はてなキーワード: 布石とは
ロシア在住だけど、今回のプリゴジン謀反はプーチン政権との観測気球であり、目的は下記2点だと思われる。
①1日で謀反が終わったこと
②人的被害がないこと
③都市内で発砲音が合ったが、ワグネル兵士が全く反応しなかったこと
④プリゴジンがルカシェンコと(1日中)話したというニュースをモスクワが日中に全く発表せず、プリゴジンが矛先をウクライナに向けたというニュースと共にルカシェンコの助力でという文脈があったこと
⑤プリゴジンがモスクワ侵攻をやめたという発表と同時に、ワグネルのSNSアカウントが全てブロックされている
が挙げられる(前もって計画していなければ、すぐにアカウントブロックは不可能)
ロシア人と話しているとワグネルを好意的に受け入れている人が多く、そのワグネルが反政府的な行動をすることは何か"正しい理由があるに違いない"と妄信的に信じて反政府活動をする人が"いた"可能性が高いため、今回のプロレスで釣ってみたと推測する。
プリゴジン謀反のあった24日のプーチン演説もほぼ"売国奴"と"非友好国"という文脈があり、モスクワ市長やそのたワグネルが"行進"したであろう州や市の州知事/市長もきれいな台本を読んでおり、「謀反を起こしたワグネルに鉄槌を」という話は感じられなかった。
プリゴジンがウクライナに向けて出発したという速報のあと、親しいロシア人達が「カザフスタンは反ロシア的で信用できない」という言葉を口にしていた。
ロシア人の感覚だと今回の謀反は、「内政干渉だからと言ってロシア(プーチン政権)を助けようとしたか」が信用できる国かの指標になったようだ。
他の目的無理やり上げるとしたら、総動員令への布石であるが、ワグネルが行進した地域で住民の他都市への大規模な移動による混乱があったため、総動員は見送られると予想する。
○ご飯
朝:なし。昼:ネギ納豆たまごかけご飯。夜:ネギ納豆たまごかけご飯。サラダ。豚汁。間食:ポテロング。アイス。
○調子
携帯電話で展開していたサイコミステリーシリーズの第一弾というか第ゼロ弾というかのニンテンドースイッチ移植版。
あの探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの元気が開発しているのでちょっとしたクロスオーバーっぽいシーンもあったりするが、テキスト主体のゲームでそのライターが異なるためかなり味わいは異なっている。
突然三つの記憶しか保持できなくなった高校生の主人公が、何故か自身の恋人にナイフを刺してしまうところから物語が始まる。
記憶の中で何故こんなことが起きたのかを探って行く内に、恋人の件だけでなく自身のルーツにまつわる大きな問題にも立ち向かうことになる、サスペンスなドキドキ感と、記憶を逆に辿って行くことによる時系列が前後する物語の妙を楽しむ作品だ。
……とは書いたものの、正直テキスト量が少なくて個性を感じられる場面が悪い意味で少なかった。
タイトルの通り、三つの記憶しか保持できなくなった主人公をコマンド選択式のADVというシステムに落とし込むため、手がかりや情報や証言を記憶という形で最大三つだけ保存できる。
逆に言うとこの三つの中だけでフラグ管理をやりくりするんだけど、このシステムが単なるプレイ時間の水増しにしかなっていないのが大変残念な点だった。
どの三つを保持するのかという取捨選択の楽しみは殆ど無く(皆無ではないが)、大半が話を読んでいれば自然と重要さがわかり保存できる。
これ自体は難易度が低いという意味ではそこまで批判したくはないが、問題なのは移動先すらこの三つでやりくりする点だ。
渋谷の街を行き来しながら、主人公が失った記憶を遡って行く展開のために、延々と移動しながらフラグを立てて行く。
フラグ立て自体はサスペンスな事件を追って行く楽しみもあるにはあるものの、それ以上に移動にかかる面倒さがずば抜けてて楽しめなかった。
移動先を教えてくれる人やお店が物語の進行によって変化する点と、一方通行の道が多い点の二点によって、シンプルなコマンド選択式ADVのマップにしては移動にかかる操作が多すぎる。
プレイ時間にして2時間かかるかかからないか程度だったと思うのだけど、体感では1時間以上は移動していたような気がする。(こういうのはロード時間と同じく体感が長く感じるものだけども)
正直、良かった点もあったと思うのだけど、この移動にかかるストレスが大きすぎて、忘れてしまった。
例えば主人公と恋人と親友というメインキャラ三人以外にも、渋谷で暮らす市井の人々のサイドストーリーっぽいものもあったのだけど、なにぶん名前すらないモブキャラである点、移動によって物語がぶつ切りにされる点、時系列がシャッフルされていることによるややこさとによる相乗効果で頭に殆ど残らなかった。
土地柄かナンパや不倫や逆ナンなど、粗雑な男女の関係にまつわるサイドエピソードが多すぎることも混乱を招く。
ゲームシステムでそれを整理するような仕組みも無いため、ただ事象が前後して描写されているだけの複雑かつ、それを整理したところで特に何か感慨に浸る部分がないというアッサリさとが際立つ。(名前も個性も知らない少女がとある男から逃げている理由が、メシだけ食べて後の行為に付き合わなかったことがわかったところで、それはなあ)
物語の本筋については、記憶が三つしか持てないことによる誤解と、男女の下手なすれ違い、それにサイコミステリーのサイコの部分の設定開示と言ったところだが、どれも文量が少なく、シリーズが進んでいけば布石として機能していくのかなあと、現時点ではあまり思い入れはわかなかった。
携帯電話の限られた容量で遊べるゲームを作ることは難しいのだろうが、ちょっと移動にまつわるややこしいシステムによるプレイ時間の水増しのせいで、テキストを楽しみという根幹がブレているのは残念だった。
とはいえ、こういうのは好みの問題でしかなく、昔の所謂ホビーパソコンの時代のアドベンチャーゲームは、作家性のあるテキストを楽しむというよりは、知恵比べやフラグ立ての複雑さを整理する楽しみが主流だったような気もする(ゲームの歴史を語るのは烏龍がましいので、雰囲気の話)ので、こういうのが好きな人もいるんだろう。
色々と文句を書いてしまったが、携帯電話で配信されていた今は遊べないシリーズをこうして楽しめるだけでも嬉しいし、後続のシリーズではこのシステムも採用されていないらしいので、是非とも次々と販売して欲しいし、発売の度に購入して追いかけようとは思えた。
性犯罪の刑法改正「時間切れ廃案はありえない」 当事者らが訴え「今国会で成立させて」
出口絢
https://www.bengo4.com/c_1009/n_16077/
性暴力被害者らでつくる一般社団法人「Spring」の金子深雪さんは「今回の改正法律案は、2017年の刑法改正に積み残された課題を解決すべく、性暴力被害当事者らがずっと声をあげてきた思いが形となったものです。この法律案が参議院での審議、可決を経て、今国会で成立することを、私たちは心から願っております」と訴えた。
そもそも刑法をクルクル変えているのはおかしい。また積み残された課題が出てくる。
このような犯罪者扱いはとんでもない。
ここで欠落しているのは虚偽の告訴とほう助した弁護士、マスコミは同じ量刑を食らう必要がある。そうしないと虚偽の告訴がやり放題。
デタラメな被害者の声を利用する弁護士や活動家に怒りをもっていい
「共同親権」を潰す赤いネットワークと北朝鮮の家族法|池田良子
https://hanada-plus.jp/articles/1277
戒能以外にも政府内には危険分子が数多く潜り込んでいる。例えば、内閣官房の「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」には、拙著『実子誘拐ビジネスの闇』で取り上げている赤石千衣子(NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」理事長)や駒崎弘樹(NPO法人「フローレンス」会長)など、赤いネットワークの構成員が勢ぞろいしている。
赤いネットワーク構成員が、政府の審議会等で提言する政策の意図はどこにあるのか。
それを知る鍵は北朝鮮にある(赤いネットワークと北朝鮮との関係については、【赤いネットワークの闇】仁藤夢乃の師匠と〝西早稲田〟に詳細に記述している。是非、それを読んで頂きたい)。彼らの隠れた意図は、『朝鮮民主主義人民共和国の家族法』を読めばわかる。
すでにキボタネPenlightは北朝鮮と強いつながりがあることが証明されている。
つまりこれは嘘とは言えない。
【赤いネットワークの闇】仁藤夢乃の師匠と〝西早稲田〟|池田良子 〝西早稲田〟をはじめとする赤いネットワークの危険を察知していた安倍元総理。だが、自民党議員の多くは無関心か無知である。北村晴男弁護士は言う。「詐欺師に一見して『悪い人』はいない。『いい人』だと思われなければ人を騙すことなどできないからだ」。(サムネイルは仁藤夢乃氏twitterより)
https://nordot.app/1035075822056883040
戒能やシェルターネット代表の北仲らの働きで、今国会に精神的DVをDVの定義に含むDV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)改正法案が提出された。
また、「不同意性交罪」(被害者が「同意しない意思」を表明することなどが難しい場合も加害者を処罰できる)を導入する刑法改正案も今国会に提出される予定だ。この罪は婚姻中の夫婦にも適用される。両法の改正後、男性にとって、結婚とは極めてリスクの高い行為になる。
さらに、戒能や赤石らは、事実上、離婚後単独親権制を温存する〝エセ共同親権制〟導入に向けて着々と布石を打っている。この根底にあるのは、親子の関係断絶である。すべての父親は配偶者暴力や児童虐待を働いているものとみなし、離婚後は母親の同意なくして子どもに会うことは許されなくなる。
いまでも、裁判所による不当な判決を受け、数多くの親が子に会えず自殺に追い込まれ、親に会えない子も自殺に追い込まれているが、この非人道的な裁判所の運用が制度として固定化されるのだ。
そして最も最悪なのはBS11がAチャンネル再放送のタイミングを逃した事だろ
春期のひなこからの真の受け皿が必要だったのにしなかったのだから…
NEWGAME二期は何故受け皿になれなかったのかって?後で説明するよ
ニューゲーム二期の6話において
以降もしんどくなりそのため
癒しを求めてけもフレや異世界食堂に客層分散するような事態を引き起こしたのだ!!
無論そのシーンは一期放送時から予見されていたのだ!ネット上に原作のシーンが拡散されてたからな
そして秋クール…
ブレンド・Sの1話にて男性キャラの出番度が高いことに対して怒りの声を揚げる視聴者が続出、
ニューゲームに比べて原作の事前情報伝わらなかった事が反発を招く原因にもなった
すでに混じりっ気を嫌う人達はガルパン再放送やこのはな綺譚、少女終末旅行に移動したらしい
だがこのはなも少女終末も折り返し地点からしんどくなる可能性がありその布石ともいえるシーン複数確認されてる
BS11よ
鬱回の予感もないこの2つの条件満たした
ほがらかなアニメ見たいならAmebaTVに行けとでも言うのか?
冬から春へのクールの移り変わりの時に僅かな枠でしかやらなかったとかおかしいだろ
で夏期の再放送怠った結果が
アニプレがAチャン宣伝やる気無し、芳文社がぞい二期後半鬱回多くなるのを見越して別の受け皿のためAチャン再放送のことBS11と協議しなかったせいで
あと、BS11は秋クールに本来ならけもフレも再放送するべきだったんだ(※2023年時点ではBS日テレの方で可能性多しに変わってる)
どうせBSフジだから深夜にかぎりビットレート減らすクソ画質仕様なんだろ?
どうせ番宣もしてもらえないんだろ?
俺はBS11で2017年の春クールにリアタイで見たかったんだよ
BSフジでも贅沢過ぎるんだよ
BS11は17年の春~秋クールにあまりにもひどい枠政策しかしてこなかった
俺様はもう決意したさ。完全な我慢の限界なんだよ!!マジで!!!
過ぎ去りし過去に戻り
↑
∩(´・ヮ・`)∩ンヒィ😓
消費税増税の布石のために、「高齢者が金融資産が貯めこんでるんだ!消費税増税を!」という話がある。
しかし、実際は金融資産をため込んでいる高齢者というのは一部だ。金融資産をため込むことを問題にするのなら、金融資産課税化、金融所得課税だろうとは思うが。
一方で、異性はこんなことを言ってけしからん!なんて分断はそれなりに盛り上がる。
高齢者は「親」だから、真実はどうか!?の内容は親を見ればわかる。大半の高齢者は金融資産なんか持ってない。一方で今の時代死ぬまで子供に迷惑をかけないようにしようと心がけてる。「ほぼすべての人間に親がいるから真実がわかる」
異性叩きは配偶者・恋人だ。だから、男遊び盛んだったり、DV夫と結婚してしまったり、ひどい振られ方をした人は特に叩く。また、若い人間で「議論好きな人は実は恋人がいない」し、少子化で異性の兄弟姉妹がいないことも多い。
そりゃ色恋に向かっていけばひどい振られ方の一つや二つはするもんだと思うが…。
だから、異性がわからないから、痛い目を見た人の叫びを見て、異性けしからん!なんて吹き上がって集まって分断が起きるのだろうなと推測してみる。
今回は結婚相談所連合の運用しているIBJアプリについて語ろうと思う
結婚相談所はそれぞれ会員を抱えているがその手持ちの会員同士ではどうしても弾数不足に陥る
それを回避するには他の結婚相談所の会員ともお見合いさせることだ
可能にするのはIBJアプリな訳だけど本日アップデートが入り、結婚観を記入しないとログイン出来なくなってしまった
子育て(同上)
だ
これらを記入しないといけないとログイン出来ないのが非常に厄介だ
世帯年収は男は公開していて女は非公開が多かったがこれにより女側の年収が予想できる、もしくは家事手伝いが800万や1200万を希望していてお前そんな高望みしてんのか笑笑と分かるようになってしまい、この世帯年収はどう記入すればいいのか読み合いが発生している
IBJは今年春に独占禁止法で立入検査が入っており非常にグレーな運営であるのは周知の事実ではあるが今回の世帯年収の強制開示は他の婚活アプリのように女性の年収公開化に向けた布石であることは間違いない
○ご飯
○調子
むきゅーはややー。お仕事は、それなりー。
携帯電話で配信されていたアプリをニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第二弾にあたる。
発生した事件を追うだけだった前作とは異なり、シリーズキャラたちの縦筋になるエピソードもあり、キャラクタに愛着を持ち出せる展開が特徴的だった。
特に前作の感想で僕が気に入ったと書いた助手の白鷺洲伊綱は、今作でも大活躍な上に、くだんの縦筋になる布石のエピソードもあると、たくさん彼女の魅力を楽しめた。
今回の事件は館モノ。クローズドサークルに、密室殺人、奇妙な構造の館、怪しい招待客たち。新本格ミステリと共に生まれ育った身としては実家のやつ。
開幕早々の建物の見取り図を見て、あーアレね、まあ、割と最近も読んだことあるし、やっとかないとねえ、うんうん、と納得した。
納得したのも束の間、いやいや、このシリーズは探偵・癸生川凌介事件譚だぞ、とタイトルをもう一読してから、捜査に挑んだ。
ミステリの謎を探偵役より先んじてわかる/わからないに意味はないという建前を思いながらだった。
そんなわけで、王道を楽しく遊べた。
キャラクタの方面では、最初にも書いた白鷺洲伊綱ちゃんの魅力だけでなく、癸生川凌介の身も蓋もない展開も前作以上のスピード感でこれが恒例になりそうな感じが楽しい。
シリーズキャラ以外だと、伊綱と妙に距離感の付け方が早かったのと、名前の読み間違いという鉄板の面白をやってくれた矢口床子さんが印象強かったかな。
白鷺洲伊綱のテキパキ高速推理からの、癸生川凌介のちゃぶ台返という構造の妙に磨きがかかった良い2作目だった。
3作目や4作目への縦筋の展開も用意されており、続きが気になるので、また近いうちに遊ぼうと思う。
冷戦を終結させ核戦争の恐怖から逃れた人類が祝砲とともに迎えた21世紀が、よもや侵略戦争とそれに伴う核戦争の懸念に飲み込まれるとは誰が予想したであろうか。ここに至る経緯は長く複雑であって一冊の書物にさえ収まりきらないものではあるが、それが世に出るころには世間の関心は賞味期限切れを起こしていると思われるので、ここにその一部を記そうと思う。
そもそも、ウラジーミル・プーチンがウクライナの併合をもくろむようになったのはいつのことだろうか。すなわち、民族的ロシア人の保護というロシア社会における要求に甘んじず、かつてのロシア帝国的な全スラブ民族の庇護者というアイデンティティを確立し、ウクライナをロシアの範疇とするべく模索を始めたのはいつのことだろうか。これは遅くとも2019年にはその転換は生まれていると考えられる。冷戦の勝者であったはずのアメリカはトランプ政権の下で国際的な威信を低下させ、アラブの春以降に生まれた膨大な中東難民はヨーロッパ社会を疲弊させた。東に目を向ければ2008年の中露国境問題の解決をもって後顧の憂いを絶ち、和平条約こそ結べないもののクリミア危機をもってしてもなお対露宥和政策を維持する日本を見る限り不安要因とはなりえない状況であった。そして、ウクライナにおいてさえ、2019年の大統領選挙では対露強硬派のポロシェンコが敗退し、政治的には素人のコメディアン出身でウクライナ語さえ満足に話せないゼレンスキーが対露宥和政策を掲げて当選するに至ったのである。むしろこの時にこそ、プーチンがミンスク合意を超えたウクライナの併合という天啓を得たとしてもおかしくはない。彼の帝国に、およそ実現不可能な侵略戦争の妄執を諫める官衙が無かったことが、世界の悲劇であった。
ロシア軍の当初の作戦は様々な面で事前の調査検討が不十分なものであった。もとより実現可能性も実効性もない目標を大真面目に検討しろと言う方が無理であろう。とはいえ、杜撰な侵略作戦はいかにして作られたのだろうか。これにはおよそ二つの側面がある。一つは、計画立案の手間を惜しんで集団安全保障条約(CSTO)加盟国内で政変が起きた際の介入計画を下敷きにしている面。もう一つは、プーチン個人が気に入るであろう要素を加えることで、彼個人が満足するように作られている面である。このため、作戦計画はもとより無理のある要求に非現実的な企画で回答するという悪循環の産物と化しており、2022年2月の史上稀に見る大失敗に至るのは当然のことであった。
プーチンはこれまでに2回、親露派内閣の救援に失敗している。ブルドーザー革命で当時ユーゴスラヴィア大統領であったミロシェビッチを保護できず、またマイダン革命でもヤヌコヴィッチ内閣を支え切れなかった。これを踏まえ、CSTO加盟国内で政変が起きた際の対応計画は、かなり真面目に練られていた。そのうちの一つが開戦劈頭のアントノフ空港攻略作戦の原型になっている。原型となった計画では、クーデターなどによって親露派政府が打倒されそうになった場合、ロシア空挺軍部隊が首都近郊の空港を制圧して先行する特殊部隊とともに政府首脳部を保護し、これを空挺堡として首都や周辺の主要都市と軍事拠点を順次制圧していくという展開を想定している。
実際、ウクライナ侵攻の直前に起きたカザフスタン政変ではトカエフの要請を受けてロシア空挺軍によるアルマトイ国際空港を中心とした展開が行われており、一方の権力を奪われたナザルバエフは隣国キルギスに脱出し、カント空軍基地でプーチンが政権奪還を支援してくれるものと待ちわびていた。権力闘争の結果は周知のとおりだが、仮にトカエフがより反露的な人物であれば結果は違っていたかもしれない。
ウクライナ侵攻計画においても、親露派大統領に対するNATO とりわけアメリカ主導のクーデターが発生した際の対応計画を元に、少数の特殊部隊と大規模な空挺軍を利用したアントノフ空港の制圧とこれを拠点としたキエフ制圧計画が立案されていた。この作戦の致命的な欠陥として、クーデターであれば存在していたはずのウクライナ国内の親露派有力者、とりわけウクライナ軍部隊やウクライナ保安庁内の協力者からの援護が十分に期待できない点が挙げられる。計画上は確かに彼らが侵攻開始と同時に蜂起する想定になっていたのだが、ウクライナ国内の親露派の多くはロシア軍の本格侵攻を信じてはおらず、投下された膨大な準備資金は個人的な利益に帰してしまった。さらに、開戦直前に至るまでアメリカによる情報公開攻勢が行われたため、ウクライナ国内の親露派との連絡調整を職掌に収めていたロシアFSB第五局は情報漏洩を恐れて正確な開戦日時を伝達せず、結果的に2月24日は(開戦日は教えてもらえると思い込んでいた)親露派に対する奇襲となってしまった。この、事前連絡のない開戦とロシアによる一方的な協力への期待は、数字としては出ていないが、民族的ロシア人あるいは経済的恩恵といったものを背景とした親露派の翻意を大いに促し、以後のロシア軍を大いに苦しめることとなる。
また、本来であれば、制空権の確保と空挺堡の構築、地上部隊の侵攻は十分に連携の取れたものでなければならない。しかし、ロシア政府内では侵攻作戦がプーチンの「お戯れ」であるとみなされていたため、作戦計画の内プーチンが喜びそうな内容、具体的には前述のアントノフ空港への奇襲といった派手な作戦やウクライナ全土制圧後のロシアへの併合宣言といったハイライトのみが詳細に検討され、それ以外の点については何ら考えられてこなかった。例えば、アントノフ空港を制圧した空挺軍部隊と合流するためにベラルーシから地上侵攻を行う必要があるが、チェルノブイリ原発周辺の森林地帯を通過する際の計画は東部軍管区のある若手士官に図上演習の課題として丸投げされ、提出された素案を元に別の将校が大規模演習の名目で具体的な計画に起こしていたことがわかっている。想定された場所以外では戦闘や妨害が起こらず、また演習名目であったために部隊の移動は迅速に進むという前提で計画が確定してしまったことが、キエフの戦いにおいて裏目に出てしまった。同様にロシア海空軍も、地上軍との連携が乏しく長期の作戦計画が立案されていないなど、全面戦争を想定したものとは到底言いがたい状況であったのには、このような背景があったのだと見られている。
開戦前年にもロシア軍はクリミア半島などにおいて大規模な動員訓練を行っていたが、プーチンが本気であると知らない者には、これら人員物資の集積はあくまでウクライナおよびNATO に対する威嚇として理解されていた。事情を知る者は当初計画があまりに楽観的であることに懸念を示していたものの、FSB第5局の人員の多くは親露派ウクライナ人の協力が当然あるとして疑わなかったし、またある者はプーチンが本気でウクライナ侵攻を計画していると認識していなかった。何より、プーチン本人が自分に気に入られるべく作られた即興の作戦計画を「狙い通りに」気に入ってしまった。平たく言うと、ロシア軍としては侵攻計画の前提となる環境整備は対外諜報活動を所管するFSB が行うことが大前提であり、しかしFSBはその軍事侵攻に十全な準備をできていなかったのである。本来なされるべき長期的な見通しの欠如は、未だにロシア軍を苦しめている。
もう一方のウクライナ側の防衛計画についてはどのようなものだったろうか。戦前、ウクライナ政府および軍が想定していたロシア軍の侵攻計画は以下のようなものであった。まず、ドネツク・ルガンスク両人民共和国(D/LNR)との停戦ラインにおいて大規模な衝突を起こす。これを受けてロシア政府はウクライナ政府に即時の停戦と撤退を要求する。ウクライナ政府が拒否した場合「ウクライナ軍による民族浄化作戦からのロシア系住民の保護」を名目にロシア軍による大規模な空爆を行う。空爆によってウクライナ政府が降伏しない場合、地上軍による侵攻を行い、かつてノヴォロシアと呼ばれていた民族的ロシア人の多い地域を制圧する。これらの地域はD/LNR と同様にウクライナ国内の(EU やNATOへの加盟を拒否できる)自治州として温存し、長期的にはこれらを通じてウクライナを間接的に支配する。このプロットは明らかにコソボ紛争における欧米の介入の経過をなぞったものだが、ウクライナ軍はプーチンの個人的な欲求からNATOに対する当てつけとしてこのような展開を望むと考えていた。ロシアが率先してウクライナに侵攻するのではなくD/LNR が優位な戦況を作り支配地域を広げる体裁をとることが国際的な批判を回避する方策であるため、国際社会による仲裁を拒否し民族浄化を続けるウクライナへの懲罰的攻撃という方便を生み出すよう布石を打っていくのである。前提として、ウクライナ国内でクーデターのような政変が無く、ロシア側からエスカレートを仕掛ける場合を想定すると、このような順で進むと想定するのは合理的である。
問題はこれがどの程度のスピードで進むかであるが、ウクライナ軍の想定ではコソボ空爆と同様に開戦から地上侵攻まで最大3か月程度の時間的猶予があると考えていたようである。今を思えばのんびりした想定であるが、ロシア陸軍の各部隊は徴集兵を少なからず含んでおり、これらは法律上ウクライナへ派兵できないため、全面的な戦争を始めるには予備役の招集と訓練が必要であると見られていた。したがって部隊の充足率を高めるのに必要な時間がある程度は期待できたのである。このタイムラグの間は空爆とドネツク・ルガンスク両州が主な戦場となる。そこで、ウクライナ軍としては東部に陸軍の主力を集中させてD/LNRとの停戦ラインを堅持することで大きな損害を与え、ロシア軍本体が参戦するまでに東部戦線を安定化、あわよくば地上侵攻を思いとどまらせるという方針が定まっていた。また、この時、クリミア半島やベルゴロド州からロシア軍が侵攻してくることが考えられたが、ここは動員した予備役や領土防衛隊で国境線を維持することとされた。長期的な見通しはさておき、ウクライナ軍にとって主眼はあくまで東部戦線であり、停戦ラインから20km の範囲で多数の陣地構築を行っている。隣接するヘルソン、ザポリージャ、ハリコフの各州での陣地構築は開戦後住民の避難と並行して行う予定であったと考えられる。
もし、開戦に先立ちウクライナ軍が上述の想定の元東部戦線への戦力の集中を行っていた場合、図らずもがら空きのキエフへロシア空挺軍が殺到していたことになる。では、ウクライナ軍はどこで引き返したのか。最も有力な説は2月21日のロシアによるD/LNRの独立承認の直後であろうというものである。前述のような経過をたどるには、D/LNR がウクライナの一部という立場のままロシアがミンスク合意の履行を強制する状況になければならない。両地域の独立を承認してしまった場合、D/LNR や民族的ロシア人が優位な支配地域を中心とした間接的なウクライナ支配という筋書きと整合しなくなる。また、東部戦線におけるD/LNR の攻勢が想定よりもだいぶ弱く、ロシア軍が両地域へ展開している部隊数も想定をかなり下回っていることから、ウクライナ軍では当初想定とは異なる侵攻計画がある可能性を認めざるを得なくなった。この時、米国からの情報によればロシア軍の侵攻計画は長大な国境線での一斉攻撃であった。残念ながら、ロシア軍が主体的に全面侵攻を仕掛けるという情報をウクライナ軍は信じることができず、さりとて東部戦線へ部隊を急派する必要もない状況を踏まえ、ウクライナ軍は部隊移動を取りやめ、部隊位置を秘匿したうえで数日待機、すなわち様子見することとした模様である。結果的に、キエフ周辺には開戦直後のホストメリ空港を一時的にせよ防衛するのに十分な戦力が残っており、第一機甲旅団はチェルニゴフ州でドニエプル川左岸を防衛することができた。一方で、南部においては部隊移動が混乱をきたしてしまい、クリミア半島との境界に当たるペレコープ地峡からメリトポリ付近に至る広い範囲で守備部隊のいない状況となってしまった。もしこの地域を担任する部隊が移動前であったならば、事前準備の不徹底なロシア軍の南部からの攻勢すら頓挫していた可能性がある。
囲碁自体を打たなくても、これだけ知ってたら囲碁界楽しめるよという情報。
棋風だけでなく事件やキャラクターも含めて読み物として楽しめるように紹介しているので読んでね!
※ルックス重視、おもしろさ重視向けの人も情報もあるから必ず最後まで目を通すこと
特に戦鷹さんのエピソードは笑える。読んで損なし、読むしかない。読まないと損する
棋士が日本のチームとなって団結して世界に挑むのは囲碁ならではの魅力だ
日中韓、各国5人チームの勝ち抜き戦。
2022年に井山が4人勝ち抜きし日本を準優勝へ導く。実に16年ぶりに最下位から脱出する。
今年も井山が1勝し、かろうじて第3ラウンドへ進出し望みをつなぐ。
(負けたら即終了の第3ラウンドは2月20日14時からYoutubeで配信)
https://www.youtube.com/watch?v=oJ8Ay0O3PQE
甲乙丙の3部まである入れ替え制ありのリーグ戦。甲がトップリーグ。
1部ごとに16チームほどあり、各チーム5~6人所属。
麻雀Mリーグのように各チームにスポンサーがついているMリーグの規模がでかいバージョン。
井山、一力などの日本の棋士が助っ人として招聘され参加している。
NPBのセパのように2リーグ制で手段リーグと爛柯リーグに分かれている。
今年から海外勢として日本と台湾のチームを受け入れるようになり、日本は日本棋院チームとして参加。
トップ棋士ではないメンバー8人を派遣しているが苦戦している。
院生リーグで46連勝を含む71勝8敗という圧倒的な成績で入段。
漫画でもそんな設定にしないような生年月日が同日の女流将棋棋士とドラマチックな結婚をするも離婚。その後再婚。
井山と並ぶ強さ。NHK杯2連覇など早碁では井山を圧倒する実績。
河北新報の御曹司で、高身長(184cm)、高学歴(早稲田)、高収入の天に何ブツも与えられてしまった男。
メンタル面に課題があり、劣勢になるとあからさまにソワソワしだして囲碁界一わかりやすいタイプ。ポーカーフェイスの真逆。
強いのに井山にはめっぽうよわく対戦成績は惨憺たるものになっている。
一力がタイトルを取ったのを記念して白松がモナカが「囲碁よろしく」というお菓子を発売。
羽生結弦の引退した今、宮城県は全力で一力遼をプッシュすべし。
現在関西棋院の棋士のタイトルホルダーはいないが、後述の三大リーグすべてに在籍する余くんが関西棋院悲願のタイトル獲得最右翼である。
基本的にめちゃ強いが大一番に弱く、幾度もタイトル戦挑戦者になるも1勝しかしたことがない。
通称高尾山(ネット限定)。平成時代にタイトルを四分していた平成四天王の一人。
実力は揺るぎないが、脱力感と自虐が面白く人気。解説中は終局時間を気にしてすぐ帰りたがる。
碁は厚いが高尾山の上辺は薄くなってきている。
女性初の三大リーグ入りにもっとも近い人。2022年は本因坊リーグまであと1勝まで迫るも敗退しリーグ入りを逃す。
囲碁以外ではおっちょこちょいで、対局後スリッパのまま靴に履き替えず帰ろうとする。
https://twitter.com/shiho_hoshiai/status/1548313653530611712
棋風は通称ハンマーパンチ。相手の大石をまとめて殺すという物騒でダイナミックな碁を打つ。
対局の前にかならず縄跳びを777回飛ぶというルーティンがある。
若手ホープ。13歳で上野愛咲美を破り最年少女流タイトルホルダーに。
囲碁は陣地を取るゲームなのにあえて地を取らない独特の宇宙流の棋風で人々を魅了する。
2月19日15時30分〜Eテレでこれまでの歩みを振り返る番組が放送!
名古屋のアイドルを初段にするプロジェクト「あみーごの囲碁」もYoutubeにて進行中。
囲碁で何やってるかわからない人はこの人を見ておけばなんとなくわかってくる。
NHK杯では自分のお茶が空になると、秒読みのお姉さんのお茶をぶんどってしまう事件も。
今はこんな感じだが本当はすごい人。7歳で来日すると11歳でプロへ。その後タイトルを75期獲得。
なお最年長記録は夫の故・杉内雅男の97歳1ヶ月。
中国で神童・天才棋士と噂されていた呉清源を読売新聞が日本に連れてきて嘱託棋士に。
日本の棋士との打ち込み碁を連載し人気となる。日本の棋士たちをことごとく打ち込んだ。
同じくレジェンドの木谷實と開発した新布石はそれまでの囲碁の常識を全く新たにした。
人類最強の男。藤井聡太の囲碁版みたいな強さ。2位以下をレーティングで突き放す圧倒的な世界1位棋士。
中国ナンバーワンだった人。シソンヌ長谷川に似ている。ビリビリ動画でよく配信している。
楊鼎新(世界10位)が最近勝ちまくっている李軒豪(世界2位)にAI疑惑をかけた際に自分もそう思っていたと乗っかってしまう。
視聴者からここで実力不足を叩かれてるから見ろとネット掲示板に誘導され、あまりの叩かれように涙。
その不甲斐なさにシャンチートップ棋士の王天一から「窓際棋手」と呼ばれてしまう始末。
https://twitter.com/YennyYoung/status/1613032395548016641
https://twitter.com/YennyYoung/status/1612991737093316614
https://youtu.be/brIz3fg2miY?t=16117
モデル顔負けのルックス。台湾ではKIRINのCMなどにも登用されている。
Youtubeもやってる
鈴木伸二(32)、大西竜平(22)、アンティ・トルマネン(33)、張栩(43)、許家元(25)
その他情報求む!
日本→安田明夏(20)、稲葉かりん(23)、三島響(20)、吉原由香里(49)、万波佳奈(39)
中国→於之瑩(25)
韓国→呉侑珍(24)、金京垠()、許瑞玹(20)、曺承亞(24)
https://twitter.com/rinafujisawa/status/1261598201410289669
https://www.youtube.com/watch?v=8-jZROF8kjQ
https://twitter.com/Q3pdPrgL5SDiDhi/status/1626707152994959360
林漢傑
https://twitter.com/kankan551515/status/1626780508217839620
序列1位の棋戦。賞金4500万。
S~Cまでのリーグがあり、上位と下位が入れ替え。
各リーグの優勝者がステップラダートーナメントへ進出し挑戦者を決定するため、下位リーグからの逆転挑戦もある夢のある棋戦。
最後の跡目本因坊である本因坊秀哉がその地位を日本棋院に譲って創設された最も歴史のある棋戦。
上記3つのタイトルは2日制。リーグ戦があり、序列の高い大三冠と呼ばれる棋戦。
この3つのリーグへの在籍は黄金の椅子と呼ばれ棋士の憧れとなっている。
3つ全てに在籍したらめちゃ強い。
この他に王座・天元・碁聖・十段という1日制の小四冠と呼ばれる棋戦がある。
棋士もこの人の情報をあてにして自分の対局日程を知る始末(それでいいのか?)
悔しいので続報です。
どうやら物理的なニンテンドープリペイドカードの通販が軒並み終了している?様です。
Amazon、楽天ではコードをメールかなんかで通知するタイプのものが販売されています。
ビックカメラはヨドバシ同様ネット通販が停止していました。店舗販売のみと記載があります。
一方ジョーシンは1,000円、3,000円額面のカードについては販売されている様に見受けられます。5,000円額面カードは取り寄せとなっており、これが停止の布石か単に在庫切れかわかりません。またポイントは利用できない、との事でした。
一部、Yahooモール、駿河屋では額面よりも高い金額での販売がされているところもありましたがこれは例外でしょう。
何らかの通達、ガイドライン設定があるようにも思われますが、そこについては見つかりませんでした。
早急にヨドバシがダウンロードタイプに対応して販売を再開していただきたいところですが、ヨドバシ側に旨みはないので難しそうです。というよりアプリの状況を見るに対応できるだけの能力がないのでしょう。
君がなんか頼み事してきたときに後出しで「ごめん具合悪くて…」って言ったらなんか嘘っぽくない?
具合は別に悪くないのに仮病でめんどくさい用事をやり過ごそうとしてる感あるじゃん
そうならないように本当に調子悪いときは前もって布石を打っとくわけよ
せっかく作った料理を残すとかもさ、調子は悪いながらも全部普通に食べれることに賭けつつ、万が一残したときに「まあ仕方ないね」って思われる状況をキープする
仕事でもミスがあったときに言い訳が立つわけよ…いや実際にその言い訳が通るかどうかは別だけど、心理的な話ね
調子が悪いながらもなんだかんだ日常を普通にこなせるなっていうのは経験則としてあるんだわ。その中で万が一があるかもしれないから前もって宣言しとくっていうね
簡単に言うなら根回しの一環だよ
ミオリネは「グループを立て直す起爆剤」として会社設立を提示しました。
でもこれ、デリングからするとミオリネの横にいるスレッタに首輪をつける手段に使えるんじゃないですか?
この形になると、会社設立そのものがプロスペラに対する牽制にも使えます。
お前が送り込んだ手駒(スレッタ)は私(というかミオリネ)の手の内にある、と。
つまりデリングは、78億使って娘可愛いポーズを外向きに取ると同時に、78億の重さでミオリネをスレッタの鎖、または首輪として利用しているのです。
ずいぶんお高い首輪ですね。
かなり楽観的だけど、デリングは2話でミオリネが言い放った「私たちが勝ったらあんたはスレッタを婚約者として認める」に賭けたんじゃないでしょうか。それくらい娘のことは買っている、というか理解しています。
けれど、決闘を無効にしてスレッタを水星に送り返し、別の婚約者を宛てがおうとしたくらいにはスレッタ自身のことは信用していません。
ミオリネはスレッタを信用しています。でもスレッタが今後ミオリネに何をするか、デリングにはわかりませんから。
ミオリネが決闘に勝ったらミオリネがスレッタの「首輪」になります。
ミオリネが審問会に乗り込んでくるほどスレッタを気に入っていること、おそらくミオリネがスレッタを手なずける/スレッタがミオリネを裏切らない状態になることを考慮したのではないでしょうか。
ミオリネが決闘に負けたら、デリングが用意した婚約者とミオリネが結婚することになります。
どっちに転んでも、この決闘を了承したところでデリングに負けはありません。
仮にスレッタとミオリネが結婚したとしても、レンブラン父娘とシン・セー開発公社だけでは総裁選を勝ち抜けません。
あくまでもスレッタをミオリネの側に送り込むのがプロスペラの主目的です。
何かでうまく転がって二人が結婚すればそれでよし、そうでなくてもプロスペラにとっては構わないのです。
スレッタをミオリネの側に置いてデリングを牽制するのが狙いですから。
「あんたの娘の命はこっちの手の中よ」って。
つまり、スレッタという存在を介してデリングとプロスペラが綱引きをしているのです。
ミオリネは関係者のようでいて、実は蚊帳の外です。むしろデリングとプロスペラ、両者に利用される立場です。
株ガンに耳目を集めることで、グループ内でも秘密のクワイエット・ゼロを隠す。
デリングが11話で「今は私の計画だ」である以上、発案者はデリングではありません。むしろ彼は出資者です。
では発案者は誰でしょう?
これはプロスペラ=エルノラ・サマヤしかいません。いまさら登場していない人物を計画の黒幕にはしないでしょう。
エアリアルのネットワーク構築データがクワイエット・ゼロ計画の進行に必要なら、それを提示できる人間こそが計画の首謀者です。
でも、この二人の計画の終着点は同じではありません。
プロスペラは最後の最後で計画を横取りするつもり……ですよね、これ。
水星の魔女プロローグにおけるヴァナディース襲撃事件ですが、そもそもフォールクヴァングってどこにあるのでしょう?
そしてガンダム・ルブリスは水星まで飛んで行けるほど電力あったんでしょうか?
スレッタ&エアリアルは水星から貨物船に乗って学園のあるフロントにやってきました。
おそらく学園のあるフロントは地球圏と呼ばれる範囲の中だと思います。
エアリアルの電力が水星→フロントまで持つのなら、操縦するスレッタの体力を考慮してもエアリアルで学園まで飛んで行った方がお金かからないですよね。しかもスレッタ、貨物船の中でエアリアルのコックピットにいますから、ただ運んでもらうだけの最低料金しか払えてないんですよね、あれ。
つまり、水星から学園のあるフロントまではエアリアルで移動できません。
同様に、エアリアルより形式が古いルブリスでは、地球圏から水星に移動するのは難しいのです。
ここが、デリングがクワイエット・ゼロに絡むポイントとなると思います。
デリングは1話で3期連続で赤字を出したパルネオ社に「潰れろ」と言い放っています。
利益を出さないものに、彼は興味を示しません。彼は厳格な企業人です。
つまり、クワイエット・ゼロは彼にとって投資してリターンの見込める事業なのです。
ただし、これに「ガンダム(ルブリス)」が関わっているため、カテドラルを前身としたベネリットグループの総裁である彼はおおっぴらにクワイエット・ゼロ計画を表に出すことができません。
エアリアルを接収/廃棄したいのは、いずれクワイエット・ゼロを表に出すための布石、そしてクワイエット・ゼロを進めるためのデータ収集機体として手元に残しておきたいのでしょう。
デリングは元軍人です。兵器の使い道ならいくらでも思いつきます。
サマヤ親子がフォールクヴァングを後にして水星に逃げる際、最大のネックとなるのがエネルギー/動力です。
フォールクヴァングのある地球圏から水星まで、その距離は8210万〜2億1710万km(公転しているため距離が異なる)。
もし最大値である2億1710万kmだった場合、ルブリスでは水星にたどり着くのは不可能ではないでしょうか。
ここで、デリングがガンダムを受け入れるに至った理由が発生するのではないでしょうか。
発生した可能性があるのは、
1)量子テレポート
エアリアルは12話時点でパーメットスコア6を達成しています。スコア6は特定空間内におけるガンビットのネットワーク構築です。ガンビット達はこのネットワーク内で情報交換、あるいは周辺区域の索敵を行い、エアリアルのパイロットに情報として提供しています。
パーメットスコア3で自分の体にはない機能「ガンビット」を手足のように動かし、スコア6で自立型索敵ネットワークを構築したのなら、スコアがさらに上がったその先にあるものは? 時間と空間を自在に操作する……福井晴敏氏が提唱する「ニュータイプ」能力の発現にほかなりません。
赤子が服を着るようにGund-armを操作するのなら、Gund-armのスコア向上の先にあるのは時間と空間の操作……四次元的空間移動「量子テレポート」しかないと思います。
この量子テレポートを再現し、実用化してベネリットグループの基幹事業として組み込む。これがデリングの狙いではないでしょうか?
青パーメットは、プロローグでエリクト・サマヤが発現させています。
一方で、赤パーメットを出した廃人達は、意識を失ったまま赤パーメットを光らせつづけています。これは、廃人と量産試作ルブリスのAIが未だ接続されたままの状態(しかも、データストームを押し付けられている)です。
他方、エリクトはエルノラとルブリスの間にデイジーチェーン状態で繋がって、ルブリスと意思の交換を行っています。
ここで思い出すのが9話のグラスレー寮との対抗戦で出てきた「アンチドートのオーバーライド」です。
オーバーライドとは、ハッキングしてきた相手に逆ハッキングを仕掛けている状態だと思ってください。
青パーメットは、人間側がAI側に逆ハッキングを仕掛けている状態だと考えるのが妥当でしょう。
そして青パーメットの行き着く先は、AIを支配し時間と空間を操作する一方で、接続した人間の意識がAIに吸い込まれている状態だと予想されます。つまり、パーメットスコアが上がり、エリクトがルブリスAIを支配して、量子テレポートを敢行した結果、エリクトの意識がルブリスAIに吸い込まれてしまったのです。
2)はルブリスが地球圏から水星に移動するだけのエネルギーを賄えた場合、モビルスーツ1機で戦艦並の動力が確保できたことになります。
莫大な金額をかけて大型ジェネレータを作らなくても、モビルスーツサイズで大型ジェネレータと同じ働きができるのなら、アド・ステラ世界における電力供給が大幅に低コスト化されます。
これをベネリット・グループの基幹事業として組み入れることができれば、グループの「起爆剤」となり、企業戦争の「ゲームチェンジャー」となり得るのです。
ミオリネのGUND医療事業がなくても、あらたな収益の芽としてこちらをグループで育てれば良い。
そのためにはルブリス=エアリアルを強化して、エリクトが青パーメットを発言させた状態と同じ条件で稼働させる必要があります。
「エアリアルのネットワーク構築データ」を利用して、フロント・クエタにある機材で低コスト高出力のジェネレータを作っているのではないでしょうか。あの縦穴がまるごとジェネレータになれば、とんでもない電力が作り出せるかも。
プロスペラはこの膨大な電力とネットワークを用いて、エアリアル(ルブリス)AIの中に吸い込まれたエリクトを表層に連れ出すのが目的ではないでしょうか。
エアリアル=Gund-armをまとったエリクト。ただし現在はエアリアルAIが表層に出てきているため、対グラスレー寮戦のような状態にならないとエリクトが出てこれない……とか。
デリングに少しずつダメージを与え、最後はデリングを殺すんでしょうね。
自分の家族を、仲間を殺したリーダーが「英雄」と讃えられている世界は、プロスペラ=エルノラであるとするなら唾棄すべきものでしょう。
自分と同じ、もしくはそれ以上の苦しみを彼に与えたいのなら、ジワジワと彼の家族一人一人を手にかけた方がダメージ大きそうですよね。「また守れなかった」ってなるので。
ですので、プロスペラはデリングの妻、ノートレットの死に一枚噛んでるのではないでしょうか。
弱いもの順に倒してデリングの力や意思を削ぐならミオリネ→ノートレット→デリングですが、これですとミオリネの代わりを生み出されかねないので、まずノートレット、次にミオリネ、最後にデリングの順番で殺すつもりなのか、あるいは最初にミオリネを殺すつもりだったのがノートレットがミオリネをかばって死んだのではないかと予想します。
だから、デリングから可能ならベネリットグループを取り上げられれば、プロスペラの復讐がデリングを対象にしたものであった場合、ミオリネとスレッタの結婚ってプロスペラにとっては願ったり叶ったりです。
ミオリネと結婚してグループに影響を与える立場にスレッタがついたら、間接的にグループを操ることができます。