中学生のころ、スゴい山奥暮らしだったので、今でいう都市郊外のショッピングモール(当時はショッピングセンターといってた)でさえ親に頼んでクルマ出してもらって隔週で週末に行けるかどうかだった頃。なにせ本屋もなく週ジャンが一週遅れでやっと雑貨屋に並ぶぐらいの山奥だったので、インドア思春期男子としては常に本やマンガに飢えていた、センター唯一の書店で最大6時間!の立ち読み記録を作ったくらい(書店員さんスミマセンでした!!)。まあ今から30年から40年ちかく前なんで、雑誌はおろか本もマンガもテープ貼り・ゴムバンド掛け・ラップ包み・紙帯留め、一切なく棚や台に放ってあった時代である、さすがにエロコーナーの物品は袋綴じ?してあったようだけど・・・(寡聞にして知らぬ)まあとにかくフツーのは全て読み放題だ!!なんて思ってた。
で、そんなインドア思春期男子欲望全開~!な中学生なんですが、盆暮れとかにたまに、極々まれに、親戚連中の住む政令指定で県庁所在な都市に連れてかれて、退屈な挨拶回り終えてお目当ての、百貨店の中の全国規模展開な超有名書店に放逐されたら、そりゃもうパラダイス~!!あの冷暖房のガッツリ効いた妙にマッタリした空調にヤラレて若干キモチわるくなるまで、それこそ死ぬまで趣味の情報(カメラ、クルマ、バイク、アニメ、プラモ、etc.)に囲まれていたいド田舎に戻りたくない!と、親がウンザリして連れ戻しに来るたび悲観に暮れたものである。
さてさてそんな初な男子も思春期だから関心は当然あるがインドアなんでムッツリだから遠巻きに、しかし何とか気取られず情報を得ることは出来まいか、と画策しだすエロ分野。とくに、花の都とか絵描きが憧れて渡るとか焼かずに喰うと固いし皮は粘るし食べづらいしやたら屑の散らかるパンとか東京タワーの元ネタがあるとかでお馴染みのアノ国、そうなんでかあの国名が付けられた文庫、コイツの棚というか什器はどの書店でも大概一般とエロの境界線上にあり、気になって仕方がないのだがムッツリゆえ逆に不自然に遠ざかるくらいのスタンスで過ごしておった。
だがしかし!いまオレは、地元から遠く離れたこの場所に、そう知の大図書館である百貨店の中の全国規模展開の巨大書店に居る、素知らぬフリして手に取り、ヤバい装飾の什器から可能な限り離れて、かつ覗かれぬよう背伸びして、ブツも開角度を狭角に(笑)すれば気付かれぬ!(爆)
・・・読み耽ってたら数才ほど年下くらいな顔と背格好の神経質そうな顰めっ面の女子が足元に近づいて来て(来んな!!)、
『・・・ヤらしい』(ボソッ)
な・ん・で・わかった?!
そそくさとその場所を離れたボクでした。(クッソあいつ来なけりゃもっと読めたのにぃっ!)
なんか昨今のふぇみのぽりこれさわぎ見て、そんな昔を思い出した今年五十路のKKOより。
初老はこんなところに出入りせず盆栽かゲートボールでもしてろ
×今年五十路 〇今年二十歳 最後でファンタジーがぶっ壊れたわ。。 数才ほど年下くらいな顔と背格好の神経質そうな顰めっ面の女子が足元に近づいて来て(来んな!!)、 『...
近づいてくる時点でその女子もヤラしいことに興味があるんだろ?おーん? ・・・読み耽ってたら数才ほど年下くらいな顔と背格好の神経質そうな顰めっ面の女子が足元に近づいて来...