はてなキーワード: あぶない刑事とは
あぶない刑事にヒントがありそう。
これらに1つでも当てはまる要素があった時点でその創作物を一切受け入れられなくなる。物心着いた頃から大人になった今までずっとそう。
って友達がいて衝撃受けたんだけどこういう症状が生まれる原因ってなんだろうか?
HUNTER × HUNTER勧めて苦笑いで断られたのをきっかけに判明した。
そいつは、むしろ漫画やゲームやアニメというコンテンツ自体はむしろ好きなタイプだ。
バキとかジョジョとかドラクエやFFやFateなんか一生手に取ることはないだろうと言っていた。
ちなみに漫画はゴルゴ13とラストイニング、映画はグッドフェローズとアイリッシュマン、アニメはSHIROBAKOとプラネテスが好きらしい。
【追記】
さっき訊いてみたら幼稚園時代からもうアンパンマン大っ嫌いだったって言ってた。
近所の友達の家に集まった時に夕方になるとアンパンマン視聴タイムが始まるのが耐え難い地獄だったらしい。
「あぶない刑事をとにかく見てた。
あと親兄弟が録画してた『カイジの作者原作で北大路欣也主演のサスペンスドラマ』とか
『役所広司主演の第一勧銀総会屋事件の映画』のDVDとかを繰り返し見てた」
と。
映画館で見たのは数えるほど。
踊る大走査線とあとなんか。
TVでいくつか見た気もするが、ドラマの劇場版の記憶しか残ってない(あぶない刑事とトリック)
40年分くらい生きてきた記憶があるから、話題になってテレビでも放送されてたはずなのに。
そういう邦画がぽっぽや(見てない)ぐらいしか思い出せない。失楽園はドラマが先だっけ? 見てない。
これは見たはず、記憶にはあるはずっていう邦画って他に何があったっけ?
以下、思い出し中
任侠系とかも見てない。
推理小説原作でなんかあった気がする。ガリレオ(容疑者X)はTVの映画化と思ってる。見たような見てないような。
実写化でなんかあった気がする。
シン・ゴジラは見た。
そういえばいつの間にか夏アニメが終わってしまった。夏アニメはわりと毎週楽しみにしていたものが多かったのでメモ。
「はいどうもー」
「僕、今でこそ漫才師やってますけど、昔は刑事になりたかったんです」
「唐突やね」
「踊る大捜査線」
「テッパンやね」
「太陽にほえろ」
「最高やね」
「松田優作さんね、かっこよかったね」
「舘と柴田」
「ヨーヨーで戦うやつね」
「……?」
「知らんよ!知らんし、《ペニバン》って公衆の面前で言っていい単語なん?」
「《ペニバン》っていうのは…」
「……?」
「どうした?」
「…おれの思っていた《ペニバン》と違う」
「どんなのを想像してたんだよ」
「こんなとこで言えるか!…そもそも何やねん『全世界の《ペ》の中で2番目にすごい』て」
「いやもう、そのまんまだよ」
「世界の《ペ》の中でランキングがあるってこと?ほな、1番すごいのは誰やねん!ペ・ヨンジュンか?」
「1番は、ペ・ドゥナだよ」
「ほな、ヨンジュンは何番やねん」
「2番」
「ペニバン刑事(デカ)やないか!ペ・ヨンジュン、ペニバン刑事(デカ)やないか!」
「そうだよ。何言ってるの?今さら」
「そんな常識みたいに言われても」
「覚えてる?あの名シーン、雪だるまのシーン」
「知らんよ、そんなん」
「……」
「冬ソナやん」
「冬ソナやん」
「あと、雪玉のシーンもいいよね」
「……」
「『プレゼント!』っていいながら雪玉を投げて」
「それも冬ソナやん」
「雪玉を割ったら、本当のプレゼント」
「もうええけど、平成が終わろうとしてるのに、その熱量で冬ソナの話する?」
「ペニバンやん!」
「……?」
「それがペニバンやん!」
「ペ…ニ…?」
「ほんまは知ってるやろ!そんで、今そんな『不思議やな?』って顔するとこ?」
「(無視して)で、ヨンジュンはその黒ブリーフをおもむろに履く!」
「ここであの名台詞!『ぼくはペニバン刑事(デカ)なんだよ』」
「せやろね」
「ここで曲が流れる!『あ〜いよ〜 き〜えないで も〜う〜』」
「……」
「普段このタイミングで流れるのはED曲なんやけど、このときはOP曲なのが、またアツい!」
「いや、それはたしかにアツい展開やけど!」
「だろ!」
「《GET WILD》やんか!そして、やっぱりさっきのOP曲は《City Hunter〜愛よ消えないで〜》やないか!」
「お、知ってる?名曲だよね〜」
「よく知ってるね〜、さすがこのネタを書いてるのが33歳既婚子持ちのおじさんだけあるね」
「設定めちゃくちゃやな!もうええわ」
思い出補正は多分にあるし、直撃世代ではないことを踏まえての話。
重厚でクールなタカ、軽妙で洒落の効いたユージのイケメンぶりに痺れた。
だいぶ後で知ったことだが、この2人の中の人は、「何を演っても舘ひろし」「どんな役にもなりきる柴田恭兵」という、役者としては完全に対極に位置する2人だったのだ。
2人のアイテムも一々洒落ていて、挙げ出したらキリないが、個人的には刑事ドラマで絶対必須な、拳銃と覆面パトカーのチョイスに目を奪われた。
なにこれ素敵としか言いようがなかった。
どちらも国家権力、或いは役所のお堅さの象徴とも言うべき小道具で、かつそれまでの刑事ドラマでは男の汗が染み込んだツールでもあったのに、この小洒落た感はどうなんだ、凄すぎる。
というのも同じ.357マグナムリボルバーでは、シティハンター冴羽獠でお馴染みのコルトパイソンと、ルパン三世の次元大介愛用のS&W M19が、名銃としてあまりに有名過ぎるからだ。
しかしあぶデカでは、M29でダーティハリー的本気のハードボイルドを踏襲するでもなく、M36のようなミステリー寄りの小道具とするでもない、「暴力犯捜査のプロフェッショナルが醸し出すダンディズム」として絵になる、最高の起用となった。
更に背中に隠し持ったバックアップのM49で、実戦的な「二丁拳銃」感まで出しちゃうのが恐ろしくクールなのだ。
一方ユージの愛銃コルト・ローマンMk-IIIは従来の刑事ドラマで頻出だった銃の中から、盗犯捜査のプロであるユージの身軽さ・しなやかさに合ったものを選んだ手堅さが対照的。
「もっと」でパイソンになるけど、飽くまで2.5インチのコンパクトなモデルで、イメージを損なわない変更に留まっている。
そしてユージといえば銃以上に、覆面パトカーのF31レパードとの絶好のマッチングが一番カッコイイ所である。
昭和末期、'80年代後半のバブル時代における、良い意味の明るさと余裕を醸し出す紳士の1台というのだろうか。
ちなみに当時このジャンルではZ20ソアラの方がイメージを牽引していたけど、ハマの2人にはシャンパンゴールドor紺のクーペでしょ!というハマり具合で(ハマだけに?)、赤いパトライトを煌めかせながら横浜の街を疾走するのを、ただ見ているだけでも飽きなかった。
そんな彼らを写すカメラワークというのだろうか、素人なのでよく分からないのだが、とにかく刑事ドラマらしからぬお洒落さがあって、ともすると色気すら漂ってくる映像が印象に残っている。
アニメで言うと、OVAの逮捕しちゃうぞに通じるかも。あっちも素晴らしい画作りで、その時の監督は後にるろ剣を手がけ、こちらも志々雄編くらいまで存分に堪能させてもらった。
いや、良い思い出だった。
「もっとも」までは。
完全に主観なのだが、結果的に、逮捕がTV版以降全然アレな内容になったのと同じくらい、'90年代以降のあぶない刑事はイケてないまま、昨年その歴史に終止符を打った。
'96年の映画の時から「あれ…?」という感覚を禁じ得なかったので、次こそ期待と思っていたのだが、遂に「次」は来なかった。
本当に、「どうして?なんで?」という気持ちがずーっと拭えない。
個別に見ていくと、まず課長役の中条静夫氏が亡くなった穴は大きかった。でもこれは仲村トオルが「大馬鹿者!」を引き継いだ辺りから払拭された。というか「大馬鹿者!」のシーンを見て、仲村トオルは賢い動物では言い表せないレベルの大物役者になったんだと実感させられた。
タカの銃がマグナムからガバメントに変わったのは別にいい。歳を重ねたジェントルマンの、静けさの中に本気を秘めた、スキがない佇まい的には多分こっちのが正解。銭形のとっつぁんに通じる渋みもある。
でもユージの操るクルマがアルファマセラティGT-Rだったのはいただけないし、これは結構象徴的かも。
アルファもマセラティも、「色気を振りまくバイタリティ」が前面に出過ぎていて、レパードの「綺麗に片付いていて、それぞれのパーツは小洒落た程度なんだけど、トータルパッケージでそこはかとなくエロい」感と比較すると、気が利いてないというか、ともするとそんな刑事いないよ感さえある。
GT-Rに至っては「スーツを着た元体育会系のおっさん」臭で小洒落感より「巡査長たる巡査(=現場一筋の叩き上げ系名誉職)」的本気が頭をよぎってしまう。
だったらせめてアルシオーネSVXとかユーノス・コスモ辺りを選んで欲しかったなあ…このジャンルの日本車は今世紀になってからほぼ絶滅に近いけど。
そんなクルマの事も含めて、なんだか全体的に妙にわざとらしくて、勘違いもありそうで、ケバさと安っぽさのサラダボウル感があって、でもクールさ、アツさ、カッコ良さが入ってない。
何が変わったんだろう?
だったら何をアップデートすべきだったんだろう?
残念な疑問は尽きない。