「出血」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 出血とは

2014-04-23

風俗日記4月

備忘録として書き留めておこうと思う。

某巨大掲示板風俗情報の体験リポート等は、玉石混合、事実なのかステマなのか、はたまたお気に隠しなのか、全く当てにならない感は否めない。ここには自分が体験した事を正直に書くので万が一読む人がいれば、多少でも役に立つ事を願う。

原則、私が行くのは総額5万円以上のソープ、おおよそ月1、これを踏まえておいて欲しい。

その他、出会い系とかも利用する。

嬢の源氏名は控えるが、店名は実名で書くことにする。

4月某日

3月に引き続き、吉原Tiaraへ。前回のリベンジ(詳しくは後々書くかもしれない)も含めて、もう1回行っておこうと思った訳だが。事前にWEB会員になり確か3〜4日前に、HPで出勤情報を確認の上Y嬢を予約。ところが前日確認の段階で、Y嬢の出勤予定が変わっていて、私が予約した日は出勤日になっていない模様。そのことを確認電話で聞いても「予約のお客様に合わせるので大丈夫」とのこと。これを迂闊に信じてしまった私が馬鹿だった。当日店に出向くと、案の定「サービス中に急に出血が始まってしまったので...」とか言われて、別の嬢に替えてくれという。いわゆる「振替」とは若干異なるではあろうが、ほぼ同等の詐欺行為ではなかろうか。そこで止めておけばいいのに、オトコの悲しい性で止めるに止められず、結局店の言うままにAM嬢に登楼と相成った訳だが...

この店は、まず予約時の電話応対に出るボーイ氏の滑舌が悪くよく聞き取れない上に、丁寧な応対とは言いがたくそこでまず第一印象がよくない。また入浴前に好み等の事前アンケートはあるのだが、よくある上がった後のアンケートはない模様。客の感想雑談の中から聞き出す等のボーイ氏の行為もない。「お客様第一」等のスローガンを掲げ、ボーイ諸氏の応対もかなり体育会系、「他店には絶対負けません」的な事を前条と並べて、サービス個室内に掲示してあったりするのであるが、それがこれでいいのか? そこを見極められなかった私が、まだまだ吉原素人なのか、とにかく納得いかない事と相成った訳だ。嬢のサービスが決して悪い訳ではない。むしろ嬢予約ができる等、がっちり合えばいい店に感じるのであろうが。私の私見だが3月に続いて2回行ったが、もう2度とここには行かない事にしようと思う。

付け加えるが、3月に入ったA嬢、前出のAM嬢共に、サービスの点ではマイナス点はない。年齢表記が「吉原年齢」なのは仕方ないが、いわゆるパネマジ感はなくほぼ実物通り。A嬢に関しては、馴染みになればかなりハードプレイにも応えてくれそうな雰囲気AM嬢は私見であるけど、見た目と喋った感じに少しギャップがあり、コミュ障の私には若干打ち解けるのに時間がかかった。両嬢とも、一通りのサービスはマットも含めてこなしてくれるし、不快な思いは全くなく、むしろ前記の件がなければまた来たいと思うのであるが... とは言うものの、前記の事は、嬢のどうこうというより、店の営業姿勢の問題であるから、嬢に罪はない、と重ねて言っておく。

2014-03-30

便秘と痔に悩む男へ

便秘といえば、女の病気?みたいに言われるが男にももちろんいる。

便秘 お茶」とかで検索すると女性ターゲットサイトがでてくるのは勘弁してほしい。

便秘が酷くなれば痔になる。

痔を治すにはまずは便秘を治せとよく言われる。確かに。

肛門鍛えまくってもしかたない。根本治療大事だ。

俺は4日に1回うさぎの糞のようなうんちをだしていた。

運良く大きいのがでたら出血

腹が張るので、便秘薬飲んだら腹痛と共に大きいのがでて出血

という事で色々インターネットで見つけたものを試したけど、どれがいいのかわからないし継続できない。

結局、「続ける事が大事です!」「他の方に効くかはわかりません!」とかばかり。

で、今現在2週間出血なし小さいながら2日に1回うんちがでるようになったの俺の経験&結論。

まず痔、

これは、ソンバーユ一択

http://item.rakuten.co.jp/kenkocom/s510800h/

母乳できれた乳首にぬったり、肌が綺麗になるとかよくわからん女性向け商品

しかしたまに痔で検索すると、稀にソンバーユ使ってなおった人がいる。

俺は、ボラギノールダメやったり病院の薬もダメだったのでまったく期待せずに使ったら効果てきめん。

次の日のうんちはまったく出血なし。

傷口をなおす、残った油でうんちがさらりとでるからか。

とにもかくにも驚いた。

巨大うんちはさすがにソンバーユでも太刀打ちできない。出血サービスである

寝る前か朝一で肛門と入り口を綿棒でちょいちょいやってやる。

変に痒みも残らないし、お勧め

そして、便秘

結論、何がいいのかわかってないがだいぶ絞り込めてきた。一つのおかげというわけでないと思う。

最初ヤクルト好調だったけど1週間程で元に戻ってしまった。

ヨーグルトは単体であんまり効かない気がする。納豆+ヨーグルトとかストレッチ+ヨーグルトとかヨーグルトへの過信はダメ

一番効果的と思ってるのが、朝納豆 + ストレッチ + (ヨーグルト) かと思ってる。

納豆メーカー違えど味があまり変わらないのが残念だけど、嫌いではないのでまあいい。

ヨーグルトはなんかそれっぽいの(ダノンとかLG)とががいい。

ストレッチは主に腸を曲げる事を意識してる。左右に思いっきりまわしたりとか。

逆に役立たなかったのは、

あと、どうしてもでない時は補助的に病院でもらったうんちを和楽するマグミットを飲む。

武田漢方とかと違って効果あるかないかわからないくらいゆるーい感じ。

他には、少しでそうな時は、

  • けつと腰の間を指で押す
  • エロい事を考える

あと、マッサージで腸揉まれた時も翌日良かった。

以上、

Happy benning!

よく共稼ぎ給料も同じなら家事も半々っていうけどさ

http://anond.hatelabo.jp/20140329164721

大抵の夫婦が当たり前のようにいっているけど、「共稼ぎ給料も同じなら家事も半々」って相当な地雷だよ。

家事なんてのは夫婦のうちで体力に余裕があるほうが片付けるのが合理的であって、そうなったら男性のほうが体力があるんだから男がやったほうがいい。

うちも子持ち&共稼ぎで稼ぎはほぼ同額だけど、嫁さんが一度妊娠中に無理して家事をこなして疲労で出血してからもう平日の家事はほぼ俺がするようになった。嫁さんほど完璧じゃないけど、ご飯たいて味噌汁つくってメイン一つとサラダを作るぐらい慣れれば1時間もあればできる。週末の家事も大抵は半々だけど授乳とかで嫁さんクタクタなのわかっているからやっぱ掃除機とか洗濯とか体動かす系は俺がやっちゃう

家庭内における家事平等分担主義って一見公平にみえるけど、あれ追求すると家族みんなが不幸になる。同じ家族になるんだから、余裕のあるほうが相手をいたわって進んでやったほうがいい。少なくても俺はクチで言うだけで体動かさないやつが大嫌いだから、気がついたら自分でやっちゃう性分だからできるんかもしれんけどね。でも男性のほうが体力あるんだから、このほうが合理的だと思うんだけどなー。

2014-03-23

ピル超快適マジ快適

ピル服用して一ヶ月ちょいたったけどすごい快適。

副作用が辛いよーとかいう書き込みも見たことあったけど、自分は全くなかったし

もしあっても少し我慢すれば消えると聞いた

(頭痛は割とあったような気がするけど仕事柄常に頭痛してるようなもんだから副作用なのかどうかわからない)

で、飲んでみた感想

毎日飲むのがめんどくさいかと思いきやそうでもない。歯磨き前に飲むことにしたりと、日常生活シンクロさせておけば簡単に習慣化できる

もともとそこまで重い生理だった訳じゃないが、二日目あたりは腹痛でバファリンのお世話になることもあったが全く必要ない

出血量も半分くらいになった。大量出血して「うえっ」ってなることが多分女性ならあると思うけど、そういうことがない

日数は5日間くらいで終わる

ひどい生理不順というわけではなかったが完全に予測日がわかるので旅行の時など安心

pmsとか内膜症とかそういう症状はなかった人間だけど、月のもののものはめんどくさいと思ってたので、

もろもろのメリットがとても嬉しい。

もちろん服用前に婦人科検診も受け、旦那にも性病チェックを受けさせと、準備もしている。

で、こんなに快適なのにピルの普及率って5%もないんだね。

日本ではコンドームばっかり利用されててピルは使われてない。

パールインデックスとか見たらコンドームって近代避妊方法とは言えないんだよね。

費用の問題とかもあるのかもしれないけど、なんで皆ピル飲まないんだろう?

性病予防もあるからゴムと併用が必要だろうけど、確実な避妊にはコンドームだけでは足りないし、なにより生理が軽くなるというメリットがあるのに、全く検討しないのってもったいない気がする。

2014-03-11

美少女ゲームカタログ

アパートの2階にある家に入るとリビングで母が背を向けて立っているのが見えた。

リビング隣の部屋のベッドでは妹が寝転んで本を読んでいる。

僕は無言で妹に近づいて妹の性器を手でいじった。

妹は身体をよじって嫌がったが脅して黙らせていじり続けていると血が出てきた。

そうこうしているうちに母親ジュースを持ってきたが妹を見る母の目の焦点が合っていないのが気になった。

妹が起き上がりベッドに腰掛けたので僕は仕方なく妹の性器をいじるのをやめて妹の左隣に座って妹の左手をにぎった。

静かにしていれば僕がここにいることはばれない。

案の定母には僕の姿は見えていない。

いつもと違う妹の様子に気づく素振りも見せずにもってきたものについての説明を始める母。

トマトジュースマスカットジュースのミックスだという。緑と赤がマーブル模様を描いている。まずそう。

トマトジュース赤色が先ほどの出血イメージに重なるせいかそれを飲むのを妹は嫌がった。

僕はトマトジュース抜きのものにしてはどうかと提案する。

見えていない僕からの提案を当然のように受け入れて母はまたリビングに戻る。

父が帰ってきた。

何やら緊急事態らしい。母が慌てて父のもとに向かった。

この隙にと妹の手をひいて逃げ出す。

ドアから出ると空が一面の紫色をしていた。どす黒い。

無表情な白い顔の集合体があちらこちらに浮かんでいて時間がたつごとにどんどん増えていく。

これはやばいと思い妹の手を引いたまま階段を降りると今度は目の前に顔の集合体が現れた。

刻一刻と世界が顔の集合体に侵食されていくのを感じてここはもうダメだと思った僕は妹にタイムスリップしようと持ちかけ妹が了承したのを確認して妹の手を強く握り直した。

顔の集合体が後ろから侵食してくるのを感じながら家の前にある長い下り坂を一気に駆け下りその先の崖から目をつぶってそのまま飛び降りた。

目を開けると上空何百メートルを自由落下する途中だった。

手を離すなと妹に言いながら落下点を探し手頃な森を見つけたのでそこに落ちることにした。

なんとか空を泳ぎ目標の森周辺に落下し木にひっかかると自分と妹の身体が木の枝に変わっていることがわかった。

そのまま着陸した地点の木の枝を自重で折りながら地面まで落下していくとそこは木の研究者が集まって研究をしている場所だった。

枝を折ったことについて悲嘆にくれている人がいたので謝罪したがその研究者は近くにあった樹齢うん百年の切り株を指さしながら木は修復するのにはとてつもない時間がかかるのだと叫んだ。

とりあえず摩訶不思議な木の枝人間ということでその場の研究者丁重にもてなされることになったので一安心した。

他の研究者への僕達のお披露目会にて僕たちの呼び名を決めようということになり名前を名乗った。

しかもっとも著名な研究者がまったくかすりもしないヘンテコなニックネームをつけようとして他の研究者から和やかな非難を浴びていた。

という夢を見た。

木の著名な研究者の発表とかもう少し続きがあったけど前後脈絡をつなげて細かく書けるのがここまで。

覚醒してから忘れないように上記の内容を頭の中で何度も反復していた。

増田に書けてようやくすっきりした。

タイトルと内容が関係ないかもだけどそういうタイトルの夢だっていう直感があったから仕方ない。

最近よく夢を見るから深く眠れていない気がする。

2014-03-09

悪酔いやすいのが辛い

決してお酒は嫌いじゃない。

飲みニケーション大賛成。

ただ弱いだけ、すぐ顔に出る。

今日会社の同僚と飲みに行って仕事の話や愚痴とか恋話などして2、3杯飲んでた。

ちょっとトイレにいって小便してたら急に酔いが回ってだんだん視界が狭くなってこのままじゃやばいって思って、気づいたら便器にもたれ掛かってた。

鼻筋のところになぜか切り傷もあって出血してたからびっくり。

時間にして10〜15分くらいかな。

サシ飲みだったから同僚には待たせて本当に申し訳なかった、実はトイレで倒れてたからなんだ。

相手は女性からそんなこといえず帰ってきたところ。

あぁ酒に強くなりたい。

もっと気持ちよく酔いたい。

2014-02-24

ピル服用三日目

三日目になったけど特に今のところ副作用はない。

不正出血はまだわからないが、とりあえず頭痛と眠気くらいだが、これはピルを飲む前からずっとある

三日目で特に違和感がないのなら今後も楽に飲み続けられるもんなんだろうか。

全く違和感がないので拍子抜けしている。

2014-01-05

びっくりするぐらい酷い初夢を見た

俺が家族とか友達とか割と身近な人達と一緒にいるところに

権力者の指名が来る。指名された人はその場にいる5人をナイフで刺さなくてはいけない。

刺された人は実際に痛みを感じて出血死ぬ。ただしすぐに生き返る。

このゲームの繰り返し。

病んでるのかな、俺。。。

2014-01-04

26歳で痔になった話

http://anond.hatelabo.jp/20140104152333

こんなのがあったので、思い出しつつ書いてみる。

数年前になるが、同じチームに同世代仕事が出来る女の子が入ってきたので

バリバリ仕事を頑張っていた時期があった。

の子が入るまでは自分エースだったし、外から来たやつに負けたくないと残業休日出勤もした。

当時デスクワークをメインにやっていたが、ストレスを溜めやす性格ということもあり下痢が多かった。

そんなある日の事、大を済ませたら出血していることが分かった。

中国人も増えて辛いものばかり食べるようになったからだとボラギノールを買って注入したが出血は続いていた。

またしばらくして、朝起きたら歩けなくなるくらい激痛が走った。立ってるだけでも吐き気がするし、横になるのもつらい。

すぐに近所の肛門科に行った。

肛門周囲膿瘍だった。分かりやすい解説サイトhttp://daichou.com/abscess.htm

先生の話では膿が溜まってるらしい。すぐに切って膿を取ることになり、激痛に耐えながら膿を取ってもらった。

さくっと終わる注射療法ってやつだった。

手術の甲斐あって、すぐにまた仕事が出来るようになった。

先生からは1週間は養生しろと言われたが、次の日から会社に行った。

そして1ヵ月後、全然通院しなかったせいかまた血が出て歩けなくなり病院に行ったら先生に怒られ、また膿を取った。

今度はちゃんと通院し薬もちゃんと飲んだ。上司相談して仕事も少なくしてもらった。

だが1ヵ月後、痔ろうになった。

痔ろうは本格的な手術をしないとダメらしくガンになる可能性もあるので、入院できる病院を紹介してもらった。

その後入院し手術をして2ヵ月通院して仕事に復帰できるようになった。治りが悪く1ヵ月で終わるところが2ヵ月かかった。

体力はガクンと落ちたが、痛みは今もない。ちゃんと手術して良かった。

何が言いたいかって言うと、肛門って言うのは本当に大切なんだよ、と。

悪くなったら座れないし、歩くのにも何をするにしても肛門は重要なんだよ。力の中心にあるからね。

から普段から清潔にして、運動もして、何かまずいなと思ったらすぐに病院に行った方がいい。

ネタかもしれないけど、肛門を大切にして俺みたいな貴重な時間を潰さないようにしてほしい。

2013-12-21

http://www.jilg.jp/research-note/2013/07/01/245

病気にもなれない

非正規労働者にはほとんどの場合病気休暇はありません。病気になり有給休暇を使い果たすと欠勤になってしまます。たとえば臨時職員(22条適用)がちょっと大病して休まなければならないとなると、6ヶ月で任期満了なので、病気であろうがなんであろうがそこで首を切られてしまます明日から働けない、仕事もない、身体もしっかり治ってない、そういう状況で放り出されてしまう人もいます

私の地元静岡でも清掃の臨時職員だったAさんは、自宅で脳幹出血で倒れてしまう。病院に運ばれてICUに入った。その後、かなり元気になられたけど言語障害があって職場復帰ができない。どんなに労働組合運動して要求書を出しても、「臨時ですから…」ということで半年目に雇い止めになる。その後、その方は一時生活保護を受けたりしていましたが、いまはマヒが少しよくなり仕事を見つけられましたが月収が10万にも満たない。いま自治体の中で仕事をしている臨時職員はそういう状況の下で仕事をしているのです。

悲しみにも差

 賃金も劣悪で、正規職員に比べると3分の1、ひどいところでは4分の1ぐらいの実態です。昔から村八分という言葉がありますが、火事とかお葬式とき村八分にはしないといいますが、私たちは両親が亡くなったときとか、親族の悲しみにさえ差別があって、正規の方は配偶者が亡くなれば忌引休暇があると思うのですが、非正規職員に正規職員と同じように忌引休暇が付与されている自治体は稀です。悲しみにも差があってお葬式にさえ満足に休みが保障されていない。親が亡くなっても1日しか休みがない。あとは有給休暇を使うか、有給休暇さえもない労働基準法違反自治体も少なくありませんが、有給休暇を使い果たすと欠勤になります。欠勤になると収入が減る。そのいたちごっこのような状況の下で自治体の業務を支えているというのが、いまの私たち自治体非正規労働者の実態です。


2013.07.01

研究と報告96 自治体非正規雇用職員の働き方と賃金労働条件の実態と課題

自治労連非正規雇用・公務公共関係評議会

議長 大場 みゆき

インフォメーションサービスは「研究と報告」に改題しました

印刷用PDF(364KB)

はじめに

 私たち1993年8月、自治体に直雇用されている非正規職員と、自治体業務を外部委託された職場で働く公益法人民間企業労働者(=公務公共関係労働者)で「自治体関連労働組合協議会」(略称「関連協」)を結成しました。2009年自治労連大会で、「自治労連非正規雇用・公務公共関係評議会」(略称「非正規公共評」)に名称変更し、今日に至っています

病気にもなれない

非正規労働者にはほとんどの場合病気休暇はありません。病気になり有給休暇を使い果たすと欠勤になってしまます。たとえば臨時職員(22条適用)がちょっと大病して休まなければならないとなると、6ヶ月で任期満了なので、病気であろうがなんであろうがそこで首を切られてしまます明日から働けない、仕事もない、身体もしっかり治ってない、そういう状況で放り出されてしまう人もいます

私の地元静岡でも清掃の臨時職員だったAさんは、自宅で脳幹出血で倒れてしまう。病院に運ばれてICUに入った。その後、かなり元気になられたけど言語障害があって職場復帰ができない。どんなに労働組合運動して要求書を出しても、「臨時ですから…」ということで半年目に雇い止めになる。その後、その方は一時生活保護を受けたりしていましたが、いまはマヒが少しよくなり仕事を見つけられましたが月収が10万にも満たない。いま自治体の中で仕事をしている臨時職員はそういう状況の下で仕事をしているのです。

悲しみにも差

 賃金も劣悪で、正規職員に比べると3分の1、ひどいところでは4分の1ぐらいの実態です。昔から村八分という言葉がありますが、火事とかお葬式とき村八分にはしないといいますが、私たちは両親が亡くなったときとか、親族の悲しみにさえ差別があって、正規の方は配偶者が亡くなれば忌引休暇があると思うのですが、非正規職員に正規職員と同じように忌引休暇が付与されている自治体は稀です。悲しみにも差があってお葬式にさえ満足に休みが保障されていない。親が亡くなっても1日しか休みがない。あとは有給休暇を使うか、有給休暇さえもない労働基準法違反自治体も少なくありませんが、有給休暇を使い果たすと欠勤になります。欠勤になると収入が減る。そのいたちごっこのような状況の下で自治体の業務を支えているというのが、いまの私たち自治体非正規労働者の実態です。

 

1、総務省「臨時・非常勤職員の実態調査結果」から何を読み取るのか

2013年3月29日総務省が「臨時•非常勤職員に関する調査結果について」(2012年4月1日現在)を発表しました。自治労連は、自治体で働く非正規職員の数を含めた実態の公表を総務省要請をしてきましたが、総務省がはじめて臨時•非常勤職員数を公表したのは2005年です。そのときは45万6千人。そして2008年にも調査をし、49万8千人と発表されました。

今回の調査では、60万3千人で、前回2008年調査より10万5千人も増えています。この間、総務省は「集中改革プラン」(2005年〜2009年の5年間)の作成自治体強要し、自治体は職員削減や民間委託を推進してきました。その結果、非正規労働者がどんどん増えているという実態が今回の数字に現れています

20130524_001

調査対象/2012年は任用期間が6ヶ月以上、勤務時間が週19時間25分以上/2005年2008年6ヶ月以上、勤務時間が週20時間以上/任期付短時間職員・再任用短時間勤務職員は除外

1.任期付き短時間公務員制度

総務省任期付短時間公務員制度の積極活用をすすめる「4・24通知」(2009年)を出していますが、昨年末総務省調査では任期付短時間公務員は全国で3,745人です。この数字は、自治体の実情・実態に合わない制度であることを明白にしていると思います

2.職種別

 一般事務、保育士等、教員講師技能労務職員の順番で女性比率が74.2%を占めています。また、都道府県では看護師給食調理員が前回より減少しています

3.任用根拠別

 特別職非常勤職員(3条3項3号適用)38.3%、一般職非常勤職員(17条適用)21.1%、臨時職員(22条2・5項適用)40.6%で、いずれの職種においてもわずかですが17条適用が増えていました。

今年3月15日総務省交渉では、総務省は「任用根拠に関しては各地方の県なり市なりが独自に任用していることであり、各都道府県等に技術的な助言はしていません」と回答していますしかし、各地方で交渉しますと、「総務省から非常に強い技術的な助言があり、非正規の任用に関しては本当に窮屈です。各市町村のみなさんが窮屈な思いをされているのはわかるのですが、総務省からきつい指導があり、改善をしていかなければいけないという実態はわかってはいますがなかなか改善できないのが実情です」という本音ポロッと出てきます。一方、市町村担当の方との交渉の席上などで、「処遇改善してほしい」等の要求をしていきますと、市町村担当の方も「おっしゃっていることはよくわかるのですが、この任用制度の中ではいまの市町村のできる限界であって、やはり県からのご指導があるので非常に窮屈で難しいです」といわれます

4.再度の任用の可否、任用期間の上限(雇い止め問題)

総務省2009年1月23日、「地方公務員の短時間勤務のあり方に関する研究会報告」(以下、「研究会報告」)を公表しました。「研究会報告」は現行の臨時・非常勤職員の任用等のあり方について、ⅰ)任用の厳格化、ⅱ)任期更新を期待させない、ⅲ)再度任用する際にも能力実証を経て新たな職への任用であることを強調し、ⅳ)一時金や経験加算を否定しています

さらに同年4月24日総務省公務員課長通知「臨時・非常勤職員及び任期付短時間勤務職員の任用等について」を出し、「研究会報告」にそって、任用根拠の「明確化厳格化」や任用の際に更新の期待を抱かせず、再度任用する場合にも任期ごとに能力実証に基づき「新たな職に改めて任用されたものと整理」するなど「更新への期待権」が発生しない任用管理を強調しています

両者とも上限設定を強化する傾向になっており、今回の調査結果には、両者の影響があらわれています

市町村の任用期間の上限を一般事務職でみた場合、「通算任用期間の上限あり」が特別職非常勤職員(3条3項3号)で215(前回214)団体、一般職非常勤職員(17条)で276(前回233)団体、臨時職員(22条2・5項)で466(前回447)団体と増えています。「通算任用期間の定めなし」が3条で483(525)団体、17条で512(554)団体、22条で881(962)団体と任用の厳格化が伺えます

10年以上の更新を繰り返している団体についても調査しており、都道府県で12団体、政令市で6団体、市町村で444団体となっています

2、自治労連の取り組みについて

1.「雇い止め阻止!誇りと怒りの大運動」-いっせい雇い止めを阻止しよう!雇用の安定と均等待遇で、より良い住民サービスをめざす

(1)自治労連第32回定期大会で「誇りと怒りの大運動」を提起(2010~2013)

 私たち自治体直雇用の非正規と公務公共関係の労働者処遇改善し、大きな運動にしていきたいと3年前から雇い止め阻止!誇りと怒りの大運動」と名付けた運動を取り組みはじめました。

なぜ「誇りと怒りの大運動」なのかということですが、自治体の非正規・公務公共関係労働者の一番訴えたいところは何かといえば、任用の形態は非正規・公共関係労働者ですが、仕事に対する思いは正規労働者となんら変わりはない。仕事に対する思いや誇りはみんな同じではないか。その「誇り」を傷つけているのがいまの働かせ方の実態ではないかということで、これに対する「怒り」をきちんと打ち出していこうと、「誇りと怒りの大運動」という名前に決まりました。

(2)1年目、組合員学習意思統一、対話、労働実態の洗い出し等に重点を置き各地方組織、単組、支部の課題明確化総務省署名63,195筆を集める

1年目は自分たちのあり方を自分たち自身が確認し、職場の中にも自分たちはこうやっているんだということをキチンと訴えていこうということにしました。

非正規労働者というのはややもすると自分たちの置かれている立場処遇自分責任なんだという気持ちがなかなかぬぐいきれない。当局からあなた方はそういう労働条件で納得してこの仕事についたのでしょう。半年おしまいという約束仕事についたのになんでずっと働きたいと思うの?」といわれたときに、非正規という働き方についたのは自己責任なんだというところが払拭できないということがあります

私たちは、なぜこういう雇用形態しか働けないのかということをいろいろと学習するなかで、自分たちの雇用問題が、日本の国のあり方、自治体のあり方と深く関わっていることを学んできました。正規職員を削減し続けた結果、正規労働者がやるべき仕事非正規労働者に行わせ、本来、自治体でしなければいけない業務をアウトソーシング(外部委託)する中でこんな矛盾が出てきているんだということがわかりはじめるのです。そうすると「これは自己責任ではないんだ」ということに気づくのです。

また当局がいうような「非正規のみなさんはそれがよくてそういう条件で入ったのだからそんな文句をいわないで働けばいい」ということを言う正規労働者も少なからずいます。「そうではない」ということを学習の中で深めていく。そして正規労働者の方にもそこは理解してもらう。

正規労働者非正規労働者の溝を埋めていくのは労働組合の力で、要求を1つでも改善して前にすすんでいくような運動をつくっていく。その中で正規と非正規がなぜこんなふうに分断されなければいけないのか。そして民間公務員がなぜこんなに分断されなければいけないのかということを学習運動の中で距離を縮めていくというのが大事ではないかと思っています

(3)2年目は1年目の取り組みを更に具体的な要求前進組織化をすすめる―雇い止め・雇用中断の撤廃、通勤手当特別休暇などの獲得、新たに39組織(13単組・8支部・18分会)確立と2地方組織で非正規公共評の立ち上げ、総務省署名70,790筆を集める

2.今後の課題

(1)「雇い止めをなくしたい」

労働契約法改悪された中で、新しい雇い止めが起きてきていると思っています。これの法律民間労働者適用される法律ですが、民間が5年の有期雇用を入れれば、公務のところにも民間にならって有期雇用をどんどん入れてくることは懸念しなければいけないと思っています。とにかく雇い止めをなんとしてもはねのけたいというのは私たちの思いです。これを庁舎内や地域の中に広く打ってでていく。

(2)均等待遇にもとづく任期の定めのない短時間公務員制度

自治労連は当初から均等待遇にもとづく任期の定めのない短時間公務員制度をつくるべきだという方針を持っています。当面、地方自治法203条、204条を改正し手当などが支給できるような環境をつくる。一方では均等待遇にもとづく短時間公務員制度もつくっていくことがいま私たち運動の中の大きな柱になっています

(3)国会請願署名に切り替えて

昨年まではこの運動の中で総務省に対して処遇改善を求める署名を取り組んできましたが、今年は最終年度ということで、署名国会請願署名に切りかえて運動を大きくしていこうということでいま取り組んでいます。毎年、3月の春闘時期に提出していた署名ですが、今年は5月29日提出することとし、いま最後の追い込みの時期です。

2)組織内では、各地方組織や正規単組に「非正規はパ-トナ-」という意識と位置づけ(方針)の変化を作り上げてきています。この到達を踏まえ地域から公務に限らずワ-キングプアをなくす運動継続しておこないます

(3)地方組織での実態調査自治体キャラバン等を積極的にすすめていく

いま自治労連地方組織の中で、「憲法キャラバン」や「自治体キャラバン」の中で、自治体非正規労働者実態調査をさせてもらいたいと話をさせてもらう中で、「資料をおいておきますのでここに記入してください。そしてそれを是非返してもらいたい」という依頼すると、当局も「結構ですよ」と返してくれる。三重自治労連は、毎回、自治体の非正規の職種ごとの労働条件をつぶさに調査し、自治体当局との懇談のなかで、「おたく自治体は隣の市町に比べると賃金がこんなに低い」と指摘し改善させています静岡自治労連では昨年、23市に自治体の非正規の実態調査を依頼し、19市から回答が返ってきました。

自治体の非正規の任用根拠や、賃金水準特別休暇がどうなっているのか、ということも含めて返してくれます。そういうことが非正規運動処遇改善のための財産にもなるので、実態調査を各地方組織にお願いしたいと思っています

(4)非正規公共評の目標課題

現在12地方組織に非正規公共評(千葉東京神奈川静岡愛知滋賀京都大阪奈良兵庫、広島、山口)が結成され活動を続けてきていますさらに発展させ、すべての地方組織に非正規公共評の確立をめざします。今年度から来年度にかけて岡山埼玉で、非正規公共評の結成が予定されています。県内の横のつながりの中で運動をつくりあげて交流しながら、ここの町はこれが取れたのなら、隣の町ではこの条件を取っていこうという運動にできたらいいと思っています

おわりに

女子高生との対話で

公務員バッシングがすごく強い中で、たとえば自治体のことを外で話すときはすごく勇気がいるんです。全労連のディーセントワークデーのときに私は地元静岡で街頭に立って道行く人たちに自治体非正規労働者総務省署名をお願いしてきました。最初、道行く人たちはどういう反応をするのかと思っていたら、話し込んでいくと意外に「自治体で非正規の人がそんなふうに働いていて、そんなに賃金が低いのですか」という感じで話が盛り上がってくるのです。

正規職員に関してはどういう感触を持っているのかと思って、「正規もね、こういう働き方でね…」という話をすると、「そうよ、そうよ、公務員がたくさんお給料をもらっているって一概にいえないのよ」という意外な反応が返ってくるのです。最初は「公務員はお給料もらいすぎよ」という感じで石を投げられるのかと思っていましたが、対話して署名をお願いする中で「公務員はお給料もらいすぎよ」といった声は私は全く聞きませんでした。むしろ「そうですよね。自治体仕事大事仕事だよね」という話のほうが多かった。「町役場村役場市役所にはこういう条件で働いている非正規がたくさんいるんです」という話をすると、「そうだったの、それは知らなかった」ということで快く署名に応じていただけました。

若い女子高校生たちはどうなのかと思って、たまたま試験が終わったあとだったのか集団自転車で来て、私が署名行動をしていたら、「おばさん、おばさん、何をしているの?」といわれて、「おばさんは自治体でこういう働き方をしているから、働きやすいようにしてもらいたいと思って署名をとっているの」と話をすると、「エエッ、知らなかった」と。相手に話すときには「自治体の」といってもわかってもらえないので、市役所とか、町役場とか、村役場とか、相手に届くような言葉で話さないとわからない。「どこに住んでいるの」と聞いて、「そこに町役場があるでしょう。その中でこういうお仕事をしている人がいるでしょう。その人はこういう働き方をしているんだよ」という話をすると、高校生でも「そういう働かされ方はおかしいよね」というのが返ってきて非常に会話がすすむ。いまの若い子なので、「おばさんまだここで署名している?」というので「まだいるよ」っていうと「いま試験が終わったところで友だちが近くにいるか携帯でよんであげる」といってくれた。またある子は「いま署名というのをやっているんだけどさ、おいでよ」と声をかけてくれる。そうするとお店の中から女子高生たちがワァ~ッと出てきて、「何をやっているの?」って感じで人だかりになった。それで話をすると「ヘェ~」ということで署名してくれるのです。短時間だったのですが、女子高校生のお陰で30筆ぐらいあっという間に署名が集まった。話をしていくとこっちが思ったほどでもなく勇気を出して、ある意味クワクしながら街の中に出ていくというのは大事なことだと思いました。

補論

ILO要請団の思い出-「非正規問題は委員会審議に新たな視点をもたらす」と回答

ILO(国際労働機関)の「条約勧告適用専門家委員会」で、「同一価値労働男女同一報酬原則」をさだめた第100号条約にかかわり、日本パート労働法適用状況、男女の賃金格差や間接差別改善状況などが審理されることにたいし、日本自治体非正規労働者パート労働法適用除外とされ、関連労働者も含め均等待遇とは程遠い劣悪な待遇におかれている実情を訴えるため、6地方組織代表を含む総勢17人が、2008年10月スイスジュネーブのILO本部を訪れ、要請しました。

自治労連役員のほかに、地方組織から参加者一人ひとりが職場レポートをもとに自治体で働く非正規・関連労働者の劣悪な賃金労働条件等について涙ながらに訴えました。

大場さんも、静岡自治労連代表として参加しました。

私も代表団の1人として参加させてもらいましたが、非正規労働者の働き方をレポートしていこうということになり、現場で働く非正規の組合員に書いてもらいました。劣悪な働き方を競うような冊子ができました。

私はみんなのカンパでILOに行くわけですが、先ほどお話しました脳幹出血で倒れたAさんも「大場さんカンパ」と言ってもってくれたものがあった

2013-12-17

痔って、出血してる傷口にウンコをなすりつけてるようなものでしょ。

ものすごく健康に悪い気がするんだけど、だいじょうぶなのかしら。

腕とかに出来た切り傷にウンコをなすりつけても大丈夫なんだろか。

2013-12-04

産後

anond:20131202121619

出産の話を書いたところその後の話を…というトラックバックをもらったので、その後のことをおおざっぱに書いた。

シモの話も多いので、お食事中の方や苦手な方は注意してください。

初日母子は別室で過ごした。私の両親や兄弟、遠方にいて立ち会えなかった夫が訪ねて来た。出産という大きな出来事を終えて、神経が興奮したのかあまり休めなかった。

二日目から私の眠るベッドの隣に、赤ちゃん眠るケースが置かれた。母子同室だ。赤ちゃん眠るケースというのは、ミルトンCMなんかで見る透明のキャスターがついた箱のようなものだ。私も赤ちゃんも疲れきっていたのか、二日目の昼過ぎまでグースカ寝ていた。出産の疲れと当日の来客ラッシュで、ベッドの近くに助産師さんが来ていても気づかずに爆睡していた。助産師さんは私の様子を見て、夜からお世話のしかたを教えてくれた。

まずオムツの替え方。

昔むかしは布オムツこそ正義、紙オムツは発育を妨げる!という論調があったらしいが、病院では普通にオムツが使用されていた。紙オムツにはテープタイプパンツタイプがある。病院で使ったのはテープタイプだった。余談だがオムツは市販されていない新生児用のメリーズメリーズは通気性がグンバツで人気も高い。近所のドラッグストアでは常に品薄。中国人がまとめ買いをするらしい。

オムツは新しいものを開き、お尻の下に敷く。赤ちゃんの履いているオムツテープを剥がし、おしり拭きでお尻を拭く。おしり拭きを古いオムツの中に入れて、くるくる丸めて捨てる。下に敷いておいた新しいオムツを履かせる。おわり。

助産師さんには赤ちゃんのおしりをごしごし拭き過ぎないようにと言われた。赤ちゃんは肌が薄いので強く肌をこすられるとすぐ荒れてしまう。もし赤ちゃんのおしりがかぶれてしまったら、温かいお湯でおしりを流してあげ、よく乾かしてからオムツをはかせるといい。ペットの糞尿を始末する時に使う吸水性のシート(水色っぽいやつ)を赤ちゃんの下に敷いて乾かすと、おしっこをされても床やベッドが汚れるリスクが減る。部屋の室温は赤ちゃん風邪を引かない温度に。

市販の紙オムツには大体どのタイプでも「おしっこお知らせライン」みたいなものがついている。仕組みはよくわからないが、赤ちゃんおしっこをするとオムツの一部にあるラインの色が変わる。リトマス試験紙オムツの中に入っているようなものかと思う。赤ちゃんオムツはこまめに買えてあげた方がいい。ラインの変色はその目安になるので便利だ。赤ちゃんの体調は排泄物の量や色でチェックする。オムツ替えの際は助産師さんが健康赤ちゃんのうんちはどんなものか、危ないうんちはどんなものか教えてくれる。これは母子手帳にも書いてある。

次に授乳

助産師さんに授乳する時の赤ちゃんの抱き方や、乳首のくわえさせ方、離し方を教わる。これが一番きつかった。

私が出産したのは総合病院だった。出産中何かトラブルに見舞われた場合、すぐに対応できる大きな病院がいいなと思ったので。その総合病院母乳育児に力を入れている病院だった。母乳外来という母乳トラブル対応した外来もあった。母乳で育てようと考えている人は、出産する病院産後のことをどこまで相談できるか調べておくといいかもしれない。身近に赤ちゃんがいない人でも、赤ちゃんが飲むものといえば母乳粉ミルクというイメージが湧くと思う。たぶん離乳食がはじまる生後半年くらいまでは、ほとんどの赤ちゃん母乳粉ミルク以外のものは飲まないと思う(例外があるとするなら、赤ちゃん用のイオン飲料か、赤ちゃん用の麦茶くらいかと)。母乳粉ミルク以外のもの(果汁やはちみつを溶いたお湯など)は体によくないらしい。

病院では母乳だけで育てることを「母乳栄養」、粉ミルクのみで育てることを「人工栄養」、母乳粉ミルク両方を使って育てることを「混合栄養」と呼んでいた。それぞれにはメリットデメリットがある。

母乳栄養」のメリットは、赤ちゃんがぐずったり泣きだしてから授乳するまでにあまり時間がかからないこと、生後半年まで母乳を経由して赤ちゃん免疫をつけられることかと思う。デメリット乳房トラブルが起こりやすいこと、いい母乳を出すために食生活に気をつけなければならないこと…など。

「人工栄養」のメリットは、母が薬を服用していたり出先でも授乳ができることだろうか。それから母乳では不足しがちなビタミンKも、ミルクでは補うことができるらしいと聞いた。デメリットミルクを作るのに時間がかかること、出先で荷物が多くなることかな。

私は母乳9割の「混合栄養」で育てている。体調が悪い時や夫に面倒を見てもらう時はミルク、それ以外はほとんど母乳だ。

母乳出産したら出るというものではない。赤ちゃん乳首を吸うと母親の脳が刺激され、母乳が分泌されるらしい。母乳は「練習」をしないと出ない。赤ちゃんはうまく乳首をくわえて吸う「練習」、お母さんは赤ちゃんを抱っこして乳首をくわえさせて、母乳を吸わせる「練習」。こう書くとごく簡単なようだが、実際は大変だった。

育児書には赤ちゃんは3時間おきに栄養必要します的なことが書かれている。助産師さんに赤ちゃんの抱き方から乳首のくわえさせ方などを指導してもらい、3時間置きに授乳する。とはいえ大人が思うように赤ちゃん母乳を飲んでくれるわけではない。赤ちゃんにも都合がある。乳首をくわえずに泣いたり、くわえながら眠ったりしてしまう。しかもベッドに置くと泣く。私ははじめの一日から五日目までは、赤ちゃん泣く→授乳→置く→泣く→授乳→置く→授乳…のエンドレスパターンで、ほとんど眠れなかった(あとから調べてわかったことだけども、赤ちゃんお腹の中にいる時、昼間眠って夜は起きているらしい)。

入院中、乳首が擦りきれて出血した。痛かった。大きなかさぶたが出来た。血は毒にはならないから痛みが我慢できないようでなければそのまま授乳してと助産師さんに言われた。私はできれば母乳栄養で育てたかったので、そのまま授乳を続けた。乳首の傷には母乳を塗ったり、馬油を塗って、ラップでパックをすると治りが早いと教えられた。

余談だが赤ちゃんの吸う力というのは意外に強力だ。ある時赤ちゃんの顎を肩にのせるような形で縦抱きしていたら、いつの間にか肩に吸いつかれていた。あとで見てみると、肩に大きな赤あざができていた。あざはしばらく消えなかった。どうせなら星型に切り抜いたマスキングテープでも肩に貼っておけばよかった。うっかり指を吸われた夫が「ギャーッ!痛い!持ってかれる!」と叫ぶことも時々あった。

産まれた直後から何のトラブルもなく母乳を吸う赤ちゃんも、吸わせることができるお母さんも、そう多くは無いと思う。だから母乳で育てようとしているお母さんのまわりの人々は、くれぐれも「おっぱい出てないんじゃない?」「赤ちゃんお腹空いてるんじゃない?かわいそう」とか言ってはいけない。母乳ストレスで止まってしまったりする。どんなゲームだってはじめはレベル1の初心者からはじまる。プレイヤー以外がやいのやいの言ったところで、上達するわけではない。栄養が足りているかどうかは赤ちゃん体重おしっこの量で見ればいい。心配ならお母さんを質問責めにするのではなく、その道のプロである助産師医師相談したらいいと思う。

また赤ちゃんは産まれた時におおよそ3~4キロくらいあるので、授乳する時に結構腕が痛くなる。育児書には授乳は15分程度とか書いてあるけども、ベストポジションを探す、乳首をくわえさせる、吸わせる、ゲップさせるの流れを2回分(両乳分)やるので、私は毎回30分くらいかかっていた。赤ちゃんによってはちょこっとずつ飲んだりするので、さら時間がかかったりすると思う。こんな時は授乳クッションが便利だ。授乳指導をする病院や産院にはきっと置いてあると思う。もし家になかったら、あらかじめ買っておくといいと思う。

それから何度か乳腺炎になりかけたこともあった。乳房にしこりができ、触れるとひどい筋肉痛のような痛みがある。夫がふざけてしこりをつついた時、強い殺意を感じた。それくらい痛かった。乳汁が乳腺で詰まってしまうとできるらしい。熱が出ることもある。悪化すると乳腺をとる手術を受けなければならない。私は生クリームを口にした直後、よくしこりができていた。

母乳には和食のようなあっさりした食事がよいらしく、高脂肪のものはよくないそうだ。たまには甘いものが欲しいとうっかり食べてしまって、後々とても後悔した。それから洋菓子は避けておやつわらび餅煎餅を食べ、豆乳やにぼしを意識的に食べるようにした。とはいえ、生クリームを食べても全然大丈夫な人もいる。乳腺炎スイッチになる食べ物は人によって違うらしい。

私自身が母乳で育てているので母乳寄りの話になってしまったけど、母乳ミルクに優劣はないと思う。どちらにもそれぞれの大変さ、メリットがある。

沐浴は産前に母親教室でも勉強したけども、病院でも教えてもらった。手順は大体同じだった。

赤ちゃんのお世話を教えてくれる母親教室には、なるべく夫婦家族で参加した方がいいと思う。赤ちゃんは重い。沐浴はなるべくなら2人以上でやった方がいい。水場では足元が濡れていて転倒する可能性もある。大変だけど1ヶ月の辛抱だ。助産師さんには生後1ヶ月たつと親と一緒の湯船に入れるようになると言われた。

赤ちゃんは大人より新陳代謝がいいので、毎日風呂に入れなければならない。夏は一日二回、午前と午後に入れる(この場合、午前はシャワーで汗を流すだけでもいいと言われた)。どうしてもいれてあげられない時は、シャワーで汗を流してあげたり、お湯で濡らしたガーゼで全身を優しく拭いてあげる。

私は生後1ヶ月後、赤ちゃんと2人でお風呂に入るのが怖かったし、季節は真夏だったので、赤ちゃん用のバスチェアを買ってシャワーで済ませていた。生後1ヶ月たったら大人用の石鹸を使ってもいいと言われたけども、肌荒れが怖かったのでしばらくは赤ちゃん用の石鹸ボトルに入っている、ポンプを押すと泡状のやつが出て来るタイプビオレのやつがいい感じだった)を使っていた。しばらくは赤ちゃんの頭から男性加齢臭のような匂いがしていた。ちゃんと洗っているのに何でだろう?と不思議だったが、思いきって石鹸を大人用の牛乳石鹸に変えたらすぐに加齢臭が消えた。やっぱり大人用の石鹸の方が洗浄力が強いんだな、赤ちゃんって思っているより汗をかいてるんだなと思った。

まとまりなく書いてしまったけど、産後は3ヶ月くらいまでストレスマッハだった。こんなことを書くと「赤ちゃんが可愛くないのか!」「母親失格だ!自覚が足りない!」「産む前にもっと勉強して覚悟しろ!」と言われそうだけど、聞くとやるのとは大違い、百聞は一見に如かず、とにかく毎日初見殺しだった。

お父さんになる人や同居の家族は、できれば家事を手伝って欲しい。洗いものとか料理とか、1人暮らし男性ならできそうなことをやってくれるだけで、とてもとてもとて~も有りがたい。夫はもともと料理が好きだったので、時々土日にご飯を作ってくれた。私にとってそれは天恵だった。嬉しかった。今でもすごく感謝している(欲を言えば料理した後の食器も洗って欲しかった…)。反対に「夕飯は作るの大変だろうから、外で食べて来るよ~」という気の遣い方はノーセンキューだった。ご飯炊いちゃったよ…、私ひとりでゆっくりご飯食べられないよ…、一緒に食べられないのは寂しいよ…ボスケテ…という心情だった。

4ヶ月を過ぎて首が座り、赤ちゃんの表情が豊かになってくると、少しずつ精神にゆとりが出てきた。赤ちゃんは生後3ヶ月くらいまでイロモネアの観客も引くくらい無表情だ。頬笑みかけても変顔を見せても、ほとんど笑わない。相手の気持ちがわらからないのは辛い。言葉も話せない赤ちゃんのことを、わかってあげたくてもわかってあげられないのはすごく辛い。たまにニコッとするけれど、それはいわゆる生理的微笑で、「あっ、ここ笑うところだな」と判断して笑っているわけではない(それだってとても可愛いのだが)。けれどめげてはいけない。赤ちゃんは大人の笑顔を見て、笑うことを学習していく。

赤ちゃんが笑うと、心の底から幸せを感じる。私は産前あまり子どもと接することが得意ではなかったので、ちゃんと赤ちゃんを可愛がれるのか心配しかたなかった。けれど今は何でこんなに可愛いのかよくわからないと思うくらい可愛い

夜のお世話で寝不足が辛い。朝起きられない。夫のお弁当が作れない。泣く子の相手をしていると、洗濯掃除がなかなかできない。買いものにいけば暑さや寒さで赤ちゃんが苦しくないか、車や自転車死角から向かってこないか、急に泣き出したらどうしよと気が気でない。料理中に泣くといちいち火をとめないといけないので、料理時間がかかる(こんな時、シリコンチーマーが私をよく助けてくれた)。お風呂に入れる頃にはへろへろ…。私はもともと家事が上手ではなかったので、夫には色々と迷惑をかけてしまった。家事赤ちゃんのお世話もうまくやりたいと思えば思うほどうまくいかないことが辛くて、時々授乳しながら泣いていた。

時々、夫が「毎日ありがとう」「今日赤ちゃん可愛いね」と言ってくれることが、とても嬉しかった。ある時「家に帰って赤ちゃんの顔を見ると、とても癒される」と言ってくれた。そういう気持ちを口にすることは気恥かしくてためらわれるかもしれないけど、ほんの少しでいいので勇気を出して伝えてみて欲しい。きっと心を支えてくれる大切なお守りになると思う。

思うまま書いてしまったけど、私の失敗や経験が役に立てば嬉しい。

これから赤ちゃんが産まれるご家族の方、おめでとうございます赤ちゃんのいる毎日を楽しんでください。携帯カメラコンデジ毎日写真を撮ると、後から成長がわかって楽しいですよ。赤ちゃん写真を残しておこうとすると必然的に一緒に時間を過ごすことの多いお母さんが撮ることになるけど、そうするとお母さんと赤ちゃんが一緒の写真がなかなか残せないので、ご家族の方は意識的赤ちゃんとお母さん、赤ちゃんとお父さんのツーショットを撮ってあげてください。

2013-11-17

ピルおすすめする。

http://anond.hatelabo.jp/20131116224742

PMS大変だよねぇ、ピルを飲み出す前は私も本当に酷かった。

生理前一週間は便秘になるし、思春期青年並にニキビ出るし、やる気も出ずずっと理由無く悲しくて家で泣いていた。

でもこの症状がPMSだと気づいて、ピルを飲み始めてからぱったりとPMSの症状は出なくなった。

生理痛も減って出血も少し軽くなったし、人に気遣えたり意欲的に活動できる時間が本当に増えた。

すぐ子供が欲しいという願望がある人以外には、ピルを強くオススメするよ。

2013-11-12

生理痛

生理痛には個人差が大きく、あくまで個人の感想です。

生理の痛みはもうこれ以上俺に何を望むというのだもう何もでないぞいっそ殺してくれ!という時の下痢にすごく似ています。それが内臓2つ分繰り広げられると思ってください(多くの生理下痢を併発します)。まずじわじわとした鈍痛、「ついに奴が現れたか…」と冷や汗がにじみ出てきます腰骨もミシミシ痛い。波はしだいに大きくなり、内臓が脈打つ実感を得たころ、突然刺すような痛みに変わり、こうなると尻の穴とどこだかわからない内蔵まで直通回路が開かれます。座るだけで突き上げるような痛み。なぜ尻。お前の仕事は別の内臓でしているはずだろうがと我が身を呪ったころに出血。ドロドロしてひたすら不快です。自分意思ではどうにもなりません。2時間に1度はトイレに行くという制約が生まれました。このプロセスが夜中に訪れると悲惨です。痛みの応酬でもう眠るどころではありません。薬を飲む。効くまで30分。体を伸ばしたり縮めたり、神に祈ることでこの時間が早く過ぎ去ることだけを考えます。これだけの痛みを感じているんだからもう原罪は祓われているんじゃないかと思い、世界の痛みを一身に受けたキリストの気分になってちょっと人に優しくなれるような気もしますがやっぱり痛くてそれどころではありません。体はだるく目が回り、布団から一歩も出たくありませんが動かないとそれはそれで痛いので芋虫のような動きを繰り返す機械と化します。世の中の半分の人間がこの痛みを共有しているのかと思うと人類平和に一歩近づくんじゃないでしょうか。ジーザスクライスト。立てば鈍痛、座れば激痛、歩く姿はリビングデッド。もう駄目だ目がくらんできた。俺はもうここで捨てて行ってくれ、たのむ、お前たちだけでも奴を倒し…あ、薬効いてきたわ!!あー!!!平和ってすばらしい!!!

さーて出勤すっか。

2013-10-16

出産後の育児スタートのあまり過酷さに鬱になった話


 結婚して1年、29歳で初めて妊娠出産をした。

妊娠前は深夜帰宅のそこそこ激務なIT系ブラック企業に務めていて

学生時代にはスポーツをしていたから、心身の健康にはまあまあ自信があった。

同じ年の夫と結婚して1年、妊娠が発覚した。



 産むまでの妊娠経過。

私は健康優良妊婦だった。つわりは人並みにあったものの、血液検査の結果も尿検査の結果も毎回良好、血圧も正常。

不正出血もなく、順調そのもの妊娠生活だった。

陣痛は、予定日を3日過ぎた日の夜中にはじまった。



 陣痛出産

陣痛は、私のちんけな想像はるかに凌ぐ、ものすごい激痛だった。

痛みの感じ方には個人差があるというが、私にとっては鋭いナイフ下腹部をえぐられているかのような痛みだった。


はじめは軽い腹痛みないなものなのだが、時間経過とともにどんどん痛みが増してくる。

脂汗が全身から吹き出し、痛さからなんとか逃れようと、体が勝手にのたうちまわる。

陣痛のピーク時には、あまりの痛みに気絶し、また痛みで覚醒する、というのが数十秒〜数分ごとに数時間続く。

本当に地獄だった。

見ていた実母が言うには、私は白目をむいていたらしい。

あとから見たら自分の腕が傷だらけだった。こぶしを握っていた手のひらからは、血が滲んでいた。

永遠に続くかと思われた陣痛を超えて、分娩台に移動し、死ぬ思いで我が子を産み落とした。


それでも出産までは8時間と、初産にしては安産だと言われた。

でも想像してほしい。8時間もの間、一昼夜を越して不眠不休だ。

食べ物は一切口にせず、激痛に体をこわばらせ、死に物狂いでお腹から3キロの塊を出すのだ。


産んだあとは骨という骨がきしみ、体中が鉛のように重く、分娩台から上半身を起こすことさえできなかった。

どこにも力が入らないのだ。

助産師の手を借りて体を起こすと、頭がふらふらとする。

自力ではとても歩けなかったので、分娩台から長い時間をかけて車椅子に乗せてもらった。

その後、入院する部屋のベッドに寝るまでの間、トイレで二度倒れた。


猛烈に体が疲れていた。こんなに疲れたのは生まれて初めてだと思う。指一本だって動かすのがおっくうだ。

体中が汗と血でベトベト、身をよじりまくっていたおかげで、髪の毛は鳥の巣のようだった。

股間は麻酔が効いていたが、鈍い痛みが続いていて、姿勢かえることすら一苦労だった。

前日から何も食べてないし一睡もしてないし、とにかく疲れきっていて、ゆっくりたかった。



 過酷育児のはじまり

だけど、産んだ直後から母子同室で3時間おきの授乳が始まった。

分娩台で1時間休んだあとは、すぐ個室で赤ちゃんと二人きりにされた。

ゆっくり寝ることも体を休めることもできないまま、ハード育児の始まりだ。

こんなにボロボロに疲れているのに、すぐとなりに、かよわく、自分で首一つ動かせることもできない赤ちゃんがいる。

「私はゆっくり休んではいけないんだ」という暗い事実は、くたくたの私にとって絶望だった。

この体中の疲労に身を任せた瞬間、赤ちゃんに何かがあったら。この子の命は、この精魂尽き果てた自分次第なんだ。

体中の疲労とともに、ヒリヒリするような緊張感と責任感が重くのしかかった。



 母乳過酷

産んですぐに母乳がでるお母さんは、実は少ない。

赤ちゃんに吸われることで、それが刺激となって脳内ホルモン乳房に働きかけ、母乳が出るようになるという。

から、でなくてもとにかく3時間おきに赤ちゃん乳首をくわえさせなくてはいけない。

でも、産まれてすぐの赤ちゃんは吸いつく力も弱く、「吸う」こと自体がとても下手くそだ。

そして母親にとっても授乳はとてもむずかしい。

赤ちゃんの位置、乳首との高さの調整、手の置所、クッションや座布団をいくつも使って、位置を調整しながら、汗だくで吸わせる。

赤ちゃんは体力がなくて少し吸い付くと力尽きてしまう。

まごまごしながら右の乳首をどうにかくわえさせる。吸い付いたと思うとすぐに口から外れてしまう。またくわえさせる。また外れる。

そのうち疲れて赤ちゃんが寝るので、起こす。

今度は左右逆のおっぱいだ。

左を吸わせて、おしめを替えて…これでもう一時間だ。

体中が悲鳴をあげていて、眠たくて眠たくて頭が割れそうに痛くて、貧血でふらふらするのに、寝る時間は二時間しかない。

横になる。

すぐには寝付けない。

三十分ほどでようやく眠りにおちる。これで一時間半。

さあ、もう一時間半たった。睡眠時間時間半で、赤ちゃんが泣く時間だ。

これが朝まで繰り返された。



 入院2日目ー死ぬほどねむい

初日の夜を超えた時点で私の疲労はマックスをとっくに超えてた。

授乳の合間の2時間以下の細切れ睡眠しかとっていないまま、迎えた朝。


翌朝は6時に検温があり、9時に朝食があり、合間に授乳をする。

何をするにも体中が痛くて、だるくて、眠くてたまらず、すごく時間がかかる。

出血も続いているので、トイレにも度々行かなくちゃいけない。

12時にお昼があり、見舞いにきた実母に子を見てもらってる間に急いでシャワーを浴びて歯を磨く。また授乳

たまった洗濯物をランドリーで洗う。戻ると検診がある。担当看護師が交代したとかで挨拶がある。また授乳

赤ちゃんの顔を見に見舞い客がある。相手をする。帰る。洗濯物をとりに行く。

また授乳

昼はまとめて寝るどころか、横になる時間もろくにとれない。


ねむい、ねむい、ねむい、ねむい…

横になりたい。ゆっくり、ぐっすり寝たい。お願いだから起こさないで。辛い。辛い。辛い。

横になれない。眠れないし休めない。


昼間はろくに眠れない。寝れなかったことに猛烈に焦る。そしてまた夜が来る。


深夜の授乳は鉛のように体が重い。

赤ちゃんは相変わらず上手に吸えないのに、乳首がめちゃめちゃ痛くなってくる。

例えるなら、尖った爪で皮膚をおもいっきりつねられているような痛み。

乳首が切れて血が出てくる。

それなのにそこを吸わせなくちゃいけない。

傷口に鋭い爪がたてられるよう。

授乳のたびに歯を食いしばって、息をのむ。叫びだしそうな痛さに耐える。

出がよくないかマッサージもされる。これがまたすごくすごく痛い。


授乳室の隣の人は、おっぱいの出がいいみたいだ。

赤ちゃんがゴクゴク、と美味しそうにおっぱいを飲んでるのが見える。

幸せそうに微笑んでそれを眺めているお母さん。

我が子はおっぱいを一滴も飲めず2日目。産まれてからまだ何一つ口にしていない。

何も飲まなくても3日は胎内にいたとき栄養が残っているか大丈夫だという。


でも、赤ちゃんは日々痩せてる。お腹がすいて泣いてる。まだ産まれてたった2日しかたってないのに、飢えて泣いてる。

大人だって2日くらい食べなくたって死なないけど、すごく辛いよね。

こんな小さな我が子が空腹に耐えてると思うと、切なくて切なくてたまらない。

しかも飢えさせてるのは私。おっぱいが出ない私のせい。

の子お腹いっぱいで満足して寝てるのに、私の子は空腹に泣き疲れて眠ってる。辛い。眠い



 入院3日目

体中がふらふらして頭がぼーっとする。見舞いに来た夫や実母にひどい態度をとって、ケンカをしてしまった。

看護師心配して「何か悩み事があったら相談してくださいね」と言う。


「ただ寝たいんです。」


と言いたかった。でも他にもたくさんのお母さんが寝ずに赤ちゃんを見ていて、そんな情けないことどうして言えるだろう。

睡眠欲に母性が負けるなんて。そんなこと言えない。


3日めからミルク10ml与えていいことになった。

哺乳瓶でおそるおそるあげると、手をグーにして、目を大きく見開いて、必死に飲んでる。

飲んでる姿を見て涙がとまらない。

飢えさせてごめんねという気持ち。やっとお腹を満たしてあげられるという満足感。

おっぱいが出ない敗北感と屈辱と疲労と、いろんな気持ちがないまぜになる。



 入院4日目

4日め、私はもうボロボロだった。見舞いにきた妹に顔を見て絶句された。


赤ちゃんにはミルクを与えることになったものの、母乳への刺激をなくしてはおっぱいが出なくなってしまうため、

赤ちゃんには相変わらず乳首を吸わせなくてはいけない。

まりは今までのおっぱいとの格闘に、ミルク作りがプラスされて、授乳もっと時間がかかるようになったのだ。

その分削られるのは眠る時間。ただでさえ1時間しか眠れないのに、もっともっと眠れなくなる。

一睡もしないまま次の授乳時間、ということが出てきた。


体中の痛みと貧血が収まらず、鉄剤と鎮痛剤が処方された。

でもふらふらで、眠さとだるさは蓄積されて楽になるどころか、いっそう辛くなる一方だった。

とにかく体がしんどくて、ほとんど何も考えられなくなっていた。拷問みたい。


ただひとつ、「ねむい」という欲求だけが、こびりついて離れない。


鏡の中の自分は、真っ青で目の下にくっきりクマができて、10は老けたように見えた。

何もしてないのに、涙が出てとまらない。赤ちゃんがなんだか恐ろしい。かわいいのに、愛しいのに、何より恐ろしくてたまらない。

だって、まだたったの4日め。長く長くいつ続くともしれない育児の、たった4日めなのだ

のしんどい日々が延々とこれから続く。こんなに疲れてるのに、ぐっすり眠ることの許されない日々が待ってる。



 退院

5日め。私は退院を迎え、自宅に戻った。

産後実家で1ヶ月お世話になったが、こんな調子が2週間続いた。

しろ病院では哺乳瓶を洗ったり消毒したりするのは病院がやってくれたから、その分の仕事が増えてますます眠れなくなった。


里帰り後の1回の授乳で費やす工程は以下のとおり。


赤ちゃんが泣く→起きてミルクの支度をする→ミルクを人肌に冷ます間におっぱいを吸わせる→

搾乳した母乳を与える→ミルクを与える→げっぷをさせる→寝かしつける→

母乳量をふやすために搾乳をする→哺乳瓶を洗って消毒する


眠れる時間は1時間あるかないか

たとえば寝かしつけに手こずったり、オムツからウンチ漏れて着替えさせたりなど

何かアクシデントが発生すれば、眠れずに次の授乳時間になることも珍しくなかった。

日に日に、赤ちゃんを見ても可愛いより何より、ただただ、怖い気持ちが蓄積されていく。

赤ちゃんが怖いのに、離れるのはもっと怖い。何かあったらどうしよう。

30分の睡眠は、いつも悪夢を見た。赤ちゃんを落とす夢、踏んでしまう夢、誰かに連れて行かれる夢。


今思うと完全な鬱状態だった。



 SOS

生まれてから14日めの夕方。

赤ちゃんと二人きりになるのが恐ろしいと、実母の前で号泣した。


陣痛のあの夜から2時間以上眠っていないこと、眠くて眠くてたまらないこと、

夜になるとまた今晩も眠れないと思って焦りと不安で動悸がしてくること、

こんなに体中がふらふらなのに赤ちゃんに何かあったらどうしようかと想像すると恐ろしいこと、

かわいいよ赤ちゃんがとてもとても怖い存在に思えること・・・


泣いて訴えながら、睡眠不足がつらくて赤ちゃんが怖いなんて、自分母親失格だと思った。

世間のお母さんがみんなできていることができないなんて。

母親なのに、情けなくて仕方がなかった。

その夜は両親が赤ちゃんを一晩みてくれ、私にゆっくり休むよう言ってくれた。

出産後はじめて赤ちゃんと別室で5時間寝た。

15日目の朝は、驚くほど気持ちが落ち着いていた。


その後の日々は、私の両親はもちろん、夫も毎晩仕事帰りに車を飛ばして会いにきてくれ、手伝ってくれた。

それから母乳マッサージに通った結果、母乳が十分量出るようになって、

ミルクをあげなくてよくなったため、深夜に哺乳瓶を洗ったり、消毒したりということから開放された。

夜間授乳は、細切れでも3時間は寝られるようになった。



 三ヶ月後、現在。振り返って思うこと。

三ヶ月たった今でも、産後からの2週間のことを思い出すと、絶望感でいっぱいになる。

あのころ本当にただただ寝たくて、寝たくて、

それなのに「もしこの子に何かあったら」ときう緊張感で常に気が張っていて、目を離すのが恐ろしくてたまらなかった。


そのうち、「もしこの子に何かあったら」「病院入院することになれば」


「そしたら眠れるな…」と考えたことがあって、ゾッとした。



もちろん、あくまでこれは個人的な体験だ。

でも、多かれ少なかれ多くのお母さんに共感できる部分も多いはずだと思う。

もし里帰りしなかったらどうなっていたことか。



 どうしたらよかったんだろう

私の出産は初産の平均時間12時間より短かったけれど、精も根も尽き果てた状態で育児スタートしたのがよくなかったと思う。

病院によっては、出産したその日はナースステーション赤ちゃんを預かってくれるそうだ。

私も、出産後1日でいいかゆっくり眠れていたら、その後に2週間は違ったものになっていただろう。

今は、子はあやすニコニコ笑って、母乳も順調だ。夜は相変わらず3時間で起きるけど、体が慣れた。

やっと我が子がかわいく、愛おしく見える。

でも、我が子がとても恐ろしく見えた産後2週間のことが忘れられない。

2013-09-28

中学校時代、「デブから柔道をやれ」と顧問に目を付けられ、親まで巻き込んで柔道部に入れられた。

ランニングだの受け身だのの基礎練習はキツかったが、まあそれはいい。

問題は、その三年間で、柔道を以下のような行為と理解した。せざるを得なかった。

殺人衝動と攻撃衝動解放し、相手を地面に叩き付けて、審判が止めるまで相手を圧殺するか絞め殺そうとする競技」

初めての寝技の訓練で、顧問寝技乱取りをやっていた時のこと。

講師に抑え込まれて「ぐっ」だか「くっ」だか、悪態めいたうめきが口から出てしまった。

その瞬間、顧問がキレた。「てめー、指導者に向かって何だその口の利き方は!!」

寝技の訓練では抑え込みから逃げ出す練習の筈だったのに、いきなり首を絞められた。

まだ13歳のガキを、柔道経験者の大人が、いきなり絞めに来たんだ。

で、かろうじて絞めをふりほどいたら、「まだ終わってねえぞコラ!」とまた首を絞める。

息はできない、のどは苦しい、顔に血が集まって視界は白く濁り、「死」の文字が頭に浮かぶ。

逃げては絞め、逃げては絞め、ついに俺は、初めての寝技の練習で、逃げ方を習っても居ない絞め技で落とされた。

次に意識を取り戻した時、顧問は俺を睨みつけながらこう言った。

「お前がふざけてるからそうなるんだ。わかったら反省するまで立ってろ馬鹿者!」

その後、絞め技で目に血流が偏り、両目の毛細血管がブチブチ切れて内出血したが、特段休むこともなく練習に放り込まれ続けた。その時わかったよ、部活ってのは恐怖で統治して、相手に憎悪を刷り込んで戦わせるもんだって柔道ってのは審判が止めるまで戦い続ける、ルールのある殺し合いだって

そして、その後3年間、「指導」の名の下に、顧問に圧迫されながら柔道と言う牢獄に俺は放り込まれた。

その後、地域でもそこそこ強くなったけど、もう二度と柔道はやりたくなかった。

柔道から解放されて高校に入る時、もう俺は自由なんだ、って叫びそうになったよ。

顧問ビンタしてる動画があったろ? あれに実際にギリギリ絞めるとか寝技で胴体圧迫するとかを加えるのがうち中学における、柔道一般的な「指導スタイルだったよ。柔道ルールのある殺人だってことを教えてくれてありがとうT先生、俺はもうやらない。

2013-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20130920182350

処女童貞同士で学生の時から交際して、長年付き合っていた人が、

割りとそんな感じの人だった。向こうの浮気で別れたんだけど…

本当に痛いだけだし、したくなかったけど、

初めてだったからいつかは気持ちよく感じるかもって思ってたけど、最初だけじゃなくて結局一回も無かった。

私はAVとかも見ないし、友達とかともHの話はしないから、

彼氏のHしか知らなかった。Hってこうゆうもんなんだろってずっと我慢してた。

エッチする度、彼氏の激しくしとけばいいだろって触り方で切れて出血

当然濡れないから、入れられても、ずっと痛い。我慢しきれなくてストップかけると、

どうにかしてとフェラとかで抜いてあげてた。

キスとかも全くしなくて、彼氏が胸触って、下触って、のパターン

エッチの次の日トイレに行く度にしみて痛いし、すっごく性行為が嫌いだった。

一緒に住んでた期間もあったから、だんだん私ってエッチ付の家政婦さんじゃないのかって辛くなったりもしたよ。

彼氏より長い時間働いてたし、彼氏からすればただでエッチできる相手位に思われてるんじゃないかって不安になってしまって。

(これはこうゆうエッチにあたっちゃった女の人にしかからないと思うんだけど、ホントに痛いよね。次の日も痛いし散々だと思う)

たかエッチだけど、相手に大事にしてもらえないんだなって思うのが重なると、結構しんどい

エッチが気持ちよくなくて嫌なんじゃなくて、自分好きな人に乱暴にされたり大事にされていないって思うのが辛いんじゃないかなって思う。

私は次の人と付き合うまで自分は不感症とかの類なのかなってずっと悩んでた。

自分けが悪いと思ってた。

次の付き合った人には、エッチが苦手で嫌いだって話したらすごく労ってしてくれて、

痛くなかったから、自分が不感症な訳じゃなくて今にして思えば相手はひとりよがりで下手だったのかなって思う。

でもそれは、処女で他を知らないっていうこともあるけど、私が改善してほしいって事をちゃんと伝えなかったことをいけなかった。

早く終わってほしいから、一切気持よくないのに喘いだりしてたから、彼氏自分エッチが下手なことに気づけなかったんだと思う。

やっぱり、思いやりがお互いに大事じゃないかな。

自分快楽じゃなくて、相手の大切に思う気持ちで多少の下手はカバーできるだろうし。

一緒にいたい相手だったら恥ずかしいかもしれないけど、自分の不満とか不安とか伝えないと、多分そのまま続く気がする。

デリケートな話だけど、がんばって伝えてみて!

自分は失敗しちゃったから。

彼氏はそのエッチが正しいと思い続けて、こっちはどんどんエッチ嫌いになって、したくなくて拒否するから、相手が浮気

私の話だけど、ちょっと似たようなところを感じたかマジレスしてみた。

2013-09-09

丸呑みフェチ

自分は丸呑みフェチだ。

どういうことかというと女性モンスターか何かに丸呑みされているシーンに興奮する。

毎日ピクシブとかで丸呑みと検索している。

なんで興奮するかは理由は自分にも分らない。

子供の時にDBセルが18号を吸収するシーンがきっかけかもしれない。

普通エロももちろん好きだ。けど、抜いた数は丸呑みのほうが

いかも知れない。

はいえぴったり自分性癖合致する絵はなかなか見つからない。

呑み込んだ後が触手シーンだったりするのはいまいち。

出血とか体がちぎれるとかそういうのも好きじゃない。

理想は蛇とかミミズみたいのに呑み込まれて、呑み込まれた部分が

膨らみができていて、徐々に奥に…みたいのが好きだ。

ピクシブにこのツボをついてくる絵師がいるけど、今は投稿を控えて非常に残念だ。

丸呑みに特化したゲームとか欲しいなあ。音声とかあればなお良い。

おそらく自分でやらなければ一生でないと思うけど、

そんなスキルはない。

同人ゲームにいくつかあるけど、触手があったりとなんかちがうんだよな。

そんなことで悶々しながら、今日自分に合った丸呑みを探している。

で、五輪に反対してる連中ってどんな理由なの?

→あれは諦めどころを探すしかないでしょ?

  • 他にすることがー

五輪招致費用出血が止まったんだから良かったね。

→潤ったんだね。よかったじゃん。

反対する理由がないよね。ふつう

ネチネチネチネチネチネチネチネチはてブでグズってる輩は何がやりたいのかね?

2013-08-13

肛門科にいくのと薬局で専用薬買うのとどっちが恥ずかしいか

http://anond.hatelabo.jp/20130813132753

私としては病院に行くことをすすめたい。

あなたと私の症状が同じかどうか分からないので、以下はあくまでも私の経験

診察は非常に簡単なもので、5分もかからない。

感じ方は人それぞれだとは思うが、お尻の穴を見る作業も事務的というか簡潔・迅速で少なくとも私は羞恥その他の抵抗はほとんどなかった。

また、費用安価で薬代まで含めても3000円かからない。

私の場合病院に行くまで1週間くらい(もっとだったかもしれない)出血が続いていたが、薬(注入タイプのもの)を使用して4日ほどで治った。

参考になれば。




それはそれとして、肛門科にいくのと薬局で専用薬買うのとどっちが恥ずかしいんだろうね。

肛門科では確かにお尻の穴まで見られることになるけど、医者はそれが専門だから別に意識しないだろうし、他の患者も皆お尻の病を抱えているわけで連帯感というか「皆そうなんだから恥ずかしくない」という感覚になりやすいと思う。

一方薬局場合お尻の穴を見られることはないものの、お尻の病気の薬ばかり取り扱っているわけではないため「お尻の病気の薬を買う自分」というものを殊更に意識してしまってかえって恥ずかしく感じるということもあるんじゃないかという気がする。

もちろん本来どっちも恥ずかしがるようなことじゃないんだろうけど。

http://anond.hatelabo.jp/20130813132753

増田がそろそろ医者へ行くべき理由

・痛くないのに血が出るってことは尻よりもっと奥地で出血している可能性がある。その場合内科受信すべきだが自分では判断できない

普通薬局で売ってる薬でも症状が軽いうちは結構効果がある。だが肝心の出血部位が特定できないとどのタイプを使うべきかわからない

・いずれ悪化して身動きが取れなくなり半泣きで医者に行く日が来るかもしれない。元気なうちなら下見になるので安心

治療は悪化してからよりたいしたことない段階のほうがはるかに楽。

・悪化してから医者に行く場合そのタイミング自分ではコントロールできない。仕事どうするよ

なお通販馬鹿高い薬買うより医者行ったほうがよっぽど効く薬くれるよ

http://anond.hatelabo.jp/20130813132753

出血がある様なので直ちにボラギノールA(Mではないので注意、黄色いヤツ、座薬タイプを勧める)を投入するレベル

間に合わなくなっても知らんぞ。

2013-07-24

献血戦争

 瀉血(しゃけつ)という言葉をご存知だろうか。

瀉血とは汚れた血液を抜くという中世では一般的医療法であった。現代では一部の病気治療を除いて使われていない。wikipediaによると迷信カテゴライズされてしまっているらしい。その理由は体内の毒素を排出するという事に根拠が無く、結果的にエビデンスが得られないとからだそうだ。

 しかし私は別の視点から瀉血効能を考えている。瀉血と同じように『献血』も血液を抜くと言う点では同じだ。一般的な400ml献血場合体重50kgの男性ならおよそ10%の血液が失われた事になる。(女性ならさら割合が多くなる)

 致死量は50%なので、健康に害はないとはいえこれはすごい量だ。500mlPETボトルに8割入った血液を床にぶちまけたらすごい光景だろう。健康に害はないとはいえ、出血している本人は気絶くらいはするかもしれない。

 ここで私が言いたいのは、健康には『害』はないだろうが、『影響』はあるだろうと言う事だ。もちろん、危ないか献血などやめろと言う事ではない。むしろ逆だ。体内から10%もの血液が突然失われた。これは明らかに身体に影響がある。私は何度も献血をしているか経験的に言うが明らかに元気が減る。露骨にいえば性欲が減退する。学生時代、昼間から悶々としていて、帰ったらオナニーする気満々な時でも、献血をするとびっくりする程性欲が減退した経験が何度もあった。献血後すぐに効果が現れて、2~3日は影響があった。特に当日の夜はビデオなどを見てもガッカリするくらい反応が薄くその落差に驚いたものだ。

 しかし、瀉血効能が性欲減退だと言いたい訳ではない。ここで考えて欲しいのは、突然血液が失われ、血圧が下がり元気も性欲も減退した身体はどう反応するかと言う事だ。長い動物歴史おいて、突然血液が失われると言う事はケガをした時以外に考えられない。身体は当然、ケガをした時と同じ反応をするであろう。つまり、傷口からの細菌の侵入に備え免疫機能活性化する。傷口の補修と失われた血液補填のために造血機能をフル稼働させる。言い換えれば、平和ボケした臓器共に敵が攻めて来るぞと活を入れ軍事教練を施し、失われた古い装備に代わりピッカピカの新造装備を大増産するのだ。つまり戦争だ!と脅すのである。それによって身体はリフレッシュされ、新しい血液割合が増え、健康寄与するのではないかというのが私の説である

 今日久しぶりに献血をしてきて、やっぱり性欲が消えて突然こんな長文を書けるようになったのだ。

ぜひ君たちにも献血に行く事をお勧めしたい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん