アパートの2階にある家に入るとリビングで母が背を向けて立っているのが見えた。
リビング隣の部屋のベッドでは妹が寝転んで本を読んでいる。
僕は無言で妹に近づいて妹の性器を手でいじった。
妹は身体をよじって嫌がったが脅して黙らせていじり続けていると血が出てきた。
そうこうしているうちに母親がジュースを持ってきたが妹を見る母の目の焦点が合っていないのが気になった。
妹が起き上がりベッドに腰掛けたので僕は仕方なく妹の性器をいじるのをやめて妹の左隣に座って妹の左手をにぎった。
静かにしていれば僕がここにいることはばれない。
案の定母には僕の姿は見えていない。
いつもと違う妹の様子に気づく素振りも見せずにもってきたものについての説明を始める母。
トマトジュースとマスカットジュースのミックスだという。緑と赤がマーブル模様を描いている。まずそう。
トマトジュースの赤色が先ほどの出血のイメージに重なるせいかそれを飲むのを妹は嫌がった。
見えていない僕からの提案を当然のように受け入れて母はまたリビングに戻る。
父が帰ってきた。
何やら緊急事態らしい。母が慌てて父のもとに向かった。
この隙にと妹の手をひいて逃げ出す。
無表情な白い顔の集合体があちらこちらに浮かんでいて時間がたつごとにどんどん増えていく。
これはやばいと思い妹の手を引いたまま階段を降りると今度は目の前に顔の集合体が現れた。
刻一刻と世界が顔の集合体に侵食されていくのを感じてここはもうダメだと思った僕は妹にタイムスリップしようと持ちかけ妹が了承したのを確認して妹の手を強く握り直した。
顔の集合体が後ろから侵食してくるのを感じながら家の前にある長い下り坂を一気に駆け下りその先の崖から目をつぶってそのまま飛び降りた。
目を開けると上空何百メートルを自由落下する途中だった。
手を離すなと妹に言いながら落下点を探し手頃な森を見つけたのでそこに落ちることにした。
なんとか空を泳ぎ目標の森周辺に落下し木にひっかかると自分と妹の身体が木の枝に変わっていることがわかった。
そのまま着陸した地点の木の枝を自重で折りながら地面まで落下していくとそこは木の研究者が集まって研究をしている場所だった。
枝を折ったことについて悲嘆にくれている人がいたので謝罪したがその研究者は近くにあった樹齢うん百年の切り株を指さしながら木は修復するのにはとてつもない時間がかかるのだと叫んだ。
とりあえず摩訶不思議な木の枝人間ということでその場の研究者に丁重にもてなされることになったので一安心した。
他の研究者への僕達のお披露目会にて僕たちの呼び名を決めようということになり名前を名乗った。
しかしもっとも著名な研究者がまったくかすりもしないヘンテコなニックネームをつけようとして他の研究者から和やかな非難を浴びていた。
という夢を見た。
木の著名な研究者の発表とかもう少し続きがあったけど前後の脈絡をつなげて細かく書けるのがここまで。
覚醒してから忘れないように上記の内容を頭の中で何度も反復していた。
増田に書けてようやくすっきりした。