2024-02-20

妊娠した。夫が張り切っている 雑記

私はついに妊娠した

不妊治療の末に授かった

まだ周りの人には殆ど知らせていない

まあ、知らせて回るほど私の周りに人はいない訳だが

夫は既に子煩悩の片鱗を見せている

仕事から帰ってくるたび私とお腹に向かってただいまを言い、ふとした時に名付けについて語り、意気揚々赤ちゃん用品店巡りをしては街中の子連れをこっそりと観察している

子は本能的に母が一番という定説を覆すではないがとにかく懐かれたいらしく、色々考えているのをたまに相談される

挙げ句の果てに俺の胸から母乳が出ればいいのにと言い出す始末だ

一方の私は何だか気怠い現実を過ごしている

何だかまり実感も沸かず、ぼんやり過ごしている

つわりが少しずつ落ち着き始めた時期ではあるものの、まだ油断ならない

いつまた便器とお友達になるのかとヒヤヒヤしているし、つわり理由にやれていなかった家事が山ほどある

ちょっと動いて平気な日もあれば、気持ち悪くて駄目な日もある

自分に甘いのではと不安にもなるし、動けない悔しさも感じる

日々の小さな家事からまり書類整理、家の家具配置も子供対応仕様に変更したいし、私のオタクアイテム達も一時的に闇に保管せねばならない

かにもまだまだ沢山あって困ったもの

そもそも妊娠出産子育てって何もかもが初めてで手探りなんてもんじゃない

未開の地を探検する気分だ

夫を見てると私が子供のような気がして少し焦る

考える事もたくさんあるし、悩みもこれから増えゆく一方だろう

そんな私を今、一番悩ませているのは親友への妊娠報告についてだ

私がただ一人、親友だと思っている幼馴染が一人いる

彼女からしたら私は多分沢山いる友人の一人だろう

彼女自身も浅く広く派だと言っていたし、距離もありコロナでしばらく会えていない

そんな彼女に私は妊娠報告をしたいと思っている

今までずっと何かと気にかけてくれていて、とても感謝している

ここまで縁が続いていたのも彼女が繋いでくれていたからだと思う

でも多分、報告すると私と彼女の縁が切れる予感がするのだ

確証はない。ただそんな予感がするというだけだ

彼女独身で、もうずっと婚活をしている

故郷田舎なもんで結婚事情は筒抜けで「近所の同級生の中で未婚なのはもう私だけだね」という連絡が来たときは正直返事に困ってしまった

とても努力家で私からしたら眩しいくらいに綺麗で垢抜けているのも努力故だ

彼女千疋屋メロンならば私は直売所キロ売りじゃがいもの袋の中の1個だとすら思う

と、いうよりじゃがいもメロンになった

幼い頃は一緒に木登りをする仲だったが、いまの彼女からは全くその気配を感じさせない

一方の私は一度垢抜けかけたものコロナ禍が私を田舎っぺに引き戻してしまった

未だに蟻の行列を眺めて楽しいと思えるのはずっと変わらないが、彼女と会うときはすこし背伸びして抑えている

話をもとに戻そう

そんな彼女に私は妊娠報告をしたい

半分は私のエゴ

自分の誠実さの為かと言われたら否定できない

でも私は彼女に対して今更誠実でありたい

正直怖い

コミュニケーションはずっと苦手だから

でも田舎の筒抜けで風のうわさに載せて報告などしたくない

もう少ししたら安定期だ

安定期になったら勇気を出して報告しよう

頑張れ私

すべての過去を省略した上でに突然言うことではないが、私の人生はなかなかハードだった

でも今は優しい夫がいて、これまた省略したが義母もとにかく喜んでいるらしく、私は果報者

私はこれから目まぐるしく変わりゆく体調と日々に翻弄されながら生きていくのだろう

…締めの文章になっただろうか

最後に、もしこの日記にたどり着いた人がいるならば、私は貴方幸せを願っています

名前も知らないけれど、多分貴方は頑張っています

どこかの誰かより

それでは

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