はてなキーワード: 喫茶店とは
といっても、もっと酷い所は沢山あるだろうし、ブラックの中でもマシなほうだろう。
そこから、外に出てる間に貯まった仕事を片付け、明日の準備をして、展示会の準備等々、終わる時間は22時前後。
30を過ぎた歳でこの給料では、ただ生きるだけしかできなかった。
毎年、4~5人辞めていくほどだった。
前の会社では、月80~100時間程の残業をしていたから、40時間で足りる訳がないと思っていたが、仕事は定時に終わることはあまり無いがそれでも19時までには終わる。
そこから喫茶店に行ったり、ゲーセンに行ったりと、自分の時間ができた。
営業をしていた時は、常に携帯が振動している気がしたし、着信音の幻聴もずっと聞こえていた。
今はそもそも携帯を支給されない部所だし、客からの電話もでなくていい。
ただ、個人的にはあまり長すぎるのもだれるから、そんなに長い連休はいらないし、定期的にちょっとした連休がとれる今の会社の方が合っている気がする。
何にせよ、転職して良かったと本当に思っている。
もしそこで回らなくなって倒産するなら、そういう会社だっただけだ。
俺は転職して本当に良かったと思うし、心にも金にも余裕ができた。
「『キュークール』も観ているんですか。キュアキュアを観ていたってことは、そういったジャンルはかなり長いんですねえ」
「何が悪いんですか。子供の頃に持った趣味を、今もなお続けている。良いことじゃありませんか。悪い理由がない」
「いきなり、どうしたんですか。別に悪いだなんて言ってないでしょう」
フォンさんの拗らせ方は、些か厄介といえた。
「やはり子供がいると自分の時間が徐々になくなって、以前のように趣味に没頭できなくなるでしょう」
「子供を言い訳に使う人は、所詮その程度だったんですよ。ワタシはキュアキュアを観ていました、子供と一緒に!」
「なぜ、そこまで“子供と一緒に”を強調する」
“現在の社会的生活を維持しつつ、趣味も維持する自分”というものに並々ならぬプライドがあるらしい。
“趣味を継続させる”って意識が、そもそもズレているような気もするが。
「この歳になっても最新の動向を追いつつ、長年続けていくのは趣味だとしても大変でしょう」
「別に大変だと思ったことはありません。仮に大変だったとして何も問題はない」
「ふむ、確かに。自分はこの年齢になってからアニメを熱心に観るようになりましたね。たまにちょっと疲れていて、観ている途中で寝てしまいますが、ハハハ」
「それは年寄りがゲートボールやり始めるようなもんでしょ。若い頃に始めた趣味を継続させられるかって話と、ワタシの話を同列で語らないでくれ」
しかも、酷く敏感になっている。
マスターの個人的なエピソードにすら、まるで自分が否定されているかのように噛みつく。
「あなたたちはワタシの趣味を軽んじている。年寄りの冷や水だと思っているんでしょう! ワタシが飲んだら腹を下すと思っている!」
言葉の解釈に差異こそあれど、“そう聞こえてしまうこと”に過敏なのは“思うところがあるから”だ。
他人の生き方が自分と違っていても、それはイコール否定にはなりえない。
自分は上手くいっているからだとか、自分のやり方がそうだからってのは大した理屈じゃない。
なのにそう言って憚らず、他人もそうあるべきだ、でなければ趣味人としては落第だと言うのは間違っている。
「ワタシはアニメに関する仕事をしているし、そういったものにも理解がある。ワタシは子供向けだからだとか、色眼鏡で見たりしない。ワタシは『キュークール』の大ファンだ!」
にも関わらずフォンさんは、他人の姿勢を否定して、己を大きく見せてまで自尊心を保とうとする。
ネガティブな思考で「自分はポジティブに趣味に励んでいる」と捲くし立てる。
「あの作品には自由、愛、平和の多様性が溢れているのに、あなたたちにはそれが分からないのか!」
そう語るフォンさんが、そのアニメから何も吸収できていないのは皮肉な話だ。
まあ、アニメの影響力なんて良くも悪くも所詮そんなもんってことなのだろう。
「ワタシは楽しんでいる! 有意義だ! 納得している! あなた達とは違うんです!」
マトモに笑うこともできないまま、いきり立って「自分は楽しんでますよ」といっても説得力はない。
「だめだ、だめだ。あの『キュークール』の素晴らしさと先見性が分からないなんて! アニメオタクに未だこんなのがいるから、この国は前時代的な表現がのさばり続けるんだ!」
フォンさんのおかしさを、恐らくセンセイたちも感じ取っている。
言語化して、指摘することもできるだろう。
だが、言わない、言えない。
なにせ本人が「楽しんでいる」、「有意義だ」と言い張っているから。
傍から見て、明らかに意固地になっていたとしても、本人が良いと言っているのだから。
非合法でもない限り、他人の趣味にとやかく言うべきじゃない、なんて言うまでもない。
だが、それでも、今のフォンさんにあえて投げかけるべきはそういった言葉だ。
もし、言える人間がいるとするならば……。
「お父様……ひょっとして」
ジョウ先輩が何かに気づいたようだ。
突如、ドレスを着込んでいるとは思えないほどのスピードで走り出す。
そしてフォンさんのいる、喫茶店の扉を勢いよく開けた。
これからポケットWi-fiを買おうかな、と考えている方の参考になればな、と思います。
Broad WimaxでSpeed WI-FI NEXT WX04を4年契約で使っています。
4年契約にすることでWifiの回線だけでなく、auの回線も無料で使えるようになるのが特徴。
通信制限はWI-FIを使うだけなら3日間で10GBを超える、もしくは、1月でau回線を使用して10GBを超えた場合に発生するらしい。
私は一人暮らしです。スマホ使用時間は1日あたり3時間ほど(スマホのバッテリー使用状況の値)で、ツイッターやゲームをよくします。
自宅にいる時はもちろんですが、遊びに行く時や職場に行く時にも持ち運んでいます。ただし、職場に入ってからは電源をオフにしています。
携帯の通信量が抑えられて、月々2GB以下に抑えられています(^^)
最近は携帯が定額ではなく、従量課金制のプラン(1GB以下なら○○円、2GB以下なら○○円、3GB以下なら○○円のようなプラン)になったので、これは大きいです!
過去もWi-fiは使ってましたが、ポケットWi-fiではなかったので、外出中はWi-fiが使えませんでした。
その状況から比べると1000円〜2000円分くらいは抑えられている計算になります(^^)
これも意外と大きくて私は家の中では集中して作業ができないのですが、ポケットWi-fiがあることで外出中にPCでネットなどに接続できるようになりました!
WI-FIだけだと結構使えない場所があります。1m離れるだけで通信環境は大きく変わります。
でもそんな時もauの回線があれば大丈夫。さすがはau、だいたいのところは繋がります。auの回線も使えるモードがあるのはありがたかったです。
ちなみに私の場合はバスで長距離を移動する場合や、喫茶店でPC作業をするときにauの回線を使っています。(喫茶店の席によってはWI-FI環境が悪いお店があったりするので、そのような場合にau回線を使ってました。)
一度通信制限にかかると解除する方法が時間経過しかありません。
私はau回線を用いて月に10GB以上使ってしまって通信制限になってしまったことがあります。
その時は最悪で、スマホとは違ってお金を払って通信制限を解除することが出来ず、制限解除になるにはただただ月末を待つしかありませんでした。
Wi-fiが通信制限になるとスマホはまだ4Gを使えば快適に過ごせるのでいいのですが、PCの回線はWi-fi頼みなので非常に苦労しました。
ただ、この点はそれ以降はau回線を使用するモードにあまりしないことで解決しました。
急に不調になる時がしばしばあります。Broad Wimaxはau店でサポートが受けられるそうなのですが、au店に持っていっても「修理に出しましょう」としかいいません。
だいたい1〜2ヶ月ごとには初期化が必要な事態になっています。
(ちなみに初期化が必要な事態の時はWI-FIに繋がらないので、そういう事態が頻発に起こります。)
よくズボンに入れているのですが、触ってないのに勝手に誤動作します。
おそらくズボンのポケットで何かにあたって誤動作してるのでしょうが、かなりやばい誤動作をします。
例えば次です。
特に後者2つが最悪で、au回線を使用するモードに切り替わることが月1ペースであります。
勝手に5GHzに変わるのも最悪で、電磁法で5GHzを外出中に使用するのは違法のはずです。
スケジュールは10時になると自動で電源オフになる機能なのですが、これが勝手に設定されていると10時になったら勝手にWi-fiが使えなくなります。
こういう誤動作がポケットWi-fiを使っている上での一番のストレスです。
普通電源オフにする場合はボタンを長押しするだけじゃないですか?
WX04は違います。
電源ボタンを長押しした後に画面に選択肢が出るので、その中から電源オフを選ばないといけません。
例えば、Wi-fiを使ってはいけない地帯に電源を切らずに入ってしまった場合、すぐさま電源をオフにしたいところですが、電源をオフにするためには画面を見て選択肢を選ばないといけません。
他人の目があります。なるべくならWI-FIの機械を触っているところを周りに見せたくありません。
それなのに電源をオフにするためには、画面を見て選択肢を選ばないといけないのです。
不便で仕方ありません。
週1ペースでなぜか繋がらなくなる時が出てきます。
5〜10分ほどでなぜか直ることが多いのですが、まれに1時間ほど電波が不調になることもあります。
機械自体が不調なわけではないようで、初期化しても治らないこともよくあります。
メリットの方でも触れましたが、繋がらないところは結構あります。
1〜2m動くと繋がりやすいところに変わったりするので、ポケットWi-fiの置き場所を工夫すればだいたい解決します。
買って損したとは思いませんが、機能的に残念なところは結構あります。
1人暮らしなら携帯代の節約などで便利ですが、家族で使用する場合はポケットWi-fiのメリットが薄れるのであまりオススメはしません。
電源切るときに画面を見なくても済むようにしてくれて、ポケットに入れてるときに誤作動しないようにしてくれれば満足できるレベルにはなります。
しばらく歩くと喫茶店に着いた。
俺やセンセイの行きつけの店だ。
「ここでマスダのお父さんと、ジョウさんのお父さんが待ち合わせしている。マスダのお父さんはやや遅れてしまっているようだね」
なぜそれをセンセイが知っているのか。
まあ、恐らく俺の父を通じてフォンさんにこの喫茶店で待つよう連絡をよこした、とかだろう。
手回しが早いというか、回りくどいというか。
まさかあのアテもない徒歩の時間は、この場を調えるのも計算に入れていた、とか?
だとしたらセンセイには感嘆せざるを得ない。
「とりあえず、私だけで話してみよう。君たちは離れた場所で、これを」
そう言ってセンセイは俺たちに録音機らしきものを渡した。
これで店内でのやり取りが聴こえるんだとか。
「センセイ、これ常備してるんですか?」
「社会人の嗜みさ」
「ワタクシも社会人ですが、初耳ですわよ」
「社会にも色々あるのだよ」
センセイにとっての“社会”とは、どういったものなのだろうか。
答えてくれるとも思えないし、もし答えてくれたとして逆にこっちが困りそうな気がする。
「では、行ってくる」
センセイはおもむろに店に入っていく。
「いらっしゃい」
「よお、センセイ」
そして、センセイの言っていた通り、待ちぼうけをくらっているフォンさんも。
「おや、今日は珍しい客人がいるね」
「ええ、仕事の打ち合わせで人を待っていまして」
「奇遇ですね。私もここで待ち合わせなんですよ。マスダっていう子なんですがね」
「……マスダ?」
「ん? 別に珍しい名前ではありませんが、何か気がかりでしたか。ひょっとして……あなたが待っているのもマスダだとか?」
「え、ええ、偶然ですね」
「まあ、彼は学生なので、あくまで同姓同名ってだけでしょうけれど……もしかしたら親子なのかもしれませんね」
ともあれ、これで親と子の話をしつつ、フォンさんの趣味についても聞ける取っ掛かりは出来た。
「へえー、キュアキュア観てたんですか」
「まあ、きっかけが何であれ、大人でも好きな奴は結構いましたよ」
「そうそう、子供向けアニメだろうが作ってるのは大人なんだ。大人が観れるように出来てても不思議じゃない」
そこにマスターとタケモトさんも参加し、フォンさんの口も徐々に滑らかになっていく。
そうして会話を続けていくと、フォンさんがなぜ『キュークール』をあんな風に愛でるのか、その理由が徐々に見えてきた。
上司の無理なスケジュール進行のせいで連休が潰れるのではヒヤヒヤしたが、なんとか旅立つ前日に休日出勤は終わった。
初めて訪れる土地、初めて食う名物、初めて関わる人たち。そのすべてが温かく、荒んだ東京での暮らしから癒してくれた。
あれは旅行最終日、フェリー乗り場近くでのこと。雨模様がずっと続いていたが、最終日だけでも晴れてよかった。今しがた出た喫茶店でコーヒーを飲みすぎたせいか突如尿意に襲われた。近くに公衆トイレがあったので小便器に用を足していると、屁も一発こきたくなってきた。どれ景気づけに「ブッ」といくか、と思い力むと
「 」
音がしなかった。代わりに残ったのは、ぬるりと何かが這い出てきた感覚だけ。
しまった——いや、噓だろう?
何かの間違いではと祈りつつ個室に入り、パンツを下ろしたが、現実は非情だ。チューブからパレットに出した絵の具のよう形状で、ブツが俺の下着を染めあげていた。
咄嗟にジーンズも確認する。黒のスキニーにはうっすら丸く濡れた跡が見えた。顔に近づけて鼻を鳴らしてみる。
不幸中の幸いであるのはこれが一人旅であること。当然待たせる相手もいないし、替えの下着や服はすべてバックパックに詰め込まれている。
クソ漏らしの達人たる増田諸氏には「なんだ、その程度で」と鼻で笑われるかもしれない。だがそれでも、つい開放感あふれる青空とどこまでも続くような大海に囲まれて清々しい空気を吸っていた5分前までの俺が、ゴキブリが今にも壁を走ってきそうな狭く汚い便所で自分のクソの始末をしている。
浮かれた気分を一瞬で茶色に塗りつぶされてしまったのだ。その絶望は、脱糞ビギナーの俺には耐えきれない。
ケツだのパンツだのを拭いている最中、俺は5年前に別れた彼女のことを思い出していた。偶然にも、その日の朝に彼女の夢を見たのだ。
ホテルで目が覚めたときは「令和の初夢がこれだなんて、未練がましい」と自嘲気味に笑っていたのだが、そんなセンチメンタルに酔う俺はとっくにどこかへ行ってしまった。
昔の女を引きずるよりも情けない、うんこ漏らしマンがここにいる。
久しぶりの旅行だったものだから持ち物リストをネットで調べていたのだが、あるページに「ビニール袋は何枚あっても便利!」と書かれていた。なるほどここまで想定されていたのかと感心しながら、俺はズボンとパンツをドンキのレジ袋に詰め、固く口を縛った。
ひと仕事終えたので扉を開け外に出る。太陽が眩しい。忌々しい気分だ。
トイレからフェリー乗り場に歩いていると、道端の立て看板に「合図を出そう」という交通標語が書いてあった。これを先に見ておけば肛門もあんな事故は起こさなかったのかもしれない。
近くに置いてあった燃えるゴミ箱にうんこパンツとお気に入りだったジーンズ、すなわち旅の恥をかき捨てる。今思えばファスナーやボタンを分けて出さなければならなかったかもしれない。
とても申し訳ない。あのときの俺は、そこに気をやれないほどに傷ついていたんだ。
喫煙所があったからタバコをふかそうと100円ライターを取り出したが、オイルも切れかかっていたため全然火がつかない。やっとついたと思えば、潮風に吹き消され、その繰り返しだ。
カチカチカチカチ何度も音をたてていると、情けなさが苛立ちを経て怒りに変わってきた。
どうしてこんな目に遭わなきゃならないんだ。
俺がいったい何をしたんだ。
もうこの土地に来ることはよそう。
きっと俺はここに来るたび「俺はここでうんこを漏らしたんだ」と悲哀に暮れる羽目になる。
あんなに楽しかったのに、たった一度の過ちのせいで辛い思い出しか残らない。
こっちも観光客なのに道を聞いてきて互いにカタコト英語で交流を試みながら一緒に地図を回し見たアジア人家族も、
オススメの地元グルメを聞いたら俺そっちのけで論争を始めた居酒屋の店主と常連のおっさんも、
予約の日付を間違えてホテルが取れず夜を明かしたバーでの酒の味も、
カチカチカチカチ。
「ありますよ」
60から70くらいの人の良さそうな爺さんが、俺を見かねたのかにこやかに話しかけてきた。
「風、強いですからねぇ」
「ええ、本当に」
会話はそれだけで、あとはふたりとも無言でタバコを吸っていた。人の優しさに触れて少しだけ落ち着くと、自分の思い違いに気付かされた。
被害者は脱糞した自分ではなく、勝手に脱糞されてその汚物を公共のゴミ箱に捨てられたこの土地ではないか。
——俺、ここでさっき、うんこを漏らしたんです。
結局言い出せないまま、彼はタバコを消して、近くで遊んでいた孫らしき子どもと手を繋いで行ってしまった。
言わなくてよかった。あの人の一日まで汚してしまうところだった。自分は余計なことまで口走ってしまいがちだ。
そういえば、彼女ともそれが原因だった。平成も終わったのだ、もう少し上手に生きよう。上の口だろうと下の口だろうと、滑らせて取り返しのつかない過ちを犯すのは、もうゴメンだ。
また来よう。
今度も、ビニール袋だけは忘れない。
みんな旅行とか行ったのかな。
積ん読してた本が2、3冊消費されたところでたまらなくなってエッセイ紛いのものが出来上がったので、どこに書くにも場所がないのでこちらに。
運良く窓際の席を取れたが、ゴールデンウィーク、しかも異例の10連休である故か通路には立っている人が端から端まで広がっている。自由席だからなのだろうが。
当日に特急券を購入するという考えが甘かったと悟ったのははるばる新潟駅に到着したその時である。慌てて自由席のチケットを購入し、1時間も前からホームに並んで電車が到着するのを今か今かと待っていた甲斐があり、無事に窓際で座り込んで駅弁を食べる贅沢をする権利を得た。
窓の外には平野の田園風景が広がっている。その遥か向こうにそびえる奥羽山脈の頂には、5月にもなろうかというのに相変わらず雪が降り積もり白く輝いていた。
奥羽山脈は手前の山に阻まれ隠れ、そしてまた姿を見せる。手前の山には仄かに淡い白さが点在している。どうやらあれは山桜のようだ。
そう、窓際の席とは山側なのだった。
初夏の日本海の底知れぬ青黒い美しさはえもいわれぬ郷愁が湧くが、遠く高くそびえる山脈の頂上の銀色もまたノスタルジーである。
列車が北に向かえば線路は海に近くなっていき、奥羽山脈は遠く離れて行く。その遥か向こうに見える頂に銀色が輝いていればいるほど、胸の奥が詰まってたまらない心持ちにさせられるのだ。あの山の上から下に降りてくればきっと緑が増えるのだろうが、初夏になろうとしている時季に尚白く輝く凛とした佇まいが胸を打つ。これを横目に眺めながら移動するとはなんとも美しい初夏の電車の旅である。
新潟らしく広く大きな田んぼの中ではトラクターが動いている。ちらほらと水が張られた田んぼも見られ、秋になればここ一帯は美しい金色の広がる風景が見られるに違いない。
さて、新潟平野の自然の豊かさ美しさは想像するに難くない。今回は駅弁をただただ食べている1人の女の話である。
そもそもの旅の出発点は京都なのだが、本日の始まりは富山からだった。富山発、始発の電車に揺られて向かったのは直江津である。つまりは日本海側を延々と北上していくのが今回の旅の目的なのだ。というか、それだけである。日本海側を北上して秋田に向かうのを目的とした旅だった。どこに書くにも宛がないし、需要もなにもあったものでないからこうしてつらつら散文を書き連ねている。
富山駅前に24時間経営または早朝から開いているお寿司屋さんなんかがあればおそらく私はそこに直行しお寿司を朝からとはいえお腹いっぱいいただいていたと思う。しかし富山駅前には何もない。朝5時から、もしくは6時から…更に粘って7時なんかにも開いている店、更にいうならば寿司屋なんて存在しない。7時台から開くのはチェーン店かモーニングをやっている喫茶店か何かだけである。そして元気に営業していたのは24時間営業の吉野家のみであった。
その時点で私は富山で味わう海の幸の幻想を頭の中から叩き出した。白えびの軍艦に唐揚げ、新鮮な蛍烏賊の踊り食いや辛子味噌和え、ずわいがにや幻魚、その他内陸では食べられないお魚などなどである。食べたかった。
しかしそうも言っていられない。猶予はあまり無いのだ。今日中に秋田のその先まで着かなくてはならない。家族と合流する予定がある。そのためにただ日本海を傍目に北上しているのだ。
あいの風とやま鉄道に揺られて泊駅に着けば、1時間近くの待機時間の後に直江津行きが発車する。その頃には7時も回っており、ワンマン運行の1両のみの車内には案外人がいた。
さて直江津に着くまでに私がしていたことといえば、ただ海を眺めることだった。
日本海は海が近い。個人的な感覚だがみんなそう思うのだろうか。太平洋側の事はあまり詳しく無いが、日本海の海は近く深くあるような気がする。その黒く光る朝の海の美しさと言ったら!まるで海の表面にも溢れそうに青魚の群れが泳いでいるかのように、白く立った波が時々日光を浴びて生き物のように揺れている。青さの深い、銀と灰色と藍と黒が混ざったような深い深い海色は、海から随分と離れた所に行ってしまった私の目にも優しく映った。遠く沖には白い漁船が横切って行った。すわ喘ぎそうになる郷愁を感じる。胸の奥に響いて打ち震えるかのような懐かしさと海への憧れが込み上がっては目の奥がじいんと熱くなった。
電車の揺れが心地よくてどうやら眠っていたらしい。これは最近しばらく満足に寝られていないせいだろう。気がついたら直江津駅に着いていて、次の電車が出るまであと1時間の間があった。
大正時代の立ち売り衣装に身を包んだおじさまがいるということをきちんと事前に調べておいた。スマホでなんでも調べられるとは便利な世の中になったものだ。
到着するのが9時前でなくお昼時だったなら今度こそ寿司を食べに行っていたが、時間がないのでそうも言っていられない。
電車好きの皆々様が声高らかに宣言するように、私ももれなくそうだと頷くことにしている。車窓から見える景色も楽しいものだが、そこにご当地の駅弁が加われば怖いもの無しであるし何よりお腹いっぱいになって幸せになる。
朝ご飯代わりに駅弁を購入する事を楽しみに直江津駅に降り立った。
改札口に向かうと、出る直前の部分にこじんまりとしたささやかな売り場がある。まあ何がどうなっているかは気になった人が各自で調べればいいので詳しくは書かない。
しばらく待ってもおじさまが来ないのでどうしようとウンウン首をひねっていたら、親切な黄色ジャンパーの方が声をかけてくれる。同じ会社の人のようで連絡を取ってくれた。すぐに戻ってくるそうだ。どうやら弁当が残り少なくなってきたから補充をしに行っていたらしい。
いただいたのは鱈づくし弁当である。しかし、戻ってきた駅弁売りのおじさまが持ってきた物の中にさらに目を惹く物が存在した。上越名物(?)スルメの天ぷらだった。本当にこれが名物なのかもわからないがとにかく美味しそうなので購入してしまった。繰り返すようだが朝9時前である。少しというか結構重たいラインナップなんじゃないか?との一抹の不安と、大人になった事によって気になったものをパッと買える喜びで押し挟まれながらわくわくと胸を躍らせた。
味や中身の紹介は調べればいくらでも出てくるので割愛するが、鱈づくしの弁当は珍しいものだし鱈子も入っていて味も良い。スイスイ食べれてしまう。しかもスルメの天ぷら、これが1番の食わせ者だった。とにかく美味しい。お酒飲みたい。これを文字通り酒の肴にすればいくらでも日本酒が進むこと間違いない。移動距離が長いため朝の脳内では流石に自重してしまったのだが、どうせ移動中に転寝するならお酒を嗜むのを選択するのが大人の行動だったと今になって反省している。今度こそは間違わず躊躇わずに酒を購入する事をここに誓います。
流れる景色を眺めながら食べる駅弁の味わいの乙な事と言ったら!と満足ながらもやっぱり少し重たかった。行儀が悪いのは重々承知で半分残し、今度はお昼ご飯にするためにとっておいた。
今が秋ならば目の前一面に稲穂の海が広がっているだろう。田園風景の美しさとは未来が楽しみなことにもあるかもしれない。
点在する民家の遥か向こうに山々がそびえている。その更に向こうに相変わらず悠然と存在する白い山脈の頂きを眺めながら駅弁の蓋を開けるこの瞬間の静かな興奮である。
美しい景色を眺めながら、その土地の食べ物をいただき、更に移動までさせてくれる。電車の旅でなければ味わえない幸福な感覚に1人で酔いしれながら最後まで食べきったが、終わってしまうのも少し物哀しい。
ここが機内食やなんかと違う所なのである。駅弁は去り際に満足感と一緒に微かな残り香を置いていく。決して美味しい匂いが残るわけではない。なんだか少し物足りないような、それでいて胸がいっぱいになるような、この土地に少し近づけたような、微かな証を残していく。
反対の窓の向こうには日本海が近づいてきていた。人と人の隙間からちらちらと光る海が見える。
今日は雨だった
アメリカンが好きなのは、コーヒーが冷めてもあまり酸っぱくならないからだ
少しづつ本を読む、今日も賢くなれただろうか、面白かっただろうかと自問してみる
気づくと14時前になっていたので、冷めたコーヒーを飲み干して車で街に出た
昼食を食べたくなったので、ショッピングモールへと車を向けた
買い物をして帰るつもりだったが、やる気もなくなったので帰宅してふて寝した
起きるとのどが痛い
プロパン代を気にしつつ熱いフロに入る
本を読んでも楽しめなかったり、おなかが減ってすぐイライラしちゃったり、自分の思い通りにならない自分に怒り散らしたり
何にもやれんて社会不適合者になったり、話が続かなくて笑顔で寡黙になってみたり
でも時々面白いなってものをみつけたり、楽しいなと思えるコミュニケーションができたり
そんな何にもない日常も悪くないなと思えるようになってきたし、そんな自分も嫌いじゃないかもと感じるようになってきた
まあ、ぼちぼちでいこうや
あのさ、
高速道路走ってたら、
道すがら交通事故を3つほど見たわよ。
マジ気をつけてね。
こればっかりはね楽しいゴールデンウィークが台の無しになっちゃうじゃない!
きっとよそ見してるのよ!
よそ見しちゃだめよ!
まあそれはさて置けない話題だけど、
人がいつもより多い気がするわ。
おトイレは流石に今は大きいし綺麗だし、
私は諦めて、
衣マシマシの鶏肉が入ってないなかなかのフェイク唐揚げにはあっぱれよ!
下世話な話だけど半分かじって中身を見たら、
もう全部衣で齧っても具にたどり着けないおにぎりより酷いってもんじゃないわよ!
そんな唐揚げだからお祭り騒ぎで済ませる訳にはいかないじゃない。
まあいいわ。
でもお祭りのたんびにフェイク唐揚げに騙されているようなきがするわ。
たぶん十中八九の人は気づいてないはずよ。
原価率いくらだよ!って感じよね。
その数パーセントの原価率にワクワクを乗せてって感じかしらね。
買って食べたらいつも二度と買うもんかと思いつつ、
またついつい買っちゃうのよね。
唐揚げは当ったらアウトだけどね!
高熱で上げていることだけが救いだわ。
うふふ。
ピザトーストよ!
立ち寄った喫茶店のモーニングで気の利いたピザトーストが食べられたら嬉しいわよね。
ピザトーストも色々具が乗ってて私は大好きよ。
行楽のときとかは麦茶パック持っていくと出先でも水出しできちゃうから便利よ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
窓口対応が大変と聞くと保険の営業が真っ先に思い浮かぶ。平日に喫茶店で仕事してたら隣の席で保険屋の若い営業の方が、おっさんの雑談を延々と聞いてる現場に出くわした。おっさんもおっさんだけど営業の方ももう少し要点をまとめて話せよと。「終身じゃないのか不安だな〜」「そうですかね〜」。そうですかねぇじゃねえよ。お客様の予算感だと終身は難しいですが、予算をこれだけ増やせば終身に切り替えられますで終わりだろ。これほんと誰も得しない無駄な時間じゃん。相談だけで2000円でも取れば、聞く側も話す側も要点をまとめて話すだろ。
だいたい、おっさんの不安を解消するためのコストを誰が支払ってるかって、保険屋じゃなくて契約者じゃん。何が悲しくておっさんの身の上話に付き合う営業さんの給料を我々の保険料から支払わないといけないんだよ。
保険屋が売上を上げるために商品を複雑化して保険料を高額にする→保険に入りたい人が十分な判断ができないので営業に相談する→営業の人件費が膨らむ→共済やネット保険にコスト面で勝てず更に商品が複雑化する。なにこの悪循環。
ネットで自力で調べられる人と、調べようともせずに営業さんと延々と長話する人の支払う保険料が同額って、もう意味わからん。いやまぁ直接営業さんと会う人の場合、いろいろ丸め込まれて高額契約する可能性はあるけど、高額契約に到らなかったら相談料もらうべきだろ。どうも営業の一環として無料で相談できると思ってる人が多すぎる。相談料取るようになれば営業職に対するブラックなイメージも改善するわ。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 63 | 8610 | 136.7 | 50 |
01 | 39 | 6060 | 155.4 | 59 |
02 | 23 | 5137 | 223.3 | 62 |
03 | 10 | 2438 | 243.8 | 88.5 |
04 | 10 | 851 | 85.1 | 35.5 |
05 | 16 | 8315 | 519.7 | 292.5 |
06 | 40 | 12577 | 314.4 | 35.5 |
07 | 46 | 2689 | 58.5 | 42 |
08 | 66 | 5189 | 78.6 | 34.5 |
09 | 84 | 8818 | 105.0 | 45 |
10 | 121 | 10020 | 82.8 | 47 |
11 | 98 | 13926 | 142.1 | 48.5 |
12 | 101 | 14782 | 146.4 | 47 |
13 | 94 | 5699 | 60.6 | 39.5 |
14 | 93 | 7906 | 85.0 | 44 |
15 | 67 | 8771 | 130.9 | 35 |
16 | 110 | 15842 | 144.0 | 43 |
17 | 143 | 16355 | 114.4 | 36 |
18 | 103 | 21062 | 204.5 | 50 |
19 | 85 | 8767 | 103.1 | 44 |
20 | 100 | 7153 | 71.5 | 44 |
21 | 116 | 12975 | 111.9 | 52.5 |
22 | 147 | 18246 | 124.1 | 46 |
23 | 123 | 13540 | 110.1 | 51 |
1日 | 1898 | 235728 | 124.2 | 45 |
管理社会(8), 其処(6), ユートピア(34), K-1(4), 恋人になりたい(3), 一心に(3), 側溝(3), プロブロガー(8), ダセェ(3), 西遊記(5), 最高かよ(3), 御茶ノ水(3), つぼ(3), ディストピア(19), 当選(12), 上級国民(9), 見知らぬ(7), 下心(7), ヘイター(7), 陰謀論(8), 見捨て(7), ナンパ(14), 地面(7), ホームレス(13), 生命(8), 乞食(9), 文明(7), 譲っ(7), 替え(7), 昭和時代(7), 妊婦(6), マック(6), 選挙(14), やり取り(10), 投票(13), 席(18), 弱者(22), 規制(27), 痛み(10), 島(8), 歩い(14), 表現の自由(13)
■管理社会に憧れる /20190422002407(20), ■「ユートピアものなんてない」って話が面白かったな /20190422161325(11), ■席を譲られたら断らないで欲しい /20190422094044(10), ■我慢汁が半端なく多い /20190421204017(9), ■耐性がない /20190421191558(8), ■夢見りあむが許せない /20190417172059(8), ■生配信で性器にモザイクかける方法考えたんだけど、可能かな? /20190422162635(8), ■なんでひろゆき氏の御意見を有難がるの? /20190422161548(8), ■なんもしない人のブコメで /20190422095416(7), ■男さんに特有の考え方ってさ /20190422204123(6), ■anond:20190421204017 /20190422121002(6), ■秋葉原で夜の独りメシ /20190419084328(6), ■女は男を利用してもいい /20190422132141(6), ■食べ物を与えてくる人 /20190419200415(5), ■日本は一回でかい内戦をしないとダメ /20190422192701(5), ■「個人経営の喫茶店」が楽しめたことがない /20190422173518(5), ■ /20190422182152(5), ■弱者とか被害者とか /20190422172651(5), ■プロブロガー界隈は「才能のなさ」に価値がある /20190422092818(5), ■巨乳でも何もいいことがない。何一つとして、ない。 /20190422122922(5), ■とある親戚 /20190422121912(5)
小さいけれど漸くもてた自分の喫茶店、とか、脱サラして始めた念願のうどん屋、とかそんな雰囲気のお店。
ただ美味しく食べて、くつろぎたい。それは私の欲なのに、私の欲を満たすことが店員に期待されている。店主の用意した素敵なインテリアと料理、その前に座る私も含めて、店主の夢が叶う物語の舞台装置にされてしまう。私の満足が、今日会った知らない人の満足として消費される。赤の他人の感動のオカズになる。
なんか雑誌とかがさも落ち着いたリラックスできる店かのように個人経営の喫茶店を紹介していて、自分もそういうのに憧れるから「今度こそはいいかも」と思って行くけどよかったことがない。
たいてい座布団とかふきんとかが古くて汚そうに思えて「うっ」ってなるし全体的にほこりっぽい。料理もありきたりで特に美味しくない。近所のジジババが溜まっていてうるさい。こっちが若い女だからかジジイがじっとこっちを見てくる(経験上、目を合わせたら猛烈に話しかけてくる)。
いったい雑誌のなかの落ち着けるホッとできる喫茶店なんてどこにあるんだろう。
画一的でもスタバやドトールの方がきれいで人も話しかけてこないしいいわ~。でもたいていすし詰め状態に混んでるのが嫌だけどな。なんでみんなあんなにギューギューな場所で落ち着けるの。仕事してるやつまでいるし。ちょっと油断したら隣の人に肘当たりそうだし窮屈そう。もう最悪や。
ハロー、ミシェーラ。元気ですか? 兄ちゃんは元気です。この前都内のとある場所でマルチ商法の勧誘をしている現場に遭遇しました。
【マルチ商法の現場ってなんであんな面白いんだ? という話。】
休日、都内某所、某カフェ。多分この時点で場所を特定できた人が居ると思う。きっとそういう場所なのだろう。だってほら、トイレに「マルチ商法はダメ絶対」みたいなこと書かれた張り紙が。
その日私は友人Aと二人で、友人Bの到着を待っていた。今日の予定は、三人で東京散策。なんだかんだ毎週のようにあっているけど、いつもと違う場所に行きたくなったから。
Bの到着が遅くなりそうなので入った喫茶店。パンとコーヒーのいい香りと、落ち着いた音楽。入った瞬間に「また来よう」って思えるくらい良い雰囲気。
注文を済ませて、二階へ。席を確保して、Aに番を頼んで、私はお手洗いへ。なんだここもお洒落かよ、なんて思っていると、雰囲気を無視してがっつりラミネートされた警告文が飾ってあった。「当店でのマルチ商法は禁止されております云々」……。イマイチ現実味がないし、第一マルチ商法の現場に遭遇したこともない。違和感が残ったまま席に戻ると、Aが「眠すぎるから寝る」と一言ふわりと落とし、そのまま机に突っ伏してしまった。
私はやることもないので、コーヒーと彼女の髪を写真に収め、BにLINEで送る。普段勝手に撮られることを嫌がるAは、シャッター音にすら反応しない熟睡具合だった。
そんなわけでBを二人で待ちつつスマフォを弄っていると、隣の席の話が聞こえてくる。盗聴は趣味じゃないのだけれど、たまたま聞こえてしまったワードに、それを趣味にすることをここに誓った。
「マルチ商法って、そんな簡単にいくの? って思うじゃん。でもね、これがすっげぇ簡単なんだ」
???????? マルチ商法? 今時そんなことをやってる人がいるの? マジで?
いやいや、マルチ商法って、所謂「とにかく大人数を勧誘したら勝ち」みたいな頭悪い商売のことで、馬鹿みたいに画期的な商材を取り扱ってるのに全部嘘っぱちの三歳児みたいな大人がやることでしょ?
ここにきてさっきのお手洗いの張り紙の輪郭が浮かんでくる。「マルチ商法の話する人、現実に存在したんだ!」という、ツチノコを発見した子供のように浮かれてしまった。ただ私はツチノコを発見してはしゃぐ子供を知らないし見たことがないので、この例えはちょっとおかしい。
簡単に言えば、若干の寝不足とコーヒーのカフェインでやられた頭が、深夜テンションを平気で引きずってる状態。だって、こんな話を聞けるなんて思ってなかったから。
私は「ねとらぼ」のとある記事を思い出していた。(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/02/news008.html)この記事では、主人公の作者が10歳年上の知人にマルチ商法の話を持ち掛けられるというものだ。私が重要視したのはその手口もなのだけど、そのツイートにもあったスレッド。「マルチ商法あるある」の方。持ち帰れないパンフレットや、通じない連絡先。そして、画期的なのにどこにも売っていない商材。うーん、これが本当か確かめたい好奇心が疼いてしまう。
もちろん、ちゃんとマルチ商法だって判明した時点で席を立つし、店員に伝えるつもりでいる。単純に男子トイレにも同じ張り紙があって、戻ってきた一人がそれを話題にしたのかもしれないし。
さーてここでお待ちかねのメンバー構成発表のお時間です。隣の席には三人の男性。顔立ちは幼めなので、多分大学生あたりなんじゃないかな。「田」の字の左上のマスにメインで喋っている人(1)がいて、左下が被害者っぽい人(2)。ひたすら聞いている。そして右下に寡黙な一人(3)。スマフォも触らずにじっとしている。ぼくなつの虫相撲してくれる三人組みたい。
1「今から老後のこととかって考えてる? 考えてないよなー。俺もあんまり考えてない。でもさ、金が多いに越したことはないよな」
字面だけ見たら、普通の雑談っぽい。ただ、1が2へ『教えを説く』的なトーンと話し方をしているので、雑談ってわけでもなさそう。……なんだろう。絶妙に説得力がない。年齢のせいか、顔立ちのせいか。だって話してる内容はマルチ商法でしょ? 就職の話でもないんでしょ? なら金云々の話は安定がなくね?
この時点で思わず吹き出しそうになってしまった。このまま奇想天外な方向に進んで、最終的にはNHKがYouTubeに公開してるコント(https://youtu.be/t3lZo1kdsQw)みたいになったら百倍面白いのに。
可能性はゼロじゃないので、このまま耳を傾けることに。私はスマフォを弄るフリをしつつ、彼らの次の言葉を待つ。
1「でさ、俺の知り合いの社長さんとかも資金運用ちゃんとしてるんだけど、それでもまぁカツカツなわけ」
んなわけあるか!(粗品フロウ)本当にカツカツだったら他人に資金運用の話しないだろうし、ちゃんと資金運用できてるならカツカツにはならないだろうし、本当にその人物がいるなら付き合う人を考えた方がいいし、嘘としては笑えるレベルすでに面白い。
1)「そんな人でもお金のやりくりには苦労してるわけ」
そりゃどんな人でもお金のやりくりは苦労するよ。お前と付き合ってる社長さんは特に苦労してそうだがな!
1)「そこで重要になってくるのが、若いころからの貯金。お金は大切だよ」
へー天才か? この流れでマルチ商法の話だして陥落させようとしてるの? 無理じゃない?
1)「どう? やってみない?」
へーイエッタイガー。合いの手入れてあげる。実際この瞬間に私は吹き出してしまったので、お時間のようです。ちゃんとスマフォを弄る演技を続けていたので、彼らが一瞬こっちを見たけど、それをなんとかカバーする。
私「ね、起きて。駅着いたって。移動しよっか」
Aに嘘をついて起こす。寝ぼけ眼の彼女に「コーヒー飲める?」といってカフェインをすすめる。その間に席を立ち、時計で時間を確認する。
パンを買ってないのが良かったな、なんて思いつつ、今度はスマフォを耳に当てた。電話してるフリ。数秒待って、マイク部分に「今駅前のカフェにいるんだけど、もう出るから。うん、大丈夫。そのまま駅の×口で待ってて。はい、了解。じゃね」と吹き込む。早口だったかな、と不安が頭をよぎったけど、気にしていられない。
移動したいのは事実。恐らく彼らは、周りに自分たちの会話が聞かれていることを承知の上でこの話題を口にしている。堂々としているし、あとから来た私たちを気にした素振りを見せなかったし、第一片方が寝ていて片方がスマフォを触っている状態で聞かれない方がおかしい。あと吹き出すタイミングもバッチリだったし。そんなわけで、聞かれていることがバレていることと、お手洗いに張り紙があることが周知の事実の上で、私たちは泳がされているのだ。逃げない手はない。
私「よし、いこうか」
私がやけに足早に離れると、まだ寝足りないAがよたよたと追ってくる。先に階段を下りて、スタッフの方を探した。ちょうどバイトじゃなさそうな方がいたので、近づいて話を切り出す。
「あの、美味しかったです。ありがとうございます。で、二階の子の席にいた三人組なんですけど……」
私は、この後Bになんて説明しようか考えていた。
僕は三十歳半ばで、そのとき17歳の女の子と良い関係になっていた。
彼女は珍しく、会話が通じる常識的な女子で、正しい知識を持ち、無茶苦茶なことは言わない。嫌なら断る。自分を自制できる。自分の身は守れる、女子だった。
僕はある時、ベッドで横になり背中から抱きしめているとき、彼女のあなるにちんこを挿れようとした。
しかし、いちど射精したあとの「ややふにゃちん」のときで、ローションも使わなかったので、
表面が乾いたコンドームを付けていると、ちんこの先であなるを押すだけで、中々挿入できなかった。
すると彼女は「コンドーム付けてるの?」と右手で触って確認したあと、ぱちん。とコンドームをちんこから外した。
その跡に会ったとき、正常位でちんこを挿れるときあなるのほうをつんつんしてみた。
ら、「ああん、そっちがいいの?」と四つん這いになろうとした。
インターミッションのとき、「女の子の初めてはあげられなかったけど、こっちのはじめては僕さんだからね」と言った。
前に僕としてるっちゅーの。
いやしかしそんなことはどうでもいいのだ。
なので僕も、彼女は普通の容姿だったが、僕の人生の中で最高のかわい子ちゃん扱いし、
実際、酷いブス以外女の子は笑えば可愛くて、女の子のことを口に出せば、全部褒め言葉なるのだ。
それと彼女からのリクエスとで「俺のちんこ以外ここに挿れるなよ」と言ったり、
ちんこを頬にぐいぐい見せるけたり、イマラチオをしたり(彼女涙目)。
でもあなるからちんこを抜くときは「絶対臭い嗅がないでくださいね!そのままシャワー!」と平常時に戻る。
僕のあなるに彼女が指を3本挿れたときは、「カトちゃんペッ」みたく、抜いた指を華に持っていったくせに「きゃー!」
「僕と最後に会ってから今日までに、何本のちんこを挿れましたか?」って正常位のときに聞いたら、
笑った目で「んー」って唇を一文字に閉じて答えなかったの、可愛かったなあ。
でも彼女も歳をとって、20第半ばの大人の女性になると、自分は性に対して奔放じゃない。
清純で僕さんとだけなの。みたいに装うようになった。僕は女性が他の男性とセックスしても、
その弾性が「つまらないバカ」でなければ、その弾性の所有物にならなければ、女性として好きだ。
また会ったとき、僕は「さぁー、たのしいセックスだ」とディズニーランドに行くかの気分だったけど、
その日彼女は、なんだか最初から僕に庇護を求める弱い女性だった。ピンと来てしまった。
これは最後、僕にとある要求をする雰囲気だ。となれば、僕の要求は断らないはず!
と、最初からあなるにちんこを、ローション無しで、舐めたかな?、ゆっくり、挿れた。
「めりめりめりっ」か「みちみちみちっ」って擬音語が聞こえた。
全部入る前くらい、急にぬるっと摩擦が無くなる。
この女の子はあなるを犯されるような、どうでもいい女の子なんだ。
大切にするに値しない(大切だけど)。149cmの小柄な彼女の頭を抱え込んで、
あなるを突き上げながら、女の子を、弱いものをいじめる快感を考えていた。
尿道炎気にしない、生で中で出した。まじかるな、女の子との。あなる・せっくす・行為、だった。
僕はちんこをシャワーで洗った。「出てくるからトイレットペーパー、あナプキン持ってきて」。
男性の精液には腹痛を起こす物質があり、これは女性の生理痛の原因と同じものだ。
だから直腸の中の精液なんてトイレかシャワーで出しちゃえばいいのに、
そのあと彼女の肛門から流れ太ももをつたう精液を舐めさせられたり、
予想通り、3日間のどんちゃん騒ぎの最後に「一緒に生活してクレメンス」と言われたり、
この「結婚して」は生活的な意味でなくて精神的な意味ね。私を助けてとか受け入れてみたいな。
彼女は「僕が助ける=結婚」と考えていて、それは間違いではないだろうし、
僕としては結婚しても良いけど、全然良い相手だけど、僕がダメ人間だし、
やっぱり結婚なのかな。
彼女が17歳のときにも「いつもは私からは言わないんだけどな。付き合ってください」「無理です」と断っていて、
なんか「恋人」という言葉に関係が締め付けられるのが嫌だったのだ。
彼女が他の異性と気持ちよかったり失敗したりする話を、少しづつ聞くのが好きだったのだ。