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2018-12-16

anond:20181216155247

過去サブカルチャー現在ハイカルチャーとして認められてる浮世絵なんか例にすると分かりやすいと思うけど

これが浮世絵ですって露出できるのはだいたい北斎広重風景画とか写楽役者絵とか歌麿エロなし女の絵であって

きったねえヨイヨイのジジイがスボケ魔羅おったてて近所の夫婦の覗きしてる絵なんて表に出せないわけで

100年経ってこれが漫画ですって出てくるものはだいぶ漂白されてるだろうね

2017-12-17

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みなさまごきげんよう

かきつばた またかきつばた かきつばた

知立市歴史民俗資料館に行ってまいりましたわ。

古来、池鯉鮒と呼ばれ伊勢物語在原業平が歌を詠んだことで有名な土地ですの。

ところがあらびっくり。延喜式より前の史料では「知立神社」または「智立神社」と

書かれていて、池鯉鮒大洗池という殺生厳禁の池で鯉や鮒が繁栄たこから

付けられた地名らしいのですわ。いまの地名は一番昔に戻っていることになりますわね。

また、かきつばたも中世にはなくなっていて、ガッカリ観光地になっていたところを

お茶売のお爺さんが尽力してお寺や庭園復興させたそうですわ。

池鯉鮒江戸時代東海道池鯉鮒宿として重要土地でしたから、

その関連の展示が多かったです。

いろいろな浮世絵があり、中山道広重美術館にあった浮世絵摺り体験ハガキサイズ

ひとつありました。駒屋という旅籠再現したコーナーもありましたわ。

お二階には民俗資料館らしい家財道具の展示が並んでいましたわ。

他の博物館でも見たことありますが(みよし市歴史民俗資料館 かしら?)

スプートニクみたいな球状の手回し洗濯機が気になりますわ。

お湯をいれて内部空気の膨張と減圧を汚れ落としに利用しているらしいのですの。

2017-10-29

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中山道広重美術館で開催されている「浮世絵ねこ世界展」に行ってまいりましたわ

歌川広重作品は「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」のみでしたわ

主役はやっぱり歌川国芳で懐にいつも子猫を2,3匹入れていたという猫狂いぶりを

作品で余すことなく伝えていました

猫はあなた懐炉ではありませんわ

国芳の猫は関節の描写自然集合体にされていても猫らしさに違和感がありませんの

役者の絵が禁止されていた関係で、猫にして顔だけ役者のものにした浮世絵猫耳の走りに見えました

不気味ですけど

二階展示室にあった「ねずみの戯遊」という作品がねずみが猫を罠にかけて遊んでいる内容で

まるでトムとジェリーのようでした

明治26年作品ですわ

化け猫やねずみを襲う怖い形相の猫の絵もあって可愛がるだけじゃない猫と昔の人々の関係がうかがえました

それと案内のペッパーが「どうでしたかにゃ」とかお口になさっていて、少しばかり気に障ってしまいましたの

2017-08-27

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中山道広重美術館に行ってまいりましたわ。

三回目ですわ。

保永堂版「東海道五拾参次之内」の企画展が開かれていました。

東海道五拾参次之内の作品をみて気づいたのですが、

近くの山は緑色で、遠くの山は青色で描かれていましたの。

実際そう見える反映なのでしょうけど、六つ見かけた富士山だけは完全に特別あつかい

赤色の左富士以外は五つとも遠くても白く描かれていましたわ。

雪、降らさずにはいられませんわ!?

小さくても主役の意識があって、鑑賞者の視点を吸い込む白ですわ。

江戸時代の方の富士山にかける想いを感じましたわ。

金谷 大井川遠岸の解説に十万石クラス大名家は、

大名行列を渡すために三十~四十万両かけると書いてありました。

苗木遠山資料館の展示によれば、一万石クラスの遠山家の年間支出

四千両、中山道での参勤交代費用が二百両です。

いくらなんでも川一つを渡るのに費用が掛かりすぎですわ。

わたくし、三十~四十両を見間違えてしまったのでしょうか?

二階の印刷体験は残念な出来でしたわ。

日本橋は一回目に来たとき以来の二度目の挑戦だったのですけど、

やっぱり難しいですわ。

ビードロを吹く女は口紅が暴れてしまいました。

作品をみた直後は感化されて側道を走る自転車の人にも旅情を感じてしまいましたわ。

なお十月から浮世絵の猫をあつめた企画展があるそうですわ!

https://anond.hatelabo.jp/20161210194458

2016-12-10

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三ヶ月ぶり二度目の中山道広重美術館リターンズですわ!

前回が「絵師広重の歩み」前編で、今回は後編ですわ。

中編なんてありませんでしたわ。いいですわね?

解説を読む読むと晩年広重風景画にはめずらしい紙を縦に使った大胆な構図に

挑戦しているそうですわ。

浮世絵を見慣れていないので、その辺りはわかりませんけど、

「名所江戸百景」の至近距離に「月のまつ」や鯉のぼりを配置して、

後方に得意の風景をおく画面構成は刺激的でした。

わたくしの想像するところでは歌川広重最終形態風景への

絶対的な自信が生まれたからこそ、あん作品が発表できたのだと思います

人物画の浮世絵師コラボレーションした経験も役に立っていそうです。

二階の版画体験では前回よりも綺麗に印刷ができて、

我ながら御満悦でしたわ。しかも別の絵が用意されていましたわ。

角を丁寧にあわせることが肝要です。

うまく進むほど後半がドキドキしてしまます

いえ、わたくしはサバサバした女。鰭先の細かい作業もお任せですわ。

何故か二階にいたペッパーレスポンスが悪いので無視していたら、

肩を落としてため息をついていましたわ。

紙を縦に使うのが大胆なら、正方形の紙を使えばもっと大胆かしら?と

少し考えましたけれど、浮世絵でそれをやると印刷事故が多発することが、

体験からも予想できましたわ。

前回ですわ

http://anond.hatelabo.jp/20160914220045

教授感謝ですわ

http://anond.hatelabo.jp/20161205224107

広重と「君の名は。

今更ながら「君の名は。」の感想

君の名は。」は好き嫌いが別れると思う。

音楽も、セリフも、ストーリーも、悪くはないがうまくマッチしていないような気がする。

ただ、やっぱり好き嫌いが別れるのは絵によるところが大きいと思う。

美しいかいかと言ったら、100人100人が美しいと言う美麗さだ。

ただ、映画の絵としては特異と言わざるを得ない。

主人公が絵の中心にいないのだ。

背景を美しくみせるための、添え物に過ぎない。

絵に人間賛歌がないから、あんなに練られたストーリーも、セリフも、一つの作品としてまとまらないのだ。

正確には、背景を美しくみせるというのもちょっと違う。

あの映画の絵では、背景ですら、光を、風を、雨を、それを表現するための手段にすぎない。

人物が映るシーンは逆光で、人物は平面的に沈んでる。

見えないほど雨が画面を曇らせる。

風に草木がそよぐ端っこに人物がいる。

画面の半分が空。

思い出したのは、歌川広重だった。

真面目な話、雨の絵を発明したのは浮世絵だと言われる。

中でも、広重は、雨そのものを、雪を、光を、描き、人物も背景もその添え物という新しい表現に挑戦した。

今では、紙も絵具も変色して、容易には気が付かないと思うけど、雨が、光が、雪が、主役の作品を残してる。

そして、その方法がかなりストレートだ。

版画という、数々の制限の中だからこそ、ストレートな工夫が目に入ってくる。

日本人の目には、「へぇ面白いなぁ」だが、当時の西洋人には衝撃だった。

おそらく、「君の名は。」も同じに映るだろうと思う。

2016-12-05

http://anond.hatelabo.jp/20160914220045

版画の色彩というのはちょっと異常なものだ。

デジタル塗りのような均一な塗りが可能なうえに、デジタル塗りのようなグラデーションも作れる。

正しくは、塗るのではなく摺るということが大きく影響する。

擦り重ねでわかったと思うけど、浮世絵場合、赤の上に青を摺ることで、紫になるし、黄色の上に青を摺ることで緑になる。

透明水彩と同じ性質を持つ。

同じ原料で絵具を作る日本画は思いっき不透明

赤の上に青を重ねれば青、黄色の上に青を重ねても青。

しかし、版画になると違う。

透明水彩性質に早変わりする。

"ばれん"という道具に秘密があり、不透明なはずのポスターカラーを使って同じことをしても、かなり同じように透明な性質再現される。

小学校で使う偽物なんかじゃなく、本物のばれんの話だ。

ヨーロッパ人が「こんな青色みたことねぇ!絵具なに使ってんだ!?

ビックリしたのは、ヨーロッパ発明された顔料、プルシャンブルーでしたというのは、有名な話。

ところで、本物の"ばれん"って、一枚7万とか10万とかするんだぜ?信じられるか?見た目はただの鍋敷きなのに。

均一な塗り、均一なグラデーションレイヤーの乗算、言ってみればイラレに近い。

デジタル絵と志向性はかなり似てるね。

君の名は」よろしく、空気や風、雨、空、水、そういう形のないもの積極的に絵の中心にもってこようとしたのもそのころの浮世絵元祖だね。

人物が主で背景が従ではなくて、まったく逆に雨が主で、人物は従、空が主で人物は従、そういう絵がわんさと発明された。

北斎という努力型の超人と、広重という天才の働きは大きいことは認めるが、デジタル塗りに近い木版画特性によるものが大きいと俺は思う。

2016-09-14

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ウキウキ浮世絵~!

ワタクシ!中山道広重美術館に行って参りましたわ。

動の葛飾北斎、静の歌川広重広重ですわ。

このたびは特別展絵師広重の歩み 前期」が開催されていて、

歌川広重の初期作品を多く拝見することができました。

(版画だから浮世絵の色はのっぺりしていてファミコングラフィックみたい。

和紙の材質にだいぶん助けられていますわ)

そう思っていたらグラデーションが!

思い返せば普通にグラデーションしている浮世絵をたくさん見ていましたけど、

意識していませんでしたわ。彫り師か摺り師の技術高すぎですわ。

魔法も使わずどうやってグラデーションさせます!?

小倉百人一首の題材にされている江戸時代の人物には、とんでもない人がいらっしゃって、

あの方々を持ち上げる江戸時代の人は現代人とは感覚が異なることを思い知りました。

八百屋のお七なんて、今ならひんしゅくを買いっぱなしになってしまうと思いますわ。

そういえばヨーロッパでも中世の人は犯罪者に同情的だったと、ものの本で読んだことがありますわ。

幽霊も調伏して通る伊賀局さまは見るからに強そうでした。

スカイツリーの地下で復活して現代レスリングトップの方とドリーム対決してほしいです。

説明から摺物と呼ばれる自費出版趣味に走った同人誌的なものがあったこと、

当時の「写真」が「作者の観察に基づくスケッチ」の意味だったことなどを学びました。

有名な東海道五拾三次も内19枚を拝見できました。

魚づくしシリーズには何故か鯖がありませんでした。鯖がありませんでした!

二階にある重ね刷り体験のコーナーがおもしろく、

夢中といいますかむきになって摺ってしまいました。

馬連を握ったのは中学生以来ですわ。

文字通りに「見当」がずれたり、下の段にある縁の部分を擦って変な線が表れたり大変でした。

最後輪郭線を摺るので、色の載った紙が一気に「作品」に変身するところが病みつきでした。

最後ミュージアムショップで復刻浮世絵嶋田池鯉鮒)を買ったのですが、

さないようにまとめたクリアファイルごと持って行くと

学芸員さんに「選んでください」と……

「同じ絵ではありませんの?」

「版が違えば微妙に違うんです」

そんな会話をかわして浮世絵が量産品であると同時に、

この世にひとつだけの存在でもあることが理解できました。

今後、中期・後期の展示があるそうですわ。

庶民の方には観覧料お高めですけど気になりますわ。庶民の方には観覧料お高めですけど

2015-08-16

http://anond.hatelabo.jp/20150815210249

たとえば北斎も肉筆だと

http://fast-uploader.com/file/6995210605446/

こういう写真かよ!っていう絵を描いているんだ。

なんで生首?

うーん、ほら、生首の絵の扇子で扇いだら涼しくなりそうじゃん(笑

単体ならっていうのは、透視遠近法みたいな絵がないっていうことかな?

有名な冨嶽三十六景は70代の作品だが、30代で既にたとえばこんなやつがある。

http://fast-uploader.com/file/6995210740539/

カンペキだね。

これと似たような構図を年代順にならべてやる。

40代

http://fast-uploader.com/file/6995211010479/

かなり透視遠近法に忠実。

消失点は水平線の彼方にある一点透視

枠の中に時間を切り取ったカメラのような絵。

70代

http://fast-uploader.com/file/6995211188891/

これ、よくみると、消失点が1点にならない。

左右の橋の梁の平行線を伸ばしてぶつかる消失点は水平線の彼方、両脇の屋敷屋根平行線を伸ばしてぶつかる水平線は橋の下かその少し奥。

これが、忠実な一点透視だったらつまらない作品だったとおもわん?

絵の中に動きがあるのは、ちょっと崩れてきてるおかげ。

80代

http://fast-uploader.com/file/6995211441686/

もう解説不可能

ぱっとみ同じ構図の一点透視のようで、二点透視にも見え始め、仰ぎ見てるようにも見えたり見下ろしてるようにも見え、ってことは三点透視かとおもいきや、そもそも透視図法(平行線がいつか交わる)じゃなくて投影図法(平行線はどこまでも平行)なんじゃないかと見える。

番手前の人物にフォーカスを合わせるとそういう絵になり、その奥の人物にフォーカスを合わせても絵としてなりたち、人物を辿ってるうちに奥に奥にと視線誘導され、そのたどる先には富士山

多重視点に近い技法

多重視点というのは、「ピカソの絵は右から見た絵と正面から見た絵が合成されていて」みたいな説明をされるあれ。

ピカソ作品はそれだけじゃなくて、いろんな意味で工夫させすぎてて、話が脱線してしまうので、わかりやすキリコ

http://www.geocities.jp/syu_58jp/we2/1.JPG

この絵のようなやつ。

これを分析すると、消失点が狂っており

http://www.geocities.jp/sakushiart/bizu/251.JPG

遠近法的に忠実に描くと、

http://www.geocities.jp/sakushiart/bizu/252_4.JPG

こうなる。

人物やモノ画中にたくさん配置して、奥のモノ、人物は小さく、手前の物を大きく描くことで絵の中の遠近を表現するっていうのは、基本ではあるが、

それをやめて、横一列に均等に配置することで、絵にリズムが生まれ

1905のホドラーという画家作品がこれだ。

https://cakes.mu/posts/7599

これについても、似たようなことを既にやってる北斎

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-94-64/otyaken_suki69/folder/1050996/44/47018044/img_8?1382279701

なんというリズム感。

次、北斎富士をバックにシャチホコがある絵

http://yukiwochannel.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_f71/yukiwochannel/E6B19FE688B8E381AEE4B88DE4BA8C-7fa87.jpg?c=a319

これ、どこがおかしいかわかる?

シャチホコってさ、近くで見ると当然巨大じゃん。そうしたら、本当は

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0a/The_Great_Wave_off_Kanagawa.jpg

波をシャチホコに置き換えたら富士山はこのくらい小さくないと絵としておかしい。

この構図になるのは、望遠レンズズームで覗いてるという設定の絵だっていうこと。

望遠鏡!そんなのおかしい!」って?

いや、まあ北斎からね。科学技術マニアだし。

http://pds.exblog.jp/pds/1/201011/22/10/b0111910_1061561.jpg

http://tenkijuku.com/qa/kisyoudai/hugoku.jpg

当然もう残っていないけど、百二十畳の巨大な紙に、高いところからみないとなんだかさっぱりわからん巨大な絵とか描いたっていうんだ。

そういう高いところからみないとなにを描いているんだか本人もわからない絵というものは、「この座標でこの角度で線を曲げて」っていう座標の概念がないとどうやっても描けないわけで。

北斎というと、80過ぎてるのに110歳くらいまでの人生設計(当然自分画力について)を立てる貪欲さで、当時の平均寿命の倍くらい生きてるのに死ぬ間際に「まだまだ描きたりねぇ(意訳)」といって死んだというエピソードが有名なので、描いて描いて描きまくったというイメージが強い。

しかし、その実際は、それプラス数学物理幾何学も絵に応用して、古今東西、みたこともないものだろうと文献調査だけで描き(中国くらいならまあ、古代インドとかどうやって描くんだよ!!見たことないはずの象を右からも左からも正面からも後ろからもかけるとか、どうかしてる。)、漫画効果線やトーンのかなりを発明し、その後の絵画歴史発明された技法をその100年前に実験しつくし、鎖国時代なのに西洋の銅版画や油絵解説書をつくり、中国画の技法日本画技法も操り、いうなれば、異星人。

写実的な絵の話からすこし話が逸れたな。

まあつまり、線遠近法北斎より少し前の時代に入ってきたんだが、カンペキ理解をしたのが北斎

自在に使いこなし、それを捨て去り、違う境地、もう前衛芸術実験のようなレベルに高めたのが北斎

そのネクストジェネレーション広重、その次が国芳

その後は幕末文明開化西洋画が入ってきて、もう一回遠近法ブームが起きて、

日本画はもう古い!これから西洋画!遠近法!陰影表現!」

みたいなムーブメント

油絵が始まり浮世絵(版画)の絵師たちもそれに近い木版画を作った。

初めてやったのは小林清親って人で、水彩画風の版画、ついには油絵風の版画まで辿り着くが、結局彼の画風はいわゆる浮世絵的な絵に戻る。

https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B0%8F%E6%9E%97%E6%B8%85%E8%A6%AA&es_sm=122&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAcQ_AUoAWoVChMIg9bKrtGrxwIVYcamCh0Kcgg-&biw=1920&bih=955

写実的(性格遠近法、陰影表現)ってのは、いちどはそれに熱中する麻疹みたいなもの

おっと、また今回も北斎の話しかしてねぇや。

追記

その後の時代だと、吉田博、川瀬巴水とかが水彩画のような木版画で有名だが、小林清親浮世絵の構図、モチーフ水彩画手法油絵手法で再構築した感じなのに対して、吉田博、川瀬巴水洋画木版画しましたって感じだから浮世絵日本画の子孫じゃあないと思う。

吉田

https://www.google.co.jp/search?q=%E5%90%89%E7%94%B0%E5%8D%9A&es_sm=122&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAcQ_AUoAWoVChMI4bGkztGrxwIVwh-mCh1rBg6P&biw=1920&bih=955

川瀬巴水

https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B7%9D%E7%80%AC%E5%B7%B4%E6%B0%B4&es_sm=122&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAcQ_AUoAWoVChMI97yT-NGrxwIVCSOUCh3qogIQ&biw=1920&bih=955

2015-08-15

http://anond.hatelabo.jp/20150813151101

浮世絵しかからないので、浮世絵がいかに衝撃的だったか、どう世界を変えたかちょっとだけ。

ところで、少し脇道から入っていくが、まずこの写真をみて欲しい。

http://img.allabout.co.jp/gm/article/20016/image2.jpg

俺はすっかり大人になっていて、南国にはこういう景色、すなわち澄んだ空と海、強い日差しがあることを知っているけれど、もしもこれを予備知識なくみたならば

「なんて美しい場所だ!本当にこの世なのか?」

と思うと思う。

これをみて、「海と小屋が映ってるだけだろ。なにが綺麗なのかわからん。」

という人はそれでけっこう。わかりあえないので、この先は読まないでいい。

北斎武州玉川

https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8C%97%E6%96%8E+%E6%AD%A6%E5%B7%9E%E7%8E%89%E5%B7%9D&espv=2&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0CAgQ_AUoAmoVChMI6Nm87_OoxwIVgbWUCh0URw4t&biw=1920&bih=955

これを西洋人が初めて目にした時の衝撃は、たぶんそれに似てる。

「なんと澄み切った空!見たこともないブルー!ただ青が広がるだけの空がこんなにも美しいのか!影が映らないほどの明るさ!」

「澄み切った水!そして水面がキラキラと光ってる!」

しばらく、その美しさにトリップしたあとに、正気に戻ってみてこの美しさはどこから来るのかと絵を探るといろいろと気付くのだ。

「見たこともない構図だぞ!風景を上から見下ろして描くなんて!!」

「紙が布のようだぞ!紙そのものが上等なシルクのような輝きを放ってる!」

「波打つ水面は、ただ紙に描かれているのではなくて、エンボスになっているぞ!」

「遠い異国の景色であるのに、聖書物語の一節でも歴史の一部でもないのに、馬を引く人や船を漕ぐ人のドラマが頭のなかで再生されるぞ!」

「表面にインクは残っていない!触ってもインクが手に付かない!光に透かせば光を通し、光に当てれば輝く反射!ありえない!ありえない!ありえない!」

日本という国では、カラー印刷一般的なのかッ!!!包み紙に使うほどにッ!!!貴族でも大商人でもない一般庶民が、絵を楽しむというのかッ!!」

「こんなにも簡素表現で、こんなにも訴えかけることができるのかッ!!!いや、極限までエッセンスを削ぎ落としたからこそ心のドアをノックするのだッ!!!

「絵とは魔法だ!丸に点を二つ描くだけで、顔に見える!そこに手足を描くだけで動いて見える!我々は見えるものを見えるままにキャンバスに閉じ込める術を手に入れた。しかしどうだ?心をノックするために、見えるものを見えるままにキャンバスに閉じ込める必要などあったのか!?

日本人は、我々が陰影、凹凸、光源の方向、そんなことに執着して、方向を間違えている間に、一瞬の煌きや感動を絵に閉じ込める術を手に入れていたッ!!!

こうして、浮世絵西洋絵画を変えた。

それから西洋絵画教科書でも読んでくれ。

芸術進化させるとは、価値観を変化させることだ。

価値観の変化は、生活の変化のきっかけだ。

例えば、もしも浮世絵がなかったら、テレビドラマ映画登場人物の会話を真横から映し続ける退屈なものだったろう。

それまでの舞台を描いた絵も、物語を描いた絵も、常に真横からの構図だ。

こうした俯瞰物語を描くことはなかった。

また、主人公は常に画中にいて、主人公視点はない。

仰視、俯瞰、物陰から登場人物一人称視点、あらゆるカットで切り取っていくのは、浮世絵アイディアだ。

葛飾北斎が「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」で、日本人として唯一86位にランクインしたのは、そういう理由だ。

春信、歌麿広重国芳、そのへんの偉業についても長々と書きたいけど、寝たいので今日はこれまで。

浮世絵以前と浮世絵以後、確実に進歩している。

2015-05-25

今日のお昼時間の潰し方。

コンビニで、レジ待ちをしている時、前にいた人が鞄から下げていた古めかしいお守りが目に止まる。

池上本門寺って、何方にあるお寺かなと寡聞にして知らず、春巻きを片手にスマホで調べる。

ウィキペディアの項目を順番に追う内に、広重浮世絵が目に止まる。

江戸近郊八景国会図書館電子ライブラリで絵を眺める。

八枚の絵の内、気になった行徳帰帆をさらに調べてみる。

ブログに"八景"の名前の由来が分かりやすく書いてあった。密かに古歌を口ずさんで黄昏る。

帆の合間にちらちらと見える遠景がいじましい。

八景をもう一度眺めると、先ほどは聞こえて来なかった

落雁の騒がしい声や晩鐘の低く伸びる音に耳を澄まして、暫く放心。

気づいたら、あと10分程度でお昼も終わり。

とても充実した時間だった。

2015-04-03

http://anond.hatelabo.jp/20150402132311

もちろんだけど、版画で見て欲しい。

でも、いきなり画廊にいって手で持って鑑賞するってのもハードルが高いかと思うので(実際はけっこうこころよく手に持って鑑賞させてくれるよ)、伝わる部分、伝わらない部分をすこし説明しようと思う。

例によって、少し長くなるけれど、お付き合い願いたい。

かなり落ち着いてきたし、ずいぶんと絵の勉強もしたので、前よりもわかりやすく説明できると思う。

まず、色について。

画集はおそらく現存するもので一番古いもののうち、一番いい色のもの採用していると思う。

復刻版の浮世絵の色は、初版、あるいは最も有名な版の摺りたてを目指して作るというものと、摺ったものの経年変化まで考えて作るというものの2通りのものがある。

現在つくられてる復刻版は、ほとんどは前者。

摺りたてを想像して作られてる。

後者は、贋作作製ともとられかねないから下火。

そういう復刻版は明治大正の頃に作られていたんだけど、当時なら50年100年くらい経った浮世絵の再現ってことで、意味もあったんだろうけどね。

いまそれやったら、ほとんど灰色になってしまってよくわからない古ぼけた絵を作るってことだからね。

色については、復刻版のほうが圧倒的に綺麗。

ただ、いくつかの色については、江戸時代の絵の具そのものは使えないらしい。

たぶん、鉛とか水銀とかのように、水道法や毒劇物取締法にかかったりするものや、天然素材資源保護の都合上手に入らなかったりとかだと思うんだが、詳しくは知らない。

それを差っ引いても、色については復刻版から見るべきだと思う。

そういう意味で、画集は残念。

摺りについて

浮世絵には摺りでいくつかの特殊効果がかけられる。

画集ではとても再現できない。

まず空摺り、布目摺りという紙へのエンボス加工。

空摺りというのは、色をのせずに摺ることで紙につけるエンボス加工

たとえばこれ、巻物の縁の部分と、着物の衿の部分に注目。

https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/utamaro063/utamaro063_thumb4.jpg

布目摺りというのは、布を押し当てて紙に布のような質感を再現すること。

たとえばこれ、たなびく布が、本当に布のようなエンボスになってたりする。

https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige175/hiroshige175_thumb5.jpg

両方共復刻浮世絵を売ってるサイト画像だ。

これについては生で見ないととてもわからない。

そうはいってもスマホ画集でみたいなら

名所江戸百景の亀戸梅屋敷

スマホ画面で鑑賞するのに適した作品として、まず歌川広重の名所江戸百景の亀戸梅屋敷を挙げる。

実は俺のiPhoneロック画面はこれにしてる。

寝る前によく眺めてる。

ゴッホが模写したとかで有名なやつらしい。

なれないうちは有名どころからいくといいよ。たぶん。

さて、画像検索すると、ピンク色に染まった空の一番上の部分が、ピンクから赤へのグラデーションバージョンと、ピンクから青へのグラデーションの二種類がある。

https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/items/hiroshige160/hiroshige160_main.jpg

http://www.gogh-ukiyoe-museum.jp/images/kameido.JPG

どっちが本物でどっちが偽物っていうわけじゃない。浮世絵って色の違う別バージョンが無数にある。

さて、それはさておき、俺はこの絵をみるときに、画面いっぱいに広がる梅の木の幹ではなくて、幹のあいから見える、その向こうにいる人だかりを見てしまう。

というのは、画面いっぱいに広がる梅の幹の木肌が滑らかすぎるんだ。

言ってしまえばピンぼけ

木の幹は視界に入っているのに入ってない。

フェンス越しに野球をみてる、そんな感じ。

フェンス越しでも野球がみれるように、手前の木のピンぼけは、木の影から覗いてるという風に解釈してしまう。

ピンク色の空が幻想的で、幹と幹の間から見える遠くの人々の会話が聞こえてきそう。

遠くで友達花見をしてる、それに混じりたいのに出て行く勇気がなくて遠くから覗くしかない俺、っていう架空設定をついつい脳内に作ってしまったりする。

さて、これだけでも手品みたいな画面効果だっていうのに、広重ときたらもう一つ仕掛けをつくってる。

次に、白梅の花に目を移してみる。

そうすると、白梅がとびだしてきやがるんだ。

さっきの野球の例えだと、フェンス越しに野球をみてて、ふとフェンスに焦点をあわせるとフェンスがブワァって飛び出してくるような感じ。

とりあえず、興味を持ってくれると嬉しい。

そんなこんなでまたいずれ。

2015-04-01

浮世絵の魅力を伝えられなくて辛い

浮世絵が海を渡ったとき、あれをみた西洋人の心境を想像する。

とんでもないもの出会ってしまったとしか言えない、凄い衝撃であったことは間違いない。

科学技術については日本西洋に劣っているが、アートについてはヨーロッパ日本が上だと言ったのは誰だったろう。

ヨーロッパ人が土人に敗北宣言するというのは凄いことだ。

ちょっと日本のほうが凄いっていう程度じゃない。

もう、周回差つけるくらいぶっちぎってたということだ。

絵とか興味なかった俺でもわかる。

北斎広重に比べたら、ダヴィンチフェルメールレンブラントもぜんぜん勝負にならない。

ブラックベリーiPhone5くらいの差がある。

そんな浮世絵が、茶碗の包み紙として新聞紙みたいな使われ方をしてたのだものヨーロッパ人は驚くわな。

版画だよ?木版画

英語でウッドカットプリントとか、ウッドブロックプリント

プリント、つまり印刷

それが、油絵をぶっちぎった。

自転車マン島TTに勝つくらいにとんでもない。

さて、それがさ、今でも復刻版が1〜2万で買える。

破格に安い。

わかりやすく例えると、川瀬巴水大正昭和作品を買うと100万する。

ところが、版木が残ってるので、本人の死後に最近摺ったものもある。

これは超安い。

2万くらい。

ぶっちゃけ最近摺ったもののほうが色は綺麗。

色褪せがないし、大正昭和の染料顔料は今でもだいたい調達出来るし。

初期のほうが版木がへたってないからなんとやら、というけど、あれは嘘。

新版画は1000枚以上摺ることを前提の浮世絵技術で作ってるんだ。

そう簡単には版木へたらん。

オリジナルの100万と後摺りの2万の差額の98万は、歴史ロマンの差が97万くらい。

復刻版の浮世絵お金のかかり方ときたら凄い。

まず版木をつくるのが高い。

今では1枚数万円する山桜の柾目の板が何枚も必要

職人が一カ月かけて彫らないといけない。

摺りも当然職人

江戸時代の染料顔料を今手に入れるとかなり高い。

そこまで手間暇とお金をかけて、巴水なんかよりずっと安い。

お買い得だし、買ってあげることが、彫りの職人を後世に残すことにつながる。

江戸時代当時の作品なんか集めたって、職人技術継承には伝わらない。

買いまくるしかないだろう。

フェルメールレンブラント過去の人にしてしまった、浮世絵という芸術の頂点を、手元に置くことが出来る素晴らしさ!

と、いろんなところで熱弁をふるってみたんだが、なかなか伝わらない。

うそう、こないだ、

「(国立新美術館に)いっしょにルーブル美術館展観に行きませんか?」

って誘われたんだ。

フェルメールの有名な絵がきてるとかで。

おい、女、こないだ印象派が好きとか言ってたじゃないか。

なんで今更フェルメールなんだよ。

iPhone6ユーザーが今更ブラックベリーみにいくようなもんじゃん。

と言いたかったが抑えた。

それから浮世絵の摺りの実演会と、CLAMP原画展が隣接して催されていて、CLAMP原画展のほうに行きたいとかいう女もいた。

目、大丈夫か?

と思ったんだが、その時も抑えた。

どうしてみんなわかんないの?

2015-03-31

http://anond.hatelabo.jp/20150330001506

では、無宗教あなたオススメしたいのだが、浮世絵をみたらどうだろう。

宗教の話をしようと思うんだが、多少脱線させてくれ。

まず、復刻版を数枚買え。復刻版で十分だ。いや、むしろ復刻版のほうがいい。美術館にある江戸時代のものは色は褪せてるし紙は黄ばんでしまっているから。

叫びたくなること請け合いだ。

北斎、すげぇよ北斎

なんという、なんという躍動感。

なんでも、例のあの富士山をバックに巨大な波の絵、神奈川沖浪裏ってんだけど、あの水しぶきは1/5000秒のシャッタースピードで撮った写真酷似らしい。

そうだよな、たしかHD画質をよいしょしてた頃の、スロー水泳を写したりする映像が流れまくってたけど、あんな感じだよな。

どんな絵より、躍動感があるんだよ。

ドガのエトワールなんかより、北斎漫画の雀おどりのほうが躍動してる!

あんな線描なのに!!陰影もつけてなければパースも狂ってるに!信じられない!

もう、描いて描いて描きまくって辿り着いた境地なんだろうな。

狂人の名は伊達じゃないよ。

富嶽百景っていう絵本、本編よりあとがきが有名なんだけど、「110歳までの絵を上達してみせる」っていう人生設計を宣言してる凄まじさ。

実際、90歳まで長生きしてたのに、その臨終の際の言葉も、「あと10年、せめて5年、」っていうまだ描き足りないという未練を残してるそうな。

そういう人格面は話が逸れるからさておき、画家はここまで、こんなにまで時間を切り取れるのかと。

一瞬を永遠にすることができるのかと。

カメラというものを知ってる僕らには、驚きは薄いのかもしれない。

はっきり言って、当時の人たちからしたらとんでもないよ。

プロゴルファー猿ショットの時の効果音が「ギャンギャンギャン」だったり、ジョジョキスの時の効果音が「ズキューン」だけど、北斎を見た時の効果音ときたら、そんな幹事だよ。

ギャンギャンギャンギャンギャン!ズキューンズキューン!

で、広重もすげぇ。

北斎より後の時代の人だけど、北斎長生きで現役時代が異常に長かったから、活躍してる時期はけっこうかぶってるんだけどね、これまた凄い。

北斎時間を切り取ったってさっき書いたけど、こんど逆。

絵の中で時間が流れてるの。

数々の発明を残してるんだけど、一番わかりやすい例だと、雨を線で描くっていう発明かな。

雨が線だよ?当たり前のようだけど、逆だろ?

絵がその瞬間を時間を止めて描くものだったら、雨は空中に浮かぶ粒でしかない。それが線!

1/5000秒のシャッタースピードの逆、露光時間を長くしてる!

なんなの?北斎という天才仕事全否定して、新しいワザを繰り出す。

なんという、なんという前衛芸術

色彩といい、視覚効果といい、もう語り尽くせないほどの発明をしちゃってるわけ。

北斎とか広重とか歌磨呂とか、彼らはいったい、なんなんだ?

来る日も来る日も描いて描いて描いて描いて、それこそ花が咲く瞬間から虫、天候に至るまで、ただただ描く。

なんのために?芸術のために?いや違う、芸術とは、もっと個人主義的でワガママものだ。

自らの心の内から溢れ出るものであり、自己表現であり、俺が一番と叫ぶものだ。

なぜ北斎広重がそうでなかったと言う?

だって浮世絵絵師と彫師と摺師と、言うなら版元と共同作業なんだ!

絵師の下絵は、版木に貼り付けられ、その線をなぞり彫られてしまう。紙くずとなり、版木からでた木くずとともにこの世から消えてしまう!

唯一の目的は、ただ大衆の目を喜ばせるために!

そんな下賎な商業印刷が、芸術としても芸術の分野で第一線の作品の遥か上のレベルなのはなぜか?

いや、商業印刷からこそ、私の表現のための絵ではなく、絵のために自らを捧げるという境地に辿り着いたがため、そうなったんじゃないかと思う。

芸術家たちは作品市場価値を高めるため、制作数する。

浮世絵師は、いや、彫師は、摺師は、版元は、売れるだけ摺った!売った!

即ち、それが世界に美しいものを広めること、ひいては美しいものであふれた世界になることを知っているから!

これぞまさに、宗教と言わず何と言う!!

海を超え、時代を超え、人々を感動させている。

宗教だ!

もう一度浮世絵を見てみよう。

描かれているのは、喜びや楽しみだけではない。憂いや悲しみも描かれている。しかし、見た人が自分なんか死んだほうがいいと思わせるものはあろうか?

ない。

なぜなら、人間賛歌だから

武士、すなわち役人も、飛脚や輿を担ぐ労働者も、老人も子供も、体を金で売る遊女でさえも描く、根底にあるのは人間賛歌!

人間だけではない!虫けらや一本の雑草に至るまで、生きとし生ける物への賛歌!

そんなわけで、浮世絵宗教

帰依しよう。

2014-10-14

リテラシー的にどうなのと思った話

はてなブックマーク - 『江戸しぐさの正体』重版に寄せて—— 一枚の写真から感じる日本の義務教育の「危うさ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント

些細な問題なんだけど、はてなーがまるっきりスルーしてしまうのもどうかと思った。

試し読みhttp://ji-sedai.jp/book/publication/works/edo_02.pdf

ここのP42、「傘かしげ」に関する批判根拠として、色々気になる箇所がある。

まず、名所江戸百景を例に挙げ「雨の中、蓑傘を着た人に混ざって(略)しばしば傘をすぼめるようにして持っている。」

このあたりで引っかかったので、ちゃんと調べて見る必要があると思ってまあググった。

なんで引っかかったというと、広重の名所江戸百景のすぼめた傘の話に【大はしあたけの夕立】がまず思い出され、

いやそれは雨や風の激しさを表現する情景描写手法というのが一般的認識じゃないかとモヤモヤたからだ。

google:image:浮世絵 傘

その後すぐに検証しなかったのはホッテントリを消費するブックマーカーの性である

さてそういう訳で、和傘に関する認識が、確認のためにぐぐってみればみるほど、ちょっとおかしいなと感じてしまう。

「そして、和傘はスプリングが入った洋傘に比べ、すぼめたまま手で固定するのが楽な構造になっているのだ」

とあるが、和傘は骨が多く、水を含む和紙を使う。

のしみこんだ重い和傘(番傘)を、ずっとすぼめて手で支えるというのは重くないか?おまけに両手を常にふさいでしまう。

和傘は広げて固定して肩で支えるように使うもの、というのがしっくりくるんじゃないだろうか。

また日傘にわか雨用途と思われる、蛇の目傘は二段階に固定できる構造で、やや綴じ気味にして差せる事も無視してないか。

思うに、洋傘=スプリングという認識から、和傘と洋傘の違いを、ジャンプ傘の発明混同してるんじゃないかなあという疑いを持った。

もう一つ、すれ違いに関する記述も気になった。

和傘は雨で濡れる和紙であり、傘同士が触れ合うとお互いの骨で簡単に破れてしま欠点無視している。

いやこれ、批判対象として引用分中で「...とともに、ぶつかって傘を破らないようにする実利的な意味も含んでいた」とエクスキューズしているんだけども。

さらに、江戸路地で「傘かしげ」を行うには別の問題もある...」

の段。そもそも、江戸庶民に雨具として傘が普及してなかったのではないか?であれば、そんな問題は起こらないのではないか?

と色々気になったが、雨の中で番傘を差す、という経験がないので評価が難しいけれども、総スルーはいかんと思った話。

2009-06-30

児童ポルノ規制や陵辱ゲーム規制について雑感

政局はすでに選挙モードだ。政局が荒れると奇妙な法案が通るとか。きちんとソースを調べていないが、計量法施行法は荒れた政局で通ったと聞いたことがある。議決が滞りがちになるから、反対意見の出にくい法案を数的に通しちまえという発想らしい。審議拒否っぽく見えると野党もまずいし。

児童ポルノ関係政局が荒れたときに、ドサクサ紛れに動きがありそうだという予感は持っていた。結果的にその予感はあたっちまった気分だ。この辺の動きはそれなりに二次元女の子好きとして追っていた。鎌やんあたりのロビー活動もだいたい知っている。

ただ、ここまできちまったものは仕方が無いと思っている。オタクの中でも、児童ポルノ規制の経緯も何も知れずに、麻生オタクの理解者としてローゼン閣下と本気で持ち上げる馬鹿はいたし。ああゆう連中は将来的にはファシストを平気で政権につかせるんじゃねかと思ったよ。(個人的に麻生はさほど嫌いではないけどね)

個人的に今回の動きで一番気に食わないのが民主党極右から極左までいるの自由なのだが、政策全般に党内不一致が多すぎて結局のところ何の抵抗にもならない。党内不一致は児童ポルノに限ったことじゃない。正直、民主単独政権はノーサンキューだ。彼らの一致する党議は唯一つ、政権を取ることだけだ。また細川政権もどきが出来るくらいなら、自衛隊が蜂起したほうがましだ。

児童ポルノ規制反対という観点では社民党ということになるのかもしれないが、正直彼らに入れる気にはならない。民主党規制反対で動いていたときも、枝野幸男という現実的な議論ができる論客がいたから現実性があった。(サンタフェの質問は相変わらず上手いと思った)

若干話が飛ぶが、陵辱ゲーム春画のように研究される対象になったときには、どこに探しにいけばいいのか?広重のコレクションをボストン美術館に見に行くような間抜け真似は勘弁してくれ。国立メディアセンターで全部コレクションしてほしいもんだ。そろそろ、PC-8801ゲームアーカイブは作り出さないと間に合わなくなると思うのだが。

 
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