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はてなキーワード: 依拠とは

2024-02-05

未だにAI絵はグレーと吹聴する頭の悪い絵師

https://note.com/sepiasandcreate/n/ne270192189d6

AI絵師著作権問題、いろいろごっちゃにしてません?-①AIモデル編-

  

日本法律では営利目的かどうかは問わず合法

モデルの中に画像存在せずAIから元の絵を取り出すのは不可能

AI個人情報保護観点から訴えることも無理筋

・LoRAの追加学習イラストレーター特定作家風の絵を描くようなもので、これをもって依拠性と言うのは難しい

既存キャラを出すのは二次創作が法的にアウトなのと同じで、これを排除するなら二次創作も駄目

  

・NAIリークさえ避け、あからさまに危険なLoRAさえ導入しなければAI絵の生成とAI絵を使った営利活動クリーンと言える

  

一年上前から何度も何度も丁寧に解説されてるのに

未だに理解しないAI嫌い絵師はいい加減吐き気を催す

AIでやってる事は人間試行錯誤して絵を描くのと同じで、単により洗練されたツールを使っているだけ

AIはいつまでも幼児駄々っ子のような我儘を繰り返すなら文明社会から出ていけ

2024-01-30

企業VtuberかいIP事業タレント事業の哀しきキメラ

会社管理しているIPを利用して生配信動画制作を行う権利販売、貸与しますよ」

というIP事業

会社管理するタレントとしてタレント活動を行い、得られた利益から成果報酬を支払いますよ」

というタレント事業

 

おそらく前者は

IP利用料を徴取しない代わりに、成果物権利はすべて会社管理する」

という契約

後者

個人タレント活動における経費は各自負担すること」

という契約

 

この二つが悪魔合体を起こして

個人活動は自腹で活動を行い、その成果物権利会社依拠する」

という哀しきキメラ誕生しているのではないか

 

そりゃタレント事業として本来行うべきサポート内容が著しく薄いだとか

IP事業として提供されるIP価値が著しく低い(新衣装なし、3Dなし)だとかが続けば

さっさと知名度稼いで活動はどうせ自腹なら自分で全部やるわな。

2024-01-24

anond:20240123171549

非常に良い内容だと思うが一点だけ

今回で言えば類似性はあるがそれはモチーフ作風の一致からくるものであり依拠性は確認できない。

デザイナー視点としてはこうなるというのは理解できるけど、法的な視点から真逆で「依拠性は真っ黒だが類似性直ちにあるとはいえない」という評価になる。

依拠性ってほぼ「知ってるかどうか」なので、トレパク検証レベルの一覧を作れば「これでポケモンを知らなかったとは言わせないぞ」というのは裁判官なら確実に認定するので。

なので「著作権法上の創作的表現としては類似していない」というのが法学上の争点になる。

2024-01-23

パルワールドポケモンパクリではない事をデザイナー解説する

パルワールドモンスター「パル」がポケモンパクリではないか任天堂法務部が動くのではないか話題になり例によって「比較画像」などが作られ拡散されている。

(「パルワールド 比較」などで各自検索してもらいたい)

並べて見ると誰でも確かにと思うかもしれない。

しかしこれは悪意のある誘導デマなので騙されないでほしい。

モチーフが同じならデザインは似る

ポケモンデザイン現実動植物などをモチーフにしている。

パルワールドもそう。つまり元ネタが同じ。

元ネタが同じでデフォルメテイストも同じなら見た目が似るのは当たり前。

動物の毛並みをトゲトゲした形にデフォルメする、草花モチーフなので花びら状のパーツをつける、ふわふわした毛をつけて可愛らしくする、トサカで獰猛な印象にする、こうした表現ポケモン専売特許ではない。

モチーフゲーム的な必然性から配色も決まっている

パルとポケモンの一部はカラーリングも一致するがこれも当たり前のこと。

植物属性ならメインカラーは緑。そうなるとアクセントカラー必然的補色の赤やピンク

ペンギン本来黒いがキャラクター化されると氷属性に設定されやすく色は青。必然的にクチバシなどは黄色

こういった具合に配色は決まるので色は同じになる。

その他、お腹の部分だけ明るい色になっているとか脚の先だけ色が切り替わっているとか鳥の足が黄色いとか羊の顔が黒いとか、これらも全て現実の生き物の特徴であってポケモン独自のものではない。

そもそも比較チェリーピッキング

比較画像を見ると全てのパルがポケモンに似ていて「丸パクリ」かのように感じられる。

しかしパルの一覧を見ればどのポケモンにも特に似ていないものもいる。

比較画像は多数のパルの中から似て見えるものだけを選んだり動画から似て見える瞬間を切り取って作られており、パルワールドを貶めたい人間や騒ぎにしたい人間が作った恣意的ものなので真に受けてはいけない。

絵師のトレパク冤罪捏造と同じである

まとめ

パルワールドポケモンは似ている。しかし「似ている=パクった」ではない。

専門的には著作権侵害の成立には類似性依拠性が必要で、今回で言えば類似性はあるがそれはモチーフ作風の一致からくるものであり依拠性は確認できない。

開発側が法的に問題ないと断言しているのも納得できる。

ネットデマに乗せられて「パルワールドパクリ」という空気が前提になってしまっており擁護の中にすら「デザインパクリ」と軽々しく口にする者がいるが、名誉毀損訴訟リスクがあることは承知しておいた方がいい。

以下は私見だが、新規IPを作る時は今回のような騒ぎを避けるためだったりオリジナリティへのこだわりから既存IPにできるだけ似ないようにわざわざ手間をかける。

パルワールドはそれをやらなかっただけではないかと思う。

言わばポケモンに似せているのではなくポケモンに似ないようにすることにリソースを割かなかっただけ。

その理由は分からないが他者権利侵害していないならそんなゲームがあったっていい。

追記

これと似た危機感を感じた事があるのを思い出した。

東京五輪ロゴ盗作疑惑だ。佐野研二郎デザインのT字エンブレム海外ロゴに似てるとされた事件

あれもデザイナーならパクリではないのは明らかだったが世論パクリパクリの大合唱に押されて撤回されてしまった。

過去作の模倣問題が出てきた脇の甘さはあったが事実無根パクリ認定制作物を取り下げさせられた佐野研二郎は悔しかっただろうなと思う。

あの時撤回を成果のように誇った人達の事は軽蔑している。

法的にもなんら問題のないもの空気私刑にかけて人の権利を奪っていいはずがない。

パルワールドは幸い今の所とてつもない勢いで売れている。

ここから新しい文化を築いていって欲しいと思う。

2024-01-21

パルワールドクリーチャーデザインポケモンに似てるらしいけど

何も問題ないよね?

AIの時に画風の真似は何の問題もないって結論だったじゃん。

著作権興味あるわけじゃないんで滅茶苦茶言ってたらゴメンなんだけど、

しかすると具体的にポケモンに「依拠」してたり「表現上の本質的な特徴を直接感得できる」ようなクリーチャーもいるのかもしれない。

いるならそれはもちろん権利侵害だと思うけど、それは裁判するなり、当事者が認めるなりしない限り分からないことなわけじゃん。

なーんか↓のブコメAIの時とは違うような気がするんだよなぁ。統合思念体ブクマカなんていない、それぞれ別人!だったらいいんだけどさ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/automaton-media.com/articles/newsjp/20240120-279579/

2024-01-15

anond:20240115123745

人間場合と同様に世に出される作品自体類似性依拠性を根拠にするしかないよ

本当に権利を持っている権利者なら普通にこれで対処可能なんだよね……

ありもしない「これから作るかもしれない作品著作権」で戦おうとしているのは悪手過ぎる

anond:20240115123532

絵も人間許可なく学習しまくってるよね

結局学習のもの問題にするなんて人間がそれで絵を描いてる以上不可能で、人間場合と同様に世に出される作品自体類似性依拠性を根拠にするしかないよ

2023-12-14

anond:20231212172917

まず手塚治虫デビューした頃の印刷技術の話になるんだけど、そもそも自分が書いた絵がそのまま印刷されるわけではない。

浮世絵なんかと同じでマンガ家の絵は原画で、それを版画の原板みたいに別の人が写して印刷する。

浮世絵ほど手間暇かけてないので、微妙な線とかは再現されない。

のらくろ」なんか、田河水泡原画は線がすごく美しくて感動するけど、印刷された「のらくろ」は潰れた線みたいな感じになってたりする。

手塚治虫の初期の頃も同様。

 

次に、マンガ根本的な技術命題として、たくさんのコマを連結するために、それぞれのコマの絵の登場人物の見分けがつかないといけない。

同じキャラクターのつもりで書いてても別人に見えてしまうとか、別人のつもりなのに混同されるとか、これは今でもしょっちゅう発生する。

これを上記のような未熟な印刷環境の中で発生しないよう、キャラクターの明確な書き分けをしないといけない。

なので、見分けのつきやすいパーツでキャラクター構成する必要がある。

のらくろが他が白犬なのに一人だけ黒いのは、アメリカのフィリックス・ザ・キャットのフォロワーであるのと同時に、主人公を埋もれさせないため。

 

ここに「キャラクター感情表現」の問題が絡んでくる。

昔のマンガ入門なんかだとキャラクター喜怒哀楽の表情のラインナップが並んでたりしたんだけど、

同じ登場人物なのに、泣いたり笑ったり怒ったりで顔を構成してるパーツがまるきり違うのに気づくと思う。

あれ?

パーツが違ったら別人、別キャラクターなのでは?

……と、感情表現のつもりで異なるパーツを使うと、読む側が別のキャラクターだと認識してしまうかもしれない。

昔の有名な漫画キャラクターは表情変化に乏しいことが多い。

キャラクター同一性重要なので、顔が大きく変化させにくい。

アニメだと連続的にアニメートすることで激しい表情変化でも同一性比較的らくに示せるが、マンガはそこが大変。

なんで縦筋や汗の漫符表現必要なのかと言えば、表情が変わらないままで感情表現するため。

 

ようやく手塚治虫が何をやったかの話になるんだけど、

複雑な長編ストーリーを描きたいが、そのためには必要な道具が多数ある。

まず登場人物がたくさん出てくるのを、見分けがつくように交通整理しなければいけない。

その複数登場人物ストーリー展開によって複雑に変化していくのをわからせなければならない。

主人公だけでなく複数人物感情ダイナミックな動きをキャラの書き分けを維持しつつ表現しなければならない。

それができないとストーリーが示せない。

なので、絵の情報整理をやった。

有名なスターシステムは、キャラクターの書き分けのための土台。

劣悪な印刷環境で見分けがつくため記号化されたパーツを、それぞれの定番キャラクターごとに整理し、見分けがつきやすくする。

その土台の上に、感情表現のための記号パーツを組み合わせる。

これで顔の構成パーツが大幅に入れ替わっても同一人物だとわかり、その人物感情が変化していることが表現できるようになる。

手塚治虫が「マンガ記号だ」と説明したのを、なんか面倒な理屈でこねくりまわす人がいるけど、

複数登場人物の複雑な感情の動きを表現してストーリーを描くために、記号の整理分類、使い分けを行ったんだよね。

 

これ、手塚治虫アニメ進出したときに導入した「バンクシステム」と考え方が一緒なんだよね。

というか、マンガ改革成功体験を元にバンクシステム提案したんだろうけど。

「同じ絵を使いましてセル画節約すればいい」という、「同じ絵」はつまり記号」なんだよね。

マンガ記号だ」と言った手塚治虫からアニメの絵も記号だ」という発想に行きつく。

こういう発想ってさ、「芸術家」じゃないわけでしょ。

芸術としての絵画は1枚だけのオリジナル性、作家の手に宿る技術の唯一性に依拠するわけだけど、

手塚治虫が優先したのは、ずっと、絵よりも何よりもストーリー

ストーリーのための絵であって、優先順位は常に絵が下位。

から絵を分解分類して記号にしていいし、アニメーションを分解整理してバンクシステムを作れる。

こういう人じゃないと、そもそも絵描きなのに絵を下に置けない。

 

ストーリーを描きたいという自分目的のために、既存の仕組みを分析解体して再構築し、現代日本マンガの基礎を作った。

その仕組みを応用できると考えて、アニメ産業進出産業構造を変えたベンチャー起業家でもあった(会社潰れたけど)。

俺が「産業人」と言ったのは、そういう意味です。

2023-12-09

**画像生成AI界隈が見ていて辛いというか怖いというか悲しい・・・

クリエイター画像生成AI(stable diffusion web ui)に触れている(投稿は一切していない)だけの消費者のただのお気持ち投稿です。(反AI寄りです)

また全体的に画像生成AI批判する内容ですが、画像生成AIを使って画像投稿している人や記事を書いてる人や金儲けをしている人に突撃するような活動はさすがにダメだと思っていますクマを殺すなと市役所電凸するようなものと同じと思ってるので)

 

AI界隈の空気が日に日に悪くなっている

昨今画像生成AIによる作品が大量に発生してきているためものすごくげんなりしていますDMMDLsite等を利用している人であれば実感している人が居ると思いますが、これでもかってくらいAIによる生成物が増えてきて明らかに特定の作者まんまの作品がちらほら・・・。また、画像生成AI進歩が凄いというのを実感する一方でその発信をする人の中に時々pixivファンイラスト無断使用するとかMMDのモーションをAIでパクっただけ等とAI関係なく著作権意識希薄な人が居てせっかくの技術もこんな使われ方されてかわいそうって思います

とはいえ、さすがにAIを触る人間の大半がそんな人間ではないだろうとも思ってはいます。賢木イオ氏がアンケートを採った「狙い撃ちLoRAや絵柄模倣貴方はどう思う?画像生成AIユーザー緊急アンケート」の記事内でも「特定絵師さんの画風再現AI絵」を問題ないと思っているのは1割でアンケート回答者に関しても世間が「AI絵師」と呼ぶような投稿者は4人に1人以下というものでした。直感的にもそんなものだろうとは思いつつ、画像生成AIの界隈はところどころ不穏な層が結構目立つ。イラストレーターに対して画像学習したことを直接報告する人とかおそらく犯罪にならないからと反AI層にイキリ散らかすのとか。そんなのがいるもんだからAI推進派の目立つ人(その中でも話が通じる人・まともな人)に粘着したり殺害予告やらと反AI過激な人も現れていてSNSでは建設的な議論よりもひたすら誹謗中傷ばかり増えて本当に見ていてきついです。

 

著作権問題素人には本当に理解が難しい

直観的な感覚としては、特定イラストレーターのデータ学習した上でそのイラストレーターと似たような絵を作成して販売したら著作権侵害になるのでは?と感じるのだがどうもそうはいかないというのが昨今の流れのようです。

軽く調べただけですが理由として

作風や画風等の著作物でないもの著作権法の対象でない

著作権侵害には「類似性」と「依拠性」の“両方“を満たす必要がある

AI学習のもの原則として著作権者の許諾なく行うことが可能権利制限規定として)

といったことがだいたいあげられるのだが

・「類似性」及び「依拠性」がないことの判断曖昧すぎる

・30条の4には「著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。」との但し書きも存在しているため営利的に活動する場合果たして

イラスト同人誌二次創作範囲内としてグレーな扱いになるが、グッズの販売AI関係なく以前から書類送検されている例もあるのでAIからセーフ論は特に立体物では通じないのでは?

とも思った。

とはいえ中々すっきりしない理由としておそらくは参照すべき背景や歴史法律運用等々があるのだろうとも推察されるので素人が口出ししないほうがいいような気もしました。特にAI絵師に「著作権違反だ!」とかみつくようなものは。トレパク告発もそうですがお前は●●だといった断定するような批判は「真実であろうと冤罪であろうと名誉毀損」になりうるので、問題と思うのなら部外者違法性が高いと考えうる証拠を保存するだけに留めるのが賢明でしょう。(よく知らない人物突撃する人がそういった行動をとれるかは微妙ですが)

 

実際に画像生成AIに触らないとわからないことが多い

画像を生成したことでわかったこととして大きかったのが、生成されたまま投稿されたAI生成物(というかただの手抜き)がどんなモデルだったりLoraだったりプロンプトで作られているのか少し予想できるようになりました(私に限らず少しでも画像生成AIに触った人はだいたいできるでしょうが)。そこからまあまあの割合の人は自分と大差ないかそれ以下のレベルに収まっており、私のような人間あくまでも画像を生成できるサービスを利用している消費者に過ぎないということも実感しました。

また画像投稿サイト「Danbooruからデータを取り込んでいるとして話題のNovelAIだったりMidjourneyだったりdall-e 3等含めていくつも画像生成AIサービスが現時点で存在していますが、生成AI批判している人の中にはこれらの区別がつかない人がまあまあいてなんだかなと思います複数サービスに触るとそれぞれのツールが抱える問題画像生成AI全般における問題を多少は区別して考えられるようにはなるのかなと。

一番大事だと思うこととして「苦手」と言われていた表現のだいたいが数か月したら「可能~かなりいい出来」のクオリティまで引き上げられていることがたくさんあることをリアルタイムで感じることができます。なので画像生成AIが作れない画像がまあまああるというイメージ最初のころはありましたが、今はおそらくほぼ大体の画像作成できるようになると私は確信しています画像データ絶対数が少ないものを正確に作る等は苦手なままと予測していますが)。

 

色々書いてはみたもの画像生成AIでのマネタイズの誘惑は非常に強い

まず現時点で画像生成AIパソコンさえあれば元手0円でできるということと、犯罪者としておそらく逮捕されず年間数百万や数千万稼げるというのが完全に嘘ではないというところが厄介と言わざる得ません。好きな漫画家イラストレーターがいる人間からすると倫理的にどう考えてもダメなのでは・・・・・と感じますが、正直なところ自分定職に就けず碌な稼ぎを得ることもままならない状況だったらマネタイズに手をだした可能性が非常に高いと思います

とはいえ最近DMMDLsiteを少しでも眺めている人はわかるでしょうが作成した画像をただ並べた画像集はさすがに売れないようになっているようです。今年の4月ぐらいであれば画像を並べただけでも1000個は販売できたような入れ食い状態でしたが、最近ではその程度では1桁がいいところのようです。とは言うもの11月12月発売の作品でも数千個の売り上げがある作品もまだまだあって、そういう作品はだいたい生成されたものに加筆+セリフ追加+サムネイルを目立たせる といった売れるための努力をしています作品絶対数が増え、クオリティの差が目立ってきたことでとりあえず生成AIを使えるだけのレベルに収まっている人は淘汰されていっているということでしょう。されどAIを使って画像を出力するだけで多額の金銭を得ることになれた人が黙って引退するわけもないのでどうにかして利益をひねり出そうと手を変え品を変えガワや看板提供の仕方を変えて利益を得ようを頑張っているのでどんどん殺伐としてきてますね。本当に。

なにはともあれ「資格」「専門的な知識教育」「経歴」を必要とせず労力と時間をかけた分だけ金銭が得られる可能性が高い分野はそうそ存在しないため現時点で数百万・数千万利益を得ているような人からすればAI規制死活問題です。どうにかして自分利益を守ろうとするならAI著作権違反じゃないと無理のある理由をつけてでも喧伝するのも自然な流れでしょう。

 

最終的に日本がどうかじ取りをするのかがまだ微妙なため当分は目立った逮捕者がでないと思われます

せめて現行法で十分対応できる範囲のものはやってほしいところです。さそりがため先生がトレパク常習犯刑事訴追した例もありますし、AIからセーフを信じて過激な行動をしている人に対してはそろそろ何かしらの対応がされてもいいんじゃないかなと期待していますそもそもAIが登場する以前でも逮捕される様な行動はAI関係なくアウトなはずでは?とは思ってるんですがね。そのうえで非常に大事なことですが、AIを使っているだけの人に殺害予告したりとか犯罪者呼ばわりしたりするのは本当に止めましょう。普通に開示請求通って損害賠償請求までいくので。またAIで俺の絵をパクっただろ系のやつも画像生成した本人が自慢している場合以外はやめましょう。さそりがため先生みたいに明らかにトレパクされているレベルでも刑事訴追まで数年かかってるので立証自体が難しいのと、既に言及してます真実であっても間違いであっても名誉棄損になりそうなので。

 

一般人が使うには早すぎた技術だったのかもしれない

著作権問題抜きにしても

有名人の偽画像を出す

災害デマを巻き散らかす

同級生性的画像を作ってばらまく

自分作成していないもの自分手書き撮影したものと偽る

・なんならタイトル以外の文章まるごと自分のものとして投稿する(テラノベル無断転載の温床になってましたね)

他人作品に似せて販売する

本来モザイクがかかっている画像モザイクを外した画像をだす

 

といったことをしていた人はAI以前から存在していた。AIは単に自力ではこういったことができないからやらなかった人が行動を起こすための敷居を大きく下げたに過ぎないのではと私は考えています。世の中にはまあまあの数の人が労力と利益に対して罰則や失うものが多いために犯罪犯罪じゃないが良くないことを実行していないだけで、今回のAIによって労力が限りなく0に下がり一方で得られる利益金銭だったりネットで話題になる、注目される)が上がってしまった。加えて逮捕されるリスクも低い(そう言われているだけで実際にそうかは別)と言われたら犯罪者未満~一般人程度に含まれる人がこぞって暴れ始めたのだろう。文化庁含め画像生成AIにおける著作権問題が各地で巻き起こっているけども、「簡単にできるが逮捕されない」ということを信じて行動する人がたくさんいることをどうにかしないと何も変わらないと思います。今はまだそれなりのパソコンを使っての作成や有料

サービスを利用しての画像生成が主流ですが、スマホでの作成が主流になれば今よりも酷いものになるでしょう。

そのためにも犯罪行為をしたらちゃん逮捕されるという当たり前の事実を徹底的に広め・認識させるしかないでしょう。

 

色々言いたいことがたくさんありますが、自分が好きなイラストレーターや漫画家が筆を折らないかどうかだけがここ最近不安で仕方ないです。

anond:20231208213058

茶化すつもりは全然なかったんだがそうみえたのかな。

直近でも子宮頸がんワクチンとかでバリバリあったし、陰謀論保守本流だとおもうのだが。

あと言いたかたことは薬害自体はずっとあって左派糾弾しつづけてきてそれ自体は正しいわけなんだけど、長い時を経て陰謀論と結びついちゃう人がでちゃうくらいに劣化した部分があるってことなんだけど。

ちゃん科学的ななにかしらに依拠して話しないと駄目だとおもうんだけど結構そういうの忌避する人おおいじゃん?はてなスコープだけどさ。

2023-11-09

非モテ男性の為の女性とのコミュニケーションの始め方」

https://note.com/beatangel/n/nf1c95c57ecf7

コミュ力純粋コミュニケーションだけでなく相手属人性に大きく依拠する。

↑これって本当にそうだよな。

キモい金持ちおっさんによってくる女は金目当てだ」みたいな話に「女は金持ちってだけで惚れる。『キモいけど金持ってるから我慢して相手をする』とかじゃなくて、ガチで惚れる」と反論しても増田とか2chとかであんまり賛同されることがない。

ちょっと洞察力があればすぐわかることなのに。

このくらいのことも理解できないか増田とか2chの弱男は弱男なんじゃないのかな。

2023-11-03

今どきの自称弱者男性弱者になる努力が足りなすぎる

anond:20231103102823

いやあ、ずっと前からあったよ弱者自慢。

というか、俺も20年前の時点で「これから弱者路線だ」と完全に見定めていた。

10年以上前の俺はその路線意識してネットで振る舞ってたし、実際、そういう売り方でバズる人もいた。

はてなの初期アイドルコンビニ店長ね。

店長のはルーツがだいたいわかる。文芸的な語りの路線で弱さアピールしてた。

まり太宰とか純文学とかフォークソング神田川とか。

「強い男になれない僕の姿を見て、これこそが現実、これこそが真実」ってやつね。

ちなみに俺は学がなかったので、そういう文芸路線は出来なかったし、大嫌いだった。

それもあったので、店長弱者アピールをするたびに俺は一方的攻撃した。

 

さておき、自分弱者になるにあたり、本当の弱者とはなんだろうと考えに考えた。

そこで辿り着いたのは

 

ネットワークでつながる領域の真の弱者、それは友達がいないこと、仲間がいないことである

 

だった。

仲間がいないアピールはどうすればいいか

まず頼りになるバックボーンを持たないこと。

共同体宗教精神的に依存したら弱者とはいえない。

有名人アイドル熱狂するのも仲間を作ることに等しい。

しか精神依存先、依拠先がないのは大変だ。

なのでギャルゲー女の子に甘えた。

甘えると言っても、ファンコミュニティに入ってしまうと仲間を作ってしまう。

ギャルゲー女の子であっても人格を見つけて「俺と同じだ」と同化してしまったら仲間を作るのと同じだ。

なので、「ただの絵」としてギャルゲー女の子を見て、その絵にただ縋りつくことにした。

ちなみに、これはけっこうつらい。

 

次にネットコミュニティ上のふるまいで仲間を作らない。

ざっくり言うと、当時のやり方としてはケンカを売ることだった。

ケンカを売る相手は「目上」だった。

俺より有名なやつ、俺より学歴いいやつ、俺より頭いいやつ、「俺より強いやつ」だ。

重要なのは社会的弱者相手にしてたら弱者になれないってことだ。

相手が誰から見ても社会的強者じゃなければ、俺は弱者になれない。

相手被差別相手では弱者になれない。

相対的な弱さが確保されないからだ。

しかしこれが難しい。

ネットバトルは頻繁に発生してたか論陣で殴りこむのは簡単だったが、問題はすぐに「仲間」が発生してしまうことだ。

俺の書き込みに「同意」とかするやつが出てきてしまうのだ。

同意」されたら、俺は仲間がいることになってしまう。

仲間がいたら弱者ではない。

から最大の敵は「俺の意見に賛成するやつ」だった。

なので同意とか書いてくるやつがいたら、そいつを敵認定して攻撃の矛先を向けた。

弱者アピールするためには、常に弱者で居続けるためには、多数派になってはならない。

ということは、周囲の全てに対し攻撃し続けなければ、弱者とはいえない。

 

しかし、そうやって攻撃し続けると、被差別者を攻撃してしまうこともあった。

そうなると弱者としてはなりたたない。

弱さアピール根拠が薄れてしまう。

現実の学のなさや金のなさで勝負しようとすると、途上国の貧民などいくらでも下がいる以上、ネットでのふるまいでしか弱者になれない。

そして当然だが、大前提として仲間を作ってはいけないので根本的にSNS的なネットと相性が悪い。

SNSが未熟だったころは「友達いない」と言い張れたが、SNSだと「フォロワーいるじゃん」となってしまう。

弱者路線は正解だった(現にいま、こうして流行している)が、限界も見えていた。

体力的にも友達を減らす方向性は大変だ。

現にいま、ほぼ話す友達は誰もいなくなったが、それなりにつらい。

 

という感じで、弱者アピールは、昔からあった。

しかし今どきの自称弱者男性は、弱者男性としては全く弱くないと思う。

なにしろ仲間を作りすぎである

徒党を組んだ弱者など、弱者ではない。

SNSで「つながりたい」と言いつつ弱者アピールするのは、弱者でいる気が全然ないとしか思えない。

もうちょっと弱者になる努力すべきだと思う。

2023-10-29

anond:20231029124509

自分自分性別にあまりこだわりがないので(明日から逆にしろと言われてもまあ別にいい)わからないが、生物学的な女性男性の中でも、なんかものすごい女であること、男であることにやたらアイデンティティ依拠してる人というのが何割かいると思う。(うちら女ってこうだよね〜!やっぱ俺は男だから〜みたいなことを言いがち)

そうじゃないホルモン弱めの普通のおじさんおばさんは逆だと言われてもホルモン弱めのおばさんおじさんになるだけだと思う

トランスでどうしても性別の変更をしたい人ってのは、生まれつきの性と自認が逆でなおかつ、その自認が通常より強く、絶対に女、絶対に男なんだ!逆はありえん!男の中の男、女の中の女!て思ってる一部の人なんだろうなと思ってる

anond:20231027210811

知らないうちに丸かぶりする分には依拠性がないか著作権侵害にはならないが

2023-10-27

anond:20231027173851

しろAIのが依拠性がないことを証明やすい説なんてのもあるぞ

2023-09-24

叶わない夢

喪失とは、価値観アップデートだ。

ポジティブに捉えるならそうなると思う。

僕は人よりも物事を悲観的に捉えやすタイプだと思う。

人よりも答えを出すのに時間がかかるタイプだし、自分認識に対して懐疑的人間だ。いや、そうなってしまったと言った方が正しい。

僕にとって会社を大きくするということは、自己認識の誤りに気づいていくプロセスのように感じる。なぜならば組織は、会社は、社会との利害調整をどのように行ったかによって利潤の最大化が期待される。社会に求められる利害調整の最大公約数システムとして包括的に捉えたときに、会社は拡大する。大抵の場合自己認識が間違っていたことを認めることによって拡大の兆しを捉える。

他方で、自己認識の誤りに気づくということと、創業した会社をどうしたかったのかという点、理想を追求するという点で矛盾が起こる。この矛盾こそが、意思決定の歪みをもたらし、悩み、苦しみ、間違った判断を招いている。

まり、出発点が間違っていた場合継続意思をどのように保つのかという究極的な問いに戻りかねないのだ。

左派資本主義に向いてない」僕はそう思う。

学生時代から自分比較的左寄りの人間だったと思う。しかも、その左寄りの発想が稼ぎを生み出すという点で相応しくないかもしれないということもまた、おそらく大学生のうちからうっすらと気づいていたことなのかもしれない。

自身の持つ価値観のものが、欲望との接合点になかった場合、もれなく葛藤に堕ちる。社会適応することの難度が高くなっていることを実感する。

だけど自分は、今思えばその手の悩みを「生きるためには仕方ねえ部分もあるだろ。じゃあお前はもう一生社会構成員にはなれねえだろ」と一蹴できるタイプ人間でもあると思う。この社会のものが悪意駆動ということに対して、しかたないで済ませられる程度には理解があると思う。でもそれは、なぜそう思えるかでいったら、「たまたま自分能力的に言えば比較的上位レイヤーとして生まれ育つことができた」と自覚しているからだと思う。客観的に言えば自分は怖れられるタイプ人間だし、マッチョなことを言うタイプだと思う。そんな自分が「思想でいったら労働党寄りだし、保守層って感じでもない。」って言ったら驚かれるかもしれない。

これは自意識問題なのだ。なぜそのような自意識ねじれが起きてしまうかで言えば、理由一言で表される。つまり

成熟した社会では、どんな能力を持つ若者ですら相対的弱者であるから

その構造認識している。少なくともそう思う。

その中でも、「究極的な競争に身を置く」ことを決断したということでもある。これは正直普通決断じゃない。よっぽど深刻な悪意を孕んでいるか、よっぽど誠実かつ相当自分能力を過信していないとできないことだと思う。おそらく自分後者だった。

高い能力から繰り出される成熟社会における付加価値へのこだわりは、組織拡大に悪影響を及ぼす。自己認識社会認識のズレが引き起こす諸問題従業員困惑させる。

会社拡大は大まかにいって採用事業つのマーケットから価値を認められることが重要だ。正直うちらのようなサイズ会社採用マーケットで選ばれることの難度は鬼高い。

労働集約ビジネス個人能力依拠して成立するとするならば、その個人能力付加価値要素になると認められない限りは品質の維持ができないことを意味してしまうが、そもそもそのようなフィールド品質競争優位をもたらすことを兼ねてより企画してはいけないのだ。当然創業メンバーは気が狂っているので、その手のマーケットトップブトップの品質を出すことくらいできなければとても起業なんて博打を打ってでないだろう。だけど現実的採用できる人員構成のことを鼻っから検討もしていないことも同時にある。

自分場合は「未経験でも自分の想定している通りの経験を踏めば誰でもできるようになるだろう」って信じていたし、そのことが自分を常に悩ませてきたと思っている。

育成に取り組むことも組織拡大において一番最初に捉えてしまうかもしれないが、経験的に言って、それがもっと最後に取り組むべき課題であると言わざるを得ない。

なぜ銀行人件費に対して支出することを許容しないのかのその意味をずっと考え続けていたが、彼らはやはり確率的にそのような支出が取り返しのつかないことになる可能性を誰よりもよく理解している。

高い品質を維持することの難しさと、顧客定着の難しさを同時に学習する。理想論で言えば顧客定着のその割合が高ければ高い方がいいに決まっている。でもなぜ現実的にそうなっていないのかをもっと深刻に考えるべきだ。「自分であればその課題を克服できるのではないか」という安易な驕りが、成長を妨げる可能性を考慮していない浅はかさをまず呪うべきである

はっきり言おう。自分がつくりたかったのは自分平穏だっただろう。

そのために、自分と同じ夢を見てくれる人ができる限り多くいてほしいと願った。

それは、今もこれからも望むべきではない。

2023-09-23

アメカジ批判ブログが言ってること、ちょっとわかる

文脈?みたないもの依拠し過ぎてる部分があり、そこが若者から敬遠されてるように思う

2023-09-01

井戸に毒を入れているのは何者か

かつて、井戸に毒を入れるというデマ惨劇を生んだ。

未曽有の災害に襲われ、人々が情報を共有し交流する手段が限られていた時代都市や村々では噂や伝説が急速に広がることがあった。中には、人々の恐れや不安悪用する者たちによって広まるデマがあった。その中でも、特に影響を及ぼしたものの一つが「井戸に毒を入れる」という恐ろしい噂だった。

デマが広まる背景には、災害時に特有なある種の高揚と共に、人々の生活が厳しい現実他人への不信感が絡んでいた。飲料水が貴重である状況下では、井戸水がコミュニティ命綱であり、その安全性重要問題だった。そんな中で、「井戸に毒を入れる者がいる」との噂が立つと、人々は恐れと疑念に包まれた。誰が信じられるのか、と。そのような分断が惨劇の元となった。


しかし、今日、正に現在進行形井戸に毒を入れている者がいる。奴らは、この清浄であるべき情報という井戸に、今度こそ本当にデマという毒を着々と流し込んでいるのだ。

曰く、福島県海洋放出が行われているのは処理水ではなく汚染水

曰く、汚染水トリチウム以外の放射性物質を測定していない

曰く、IAEA日本政府がカネで買った傀儡

曰く、トリチウム生物濃縮され必ずや人体に影響がある

全てそれを流布する目的が明白な、エビデンスを欠く非科学デマである被災地に対する差別と言っても良い。デジタル時代の我々は、インターネットソーシャルメディアを通じて無数の情報に触れる機会を持っている。しかし、その中にはある意図をもって、真実とは異なる情報や誤った情報拡散されつつある。新次元認知戦の領域だ。このような誤情報デマは、容易に我々の信頼を奪い、同胞紐帯解体し、考えや行動に影響を及ぼすのだ。

このような状況からもなお、我々は情報信頼性を見極める能力を養うことの重要性を理解する必要がある。情報鵜呑みにせず、その真偽を慎重に検証し、信頼性のある情報源に依拠することが求められているのだ。かつての「井戸に毒を入れる」というデマがもたらした惨劇と同様に、誤情報デマ社会に大きな影響を及ぼす可能性がある。

無論我々は、未来に向け情報の海で的確な判断を下し、デマの毒から自らを守るために努力しなければならない。真実尊重し、情報を通じてより良い社会を築くために、私たち一人一人が責任を持つべなのだ

しかし、その範疇に毒を井戸に入れている奴らを含めることはできない。意図を持ってデマを広める者に対しては、その行動の責任を問うために適切な手段を取る覚悟必要だろう。何者がこの状況で何をしたのか、我々は克明に観察し記憶すべき時だ。

2023-08-29

anond:20230829163403

原作者二次創作者を訴えたら」に一定結論はない。個別判例になるがそもそもアイデア漫画で言うとキャラ名前服装アイデア)に著作物性が認められることが少ない。

※当然ながら海賊版コピペ複写トレス(これらは二次創作とは呼ばれない)には著作物性も依拠性も侵害も認められる事の方が多い。まあそんなものはいちいち判例判断をかかないが。

2023-08-18

anond:20230817202136

既にいくつかの増田において触れられている点ではあるが、元増田見解類似性解釈適用の面で、相当程度「アイディア保護論的な立場に立っており、一般的な法解釈裁判例の理解とは遠い立場となっているように見受けられる。ただ、その点の指摘よりも増田の大まかな論調同意する反応も比較的多いようであるので、念のため著作権法学部時代に諦めた現役ヘボ弁護士言及しておきたい(著作権の基本書等すら引っ張り出さずに雑に書いただけなので匿名で。)。

そもそも著作権は、実質的要件を満たしただけで、つまり創作をしただけで当然に発生し、他者に対する差し止め等、排他的独占的な行使をすることができる極めて強力な権利であるという性質を持つという基本的なところを押さえておきたい。知的財産法で言えば、特許権商標権実用新案権等、いずれもその強力な権利の代わりに、形式的要件として登録や公開などの制約が課せられていることと対照的である

これは、著作権法目的である文化の発展」のため、創作活動を行った者を保護することが重要であると考えられたために作られた制度であるが、他方で表現は多かれ少なかれそれまでの表現歴史との連続性の中にあるものであって、いかなる他の表現に一切依拠しない表現というものはあり得ない以上、創作者の保護にも自ずから限度も存在する。著作権保護範囲を過大なものとしてしまえば、強力な著作権排他性ゆえに後続の表現が委縮してしまい、逆に文化の発展が阻害されることになってしまいかねないためである。そこで、アイディアとそれを具体的なものに落とし込む表現とを峻別し、具体的「表現」のみを保護対象とし、「アイディア」は保護対象にしない、という「アイディア表現二元論」が著作権保護範囲論の最も重要原則として長く受け入れられてきているわけである

類似性における「表現上の」本質的な特徴が何であるのかということを考える際も、この点は忘れてはならない点であり、その絵がどういう物を描いているのかという漠然とした「本質」ではなく、その絵をその絵たらしめる「表現」がどこにあるのかということを考えなくてはならない。

その意味で、増田

それは、赤い帽子と青いオーバーオールの組み合わせが、「マリオ」というキャライラストの「特徴」だからでしょ?

と書いていることや、

目の見えない人に、件の女性が描いたイラスト説明することを考えてみろよ。

・真横を向いてふりかえった構図

・赤いベレー風の帽子に特徴的な大きな黄色の丸い飾り

スマホの画面をこちらに見せるポーズ

について言及しないことある

と書いていることはかなり「荒い」議論であることがわかってもらえるのではないだろうか。

もちろん、構図や身に付けているものポーズ等の選択表現と言える部分もあるが、「表現」となった部分には独占的な権利がこの作者に与えられるのだと考えれば、この程度の特定の仕方では「アイディア」に近いものと断ぜざるを得ないことはわかるだろう。元の絵の構図やポーズが、この作者にしか生み出せない創作表現で、この作者のみが独占的に描くことができるものだとしていいのか、と考えれば、「いやいや、そういう抽象的な構図、ポーズはありふれたもので、独占的に他を排除できるほどオリジナリティがあるものではないだろう」と思う人が多いのではないかポーズ選択についても、せめてもう少し具体的な言及必要である(「半身(横向き?)に構えて首を曲げて顔を正面に向けた状態で、奥側にある右手を顔の付近に持ってきてそこに画面を正面に向けたスマートフォンを持たせたポーズを、胸元から頭頂までをグラデーションの背景のみで画面中心に収める構図で描いていること」とか、絵の心得がないので適当だが。)。あえて言えば帽子は特徴的だが、全体として見れば帽子比重は強くなく、塗りの特徴やくっきりとした主線等の「絵柄」、表情や体形、手に持った筆や鉛筆等の小道具選択スマートフォン画面の表示内容、服装選択等といったあたりも、元の絵の「表現上の」本質的特徴に含まれると考える方が私としてはしっくりとくるところである。無論この辺りの具体的線引きは最終的には正解のないところであろうが、元増田のとらえ方は不正解と言ってもおかしくない程度に極端な議論であるとは言えるものと思われる。「本質的特徴」や「創作表現」というテクニカルタームはその文字面に反して非常に解釈が難しく、安易素人判断を信用するのはやめた方が良いだろう(それは私のこの投稿も同じようなものだが。)。

なお、依拠性がある以上類似性で争うのは無理があるだろうとか、AI翻案したんだから翻案侵害は確実だろうというような反応がブコメに見られるが、コーヒーを飲む男性写真トレースした事案で侵害否定されている地裁事例からすれば単純化し過ぎた判断だろう

さて、突っ込みは以上だが、ついでにもう少し著作権保護範囲について考えたい。完全に私見だが、著作権侵害事件における本質的特徴とは、「その人にしかできないその表現の魅力はどこにあるのか」というところから考えれば少しわかりやすくなるのではないか著作権法運用するにあたって、何を保護し、何を保護してはならないのかと考えると、それを作った人が生み出した、その人らしさの表現こそが保護されるべき、でいいじゃないのというイメージである。恐らく、現実に絵を描くときには、構図や服装を考えることも大変で、そのためにいわゆるトレパクが嫌われるのだろうが、構図や服装だけでその人らしさが出るレベルとなると相当特異だと考えられ、それを保護してしまえば逆側の弊害(委縮)が大きすぎるのではないかと考えるし、その人らしさの部分が保護されれば、いくらトレパク等の邪魔が出ようとその人が創作をする価値は失われないはずなのではないだろうか。無論、この辺りの創作側の主観的「大変さ」と法的保護乖離の部分はまた難しいところではあるが、意図的特定作家からのトレパクやそれのみを材料にしたAI学習、出力が続けば場合によっては不法行為等を構成することはあるだろうし、ばれた時の社会的制裁は大きなものになるだろうというあたりでバランスをとるしかないのではないかと今のところは考える次第である

anond:20230818095622

依拠性を認めるってのは、基本的には翻案を認めているに等しい。

お、江差追分事件最高裁判決全否定キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

著作権法学への華麗なる宣戦布告

anond:20230818095622

依拠性認めといて類似性否認するような往生際の悪い事案なんてまず無い

いやいやいやいやちょっと待てや

例に出した博士イラスト事件大和ハウスマンション読本事件もまさにそういう事案だろう

まずない、どころか、そういう事件があったからこそ著作権法学の理論が発展してるわけで

anond:20230817202136

絵柄変えれば、ウマ娘エロだってオリジナルとして描き放題だと思う???

これについてはいわゆるポパイネクタイ事件判例として挙げられることはあるけど

あの判決は「ポパイというキャラクター自体には著作権はない」が

ポパイ漫画ひとつひとつの絵には著作権がある」という判決であり、

結局は元絵パクリからダメだよねという話だ。

しかしその話の初出日から数えたら著作権保護期間が過ぎていたので棄却という結果で

非常にわかりにくい https://note.com/mikoyokoyama/n/naf67453bfeed

この判決ではキャラクター

著作物の具体的表現から昇華した登場人物人格ともいうべき抽象概念

とし、そのキャラクター特定できるような部位の特徴そのものには

著作権はないと言っており、この場合ウマ娘キャラクター特定できる

部位の類似性だけで著作権侵害を問うことはできないということになる。

一方、ときメモAV事件判決によると

被告上記キャラクター著作物説を唱えて戦ったようだが

どう見ても藤崎詩織だし清楚キャラセックスさすなということで

同一性保持権侵害の直球で有罪となっている。

この判例によればウマ娘エロ絵はアウトになる可能性が高いということになるが

結局これもAVの該当箇所を見ると元絵にあまりにも寄せているのが問題

という感もあり、ウマ娘の特徴を備えているが絵柄は全然似てないという場合

この判例適用できるかはわからない。

キャラクター名を使ってるなどの依拠性によるかもしれない)

また、ポケモン同人誌事件という事例があるけど、こちらは

同一性保持権侵害ではなくて複製権侵害

まり著作物販売頒布したこと起訴されている。

こちらも有罪になっているが、この起訴手法には疑問を投げかけている人も少なくない。

が、最強法務部ならどうやってでも有罪に持ち込めるという例ではあろう。

翻って今回の反AI元絵には、全体を通してキャラクター性と言えるほどの個性そもそもない。

肝心の顔についてはぜんぜん似ていないので、類似性としてどこまで戦えるかも微妙だ。

最も特徴的と(個人的に)感じられるのは帽子デザインで、これはAI絵のほうも

同じデザインに見えるので「パクリだろ」と問える材料になるかと思う。

また、キャラクター著作物で争うには、結局は元絵キャラクターとして

どれだけ認知されているかも争点になるので、この元絵1枚でキャラクター著作物ですと

認められるかどうかもわからないと思う。

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