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はてなキーワード: ガラスとは

2024-10-02

chatGPTに実在芸能人を使ったおもしろ小説を書かせる遊び

ショックな出来事起こさせて脱糞失禁描写くらいなら割と書いてくれる

行為系はやっぱり厳しくて、

望まない妊娠だけでも引っかかることが多い

体売る、は結構通るイメージ

万博の◯◯パビリオンで◯◯の胸を模した巨大模型が展示され、頂点についたどす黒いものについて解説をされた」は通ったけど「パビリオン特設ステージガラス部屋の中で1年間禁欲させた変態おじさんと二人きり」の設定入れてもそれ以上の展開はしてくれなかった


AI、奥深い

 原口さんはそこでちょっと絵を離れて、画筆の結果をながめていたが、今度は、美禰子に向かって、 「里見さん。あなた単衣を着てくれないものから着物がかきにくくって困る。まるでいいかげんにやるんだから、少し大胆すぎますね」 「お気の毒さま」と美禰子が言った。  原口さんは返事もせずにまた画面へ近寄った。「それでね、細君のお尻が離縁するにはあまり重くあったものから、友人が細君に向かって、こう言ったんだとさ。出るのがいやなら、出ないでもいい。いつまでも家にいるがいい。その代りおれのほうが出るから。――里見さんちょっと立ってみてください。団扇はどうでもいい。ただ立てば。そう。ありがとう。――細君が、私が家におっても、あなたが出ておしまいになれば、後が困るじゃありませんかと言うと、なにかまわないさ、お前はかってに入夫でもしたらよかろうと答えたんだって」 「それから、どうなりました」と三四郎が聞いた。原口さんは、語るに足りないと思ったものか、まだあとをつけた。 「どうもならないのさ。だから結婚は考え物だよ。離合集散、ともに自由にならない。広田先生を見たまえ、野々宮さんを見たまえ、里見恭助君を見たまえ、ついでにぼくを見たまえ。みんな結婚をしていない。女が偉くなると、こういう独身ものがたくさんできてくる。だから社会原則は、独身ものが、できえない程度内において、女が偉くならなくっちゃだめだね」 「でも兄は近々結婚いたしますよ」 「おや、そうですか。するとあなたはどうなります」 「存じません」  三四郎は美禰子を見た。美禰子も三四郎を見て笑った。原口さんだけは絵に向いている。「存じません。存じません――じゃ」と画筆を動かした。  三四郎はこの機会を利用して、丸テーブルの側を離れて、美禰子の傍へ近寄った。美禰子は椅子の背に、油気のない頭を、無造作に持たせて、疲れた人の、身繕いに心なきなげやりの姿である。あからさまに襦袢の襟から咽喉首が出ている。椅子には脱ぎ捨てた羽織をかけた。廂髪の上にきれいな裏が見える。  三四郎は懐に三十円入れている。この三十円が二人の間にある、説明しにくいもの代表している。――と三四郎は信じた。返そうと思って、返さなかったのもこれがためである。思いきって、今返そうとするのもこれがためである。返すと用がなくなって、遠ざかるか、用がなくなっても、いっそう近づいて来るか、――普通の人から見ると、三四郎は少し迷信家の調子を帯びている。 「里見さん」と言った。 「なに」と答えた。仰向いて下から三四郎を見た。顔をもとのごとくにおちつけている。目だけは動いた。それも三四郎真正面で穏やかにとまった。三四郎は女を多少疲れていると判じた。 「ちょうどついでだから、ここで返しましょう」と言いながら、ボタンを一つはずして、内懐へ手を入れた。  女はまた、 「なに」と繰り返した。もとのとおり、刺激のない調子である。内懐へ手を入れながら、三四郎はどうしようと考えた。やがて思いきった。 「このあいだの金です」 「今くだすってもしかたがないわ」  女は下から見上げたままである。手も出さない。からだも動かさない。顔も元のところにおちつけている。男は女の返事さえよくは解しかねた。その時、 「もう少しだから、どうです」と言う声がうしろで聞こえた。見ると、原口さんがこっちを向いて立っている。画筆を指の股にはさんだまま、三角に刈り込んだ髯の先を引っ張って笑った。美禰子は両手を椅子の肘にかけて、腰をおろしたなり、頭と背をまっすぐにのばした。三四郎は小さな声で、 「まだよほどかかりますか」と聞いた。 「もう一時間ばかり」と美禰子も小さな声で答えた。三四郎はまた丸テーブルに帰った。女はもう描かるべき姿勢を取った。原口さんはまたパイプをつけた。画筆はまた動きだす。背を向けながら、原口さんがこう言った。 「小川さん。里見さんの目を見てごらん」  三四郎は言われたとおりにした。美禰子は突然額から団扇を放して、静かな姿勢を崩した。横を向いてガラス越しに庭をながめている。 「いけない。横を向いてしまっちゃ、いけない。今かきだしたばかりだのに」 「なぜよけいな事をおっしゃる」と女は正面に帰った。原口さんは弁解をする。 「ひやかしたんじゃない。小川さんに話す事があったんです」 「何を」 「これから話すから、まあ元のとおりの姿勢に復してください。そう。もう少し肱を前へ出して。それで小川さん、ぼくの描いた目が、実物の表情どおりできているかね」 「どうもよくわからんですが。いったいこうやって、毎日毎日描いているのに、描かれる人の目の表情がいつも変らずにいるものでしょうか」 「それは変るだろう。本人が変るばかりじゃない、画工のほうの気分も毎日変るんだから、本当を言うと、肖像画が何枚でもできあがらなくっちゃならないわけだが、そうはいかない。またたった一枚でかなりまとまったものができるから不思議だ。なぜといって見たまえ……」  原口さんはこのあいだしじゅう筆を使っている。美禰子の方も見ている。三四郎原口さんの諸機関が一度に働くのを目撃して恐れ入った。 「こうやって毎日描いていると、毎日の量が積もり積もって、しばらくするうちに、描いている絵に一定の気分ができてくる。だから、たといほかの気分で戸外から帰って来ても、画室へはいって、絵に向かいさえすれば、じきに一種一定の気分になれる。つまり絵の中の気分が、こっちへ乗り移るのだね。里見さんだって同じ事だ。しぜんのままにほうっておけばいろいろの刺激でいろいろの表情になるにきまっているんだが、それがじっさい絵のうえへ大した影響を及ぼさないのは、ああい姿勢や、こういう乱雑な鼓だとか、鎧だとか、虎の皮だとかいう周囲のものが、しぜんに一種一定の表情を引き起こすようになってきて、その習慣が次第にほかの表情を圧迫するほど強くなるから、まあたいていなら、この目つきをこのままで仕上げていけばいいんだね。それに表情といったって……」  原口さんは突然黙った。どこかむずかしいところへきたとみえる。二足ばかり立ちのいて、美禰子と絵をしきりに見比べている。 「里見さん、どうかしましたか」と聞いた。 「いいえ」  この答は美禰子の口から出たとは思えなかった。美禰子はそれほど静かに姿勢をくずさずにいる。 「それに表情といったって」と原口さんがまた始めた。「画工はね、心を描くんじゃない。心が外へ見世を出しているところを描くんだから見世さえ手落ちなく観察すれば、身代はおのずからわかるものと、まあ、そうしておくんだね。見世でうかがえない身代は画工の担任区域以外とあきらめべきものだよ。だから我々は肉ばかり描いている。どんな肉を描いたって、霊がこもらなければ、死肉だから、絵として通用しないだけだ。そこでこの里見さんの目もね。里見さんの心を写すつもりで描いているんじゃない。ただ目として描いている。この目が気に入ったから描いている。この目の恰好だの、二重瞼の影だの、眸の深さだの、なんでもぼくに見えるところだけを残りなく描いてゆく。すると偶然の結果として、一種の表情が出てくる。もし出てこなければ、ぼくの色の出しぐあいが悪かったか恰好の取り方がまちがっていたか、どっちかになる。現にあの色あの形そのもの一種の表情なんだからしかたがない」  原口さんは、この時また二足ばかりあとへさがって、美禰子と絵とを見比べた。 「どうも、きょうはどうかしているね。疲れたんでしょう。疲れたら、もうよしましょう。――疲れましたか」 「いいえ」  原口さんはまた絵へ近寄った。 「それで、ぼくがなぜ里見さんの目を選んだかというとね。まあ話すから聞きたまえ。西洋画の女の顔を見ると、だれのかい美人でも、きっと大きな目をしている。おかしいくらい大きな目ばかりだ。ところが日本では観音様をはじめとして、お多福、能の面、もっとも著しいのは浮世絵にあらわれた美人、ことごとく細い。みんな象に似ている。なぜ東西で美の標準がこれほど違うかと思うと、ちょっと不思議だろう。ところがじつはなんでもない。西洋には目の大きいやつばかりいるから、大きい目のうちで、美的淘汰が行なわれる。日本は鯨の系統ばかりだから――ピエルロチーという男は、日本人の目は、あれでどうしてあけるだろうなんてひやかしている。――そら、そういう国柄から、どうしたって材料の少ない大きな目に対する審美眼が発達しようがない。そこで選択の自由のきく細い目のうちで、理想ができてしまったのが、歌麿になったり、祐信になったりして珍重がられている。しかいくら日本的でも、西洋画には、ああ細いのは盲目かいたようでみっともなくっていけない。といって、ラファエル聖母のようなのは、てんでありゃしないし、あったところが日本人とは言われないから、そこで里見さんを煩わすことになったのさ。里見さんもう少しですよ」  答はなかった。美禰子はじっとしている。  三四郎はこの画家の話をはなはだおもしろく感じた。とくに話だけ聞きに来たのならばなお幾倍の興味を添えたろうにと思った。三四郎の注意の焦点は、今、原口さんの話のうえにもない、原口さんの絵のうえにもない。むろん向こうに立っている美禰子に集まっている。三四郎画家の話に耳を傾けながら、目だけはついに美禰子を離れなかった。彼の目に映じた女の姿勢は、自然の経過を、もっとも美しい刹那に、捕虜にして動けなくしたようである。変らないところに、長い慰謝がある。しかるに原口さんが突然首をひねって、女にどうかしましたかと聞いた。その時三四郎は、少し恐ろしくなったくらいである。移りやすい美しさを、移さずにすえておく手段が、もう尽きたと画家から注意されたように聞こえたかである。  なるほどそう思って見ると、どうかしているらしくもある。色光沢がよくない。目尻にたえがたいものうさが見える。三四郎はこの活人画から受ける安慰の念を失った。同時にもしや自分がこの変化の原因ではなかろうかと考えついた。たちまち強烈な個性的の刺激が三四郎の心をおそってきた。移り行く美をはかなむという共通性情緒はまるで影をひそめてしまった。――自分はそれほどの影響をこの女のうえに有しておる。――三四郎はこの自覚のもとにいっさいの己を意識した。けれどもその影響が自分にとって、利益不利益かは未決の問題である。  その時原口さんが、とうとう筆をおいて、 「もうよそう。きょうはどうしてもだめだ」と言いだした。美禰子は持っていた団扇を、立ちながら床の上に落とした。椅子にかけた羽織を取って着ながら、こちらへ寄って来た。 「きょうは疲れていますね」 「私?」と羽織の裄をそろえて、紐を結んだ。 「いやじつはぼくも疲れた。またあした天気のいい時にやりましょう。まあお茶でも飲んでゆっくりなさい」  夕暮れには、まだ間があった。けれども美禰子は少し用があるから帰るという。三四郎も留められたが、わざと断って、美禰子といっしょに表へ出た。日本社会状態で、こういう機会を、随意に造ることは、三四郎にとって困難である三四郎はなるべくこの機会を長く引き延ばして利用しようと試みた。それで比較的人の通らない、閑静な曙町を一回り散歩しようじゃないかと女をいざなってみた。ところが相手は案外にも応じなかった。一直線に生垣の間を横切って、大通りへ出た。三四郎は、並んで歩きながら、 「原口さんもそう言っていたが、本当にどうかしたんですか」と聞いた。 「私?」と美禰子がまた言った。原口さんに答えたと同じことである三四郎が美禰子を知ってから、美禰子はかつて、長い言葉を使ったことがない。たいていの応対は一句か二句で済ましている。しかもはなはだ簡単ものにすぎない。それでいて、三四郎の耳には一種の深い響を与える。ほとんど他の人からは、聞きうることのできない色が出る。三四郎はそれに敬服した。それを不思議がった。 「私?」と言った時、女は顔を半分ほど三四郎の方へ向けた。そうして二重瞼の切れ目から男を見た。その目には暈がかかっているように思われた。いつになく感じがなまぬるくきた。頬の色も少し青い。 「色が少し悪いようです」 「そうですか」  二人は五、六歩無言で歩いた。三四郎はどうともして、二人のあいだにかかった薄い幕のようなものを裂き破りたくなった。しかしなんといったら破れるか、まるで分別が出なかった。小説などにある甘い言葉は使いたくない。趣味のうえからいっても、社交上若い男女の習慣としても、使いたくない。三四郎事実上不可能の事を望んでいる。望んでいるばかりではない。歩きながら工夫している。  やがて、女のほうから口をききだした。 「きょう何か原口さんに御用がおありだったの」 「いいえ、用事はなかったです」 「じゃ、ただ遊びにいらしったの」 「いいえ、遊びに行ったんじゃありません」 「じゃ、なんでいらしったの」  三四郎はこの瞬間を捕えた。 「あなたに会いに行ったんです」  三四郎はこれで言えるだけの事をことごとく言ったつもりである。すると、女はすこしも刺激に感じない、しかも、いつものごとく男を酔わせる調子で、 「お金は、あすこじゃいただけないのよ」と言った。三四郎がっかりした。  二人はまた無言で五、六間来た。三四郎は突然口を開いた。 「本当は金を返しに行ったのじゃありません」  美禰子はしばらく返事をしなかった。やがて、静かに言った。 「お金は私もいりません。持っていらっしゃい」  三四郎は堪えられなくなった。急に、 「ただ、あなたに会いたいから行ったのです」と言って、横に女の顔をのぞきこんだ。女は三四郎を見なかった。その時三四郎の耳に、女の口をもれたかすかなため息が聞こえた。 「お金は……」 「金なんぞ……」  二人の会話は双方とも意味をなさないで、途中で切れた。それなりで、また小半町ほど来た。今度は女からしかけた。 「原口さんの絵を御覧になって、どうお思いなすって」  答え方がいろいろあるので、三四郎は返事をせずに少しのあいだ歩いた。 「あんまりでき方が早いのでお驚きなさりゃしなくって」 「ええ」と言ったが、じつははじめて気がついた。考えると、原口広田先生の所へ来て、美禰子の肖像をかく意志をもらしてから、まだ一か月ぐらいにしかならない。展覧会で直接に美禰子に依頼していたのは、それよりのちのことである三四郎は絵の道に暗いから、あんな大きな額が、どのくらいな速度で仕上げられるものか、ほとんど想像のほかにあったが、美禰子から注意されてみると、あまり早くできすぎているように思われる。 「いつから取りかかったんです」 「本当に取りかかったのは、ついこのあいだですけれども、そのまえから少しずつ描いていただいていたんです」 「そのまえって、いつごろからですか」 「あの服装でわかるでしょう」  三四郎は突然として、はじめて池の周囲で美禰子に会った暑い昔を思い出した。 「そら、あなた、椎の木の下にしゃがんでいらしったじゃありませんか」 「あなた団扇をかざして、高い所に立っていた」 「あの絵のとおりでしょう」 「ええ。あのとおりです」  二人は顔を見合わした。もう少しで白山の坂の上へ出る。  向こうから車がかけて来た。黒い帽子かぶって、金縁の眼鏡を掛けて、遠くから見ても色光沢のいい男が乗っている。この車が三四郎の目にはいった時から、車の上の若い紳士は美禰子の方を見つめているらしく思われた。二、三間先へ来ると、車を急にとめた。前掛けを器用にはねのけて、蹴込みから飛び降りたところを見ると、背のすらりと高い細面のりっぱな人であった。髪をきれいにすっている。それでいて、まったく男らしい。 「今まで待っていたけれども、あんまりおそいから迎えに来た」と美禰子のまん前に立った。見おろして笑っている。 「そう、ありがとう」と美禰子も笑って、男の顔を見返したが、その目をすぐ三四郎の方へ向けた。 「どなた」と男が聞いた。 「大学小川さん」と美禰子が答えた。  男は軽く帽子を取って、向こうから挨拶をした。 「はやく行こう。にいさんも待っている」  いいぐあい三四郎追分へ曲がるべき横町の角に立っていた。金はとうとう返さずに別れた。

https://anond.hatelabo.jp/20241002005552

一一

 このごろ与次郎学校文芸協会切符を売って回っている。二、三日かかって、知った者へはほぼ売りつけた様子である与次郎それから知らない者をつかまえることにした。たいていは廊下でつかまえる。するとなかなか放さない。どうかこうか、買わせてしまう。時には談判中にベルが鳴って取り逃すこともある。与次郎はこれを時利あらずと号している。時には相手が笑っていて、いつまでも要領を得ないことがある。与次郎はこれを人利あらずと号している。ある時便所から出て来た教授をつかまえた。その教授ハンケチで手をふきながら、今ちょっとと言ったまま急いで図書館はいってしまった。それぎりけっして出て来ない。与次郎はこれを――なんとも号しなかった。後影を見送って、あれは腸カタルに違いないと三四郎に教えてくれた。

 与次郎切符販売方を何枚頼まれたのかと聞くと、何枚でも売れるだけ頼まれたのだと言う。あまり売れすぎて演芸場はいりきれない恐れはないかと聞くと、少しはあると言う。それでは売ったあとで困るだろうと念をおすと、なに大丈夫だ、なかに義理で買う者もあるし、事故で来ないのもあるし、それからカタルも少しはできるだろうと言って、すましている。

 与次郎切符を売るところを見ていると、引きかえに金を渡す者からはむろん即座に受け取るが、そうでない学生にはただ切符だけ渡している。気の小さい三四郎が見ると、心配になるくらい渡して歩く。あとから思うとおりお金が寄るかと聞いてみると、むろん寄らないという答だ。几帳面わずか売るよりも、だらしなくたくさん売るほうが、大体のうえにおいて利益からこうすると言っている。与次郎はこれをタイムス社が日本百科全書を売った方法比較している。比較だけはりっぱに聞こえたが、三四郎はなんだか心もとなく思った。そこで一応与次郎に注意した時に、与次郎の返事はおもしろかった。

相手東京帝国大学学生だよ」

いくら学生だって、君のように金にかけるとのん気なのが多いだろう」

「なに善意に払わないのは、文芸協会のほうでもやかましくは言わないはずだ。どうせいくら切符が売れたって、とどのつまり協会借金になることは明らかだから

 三四郎は念のため、それは君の意見か、協会意見かとただしてみた。与次郎は、むろんぼくの意見であって、協会意見であるとつごうのいいことを答えた。

 与次郎の説を聞くと、今度は演芸会を見ない者は、まるでばかのような気がする。ばかのような気がするまで与次郎講釈をする。それが切符を売るためだか、じっさい演芸会を信仰しているためだか、あるいはただ自分の景気をつけて、かねて相手の景気をつけ、次いでは演芸会の景気をつけて、世上一般空気をできるだけにぎやかにするためだか、そこのところがちょっと明晰に区別が立たないものから相手はばかのような気がするにもかかわらず、あまり与次郎の感化をこうむらない。

 与次郎第一に会員の練習に骨を折っている話をする。話どおりに聞いていると、会員の多数は、練習の結果として、当日前に役に立たなくなりそうだ。それから背景の話をする。その背景が大したもので、東京にいる有為青年画家をことごとく引き上げて、ことごとく応分の技倆を振るわしたようなことになる。次に服装の話をする。その服装が頭から足の先まで故実ずくめにでき上がっている。次に脚本の話をする。それが、みんな新作で、みんなおもしろい。そのほかいくらでもある。

 与次郎広田先生原口さんに招待券を送ったと言っている。野々宮兄妹と里見兄妹には上等の切符を買わせたと言っている。万事が好都合だと言っている。三四郎与次郎のために演芸万歳を唱えた。

 万歳を唱える晩、与次郎三四郎下宿へ来た。昼間とはうって変っている。堅くなって火鉢そばへすわって寒い寒いと言う。その顔がただ寒いのではないらしい。はじめは火鉢へ乗りかかるように手をかざしていたが、やがて懐手になった。三四郎与次郎の顔を陽気にするために、机の上のランプを端から端へ移した。ところが与次郎は顎をがっくり落して、大きな坊主頭だけを黒く灯に照らしている。いっこうさえない。どうかしたかと聞いた時に、首をあげてランプを見た。

「この家ではまだ電気を引かないのか」と顔つきにはまったく縁のないことを聞いた。

「まだ引かない。そのうち電気にするつもりだそうだ。ランプは暗くていかんね」と答えていると、急に、ランプのことは忘れたとみえて、

「おい、小川、たいへんな事ができてしまった」と言いだした。

 一応理由を聞いてみる。与次郎は懐から皺だらけの新聞を出した。二枚重なっている。その一枚をはがして、新しく畳み直して、ここを読んでみろと差しつけた。読むところを指の頭で押えている。三四郎は目をランプのそばへ寄せた。見出し大学の純文科とある

 大学外国文学科は従来西洋人担当で、当事者はいっさいの授業を外国教師に依頼していたが、時勢の進歩と多数学生の希望に促されて、今度いよいよ本邦人講義必須課目として認めるに至った。そこでこのあいだじゅうから適当人物を人選中であったが、ようやく某氏に決定して、近々発表になるそうだ。某氏は近き過去において、海外留学の命を受けたことのある秀才から至極適任だろうという内容である

広田先生じゃなかったんだな」と三四郎与次郎を顧みた。与次郎はやっぱり新聞の上を見ている。

「これはたしかなのか」と三四郎がまた聞いた。

「どうも」と首を曲げたが、「たいてい大丈夫だろうと思っていたんだがな。やりそくなった。もっともこの男がだいぶ運動をしているという話は聞いたこともあるが」と言う。

しかしこれだけじゃ、まだ風説じゃないか。いよいよ発表になってみなければわからないのだから

「いや、それだけならむろんかまわない。先生関係したことじゃないから、しかし」と言って、また残りの新聞を畳み直して、標題を指の頭で押えて、三四郎の目の下へ出した。

 今度の新聞にもほぼ同様の事が載っている。そこだけはべつだんに新しい印象を起こしようもないが、そのあとへ来て、三四郎は驚かされた。広田先生がたいへんな不徳義漢のように書いてある。十年間語学教師をして、世間には杳として聞こえない凡材のくせに、大学で本邦人外国文学講師を入れると聞くやいなや、急にこそこそ運動を始めて、自分の評判記を学生間に流布した。のみならずその門下生をして「偉大なる暗闇」などという論文を小雑誌に草せしめた。この論文零余子なる匿名のもとにあらわれたが、じつは広田の家に出入する文科大学小川三四郎なるものの筆であることまでわかっている。と、とうとう三四郎名前が出て来た。

 三四郎は妙な顔をして与次郎を見た。与次郎はまえから三四郎の顔を見ている。二人ともしばらく黙っていた。やがて、三四郎が、

「困るなあ」と言った。少し与次郎を恨んでいる。与次郎は、そこはあまりかまっていない。

「君、これをどう思う」と言う。

「どう思うとは」

「投書をそのまま出したに違いない。けっして社のほうで調べたものじゃない。文芸時評の六号活字の投書にこんなのが、いくらでも来る。六号活字ほとんど罪悪のかたまりだ。よくよく探ってみると嘘が多い。目に見えた嘘をついているのもある。なぜそんな愚な事をやるかというとね、君。みんな利害問題動機になっているらしい。それでぼくが六号活字を受持っている時には、性質のよくないのは、たいてい屑籠へ放り込んだ。この記事もまったくそれだね。反対運動の結果だ」

「なぜ、君の名が出ないで、ぼくの名が出たものだろうな」

 与次郎は「そうさ」と言っている。しばらくしてから

「やっぱり、なんだろう。君は本科生でぼくは選科生だからだろう」と説明した。けれども三四郎には、これが説明にもなんにもならなかった。三四郎は依然として迷惑である

「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに、堂々と佐々木与次郎署名しておけばよかった。じっさいあの論文佐々木与次郎以外に書ける者は一人もないんだからなあ」

 与次郎はまじめである三四郎に「偉大なる暗闇」の著作権を奪われて、かえって迷惑しているのかもしれない。三四郎はばかばかしくなった。

「君、先生に話したか」と聞いた。

「さあ、そこだ。偉大なる暗闇の作者なんか、君だって、ぼくだって、どちらだってかまわないが、こと先生人格関係してくる以上は、話さずにはいられない。ああい先生から、いっこう知りません、何か間違いでしょう、偉大なる暗闇という論文雑誌に出ましたが、匿名です、先生の崇拝者が書いたものですから安心なさいくらいに言っておけば、そうかで、すぐ済んでしまうわけだが、このさいそうはいかん。どうしたってぼくが責任を明らかにしなくっちゃ。事がうまくいって、知らん顔をしているのは、心持ちがいいが、やりそくなって黙っているのは不愉快でたまらない。第一自分が事を起こしておいて、ああいう善良な人を迷惑状態に陥らして、それで平気に見物がしておられるものじゃない。正邪曲直なんてむずかしい問題は別として、ただ気の毒で、いたわしくっていけない」

 三四郎ははじめて与次郎を感心な男だと思った。

先生新聞を読んだんだろうか」

「家へ来る新聞にゃない。だからぼくも知らなかった。しか先生学校へ行っていろいろな新聞を見るからね。よし先生が見なくってもだれか話すだろう」

「すると、もう知ってるな」

「むろん知ってるだろう」

「君にはなんとも言わないか

「言わない。もっともろくに話をする暇もないんだから、言わないはずだが。このあいから演芸会の事でしじゅう奔走しているものから――ああ演芸会も、もういやになった。やめてしまおうかしらん。おしろいをつけて、芝居なんかやったって、何がおもしろものか」

先生に話したら、君、しかられるだろう」

しかられるだろう。しかられるのはしかたがないが、いかにも気の毒でね。よけいな事をして迷惑をかけてるんだから。――先生道楽のない人でね。酒は飲まず、煙草は」と言いかけたが途中でやめてしまった。先生哲学を鼻から煙にして吹き出す量は月に積もると、莫大なものである

煙草だけはかなりのむが、そのほかになんにもないぜ。釣りをするじゃなし、碁を打つじゃなし、家庭の楽しみがあるじゃなし。あれがいちばんいけない。子供でもあるといいんだけれども。じつに枯淡だからなあ」

 与次郎はそれで腕組をした。

「たまに、慰めようと思って、少し奔走すると、こんなことになるし。君も先生の所へ行ってやれ」

「行ってやるどころじゃない。ぼくにも多少責任があるから、あやまってくる」

「君はあやまる必要はない」

「じゃ弁解してくる」

 与次郎はそれで帰った。三四郎は床にはいってからたびたび寝返りを打った。国にいるほうが寝やす心持ちがする。偽りの記事――広田先生――美禰子――美禰子を迎えに来て連れていったりっぱな男――いろいろの刺激がある。

 夜中からぐっすり寝た。いつものように起きるのが、ひどくつらかった。顔を洗う所で、同じ文科の学生に会った。顔だけは互いに見知り合いである。失敬という挨拶のうちに、この男は例の記事を読んでいるらしく推した。しかし先方ではむろん話頭を避けた。三四郎も弁解を試みなかった。

 暖かい汁の香をかいでいる時に、また故里の母から書信に接した。また例のごとく、長かりそうだ。洋服を着換えるのがめんどうだから、着たままの上へ袴をはいて、懐へ手紙を入れて、出る。戸外は薄い霜で光った。

 通りへ出ると、ほとんど学生ばかり歩いている。それが、みな同じ方向へ行く。ことごとく急いで行く。寒い往来は若い男の活気でいっぱいになる。そのなかに霜降り外套を着た広田先生の長い影が見えた。この青年の隊伍に紛れ込んだ先生は、歩調においてすでに時代錯誤である。左右前後比較するとすこぶる緩漫に見える。先生の影は校門のうちに隠れた。門内に大きな松がある。巨大の傘のように枝を広げて玄関をふさいでいる。三四郎の足が門前まで来た時は、先生の影がすでに消えて、正面に見えるものは、松と、松の上にある時計台ばかりであった。この時計台時計は常に狂っている。もしくは留まっている。

 門内をちょっとのぞきこんだ三四郎は、口の中で「ハイドリオタフヒア」という字を二度繰り返した。この字は三四郎の覚えた外国語のうちで、もっとも長い、またもっともむずかしい言葉の一つであった。意味はまだわからない。広田先生に聞いてみるつもりでいる。かつて与次郎に尋ねたら、おそらくダーターファブラのたぐいだろうと言っていた。けれども三四郎からみると二つのあいだにはたいへんな違いがある。ダーターファブラはおどるべき性質のものと思える。ハイドリオタフヒアは覚えるのにさえ暇がいる。二へん繰り返すと歩調がおのずから緩漫になる。広田先生の使うために古人が作っておいたような音がする。

 学校へ行ったら、「偉大なる暗闇」の作者として、衆人の注意を一身に集めている気色がした。戸外へ出ようとしたが、戸外は存外寒いから廊下にいた。そうして講義あいだに懐から母の手紙を出して読んだ。

 この冬休みには帰って来いと、まるで熊本にいた当時と同様な命令がある。じつは熊本にいた時分にこんなことがあった。学校休みになるか、ならないのに、帰れという電報が掛かった。母の病気に違いないと思い込んで、驚いて飛んで帰ると、母のほうではこっちに変がなくって、まあ結構だったといわぬばかりに喜んでいる。訳を聞くと、いつまで待っていても帰らないから、お稲荷様へ伺いを立てたら、こりゃ、もう熊本をたっているという御託宣であったので、途中でどうかしはせぬだろうかと非常に心配していたのだと言う。三四郎はその当時を思いだして、今度もまた伺いを立てられることかと思った。しか手紙にはお稲荷様のことは書いてない。ただ三輪田のお光さんも待っていると割注みたようなものがついている。お光さんは豊津の女学校をやめて、家へ帰ったそうだ。またお光さんに縫ってもらった綿入れが小包で来るそうだ。大工の角三が山で賭博を打って九十八円取られたそうだ。――そのてんまつが詳しく書いてある。めんどうだからいかげんに読んだ。なんでも山を買いたいという男が三人連で入り込んで来たのを、角三が案内をして、山を回って歩いているあいだに取られてしまったのだそうだ。角三は家へ帰って、女房にいつのまに取られたかからないと弁解した。すると、女房がそれじゃお前さん眠り薬でもかがされたんだろうと言ったら、角三が、うんそういえばなんだかかいだようだと答えたそうだ。けれども村の者はみんな賭博をして巻き上げられたと評判している。いなかでもこうだから東京にいるお前なぞは、本当によく気をつけなくてはいけないという訓誡がついている。

 長い手紙を巻き収めていると、与次郎そばへ来て、「やあ女の手紙だな」と言った。ゆうべよりは冗談をいうだけ元気がいい。三四郎は、

「なに母からだ」と、少しつまらなそうに答えて、封筒ごと懐へ入れた。

里見お嬢さんからじゃないのか」

「いいや」

「君、里見お嬢さんのことを聞いたか

「何を」と問い返しているところへ、一人の学生が、与次郎に、演芸会の切符をほしいという人が階下に待っていると教えに来てくれた。与次郎はすぐ降りて行った。

 与次郎はそれなり消えてなくなった。いくらつらまえようと思っても出て来ない。三四郎はやむをえず精出して講義を筆記していた。講義が済んでから、ゆうべの約束どおり広田先生の家へ寄る。相変らず静かである先生茶の間に長くなって寝ていた。ばあさんに、どうかなすったのかと聞くと、そうじゃないのでしょう、ゆうべあまりおそくなったので、眠いと言って、さっきお帰りになると、すぐに横におなりなすったのだと言う。長いからだの上に小夜着が掛けてある。三四郎は小さな声で、またばあさんに、どうして、そうおそくなったのかと聞いた。なにいつでもおそいのだが、ゆうべのは勉強じゃなくって、佐々木さんと久しくお話をしておいでだったという答である勉強佐々木に代ったから、昼寝をする説明にはならないが、与次郎が、ゆうべ先生に例の話をした事だけはこれで明瞭になった。ついでに与次郎が、どうしかられたかを聞いておきたいのだが、それはばあさんが知ろうはずがないし、肝心の与次郎学校で取り逃してしまたかしかたがない。きょうの元気のいいところをみると、大した事件にはならずに済んだのだろう。もっと与次郎心理現象はとうてい三四郎にはわからないのだから、じっさいどんなことがあったか想像はできない。

 三四郎は長火鉢の前へすわった。鉄瓶がちんちん鳴っている。ばあさんは遠慮をして下女部屋へ引き取った。三四郎はあぐらをかいて、鉄瓶に手をかざして、先生の起きるのを待っている。先生は熟睡している。三四郎は静かでいい心持ちになった。爪で鉄瓶をたたいてみた。熱い湯を茶碗についでふうふう吹いて飲んだ。先生は向こうをむいて寝ている。二、三日まえに頭を刈ったとみえて、髪がはなはだ短かい。髭のはじが濃く出ている。鼻も向こうを向いている。鼻の穴がすうすう言う。安眠だ。

 三四郎は返そうと思って、持って来たハイドリオタフヒアを出して読みはじめた。ぽつぽつ拾い読みをする。なかなかわからない。墓の中に花を投げることが書いてある。ローマ人薔薇を affect すると書いてある。なんの意味だかよく知らないが、おおかた好むとでも訳するんだろうと思った。ギリシア人は Amaranth を用いると書いてある。これも明瞭でない。しか花の名には違いない。それから少しさきへ行くと、まるでわからなくなった。ページから目を離して先生を見た。まだ寝ている。なんでこんなむずかしい書物自分に貸したものだろうと思った。それから、このむずかしい書物が、なぜわからないながらも、自分の興味をひくのだろうと思った。最後広田先生は必竟ハイドリオタフヒアだと思った。

2024-09-30

 ふと目を上げると、左手の丘の上に女が二人立っている。女のすぐ下が池で、向こう側が高い崖の木立で、その後がはでな赤煉瓦ゴシック風の建築である。そうして落ちかかった日が、すべての向こうから横に光をとおしてくる。女はこの夕日に向いて立っていた。三四郎のしゃがんでいる低い陰から見ると丘の上はたいへん明るい。女の一人はまぼしいとみえて、団扇を額のところにかざしている。顔はよくわからない。けれども着物の色、帯の色はあざやかにわかった。白い足袋の色も目についた。鼻緒の色はとにかく草履はいていることもわかった。もう一人はまっしろである。これは団扇もなにも持っていない。ただ額に少し皺を寄せて、向こう岸からいかぶさりそうに、高く池の面に枝を伸ばした古木の奥をながめていた。団扇を持った女は少し前へ出ている。白いほうは一足土堤の縁からさがっている。三四郎が見ると、二人の姿が筋かいに見える。  この時三四郎の受けた感じはただきれいな色彩だということであった。けれどもいなか者だから、この色彩がどういうふうにきれいなのだか、口にも言えず、筆にも書けない。ただ白いほうが看護婦だと思ったばかりである。  三四郎はまたみとれていた。すると白いほうが動きだした。用事のあるような動き方ではなかった。自分の足がいつのまにか動いたというふうであった。見ると団扇を持った女もいつのまにかまた動いている。二人は申し合わせたように用のない歩き方をして、坂を降りて来る。三四郎はやっぱり見ていた。  坂の下に石橋がある。渡らなければまっすぐに理科大学の方へ出る。渡れば水ぎわを伝ってこっちへ来る。二人は石橋を渡った。  団扇はもうかざしていない。左の手に白い小さな花を持って、それをかぎながら来る。かぎながら、鼻の下にあてがった花を見ながら、歩くので、目は伏せている。それで三四郎から一間ばかりの所へ来てひょいととまった。 「これはなんでしょう」と言って、仰向いた。頭の上には大きな椎の木が、日の目のもらないほど厚い葉を茂らして、丸い形に、水ぎわまで張り出していた。 「これは椎」と看護婦が言った。まるで子供に物を教えるようであった。 「そう。実はなっていないの」と言いながら、仰向いた顔をもとへもどす、その拍子に三四郎を一目見た。三四郎はたしかに女の黒目の動く刹那意識した。その時色彩の感じはことごとく消えて、なんともいえぬある物に出会った。そのある物は汽車の女に「あなたは度胸のないかたですね」と言われた時の感じとどこか似通っている。三四郎は恐ろしくなった。  二人の女は三四郎の前を通り過ぎる。若いほうが今までかいでいた白い花を三四郎の前へ落として行った。三四郎は二人の後姿をじっと見つめていた。看護婦は先へ行く。若いほうがあとから行く。はなやかな色のなかに、白い薄を染め抜いた帯が見える。頭にもまっ白な薔薇を一つさしている。その薔薇が椎の木陰の下の、黒い髪のなかできわだって光っていた。  三四郎ぼんやりしていた。やがて、小さな声で「矛盾だ」と言った。大学空気とあの女が矛盾なのだか、あの色彩とあの目つきが矛盾なのだか、あの女を見て汽車の女を思い出したのが矛盾なのだか、それとも未来に対する自分方針が二道に矛盾しているのか、または非常にうれしいものに対して恐れをいだくところが矛盾しているのか、――このいなか出の青年には、すべてわからなかった。ただなんだか矛盾であった。  三四郎は女の落として行った花を拾った。そうしてかいでみた。けれどもべつだんのにおいもなかった。三四郎はこの花を池の中へ投げ込んだ。花は浮いている。すると突然向こうで自分の名を呼んだ者がある。  三四郎は花から目を放した。見ると野々宮君が石橋の向こうに長く立っている。 「君まだいたんですか」と言う。三四郎は答をするまえに、立ってのそのそ歩いて行った。石橋の上まで来て、 「ええ」と言った。なんとなくまが抜けている。けれども野々宮君は、少しも驚かない。 「涼しいですか」と聞いた。三四郎はまた、 「ええ」と言った。  野々宮君はしばらく池の水をながめていたが、右の手をポケットへ入れて何か捜しだした。ポケットから半分封筒がはみ出している。その上に書いてある字が女の手跡らしい。野々宮君は思う物を捜しあてなかったとみえて、もとのとおりの手を出してぶらりと下げた。そうして、こう言った。 「きょうは少し装置が狂ったので晩の実験はやめだ。これから本郷の方を散歩して帰ろうと思うが、君どうです、いっしょに歩きませんか」  三四郎は快く応じた。二人で坂を上がって、丘の上へ出た。野々宮君はさっき女の立っていたあたりでちょっととまって、向こうの青い木立のあいから見える赤い建物と、崖の高いわりに、水の落ちた池をいちめんに見渡して、 「ちょっといい景色でしょう。あの建築の角度のところだけが少し出ている。木のあいから。ね。いいでしょう。君気がついていますか。あの建物はなかなかうまくできていますよ。工科もよくできてるがこのほうがうまいですね」  三四郎は野々宮君の鑑賞力に少々驚いた。実をいうと自分にはどっちがいいかまるでわからないのである。そこで今度は三四郎のほうが、はあ、はあと言い出した。 「それから、この木と水の感じがね。――たいしたものじゃないが、なにしろ東京のまん中にあるんだから――静かでしょう。こういう所でないと学問をやるにはいけませんね。近ごろは東京があまりかましくなりすぎて困る。これが御殿」と歩きだしながら、左手建物をさしてみせる。「教授会をやる所です。うむなに、ぼくなんか出ないでいいのです。ぼくは穴倉生活をやっていればすむのです。近ごろの学問は非常な勢いで動いているので、少しゆだんすると、すぐ取り残されてしまう。人が見ると穴倉の中で冗談をしているようだが、これでもやっている当人の頭の中は劇烈に働いているんですよ。電車よりよっぽど激しく働いているかもしれない。だから夏でも旅行をするのが惜しくってね」と言いながら仰向いて大きな空を見た。空にはもう日の光が乏しい。  青い空の静まり返った、上皮に白い薄雲が刷毛先でかき払ったあとのように、筋かいに長く浮いている。 「あれを知ってますか」と言う。三四郎は仰いで半透明の雲を見た。 「あれは、みんな雪の粉ですよ。こうやって下から見ると、ちっとも動いていない。しかしあれで地上に起こる颶風以上の速力で動いているんですよ。――君ラスキンを読みましたか」  三四郎憮然として読まないと答えた。野々宮君はただ 「そうですか」と言ったばかりである。しばらくしてから、 「この空を写生したらおもしろいですね。――原口にでも話してやろうかしら」と言った。三四郎はむろん原口という画工の名前を知らなかった。  二人はベルツの銅像の前から枳殻寺の横を電車の通りへ出た。銅像の前で、この銅像はどうですかと聞かれて三四郎はまた弱った。表はたいへんにぎやかである電車がしきりなしに通る。 「君電車はうるさくはないですか」とまた聞かれた。三四郎はうるさいよりすさまじいくらいである。しかしただ「ええ」と答えておいた。すると野々宮君は「ぼくもうるさい」と言った。しかしいっこううるさいようにもみえなかった。 「ぼくは車掌に教わらないと、一人で乗換えが自由にできない。この二、三年むやみにふえたのでね。便利になってかえって困る。ぼくの学問と同じことだ」と言って笑った。  学期の始まりぎわなので新しい高等学校帽子かぶった生徒がだいぶ通る。野々宮君は愉快そうに、この連中を見ている。 「だいぶ新しいのが来ましたね」と言う。「若い人は活気があっていい。ときに君はいくつですか」と聞いた。三四郎は宿帳へ書いたとおりを答えた。すると、 「それじゃぼくより七つばかり若い。七年もあると、人間はたいていの事ができる。しかし月日はたちやすものでね。七年ぐらいじきですよ」と言う。どっちが本当なんだか、三四郎にはわからなかった。  四角近くへ来ると左右に本屋雑誌屋がたくさんある。そのうちの二、三軒には人が黒山のようにたかっている、そうして雑誌を読んでいる。そうして買わずに行ってしまう。野々宮君は、 「みんなずるいなあ」と言って笑っている。もっと当人もちょいと太陽をあけてみた。  四角へ出ると、左手こちら側に西洋小間物屋があって、向こう側に日本小間物屋がある。そのあいだを電車がぐるっと曲がって、非常な勢いで通る。ベルちんちんちんちんいう。渡りにくいほど雑踏する。野々宮君は、向こうの小間物屋をさして、 「あすこでちょいと買物をしまからね」と言って、ちりんちりんと鳴るあいだを駆け抜けた。三四郎もくっついて、向こうへ渡った。野々宮君はさっそく店へはいった。表に待っていた三四郎が、気がついて見ると、店先のガラス張りの棚に櫛だの花簪だのが並べてある。三四郎は妙に思った。野々宮君が何を買っているのかしらと、不審を起こして、店の中へはいってみると、蝉の羽根のようなリボンをぶら下げて、 「どうですか」と聞かれた。三四郎はこの時自分も何か買って、鮎のお礼に三輪田のお光さんに送ってやろうかと思った。けれどもお光さんが、それをもらって、鮎のお礼と思わずに、きっとなんだかんだと手前がっての理屈をつけるに違いないと考えたからやめにした。  それから真砂町で野々宮君に西洋料理のごちそうになった。野々宮君の話では本郷いちばんうまい家だそうだ。けれども三四郎にはただ西洋料理の味がするだけであった。しかし食べることはみんな食べた。  西洋料理屋の前で野々宮君に別れて、追分に帰るところを丁寧にもとの四角まで出て、左へ折れた。下駄を買おうと思って、下駄屋をのぞきこんだら、白熱ガスの下に、まっ白に塗り立てた娘が、石膏の化物のようにすわっていたので、急にいやになってやめた。それから家へ帰るあいだ、大学の池の縁で会った女の、顔の色ばかり考えていた。――その色は薄く餅をこがしたような狐色であった。そうして肌理が非常に細かであった。三四郎は、女の色は、どうしてもあれでなくってはだめだと断定した。

anond:20240930171536

二  三四郎東京で驚いたものはたくさんある。第一電車ちんちん鳴るので驚いた。それからそのちんちん鳴るあいだに、非常に多くの人間が乗ったり降りたりするので驚いた。次に丸の内で驚いた。もっとも驚いたのは、どこまで行っても東京がなくならないということであった。しかもどこをどう歩いても、材木がほうり出してある、石が積んである、新しい家が往来から二、三間引っ込んでいる、古い蔵が半分とりくずされて心細く前の方に残っている。すべての物が破壊されつつあるようにみえる。そうしてすべての物がまた同時に建設されつつあるようにみえる。たいへんな動き方である。  三四郎はまったく驚いた。要するに普通のいなか者がはじめて都のまん中に立って驚くと同じ程度に、また同じ性質において大いに驚いてしまった。今までの学問はこの驚きを予防するうえにおいて、売薬ほどの効能もなかった。三四郎の自信はこの驚きとともに四割がた減却した。不愉快でたまらない。  この劇烈な活動のものがとりもなおさず現実世界だとすると、自分今日までの生活現実世界に毫も接触していないことになる。洞が峠で昼寝をしたと同然である。それではきょうかぎり昼寝をやめて、活動の割り前が払えるかというと、それは困難である自分は今活動の中心に立っている。けれども自分はただ自分の左右前後に起こる活動を見なければならない地位に置きかえられたというまでで、学生としての生活は以前と変るわけはない。世界はかように動揺する。自分はこの動揺を見ている。けれどもそれに加わることはできない。自分世界現実世界は、一つ平面に並んでおりながら、どこも接触していない。そうして現実世界は、かように動揺して、自分を置き去りにして行ってしまう。はなはだ不安である。  三四郎東京のまん中に立って電車と、汽車と、白い着物を着た人と、黒い着物を着た人との活動を見て、こう感じた。けれども学生生活の裏面に横たわる思想界の活動には毫も気がつかなかった。――明治思想西洋歴史にあらわれた三百年の活動を四十年で繰り返している。  三四郎が動く東京のまん中に閉じ込められて、一人でふさぎこんでいるうちに、国元の母から手紙が来た。東京で受け取った最初のものである。見るといろいろ書いてある。まず今年は豊作でめでたいというところから始まって、からだを大事にしなくってはいけないという注意があって、東京の者はみんな利口で人が悪いから用心しろと書いて、学資は毎月月末に届くようにするから安心しろとあって、勝田の政さんの従弟に当る人が大学校卒業して、理科大学とかに出ているそうだから、尋ねて行って、万事よろしく頼むがいいで結んである。肝心の名前を忘れたとみえて、欄外というようなところに野々宮宗八どのと書いてあった。この欄外にはそのほか二、三件ある。作の青馬が急病で死んだんで、作は大弱りである三輪田のお光さんが鮎をくれたけれども、東京へ送ると途中で腐ってしまうから家内で食べてしまった、等である。  三四郎はこの手紙を見て、なんだか古ぼけた昔から届いたような気がした。母にはすまないが、こんなものを読んでいる暇はないとまで考えた。それにもかかわらず繰り返して二へん読んだ。要するに自分がもし現実世界接触しているならば、今のところ母よりほかにないのだろう。その母は古い人で古いいなかにおる。そのほかに汽車の中で乗り合わした女がいる。あれは現実世界稲妻である接触したというには、あまりに短くってかつあまりに鋭すぎた。――三四郎は母の言いつけどおり野々宮宗八を尋ねることにした。  あくる日は平生よりも暑い日であった。休暇中だから理科大学を尋ねても野々宮君はおるまいと思ったが、母が宿所を知らせてこないから、聞き合わせかたがた行ってみようという気になって、午後四時ごろ、高等学校の横を通って弥生町の門からはいった。往来は埃が二寸も積もっていて、その上に下駄の歯や、靴の底や、草鞋の裏がきれいにできあがってる。車の輪と自転車のあとは幾筋だかわからない。むっとするほどたまらない道だったが、構内へはいるとさすがに木の多いだけに気分がせいせいした。とっつきの戸をあたってみたら錠が下りている。裏へ回ってもだめであった。しまいに横へ出た。念のためと思って押してみたら、うまいあいあいた。廊下の四つ角に小使が一人居眠りをしていた。来意を通じると、しばらくのあいだは、正気回復するために、上野の森をながめていたが、突然「おいでかもしれません」と言って奥へはいって行った。すこぶる閑静である。やがてまた出て来た。 「おいででやす。おはいんなさい」と友だちみたように言う。小使にくっついて行くと四つ角を曲がって和土の廊下を下へ降りた。世界が急に暗くなる。炎天で目がくらんだ時のようであったがしばらくすると瞳がようやくおちついて、あたりが見えるようになった。穴倉だから比較涼しい。左の方に戸があって、その戸があけ放してある。そこから顔が出た。額の広い目の大きな仏教に縁のある相である。縮みのシャツの上へ背広を着ているが、背広はところどころにしみがある。背はすこぶる高い。やせているところが暑さに釣り合っている。頭と背中を一直線に前の方へ延ばしてお辞儀をした。 「こっちへ」と言ったまま、顔を部屋の中へ入れてしまった。三四郎は戸の前まで来て部屋の中をのぞいた。すると野々宮君はもう椅子へ腰をかけている。もう一ぺん「こっちへ」と言った。こっちへと言うところに台がある。四角な棒を四本立てて、その上を板で張ったものである三四郎は台の上へ腰をかけて初対面の挨拶をする。それからなにぶんよろしく願いますと言った。野々宮君はただはあ、はあと言って聞いている。その様子がいくぶんか汽車の中で水蜜桃を食った男に似ている。ひととおり口上を述べた三四郎はもう何も言う事がなくなってしまった。野々宮君もはあ、はあ言わなくなった。  部屋の中を見回すとまん中に大きな長い樫のテーブルが置いてある。その上にはなんだかこみいった、太い針金だらけの器械が乗っかって、そのわきに大きなガラスの鉢に水が入れてある。そのほかにやすりとナイフと襟飾りが一つ落ちている。最後に向こうのすみを見ると、三尺ぐらいの花崗石の台の上に、福神漬の缶ほどな複雑な器械が乗せてある。三四郎はこの缶の横っ腹にあいている二つの穴に目をつけた。穴が蟒蛇の目玉のように光っている。野々宮君は笑いながら光るでしょうと言った。そうして、こういう説明をしてくれた。 「昼間のうちに、あんな準備をしておいて、夜になって、交通その他の活動が鈍くなるころに、この静かな暗い穴倉で、望遠鏡の中から、あの目玉のようなもののぞくのです。そうして光線の圧力試験する。今年の正月ごろからとりかかったが、装置がなかなかめんどうなのでまだ思うような結果が出てきません。夏は比較的こらえやすいが、寒夜になると、たいへんしのぎにくい。外套を着て襟巻をしても冷たくてやりきれない。……」  三四郎は大いに驚いた。驚くとともに光線にどんな圧力があって、その圧力がどんな役に立つんだか、まったく要領を得るに苦しんだ。  その時野々宮君は三四郎に、「のぞいてごらんなさい」と勧めた。三四郎おもしろ半分、石の台の二、三間手前にある望遠鏡そばへ行って右の目をあてがったが、なんにも見えない。野々宮君は「どうです、見えますか」と聞く。「いっこう見えません」と答えると、「うんまだ蓋が取らずにあった」と言いながら、椅子を立って望遠鏡の先にかぶせてあるものを除けてくれた。  見ると、ただ輪郭ぼんやりした明るいなかに物差しの度盛りがある。下に2の字が出た。野々宮君がまた「どうです」と聞いた。「2の字が見えます」と言うと、「いまに動きます」と言いながら向こうへ回って何かしているようであった。  やがて度盛りが明るいなかで動きだした。2が消えた。あとから3が出る。そのあとから4が出る。5が出る。とうとう10まで出た。すると度盛りがまた逆に動きだした。10が消え、9が消え、8から7、7から6と順々に1まで来てとまった。野々宮君はまた「どうです」と言う。三四郎は驚いて、望遠鏡から目を放してしまった。度盛りの意味を聞く気にもならない。  丁寧に礼を述べて穴倉を上がって、人の通る所へ出て見ると世の中はまだかんかんしている。暑いけれども深い息をした。西の方へ傾いた日が斜めに広い坂を照らして、坂の上の両側にある工科の建築ガラス窓が燃えるように輝いている。空は深く澄んで、澄んだなかに、西の果から焼ける火の炎が、薄赤く吹き返してきて、三四郎の頭の上までほてっているように思われた。横に照りつける日を半分背中に受けて、三四郎は左の森の中へはいった。その森も同じ夕日を半分背中に受けている。黒ずんだ青い葉と葉のあいだは染めたように赤い。太い欅の幹で日暮らしが鳴いている。三四郎は池のそばへ来てしゃがんだ。  非常に静かである電車の音もしない。赤門の前を通るはずの電車は、大学の抗議で小石川を回ることになったと国にいる時分新聞で見たことがある。三四郎は池のはたにしゃがみながら、ふとこの事件を思い出した。電車さえ通さないという大学はよほど社会と離れている。  たまたまその中にはいってみると、穴倉の下で半年余りも光線の圧力試験をしている野々宮君のような人もいる。野々宮君はすこぶる質素服装をして、外で会えば電燈会社の技手くらいな格である。それで穴倉の底を根拠地として欣然とたゆまずに研究を専念にやっているから偉い。しか望遠鏡の中の度盛りがいくら動いたって現実世界交渉のないのは明らかである。野々宮君は生涯現実世界接触する気がないのかもしれない。要するにこの静かな空気を呼吸するから、おのずからあいう気分にもなれるのだろう。自分もいっそのこと気を散らさずに、生きた世の中と関係のない生涯を送ってみようかしらん。  三四郎がじっとして池の面を見つめていると、大きな木が、幾本となく水の底に映って、そのまた底に青い空が見える。三四郎はこの時電車よりも、東京よりも、日本よりも、遠くかつはるか心持ちがした。しかししばらくすると、その心持ちのうちに薄雲のような寂しさがいちめんに広がってきた。そうして、野々宮君の穴倉にはいって、たった一人ですわっているかと思われるほどな寂寞を覚えた。熊本高等学校にいる時分もこれより静かな竜田山に上ったり、月見草ばかりはえている運動場に寝たりして、まったく世の中を忘れた気になったことは幾度となくある、けれどもこの孤独の感じは今はじめて起こった。  活動の激しい東京を見たためだろうか。あるいは――三四郎はこの時赤くなった。汽車で乗り合わした女の事を思い出したかである。――現実世界はどうも自分必要らしい。けれども現実世界はあぶなくて近寄れない気がする。三四郎は早く下宿に帰って母に手紙を書いてやろうと思った。

anond:20240930171147

2024-09-29

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ホワイトフライトセグリゲーション

ホワイトフライト - Wikipedia

2011年国勢調査では、ロンドン人口の50%未満が白人であり、

ロンドンには白人イギリス人人口20%を下回る地域もあることが初めて判った。

2005年の報告によると、英国内の白人の移動は主に少数民族の多い地域から白人の多い地域への移動であり、

多くの移民首都に定住したため、

白人イギリス人家族ロンドンから引っ越した。

w.wiki/BHnh



埼玉県川口市など

住民が「怖くて道を歩けない」と嘆く埼玉県川口市「外国人ドライバー暴走事故」続発の異常実態 | アサ芸プラス

恐怖ライブ「埼玉の川口市の人口が毎月1000人ずつ減っているという!このままでは川口が丸々スラムになる恐れもある?!」



2022年度、埼玉県統計では犯罪発生件数は1位が川口市で4,437件

2位が越谷市で2,772件

川口市の独走状態

蕨市は695件(日本一さな市)

大宮区は1,588件(繁華街

x.com/Prof_Shigeru/status/1838966182206149028

pbs.twimg.com/media/GYVR_jlXAAAdIU0?format=jpg

x.com/Prof_Shigeru/status/1838977468558139772

x.com/Prof_Shigeru/status/1838961210710253685



難民申請

https://x.com/lico334/status/1824889598474080536

クルド人密入国者が不法移民英国亡命制度を騙す方法を教えた衝撃的な瞬間:

犯罪ボス移民に、英国に来た政治的理由があると偽り、

絶対に」帰国させられないようにアドバイスしていたことが調査で明らかになった。

ビデオを見ると、密入国者たちが笑いながら冗談を言い、

制度ごまかす方法を教えていた。

1 October 2023

www.dailymail.co.uk/news/article-12578125/Kurdish-smugglers-cheat-Britain-asylum-system.html

ドイツ判決トルコクルド人迫害認定しない」【日本語訳】(12,000文字over) - 美桜

2021年、ドイツミュンヘン行政裁判所は、「トルコ政府によるクルド人迫害は認められない」とする判決を下しました。

出典:

BeckRS 2021, 35315

https://note.com/uruwashisakura/n/n2d43184a9ad2

x.com/UruwashiSakura/status/1825311164798255356

亡命トルコ未成年の子供を持つ家族男性姉妹PKK / YPGの疑い、偽造逮捕状の提出、証明書

31

人口は約8200万。

人口は約1300万人を生きています。 最大1500万。トルコクルド人

クルド人トルコで最大の少数民族代表しています

彼らの祖先だけのために。

連邦外務省現在の状況報告によると、彼らはいかなる国家弾圧対象にもなりません。

54

c)ドイツでの亡命申請後の強制送還は、

トルコでの非人道的または品位を傷つける扱いまたは処罰もつながりません。

www.gesetze-bayern.de/Content/Document/Y-300-Z-BECKRS-B-2021-N-35315?hl=true

ドイツ難民申請却下されたトルコ人の強制送還を強化

x.com/TheInsiderPaper/status/1839771999297778033

insiderpaper.com/germany-says-to-step-up-deportations-of-failed-turkish-asylum-seekers/

ドイツトルコ合意し、トルコ移民13,500人をトルコへ大量送還することになった。

毎週500人の移民国外追放されるだろう。

x.com/EuropeInvasionn/status/1839696124103233814

www.n-tv.de/politik/Berlin-schiebt-Tausende-Asylbewerber-in-die-Tuerkei-ab-article25257137.html

クルド人難民ではない?「その答えは十分に説明した」 トルコ大使

国会には選挙を経たクルド議員

日本は70カ国・地域に対し短期滞在ビザ免除

このうち中東地域トルコイスラエルUAE、カタールの4カ国。

一方で平成元年からパキスタンバングラデシュに対し、4年からイランに対し、それぞれ免除を停止している

www.sankei.com/article/20240102-AT5TBD7I6JPQJEW243ZAIQS6VE/



中学生性的暴行したクルド人難民申請中だった 地元市議は「実態を正しく直視するべき」

www.dailyshincho.jp/article/2024/04050558/?all=1

機動隊相手に「クルド人100人」大乱闘事件の“真相” 埼玉県川口市2000人のクルド人が住み着いたワケ

www.dailyshincho.jp/article/2023/08041700/

警察官暴行する在日クルド人埼玉県川口市・kurdish vs Japanese police】

https://www.youtube.com/watch?v=X1RDsNDz4ek

埼玉県川口市

車道横断外国人

https://x.com/yakki8991/status/1840181322939318408

川口市

信号無視

https://www.youtube.com/watch?v=l5fxV9GGgvE

川口市

日本ルール通用しません

www.youtube.com/watch?v=RJP17abY4GQ

x.com/MatsumotoKatsuy/status/1833012303781880055/video/2

x.com/MatsumotoKatsuy/status/1833012303781880055

爆音クルドカー

x.com/zenden_55/status/1807317968499671162/video/1

x.com/zenden_55/status/1807317968499671162/video/2

180キロ

x.com/alice20231005/status/1840281270158504423

140キロ

x.com/prisonridge/status/1840346233766130046

川口の死亡ひき逃げ事件トルコ国籍の少年逮捕 無免許乗用車運転「怖くなって逃げた」

www.sankei.com/article/20240927-3QVS4D74HZK37GQE3B62SXNEFA/

少年逮捕…父の車で死亡ひき逃げ 車体は大破損、ガラス割れるも「事故していない」…出国しようとしていた

川口市

トルコ国籍で職業不詳の少年(19)

www.saitama-np.co.jp/articles/10041/postDetail

自宅に乗用車突っ込み、塀が大破した。

隣接の集合住宅に住む

クルド人らが代わる代わる使っていた車だった。

しかし、警察に届けても

運転者を特定できない」と言われ、

捜査はうやむやになった。

www.sankei.com/article/20230901-TWSMNX3LMZN53PX32ZALYE64SM/

「2年前、同級生の家にクルド人の車が突っ込んできて。

その後すぐ、クルド人が15人ほどすごい勢いで集まってきたんです。

彼ら、声がとても大きくて、

『むしろ悪いのはそっちだ』と意味不明の主張をしていました」

www.dailyshincho.jp/article/2024/05060559/

スピードで逆走…”酒気帯び”で死亡事故 衝突の瞬間

埼玉川口市一方通行を逆走した車が交差点に進入。男性1人が乗った車と衝突

→衝突された車を運転していた男性が死亡

x.com/hst_tvasahi/status/1840373433877803107



警官在留カードを見せない

x.com/Parsonalsecret/status/1819014395734741035

警官職務質問集団で抗議

youtube.com/watch?v=CqWDdT02450

職質されたら警察署を包囲

tinyurl.com/shokushitsu

不法投棄の山を積み上げ、トルコトンズラ

tinyurl.com/4ca75z2e

クルド人らの不法投棄問題

tinyurl.com/3t4e8yyy

議員を威嚇

tinyurl.com/giin-ikaku

トルコ大使館前で乱闘

tinyurl.com/taishikan-rantou



歩き花火

x.com/martytaka777/status/1840528899891220512

イギリスは実際にもう主要都市市長知事国会議員首相イスラム教徒アフリカ系、インド系ですよ。

x.com/May_Roma/status/1840683797529903331

外国人からしたら日本天国

https://x.com/emoemo78354888/status/1839567037947093031



[多文化共生][移民統合][ホワイトフライト][セグリゲーション]

「Multikulti(ドイツ語で「ダイバーシティ尊重する態度」の意)は全くの失敗だった」

2010年、ドイツメルケル首相

イギリスでの多文化主義は失敗した」

2011年イギリスキャメロン首相

多文化主義は明らかに失敗だった」

2011年フランスサルコジ大統領

たばこ吸いてえな

よし、今日から禁煙しようと思って約1年ぐらいたった

ちゃん禁煙はできているんだけど、やっぱり吸いてえって思う瞬間多々ある

リニューアルされた須磨シーワールドに行った

高い(3100円)

イルカシャチショーがメインになっちゃった

開演時間地図がなくてわかりにくい

入ったら、でけー広場左手シャチショー!右手イルカショー!ってのはわかるけど、水族館コーナーがわからずにうろうろイライラしてた(実際はイルカショーの裏手)

で、水族館コーナー。完全に期待値ゼロで見たけど…

これが最高だった

大水槽で海の底から見上げる、って感じじゃなく

川とか浅瀬を覗くみたいなコンセプトだろうけど

からも横からも見れるようになってんのな

ジオラマ的で、あとガラスや水の透明度と魚が近い感じでスゲーいい

ホームセンター熱帯魚コーナーとは違うわ当然だけど

地味になりがちな淡水魚コーナーをこれだけ魅せるのはプロですな…

あとは施設としての不便つーか、不親切さがなければ文句無し

(追記)

まあ満足ではあるけど、水族館の順路の途中で出口(再入場不可)に分岐して

じゃあ順路の先は売店か?一応見とくかって進んだらウミガメとかペンギンコーナーで

メインコンテンツやんけ!となったり

時間会わなくてイルカシャチも見れなかったけどそれ込みの3100円だよなと考えると損した気分になったり

ショー会場は満席になると会場外からの立ち見に回されるんだけど、その辺の誘導あんまり…だったり

ショー会場の下が大水槽で下から見れたりするけどその案内もなかったりとか

まーいろいろあるにはあるけど、大混雑ってわけでもなく程々に賑やかで良かった

幼児連れだらけだったけどあんま気にならなかったし

あと海浜公園の砂浜はおっさんがいたり家族連れがいたり学生がいたり相変わらずの雰囲気でよかった

2024-09-28

日本初の女性首相誕生

このチャンスを逃してから一夜経った

悔しくて悔しくて一睡もできなかった

またしてもガラス天井に弾き返された

あと一歩だったのに

クルマトランクルームにあるガラス板を引き揚げよう

だれかが引き取ってくれるまでどこかに保管しやう

anond:20240927161851

極右フェミニストっぽくなって「ガラス天井!」と言ってるのは面白い現象だと思った

考えてみたらフェミニスト左翼である必要はないのだが

2024-09-27

anond:20240927203428

これおもろくない?




高市さんでアファーマティブアクション問題点理解頂けたようで何より

女性総理は望ましいけど高市さんは性格的にちょっと…」

アファーマティブアクション本来の適正を無視して女性採用したりして不平等な傾向を解消していくべきって考えですけど

どうして反対してるんですか?

女性管理職は望ましいけど〇〇さんは適正的にちょっと…」

日本中の男管理職の皆さんが思ってることですよ。

高市程度の思想問題なら

会社事業が傾くかもしれない適正はより慎重に考えないといけませんけど、本当にそれでいいの?

ガラス天井きたーーーーーー

まさかとは思ったけど

やっぱり女性をはばむ見えない天井にぶつかった

女性たちの活躍を望む、と人は言う

でも、女性なら誰でもいいわけじゃない、とも言う

まるでガラス天井なんて存在しないみたいに

フェミ勝利!!!

初の女性首相誕生を悪しき男性権力で阻止された!!!

男尊女卑国家ジャパンもう終わりだよこの国!!!

ってまた被害者面できるね

全然高市応援してなかったのにね

けが確定してから高市さん応援してたのに・・・やっぱりガラス天井に阻まれたか・・・」って言うやつ絶対出てくる

田端@高く早く売るなら「ミノタバ不動産」@tabbata

ええええw マジかーw

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石破勝利

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田端@高く早く売るなら「ミノタバ不動産」@tabbata

いよいよ、日本女性活躍ジェンダー平等での「劣等国家から脱皮する時がきた!!

フェミニストの皆さん、おめでとう! 

貴殿らの勝利は目前です!


■祝!憲政史上初の女性首相

ついに歴史的瞬間がくるぞ!

世襲女性首相だぞ!お前らもっと喜べ!


高市総理になってほしい、そしたら女性活躍に対して右派左派もどう思ってるのかすべてが暴かれる

彼女総理大臣になれば女性に対するあらゆる態度が暴露される。

彼女右翼からこそすべてが暴かれる。

秋田高専ありがとう

秋田高専先生学生かわからないけど、知りたかった情報のまさにピンポイントな部分を実験して調べて論文にしてくれてて感謝しかない

自分個人で殺菌灯(UV−Cライト)がついてる保管庫を買って(※使い方間違うと取り返しつかないことになるので、使い方を習ったことがない人が購入するのはおすすめできない)、遺品に不注意で生やしてしまったカビを殺菌している(お湯が使えないものなのでやむなく殺菌灯を使っている)

遺品はかなり小さく、台に乗せる必要がある。立体的な構造であるため、上下ライトから殺菌灯を浴びせたい。そこでUV−Cをほぼ空気と同程度に透過する石英ガラスの板に乗せて使っていたが、石英ガラスは高い。5cm✕5cmの手のひらに乗るような、ちまっとした板でもセールで2000円くらい。欲しいだけ買うと6万円くらいする。増田にはハードルが高かった。

そこで、そこそこUV−Cを透過する素材として知られるフッ素樹脂(フライパンのテフロン加工で使われるやつ)が使えないかと考えた。そこでヒットしたのが秋田高専レポートだった。まさに、石英ガラスは高いか安価フッ素樹脂シートで殺菌灯の透過率や殺菌効果実験する、という内容で、いやほんとに命を助けられたレベルで助かった

亡くなってから本当に鬱々とした気持ちでいたが、研究という増田の愛する世界の仲間に助けられ、久々に明るい気持ちにもなった

秋田高専、本当にありがとう

anond:20240927184437

これおもろくない?

ガラス天井きたーーーーーー

まさかとは思ったけど

やっぱり女性をはばむ見えない天井にぶつかった

女性たちの活躍を望む、と人は言う

でも、女性なら誰でもいいわけじゃない、とも言う

まるでガラス天井なんて存在しないみたいに

フェミ勝利!!!

初の女性首相誕生を悪しき男性権力で阻止された!!!

男尊女卑国家ジャパンもう終わりだよこの国!!!

ってまた被害者面できるね

全然高市応援してなかったのにね

けが確定してから高市さん応援してたのに・・・やっぱりガラス天井に阻まれたか・・・」って言うやつ絶対出てくる

田端@高く早く売るなら「ミノタバ不動産」@tabbata

ええええw マジかーw

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石破勝利

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田端@高く早く売るなら「ミノタバ不動産」@tabbata

いよいよ、日本女性活躍ジェンダー平等での「劣等国家から脱皮する時がきた!!

フェミニストの皆さん、おめでとう! 

貴殿らの勝利は目前です!


■祝!憲政史上初の女性首相

ついに歴史的瞬間がくるぞ!

世襲女性首相だぞ!お前らもっと喜べ!


高市総理になってほしい、そしたら女性活躍に対して右派左派もどう思ってるのかすべてが暴かれる

彼女総理大臣になれば女性に対するあらゆる態度が暴露される。

彼女右翼からこそすべてが暴かれる。

ガラス天井きたーーーーーー

まさかとは思ったけど

やっぱり女性をはばむ見えない天井にぶつかった

女性たちの活躍を望む、と人は言う

でも、女性なら誰でもいいわけじゃない、とも言う

まるでガラス天井なんて存在しないみたいに

劇的BEFORE!AFTER!

フェミ勝利!!!

初の女性首相誕生を悪しき男性権力で阻止された!!!

男尊女卑国家ジャパンもう終わりだよこの国!!!

ってまた被害者面できるね

全然高市応援してなかったのにね

けが確定してから高市さん応援してたのに・・・やっぱりガラス天井に阻まれたか・・・」って言うやつ絶対出てくる

日本崩壊が確定しました。

ギリギリのところだったのに、政治家は何を考えているのでしょうか。

みんなくたばれ。

サナエあれば憂いなし

サナエなかったのでこれから日本には憂いしかない

■石破か、日本終わったな

円高誘導

金利国内産業壊滅

アホの野田援護射撃消費税爆上げ決定

国内需要も壊滅で暗黒時代突入が決定しました!

日本終了

高市早苗さんを日本初の女性総理にする会

このサイトは「高市早苗さんを日本初の女性総理へ」に賛同する全国の早苗ファン有志一同で開設され、そして、

その目的は、「国民一人ひとりの早苗ファンであっても、ネットワークで皆んなで(声)力を合わせ

国民の声からまれ日本初の女性リーダー高市早苗総理の実現に寄与すること」です。

納税者(国民)のネットワークで、新しい政治を実現しましょう!

今こそ、高市早苗さんが総理に!!

ぜひご賛同をお願いします!!

https://takaichisanaekai.com/

■石破やんけwwwwwww

高市確定とか言ってたやつなんだったの????????

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石破勝利

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サナエあれば憂いなし

うれしいな

■祝!憲政史上初の女性首相

ついに歴史的瞬間がくるぞ!

利下げ、なんならマイナス金利復活

大規模財政出動

国債増発

ホンモノのアベノミクスを見せてやります

世襲女性首相だぞ!お前らもっと喜べ!

高市の決選投票演説

ほぼ勝利宣言

■こりゃ高市総理ですわ

初の女性総理おめでとう

これはジェンダー平等への大きな一歩ですね

わいも300万円分買った

急いでドル買いした

もしかして

デカマラ・サナ

時代到来!!!???

■ずっと含み損に耐えてきた日経平均レバがやっと含み益に転換

でも総理確定したら事実売で下落しそうだからもう逃げた方がいい気がしてきた。

日経平均あがってるな

市場高市総理を折込

高市vs石破の決選投票

これは女性総理誕生か?

高市総理で飲みィのやりィのやりまくりのヤリノミクスで日本大復活

少子化も解消や

高市総理になってほしい、そしたら女性活躍に対して右派左派もどう思ってるのかすべてが暴かれる

彼女総理大臣になれば女性に対するあらゆる態度が暴露される。

彼女右翼からこそすべてが暴かれる。

フェミ勝利!!!

初の女性首相誕生を悪しき男性権力で阻止された!!!

男尊女卑国家ジャパンもう終わりだよこの国!!!

 

ってまた被害者面できるね

全然高市応援してなかったのにね

けが確定してから高市さん応援してたのに・・・やっぱりガラス天井に阻まれたか・・・」って言うやつ絶対出てくる

2024-09-26

断熱は「量」であって「してる/してない」ではない。

ただの木の板にも「断熱性能」自体はある。「トタン板」にもある。

断熱性能とは「熱抵抗値」のことで、これは「熱伝導率」の逆数×厚みにすぎない。

鉄にもガラスにもコンクリートにも熱伝導率はあり、すなわち熱抵抗もある。

何がどれだけ必要なのかを数字で考える議論をしないから、日本人はすぐ適当業者に騙される。

 

具体的に言えば、必要な断熱量というのはまあ、熱伝導0.04くらいの普通断熱材で「壁10cm」「天井屋根20cm」が最低ライン

これぐらいの数字は覚えよう。

良い断熱材は熱伝導0.02くらいまではあるので、それなら壁5、6cm、天井屋根10cmくらいまではありうるが、これはちゃん計算のできる上級者向け。

真空断熱っていう一桁違う奴もあるが、これは真空がすぐ抜けるので扱いが難しく、普通使わない。

とにかく素人は、壁10cm、天井屋根20cmは断熱材がなければ怪しいくらいに思うくせはつけろ。

それくらいも理解してない奴が「なんとなく断熱ってのをすれば良いと聞いた」くらいの感覚でギャーギャー騒いでても、業者全然怖くない。

2024-09-24

anond:20240924025814

ブルーベリー狩りに行く前にガラス工房で綺麗なグラスを購入できたから、それで思い出を上書きしよう。

実際はそのグラス見るとブルーベリー狩りを思い出して嫌な気持ちになりそう

2024-09-21

anond:20240920173224

ハードウェアでも一緒だよ。ソフトウェア特許けがゴミだと思ってるのは意識高いエンジニアの思い上がり。カメラなんか「丸みのあるガラスを組み合わせる事でイイ感じの写真を撮れる装置レベルの雑さでただの新製品登録してるぞ。

2024-09-19

anond:20240919070007

最愛女性は蛇に噛まれて死んで

その息子(自分の息子)を引き取るが

そもそも育児に参加してなくて

突然現れたオッサンしか息子からは思われておらず

息子も主人公の元を去ったんやで

 

というかシッダールダはヘッセ的にも不完全燃焼やと思うから

ちゃん最後作品ガラス遊戯まで追いかけてくれ

2024-09-17

サッシの選び方

はてブで定期的にあがる断熱の話題とサッシの話題だけど

いつもループしているので選び方を教えておく

断熱性能

詳細は各メーカーがU値を出しているのでそれを見てほしいがざっくり比較すると

樹脂サッシのトリプルガラス>樹脂アルミ複合サッシのトリプルガラス>樹脂サッシのダブル>樹脂アルミ複合サッシのダブル

断熱等級6以上にするなら最低でも樹脂サッシのダブル必要になると思う

断熱性能はサッシとガラスだけではなく、スペーサーやガスの種類でも変わる

有名な樹脂サッシのAPW430の標準的仕様だとU値は1.03だが、樹脂アルミ複合サッシの最上級だとU値は0.96ある

このように性能が逆転することもある

耐候性

樹脂がアルミを上回ることはないので

樹脂アルミ複合サッシ>樹脂サッシ

じゃあ樹脂サッシはダメか…というとそういうわけではなく樹脂サッシでも十分な性能はある

経年劣化

樹脂は変形するので性能が落ちるという話をサッシメーカーに言われたことがある

でも本当かどうかはわからない。北海道以外の暑い地域で何十年も樹脂サッシを使っている家はほぼ存在しないと思うし

何十年の樹脂サッシと今の樹脂サッシでは性能も違うと思う

…実績の無さが樹脂サッシの不安ポイントという話なのかもしれない

どちらにしてもアルミの剛性には負けるので

樹脂アルミ複合サッシ>樹脂サッシ

見た目

樹脂はアルミより脆いのでフレームがかなり太い

トリプルガラスともなると重量があるのでさらフレームが太い

そのため見た目は

樹脂アルミ複合サッシ>樹脂サッシ

細い窓を樹脂サッシにすると窓の半分はフレームじゃん…となる場合もある

fixなら大丈夫なんだけどね。倒し窓はほんと「窓の意味が…」と思うほどフレームだらけになる

値段

樹脂サッシと樹脂アルミ複合サッシの両方を作ってるリクシル比較すると値段が安い順にすると

樹脂アルミ複合サッシ>樹脂サッシ

ただし、サッシは輸送費がすごいみたいで工場の近く…例えば北海道なんかは樹脂サッシが圧倒的に安いと聞く

工場から遠くても地域工務店で協力して仕入れるなど工夫をしているみたいで

メーカー販売価格=施主が払う金額というわけでもないみたい

まあつまり工務店ハウスメーカーが得意としているサッシが一番安いという身も蓋もない話に落ち着くと思う

得意としているサッシの中で、ダブルトリプルか選ぶ感じかな

まとめ

比較すると樹脂アルミ複合サッシのトリプルが良いのではと思うんじゃないかな?

私も樹脂サッシは最高の断熱性能である等級7以上を求める人向けという気もしている

最上級の樹脂トリプルだとU値は0.7台まで上がるから

まともな断熱性能の基準である等級6の境目に

樹脂サッシのダブルと樹脂アルミ複合サッシのダブルがいるせいで

樹脂サッシが必須!樹脂アルミ複合サッシはNG!!というイメージが広がったのではとも思う

2024-09-16

スマホなんてフリーSIM使えば格安じゃん? → やっぱ月3000円ぐらいにはなるよな?

フリーSIM契約基本料金 1000円

メールアドレス代+電話代 +1000円

スマホ減価償却 3万6000円/36ヶ月=1000円

やっぱ3000円ぐらいにはなるな。

実際にはこっから更に充電器・ケース・ガラスフィルムと雑費がかかるから3300円ぐらいか

キャリアスマホの半額ぐらいにはなるけど、それでもこの辺が限度なんだよなあ。

ゆーて年間にしたら4万ぐらいか

4万かあ。

子供二人に持たせたら8万だよ。

持たせるのを5年遅らせれば40万余裕が出てくる。

うーん。

やっぱ高い買い物だよねえ。

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