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はてなキーワード: 人文科学とは

2021-12-24

攻撃的とか難しい人という話は現場を見ないと分からんが、なんか前進することに否定的な世の中になってるんだな、と思った

左の人が言いがちな、経済的成長は幸福をもたらさない、みたいな話にも近いというか、

集団ことなかれ主義に陥って、保守的になってるんだとも思える

要は、波風立てること=生産性の低下、という思考に陥っている

まり、実際の仕事前進しているかはどうでもよくなっている可能性がある

文章内の攻撃的とか難しい人というのが、本当に仕事妨害している人なのかは現場を見ないとわからない

から、そういう抽象的な表現で、そういう人は邪魔だよね、排除した方が生産性が上がるよね、というのが寧ろ攻撃的に思える

単なるトートロジーである

個人的に思うのは、感情的な人が仮にいたとしても、寧ろそれに流されない方が良いのではないか、ということだ

感情的な人や攻撃的な人が悪というより、単にその感情的要素は無視すれば良い

そんなことより、仕事前進してるかどうか、ということだけ考えればいい

そうすれば、相手感情的であるかどうか、なんてことは、どーでもいいことのはずだ

ログミーの話は抽象的すぎるので置いておくとして、トゥギャッターの話は自分モヤモヤする

「どうして〜なんですか?」

という疑問に返答しない、寧ろそれに苛立つ、という人の方が寧ろ感情的であり、攻撃であるといえまいか

返答内容が、そう決まってるからそうなんです、でもいいではないか

サラッとそう流せばいい

相手がそれでも執拗に言ってきたとしても、そう流し続ければいい

仕事に集中していれば、それが可能なはずなのだ

どうして、それができないのか?

まり受け手側もその質問と同じ疑問、苛立ちを持っているとも考えられる

要は、痛いところを突かれた、図星だ、だから指摘に腹が立つ

そういう風にしか思えないことが、仕事であれ日常生活であれよくあるように自分は思う

しかし、まあ、それも人間らしいともいえる

痛いところを突かれた、図星だ、そこから過剰な防衛反応に移行する

素朴な疑問を呈した人間攻撃的だ、

素朴な疑問を呈した人間は難しい人だ、

攻撃的な人、難しい人は生産性を下げるという論文がある(某メンタリストのような権威主義恣意的論文引用による正当化

この手のネタネットはいものことだが、正直ウンザリする

自分加害者でも被害者でも、そんな推論のハシゴゆっくりなんてとっくにやってる

ゆっくり登ったって、論理的思考ができない人は圧倒的にできない

「なんで〜を選択したんですか?」

という問いに丹念にゆっくり、その推論のハシゴかいうのを登ったところで、一番上に到達する前に相手議論放棄する

特に上司というか、仕事での権力関係があれば、それは顕著になる

ゆっくり議論をしようとすれば、そんな時間はないと怒り出す

結論最初に持ってくれば、それはそれで急ぎすぎだと言いつつ理解しようとしない

じゃあ、ゆっくり議論ができたらどうなのか?とできたとしても、そこには人間思考としての意味人種が違うという圧倒的な壁が出現する

あー、これは最初から会話にならないのに、自分は頑張ってたんだな、という徒労感だけが残る

から仕事では丁寧な議論なんて単なる無駄なのだ

仲良しクラブは成り立たないし、グーグル心理的安全がどうこう言おうがクソ食らえだ

理不尽であれ、そんな丁寧な議論は、上から一蹴されるだけで終わる話なのだ

オチを考えずにだらだら書いてみたが、やはり思うのは、結局議論意味なんてなくなるのである

推論のハシゴなんて無駄

そんなのは馬鹿げてる

だったら、上が絶対君主でやった方がまだマシである

これはマキャベリズムとして正しいし、意外とマキャベリズムは正しいことが多いのが現実である

ログミーなんか読むより、君主論読んだ方がいいのではないだろうか

理想的な、みんなが理解し合えるチームワークなんて絶対成り立たないことは、バカ自分でも長い人生経験で分かってる

単に目下の素朴な疑問を持つ人は、攻撃的だ、難しい人だ、で集団が追い出せばいい

いわゆる、イジメ虐待の構図だが、それは集団社会では仕方がない面もある

しかし、これが上司権力構造的に階層が上の方向に向けるなら話は別だ

上司攻撃的だ、難しい人だ、で追い出すのは非常に困難だろう

これは日本でなくても、他の国でも変わらないように思う

端的に言えば、上司が難しい人、攻撃的、それが気に入らないなら辞めるしかない

不愉快時間人生を消耗するのもイヤだろうし、それが金銭利益より優先されることもある

マキャベリの言う3つの脳だったか

1. 自分理解できる

2. 自分理解できないが、側近が理解できる

3. 自分も側近も理解できない

があって、まず3は避けたい、というのがあったように思う

敵が奇襲してきた、現代社会なら新しい技術が注目されている、

それに対して、君主である自分は分からない、側近に相談しても側近も分からない、

これは当然避けるべきである

これまでの人生経験でよくあるフラストレーションは、

例えば、上司がその新しい技術理解できない、これはまあいい、理解できないのは当たり前だが、

側近に相談したくない、自分理解できないのを認めたくない、

理解できる側近に騙されるのではないか、寝首をかかれるのではないか

そういったことを考えているのだな、と思える上司君主は非常に多いように思っている

マキャベリは、君主として自分理解できないことがあり、側近には理解できることで側近に騙される、

そういったことに対して直感的ともいえる、側近のウソを正しく見抜く力、

そういう力がない君主は単に駄目なだけのように書いていた気がする

しかし、他人ウソを見抜くのは難しい

仮に側近が善意で行動したことでさえ、君主には理解されず粛清されることもよくある話だからである

側近を信じ切るような君主バカであるが、疑いすぎる君主バカであるし、

自分理解できないことを側近が理解できることを恐れるばかりの君主は、いつしか敵に打ち負かされるであろう

自分より劣った側近を周囲に置いていないと安心しないかである


あー、書いてて思ったんで再度書くけど、

Googleがこう言ってる、

〜という論文がある、

とか、まあ、参考程度するのはいいけど、それが正しいという前提で話すとか、最近の「頭でっかち」の風潮が非常に不愉快なんだけど…

そもそも人文科学というか、社会科学というか、研究統計調査だって理系のものとは大分違うものだということを理解してほしい

特に脳科学」の研究だの、そういう研究をしている、していたからって、

痴話喧嘩だの人生相談だののレベルに偉そうに口出しする女性とかがメディアに出ていたりするが、

まあ、まともに研究している人ならそんなことはしないわけで、

ソーシャルメディアというか、いわゆる「単なる目立ちたがり屋さん」に自分人生を振り回されるの、馬鹿馬鹿しいと思うんだよなぁ…

それより、理系のこととか、法律とか、そういうことは揺らがないわけで、

揺らがない情報ネットなり本なり調べればいいわけで、

そこから判断自分で考えるしかないわけで、

そこが寧ろ人生真骨頂というか、

というか、なんか最近の世の中は急ぎすぎてるんだか、その自分判断だの悩むところを時間無駄だと思ってないか

一生結論なんてでなくていい、結論が出ないまま悩み続ければいいことに、一足飛びに答えを求める

その「単なる目立ちたがり屋さん」のYouTubeとかブログとかTwitterとかテレビかに答えを求めて、そーだそーだ言ってる

なんか、そういうのって虚しい行為だと思うんだよね

でも、そういう虚しい行為Googleなり、キラキラした企業なり、起業家なりがやったり言ったりしてるんで、

それに飛びつきたくなる気持ちは分かる

そこに答えがあるんじゃないか

いや、もう考えるの面倒だし、それが正解ってことでとりあえずやってけばいいんじゃないか、

みたいな風潮がやっぱりあると思うんだけど、

まあ、馬鹿げてると思うんだよね

人として

2021-12-04

数学プログラミング勉強を開始して、何度も挫折して今に至る軌跡を晒す

2013年の秋、その時の自分は30代前半だった。

衝動的に数学を学び直すことにした。

若くないし、数学を学びなおすには遅すぎると思って尻ごみしていたが、そこを一念発起。

というか軽い気持ちで。ぶっちゃけると分散分析とやらに興味を持ったから。

数学というか統計かな。

統計的に有意差があったといわれてもその意味がさっぱりだった。

一応、理系大学を出てるので、有意差という単語をちょいちょい耳にはしていたが、

「よくわかんないけどt検定とかいうやつやっとけばいいんでしょ?」

くらいの理解だった。

で、ありがちな多重比較の例で、3群以上の比較にt検定は使っちゃダメだよっていう話を聞いて、なんか自分だけ置いてけぼりが悔しくなって、Amazonポチッとしたのが全ての始まり

あと、あの頃はライン作業の工員だったから、脳が疲れてなかったし。

そんなわけで、自分の軌跡を晒してみる。

みんな数学とかプログラミング、とくにPython無料講座は無言ブックマークしてるから興味あるっぽいので、参考になれば。

アドバイスとかくれると嬉しい。

きっかけは大村

実験計画分散分析のはなし」 大村

https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9F%E9%A8%93%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%A8%E5%88%86%E6%95%A3%E5%88%86%E6%9E%90%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97%E2%80%95%E5%8A%B9%E7%8E%87%E3%82%88%E3%81%84%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%A8%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E8%A7%A3%E6%9E%90%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%84-%E5%A4%A7%E6%9D%91-%E5%B9%B3/dp/481719457X/ref=asc_df_481719457X/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=295668542764&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=17668988115346233997&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=9053313&hvtargid=pla-525207011759&psc=1&th=1&psc=1

いきなり当たりを引いた。

軽妙な語り口で、懇切丁寧。受験参考書の実況中継シリーズをわかりやすくした感じ。

数学がこんなに面白いと思ったことはない。

何者だと思ったら元航空幕僚長

手を動かさずとも数式を追えるくらいの丁寧な式変形。かゆいところへのフォロー

そこから大村平さんの本を読み漁る日々。

前述の「実験計画分散分析のはなし」よりも易しめの「統計のはなし」「統計解析のはなし」からまり、「QC数学のはなし」「信頼性工学のはなし」「ORのはなし」「予測のはなし」「論理と集合のはなし」までぶっ通し。

内容的にかぶるところはあるものの、しかしそれがよかった。

しかし、やっぱり「実験計画分散分析のはなし」が一番印象に残ってるのは、その後の勉強に役立っていったからだと思う。

余談だけど、最近亡くなったそうだ。ご冥福をお祈り申し上げます

それと、

マンガでわかる統計学 因子分析編」

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%AD%A6-%E5%9B%A0%E5%AD%90%E5%88%86%E6%9E%90%E7%B7%A8-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E4%BF%A1/dp/4274066622/ref=pd_lpo_2?pd_rd_i=4274066622&psc=1

本当は、回帰分析編を買うつもりだったんだけど、マーケットプレイスから間違えてこっちが届いた。

これがのちに役立つことになるとはこの時点では想像もつかず。

Webで学ぶ

大村さんの本はぶっちぎりでわかりやすいんだけど、あと一歩踏み込みたい。

分散分析平行線検定法、プロビット法、自分の住む業界で聞いたことがある単語大村さんの本にはのってない。

そんなわけで頼ったのがこのページ。

統計学入門

http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat.html

覚えたものの、実際に計算となるとかなりややこしい。

t検定くらいならExcelでも一発でp値を出してくれる関数があるけれど、そこから一歩二歩踏み込んでいくと、自分で「あれの平方和を計算して」、「あっちの平方和を計算して」、「サンプルサイズが不揃いだから平均値代用して自由度補正して」、ということをExcel上でやらにゃならなかった。

1行に1レコード形式じゃないとやり難いなぁ。そうじゃないとサンプルサイズが変わるごとに計算列が変わって困る。

と、おぼろげながらtidyデータ概念に気づく手前に来てた。

タグメソッドとの出会い

勉強ブームは2013から2014年くらいまで。そこからしばらくはなんもやってない。

転職して事務仕事が増えたりしたせいもあったり。

そんななか、2018年ごろ、タグメソッド入門書出会う。

Excelでできるタグメソッド解析法入門」広瀬 健一 , 上田 太一郎

https://www.amazon.co.jp/Excel%E3%81%A7%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%81%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89%E8%A7%A3%E6%9E%90%E6%B3%95%E5%85%A5%E9%96%80-%E5%BA%83%E7%80%AC-%E5%81%A5%E4%B8%80/dp/4496034883/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%81%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89&qid=1637426448&s=books&sr=1-4

これがまた面白い

元工員だからかかもだけど、やっぱモノづくりはいいね

なるほど、実験計画法をこう使うのか!

有意差があるかどうかじゃなくて、それを使ってどう改良するかか!

ついでに、その中で使ってる手法からコンジョイント分析にも興味が出る。

ははーん、人文科学世界でも使えるんだね、分散分析実験計画。と。

分散分析をコンジョイント分析と呼ぶと怒られるけど、許して)

「入門パラメータ設計

https://www.amazon.co.jp/%E5%85%A5%E9%96%80%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%BF%E8%A8%AD%E8%A8%88%E2%80%95Excel%E6%BC%94%E7%BF%92%E3%81%A7%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%81%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89%E3%81%AE%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%81%A8%E6%89%8B%E9%A0%86%E3%82%92%E4%BD%93%E5%BE%97%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B-%E4%BA%95%E4%B8%8A-%E6%B8%85%E5%92%8C/dp/4817192542

上級タグメソッド

https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%81%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89%E2%80%95%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%81%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89%E3%81%AE%E7%9C%9F%E9%AB%84%E3%82%923%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%8B%E3%82%89%E9%87%8D%E7%82%B9%E7%9A%84%E3%81%AB%E6%98%8E%E5%BF%AB%E3%81%AB%E8%A7%A3%E8%AA%AC-%E4%B8%AD%E9%87%8E-%E6%83%A0%E5%8F%B8/dp/4817193379/ref=pd_lpo_1?pd_rd_i=4817193379&psc=1

品質を獲得する技術

https://www.amazon.co.jp/%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%82%92%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93%E2%80%95%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%83%81%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE-%E5%AE%AE%E5%B7%9D-%E9%9B%85%E5%B7%B3/dp/4817103396/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%82%92%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93&qid=1637482074&s=books&sr=1-1

と読み進む。

この辺までは全てExcel学習

この辺から行列計算が出てきてExcelでは限界を感じるようになる。

後編に続く

2021-10-04

anond:20211004005553

人文科学ビジネス書まぜこぜに話してたらそりゃ見下されるわな

2021-09-08

文系脳とか理系脳というのが良くわからない

対象自然科学なのが理系人文科学なのが文系だと思ってて、対象が違うだけで学びのアプローチはどっちも変わらないと思うんだけど…

2021-08-14

daigoって理系なんだな

色々論文とか読んで勉強してるみたいけど、結局根本的な価値観子供のころから変わらず素朴なままだからあん馬鹿な事やらかしたんだろうな

思想高卒並みにペラペラ

社会科学人文科学論文も読めるよう勉強しないと教養不足で今後商売できなくなるだろな

2021-08-04

anond:20210804005755

私のいっている科学自然科学だと考えてください。

人文科学実在論はどうぞそちらでご自由に。

2021-07-02

anond:20210702214220

わかんないけど、多分関係ないよね

人文科学」という言葉遊びしたアプローチはすまんかったな、これでいいか

anond:20210702180819

マジでバカやんけ。

人文科学そもそもhuman scienceじゃなくてhumanitiesなんですが。大卒じゃなかったらすいません。

anond:20210702175556

人文科学トピックなんかに対してこれ言うやつ居るけどバカが多かった。

2021-06-09

anond:20210609110517

学派の殴り合いから遠く離れて絶対に覆らない原理原則はなんぼ経済学でもたくさんあるよ。

人文科学とはさすがに違う。

2021-04-16

早稲田大学履修登録についての覚書

https://togetter.com/li/1698356

前提

自分が在学していたのは10年くらい前

件の学生国際教養学部で、自分政治経済学部

キャンパスは同じでカリキュラムも概ね社会科学人文科学系なので多少は共通項もあるはず

国際教養は1学年600人くらいで、政治経済は1学年800人くらい

https://waseda.app.box.com/s/mm9excnx8y4qfd92ls95bqzbtx5lpm51

https://waseda.app.box.com/s/6jfnkx02vtydrgbxm8xrzb7mdshufppc

あと「留年」という言葉で誤解されがちだが、早稲田学部基本的に年度取得0単位でも進級はする。その代わり、5年生以上を「延長生」と呼称する。俺は詳しいんだ。

所感

・取りたい講義を取れないのは大学としてどうなのか

→定員分を吸収できるだけの講義数があっても、多くの人が取りたがる特定の人気講義に人が集中したら抽選にせざるを得ない。それは早稲田に限った話ではない。

オンラインからもっと柔軟にしろ

→選外となった希望者にオンライン聴講権限付与するような制度はあっていいと思うが(あるかどうかは知らん)、

いくらオンライン講義とはいえ質問への対応課題の採点、単位認定等は担当教員が行うわけで、限度がある。

その辺は大学教員多忙さに理解のあるはてなブックマークユーザーの皆さんならご理解いただけるかと思いますが…

・定員が多すぎるのではないか

→定員が多すぎるから抽選になるのではなく、募集数を超えて人が集中している講義のみが抽選になる。

・必修が抽選なんてひどい

→例の学生は必修の抽選に落ちたなんて書いてないように見えるんだけど、どこかにそう書いてあった?

必修が自動登録されて、空いたところに教養科目とかを入れるのがよくあるパターンだと思う。

同じ必修でも担当教員を選べるタイプの科目であれば、当然教員や内容によって人気の差は出るので抽選は発生し得る。だとしても全員を受け入れきれない必修科目なんてまずないと思うけどなあ。

抽選留年する可能性があるってこと?

申請した科目が抽選ばかりで、それに落ちまくったらそうなる可能性はある。

ただ科目数自体は確保されているはずなので、本来は2次や3次登録でそういう学生を吸収しきるという仕組みになっている。

件の学生場合、1次で半分以上落ちたとはいえ2次で十分挽回できる範囲のはずなので、なぜベストを尽くさなかったのかという気持ちもある。

件の学生対象履修登録案内

https://www.waseda.jp/fire/sils/assets/uploads/2021/03/Schedule_Spring_CurrentStudents_J.pdf

n次登録が終わった時点でまだ空きのある講義情報現在の履修者数/定員)が掲示板ポータルサイト(全学共通)で提示され、学生はそれを見て次の登録申請を行うのが基本的な流れ。

全てが抽選というわけでもなく、担当教員選考を行うこともあるが、そこは人による。

自分のいた頃は3次登録が終わってもあぶれてる人はかなりレアケースだった記憶があるし、全登録期間が終了して全講義の定員が埋まってるなんてことはあり得ない(必修科目なら尚更)のでどこかしら滑り込めた。

そもそも人気講義は選外になることを織り込んで「取りたい講義」「取れそうな講義」を組み合わせて申請するものなので、件の学生は不運とはいえその辺もちょっと不器用だったのかなという印象。

自分他人のことを言えないタイプ学生だったが)

ただ…推奨17単位で、3次登録申請が全て通っていたとしても合計18単位というのはちょっと履修計画に余裕がなさすぎると感じた。

ってか2次登録は?

窮状を訴えるのに2次登録の結果だけ触れてないのが引っかかるんだけど…申請忘れてたりしないよね…?(他人ことなのに止まらない冷や汗)

先行:0(1科目限定

1次:9/19

2次+3次:5/9+?

大体の人は1次で落とされまくっても2次で半期20単位分くらいの履修を確定させる。(年間取得上限は必修込みで40)

1次よりも2次や3次の方が通る可能性は高いだろうに「1次の登録数>2次+3次の登録数」になっているのはさすがに2次+3次の申請自体が少なすぎるような気がする。

これだけ見ると典型的な「人気講義ばかり申請して抽選で爆死する人」のようにも見えるが、今年の講義実施状況が分からないのでそこは何とも。

とはいえこういう人は少数ながら毎学期必ずいる。自分がいた頃も、履修登録を忘れていて自動登録の必修以外ゼロ単位になった奴がいるなんて話も聞いたことがある。(真偽不明

件の学生は期間内登録自体はしてるようなので憤懣遣る方ないというのは分かる。なので問題抽選云々というより救済措置の方にある。

定員が多すぎるというブコメが多いが、普通に定員を吸収しきるだけの講義数はあるよ。履修登録の度に全講義が定員いっぱいになる学部が回るわけないじゃん。

から登録期間終了後にあぶれた学生を定員に余裕のある講義に受け入れるくらいの融通はきかせてあげてほしい。

個人的に優先してほしいのは

救済措置の設置>抽選システム改善>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>定員削減

って感じ

なんでこうなっちゃったんだろうね

学生へのバックアップ体制不備

自分がいた頃は学部事務所に行けば誰かしら履修相談に乗ってくれたが、今のご時世でそこのバックアップがうまくいってない、行き届いてない、周知されてない可能性は大いにある。

特に抽選で選外になる可能性を織り込んで履修計画を立てる」のは基本のキみたいなものなので、各学部はそこをもっとフォローするべきだと思う。

(選外になる可能性を考慮しろという注意書きはシラバスに明記されていたし、今もされているとは思う)

国際教養の細かい事情は分からないが、一般的に1年生は必修が多いのであぶれることはさほど多くない。

(必修科目が定員超過することはまずないし、そもそも自動登録されることが多い)

件の学生は新2年生とのことなので、去年と同じ感覚で取りたい科目を申請していった結果、抽選で爆死したのではないかな~と思った。

国際教養学部特殊性

従来は2年次に1年間留学する学部だと思うけど、コロナ留学できてない分国教履修登録する学生が例年より増加している可能性もあるのでは。学部内履修学生数の増加に対して開講科目は増えているのだろうか。

↑元記事でも触れているブコメがあったが、

国際教養学部というのは早稲田でも少し特殊学部で、学部生は原則として2年次に海外留学する必要がある。

ところがこのご時世で留学生の行き来が殆どなくなってしまっている。

これは推測だが、

本来であれば留学国外にいるはずの日本人学生が、学部内の講義に集中して抽選が多く発生してしまった

コロナ禍において、急に学部内の講義を増やすことができなかった/オンライン対応で定員を増やすことができなかった

この辺りは要因としてあり得るのかなと思う。

Add-Onlyというのはおそらく国際教養学部独自制度だと思うが、これがコロナの影響でなくなったというのはよく分からない。

↓こういう事情のようだが、それでもよく分からない。

https://twitter.com/naataso_wsd/status/1382293955446902792

ただまあ、政経には元々そんな制度なかったので、救済措置として登録期間終わった後も空きの残っている講義にぶち込める制度作れや!というのは賛成。

確認している情報自分が言えること

コロナ禍で情報が集めにくいという事情もあったとは思うしその点は同情するが、そもそもの履修申請が少なすぎるように見える

1次でどれが抽選になるか分からなくて選外いっぱい出るのは仕方ないし、自分経験がある。ただ2次以降は充足状況が公開されるので、それを加味して計画を立てるんやで。

・1次で半分以上選外になっている時点でシラバス持って学部事務所相談しに行くべきだった

何だったら登録の度に相談しに行ってもいいくら

・2次は…?

2次は…?

・それはそれとして、空きのある講義は何かしらあるはずなので学部側は推奨単位数程度は満たせるように融通しろ

人気講義が既に埋まっている段階ではもはや公平もクソもないので

学部側はモグリもっと寛容になれ

選外になった講義資料を融通してもらうくらいええやろがい。皆大体同じ額払ってんだろ

・履修に限らず学生生活で困ったら早めに学部事務所相談しよう!
なんだかんだでこれが一番大事だし一番言いたいことなのでよく聞いてください
大金払ってんだからどんどん職員迷惑をかけていけ!!!!!
高齢化著しいはてなを現役大学生が見ているわずかな可能性に懸けて何度でも言うぞ!!!
人に!!!頼れ!!!!!頼るのは!!!早ければ早いほど!!!良い!!!

(このご時世でアレだがメールだけでなく直談判も意外と通ったりする)

(この時期は履修専門のアドバイザーがいた気がするけど今もあるんだろうか…?)

一部気になったブコメ

戦略が悪い」という話にしてしまうと「人気のない講義に余裕を持って申し込んだけれど、本当に運が悪く低確率で全部落ちてしまった」人も自己責任になる。あなたは運悪い0.01%から留年ね!で納得できるか…

そもそも人気のない講義抽選になりません!!!!!!!!!!!!ストレートインです!!!!!!!!!!!!!!

人気がなさすぎてマンツーマンみたいになることもあります。(胃痛

からこそ「取りたい科目」を軸に「人気や日程を鑑みて取れそうな科目」を組み合わせて申請すればほぼ問題なく単位数確保できます!!!

オンラインの授業なら物理的に講義室が足りないってこともないはず。何故対応できないのか/調べたら毎年600人以上入学してるのね。それは確かにオンラインでもパンクするわ。でもだから対応できないはおかしいよね。

かにオンラインでもパンクするわ→だからといって対応できないはおかし

パンクするから対応できない」は成り立つだろ???何が言いたいんだ???

上でも書いたけど、聴講生としての視聴権限を与えるのは良いと思うしやるべきだと思うよ。

受講生として受け入れるのであればまた別の話だけど

獲得した科目数の少ない生徒を優先的に当選させればこういう事は無くなりそうだが何故そうしないのか?

履修科目数までは考慮してないと思うが、年次が高い方が優先になるというのはあったと思う(うろおぼえ)。4→3→2→1か4→1→2→3

より良い、より偏りの少ない抽選システムがあり得るのではないか?というのは同意するし、件の学生もそういう主旨の発信だと思う。

授業料ほしさに、教えられる分以上に定員増やしすぎたのかな。

定員100名の人気講義希望者全員が受講できるように学部定員を100名にしました!

かくして不人気講義廃止され、それに伴って学部研究領域も縮小し、研究能力も低下しましたとさ。めでたしめでたし。(これは皮肉です)

総合大学を選ぶメリットカリキュラム選択肢の多さで、カリキュラム選択肢は多ければ多いほど履修希望者の偏りが「人気」という形で生じるわけ。

から登録期間終了後の救済措置や聴講制度の導入には賛成だけど、抽選が発生すること自体はある程度避けられないんですよ。

人気講義なら増やせばいい!って言う人もいるけど、ぶっちゃけ講義の人気なんて楽単か教員個人の人気に拠るところが大きいので、例えば同じ「政治学」をA先生とB先生がそれぞれ受け持ったところで、結局教え方の上手いA先生講義に人が集中するだけなんだよね。

沢山の授業を開講し、管理する立場からすると、「人気科目だけでカリキュラムは作れない」「カリキュラム学問の体系の表現であるから、全体として万遍なく履修登録されて学問を身に着けて欲しいとは思う。

そう思います。人気科目だけでは学部、ひいては学問も成り立たない。

救済措置云々とは別の話としてね。

マイルストーンなんか見て、楽単、人気講義だけ取っていったら、抽選外れまくった時はこうなるよね。過度の集中を促すマイルストーン誌が元凶ひとつ

学生の有志団体アンケート等を基に集計・出版している「マイルストーン」という情報誌があって(毎学期周辺の書店大学生協に平積みされている)、

シラバスと見比べながら大体どういう講義があって、どれが人気で、どれが楽単で、どういう試験方式で…といった口コミ情報を新入生でも入手できる。同学科の友人が少なかったので大変お世話になりました。

ただその一方で、楽単や人気講義への過集中を促した面も否めないとは思う。

今はそれに加えてSNSの発達が一部講義の人気先行に拍車をかけている面もある…かもしれない。

自分時代も人気科目とそうでないのがあって、落ちた科目は他で我慢して、最低限の科目数は確保できたのに、今は違うのか?/ドラフトではないが、ある程度抽選で落ちたら、他を優先的に選択できるようすべき。

そうなってるはずなんだけど、たぶん件の学生はそこで妥協できなかった(orしなかった)んだと思う。

オンライン聴講のようなことができれば他の科目を登録して取りたかった講義に潜る、とかできたんだろうけどね

2021-04-03

Webデベロッパーが苦手

Railsなんかをいじることを覚えて、大学に入ってから数年間インターンWebデベロッパーをしている。

エンジニアというとはてなでは怒られがちだし実際、不正確な用語だと思うので自分職種のことをWebデベロッパーと呼んでいる。)

自社開発のスタートアップとかは特に労働者としては緩いところも多くて楽そうに見えるので、将来は可能ならそういう方向に就職しようと思っていた。

でも何社かで働いてだんだん気づいてきたのだけど、同じ職種にどうにもあまり仲良くなれそうにない人が多い。

うまく言えないんだけど、賢めの男子校っぽいノリを結構頻繁に感じる。ホモソーシャルというのか。

特有選民思想みたいなものを感じる。合理的で賢い俺ら、みたいな。これは同じ学生インターンに限らず、社員に対しても。

そのわりに、口頭で話すとあまり面白くもないし、俺は文系学生なんだけど、人文科学社会科学知識がどうも薄いんじゃないかと思わされることもある。

(これはでも俺も自然科学工学知識が薄いと相手は思っているだろうからあいこかもしれない。)

もちろん、そうじゃない人もたくさんいるというのはわかっているんだけど、技術的には到底かなわないような、確かに頭の切れる人でもそういう性質を孕んでいることは多くて、結構失望させられる。

Twitterなんかでも性格が悪いとしか言いようのないツイートや、明らかに距離感おかしリプライをしていたりする。

Webデベロッパーしか知らないのでこう書いているが、機械学習組み込み系なんかのエンジニアもあまり変わらないかもしれない。

そういうコミュニティに既に多少属してしまっているので、どこにもこんなことを言えないので増田に書かせてもらった。

言葉足らずな感じですまない。俺もまだうまく整理できてない。

2021-03-22

anond:20210322165042

社会学法律学経済学と同じ、「社会科学」のグループだよ。

英文学歴史学などの「人文科学」のグループではない。

社会科学も含めて、文系同調圧力が強いと言ったほうが正確だ。

2021-03-16

anond:20210316011923

金にならない人文科学系なら在野の副業研究者の方が経済状況いいから優勢っていうのも多いんだけどね

みんなが想像する理系分野の研究者大学企業所属してないと一般人では手が届かない設備や機材が研究必要になってくるからポスドクワープアって問題が生まれてくるのよ

anond:20210315160051

長くなったのでトラバ来た。

この増田は「皆がワクチンを打たず社会が壊滅する」という見えてるヤバいリスクを忘れているか無視している。

経済的被害でも人は死ぬから健康被害と比べて軽視していいわけがないのは明らかだが、

それ以上に大小問わず影響人数が感染者より多いのでリスクの規模が大きくなる。

科学的、論理的というなら、これも人文科学範疇だろう。

それも加味してはじめの等式を見直し場合に、明らかにワクチンを皆が打った方が社会的に利益になるよね。という話は科学的に出来るだろう。

増田は暗に「個人利益」というところに話を限定している。論理的に正しいかどうかは前提条件を変えればいくらでも変わるので、増田の論が論理的に正しくみえるのは、その前提条件、「個人利益に話を限定しているから」の影響にすぎない。

一方で個人利益に話を限定したとしても「みんながワクチンを打たないリスク」は個人リスクとしても計算にいれるべきで、

これを無視できるのは「他の人がリスクをとってワクチンを打つだろう」という暗黙の前提がある。

増田は「論理的科学的に」と言っていたけど、他人リスクとってくれるだろうからそのリスク無視するというならこれは"倫理的"にまちがっている。

増田は「ワクチンを打つか打たないか個人価値観問題だ」と相対化を試みているが、価値観倫理的にまちがっているという批判普通に成り立つ。

あとは愚行権をどれだけ認めるかという話になるかと思う。

2021-02-16

男性孤独

孤独共感欠乏症だ

共感能力の低い男性は、現代では孤独に陥りやすいらしい

それは男達は村を出て狩に、女達は村で手仕事をしていたことに由来すると心理学者は言う

から女は目的もなくお喋りを楽しめる才能があるが、男性にはこれはないらしい

もちろんこれは実証不可能人文科学お得意の妄想だが、彼らの御伽噺を信じるのなら

男は男たちだけで狩りに出ることで孤独を埋められるかもしれない

狩猟免許持ちの独身男性コミュニティは、よく聞く

山賊ダイアリー漫画家もたしか独身だった

案外男は友達BBQでもしてろと言うのは間違っていなかったのかもしれない

ただ手仕事をしながらの交友よりは、何か一つの目的を共有した活動の方がいいかもしれない

2021-02-01

anond:20210201000048

これ見て思ったけど、社会科が「科学主義」/「人文的」のどちらかであるべくきか、という対立があって

「人文的」の側がお気持ちだ云々判定を受けて批判されているのだというのならば、「人文科学」はどういう扱いになるんだろうか。

やはり「理系」の人たちからしたら、学問ではない、って話になるってことなのだろうか。

anond:20210201000048

そういう考えに基づくと、社会学って「人文科学」なのか「社会科学」なのかどっちなんだろ

文学部(=人文学をやる学部)にあったり社会科学部にあったり、

工学系の人が近い研究してたりで正直全部を1つのカテゴリにして良いものなのか怪しいって印象。

2021-01-31

anond:20210131234556

まあ、だからかしらんけど、人文科学人文学ということもあるんだよな。

追記🐈追記😸社会学へのバッシングが凄まじい

https://togetter.com/li/1660066#comment

コメント欄があまりにもひどい。「社会学学問ではない」「イデオロギーだ」という主張を非科学的な手法で、感情論に任せて行う。まさに社会学叩きこそがイデオロギーと化している。自己矛盾しか言いようもない。

社会学学問としての是非はともかく、叩き方があまりに雑すぎるのではないか

心理学系の論文再現性検証した論文が何年か前に話題になっていたが、学問科学手法をとった批判とはあのようにあるべきだろう。

研究者人格が気に食わない

研究者思想が気に食わない

研究者Twitter上の発言が酷い

としても、そうした属人的事情学問まり研究結果や論文とは分けて考えるべきだ。仮に社会学者に人格破綻者が多かったとしても、学問自体問題ではない(雇用である大学側としては問題かもしれないが)。

社会学査読システムが酷い

これは社会学批判としては真っ当だ(実際にどうなってるかは知らない)。

が、『「査読システムが酷い」から社会学系の査読論文全てに価値がない(ひいては社会学者の主張は全てクソ)』とするのは間違っている。そもそも査読システムがひどい」自体エビデンスがなく定性的主観的意見であるからだ。この方向性批判するのならば、社会学査読システムに関してきちんと研究し、研究内容を論文にまとめて査読に出すべきだろう。そうして初めて主張に価値が出るのが科学の筈だ。

『個々の論文に関しての評価には、査読必要』という前提条件から査読システムがひどい社会学」をバッシングしているのにもかかわらず、「社会学査読システムが酷くてクソだから社会学系の論文は全て価値がない」とするのは論理破綻している。

社会学には自浄作用がない

自浄作用というのが、いったい何かわからないので何もいえない。ある社会学者の主張を批判するような内容の論文が出せないということだろうか?それならば確かに問題だ。が、「こいつを批判しないならあいつも敵」という風潮を取り入れろという話ならば、そちらの方が問題があると思われる。なんにせよ自浄作用という言葉抽象的すぎる。

ネット上の社会学批判はあまりにも雑だ。エビデンスに基づいていない、社会学個人発言問題社会学全体に拡大して批判する、批判する人々のうち誰一人論文を読んでいない……このようなバッシングで、社会学という学問自体が潰れるのはイデオロギーに対する科学の敗北だ。

もし社会学非科学であったとしても、社会学構造上の問題点は科学的に検証されてから潰されるべきである。(個人的には、社会研究することは絶対必要だと思うので問題点があるのなら解消して欲しいと思う。)

追記

書き捨てのつもりで投稿したのだが、ひとつ

n4b 社会学一部の人って自らの研究対象に対するイデオロギーが非常に強いと思うんだけど、それって研究者スタンスとしてどうかな、とは思う。本来はフェアな立場批判的にデータと向き合うんだけど

これはもうご個人的な意見に過ぎないけど、研究者研究対象に対するイデオロギーの強さはどの分野においても仕方ないものだと思うよ。

研究者人間だしね。北極グマが大好きだから北極グマを守るために科学者になるし、地球温暖化環境問題に関する研究をするようになる。気候変動による生態系崩壊を目の当たりにすれば、当然それを防がなくてはならないと政治的意見を持つようになる。

社会学者も(会ったことないから知らんが)社会問題意識を持ったからこそ社会学を専攻したんだろうし、そこでイデオロギー動機になるのも、結果的特定イデオロギーを持つようになるのも当たり前と言えば当たり前じゃないかな。社会という研究対象特性上、他の学問よりもそうなりやすいだろうし。

それに、研究者自身思想はなくとも研究者研究資金必要とする以上、どこかからバックアップを受けなきゃならない。企業研究者企業営利のための研究をしなきゃならないし、国の研究機関だって国益のために金を出している。研究者が完全にフェアな立場に立つのは無理だ。

タバコ会社タバコを無害を示す研究資金援助したり、石油会社気候変動とCO2排出量の関係否定する論文資金援助したりだとかは、今更無くそうと思ってなくせるものだとは思えないしこれからも増えて行くだろう。

でも、タバコの無害を示す研究も、気候変動はウソだとする研究もあっていい筈だ。むしろ無くちゃ困るものだ。問題利益のために研究を歪めていないかであって、イデオロギーに基づくかではない※1。

フェアな立場批判的にデータと向き合う

研究者として本当に重要なことであるし、特定イデオロギーに肩入れし、恣意的データを示す研究者研究者と言えないと思う。が、やはりそれは研究手法統計解析方法などから批判されるべきであって、「研究者立場がフェアでないからこの論文は信用に値しない」とすることは非科学だろう。

研究者イデオロギーフリーであることもフェアな立場であることも難しいが、データ批判的に向き合うことは出来る。論文の著者は批判的にデータに向き合い、思想によって歪められていない研究結果を示すべきだし、読み手(査読者も含む)もまた思想に囚われずに研究結果に向き合うべきだと思う。

自分も(知ってる範囲の)社会学者のスタンスが好きか嫌いかというと、嫌い※2。だが、著者のスタンスではなく論文を読んで批判するのが、批判者としてのあるべきスタンスだと思う※3。科学科学たらしめるのは論文ではくて、論文評価する人間存在だろう。

※1「利益のために研究を歪めていないか」なんかをチェックするために医学系の論文なんかだと、〇〇製薬に援助を受けました、と書いて利益相反をはっきりさせているが、社会学にそれが必要だとは思わない。

※2 一応論文を書いてる社会学者よりも、雑な理由社会学全体をバッシングする奴のほうが嫌いである。単なる好き嫌いだがメディア露出の多い研究者基本的に嫌いだ。社会学含め人文科学には興味がない。

※3 興味がないので論文を読みたくないし研究もしたくないか社会学という学問の在り方について批判肯定もしたくない。

追記

伝わらない文章申し訳ない。

babelap 追記イデオロギーについて「ほかでもやってるし」で免責すんなや。学問についての取り組みがイデオロギーで歪められてたら批判されるのはどの分野でも当たり前だ。社会学が影響されやすいならなおさら言われるわ

どの分野においてもイデオロギー科学は切り離しようがない。社会学のような実社会対象にした分野(※)では殊更イデオロギーフリーになることは難しいだろう。だからイデオロギーフリーかどうかを研究結果の価値判断基準にするのは無理がある。「この学者は〇〇思想から、この論文ゴミ」というスタンスを取るのはそれこそ、イデオロギーであり非科学だ。

研究結果、研究で得たデータイデオロギーによって歪められ、異なる結論が出されるのは無論問題だ。それはどの分野でも問題になることであるが、「データが歪められていないか」というのは利益相反の有無からではなく研究手法検証再現実験などによって判断されるべきだろう。それが科学だ。


自分の専攻が不幸にも政治的意味を持ってしまうことはままある。環境系などは特に顕著だが、最近では感染症系がいい例だろう。「コロナ危険性」だとか「〇〇な活動コロナ感染拡大に及ぼす影響」だとかを研究し始めると、右のだ左だのがそれを政治的意見エビデンスとして使用し始める。専門家としての見解を少し喋れば、それが政治的な表明として受け取られる。メディアでの身の振り方に不慣れな自然科学者がうっかりテレビに出て無知大衆バッシングされるのは見ていて痛ましかった。左/右にとって都合がいい意見から、こいつが言ってることだから判断せず、疑念を抱いたのならクリティカルソースとなる論文から検証すべきだろう。新型コロナ新参が多くて論文が読みやすいそうだから、これを機に物おじせずにGoogle翻訳機片手に読むといいんじゃなかろうか。論文を読む側も検証者として、科学構成員である。(そういう意味で、「私は感染症素人ですが、皆さんと一緒にコロナについて勉強したいと思います」とサイトを開設した山中教授の行動は素晴らしかったと思う。)

日本社会学クローズドだというが、我々一般市民も、(金のために書かれた)出版社の本を盲信するのではなく、思想に基づいて雑に叩くのではなく、社会学を学び論文を読むことで、学問裾野を広げ、日本社会学をこじ開けていけるといいかもしれない。

(また余談が長くなったので終わる)

2020-12-29

anond:20201229080151

その囚人はなぜ死刑を言い渡されるほどの重罪を犯すような人間になってしまったのだと思う?

人間環境によって作られる。

監督責任は突き詰めれば親にとどまらず、ムラ、そして国家に行き着く。最終的に国民のための環境を整備する能力と責務のある者、それが国家だ。

自分の行動の責任自分が負う能力があるはず、というのはあくま人間が法や秩序を成り立たせるために決め打ちした虚構ルールフィクション概念にすぎない。人文科学的なマネジメントと言える。大雑把にはそれは有効効率的に回る。

だが自然科学的に考えれば、そもそも人間はそんな責任能力を持てるような生物ではない。狼に育てられれば狼の倫理観内面化するし、スラム街に生まれれば盗まずに生きてはいけない。脳は環境適応してパターン認識を重ねていくだけの肉塊だ。

であるから、どこかで人による裁きが虚構であるという歪みを認めて、個人責任能力根拠に裁きを下す刑罰執行システム妥協するポイントを作らねばならない。

そのポイントこそが、国家による殺人行為刑罰となっている死刑、ということになるだろう。

国家くん「ウチの国が至らんばかりにとんでもない悪人を輩出してしまったわ、申し訳ないな、ワイの責任や、もう野には放てんが死ぬまで塀の中で面倒みたるわ」というのが穏当な極刑の形である

死刑というのは国家による逆ギレ責任放棄に等しい。

国家くん「ワイは悪くないわ、こいつの面倒みる義理ないやろ、こんなウジ虫が湧いてくるの防ぎようがないやろ?十分国民ケアしとるわ!」と言ってはばからず、社会に異物が湧いてくる度に消し潰していく考えだ。

この発想をとる国では、懐は傷まないが、その分「なぜ我が国にこんな人間形成されてしまったのか」に向き合うことはなくなる。

こうして国家が不出来な子殺しを続けていくことは、残酷なことに他ならない。

国家がすべきことは、例えるなら、違法ダウンロードを行う割れ厨を目ざとく発見して片っ端から吊し上げ首チョンパして「これが製作者の怒りや、こうなるんやで」と脅しを効かせて回ることではなく

割れ欲求を持つ人間がなるべく最小化されるように低廉で優れたサブスク方式ストリーミング配信サイトを構築できるよう促すことなである

2020-12-03

[]2020年11月はてブあとで読むトップ30リスト

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121あとで/1046users インドネシア人日本語で洋楽カバーしたら人生変わった YouTuberレイニッチ空前絶後の大反響に「見つかっちゃった」 (1/2) - ねとらぼ

増田からは低温調理に関するエントリーが2本ランクイン。

先月に引き続きZennに書かれたエントリーが人気を博す。

漫画が1本ランクイン。ジャンプ系の漫画ブクマを集めているのをしばしば目にするが、数多くあとで読むを集めた今回のこれは講談社アフタヌーン

2020-11-07

anond:20201107183142

古代以来の学問人文学人文科学ではない)が基本で自然科学ルネサンス期以降の新参者だよね。

社会科学は「科学」を僭称することによって社会革命イデオロギー正当性を与えようとする試みで人文学とは異なるイデオロギーと呼ぶべきもの

マルクス主義科学社会主義とか社会ダーウィニズムとか言ってたよね。)

活動家思想が全部が全部だめとは思わないけど、政権を全とっかえすれば理屈抜きに全てよくなるとか唱える輩を信じないようにはなった。(年取ったってことだな)

2020-11-01

文系学問すげぇみたいな話を聞きたい

よくtwitterとかで回ってくる話題が大体、このギミックとか構造考えたやつすげぇな!とか技術進歩ヤベーとか

どっちかていうと工学自然科学系の方面話題なんだよなー。

もっと人文科学系の話でそれ考えたやつの頭どうなってんだよってなる話が聞きたい。

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