はてなキーワード: 放任主義とは
入社時から「なんか合わないなー」と思いながら、その思いに蓋をするようなるべく考えずに勤務してきたがそろそろ限界かもしれん。
売り手市場だったがあまりにも就活というものに向いてなかった。
正直働きたくなかったけど半ば嫌々入社した。
元々興味のない分野の会社で、やる気もあまりなかったので成績も評価も悪い。
一応、親の面子もあるしまあせめて辞めないでおこうとは思っていた。
客からの要求と冷たい社内の板挟みで行き詰まり、若手はどんどん辞めていく。
上乗せ分もこなさないと詰められるのでみんな隠し球の注文を持つようになる。
一応怒られたくないしお願いに回るが、マジで何やってるんだろう感がすごい。
お客からは嫌がられ、他部署にも迷惑かかるし。やってもどうせ足らなくて怒られるし。
この体質が、会社のかなりのキャパシティを使ってしまっていると思う。
日本の生産性の低さって、こういうとこなんやなって。知らんけど。
て言うか、こんなコロナが流行っている非常事態でも売上、売上。
客のために何も出来ないくせに一丁前にお願いばかりで、本当申し訳ない。
人生設計ロクにできんやろこんなん。
そんな感じなので、仕事やる気出ない→ミス→怒られる→やる気さらに無くすの悪循環。
父に仕事の話を聞かれる時がとても辛い。
もう無理だこの会社。すまんな父上。
今転職サイトで色々探しているところ。
何か転職の際にこれだけは聞いとけ!ってのがあったら教えてください。
まあこんな能無しじゃあ入れるとこも限られてるだろうが。
放任主義というか親がゲーム(といってもスーファミの競馬とかパチンコとかばっかしてた気がする)好きだったのでゲームについて何も言われなかった。
中学生の頃に初めてお付き合いしたのだけど、部活で時間を奪われる上に毎日Yahooメッセンジャーでおしゃべりしたい!と時間を奪われ3ヶ月かで別れた。
その子もゲームが好きで特にカービィが好きというつながりだったけどその時代オンラインでやるゲームはPCゲームしかなかった。んでその頃のオンラインでできるゲームっていうのは微妙なジャギジャギ3Dモデルの韓国ゲーだったのでカービィがすきみたいな女性にはとっつきにくく、誘っても乗り気ではなかった。(ネクソンゲームがでてくる3年ぐらい前の話)
高校に上がってゲーム好きは更に加速した。バイトをしだしたので好きなゲームを思う存分買うことができたのだ。学校が終わる15時ぐらいから平日の19時ぐらいまで近所のスーパーで品出しやレジにはいって小遣いを稼いだ。
その頃から勉強とバイトとゲーム以外どうでもよかった。友達はいたが多い方ではなかった。成績も別に赤点回避レベルで偏差値は低い。それでも田舎だから大学進学よりも就職を考える人が多く、推薦をしてもらいジャスコがある都市レベルの田舎の大学にいく事はできた。
大学生になるともう止まらなかった。講義以外はひたすらポケモンしてた。孵化厳選ってやつ。無限に時間が足りないと思っていた。電車でもポケモン、バイトの休憩時間もポケモン、ゲームが出来ないときはキャプチャーボードでPCに保存した対戦動画をノートPCにいれて隅っこで再生し考察をする。
大学生のときも友達はいたが多くはない。ゲーム好きのナードの集まりと、バイト先が一緒だった子ぐらいか。
就職したらゲームする時間がかなりなくなった。仕事→ゲーム→寝るの繰り返し。休日は飯を抜いてでもゲームをした。就職してからはスマホやツイッターという情報ツールの発展、あとはゲーム配信仲間みたいなのがいて、ネットの友人はそこそこいる感じになった。
会社の先輩から合コンに誘われたが「今は考えていないのでいいっす」という姿勢を1年ぐらい通していたら誘ってこなくなった。普通の人ならもったいない、面倒見が良い先輩の好意を無下にしたと思う場面だが、関係なかった。
そして齢25歳を過ぎたあたりで周り(主に地元の親や地元の旧友)がうるさくなり、ゲーム仲間で近場に住んでいる女性に告白し結婚しましたが、子供を作りたくないというお互いの意見がだんだん妻のほうから変わっていき、それでも拒否していたので離婚状を突きつけられて「本当なら普通の人はここで悩んで説得するんだろうな」と思いながら「仕方がないね」と発言してしまい、頬を叩かれて離婚。31歳の冬。
そのことでネットの友人も妻側支持で村八分みたいになりアカウントを爆破し転生。それからもう2年か。新しい友人はそこそこできたか。
何がいいたいかわからないと思うけど、ゲームに熱中するやつは、どんなルートたどってもゲームに熱中するだけ。ゲームに飽きるとかない。最近Steamに積むと満足するような間隔は味わったが、電源つけて満足みたいなのはまだないだろうな。
世の中の子育て世代に勝手なことを言うのなら、ゲームとの付き合いかたについて一度子供と話してみたほうがいいとおもう。何事もバランスが大事。
なんで!?中止にする必要ないよ!ラブライブ側は何も悪くないよ!!?
千歌ちゃんの大好きな沼津のみかんとのコラボなのに千歌ちゃんもあんちゃんもかわいそうだ!!
私悔しくてしょうがないんだけど😓
https://mobile.twitter.com/linlin_0709/status/1229371223311675394?s=21
この1件さぁ……
そこに目がいく時点でラブライブじゃなくてAVでも見てたら?って思っちゃうね😌😌(極端)
https://mobile.twitter.com/yulm__/status/1228971009258078214?s=21
なんかみかん大使の千歌ちゃんのスカートが短いしパンツの線がどーのか言ってるけどさぁ…。
それが女性軽視?だかなんだか…。
…それ言ったらアイカツのスターライトの制服スカートのほうが短いで。あれ子供向けな。
https://mobile.twitter.com/mana_4277/status/1228566264919887873?s=21
千歌ちゃんのやつ口悪くて申し訳ないがスカートごときでごちゃごちゃうるせえよ
ラブライブをきっかけに西浦みかん知る人がいて売上に貢献してて大活躍でしょ
そもそもどう見たら透けて見えるの
現実では〜ってこれは絵だし、正直あんくらいスカート短い子普通におるし
展示中止とかマジお前なって感じ
https://twitter.com/iku_light/status/1229372597508272128?s=21
未だにアニメをそういう目で見てる人がいるのに普通に驚いた。うちの母親も人の趣味は自由だし放任主義だけどなにかアニメとかそういうコンテンツ対して偏見をもってるよね。
普通に差別だよね。人種差別と同じくらい。もちろんアニメが好きな人も他のことを偏見で語っちゃいけないよね…
https://twitter.com/motyoritai/status/1229101633960677376?s=20
んん‥!!!だめだぁ‥どうしても私には透けてるようにはみえない‥おかしいのかな?
https://twitter.com/youtyaso__/status/1229360244758704129?s=20
俺はクズでずっと引きこもってるが、それを多少なりとも正当化できる理由が全然ない
親は大学の教授でけっこう放任主義だった 金は出してくれるし、やりたいことはやらせてくれる ただ俺にやりたいことがなかったから何もやってない
能力が極端に低かったり持病があったりはしない 勉強はできるほうだし身体能力は低いものの異常ではない 喘息もアレルギーも心臓病もなにも持ってない
発達障害 発達障害が俺の最後の希望なんだ 父はADHD、兄はアスペルガー、母はLDなんだ だったら俺だってなんか持ってて然るべきだし、俺の生きづらさには絶対そういう可哀想な理由があるんだ
と思いたいんだが、どうもそうはいかないっぽい ネットのADHD診断をやると疑いが中〜大くらいで出るんだけど、本格的にADHDな人たちの体験談とかを読むと俺ごときではまったく太刀打ちできないと感じる
電車を乗り間違えたこともないし、待ち合わせにはほとんど遅れない 課題の締め切りはギリギリとはいえ毎回守る 年金を払うのが億劫で滞納しまくってたら税務署の人が家に来たことがあるけど、まあそのくらいだ
心療内科か何かに行って、ADHDなり鬱病なりだって診断を受けられたら嬉しい 俺の無能に理由があったことになるから でももし受けられなかったら?お前は健常な精神を持っているし別に弱ってもいない、ただ甘えているだけだって言われたらどうすればいい
助けてくれ 俺は十分頑張ってるんだよ 寝てるだけに見えるかもしれないが、寝る以外のことができないんだ 俺に生まれてみろよ クソ
復職先時は部署を変えるのがベストプラクティスらしいが俺は元の部署に留まった。何故か、元々所属していた部署に愛着は残っていたし、環境を変える勇気もなかった。当然上司もそのままだ。
その上司はパワハラタイプではなく超放任タイプで仕事をしない男だった。俺はそいつの尻拭いに走ったり、勝手に責任感を持ったりして倒れた。
復職してからその上司は俺に仕事を押し付けた事を後悔して、罪悪感を持っていたようだ。いや、ほんとに持っていたかは分からない。自分で」罪悪感を持っていたようだ」と書いてすぐにひっくり返すのもなんなのだが多分何も感じていなかった。
俺は腹を立てて、復職してからそいつに何度も何度も強く当たった。ミスがあれば過剰に責め立てたし、上司を徹底的に攻めた。
怒りがあった。復職してからというもの頭はぼんやりしっぱなしだし、すぐに怒るようになったし、査定は低かったし、最前線からは外されたし。その怒りを全て上司にぶつけたし、なんとか責任を取らせようとした。俺を治せと。お前が壊したんだと。
頭の中でそいつにどうやって復讐しようか、そしてどうやって俺のこの現状から救い出してもらおうか考えていた。それだけが肩身の狭い職場でできる俺の精神安定法だった。
話は急転。先日、その上司が降格なって俺は上司が変わった。降格の原因はあまりの放任主義故の数々の炎上プロジェクトや退職者の続出だったようだ。
俺は行き場を失った。
どうすればいいんだろう。
新しい上司は自分が休職してたこともあまり分かってないようだし、元々なんの仕事をしてたのかもよく知らないみたいだ。
分かってる。分かってるよ。休職してから今まで俺は1つも正しい事をしてなかったし、この文章を書きながらも自分で自分に呆れてる。疲れた消えたい
私は3年以上の間、関西にあるファミリーレストランでアルバイトをしている。だが現在、店は崩壊寸前の状態にある。
1年前までの問題は前店長からのパワハラであった。私たちはご機嫌取りと通常業務の両立を余儀なくされていた。しかし新しい店長に交代したことでその問題は解決された。新店長は人見知りであるのか口数は少なく、パワハラを行うこともなかった。店長のご機嫌取りをしなくて済むようになったのは我々にとってありがたかった。また、新しい店長は学生の仕事について細かいことに口を出さないうえに、料理の提供や食器の洗浄などの業務に黙々と取り組むため、そうした点も我々にとって好ましいものだった。
ところが現在、学生のフラストレーションは限界点に近づいている。
会社の経費削減の方針によって、店は慢性的な人員不足の状況になり、個々の従業員のキャパシティを超える労働が当たり前とされる状態となった。なんとかサービスの質を維持しているものの、今は崩壊寸前の状態にある。
従業員は弱い立場ではあるが、異常な労働量や来年への不安をはじめとした多くの不満、問題点について店長に直談判が行われた。ちなみに声を上げた人物は複数名いるが、全員男性である。
就職によって来年には比較的重い業務を担っている学生アルバイトの約1/3が抜けることになる。このままでは店が崩壊するという危機感を、従業員は共通して抱いていた。その直談判を受けて店長がどう対応したのか、想像できるだろうか。人員削減の程度を減らす?新しいアルバイトを採用する?前者は完全に間違いで、後者は半分正解といっていいかもしれない。
答えは「聞き流す」だ。
私たちが喜び、珍重していた放任主義は事なかれ主義の結果であったのだ。ただそれだけなのである。意見に対する返答は「うん。」「そうだね。」これの繰り返し、まるでbotである。彼の目に映るのは目の前にいる私たち従業員ではない。上部に君臨する本部の社員やお客様のイメージだけである。
暖簾に腕押しとはこのことで、やればやるほどこちらの体力が消耗していく。次第に、自分が何を訴えていたのか、何を期待していたのか分からなくなっていく。完全にどつぼにはまった状態となってしまった。話し合い(といっても一方的な意見陳述の場になった訳だが、)の様子を語る疲弊した学生を前に、私の脳裏には佐野SAの勇気あるストライキのニュースが繰り返し流れていた。
このように面倒ごとの回避だけが異常に上手い店長であるが、我々の直談判はアルバイト採用の変化として表れた。今までほとんどが大学生で構成されていたアルバイトに女子高生が2人入ってきたのである。ここまでなら珍しい、で済むことであったが、さらに1人女子高生が追加されたことによって我々の注意が疑惑に変わっていった。女子高生ばかり採用するのはなんだ?
その理由は店長様直々の「男はもうとらない。」という言葉ですぐに判明した。不満のたまったアルバイトからの突き上げを喰らった店長がした選択は、問題を解決することではなく、自分に反発し攻撃する男性の採用をしないということであった。
確かに女子高生は店長に反発も攻撃もしなかった。だがその代わりとして行われたのが、当日欠勤と無連絡での退職、いわゆるバックレだった。だが私は女子高生を責める気にはなれない。限りある高校生活はこのような朽ち行く墓場で浪費されるものでは決してないのだから。だが店の人員不足と過剰労働という問題そのものは、女子高生アルバイトの割合増加にともなって、悪化しつつある。
店への愛着はもちろんある。長く働いたことで得たことや仲間も多い。この店を選んだ後悔は、少なくとも私の中にはない。私がいつか辞めることがあっても、その後も従業員が入れ替わり、店は続いていくと思っていた。
ゆっくりと、しかし確実に崩壊していくこの店を見守るしかないのだろうか。
(重要ではない部分の削減と多すぎる倒置法の削除)
新しい上司がやる気に満ち溢れていて眩しいくらいポジティブで最初は今までの放任主義の上司と違ってなんていい人だろうと思ってたけど真人間というか仕事人間というか自分と人種が違いすぎて辛い
上司と言っても別々の場所で別の仕事をしていることが多く、私の仕事は「レジピッピッするだけの仕事」と思われている
いやまあピッピッはするけど接客もあるしその合間に値札つけたり品物をいい感じの配置で並べたり廃棄処分の手続きとか色々あるんですよって言ってもピンと来てもらえなくて
これぜ~~~~んぶ棚に並べてね!あとここからここまでは処分しようね!簡単だね!と
物は腐らないし取引先がいるわけでもないし締め切りもないのに○日までにやろう!と言われ
古い品物の処分なんかゴミ箱にポイ!するだけでいいと思っていていや処分にも色々手続きが……と説明してもやっぱりあまり分かってもらえなくて夏くらいに毎日サビ残をしていた
辛すぎて別の人に愚痴ったらそれとなく本人に伝えてくれて「急かしてごめん、○日に終わらせなくてもいいし勤務時間通りに帰っていいから」と言われていたのだが
今日見せてもらった人事評価が5段階中3中心で仕事のスピードについては2だった
そもそも人事評価を導入するのは来年と言われていたはずなのに唐突にいや今年からですけどみたいなことを言われて二重に不意打ちで言葉が出なかった
時間通りに帰っていいとか言っておきながら内心は増田さんってノロマだなあと思ってたんだな
上司は、というかこの業種の正規雇用の人たちはサビ残や持ち帰り仕事当たり前で休みの日にも仕事のために車を走らせ仕事に必要なものを見繕ってレンタルして車に積んで月曜日に積み荷を職場に運び込むなんて当たり前のようにやっていて
でも私は正規じゃないし手取りも10万くらいだし5年に一回契約切れる不安定な立場だし車も持ってないし休みの日にも働くなんてやりたくないのでやらない選択をしているのだが
何で増田さんは仕事のためになることをしないんだろう、勤務時間内にできないんなら勤務時間外にするべきなのに、どうして?とキョトンとした顔で何の悪気もなく不思議に思っているのかもしれない
たぶんそっちの地域だと私と同じ職種でも正規雇用でフルタイムでそれなりの給料をもらっているのかもしれない
だから上司は私が限られた予算でやりくりしなければならないことやフルタイム勤務じゃないことや給料が少ないし立場が不安定なので職場にそこまで尽くす義理を持たないことに思い至ることができないのかもしれない
超がつくポジティブでちょっと天然でネアカでセロトニン常時ドバドバ出てますみたいな人だし妥協して職種選んで嫌々出勤している人の気持ちなんて分からないんだろう
でもそんなにポジティブな上司がおそらくもっと上の人に「増田さんの人事査定しなきゃいけないんだけど増田さんの働きぶりはどう?」と聞かれ「仕事が遅いです、5段階で言うと2ですね」と伝えてこうなったであろうことを思うと気持ちが悪くなってくる
中学生の時よりまともな人間になれた気がしてたけどそれは自分のゴミっぷりを直視させられる機会が減ったからでやっぱりゴミはゴミなんだなあ
今年は契約が切れる年だからまた試験受け直して採用されなきゃいけないけどあの人事評価が影響するなら落ちるかもなあ
送別会は上司が花束を贈呈する役なんだろうけど増田さんはいつも頑張っていて~って心にもないことを言わせることになって申し訳ないなあ
と先のことばかり考えてしまう
あ~~~~仕事したくないなあ
セロトニンとかドーパミンとか常時ドバドバ放出してます!!って感じ
まだ一ヶ月以上余裕のある案件でも今やろう!すぐやろう!今週中!明日まで!!とかめちゃくちゃ急かしてくる
いやそりゃ早いに越したことはないけどさあ
子どもの頃は夏休みの宿題はさっさと終わらせて野山を一日中駆け回りよく食べてよく寝ていたんだろうな
サビ残したあと仕事帰りや休日に車出してホムセンを回って必要になりそうな商品をチェックしてくるとかそういうのもして欲しそうな感じだし
実際上司はそれをやってる
自分であれもこれもやっておいて本当は増田くんの仕事なんだけどね~みたいなことを言っているのがこの前聞こえた
その日に手渡されるのは菓子ではなく小銭。
それでも俺たちは普段とは違う「自分の意志でモノを買う」という行為に一種の楽しみを覚えたし、駄菓子の下品なフレーバーに舌鼓を打った。
俺たちは小銭を貰うと、足早に最寄の駄菓子屋へ向かう。
学童所の近くにある公園を抜け、その向かいをちょっと進めばあるというアクセスの良さだ。
「さて、どうしたもんか……」
「そう急かすなよオバチャン」
その菓子屋はオバチャンが一人で切り盛りしていた。
俺たちは週末にそこを利用しては、彼女のせわしない声を聞くことになる。
「どれ選んだって、どうせ後で『ああすればよかった』って思うんだから、ズバッと選べばいいじゃないか」
オバチャンの圧力は凄かったが、店内で焼かれるタコ焼きの音、そしてソースの香りは独自の魅力があった。
俺たちはタコ焼きを買うにしろ買わないにしろ、その辺りに漂う独特な“駄菓子屋っぽさ”を好んだ。
「やはりアメ玉……アメ玉でいいのか、本当に?」
そんなオバチャンを尻目に、俺はいつも何を買うかで悩んでいた。
先ほども言ったが、使える額は少ない。
本当に少ないんだよ。
それ故、「如何にコストパフォーマンスを上げるか」は、学校の課題よりも大事なテーマであった。
「ああ、くそ……噛み砕いちまった。油断すると、どうしてもやっちまう」
例えば、俺の場合は基本アメ玉。
時には違うものを選ぼうとするが、結局はそこに終着することが多い。
だから如何に噛み砕かず、口の中に含み続けるかはちょっとした戦いだった。
「兄貴、またそのアメなの? アメにしたって、もっと他にあるじゃん。パチパチするヤツとか」
「あれは量が少ないだろ」
「あ、見てよアニキ。『金運』に花丸!」
「こんなの食ってる時点で、金運なんてないと思うがな」
「うーん、ちょっと暑くなってきたし、チューチューにしようかな」
「お前、寒い時もそれじゃん」
特に『チューチュー』という、棒状の柔らかい容器に入った飲み物をよく買っていた。
駄菓子屋では凍らせて売っており、食べる時は二つに割り切って食べる。
俺も食べたことがあるが、本当に凍らせただけって感じのチャチな味だった。
それでも冷たいってだけで、ちょっとした贅沢感を得られたものである。
希死念慮モリモリ人間です。「死にたい奴は紛争地帯に行け」とか思ってる人にはイライラする文章を今から書こうと思う。早く死にたいけどなんとなく生きてしまってる自分みたいな人間に向けてダラダラとしたくだらない話。
まず前提として自分は放任主義の親の元に、それも真ん中っ子として生まれた。父親は職を転々としていてたまに1年無職。しかもDVにパチカス。母親は何事も波風立てたくない人間。めっちゃ貧乏。
もうこれだけであ、この人生ゲームクソだわリセマラ希望って感じだけどさらに個体値もゴミ。運動も勉強もできませんクラスでビリ。
そんなんだから学生時代にひたすらへらっへらして他人の悪口絶対言わないしめんどくさい事は率先してやる都合の良い、いい子ちゃんポジションになる事で乗り切ってた。
まあでも大人になったら今度は仕事がゴミほどできないわけで。もうね、学生の頃からだけど何やってもダメだし、誰からも必要も期待もされないから普通に自分の生きる意味ってなんだ?ってなるよね。
で、タイトルの話だけど、絵を描く事が自分の唯一の趣味。下手なりに長いこと描いてはいる。自分みたいなタイプにとっての絵の良さは、「好きなキャラクターを描いたら誰かしらいいねをくれる」事。親から得られなかった承認が、こんなに簡単に得られるんだ。絵って凄い。絵を通じて自分と話をしてくれる人も増えた。何もない自分に、絵が、大好きなキャラクターが、居場所を与えてくれる。
それからさらに絵の良さもう1つ、「好きなキャラクター描いてたら楽しいから時間が過ぎるのが早い」。生きているという苦痛な時間を早く潰す事ができる。しかも楽しい。
そしてなんといっても「睡眠時間を削れば早くぽっくり死ぬ可能性が増える」。
アーティストさんは若くしてなくなることが良くあるらしい。
死にたいと考えてる人、一回は死に方考えた事あるでしょ。でも大抵迷惑がかかるんだよ自殺って。勇気もいる。多分めっちゃ痛いだろうし。でも睡眠時間が少なくて体に異常をきたしてぽっくり死ぬ人って不可抗力じゃん?勇気は必要ないし、身を委ねれば終わり。しかも死を咎められない。最高じゃん。
自分は長生きしたくないから、ぽっくり死ぬために睡眠時間を削って絵を描いてる。楽しいし、自殺する努力が要らないから最高だと思ってる。
今趣味のない自殺志願者で死ぬ勇気がない人は絵を描いてみてほしい。今すぐとはいかなくとも若くしてぽっくりしぬ事ができるかもしれない。し、楽し過ぎたら死にたくなくなるかもしれない。死にたくなくなったら睡眠時間を確保しつつ楽しく絵を描けばいい。
正直後悔が多い。
あまり言いたくないが、選んだ研究室は良くなかった。テーマも良くなかった。研究室とテーマはちゃんと論文出してるとこ選ぶべきだ。KAKEN調べろ。
先生は優秀ではあるが大学の雑務につぶされている上、放任主義で指導もあまりうまくなかった。研究室のドクターは研究をしないドクターだった。
そんなだから研究の仕方がわからないまま2年間を終えようとしている。
もちろん自分が優秀な人間だったらよかったのだ。先生、先輩には申し訳ない。自分は口だけで中身がない人間だった。
自分でdriveできるような人間であればよかった。誰も悪くない、結局は自分が悪いのだ。
あと研究は思っていたより自由なものだった。思いついたことは好き勝手やっていい。
それに気づいたのは2年の後半だったから遅かった。ただそれまで研究のお作法も教わってなかったからしょうがない。
読んだ論文も2年間で5本くらいだったと思う。輪講してる研究室は真面目なとこだ。
学会も1度も出ていない。正確には成果がないので出させてもらってない。悲しい。
自分の後輩指導も自分に知識がないから適当になってしまった。研究室を出ていくまでに資料をまとめて渡したい。
研究室同期も言われたことしかやらない、自分では考えない奴で話しててなにも面白くなかった。彼が今後どんな人生を送るのか楽しみである。
楽といえば楽な院生生活だったが意味はなかった。ただ20台前半の2年間を過ごし、修士を手に入れただけである。中身がない。
この2年間で自信をなくしてしまった。自分は無能な人間なのではないかと考えてしまう。無気力症候群のようなもの。
春からちゃんと働けるのだろうか。自分の人生を生きていないような感じがするので、自分の人生を取り戻したい。
この先この研究室に幸があらんことを願う。
ツイッターでは多くの賞賛を浴びる「HUGっと!プリキュア」。通称ハグプリ
ツイッターをやっている人なら一度は目にしたことがあると思う。
テーマは「子を守る母親」「ヒロイズム」「子育て」「お仕事」。
シリーズ15周年の記念の作品で、過去のプリキュアも登場すると銘打ったそこそこにデカいプロジェクトだった。
半年前から早く終わってって念じてたけど、ようやく終わるのめっちゃくちゃ嬉しい〜〜!!!!ありがとう月日!待ってた!
大きく分けてハグプリの嫌いなところが3つくらいある。
1つめはジェンダーの取り上げ方のド下手さ
3つめはシリーズを通した穴
1つめのジェンダーの取り上げ方のド下手さ
若宮アンリはフィギュアスケートの選手で、自分に似合う服を着る。それは女物であろうと男物であろうと関係ない、と本人も述べている。
男の子らしいとか女の子らしいとか、そんなのくだらないというジェンダーレスな考えを持っているという印象だった。
若宮アンリにつねに突っかかってくる男がいた。これが愛崎正人。彼はジェンダーレスという考え方がないというよりは、規則に則った服を着ない若宮アンリを心底毛嫌いしていた。愛崎正人はこれはこうあるべき、それはそうあるべきなど、一般的な固定概念に強く縛られがちな人間で、右向け右、大衆には溶け込むべきといった考え方を持っていたはずだ。だから若宮アンリが持つ個性的な感性を理解することが出来ず、あいつは変だ。頭がおかしいなど決めつけ、蔑んでいた。これは妹のえみるに対してもそうだった。
ある事件がきっかけで、彼は考えを改め、アンリの考えを認める。
とまぁ文面上はこんな感じなのだ。
ただこれだけのことなんだ。なのになんか、描き方がマジで気持ち悪い。
まず若宮アンリ、途中からキャラブレし始める。女の服装も男の服装も、どっちだっていいじゃん自分に似合うもの着ればという認識のはずだった。それがなんか知らないが途中から若宮アンリは女子っぽい格好しかしなくなる。
別にダメじゃないんだけど、それは若宮アンリに似合う格好というより、制作意図としてアンリくんは女の子みたいな格好もできちゃう子だから…みたいな裏の思考が見えてきて違和感しかなかった。結局女の子になりたかったの?でもそんな表現してないよね?お前僕は僕だっつったろ?
あと、若宮アンリがどっかで「お前の勝手な考えで、僕のことを縛るな」みたいなセリフを切羽詰まった状況で叫ぶ。これはね、私はいいセリフだと思う。ただね、若宮アンリ、めちゃくちゃ自由に生きてるじゃん。自分の好きな格好をしてるし、自分は自分他人は他人みたいな生き方をしてる。縛られたことっていつ?
このセリフ実際に縛られて長年苦しんだ奴の言うことでしょう?いままで散々好きに生きといて何逆ギレしてんの?って思った。
いやそりゃ好きに生きててもいろいろ縛られることはあるだろうし苦しんでるって表現あったでしょ!って言われたらそれまでだけど、それ悪者に捕らえられてから判明しただけで今までそんなそぶりみせてないのに急に理解しろよ!は勝手だろ…お前の勝手な考えで視聴者解釈を縛るなよ。
まぁ若宮アンリまでならギリギリ許容範囲で許せるんだけど愛崎正人、こいつの立場がもう最悪。最初右へ習えしか出来なかった子が、他者の違いを認めていくって流れだけならいいのに、なんか変に若宮アンリにベタベタし始める。え?今までの友達どこ行った?怖いくらい若宮アンリに盲信しはじめる。別にここまで急激にキャラ変する必要ある?私の目からしたらもう友情という範囲を超えて、恋慕や愛情の域まで行ってしまったのだ。言い方が悪いかもしれないが若宮アンリが自分の虜にしてしまう、つまりは愛崎正人×若宮アンリのカップリングみたいな状態に落ちてしまった。
愛崎正人は嫌いだった人間の個性を認めた、という範囲で話を収めておけばいいものを、愛崎正人は愛情を持って若宮アンリの個を享受したみたいなとこまでいってしまった。
だって結局トランスジェンダーやLGBTの問題って、これはこう、それはそう、みたいなステレオタイプ人間が、自分が理解できない範囲のことを理解できないからいろいろと弊害があるはずなのに、それを個として認めました、じゃなくて、愛を持って接すること、こちらの世界に引き込めば彼らもわかるでしょみたいな話にすり替わっちゃったみたいにみえるんだけど?
愛崎正人は若宮アンリに対してあんなに盲信的になんなくても、一友人としてそこそこの距離を持ってれば説得力も増すのに、いやそうじゃなくない?って違和感が凄まじい。
そしてツイッター上ではその違和感に触れる人があんまりいなくて、声でかい人が「正人の愛」とかいうから…地獄が…広がり…
子を守る母親という軸、[はぐたんを守るはな、さあや、ほまれ]という枠に当てはめるべきなんだろう。けど、普通そう見せかけといてバックボーンでは[はな、さあや、ほまれと3人の母親]の構図、それぞれの家庭環境と支える母親を見て、プリキュアの3人がどんな母親としてはぐたんを育てていくのか、みたいな描き方するんじゃないの!?全然違うからびっくりしちゃった!笑 所々でしか出てこない母親たち。えみるの母親なんて放任主義のご家庭!って見せてるつもりなんだろうが、あれは放任主義なのではなく【放置】でしかない。見守っていないと感じた。そんなことねーよ!って意見があるかもしれないが、そんな熱心な視聴者でもない私にそう思われてる時点で脚本が死んでると思う。ただ、いじめにあったはなに寄り添った母親の図は良かった。良かったんだが、それ以上何かが活かされることがありませんでしたね笑笑 肝心の[はぐたんを守るはな、さあや、ほまれ]の図も普通に怪物から抱っこして守ってただけだったね。
あと子育てとかいってるけど子育てにおいて大変そうな夜泣きとか周辺環境との確執とか全部ハリーがやっときました!みたいな感じになっててはなたちなんもしてないように見える。ただ適当な時間にやってきて3時間くらい「はぐたんきゃわたん♡」って言って大量に写真撮ってキュアスタグラム?にあげて帰ってくってどんな毒親だ?ゴミ屋敷と〇〇プードルと私じゃねーんだぞ
3つめシリーズを通した穴
本当はもっと突っ込みたいところがいっぱいあるのだが一つ一つ触れてたらキリがないが、とにかく全体を通した流れが悪すぎる。
だいたいどのシリーズも、〇〇プリキュアといえばなんだった?と聞かれたらこれかな、って言い表わせることができるが、ハグプリは一体なんだったのかわからない。
というかキャラクターによって存在感の薄さがひどい。さあやとか認識してる女児ちゃんといるのだろうか?パップルさんのほうがよっぽど存在感あった気がしてならない。本来ならばスポットを当てなければならないキャラクターに全くスポットが当たらず、前述したジェンダー、LGBTの他、企業タイプの悪役、結ばれぬ恋、アンドロイドと父親の絆、未来人との友情など、俺が描きたい最強の〇〇みたいなのを全部詰め込んだ同人誌がハグプリなのだ。残るものが何もないどころか、ツイッターで出回った名言(笑)以上に得られるものがなーーーーんにもないのだ。最近のでいうとえみるが声を失ってしまうというえみるとルールー回、えみるが実際に声が出なくなってしまった期間が本当に3〜4分くらいしかなかったから、声を失う必要性があったのかよくわかんなかった。短すぎて伝わらないプリキュア脚本選手権か?多分2話に分けてりゃもうちょい効果あったかもだけど、時間なくてできないなら部分切るべきだったと思う。同人誌じゃないんだから取捨選択くらいしてくれ。仕事でしょ!本当にあれ止める人いなかったんだろうか。寒いしつまんないし本当苦痛だった。一年も観てきて、主人公野乃はなという人物のこと、ぜんぜんわかんなかった。こんなこと初めてで悲しくなった。
最近の方のプリキュアで酷評されていたので私の記憶にあるのはハピネスチャージプリキュアなんだけど、もはや酷評すらも跳ね除けて逆にあれはあれで評判良かったんじゃないかと錯覚するほどまだネタにできるタイプの酷さだった。当時神死ねって思ってたけど神のおかげで逆に楽しめてたみたいなとこあった。ありがとうな神。もーーハグプリ、よかったところがマジ全編通して良かったとこが作画安定くらいしかない。
最後にだけどツイッターで「プリキュアでは企業の悪役、初めてなんです!」っつってドヤってたやつマジでふざけんなよ
今回のシーズン、あまりに酷すぎて最後まで見た自分のこと褒めたい。よく見通した!えらいぞ!よーやく終わってくれるHUGっと!プリキュア!!!嬉しいー!!!!!楽しみだなぁ〜トゥインクルプリキュア!
彼女は現在18歳の女子高生なのだが、全く重い障害というわけでもなく、本当に少しだけ子供っぽいというところを抜けば普通の女の子だ。
性格か障害かの仕業なのかはわからないが、彼女には本当に素直だ。
思ったことを率直に言うから、裏というものが全くない。本当にスムーズに会話が進んで「あっ、これが人間と話すってことなんだ」と思った。
だからと言って彼女が空気を読めないわけではない。相手を傷つけるようなことは絶対に言わないし、そこは彼女なりに考えているようだ。
「かわいい」といえば単純に喜ぶし、褒めればその分だけ喜ぶ。
もともと彼女がそういうことに興味があるのは知っていたし、俺が申し出ればいい話だったのだが、どうしても彼女にはこのまま純粋なままでいてほしいという気持ちが消えなかったのだ。
だから、彼女と日々を呆然と過ごすうちに、彼女に彼氏ができたのである。
恐ろしいのが、そいつはネット上で知り合った情緒不安定な男ということだ。
軽い暴力も振るうし、別れるのを示唆し死ぬことを匂わせることもあるという。
彼女は本当に素直で良い子だから「私が助けてあげないといけない」と言う感じになっている。
ちなみに親は片親で放任主義なので宛にならない。
ほんとうにつらい。
彼女の性格にはなんの変わりもないし、彼女とも今後仲良くやった行きたいが、どうしようもない胸糞悪さがあるのだ。
もし俺が「別れろ」、と言ったら彼女は素直に考えて悩むだろうが、悩ませたくない。
それに、俺と彼氏どっち?みたいな真似はしたくないのだ。わかるだろ?
どうしたものか。本当に胸糞悪いよ。
https://anond.hatelabo.jp/20190102174908
自分のことを思い出した。
もう20年前の話。
親の仕事の都合で引っ越しの多い幼少時代だった。そのせいか内向的で、休み時間には教室に置いてある児童文庫の学習漫画をよくよんでいた。地球が太陽の周りを回っていると書いてあったから、影が1日の間で移動する理由をテストで問われて「地球が太陽の周りを回っているから」と書いたら、正解は「太陽が動いているから」だと言われた。テストでは僕の答えも丸になっていたが、動いているのは地球の方で太陽は動かないはずだと僕はずっと首をかしげ続けていたと、母親は保護者面談で先生から言われたそうだ。なぜか母親にとってそれは自慢話のネタらしい。
中学受験に向けて猛勉強する同年代の子どもたちの映像をテレビで見たことをよく覚えている。そのときは僕は「ずるい」と感じていた。みんなが学校で同じように平等に勉強の機会を得るべきで、塾で勉強するのは抜け駆けをするずるだと感じたのだ。そのせいか僕は塾に行くことなく大学受験まで過ごすことになる。
親は放任主義というかのんびりしているというか、子どものすきにさせるというスタンスで一貫していた。ファミコンをどんだけやっても怒られないし、勉強しろと言われたことは一度もなかった。そのせいか、どの高校や大学を受けるかにあたって僕が出した唯一の基準は「自由なところ」だった。
高校は県内でも自由で名高い公立を選んだ。私立優位な地域だったので、東大京大に受かるのは3年に1人くらいの高校だった。そんな高校で僕はずっと学年で「2番」の成績をとり続ける。どんなに頑張ろうと常に2番。1番の子は一体どんなやつなんだろうと思わないでもなかったが、実は顔も知らない。1学年10クラスもあって、どのクラスにいるのかを探すのも大変だったのだ。
高3に模試を受けてみると、京大の合格圏に入らないでもないくらいだった。調べてみると京大は、自由そのものの校風ではないか。それなら受けるしかない。塾には行ってなかったが、通信教育は受けていた。コースを京大向けに変更して、家で課題を解き続ける日々。子どもの頃に中学受験をずるいと感じたくせに、大学受験ではそのど真ん中に身を投じているのだから勝手なもんだ。つまりは自分が認識すらできない時点で人生に差をつけられてしまうようで、抵抗を感じていたのだ。
受験の当日、母親がホテルについてきた。「私は観光してくるから、あんたは受験頑張りね」と。どこに観光してきたかは知らないが、そのときの写真やお土産はひとつもなかった。どこにいたんだろね。
試験はよく集中できた。何問解けたのかはよく覚えてない。目の前にある京大らしい問題に、自分の知識と知恵で格闘した。いつも通りの自分でいられた気がする。
自分の番号を見つけた瞬間の感想は、あーそっかあという安堵のようなものだった。ここに受かるということは、親元を離れて暮らすということだ。その新しさへの不安と期待が少しずつだった。
噂によると、学年でずっと1番だった彼も京大に受かったらしい。が、いまだに会ったことも話したこともない。全く自由というか無頓着なのだろう、2人とも。
僕も親のように、人生の岐路になりうる場に子どもを平常心で立たせてあげることができるだろうか。まあきっとできるだろうと、ポケモンをやり続ける子どもを見ながら思うのだ。
この間、通学途中でどうしても学校に行きたくなくなって、電車で行けるところまでいって、街に繰り出して、本屋やらカフェやらで時間をつぶして適当に帰った。
なんか、ドラマとか映画みたいでワクワクした。ぼっちだったけど。
親は放任主義だし、私の変なところを知っているので理由を説明しても、あまり気にしていなかった。
「新しい本買ったの?よかったねー明日は行くの?」くらい。
「急に行きたくなくなったんです」って言ったらこてんぱんに怒られた。
ここで素直に理由を言っちゃった私が馬鹿だったとは思うんだけど、普段はユニークな人なのでそうなんだーと流してくれるかなと思ってしまった。
「理解できない」「ちゃんと理由があるでしょ。説明して」「いじめられているの?」
そんな言葉ばっかりだった。
「明日は来てよ」と言われたので、「すみません次回から気を付けます」と言って、電話を切った。
誤魔化せたかなと思っていたら、翌日生活指導室に連行された。流石にまじかよと思った。
素行不良でもないし、友達いるし、成績も悪くない方だし、欠席も今年度初だったから。
ちょっと偉い先生も増えて3対1になった。「退学行為だよ」と怒られた。
早く解放されたかったので、電車を寝過ごしたとかちょっと迷子になったとか適当な理由をでっち上げた。
「でも」「だって」を使わないように、ひたすら謝る1時間が経った。
「急に行きたくなくなった」という本当のシンプルな理由が信じられなくて、
適当についた嘘の方が受け入れられるってなんなんだろう?と思った。
でも、確かに10年近く学生生活送ってきて、「急に休みたくなった」っていって休んだ子周りにいないなぁとは思った。
翌日学校に行くと、友達にも「昨日なんで休んだの?」と聞かれた。
「急に行きたくなくなったんよねー」というと、みんな「クレイジーw」と言って笑い飛ばしてくれた。
なにか他に深い理由があるのかもしれない、と慮ってくれたのかもしれないけど。そうだったら申し訳ない。
もやもやしている。社会に出たら通用しないという、先生の言い分もわかるけど……なんだかなぁという気持ちです。
追記:たくさんコメントが届いてびっくりしています。薦めて頂いた本は読みたいと思います!本当に読んで下さってありがとうございました。