はてなキーワード: 電通とは
艦隊これくしょん(通称艦これ)、要するに例の戦国武将の女体化シリーズで、人気を博したモノらしいけど、
別に日本人だから軍艦も知ってて当然のような空気があって、加えて艦これ可愛いという風潮が気に入らない。
ゲームに喩えるなら、モンハンを知ってて当たり前のような価値観の押し付けが艦これにはあった。
最近は色んな媒体や企業が模造品も含めて様々な艦これモノを作りだしているし、需要も多いと聞く。
事実、俺が勤めてる会社でも女子たちがこれのピンバッジや菓子入り缶かんを売り出そうと企画を出している程だ。
世の女体化ブームといい、逆に全員イケメン化といい、アニメ色の強い事。
アニメじゃなければ見ないと言った人達、艦これブームの火付け役はもしかしたら昨今の聖地巡礼者(といってもおねティやらきすたの類でなくて俄か的なブームに乗る人たち)のそれに
近いかもしれないし、歴女が自信満々にブームに乗っかったとも考えられる。
歴女といえば、2~3年前に厳島神社にオクラを奉納した事(戦国BASARA 投書でググるといい)でも非常にアニメ色に染まり易い人達だと分かるので、
恐らくこういう色に染まった人たちが一連のブームの最前線にいるんじゃないかと思う。
問題は、こういうブームというのが、一過性の物であるのにやたら押し付けがましいと言う事に尽きる。
どうにもこうにも、これが今のブーム、トレンド、常識なのだと周囲に吹聴する人達は、どうして個人で楽しもうとしないのだろうか。
元々オタクという言葉は個人で楽しんでいる人を指していたのだが、昨今の〇〇オタクというのは社交的でコミュ能力も比較的高く、
やたら商品を押し売りする営業マンよろしく素敵な営業トークで周囲の人たちに自身がハマったのはブームの一過性だと言う事を吹聴してくるのだから、
ブームの火付け役を自称する電通・博報堂・読売広告社の如き広告代理店の回し者だと疑うのも無理はない。
話を戻すが、艦これも同じで一過性のブームを周囲に押し付けるように宣伝するのはどうかと思う。
女体化した時、その元に歴史的偉業を果しているとかであれば、そのブームも一過性のモノではなくなると思われるが、
とはいえ艦隊の女体化なんて、黒光りのエースGの女体化と何が違うのだろう?
つまり歴史的文化的価値に乏しい上に、下手をすれば歴史的文化的認識を誤解してしまうような物を女体化する意義が分からない。
例えば、女体化に伴う二次創作の類は全般的に無許可の物であるし、その価値観には商魂のような普遍的にある価値観とは別の何かを感じてしまうのである。
艦これが商業的に成功するのであれば、いっそ全ての事象を女体化ないしイケメン化をして、日本の電波的文化を世界に喧伝すればいい。
かといって、俺はそういうのに巻き込まれたくない。
というか巻き込もうとするな、個人でやれと言いたい。
ミュゼプラチナのCMに出てる娘のCMをよく見るんだけど、もう付き合いたいじゃなくて自分にもあんな娘が居たらなと思う程度のオッサンだ。
最近、会議とか議論とかプレゼンの資料とか、ハッキリ言うと仕事を進める上で、自分でも違うって判っていながら使う技術がある。
ハナキンなのに一人酒してたら凄い罪悪感で歯が痛くなってきたから、懺悔したいと思う。
例えばだけど、こんな感じ
もしくは、地熱が有力ですみたいな説明をする。
リストに意図的に入れていないなんて説明はしないし、商業ベースの発電実績に大きな差があるとか言わない。
そうすると、「知識を持っている人であっても、載っている情報で判断しようとする」バイアスがかかる。
電通と博報堂は売り上げも従業員数も段違いだが、並べて書くと2強に見える。
例えば「ホームセンターでの売り上げに差はないと考えられる」とか書いて、ざっくり説明する。
そして、売り場での実績データや、他社製品の動向を手持ち資料で準備しておく。
リストアップの応用だが、人間は会議中にそんなに記憶しておけない。
だから、レアケースや災害時の対策、計算しにくいリスクをあげると、
「今提案中の議案」VS「指摘されたリスク」のようになる。
例えば「小学校にPRにいく」という提案があったときに「不審者が入ってきたらどうする?」などのケースをあげる。
(それは小学校の担当範囲であるというのが真っ当な反論だが、「我が社としては何も考えないと言うことか?」と畳み掛けたりする)
レアケースの応用だが、本来の意図と違う部分を仮定して、それに対して反論する。
例えば「太陽光発電パネルを小学校に設置すると言うが、例えば小学生がそれで滑り台にして遊んだらどうなるか?危険はないのか?」
ポイントは「小学生が近寄って危険はないのか」であれば、「近づけないように柵で囲う」と言えるが、
「滑って遊んだとき」に関しては「データがない/危険だと思う」などの言い方しかできない。
(つまり、まともに答えてはいけない質問になるが、職場には部署が異なっても上下関係がある)
何を答えても「もし遊んだらどうなるのか?」と繰り返し質問するタイプの上位役職がまれにいるが、対処は諦めよう。
議事録の記載が最たるものだが、発言を言い直すと相当に印象を変えることができる。
例えば「我が社の既存の商材に比べて、大きなアピールポイントとして」を
「うちの商品は売れないから、奇抜な特徴をつくって売るってコトだろ?」など。
提案者側の時には、必ず議事録の作成中にチェックを入れて、面倒そうな指摘は無かったことにしたり、複数の質問をまとめたりする。
例えば「既存に比べてと言うが、どの程度違うのか?結果の売り上げ予想は?」を「既存商材と比較した違いは何か?」など。
(大抵の場合、質問した側は数字が欲しいのではなく、指摘したいだけ)
まともな会議中であれば、この逆や裏をつかった反論には普通指摘が入るが、意外に流されて印象が変わったりすることがある。
例えば「メンテナンスが簡単なので、導入障壁は低い」に対して、
「導入障壁が低いと好評な既存商材は、前に比べてメンテナンス性は変わってないが」
「じゃあメンテナンスが面倒なよその商品は、導入障壁が高いはずだが、売れている」
(対偶まで見ると明確だが、そもそも「参入障壁の要因がメンテのみ」と暗に仮定しているのが間違っている)
「太陽光パネルを推すと言うことは、地熱の可能性を無視するということか?
「売り上げ予想データがないのは、開発した技術を使いたいだけで、利益はどうでも良いんだろう」
「そんな前提は説明されなくても判っている。周回遅れだ。考えが浅い」
「(営業マニュアルが準備されていないが、の質疑後)その必要性?そんなところから説明が必要なら話にならない」
「太陽光発電はネットでの評判が悪いが、ブランドイメージは大丈夫か?」
「私立の学校では、そんな発電よりも給食などが喫緊の課題ではないのか?」
面倒なのでまとめるが、
比較時点で落としたものを再度持ち出す、邪推する、自分が知っているから古い=だから駄目、自分が信じる必要性を理解していない=だから駄目、特にデータ無く印象で否定する、全く関係のない話題と比較する。
流石に会議に参加するのは全員良い大人なので、この手のは基本的に「感情的な発言」として無視される。
ただ、「だから駄目」パターンの「オレの言いたいことぐらい判っていろ」に関しては、部署で暗黙に前提とされていたりもするので場合による。
(会議には立場も上下関係も売り言葉に買い言葉もあるので、当然発言そのものは良くある。議事録には残らない)
「〜っていうことか?」という都合の良い言い換え系は大抵馬鹿発言だが、
リストアップして重みの軽重を無視する、レアケースの指摘、仮定しての反論などは、チェックしてると使える技術が拾えたりする。
あとまあ、同じものを違う名前で呼ぶと頭の中がリセットされるとか、違うものを同じ名前で呼ぶと印象を引っ張れるとか色々あるけど、
http://d.hatena.ne.jp/zyake_mk2/20140518/1400418070
この手の問題何度も議論にあがりますね。
SIerは潰れる。技術力ないから。それ以上の議論に発展できない。
Sierの方がおっしゃっておりますが、これは技術の問題ではないです。
マネタイズの問題です。
コミュニケ力(Int) x 技術力(Int) x 活躍できる場所/場面/カルチャー/運(Boolean)
なんですよ。
綺麗なアーキテクチャを、更地から立てて、クラス設計、DB設計で100倍の生産性を発揮できる場所
しかもしれが、膨大な案件の受注と結びついて、ぶんぶん力を振り回せる場所。
まずその場所がないです。ほとんどはぐちゃぐちゃなどっかのSIerがすでに荒らしまくった土地、
その土地の上にものを立てないと行けない。決められた納期と責任という名の不明瞭なものに包まれて。
http://www.open.sh/entry/20140505/1399275679
→COPYWRITERSBLOG:本当に「電通と博報堂は丸投げで中抜きしかやらない」のか
http://copywriterseyes.hatenablog.jp/entry/2014/05/05/232146
アメリカでも西海岸のアーリーベンチャーではない金融系のSIは
プロセスを重視しますし、新しい技術をこぞって使ったりしません。
indexとかと一緒で、生産性を100倍のエンジニアが活躍出来る場所って限られます。
そういうエンジニアが、100倍生産性を発揮できたので、100倍効率よく仕事がそもそもない
楽器がむちゃくちゃうまくたって、曲がかけないと、音楽が売れず、
有名な人の下で、バックミュージシャンとして活躍するしかない。
それと同様です。
自分で、プラン描いて、技術持って、グイグイ巻き込んで、それぐらいできて
ようやく生産性100倍で給与も100倍とかは目指せるでしょうがね。
難しいですね。。
それは上位5%だけね。
ほとんどの仕事は、海外のフリーツールやエクセルでちょっと組める人が組めばなんとかなる仕事。
そもそもホントの意味で機械学習とか要求される業務ってほとんどないから。
ほんと、大手企業さんのなぞのビッグデータ予算の奪い合いでしかないので、実際の仕事はたいしたことない。
だからこそ、大手企業むけ営業につよいアクセンチュアとブレインパッドは提携したわけね。
2.コンテストとかにでて”ブランド”をあげてくれるエンジニア、なんだよね。
本当の実力いらないんだよね。電通や博報堂と同じ。営業+クリエイティブだけど、クリエイティブに求められるのはコンテストで入賞することであって売上を上げる能力ではない。
クリエイティブで売上を上げる能力とか、大したことないのでそのへんのフリーのマーケ屋、フリーのクリエイターに外注する20倍の報酬貰うわけにはいかないじゃん。
ぶっちゃけ、ブレインパッドでの仕事の9割はランサーズで10万円でスクレイピング()やってーっていってる連中と同じ技術水準でなんとかなる。
まあ、たまーに高度な仕事あるけどね。
社員のほとんども今後はデータサイエンティスト()がキャリアアップだと思ってる人が多い。
思うところを書いておこう。
中抜きしかしないという電通さんや博報堂さんの話が出ているようだ。
調整に徹して、実動部隊は持たない。実動は二次受け以下の協力会社が行う。
実動部隊と中抜き部隊が同居しているととてもよろしくない雰囲気が醸し出されてしまう。
(このお話では実動部隊と中抜き部隊の両方に営業がいるよ。営業が悪いってお話じゃないよ。)
実動と中抜きでは、求められるスキルはまったく異なるし、リスク回避の方針も真逆だ。
実動側からしてみたら、内作したいし、中抜きからしてみたら、リスクを回避したい。内作するのか外注するのかでもめる。
実動側からしてみたら、中抜き側は口先ばかりで技術的なことは一切関心がない。
中抜き側からしてみたら、実動側は、いろいろと制約を課してくる口うるさいヲタクに見えるのであろう。
その垣間をついて、デザイナー()がオナニーを始めたりすると性質が悪い。
会社側にしてみれば、実動部隊と中抜き部隊を両方持つことは、リスク分散とコスト削減を目的としているのだろうけど、一つ問題がある。
中抜き側の人は、実動部隊で修行を積んで卒業してからそっちでそのスキルをベースに中抜き業にいそしめばいいのだが、何の知識もないままに中抜き業に配属されてしまうことに問題が生じている。
実動部隊の新人が学ぶことを中抜き部隊の10年生くらいが判断できないでいる。
現実のスキルレベル 顧客 ■ 中抜 ■ 実動 ■■■■■
この問題はお互いが反発しあう状況を招いている。反発しないで受け入れればいいのだろうけど、反発する業況を経営者が作っているのかもしれない。
理想のスキルレベル 顧客 ■ 中抜 ■■■■■ 実動 ■■■■
理想のスキルレベルに達しているのであれば、リスク回避して外注するよりも自社で全部抱えてしまうほうが選択するのだろう。
実動部隊と中抜き部隊の両方を持っているのならば、実動部隊で5年から10年修行してから中抜き部隊へ行くようなキャリアプランがあれば理想なのだろうが、いきなり中抜き仕事の飛込み営業をさせられている。さすがにきついような気がする。
そして、定年後にパートで再雇用されたじいさんと新卒しかいないいびつな中抜き部隊が続いていくのであった。
そんじゃーねー。
みたいなスケープゴートってあるじゃない?
とかさ
ってのもあったな
利用しなきゃいいじゃん
って話にはならないの?
そんで、もしそれが悪いものなら淘汰されるし
労組活動をさんざんやって、団交しようとしたら誰もついてこず、クビになったらしい。
そんな話はどうでもいいんだが、スピリッツ編集部はたぶん『美味しんぼ』の打ち合わせも原稿チェックもやっていない。
「できない」と言ったほうがいいかもしれない。人から聞いた話だけど、俺は「さもありなん」と思ってる。
さすがに福一取材には編集が同行してると思うが、花咲アキラ先生は間違いなく行ってないよな。
まあ全く打ち合わせ抜きで仕事をするのは無理なんだが、今後は編集部との綿密な打ち合わせのうえで中途半端な落とし方で終わるという予測はおそらく外れる。
よく言えば作家本位。悪く言えばプロデュース能力もマネジメント能力もない。
小学館の編集者には、たまに凄腕の人がいるけど、ノウハウが共有されていないし、横の連絡も悪く、結局個人の力量以上のことはできない。
労組活動をさんざんやって、団交しようとしたら誰もついてこず、クビになったらしい。
そんな話はどうでもいいんだが、スピリッツ編集部はたぶん『美味しんぼ』の打ち合わせも原稿チェックもやっていない。
「できない」と言ったほうがいいかもしれない。人から聞いた話だけど、俺は「さもありなん」と思ってる。
さすがに福一取材には編集が同行してると思うが、花咲アキラ先生は間違いなく行ってないよな。
まあ全く打ち合わせ抜きで仕事をするのは無理なんだが、今後は編集部との綿密な打ち合わせのうえで中途半端な落とし方で終わるという予測はおそらく外れる。
よく言えば作家本位。悪く言えばプロデュース能力もマネジメント能力もない。
小学館の編集者には、たまに凄腕の人がいるけど、ノウハウが共有されていないし、横の連絡も悪く、結局個人の力量以上のことはできない。
http://deztec.jp/design/14/04/28_society.html
先に上記の話題エントリについての私の結論を述べておくと、トイレも更衣室も作業服も、男女用はこれまで通り、多目的用をひとつを用意することで諸々解決すると思いました。そのように、グラデーション領域用を用意しておけば、施設選択の問題は解決できているので、全体に対する事前説明はそもそも特別に必要なく、対人関係に付いては、現場の方の人間力に任せればよいではないでしょうか。まー、そもそもフィクションですけど。
さてよい機会なので、便乗して、フィクションではなく、現実世界での話をすることで皆さんに少しでも性同一性障害者のことを知っていただきたいなと思います。ある性同一性障害者のある会社内での扱いがグラデーションで変化して行く様子の一例です。
・20代後半 フルパスFtM(女→男。フルパス=ほぼ判別が付かない。)
・戸籍の性別を変えられない状況。(戸籍変更条件は生殖腺を取ることなので、体への負担が大きすぎると判断)
・名前は戸籍の通り。何も変更無し(どちらでもいける名前だった)
参考: 性別の取扱いの変更 http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_23/
・30人程度のベンチャー
5〜10年程度前に大学を卒業し、社内で特に告知無しで新卒入社しました。
・周りの認識→めちゃくちゃボーイッシュな女の子(服装は自由な会社。胸は潰して出社)
この頃は、周りの方を戸惑わせてしまいました。本当に申し訳ないと思っています。しかし、大人力の高い弊社社員はなんとなく察し、それぞれの対応を始めました。「ちゃんと女性扱い(紳士)」「男扱い」「一応女性枠で認識しているけど、扱いは男さながら」色々です。「どっちで扱えばいいの?」と聞かれ、「一応男がいいけど、あなたの無理の無い対応で」と答えたこともありました。
実は、このころ自分も本当にあちら側に行ってもよいのか、まだ悩んでおり、性同一性障害に関する診断と治療のガイドラインに沿い、実生活経験(少しづつ逆の性の生活に慣れる)という治療をしている状況でした。性同一性障害者にはこのチャレンジ期間があるものなので、多目的トイレがあると都合が良かったです。
参考: 性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン https://www.jspn.or.jp/activity/opinion/gid_guideline/files/journal_114_11_gid_guideline_no4.pdf
2週間に1度のホルモン注射開始。周りから分かるところでは、声、体毛、顔つきに変化。更に、国内で上半身のオペも行いました。
この頃になると、もう皆さん慣れていました。ただ、この頃は声や体つきが著しく変化し過ぎて、内線で声が判別できない問題が発生したくらいでしょうか。更に察した同僚は「いやーほんと変わったねー」「おい、おっさんw」と嬉しい言葉をかけてくれました。
上半身のオペは半日で終わり、普通の有給で数日休んだ後、体の可動部分は限られるものの、普通に出社しました。割とカジュアルな手術でしたが、ただ1ヶ月くらいは普通に動けず、業務関係者には簡単に事情をお話ししました。内蔵をいじる手術だともっと大変なのかも知れません
・健康診断 →周りの方が動揺するので、センターの方にお願いして、男性用の服で行うことにした。
・手洗い →相変わらず男性用へ。
新しく中途で入った方は、おそらく気付いていません。大人対応の古株社員も「増田さんって元女の子なんですよ〜」なんて、野暮なことは言いません。色々と苦労はあるのですが、こう考えると私は、社員の皆さんの大人力に支えられてきた気がします。本当にありがとうございます。この会社大好きです。
追記(4/30 16時くらい): 「マイノリティに対して高い能力や適応性を要求しちゃうのはまずい。ハードル上げゲームやめよう。」おっしゃる通りです。本来は、ハードルがないべきですが、私なりに「今の社会」に適合したら「結果的に」こうなりました。
とにかくなりたい性の外見と振る舞いを鍛えましょう。分かっていると思いますが、どう扱われるかはあなたの気持ちの強さではなく、あなたの外見と振る舞いで決まります。私は、FtM(女→男)でフルパス(見分けがつかない)状態まで持っていけるタイプの人間だったので、このような状況になっています。正直、フルパスまで持って行ける自信と覚悟が無いなら、ベースを元々の性から動かさない方が幸せに生きられると思います。
とにかく能力を高めましょう。会社からすると面倒くさいと思われやすい人種ですので、それでも欲しいと思われる人間になりましょう。LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー[性同一性障害])に能力が高い人が多いと言われるのは、このための努力をしているからだと思っています。
私も昔は政治に無関心で、誰に投票すればいいかわからなかったのですが、私たちに不利な法律を変える為には、LGBT問題に強い方を政治の場に送り出さなくては行けないんですよね。私は、候補者をLGBT問題の切り口から見て、投票するようにしています。
「周りに居ないからどう接したらいいか…」と、思ったかもしれませんが、当事者が隠しているから知らないだけです。日本にもLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー[性同一性障害])は、全人口の5.5%いるとされています(※2013年電通総研調べ)。近くに居たら慣れる+彼らも変化して行くので、あなたの無理の無い範囲で普通に接していただけると大変助かります。一例として、私の先輩で、治療前は女性として扱うことを譲らなかった方がいたのですが、治療後には完全におっさん枠で扱われています。そういうもんです。
腫れ物に触れるように語りかける方もいらっしゃいますが、社会に出る頃には、私たちは既に一通り偏見に晒されてズタボロになっているので、大抵のLGBTは耐性が強いはず。大丈夫です!また、混同されがちですが、LGBTとフェミニスト(女性解放論者)とは違うので、「男なら〇〇」などの性差発言に対して別に(私は)なんとも思ってませんし、ボーイズトークで女関連やらセックスやらの話も割と普通に話してます。大丈夫です!
【 第1回】ようやく日本で注目され始めたLGBT市場とどう向き合うか https://cakes.mu/posts/1679
ビジネスマンなのでビジネスの話も少し…w 週刊ダイヤモンドの特集「国内市場5.7兆円 「LGBT(レズビアン/ゲイ/バイ・セクシャル/トランスジェンダー)市場」を攻略せよ!【1】~LGBTの“夜明け前”」がとてもよいです(私はKindleストアで買いましたが)。私たちは、LGBTフレンドリーである企業は強く支援する傾向がします。LGBT向けのプロモーションや方針を打ち出している企業って少ないんですよね。同じような商品で、どちらかがLGBTフレンドリーなら多少高くても、なるべくそちらを買って支援の姿勢を示します。日本でもこの視点を持った企業が増えると良いな〜。と思っています。
散文でしたが、「私MtF(男→女)ですー」「俺の会社にもそういう子いるよー」「そういう事務処理をしたよー」という方がいらっしゃれば是非この機会にご意見ご感想をば。
私のやり方は、今の社会のルールに合わせる方法です。そのため、残念ながらマッチョになるしかありません。それが今の社会です。正直かなりしんどいので、マッチョな精神力(やり抜く心と、諦める心)の無い方はこちら側にこない方がいいです。ちなみに、私だってそんなに優秀では無かったし、相当ヘタレで毎日泣いていてました(笑)しかし、弱かったら思うように上手く生きて行けない社会だと気付いて、このままじゃ何も変わらないから、たくさんたくさん考えて、自分の生き方として、日々積み重ねて能力を付けました。悔しいですが、まだ私には自分を救うだけの力しか無いし、このやり方しか知らないです。ごめんなさい…。
ただ、私は社会を変えるという道にも希望を持っています。まだ日本では偏見が多く、普通に暮らせないと感じるかもしれませんが、今ブコメで肯定的な意見が多いですよね。マッチョ否定の意見も多い。これは素晴らしいことで、LGBT運動をしてきた先人の方々の活動の功績です。とても感謝しています。少しづつ世界は変わっています。この記事を読んで、「弱い人どうしようもないじゃん…」と思った方は、LGBTの問題をわかってくださっています。ありがとうございます。おっしゃる通り、みんなマッチョじゃなきゃいけないなんて、おかしいんですよ。私も、こうして語ることでこのことを知っていただきたいし、もっと力をつけて、ビジネスの切り口からLGBTフレンドリーな社会に歩み寄って、過去の自分と同じような人を救いたいと思っています。
本当に素晴らしい環境で感謝しています。ただ、そのような環境を「選んだ」というところは少しあります。就職活動時にスーツとネクタイで面接時の証明写真を撮り、性別欄にマルを付けず、面接で「性同一性障害でもいいですか?」と取締役陣にお伺いを立てたら「それでも増田さんは増田さんでしょ?気にならないよ」とお言葉をいただき、採用に至った次第です。本当に恵まれているのだとおもいます。
半端な外見では風当たりは厳しいと思います。ただ、知人でも全く見分けの付かない方がいらっしゃいます。かなり目が肥えている私でさえ全くわからないので、実は既に紛れ込んでいるのかもしれません。そういう方はバレないように過ごしているので、メディアには出てこないですね。そういう方は二次成長が始まる前に治療を受けられたのかもしれません。それであれば、パスしやすい体を作ることができます。ただ、私自身は二十代中盤で意思が固まったので…難しいですね。私もできれば、二次成長期前に治療したかったと思います。
また、この問題の一因はとにかく世間は男に厳し過ぎることも関わっていると思っています。MtFは男に見えてしまうから、風当たりが強い。私も外見が変わってから、世間の風当たりの強さを非常に感じました。顔は同じなのに、男だと少し近づいただけで、怖がられる(おっしゃる通り凶器扱い)んですよね。切なかった…。でもごめんなさい、専門外で詳しくないので正直わからないです!
★優れたビジネスアイデアをコンテストする「ビジネスアイデア大賞」なんてのはないのかな?
以前自分は「メガキャリアエアラインの、男女お見合いシート」なんてアイデアを思いついたが
http://anond.hatelabo.jp/20130924163013
我ながら結構いい線付いていると思うのだが。
★更に進めて、「政策課題解決大賞」なんてのを、役所が公募してみたら面白い。
「耕作放棄地解消のアイデアを募集します、最優秀賞には1,000万円」
★「政策課題解決大賞」の真打ちは、なんと言っても「出生率改善アイデア大賞」だろう。
最優秀賞の賞金を1億円にしてくれるなら、自分も会社を退職して本気で考え、応募する。
★福島第一の冷却手段を、なりふりかまわず公募してた、というのがあった気がする。
それ位の必死さで、出生率改善アイデアを「公募」してもいいような気もする。
★或いは、「5年間で、もっとも出生率が改善した自治体に、交付金10億プレゼント」として、自治体同士で競わせるとか。
「東京特別区の部」「政令指定都市の部」「20万以上市の部」「20万未満市の部」「町村の部」でコンテスト
★賞金次第では、民間のシンクタンクの類が、必死になって出生率回復アイデアを出してくるだろう。
ドーンと賞金100億に積み増せば、電通博報堂辺りが本気になる。
「実際にパイロットテストしてみて、効果があったアイデア」に大賞賞金100億円を授与
★結局、今までの少子化対策が全て空振りなのは、アイデアを出す・実行する「インセンティブ」が役所・自治体側に皆無だったこと。
現ナマを積み増し、民間シンクタンクのアイデアも借りれば、もっといいアイデアも出てくる。
つまり、「アイデア出しのマネタライズ」を図れば、斬新なアイデアが民間から沸いて来るのでは?
「女性手帳を作ります」的な予算余裕があるなら、もっと真っ当なアイデアを賞金付きで募集した方がいい。
普段テレビは見ないんだけど、わりとウォッチしてるはあちゅう@ha_chuがTVに出るということで。
まぁジレンマの内容についてはどうでもいいんだけど。
ここではあちゅうについて。
本名、伊藤春香。慶應義塾大学卒業。元女子大生カリスマブロガー・プロデューサー。卒業旅行にお金をかけずに世界一周。大学卒業後、電通に入社。トレンダーズに転職。今はよくわかんない。
はあちゅうは行動力があって、恋愛のコラムを書かせても(一級品とまでは言わないけど)良い。大学生の自分から見ると華やかな世界で生きている人だから憧れもあったりする。
「はあちゅう 整形」
「はあちゅう ブス」
なんてなかなか失礼なことになってる。
確かにはあちゅうはブスとまでは言わないけど、決して美人ではないと思う。
友達には「いい子だよー」って紹介するけど、彼女にはしないというか。
それくらいなのかな、って思う。
彼氏はいないけど、遊んだりデートする男には困ってないってことをブログで匂わせてる。
あっけらかんとセックスの話もするから、それなりに経験もあるんだろうな。
ここで、はあちゅうってなんでモテてるの?って考えてたんだけどさ。
もちろん見た目だけじゃないし、頭のキレる人みたいだからそういうところを評価する男がいる可能性もある。
彼女が「はあちゅう」じゃなくて「伊藤春香」だったらモテてないんじゃない?って。
男は、彼女じゃなくて「はあちゅう」を抱いたんじゃない?って。
多くの男はセックスしたがる生き物だと思ってるんだけど、
「はあちゅう」の肩書を抱いたんじゃないかなって感じた「ジレンマ」でした。
個人的に言えば肩書とかステータスっていう属性も含めてその人の魅力だと思ってるから
全く問題ないと思ってるんですよ?私は。
はあちゅうのことも好きだし。
「一般的に見たらブス(少なくとも美人以下)のくせに、男は寄ってきて恋愛もしてカジュアルな異性関係も楽しんで、華やかにキャリアを積んで(たぶん)金持ち」
ってところ、
「ブス(少なくとも美人以下)のくせにモテている」にあるってのに気が付いて、
こんなに文字数要らなかったな、ごめん。
http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140314_1/
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20130314_1/document-4.pdf
PDFの中の文字が引っこ抜けなかったので、Microsoft Office Document Imaging使って文字にした。
精度はイマイチだけど、タイプするよりはマシだろうと思うので、情報共有。
誰かが引き継いでくれなかったら、明日清書する。
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平成26 年3 月13 日
経緯
平成26 年2 月13 日、独立行政法人理化学研究所く以下、「研究所」という0 ) の職員らの研究論文に疑義があるとの連絡を受けた研究所の職員から、役員を通じて監査・コンプライアンス室に相談があった。監査・コンプライアンス室長は、「科学研究上の不正行為の防止等に関する規程く平成24 年9 月13 日規程第61 号)J (以下、「規程]という0 )く参考資料)第10 条第3 項に基づき、当該相談を通報に準じて取扱うこととし、規程第11 条に基づき、同日より同年2 月17 日の間、予備調査を実施した。予備調査に当たったものは、石井俊輔、他4 名である。研究所は、予備調査の結果の報告を受け、平成26 年2 月17 日、規程第12 条に基づき本調査を実施することを決定し、石井俊輔を委員長とする本調査委員会が本調査を行うこととなった。
本中間報告書は、調査対象のうち、これまでの調査で結論を得た一部のもの、及び調査継続中のものについて報告するものである。調査継続中のものについては、事実関係をしっかL )と把握した上で結論を導<必要があL )、結論を得た時点で速やかに報告する。
2 調査の方法・内容
以下の点に関して、規程第2 条第2 項に規定する「研究不正」が認められるかどうか調査した。
( 1 ) obokata et al , Nature 505 : 641 - 647 ( 201 4 )論文(以T 、r 論文1 ]という。)く1 - 1 ) Figurelf のdZ 及びd3 の矢印で示された色付きの細胞部分が不自然に見える点。
く1 - 2 ) Figureli の電気泳動像においてレーン3 が挿入されているよ引こ見える点。
( 1 - 3 ) Method の核型解析に関する記載部分が他の論文からの盗用であるとの疑い。
( 1 - 4 ) Method の核型解析の記述の一部に実際の実験手1 ― 頃とは異なる記述があった点。
く1 - 5 ) Figure Zd , Ze において画像の取り違えがあった点。また、これらの画像が小保方氏の学位論文に掲載された画像と酷似する点。
小保方晴子く筆頭著者、責任著者)、笹井芳樹く共著者)、若山照彦く共著者)、丹羽仁史く共著者)
( 2 ) obokata et al , Nature 505 : 676 - 650 ( 201 4 )論文(以T 、r 論文2 ]という。)( 2 - 1 ) Figure lb (右端パネル)の胎盤の蛍光画像とFig 29 ( T パネ
小保方晴子く筆頭著者、責任著者)、笹井芳樹く責任著者)、若山照彦く責任著者)、丹羽仁史く共著者)
く発生・再生科学総合研究センターく以下、「CDBJ という0 )細胞リプ口グラミング研究ユニット:研究ユニットリーダー)
笹井芳樹
若山照彦
く前CDB ゲノム・リプ口グラミング研究チーム:チームリーダー、現国立大学法人山梨大学生命環境学部生命エ学科発生エ学グループ若山研究室:教授)
丹羽仁史
( CDB 多能性幹細胞研究プ口ジ工クト:プ口ジ工クトリーダー)
2 一3 調査方法
平成26 年2 月20 日から同年3 月12 日までの間、関係資料の収集及び関係者のヒアリングを行った。
資料は、論文に掲載された実験のオリジナルデータ・ラボノート、論文作成過程を示すファイル、調査対象者らから提出された書面、調査対象者らの間の電子メール、実験に使用された機器類等に関するものである。
加えて、イメージ画像の復元に関して、専門家である中野明彦氏(国立大学法人東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻発生生物学研究室教授、研究所光量子エ学研究領域エクストリームフオトニクス研究グループライブセル分子イメージング研究チームチームリーダー)から意見を聴取した。委員会は、これらの資料・ヒアリング結果を基に審議をした。
2 一4 調査結果及び評価く見解)く結論を得た調査項目)
調査結果
小保方氏より、ライブイメージング画像を作成し、この画像から静止画像を作成し、これを圧縮したものを投稿した、投稿論文の元の画像には歪みがなかった、論文に掲載された画像に歪みがあることは気付かなかった、歪みが何故生じたかは分からないとの説明があった。
この画像元となるオリジナルのライブイメージング画像ファイルの提出を受け、調査したところ、複数の仕様の異なるコンピュターで再生しても画面上で、投稿された論文の画像に歪みはな<、他方、論文に掲載された画像には歪みが見えることを確認できた。
中野明彦氏から、歪みが生じる原因等について、以下のコメントを得た。提出されたライブイメージング画像から、論文に掲載された静止画像と全く一致するものは作成できなかったが、類似したものは作成できた。解像度を下げ、さらにJPEG などで圧縮すると歪みが出る。歪みはどれだけ圧縮するかによるた
め、同じ歪みを再現するのは難しい。従って、Nature 編集部における図の作成過程で、この歪みが生じたとしても、画像の歪みを正確に再現することは困難である。画像の圧縮に伴いブ口ックノイズが生じて元画像にはない色が出ることがある。以上のことから、論文に掲載された画像は、提出されたライブイメージング画像の1 コマと考えてよい。
評価く見解)
元のライブイメージング画像から、論文に掲載された静止画像が作製されたと解するのが相当であるc 投稿の際に用いられた画像に歪みはな<、一方、論文に掲載された画像では歪みが見えることから、Nature 編集部における図の作成過程で、この歪みが生じた可能性がある。画像を圧縮した時に生じる画像の歪み(ブ口ックノイズ)についても広く知られているところである。従って、動画からこの図を作製する過程には改ざんの範畷にある不正行為はなかったと判断される。
調査結果
若山氏より、この2 つの画像はいずれもSTAP 細胞から作製したキメラマウス胎児のひとつを、異なる角度から同氏が撮影したものである、それぞれの画像の帰属を整理した上で、他のキメラ胎児画像とともに電子ファイルで小保方氏に手渡したとの説明があった。
小保方氏から、同氏が上記2 つの画像を若山氏から受取L )、笹井氏と共に論文用の図を作製した、論文の構想の初期過程では、FigZg 下の画像はsTAP 細胞とFI - SC との比較のためのコント口ールとして使用することとして挿入することとなり、小保方氏が挿入した、その後、笹井氏の執筆の過程で、構想が変わり、図の1 ― 頃番を変えたため、この画像は不要になL )、この図についての記載も一切行わないことになった、しかし、そのことに気づかず、削除することを失念したままであったという説明を受けた。笹井氏か引ま、同旨の説明に加え、削除することを失念した状態のままで投稿し、論文の修正や校正の過程でも看過したまま論文発表に至った、図の作製の具体的な作業に当たっていた小保方氏に対して、削除の指示をすることも失念していたとの説明を受けた。
FigZg 下の画像は、胎盤でのGFP の発現を示したものであるが、FigZg の本文及び図の説明では、胎仔でのGFP の発現を説明しており、FigZg 上の画像だけが記述されている点を確認した。また、当初の論文の構想過程で考えられていた図の配置を示すとする作成日情報付きのファイルや該当する実験ノート部分コピー等が提出された。
評価く見解)
Figure lb (右端パネル)の胎盤の蛍光画像とFig 29 ( T パネル)の胎盤の蛍光画像は、同一のキメラに由来する画像である。他にも本文や図の説明の中で言及されていない図が存在することから、GFP 陽性細胞の存在を示すためにFig 29 (下パネル)の図が配置されたと解する余地もある。論文構想の変遷のすべてを記録したデータが保存されていなかったため、その変遷を説明通りに復元するには至らなかった。しかし、上述の作成日情報付きのファイルデータの内容を検討したところ、当初の論文の構想過程に異なる図の配置を検討したとの説明と矛盾するものではなく、異なる図の配置を議論していたデータであると解する余地が
ある。
論文では、本文及び図の説明の中で言及されていない図が他にもあるので、他の図に関する説明がないことについても検討したところ、失念とは別の理由によって言及されていないと解することもできる。悪意があったことを直接示す資料等も存在していない。とすれば、規程に定める「改ざん]の範畷にはあるが、その行為について「悪意」があったと認定することはできず、研究不正であるとは認められない。
2 一5 調査経過(調査継続中の項目フ
本項目における下記4 点については、研究不正が行われたか否か、について事実関係をしっかりと把握した上で判断するためにさらに期間を要する。現時点で把握された事実について調査経過として報告する。なお、今後、所定の調査結果及び評価く見解)が得られた時点で報告を行う。
調査経過
小保方氏と笹井氏の連名により提出されたFigure 11 の元になったゲルの写真の電子ファイルと実験ノート類および同図の作成経緯と方法の書面による説明、ならびに同二氏からの個別の聴取内容を精査した結果、Figure 11 の図は2 つのパルススフィールド電気泳動ゲルを撮影した2 枚の写真に由来する加エ画像であることを確認した。同電気泳動においては合計29 のサンプルを、サンプル1 から14 をゲル1 に、サンプル15 から29 をゲル2 に電気泳動し、Figure 11 のレーン1 , 2 , 4 , 5 がゲル1 の左から1 , 2 , 4 , 5 番目のレーンく標準DNA サイズマー力一をレーン0 として左から番記)に相当し、レーン3 がゲル2 のレーン1 (同)に相当することを、各ゲルに写った写真情報から確認した。
画像の加工については、ゲル1 のレーン1 , 2 , 3 , 4 , 5 の写真において本来レーン3 が存在していた場所にゲル2 のレーン1 の写真が単純に挿入されたものではなく、前者のゲルにおける標準DNA サイズマー力ーレーンの泳動距離が後者のそれに比して約063 倍であり、Figure 11 の作成時に前者を縦方向に約16 倍に引き伸1 ます加エをした上で後者が挿入されたことを、前者に写った挨類の位置関係の縦方向への歪みから確認した。また後者については写真に淡く写ったスメアが消失して挿入されていることからコントラストの調整も行われていたと判断した。そこで小保方氏に説明を求めたところ、T 細胞受容体遺伝子の再構成のポジティブコント口ールを明瞭に示すためにはゲル2 のレーン1 が適しておL )、ゲル1 とゲル2 のそれぞれの標準DNA サイズマー力一の泳動について双方のゲルにおいて、標準DNA サイズマー力一の対数値と泳動距離が良好な直線性を保っている関係にあることを確認した上で、ゲル1 の写真を縦方向に引き伸ばし、標準DNA サイズマー力一の位置情報に基づいてレーン3 の写真の挿入位置を決定したとの説明があった。検証の結果、ゲル1 とゲル2 の間には、標準DNA サイズマー力一の対数値と泳動距離について直線性の保持は見られず、説明通L )に標準DNA サイズマー力一の位置情報に基づいてレーン3 を配置することが無理であること、仮にFigure 11 のレーン3 に見られるT 細胞受容体遺伝子再構成バンド群の位置に近い標準DNA サイズマー力一群に絞ってそれらの位置情報に基づいてレーン3 の画像を配置するとFigure 11 のレーン3 に見られるT 細胞受容体遺伝子再構成バンドとは異なる位置にT 細胞受容体遺伝子再構成バンドが来ることから、説明を
裏付けることはできなかった。説明とは逆に、Figure 11 のレーン31 こ見られるT 細胞受容体遺伝子再構成バンド群の位置に合わせる形でレーン3 の画像を配置すると、ゲル1 とゲル2 の標準DNA サイズマー力一j くンドの位置にずれが生じることから、Figure 11 の画像加エ時には、標準DNA サイズマー力一を基準にしていたのではなく、T 細胞受容体遺伝子再構成バンド群の位置を隣接するレーン4 のそれらに合わせる形で図の挿入が行われたことが示唆された。
電気泳動されたサンプルについては、実験ノート類などの記載やサンプルチューブのラべルなど小保方氏から提供された各種の情報は、Figure 11 のレーン1 , 2 , 4 , 5 は論文の通りであること、論文で「LymPhocytes 」とラべルされたレーン3 はCD45 + / CD3 + T ' J ンパ球であることを示していた。
( 2 )論文1 のMethod の核型解析に関する記載部分が下記の論文からの盗用であるとの疑いが判明し、この点についても調査した。
Guo J etal ; Multicolor Karyotype Analyses of Mouse embryonic stem cell In Vitro Cell Dev Biol Anim 41 ( 8 - 9 ) , 278 - 283 ( 2005 )
調査経過
小保方氏は、若山氏がチームリーダーをしていたCDB ゲノム・リプ口グラミング研究チームく以下「若山研」という0 )では、核型解析を日常的に行っていたが、若山研で使用されていたプ口トコールの記載が簡単であったので詳しく記載した方がよいと考えて詳しく記載のある文献を参考にしたが、引用を忘れたと説明した。論文のMethod 部分は小保方氏により作成された文章であることを同氏に確認した。小保方氏は何らかの記載をコピーしたという暖昧な記憶を持つ様子であったものの、この文献そのものを保有しておらず、この文章の典拠については覚えていないと説明した。文章の類似性、小保方氏がその手法を熟知していなかったこと、実際に行われていた実験と記載が完全に合致しないことから、この記載はGuoJ らによる論文の記載を何らかの方法でコピーしたものであると認められた。
( 3 )笹井、若山両氏から、以下の修正すべき点が見つかったとの申し出を受け、この点についても調査した。論文1 : Method の核型解析の記述の一部に実際の実験手1 ― 頃とは異なる記述があった。
調査経過
この核型解析の実験は、小保方氏と若山研のスタッフによL )行われ、データは小保方氏に渡されたとの説明を若山氏から受けた。細胞サンプルの調製は小保方氏によりMethod に記載された通L ) l こ行われたが、ハイブリダイゼーションとイメージングは、若山研のスタッフにより、記述とは異なり、APP - ied sped 「al lmaging のSKY FISH システムを用いて行われたとの説明を若山氏から受けた。作成日情報を含むこれらの画像のファイルが提出された。若山氏は、このMethod 部分は小保方氏により書かれた、小保方氏がハイブリダイゼーションとイメージング部分の実験の詳細を知らなかったため、この間違いが生じたと推測していると説明した。
( 4 )笹井、小保方両氏から、以下の修正すべき点が見つかったとの申し出を受け、この点についても調査した。論文1 : Figure Zd , Ze において画像の取り違えがあった点。また、これらの画像が小保方氏の学位論文に掲載された画像と酷似する点。5
調査経過
2 月20 日に笹井氏と小保方氏より、修正すべき点についての申し出とこれに関する資料の提出を受けた。申し出の内容は、論文1 の牌臓の造血系細胞から作製したSTAP 細胞を用いたという記載が、実際には骨髄の造血系細胞から作製したSTAP 細胞を用いた画像であることと、正しい画像に訂正することを考えているという2 点であり、提出された資料は、実験過程を示す資料と作成日情報を含むこれらの画像のファイルであった。小保方氏から、それぞれの実験の過程で、牌臓及び骨髄に由来する血液細胞のサンプルに対し、いずれもhemato ( hemat 叩oietic :血液系の意味)というラべルを用いていたため混乱が生じ、同氏において画像の取り違えをしてしまったとの説明を受けた。提出された資料等により、この2 つの実験は全く違う時期に行われていたことが確認された。一方、上記の骨髄の造血系細胞から作製したSTAP 細胞を用いた画像は、小保方氏の早稲田大学における学位論文に記載された画像と酷似することが判明した。データの比較から、これらは同一の実験材料から取得されたデータであると判断せざるを得ない。学位論文では3 - 4 週のマウスB6 骨髄細胞を細いピペットを通過させて得られた多能性幹細胞(スフ工ア)を用いて実験が行われたと記載されていることを確認した。すなわち、修正前の論文1 のデータは学位論文作成時に取得されたと推定されるが、実験条件の記載が学位論文と論文1 とでは異なっていることが確認された。
また、この申し出の際、これらの図が小保方氏の学位論文に記載されたデータであるとの言及はなかった。
3 その他の事項
論文1 のMethod のBisulphite sequencing の記述の一部に、他の論文と似た記載があることが認められた。記述は8 行であるが、似た記載のうち大半は、プライマーの配列と頻繁に行われるPCR 実験の記述であり、必然的に良く似た記述となる。そのため、このような似た記載は、多<の論文に見られる。盗用の範畷にないものであった。
以上
○ 手1 学酬究上の不正行為の防止等に関する規程
(平成24 年9 月13 日規程第61 号)
し目的)
第1 条この規程は、独玉目う攻法人理化学研究所(以下研究所」という0 )の研究者等による科学酬究上の不正行為(以ド1 研究不正」という。)を防止し、及び研究不正が行われ、又f まその恐れがあるときに、迅速かつ適正に油志するために必要な事項を定める。
k 定義)
第2 条この規程において… 研究者等」とf ま、研究所の研究活動に従事する者をいう。2 この規程において「研究不正」とは、研究者等が研究活動を行う場合における次の各号に掲げる行為をいうD ただし、悪意のない間違い及び意見の相違は含まないものとする。( 1 )掲告データ発研究結果を作如上げ、これ