思うところを書いておこう。
中抜きしかしないという電通さんや博報堂さんの話が出ているようだ。
調整に徹して、実動部隊は持たない。実動は二次受け以下の協力会社が行う。
実動部隊と中抜き部隊が同居しているととてもよろしくない雰囲気が醸し出されてしまう。
(このお話では実動部隊と中抜き部隊の両方に営業がいるよ。営業が悪いってお話じゃないよ。)
実動と中抜きでは、求められるスキルはまったく異なるし、リスク回避の方針も真逆だ。
実動側からしてみたら、内作したいし、中抜きからしてみたら、リスクを回避したい。内作するのか外注するのかでもめる。
実動側からしてみたら、中抜き側は口先ばかりで技術的なことは一切関心がない。
中抜き側からしてみたら、実動側は、いろいろと制約を課してくる口うるさいヲタクに見えるのであろう。
その垣間をついて、デザイナー()がオナニーを始めたりすると性質が悪い。
会社側にしてみれば、実動部隊と中抜き部隊を両方持つことは、リスク分散とコスト削減を目的としているのだろうけど、一つ問題がある。
中抜き側の人は、実動部隊で修行を積んで卒業してからそっちでそのスキルをベースに中抜き業にいそしめばいいのだが、何の知識もないままに中抜き業に配属されてしまうことに問題が生じている。
実動部隊の新人が学ぶことを中抜き部隊の10年生くらいが判断できないでいる。
現実のスキルレベル 顧客 ■ 中抜 ■ 実動 ■■■■■
この問題はお互いが反発しあう状況を招いている。反発しないで受け入れればいいのだろうけど、反発する業況を経営者が作っているのかもしれない。
理想のスキルレベル 顧客 ■ 中抜 ■■■■■ 実動 ■■■■
理想のスキルレベルに達しているのであれば、リスク回避して外注するよりも自社で全部抱えてしまうほうが選択するのだろう。
実動部隊と中抜き部隊の両方を持っているのならば、実動部隊で5年から10年修行してから中抜き部隊へ行くようなキャリアプランがあれば理想なのだろうが、いきなり中抜き仕事の飛込み営業をさせられている。さすがにきついような気がする。
そして、定年後にパートで再雇用されたじいさんと新卒しかいないいびつな中抜き部隊が続いていくのであった。
そんじゃーねー。
結局マネージメントと実働は両輪なんだよな どっちかだけに偏っていては歪みを生む