復職先時は部署を変えるのがベストプラクティスらしいが俺は元の部署に留まった。何故か、元々所属していた部署に愛着は残っていたし、環境を変える勇気もなかった。当然上司もそのままだ。
その上司はパワハラタイプではなく超放任タイプで仕事をしない男だった。俺はそいつの尻拭いに走ったり、勝手に責任感を持ったりして倒れた。
復職してからその上司は俺に仕事を押し付けた事を後悔して、罪悪感を持っていたようだ。いや、ほんとに持っていたかは分からない。自分で」罪悪感を持っていたようだ」と書いてすぐにひっくり返すのもなんなのだが多分何も感じていなかった。
俺は腹を立てて、復職してからそいつに何度も何度も強く当たった。ミスがあれば過剰に責め立てたし、上司を徹底的に攻めた。
怒りがあった。復職してからというもの頭はぼんやりしっぱなしだし、すぐに怒るようになったし、査定は低かったし、最前線からは外されたし。その怒りを全て上司にぶつけたし、なんとか責任を取らせようとした。俺を治せと。お前が壊したんだと。
頭の中でそいつにどうやって復讐しようか、そしてどうやって俺のこの現状から救い出してもらおうか考えていた。それだけが肩身の狭い職場でできる俺の精神安定法だった。
話は急転。先日、その上司が降格なって俺は上司が変わった。降格の原因はあまりの放任主義故の数々の炎上プロジェクトや退職者の続出だったようだ。
俺は行き場を失った。
どうすればいいんだろう。
新しい上司は自分が休職してたこともあまり分かってないようだし、元々なんの仕事をしてたのかもよく知らないみたいだ。
分かってる。分かってるよ。休職してから今まで俺は1つも正しい事をしてなかったし、この文章を書きながらも自分で自分に呆れてる。疲れた消えたい