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2020-10-07

寺田倉庫天王洲でいいのか

近年の地震台風豪雨災害博物館美術館図書館収蔵品被災することが多発している。

今後、貴重な資料類を保管する施設災害危険性が少ない立地を選んで建設しなければならない。

現状では「観光地的に集客できるか」「自治体所有の土地で空いていたのがここしかなかったから」など安易な考えで建設された施設も多いが、

これからは「周囲に山も川も海もない地盤がしっかりした高台」の場所を選んだ方がいい。

そういう意味で言うと、海が見える埋立地天王洲アート保管ってどうなのかって思ったりはする。

寺田さん、内陸にも倉庫作りませんか?

2020-10-05

anond:20201005175813

19時までだとシフト勤務になるからその分人多く雇わないといけないからな

民間美術館ならいいだろうけど

公立だとそんなもんに公務員やすなと言われそうだな

2020-09-29

産後鬱っぽくなった話。

あくまでも、産後鬱っぽくであって、苦しんでいる当事者の方々よりもマシだったとは思う。

私は子供の4カ月健診の時に、産後うつの気があると診断されて少しだけカウンセリングを受けた。

まり覚えていないが問診票に母親状態を尋ねる項目もあって、そこの回答がマズかったのだと思う。

喉元を過ぎてしまえば出産から4ヶ月間はしんどかった、大変だったで済むけれど、当時は地獄だったと思う。

どんな感じだったのか、思い出せる限りで書いておきたい。

前提として、夜泣き授乳で常に寝不足思考力が落ちていたと思う。さら出産直後の伸びきった醜い体に日々嫌気がさしていた。

その上で、共働き夫婦二人の時間が長かったからかもしれないが、出産した直後から私は突然〇〇ちゃんのお母さんとしか呼ばれなくなった。

スタバで一人、ぼんやりお茶をしてスマホをいじる。今までは普通だった時間が、ご褒美になった。我が家育児は私のワンオペ ではないが、それでも礼儀として一人で出掛けるためには前もって夫に「今週末は一人の時間が欲しいな」と伝え、同意を得る必要がある。

外食だって気軽に行けないし、美術館夫婦で行って感想を言ったりもできない。今まで楽しいと思っていたことは簡単にできない、手の届かないものになった。

出産する前に想像力が足りなかったと言われるかもしれないが、覚悟していた以上に私個人が消えてしまったし、それまで築いてきた価値観を奪われた。

さな子供のいる家庭は日中公園子供向けの施設や催しに行って子供と遊んで、食事ファミレスや家庭で。私も当たり前にそういうものだと思っていたけれど、それまで好き勝手生きてきた人間が突然、そこに幸せを見いだせというのはよく考えたら難しい話だ。

今までの幸せを手放して手元にいるのは、簡単に死んでしまいそうな赤ちゃんだ。少し表情は出てきたかな?とは思うものの、まだまだ宇宙人とお猿を混ぜたみたいで考えてることはよくわからない。

それでも、我が子はとんでもなく愛しい。この子に何かあるなら、自分の命を躊躇いなく差し出せる。宝物。それは絶対に間違いない。

離乳食だって始まってないし、赤ちゃん自力で動くこともないから、実は面倒ごともあまりない(と、今なら思える)。

でも、初めてやってきたか弱い生き物の命を預かっているというプレッシャーは非常に大きかった。自分判断を誤ればこの子は死んでしまう。そんな気持ちが強かった。

砕かれた価値観と強いプレッシャーの中で、時折子どもがいなければと思ってしまう。それで、そう考えた自分自己嫌悪する。

私には夫がいて、復帰する職場があって、子どもは元気で、世間から見たら恵まれ環境幸せなのだ。頭では分かっていても、心が追いつかない。

いつか、子供に手を出してしまうんじゃないか。そんなことする前に消えてしまいたい。戻りたい、戻れない。そんな気持ちがグチャグチャになって、時々頭の中で包丁を取り出して、まず子供を刺して次に自分を……と考えることもあった。

それが多分、出産3〜4ヶ月くらいのことだったと思う。

私が持ち直せたのは、遠方に住んでいた友人がその頃たまたま会いに来てくれたからだ。彼女が「出産して半年くらいして、やっと子供存在を受け入れられるようになった」とサラッと言った言葉を聞いて、心が楽になったことだけはよく覚えている。

自分が産んだ我が子であっても、出産後しばらくは受け入れられなくても何もおかしくない。母親になったらからと言って全てを受容できるわけじゃない。

それでいいんだ、と。思えてからやっとペースを掴めるようになった気がする。

今、似た感じで苦しんでいる人が誰かにこう言った言葉をかけてもらえる事を祈ってやみません。

2020-09-25

GoTo地域発見旅行プラン最高だった

GoToキャンペーン地元バス屋が「地域発見プラン」なるものをやっており

で、参加してみたら最高だった。

初日朝は7時に集合すると、バスに乗って移動5分もしない内にまず地元梨園に連れて行かれる。

ここ俺の通勤経路の途中なんだけど……とか思っても、実際に入ったのは初めてだった。

観光なし園の広々とした芝生の上で地元料理店が作った弁当と梨で朝食。

弁当炊き込みご飯天ぷらとかシンプルだったけどうまい。好きなとこで座ってくって良いということで、控えめに言ってこれだけでもう最高。

そして梨狩り。その場で喰うなら食い放題、持ち帰りは5個まで料金内という贅沢。綺麗に観光用に整備された果樹園で好きに散策できると言うだけで最高。

地元民みんな直売価格知ってるから追加価格ちょっと高めだとわかっていてもテンション上がってその場で買って親戚に発送する奴多発(俺とか)

その後、地元史跡公園になっている場所に案内。たぶんそれより前に行ったのは小学生遠足とかそれぐらいぶり。

顔見知りのオッちゃんが案内役で出てきて、お、おう、ってなったけどおっちゃん観光ガイドボランティアだったらしく、楽しく歴史勉強しつつ、リフレッシュしてしまう。

昼飯は併設のバーベキューサイトに移動して、コンロを1グループ1つ占有という贅沢な条件でバーベキュー

飲み物アルコールはこの後の工程上でなかったけど、生搾りジュースとか出てきてもう最高。別料金で酒より高いのに追加してパカパカ飲む奴多発(俺とか)

午後はこの日のメインイベントであるボートによる川下り体験 or 美術館博物館巡り 俺は美術館は行けるので川下りにした。

下りソーシャルディスタンス対応で定員が半分で運行。ほどよく水量もあって、バスから川辺に降りたらもうそれだけで最高。

簡単な訓練をやって、装備をかためて、結構距離を川下りで下って、ざっぱーん、きゃー、つめたーい☆とか野太い声を上げる奴多発(俺とか)

ドローン撮影された写真に死にかけた野武士みたいなツラで写っても最高だったので、1000円出して追加で写真買ってしまう奴多発(俺とか)

美術館博物館巡りのほうも後で聞いたら、学芸員の方の案内はもちろん、なんと芸術家の方のLIVEパフォーマンスなどもあったそうで、なんで選択式なのか?後で恨む。

宿は地元でもちょっといい旅館。部屋で夕食。

田舎から知れてると思ったら、もうね、季節の野菜を使った料理に、川魚フルーツ、最高以外有り得ない。

温泉もあるし。別料金なのに高い酒を追加で頼む奴おそらく多数(俺とか)

そして翌朝、希望者向けに日の出ツアー眠い目をこすって参加した。地元ちょっと高い山に連れて行かれて、ご来光を拝む。

なんかすげえ神秘的で、無駄に涙が(たぶんあくび)知らなかったが、この場所でのご来光は、昔から修行僧などが大切にしてきた者らしい。へー。

その後旅館に戻って朝食。

ビッフェスタイルだったけど、食べ物は全部小鉢にとられていて、旅館の人が手渡ししてくれる方式

正統派旅館の朝食で、卵かけご飯用の醤油が4種類くらい出てきて最高。

二日目朝は日曜日地元農家がやってる朝市へ。

噂は聞いたことあったけど実際に来たのは初めてで、このコロナ下でも活気があって驚く。

無駄野菜とか買っちゃう奴多発(俺とか)

農家の朝市のはずなのに何故かソフトクリーム屋とか。北海道ソフトかいやここ北海道じゃねえし、って感じだけどテンション上がって喰いながら散策とかしちゃったりして。

その後、朝市をやっている近くの地元で一番大きな神社にお参り。ここは毎年初詣お祭りに来てるけど、それ以外で来たのはたぶん遠足とかそれぐらいぶりというパターン

神主さん?だかが出てきて中まで入れてくれる。

その後、落ち着いて見て回ると大量の痛絵馬発見

何事かと恐れ慄いていると、なんと知っているアニメ聖地だったことが判明。

マジで? もう最高という他ない。

声優さんプライベートで訪れた時のサイン色紙写真の前で自撮りちゃうやつ奴多発……はしてない。たぶん俺だけ。たぶん神様相手より拝んだ。

昼飯は地元農協がやっているレストラン食事

実はここは俺のお気に入りのお店で、エネルギーをためなきゃ行けないときによく来る。

顔見知りの店員さんに、馴染みの味、そして美味しいお酒(別料金)。最高という他にない。

午後は施設に併設している観光農場で、かご一杯取り放題で自由時間

トウモロコシとか美味しそうでもいでしまうが、よく考えるとトマトとかもっと単価の高い物を取った方がよかったのか?

と思いつつ、太陽に輝くトウモロコシの魅力には勝てない奴多発(俺とか)

施設には温泉も併設されていて、誘惑に勝てず温泉に。

本当は子どもらに混ざってアスレチック冒険してやろうかと思っていたがもう歳ですね。

そして夕方は、たぶんツアー全体のメインイベントであるナイトツアーへ。

この季節は花畑営業をやっている山奥のスキー場へ。実はコロナが来る直前の地元観光の呼び物はこの星見ツアーだったりした。

スキー場ロッジで夕食。これはまぁ普通。 そして、外へ!

スターガイドさんがは解説をやっていて混ざりたかったけど、なんかちっちゃい子ばかりみたいだったのでちょっと自重

広い広い園内で、草を押しつぶしてごろんと寝っ転がる。

次第に、自分の手が見えないくらい真っ暗になっていく。

寝っ転がって星を眺める。もうそれだけで、虫も、近くでカップルがいちゃいちゃし始めても気にならないくらい最高。

と言うかこんなに星があったんだね。星の光にあまり浄化されすぎて消えかかった。

誰かが花火を持ち込んで花火大会を始めていたのも、いいBGMだった。

そして、家の近くまで送り届けてくれて、もう最高だった。

その他にも

地元では評判が評判を呼んで、もう現在実施する分は予約一杯になっている模様。

検索してみるといろんな地方地元対象ツアーをやっているようだ。

たぶん今だけだと思うので、お前らもよかったら参加して欲しい。

2020-09-24

28OLが年下女に恋をした

どうすんの。いやどうもしないけど。

ふとした瞬間に相手のことを考えてる。

次に会うときは何を話そう、どこに行こう、何を着ていこう。楽しい。ドキドキして落ち着かない。LINEが届く。嬉しい。電話をする。声が可愛い。好き。なんかよく分からんけど好き。

同性に恋心を抱くのは人生2回目。

ちなみに1回目は18歳のときで、初恋だった。バイト仲間に4年間ひたすら片思い大学卒業を機に会うことがなくなって、やっと諦められた。

社会人になってから2人の男性と付き合って、結婚を前提に同棲を持ち掛けられたこともあったけど、誰かの奥さんになる自分想像できなくて断った。そして別れた。

男性との性行為は、できなくはないけど可能であればしたくない。なんか抜き差しされてんなーって程度の感覚彼氏たち、ごめん。人間としては好きだったよ。

そういう罪悪感もあって、男性と付き合うのをやめた。

1人で行く美術館映画館楽しいこと、成城石井で買ったチーズつまみに1人で飲むワインが美味しいこと。他にもたくさん。

この歳になって、世の中は楽しいことで溢れてることに気付いた。自分は思っていたより、おひとり様満喫できるタイプらしい。

そう思った矢先に落ちてしまった。

相手は同性で、歳下で、今は彼氏がいないけど普通にモテそう。

行動に移すつもりはないから、ひたすら好きだなぁと思いつつ友達でいるしかない。しんどいけど離れるよりはマシ。4年耐えた経験があるから大丈夫

大人しそうに見えて好き嫌いがハッキリしてるところ、趣味が合うところ、食べ物の好みが同じところ、声が可愛いところ、仕事に対して真面目なところ、ストレスを溜めて私に愚痴りに来るところ、爪がいつも綺麗なところ、家族大事にするところ。

全部好きでたまんない。無理。好きなところ羅列してたらもっと好きになってきた。

私が幸せにしてあげられたら良かったな。

手を繋いだり、頭を撫でたり、抱き締めたり。

愚痴も弱音も受け止めるし、いくらでも甘やかしてあげられるのに。

どうにもならないなぁ、本当。

2020-09-19

映画館スタバもない生活耐えられない

GoToトラベルだったり、満席演劇が上演できるようになるだったり、社会が徐々に明るい方向に向かっているというのに。自分は、映画館スタバ劇場も何もない田舎から出られないでいる。

まれから18年間、同じような生活環境の田舎で住んでいたのだから平気だろうと思っていたけれど、一度都会の娯楽に溢れた生活を知ってしまったら、もうこの「何もない」田舎生活が苦しくて仕方がない。

大学進学を期にいわゆる都会という生活に触れた時も感じたけれど、田舎は圧倒的に選択が少なすぎる。または、選択を広げるためにかかる時間お金負担が大きい。当たり前だけれど。

だってスタバ抹茶フラペチーノチョコチップいれたやつを飲みたいと思ったら、電車で30分揺られなきゃいけない。タリーズヨーグルトアサイーを飲みたいと思ったら1時間近く電車に乗る必要がある。500円の飲み物を飲むために、その三倍以上の交通費を支払う必要がある。

映画を観たくても電車で1時間かかるし、そもそも一番近い映画館は県をまたがなきゃない。朝日が昇るまでバーで飲むなんてこともできず、日付をまたぐ前にどこの飲み屋も大概閉店してしまう。刀剣展示を見た次にミュシャ展覧会に行ったり、プッチーニオペラを観た帰り道に箱で頭振るなんて芸当もできない。

きっとこの話を北海道に住んだことのある友人に聞かれたら「こっちはセブンまで〇〇時間かかる」とか言われそうだけど、今はそんな話をしているんじゃない。私が、私の経験してきた人生と照らし合わせて、今の生活がつらいっていう話をしたいんだ。私が今どうしても苦しいっていう話を聞いてほしいんだ。

こんなコロナがはやる前は「また田舎に住むことになったけど、大阪にも名古屋にもすぐ行けるし余裕っしょ。むしろ岡山長船)にも高知にも福岡にも近くなってラッキー!」ぐらいのノリでしかなかった。ほんと馬鹿

今じゃ大阪名古屋はおろか、プライベートでは自転車で動ける範囲での生活に縛られているんだぞ。あの頃の能天気自分を助走つけて殴ってやりたい。もっと足元を見ろ。

その自転車で行ける範囲にある娯楽はカラオケしかないし、大好きだった大判焼きを売っていたお店は、結局コロナ休業が明けることなく閉店してしまった。

そのくせ、駅前の通りにはデカデカ看板を掲げたキャバクラが立ち並んでいる。これで若者移住Uターン就職政策で掲げているのが、むしろギャグしか思えない。(だからと言ってじゃあスタバを作ればいいのか、という話ではないから難しいけれど)

社会情勢を見るに、まだしばらくはこの田舎から出られない生活が続く。そう考えるとぞっとする、というような感情は薄らぎつつある。今は諦め、の方が感情に占める割合が大きいきがする。それと怒り。

諦めは、この人生選択したのは自分から、というもの。都会の生活が良ければ、就職の時に都会の会社を選べば良かった。それをしなかったのは自分判断なのだから、今この状況に置かれているのは自分責任だろう、ということ。

怒りは、この田舎空気ムラ社会

この田舎コロナ感染者が出た時、その家の窓ガラスが割られた。そんな話、ネット上の創作でしょ、と高をくくっていたけれど本当だった。風の噂によれば、その家族引っ越したとも自殺したとも聞いている。どっちが本当かは分からないし、知りたくもない。

自分が、自分家族が次の感染者になるかもしれないのに、よくそんなことができるなぁ。

おそらく、これは自分想像しかないけれど、「こっちは我慢しているのに都会に遊びに行った挙句コロナにかかって」といった憂さ晴らしでそうした行動に移ってしまったのだろうと思う。

実際、パートのおばさまたちの「〇〇さんこの前大阪に行ったんだって……」という陰口を叩いている場面に出くわしているので、当たらずとも遠からず、といったところだと思う。

自分は、その憂さ晴らしを、自分の中にある嫌だなと思う気持ちを、こうして文章にして出力することができるからまだ救われている。他人の家のガラスを割るよりは、よっぽど健全な毒の吐き方だと思う。

ただ、万人がこの毒の吐き方ができるわけではないことも分かっている。自分だって本当は、美味しい酒を飲みながら、誰かに自分のつらさを聞いてもらって同情してもらいたい。

それが叶わないからこうして、家で冷凍庫から出したウォッカを、瓶のまま飲みながらこの文字を打ち込んでいる。

Twitterが見れなくなった。舞台美術館の上演・展示情報を見ると、そこに行けない事実を突きつけられるから。「行く!」と言っているフォロワーに後ろ暗い感情を持ちたくないから。

今の私の手には入らない美味しそうなお料理、綺麗な品々、素敵な物語。「どうせ自分はいけない……」と、いちいち悲しむことに疲れてしまった。

先日、上司(この田舎に住んで十年以上)に息抜きの会話の中で「(大学生活を送った土地)に帰りたいんですよね~」と話したら、「万一コロナに罹った時村八分になるからやめた方がいいよ、ガチで」と改めて念を押されてしまった。

その会話の数日後に、仕事終わりの終電に飛び乗ってその地に行こうと画策していたけれど、その計画もぽっきり折れてしまった。

久しぶりにワクワクした。全部終電を乗り継げば、日付は越えるけどその地に辿り着ける。出勤前に駅のコインロッカー旅行カバンを預けようとか、馴染みのバーマスターにはあのお土産を買っていこうとか、あっちに帰ったらあのレストランご飯を食べようとか、旅行用の歯磨きセットが無いから買わなきゃとか、いろいろ、考えてたんだけれど。

結局そのお休みは、昼過ぎまで寝てYouTube酷道走行動画を見たりしていたっけ。

どんどん預金残高が増えるけれど、これっぽっちも嬉しくない。いくら円盤を買っても生の演劇映画演奏とは別物。いくら高い酒を買ってもバーで飲む味には到底及ばない。

心が掠れる。この心を潤してくれるものが、田舎にはない。

何で自分は働いているんだろ。

生きてるって言えるのかな、これ。

コメ返

https://anond.hatelabo.jp/20200919145352

そんなささやか希望すら叶えられない田舎クソだな〜〜〜ってほんと思う。京都の確か四条通りカフェカヌレとかも食べたい。あと博多のShinShin。

https://anond.hatelabo.jp/20200919145353

映画自体じゃなくて映画館に行くまでの道のりが電車しかない(車持っていない)なので詰んでるんですよね。別に映画館とか行くの自体大丈夫でしょって思ってる。

https://anond.hatelabo.jp/20200919145626

明日トラックに轢かれて死ぬかもしれない刹那主義で生きてるから相容れなくてすまんな……あっでも10給付貯金額増えた時は嬉しかった。

https://anond.hatelabo.jp/20200919150005

近゛く゛に゛美゛味゛し゛い゛お゛酒゛飲゛め゛る゛バ゛ー゛が゛な゛く゛て゛困゛っ゛て゛ん゛だ゛よ゛!!!!!!!高い酒ストレートで飲む分にはいいけれど……さ……あとバー雰囲気が好き人間からよ……

https://anond.hatelabo.jp/20200919150734

分かりみすぎて笑ってしまった。わかる予言するわ多分「都会の生活時間が早すぎる、こんな溢れた情報の中で振り回されるような人生は送りたくない」とか書いてそう。生きるの根本的に向いてないな???

2020-09-17

婚活帰りにBL漫画を買う

日曜日婚活パーティーに行ったのだけれども、残念ながらマッチングしなかった。仕方がないことだけれども、こちらが気になった人に選んでもらえなかったのはちょっと寂しい。そういうわけで、繁華街ツタヤ漫画でも買って帰るつもりで足を運んだ。

本当だったら地元有隣堂で買うつもりだったのだけれど、持っていた歴史の本は読み終えてしまっていて、帰りの電車で手持ち無沙汰になるのが嫌だった。ついでに、部屋を掃除して見つけたクオカードを使いたかった。残念ながら、ツタヤではクオカードが使えなかったけれども。

買ったのは中村明日美子短編集で、2冊買ったから、日曜日の帰りの電車と、昨晩の仕事帰りに分けて読んだ。この人はまず絵がきれいから額縁に入れて飾っておきたいし、BLGLも、感情がこじれてもお互いが本当に好き合っているのが感じられて素敵で、シリアスコメディもうまくて、芸風が広い。何度読んでも飽きないし、いつの間にか全部のコマを覚えてしまうくらい読んでしまう。私の漫画の読むときはこんな風に短篇集を何度も読み返すことが多くて、本棚漫画の数はそれほど多くはない。そもそも私の主食活字で、漫画はおいしい食後のデザートみたいだ。なぜかあまりたくさんは読めなくて、お腹いっぱいになってしまう。

で、中村明日美子作品を読んでいると、好き、以外の感情がなくなってしまう。わかりやすい話のときも、平凡さを感じさせないのはなぜだろう。起承転結テンポの良さ、箸休めギャグのせい? 絵が美麗だからそこに入り込んでしまっているから? 言葉にすると、なんだか普通のことでしかないようだけれど、普通のことを当たり前にやるのは創作では難しい、と元文学サークル所属の私は思う。

童話翻案も素敵だ。あまり上手じゃない人が童話翻案すると、全部似たような話になってしまうのに、中村明日美子はそんなことが全然なくて、切り口が私にはとても思いつけない。昔、兼部していた合唱サークルで、結局そことは喧嘩別れをしてしまったのだけれどもそれはさておいて、合宿で学年ごとに寸劇を出し物としてやることになった。でも、どの学年も童話パロディで、凡庸だな、ってがっかりした(この感想にはきっと恨み言が混じっているから話半分に聞いて欲しい)。でも、この人の作品には全然そんなところはない。

読み通すと、美術館でだらだら、ぼんやりしたような幸せな気分になれるので、とにかくおすすめしたい。六本木でやっていたミュシャ展がすごくよかったときも、この間の浮世絵展も、こんな感じだった。だから、最高の帰りの電車だった。

ところで、結局使えなかったクオカード、何に使おう? また婚活頑張ったらご褒美にしようかな。

2020-09-13

anond:20200913193823

美術館めぐり交通費払ってその場で入場券買えば準備終わるから手軽でそこそこ楽しかったんだけど

今はだいたい事前予約必須でめんどくなっちゃった

行ったらだいたいの企画展で展示内容まとめの冊子が館内で読めるようになってるから展示見つつ解説書読めばそれで楽しめるよ

新しい趣味を増やしたい、特に文化的時間取らないもの

アイディア

 

美術館巡り

漫画には興味あるけど美術にはさほど興味ないんだよなあ

でも見てる内に面白くなるんだろうか?

 

地学歴史

ブラタモリ流行ってるけど

古典日本史も嫌いだから却下

 

お酒

お酒は飲めるんだけどあまり美味しいと思わないし

酔うと時間取られるし

酔っぱらい相手にしたくないし

うーん

 

ランチ食べ物料亭など

少食なので気が進まない

せめてジャンルを絞っていきたい

何が良いだろうなあ

 

コーヒーお茶紅茶

最近はじめた

自分の好みがわかってきたくらい

継続していきたいがメインの趣味になる気はしないな

 

タバコや葉巻

うーん却下

 

ボランティア

外良い気がするんだけど

これもジャンル絞りたいよね

災害救助は人の暗い面が浮き彫りになりそうなので却下

犬猫関連とかは人気すぎるしどうなんだろう?うちペット不可だし、都内野良猫みかけないし

野生動物とか山や海、ちょっと遠い

 

創作

今までの人生はむしろ創作系が多かった

一定の成果はあったんだけど、どうしても時間が取られるのとオタクっぽくなっちゃうのと体が鈍る

こっちは良いや、どうせ何かやるだろう

 

ダンス

友達がやってるけど陽キャ度があまりに高すぎて流石に・・・うーん

うーん

 

温泉巡りとか、サウナとか、○○巡り

良いと思うんだけど

何だろうな、孤立しそうなんだよねこれ系って

 

ジム

もうやってる

 

華道

花は好きなんだけどどうにもセンスがな

あと突き詰めると盆栽っぽくなりそう

華道ってもっと複合的な趣味だと思う

 

料理

胃腸が弱い上太りやすいので食への興味が薄すぎる

誰か食べてくれる人が居れば良いんだけど

 

カメラ

センスがない

あとこれも孤立しそう

 

・服

ファヲタになるのはちょっとなあ

 

まとめ

どんだけ世界に対して興味ないんだよ

普通に海外旅行でいいか、1人旅

あ、コロナ・・・

 

___

 

趣味探しを趣味にするっていうメタいこと思いついた

それをブログにするとか

anond:20200913125850

美術館博物館のほうが行事で参加していて遊ぶ気満々の学生カップルを見て気分が暗くなる

2020-09-10

アートアクアリウム「当館の生体管理体制に関して」

ただ魚が好きなだけの人です、主催者メッセージに対する感想文書ます

https://artaquarium.jp/news/20200908/11/

オープンして間もない時は、集まった金魚の中にどうしても弱っている又は病気を持った金魚が含まれしまますしかし我々は、それらを大事に扱って元気になって貰う努力を重ねております

生体を仕入れときに、すべての個体が元気ハツラツというわけではないのは事実だと思います

水生生物全般に言えることですが、それまで住んでいた水と変わる時が一番体力に負担が掛かる時でもあります。ですので、病気金魚が見受けられた場合病気金魚を取り出すのではなく、その水槽に留めたまま治療をすることが適切な場合もございます

一部事実だと思います。水が変わるのは魚にとって大きなストレスです。ただ一番の負担かどうかは前後の水質によると思います

病気感染症)の蔓延している密度の高い水槽健康に見える金魚もろとも留めたまま生活させるのが水替えのストレスより大したことないとは思いません。

また、アクアリウムにおいての病気の考え方は、伝染する病気が多いため、金魚個体として治療するのではなく、病気金魚が多発したアクアリウムシステムのものから病原菌を無害化させる処置を施しております

事実かもしれませんが納得しません。水質そのもの飼育環境のもの改善必要なのはもちろんですが、それは「個体治療はしない」「病気個体をそのまま展示する」にはつながらないと思います

つきましては、病気金魚が泳いでいたことは把握しておりましたが、金魚のことを考えると、取り除かないことが適切との判断作品も幾つかございました。我々は金魚に精一杯の愛情をかけ、出来るだけ多くの金魚にそのまま残ってもらうため努力をしております。もちろん重度の病気金魚は、隔離水槽に移し別途対応しております

事実かもしれませんが納得しません。素人考えかもしれませんが、他の個体隔離して個体同士のトラブルを避ける、バックヤードに移して人の目からストレスを避ける、ライティングされない場所や静かな場所に移して音や光の刺激を避ける、など、「展示を続ける」よりも適切な手法が色々思い浮かびます

重度の病気の魚は別途対応とありますが、写真動画で見かける金魚も十分重度に見えます。「重度」の定義は何でしょうか。バックヤードに移せる個体数の上限に合わせて線引してはいないでしょうか。

個人的な好みの話ですが「金魚に精一杯の愛情をかけ」るのであれば、せめて主催者側は個々の金魚を見てほしいです。「作品」などとひとくくりに雑にまとめて見てほしくないです。

特に今年は夏後半の急激な猛暑の影響で、例年に比べて、アートアクアリウム美術館オープンにあたり、金魚を各地から輸送させる際の金魚状態不安定になるタイミングとなりました。

また、金魚水槽に入れた直後の不安定な状況は想定しておりますので、不安を与えてしまうような状況をお見せすることの無いオープンを予定しておりましたが、このコロナ禍において当初のオープン予定から2ヶ月も工事が遅れ、オープン間近に金魚水槽に投入しなければならない、予期せぬ現実がございました。

要するに「やんごとなき事情によりベスト状態で展示できていません」と言いたいのでしょうが、展示している以上は人間の都合を優先させていて、「金魚大事にしています」という姿勢矛盾しているように感じてしまます

しかし当館では、水質管理プロフェッショナル10体制で、生育環境最適化に日々努めています

金魚の数、水槽の数に対して10名は十分な数と言えるのか。水質管理プロがいるのはいいことだが魚の面倒を見れる人、治療ができる人はいるのか。万が一いないとしたら、なぜこんな展示を常設でやろうと思えたのか。

オープンから約2週間が経ちましたが、状況は日々改善しており、今はまるで違う状況になっております

SNS等でご指摘頂いていることは上記でご説明申し上げました通り、幾つかの水槽作品治療中の状態でございました。

この度はご心配をお掛けするような状態がございましたが、水質管理粛々と行い、今後も改善を重ねていく所存でございます

見に行ってないので、このあたりは近況を知っている人のコメントを待ちたいと思います

全体的に、金魚健康や命が蔑ろにされている気がして仕方がない。

アートの名を冠しているとはいえ、「アクアリウム」を名乗るのであれば魚を大事にしていただきたいです。

私達に対する謝罪言葉等は見受けられませんが、それは別に構いませんが、傷ついた金魚やなくなった金魚がいる事実は大いに反省していただき、「仕方がない」で済ませず再発防止に努めていただきたいです。

2020-09-05

anond:20200905184400

こういう時、正義フェミニストならキャンセルカルチャー発動して、

差別主義スプツニ子!氏の〇〇美術館での作品展示に反対します」つって署名活動とかやるんでしょ?

なんで

フェミ様連中は黙んまり決め込んでいる??

することな

いやほんまにない。

映画ゲーム読書美術館巡りも食べ歩きも全部飽きた。

早く月曜日来てほしい。

仕事したいねん。

2020-09-02

友人関係メンテナンス

一週間ほどのお盆を振り返ると、都合四回のリモート飲み会があった。

一つは社会人以降に知り合った趣味の会で、三つが学生時代の友人たちのグループだ。で、そのうち二つのグループ中高一貫校以来の付き合いだから、かれこれ二十年ということになる。そのうちの一つは国公立受験する特進クラスの仲間であり、もう一つは部活メンバーだ。どういうわけか、皆独身である。そして、残りの一つは大学サークルだ。

今までは直接会っていたのだが、コロナ禍ということもあり、今年の夏はリモート飲み会にした。ゴールデンウィークは混乱と多忙とで中止していたのだが、さすがにそろそろ顔を見ないと寂しかった、というのもある。結果的にはリモート飲み会大成功で、遠方の友人も参加しやすかったし、医師の友人も当直の合間にこっそりとアイスつまみながら加わってくれた。くだらないことも、医療現場での苦労も、大学教員としての悩みも、塾講師愚痴も、いろいろと聞くことができた。

こうしてみると、私はかなり人間関係には恵まれてきた。小学生の頃はひどくいじめられていたし、中学以降にも私を嫌う人は多数いたが、大人になると定期的に顔を合わせるような友人と呼べる人々が両手の指に余る人は、少ないらしい。

もちろん、連絡が途絶えてしまった友人もいるし(そういう意味では、グループを作って定期的に会うのは、人間関係を維持しやすい)、悲しいことにもう生きていない相手もいる。また、大学時代はいろいろなサークルに顔を出していたが疎遠になってしまったところがほとんどで、中には在学中に人間関係トラブルのせいで辞めざるを得なかったサークルもある。いきさつについては多くを語るまい。思い出して愉快な話ではないし、私が語ったところで、不公平見解しか出てこないだろうからだ。

さて、本題に戻ろう。上記中学時代の旧友たちとは、年に三度集まっていた。つまりゴールデンウィークお盆年末年始だ。大学サークルメンバー多忙な者が多く、数人が不定期に集まっていたにとどまる。それでも、これだけ続いているのはめったにないはずで、ありがたいことである

さらに、この関係に加えて、何となくオタクっぽい連中で集まったクラスタもある。これも中学以来の付き合いだ。こちらは、ライングループボドゲだとか映画だとかに誘い合い、何となく暇な奴らが集まるといった具合の温度感だ。月に一度くらいだから結構な頻度だ。興味のないものスルーしても、誰も気にしない。たとえば、ホラー映画が苦手な人はその回には参加しない。私なんかは奇天烈現代美術が好きだから、そこのグループラインで誘うけれども、私のそうした趣味理解するメンバーは固定されており、美術館に行くのはだいたい同じ顔触れだ。

とはいえ、一抹の不安がないわけではない。一つは、年に三度集まっているグループのうち二つが、私が声をかけないとなかなか集まろうとしないことだ。長期休暇が始まる数週間前に私がそうした話を出すのだが、そうすることで皆がやっと重い腰を上げる。別に、私が声を上げることで集まれているので何の不満もないし、ひょっとしたら私が何も言わなくても誰からもとなく集まろうと言い出すのかもしれないのだが、私が抜けてしまたらこコミュニティ自然消滅してしまうのではないか、と心配しているのである。中には私の住む首都圏から離れているメンバーもいるので、こうして定期的に様子を見ないと、いずれ連絡は途絶えてしまうのではないか

もう一つ気にしているのは、オタククラスタのほうだ。大体メンバーが九~十人ほどなのだが、これほどの人数なので、完全な和気藹々というわけではないのだ。仲が悪いというほどではないが、この二人を一緒にするとあまり楽しそうではないとか、このペアは昔喧嘩したとか、こいつらはツイッターブロックしあっているとか、そんな情報が入ってくる。仲よく遊んでいるときにこうしたことを思い出すと、楽しい気持ちちょっとだけ曇ってしまう。皆は私のことを温厚というか、目立ったトラブルがない人間だと考えてくれているらしく、とりあえず何の心配もなく誘って大丈夫評価されているそうだ。うれしいのだけれど、親しい人々だけで構成されていたはずの場に、いつの間には配慮しなければいけないことができてしまったのは、ちょっと複雑だ。

もっとも、あまり私が心配しすぎても仕方がないことなのだろう。仮に、私がいなくなってそのコミュニティ自然消滅してしまったとしても、皆それぞれに別の居場所があるのだろう。少なくとも寂しい思いはしていないはずだ。そうでなければ、彼らから私にそろそろ集まらいか、と早めに声をかけるはずだからだ。たぶんさみしがっているのは私のほうで、だから私がそろそろ集まろうと声をかけているだけだ。今は、これで人間関係機能しているから、これでいいのだと思う。

もう一つ心配しているのは、中学以来定期的に会っている友人がだれ一人結婚する気配がないことなのだけれども、私が気をもんでも余計なお世話以外の何物でもない。マッチングアプリに使うから写真を取ってくれと言われたら喜んで撮るし、なんだったらアドバイスだってするけれど、まずは自分心配をするのが先である

本当にだれも結婚しないかもしれないが、そうしたら皆でシェアハウスをしたらどうだろう、みたいなことを冗談半分に話すのである。旧友が集まって麻雀をしているというのは、なんとなくほっとする光景ではある。

2020-08-29

anond:20200829140219

女友達が欲しい」人が果たしてタイトルに「女の子と出逢いたい」等と書くだろうか

会うじゃなくて逢うなのもポイント高いですわ


世界が狭いのは一人かどうかが原因ではないだろ

美術館も高い飯も一人でだって行けるんだから

2020-08-27

anond:20200827225850

美術館は「公共の場所」だぞ。

後になって「見たくない人は入れなければいいじゃん」とか言い出したり「広告」に限定するのはおかしくね?

anond:20200827225542

美術館の展示は、見たくない人は入れなければいいじゃん。

公共での広告はだめでしょ。

anond:20200827225206

じゃあ公立美術館行って「この絵は公共の場に相応しくない!!!!」って人物画に文句つけてこいよ。

2020-08-26

anond:20200826165544

公共空間に出ているかどうかが分かれ目だと思う。

公共空間だったら否応なしに目につく。美術館での展示なら見る見ないが選択できる。

から公共空間広告の方がより見ない権利を重視している。

2020-08-25

anond:20200825172652

行きたいところの年パスを買ってみる。

最初は出費が痛いかもしれないが、

一旦買ってしまえば入場料に対して「楽しまなきゃ」という強迫概念度外視して気軽に利用できるようになる。

美術館10分ぐらいサッと見て帰ってもよし。

スパリゾートに1日中ダラダラしてもよし。

ディズニーパスユーザアトラクションに乗らず散歩するだけに来るなんてのもよくある話。

それでも年パス買ったんだから何回行かなきゃ元が取れないみたいな思考になって楽しめないなら

頭の方を変えるべきだ。

新型コロナハッピーライフ

新型コロナで世の中大変なことになっていますが、私個人としてはハッピー生活が送れている。

結婚して1ヶ月後に新型コロナ流行りだしたので、新婚生活は夫在宅勤務で2人仲良く過ごせているし、通勤残業が減ったおかげで子供を作るチャンスも増えた。

GOTOトラベルのおかげで近場の旅行が激安で出来るし(小さい宿は貸し切り状態)、好きなミュージシャンコンサートチケットは苦労せずにめちゃくちゃいい席が取れた。美術館映画館も空いてるし、たまに電車に乗っても余裕で座れる。

まり仲の良くない家族とも、新型コロナ理由に会わなくて済んでいるし、なんなら結婚式も新型コロナで中止に出来た。やりたくなかったけどなかなかそういうわけにもいかず、それがこんな予想もしなかった理由スムーズに中止に出来るなんてー!

「新型コロナから仕方がないですよね~」という、言い訳ハッピーに利用させてもらっている。

他にもいろいろハッピー出来事はあったけど、新型コロナで苦しんでる人たちはたくさんいるので、自分幸せに過ごせている分少しでも還元しようと寄付したり物買ったり有料サービスを利用したりしています。みんな幸せなのが一番いいからね。

ただ、婚活の協力だけはスーパー難しい。


今年のお盆浮世絵ばかり見ていた気がする。一週間ほどの休みのうち、三日間浮世絵を見に行ったのだから美術エンジョイ勢の私にしてはかなりの頻度だと思うし、そのすべてが浮世絵というのも、今までになかった行動パターンだ。楽しかったので、ちょっと振り返ってみる。

最初に行ったのが六本木の「おいしい浮世絵展」だ。友人に誘われて行くことになったのだけれども、食をテーマにしていたため、浮世絵の細かい歴史を知らない自分でもかなり楽しめた。加えて、江戸の町や東海道沿いの名所は今でも残っていることが多く、そこに残る名店の様子を紹介する映像も流されていたため、食欲をそそられた。美術館ではあまり味わえない気分だ。江戸時代の食事レシピが載っている本や、当時醤油を詰めて輸出した磁器も展示してあった。

鑑賞後はお腹が空いたのと、美術館の意図したとおりに和風のものが食べたくなったので、私たちそば和菓子屋わらび餅をいただいた。そこには和風パフェもあって、抹茶好きの私としてはそれにも心惹かれたのだけれど、結局はわらび餅に落ち着いた。パフェはどう見ても夕食前に食べられる量でもなかったからだ。私たちはそこで友人の姪っ子の話だとか、仕事の苦労とかについて話した。もちろん、見たばかりの絵でどれが良かったかについてもたくさん語った。

私にとって面白かったのは、歌舞伎座舞台にした浮世絵だ。お客さんが桟敷で弁当を食べたり酒盛りをしたり好き勝手に楽しんでいる。中には花道を横切って弁当を届ける姿もあり、なんともおおらかな世界だったらしい。それと、そこにいたのが美男美女モブ顔の男性だけだったのが興味深かった。北斎なんかだと、いわゆる美人ではないけれども愛敬のあるおばちゃんが出てくる。なんでだろう。というか、北斎漫画、今でも普通に笑えるので好き。

次に行ったのが上野の「The UKIYO-E 2020 -日本三大浮世絵コレクション」だ。たっぷり二百点近くあるので、あっさり見ても三時間くらいかかってしまった。「おいしい浮世絵展」もそのくらいかかった気がするが、友人と一緒だったので多少は疲れが紛れた。だが、今回は一人だったので、より疲れた。私はジョギングが好きだし、友人と富士山に登ったこともあるので、体力はそこそこあるのだけれど、立ち止まっては進み、立ち止まっては進み、を繰り返す美術館では、結構ぐったりしてしまう。

とはいえ疲れた以上に収穫があった。おおよそ年代順に並んでいたので、浮世絵がどのようにして技法精緻にしていったのかがよくわかったし、歌舞伎俳優グラビアみたいな雰囲気から市井の人々も描くようになっていく様子も楽しめた。

でも、私はやっぱり北斎広重が一番好きみたいだ。この二人はどちらかといえば風景画家で、だから他の人に比べると人物が画面に占める大きさは小さい。当たり前といえば当たり前なのだけれど、私が北斎を見たときにそれっぽいと感じる理由の一つが言語化できたので、何となく気持ちが良くなった。

浮世絵には詳しくなくても、どういうわけか心に残る作品はあるもので、以前に世田谷かどこかで見た広重の「亀戸梅屋舗」と再会できたのはうれしかった。もちろん、浮世絵から一枚ごとに刷り具合が違うのだけれど、私が好きな雰囲気のもの出会えたので、なんだかうれしかった。企画展でよその美術館にあった作品と思いがけなく再会できると、やっぱりうれしい。

あと、驚いたのが歌麿の「娘日時計」という、女性の様子を時刻ごとに描いた作品集だ。やっていることが美人時計と全く同じではないか

あと、思わず笑ってしまったのがこんな事件寛政五年に幕府モデルとなった実在人物名を浮世絵に書くことを禁じたときに、浮世絵師が対抗して、人物名を簡単に解読できる判じ絵表記したらしい。たとえば、歯と手と菜っ葉の絵を描いて、「はてな」と読ませるみたいな感じだ。誰がモデルにした作品なのか簡単に読めるのだけれど、幕府としては人名を書いていないのでそれで良しとしたらしい。お役所出版社の腹の探り合いみたいだ。それか、ちょっとエッチなたとえだけれど、成人向け漫画修正しているんだかしていないんだかわからないアソコの黒線みたい。

ところで、何の関係もないけど、上野駅の公園改札の場所が変わって、信号を渡らずとも済むようになった。あそこは人が溜まっていて危なかったし、いい変化だ。そうそう、横浜駅にも中央南改札と南改札をつなぐ通路ができて、階段上り下りしてホームを経由しなくても移動できるようになったし、新しいエキナカのお店ができた。今度行ってみよう。

最後に行ったのが表参道の「月岡芳年 血と妖艶」。とてもよかった。女性図は、ちょっとしたしぐさからこの人はどんな性格なのかが伝わってくる。細かい動作どれ一つとして見逃せない。血みどろの絵もただ凄惨なだけではなく、今にも動き出しそうだ。たぶん、動き出す直前の瞬間をとらえているから、次にどうなるかが私に見えるのかもしれない。日本歴史歌舞伎取材した作品もよかった。歌舞伎は詳しくないけれど、太田記念美術館は概して解説が細やかなので、どの話のどんな場面かがよくわかる。歌舞伎は三回くらいしか見に行ったことがないけれど、またちょっと行きたくなった。それとも、著名な歌舞伎のあらすじを勉強するのが先かな。

ここでは作品一覧の紙がもらえたのはよかった。新型コロナウイルスのせいか、以前は配っていたのに前の二つの美術館は置いていなかったので、作品名前メモするのが大変だった。

なお、ここは前編と後編に別れていて、今月の終わりに展示替えをするらしい。時間があったらまた行ってみたい。上野のほうも展示替えがあるけれど、また三時間じっくり見るのはちょっと大変かな。

最後に、自分でも意外だったこと。はじめのうちは、美術館はふらりと行くのがいいのであって、予約するのは面倒だな、って考えていたんだけれども、慣れたらそうでもなかった。そういう意味では、三回連続して美術館に行ったのは正解だった。それに、浮世絵のことが前よりも好きになれたので、そういう意味でもよかった。

気が向いたら九月も浮世絵見に行くかもしれない。

ちなみに、今週の末には、横浜トリエンナーレ現代美術を見に行くのだけれど、それも楽しみだ。

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