はてなキーワード: 法務とは
Redditで高評価を得ていたにじさんじ炎上の解説を翻訳してみた↓
タイトル「私は広報を生業としているが、にじさんじの異様な広報戦略には一つの説明しか思いつかない」
"I work in comms for a living and can only think of one explanation for Nijisanji's bizarre PR strategy"
みんなと同じように、私もにじさんじの奇妙で自滅的なアプローチに困惑し、呆れている。ファンたちは、にじさんの取った行動を説明するために、事実を元にしたもっともらしい解説から陰謀論に至るまで、多くの説を投げかけている。私はこの状況について特別な内部知識があるわけではないが、広報の仕事を生業としている。私の職業上の経験と、にじさんじとドキバードの発言に関する私の知識から言えば、結論は明らかだ。「にじさんじは、セレンが解雇直前に送った職場いじめの説明を大きく誤解した」のだ。
にじさんじが的外れな解釈をしたのは、セレンがこの証言に添付した文書が曖昧だったからなのか、どちらか、あるいは両方の法律事務所が翻訳にミスを犯したからなのか、あるいはENマネジメントが世論に訴えるためにこの文書を冷笑的に解釈したからなのかはわからないが、これまでに起こったことはすべて、この根本的なコミュニケーションの失敗によって説明できると私は確信している。私が正しければ、時系列は次のようになる:
セレンが許可を得るためにラスト・カップ・オブ・コーヒーのMVをポスト。マネジメントは37時間放置し、さらに15時間返信がなかったため、セレンは最終チェックを得ずにビデオを投稿した。この背景や状況について、私たちは知らないことがたくさんある。例えば、マネジメントはこの最終チェックの前にすでにビデオを見ていたのか?見たなら、なぜ彼らは事前に卒業済みのライバーに掛け合わなかったのか?見ていないなら、数カ月に及ぶビデオ作成の過程で、なぜ彼らはこのビデオを見なかったのか?マネジメントの誰かがセレンにチェックの期限を与え、彼女はそれを過ぎてしまったのだろうか?これらの点は、にじさんじにとって不利に働くように思われる。なぜなら、セレンに非があるという証拠があるならば、それをエリーラの配信で示すことができたはずだからだ。とはいえ、これらの点は、その後の悪夢のような広報活動におけるにじさんじの思考プロセスを解明する上では重要ではない。
マネジメントとタレントの両方が、許可を得ずにMVを投稿したことについてセレンに連絡を取り、この直後に彼女は自殺を図った。マネジメントはセレンの緊急連絡先に連絡し、セレンのSNSへのアクセスを遮断し、12月28日にセレンになりすまして不在の理由を投稿した。ここでもわからないことが多い。他のタレント/マネジメントは、コミュニケーションにおいて嘲笑的で、残酷で、虐待的だったのか、それとも彼らの言葉がセレンによってそう解釈されただけなのか。もしタレント/マネジメントが罵倒していたとしたら、それは一度だけのことだったのか、それとも何度も繰り返されていたのか。繰り返しになるが、これらの事実がどのようなものであれ、これから説明する内容には影響を与えない。ここで重要なのは、他の事実がどうであれ、自殺未遂が起きた時点で、意思決定プロセスに関与している広報チームは、広報における悪夢が発生しつつあることに気づくということだ。にじさんじの職場におけるハラスメントやミスマネジメントが原因で、人気ライバーであるセレンたつきが自殺未遂を起こしたと世間に知れ渡ったら、悲惨なことになる。タレントとのこじれた関係を管理するのは広報の仕事ではないが、この時点で、事態がどう進展するかを考慮した上で、今後の対応について話し合いがなされているはずだ。
セレンはにじさんじとのビジネス関係を調停するために弁護士を雇い、両者は今後の話と賠償について話し合う。にじさんじへの復帰についてセレンとマネジメントの話し合いが決裂し、1月下旬までに何らかの決裂が避けられないことを両者が認識する。にじさんじはセレンに、MVが非公開になったのは自分の過失によるものだと説明するよう求めるが、セレンは失敗の責任はマネジメントにあると考えており、さらに、この出来事の前中後におけるにじさんじからの扱いについても不満を持っている。この件に関するドキバードの最初の声明によると、彼女は1月26日に、より中立的な条件でにじさんじから離れることを求めた。
にじさんじの無反応に業を煮やしたセレンの弁護士は、にじさんじの弁護団にセレンの不満を理解してもらうため、にじさんじでの体験談を送るよう提案した。私の理解が正しければ、この瞬間からすべてが狂い始める。にじさんじの解雇通告によれば、セレンは解雇された場合、にじさんじでの経験について公表するつもりであることを(弁護士を通して)にじさんじに伝えていたことが分かっている:「さらに、セレン・タツキは、もし交渉が進展しなければ、自分自身の状況等について公に説明を行うと主張しました」
さて、彼らは今、マネジメントおよび / またはタレントからのさまざまな虐待が感情的な書き方で列挙され、他のライバーの個人情報が載った文章を受け取った。セレンの2回目の声明によると、彼女は、「精神的に最も苦しかった時期に私の考えと過去を証拠とともに記録する」ためにこの文章を書き、その中には「公開されるべきではないプライバシー情報」が含まれている。にじさんじの弁護団はそれを見て、(皮肉なのか素朴なのか、セレンからのあいまいな指示に基づくのか、スタッフからの下手な翻訳に基づくのか、そんなことはどうでもいい)セレンはまさにこの文章を公表するつもりなのだという結論に達した。
すぐに広報チームは緊急事態モードに入り、先手を打って契約解除通知を打ち出せるように奔走し始める。私の経験から言えば、危機的状況下での広報業務では、「完璧」という言葉は消え去り、「迅速」に取って代わる。自分たちの言い分を最初に世間に説明できるというのは大きなアドバンテージだからだ。しかし経験豊富な広報チームであっても、急げばずさんなミスを犯す。このような背景を念頭に置けば、にじさんじがどのように対応を誤ったかは一目瞭然だ。忘れてはならないのが、にじさんじの弁護団は、交渉が決裂した場合、セレンが声明を発表する意向であることをすでに知らされており、(おそらく)NDA違反をした場合のリスクについて、セレンの弁護士に忠告済みであるということだ。今、彼らは「この文書はセレンが公表するつもりの声明そのもの」であり、「NDA違反を犯してでも公表することに決めた」のだと判断した。広報チームはこのやりとりには関与していないだろうが、広報チームは声明文のコピーを渡され、「法務部によればセレンはこれを公表するつもりだ」と告げられた。
広報チームは事前に書いておいたセレンの解雇通知を引っ張り出し、セレンの声明に先回りして反論を追加した。
「ANYCOLORとしては、「Selen Tatsuki」のANYCOLORに対する上記主張は、彼女が活動ルール違反について注意を受け、その責任を転嫁しようとし、ANYCOLORとにじさんじのイメージを傷つけた際に生じた状況を指していると認識しており、ANYCOLOR及び所属ライバーとして、不当な対応は取っていなかったものと認識しています。」
これらの文章は、「セレンタツキからのクレーム」が近い将来公開されることを想定して書かれたのでなければ意味不明だ。これにより、「ドキはタレントからのいじめについて言及しなかったのになぜにじさんじは言及したのか」という最初の謎が解けた。にじの弁護団は、セレンの体験談が世間に暴露されると判断し、それを受けてマネジメントは広報チームに対して先回りするよう指示したのだ。
さらに広報チームは、セレンが提起した個別の告発に反論する準備を始める。セレンの主張の中には特定のライバーに関わる内容もあるため、広報チームは(法務部と協力して)タレントにセレンの文書の一部を見せ、前世や職場でのコミュニケーションといった慎重な取り扱いが必要な話についてどのように喋るべきか指導した。これで、「なぜエリーラ、ヴォックス、アイク、ミリー、エナなどがセレンの文書の一部を見たのか」という2つ目の謎を説明できた。広報チームは、これらのタレントがそれぞれ、本人に向けられた個別の告発に答える必要があると考え、準備を始めたのである。そしてこれは、法務部がセレンの文章の意図を理解していなかったことに端を発している。
にじさんじの解雇通告の直後、ドキバードは用意していた声明文を発表した。この声明文には機密情報や個別具体的な内容は含まれていない一方、自殺未遂を明らかにし、にじENが虐待的な職場環境だと考えていることを発表した。にじさんじがセレン・タツキを解雇してから1時間も経たないうちに、ドキバードは灰の中から立ち上がった。そして明らかに弁護士にチェックを受け準備していたであろう声明を発表した。広報の観点からすれば、にじさんじにとってはこれ以上ないくらいに最悪な事態だ。ドキバードの声明は、最近起きた「#Where'sSelen(#セレンはどこだ)騒動」を彷彿とさせる「私はもう沈黙しません」という一文から始まる。ドキはいじめについて触れたが、それがタレントなのか、マネジメントなのか、あるいはその両方なのかについては曖昧にしたままだった。そのため、先回り作戦によってタレントに言及したにじさんじは、所属ライバーを裏切るような形となってしまった。最後に、ドキは自殺未遂について触れ、にじさんじがこの重大な悲劇を1ヶ月以上隠蔽し、世間を安心させるためにセレンのアカウントでなりすましをしたことを明らかにした。
自分たちの作戦が失敗し、大混乱を引き起こしたのを見て、法務部、タレント、マネジメント、広報チーム、すべてが混乱し始めた。その結果生じたのが、エリーラの配信という広報の大失敗だ。正直なところ、この配信に至った一連の出来事を正確に推測することはできない。現時点では、セレンの告発の詳細について不明な点が多すぎるし、広報の舵取りに影響を与えられる立場にある可能性のある関係者が多すぎる。おまけに、その全員が自分の身の潔白を証明したくて必死になっている。エリーラの配信は、セレンを挑発してにじさんじへの不満を暴露させ、公の場で争わせようとする下劣な試みと読むこともできるし、個人情報流出を心配したタレント主導の反応(しかし実際には自分たちの失敗から目をそらしたいマネジメントがけしかけたもの)として読むこともできるし、他にもいろいろな可能性がある。重要なのは、世論は新しい論点に移行しているのに、にじさんじの論点はアップデートされていないということだ。つまり、ドキはこの論争から立ち去りたいと思っているにもかかわらず、にじさんじはドキを歩くブランドリスクとして扱い続けている。
にじが当該文章について誤解しているとは知らないドキは、この文書は非公開なものであったと説明し、ツイッターで反撃した。ドキはエリーラの配信について触れ、この文書が他のライバーに共有されていることにショックを受けたと伝えた。ドキはまた、タレントが医療記録を読んだのではないかと推測したことから、新たな非難と攻撃が始まった。
非公開の人事書類/医療記録の漏洩というこの告発を評価するために、法務部門が再び招集された。これが事実であれば、信じられないほどの損害となる。広報のプロとして言わせてもらえば、にじさんじがこの次に出した声明は、社内の広報チームではなく、冷や汗をかきながら自分の尻ぬぐいをする弁護士が書いたものだとほぼ確信している。この声明によれば、「セレンと彼女の弁護士の主張の正当性を確認するため、株式会社ANYCOLORは、彼女の弁護士から送られた情報の必要な部分のみを当社のライバーと共有し、社内調査を主導した」。しかし、文章のいかなる部分であれ、それを共有することは「文章を非公開にしてほしい」というセレンの要求に違反する。さらに、セレンの主張の正当性を調査する際に、必ずしもライバーに具体的な申し立てを知らせる必要はない。にじさんじの声明はこれらの点を無視している。また、「弊社ライバーと共有しないでほしいとセレンの弁護士から要求されたいかなる具体的な情報や文書も他のタレントと共有したことはありません」と書いているが、これは法律用語に堪能な読者なら、「法務部以外のすべての関係者に対して非公開にしてほしいとセレンの弁護士から要求された具体的な情報や文書」とは違うことに気づくだろう。
この声明は「調査を行いましたが、いかなる不正行為も発見できませんでした」という類の言葉で締めくくられている。しかし行間を読むと、にじさんじの個人文書の取り扱いに何か問題があることは明らかだ。にじさんじの弁護団は、タレントがこの文書を見せられた理由について新たな理由を作り出し、文書の意図について誤解していたことを隠そうとしたのだ。
この声明と同時期に、ドキは医療情報が流出したという主張を撤回したが、自分の情報の一部が不適切に共有されたという点を繰り返した。さらに前回同様、ここから先に進みたかったと発言。この時点で法務部と広報チームの両者は、状況が緩和する可能性があることを理解した。そしてにじさんじ側の関係者がドキの弁護士に働きかけ、ようやく両者は根本的な誤解に対処し始めた。
最終的に、ドキは最終声明を投稿。当該文書について説明し、自らの具体的な落ち度を認めることはなかったが何らかの誤解が生じたことをほのめかし、プライベートな情報を非公開にする意思を改めて表明し、すべてのファンにタレントへの嫌がらせをやめるよう呼びかけた。「この惨状は法務部がセレンの体験談を正しく理解しなかったことから始まった」という解釈を私に確信させたのは、何よりもこの最終声明だった。ドキの最後のツイートは、論争を収束させるために両者によって吟味され、注意深く作られた声明のように読める。この声明はよく見ると、実に多くのことを一度に行っていることがわかる。文中で伝えられている様々な点について解きほぐしてみよう。
まず私は株式会社エッタラジェンダについて特に支持する立場でも反対する立場でもない。今回の件について自分の頭の整理をするための文章なのでもし目に止まった方がいたらこんなことを考える人もいるんだー、ふーん程度で流してほしい。
この知らせはさほど広いとは言えないインド界隈にゆっくりと知れ渡る。
社名が映画RRRのエンディングテーマの曲名であったことから社名に対する賛否両論が巻き起こり、特に否定的な反応が目立った。
私自身、率直な感想としては「私はなんでもいいけど大丈夫かいな」だった。
「旗を上げろ!」という意味の「エッタラジェンダ」という言葉はRRRの象徴的なシーンやメッセージを思い起こさせるもので、ファンにとって思い入れの強い言葉になるのは自然なことだと思う。
個人的にはこれは線引きの問題だと思っていて、会社という団体を立ち上がることで「エッタラジェンダ」の「内側」がファンの中で生まれてしまったことが大きかったのでは、と思っている。
多くの人が強い思い入れを共有する集団の中にエッタラジェンダという具体的な集団がつくられ、突然エッタラジェンダの外側に出されたように感じ戸惑う人がいてもそんなに不自然なことではないような気がする。
これがもし「合言葉を共有する集団」のど真ん中で行われたことじゃなければこんなことにはならなかったのでは。
長い妄想だけど、喫茶エッタラジェンダにはRRR大好きなマスターがいて、一般的なカフェメニューの他に結構本格的なインドカレーが食べられたり赤と青のシロップがじわりと混ざり合うイメージドリンクがある、とかだったらむしろファンとして一度は行ってみたいお店になれた世界線もあったんじゃないかなあ。そしてたまに貸切でインド映画イベントや期間限定イメージメニューとか出てくるとか(そういうお店行きたい)
もし株式会社エッタラジェンダシステム開発(長い)だったとしても名刺交換の時に「へえ、インド映画?そんなに好きなんですかあ」で済みそうな気がする。そもそもこの場合は映画ファンに向けて大々的に会社設立の報告をする必要もあまりないが。
他にも「ん…?」と思われてしまう原因、いろいろあったんじゃないかな。
・「エッタラジェンダ」という言葉の日本での意味合いが限定的すぎる。例えば株式会社ビームだったら同じことにはならなかったのでは(炎上の気配が見えても違う意味を強調して若干逃げ場もある)
・RRRのヒットで界隈が急に大きくなり、強まった商業色や乗っかり的なものに対するファンの疲労。これをぶつけられたのは気の毒である
・設立者の方のこれまでのファン活動を鑑みて、権利関係に関して深く理解された上でとは考えにくい部分がある
などなど。
ただ、上記のいずれも反対する気持ちは理解できるという話で、法律的または権利的に直ちにアウトではなくあくまで道義的(可能性)または気持ち的な問題がメインだ。
上記の線引きがどうの話も個々の感受性や思い入れのベクトルや強さの問題で、コンテンツに対する愛情の強さとは必ずしも比例しないし、辛いと思うこともどうでもいいと思うことも間違っていないと思う。
今回否定的な気持ちをツイートしたほとんどの方も気持ち的な問題というところは理解されている印象を受けた。悲しみや怒りを感じる投稿は多くあったものの、社名変更の希望通り越して強要だったり、口汚く罵倒する言葉はほとんど見えなかった(見えるところにないだけでDMではわんさか届いてたりするのかもだけど)
新たな挑戦をする人を寄ってたかっていじめているような見方をされている方もいたけど、(もちろん強い言葉で詰め寄るのは論外として)嫌だと思うものを嫌だと言うまでの権利は誰にでもあっていいはずだ。今回、新たな挑戦「そのもの」を叩く人って言うほど多かったか…?
結局好きなものを共有するだけで、それ以外は異なる価値観の人の集まりでみんなが同じ意見であることは不可能だし、その状態を目指す必要もない。どの意見も間違っていない。間違えがちなのはいつだって伝え方のほうだ。
そもそもファン向けビジネスをしようと思った時、お気持ちを蔑ろにできるものなのだろうか。ファンというもの自体お気持ちの集合体だと思う。お気持ち論は根拠にならないという意見もあったが、結構な割合の人が同じように感じている気持ちを無視して進むことは事業としてリスクがあったのでは。
つらつら書いてみたけど、会社は結局一番残念な形で終わってしまった。お会いしたことはないが、設立された方はオフ会の仲間の皆さんからとても慕われているようだ。ホームページ(すでに消えたが)を見ても「良い奴」なんだろうなあと思う。
行動力が並外れに高くてあっという間にリーダーになってしまうタイプなのかな、と。それだけに今回これだけあっさり全部取りやめてファン活動そのものから撤退されるのは惜しいと思う。
何度も開催した大規模オフ会の中心的な人物(だよね?)として多くの人から慕われていたのが、いざ会社を立ち上げた時にぶつけられた想定外の否定的な意見の数々に戸惑い打ちのめされたのは想像に難くない。ご本人から詳細を説明されたツイートも状況を好転させることはできなかった。一個人にそれをすべて耐えろと押し付けるつもりはないが、もう少しいい形で共存できる方法はなかったのかと考えてしまう。元々は同じファンなのだから。
実務的に頼れる(それこそ法務とか、今回の対応含め)人物はいなかったのか、長いことインド映画を盛り上げてきた方々の力を借りつつ一緒に進めることはできなかったのか、勢いよく進む傍らで大局を把握する軍師(表現)的な方がいるだけでも随分違ってたのではなどと、今回のことが起こらなかったもしくはうまく乗り切れたシナリオを思い描いている。
また、この新しい団体によるイベントはどんなものだったのか、いつか私も何かの上映会に参加していたのだろうかともはや叶わないたらればに思いを馳せる。
追記。
今回の騒動を異なる価値観と気持ちのぶつかり合いではなく、単なる「集団いじめの加害者」と「新しいことをしようとして潰された被害者」の物語としてとらえる人の多さに少し驚いてしまった。
人の感性って思いのほか色々あって、絶対に分かり合えない価値観の人も少なくない。
自分が理解、共感できる痛みは尊重すべきもので、自分が理解、納得できない痛みは非難していいなんていう善悪の考え方は社会で生きていくにはあまりに危うい。だいたい他人の気持ちは誰かを納得させるために存在しているものではない。
その気持ちに至った土台の中に明らかな事実誤認が含まれているのならそれを教えるのはアリだと思うが、気持ちそのものの否定は争いしか生まない。
もう一つ、設立者の全面撤退により、今回の会社に対する議論ではなく結局クレームつけて潰したという構図だけがクローズアップされてしまい分断が加速しそうだなと思っていた。
設立者さんの人柄やコンテンツ愛で補われている部分も多々あったが、会社設立までのプロセスや問題提起されてからの設立者さんの対応にはいずれも思うところがある。これが全て有耶無耶になって批判勢がただ悪者になるのも違うのでは。
しかし、設立者さんは撤退の際問題提起をされていた方にDMで捨て台詞の暴言を送りつけていたとのことで。相手の言い分を理不尽と思うなら公に反論してもっと議論を重ねればよかった。批判を押し切る選択肢も、少し主義を曲げて社名を変える、スピーディーにユニット名を全面に出す(そういやこの話どうなったん)などやりようがないようには思えない。
これまでの対応でもあまり良い手を打たれているとは思えず歯痒い思いをしていたが、これは本当に悪手だったと思う。そもそもネット上での騒動なんだから裏で仕返ししようとバラされるに決まってるじゃないか。本文スクショを貼られなかっただけ良かったと思う。こんなことをしたら「愛と勢いに溢れたちょっと不器用だけど応援したい人」のイメージまでも失ってしまう。
サークル内の兄貴分としてはとても頼りになる人、けれどいざ法人化となったとき批判する勢力を納得させるだけの力量もなく、かといって一度全て飲み込んで突き進み結果で語るだけの推進力もなく(社名を絶対に譲歩できないのであればこれが一番現実的な選択肢だった)、多くの人が寄り添った「優しすぎた被害者」の立場までも本人が手放しかけている。
もしくは人一人の力なんて結局はこんなもんなのかな。
元セレンの人が「法務部門以外知り得ない筈の情報をライバー達が知ってる」ってコメントした事とか
EN公式が「XでライバーはANYCOLORから共有される情報に対して守備義務を負ってないので配信は問題ない」って返した事とか
今日は私たちの話を聞いていただき、ありがとうございます。
ヴォックスとアイクもここにいます。私たちは、セレンタツキの契約終了をめぐる出来事について、少し時間を割いて話したいと思っています。
こんにちは、皆さん。
はじめに、ANYCOLORのスタッフや法務チームと話し合い、私たちが何を言えるかについて協議しました。
しかし、状況が非常にデリケートであるため、共有できる情報には限界があることをご理解ください。
私たちライバーも、会社も、この状況に深く影響を受けており、非常に真剣に取り組んでいます。
議論されるすべての内容は、弁護士によって承認されたものか、私たちの個人的な経験に基づくものです。
何か話す前に、NIJISANJI ENとして非常に明確にしておきたい重要なことがあります。
私たちは、関係するすべての当事者に対するいかなる種類の嫌がらせも容認しません。
NIJISANJI ENのメンバーと話し合った結果、この配信を行うために私のチャンネルを使用することを自ら志願しました。
さらに、状況についてのビデオが、この数時間後にTazumiさんから直接リリースされることも伝えられています。
しかし、この配信で私たちが言うことは、私たち自身の言葉であり、感情です。
この問題について沈黙していたことで、心配を引き起こした場合は、まずお詫びしたいと思います。
先月、スタッフはセレンの弁護士から、ANYCOLORでの彼女の主張された経験の例を含む文書を受け取りました。
問題の文書には、一部のライバーの個人情報が含まれており、それが私たちに送られたとき、この情報が公開される可能性があることを知りました。
情報の中には、私たちの個人の安全を脅かし、私たちの中の一部をドキシングの危険にさらすものもあります。
特に、この文書の一部は、ミリー、エナー、そして私が住んでいる場所をほのめかしています。
しかし、セレンが文書で一部のライバーの個人情報について行った有害な主張もあり、私たちは単に真実ではないと信じています。
この状況について話すことによって、自分自身だけでなく、周りの人々の安全にも危険を及ぼす可能性があるため、脅威を感じて怖がっていました。
このようにすべてが展開しなければならなかったことが非常に悲しく、この間影響を受けたすべてのファンに深くお詫びします。
セレンが彼女のカバーが非公開にされたことについてツイートした後、いくつかのENメンバーがセレンに連絡を取り、私たちは懸念を表明しました。
彼らは本当に心配していましたし、私たちはみんな状況について模索していたので、状況を理解したいと思っていました。
彼女が私たち全員に入院について通知した後、私たちはすぐにお互い、そして彼女のマネージャーに連絡を取り、彼女の安全を確認しました。
彼女のマネージャーもすぐに彼女の緊急連絡先に連絡を取り、状況について私たちに随時更新しました。
多くの人にとって非常に困難な時期であり、正直なところ、他に何を言えばいいのかわかりませんが、再び皆さんに感謝します。待っていてくれて、ありがとうございます。
ヴォックス・アクマ:
本当に大変な時期で、皆に影響を与えていることがわかります...私にも影響を与えました。
だから、セレンとの私の経験について話しにこの配信に参加しています。少しでも状況の背景を理解してもらうために、私が知っていることを共有したいと思います。
この配信を見ている多くの人が自分なりの意見を持っていることを知っていますので、私が提示する情報を可能な限り額面通りに受け取っていただければと思います。
この最近の状況は、セレンがTwitterで彼女の最新の曲のカバーがスタッフによって非公開にされたと主張し、その理由や文脈を一切説明しなかったことから始まりました。
実際には、彼女はリリース日の前に音楽ビデオの内容をマネージャーに事前に送るよう求められていました。これは、すべてのライバーが同意することです。
彼女のマネージャーはこれについて非常に明確に彼女とコミュニケーションを取りましたが、彼女は管理側がチェックする時間を与えずにカバーをリリースし、結果的に非公開にする必要がありました。
チェックがクリアされ次第、再公開される予定でした。
管理側は、リリースが問題ないことを確認した後に彼女がカバーをリリースすることを完全に意図していました。
このような出来事のパターンが以前にも何度かありました。2023年8月のFall Guysトーナメント、同年5月のボイスパック、そして同じく5月の衣装コンテストがそれにあたります。
これらの状況のそれぞれで、セレンは私が言及したプロジェクトの1つに取り組んでいて、他のすべてのライバーが受け取り、従っているように、スタッフと特定の側面を確認するための明確なコミュニケーションを受け取るでしょうが、彼女は毎回協力を拒否し、スタッフが適切に対応すると、ANYCOLORの評判を傷つける公の声明を出します。これらの状況が繰り返されるにつれて、私自身を含む他のライバーは非常に不安で悲しんでいました。
ですので、私自身を含む他のライバーがセレンに近づき、最新の状況、つまり彼女のカバーが非公開にされたことの扱いについて尋ねた理由を、この文脈が説明してくれることを願っています。
私を含む一部のライバーは、セレンがそのような方法でカバーについてツイートした理由を尋ね、それが不必要で有害だと感じていると表明しました。
セレンの弁護士によると、これが過去の経験の蓄積であり、セレンがいじめられたり嫌がらせを受けたりしたと主張するものであると彼らは主張しています。
想像できるように、これは非常に深刻なことであり、私はセレンとの友情を通じて、彼女が抱えているかもしれない問題について、私が機会があるたびに彼女をサポートし、彼女と話をすることを最善を尽くしました。
彼女の弁護士によってANYCOLORに送られた文書を徹底的に検討し、私が個人的に知っていること、そしてセレンが友人として私に伝えたことに基づいて、自分自身を含む他のメンバーはこれらの主張が完全に真実ではないと強く信じています。
私は、この事件についてセレンとのコミュニケーションの仕方が公正で合理的であったと自信を持って言えます。特に、この行動パターンの繰り返しによる私たちの不安を考えると。
また、セレンの弁護士がANYCOLORに提出した文書には、セレンが私の知らないうちに私を秘密裏にプライベートな音声通話で録音していたと記されています。
その録音で具体的に何を言ったのか全く記憶にありませんが、その時のツイートに関するトピックであったことは知っています。
この文書によると、セレンはこの録音を、スタッフがメンバーの中で特定の人々を優遇している証拠として使用したいと考えていました。当時、私はそのツイートをしたことでスタッフから叱責されていませんでした。
この問題をマネージャーに相談したところ、その時点でさらなる論争を引き起こしたくなかったために連絡してこなかったと言われました。
しかし、ルールを誤って破ったときには、他のツイートを削除するように何度か求められています。
これらの場合、私たちは、ツイートを避けるべき時について丁寧に情報を提供され、謝罪し、削除し、そして前に進みます。
しかし、本当の問題は、私が信頼し、友人だと考えていた人が、私の知らないところで秘密裏に私を録音し、その録音をほぼ1年間も私の知らないうちに保持していたことです。
この録音が私たちの友情を通じて保持されていたという事実は、私にとって本当に悲しいです。
今まで、私はセレンを先輩として尊敬し、彼女の友人であることを本当に幸運に感じていました。
今、これについて話し、どのように展開しているかを見ることは、再び心が痛みます。
セレンは私に、スタッフやマネージャーとの不一致について個人的に話し、私は彼女が正しい選択をするのをサポートし、彼女が卒業したいと話したときも最善を尽くしました。
NIJISANJIを去ることは、ライバーにとって常に選択肢にあります。
彼女が以前に卒業したいと望んでいたなら、彼女には多くの機会が与えられていましたし、何度かセレンは私たちに卒業する予定だと話していましたが、その後すぐにその決断を撤回しました。
たとえば、彼女はプリズムカップを主催した日に卒業すると私に言いましたが、ご存知の通り、それは実現しませんでした。
また、昨年5月に繰り返しルールを破ったためにスタッフから警告を受けた後、他のライバーにその時点で解雇されると話していましたが、言った通り、彼女はただ警告されただけです。
私は彼女をとても信頼しており、ANYCOLORとの彼女の関係についての半真実の物語を聞いて、彼女のために怒りを感じ、連帯の印として彼女と一緒に卒業を考えました。
本気です。
そして、今、その時の私の激しい感情が、省略された文脈と虚偽に基づいていたことを知り、再び心が痛みます。
私は自分の仕事に非常に満足しており、これほど困難な時期であっても、他の方法を望むことはありません。
ですので、セレンが私の友人であり、このようにして私と私の同僚を傷つけたとしても、彼女が自らの命を絶とうとしたことは、決して軽視されるべきではありません。
私と他のライバーが何が起こったのかを知った瞬間を思い出し、その時も今も彼女の安全を祈っています。
状況の結果にかかわらず、セレンが成長し、健康を守りながら安全な場所で暮らすことができるよう、心から願っています。私たちENも自分たちのやり方で癒やされることができる限り。
この配信を見ている皆さん、どうか彼女を放っておいてください。
いかなる種類の嫌がらせも残酷であり、狂気であり、このコミュニティには居場所がありません。
それだけです。ありがとう。
ありがとう、ヴォックス。最後に、私も言いたいことがあります。
少し短めになりますが。
まず、何かを言う前に、適切な言葉を見つけるのが少し難しいかもしれないので、申し訳ありません。
今、少し混乱しています。少々お待ちください。
長い間、私はセレンをNIJISANJI EN内で良い友達だと考えていました。配信上でもオフでも、私たちはいつも本当にうまくやっていました。
だから、ANYCOLORがセレンの弁護士からこれらの文書を受け取ったことを知ったとき、それは私にとって非常に衝撃的でした。
これらの文書に含まれていることを知ることは、個人的に非常に悲しいことでした。
私が友人と呼んでいる同じ人から来たという事実が、私にはどのように説明すべきかわからない方法で、傷つけられ、失望しました。
私たちの友情全体を改めて検討するようになっただけでなく、特に文書に含まれている情報が間違っている可能性があり、私たちにとって有害であり、非常に...恐ろしい個人情報を示されることは、本当に恐ろしいです。
しかし、にもかかわらず、私は公衆がこれらの文書の存在、およびその内容の一部を少なくとも知るに値すると感じています。透明性と正直さのために。
過去1週間の沈黙が皆さんにとって本当に難しいものであったことを理解していますが、私たちが何を言えるか、言えないかを理解しようと非常に、非常に努力してきたことを安心してください。
しかし、私たちが共有できるものとしては、できる限り多くを共有したいと思っていました。
NIJISANJI EN内では、誰もが何かに参加したいと思っている場合、それがオンラインであれオフラインであれ、その機会を持つことを確実にするために、みんなが常に努力しています。
そして、私たちは引き続き、ファンが一緒に楽しむことができる安全で楽しい環境を提供するために最善を尽くします。
最後に、この点を繰り返したいと思います。どのような形であれ、関係する人、一般の人、またはその他の何かに対して憎しみを広めないでください。
このような時期に、私たちに対してこの状況に関する追加情報を求めずに、私たちの活動を続けることを許してください。
この時点で、問題は弁護士のものです。この点を超えて問題について話すよう私たちに圧力をかけないでください。
その他のことに関する連絡はANYCOLORにお願いします。
私からはこれで全てです。皆さんの時間をいただき、ありがとうございます。
ありがとうございました。
懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が出て「執行猶予だなんて女割だ!女尊男卑!!」と騒がれた
実は男女逆の事件も全く同じ判決だということを知らないアホだらけ
小6女児とホテルでみだらな行為、強制性交罪の元刑務官に有罪判決
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210529-OYT1T50102/#google_vignette
>強制性交罪に問われた兵庫県たつの市、元鹿児島刑務所法務事務官の男性被告(23)に対し、佐賀地裁(今泉裕登裁判長)は27日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。
無理して東大入ってなんとか卒業したはいいけど、正直コミュ力ゼロで就活に失敗し契約社員年収300万からの社会人スタート。2-5年に1度転職して4社目、10年がんばってやっと年収500万。
「結果をベースに転職してキャリア&年収アップ」というライフプランに先が見えなくなった。
転職市場って基本的に「能力」と「前職の実績」を踏まえてキャリアを上昇させていくものだと思ってる。前職でめっちゃ売り上げ出したから次の転職先で係長or課長クラスになる、みたいなね。
が、自分にはその「売上を出す能力」がなさそうだとわかりつつある。
局所的なスキルには自信があるよ。たとえば法務チェック不要なくらいに契約書読みこむ、みたいなね。でも法学部卒じゃないし法務でもないのでスキルセットのプラスにはならない。
で、思ったのよ。もしかして自分は「民間市場でガツガツ働いても年収1000万を超えることはできない」のでは?
20代の頃はそういう夢をみてたよ。大手会社に就活したりね(文系なら出版社、経済系なら外資系コンサル、理系なら今で言うGAFAを想像してみてほしい)。
でもそうはならなかった。ならなかったんだよ。ここでその話はおしまい。
ここまでは別に自虐ではないので、自虐風自慢のつもりはない。なぜなら公務員に転職したからだ。今どき退職金1500万もらえる身分への転職は万々歳よ。これまでの10年で退職金0だからね。そういう意味ではただの自慢である。
友人らは現状で既に自分と同じくらいの退職金もらえることが決まってる上、30歳で年収1000万越えとか割といる。はぁー私が30年勤めて取得する予定の金額を3-4年で稼げるんですねぇー!
という嫉妬があるかというと、別にない。だって今どきの世の中で30代年収500万あれば世間の上位半分にいるわけじゃん。まあ分相応だと思ってるよ。
今思ってるのは、久しぶりに会うときの店の予算帯が絶妙にズレ始めてること。あっちが普通と思って提案してくる店が微妙に予算外、みたいなね。飲み会の店を提案されたら素で6000円だったりするわけ。ほわーっって感じよ。
収入面では別にない。そこそこ生活には満足してるし、今から年収1000万になりたいとも思ってない。身の丈にあってるわけだ。
が、友人との階級層がズレはじめてるような印象はあって、そこだけはこわい。「この先もしかして自分はこの友人を失うのではないか」という恐怖感だ。
友人との交友関係を失いたくないという恐怖だけで、自分はこの生活でいいのだろうかと思い始めてる。もっと上流階級に行くべきなのだろうか。
東大にギリギリで入った奴って世の中の上位半分に入ってれば納得するのか
「学歴に対する世間的な期待値」と全く見あわない現状に恥ずかしい思いがないわけでもないけど、その恥ずかしさは自分の人生において「わざわざ払拭するほどのプライオリティ」として存在していないんですよね。「年収1000万になったところで何したいって希望も特にないので別に今のままでいいかなー」くらいの気持ちです。「他人からどう見えるか」への興味がゼロで、自分が楽しいかどうかが人生の判断基準。
生きにくそうで大変だなぁ〜
まだ失ってないし、自分も現状無理はしてないけど、今後友情関係維持する為に無理しなきゃいけないのかなって恐怖はある。
これは嫌味でもなんでもなく本心なんだけど、このコメント書いてくれた増田が人生に満足してるなら何よりだよ。他人が幸せなのはいいことだ。
「偶然似ただけでパクりはしてない」っていう体で事前に法務チェックもやってんのに、そんな迂闊なことやったら「意図してパクったがバレたから変えた」って解釈されて逆にパルワールドがヤバいだろ。
3Dモデルをブッコ抜いて必死に比較してる海外勢もいるけど、このままシラ切り通してれば半年もすれば粘着質な連中は少し残っても風化すると個人的には思う。
ただ、法的に責任を問えないとはいえ他社が超えない常識のラインの外に踏み込んだ模倣パーツがキャラデザ以外にも色々あるのは客観的な事実なので今後の業界の動向が心配だ。
制作コスト上昇は大手企業ですらリメイク地獄に陥るほどの大問題となって業界に負の影響を与え続けている。ソニーのスパイダーマン作ったスタジオもあれだけのビッグヒット連発しても左うちわでは居られないのが何よりの証左だ。
業界全体が競争のために度を超えて予算水準を拡大しすぎている。
そこに、こうやって度を過ぎた模倣で制作コストをそれなりに省いて業界まれにみる大成功を収める企業が出た。
大手企業がいきなり他社の露骨な模倣するとは思わんが、小さな企業ほどどんどんモラルは低下していくだろう。金がないんだから。
私は今世間で話題になっている某ゲームの数々の盗作を絶対に許しません!
そのゲームはクリエイターたちが丹精込めて作った知的財産に手をかけキャラクターデザインとその要素を盗み取りました!
そしてゲームシステムのアイデアをあたかも自分たちが考えたかのように扱いました!
ましてや実在の人物の肖像権を犯し侮辱し裁判まで起こされたのは自業自得!
「ポケモン」ってなんですか、完全にカプセル怪獣を真似てつくりましたよね!?
サイホーン/サイドンなんてほとんどシーゴラス/シーモンスだ!
ヒトデマンの設定は完全にウルトラマンだしアニメ版のあの鳴き声はふざけているのか!
メタモンはDQのスライムをピンクにしただけ、ミュウツーなんてほぼフリーザ様のデザインでしょう!
冒険して出会ったモンスターを捕まえて仲間にし育てて冒険する、完全に
そもそも冒険RPG!D&Dのパクリじゃないですか、これは大変なことですよ!
沢村さんのサワムラーや海老原さんのエビワラーなど、存命人物の生モノなんて絶対しちゃいけないですよね!
そりゃユリゲラーさんも訴訟しますよ、絶対に許しちゃいけません!
・・・え、もう本人は許した?みんな有名な話?
歴史を紐解くとポケモンさんが行ってきたのは「パクリ」ではなく「オマージュ」だったようです。
なるほど、ではパルワールドさんも「オマージュ」だから大丈夫ですね!
オタクさん「それは違うよ!ポケモンのは笑えるオマージュだったけどパルワールドは許されない盗作だよ!」
よくわかりませんが大丈夫ではないようです。なぜでしょう。
仮に今回の件を任天堂が提訴し裁判になったら問題なのでしょうが、今のところそのような話は聞きません。
現段階で誰かが非合法に直接の被害を被ったという様子も見られません。
「クリエイターのやる気が削がれる!」
ただすんなりと飲み込むこともできないので、一つずつ見ていきましょう。
清貧で潔白な心の持ち主の方に多いのですが、何かを利用して金儲けすることが汚いことだという嫌儲思想の方が多い気がします。
そもそも最初に挙げたポケモンのオマージュも金儲けのためだと思いますよ、話題づくりのために利用したと言えるでしょう。
企業として営利目的或いは営利を妨げない範囲での活動は自然なことなので私は良いと考えていますが。
必要かは知りませんが、それはそれとしてあると思いますけどね。
二次創作にも言えますが、お金目的だけが目的の創作ってかなり精神削る作業です。
全然好きじゃなかったらあんなに魅力的なキャラ達の作成はできないと推測します。
(推測というかただのお気持ちですが、ていうか別にいらないでしょそんな感情)
・・・まぁ関係者の方でちょっとあれな過去の発言があったらしいことは擁護しませんが。
プロの方が言うのはわかります。生活を守るためでもありますし、立場での主張があるのは当然のことなので。
基本的に私は合法であれば何してもいいと考えている人間なので(これについてこの後少し話しますが)近年よく上がるAIによる画像生成の話題なども概ね賛成なんですね。
ただそれでクリエイターの方々に損害があるのは嫌なので、必要であれば適切な法の制定やそれに関する活動はどんどん行うべきだと思うのですよ。
今回の件で権利を守りたいという意見もそういう類のことだと思います。それはいいです。
しかしこれ、趣味で絵を描いてる方や創作活動をしていないような方がよくお話しされているように見えました。
よく意味がわかんないけど、こんなのでやる気なくすならやめればいいじゃんと思いました、趣味なんだし。
マクロな視点を持ち出して(主語を大きくして)「クリエイターが育たなくなる!」という方もいましたが、別に関係ない気がします。
まず絵とかって模写して参考にして絵柄を真似てなんかしてうまくなるものじゃないですか。
そういうことを趣味でしてる人がこの件を叩けるとは思えないんですよ。(営利が関わる場合話は変わりますが。)
だからこれについて話してる人の多くって自分の創作に満足できてなかったりただのワナビーだと思うんですよ、偏見ですがそういう人ってすごい模写などを嫌いますし。
結論、すみません、これについては本当に理解できませんでした。
業界を盾にして自身の不快感を何とかしてるように見えませんでした。
いろいろ書きましたが、不愉快に感じている方が多いのは確かです。
なぜ不愉快に感じるのか、先に挙げた意見もありますが、そもそもパルワールドを「ポケモン」だと勘違いしてるからだと思うのですね。
「パル」に銃撃をさせたり暴力行為をすることが「ポケモン」への侮辱になるという方が多くいました。
そうですね、公式でもない第三者がポケモンの二次創作でそういう描写をしたら大変ですね、例のMODは明確な侵害だと思います。
でも大丈夫です、それを行っているのは「パル」なので。
勘違いしてる方が多いのですが、これは「ポケモンが好きな人」向けにつくったのではなく「ポケモンのような世界観が好きな人」のためにつくったものです。
そしてオリジナルの消費者には前者より後者の方が数多かったため売れたというのが現実です。
ポケモンライクな疑似餌ではありましたが彼らはポケモンを売っていません。彼らが仕掛けた本当の餌は違う世界です。
その世界が本当に素晴らしく大変面白くできていたため真に刺さり一発ネタで終わらず今もなお売り上げ数接続数を伸ばしているのです、ポケモンというコンテンツを自己のアイデンティティと見紛う程愛している方を除いて。
それでも本当に合理的な理由の元パルワールドのやり方を批判するべきだと思う人は同じようにポケモンの歴史も批判しなければいけません。それが条理です。
ずいぶん長く書きましたが、私が一番言いたいのは、
「空気悪くなるからみんな楽しく遊んでる中に入ってきて買ってもない部外者が無い権利を主張しないでほしい」
です。
「合法なら何してもいいとは限らない」というのはわかりますしモラルが大事なのはわかります。
ただモラルやマナーって時代やコミュニティによって違うじゃないですか。
それを全くの部外者が押し付けてくるのって相当傲慢だと思いますよ。
だから法律っていう大前提の根本的なルールがあるわけじゃないですか。
任天堂法務部の名のもとに主張をしていいのは任天堂法務部だけです。
わざわざXのリプライやディスコード、YouTubeのコメント欄に出張って遊んでる人自体の人格を否定してくるのは気持ち悪いです。
人格否定するならここや5chのような完全匿名掲示板で行いましょう、なぜならこんな肥溜めみたいな場所をわざわざ見る人はそういう覚悟がある人だけなので。
というか、客観的に言えば現状は「限り無くグレーである」が正解であり、問題があるとも無いとも言えない状況にあるはず
あくまでもその判断を握っているのはNintendoと司法であり、問題のあるなしはどっちにしろ(作った当人たちの公式な表明も含めて)現状外野が勝手に騒いでいるにすぎないのだろうと
そのNintendoからして、関係した発言は「存在は認識しているが現状はノーコメント」だけで、問題がないともあるとも言ってない
普段のNintendoの振る舞いからすると「問題が仮にあったとしても規模が小さいうちはインディーズ文化として尊重したい」というスタンスと取れるけど、「現在法務部で検討中でその決定次第」という可能性もあり、結局Nintendo次第なんだろうと