を好きになるなんて誰にも言えないし同性が好きな人は小さい頃から同性が好きなんだと思ってたので気のせいだと思うようにした。
気のせいだって思っているうちに大学生になって、その子と同じ大学に進学した。お互い何校か受かっていたけど選んだ先は同じ。嬉しかった。
昨今、巷で流行りの男体化が苦手だ。
そういう性癖が好きな人を否定するつもりは無いし糾弾しようとかでもない。
ただ苦手な人もいるよってだけだし、一番の思いは自分と同じ考えを持ってる人を探したいってだけである。
具体的な話に移ると、最近あるコンテンツの女の子を男にした二次創作がよく目に入る。
どう苦手かと言えば疎外感を感じるのだ。
描いてる人にとってはそのキャラ本人として描いてるかもしれないが、自分にはどうも別人としか思えない。
「キャラの女の子をモチーフにした男」にしか感じられないのだ。
その男が元々の「キャラ」がいたコミュニティにいる。それがどうも気持ち悪い。
要するにその「男」が「キャラ」を押しのけて存在してるのが気持ち悪くて仕方がない。
どう足掻いても同一視ができない。理解しようにも体が拒否をする。
その「キャラクター」が好きなキャラであれば尚更その感情は大きくなる。
なんでお前は他人なのにちやほやされているのだ?となる。
最後の感想は「お前おねショタ描く言い訳作りたいだけだろ!男体化で言い訳をするな!」である。
描いてる人の目に止まれば炎上必死だろうが思ってしまうのだから仕方ない。
あと描く人はこんな意見は絶対に無視をして欲しい。傲慢な意見であるが。
最後に自分は苦手なものを公に口に出せるほど勇気がある人間ではない。
でもやっぱり孤独が嫌ならしい。
昨日投稿したら増田の文字制限にひっかかった。8000字が限度っぽい。
前半はこちら
https://anond.hatelabo.jp/20180504170139
その後、僕はフェミニズムの文献をあさるようになった。性の問題についていけるところまでいってみなければ自分の気がおさまらなかった。僕は男性ジェンダーに批判的になり、一度は大学に「復帰」したものの、卒業しない方が政治的に正しいと考えるようになった。なにかと特権や権力を自己批判するようになり、両親は僕が宗教にでもはまったのではないかと心配したらしい。
実際、フェミニストの方と(特に、男性中心主義社会との闘争を掲げ、意図的に男性を蔑視する方と)交流することで、僕は自己肯定感や性的主体性を失っていったと思う。いいかどうかは別として、フェミニズムにはそのような攻撃性があり、多くの男性が防衛的になるのもあるていどやむを得ない。
また、僕は性欲を男性に向けるように努力し、自分が犯されたり、屈辱的な目にあうことを想像しながらアナルオナニーするようになった。
そしてある界隈に足を運び、男体持ちで僕に性的関心を向ける人と出会い、セックスした。そのときは緊張したが、僕は無事に(?)勃起し、相手のペニスを自分のアナルに入れ、自分のペニスを相手のアナルに入れて射精した。
たしかに性的関心はある程度社会的に構築される、つまり教育や啓発によって、自分の中の異性愛・同性愛傾向を抑圧したり強化したりすることができると思う。しかし、僕はその男体持ちの人に、前の彼女に感じた執着を向けることができなかった。二人の関係は「セフレ」だと伝えたつもりだったが、反対に、その人は僕との関係に本気になった。僕はその人に対して自分のセクシュアリティ(正しい綴り!)をはっきり伝えることができず、なしくずしで関係が始まり、深まっていった。
その人は性的マイノリティであり、IQは高いけれども安定した人間関係を続けることが難しく、広義の「弱者男性」と言えると思う。そしてアカデミックなキャリアが行き詰まり、安定した仕事につけず、セクマイ界隈の一部とも関係が悪化し、追い込まれていくことで僕への性的依存を徐々に強めていくようになった。非モテ男性が異性の恋人によって一発逆転を夢見る心理は、同性の恋人においてもある程度あてはまるのかもしれない。
その人は、フェミニズムを受け入れ積極的なコミュニケーションを取れない「おとなしいコミュ障」の僕のことしか知らない。哲学や科学の一部の分野では僕が堂々と自己表現し、ときには攻撃的にすらなれることを知らない。その人は僕に対して容赦なく感情を爆発させるようになり、僕は一度は距離をおいたものの、あるセクマイ系イベントで再会したのをきっかけに引き戻されてしまった。
僕はそのときも、もうあなたと別れたいとつっぱねることができなかった。その人は、僕と恋人関係にあることを堂々とまわりにアピールしている。僕はそのイメージに流され、僕の意思は違うのだということを言えないままに、あいまいな笑みを浮かべつづけていた。
その人は僕にさらに感情的・性的に依存するようになり、僕は強くなろう、対処法を編み出そうと必死で本を読んだ。google:別れる? それともやり直す? カップル関係に悩む女性のためのガイドは男性ジェンダーとして傷つくことも多いが、つらい関係を終わらせることができるという希望も与えてくれる。ウ・ジョーティカgoogle:自由への旅はしんどいときにつまみ読みした。マインドフルネスのモチベーションを上げてくれ、1時間程度の瞑想ならできるようになった。あと、google:ツァラトゥストラはフェミニズムは奴隷道徳だ、権力を肯定し超人を目指せ!と言っているようで心にしみた。
さて、けっきょく大学を中退した僕は派遣に登録して社会人になった。今は大手メーカーの工場で生産管理をしている。
新しい仕事や住まいがあるていど落ち着いたところで、売り専に登録した。応募はとても緊張した。メールを送ろうかどうか、一か月近く迷っていた。意を決して送信した最初の店は落ちたが、次の店はやとってくれた。
売り専で働く直接のきっかけは、セックスワークについて知り、さらに、男性ジェンダーも性的対象として消費される経験をしてみなければと思ったからだ。友人にもフェミニズムの影響でちょっとだけ売り専をやったことのある人がいた。それに、僕はなんだかんだセックスが好きで、性的関心が強く、その方向で自己実現(?)してみるよいチャンスだと思ったのだ。もちろん、異性にモテてセックス相手に苦労はしないという実現のしかたもあるが、身長が低く押しも弱く吃音気味の僕にはどう転んでもできそうにない。でもそれは性的対象としてはむしろ強みになるんじゃないか?
実際にやってみると、自分に性的な価値があり、それにお金を払う人がいるということは自信になった。僕を指名するひとや、リピーターになる人がいた。僕を買う人はいつも僕の容姿を褒めてくれた。年配の人はチップをくれたりご飯をおごってくれたりした。
あと、僕は中一のときに一度痴漢に遭ったことを思い出した。トラウマとかではなく、自分にはちゃんと性的魅力があったという気づきとして。
僕は男性だが、性的主体でそれ自体に性的価値はないという生き方は向いていないと思うし、男性として性的対象とされることは僕の性に合っていると思う。女性からも自分が性的対象として見られることを意識できるようになり、ファーストキスで彼女が唇を濡らしたように、僕も性的な駆け引きの手段を使っていいのだと思えるようになった。
それに、身だしなみをよくして堂々としていれば、多少のいじりにたいしても動じないし、そのうち相手も一目置くようになるという自信を得た。化粧やファッションが「武器」であり、自分を「戦闘モード」にできるという言い方を女性がすることがあるが、僕もその意味がわかることがある。また実際、その攻撃はある程度効いていて、「向こうが誘ってきたんだ」と言い訳したり二次被害を与えたりする男性は性的な駆け引きにいつも負け続けているのだろうと思う。
閑話休題。得るものは得たと思ったし、またセックスワークを続けることの危険も感じたので僕は半年ほどで売り専をやめた。いままで、僕を買ってくれた人はおおむね常識をわきまえていて、無茶なことはしなかったし「痛い」と言えばセックスを止められた。でも、どこかですごく乱暴な人に出会うかもしれない、という不安をなくすことはできなかった。新しい人とやるときはいつもすごく緊張した。
ちなみに、僕が売り専をしていると知ったとき、当然かもしれないが彼は激しく動揺した。僕がその人以外の人とセックスしていることが耐え難く辛く、またセックスワーカーという挑戦を僕がしたことで、自分が追い越されたと感じプライドが揺らいだのだと思う。
性風俗に対する強い嫌悪感に共感することは、僕には難しい。恋人が風俗で働いたり風俗に行ったりしたことが分かって苦しんでいる(男性・女性の)記事を読むと、こんなに傷ついてしまうのかとやるせなくなる。
もちろん、彼を深く傷つけたと思う。ただ、僕がその人とセックスをするそもそものきっかけは、フェミニズムやセクマイの主張に興味があったからだ。売り専をしたのもそのためであって、新しい恋人がほしかったからではない。その人は性にまつわる社会問題の知識が豊富だったので、僕の行動にできれば理解を示してほしかった。
しかしこの一件で、僕はその人に対して「治療者」として振る舞おうと決心した。僕はあなたの恋人にはなれないということをどこかで伝えなければいけない。しかし当面は、その人が立ち直るのをサポートしようと思った。
そういうわけで、やっとソープの話です。ここまで読んでくれたひとがいるのだろうか…。
僕はこうしてそれなりにセックスを経験したけど、女性の膣に自分のペニスを入れるというセックスだけは一度もしていない。ほんとうは、それは最初に僕を選んだ彼女にあげたいとどこかで思っていた。そういう執着はよくないのかもしれないが、どこかで自分はまだその人の特別な存在になれると思っていた。
しかし、バンクロフトをはじめDV関連の本をあらかた読みこみ、それはDV加害者が被害者に依存する心理と同じであり、僕と別れることをえらんだ彼女に対する甘えであり、僕自身もその人との恋愛から「卒業」しなければならない、と考えるようになった。僕がその人を傷つけたから、その人は別れることを選んだのだと理解できるようになったと思う。
その一方、売り専をやめたことへの区切りもつけたかった。僕はずっと自分を売ってきたが、同じように身体を売っている女の人が何を考えているのか知ってみたかった。それでソープに行く必要はないのかもしれないが、それ以外にチャンネルを知らないし、政治的な連帯というよりはふつうに話しを聞いて体験を共有してもらいたい。もちろん向こうは異性愛男性にサービスを提供するつもりでいるのだから、そんなことは他でやってくれと思うかもしれないが、こっちだってそれなりにお金を払うのだから時間の使い方に多少の自由は許されると思った。
それに、その目的が達せなくても、ふつうの異性愛男性がどういう性的サービスを受けているのかを体験しておくのも意味があるだろう。とかなんとかいろいろ理屈を考えて、ようやく決心して、ソープの予約を入れた。
僕はどちらかといえば、同性や異性に性的サービスをする方が向いているような気もするし、もしそういう仕事があればやってもいいと思う。しかし僕の性的価値がある間に異性に体を売るサービスが一般的になることはなさそうだ。映画google: 娼年を見たけど、お金を払ってあんな乱暴なセックスはしないだろう。まだファンタジーの域を出ていないし、誰か貞操逆転世界な方向でもうちょっとリアルな作品をつくってほしい。
そういえばソープに行く前に、何を思い誤ったかYou Tubeに落ちている女性向けシチュエーションボイスを一晩聞いて「予習」した。本番でまったく使えなかったが、こういうサービスなら僕にもできると思う。
もう少し言うと、異性愛男性がリラックスして射精するというのは分かるのだが、異性愛女性がリラックスしてペニスを入れさせるというのがサービスとして成立するのか?成立しないなら、どういう男性がどういうサービスをするなら成立するのか?そういう需要をホストクラブとかの風俗がどの程度満たしているのかも、ぼくにはよくわからない。レズ風俗が成立しつつあるように、やはりケア役割は女性にとっても女性の方が向いているのかとも思います。
そのときは、男性性欲は男性で解消してもらうのが理に適っているのではないかな…。文句はソクラテスを論破してから言ってください。
32歳。男。結婚3年目。子はなし。
仕事は、自分の特技で日銭を稼いで、月に20〜30ないくらい。
正直、もう人生詰んでるって思ってる。
社会人8年目だけど、
毎日なんだかんだ楽しく生きてるし、
なんとか希望を持って生きようとしているけど、
子どもなんか到底育てられる自信がない。
家賃が奥さんと割って7万、
こんな中でどうやって、
子ども生んで、育てられるんだ。
借金がある。
ただ、
借金の中身は、
・奨学金
・学資保険
だ。
全然覚えていない。
ただ、大学の時に母親が、提出用の書類を学校からもらって来いと言ってきて、拒否したらキチガイなブチ切れ方をしたので、書類を渡したのは覚えていて、
それも結局これの借り入れのためだったらしい。
それは700万円程残っている。
続いて奨学金。
これも、母親に借りろと言われて申し込みした。
4年で500万近く。(これは残債だから借り入れは400万くらいか?こんなのもわからないくらい俺は借り入れに無頓着だった)
そしてカードローン。
これは、
途中で前妻と再婚し、あげく突然死をした。
母親が自分のものにするために裁判費用として、俺が借りさせられたものだ。
結局、遺書も何も残してなかったので、母親のものになることはなかった。
(ちなみに俺は、その男が生きている時に、遺書を書いてもらえと散々助言していた。いつ何があるかわからないから、と。なのに、それを母親は無視していた。そして、結果がこれだ。)
常識的な人たちは言うだろう。
「まともな仕事につけ」と。
だけど、俺は7年はまともな会社で働いた。それぞれ2年半、半年、3年半。
どこも、月収が30万越えることはなかったし、副業もダメだし、5年後も10年後も給料が10万20万上がる可能性は感じられなかった。
それはとても幸せなことだし、
奥さんともとてもうまくいっている。
だけど、奥さんはそろそろ子どもを作るにはリミットが来てしまう。
そんな中、こんな生活をしていて、
どうしたら子どもを作れるだろうか。
贅沢な悩みかもしれない。
だけど、本当に悩んでいる。
こんな借金だらけの人間は自業自得だから、希望を持つ権利なんかないのか。
誰か教えてください。
ネットで付近の喫茶店を調べ、他が混んでいたり予算オーバーだったりしたので仕方なく入ったが、30歳童貞の冴えないオタクが一人で立ち入るにはオシャレ過ぎるカフェだったので、少し後悔した。
客層は20代〜30代が多く、カップルだったり女子数人で来ている客がほとんどだった。たまたまスムーズに入れたが、中はほぼ満席のよう。
自分が通された席の隣は、小学生低学年くらいの男の子とその母親らしき人だった。男の子は、何やら問題集を解いているようだった。
ケーキセットを頼み、つい今しがた観た映画を反芻しながらコーヒーを啜っていると、隣から、カフェには似合わない怒り声が聴こえてきた。
見ると、その男の子が問題を解けないことに、母親が怒っているようだった。
「なんでわからないの!」「○○すればいいだけでしょ!考えなくてもわかるじゃん!」「さっきも同じこと言ったよね!」「○○に決まってるでしょ!」「さっさとやりなさい!やれ!」
とてもキツい口調だった。
男の子の方は、「いやだ!」「わかんない!」と口ごたえをしていた。何回か「教えてよ…」とも言っていたが、「さっき言ったじゃん!」で全て怒られてしまっていた。何度も泣きそうになっていた。
よく聞き取れなかったが、小学生低学年には酷な思考や態度のレベルを要求しているようだった。
それがずっと続いていた。
とても、見ていられる状況ではなかった。
30歳童貞コミュ障オタク。女性とまともに会話もできないし、子供とコミュニケーションを取る方法も知らない。
これが創作作品であれば、正論らしきものを言うギャルが出てきて母親がハッとなるか、渋めの初老男性が出てきて母親を諭す展開なのだろうが、あいにくここは現実だ。
店員さんは特に触れようとしない。メンバーを見てもアルバイトらしき人しか見当たらない。まわりの客も、そそくさと帰る人が多いようだった。
真横にいる自分が何とかする?どうやって?なんて声をかける?
もし声をかけて母親がさらにヒステリックになったらどうする?変な言いがかりを付けられたらどうする?もし仮にその場をおさめられたとして、その子が家に帰ったあと、「恥をかかされた!」とさらに怒られはしないか?児童虐待で通報?地元でもないし、その親子の情報もわからない。どうする?どうすればいい?
結局、自分も早めにケーキを平らげ、そそくさと店を出るしかできなかった。
その後もしばらく、あの男の子は怒られ続けているのだろう。
母親の方も、好きで怒っているわけではないことくらいわかる。おそらく、母親の方も相当追い詰められているのだろう。
結局、何も解決することができないまま、儀礼的無関心を貫いてその場を去った。
自分には何ができたのだろうか。どうすべきだったのだろうか。
今晩の寝覚めは悪そうだ。
ド田舎で車なしで暮らしてたら、休日は外に出るより引きこもってた方がストレス少ない。
田舎の
・質の悪さ
・民度の低さ
・不便さ
に、外に出ると、ストレスが溜まる。
まずJRで一番大きい駅まで行って、それで一番大きい郵便局まで歩く。
喫煙可ではない場所で喫煙する、小汚いジジイ、歩道で信号待ちをしてたら、歩道に乗り上げてくる、軽トラ(中年男)
田舎は都会以上にクソな男が多いのかな、都会でも田舎でも女性はルールやマナーを守ってるのに、男は守らない人間が多くて、殺意がわく。
迷惑行為をするのって、男ばかりじゃん。
道端にゲロしたり、唾を吐いたり、男がしてるのは見たことあるけど、女がしてるのは見たことない、それだけで、男って存在は要らないし。
迷惑行為ばっかり。
この日も、好き勝手な場所で喫煙するクソジジイと、歩行者の安全無視な、クソ軽トラ男がいて。
低学歴低収入の底辺かつ男っていう人種が主に乗ってるから、まともなドライバーがいなくても、仕方ないのかも、だけどね…
軽トラだからって警戒しない馬鹿な人間(そいつも男)が、軽トラの危険運転にクラクション鳴らして、横付けされて怒鳴られて、私が嫌な思いしたから、その軽トラ男も許せないけど、底辺を警戒しないその男も許せない。
そいつは自分が底辺側で育ってるから、警戒心・偏見がないのかもしれないけど、そのせいで、危険な車に遭遇しすぎ。危険な車を避けないから。
その男みたく、初めて自分のお金で買う車が軽、みたいな、低学歴低収入の親のもとで育って、底辺側の価値観しかない人間も嫌い。
そうして、郵便局で用事を済ませて、20分ぐらい歩いて、文化施設について。郵便局からその施設まで、歩くっていう選択肢しかないのが、不便すぎ。
無料でやってる講演会に参加してみたものの、ど田舎の無料の講演会のレベルなんかたかが知れてて、低レベルで役に立たなくて。
そういう、田舎のコンテンツのレベルの低さ、文化資本の差だよね。
そもそも、美術館や博物館が少ないし、水族館はないし、映画館も県内に3箇所しかないし。
そんな、文化資本の観点から恵まれてない環境で、ずっと実家暮らしで、大学にも行ってなかったら、大人になっても常識やマナーを知らない、教養もない、何も知らない・見えてない人間が出来上がるっていうの、実際にそういう人間と深く関わって、衝撃だった。
そんな人間が勉強して、自分の置かれてる立場や世の中のことを知って、人並みに自分の頭で考えられるようになったら、「勉強しない方がよかった、馬鹿な方が生きやすかった」とか言うから、さらに嫌悪感を感じる。
無知なまま、搾取されてる側を望むとか、どれだけ頭が悪いの、と。
反知性主義ってやつなのかな、その発言への嫌悪感は強く、そいつとの関係修復は難しいかも。
その低レベルな講演会に、またまたキモい男どもがいて、ストレスを感じて。
田舎ほど精神障害者は多いと思うけど、キモい男も都会より多いのかな…
1人はじっとしておけない、精神障害者の男。
もう1人は身なりが不潔、禿げ散らかした頭に汚い服に汚い靴の、気持ち悪いおじさん。こういうのは、都会にもいるかも。気持ち悪い、清潔感のない中年男、全員死ねばいいのに。
男の一部は、自分たちの身だしなみに無頓着すぎる、自分たちが見られる側であるという意識がなさすぎる、気持ち悪い、死んでほしい。
後ろの男はずっとゴソゴソしてて、それも腹が立った。
女性もたくさんいたのに、迷惑な行動をするのは男ばかり、低レベルな男の多さに、腹が立つ。
なんで、女性ができることをできないの?
男だからって甘やかされた結果がそれなんじゃないの、って思うから、許せない。
その講演会が終わって文化施設からまた20分ほど歩いて一番大きな駅、その近くの、一番大きな駅の近くにある唯一のカラオケ屋に行ったら満室。
2時間は空かない、と。
ど田舎なら、一番大きな駅前でも、カラオケが一箇所しかない、終わってる。
あとは車でしか行けない場所に何店舗か集中してて、駅前には一箇所だけ、という…不便すぎ、くそすぎ。
駅前のビルのなかの、チェーン店の専門店で買い物したら、過剰接客にイライラするし。
このクソ田舎の嫌なところって、不便で民度は低いのに、市内に自然がなくて、働き方は都会に近いということ。
いくら不便でも、自然があって、のんびり働いてるなら(沖縄や北海道みたいに)ストレスも少ないだろうけど、不便で自然は近くになくて(市外には観光客が来るような自然が何箇所かある)働き方が都会に近い、ロボット的なものなら、ストレスの方が多くなって、当たり前だよな…と。
こんなクソ田舎、早く出て行きたい。
クソ田舎でずっと育って、世間知らずに育って、勉強して視野が広がって、勉強しない方がよかったとか言うような人間がいるところ、早く出て行きたい。
かつて好きだった相手を憎むのは、疲れる。
好きが無くなれば、憎しみもなくなり、無関心になるのかな…
友人と一緒に近所を歩いていたら向かい側から体格のいい男性が歩いてきた。
すると彼女はその男性に近づき「おや?おやおやおや~?」とニヤニヤしながら身を屈めて顔を覗き込み始めた。
最初は知り合いかと思ったんだけどその男性は明らかに迷惑そうな顔をしていて顔を背けても彼女は覗き込むのをやめず早足で立ち去ろうとしても追いかけようとする。
見かねて「やめなよ何してんの」と彼女の腕を掴んだら男性は走り去って行った。
彼女曰くその男性は有名なスポーツ選手で(名前聞いたら知ってる人だった)近所に住んでいるらしくちょくちょく会うので、会う度にわざとジロジロ見て追い掛け回してやってるとの事。
どう見ても嫌がらせにしか見えないからやめるようにと言ったけど「向こうはファンを大事にしてる人だから大丈夫」とか訳の分からない事を言うばかりで全く通じず、何だかこの1件以降、彼女の事が気持ち悪くなってしまったので距離をおいてる。
正月、とにかく男にちやほやされたくて出逢い系サイトに登録した。
こんな奴いねぇよってくらい盛れた自撮り写真を数枚プロフィール画像にして、アホっぽい言葉で男と連絡を取り合った。
LINEを交換して、しばらく連絡
を取っていない男から連絡が来た。
とにかく男の肌が恋しかったのと、その男のプロフィール画像がめちゃくちゃに可愛い顔をしていたので浮かれて会いに行った。
出逢い系サイトの男と会うのは初めてだったが、怖くはなかった。
今までも行きずりの男や深い関係を持たない相手としか寝たことがないし、何よりとにかく男に飢えていた。
待ち合わせ場所にきたのは、本当に顔の良い男だった。
私は背が高い方で、足が綺麗に見えるからという理由でヒールを履くため、大概の男は同じ身長か低いくらいになるのだが、その男はヒールを履いた私よりも背が高かった。
その男、もういいや、亮くんと呼ぼう。
亮くんと夜のまちを歩いた。酒を飲まずに手を握って男と歩くのは久し振りだったので、なんだか照れくさかった。
予約しておいたホテルにチェックインして、彼の顔をまじまじとみた。可愛いとしかいいようがなかった。
こう言うと嘘に聞こえるが、その日は本当にセックスをするつもりはなかった。
抱きしめて、頭を撫でて、お互い満足したらそれぞれのベッドで眠れば良いと思っていた。
結果を言うとセックスをした。
初めて中イキを体験できたが、彼の指遣いが上手だった為だろう。チンコは奥に当たらなかったので、少し物足りなかったがとにかく指遣いが上手だった。
彼がイッた後、「おちんちん欲しかったらお金ちょうだい」と言われた。
ホテル代は私が払ったのだが、もしかしてこの男、ホテル代のお礼で私を抱いたのだろうか。
そう思うのには、私に身に覚えがあったからだ。
「おいしいご飯をおごってもらったから」
「たくさん褒めてもらったから」
それ以外、理由はなかった。
それと同時に、「自分にはもう、金を払わないと男とセックスできないんだ」という絶望感を味わった。
亮くんにとって私は、金を貰わないと抱けない、魅力の無い女だったんだろう。
年上で、顔もブスで、肌もざらついていて、太っているのに胸が小さくて、テクもなければ締りも悪くてフェラも下手。
その夜のあと、何度かやり取りをして、正式に彼から「メニュー表」が送られてきた。セックスの値段も書かれていた。
新潟県知事の顔が思い浮かび、あんな憐れな人間になりたくないと思い泣く泣くお別れした。
性欲を断ち切らなければいけない、と思ったがどうにも禁欲生活に耐えられない。
鬱々とした平日を乗り切ると、劇団雌猫さんが主催する「よいこのおしゃれ」のレポが流れてきた。
ああ、いいな。
キラキラして、自分の好きな自分でいられる努力をして、他人の評価より自分の努力と成果に満足できる美容。
彼とのLINEを何度も読み、セックスを思い浮かべていたが、もうやめた。
無償で抱く価値の無い女だと彼は思ったが、それが私の全てじゃない。
自分が自分を好きでいられたら、自分を愛せたら、もうそれでいいではないか。
好き、愛してる、なんて他人の曖昧な言葉より、自分の確固たる「今日も私は美しい」と思えるメンタルが、今の私には必要だ。
次があったら必ず、レポではなく現場に赴こう。そして、「援交未遂女でした」と笑って話せるようにしよう。
亮くんへ。
亮くんのセックスをネットに書いてごめんなさい。でも、きっと亮くんもネットに書いてるよね。「タダでヤラせたのに小遣いの一つもくれないし、美味い飯も食わせてくれないケチなババァ」って。わかんないけど、私が亮くんだったら多分書くかな。
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ、なんて有名な台詞があるね。
亮くんのセックスをネットに書く私は、あなたにネットで私のセックスを書かれる覚悟があるよ。
でも、やっぱり読みたくはないかな。
私の知らない所で、目につかない所で書いてくれたら嬉しいな。
仕事ができる男でも、嫁とかって言うのか?
私のイメージでは、仕事ができない(空気が読めない)男が嫁とかって表現を使う。
聞いたことはないけど、仕事ができるけど男尊女卑なエリートサラリーマンとかは家内とかって呼んでそう。
今の職場で、誰がどう見ても仕事できなくて周りに迷惑かけまくり(でも終身雇用だから首にならない、無能が首にならないシステム、ふざけてるわ)な問題ありの男が、「嫁」とか「ご主人」とかって、時代錯誤な呼び方をしてて、うざい。イライラする。
そういう人間の特徴として、声がでかい、話が長い、だから、離れていても電話口の相手や同僚との会話で、そういった差別的な表現をしているのが聞こえてくる。
上の世代(40代以上)は、主人だとか嫁だとか、気持ち悪い呼び方をする人間が多いから、イラつく。
世代の違い、女が男に養ってもらわないと生きられなかった時代の人間たちだから、男も女も、そういった呼び方に抵抗がないのかもしれないけど、主人とかって言ってお前は奴隷か、と思ったり、家に女と書いて嫁という家制度時代の名残みたいな言葉で妻への敬意がない言葉、よく使えるな…と思う私からすると、そういう世代の感覚は理解できない。気持ち悪い。
そして、無能だったり劣等感が強い男ほど嫁って呼称を使うから、その男への嫌悪感も相まって、さらに、その呼称が嫌いになる。
仕事ができて女性を見下していない、上の世代にしては珍しい男性は妻と呼んでいたけど、大多数の上の世代は奥さんと呼ぶ、それが一番無難なんだろう。
嫁呼びは無能(今の時代に女性と男性で待遇差がない職場でコンプライアンスにもうるさいのに、その呼び方をするのは、空気が読めなさすぎる)や劣等感の象徴になるし、妻呼びは珍しくて目立つから嫌…ということで、無難に、奥さん呼びなのかな、と。
奥さんって呼称も嫌いだけど、さんとかついてても、奥っていうのが、差別的。
夫と妻でいいじゃないか、旦那とか主人とか、相手に経済的に依存や隷属してることの証明みたいな呼び方や、嫁や奥さんや家内とかって、家と結びつけた呼び方、対等じゃなさすぎて、気持ち悪い。
そんな、無能だったり劣等感が強い男が3人ぐらい同時にいた時期もあったけど、今はまだそいつ1人なのが、マシといえばマシだけど、うざい。
あそこまでテンプレ通りな仕事できない人間っているんだな、って。
・見た目が不潔
・机が散らかっている
・声が大きい
・周りを巻き込む
・どうでもいい話を長々している(端的に話せない
・俺ってすごいアピールが多い
・周りに迷惑をかけているのに偉そう
・なんでも上司に聞く、頼る
などなど、ここまでテンプレ通りな無能がいるんだ、と、驚きではある。
どこかのサイトで見た、仕事ができない人間の特徴、そのまんま当てはまっていた。
どの組織にも、そういった、どうしようもない人間がいるんだろうけど、終身雇用じゃなかったらとっくにクビになってるだろ。
昔は誰でも望めば正社員になれて、終身雇用で守られるのが当たり前だったから、無能への風当たりは強くなかったのかもしれないけど、今、なりたくても正社員になれない人間が多い時代に、無能にも関わらず時代の恩恵(その仕事の倍率が低い時代に新卒だったんだろう)で能力以上の収入を得ている人間を見ると、理不尽さに腹が立つ。
非正規は能力で更新の可否が決まるのに、正社員なら能力は関係なくいつまでも雇用されるとか、どう考えてもおかしいだろ…
正社員は守られすぎ、そのかわりに、異動や残業があるけど、もっと、簡単にクビにできるけど納得のいかない異動や残業は拒否できる、正社員の権利も義務も少ない働き方が当たり前になればいい。
今、正社員は非正規より権利が恵まれてて、そのかわり、重い義務が課せられてて、場合によっては過労死とかもありえるわけで、それより、権利も義務も少ない、縛りが少ない働き方が一般的になればいいのに、と。
最近、モテないことから女性蔑視が強くなり、女性を攻撃してくる非モテのミソジニー男がいると知り、嫌いなのになぜ絡みにいくのか、理解に苦しむ。
男性嫌悪・不信が強い女性は、男性からの加害を受けた経験があり(一番身近な男性、父親からの場合も多い)同じように、女性にまつわるトラウマがあり女性嫌悪・不信になっている男性(ヤリチンと化している。ミソジニーが強い男ほど、色んな女と関係を持つ不思議。関係を持つことが復讐になる、と無意識で思っているのかな?)も見てきたから、直接的なトラウマはない、ただモテないことで女性蔑視が強くなるという非モテミソジニーオタクの存在は、衝撃だった。
ミソジニーもミサンドリーも、相手を攻撃したいからか、相手に変わって欲しいという幻想があるからか、嫌いな相手である男・女に絡みにいくのが、不思議。
男vs女をやっている場合ではなく、男&女vs既得権益だと思うけど…
今、一部の既得権のあるオッサンだけが不自由がないだけで、大多数の人間は男も女も不自由なんだから、男と女で争ってる場合ではないよな、と、日々感じる。
女性の、男社会への怒りを、男への怒りだと勘違いした劣等感の強い(被害者意識の強い)男がいるから、男vs女になるのかもしれないけど、そういった勘違い男に絡まれたとき、フェミニスト女性は男性嫌悪や不信も強かったりするから(被害を受けた経験からフェミニストになってたりするから)、その男へ嫌悪や不信感に満ちた対応をして、ますます、対立が深くなるのかな…と。
女性は男ではなく男社会に怒っているんだということ、弱者男性として女性に理不尽な怒りを向ける男たちは、その怒りの矛先が間違っている、本来は強者の男に向けられるのが適切なものであること、結局、お互いの敵は同じであることに気付いて、やっていけたら、いいのに。