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2023-12-10

2023年12月8日 田中真紀子記者会見文書き起こし 2/2

1/2 : anond:20231210171047

国会議員は月々230万円貰っている

一番言いたいことはですね、今の国会議員たち、この人たちは

幾ら貰ってるか知っていますか皆さん。お給料

ネットで今朝もまた確認しました。

衆議院議員がですね、えっと何人いるんでしたっけ、ご存じですか。

衆議院が465。参議院が248人。合計713人います

歳費は 1,294,000円貰っています、月々。月ですよ。

かに私のころは文通20万だったんですよ。40万になって議員やめました。

今100万円もらってます調査研究費。何の調査やってるんですか?

それだけの大金をですね、お給料と、それからその調査研究費で230万円貰ってるんです。

プラスプラスいいですか、役職手当ってもらっているんですよ。役職手当。

私が大臣の時は3回大臣いたしました。委員長も2回いたしました。

大臣は当時30万円もらいました。今もっとじゃないでしょうかね。

国会議員は加えて氷代、餅代、官邸機密費を貰っている

それから外遊に行くとき。これ以上あまり具体的に言うと週刊誌・・・

ホッタさん、どこいっちゃった? ホッタさんが喜ぶといけないからあまり・・・

あ、いたいたいた、言ってもあのあれですけどね。

(ホッタさんらしき人物が声を上げる)

  ――「いやだめですよ週刊誌なんかもうね、全然売れ行きがこんな・・・

そりゃあなたが悪いのよ、いい写真取らないから。あとでしゃべろう。あとで一杯飲もう。

(ホッタさん)

  ――「でも人気の政治家がいないからね、本当にね」

そう。発信力がないから。命がけの人がいないからです。

本当にね私、これを見てて、これだけのお金をもらって、

そして盆暮れ、氷代、餅代、っていうのは自民党の時ですよ、幹事長から貰いましたよ。

それから大臣外遊するときにも、官邸機密費からだと思いますけど、

100万円ずつ白い封筒いただきまして、私返しました。

そしたら村山総理が、あのマユゲの総理

「真紀ちゃんあなたカネを欲しがらない人だネェ」

なんて言ってました。

欲しがらんじゃなくて、私は公費大臣としてファーストクラス

勉強させてもらいに国際会議に行くのに、

なーんでそんなものもらわなきゃいけない?

お土産代だ」って言ってました。誰のお土産ですか?

で、私、私費で、チョコレートボックスをある方にあげたら、

ある総理経験者です、今になるとね。当時総理じゃなかったけど。

私の議席まで本会議場で来られて、

「真紀ちゃんチョコレートありがとう

はいどういたしまして、て言ったら

札束がギッシリ入っていると思ったらナンだアレ」

て言ったんですよ。これ自民党議員。全部私日記に書いてあります

それから、氷代餅代のときにね、幹事長が、議員を呼んで

今もやってるでしょ自民党、どうですか、自民党議員さんいませんか、さっきいたな。

ちゃんとくれるんです。で幹事長って名前を呼ばれていくんです。

田中真紀子君」

入っていくと、封筒ポンとおいて

「あ真紀ちゃん、これ、あんたカネ足りないだろうから、おれが貰っとくよw」

なんて言うんですよ。

は?、って私言ったんですよ。

からさっき言った文通費だとか、歳費のほかに国会議員ってお金いっぱい貰ってるんです。

政党は、評論家国対派閥、会食にカネを使う

問題は出の問題でしょ。

先日のテレビを見てましたら評論家が、

政治にはカネがかかるんですよ」て言ってましたから。

バカ、お前みたいなのが評論家やってるからタカリじゃないか

私は思ってみてましたけど。

おかしいですよ。なんでお金がかかるか言いましょうか。

から言ったらね、やっぱり野党対策国対使ってるんですよ。

現金かどうか、見てないから知らないけど、やってます

派閥。各派閥自民党で言えばね。野党もそうかもしれません、知りません。

そのカードでもって、やってる。

それから飲食をともに、しょっちゅうしてますね、国会終わると。

これからもやるんじゃないですか先生方。たぶんそうでしょ?

それにお金かかってるんですよ。それは党が使うお金

国会議員個人は、地方議員からタカられてカネを使う

個人の、じゃ議員はどうか。

個人は、地元の県会議員、これらがタカリなんですよ、市会議員、市長だとか知事とか。

それらがもう、お金くれ、お金くれ、お金くれですよ。

もう地方のね、地方議員減らしたらいいんですよ。

国会議員の定数削減も申しますが、地方議員は何やってるんですかあんなにお金いっぱい貰って。

それらが、「じゃなかったら選挙落とすぞ」言われるんですから

うちの父が病気になっていたときに、

ちゃあんとある新潟県知事、ま、現職の議員名前出して

逆につるし上げられちゃったある県会議員がいます新潟県の、

その方なんか、父が病気だというのに、県議たちを連れて目白に来て、

奥さんカネくれ」とうちの母に言ったんです。「オヤジは出したから」。

私はそれ見ててお茶出してビックリしましたよ。ここまでタカってんのか地方議員は。

これ地方の人にやっぱり言ってほしいですよ。一般の人は知らないんでしょうね。

それでうちの母は、「主人は倒れておりますのでお引き取り下さい」て言いましたよ。

やっぱり明治女性しっかりしてますよ。

花の一輪ももってこないで、病気のところへ来て見舞いだってきてですね、カネを出せなんてありますか。

そんななんですよ日本人体たらくは。

そして、

オヤジはカネを出したり面倒見てくれたり就職の世話してくれたのに、

 直紀と真紀子はやらない、落としてやるぞ」

その県会議から言われたんですよ。

現職の文部大臣になったかしょっちゅう選挙区に帰って、タスキかけて、運動して

新幹線で取り替えて、また大臣室に行って、仕事してたんですけど、やっぱり

僅差で落とされましたよ。相手自民党小選挙区じゃなかったですからね。

そっちにおカネ撒くんですよ、「あいつら言うこと聞かないからあの夫婦落とせ」

ちゃんと落っことされました。

有権者が、そういう地方ボスの言うこと聞いているからですよ。

そういう地方ボス国会議員になったり。

議員秘書たちは穢れている

それから大変申し訳ないけど今日おられる人、秘書さんね。

秘書上がりの議員さん、~~とかあいつもみんなそうなんだけど。

今日来てる方の中にはいいかな。秘書上がりの議員来なくなっちゃった

さっき今日行くっつってたけど、後で来るかもしれませんけど。

そういう人は秘書やっていると、悪いこといっぱい覚えるんですよね。

お金集めのしかたとかね。脅しのしかたとかね。

私は友達とか、早稲田友達とか、全部おともだちに秘書をやってもらいました。

子供たちの友達のお母さまとかにやってもらいました。

プロは幾らでもいます田中派議員の、落選した人、死んだ人の秘書

お嬢さん、私がやりますから

ノーサンキュー。そんなのが来ると穢れちゃう

ところがそんなのがしっかりお金をとったりするんです。

官邸にもバックにそういう人居るんじゃないですか。総理が変わってもいるんじゃないですかずっと。

官邸機密費の使い方。外務省報償費の使い方。

これ、税金なんですよ、一般国民はそんな楽な生活していませんから

こんな使い方をしててね、なんで改革をしないのかという思いが非常に私は強いです。

世襲政治資金と地盤継承問題である

で、皆様発言をなさると思うので、私の結論だけを簡単に申しますとですね。

要するにあの、議員定数を減らすってことも色々言われてますし、

それからその議員の勤続ですね、通年国会にした方がいいとかですね。毎年一年中やるとか。

色々あると思います

それからあとは、あの、ペーパーテストやればいいとか、世襲議員を辞めさせればいい

世襲が、政治資金まで引き継いでやるからいけないんです、無税で。

世襲で出たかったらですね、うちは息子は出ませんから良かったんですけど

希望していませんから能力もないし。みんな親も子供有権者も、出ろ出ろ出ろって言うんですよ。

うちは息子のところでも各党の党首が来て、あの仕事やってるのに

仕事にならなかったって言いましたね。

「僕は出たかったら北海道でもどこでも出るよ」って言ってましたよ。

だってみんな息子を出したいんでしょ、一生懸命外遊に連れて行ったりして

色々やってるじゃないですか、買い物させたりしてね。

それだったらね、1回休むとか。親が北海道だったら沖縄から出るとか。東京から出るとかね。

そうやってやったらどうですか、政治資金が引き継がれちゃだめ。

世襲でも良い議員もいます世襲じゃないから皆が良いとは言いません。

要するに最初に言ったように、本人の能力、やる気。

立合演説会を義務付けたい

で、一点だけ私が、どうしてもこれはやりたいと思ってることがあります

それは、選挙のたびに、地方も、都知事選挙も、区議会議員も、

全部立合演説会をやること。

うちの父が一番言っていたのは、「あれでお父さん鍛えられた」

しょっちゅう言っていました、私子供のころから聞いています

候補者が全部出るんです、2週間選挙期間があるとね。

その地域公園かなんかに候補者が全部並ぶんです、3日に1回。

有権者が皆んな来て集まってね、「へえこれがそうなのか」と見てね。質問するんです。

あなた財政再建するにはどっからどうやってやりますか」とか、それから

「COP28では環境問題こうやって言ってたけど、環境問題経済成長企業、どうやってやるんですか」

「戦費これだけ使っているのに、戦費使っていて、そして環境問題バランス考えたら

 環境問題やるほうが安上がりに済むかもしれないのに、どう思いますか」とかね、あるいは

同性婚結婚、どう思いますか」

色々聞くんですよ。候補者答えなければいけません。

「わからな~い (^_^;)」とかね、言っているひとはダメですよ。

そういう有権者がね、見極めるチャンスをね、立合演説会で絶対やるべき。

父が一番言っていたのは

「もう、とにかくしつこい奴がいて、野次って野次ってしょうがいか

 『あんたヤジらないで私の言うこと聞きなさい!』と言うと、

 相手ボンボンボンボン政策を訊いてきて。ムキになってお父さん答えたんだよ。

 そうしたら最後相手が『よし、分かった! 角さん頑張れ!』と言って去っていったので

 いやーやったな!と思った」

て言っていました。

それで候補者も鍛えられるんですよ。民主主義言論ですから

言葉でもって、どれだけ分かりやすく、命がけで喋るかなんですよ。

喋らないで何ですか、この最近の、なんか、あの、なんか変なこと、

「答弁を差し控えさせていただきます

差し控えるって言うのは、ヤマシイから答えられないってことでしょう?

すればいいじゃないですか。国民そんなバカじゃないですよ。

差し控えちゃいけないの。じゃあ国会議員になるのを差し控えたほうがいいです。

いくらでも候補者がいるんだから、なりたい人は。そういうねすっとぼけ言葉の使い方をしちゃダメ

一度でも言ったらね、即、もう議員辞めてもらいますおかしいですよ。

さいごに

ですから皆様から、これから主人は主人の立場であると思います

郷原先生はまた、法律家としての立場から色々おっしゃって下さると思いますが、

私はやっぱり政治っていうものはすごいと思うし、政治世界を変えるし、平和にもできるし、

陛下がおっしゃっているように、国民の、日本繁栄と、国民の安寧と、世界平和

これなんですよ。みんなやりましょう、それを。

それをやっぱり皆さんに発信したいと思って、今日こういう会合を致しました。以上です。

#これは何か

2023年12月8日 参議院議員会館内で行われた記者会見の冒頭、

田中真紀子スピーチ17分間)の全文書き起こしです

https://www.youtube.com/watch?v=BRqIA0uVYUA

#なぜこんなものはてな匿名ダイアリー投稿たか

発言の一部がニュースになっていましたが、見どころが多いので、テキスト化された全文がネットにあると便利だろうと思ったからです。

著作権フリーの「政治上の演説」だと思いますので、自由コピペして使ってください。

一部聞き取れてないところや、聞き違いあると思いますがご容赦ください。

#まとめ

  1. 日本政治の現状
    1. 11年ぶりの永田町の印象は、暗い雰囲気、そして住人にそぐわない議員会館の立派さだ
    2. 国民政治に飢えている
    3. 私は政治の素晴らしさを信じている
    4. しかし夢のない、人として終わってしまった人たちがポストを握っている
    5. そして政治家たちは役人に軽んじられている
    6. 政治家熱量を取り戻すため、私たち勉強会を開いている
  2. 政治家をめぐるカネの動き
    1. 国会議員は月々230万円貰っている
    2. 国会議員は加えて氷代、餅代、官邸機密費を貰っている
    3. 政党は、評論家国対派閥、会食にカネを使う
    4. 国会議員個人は、地方議員からタカられてカネを使う
    5. 議員秘書たちは穢れている
  3. 日本政治への処方箋
    1. 世襲政治資金と地盤継承問題である
    2. 立合演説会を義務付けたい

anond:20231210092701

増田に書いても冷水浴びせたがる人やアホな自称評論家ネガティブコメントしてくる

なんだかんだ旧Twitter

[]野河田監督勝利への強い気持ちはより強まってる」9日天皇杯決勝 川崎勝利クラブタイトル獲得へ

 オレオレFCクラブタイトルに向けて、今日9日に天皇杯決勝で川崎フロンターレ(国立競技場)と対戦する。8日はオレフィールド報道陣をシャットアウトする完全非公開で調整した。練習後、野河田彰信監督MF鈴木潤主将オンライン取材に応じ、天皇杯決勝、クラブタイトルへ意気込みを語った。

  ◇    ◇    ◇     ◇

 今シーズンの最終戦集大成試合が幕を開ける。野河田監督は初めての決勝に「2チームしか立てないんでね。その中で、このクラブがいるという事は本当に光栄な事ですし、1年の総決算なんで、いい形で勝利をしたい。選手も僕も勝利への強い気持ちはより強まっていますよ」と話した。

 特別なことはしない。普段通り、やるべきことを徹底するのがオレオレFCスタイル今シーズン開幕前は主力の大量流出もあり、スポーツ誌評論家から批判の嵐。更に「Jリーグ史上ワースト記録を残す」「圧倒的最下位で降格」と辛辣評価する記者もいた。

 しかし「そんなん気にしてへんよ」と指揮官が笑い飛ばしたように、オレオレFC今季開幕4試合目で初勝利を挙げると、シーズン通して連敗は僅か1度だけで過去最高の5位と大躍進した。“エリアプレス”、“フォルスプレー”など革新的戦術を敷いたが、徹底したのは「普通サッカー」。指揮官は「きっちりと自分たちのサッカーができているということ。当たり前のことが当たり前にできている」と評価している。

 初めての決勝。緊張感は高まっている。「そら普通通りなんか出来ないんで(笑)普通通りいうのは1年間やったチームで、ある程度こういうふうにやったら勝てるから、こっちは普通通りにやったらええけどね」としながらも「いい結果を出すしかないんでね。そういう選手ラッキーボーイになるんちゃうかなと思いますよ」と話した。

 川崎の力は認めている。今季は1分1敗。「そんなん最初から思ってますよ。相手は力があるんでね」としながらも「隙はあると思うんで。やっぱり先制点を獲れば、何かが起きると思いますよ」と不敵な笑みを浮かべた。国立舞台ロイブル軍団が難敵を下し、初タイトルで有終の美を飾る。

 ○…MF鈴木潤主将川崎戦へのリベンジを誓った。ホームで行われた9月の同戦で終盤までリードしていたが、残り8分から3失点して逆転負け。「本当に悔しかった」と話す鈴木潤はこの日のミーティングで「あの悔しさを晴らす番だぞ」と呼びかけ、意思統一を図った。

 今季主将として36試合に出場し、11ゴール12アシストとチームを牽引。「コンディションも問題ない」と決勝もスタメンが有力だ。自身初の決勝に向けて「チームの雰囲気は良い。緊張もしますが、川崎さんとやれる事に感謝しながら、自分達らしさを出して勝ちたい」と意気込みを口にした。

 ○…川崎鬼木達監督は決勝への思いを口にした。17年の監督就任後、5年連続タイトルを獲得したが、昨季は初めて無冠に終わり、タイトルのチャンスはこの天皇杯。「やっぱりタイトルをとり続けないと、やっぱりタイトルは途切れやすくなると思うので、負けられない試合になる」と意気込みを示した。

オレオレFCについては「やっぱり若い選手がいっぱいいますし、鈴木君は特に警戒すべき選手。前回9月も勝ちましたけど、一歩間違えたら、負けていた。油断は許されない」と警戒する。

会見に参加したMF脇坂泰斗も「チームはここに来て、雰囲気が良くなってきた。2年連続無冠というのはあってはならない。厳しい試合になりますが、絶対に勝ちたいです」と常勝軍団プライドをのぞかせた。

ちらっとみたウェブ記事評論家の顔が上司に似てた

グレーの髪に弛んだ頬と口周り

ビシッと決めたスーツと、ビジネスマン然とした写真ポージングなのに

ああ、もうちょっとでお爺ちゃんだな、この人…という物悲しさを感じる

そういう意味でも上司によく似てる

自分がそろそろ50ということは、上司は50代半ばから後半か

お爺ちゃんらしくなって当然だけど、ずっと気さくな先輩くらいの印象だったので哀愁半端ない

まあ自分も同じく老けてるんだけどさ

2023-12-08

ひろゆき米山

なんとなく聞いてて面白いけどなぜか胡散臭いひろゆき胡散臭い理由を断片的に言語化してくれたのはよかった。

反面、いうほど反響するほどの敗北ってか醜態か?とも思った。専門家と専門分野で正面から戦ったらそもそもひろゆきみたいなやつは負けるよ。

それは知ってる。俺もたまにTech系のあれこれ語ってるの見ていやいやってなることはある。

問題なのはその程度の人間本来専門分野に精通しているような人間論破笑されるのが悪いやろ。

いや、百歩譲って技術者はいいんだ。しゃべるのが苦手だったりすることもあるだろう。

しか評論家政治家は駄目だろ。だって君たち説明できないならそら建前上は叩かれても仕方ないでしょ。

さて、前半はひろゆきの養護になってしまった。結構見ることあるので俺は信者なのかもしれないから、偏ってるのかもしれない。

個人的にはそっちよりももう一つの疑問を解決したい。

俺はなんで米山に対してものすごい不快感を持っているのだろうか。

そもそも嫌いなのでこちから近寄らないようにしているが、それでもひろゆきと絡むことがそこそこあって、その度に新たな発見

不快感を得る。

この不快感はなんだ?

俺はひろゆき信者で、実際には敗北しているか不快になっているのか?

彼の発言はところどころ不快感がある気がしてならないが、これは盲信から来ることなのか?

感覚的に売春問題については違うと思ってる。特に不快感ない。それ言うならひろゆきも踏み倒すのはカスだろと思う。

偉そうな態度か?と問うと遠からず、言葉足らずに思える。この線で考察を続けてみる。

いや、もしかしてあの顔が嫌いなのか?

あの顔と「ニヤニヤしながら冷静なふりをして感情的な指針で攻撃している」ように見えるスタイルが嫌いなのかもしれない。

ひろゆき動画政治家として任せたくない的な発言してた気がするけど、それはまさにここが理由

感情も抑えられないような人間投票したくないのは事実としてある。

とりあえずこれらが盲信なのか分析なのかは俺には判断できない。

2023-12-06

anond:20231206103754

最近アーティスト自身監督本人がSNS作品の背景や自分の考えを好きなだけ拡散できるようになったから、「目利き」としての評論家機能しなくなったらマジで評論家いらなくなるよな

anond:20231206103754

評論家なんて売りたいものありきのスポンサーに金貰って書いてんだからそうなって当然

映画評論家が叩いてきた山崎貴世界で売れ

音楽評論家の叩いてきたYOASOBIが世界で売れ

これじゃ本邦の評論家様に見る目がないみたいじゃん

2023-12-01

anond:20231130154745

前原の支持者って政治家個人能力みたいなものを求めるとこがあって、だからこうやって個人なんて存在しない共産党候補者個人資質を気にしたりするのだけど、いい加減に前原が口だけ番長だということに気付くべき。

あれは大目標みたいなものを持ってる割に目先の利益に飛びついて隘路に進み頓死する、2手先しか読まないヘボ将棋指しみたいなもんよ。

目の前の事象についての弁は立つけど、それっていま現在の駒の多寡をわりと正確に数えられるというだけのことで、先を読む能力が決定的に欠けている。

から、あれは評論家としての能力は高いのだけど、何かを実現しようとする政治家としての資質には欠けるの。

2023-11-28

anond:20231127182152

追記

この増田転載スレ立てされていた

(まあ俺が第三者ならおもしろネットコンテンツとして同じ消費の仕方を考えるだろう

一応付言するが転載スレ立てすべてがアフィブログ自作自演炎上目的というわけではない)

悲報自分投稿したはてな匿名ダイアリーソース嫌儲スレ立て→アフィまとめする商法が横行

https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1701136262/

ちなみに1つ目に挙げた増田転載スレ立てした>>1は「そういう奴」だと嫌儲内(の一部)で認知されている(BEがバナナアイコンなので通称バナナ)

スレ立て履歴を見れば増田コピペ、男女分断ネタの多いことがわかるだろう

https://be.5ch.net/test/p.php?i=257926174

http://ame.hacca.jp/sasss/log-be2.cgi?i=257926174

追記ここまで

・昨日のこれ

名無しの増田を「女さん」とすることで「女がまたイチャモンつけてる!」とレス数・コメント数・アクセス数たっぷり稼げる

増田投稿わずか5分後に5chスレ立て増田投稿者のみに表示される鉛筆マークコピーした時に出る「編集」の文字ごと>>1にコピペする雑さ、しかアフィブログやらおん」では消される

なんで底辺や低学歴の男って『ゲーム』を好むんだ?安価な娯楽なら、読書とか映画とかあるのに何でわざわざ低俗なゲームを選ぶんだ?

悲報】女さん「底辺低学歴の男って『ゲーム』好き多いけど、なぜ?安価な娯楽なら読書とかあるのに、何でゲームとか低俗趣味選ぶの

https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1701037581/

yaraon-blog.com/archives/247262

joker004.blog.fc2.com/blog-entry-42394.html

・2日前のこれも

名無しの増田を「アニメ評論家」とすることで「偉そうな評論家様がまた適当言ってる!」とレス数・コメント数・アクセス数たっぷり稼げる

アニメ「葬送のフリーレン」1〜3話を観た

悲報アニメ評論家「葬送のフリーレンを観たが面白くない。かわいい女の子たちの旅に萌え萌え~!できる人しか楽しめないのでは」

https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1700969697

yaraon-blog.com/archives/247135

blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52314029.html

iroirosokuhou.com/archives/38959797.html

frisoku.site/archives/2839

・まとめる気のない純粋っぽいスレ立ての例

非モテを支援して下さい

はてな少子化対策として非モテ障害者として支援すべき」ケンモメン(ヽ´ん`)念願の手帳ゲットか

https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1701062129/

2023-11-24

絵師は絵柄というものに対して独占感情を持ち過ぎじゃないか

ある作家ポスト引用するがこの作家に対して何かしらの感情があるわけではなく、絵師と言われる人間に見られる言動への疑問に対する例とさせていただく。

コレは全然違う話だけど、イベントで良く言われるのが「とっても可愛いですね!大好きだから私も真似して描いてみます!」

こう言われて嬉しい人いるのかな?といつも謎に思う

いや真似しないで貴女オリジナルな絵を描いたほうが私は嬉しいよ…

しろアイデアまれてるみたいでとても悲しいよ…と

キャラクターイラストを描く作家に多く見られるが、他者作品自身作品に似る、他者自身作品に影響を受ける、自身作品が誰かの作品に似ているという反応をされることに対する強い拒否反応を示す人が多い。

そういった事に傷ついたという言動はX上で日常的に見る。


増田はこのような反応をする絵師たちに疑問を持っている。

そもそも例外なく作家は幼少期に絵を描き始めてから絵の上達を経て作家活動を行うようになるまで他者の影響の元にスタイルを生み出しているはずだ。

言ってしまえば作家スタイルオリジナルというもの他者コピーの積み重ねに手癖による変化が起こった程度のものであり、絵柄は他者からの借り物と言ってもいいものである

借り物は言い方としてキツいかと思うが、その作家スタイル美術史という連綿と続く歴史大河の一滴に過ぎない。


他者に影響を受ける事に対してこのように拒否反応を示すのは次世代文化の発展を邪魔する行為であり、自身が影響を受けた作家に対する冒涜ではないだろうか。


例えばこの作家の絵柄を見ると目を上瞼と下瞼のみ描写し目の左右、つまり目尻目頭を描写していない。

この描き方は日本においては東映動画が「太陽の王子 ホルスの大冒険」で導入してからアニメ漫画に広まったものだ。

東映動画もこの描き方は旧ソ連の「雪の女王」で行っているものを真似たものである。(これは「雪の女王」のDVDに収録されている特典映像宮崎駿氏が語っている)

ソ連の「雪の女王」を制作したソユーズムリトフィルムの他の作品にもこの描き方を見られるが、一節にはこの描き方は銅版画でインクの付着する面積を減らして印刷時の事故を防ぐ目的自然発生的に生まれたと言われている。


また、この作家は影や髪の毛質感表現輪郭線に沿ったハッチングを行う手法を用いている。

この描写方法ヨーロッパの本の挿絵において広く用いられている。


パッと見ただけで描写方法他者からの借り物の表現を行っている。

自身がそれをしながらこのように他者自身作品から学ぼうとする事を拒否するのはいささか傲慢に思える。


このような発言はどういうわけかデザインフェスタのようなイベント出展していたり小規模なギャラリーでの個展グループ展でキャラクターイラストを発表する作家によく見られる。

他にはSNS上で絵師と呼ばれているような人間か。

一方、アニメーターや漫画家にはこのような言動はあまり見られない。


漫画家は自身や他の作家歴史系譜について研究している人も多いし、評論家がそのような研究を行うことへの拒否感はあまり見られない。

評論家に関しては「私の作風の源流はそこにない」という異論作家の側から出ることはあるが。


増田は現職に就く前は動画マンをやっていたが、アニメーターにおいても漫画家同様に絵柄やアニメートのスタイルがどこからの影響かを語っている人も多い。

金田伊功氏の影響を受けたアニメーターたちが金田系と呼ばれたりするのがそれだ。

実際、増田がいたスタジオの諸先輩方は自身に影響を与えた先人について語る場面を随分見てきた。


絵だけでなくミュージシャン映画監督もそうだろう。

Wikipediaなどはテンプレートに「影響を受けたもの」「影響を与えたもの」という項目があるくらいだ。


絵柄パクなどという言葉があったり、自分に絵柄の似ている作品他人に取り下げるように求めたりイラスト界隈は不穏な事が随分見られる。

まるで自分が0からその絵柄を生み出したような物言いも多い。

このような態度は後進が成長するのを阻害するし、文化として研究する上で障害になる。

何より作家間にいらない諍いを生み出す原因になるため、考え直すべきだと増田を考えている。


今回Xからポスト引用した作家美大を出ているが、美術史を学んだであろう人ですらこのように系譜を途絶えさせるような言動を行う。

専門学校卒や完全に独学のイラストレーターや同人作家ではよりこのような言い方は悪いが勘違いが酷い。


これを読んだ人にイラストなどの創作活動をしている人がいたら今一度考えてもらえれば幸いである。

2023-11-18

日本馬鹿正直

賄賂を贈るのが当たり前でどこでもやってる。だから誘致に失敗するんだ」

みたいなことのたまってた評論家とか昔いたよね

2023-11-16

anond:20231116155204

今年もサポーターの御願いです。昨今、好き放題書いていると”強い圧力”を感じます | 自動車評論家 国沢光宏

強い相手の憎まれ口を書くと、私より圧倒的にパワー持ってる。いろんなルート方法圧力を掛けられます。そりゃそうだ。書かれた方からすれば当然のこと。それについて批判は全くしない。私だって認識しているかトシ取ったら穏やかな爺さんになろうと思っていた次第。けれど今まで私以上にパワフルだった先輩方が徐々にいなくなるや、忖度ばかりになりつつある。

1人くらい苦言も呈する評論家が居たっていいか? 幸い、これからの伸び代があるワケじゃなく、子供は育ったのでお金も掛からない。圧力によって仕事収入減ったって、何とか暮らしていける。そもそも覚悟して憎まれ口を叩いているのだった。

さすが国沢先生だ。

anond:20231116154717

ある程度じゃない、褒め殺しみたいなべた褒めする奴がいるという話だぞ

自動車評論家検索すれば、評判悪い奴が誰か分かるぞ

anond:20231116154544

そりゃ俺だって自動車評論家になれば「まったく優れたところがなく特にハンドル周りは最悪」を「ハンドル操作性にやや難はあるが平均的に性能が高い」に言い換えるくらいの社会性は発揮するよ

anond:20231116144741

いや自動車評論家なんてそれで金貰って生きてるんやで

一般人からPVとかで食ってけるわけないだろ

自動車評論家ひどすぎ

ある企業EVニューモデル紹介のパンフレットに試乗記書いてた自動車評論家が、ネット記事で試乗記書いてたんだけど忖度べた褒めで酷い。

Youtubeでの試乗動画でも、乗り心地や完成度が今ひとつな部分があると言われている車種なのに絶賛してて、

感覚が人と違っているのか、ただ忖度しただけなのか、どちらにせよ酷い。

2023-11-14

ボーカロイド音楽論」(ぱてゼミ)は何故あまり批判されないのか

追記そもそも「何故もっと批判されるべきなのか」については、【最後に】の後に追記した(2023/11/15)。

【背景】

 東京大学東京芸術大学では、鮎川ぱて氏(以後、ぱて講師)による「ボーカロイド音楽論」という講義が開講されている。東京大学の方の講義はぱて講師による著書『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』においてその過去の内容が公開されている。このダイアリーの筆者(以後、「筆者」)は「ボーカロイド音楽論」の元受講生であり、書籍を購入し一読した。同講義Twitter(現X)での実況が推奨されておりTwitter上で一つの活発な動きを毎年見せているが、「ぱてゼミ 批判」「ボーカロイド音楽論 批判」などと検索しても同講義に対する明確な批判ツイートはヒットしない(Twitter検索システムが悪いという可能性は保留する)。書籍についても、これに批判的な書評Amazonレビューやブックメーターにわずかに存在するのみである講義内容全体のレビューはそれらに譲るとして、本ダイアリーは、この「批判の少なさ」の原因について仮説を立てることを目的とする。

 本ダイアリーは直接の筆者の特定を避けるため匿名形式をとっている。内容について「そんなの当たり前じゃん」「その仮説は的外れだ」と思う読者もいるかもしれないが、このように書き残さなければ何も始まらないということでご容赦願いたい。また、筆者は全ての年度や東京芸術大学講義を聴講したわけではないこと、このダイアリーの内容は主に『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』の初版第一刷(以下、書籍)に基づいていることを断っておく。

【本論】

まず結論として、 「ボーカロイド音楽論」に対する批判の少なさの原因として、筆者は次の4点を提唱する。

1. 媒体:現地で行う音声形式講義では記録に基づく批判が困難であるという点。

2. 受け手資質講義対象となる学生や読者のほとんどはその議題についての非専門家であり、しか批判に割くだけのリソースを持っていないという点。

3. 内容:この講義の内容が批判を先んじて封じてしまうように作られている点。

4. コミュニティ:この講義ボーカロイド音楽が好きな東大生のうち一部を迎え入れるコミュニティ形成する役割を同時に担っており、コミュニティ批判との相性が悪いという点。

以下、これらの点を順に見ていく。

1. 媒体

 書籍が発売される前、「ボーカロイド音楽論」(以下、この講義)は大学の構内の教室で開講されているのみであった(初回の何回かこそニコニコ動画配信されたが)。そこではぱて講師の口頭でのみ内容が話され、レジュメは一枚も配られることなく、板書も最低限であった。言われたこと全てを紙に書きとるのはほとんど誰にもできないだろう。従って口頭の講義に基づく批判は、言った言わないの水掛け論になってしまやすい。現に筆者がこのようなダイアリーを書くことができるのも書籍が発売され、何を書いてあり何を書いていないかを把握し見直すことが可能になったかである

2. 受け手資質

 この講義は主として東京大学教養学部学生に対して開講されたものである。その多くはこの講義で取り扱った多くの思想概念の(多くとも)全てについて専門家であるというわけではない。またぱて講師自身もそれら全ての専門家でないことは講義中に明言している(85ページ脚注5など)。従ってぱて講師によるそれらの援用が妥当でない可能性は常にあるが、そのような観点から検討をすることは学生にとって難しいだろう(勿論専門家のみがそれらを扱うべきだという立場をとることは避けなければならないが)。さらに言えば、進振りのための勉強で忙しい学生にはわざわざこの講義批判するためだけに捧げる時間も体力も残っていないということ(そしてこの講義のもの大学が門を閉める時間まで延長していることもそれらのリソースを奪う一端となっていること)を指摘しなければならない。これは書籍の読者の多くについても同じである

3. 内容

 ここでは書籍でぱて講師が用いた概念の内容が批判を先んじて封じる性質を持つことと、ぱて講師が「論じるべき内容を論じなかった」ことが批判すべき点を覆い隠す機能を持っていることを指摘する。

 まず、ぱて講師はテマティスム(テーマ批評)に則ってボカロ曲評論するとしている。ぱて講師の言うテマティスムとは、以下に抜粋する通りである

「テマティスムは、作家メッセージをその意図の通りに読み取るということではありません。そうではなくて、むしろ作家作品の細部から作家自身も気づいていなかったかもしれないテーマ抽出し、作品価値を読み替えていく。それがテーマ批評という手法です。」(40ページ14行目-41ページ1行目)

さらに、この講義の鍵となる概念の一つとして「アンチ・セクシュアル」をぱて講師提唱している。以下に書籍抜粋を示す。

「本講義の当面のキーワードは『アンチ・セクシュアル』です。性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱う感性が、ボカロシーンには多く見られ、そして支持されました。なにに比してかというと、いわゆるふつうのJポップに比してです。Jポップのチャートを見れば瞭然でしょう。ラブソングばかりです。」(42ページ8-12行目)

「『アンチ』といっても、それは必ずしも単純な否定のことだけを指しません。性愛を疑ってみたり、気持ち悪いもののように言ってみたり、ときにそれは、米津玄師において見られたように、アンビヴァレントな愛憎を差し向けるというかたちをとることもあるでしょう。」(43ページ2-4行目)

 つまるところ、「テマティスムを用いれば、性や愛をめぐる通念を自明とせずに扱う感性(単なる否定に限らない)をボーカロイド音楽から読み取ることができ、そのような音楽がシーンの人気を博した。一方で「いわゆるふつうのJポップ」からはそのような読み取り方のできない曲が人気を博している。」という主張をぱて講師はしているということになる。この主張に当たって用いた「テマティスム」と「アンチ・セクシュアル」の二つの概念は、この主張に対する批判として想定される「作者はそこまで考えていないと思う」型の主張や「この曲は性や愛めぐる通念を否定しているとまでは言い切れない」型の主張を先んじて封じる機能を持つ。このため、読者がすぐに思いつく形での批判ができず、ぱて講師の主張に対する批判が少ないことに寄与していると考えられる。

 もう一つ批判封じに寄与しているのは、「論じるべきところを論じていない」ということである。「いわゆるふつうのJポップ」についての記述に注目すると、ここでぱて講師が行わなければならないのは、

①「いわゆるふつうのJポップ」を「『アンチ・セクシュアル』な感性を持たないJポップ」以外の形で定義すること

個別楽曲評論を通じて「いわゆるふつうのJポップ」に該当する曲に「アンチ・セクシュアル」な感性が備わっていないことを論じること

③それが「Jポップのチャート」に非常に多く見られることを指摘すること

であるしか書籍の中で「いわゆるふつうのJポップ」についての言及があるのはここのみで、上記3つ全てを行っていない(ぱて講師言葉を借りれば、「瞭然」という「感覚思考俎上に載せ」ていない)。それもそのはず、「テマティスム」と「アンチ・セクシュアルな感性」を用いた読解だけではこのようなことは到底不可能からである。「テマティスム」は確かに「作者の意図」に縛られない自由評論の基礎であるが、それは同時に評論者次第でどうとでも言えてしまうことを意味する。同じ曲が違う評論家によって「アンチ・セクシュアル」であったりそうでなかったりする。もし「そうは言ってもこじつけってものがあるでしょ」と思うのであればそれは「良い評論」の基準として「テマティスム」以外の何かを想定していることになる。さらに言えば、「アンチ・セクシュアル」という概念の幅も広い。同じ言葉賞賛にも皮肉にもなる世界で、「性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱」っているかどうかを「テマティスム」のみで確定させるのは不可能だ。つまるところ、ぱて講師が「いわゆるふつうのJポップ」を論じないことは「テマティスム」の持つ脆弱性、あるいは、「何でも言えてしまうが故に何も言うことができない」性を(本人の意図とは無関係に)覆い隠し、批判を予防することに寄与していると言える。

4. コミュニティ

現地での講義に付随する活動として、コンピレーションアルバム作成ちょっとした食事会など、ボーカロイド文化が好きな東大生のためのコミュニティ積極的提供する姿勢をぱて講師は見せている。それ自体マイノリティたる若者鼓舞するという目的からすれば妥当であるが、評論の面ではこれが裏目に出ている。余程肝が据わっていない限り人間は、自分を匿ってくれるコミュニティの発起人の言うことに盾突いたその先を恐れる。発起人自身が何とも思っていなくても、同じコミュニティの仲間から邪険に扱われるかもしれない。仲間が何とも思っていなくても、内なる自分が責め立てる...。こうなれば講義批判するのは難しい(批判したとて有耶無耶に言いくるめられるだけだ、という疑念もあろうが)。「肝を据わらせろ」という主張はマッチョイズムなのでしないが、しかコミュニティ形成するとはそういうことなである

最後に】

 「ボーカロイド音楽論」の講義書籍化されたことは、この講義自身にとって、そしてボカロシーンにとっての大きな一歩であると筆者は考える。内容の巧拙政治的立場はともかく、書籍化されたことによってこの講義は「亡くなったボカロPを悼み、内輪でボカロ曲をべた褒めする会」になってしま未来を脱して、元受講者やボカロ関係者を含む全ての人の衆目に晒され、批判され、検討され、洗練され、時に新たな論を生み出していくことができるようになった。後は実際にそうしていくだけである。筆者よりもっと優れた批判をできる人は多くいるはずなので、後は彼らに託してこのダイアリーの締めとする。

追記:何故もっと批判されるべきなのか】

 強い言葉で言えば、

「『ボーカロイド音楽論』などと大層な看板を出しながら、その実著名な学者の業績を形だけ借り"正しい"思想を添えた類推だらけの持論を『教養』と称し、[『教養』]と[『教養』を並べ立てた個別楽曲評論]を弱い脈絡の下で繋げただけの、部分を詳細に語っただけで全体を語った気になっている、評論と呼ぶべきなのかもわからないものが、まともに批判されずに学生の間や世の中に広まることが許せないから」

である(「まともに批判されずに学生の間や世の中に広まる」という心配杞憂であってほしいが)。

 筆者がこの講義書籍の内容が批判されるべきであると考えている理由は3つあり、これらを以下に簡潔に説明することで追記とする(注あり)。

1. タイトル詐欺:「ボーカロイド音楽論」を名乗りながら、その大部分は個別作品の読解に費やされている上、それらを踏まえて「ボーカロイド音楽とはなにか」をまとめて論じている内容が存在しないこと。

2. 「思考俎上」に載せる「感覚」の選び方の恣意性:本論で述べたように、思考必要なぱて講師感覚があるにも拘わらずそれを思考した形跡が存在しない箇所が見られること。

3. 「思考」の粗雑さ:「感覚」を正当化する目的しか思考」が用いられていないこと。「思考」に用いた「教養」の内容もそれぞれの分野を専攻した読者から見れば的外れものになっていること(注1)。「類推」や「テーマ批評」などのいくらでもこじつけることが可能手法を用いているのに、何故その手法を用いるべきなのか、その手法限界はどこにあるのか、といった説明がされていないこと。

注1:少なくとも一つの例として、筆者が専攻していた生物学に関連した部分を挙げる。リチャード・ドーキンス書籍利己的な遺伝子』に言及した後、「しかしこれらのような個体利他行動も、種や遺伝子主語にすると、自らを温存するための利他行動にすぎない。」(54ページ8-9行目)と段落を結び、その後「性はこのように、種の都合のための機能主義的なプログラムであるという言い方もできるわけです。」(54ページ18-19行目)と主張している。結論から言えば、この言い方はできない。生物学を学んだことがある人物なら絶対にこのような主張はしない。進化の結果としてある個体Aが(同種とは限らない)他個体Bに利他行動をする形質を獲得する条件はあくまで「それが後に個体A自身生存繁殖に有利となる可能性が十分高い」あるいは「個体Aと個体Bで利他行動に関連する遺伝子を共有している」であり、そこに「種」の概念は一切関係しないかである。(遺伝子自然選択対象となり得るのに対して)「種」という概念は観察者が生物を分類する際の線引きのツールであって、自然選択対象として観察可能ものではない以上、「性は種の都合のためのプログラムである」ということを(観察によって)事実として得ることもできない。つまり「種」を全体と見立て個体」を部分と見立てるような類推は成立しない。百歩譲って「利他行動に関連する(種を問わず)同じ遺伝子を持つ全ての個体」を全体とみなす形で類推を成立させるとしても、それは「類推を成立させるためだけに拵えた全体」であることを指摘しておく。

2023-11-01

ウエメセレビュアー

https://booklive.jp/review/user/id/21456283/sort/t6

絵は標準レベルとか十分レベルとか好き勝手言って何様だこいつ。しかもどっちのレベルでも星3つ。意味わからん

かにギリ標準レベルと書いてあったのは乳首閃乱カグラ絵師レベルで残念だったが、標準レベルと書いてるものに対し十分レベルの方が絵が上手いかはよくわからん。標準とか十分とかさも客観的尺度にあてはめてるかのような言葉使ってるけどただの好みだろこの評論家気取りが。お前のレビュー信じてたら的ずれな難癖野郎なっちまう

2023-10-26

宮崎作品評価ってほぼ演出で決まってるけど、ストーリーはよくないなって思ってる

感想から別に反論とかもいらんのかなと思ったんだけど、ていうか反論ある?とかクソダサって感じだけどなんかブコメいっぱいもらえそうだし!

https://anond.hatelabo.jp/20231024235209

ちな俺、Y世代かいうやつらしい。そうなの!?

宮崎映画は人並み程度には見てきたけど、あらためて自分なりに評価するとどうかなってのを書いてみる。

熱心なファンじゃないので見たことないやつも結構あるし、千と千尋以降はnot for meなのであくまでも増田の一意見としてみてくれるといいんじゃないカナ!

ちなみに増田が好きなジブリ作品は『海がきこえる』だヨ!

反論別にいらんけど、いろんな短評が出てきたら面白いから読みたいカナ!

ナウシカ

ストーリーちゃんとあるんだけど、全体的にシリアスすぎる。シリアスな中の静・動でストーリーが進んでいくので子供の頃は静のところで飽きた。そしてストーリーが全体的に難しい。大人にはよい映画だと思うが子供向けではないな。ちなみにストーリーは独創的だし十分名作だと思います

特筆すべきはどこで停止しても構図が完璧なところ。あれはまじですごいと思う。宮崎駿はレイアウト天才らしいけど、ナウシカが一番絵作りという意味では自由だしうまかったのでは。ふるさはあるが音楽は悪くない

ラピュタ

ストーリー貴種流離譚系譜にあり、演出も悪くない。ナウシカに比べれば静・動の静のところがかなり明るい・コミカルになっているので冒険活劇としてかなり良くなっていると思う。静かつシリアスな場面はやはり子供に飽きられると思うが(暗いし)ナウシカに比べると全年齢向けになったのでは。あとラピュタは背景画がほんとうにいいよね。レイアウトちょっとどうしたレベルでよいし、音楽もいい

魔女宅

原作があるのでストーリーがかなりちゃんとまとまってる。主人公の成長譚として堅実な作りかと。ただストーリー全体でみるとキキがしんどい状況に置かれてる時間が長めな感じがする(ただしシリアスなところをコミカル演出したりして緩和している)のと、キキというキャラクター造形が現代人の価値観とは相容れないので、現代で見るとちょっと厳しいものがあるかもしれない。背景画・レイアウトともにすばらしく、宮崎駿の全盛期はここでは、という感じ。音楽もよかった

紅の豚

ストーリーは惚れた女を取り合って喧嘩するというだけ。あってないようなものだけど、とにかく飛んでればかっこいい、危機がおとずれれば手に汗握るって感じで頭空っぽにして見られる娯楽映画の傑作。飛行機の機内上映用だったって話だけど、たしかに機内って結構忙しい(食いたくない飯出されたり飲みたくない飲み物出されたり電気消されたりつけられたり)ので、映画館で見るより集中力ない感じで見ることを考えて作られたのか?というかんじ。絵もきれいだし絵の中のものの動きに重さがあるので多分アニメーションとしてもすごく良い。音楽も好き。

トトロ

ストーリーは二部制で一部が異郷訪問譚、二部がお母さんも妹もいなくなっちゃったどうしようからの全解決という構成になっているが、なんとなく予定してそうなったのではなく行き当たりばったりでたまたまうまく行った感がある(配分が良くない)。これくらいかストーリーの刈り込みをちゃんとやらなくなったのでは。

キャラクター造形はキャッチーで良いと思うし、メイちゃんキャラ作りは新鮮でよかったのでは。一部はあくまでもコミカル、二部はシリアスが多めなので、ちょっと温度差で風邪ひきそうだが、一部で味方につけた小さな友達はがんばえーって応援してくれそう。背景画はほんとうにすばらしい。音楽良いよね

耳すま

原作があるとはいえ前半はオーソドックス恋愛もの、後半両思いになってから主人公の成長譚に分断されており、ストーリーバランスは良くない。あと前半で地道に積み重ねてきた日常演出が後半になってバロン破壊し尽くすのがいただけない。

もののけ姫

ストーリー貴種流離譚と父殺しのかけあわせで前半はきちんと進行しているが、後半のたたみ方が雑なせいでテーマ露出しすぎてる。演出のちからでなんとか一つの話としてまとまった、という感じ。背景画は言うまでもなくすばらしいし、冒頭のタタリ神との戦いも非常に良いのだが、後半になると画が窮屈に感じられたりレイアウトちょっと?と思えたりする。宮崎駿の衰えを感じる。音楽にすごみがある。

千と千尋

ストーリーとしては異郷訪問譚+主人公の成長譚なのだが、演出にあまり時間をかけすぎ、ストーリーおざなりになっているため非常にバランスが悪い。割と取ってつけたエピソードも多いし、思いついたエピソード適当に配置して、なんとか繋げた、みたいな映画レイアウト力が明らかに落ちている。

ハウル

ストーリーより演出を優先した映画なのでストーリーの刈り込みがきちんと行われず、結果よくわからん映画になってしまっている。現代映画情報多気味のほうが好まれるのでそれに合わせようとしたのかもしれないが、完全に失敗している。レイアウトちょっとなぁ…となる

ポニョ

ストーリーがとても単純になり、ぽにょそーすけすきーだけになった。ストーリーに合わせて絵も簡略化されたが、簡略化されたことによりたっぷりとした演出違和感がなくなり逆にバランスが良くなった。嫌いではないがもう少し推敲しても良かったのではとも思う

以降は見てません。

あと全体的に気になるのが、作画の都合上とはいえ簡素すぎん…?基本無地の貫頭衣かな?みたいな衣装かつ色がダサいナウシカの頃はまだ細かくデザインされてたが、ラピュタ以降は紅の豚以外基本貫頭衣かそれに類似する簡素衣服イメージがある。コクリコとか風立ちぬは柄ものも着てるっぽいけど…

ジブリモノローグを入れないので、某刃映画みたいに敵倒すまで何キロ走んねん!みたいなことにはならないが、そのせいでアニメしか見てない層にはわかりにくいと思われそう(一般的映画比較すると違和感ない)。たぶんストーリーを考えるのが苦手なんだと思うけど、千と千尋以後はストーリーから逃げて細かな演出固執(むしろ演出メイン)していて、映画としての質は下がっているのでは(アニメーションとしての質は上がっているかもしれないがアニメ評論家ではないので知らん)。

2023-10-18

村上春樹欧米評価されてるから村上春樹がすごいということにはならないと思う。

評価のために読まれるには翻訳されなきゃいけないが、まさか売り込みもなしにこれだけ「層の厚い」日本小説コンテンツにおいて、外国の方からピンポイント作家見出して「翻訳版出してくれない?」なんて声がかかることはないだろう。そも翻訳版ない状態ではほとんどの外国人にとってどの作品翻訳に値するか内容を理解することができない鶏卵構造なのだが…

多分村上春樹場合出版社側がこれは欧米でも通用するとの自己判断翻訳版を出したのだろう。逆に作家本人がどう思っていても出版社が認めない限り著作権関係自費出版もかなわないのだから翻訳してもヒットしてた可能性があるもの出版社意向のせいでその道が断たれてる作品だってあると考えるのが普通だ。

さきほど層が厚いと言ったが、これほどまで物書きじゃなくても小説を書く人がいてそうやって趣味で書いてたのが高じてプロジョブチェンジする事例を豊富に抱える土壌を持った国は他にないと思う。

海外になろうエブリスタみたいなサイトはないだろう。

増田でも小説書く人もいればTwitterSS塗れ。

海外ブロガー文化評論家的なことを書く人はたくさんいるが物語を書くことにここまで国中が夢中な国はないんじゃないか

そのなかで小説書いてたらノーベル賞に選ばれるのと、圧倒的に小説を書く人が多いこの国だとどんなにいい作品を書いてもそれに比肩する作品ごまんとあるような状況から抜け出せないであろうこの国で目立つことができないために翻訳版が出されずノーベル賞が取れないのと、どっちの方が小説家として実力が上なのか単純に比較できないと思う

ぶっちゃけイラストレーター界隈同様文学芸術から人脈や売り込みのような外的因子がものを言う世界なんだと思うわ

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