2024-02-13

訳あって入籍できないので内縁の妻をやっている。

もちろんプロポーズなんてなかったし、当然結婚式なんてないし、ハネムーンもないし、マイホームもないし、子供もいない。

子供は、できたこともあったのだけど、訳ありの私たちなので、堕ろすよう言われ、それに従った。

互いの親族わたしたち関係を忌まわしいもの、とまでは言わないまでも、無いものとして扱う。

もちろん公正証書も取り交わしていない。

法的には、同棲カップルと、何も変わらない。

 

わたしは一生、ドレスを着ることはないのだろうし、夫婦写真家族写真を撮る事もないのだろうし、父にも母にもなんの恩返しもできないまま、ゆっくりと死んでゆくと思う。

 

それでもわたしたち夫婦は、日陰で慎ましく毎日愛し合っている。外ではしない指輪を、家に帰ったら静かに嵌めて、夫婦として暮らしてる。

わたしにとっても夫にとっても、今の人生は望んだものと違うだろうけど、愛に縛られたこ人生を歩く決断を、毎日慎重に下し続けている。

 

あぁでも若いうちに写真くらいはねだって撮らせて貰えばよかったかなぁ。

あらゆる反対や障害を押し切って、あの子を産んでおけばよかったかなぁ。

あの時、義兄がまだ会話を諦めていなかった頃に、尻込まず話しておけばよかったかなぁ。

そういう後悔も尽きない。

 

歳月を重ねてきて、両親もそろそろ見送るかという年齢に差し掛かる。

わたしたちの終わらせ方も、考えることが増えてきて、そうして考えれば考えるほど、気が重い事ばかり。

夫は持病があるけども、入院しても、わたしはお見舞いにも行けないのだなぁ。

せめて目の前で倒れて欲しい。119番わたしにさせてほしいなぁ。

どちらか先に亡くなるとして、骨を拾う事はおろか、法要に参加する事も、おそらくできないよなぁ。

遺影を選んであげる事ももらう事も、できないんだなぁ。

夫もわたしも、今ともに暮らす住まいは、互いの親族に明かしていない。荷物も、生活必要最低限だけ。

わたしは夫の形見を、夫はわたし形見を、分けてもらう事もできないだろうなぁ。

あの世でも一緒がいいけど、同じお墓に入るのは、たぶん難しかろうなぁ。

わたしがこの人の妻として生きた日々は、この人がわたしの夫として生きた日々は、わたしたちがこの世から居なくなるのと同時に、なかったことになるのだろうなぁ。

 

から婚活増田たち、眩しいです。

婚活楽しんでください。辛い事も多かろうけど。

うまくやれば、日の当たる場所へと続く道につながると思います

希望があります

しか手元に残らなかった人生も、これはこれでなかなか、寂しかったりするから

  • どんな訳があるの?

  • いったいどんな訳があるのですか? 無戸籍者? 三親等以内の親族?

  • ドレス着たがる女がフォトウェディング知らないとは思えないのでこれは創作

    • 30~40年前とかでもフォトウェディングってあるの?

      • いつ利用してもええんやで

      • 明治時代には結婚記念写真を撮影する文化は持ち込まれていたようだが入籍ありきみたいだな。 今みたいな「コストカットで挙式の代わりにフォトウェディング」という文化はおそらく...

  • 俺の知り合いで50超えて結婚して式も挙げた人知ってるし増田も夢見ろ希望を抱け。

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