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はてなキーワード: 国立感染症研究所とは

2021-01-21

20日南アフリカ共和国国立感染症研究所NICD)と現地の大学研究者は、新型コロナウィルスワンチン接種者44人の血清に南アフリカ変異ウイルス(501Y.V2)を公開した試験結果のサンプルの半分が完全に無力化し、残りの半分は、抗体反応が弱くなったことが分かったと述べた。

これはワクチンを合わせたり、既に新型コロナウィルス感染して抗体を持っていても変化ウイルスに再感染することができるという意味だという。

研究者は、南アフリカ共和国変異新型コロナウィルス内のスパイクタンパク質を変形させるためだと分析した。新型コロナウィルスワクチンは、スパイクタンパク質を狙って、免疫効果作成するが、南アフリカ変異型は、これを変更するための効果が減るということである

研究者は「新型コロナウィルスにすでに数多くの人が感染し、ある程度の免疫を蓄積したものと見られる状況であるが501Y.V2よう変異型のために重大な再感染危険が大きくなった」と述べた。

ただし、この研究結果は、まだピアレビュー(peer review/査読検証状態だという。

変異型にワクチンが効かないのヤバい・・・

2021-01-20

zeroコロナなんて簡単やん

14日間の間に武漢から帰国した人以外のPCR検査拒否すれば、はいおわり。

武漢関係ないのでPCR検査できません。

 

国立感染症研究所が認めたPCR検査以外は、偽物ですのでコロナ患者カウントされません。

 

立憲民主党天才やな。俺も一票入れるわ。

2021-01-10

新たな変異種を初確認 英、南ア型と共通部分―厚労省2021年01月10日2033

厚生労働省は10日、ブラジルから到着し、空港検疫で新型コロナウイルス感染が判明した男女4人から

英国南アフリカの型とは異なる新たな変異種が検出されたと発表した。

英国南アとは共通変異部分もあるが、感染力や重症度、ワクチンへの影響は不明という。

国立感染症研究所世界保健機関(WHO)に通報し、詳しく調べている。

2020-12-17

勝負の三週間 菅首相の会食記録

jiji.comの首相動静から11/25~12/15までの勝負の三週間の菅首相の会食記録を抜粋した。

内閣人員(秘書官参与他)との「食事」(非会食、朝食・昼食・夕食表記など)は省いた。自民党議員等との「食事」はカッコを付けて記録。「会食」表記ならそのまま記録。

11/25

自民党城内実石川昭政衆院議員と会食

11/26

政治ジャーナリスト田崎史郎氏と会食

11/27

山崎周二全国農業協同組合連合会JA全農代表理事理事長と会食

プロ野球選手江本孟紀小早川毅彦両氏らと会食

11/28

防衛相防衛省島田事務次官芹沢官房長、山崎統合幕僚長井筒航空幕僚長らと会食

(中国料理店「星ケ岡」で経済ジャーナリスト財部誠一氏と懇談)

11/29

(レストラン「ORIGAMI」で新浪剛史サントリーホールディングス社長と昼食)

11/30

反町理フジテレビ報道解説委員長と会食

12/1

日本ガス協会広瀬道明会長らと会食

日本医師会中川俊男会長今村副会長と会食

12/2

(自民党牧原秀樹武村展英衆院議員と夕食)

12/3

(自民党山本朋広黄川田仁志衆院議員と朝食)

岡部信彦内閣官房参与、尾身茂新型コロナウイルス感染症対策分科会長、脇田隆字国立感染症研究所長と会食

飯島勲内閣官房参与丹呉泰健内閣官房参与と会食

12/4

渡辺美喜男リベラルタイム出版社代表取締役編集長、和里田松井証券社長と会食

12/5

(なし)

12/6

(なし)

12/7

(自民党秋本真利大串正樹衆院議員と朝食)

(西村明宏自民党衆院議員山田佳臣JR東海相談役と夕食)

12/8

麻生副総理財務相と会食

12/9

(坂井学官房副長官田中英之自民党衆院議員と朝食)

ジャーナリスト後藤謙次氏と会食

山口那津男公明党代表と会食

12/10

日本経済新聞社喜多恒雄会長岡田直敏社長らと会食

12/11

和田政宗事務局長吉村泰典元内閣官房参与杉山産婦人科杉山力一理事長と会食

藤井比早之田中良生星野剛士衆院議員と会食

12/12

(なし)

12/13

(なし)

12/14

阿達首相補佐官宮坂昌之大阪免疫学フロンティア研究センター招へい教授と会食

二階俊博幹事長林幹雄幹事長代理、プロ野球ソフトバンク王貞治球団会長俳優杉良太郎氏、政治評論家の森田実氏らと会食

12/15

自民党秋本真利衆院議員加藤日本風力発電協会代表理事と会食

フジテレビ宮内正喜会長遠藤龍之介社長東京五輪パラリンピック組織委員会高橋治理事と会食

2020-11-18

脇田隆字「北海道は外から来る人のほとんどが東京

脇田国立感染症研究所長がこのようなことを言ったという記事が出ている。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/482243

北海道内の感染が増加している

→道外からの来道者のほとんどが東京都民

トンキンのせいだ!

という機序のようだが、これは間違いである。

北海道作成している「2019年度来道者調査」(https://www.visit-hokkaido.jp/company/material/detail/65)によれば、昨年度に航空機を利用した道外からの来道者数はそれぞれ下記の通り。

ここでいう「関東」とは羽田空港成田空港茨城空港ことなので、実際には関東全域+東北の一部+甲信越の一部+静岡の一部を指す。

それ以外の地域から乗り継ぎで北海道を目指す人もいるだろう。地方空港から新千歳空港以外の道内空港に行きたい場合羽田で乗り継ぐことが多い(直行便がない)。

また、当然ながら航空機以外で来道する人もいる。青森から函館へは車で行けばいい。フェリー利用者も多いが東京発の北海道行きフェリーは就航していない。北海道新幹線は東北以北の人にとって便利だろう。

何%以上をほとんどと言うのかは知らないが、「ほとんどが東京都民」ではないことは明らかである

それにしても、どうしてこのような簡単に分かるデタラメを発信してしまうのだろうか?

別の資料http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/raido.htm)では発地空港「東京」となっており、この東京羽田成田茨城のことですという注釈も付いていない。

もしかしてこれだけを見て「トンキンばっかりだ!」と思ってしまったんだろうか?脇田氏は旧専門家会議と現分科会メンバーでもあるが、このレベル議論をしているんだろうか?

記者の要約ミスという可能性もあるので、そちらであってほしい。

脇田氏から説明分科会議事録公開を望む。

2020-07-05

anond:20200705074402

無責任じゃないと生き残れない説ある

A級戦犯として吊し上げられた人物然り

731部隊から東大京大医学部国立感染症研究所要職についた人物ら然り

とりあえず京大微塵も反省してないな

東大医学以外の人は頑張ってるのは見える

2020-07-04

anond:20200704181922


この状態で『人が死なない以上の利益ってあんの?』とは?現実は死んでいるし無策放置からまた死ぬが?

病院も逼迫した状態から落ち着いた状態になったりしていないが?

欧米並みの死者数に至るまではフィリピンに次いでの死亡率で無策放置でも『日本成功している』なのか?


繰り返すけど、日本最高ホルホルホルホルホルホルホルホルとしたいなら、コロナどうこうではなく、格差が小さいを誇ったら?

欧米では経済レベル人種であからさまに被害が異なっているが

日本は無策が原因で死亡した人(たらい回しにされる、気付かず感染する)はいても、経済理由が原因で死んだ人はいない

anond:20200704153859

現実逃避はよそう。検査数も論文数も臨床試験もすべて数字で出ているので数字をみるべきなのは増田だぞ

死者数1点のみにこだわるとしても、死亡率で言えばロクに検査ができていない状態フィリピンに次いで高いし、

無策のまま増えないことを保証するものでもない

まさかとは思うけど欧米並みに増えない限り、医療関係者もそれ以外の人間も、死んでいいって話じゃないよね?

山梨大学が言ってることは、全文同意だが、抗議したければするべきだ

リンク貼ったのに読む様子ないかベタ貼りするな?

OECD諸国の中でも最低レベルPCR実施件数 4)なのだから、尾身氏も認めているように日本感染者数の実態は知りようがなく、現在の報告水準よりも相当程度高いと見積もられる 2、5)。PCR検査を最低水準にとどめることで、数字に現れる感染者数を低く抑え込むことが、「ほぼ奇跡なのだとしたら、かつて国際的問題とされた日本研究不正と土壌はそっくり同じではないか感染者数の実態は分からないが、立場の違いを超えたコンセンサスであり、論理的に突き詰めれば、我々が第4報で述べた通り 2)、また尾身氏も認める通り 5)、相当数の陽性患者が見過ごされているのが日本の現状である


 では死亡者数の方はどうか。論理的帰結は、感染者数の実態が分からない以上、死亡者数も低いPCR検査件数の中で診断できた症例に限られるため、報告されている死亡者数が実数よりも低値とみられることである。これを裏付け根拠の一つとして、第4報では、国立感染症研究所公表しているインフルエンザ関連死亡迅速把握システムによるインフルエンザ肺炎死亡報告の超過死亡に触れた 2)。


 インフルエンザ流行はほぼ終息していたにもかかわらず、東京において、2020年の第8週、9週で閾値を超える超過死亡が生じていたことについては第4報で触れたが、その後、第13週まで超過死亡が継続していたことが明らかにされた 7)。また、本システム調査対象の21大都市のうち、報告のない5都市と、5週もしくは9週までの報告に留まっている6都市の合計11都市を除いた10大都市の報告では、東京のほかに仙台12週)、熊本(7、9-11週、13週)でも超過死亡が報告されている。新型コロナウイルスによる真の被害規模を示す指標として「超過死亡」が注目されており 8)、さいたま市京都大阪など第5週もしくは第9週以降の報告が滞っている感染流行地域の報告をまって真の被害規模を検討することが求められる。


 以上示した通り、現在の報告数だけ見て感染者数、死亡者数が低く抑えられていると結論づけるのは早計であり、「ほぼ奇跡」と称している状況自体幻想にすぎない可能性も高い。それでもなお、「ジャパニーズミラクル」などと持ち上げるのには、「仰ぎ見られるような感染症の専門家が陣頭指揮を執っている」とわざわざ言及することと無関係とは言えまい。WHOのテドロス事務局長中国寄りと批判されてきたが 9)、WHOも落ちたものである


(略)


WHOが表明すべきは、欧米比較するなら「パンパシフィックミラクル」「アジアミラクル」であり、死亡者数で日本を取り立てて持ち上げる根拠は乏しい。加えて図2を参照いただくと認識が変わるだろう。図2は、図1から中国を除き、台湾を加えたものである。他の西太平洋地区17カ国と比較し、フィリピン日本の死亡者数の急増が止まっていないことが分かる。日本は、4月11日頃の変曲点以降、右肩上がりで死亡者数が増加し続けている。5月16日時点の人口10万人当たりの死亡者数は、日本が0.57に対し、韓国が0.51、ニュージランドが0.43、オーストラリアが0.39、マレーシアが0.36、中国が0.35、台湾が0.03であり、この時点でも西太平洋地域の中ではフィリピンの0.76に次いで高い水準にある。


(略)


世界中オープンデータリアルタイムに入手できる今、取り繕ったり、欺いたりするのには自ずと限界がある。自己正当化固執せずに、アカデミズム精神データに基づいた建設的な議論を促進することこそ、輝かしい日本を取り戻すために、一層求められている。専門家を称する人々に盲従するのはアカデミズムの欠如と衰退にほかならない。


 科学教育研究所の小田垣孝九州大学名誉教授東京工業大学の小野京右名誉教授など、さまざまな専門家も声を上げ始めた 17、18)。世界の取り組みに真摯に耳を傾け、日本の英知を結集して政府支援していくことが、死亡者数の推移から第1波の収束も定かでない中、来る第2波、第3波への備えとして最も重要である

2020-05-08

anond:20200508113227

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0229kaiken.html 2月の安倍ちゃん

 PC検査については、国立感染症研究所における対応に加え、先月来、全国にある地方衛生研究所民間検査機関大学に対して試薬などの検査キットを積極的提供し、その能力構築に努めてまいりました。その結果、現時点で、全国で1日当たり4,000件を超える検査能力があります現在も、地方にある民間検査機関大学試薬などを提供し、一層の検査能力の拡大に努めてまいります

メモ新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策(R2.2.13)

新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応

令和2年2月13日

新型コロナウイルス感染症対策本部本部長:安倍晋三専門家会議招集は2月16日)



2.緊急対応

(2)国内感染対策の強化

病原体等の迅速な検査体制の強化等

国立感染症研究所において、判定を速やかに行う多量検体検査システムの緊急整備を行い、検査可能検体数を大幅に増加させる(*1)とともに、地方衛生研究所における次世代シークエンサー(*2)及びリアルタイムPCR装置(*3)の整備を支援することで、検査体制を拡充し、全国に83ある地方衛生研究所の概ね全てでリアルタイムPCR検査実施可能とすることを目指す。また、大学民間検査機関への外部委託活用するとともに、検査試薬が不足することのないよう所要の予算を確保する。

(*1 現在国立感染症研究所においては、1回(6時間程度)に200程度の検体の検査可能であるが、これを 800 程度に増加させる。)

(*2 次世代シークエンサーDNA構成する核酸配列を、同時並行で高速・大量に読み取る解析装置。)

(*3 リアルタイムPCR装置PCR 検査において、DNA断片の増幅とその検出を同時に行う装置。迅速性に優れる。)

感染症指定医機関等の治療体制機能の強化(略)

検査キット、抗ウイルス薬、ワクチン等の研究開発の促進(略)

マスク医薬品等の迅速かつ円滑な供給体制の確保(略)

 *

(参考)本対応策の所要額

今年度予算を着実に執行するとともに、これに加え、第一弾として予備費103億円を講じることにより、総額153億円の対応策を実行する。あわせて、日本政策金融公庫等に緊急貸付・保証枠として 5,000億円を確保する。

2.国内感染対策の強化:65億円

検査体制医療体制の強化:30.6億円

帰国者接触外来接触相談センターの設置:5.1億円

検査キット、抗ウイルス薬・ワクチン等の研究開発:10.0億円

国際的ワクチン研究開発等支援事業10.7億円

マスク生産設備導入補助:4.5億円 等

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/th_siryou/kinkyutaiou_corona.pdf

2020-04-23

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60254?page=2

例えば、感度について言えば、PCR検査は陽性の患者が正確に陽性と判定される確率が70%としばしば指摘されていた。確かに中国武漢におけるPCR検査は即席で感度は低かっただろう。

 ただ、国立感染症研究所の「検体採取輸送マニュアル」を見ると、綿棒で下気道と鼻咽頭からそれぞれ検体を採取するとある。また、試薬の調整方法が異なる2つのセットでの検査を推奨しており、製薬会社関係者によれば、検出キットも一つのサンプルで複数回、判定するもの一般的という。仮に感度が70%だとしても、判定の回数が増えるほど、すべての検査で間違える(陽性判定できない)確率は下がる。 anond:20200423165600

2020-03-29

テレビに出てくる「なんとか病院で新型コロナの診察を担当してる〇〇医師」って一級建築士程度だよね

新型コロナ専門家って言ったら大学感染症を専門に研究してる教授とか国立感染症研究所職員とかとかそういうレベルだよね

2020-03-16

臨床検査技師が推察する新型コロナ検査数が増えない理由

twitter検査しているのは技師なんだ!って動画がバズりました。著作権問題はあるけど、あるあるが詰まってて面白かったです。臨床検査技師が少し注目されたので、公開されている情報を元に新型コロナウイルス検査キャパが増えたにも関わらず検査数があまり増えていない理由を主に「国がどうやって検査キャパ数を増やしたか」を中心に推察していきます

みなさんが思っている論点と違っててタイトルで釣ったと思われる方がいたらすみません

タイトルを「国が〜」とかにすると政治的意図があると思われそうだからやめました。


前提として全数把握をしない理由は、様々な先生方がおっしゃっている通りだと思っています現在、陽性者は軽症・重症にかかわらず原則入院措置がとられています。(病床数の都合で一部は違うみたい)軽症のコロナ患者感染症病床をとられてしまうと、空気感染するような麻疹結核などの感染力の強い感染症患者隔離できなくなってしまうことが危惧されます

まり身近には感じないかもしれませんが、結核患者数は年間1万5千人を超えており死亡率は20%弱(平成28年)です。麻疹に至ってはワクチンがあるにも関わらず未だにゼロにできていません。


この病床数の点については、この先新型コロナ感染者数がもっともっと増えてくれば、軽症患者は自宅隔離処置がとられると個人的には予想しています


さて、本題です。

ここでは以下の4点を踏まえて検査キャパ数に比較して検査数が伸びない訳を推察していきます

あくまでも私個人意見です。違ってたらすみません

1. 増田について

2. 国はどのようにして検査キャパ数を増やしたか

3. 保険適用でも検査できない?

4. PCR簡単か?

時間のない方は2と3だけでいいかも。


1. 増田について

臨床検査技師一般市中病院微生物検査に数年、病理検査に十数年いた中堅技師病理検査フラジャイルをご存知の方であればわかるかも。森井君と同じ仕事をしていました。ちなみに大学卒業研修はTaqManプロブリアルタイPCRを使った、ガン遺伝子定量身バレ防止でざっくりすぎ)。今は事情があって退職主婦をしています

現場で働いている人たちは守秘義務もあってなかなか発信しづらいし忙しいだろうから外にいる増田個人的見解をみなさんにお伝えします。


2. 国はどのようにして検査キャパを増やしたか

当初、新型コロナPCR国立感染症研究所マニュアルに基づき、一部の地方衛生研究所実施していたようですが、2月14日厚生労働省日本臨床検査技師会(日臨技:全国の臨床検査技師所属する団体)の理事長あてに協力要請を出しています。おそらく、ダイヤモンドプリンセス号の検体を大量に検査しなきゃいけなくなった頃なんじゃないだろうか。これに対し、関東圏に所属する技師が1日に数名〜10名ほど派遣されています

*1 新型コロナウイルスに関連した感染症対策における協力要請について

http://www.jamt.or.jp/information/tuuchi/asset/pdf/yosei-3.pdf

*2 派遣の状況

https://www.jamt.or.jp/covid-19/

派遣された技師がどこで何をしたかは把握できませんが、タイミング的には検体採取後のように思えるので新型コロナ検査に関わっていたものと予想されます


また、*1のPDFを読むと、2月17日には日本生検査所協会(全国の検査受託会社所属する団体)宛てに厚労省から検査協力の要請がなされています

ざっくり内容をみると、「検査試薬をお試し分だけ提供するから欲しい人は言ってね。検査できそうだったらどれくらいできそうか教えてね。」ということが書かれています

それに対し、SRLやBMLLSIといった大手をはじめ複数検査受託会社がうちはこれくらいやれますよと協力を表明したようです。

どの会社がどれくらいかはわからないけど。自社のホームページ公表している会社もあります


これにより1日に検査できる数を増やし検査可能件数が約7000件と見積もられたものと予想されます


ここまでがキャパが増えた経緯。

そして、ここから検査が増えない訳。


*1には協力要請とともに

感染者が増えてきたら、地方生検査所は疫学調査クラスター接触者追跡のための検査をするから診療必要検査検査受託会社検査お願いね。」といった意味にとれる文があります

まずこの文章から現在症状は無いし感染者との接触も明らかでないけれども不安から調べたいという人の窓口は無い、ということがわかります

ある程度検査を重ねて陽性例・陰性例が積み上がってきた中で、やっぱり海外渡航歴のある人や換気が不十分な部屋にいた集団、それらの濃厚接触者に陽性者が多いみたいだとわかってきた。だから保健所を通した地方生検査所は、濃厚接触者を中心に検査をしてクラスターを追っていきたいという意図がみてとれる。それを踏まえてtwitter検査拒否された人のツイートをみてみると地方生検査所は接触歴のない人の検査お断りしている可能性がある。

繰り返しになるけど、接触歴の明らかでない風邪っぽい人(=診療必要検査)は病院から検査受託会社検査に出すことを想定しているから。

実際はどうかわからないけど。


では、症状があるのに調べて貰えないのはなぜか?次に続きます


3. 保険適用でも検査できない?


症状のない人に対して病院では検査ができないのは皆さんご存知の通りです。保険診療対象にならないからです。なので上で述べたとおり、症状のない人の窓口は無いに等しいです。

では、症状があれば検査してもらえるのか。おそらく簡単には検査してもらえないと思っています。ここからはかなり個人的な推測が強くなります。訂正してくださる医師の方お待ちしています

*3 検査料の点数の取り扱いについて

http://www.hospital.or.jp/pdf/14_20200304_01.pdf

ここには、新型コロナPCR検査保険適用になった旨を通知する内容がかかれています

難しいことがたくさん書かれていますが、重要な部分をかいつまむと、「認可された検査施設で認可された試薬を使って検査してね。検査するときは明細書に検査必要だと判断した医学的根拠を書いてね。」という意味だと思います。(保険診療の但し書きはいつも解釈が難しいです)

まり医学的根拠のない人は簡単には検査してもらえないようなのです。

医学的根拠が具体的にどんなことをさすのか技師の私にはわかりません。すみません

しかしながら、日本環境感染学会から出ている医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド

*4 医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 2 版改訂版 (ver.2.1)

http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.1.pdf

を読むと、肺炎存在証明されないケースは感染リスクがなければ積極的検査すべき対象とは言えないと書かれています。(今のところ感染リスクがある人=濃厚接触者は保健所対応

また、新型コロナウイルス感染症に特異的な症状や所見がないと書かれていることからも、まずはコロナ以外の肺炎の除外が先になります

ということは、新型コロナ検査適応になる人は、胸部X線CT採血、喀痰培養(数日かかる)、迅速キットなどで細菌性・マイコプラズマインフルエンザなどなどによる肺炎が除外された原因のわからない肺炎にかかった人ということになるのではなかろうかと個人的には思うのです。おそらくあんまり多くない。

*5 市中肺炎入院症例の年齢別・重症度別原因微生物予後

http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/044120906j.pdf

*6 肺炎予防のために 知っておきたいこと

http://www.saitama-med.ac.jp/hospital/division/25respiratory_medicine/images/kanazawa02.pdf

診療方針については専門外なので検査から電カルをみてた経験から想像すみません。もしかしたら、いや別にもっと簡単コロナ検査出せるよと言われれば、あ、そうなんだ。って感じです。


あと、個人的には検査は適切な治療を行うための一つの手段だと思っています。今の状況をみていると、医療従事者側は患者治療目的なのに対して、患者側は新型コロナ検査を受けることが目的となってることによる混乱なのかなと思っています

国や病院側の方針患者目的果たしてくれるようなものでは今の所ないです。たぶん。しらんけど。


患者コロナかもと言い出すと病院にかかることすらもできなくなっていることも検査数が少ない原因の1つかもしれません。これは余談だけど、重症化しちゃったらコロナかどうか調べて貰えないことよりも、肺炎(もしくはそれ以外の病気)の治療をしてもらえないことの方が困るので、接触した覚えがなくて自宅療養してたけどつらいってなったら、保健所コロナかもって電話するより病院接触者じゃないことをきちんと伝えて周りに移さな対策をとりつつ普通に診察してもらって通常の検査受けた方がいいんじゃないだろうか?確率的にはコロナ以外の方が高いし、除外されればコロナ検査正規ルート?でたどり着く。のか???


実際どのくらいの検査が行われているのか、どのくらい増えているのか、は私が調べた範囲ではわかりませんでした。もしかしたらどこかにあるかも。先に書いた通り、病院からの検体は保健所を通さずに検査受託会社に回されるので、情報収集に時間がかかるのかも?


ちなみに、新型コロナ検査料は都道府県負担をするそうなので、PCR検査料の患者負担はないようです。他の検査処置料はかかるよ。

下のサイト解説が優しい。

*7 新型コロナウイルス検出のためのPCR検査3月6日から保険適用

https://gemmed.ghc-j.com/?p=32688


4. PCR簡単か?


上記理由から検査数が増えていないと思っているので、PCR簡単かそうでないかはあまり関係ないと思っていますが参考まで。

PCRにもいろいろあって、手順が簡易化されたものや細かい濃度調整や設定が必要ものがあります一般の市中病院内で行われているPCRは大体がメーカーがキット化した簡易的なものです。おそらく皆さんが想像してるのはこういうやつ?

*8 LAMP法を使った 結核迅速診断キット

https://jata.or.jp/rit/rj/339p11.pdf

正確にはLAMP法はPCR法とは異なります。ちょうどいいPCR資料が探せなかった。PCRはもうちょっと複雑になるけど院内でやれるPCRのざっくりしたイメージはこのくらい。リヴァイ班いなくてもできそう。うん。緊急度の高い結核PCR検査頻度の高い淋菌・クラミジアPCRあたりが実施されています

一方で、新型コロナのような新しい項目でキット化されていないもの検査頻度の低い項目は、採算性や精度管理などの点から多くの病院検査室では実施せず、検査受託会社外注されているのが現状です。


ではPCRの何が難しいのか?

国立感染症研究所ホームページ新型コロナウイルスPCRプロトコルが公開されています

*9 病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.8

https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200304v2.pdf

キット化されていないというのはこういうことです。読むだけでしんどいです。

DNAに比べRNAの扱いはシビアです。すぐ壊れる。手順がすごく多くて扱う試薬も多い。機械自動でやってくれるのは7ページの3)の部分あるいは11ページの7)の部分。あぁ、疲れてきた。

手順や試薬が多いとミスが起こります。1で増田卒業研究PCRやっていたと書きましたが、例にもれずコンタミネーションを起こし、ある一定の時期からネガティブコントロールに弱い反応が出続けるという地獄をみました。

おそらくピペットチップを交換し忘れ、共通試薬ターゲットを混入させるとかいう超凡ミスやらかしたのだと思います

逆に共通試薬を入れ忘れれば全て陰性になってやり直し。ぴえん。

あとで原因がわかればまだましで、間違った結果を出してしまうと最悪です。しかもこんなに手間暇かけて一生懸命やっても感度はそんなに高くない。感染にも配慮しなきゃいけない。

このプロトコルをひたすらやっている姿を想像するとつらくなっちゃます

臨床検査技師であっても大学講義・実習でちょろっとやっただけの人がほとんどです。ご年配の技師の中にはPCR原理説明できない人もたくさんいます。本格的なPCRが精度よくできるのは研究所大学病院クラスの大きな病院研究熱心な一部の病院検査受託会社担当者くらいです。なので、いきなりマニュアル見てやってねと連れてこられても結構難しい。


検査受託会社がどうやって検査枠を増やしたのかはわからないけれど、検体検査資格を問わないので、もともと理学部卒とか農学部卒とかも多いし集めやすいのかも。(病院検査室は採血とか他の業務もあるし資格のない人を採用しているところは少ないです)


感度・特異度の高い簡易キットが開発されて検査する人の負担が少なくなるといいね



最後


ここまで読んでもらえると、ネットで騒がれている

病院検査室は忙しい、だから新型コロナ検査はしない。という状況ではない

ということはわかっていただけたかと思います

多くの検査検査受託会社が請け負うので、病院検査室が忙しいのはまた別問題

おそらく大変なのは検査対象でない患者対応に追われてる保健所と濃厚接触者の検体を受け入れてる地方生検査所とか。

検査数がみんなが思っているより少ないのは、あくま国内感染コントロール方針治療方針によるものである個人的には思います

もう少し気軽に検査出せるようになってもいいと思うけど。まあ外注だしすぐに結果わかるわけじゃないか微妙か。


ここまで言っといてばかすか検査されてたらウケる

急激に増えてきたのがわかったらしれっと消します。


検査はすでに増えてるのかもしれないし、言っていることが矛盾していたり、誤字脱字があったりするかもしれませんが、臨床検査技師なんてただの凡人ですし、わたしリヴァイ班でもありませんのでご容赦ください。

間違っていることがあればご指摘いただけると幸いです。

長々とまとまりのない文章を、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。


症状あるのに仕事風邪なんかで休めない!

ていう人。いるよね。私もそうだった。

休むのが一番だけど、どうしてもいかないと死ぬときは、なるべく喋らない、距離とってしゃべる、食事時間ずらす、会社で共有してる電話PC自販機券売機食器・文具などなどは触らない、触ったら消毒か洗う。

くらいはしてもらえると少しは違うかも?

逆にそれらの共有物は汚染されてると思った方がいいです。

飛沫感染よりも手についたウイルスが目鼻口から入る接触感染の方が多いっていわれてるから目鼻口の周りを触るときには必ず手洗いしてね。

食事、化粧直し、間食、たばこの前とかちゃんと手洗ってる?

あと、すれ違っただけなら感染しないよ。

もつば顔に吹きかけられたらするかも。

それと咳したときにグーの手とかで受け止めるのはほんとやめてよそのウイルスコロナに限らず)の付いた手どーすんの?すぐ洗えんの?!

2020-03-13

検査の噂に対して疑問に思ったか

 新型コロナ検査重症しか検査してない。そんな話をネットではよく聞く。

 しかし、報道や、そもそも厚生省サイトですら陽性者の中に軽症者や無症状者もいるという結果があった。

 なぜなのか? 重症しかやってないと言われているではないか

 それを答えてくれる人は、少なくとも私が属しているコミニティはいなかった。

 

 だから調べてみた。

 厚生省国立感染症研究所サイトをまず読んだ。

 そこで国立感染症研究所に意義などや検査対象の大まかな指針のようなのが見て取れた。

 簡単にまとめると、今も治療ではなく、封じ込めのための『積極的疫学調査』という方法がとられてるらしい。

 そこでの優先度は 濃厚接触者かどうかが大事でそうでない場合はそこまで重要ではないということ。

 検査の優先度順をつけると

 1.濃厚接触者で重症な人 2.濃厚接触者で症状が現れた人 3.濃厚接触者で無症状な人 4.濃厚接触者ではない重症者の人

 このうち1および2が基本的検査対象で、それ以下は医者判断検査をしてもしなくてもいいという感じらしい。

 参考

 https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9357-2019-ncov-02.html

 https://www.niid.go.jp/niid/ja/others/9441-covid19-15.html

 ただ国としては倫理的問題なのか4をある程度優先してもいいと通達は出していた。

 参考

 https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/200302/lif20030200290003-n1.html

 そもそも濃厚接触者で重症者は最優先なので、わざわざこういうのであれば、4に対して言っていると考えるのが妥当だと思った。

 それと同時に基本的には検査しろと言っている1と2とは別に、優先すると言い方から3以上2以下(事実上の3番目)になると考えられるだろう。

 なるほど、こう順位をつけてから厚生省の結果を見れば、たしかに軽症や無症状の人が検査を受けることもうなづける。

 

 では、なぜこんな風な検査を送っているのだろう。

 ネットでは重症ケアを中心に医療崩壊を防ぐとしているが、本当にそうなのだろうか?

 これはある面に対しては正解であり、また他方では不正解である。それが結果であった。

 

 これは今のケアのためにしている検査ではない。将来のための検査である

 これはある程度、陽性反応から集団を割り出し、自重を促すことにより接触を減少させ、封じ込め、もしくは、感染する時期を遅くしようと試みている。そして未来医療崩壊を防ぐというものだった。 

 検査の正確さから見ても、偽陰性結構確率ででるのなら、ある程度の陽性発生から大まかな感染集団を把握するという意味有意義だということを理解した。

 参考は同じく上記国立感染症研究所の参考元である

 また厚生省サイトを見ても今の段階での医療崩壊は想定されておらず、この『積極的疫学調査』が不可能となるような断続的に患者が増えた場合において、重症者を優先するなどして医療崩壊を防ぐとなっていた。

 参考

 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 少なくとも医療崩壊に関しては今ではないと取れた。

 

 いやいや、もう2月とは状況が変わってるだろと言われるかもしれないが3/6(実はこれを調べる切っ掛けである)でも同じ見解であるとのことだった。

 参考

 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030601388&g=soc

 

 間違って理解しているところもあるかもしれないが、以上である

 

 ここからはまったくの個人的な話である

 この調べもので、政府感染研のやりたいことがなんとなくわかったし、報道公表される数値やなにやらも一貫性が取れ矛盾がないように思っている。

 しかしながら、初めの方にいったようにこんなことを話してる人はまずいなかったし、実はちょっと他のところで言っては見たものの、ひとりふたりは反応するが大半はスルーだった。

 それにこの資料だって重症しか検査しないって言い張る人が、よく読めと出していたものも含まれている。よく読んでいたらそんな間違いは犯さないのでは?と思った。

 そもそも検査について批判する方も、擁護する方も、TVに出る専門家も、その専門家を叩くためにネットにいる医者専門家自称する人も、個人的感覚として、ほとんど読んでいないのではないか?そんな疑問がわいた。

 結局コロナにかこつけて、自分達の対抗グループを叩きたいだけ。そうとしか考えられなかった。それが気持ち悪かった。

 まあだから吐き出すために、どこかネットで長く書ける場所をさがしていたらここを見つけ書いたわけである

 場違いだったら申し訳ない。

 もしこれで、これからネットでなんか言われてるのをそのまま信じるのではなく、政府やなんかの公式資料を読んで自分で考えてみたい。そう思う人が増えてもらえたらうれしい。

 最後に、調べた結果、私自身は専門家の方のやり方を支持するし、がんばって欲しいとその言葉で締めくくりたいと思う。

2020-03-10

[] 緊急時日本医師ガチャのヤバさ

平時はいいけど緊急時や重病時にクリティカル救急搬送されるまで検査もせず何度も帰されてる

たらい回しにされて重症になった熊本の件も同様

[NHK] “髄膜炎の原因が新型ウイルス可能性”20代男性重症 山梨

https://www.google.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200308/amp/k10012319561000.html

県によりますと、男性は先月27日に38度5分の発熱があったため、翌日と今月2日にそれぞれ別の医療機関受診しましたが、その際は新型コロナウイルス検査は行われなかったということです。


男性は、先月29日から仕事を休んでいて、連絡が取れないことを不審に思った会社の同僚からの連絡で、6日に家族警察男性の自宅を訪ねたところ、部屋の中で男性が倒れているのを見つけたということです。



[産経] 山梨救急医が的確な判断 国内初の新型コロナ髄膜炎

https://www.sankei.com/smp/life/news/200308/lif2003080033-s1.html


 男性意識障害や首の後ろの硬直があったため、救急医が新型コロナによる髄膜炎可能性を疑い、病院独自で髄液のPC検査を行ったところ、7日に陽性が確認された。山梨病院では山梨県衛生環境研究所への依頼だけでなく、病院検査態勢を整えていた。


 島田学長医師センスがよかった」とした上で、新型コロナ感染者が訴える頭痛髄膜炎による可能性もあるとして、「これまで(診察で)見過ごされている可能性がある」と述べ、全国の医療関係者に注意を呼び掛けた


査読通ってないのもあるけど中国では既に複数報告されてんのよね


人民網北京地壇病院は5日、新型コロナウイルス中枢神経系攻撃することを初めて証明した。また世界初新型肺炎脳炎合併患者がこのほど退院したと発表した。

http://j.people.com.cn/n3/2020/0306/c95952-9665568.html


あと肺炎症状だけじゃなくて結膜炎や消化器症状などもフツーに報告されているがガン無視する病院多し

酸素飽和度だけ測ってお帰りいただいているよ

高熱でインフルじゃなく原因が特定出来ない場合、今時期はコロナも疑わなきゃダメだよなぁ🙅‍♂️


今のいままで日々アップデートしてきたかどうかってことになってことになろうけど

あんま期待出来ないなぁ

医師免許更新不要弊害だね


研究者アメリカ中国に次いで数いるけど何してんのかよくわからないよね?SNSで暴れてる人は見るけど

民間施設でも別にコロナテストは出来るよなぁ


[国立感染症研究所] 新型コロナウイルスSARS-CoV-2)PCR検査法の開発と支援の状況について

https://www.niid.go.jp/niid/ja/others/9478-covid19-16.html


お安い医療と高度な医療は両立出来ないもんかね

そうはうまい話は無い???

ブクマカの反応

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/life/news/200308/lif2003080033-n1.html

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/life/news/200308/lif2003080004-n1.html

2020-03-04

新型コロナ≒ただの風邪と言うデマについて少し書く1

https://anond.hatelabo.jp/20200303170825

増田のように今回の新型コロナウイルス医学的な正式名称は後で書く)を風邪勘違いしてる馬と鹿が合体したような全く新しい生物がここ数日のネットで急に散見されるようになったけど、「その声は、義務教育の敗北結果ではないか?」と言うのも酷なので昨夜の深夜に3時間近くかけて書いたのを一晩寝かせて上げたよ。

ワイ増田医療関係者では無いので(増田医療関係者名乗っても意味無いし)、この増田では厚労省WHO論文引用した記事日本政府専門家会議の会見記事など流石に客観的に信頼して良いだろうしほとんどの人が信用してくれるだろうソースを元に書いているよ。これらは今日時点でのほぼ正解だけど、明日不正解になっているかも知れないし出来ればそうなってほしいけど、この記事を読んだ後に自分でもちゃんと最新情報を調べてね。

マスコミはN〇Kとかを含めてこの記事引用した厚労省WHOレポート勝手に削ってたり印象を「軽めに」操作して報道しているから、必ず厚労省WHOソースを読んだ方が良いよ。あと今のGoogle翻訳はめちゃくちゃ馬鹿から海外記事を読むときMicrosoft翻訳国産のみらい翻訳を使ってね。

あと、「〇〇クリニックの現役医師」的な肩書きマスコミに出てる人は政府専門家会議に参列していない限り暇なだけのヤブだから気を付けてね。日本人専門家インタビューを読む時は

政府専門家会議に参加している人か?

確認した方が良いよ。同じ「専門家」でも、プロ野球オールスター草野球選手が同じ信頼性に見えるかな?

次の行から本文だよ。(この前文は最後に書いたよ)

だって風邪の一部もコロナウイルスなんでしょ?なら怖くないんじゃない?

風邪の原因に含まれコロナウイルス人間宿主とするヒトコロナウイルスだよ。犬コロナウイルスや猫コロナウイルスもあるよ。ヒトコロナウイルスが僕ら人間に罹ってもまず全くと言っていいほど重症化しないよ。

今回の新型コロナウイルスは初期に報道された通り、WHOレポート含めてほぼ間違いなくコウモリ宿主コウモリコロナウイルス変異したものだろうとされているよ。遺伝子のおよそ9割5分以上がコウモリコロナウイルスと同じという事が分かっているんだ。

武漢市場コウモリを食べた人が発生源では無いらしい事も分かっていて、真の発生源はまだ不明のままだよ)

宿主種族が違うウイルスはヒトに強い毒性を齎す事があるよ。

※例:鳥インフルエンザ人間が罹ったらいつものインフルどころじゃなくヒトが死ぬよ。インフルエンザ>新型コロナウイルスだと言ってる人はこの鳥インフルエンザの致死率と混同してるか後に書く死亡リスク計算できてない可能性があるよ。

ヒトコロナウイルスは人の扱いを心得ているから人が死ぬうな重症は起こさないけど、新型コロナウイルスはヒトを知らないかiPhoneWindowsを無理やりインストールするようなもので人体がバグりまくって死に至る事があるよ。

(下のURLで死者が出てる新型コロナウイルスはこの記事で言うコウモリ由来コロナウイルスの事だよ)

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000588330.pdf

風邪じゃないの?

風邪じゃないよ。2002年にもコウモリコロナウイルスのヒト感染が起きて日本以外の国で騒ぎになったよ。SARS重症急性呼吸器症候群の英語頭文字の略)という名前を付けられてたくさん報道されたよ。

統計上みんなが知ってるインフルエンザで入院する人は500人に1人以下で、2009年流行した新型インフルエンザとかでもない限り身の回りでお爺ちゃんお婆ちゃん以外の知り合いがインフルエンザで入院した事がある人は少ないと思うけど、SARSと今回の新型コロナウイルス重症20%前後、5人に1人が入院しないと危ない重症患者になるよ。ちょっと数字概念が分かればこれが広がると危険ということは分かるよね?

みんなが不安にならないように「80%は軽症」とも言われてるけど、軽症は入院しなくても治る熱や咳、倦怠感の症状を全部ひっくるめてるから軽症でも罹れば普通に辛くなるよ。

SARSは最終的に全世界で致死率9.6%(感染者8096人、死者774人)という高いキルレートで歴史に名を残したよ。今回の新型コロナウイルスで「中国医療崩壊してるから致死率が高いんだよ」と言う人が居るけど、実は2002〜2003年のSARSだと今よりさら生活水準が低かった中国でも致死率は世界平均より低かったよ。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/414-sars-intro.html

今回の新型コロナウイルス武漢で去年12月発見した李文亮医師(34)は「あれ?これ2003年に終息したSARSの症状じゃないの?」と気付いて知り合いの医師グループに周知したけど、色々あって当局処罰されたよ。この辺りの断罪は終息後にやって欲しいね

医師最前線で初期の感染者に触れていたか自身新型コロナウイルス感染していて2月7日に亡くなったよ。30代の医療専門家でも新型コロナウイルスに罹ったら1ヶ月程度闘病して亡くなってしまうのは怖いよね。

https://toyokeizai.net/articles/329129?display=b&amp_event=read-body

続きあるよ(読んでなさげな反応があってビックリした)

https://anond.hatelabo.jp/20200304115933

追記

する予定無かったけどまだ分かってない人達が居たから1個だけ書くよ。

致死率が高いのは重症患者しか調べてないせい。インフルエンザとは母数が違うせい。数字見方が悪い

全くの誤解だよ。中国韓国イタリアとかが軽症・無症状患者も滅茶苦茶検査した上で全世界の平均致死率3.4%だよ。2月上旬はまだ2%台前半だったけど日に日に増えてるよ。

引用した国立感染症研究所記事の中にもあるけど、SARSの時も母数が少ない発生当初の致死率は1.6%(5人/305人)しか無かったんだ。そのせいでSARSの時も中国WHOへの報告もWHO非常事態宣言最初患者発生からかなり遅れたよ。

続きの記事で書いた通り、今回のSARS-Cov-2は感染したらすぐに死ぬわけじゃなくて2~8週間程度の長い間苦しんで亡くなってるから流行終息期に本当の致死率が分かる病気から怖いんだよ。

検査して母数が増えさえすれば致死率は減るに決まってる」の理屈だと2月11日から今日までに全世界感染者数が2倍以上になったのに致死率が半分どころか1.5倍に増えた説明が出来ないよ。

ちなみに中国を除いた全世界の致死率も1月末は1%未満だったのに、累計陽性患者数が12000人を超えた今日現在は1.7%にまで増えているから致死率を引き上げているのは武漢だけじゃなくて医療崩壊は関係無い増え方だよ。

から効果的なワクチンが出来るまでは何をどう予測しても季節性インフルエンザ程度の致死率(陽性患者の0.1%以下)には残念ながら落ちてくれないよ。

落ちてくれるならどれだけ有り難いことかと思うよ。

2020-02-29

潜伏期間が長く急変し致死率の高いウイルス複数出てきた時どうするのだろう

2019年交通事故亡者数が3215人、2018年インフルエンザ亡者数が3325人。

コロナは死亡者数でいえばリスクは少ないと言える。


今回はともかく、よりリスクの高いウイルスが出てこないとも限らない。

1つのウイルスならともかく、複数の未知ウイルスが同時発症する、状況を追っている間に進化変形する、人工的に作られて誰かのコントロール化に置かれるなどが想像できる。


コロナ場合では、物流は一部店舗では特定商品がなくなっているが基本問題なく工場も稼働している。

腐るものでなければ、工場をフル回転させて作りすぎた場合政府備蓄として買い取るとすれば、シャープのように工場転用もある。


とはいえ、これからより国内工場は少なくなっていくと予想される。

国会内に感染者が入ったらどうなるかについても、コロナの件で危ないことはわかった。

リモートワークを企業に推進しているものの、情報収集対応をする省庁がリモートワークに置き換えるという話は聞かないため、よりリスクが高い場合心配になる。


リモートワークについても社員全員がリモートに移行したら回線が足りないという事態が起こった。

1企業だけでなく、バックボーンまで耐えられるかについて情報が出ていない。


ウイルス研究所にしても、国立感染症研究所がBSL-4で動きだしたのは、2015年。今回のコロナに間にあってよかったことの一つだ。

元々設備が整っていてもBSL-3レベル運用していた時代が長い。

つくばにもあるが住民の反対もある。長崎大も作ろうとしている。

緊急事態からBSL-4に上げるとなっても同意は得られないとして、政府権限緊急事態条項で対応するそういったことも含まれる。


メディアでは政府馬鹿っぽく取り上げられてるが、多数の制約があるから馬鹿っぽくならざるを得ないのであり、

合理的理由付けだけで行動できるようになれば、強権を発動できる。


ダイアモンドプリンセス号ではメディアが連日報道していたが、防護服なしに半径数十キロに渡って閉鎖となれば、

超望遠による映像しか写せなくなる。

民間衛星もあるだろうが、政府により規制されるだろう)

2020-02-28

2010年新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議 提言(案)

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0616-3p.pdf

病原性等に応じた柔軟な対応

1. いわゆる水際作戦学校閉鎖等、感染症拡大防止対策効果限界と実行可能性を考慮し、感染力だけでなく致死率等健康へのインパクト等を総合的に勘案して複数対策選択肢を予め用意し、状況に応じて的確に判断し、どの対策を講じるのかを柔軟に決定するシステムとすべきである。ただし、流行の初期においては、病原性感染力等疫学情報不明又は不確かな場合が多いので、万が一病原性が高かった場合を想定し、最大限の措置選択せざるを得ないことに留意必要である。こうした観点に立ち、今後新たに新型インフルエンザが発生した際に、速やかに、かつ、円滑に行動できるよう、行動計画ガイドラインについて、現行をベースとして見直す必要がある。

【迅速・合理的意思決定システム

2. 迅速かつ的確に状況を分析判断し、決断していく必要があることから、国における意思決定プロセス責任主体明確化するとともに、医療現場地方自治体などの現場の実情や専門家意見を的確に把握し、迅速かつ合理的意思決定のできるシステムとすべきである。また、可能な限り議論過程オープンにすることも重要である

地方との関係と事前準備】

3. 地方自治体も含め、関係者が多岐にわたることから、発生前の段階から関係者間で対処方針検討実践的な訓練を重ねるなどの準備を進めることが必要である。また、パブリックコメントなどを通じて広く国民意見を聴きながら、事前に決めておけることはできる限り決めておくとともに、地方がどこまで裁量を持つかなどの役割分担についても、できるだけ確認をしておくことが必要である

感染症危機管理に関わる体制の強化】

4. 発生前の段階から情報収集情報提供体制の構築や収集した情報の公開、発生時の対応を一層強化することが必要であり、このため、厚生労働省のみならず、国立感染症研究所感染症情報センターインフルエンザウイルス研究センターを中心に)や、検疫所などの機関地方自治体保健所地方衛生研究所を含めた感染症対策に関わる危機管理を専門に担う組織人員体制の大幅な強化、人材の育成を進めるとともに、関係機関のあり方や相互役割分担、関係明確化等が必要である特に国立感染症研究所については、米国CDC(疾病予防管理センター)を始め各国の感染症担当する機関を参考にして、より良い組織や人員体制を構築すべきである。なお、厚生労働省における感染症対策に関わる危機管理を担う組織においては、感染症に関する専門的知識を有し、かつコミュケーション能力マネージメント能力といった行政能力を備えた人材養成し、登用、維持すべきである

法整備

5. 対策実効性を確保するため、感染症対策全般のあり方(感染症類型医療機関のあり方など)について、国際保健規則地方自治体関係学会等の意見も踏まえながら、必要に応じて感染症法や予防接種法見直しを行う等、各種対策法的根拠明確化を図る。

2020-02-27

基礎疾患があるので死を予感している

自分は基礎疾患のある人間なのでコロナはかなりの脅威だ。

脾臓摘出後重症感染症(OPSI)というものがある。これは「脾臓」を事故血液疾患などの理由で摘出した人間に起きうる感染症だ。死亡率は極めて高く、進行も極めて早い。世間は2~3%の致死率で若干の驚異を感じているようだが、こちらは50~80%。自覚症状が出てすぐに入院しても次の日には亡くなることもあるという。おもに肺炎球菌が起因となるため、脾臓摘出前のワクチン接種は欠かせない。インフルエンザb型でも事例がある。肺炎球菌もインフルエンザも定期的に流行るのでコロナでいまさら騒いでもどうしようもないという気持ちもあるが、今回の新型コロナウイルス感染力が強くワクチン有効薬がないのでいつにも増して危うい。

我々のような基礎疾患のある人間がどういう対処をするべきなのか、現状では情報があまりに少ない。症状が出た頃に病院を頼っても、自分感染するころには病床がなくてたらい回しにされるかもしれない。OPSIの知識のある医者が居ないかもしれない。知識があっても新型肺炎に対して有効策を打てないかもしれない。そういう不安がつきまとう。政府の発表やニュースを見ても、この不安が解消されるのはまだまだ先になりそうだ。

ただ、世間の皆がコロナウィルスを多少は脅威に感じていて、感染症対策に感心があるのがわかったことは少し安心したし有り難いと思った。言うまでもないが、あなたが自らのためにやることは私の為にもなるのだ。

なんというか、同じ戦場で過ごす戦友のような頼もしさを感じる。この戦いが終わったらみんなで……。

あれ、なんだか今日は体の調子が良いな。天気も良いし散歩にでも出かけようかな。

脾臓摘出後重症感染症について参考にした資料

脾臓摘出後重症感染症(OPSI)の予防

http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-otowa-151029.pdf

脾摘後重症感染症肺炎球菌ワクチンについて

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsph/17/2/17_114/_pdf

脾臓摘出後の侵襲性肺炎球菌感染症の1症例

(IASR Vol. 34 p. 61-62: 2013年3月号)

国立感染症研究所

https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2249-related-articles/related-articles-397/3285-dj3974.html

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