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2020-02-22

anond:20200222013401

味の濃い萌え絵がふだんの日常空間公共空間ににじみ出ることに

なんか痛快さを感じちゃう心理ってあるよね。

お堅いはずの警察ポスタールリルリ使っちゃうのかよ!同志がいるな!みたいな。

でもそれって宮崎勤以後の、オタクガチ差別時代を生きた連中の感覚であり反動なんだよね。

平和な今となっちゃ、なんでもかんでも萌え絵使いやがって、歯止めってもんがねーのかというウンザリ感のほうが先立つんだけどね

2020-02-20

あれは過度に性的な《表現》なのか?

日赤の宇崎ちゃんポスターや、JAラブライブ!ポスター

「過度に性的」なため批判されているということになっていますが、

ほんとに「過度に性的」がポイントなのかな?


アレを見て不愉快に感じる人の「不愉快がどこからやって来るのか?」

というと、ああいスタイルポスターが、なんとく、特に深い意味もなく、

制作され、採用され、流通してしまう現状にたいする苛立ちや絶望

源泉になってるんじゃないですか?

「令和にもなって、水着グラビアカレンダーを、なんとなく、無邪気に、

貼ってしまう《昭和サラリーマン》みたいなことをまだやってるのか…

しか公共性い組織の公式が…」というウンザリ感。


ここで大事なのは、実は《なんとなく》だと思うんです。


まり、「水着グラビアとは、大衆消費社会という枠組みにおいて、

女性肉体美を誰でもわかる形で謳い上げるための重要メディアである

という思想なり価値観なりを《表現》するために公共空間である職場に貼った、

というのなら、賛否はともかく《表現の自由》を確保する必要があるでしょう。

必要なら反論すればいいだけ)


ところが実際には、JAみかんポスターについてたびたび指摘されたように、

描き手は、なんとなく、何も意図もなく、手癖で、余計な線や陰を描き、

(あの手の絵柄の常連ターゲットである受け手も目が慣れてしまって

感覚になっているだけ。

(そして JA広告代理店担当者存在しないも同然)


批判する側は、「なんとなく職場水着グラビアを貼れる世界」を掘っていくと、

男女雇用機会均等法セクハラという言葉もなかった時代

まり男性優位が確固としていた時代」という遺跡が出てくることを

直感的に気付いて反応(あるいは結果的に《表現》されてしまたことを批判

してることにのにたいして、

擁護する側は《表現未満》のものを、あたか自分にとって大切な《表現》が

弾圧を受けたかのように吹き上がってる。


思えば、過去の『碧志摩メグ』の件も、『駅乃みちか』の件も、

みんなこのパターンだった気がする。


批判する側も、自分違和感を深掘りせずに「性的から問題だ」

と早合点する人が実際に存在するからややこしいのですが、オタクの皆さんも、

自分が「目の肥えたオーディエンス」「うるさ型のお客さん」だと思うなら、

自分の好きなコンテンツを(好きだからこそ)突き放して眺めてみるような

視点を持ってみてもいいじゃないですかね?


エンターテインメントの質は、結局のところ《お客さんの質》に依存するので、

「手癖でなんとなく描いてんじゃねーよ」

オタク文脈を共有しない人にはこう見えるぞ。わかってやってるんだろうな?」

という面倒なお客さんが増えると、日本アニメゲームレベルも上がると思いますよ。


クールジャパン』なんて言われるようになってから増えてきた

ちょっとアニメが好きなだけの自称オタク」には歯ごたえが有り過ぎる

くらいの作品じゃないと満足できないでしょ?

2020-02-16

もう結婚式やりたくなくなってきた

義両親の御助言が正直しんどい

両家の2親等までの関係者だけで食事会にしようということで話をまとめていたのに、「結婚式に呼んでいただいたご親戚は招待しなさい」と言われ、配偶者側の招待客を増やし、

配偶者の伯父や伯母を招待すれば、「遠方からご足労いただくのだから、何か一言スピーチを頼むべきだ」と言われ、全員で十余名程度にもかかわらず食事から小規模披露宴形式を変更し、

お色直しを考えていたら、「和室で会食するのに洋装は合わないだろう」と言われ、お色直しを辞め、

やれることはやってきたつもりなんですけれど。

もともとが食事会ということだったこともあり余興を考えていなかったら、「場が持たないから何か考えろ」と言われ、

私の両親が両名とも和装にすると伝えれば、「こちらの男親はモーニングを着るのだから合わせるのが常識だ!なんて非常識な!」と激怒され、

なーんかもう、疲れた

良い会にしたいという気持ちを疑うわけでもないし、良かれと思っていろいろと伝えてくださっていると理解はできている。

が、2年前の入籍時も今回のような形で、たくさん御助言やお叱りをいただいていて、こちらとしてはもうウンザリというのが正直なところなのだ

2020-02-11

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASN2B6X6CN2BUHBI01W.html

日本批判が痛快!」みたいな事書いているブクマカ日本国籍捨ててロサンゼルス暮らしてもいいんやで。成功者しかアメリカ国籍は取れないけどね。そんなにイヤならさっさと外国籍にしたらいい。

これを機会に!と日本批判をしているヤツらも一緒だろ。成功者の威を借りているだけ。

フラットに見られない。なんでも政治主張に落とし込む連中にウンザリ

2020-02-06

鬼滅を集めるのを10巻で辞めた6つの理由

1つ。戦闘シーンがつまらない。毎回心臓複数あるとか首をきっても切れないとかそんな話ばかり。技もどういう技なのか伏線解説もない。残り体力が無いという描写をしてるのに平気で全力のまま最後まで戦うので危機感も伝わってこない。

2つ。線が汚い。太い線を使うのは構わないが細い線を全く使おうとしない。味があるとか言い訳しないで線を綺麗にする技術を身に着けて欲しかった。ここは期待していただけに非常に残念。

3つ。キャラに意外性や深さが無い。一度こういうキャラだと決めたら徹頭徹尾そこからブレない行動しかさせない。そのせいで似たような性格キャラが出てきたりノリが似通ってきて魅力を感じなくなる。

4つ。俺可哀想エピソードウンザリ。何かあるたびに可哀想エピソードねじ込みたがる。作者は毒親にでも育てられたのか知らないが、毒親持ちフォロワーサービスしすぎ。たまにやるならいいけど毎回挟むな。

5つ。せっかくの歴史ものなのに史実と絡ませたりする遊びがない。呼吸とか日輪刀など現実には存在しないが、もし存在したら、という遊び心がまるでない。作者にも担当にも日本史知識がないので書けないということ。ちなみに俺も無い。

6つ。復讐から話が膨らまない。復讐するのが主目的なのは結構だがそれだと救いがなさすぎるので、旅の中でそれ以外の希望のある目的主人公自ら見つけさせるべきだった。妹を守る、復習を果たすだけでは弱すぎる。興味ない母ちゃんでも感心できる程度の裏テーマを用意するべき。

わざわざ批判しに来る者

中学生のころ、スゴい山奥暮らしだったので、今でいう都市郊外ショッピングモール(当時はショッピングセンターといってた)でさえ親に頼んでクルマ出してもらって隔週で週末に行けるかどうかだった頃。なにせ本屋もなく週ジャンが一週遅れでやっと雑貨屋に並ぶぐらいの山奥だったので、インドア思春期男子としては常に本やマンガに飢えていた、センター唯一の書店で最大6時間!の立ち読み記録を作ったくらい(書店員さんスミマセンでした!!)。まあ今から30年から40年ちかく前なんで、雑誌はおろか本もマンガテープ貼り・ゴムバンド掛け・ラップ包み・紙帯留め、一切なく棚や台に放ってあった時代である、さすがにエロコーナーの物品は袋綴じ?してあったようだけど・・・寡聞にして知らぬ)まあとにかくフツーのは全て読み放題だ!!なんて思ってた。

で、そんなインドア思春期男子欲望全開~!な中学生なんですが、盆暮れとかにたまに、極々まれに、親戚連中の住む政令指定県庁所在都市に連れてかれて、退屈な挨拶回り終えてお目当ての、百貨店の中の全国規模展開な超有名書店に放逐されたら、そりゃもうパラダイス~!!あの冷暖房ガッツリ効いた妙にマッタリした空調にヤラレて若干キモチわるくなるまで、それこそ死ぬまで趣味情報カメラクルマバイクアニメプラモetc.)に囲まれていたいド田舎に戻りたくない!と、親がウンザリして連れ戻しに来るたび悲観に暮れたものである

さてさてそんな初な男子思春期から関心は当然あるがインドアなんでムッツリだから遠巻きに、しかし何とか気取られず情報を得ることは出来まいか、と画策しだすエロ分野。とくに、花の都とか絵描きが憧れて渡るとか焼かずに喰うと固いし皮は粘るし食べづらいしやたら屑の散らかるパンとか東京タワー元ネタがあるとかでお馴染みのアノ国、そうなんでかあの国名が付けられた文庫コイツの棚というか什器はどの書店でも大概一般エロ境界線上にあり、気になって仕方がないのだがムッツリゆえ逆に不自然に遠ざかるくらいのスタンスで過ごしておった。

だがしかし!いまオレは、地元から遠く離れたこ場所に、そう知の大図書館である百貨店の中の全国規模展開の巨大書店に居る、素知らぬフリして手に取り、ヤバい装飾の什器から可能な限り離れて、かつ覗かれぬよう背伸びして、ブツも開角度を狭角に(笑)すれば気付かれぬ!(爆)

・・・読み耽ってたら数才ほど年下くらいな顔と背格好の神経質そうな顰めっ面の女子が足元に近づいて来て(来んな!!)、

・・・ヤらしい』(ボソッ)

な・ん・で・わかった?!

そそくさとその場所を離れたボクでした。(クッソあいつ来なけりゃもっと読めたのにぃっ!)

なんか昨今のふぇみのぽりこれさわぎ見て、そんな昔を思い出した今年五十路のKKOより。

2020-02-04

anond:20200204203042

ちゃうわー

せんでもええアップデート頻繁にかかってもうて、

作業とまってウンザリすんのがイヤなの!(たいして便利になってへんしな・・・ テン要らんやん!てゆう感じやねん)

これはネタバレじゃないんだけど……。

ってなんだー!!お前が決めんな! 俺にとっては少しでもネタバレなんじゃーー!!なんだ!オチを言わなかったからってネタバレじゃないってか!ボケが!伏線ちょっと匂わすだけでも展開想像しちまうんだよ!アホが!町山か!?べらべらべら調子に乗って饒舌になってんじゃねーよ!!テメーだけ気持ちよくなってんのわかないのか?周りはウンザリだよ。お願い。程々にね。

2020-02-03

たまに神妙になって「年齢的にもトランクスを考えないといけないよな…」とアドバイスを求めるので、

いろいろと親身になって話をしても、結局いつも選ぶのは「でもなあ…」と言葉を濁した現状の維持だ

正直、いつまでブリーフ謳歌するつもりなのだろうとウンザリしている

2020-02-02

古文ってレベル低くね

枕草子とか源氏平家あたりはまだしも、受験期に読まされた有象無象の大半はマジでウンコみたいな内容だった記憶がある

いちいち和歌詠むのもウザいし、そんなにうまくないし、ストーリーが色恋ばっかりでウンザリする

教養ある貴族階級ですらこんなんで喜んでたなんて人間って昔からアホだったんだなあと思うばかりで、伝統尊重しようなんて気持ちは欠片もわいてこない

まあ現代になってわざわざ娯楽として読まれるのが源氏物語くらいしかない時点でお察しではあるんだけど、とにかくレベルが低くて嫌だった

昔書かれたっていう補正抜きに純粋な話の面白さで戦える古文マジで皆無だったと思う あるんならせめてそういう文を受験生に読ますべき 

じゃなきゃ「クソみたいな恋愛小説を読まされる最悪の科目」って印象は強まるばかりなのではないか

(ちなみに俺はセンター試験古文満点だった、できないか文句を言ってるわけではない)

2020-02-01

anond:20200201181534

どっちかっつーと、増田ホッテントリ入りする話題小学生が喜びそうな下品エロネタ系ばかりということのほうがウンザリなんだけど。

また呆れられた

口数が多いタイプではないが、たまに話すのが止まらなくなることがある。

今しがたお母様がウンザリした様子で批判的なことをボソボソ言いながら出て行った。

また呆れられた。

2020-01-19

anond:20200119203703

これがマンガに出てくるようなお局さまってやつ?

2020-01-13 23:47

anond:20200113234459

業界によるのかも。

大手ITなんかではきっとこうした下らない悩みは起きないんでしょう。

なお、女性の平均勤続年数はおおよそ7年だそう

どこの世界の話かは知らないが

チンコマンコ脳とおれわたし素敵さんにウンザリしているワイ的には

羨ましい世界だな

2020-01-15

チバラギの憂鬱

茨城から千葉までの移動について、考えるだけでウンザリするという話。


荷物キャリーリュックとかそんな感じ)で茨城から千葉鉄道で移動するため、ルートを調べたのだが、平野部の隣県なのに、なんでこんなに面倒なんだと思わされた。

常磐線総武線は使うとして、問題は経由する路線

を条件にざっと調べ、以下に絞られた。

候補順に

  1. 成田線経由
  2. 東武野田線経由
  3. 武蔵野線経由

このうち最有力の成田線は、確かに乗り換えは一番楽そうなのだが、他ルートに比べて所要時間メチャクチャ長い。

およそ1時間半も違うとか、一体どうなってんだ。

ルート基本的に長時間乗車なので、更に特盛はいくら何でもしんどい

野田線は柏と船橋の乗り換えが面倒臭そうだし、武蔵野線は揺れるしうるさい上に一旦千代田線に乗り換えるのが、想像するだけでゲンナリ


というわけで、なんか良い案ある?

2020-01-14

anond:20200114132919

いかげん、アンタの周囲がウンザリしてるのに気づいたらどうなの?

チヤホヤしてくれる場所を探して際限なくウロつくんじゃねーよ)

黙って稼いでろ、だからオマエは真の金持ちになれねーんだよ!

2020-01-13

自己啓発本を読みまくって俺に内容を語る友人

はじめはおもしろかったよ。でも何冊も同じような自己啓発本を読んでその度に内容を語るから最近ウンザリすることが増えてしまった

しかいちばんウンザリしていることは自己啓発本の内容に沿って俺(と俺の生き方)を批判否定してくることなのだった

良い本を読んでいても押し付けがましく「これいいよ!こうだよ!こうしたほうがいいよ!」と言われるのは嫌なものだねえ

2019-12-31

スター・ウォーズスカイウォーカー夜明け」感想

(とりあえず年内中に吐き出したかったので、すべて記憶に頼って書いてる。間違いがあったらすまない。)

ネタバレ注意。)

 

一言でいうと「やっぱり無理だったか」。

 

そもそも、ep6の続きを作るなんて、本質的に無理だと思っていた。

スター・ウォーズ世界は、その全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている。

ep6でルークが「あがり」をむかえ、わだかまりが解消された以上、もう「めでたしめでたし」で終わった話なのである。その先には、もう何も残されていない。

から正史の続きの映画シリーズが作られると聞いたとき大丈夫なのかと心配になった。プリクエル(前日譚)でもスピンオフでもなくep6の続きを、ドラマシリーズでもアニメでもビデオゲームでもなく実写映画でなんて、完璧にやったとしても二番煎じしかならなそうなのに、どうすんだと。

何か勝算があるのかと思った。正史の隙間を埋める二次創作しかできない部外者と違って、公式ならばどんな飛び道具でも使える。これならいけるぞというアイデアが何かあるのかなと。

そしてep9が終わってみてわかった。結局、何もなかったのだ。

 

全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている、というのは、たとえば血統によってジェダイになったこと。

スターウォーズ世界設定では、ジェダイ世襲ではない。ジェダイの掟は恋愛結婚を禁じている。ep1~ep3では、たくさんのジェダイがワチャワチャ出てきたが、誰の血縁だなんて話は特になかった。作品世界歴史においてはep4~ep6の出来事例外的なのである

また、親父が一代にしてレジェンドになった傑物、というのも重要だ。考えてみてほしいが、ルーク家系が代々続くジェダイ家系だった、なんて設定だったら楽しくないのだ。幼いころから厳しい修行を強いられ、偉大な先祖比較されて品定めされ……ウンザリするだけだろう。堅苦しい伝統とは無縁でありながら、血の繋がりによってスゴい能力を授かっている、というのが心地よいのだ。

ジェダイが滅ぼされたというのも重要である。同世代ライバルと競わされ選別されることはない。「あいつがいから、おまえいらない」と言われる心配が無い。

ルークはただジェダイなのではない。歴史的にも特別ジェダイなのである

 

ジェダイだのフォースだのも、ルーク活躍支援するために存在する。

超能力チャンバラ! うわ超かっけえ、文句なしだ。

ジェダイ思想? そんなもんクソどうでもいい。ep5で、ルーク師匠の言うことに逆らってハンを助けに行く。頭の固い年寄りの言うことを従順に聞く主人公なんて魅力的ではないのだ。ジェダイの掟なんぞは、友情を引き立てるダシにしとけばいい。(余談だが、あのあとヨーダとオビワンはわりと辛辣に「あいつはダメだ」って批判してた気がする。)

 

帝国も、ルークのために用意されたものである

悪の帝国を倒せ。うん、わかりやすい。

ストームトルーパーも、顔が見えないので、人を殺している感じがしない。(スターウォーズを初めて見た幼少期の私は、ロボットだと思っていた。ep4のデススター侵入でアーマーを奪って着たりとか、叫び声がドロイドとは違う感じになってるとかで、「推理」することはできたが、あまり実感はなかった。直接的な描写は避けられていたように記憶している。)

反乱軍兵士は顔出ししていて、その死は人の死として弔われるが、帝国兵はそうではない。

 

ライトセイバービームブラスターも、鉄の刃や弾丸による戦闘と違って、血が出ない。生々しい人死にの感触はいらないのだ。

 

このように、ルーク活躍ストレスフリーで鑑賞するための仕掛けに満ちている。

 

そんな、ルーク・スカイウォーカーのための世界は、ep6の後どうなるだろう。

たとえば、帝国が倒れて銀河平和が戻ったらどうなるだろう。

ジェダイは、子供たちに嫌われる習い事みたいになるだろう。健康診断で素質ありとなったら、ジェダイスクールに通わされる。遊ぶ時間も奪われる。

そんな退屈な平和映画の観客にとっては退屈だが、そこの世界で暮らす人々にとっては尊い平和

ep6の続きが作られることになったため、平和は訪れなかった。

観客は退屈な平和なんて見たくないのだ。

 

カイロ・レンが生まれたのも、観客を退屈させないためだ。レイアとハンの子供が順風満帆ジェダイになるなんて話が見たいか

みんな大好き「血統物語」だが、前述の通り「親はポッと出」「他と比較されない」といった要素と組み合わさった場合にだけ楽しいのだ。ep4~ep6でそれは消費されてしまったため、ep7~ep9では使えない。そのせいでベン・ソロは歪んでしまった。

ベン・ソロダークサイドに堕ちるに足る理由なんぞ、結局、何もなかった。意外性を出すためにダークサイドにしよう、と、それだけ。

無理やり悪をやらされてる感があって気の毒なのであった。だが、そのどっちつかずな感じが「何かある」という錯覚を生み、それらしい苦悩の描写と、アダム・ドライバーの熱演もあって、妙な奥深さを感じさせていた。ep8までは。

ep9で痛感した、「やっぱり無理だったか」。

マスクの扱いが象徴であるダースベイダーにとって、マスク生命維持装置でもあり、必要があってかぶっていた。カイロ・レンにとっては、マスク特に必要ない。ダースベイダーの表層的なモノマネに過ぎない。これが、「必要ないのにマスクをつけてるワナビー(なりたがりの未熟者)である」という意味をなしていた。

ep8でスノークはこれを看破して、マスクをボロクソに貶したのだろう。マスクを捨て、カイロ・レンは悪として成長を見せた。劇場で見た当時の私は、期待を込めて「ep9では完成した悪としてついに大成するであろう。ただ、その後すぐ死んでしまうだろう」などと書いていた。

ep9でカイロ・レンは再びマスクをつけた。ep8での成長を経て一体どういう心境なのだろうかと注目していたが、特に意味はなかった。

結局、最後最後までワナビーしかなかった。

 

みんなep4~ep6が楽しすぎたせいで目が眩んでるのだろうが、血統物語のオイシイところはもう使い切っちゃったし、スターウォーズ血統物語じゃなくてもいいんだよ。

ep8で、レイは「何者でもない」としたのは、慧眼だと思った。ep1~ep3の頃のノリに戻るだけだし。だが一部のファンには不評だったようである。ep9で台無しにされた。

 

ep9は、ep8の良かったところを台無しにした。

ep8は野心的だがガタついてる印象がある。ベン・ソロダークサイド転向したきっかけとか、ワープ特攻とか、無茶すぎる。だが、フィンとローズのバディムービーっぷりとか、カイロ・レンの成長とか、レイ出自とか、レイロ(レイカイロ・レンのカップリング)とかは良かった。

特にレイロ。ep9の意趣返しについては、べつに好きにやったらええよアンタの映画だし、という気分だが、レイロだけは違う。ep8は最高のバトンを渡して来たんだから、他のなにもかも台無しにしてでも、そこだけはちゃんと引き継いでほしかった。

なんであの程度でカイロ・レンからベン・ソロに戻るのかと。ep7で父殺し、ep8で師匠殺しを達成して、これは過去正史映画で誰も成しえなかったことなのに(ep6のは、ベイダーからアナキンに戻ってるので何か違うじゃないすか)。

みんな小物だとバカにしていて、実際小物な面もあるんだけど、それでもやることやってんだなあ、というところが、見るから威圧的尊大なふるまい一辺倒の悪役よりも「新しい」気がして感心していたのに。

ep9で大成すると期待してたのに、なんだか小さくまとまって終わっちゃって。ああ、ワナビーのままだったな、と。

カイロ・レンが締まらなかったせいで、レイもなんだか微妙な感じになってしまった。悪い意味で揺るぎねえから自分ダークサイドに堕ちるかもしれないッス、ってシーンでも「ふーん」って感じで。ep7,ep8のカイロ・レンの方がまだ、こいつライトサイドに戻っちゃうんじゃねえのとハラハラした。

レイシリーズを通して成長しているが、カイロ・レンもまた成長していた。極まった二人の力がぶつかり合う瞬間を楽しみにしていた。だが、二人の対決は、なんか普通ライトセイバー戦で終わってしまった。

で、キスちゃうのな。レイロ勢に媚びた安易な燃料投下だと感じたが、まあ、対決が不発だったうえに燃料投下も無かったらマジで残念な感じになるので、ダメージコントロールとしてアリだったのかもしれない。(少なくとも、「ローグ・ワン」やep8の無意味キスシーンよりはマシだったし。)

 

ラストシーンも締まらなかった。

レイ自分のことを「レイスカイウォーカー」と名乗ったが、なんだか釈然としない。

ep8の頃の「何者でもない」レイだったら、納得できたかもしれない。スカイウォーカーの魂は血縁を超えて継承されていくんだなあ的な。だが、シディアスの孫とかやっちゃったのにそれは。

かといって、レイパルパティーンとか名乗られても、銀河悪名高いシス名前からちょっと不穏すぎる。

このシーンで私は、「ハン・ソロ」でソロファミリーネームが成り行きで決まってしまうシーンを思い出した。だがレイソロって名乗るも、やっぱり違う。

書いてて気付いたのだが、母方の姓を名乗るのが無難な気がしてきた。でもそんなん名乗っても、観客としては「何?」だろう。

 

まあ、ぶっちゃけスターウォーズ人間ドラマにはそれほど期待してないので、レイロが微妙でもメカの出来さえよければ満足だった。私の原体験がそれだからスターウォーズを初めて見たのは幼少期の頃で、ストーリーとかまったくわからなかったのだが、それでもメカ活劇に夢中になった。光る剣。宇宙疾走する戦闘機や艦船。月のように大きな要塞

だがメカ描写はずっと低調だった。

ep7で、レイスターデストロイヤーの残骸を漁ってるシーンと、カイロ・レンが焼けただれたダース・ベイダーマスクを拝むシーンには、制作陣の「我々はこうやって偉大なる旧作の遺産を食いつぶして細々とやっていくしかないのだ」という諦めの入ったメッセージ言葉ではなく映像で叩きつけられたような気がして、ちょっとビビった。新しいものを作るんだっていう虚勢を張るもんだと思ってたら、こんな赤裸々に弱音を吐くんだ、って。

ep7~ep9のメカを振り返ってみて、旧作から続投しているものを省けば、記憶に残ったのはbb-8とカイロレンのマスクくらいだ。

ep9は特に低調だった。なんだファイナル・オーダーって。あの世界の乗り物は、製造されてるわけじゃないですか。「ローグワン」とep4でデススター設計者・設計図を巡るドラマがあった。「ソロ」では、製造中のスターデストロイヤーを望むシーンとか、ファルコン号を巡るドラマがあった。それが、念力を込めたら地中からボコボコ出てくるとか。ただでさえスターデストロイヤーをたくさん並べただけという芸の無さがキツいのに、もうちょっと真面目にやってほしかった。

 

できれば、メカデザイン体系を新しくしてほしかった。

ep1では、ep4~ep6とは明らかに違ったデザイン体系のメカがでてくる(アールヌーヴォーって言うの?)。ep2,ep3と話が進むにつれてep4の体系に近づいていくというのが、帝国の勃興とメカデザインが連動していておもしろかった。

帝国という魅力的な装置はep6で使い切っちゃったので、ep7~ep9ではなんの変化もなかった。

面白い新作メカを作る余地はあったと思う。現在、「トポロジー最適化」「ジェネレーティデザイン」といったものが登場したので、それを取り入れるとか。

あと、バトルドロイド可能性は掘りつくしてない気がする。ep5で少し登場しただけの賞金稼ぎロイドには妙な存在感があった。ep1でドロイデカの登場には、なるほどこれはep4~ep6制作当時のVFX技術じゃ作れなかっただろうと興奮した。ep1より後に作られた「ローグ・ワン」のk-2soといい「ハン・ソロ」のl3-37といい、キャラが濃くて面白かった。ep7~ep9で、改めてバトルドロイドを登場させたら良かったかもしれない。

だが、「こんなのスターウォーズじゃない」と不評に終わる可能性が高いだろう。それが予想できたから、きっと冒険しなかったのだろう。

 

というわけで、ep9の感想は「やっぱり無理だったか」。

スターウォーズはep6で完結してたんだなあ、という思いを新たにした。

2019-12-30

anond:20191230222450

R25 っていうフリーペーパーでやってた高橋秀実の『結論はまた来週』でもそういうコラムがあったっけ

国民よ!怒れ > 私は怒っていない

当時、学生だった自分はこのコラムを読んでこれが冷笑主義ってヤツか〜と思ったものだけど

SNS時代になっていたるところで繰り広げられる怒りエンターテインメントウンザリして「ああ、なるほどね。正しい」と思い直した

2019-12-28

明日出産する

長かったようで短かった妊婦生活明日で終わることになった。

予定日を過ぎても一向に中の人が出てこないので、促進剤を打って強制出産する。本当はもう少し様子を見ることもできるらしいが、年末年始を挟むと病院側も色々あるらしい。オトナの事情だ。

妊婦生活終了の記念に、思い出を書き散らかしていこうと思う。

妊婦は意外としんどい

妊娠する前、正直に言うと、妊婦なんて腹が大きくなるだけで何でもないと思っていた。

実際になってみると、意外としんどい

自分の体力が普段の倍速で減っていくかんじ。

ついでに頭も全く回らない。文章を読んでも一回では頭に入ってこないし、口頭での指示は言われたそばから抜けていく。

動悸や息切れもあるし、腰は痛いし、電車や車で酔う回数も明らかに増えた。

1日外をウロウロすると、あまりに疲れて顔色が真っ青になってしまう。

私は体力に全く自信のない自営業なので、妊娠が分かってからすぐに仕事を減らし、妊娠中はほとんど働かずに過ごしていた。

でも、他の妊婦さんはフルタイムで働いていたりする。

こんな状態でどうやって働き続けているのだろう。女の人ってすごい。

私も優しい人になりたい

電車に乗ると、妊娠マークを見てすぐに席を譲ってくれる人がたくさんいた。

ヘロヘロ妊婦だったので、譲ってくれると本当に助かった。譲ってくれた人には、もれなく一生幸せに過ごせる呪いをかけておいた。

でも、面白いことに、席を譲ってくれる人は全員おば様。

若い人や男性は譲ってはくれない。譲ってくれないのか、妊婦マークに気付いてないのか、気付いても譲る必要性を感じていないのかは分からない。

ちなみに私も妊婦になる前は席を譲らない側の人間だった(席を譲ろうと思うほど妊婦に興味がなかった)から、譲られなくても格段何も思わなかった。

逆に譲ってくれたおば様たちは、きっと妊娠中に大変な思いをしたのだろうなぁと思うと涙が出そうだ。

私も妊婦さんを見たら、席を譲るようなオバちゃんになろうと思う。

体重が増えない

妊婦空気を吸っても太る、と聞いていたからビクビクしていたら、なんとびっくり体重が増えずに医者に怒られる、というレア体験をした。

普段は食べないオヤツを1日2回食べ、カロリー気にせず食べたいものを朝昼晩と食べ、炭水化物を多めに取っても効果なし。

何が腹立たしいって、妊娠する前はこんな生活してたら普通に太っていたという事実である

結局、妊娠する前から5キロ増加して、現在に至る。

胎児羊水、増加分の血液胎盤の重さを全て足すとそのぐらいの重さらしいので、産んだら元の体重に戻りそうだ。

戻らなかったらどうしよう。

豚足食べたいな

美味しいお店があると聞いて、父と豚足を食べに行った。

汚い立ち飲み屋のようなところで豚足を食べ、あまりに美味しいのでお持ち帰り。

翌日お持ち帰りを嬉々として食べたら、その日の晩に盛大に吐いた。

体調が悪かったのか、豚足が悪かったのか、つわりだったのか。

1つ言えることは、豚足はおいしいということ。

駅で倒れた

電車に乗って出かけようとしたら、人身事故の影響で混んでいた。

とりあえず乗った各駅停車。その中で、頭の先から冷たいものが足元まで降りてくる、という初めての感覚があった。

ああこれダメなやつ、と、次の駅で転がるように下車し、壁を伝って何とかベンチに腰を下ろした。

人でごった返したホームの中で、一緒に電車に乗っていた夫が温かい飲み物を買いに走り、全く回復しない私を見てすぐに駅員を呼びに行ってくれた。

私がベンチで気分の悪さと戦っていると、電車待ちの行列の中から2人のおば様がやってきた。

大丈夫?」

「あら、あなた妊娠中?駅員さん呼ぼうか?ああ旦那さんが呼んでくれているのね。」

「顔が真っ白よ。」

そう言って見ず知らずの私の背中を撫で、大丈夫大丈夫、と励ましの呪文をかけてくれた。

まさかの優しさに号泣してしまった私を見て、泣かなくていいのよぉ〜とおば様たちが笑った。

男の子なの?女の子なの?」

妊娠ははじめてかしら?」

知らない妊婦の腹の事情なんかに興味を持ってくれて、私はその質問に答えることで何とか気持ちを立て直すことができた。

あの優しさは一生忘れない。

そして、私もそういうことができる人間になりたいと思った。

人身事故の時の駅員さん

その後、駅長室に入れてもらい、ソファで寝かせてもらえた私。

これ以上電車に乗せるのは不安だと、夫は電車で家に帰り、車で迎えに来てくれることになった。

電車に乗った意味が全くなくなってしまったが、夫があまりに優しいので、将来介護は任せろと心の中で呟き駅長室でお留守番

駅員さんはとても優しく気遣ってくれて、毛布やら枕やらを準備し、何かあったら声をかけてと丁寧に言って、仕事場へ戻って行った。

人身事故最中なので、駅長室はたくさんの放送が飛び交っていた。ドコで電車が止まってるとか、駅のホームで何が起こったとか。

向こうの方で駅員さんの

「うぉおぅ…。こりゃもうダメだわ…。」

という、この世の終わりを見た人みたいな呟きが聞こえた。

その間にも、忘れ物をしたとか、切符がないとか、道に迷ったとか、迷子を見つけたとか、お客さんがドンドンやってきて、一つ一つ優しく対応する声が聞こえ続けていた。

ソファでまどろみながら、駅員さんってすごいなぁと思った。

お仕事、本当にご苦労様です。

駅で怒鳴る系オッサン

私が倒れた駅のホームで、対応が遅いとか情報がないとか客の誘導が出来てないとか、ずっと大声で文句をつけているオッサンが1人いた。

でも、私におば様たちが駆け寄って慰めている姿を見て、声を荒げるのをすぐにやめていた。

気遣ってくれてありがとう。でも、駅員さんにも優しくしてほしいな。

乳首正中線

妊娠して明らかに変わったのは、バストサイズ乳首の色だ。バストは大きくなり、乳首は真っ黒になった。

それはもうまっくろくろ乳首で、こりゃ「乳首ピンクします」みたいな怪しげなクリームが売れるわけだと妙に納得した。

そしてお腹には、正中線と呼ばれるらしい、一本の黒い線が浮き出てきた。

胃のあたりから股の上にかけて、まっすぐ引かれた黒い線。妊娠週数が進むにつれ、ちょっとずつ濃くなっていった。

これは最初細胞分裂の跡だと、どこかに書いてあった気がする。本当ならおもしろい。

切り取り線に見えるので、てっきり帝王切開の時はこの線を目印に縦にメスを入れるのかと思っていたら、横に切るらしい。

なんだ、キリトリ線じゃないのか…。

とにかく黒くなる

黒くなったのは乳首だけじゃない。

脇のあたりとか、背中の上の方とか、局所的に黒くなっているところがいくつかある。何故かはサッパリからない。

私は毛深くない方だが、明らかに産毛の量も増えた。背中気持ちフワフワになり、お腹にも毛が生え、腰にも産毛のクッションができた。

毛が生えているところは弱いところだと聞いたことがある。胎児を守ろうとしてこうなっているのなら、私の身体は私の気持ちなんかよりよっぽどお母さんだ。

私は普段から化粧を全くしない程度には美容に興味がない。だから黒くなったところで、そういうものか、ぐらいの感慨で済んでいる。

でも美容にしっかり向き合っている女性は、この黒くなったり毛が生えたりする現象をどう受け止めるんだろう。

やはり、ショックを受けるのだろうか。

それとも、子が産めるのならと受け入れるのだろうか。

まだ見ぬ子のために自分のこだわりを一旦置いておけるって、すごいことだ。

動けvs動くな

里帰り出産をする関係で、2つの産婦人科病院に通った。

一方では「妊婦は動くな、ゴロゴロすべし」と言われた。お腹が張ったりすると、赤ちゃんも苦しいらしい。

もう一方では「妊婦は動け、何でもやっちゃえ」と言われた。動いてはいけない場合は指示をするから、それ以外はお産に向けての体力作りのために動いてほしいらしい。

病院によってこんなにも方針が違うものかと驚いた。

仕方ないので、都合のいい方を日替わりで信じることにした。おかげで楽しい妊婦生活だった。

まれているということ

私は良識ある両親に、束縛されることなくのびのび育てられた。

おかげで好き勝手ストレスほとんどなく過ごしてきた気がする。

夫は優しさが服を着て歩いているような人で、義両親は付かず離れずの距離で気を回してくれる。

実の兄弟とも仲良しで、義兄弟やイトコ、ハトコとも、深夜まで話し込むことができる程度に仲がいい。

友人もそれなりにいて、出産経験のある子からお下がりとお祝いで、赤ちゃん用品はほとんど買うことなく済んでしまった。

これだけ味方がいて、みんなに励まされているけど、やはり出産は怖い。どれだけ痛いのか考えただけで震える。

そして妊娠中は苦しい。何の理由もないのにメソメソ泣いて夫を困らせたり、何もしていないのに疲れて一日中寝ていたりした。

それでも周りは許してくれて、慰めてくれて、私の好物を買って来てくれたりする。

から何とかここまで耐えることができた。

病院助産師さんから、たまにアンケート用紙をもらう。

そこには必ず、DVを受けていませんか?と書いてある。

世の中にはいるのだ。人に恵まれず、望まない妊娠をして、苦しい妊婦生活を一人で過ごし、出産の恐怖に怯える人が。

私が大勢に支えられて何とかやってきた生活を、ただ一人で耐え抜くのはどんな気持ちなのだろう。

しかすると、私が今いる病院の中にも居るのかもしれない。

幸せになってほしい。

母になるとは

女の人はお腹に子を宿すからゆっくり母親になっていく。

なんて言う人がいるが、あんなのは嘘っぱちだ。

つわり気持ちが悪いと「腹の中の人のせいだ!」と思うし、胎動で眠れないと「ちょっとは静かにしてよ!」とウンザリするし、思うように動けないと「お腹重すぎるよ!」と悪態をついたりする。

そもそもお腹が膨らんでいったところで、その中に人間が1人入っている、というのが信じられない。

明日まれてくることだって半信半疑だ。

でも、もし本当に産まれてくれたら、精一杯かわいがってみようと思っている。

最初は上手く可愛がれないかもしれない。

私は子どもを産んで育てたいと思っているけれど、別に子ども好きではない。

から泣き声を聞いてうるさいと思うことだってあるだろうし、イライラすることもあると思う。

ついでに家事も上手くないから、子どもにいい環境なんて作ってあげられない。

それでも休み休み愛して、一緒の時間を過ごして、ゆっくりお母さんになっていけたら素敵だ。

明日まれたら、お腹中の人は初めての肺呼吸と初めての哺乳で大パニックだろう。

その前に、狭い産道を通ることでヘロヘロかもしれない。

一緒に頑張ろう。

痛いのは怖いけど、私も何とかやってみるよ。

2019-12-23

なんか最近全てがリベラルノリになっててちょっと嫌だな

自身もまあリベラルだし思想対立はないはずなんだけど、クィアリーディングとか「今年のM1他者理解しようとするお笑いで良かった」、「進撃の巨人ジェンダー的に良い」みたいなのをみてるとウンザリしてくる

アレかな 恋愛至上主義で何にでも恋愛を持ち込まれるとウザいようなもの

2019-12-22

パリ劇場にて

フランスと近隣国を周る団体ツアー旅行に参加した。これはある日のスケジュールに組み込まれオペラ観劇での出来事

自分たち劇場に入って着席した時、ステージ上では緞帳が上げられたままで演目リハーサルが行われていた。

自分は「開場して客も入っているのにステージでリハをやるのかよ」と思ったが、毎日観光客相手に何公演もこな劇場ならではのある種の効率性を感じつつ、リハーサルの様子を眺めていた。

自分たち日本人ツアー客は中段あたりに2列横並びでまとまって座った。客層は多様で、自分の左席にはユダヤ系と思われる立派な髭をたくわえた紳士、後ろはいかにフランスらしい高い鼻に小さな眼鏡をちょこんと乗せた可愛らしいおばあさんが座っていた。

ふと右後ろ側から、同じ日本人ツアー客の70歳くらいのオッサンリハーサル歌声に合わせて小さく唄うのが聴こえてきた。

リハの演目を知っていて口ずさむならまだ良いのだが、オッサンメロディー日本民謡なのだ。明らかにオペラ調和していない。

気になるのでちらちらと振り返って様子を確認すると、後ろの眼鏡おばあさんが楽しそうにオッサンを見ている。というか民謡調子に首を頷かせて聴いている。

オッサンも乗ってきたらしく声が一段と大きくなった。酔ってるのか?オッサンの横には奥様と思われる日本人女性が座っている。何故止めないのだろうと思って奥様に視線を移すと「また始まった」と言わんばかりに目をつぶって顔をしかめている。ああなるほど、オッサンがいつもこの調子ウンザリしているんだろう。

そのうちに眼鏡おばあさん、オッサンに「立ち上がって、披露して」という感じにジェスチャーで促す。オッサンも応じて立ち上がってしまう。

自分はいよいよ見かねてオッサンを制そうと思い立ち上がろうとした瞬間、左席の髭の紳士の手がふわりと自分肩に触れた。

紳士自分に向かって素早く眉を上げてみせ、オッサン視線を送った。自分は彼が意図するところを察した。「せっかく立ち上がったんだ、まだ開演前だし歌わせてあげようではないか

ステージからこちらの状況が見えていたのだろう。ふいにリハーサルの声が止んだ。

オッサンもすぐに状況が飲み込めたらしく、ひと呼吸おいてから朗々と唄い始めた。この瞬間だけステージは客席のオッサンに移った。

両足を踏みしめ、手を打ってリズムを取りながら唄う。やや拙いが元々経験のある感じ、NHKのど自慢ならまずまず合格しそうな調子

オッサンは2番まで唄ったのち、大きな声で「ありがとうございました!」と言った。柔らかな拍手が起こり、オッサンは着席し、リハーサルが再開した。

わず3分間程度の出来事だったと思う。

左席の髭紳士が示した小さな寛容の態度が同心円状に広がり、誰も傷付くことなく着地できた。自分が見渡す限り皆笑顔だった。

いま考えると眉をひそめた人もいたのだろうが、そんな事は飯を食えば忘れる程度の出来事であるオッサン夫婦にとってはたぶんこの先忘れることのない、恥ずかしくも楽しい旅の思い出として胸に刻まれたことだろう。

自分はすべてが嬉しかった。その場に居合わせた人の寛容な態度、些細な好奇心、機転、他者への興味、ポジティブ感情のあり方が重なったことが。

この温かな感覚いつまでも記憶に留めておきたいと思い増田に記す。

という夢を見た。

2019-12-21

anond:20191221113903

アニメとかでも明らかにれいに終わってるのに「2期あるかな?」って言う人が必ずいてウンザリする、あるわけねーよみたいな。でウッカリ作って散々な結果になる。darker than black の2期のことなんだけど。黒と銀が恋仲?!はあーーーーー???ふたり仕事上のバディだから良かったんだろうが!!!!あげくに一期のキャラをあっさりなんの躊躇もなく一話目で殺しちゃってさー、一期を見たひとショックっしょ掴みはこれでオーケーっすねみたいな殺しかた、はあーーーーー???一期のよいところの真逆だろ、一期は死んでしまキャラにも慈しみがあったじゃないか!!!スターウォーズには特に思い入れはないよ、沼で修行するシーンは覚えてる。

2019-12-13

anond:20191212003959

元増田です

トラバブコメでたくさんの修学旅行回をおすすめしてもらえてすごく嬉しい ありがとうございます

教えてもらったものこれから読む楽しみができてほくほくしてる 読むぞーー!ってなっている

「わたモテ」は「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」で合ってるかな 

少女漫画略称が同じになる「私がモテてどうすんだ」というのがあります旅行回あり)

2巻まではたぶん読んだけどその後の面白そうな展開をおすすめしてもらえてよかった、ぜったい読みます

スマイルプリキュア!」もそんなに楽しいのかー!と思ってめちゃくちゃ気になる

私のプリキュアYes!プリキュア5で止まってるのでそろそろ更新したい

とめはねっ!」「古見さんはコミュ症です」のおすすめコメント読んで、

その人物それぞれの特性や得意、能力がいつもと違う場所で発揮されたりそれを見ることで友達の新たな一面を知ったり見方が変わったり信頼が深まったり

ふだん交流のそんなにない子とちょっとしたこときっかけで関係を深めたりするところを見るのも修学旅行回の醍醐味だなって改めて思いました

あずまんが大王」は読んでたはずなんだけど、修学旅行回の覚えがないということはその巻まで到達してなかったんだろうか(なおよみちゃん派)(よみちゃんかわいい

アニメでも修学旅行回があるみたいだからこれを機に両方改めて見てみたいと思います ところでアニメ音楽がすっごくよかった

グリーンウッドは手元にあるので今晩から久々に少しずつ読み返そうかなと 「スプリガン」も絶対に読むすごく面白そう

あと少女漫画を読んでるブクマカ結構多くてなんだか嬉しい

河原和音高校デビュー』を挙げようと思ったら同作者さん『修学旅行』って短編も描いてたっけ

 河原和音先生作品もいいですね…修学旅行関係ないんだけど、私は「天晴(てんせい)」がとても好きです

暗殺教室修学旅行

 おもしろいよね…すごく好き

>僕は文化祭回が好き。

 私も好き いいよね それぞれの学校でかなりやることが違ってたりへんなジンクスがあったり踊ったりあれこれの展開が見られて楽しい

 夢路行という現在レディース誌で活躍してる作家さんがかつて少女誌で描いていた文化祭描写がすごくいいです

 画面も静かで淡々としてるけどちゃんときらきらしててすごく大事な時間が流れてる感じがあっていい

 太めというレベルでない本当に太った女の子主人公恋物語短編「踊りましょうか」、

 それと龍のうろこを飲んでしまった女の子の話の中編「荻の原日記」の文化祭描写特にとても楽しそうでいい

>とりあえずやっとくかーみたいなのも多くて当たりはずれ大きくね 文化祭劇中劇やるよりはましだが

 確かに当たりはずれはある 

彼氏彼女の事情」は念入りな修学旅行回(長い)とストーリーに関わる念入りな文化祭劇中劇(とても長い)のダブルコンボがある「当たり」のほう

テンプレウンザリさせられることの方がよっぽど多い

>糞みたいなハプニングサービスシーン見せられるだけだろ何が面白いんだと思って読んだら、

出てくる作品群に走馬灯みたいに情景が浮かんできて涙出た。ありがとう増田。週末、吉野朔実読み返そう。

修学旅行回」と聞いて想起される内容がその人の観測範囲というか普段読んでいる漫画ジャンル結構違うものなのかな、

というのは今回すごく感じて一概に分けられないけれどおおまかに少女漫画

(そのうちでもラブコメとそうでないもの掲載誌カラーによってかなり内容が違う)と少年漫画(これも掲載誌によるだろうか)では

物語構成する要素が相当異なるのだろうな、という風に思った 確かにテンプレハプニングラッキースケベ展開の多いものイベント消化回的なものも相当数あって

同じようなものをたくさん読めば確かにだんだん飽き飽きしてくるのかも それでもやっぱりどこかに特別」な要素があってそういうものを見つけながら読むのがすごく好き

私は今まで読んだ少年漫画では、ゆうきまさみ作品以外では「エンジェル伝説」をすごく愛しているんだけど、すごく時間経過の範囲の短い作品

あれに修学旅行回はなかった あったらどんなかなあ…読んでみたかったな、といまでも想像したりしま

吉野朔実の「記憶技法」は楽しい、という方面ではない修学旅行回かつひとつのある「旅」の漫画として大傑作で

あの内容をよく一冊分の紙幅でできるものだと読むたび惚れ惚れするサスペンスフルだけどすごく静かな一編で

少女漫画女性作家に興味のない人にも一度読んでみてもらいたいです 吉野朔実作品はとてもとても良い(お好きな方がいてすごく嬉しい)

あと書ききれなかった部分では修学旅行ではないけれど旅のある作品として猫十字社小さなお茶会」があった 

夫婦生活幸せのものだけれど突然どうしても一人になりたくなって汽車にのって赤い屋根の家がいくつか連続していたらそこでおりよう、とか

列車のなかの物売りの描写とか駅でのお茶とか自分たちでつくるおみやげ特別さとか細やかなところがすごく心にひっかかってくるかわいいきれいな作品

星野架名「青い銀河夜明け」は地球をなくした高校生たちが自分たちの身ひとつ校舎を宇宙船にして自分たち未来を探して宇宙を飛び回って旅するSF

窓の外に宇宙があって茶道室で布団敷いてそこで寝る、みたいな画面が楽しい 星野架名作品はいいぞ 絵もかわいいです

これからも古かったり新しかったりの楽しい修学旅行回ひいては旅回を読めたらいいなと思いつつエントリを終わります 

ブクマカ増田諸兄も楽しい漫画生活を!

2019-12-10

朝の通勤電車

いつもの同じ時間に乗り合わせるいつもの面子の顔見ると何かウンザリする

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