「21世紀」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 21世紀とは

2023-12-10

anond:20231209134639

そして年取ってからどんどん後悔するんだよ

なんで人間家族大事にして結婚出産をしてきたのかその背景も考えない

最後迷惑だけ掛けて死んでいって後世の人間の「21世紀人間社会は失敗だった」と評価される

anond:20231209134639

そして年取ってからどんどん後悔するんだよ

なんで人間家族大事にして結婚出産をしてきたのかその背景も考えない

最後迷惑だけ掛けて死んでいって後世の人間の「21世紀人間社会は失敗だった」と評価される

anond:20231209134639

そして年取ってからどんどん後悔するんだよ

なんで人間家族大事にして結婚出産をしてきたのかその背景も考えない

最後迷惑だけ掛けて死んでいって後世の人間の「21世紀人間社会は失敗だった」と評価される

Windows12はサブスクにしようかなーw」

わし「・・・な、ならMacLinuxに行ったるわ!

Windows「おやおやw」

MacApple理想のためなら、他社ハードウェアも他社ソフトウェア簡単に切り捨てるぞ。すべてはApple理想のため」

Linux技術的に面白そうな機能は取り込むが、商業的な〝金臭い機能を取り込むとは限らん。やりたい事があるなら自分で頑張れば?

  あ、技術オープンにしない奴は fsck you と叫んだるから金持ちハードウェア屋でも容赦しないんでヨロシク」

わし「・・・

WindowsMS社内でもMacLinuxで頑張ってる人は多いですよw遠慮せずどうぞw」

わし「あああああ!!!ブリブリブリブリブリ

どうしてこんな21世紀になったんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

IT世界は全てクソすぎる、俺がウンコ漏らしたってバレへんやろ。

2023-12-09

anond:20231208015615

出生率が下がった一番でかい要因は「豊かになって女性子供の人権尊重されるようになった」なんだよね。

それは夫婦子供二人の核家族が主流となっていた20世紀後半の話な

産みたいなら産む、産みたくないなら産まないが実現出来ていた時代

21世紀に入ってから結婚したくても出来ない女性が大幅に増えているのでもはやそういう段階ではない

食べ物強制的に食べさせられて太らされるのも、全く食べられなくて飢えるのも不幸だろ?

なんで出産の話になると少なければ少ない程良いって思考になるんだ?

2023-12-05

歴史教科書ドコモauソフトバンクを載せるべきか

何れは21世紀最初20年くらいの流れについても歴史教科書に載せる日が来るんだろうけど

でもここ20年の中でスマホの普及については絶対に触れた方がいいのはわかる

じゃあドコモauソフトバンクキャリア争い等も書いた方がいいんだろうか

docomo.ne.jpは去年に日本で3番目に多く訪問されたウェブサイトらしいし(googleが1位でyahooが2位)

yahoo教科書に載せた方がいいならソフトバンクについても記述した方がいいかもしれないし

2023-12-03

anond:20231202093026

独身男性が一番寿命いからな

独身かつ男性というだけで寿命が2割減る(というか独身男性除いたら平均寿命自体もっと伸びるのでは?)

全く生きまくってないし、何なら寿命が同等になったら高齢化問題は実質20年早まっていたと言っても良いレベル

21世紀の諸問題は確実に乗り越えられなかったし、今こうして男女論でワイワイやるような余裕も風潮も確実になかったと断言できる(生きながらえた独身男性たちがクダを巻き続けるだろうことは目に見えているので)

彼らは死ぬ必要があって、死ぬべくして死んだ

死ぬべくして死ぬよう迫られているのが下の世代独身男性≒広義の弱者男性ということ

2023-11-30

人類は明らかに低能化している

21世紀にもなって世紀めくりの話題が忘れられてるのってやっぱ人類低能化って本当なんだな。

世紀めくりと性器関係性について論じた論文がどこかにあったが、俺自身低能化しているので見つからない。

性器をめくるというのはどういうことなのだろうか、この哲学的質問については、ウィトゲンシュタインの以下の名言が思い浮かぶ

語るのではなく示せ。-- ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン

性器をめくって示さない限り、性器めくりについて語るのは無意味ということか。

しかし、いくらウィトゲンシュタインと言えども、そのようなプラグマティズムに陶酔するとは、笑止千万である

男というものは、実際に示さなくとも、妄想の中で現実と同じリアリティを感じるものである

そのリアリティのことを、専門用語で、パミュフリーという。パミュがどこから来ているのか、フリーとは何がフリーなのかは定かではないが、とにかくそういうことだ。

俺が言いたいのは、ざっくりいうとそういうことだ。理解していただけたと思う。

anond:20231130081521

21世紀中には無理だと思うけど、完璧な人工血液安価必要量だけ生産されるようになったら、今度は天然・自然のヒト血液輸血が富裕層とかオーガニック(笑)好きの奴らの間で流行りそうな気がするよな。

2023-11-29

「LGBTQ報道ガイドライン」がやばいレベルトンデモな件

おいおい、これ頒布してる人ちゃんと読んでるんか?

立場云々以前のトンデモやんけ

https://lgbtetc.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/lgbtq-media-gudeline-2nd-edit-1.pdf

一番ヤバいのがトランス関連のここな

「体の性」は必ずしも正確ではなく、生まれとき医師助産師等が判断し、そして法的・社会的に「割り当てられる」

という捉え方がより適切です

医学性別医者恣意的に張るレッテルかなんかと思ってるんか?

医学的な性別身体的な性差というのは、単に外性器だけでなく、全身の細胞一つ一つの染色体遺伝子レベルの差であって、

内臓形成ホルモン分泌も違うし、体格、骨格、筋肉にも大きな差が生まれるってことなんやで

書いててバカバカしくなってくるが、こいつら21世紀文章とは思えない未開っぷりやん

ガイドラインと名乗ってるが、まともな引用文献ひとつない

こりゃやっぱトランスカルトといわれてもしょうがないわ…

anond:20231129204338

板状で固まってしまわないように1時間くらい経ったら軽く揉んで砕いて欲しい

あれ不便だよね

21世紀なんだしジップロックの袋のほうで自動的に動いて塊にならないようにしてくれないのだろうか

2023-11-24

anond:20231124165509

人権、ってのは、そういうどう考えても救いたいと思えない汚い非貴族庶民権利を与えたのが偉い。伝統とか本能感情とか無視できて理性してて偉い……という話なんだわな。

 

21世紀の俺たちは、再び人権に戻るか、人権教を棄教するかの2択を迫られてる。

2023-11-20

メリークリスマス!みんな大好きキャラメルポップコーンのコンロ用を買ったよ!

焦げたよ!

21世紀20年以上経過してるからただ振るだけでOKになってるかと思ったけど普通に焦げたよ!

キャラメルポップコーンの味はまだらにするけど比較的薄味でパンチはないよ!

あと、食べた瞬間思い起こすのは「おこし」かフルグラの袋開けたときいちばん上に乗ってて手で掴むやつだよ!

2023-11-19

ジャニーズ」「宝塚」「羽生結弦」に見る女性オタクパラノイア

なにはともあれ、今年2023年日本社会を席巻したのは「ジャニーズ問題であろう。ジャニー喜多川が築いたアイドル王国が、BBC番組1つで崩壊していった。昨年末、こうなるとはだれも予測できなかった。愛すべき依存物が突然消失したことで、一部のマニアたちは今日SNS呪詛をふりまいている。

と思っていたら、秋になって「宝塚」の全公演が中止、さらに「羽生結弦」の突然の離婚宣言、あるいは従前からの「韓流」界隈やら「ホスト」界隈やら......ジャニーズに限らず、「女の園」のパラノイア的な「負」の言葉が噴出している今日この頃である

宮崎勤氏の例の事件から34年。男系オタク界隈の一部の偏執狂ぶりはこれまでさんざんと語られてきた。最大勢力のアニメオタクはもちろん、撮り鉄代表される鉄道オタクAKB坂道、地下系のアイドルオタク.......21世紀になってオタク趣味の「浸透と拡散」でかなり薄まりつつあるものの、往年の臭いを漂わせる10代~60代のオタクたちのアレな行動はしばし語られる機会があった。

一方、女性系のオタクのアレな部分はほとんど可視化されてこなかった。ジャニーズ系のおっかけ、宝塚の異様なファン組織、あるいはBL同人誌界隈のあれこれ.....などなど。報道される機会がなかったわけでもないが、運営側当事者トラブルをあまり前面に出したくないこともあって、週刊誌などで取り上げられる機会は本当に少なかった。知らない人も多いのだろう。

そういや、20年前、暴露本で有名な鹿砦社が「ジャニーズおっかけマップ」「タカラヅカおっかけマップ」という名前の本を発行して話題となった。タレント個人情報暴露したり、自宅の地図掲載した書籍である。一部の女性オタクが、この本を片手に、SMAP、嵐、V6、そしてヅカガールらの家に押し掛け、つきまといをしたり、郵便物洗濯を盗んだり、無言電話をしたり、と傍若無人なふるまいをした。それらの本の「監修」をしていたのが、ジャニーズ性加害問題当事者の会の代表平本淳也だ。平本はジャニーズタレント被害者でもあり、「加害者」でもあった。

https://www.translan.com/jucc/precedent-1998-11-30d.html

当時、ジャニーズ宝塚界隈のアレっぷりには驚かされたものだが、女性オタク界隈の「負」の部分が2023年になって可視化されるようになった。

そして今週の羽生結弦界隈。クマ人形スケートリンクに投げていれていたあたりからもちろんアレな空気は漂っていたが、年長の元タレント結婚報道されたあたりで、マイナスオーラが爆発した感もある。何故人は傷つけあうの。幸せに小石を投げて。

と、2023年女性系のオタク界隈のアレっぷりを見ていると、男女のパラノイアなふるまいは、思っていたほど違いがないもんだなあ、と改めて認識しました。撮り鉄界隈とジャニーズ界隈と本当に似ているなあと思ったり。

来年はみんな落ち着いて趣味活動ができるといいですね。

2023-11-14

anond:20231114174455

広義に人権概念批判・再検討されだしているのが、この21世紀という時代思想最先端だ。

これを1+1=2のように自明だと言われても

いかソース貼ってよ

anond:20231114172923

自分で書いてて、①と②がおかしなことになってるってわからんか。

人権を守るために人権制限しようと言いだしている。

 

 

  

広義に人権概念批判・再検討されだしているのが、この21世紀という時代思想最先端だ。

だというのに、「お前は人権理解してない」の一本槍で抜けようとしているバカがお前。

一番人権理解していない。

理解してたら人権を守る理由を言わなきゃいけない場面だってわかるんだよね。お前はそうじゃない。

 

 

横だぜ

2023-11-07

anond:20231107165629

宮川判事における弁護士任官の位置付けは、ブコメでも紹介されているインタビューに現れている。

── 弁護士出身最高裁判事として,どのような思いで職務にあたられましたか

 私が最高裁判事就任の際に述べた抱負が三つあります

 一つは,「弁護士職務というのは,法を秩序の側からみるのではなく,人間の側からみることにある。 だから最高裁判事としても,論理・秩序からのみ考えずに,人間の側からも考え,判断していきたい」と述べました。このことは,任期中,貫いたと思います

https://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2012_06/p20-23.pdf

ここでは、弁護士出身判事弁護士的なもの見方裁判所に持ち込むべきだという意識が示されている。

したがって、弁護士から任官し弁護士的な見方を持ち込むことを使命とした宮川が認める「価値」というのは、「この特殊日本的な状況」によって裁判所に「人間の側から」の視点を持ち込むことにあるということができる。少なくとも、元増田が言うような出身母体間や推薦者間に軋轢を生じさせないために事前に調整している」という意味合いであると推測できるような根拠は何一つない。

 

上記の、職業裁判官以外の視点を持ち込むべしとする問題意識は、弁護士官制度の導入について最高裁日弁連が語っているところと共通する。弁護士任官の意義は下記のように説明される。

弁護士任官の意義

 大部分の裁判官は,司法修習生から判事補として採用されたものである単一な給源による者のみで組織長期間構成され続けるならば同質化により制度疲労に繋がるおそれがあることは裁判所とて例外ではあり得ない。それを防止するためには,多様な社会的立場にもとづく多様な価値観を有する国民の期待に応え,質の高い判断ができる優れた裁判官を,給源を多様化することによって確保する必要がある。裁判官の他職経験制度と共に,弁護士任官の制度はその目的を達するための極めて重要な意義を有する制度である

https://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2017_11/p02-21.pdf

上記弁護士会の担当者による説明であるが、最高裁日弁連が共同で出した「弁護士任官等に関する協議の取りまとめ」における下記の記述は、上記の考え方を前提としたものである

最高裁判所と日本弁護士連合会とは,裁判官の給源の多様化・多元化を図り,21世紀我が国社会における司法を担う質の高い裁判官安定的に確保するため弁護士から裁判官任官を大幅に拡大することが極めて重要であるとの基本認識の下に,任官することの魅力と任官しやすさを増し,弁護士官制度を実効あらしめるための具体的方策について,本年 4月から,おおむね月2回のペースで協議を重ねた結果,当面講ずべき措置について,以下のとおり協議が整った。

https://www.courts.go.jp/saikosai/vc-files/saikosai/file2/80616013.pdf

っていうかさぁ、最高裁判事を務めるような人間が「出身母体間や推薦者間に軋轢を生じさせない」みたいなもの価値を見出すと思ってる時点で、なんつーか、志の高い人と話をしたことがないんだなーって思うわ。

2023-11-06

anond:20231105160526

戦争いつも繰り返しやん

20世紀は1回目はサリン自動車、2回目は石油艦船空軍と核

21世紀テロフェイクニュース

どこを当事者国にするか、英中銀かFRBが決めてるの

「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編

オラフ・ステープルドン

最後にして最初人類現代人類から数えて第18番目の人類進化描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットキャラクターは極めて希薄で、現代作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。

スターメイカーはそれをさらに発展させたもので、時間空間を越えて精神銀河を飛び回り、エキセントリックエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙創造した存在意図を探求する旅をする。光速限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流テレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、宇宙創造目的たる究極の歓喜の瞬間を目指すヴィジョンは美しい。残念ながら、その瞬間までには人類はとっくに滅亡していることが示唆されるんだけどね。冷えて寿命を迎えつつある宇宙必死に命をつなごうとする生命描写は壮絶。

チャールズ・ストロス

「アッチェレランド指数関数的に発展するAI10年ごとに描いた小説で、タイトル通り加速のスピードがとんでもない。最初21世紀現実世界と地続きなんだけど、21世紀半ばには進歩しすぎたAI地球解体してダイソン球を作り始め、その過程地球のすべての化石だとか地質だとかをアーカイブ化しはじめる。人類暴走するAIを止められなくて太陽系辺境に追いやられていく。その途中でエイリアンともコンタクトを取る。

これはとある一族の三代にわたる因縁話でもある。最初世代では夫がAI特異点信奉主義者コピーレフト大賛成、妻がガチガチ保守主義著作権かに厳しく、しかSMプレイ女王様だ。2代目は妻が夫を無理やり犯すことで妊娠した子どもだという、ドロドロの設定。

酉島伝法

皆勤の徒」は遠い未来地球で、地球生命体に奴隷として使役されるコピー人間の苦悩を描いている。この短篇集は優れた言語感覚日本語漢字表記とルビの可能性を拡張した造語であふれており(というか酉島伝法作品はだいたいそう)、異文化に触れたときの驚きや、似ているけれども少し違う文化に対する戸惑いが感じられる。ただし、かなり読解に力を要するので、場合によってはネタバレ覚悟世界観を通常のSF用語説明した巻末の大森望解説を先に読んでもいいのかもしれない。

「宿借りの星」とある惑星地球人類との宇宙戦争に勝利した昆虫生命弥次喜多道中記で、舞台固有名詞こそ異質だがストーリーのものは非常に読みやすくなっている。まったく異質なものを作り出すことにかけてはこの作家は他の追随を許していない。そして、滅ぼしたはずの人類がどこかに生き残っているのでは? という疑惑から物語は不穏になっていく。

野尻抱介

こちらで述べた通り。太陽簒奪者」はいいぞ。

天文部だった主人公宇宙に出ていくという意味でもすごく夢がある。

スティーブン・バクスター

まずは前述したH・G・ウエルズの「タイム・マシン」の遺族公認続編タイムシップ面白い。前作で行方不明になってしまったヒロインを救うために、再び未来に旅立ったはずが、なぜか前回とは似ても似つかない未来にたどり着いてしまう。

時間旅行のたびに歴史改編がなされ、パラレルワールドが生成されてしまうとしたら、主人公はどうやってヒロインと再会するのか? いっそ歴史を改変してしまってもいいのか? さまざまなジレンマに悩まされる冒険小説だ。

また、この著者は時間無限大という作品も書いている。これは宇宙最強の種族ジーリーを扱ったジーリークロニクルの一編だ。作中世界では、人類クワックスというエイリアン支配を受けており、それに対抗する手段を知っているという「ウィグナーの友人」という、とある思考実験にちなんだ名前を持つ謎の団体が暗躍する。主人公父親との(正確にはその再現人格との)屈折した関係に悩んでいる。作中に出てくるタイムマシンは、少なくとも現代物理学とは矛盾しないらしい。ちょうど90年代の「ニュートン」で紹介されていた。

で、確かこの作品だったと思うんだけれど、人類クワックスもジーリーという宇宙最古・最強の種族テクノロジーおこぼれで生活してるんだけど、そのジーリーでさえ恐れている存在がいる……というのがこのシリーズの基本設定。

なお、同一世界観の短編集がプランクゼロ」「真空ダイヤグラムにまとめられていることを最近知った。それに、長編結構邦訳がある。未読だけど気になる。

林譲治

短編ウロボロス波動高校生時代に読んですごく好きだった。実際にかなりありそうな宇宙探査が描かれていたからだ。太陽系侵入してきた小型ブラックホール捕獲して天王星を周回する軌道に乗せるという設定と、作中の謎解きがすごく魅力的だった。

ただ、なぜかそれ以降のストリンガー沈黙」「ファントマは哭く」が読めなかった。キャラクターの会話や背景となる政治の設定がかなり説明的で、ぎこちなく感じられたからだ。読むのに気合がいる本は、持っていてもあえて図書館で借りることで、期限を決めるという強硬策があるが、まだ試していない。

春暮康一

オーラリーメイカー」「法治の獣」。とにかく事前情報なしで読んでほしい。日本ファーストコンタクトもの第一線に立っている。とにかく奇抜なエイリアンが出てくるし、どうやら知的生命体の連合らしきもの確立されていく歴史の一部らしいのだが、この「オーラリーメイカー」という宇宙人の種族の作り上げたシステムは、素晴らしく絵になる。

H・P・ラブクラフト

おなじみクトゥルフ神話創始者の一人。前にも書いたけど、ラブクラフト作品知識欲に負けて禁断の知識に触れて発狂するか未知の存在拉致されるかするオチばっかりなんだけれど、人類宇宙の中では取るに足りない存在なんだという絶望感が僕は好き。

SFを紹介するのが趣旨なのでエイリアン地球外の神々や人類以前の種族)の歴史の壮大さを感じさせてくれるのをピックアップすると、南極探検発見した人類以前の知的種族を扱う狂気山脈にて」や、異種族図書館幽閉される時間からの影」だ。侵略ものとしては宇宙からの色」かな。ニコラス・ケイジがこれを原作した映画で主演を務めていたはず。

ダンセイニ風のファンタジー作品も好きだ。読みやすいとは言えないが、ラブクラフト全集を読んでほしい。というかアザトースの設定が好きすぎる。元ネタのマアナ・ユウド・スウシャイそのままだとしてもね。

ピーターワッツ

ブラインドサイトについてはこちらに書いたので、「6600万年革命について。巨大小惑星の中で暮らす人類と、それを管理するAI物語だ。彼らは銀河系にワームホールネットワークを作る旅路に出ているのだが、もはや地球文明が存続しているかどうかも定かではない。すでに正気を失いそうな時間が経過しているが、使命をひたすらこなしている。

管理AI人間の知能を越えないようにギリギリ調整を受けている。そのことから「チンプ」つまりチンパンジーあだ名がつけられている。とはいえ地球時間で6600万年が経過していると、「もしかしてシンギュラリティ迎えたんじゃない?」みたいな出来事があり、人間AIに対してレジスタンスというか隠蔽工作をする。バイタルを始め何から何まで知られている人類は、AIに対して何ができる?

少し条件がずれるので乗せなかった作品

アシモフの例えば銀河帝国の興亡」なんかはシリーズが進むと鋼鉄都市「はだかの太陽などのロボットシリーズクロスオーバーして行って、確かにアシモフが発表順に読んだほうがわかりやすくなるんだけど、さすがに全部読む前提で書くのはちょっとしんどかった。個人的にはアシモフ黒後家蜘蛛の会というおっさん萌え短編ミステリおすすめ英米文学地理に関する雑学が無いとわからないところもあるけど、口の悪い仲良しなおっさんの同士のじゃれあいを読んでなごんでください。

堀晃の「太陽系から3光日の距離発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ全長5380光年に及ぶレーザー光束」が出てくるバビロニアウェーブハードだなって思ったんだけど、どういう話か思い出せなかったので省いた。まずは太陽風交点」かな?

あと、SFじゃないんだけどマン・アフター・マンあたりも未読だったのでリストに入れなかった。人類グロテスク進化という意味では、上記条件は満たしていたと思う。フューチャー・イズ・ワイルドは読んだ。

ダン・シモンズのハイペリオン四部SF全部乗せだし、AIの反乱だとか人類進化した宇宙の蛮族だとか愛が宇宙を救うとかとにかく壮大なんだけど、とある場所増田では評判の悪い(?)夏への扉以上に男性主人公に都合のいい描写があるのが欠点。あと、それ以外の作品もっと男性に都合がよくなっていて、保守的な僕もちょっと「おや?」って感じた。でも、「三体」にどっぷりハマった人だったら好きになると思う。「三体」よりも前の90年代SFから時代背景を知ったうえで、加点法で楽しんでください。

あと、全然エイリアン宇宙SFじゃないんだけど、今注目しているのは空木春宵で、この人は東京創元社の年間傑作選やGenesisですごくいい作品を描いてる。どれもいいんだけど、たとえば地獄を縫い取る」アリスとの決別」「allo, toi, toi」に並ぶロリコンペドフィリアを扱った名作に並ぶ。

エイリアンSFも出てくるけど、世界の中心で愛を叫んだけもの」「ヒトラーの描いた薔薇ハーラン・エリスン人種差別を扱った作品も書いていて、これもいい。穏健派黒人男性テロリストに転身してしま作品はつらい。とかくエリスン絶望と怒りは若い人に読んでもらいたい。

Q. 選んだ作家日本人・欧米人男性に偏ってない?

自分が一番SFを読んでいた時期は、今と比べて女性作家が推されるずっと少なかったし、さら自分古典を好んで読んでいた。アジア作家が紹介される機会も少なく、そういう意味では感受性のみずみずしい今の若い読者がうらやましい。

後は、女性作家で今回のテーマである宇宙を扱った作品男性よりも少ない気がするのだが、よく考えてみればル・グインハイニッシュ・ユニバースがあるし、ティプトリー・ジニア「たった一つの冴えたやり方」で始まるシリーズがある。スペースオペラでは「叛逆航路のアン・レッキーもいることだし、単純に探し方が悪いのかもしれない。

最近短編ばっかりで腰を据えて長編を読んでないな。銀河系で忌み嫌われた人類の唯一の生き残りが活躍する「最終人類とか、面白そうなのがいっぱいあるので、そのうち読みたい。

というか、僕の選んだ作品の他にもっといい作品を知っている、勧めたいという方は、どんどんトラバブクマ追記していってほしい。

気が向いたらまたなんか書きたいな。まだおすすめしたいSFもあるし、池澤夏樹世界文学全集を9割読んだのでその感想も書きたいし、かなり疲れるから数ヶ月後にはなるだろうけど。

みんなでやろうぜ増田ビブリオバトル

前回

【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて

前編はこちら

追記

「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・追補編

はみ出たのでこちらに。

2023-11-05

21世紀になってもカに怯えて生活しなければならないとは

考えてみれば、今年はコオロギの声もしないなぁ…

結局力が正しいんだな

戦争ロシアイスラエル勝利で終わるなら結局必要なのは圧倒的な力ってことだよな

今後弱者男性無敵の人になる事例がもっと増えるだろうし

フェミ武装してキモいおじさんを機銃掃射とかする時代になるんだろうな

進撃の巨人も争いの無限ループ示唆する終わりだったし21世紀はそういう時代なんだろうな

2023-11-04

科学カルト気持ち悪さ

21世紀になって日本では科学カルトが急に政権と近づいて御用学者を増やしている

大昔からキリスト教御用学者を動員して地動説迫害ナチス遺伝子工学地政学御用学者にしてユダヤ人迫害世界征服を目論んだのに権力科学が組んだときの悪影響を何故ジャップ理解しないのか

キャンセルカルチャー政府に奪われてこのあとさらエビデンス政府に奪われているのに頭の悪い馬鹿リベラル叩きに勤しんでいる

日本オタク理系特有政治よりも事実優先思考結果的庶民が一番苦しむんだからもうオタクは皆殺しにしろ

アンフェオタク皆殺しにしないと日本カルト支配されるだろ

2023-11-02

イスラエルがこのままやりたい放題を続ければ小細工なしにホロコースト理由としてヒトラーの再評価が進むおそれすら出てくる

20世紀にはありえなかった嘘みたいな話が現実味を帯びるなんて21世紀は狂ってるぜ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん