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はてなキーワード: 隠し球とは

2023-07-23

anond:20230723004051

おすすめ漫画やね

 

2022-05-11

漫画蔵書は500冊未満で少年漫画読者でないオレが選ぶ平成漫画TOP30

 

基本、長く読み続けることができないタチなので、最後まで読めて且つまた読みたいか

何回も読み直してるものを選んだ。偏ってると思ったが意外と総花的になった気がする。

津田雅美 「彼氏彼女の事情

真鍋昌平 「闇金ウシジマくん

藤田和日郎 「からくりサーカス

大場つぐみ小畑健 「DEATH NOTE

新井理恵 「ペケ」

田畑由秋余湖裕輝 「コミックマスターJ

唐沢なをき 「まんが極道

佐々木倫子 「Heaven?

二ノ宮知子 「天才ファミリーカンパニー

吉田戦車 「伝染るんです。

李學仁/王欣太 「蒼天航路

田村由美 「BASARA」

諸星大二郎 「栞と紙魚子シリーズ)」

小川彌生 「きみはペット

青木雄二 「ナニワ金融道

三浦建太郎 「ベルセルク

遠藤浩輝 「EDEN

桜玉吉 「幽玄漫玉日記

山下和美 「不思議な少年

山本英夫 「殺し屋1

望月峯太郎 「ドラゴンヘッド

志村貴子 「青い花

宇仁田ゆみ 「よにんぐらし」

よしながふみ 「フラワーオブライフ

石川雅之 「もやしもん

かわぐちかいじ 「太陽の黙示録

井上雄彦 「バガボンド

沖田×華 「透明なゆりかご」

森薫 「エマ」

やまだ浩一 「隠し球ガンさん」

2023-06-28

anond:20230627173049

説得材料というか、配偶者自分立場をわかっていなさすぎ。自分の特技・特性を活かした病気がちでもできる仕事(≠外での賃労働)を作り出して400万円稼いでからじゃないと話し合いをする価値すらないのでは。もしかしたらそのための隠し球がある前提で新築戸建てを買いたいって言ってるのかもしれないけど。

子供のために一戸建てを買うというなら、店や施設が揃っているある程度大きな駅の徒歩10圏内くらいじゃないと子供が成長した時に恨まれるよ。

2023-06-18

EUEV推進はいつまで持つか?

注意:これはEVのもの批判ではなく、EUEV推し進める旨みがどんどん減っている中でどこまで頑張れるかという話です。

今のEUが置かれている状況は以下のような感じだと思う。

もうEV化はEUにとってもマイナスになるアイテムになり始めているんじゃないかな。(日本は書くまでもなくマイナス

まぁ、EUが半鎖国してEU内の需要で食っていく方法もあるかもしれない。

ただ、EU自動車メーカーって中国への依存が大きく、新車販売台数の40%くらいは中国なので半鎖国すると一気に生産台数が減る。

40%も台数が減ったら工場労働者リストラ社会不安ルートまっしぐら

で、中国クルマは売るけど中国メーカーの車は入れないなんてことはこれから中国は許さないだろうから中国商売続けるとしたらBYDとか中国コスパがいいEVEU内に雪崩れ込みシェアを奪われ、以下同。

てか、バッテリーとかモーターとかEVのコア技術そもそも強くなかったのにEUは勝てる気でいたのかね?

実際EVEV!と推し進めた結果、新参者テスラにボロッカスにやられてるし。

まぁ、だからと言ってエンジンに戻るわけにもいかないだろうし、EUはこれからどうしていくんだろうね?

水素トヨタがやってますよ。

e-fuel?たぶんトヨタもやってますし、そんな大量に作れるんすか?

と、こんなこと言うと「まず自分の国の心配しろ!」って言われそうだけど、まぁ明らかにヤバい日本と同レベルかそれ以上にEUヤバいと思う。

2022-12-17

anond:20221217102902

それこそ達川さんとか隠し球Tシャツの山﨑さんみたいに色物扱いされてから言えって話だよな

anond:20221217090728

サッカーダイブや痛がる演技も年に1回あるかないかの珍事だったら普通に面白がられてると思う

試合のように複数選手隠し球を仕掛けるようになったらウンザリするでしょ

anond:20221217092416

投手ボールを持たずに投球板に近づくととボークなので

投手がマウンドに行くまでリードを取らないという基本を守るだけで隠し球は成立せんのやで

あとタイムをかけると投手ボールを持ったところからプレイボールなので隠し球は出来へんのやで

anond:20221217090728

ルールOKというか「隠し球」って便宜上名前がついてるけど

ただインプレー中で野手ボールを持ってますってだけの特別でも何でもない状態から

サッカーでいうならデフェンスが目を切った瞬間にうまく動いて死角に入りました、くらいのプレーから卑怯と言われても

anond:20180623151042

サッカーの痛がりとかダイブ不快だとか言う人って野球の「隠し球」についてどう思ってるのかすげー気になる。あん卑怯行為ルールokとかありえないだろ。別に野球サッカーどっちがアレかなんて話じゃないけどさ。

2022-12-03

森保ジャパンとの付き合い方

今回のW杯日本含むアジア勢のジャイアントキリングが続いている事実について自分気持ちの整理も含めて書き出してみる。ただのお気持ち表明だ。

最初に断っておくと、自分スタンスとして田嶋会長のやってきたことや言動行動(仲良し人事と保身的な行動)には何の共感も持ててないし森保監督サッカーには何の魅力も感じていなかった。なのだが結果が出てしまったので気持ちの在り方に困ってしまっている。ドイツ戦スペイン戦はムチャクチャ興奮した自分がいて本当に整理が付かない。

さて、森保監督がなぜ批判に晒されたのかと言えば当時から聞こえていたキーワードは「戦術レスである。実際には戦術レスではなく「ビルドアップを仕込めない」と限定した形での批判が適切だったと思うし、後出しジャンケンになってしまうが自分戦術レスビルドアップを仕込めないの両方をグチャッと丸め批判していた。

サッカー戦術視点で楽しむ人にとって「モダンサッカー」は避けられないキーワードだしモダンサッカーには「ビルドアップ」と「ビルドアップ対策」というキーワードが欠かせない。ここに落とし穴があるなんてずっと意識していたのに、アジア予選において目の前で繰り広げられる(自分にとっての)酷いサッカー感情が追い越していった。

ドン引き縦ポンも立派な戦術な訳だが、戦術とかモダンサッカーというキーワードで語る時にそこを見落としがちになるのが戦術クラスタダニング=クルーガーである完全に理解した

そんな中で守田中の433は非常に楽しめたし結果も出たのだが、ここで嘘でもいいから「森保オリジナル」ということで貫き通して欲しかったのにSNSなんかから選手が決めた」みたいな声が聞こえてしまうというかそういう声を拾いに行ってしまった。エコーチェンバーダメゼッタイ

さて、今回のW杯になる。相変わらず日本ビルドアップができないのは明らかなのだが、計画的に行動した結果なのかサイコロ振った結果なのかは当事者しか知り得ない。結果が出てしまったのでポジティブコメントを出せる状況が整ってしまった。

意図した結果かギャンブルの結果か」というのが判断できないほどの手段勝利してしまったので困惑したし、望んでいた興奮はサウジ×アルゼンチンのような明確な意図を持った戦術と結果のそれだし、いわゆるSNSを主戦場とする戦術クラスタと呼ばれる人達が観たいのはサウジのような形の勝利であることは間違いないと思う。それが無かったので困惑した。結果が出てしまったのでSNSなんかで後付けっぽく後出しジャンケン的に、あれほど批判していた過去ポジティブに結び付ける流れになっている現状に気持ちの整理が付かなくなった。

そしてスペイン戦、またしても「意図した結果かギャンブルの結果か」を判断しにくい試合展開になるのだが、再度同じ流れどころか交代策や守備固めなどがドイツ戦よりも洗練された形で勝利してしまう。こうなるともう計画どおりの結果と判断せざるを得ないのだが、それならばなぜコスタリカ戦ということになる。

などなど頭の中が嬉しい感情自分が完全否定されたような感情グルグル回ってしまう訳だが、ドイツスペインも同格(彼ら以上の格上は実質存在しない)には凄い試合をするけど格下には負けるということは起きてしまうし、それが日本以外にも多く起きているのが今回のワールドカップなんじゃないかなと思う。これはワールドカップだけじゃなくてJリーグでも起きるし少年サッカーをはじめとする育成年代現場でも起きている。だからサッカー面白いのだ、なんてことはずっと解っていたことなのに、それを改めて認識させてくれた出来事だったと捉えておく。ただ、それを実現した監督協会個人的に良い感情を持っていなかったというだけの話である

こんなふうに気持ちを整理して、個人的にはここまでスカウティング材料相手に曝け出してなお同じやり方で行くのかどうかという視点決勝トーナメントを存分に楽しまないともったいないなという現状。たぶん現状以上の隠し球はないと思う。というかドイツ戦のあればヤケクソだったとしか思えないしスペイン戦でもやってみるか!という流れだったんじゃないかと思う。結果上手く行った。自分ギャンブルソシャゲも一切やらないのだが、それ界隈ではこの状況を一言で表す表現があったりするんじゃないだろうか。

ただひとつ、森保監督ビルドアップを仕込めないのはどうしようもない事実なので、次期監督は森保監督でも構わないのだが、国外国内からビルドアップを仕込める優秀な人材を補佐として確保してキッチリ仕込んで、更にそれをベース教科書を作って育成年代からインストール可能な状況を作ってほしい。一般に見えてないだけで実際の育成現場には相当するものがあったりなかったりするのだが、JFAにはもっとうまいことやって欲しいと思っていたりする。基礎が大事という言葉意味もっと考え抜いて欲しい。

あと、メディアとかもっと上手く使えるんじゃないだろうかとかはやっぱり考えるし、本気でサッカーを盛り上げたいならやることは仲良し人事じゃないだろう。実際にスターシステムとか全く関係ない結果になっている訳だし。こうなるなら4年間掛けてドーハの悲劇ドーハの歓喜継続的アピールしておけよみたいな。アジア予選DAZN独占に対して田嶋会長の取った行動は絶対に忘れないぞ。

やっぱり長くなったけど、最後最後で森保ジャパンサッカーがどういうものかを理解できたような気がするので決勝トーナメントは存分に楽しもうと思う。勝てば嬉しいし負ければ悔しい。もうそれだけでいい。完全に理解した

中途半端サッカー知識のせいで一生に一回訪れるかどうかわからない素晴らしい出来事を楽しめないのは勿体無いわ。

クロアチアに勝って欲しい。

2022-05-11

漫画蔵書は500冊未満で少年漫画読者でないオレが選ぶ平成漫画TOP30

基本、長く読み続けることができないタチなので、最後まで読めて且つまた読みたいか

何回も読み直してるものを選んだ。偏ってると思ったが意外と総花的になった気がする。

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田畑由秋余湖裕輝 「コミックマスターJ

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佐々木倫子 「Heaven?

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かわぐちかいじ 「太陽の黙示録

井上雄彦 「バガボンド

沖田×華 「透明なゆりかご」

森薫 「エマ」

やまだ浩一 「隠し球ガンさん」

2022-03-03

[]anond:20220303113754

「打て」と強制

戦時中に実際にあった話である 太平洋戦争中、敵性語排除するという考えから

野球用語の全面日本語化が決定した。

ストライクは「正球」、ボールは「悪球」、

審判コールも、1ストライクは「よし一本」、

アウトは「ひけ」などに改められた。

また、武士道に反するとして隠し球禁止された。

2020-05-04

改憲「発議」を何故忌避するのか

憲法改正しようと言う意見は分かる

(憲法絶対とは言わないしアップデート必要な部分もあるだろうから

会社の社規とかPCプログラムだって部分的改善は行われているし。

まあハードのすげ替えレベルのことはやられたらアレだけど)

憲法絶対維持もまあ分かる

(そもそも国の根幹を成す最重要規定であり、

一部形骸化しながらも十分に活きている以上

下手に手を加えるなら維持の方が安定する)


じゃあ改憲反対主張者に聞きたいんだけども。

だったら発議だけさせてそこで潰せば良くない?

相手の手の内について分かっていた方が優位だし

国民改憲反対が圧倒的過半数である現状、改憲に持ち込むことは難しいと思うんだけど

別に発議させた瞬間全てが決定するわけでなし

(発議即投票という流れならともかくも)

回向こうの土俵に立った上で

徹底的に潰しとけば暫く向こうも黙ってくれるでしょ


国民投票で国が票数を捏造するとかまで考えてる?

その前提を疑い始めたらもはやどうしようもないと思うけれど。

そもそもそれがあったら現行の国民投票捏造した結果になると思うんですけど。まずそこを批判すべきでは?

隠し球的に最後最後捏造……とか考えてもそんな自分の命と引き換えに改憲する度胸があるか?アベに?

ないと思うがね。あなた方が一番分かってるでしょう?

改憲発議もアウトなのなんでや?

憲法改正しようと言う意見は分かる

(憲法絶対とは言わないしアップデート必要な部分もあるだろうから

会社の社規とかPCプログラムだって部分的改善は行われているし。

まあハードのすげ替えレベルのことはやられたらアレだけど)

憲法絶対維持もまあ分かる

(そもそも国の根幹を成す最重要規定であり、

一部形骸化しながらも十分に活きている以上

下手に手を加えるなら維持の方が安定する)


じゃあ改憲反対主張者に聞きたいんだけども。

だったら発議だけさせてそこで潰せば良くない?

相手の手の内について分かっていた方が優位だし

国民改憲反対が圧倒的過半数である現状、改憲に持ち込むことは難しいと思うんだけど

別に発議させた瞬間全てが決定するわけでなし

(発議即投票という流れならともかくも)

回向こうの土俵に立った上で

徹底的に潰しとけば暫く向こうも黙ってくれるでしょ


国民投票で国が票数を捏造するとかまで考えてる?

その前提を疑い始めたらもはやどうしようもないと思うけれど。

そもそもそれがあったら現行の国民投票捏造した結果になると思うんですけど。まずそこを批判すべきでは?

隠し球的に最後最後捏造……とか考えてもそんな自分の命と引き換えに改憲する度胸があるか?アベに?

ないと思うがね。あなた方が一番分かってるでしょう?

2020-03-27

コネで入った会社限界な件

親のコネで今の会社に入ってそろそろ3年が経つ。

入社から「なんか合わないなー」と思いながら、その思いに蓋をするようなるべく考えずに勤務してきたがそろそろ限界かもしれん。

就活時代は30社くらい受けたが全落ち。

売り手市場だったがあまりにも就活というものに向いてなかった。

その末、親が見かねてコネ入社段取りしてくれた。

正直働きたくなかったけど半ば嫌々入社した。

元々興味のない分野の会社で、やる気もあまりなかったので成績も評価も悪い。

一応、親の面子もあるしまあせめて辞めないでおこうとは思っていた。

新人に対しては一応OJTがつくものの、基本的には放任主義

から要求と冷たい社内の板挟みで行き詰まり、若手はどんどん辞めていく。

あと行き過ぎな売上至上主義しんどい

毎月高いノルマを課せられ、さらに都度都度追加で上乗せ。

上乗せ分もこなさないと詰められるのでみんな隠し球の注文を持つようになる。

そうするとメンバー間でもお互いどんどん疑心暗鬼に。

一応怒られたくないしお願いに回るが、マジで何やってるんだろう感がすごい。

お客からは嫌がられ、他部署にも迷惑かかるし。やってもどうせ足らなくて怒られるし。

この体質が、会社のかなりのキャパティを使ってしまっていると思う。

日本生産性の低さって、こういうとこなんやなって。知らんけど。

て言うか、こんなコロナ流行っている非常事態でも売上、売上。

マジでおかしいね君の会社って客に言われる。

客のために何も出来ないくせに一丁前にお願いばかりで、本当申し訳ない。

非人道的人事異動も怖い。

結婚出産タイミングで基本異動。

お前金必要やろ?辞められんやろ?の精神

大事な時期に、縁もゆかりもない土地での生活を強いられる。

人生設計ロクにできんやろこんなん。

そんな感じなので、仕事やる気出ない→ミス→怒られる→やる気さらに無くすの悪循環

父に仕事の話を聞かれる時がとても辛い。

仕事楽しい、いい感じだと嘘をつかざるを得ない。

もう無理だこの会社。すまんな父上。

転職サイトで色々探しているところ。

何か転職の際にこれだけは聞いとけ!ってのがあったら教えてください。

まあこんな能無しじゃあ入れるとこも限られてるだろうが。

2019-06-03

anond:20190603154103

ああ「投げる機会がない」じゃなくて「上手く投げられない」って意味ね。

球が複数あるドッジボールだと隠し球しながら近くにいる奴に奇襲掛けられるんだけどな。

2018-01-20

Nintendo Labo 絶賛が病気とは思わないけど

Switchローンチに間に合っていたけど1年間隠し球にしていたというデマを流し始める人がいるのならそれはどうかと思う

2015-11-19

東芝第三者委員会の骨抜きに証拠が見つかる


http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/111900149/

東芝不正問題第三者委員会も骨抜き調査証拠日経ビジネスに突きつけられたな

先週のデイキャッチでまだ隠し球があると日経ビジネスの副編集長がいったけどこれのことかあ . . .

日本第三者委員会独立性に対する深刻な疑義をも投げかける衝撃的ニュース

2015-08-12

忍者JAPAN

侍JAPANなどと意味のわからないネーミングをしていないで、元木大介川相昌弘レッドスター各氏をフロント招聘し、バント盗塁隠し球を柱としたスモールベースボールを展開、忍者JAPANのくせ者野球世界に見せつけていただきたい。

2015-05-04

「MIRAIには未来はない」理由を、理系はてなーにわかるように書く

理系はてなーのみなさんは、MIRAIに関するさまざまな問題点の指摘をすでに目にしているだろう。

曰く、水素自動車に使われる水素は結局は電気で作るほかなく、その電気化石燃料含めた既存の発電設備で作る。化石燃料をそのまま使う内燃機関車や、電気の段階でエネルギーを受け渡すEVより多段階のエネルギー変換をしているわけだから、そのぶんエネルギー効率が落ちている(実際、コスト比較するとHVEVよりも燃費は悪い)。水素ステーションという社会的インフラ基盤を整備するコストも高い。液体ではなく気体を扱うわけだから設備にもそれだけ高い保安性能が要求される。1拠点で1億円かかると言われている。エネルギーロスがある技術に、多大な社会的投資必要になる。

これらはすべて、MIRAIという車両の「川上」に属する問題だ。でも、MIRAI自体問題について指摘した文章をあまり目にしていない。そこにこそ「MIRAI(FCV)には未来がない」ことの雄弁な証拠があるというのに。

なんでMIRAIには未来はないと思うのか。端的に、でかすぎ、重すぎなのだクラウンよりも5mm短くて横幅が15mmでかい。同サイズ以上。車重は2000kgオーバー。定員は4名で、後部座席の足元は前席下に入らない。トランクは狭小。これが、FCV未来がないことの証拠だ。

そんなことがなぜ問題なのか。「初代の実験販売車だからいいじゃないか。そのうち改善されていくだろう」。そうではない。たとえば初代プリウスはMIRAIより全長が600mm、横幅は100mm短く、車重は1200kg台で、定員5名だった。MIRAIより800kgも軽いのだ! 初代プリウスをあれだけコンパクトパッケージにまとめたトヨタが、MIRAIでは会社の命運を賭けてもここまでのパッケージングしかできなかったということが、FCVの将来を暗示している。MIRAIはHVに比べても、積載している技術要素が多く、しかもそれぞれ小型軽量化するのが困難な技術的制約があるから、この大きさと重さになってしまっている。以下、それぞれの技術要素について言及する。

まずFCスタック燃料電池部が重くてでかいこの重さと大きさでどうにか155psを確保した。2tを超える車重を動かすにはおっつかっつのレベルだ。しかも、その性能(重量出力比)を規定しているのが化学反応領域なので、技術革新のペースが電子技術機械技術よりも格段に遅い。これは燃料電池だけでなく、電池技術一般的命題として知られている。実用車として必要な出力を確保するには、大幅な小型化は難しいだろう。

高圧水素タンクも重くてでかいでも、これ以上小さくすると650kmという内燃エンジン車の平均的航続距離を切ってしまう。タンク圧を上げればそれだけリスクが増す。現状でも水素自動車スタンドでは危険性を考慮し、専任オペレータチャージしなければならない(=セルフ補充はできない)仕様なのだから、これ以上の高圧化の可能性はないだろう。そしてタンク耐用年数は15年だ。しかも2年毎に定期点検必要になり、一般車検場では検査はできない。とてもエコだのサステナビリティだのを胸を張って主張できるような代物ではない。

水素ガスの供給系も重いしでかい燃焼性の液体を発火プラグの直前で気化する内燃機関に比べて、気体を高圧タンクからスタックまで送り込むのだから、配管の気密性もポンプの性能も桁違いに保安基準が高く、それだけ重く大きくなる。これも技術的制約であり、簡単解決できるようなものではない。ちなみにこの車には数ヵ所に水素ガスのガス漏れ検知装置がついている。

廃熱系も重くてでかい水素自動車は水しか排出しない。つまり排ガス経由で廃熱を抜けない。しか燃料電池部分はかなりの発熱を伴う。FCスタックで起きているのは、酸素水素から電気と水と熱を作る反応だからだ。だからあの異形の巨大グリル必要になり、その内部に大型のラジエーターが鎮座している。これも化学反応特性に紐付けられた制約だから技術革新で容易に克服できるものではない。

バッテリも、EVほどではないにしろ、それなりに重くてでかいFCスタックだけでは柔軟な出力制御回生はできない。だから大型の補助バッテリセルを積んでいる。FCスタック+モーター+バッテリというパワートレイン。これエンジン+モーター+バッテリパラレルな、要はHV車と同じような構成なのだHV並みにパワートレイン構成が複雑で、構成部品も多い。しかも可燃性気体を扱うぶんだけ重く大きくなる。これは技術革新だけでどうにかできるような問題ではない。FCVという特定テクノロジーの組み合わせによる、固有の限界、固有の制約というものがある。それがMIRAIの初期モデルの性能と価格規定している。こう説明すれば、理系はてなー直感的に「あっこれ、技術的に筋が悪いな」と感じるのではないだろうか。

から値段も高い。補助金なしなら700万円オーバーだ。そこに、国民の皆様の血税が220万円注ぎ込まれて、やっと500万円程度になる。ちなみに初代プリウス補助金なしで215万円だった。おわかりいただけただろうか。だからMIRAIには未来がないのだ。

6年後の追記

2021年6月16日ホンダ・クラリティFuel Cell生産中止が発表された。ホンダ、FCV生産中止 販売低調で : 日本経済新聞 理由販売低調。そりゃそうだ、高い(783万円)、でかい全長4915mm・全幅1875mm)、買いにくい(リース専用)。2021年6月時点でも全国の水素ステーションの数は147箇所止まり助成金たんまり乗せて官公庁法人に買ってもらうしかマーケットがない。そもそもクルマとしてのユーティリティが乏しいFCVで、さらにあえてホンダ車を選ばなければならない自治体企業ほとんどない。全世界での累計販売台数はわず1900台だったそうだ。FCV全体を断念するわけではなくGM合弁でFCVは続けるということだが、あくま保険的なムーブだろう。

もう一方のトヨタ・MIRAIはどうなったかといえば、こちらも累計販売1万台・国内販売3700台と全く振るわない状況だったが、2020年12月にガラッと雰囲気の変わった2代目が出てきた。https://toyota.jp/mirai これが実にお見事なのだ。といっても「これなら売れる! FCV時代が来た!」という意味ではない。5年前にこの増田で書いた諸問題まったく解決できないまま、それでも「FCVには将来性がある」という幻想を維持するために、針の穴に糸を通すようなコントロール商品企画をやり直し、それにある程度成功している、ということだ。

どういうことか。まずボディサイズだ。レクサスLSと同じGA-Lプラットフォーム採用して、全長4975mm・全幅1885mmに。ちなみに初代は全長4890mm・全幅1815mmだった。初代よりひとまわりデカくなっているのである! 価格は? 細かくグレードを刻んで710万円〜860万円。こちらも高くなっている! 高圧タンクはどうなった? なんと3本に増槽している。しかも1本は運転席の真横に据え付けられている。

全幅1885mmにして、巨大なフロアトンネルにも水素タンクを入れて、750〜850kmという航続距離を確保。全長4975mmにして、ゴルフバッグ3個分のトランクを確保。大径タイヤ採用して地上高を上げ、タンク寸法を拡大。とにかく、全体をデカくすることでどうにかした。「技術課題解決しないという解決をした」ともいえる。

一方でトヨタはさすがだなと思うのは、そういう「FCV限界に気づかせないための、ほぼ唯一の正解ルート」を新型MIRAIでちゃんと選んでることだ。上司に「お前、FCVなんとかしろや」と言われた時に現場が練ってくる商品企画としては、ほぼ100点満点といえる。つまりデカさと高さを「これはあくまで高級車、ラグジュアリーカーなんですよ〜」という建て付けにすることで、「要素技術的に小型化・低価格化が困難」という自家用FCVの致命的欠点希釈したのである

自家用FCVの「デカい・狭い・高い問題」を誤魔化せるのは、もともとボディサイズが大きいスポーツ寄りの大型セダンか大型SUVぐらいしかない。だがエコカーの上得意である自治体法人SUVを買わない。だからMIRAIは「レクサスLSみたいな、スポーツ寄りの大型セダン」になった。2代目MIRAIは、顔つきこそスポーツカーっぽいが、シルエット的にはギリギリ自治体法人用のショーファードリブンカーにも富裕層向けのドライバーサルーンにも見えるし、実際に両方のニーズをそこそこ満たせるように作ってある。辻褄は合ってる。

ショーファードリブ用途に供するために、狭い車内で後部左右席をめいっぱい広く取った。だから後部中央席は実用に向かない。あくまで「5人定員」というカタログスペックのためのエマージェンシーシートだ。これはファミリーカーなら大きな欠点だが、ショーファードリブンやドライバーサルーンなら別に困らない。ほとんど使わないから。辻褄は合ってる。

後部中央席を実際に使わない想定なら、フロアトンネルを大きくしてそこに水素タンクを増槽してもいいよね、となる。結果として航続距離が伸び、600km→850kmになった。これで水素ステーション不足の問題をある程度緩和できている。辻褄は合ってる。

ガッチガチの制約条件の中で唯一の正答を導く論理パズルみたいなことになってて、しかちゃんと正解してる。さすがトヨタ。だがこれは「やっぱりFCV大衆乗用車(5人乗り+5ナンバー)を作るのは無理でした」という事実上の敗北宣言でもある。やはりMIRAIには未来がないのだ。

追記追記

おそらくトヨタも、自家用FCVという路線にはもう勝ち目が薄いと認識していると思う。そこで繰り出してきたのが水素エンジンという隠し球技術的にはそう目新しくなく、過去にも複数メーカー販売している。ただカーボンオフセット問題視される以前は既存ガソリン内燃車に比べて全く優位性がなかったし、そもそも世の中に水素燃料のサプライチェーン存在していないから普及することもなかった。

でもFCV普及が厳しくなった今、水素エンジン車は、既存自動車メーカーが手持ちの技術資源を使ってEV勢に対抗しうる希少な選択肢になる。内燃で培った基幹技術の多くを使い回せるので、今からでもイノベーションで先行するEV勢にキャッチアップしやすい。ミッション系ほか大手下請サプライヤーもそのまま連れて行ける。ガソリンに比べて重量エネルギー効率はかなり悪いが、お得意のHV機構と絡めれば何とか燃費実用域まで持っていける可能性はある。官民を巻き込んだ水素ステーション全国展開というプロジェクト延命もできる。モジュール化に不向きなので中長期ではEV勢に対してどうしても不利になっていくが、レガシー技術延命させて戦えるとこまで戦うというのも旧主派勢力の立派な戦略だ。3代目MIRAIは、出るとしたら普通水素エンジンHV車に生まれ変わっているかもしれない。

(続きを書きました https://anond.hatelabo.jp/20210820195856

2013-09-17

乳首からみごとな角栓がとれた。

 

わかったよスターブクマもつかないからいいなおすよおっぱいだよおっぱいからとれた!!

なんかちくびが二つに増えたかとおもうほどこりっとしたからつまんだらにゅうりんからぽろっととれた!!

ミリくらいだけど!けっこうおおきい!

とれる直前のむずがゆさとぽろんととれたときの妙なさっぱり感がくせになりそう!!

 

しかしまったくどういう経緯でできたのかはわからない。にゅうりんにこんな隠し球があるとは…すげえなにゅりん。

2010-02-17

池田信夫さんと上杉隆さんの検察リーク対話を起こしてみたけど飽きた

池田さんのついーとより

客観的に見て、週刊朝日民主党寄りの報道は異常。「検察の狂気」という特集の中身は、既知の噂と、上杉隆氏の憶測だらけの記事だけ。マスメディア常識をはずれて捜査妨害に近い。

山口編集長は「裸の王様」になってるみたいだけど、この前、週刊朝日記者が「あまり党派色が強いと売れないので、池田さんの民主党批判を・・・」といってインタビューにきた。

明日の夜、上杉隆氏と「検察リークと記者クラブ報道マジレス」。あまり気乗りしないけど、ネット上に実情を知らない検察マスコミ批判があふれているので、1度ぐらいいいでしょう。

検察のリーク(意図的な情報操作)なんかないので、ないものを論じる意味はないが、結果としての捜査情報漏洩はある。それと報道の自由バランスをどう考えるかは重要な問題で、これには簡単な答はない。

結果としての捜査情報漏洩は存在する。これも明らかなので、議論してもしょうがない。それを防ぐために記者逮捕しろというのなら議論は成り立つが、そういうことをいっているのはミラーマンぐらいじゃないの。

捜査情報漏洩を「広義のリーク」と呼ぶとすれば、事件報道のほとんどは広義のリークによるもの。それを防ぐには、記者発表以外の情報報道をすべて禁止しなければならない。それはそれで一つの意見だけど、誰がそういうことを望んでいるのか。

リークという言葉勘違いしている人が多い。政治家が人事を決まる前にリークしてつぶすといったことはよくあるが、検察の場合は起訴したらすべて明らかになるんだから、事前にリークする意味がない。ほとんどが記者の推測。

リークという業界用語誤用している人が多いが、これは普通は単なる「情報漏洩」のことではなく、状況を変えるために「情報操作」すること。最近では、ブッシュ政権がNYTに「大量破壊兵器」の情報をリークして開戦の理由にした。検察自分起訴できるので、リークする必要がない。

そもそも検察は何のためにリーク=情報操作をするのか。たとえば水谷建設の話は「隠し球」としてもっているほうが得で、裁判の前に手の内を明かす理由がない。「小沢はクロだ」という情報操作をすると不起訴のとき批判を浴びるだけで、何の得にもならない。

要するに問題は「検察情報操作」じゃなくて「マスコミの推測による過剰報道」なんですよ。だから彼らは、上杉氏のピンぼけの話なんか相手にしない。週刊朝日山口編集長も『ゴルフダイジェスト』出身の素人でしょ。

念のため、今回の事件を取材している記者にもきいてみたけど、「リーク批判?上杉?あぁそういうの一部にはあるみたいですね」。まったく実情を知らない「批判」なので、相手にもされていない。

・・・というわけで、検察リーク問題なるものは、上杉氏や一部のオタク脳内だけに存在するnon-problemなんだけど、彼らは納得してないみたいだから、気乗りしないけど話をします。

リーク問題が無駄に盛り上がってるけど、かりに「情報操作」があるとして何が問題なの?イラクWMDをめぐる事件では、世界の批判を浴びたのはリークしたチャラビじゃなく、それに引っかかったNYTの記者。最後はメディアの判断力の問題。

http://www.ustream.tv/recorded/4745416

司会:みなさんこんばんは。ケツダンポトフのソラノ(?)です。ブログス特別討論番組検察リークと記者クラブ報道マジレス」第4の放送を始めます。早速ですが、本日の出演者の方のご紹介をさせて頂きます。鳩山邦夫議員の公設第一秘書ニューヨークタイムズウキョウ支局取材記者を経て、フリーランスジャーナリストとして活動中の上杉隆さんです。

上杉:三流ジャーナリスト上杉です(笑)カメラ位置を確認。どこ見てしゃべればいいのかな、的な)安倍晋三元総理に、ちゃんとクレジット付きで、三流ジャーナリストという名誉ある称号を頂きまして、この場をお借りして御礼申し上げます。よろしくお願いします。

司会:ご本人のブログや、アゴラでおなじみの経済学者池田信夫さんです。

池田:よろしくお願いします。私はさっぱりわからないことを、上杉さんに教えて頂くつもりで参りましたので、はっはっはっはっは(としゃべりながら笑いだす)

司会:はい、では早速でありますが、今回の討論会のテーマは「検察リークと記者クラブ報道マジレス」というテーマで進めさせて頂きます。民主党小沢一郎幹事長政治資金規正法違反事件を巡る、検察側の動きをいち早く入手して報道した問題など、特定の報道機関記者だけで構成している記者クラブについて、熱い討論を交わして頂こうと思っております。そして今回はインタビューの取材現場イベント会場からライブ中継をし、ツイッター視聴者から受け付けた質問を取材相手に投げかけるダダモレ放送でおなじみの、私、株式会社ソラノモト(?)ケツタンポトフのソラノが司会を務めさせて頂きます。よろしくお願いいたします。

それでは、早速討論に入らさせて頂きますが、今回は私が参加しておりますので放送中に放送を見て、みなさんがツイッターポストした内容、ハッシュタグマジレス」で呟いて頂いた内容を随時、放送中に上杉さん、池田さんに投げかけてみたいと思いますので、みなさん、どしどしご質問よろしくお願いいたします。(ぺこり)それでは、私が早速最初のフリだけさせて頂きます。まず、池田さん。(カメラが司会から池田の方を向く)今回の上杉さんの検察リークの報道の一連の発言について、何が最も問題だと思われていらっしゃいますか。

池田:問題って言うよりね、さっきも言ったように、この問題はリークっていう言葉定義がはっきりしないままに、リークはけしからん、みたいな話があちこちに飛びかっているような気がするので、まあ今日はその問題をはっきりさせるところからスタートさせた方がいいと思うんですよ。そもそもがリークっていうのが何を意味するのかっていうのをきちっと定義して話をした方がいいと思うんですね。上杉さんとツイッター上でやりとりをしていっていると、おそらく僕の印象では二つ、リークっていう言葉意味を二つの意味で使ってる方が多い。それがこの問題の混乱の原因かなと思っています。

一つは、文字通り、情報漏れるという意味。漏らしたか、引っ張り出したかは別として、結果として捜査情報漏れるっていう、一番広い意味でのリークというのと、もう一つは業界用語でいうリーク。役所とかが意図的にマスコミを使って都合のいい情報を流す、これが普通にマスコミでいう場合のリーク。ところがそれを二ついっしょくたにすると、リークあるじゃないか、国家公務員なのに、って話がすぐに違法行為マスコミが手助けしている、ていうふうに話がとんでいくんだけど、問題は、僕はまず二つの問題を区別する必要がある。で、僕と上杉さんの意見が違わないのは、広い意味でのリークっていうのは明らかに存在する。捜査情報漏えいが結果としてあることは疑うことができない。実際のところ。これはいいですよね(上杉の方を見て、確認をとるそぶりをする)

上杉:そうですね(カメラ上杉の方を向く)今、言っていいのかな。本当、検察リークに関して、私自身検察リークがけしからんって言ったことは一回もないんですけど。(池田の笑い声に聞こえる声が入る)たぶん。というのも、自分検察に取材をしていて、検察から情報をもらっているんで、リークじゃなくて、検察のリークと思われる情報をそのまま一方的に報じるメディアがいけないってずっと言っているんですよ。だから、一昨日ですよね。グリンピースシンポジウムでも言ったんですけど、勝手にそういうふうに解釈されているので、リークくるのは当たり前にありますよね。だって情報操作して、リークっていうかスピン、完全なスピンコントロールなんですけど、検察がすることによって、検察という官僚組織利益を守るということに関して、そのまんま、だだもれじゃないけど、情報操作に乗っかってしまっている記者クラブメディアが問題だとずっと言っているわけで、リークがあるかないかっていったら、そんなのあるに決まっているわけで…

池田:でしょう!だからね、僕はまずそこがわからなくて、リークをするのがけしからんみたいな話が山のようにくるわけですよ。

上杉:どこの立場にいるかが問題なんじゃないんですか。ジャーナリストの立場からするとリークはありがたい。これはだいぶ前にもう書いていますけどありがたい。公務員からするとリークはけしからん国家公務員法違反過去にも罰せられていますから。西山太吉さんの例にもいえるように。そのへんを逆に池田先生の方がごっちゃにされていませんか。

池田:ううん。僕は最初から広い意味でのリークは存在すると言ってるでしょ、これを僕は言ってるでしょ、何度も。(上杉が何が言っているが続ける)検察官検事から情報漏れ事実もそう多くはないけども、まああると。誰しもが認めていることであって、別に議論にしてもしょうがない。だから今の上杉さんの話を聞いて、僕も事実認識そんなに違わないよと思ったんです。

上杉:(おそらくPC画面を見ながら)池田さんがこのツイッターで言っているのは、「意図的な情報操作のリーク…」

池田上杉の発言をさえぎって)だから、そっちのほうについては、ありませんが…

上杉:(続けて)「…なんかないので、ないものを論じる意味はない。結果としては捜査情報漏えいはある」(池田「ある」と発言し、うなづく)と書いてらっしゃいますよね。これは、前のツイートかな。っていうことは…

池田:だからまずね、あの意見の一致しているところから始めた方がいいと思うんですけど、ようするに結果としての捜査情報のリョウユウ(漏えい?流用?)が存在するっていうのは疑う余地もないことで、議論してもしょうがないでしょ。だから問題は、意図的に検事、あるいは検察上層部報道を操作しようとして、そのー、なんていうかな、情報を流して、なんかこう民主党政権を倒そうとしているとかね。なんかそういう人いるじゃないですか。そういうことがあるのかどうかっていうのことが問題ですよね。

上杉:基本的に検察民主党政権を倒すことより、検察っていっても行政組織なわけですから、自ら組織を守るための自己防衛だとか、そのための情報操作意味のリークっていうのは当然あると思うんですけれど、それはないってことですか?

池田:だからね、それは情報操作をどう定義するかっていう話ですけれど、今、上杉さんがおっしゃたように、それこそ検察の方からだだもれで、こういうこともあるよっていうふうに、どんどん情報が出てくるっていうことは、普通ないわけですよね。これは○×△…わかるように。(聞き取れませんでした。ごめんなさい)普通の役所と警察検察が非常に違うのは、普通検察は狭い意味でも広い意味でもリークっていうのはあるわけなんですよ。ようするに例えば概算要求の時なんかになると、いろんな役所を、ちょっとこう各省呼んで、(ほんにゃらにゃんらら)教えてやるからなんて言ってね、こう集めている前に、その省の要求している項目について、この政策明日発表するんだけど、それをどっか書いてくんないかって情報便宜を図ってる。それを業界ではリークっていうんですね。そういう意味でのリークを警察検察していることは僕の知っている限りある。内部で。でしょ。

上杉:んー、まあ今回の件に関しては色々取材していると、未だかつてないほど、いわゆるそういう意味でのリークも。これまでは書けっていうほどはなかったんですけど。

池田:そこね、僕、実は聞いてみたんですよ。今回取材している記者に。

上杉:それを取材してる記者ですよね?それはどの記者ですか。記者クラブ記者…?

池田:んまあ、かなり上の方、ですよ。

上杉:上か下かは関係ない(苦笑)

池田記者クラブの直接の構成員ではない。

上杉:というと、取材してないですよね?

池田:ま、まあ指揮している人だから。

上杉:そうすると間接の間接になっちゃいますよね。この情報は。三次情報

池田:まあ、そう。まあ、まあ。

上杉:私は検事に近い人に直接聞いているんで。むしろ池田さんは確か私のことを(PC見ながら)「検察取材したことのない素人」とお書きになられてますけど、えー、池田さんよりはしていると思いますけど、そこらへんは?

池田:ぼ、ぼう、僕はしたって書いてないでしょ。僕が間接的に○×△(聞き取れません……)持っていないから。

上杉:私がしてない素人というのは、ぜひ取り消して頂きたい。この取っちゃってください。

池田:(何か言おうとして息をして、一瞬呼吸を止めた後、早口で)じゃあ、いいよ、じゃあそれは取り消します。それは取り消すとして、問題はその今の狭い意味でのリークが現に存在するかどうかなんですよね。まあいま非常にスペシビフィック(?)に検事総長情報ばらまいているって話がありましたよね。えー、そういう話っていうのはなんか具体的にちゃんと裏が取れた話なんですか。

上杉検事総長、特に検事…、えー、特捜部長ですね。東京地検特捜部長の、基本的にこれは体験という形の、内輪のインナーサークルだけのまあ、いわゆる発表をやっているんです。そこにはカメラも入れられない。

池田:この間の記者会見の時ですか。

上杉:いや毎回やっています。ほぼ毎日のように。

池田記者コンじゃなくて?

上杉記者コンもそうですし、そのいわゆる懇談も含めて。それは基本的には一部そこで情報を投げるという時に。正式な記者会見じゃないですよね、当然ながらそれは。クローズド、で、しかも検察名前も出さない、佐久間特捜部長、佐久間達也特捜部長という名前どころか、検察という名前も書いてはいけないということは、形を変えたらリークですよね、それは。堂々と発表してない。

池田:じゃあ、そこんところは僕は確認してみたけれど、昔に比べてね、激しくなったというふうに、今の上杉さんがおっしゃったように、検事総長特捜部長が○△□なんかと記者が言ってるようですね、って言ったら、まあ、最近の人からみたらそうかもしれないけれど、昔はもっとひどかったよ、と言ってましたよ。

上杉:でも現時点ではあるってことですよね。そういう形で。

池田:まあ、ようするにその、最近特にひどくなったということではない。彼の言い方だとね。

上杉:私は別に、最近過去もないとは言っていないですし、特に先程言ったのは別の意味での話ですね。非公式な形、懇談がやや公式だとしたら、もっと非公式な形、いわゆる夜討ち、朝がけ、夜回りだとかで、かつてどんなにいってもやっぱり検事は口を割らないわけですよ。当然文部省法務官も口堅いですし。ところが相手側から今回の小沢の一連の流れでいうと、途中からこういうの書けと、特に5月の天の声報道以降は特に激しさを増してきたと。

池田:だから、そういう話もね、色々週刊誌業界ではとんでるみたいですけど、僕が聞いた感じでは、そんなに激しくリークしてるっていうふうには聞いてないよ。

上杉:まあそれは、リークされてるっていうのを認めると困る人ですよね。それは新聞社テレビ記者とかですよね。それはだって自分たちが仕事をしたってことがいいたいわけですから。当然ながら、やー、お気楽に優先的にそれをもらったとか、そんなことは言えないわけですから。脚で稼いだ、どうのこうのって言いたいわけですよ。脚で稼いでないにしろ、なんにしろ、懇談会形式の記者会見匿名性の中に隠れた記者会見にしろ、情報が出ていることは間違いないんで。

池田:出てることは間違いないよ。

上杉:それをまったく検察の、広義の意味のリークはないっていうその方針は全然違う。その考えは違うって意味ですよね。

池田:いや、広義のリークはあるっていうふうに僕は思う。それはね、そこんところは若干各社の公式見解は違ってて、まあ例えばNHKなんかね、リークはあるっていった視聴室センターのおじさんをクビにしたとかね。あれっておそらくは狭義のリークも広義のリークもないっていう公式見解ですね。つまり捜査官からいっさい情報漏れていないという。

上杉:リークないってどうやって取材してるんですかね。

池田:そんな、それはありえない。まったく間違ってる。それはリークがないと明らかに知り得ない情報ってあるわけで、それは僕はあると思うんですよ。で、東京新聞社会部長、まあ暗に認めていますよね。僕はそれは正直だと思いますよ。

上杉毎日新聞でしたっけ?リークはないと。阿吽の呼吸と壁の向こう側で話した、あーとか、うーとか、そういう呼吸をとって記事にしたっていうなら、それって記事の捏造じゃないですか。

池田:それはありえる。で、それはおかしい。

上杉:例えば鈴木宗男さんが、(以下略、てか「広義」「狭義」言ってループ

疲れたから終わりにする。このあとも名シーンたくさんあるんだけど、おなかいっぱい。要するに、ぐだぐだだった。

2009-03-27

補記:そろそろ WBC について一言いっとくか

http://anond.hatelabo.jp/20090326120258

 

コメント欄で一部勘違いしている方がいますが、

サッカーでも議論がありましたが、マリーシアってのは、

隠し球とか、捕球時のミット動かしのような誰が見てもわかるような、

ずるい行為だけじゃないですよ。

 

捕手は体の近くで捕球してミットを審判から見えないようにしたりとか、

セカンドランナーの手の位置が微妙に違うとか、

(そもそもセカンドにランナーがいるときは捕手サインは変わる)

セカンド、ショート外野に球種を伝えているとか、

観客からは見えないところで、情報戦が行われているわけですよ。

サッカーでも「オフ・ザ・ボール」というでしょう?

団体競技は基本的にそうでしょう?

力と力のぶつかり合いといった目に見える要素以外の

情報戦のような戦いがあるんですよ。

 

野球の場合は、一球一球ごとに状況がぶつ切りになるし、

確率論に支配される場面が多いので、

他の競技に比べて、情報が有効に使えるだけであって、

情報戦が必要なのは

サッカーラグビーだって同じだと思う。

ただ、野球の場合はアマチュア野球歴史でもって、

そういった知恵継承が行われているし、

観客側の野球リテラシーも高い。

その意味では、高校野球は、ブラックなところがたくさんあるけど、

日本球界に一番貢献していると思う。

 

で、高校野球の話ついでで、なんだけど、

アマ野球愛好家としては一つ話題を提供したい。

 

今の野球界で問題になっているのは、

15才以下の競技人口サッカーに抜かれたことなんだ。

これは野球が長時間競技であるのが原因だと思っている。

野球は平気で土日を丸々潰す。

確かにトップレベルの子は、どの競技でも長時間の練習をしているけど、

野球に関して言えば、一通りの練習をしようと思ったら、

一日潰れることになる。

拘束時間のわりに暇な競技なのだ。

 

時間競技である野球は、

テレビ視聴でも避けられてきているし、

何より少年スポーツに関しては、

親がこれを忌避する傾向がある。

勉強する時間がなくなるからだ。

野球にはお金がかかるという話もあるが、

競技人口が少なくなっているのは、

拘束時間の影響が大きいと私は考えている。

 
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