はてなキーワード: ネット通販とは
https://hobby.watch.impress.co.jp/docs/special/1340233.html
ブコメではかなり絶賛のこの記事だけど、メーカーとネット通販、量販店に尻尾を振っているだけって感じで、それほど良い内容だとは思わない。
クビになった人が指摘しているように欲しい人が買えないのは根本的にはメーカーの生産数が少ないから。まず、ここを指摘していない。
つまり最も簡単な転売対策はコンビニ弁当みたいに供給過多にすること。
コンビニは棚がスカスカになるのを避けるために廃棄上等で店に並べている。プラモデルも同じようなことは可能なはず(一つの金型から作れる上限はあるはずだけど、現状そこまでは製造していないと思う)。
供給過多にする代わりにメーカー希望小売価格を上げる。2割なのか5割なのかわからないけど、在庫を持つことが出来る程度に価格を上げる。
ただ、十分な在庫があると転売はなくなるけれど今度は廉価販売が出てくる。
以前はそんな供給過多の状況だった。
最初の記事だと量販店やネット通販のおかげで購入しやすくなったとあるけれども、購入しやすかった頃は量販店が割引するから小さい模型店は苦戦していた。
今は絶対的な販売数がないから量販店も値引きはないしポイントもほとんどないくらいに低くなっているため、量販店でも小さい模型店で買っても同じという感じ。
つまり、供給が少なく転売されやすい現状は小さい模型店にとっては悪くない状況にあるとも言える。
ホビーウォッチの記事はその点を冒頭で全否定するかのようにも読める内容なので、私は良い内容だとは考えない。
バンナムは転売をぶっ潰したいとは考えているだろうけれども、同時に街の小さい模型店も守りたいと考えているんじゃないかと想像している。
プラモデルとかラジコンの初心者は詳しい人に聞くのが一番だけど、知り合いに聞く相手がいないかもしれない。
他人でも詳しい人でそれでも聞きやすいのはお店の人であり、そんな街の模型店をバンナムが大切に考えいてもおかしくない。
ガンプラはよく知らないけど、タミヤはそんな風に小さい模型店を大切にしていると感じられる。
なので廉価販売が当たり前の以前の状況が「ユーザーとメーカーの幸せな関係」だと言い切るホビーウォッチの記事を私は素直に肯定出来ない。
転売がムカつくっていうのはよくわかるけれど、転売をぶっ潰したいあまりに供給を増やせば小さい模型店までぶっ潰してはやはり市場が収縮してしまう。
PS5やプラモみたいに、時間経過とともに供給量が増加していくものの転売と、公演チケットや数量限定販売商品みたいに供給量自体が制約されてるものの転売では、その構造も対策も違うと思うんだけど、主に前者について。
人気があって定価販売の商品は、供給当初は需要が供給を大幅に上回っていて「財の希少性」が高い。市場理論的には本来もっと高く売ってもいい(売るべき)商品を、本来の実需との均衡価格に見合わない安い価格で販売しているから、結果的に転売益を取る余地が生まれる。需要者の効用(買うために出せる金額)がメーカーの標準小売価格を上回っている間は、その差額分の転売益を期待できるので、どうしても転売屋・転売行為は発生する。今はメルカリその他の古物販売プラットフォームもあって、参入障壁がとても低く、誰でも転売屋になれる。極端な話、普通のエンドユーザーがその商品をどうにか入手できて「さあ遊ぼうか」というタイミングで一応メルカリ見て、差益が2万円も出せることを知って、「なら遊ぶのはしばらく待ってもいいかな」と心変わりして転売する、なんてことも普通にありえる。いくら倫理で批判しても、転売益という実利がある以上は、転売行為を撲滅するのは難しい。
だったら、転売益という実利自体をなくしてしまおう。転売屋は市場の仕組みを利用しているのだから、メーカーも同じことをすればいい。新発売から一定期間(より受け入れられやすい表現で言えば「事前販売期間」)は、メーカー自身が自社サイトでネットオークション形式で売るのだ。サイトで一番高値をつけた人たちに順に商品を販売していく。こうすると、転売屋はその商品に手出しができなくなる。
ちなみにオークションといっても1台ずつオークションにかけて1台ずつ落札する必要はない。ヤフオク・モバオクなどでも実装されている複数出品オークション方式を取れば、たとえば初期ロットとして5000台を出品し、それを同時に多数の購入希望者が値付けして、入札額が上位のユーザーから5000人が落札する、ということができる。
なぜこれで転売問題が解決するか。具体的にはこういうことだ。転売屋は3万円で商品を買って、「5万円でも欲しい」という一般エンドユーザーに5万円で売り捌くから、2万円の利益を出せる。でも、メーカーが供給当初にオークション形式で商品を販売すれば、その「5万円出してでも欲しいエンドユーザー」達は、5万円を出してその商品をメーカーから直接購入する。彼らはその時点での本人の主観的効用に見合った金額を払って購入しているので、一切〈損〉はしていない。さらに時間経過とともに生産・供給が進むことで、より高い値段で値付けする「その値段でも買いたいユーザー」から順にどんどん商品を入手してゆき、実需がしだいに満たされ、オークションの約定価格は下がっていく。全てのユーザーは、約定価格が「この値段なら欲しい」と思える値段まで下がった時点で、その商品を入手可能になる。これは市場の仕組みそのものだ。
一方で、転売屋も一般エンドユーザーと同様、メーカーの公式オークションで、たとえばある時点では5万円を出してその商品を買うことはできる。それなら結局、オークション出品分も転売屋が買い占めて転売してしまうのでは?と思う人がいるかもしれないが、そうはならない。考えてみてほしい。オークション実施時の市場の需給均衡価格は5万円なので、転売屋が入手後すぐに転売しても、そのときに期待できる転売益は0円なのだ。
さらに時間経過によって、商品の市場供給の総量は確実に増え、財の希少性が解消されていくので、仮に転売屋が在庫を抱え込んだとしても、それは必ず不良在庫になっていく(時間が経つごとに、入手価格と再販価格の差損(逆ザヤ)が大きくなっていく)。これにより、原理的に転売屋による商品抱え込みが発生しない。
転売屋による買い占め・抱え込みが起こらないということは、オークションで販売される商品が確実に実需を満たしていくということでもある。これにより、発売初期の供給難は、(転売屋の介入余地がある)通常価格での販売よりも、オークション販売の方がずっと速く解消されていく。これも市場の仕組みだ。
オークション形式を取ることで、メーカー側は想定小売価格を超える超過利益が出る。その超過利益は、初期にプレミアム価格で買ってくれたユーザーに、購入時の登録アカウントと紐づけ、特別なバッジやゲーム内決済クレジット付加などゲーム体験に関わる形で(≒転売屋が転売時に付加価値化しにくい形で)還元すれば、ユーザーの満足度も更に高まるだろう。あるいは何か慈善的活動に寄付するでもいい。超過利益を何らかの形でユーザー自身あるいは社会に還元するというポーズを取ることで、メーカーは「強欲」という批判を回避できる。そもそも超過利益を生むことがオークションの目的ではなく、転売行為を抑制して流通上の目詰まりを早期に解消できればそれでいいのだ。
そしてオークション販売サイトでの平均約定価格が本来の想定小売価格に近づいた時点で、メーカーはオークション形式を辞めて通常流通に切り替えればいい。その頃には、その商品の転売行為で利ざやを取れると期待する転売屋は誰もいなくなっているはずだ。
オークション販売はネット通販でないと難しいから、小売店など既存の流通チャネルはどうすんだというのが課題になるが、本体そのものではなく購入権やアクティベーション権だけをオークション販売する、などの迂回策は取れなくもない。転売屋の跋扈を倫理ではなくシステム的に抑え込むという点では、これが一番効果的な対策のひとつだと思う。転売屋の意見を聞いてみたい。
ガンプラ買えないのは甘えって論調でたまに聞く「ガンプラブームもこうだった」って話。実際はぜんぜん違うぞ。おっちゃん現役だったんだわ。
今の不足って国内外の転売屋が買い占めているのが原因の半分。残りが供給元のバンダイの原料不足と海外販路への転換がもう半分だ。
40年前のガンプラブームではネット通販とか無いから実店舗のみ。もちろん海外にも売ってない。単に国内供給に対してとにかく欲しがっている人が多かったんだ。たぶんタイ米騒動時の国産米みたいな感じ。
もちろん子供だったおっちゃんには見えなかっただけで転売屋も居たかもしれないけど、メルカリとかヤフオクも無い時代だから販路が無いから今みたいに大量に買い占めもしてなかったと思う。
ただ転売を無くす方法は40年経っても変わらず『転売屋から買わない』に尽きるんだけど、こればっかは転売の販路が世界に広がった以上難しいかもしれない。大陸とかはそういうの気にしなさそうだし、そうなるとメーカーや実店舗とかも少しは施策を打たないと数年後の市場が無くなるとおっちゃんは思う。
ヤフオク、メルカリはそろそろ一定期間の定価以上出品を規制すべきだし、Amazonも宇宙から地球を見たんならマケプレの改善は取り組むべきだと思う。
1回目は副反応ほとんどないらしいし余裕でしょと思ってたら意外とキツかったので。
既往症:なし、検診で引っかかったことも注意を受けたこともない、アレルギーもなし、普段薬を飲むこともない
生活:コロナ後はほとんど散歩と公園ぐらいしか外に出ない。買い物もほぼ全てネット通販
注射自体は全く痛くない。インフルエンザワクチンのほうが痛いレベル。
腕が痛くなることもあるけどどうにもならないので痛み止めを飲むようにと言われる。どんな痛み止めを飲むべきなんだろうと思ったが、どうせ副反応などないと思っていたのでスルー。
会場内で15分待つ。接種部位を中心に、じんわり左腕が痛いというか重い感じ。
自宅に帰り普通に仕事。左腕に違和感があるが問題ないレベル。接種部位近くは硬い感じで触ると痛い。
23時 就寝
6時 寝返りをしたら腕が痛くて起きてしまう。普段は8時頃起きるが、ちょうど調べ物をしなくてはいけない用事があったので済ませる。
10時 仕事開始。ちょっと気持ち悪いが、早起きしたせいだと思い、そのまま仕事をする。
12時 昼食。天丼を食べる。昼食後ぼーっとして眠くなってくるが、早起きと天丼を食べすぎたせいかなと思い、仕事をする。
13時 聞いてるだけのセミナーがスタート。半分以上寝てしまう。
15時 セミナー終了。吐き気も治まらず頭痛も悪寒あり、なにかおかしいので熱を測る。38.0度。副反応かもと思うが、1回目で38.0度以上は0.8%なので違うのかもとも考える。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_moderna.html
16時 37.8度。やはりワクチンの副反応だろうと考えてイブを服用。仕事も立て込み、きつい。休みをとればよかったと後悔。
20時 37.5度。仕事終了。薬の効果があったのかはよくわからない。
21時 37.6度。頭痛は少しあるが就寝。
8時 36.6度。起床。熱もないし、頭痛も吐き気もない。腕は触ると痛いが普通にしていれば痛くない。
・副反応としておそらく局所性としては疼痛、硬結、全身性で頭痛、疲労、悪心、嘔吐、悪寒、発熱あたりの症状が該当だった。
・私の場合は家族含め世間の人より外出が極端に少ないと思うので、ワクチン副反応とコロナ感染のどちらなのか原因の切り分けができたが、普通に友人と会って外食しているような人だと切り分けできなくて困るのではないかと思った。
・副反応だと分かれば終わりが近いことが分かるので終わりの見えない風邪よりかなり精神的にはかなり余裕。
・妻が頭痛持ちなので家に薬はたくさんあったが、どれを飲むか悩んだ。いろいろ調べたがどれでも良さそうなのでイブを服用した。何を飲むのが良いのかかなり悩んだのであらかじめ決めておいたほうが良いと思う。
・信頼できそうなソースを読むかと思って、このあたりを読んで
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0007.html
アスピリン、ロキソプロフェン、イブプロフェンを飲めとかいわれても市販薬で言うとどれなのかわからなくてやや困った。私が病気に無縁すぎて無知なだけかもしれない。
・薬を飲んでも楽になった感じはあまりしなかったが、市販薬の一回の用量では足りないという説もあるらしい
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20210517-00237645/
ということで、我が家にも接種券が届いた。65歳とかに全然なっていないのに。
でも本当にワクチンを打ってもいいのかな。
副反応が心配とか、そういう話をしているのではない。ましてや反ワクチンでは全然ない。
私は1人暮らしだし、仕事はフルリモートだし、必要な物はすべてネット通販で買っているからスーパーにすら行かない。
私がワクチンを打つ前に、都会のエッセンシャルワーカーに打ってもらいたい。
そういうわがままは許されるのかな?
当時私は24か25で、週末は友だちと会ったり、都心に買い物に行ったりすることが多かったんですが、なぜかその日は久しぶりに、父と自転車で西友に行くことになったのでした。買い物のためというよりも、恒常的に太っていた父の、運動のためだったかもしれません。
スーパーから家まで自転車で10分ちょっとの道、なんとなく父が先を走り、私が追いかけていく中で、自然と父の背中が目に入って、思ったんです。
あれ、パパの背中、思ってたより小さいんだな…と。
身長170cmちょっとに対し体重は90kg近くあり、どちらかというと「大きい」印象を与える父でしたが、背中を丸めてママチャリをこぐ姿は、食卓でビールとウィスキーと焼酎をちゃんぽんで飲んで管を巻いているときよりも、少し縮んだように見えました。
父はその頃60歳近いので、多少は本当に縮んでたのかもしれませんが、小さく見える理由はそれだけじゃないこともわかっていました。私が就職したことで、私のほうの見え方が変わっていたんです。
その頃はネットバブルと言われた時期の真っただ中で、私はそんな会社のひとつに、運良く入れていました。
そこは日本ではわりと大きな「ITベンダー」とか言われる会社の子会社だったので、親会社からエラい人が続々と天下ってきていました。でも当時まだ光ファイバーはおろかADSLすらほとんど普及してない時代、Windows 95が出てから数年って時代なんで、大手ITベンダー出身のはずのエラい人たちでも、じつはパソコンをほとんど使ったことがなかったり、せいぜいメールの読み書きができる程度だったりしました。そんな人たちがいきなり、ネットの会社の役員として送りこまれてくるわけです。しかも親会社はセミナーと称して顧客集めのイベントを開いて、子会社に送り込んだ役員を登壇させ、「ネットで御社のビジネスが変わりますよ」みたいな話をさせるんです。
そこで私がやってた仕事のひとつが、子会社に来て早々に付け焼き刃トークさせられる役員のために講演資料を作ることと、講演当日のカバン持ち(会場のプロジェクターにパソコンつないだり。当時はパワーポイントみたいな大きなデータを相手先に送るのも、容量制限でできなかったりしたのです)でした。私自身もその会社に入るまでネットにほとんど触ったことのないニワカだったので、資料作りといっても実際はもっとコアな先輩社員に依頼してネタ出ししてもらったりする、窓口的な役割です。
そんな、ニワカな私がニワカな役員をサポートする不安な構図だったんですが、講演はそれなりに(多分)好評で、親会社主催のものだけでなく外部のイベントに出張っていくこともありました。大きなホテルの「なんとかの間」とかの華やかな壇上で、スポットライトを浴びながらネットのビジネス活用を語る役員たちは、頭頂部が多少ハレーションしていても(だからこそ?)、いかにもエラい人っぽく見えました。エラい人「っぽい」だけでなく、ニワカであっても数百人を相手に堂々と話ができる、それは一朝一夕には身に着けられないスキルだと今でも思います。
大企業出身のエライ人たちはトークができるだけでなく、部下の扱いも丁寧で、いや私が若い女だからということもおそらくあったのですが、とにかくそういった講演サポート業務の後は、「お礼」と称して素敵なレストランなどに連れて行ってくれました。私はただ窓口になっただけなので、と言うと、じゃあネタ出ししてくれた人たちもみんなで、となり、ずいぶん大人数でごちそうになることもありました(それが会社のお金だったのかポケットマネーだったのかは不明)。
そんなわけで私の会社の人たちは、上司も先輩も同僚も、そこそこ大企業文化の中にいて、都会慣れしていました。「肩で風を切る」ってほどじゃないにしろ、少なくとも必要なときには背筋を伸ばして堂々と振る舞える、そんな人たちが、いつの間にか私にとっての「普通」になっていたのです。
それに対し父は、そんな平成っぽいスマートさとは無縁で生きてきました。そもそも、なぜ私が父を「パパ」と呼ぶことになったのかまったく理解できないような「おとっつぁん」的な風貌だし、人前で話す機会があるとしたら会社の朝礼か親戚の法事くらい、しかも話がムダに長くてつまらない、と家族の中で有名でした。素敵なお店なんか結界が張ってあると感じていたらしく、まれに家族旅行で伊豆のホテルに行ったときには、入り口から赤いじゅうたんが敷いてあることにおののき、「あのー、この、じゅうたんの上、歩いていいんすけ?」(いつも語尾がモゴモゴしている)と質問して失笑を買った、とか、ファミレスでアイスクリームを注文するときに、「フレーバーを選ぶ」という概念をまったく知らず、「えーこの、バニラ・チョコレート・ストロベリー・アイス、頼んます」と全フレーバーを読み上げたとか、そんなエピソードには事欠かない人なのです。
そしてその日も、うら若い娘とお出かけの機会だというのに、会社の作業服だか私服だかわからない、着心地だけが最高の服装で、ボロボロのママチャリに乗って、西友に行くくらいしかできないのです。
でも私は、だからといって、父の存在が恥ずかしいとか、引け目を感じるとかいうわけでもないな、とも思いました。
むしろ、その小さな背中にかかっているものの重さを、改めて感じたんです。
岩手県の奥地でだいたい10人兄弟の3〜5番めくらいに生まれた父(兄弟姉妹の半分くらいが子どものうちに亡くなってるのでいろいろ曖昧)は、中学校を卒業すると集団就職で上京し、小さな運送会社に入りました。最初は15歳で運転もできないので、助手として荷物の積み下ろしから始めて、18歳で免許を取って運転手になり、20代でその運送会社の社長の娘と結婚、30代で子どもが生まれ、それが私の姉と私になります。姉が生まれたあたりから、家族は会社のすぐそばに住むようになり、姉と私は毎日、祖父や父、社員の人たちが働く姿を見ながら育ってきました。
祖父の会社はオイルショックとかいろいろありながらも、高度成長期とバブル景気でそこそこに拡大、多いときは社員(「若い衆」と呼称)数十人を抱えるまでになりました。祖父は会社の仕事より、地元の運送業の顔役的なことをメインでやるようになっていたので、成り行き的に父が現場の切り盛りをしていました。
でも90年代、バブル崩壊以降は会社の業績が右肩下がりになり、銀行からも貸し剥がしを受け、頻繁に資金がショートするようになっていました。高度成長期に「若い衆」だった運転手さんたちも実際はもう全然若くなく、平均年齢50歳くらいになっており、お子さんがいる人たちもたくさんいました。2021年の今と違って景気は悪く、ネット通販からのドライバー需要も発展途上で、万一倒産した場合、ベテラン運転手さんでも簡単に次の仕事が見つかる見込みはありませんでした。
これがドラマだったら、私みたいなネット企業で多少の経験積んだ娘が家業に乗り込み、会社をITで立て直し、引いては業界全体を改革していく…となりそうなところです。でも、そうはなりませんでした。まず私自身、いきなり乗り込んで何か改善できるという自信がなかったし、何ができるかもわからないのに親のコネで会社に入るなんて、社員の人たちに申し訳ないと思っていました。また祖父や父には、私に苦労をかけたくないという思いもあったのだと思います。
なので私としては、今にも倒れそうな会社というボロボロの自転車を、とにかく倒してはいけない、続けなきゃいけないんだという思いで漕ぎ続ける父を、ただただ後ろから、見守ることしかできなかったのです。
高価なスーツを着てスポットライトを浴びることもなければ、お洒落なレストランに部下を従えていくこともない父だけど、私はどんなに誇りに思っていることか。
西友からの帰り道、緑道にかかる橋をのろのろと上っていく父の背中を見ながら、パパの子どもに生まれて本当に良かった、と思いました。
2021/5/12現在、東京は緊急事態宣言により、商業施設に休業要請がでている。
古書店については、床面積の合計が1,000㎡超の施設については休業要請、それ以下の場合は休業の協力依頼がでている。
協力依頼の場合も4/25から5/11まで休業すると1店舗あたり34万円、緊急事態宣言が延長されたことで、5/12~31までの休業で40万円の協力金が振り込まれることが発表された。
一回目の緊急事態宣言の際はどこの古書店も休業を余儀なくされたが、今回の緊急事態宣言では対応が分かれている。
国、自治体の要請に従い休業を決めた古書店、要請には従わず営業を続ける古書店。
それぞれの考えがあり、対応を決めているのだろう。
だが、今回の対応には何か腑に落ちないところがある。
twitterをみると、今回の協力依頼に対して、下記のような反応があることがわかる。
①政府、都に逆らうなんてとんでもない!→休業する→わかる
この③の対応、これがどうにも腑に落ちないのだ。
国、自治体に呪詛を吐きながら、ちゃっかり協力金はいただきながら休業する。
たとえば、映画関係者らは、「SAVE THE CINEMA」プロジェクトを立ち上げ、劇場、イベント等が部分的にも緩和されているにもかかわらず、映画館は休業要請を継続されることに対し道理がないとして抗議している。
映画館に要請されているのは休業要請であり協力依頼とは重さが違う。
店を閉めるのは、感染を拡大させない、人流をとめるためだ、という意見もあるかもしれない。
しかし、感染予防、人流をとめることに対し、古書店を閉めることがどれだけの意味があるのだろうか。
古書店が感染拡大の対象になるというのであれば、ほとんどの商業施設がクラスター発生場所となってもおかしくない。
かのように感染拡大、人流の双方の観点からみても営業の有無が影響を与えない商業施設、それが古書店であり、だからこそ政府、自治体も協力依頼どまりの対応としたのであろう。
もし、政府、自治体へ抗議の意志を示すのであれば、協力金を拒み、営業を続けることだ(最も困難な道は協力金を拒み、営業は休業することだ)。
それが言行一致であり、緊急事態宣言下として周囲からみても納得がいくふるまいである。
あるいは、「金がもらえるんだから休むよ、そのほうが営業するより楽だから、ネット通販もあるし」というように開き直るのであれば、それはそれで一つの態度だ。
だが、普段から政府、国の対応をさんざ批判しておきながら、いざ協力金がでるとなると尻尾を振って受け入れてしまうこと。
もちろんいくら口では大きいことを言おうと生活があるのだ、休業して金をもらえるのであればそちらを選びたい、という気持ちはわかる。
わかるが、やはりその程度の覚悟なのか、と思わざるを得ない。
普段から古書店を利用する者として、反体制を気取るのであればここは営業を続けてほしかった。
今回営業を続けることを決めた店はやはり今後積極的に応援したいと思う。
そして最後に、③を選択したということは、政府、自治体から「普段は多少キャンキャン吠えても、この程度のはした金を渡しておけばおとなしくいうことを聞くのだ」と間違いなく理解されているだろうということであり、そのように思われることに何の抵抗も覚えないのだろうか、ということだ。
そのことに無自覚なまま、緊急事態宣言があけたらなんのてらいもなく政府批判を続けてしまうこと。
そうした言葉はむなしく空回りせざるを得ないだろう。
どうも、普段から増田とか見ていて、非正規労働者を見下す風潮があるのがいまいち疑問なんだ。
だってさ、非正規労働者の労働のおかげで社会が成り立っているんだよ?
俺らお前らがスーパーやコンビニで買い物ができるのも、スーパーやコンビニで働く人、品物を生産する人、品物を運搬する人、正規非正規ふくめた労働者のおかげだよ?
ネット通販で物が買えるのも、通販会社で働く人、配達してくれる人のおかげだよ?
というかネットを使えること自体も、通信事業者、ネットワークインフラ事業者、各種サービス事業者等の、正規非正規ふくめた労働者のおかげだよ?
役所に行ったって今どき公務員だって非正規いっぱいいるでしょ?
今どき非正規労働者が関わっていないモノやサービスなんてめったにないんじゃかいかな。
日本中の労働者が全員正規雇用だったら、モノもサービスも何倍も高い値段になってる、あるいは存在できないサービスもあると思うよ?
ツイッターで漫画家が「リアル書店で発売1週間以内に注文するのも含めて買ってくれ~」というのをわざわざ4ページも漫画を描いてお願いしていたのを「業界がまるでなってない」旨のごもっともな引用リプで伸びてましたね。こんばんは。その書店最前線でアルバイトをしているアマ漫画描きです。
あの引用リプを食らって「すっげえわかる……ただ何もやってないわけじゃないからお気持ち抜きなら聞き入れてもらえるかなあ」と長文をしたためることとしました。長くなるので論文スタイルにならって先に何言うかざっと並べておきます。太字のとこだけ覚えて帰ってね
=====
一応、自分はコミック担当なので語りがコミックの話題に寄りますのでそのつもりで後は読んでください。あと取次系通販はこちら
HonyaClub https://www.honyaclub.com/shop/ (取り扱い店舗 https://www.honyaclub.com/shop/store/search.aspx)
e-hon https://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top (取り扱い店舗 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SF/Search)
初速売り上げ…すなわち発売して間もない期間での売り上げ部数というのは書籍流通にかかわる全員にとって重要な指標です。書店員は作品の認知度や以降の追加注文数をはかるために初週売り上げ部数の数字を注意深く追っています。たとえば発売4日か5日後に売り切ってしまった場合は大急ぎで追加注文を入れますし、発売日の入荷数として見積もりが少なかったという事実を受け止め次巻発注は強めに出さなければなりません。
読者をないがしろにするわけではありませんが、ネット通販で熱心に作品を追う読者よりもリアル書店の書店員に作品名が覚えられているほうが大きい効果が出ます。このあたりは先に上げた漫画にもあったと思いますが、続刊が来た時に刷り部数を決めるのは当然取次からの発注数…つまり全国の書店からの注文の集約数です。自分からすれば注文した数から減らされるわ、角川エースとかそもそも注文させてくれないわ色々言いたいことはあるのですが、とにかく発売日が来る前は書店からのアプローチが作品の如何を図るバロメーターなのです。いやほんとKADOKAWAくんさあ前巻の売り上げに対して減らしすぎなのと売れないやつめちゃくちゃ送ってくるのなんなの…
書店員の心象がわかりやすくよくなる方法が「初速でよく売れる」なので、あの漫画はあんなことをお願いしたわけですね。自分からすればあのお願いの仕方はネット民に撒く餌としては仕掛けが甘いと思いますね。ツイデモのせいで見誤ったのでしょうが、Twitterでちゃんと聞き入れてもらえるのは日本一般世論に効くお気持ちではなくてこの後書く読者側にもたらされるメリットを説くほうなんだよなあ…
何度も例の漫画をあげつらうのもアレですが、あの漫画を描いた方KADOKAWA系列でコミック出してるんですよ。じゃあなぜカドカワストアと取次ネット通販を紹介しない??お店の人にこの番号見せてね!とか漫画描いてないでカドカワストアのリンク張りなさいよ…
カドカワストアはその名の通りKADOKAWAの運営する通販サイトです。素直に言いますが手練れのアニメオタクはこういうメーカー通販使うほうが楽だと思います。見出しにある取次系通販というのは、ちらほらと出てきていた取次の運営するネット通販サイトのことを言っています。今回これを書く最大のポイントであり、例の漫画がなぜ取り上げなかったんだと憤慨しているのがここです。
この取次系通販、一番のメリットは書店で受け取る場合はいかなる場合も送料がかからないことです。コロナ禍ステイホームで若干意味合いが薄れてしまいましたが、ネット通販のウィークポイント「送料」「宅配の受け取り」の2点をかなり軽々と克服できるわけです。ほかの通販と違って段ボール個別包装ではないのですが、書店店頭で受けられるサービスは問題なく同等に受けられます。ブックカバー(紙)はもちろん、自分の勤める店はラッピングが無料なので京極夏彦作品10冊ラッピングも無料です。
ちょっと前は新刊予約が弱かったのですが、ここ最近になってかなり予約の融通がきくようになりました。お店に来なくてもジャンプコミックスの予約ができるよ!ただし超人気どころは早期に終了するのでお早めに(直近だとウマ娘シンデレラグレイと呪術廻戦はレーベル同発のうち唯一予約が締め切られた)。作家にとってはAmazonのリンクを張るのと変わらないのでは?と思われますが、取次系通販を使って書店受取してもらうと書店の売り上げにカウントされます。割と続刊発注の参考にされますし、運がよければ棚常備も夢ではありません。作家よ、Amazonをやめて取次系通販のリンクを張るのだ。
いいところだらけみたいに言ってますがそれなりに弱点もあります。まず当然ですが自宅や勤務地の近くに本屋がなければ店頭受け取りのメリットを享受できません。受取に使えるのは本屋だけなので、コンビニがいくらあってもどうにもなりません。その場合宅配に切り替えることとなりますが、送料ボーダーが2000円です。一度に4冊5冊コミックを買ったり、専門書を買う人だと痛くはないのですが、いつもヒロアカだけ買ってるみたいな少額のカジュアルユーザーには不利です。専門通販の弱さが如実に出てます。
あと利用する場合全員にかかわるところでは、近所の本屋がどの通販サイトに対応しているか調べる必要があります。1つの書店は基本的に1つの取次からのみ書籍を入荷しています(例外はあるにはあるのですが、近年取次による書店チェーンの買収が相次いでいるため考えるほとでもありません)。なのでそのサイトを運営している取次と取引してないと「受取店舗を選択」で目標の書店が出ない可能性があります。注文よりも先に対応店舗チェックを怠らないでください。2サイトなのにリンクが4つもあるのはそのせいです。多分受取場所を指定しないと注文確定できないのでとにかくネット通販は落ち着いてやりましょう。
トドメを刺されるのは読者じゃなくて作家側なんですけども…お気持ち抜きと言いましたが、最後ここだけ持論が入るので「お気持ちじゃねえか!」と言われればぐうの音もでません。すんません。
正直なところ、ツイッターで作者本人が新作告知するときにAmazonのリンクをツイートしてるのですが「よしてくれ…」と常々思ってるんですね。まあ書店員なので食い扶持がどうのというんじゃないだろうな?と疑われるやもしれませんが、そっちよりも困ることがあるんですよ。
言いたいことは単純で「文化資本の流通を外資に握られるのまずいよな」ということです。直近ではアニメ業界にチャイナマネーが流れ込んでいて内容に物言いがついたとかいう噂もどこかで聞きますが、日本で日本のユーザーに向けてもの書いたり作ったりするのに何故か海外基準の規制がかかることになっては困るんです。
日本は本当にヤバそうな表現と性器のモザイク修正を除けばかなり表すことには寛容な法運用をしてるのはご存知かと思います。日々増田で繰り広げられる議論にはヒヤヒヤしていますし、そろそろ六法に「週刊文春とWedgeの関係者は年1回殴ってもよい」と書き加えてほしいのですが、それでも書くこと考えることそのものは否定するつもりはありません。だってその刃を向けたとて、次には自分に向けられるもの。エスパー真美の「くたばれ評論家」が最近期間限定公開されたときも話題になりましたが、頑張って作った作品が誰かになじられても「このやろう!」と腹を立てて、それでおしまいなんですよ。出した側と受け取った側にそのコミュニケーションが生まれただけなんですよ。それを送り合う人同士のコミュニティに対して横から火炎放射器で村ごと焼かれるようなことされるわけにはいかないんです。
紙の本だけの話ではなくなりますが、日本語の電子書籍を売ってて、ある日Amazonから「ワシントン州でこの表現が規制されることになったので、今日から販売停止です」とか言われても日本からじゃ抗議のしようがない。たとえ話としては飛躍しすぎてておかしいとは思いますが、売り上げの一部はちゃんと本国に行ってるわけで「全く縛りはうけない」とは言い切れないです。もう一段飛躍しますが海外基準で規制が入ったときには日本国内の表現規制過激派の活動団体が勢いづいて手が付けられなくなると思います。海外のものは何でも先進的だと思われてるので普通に無敵突進してきます。
とにかく、初速の大切さもそうなんですが、作家側は中長期の視点に立った見通しが弱いんです。国内流通に本を流しているのだからもう少し現在のシステムとか問題点とか勉強してもらいたい。というか本来作家がそういうこと考えなくていいようにするのが出版社であり編集者なので、今回の件業界側は作家にああいう漫画描かせてしまったことを猛省してください。音楽業界はLinkfireでストリーミングサイトへのまとめリンクページを作っていますが、出版社側であんな感じのランディングページ作るとかやれることはけっこうわかりやすく残ってるはずです。
最後、見出しの「デフレ」の件はかなり蛇足なので流し読みしてほしいけど書いときます。完全に自分の所感ですが、いまリアル書店がギリギリ残ってるのは「マジョリティがまだまだITオンチ、あと送料も惜しいほど手持ちがない」からではないかと感じています。いつデフレ脱却を達成しITオンチがいなくなるかわかりませんが、もし達成したその時にネット通販の勢力図次第では日本らしい漫画やアニメのありかたを否定されてしまうだろう…そう思いながら明後日もレジに立ちます。
手短に書くと
チクリシステムにあるわけ
それでいて、タクシー会社は何もしないし
でも日本じゃITなんぞに頼らなくても、ぼったくりないし、かりにあったらタクシー会社に連絡で終わり
アメリカに比べて旧来型のサービスが非常に高品質に提供されているので
アメリカがクレジットカード社会なのはニセ札が多いということと
人口密度が低いので、ATMの現金引き出しが糞面倒だからってのがある
日本は田舎でも銀行があるので、お金を使いすぎるクレジットカードはむしろデメリットにしかならないと思われている
結果日本はクレジットカードがいまだに使われていないことが多い(とはいえこの20年でネット通販とかで利用されるようになったけど)
ぶっ壊れてるアメリカの差のようなもんだと思う
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【最安】釣具のネット通販 part2【良心的】 [転載禁止]©2ch.net
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2015/09/15 — 今すぐ死ね; 182 :名無し三平:2015/10/22(木) 19:00:36.64 ID:URd/IG+Q0: いいからもうやめような、 なっ! 183 :名無し三平:2015/10/22(木) 23:35:01.79 ... Tポイント5倍! ・Yahoo!プレミアム会員にご登録のYahoo!
期待したのとチョトチガウ
腐女子ってよくこういう自虐だか自虐風イキリだかわかんねーようなこと言ってるの見るけどさ、たいがい大嘘もいいとこじゃん。
つい先日もなんかVtuberにBL本晒されていじられたとかで腐女子たちがガチギレして上記みたいなこと言ってんのいっぱい見たけどさ、
作者、堂々とツイッターやってんじゃん。
しかも騒動前まで鍵もかけてなかったじゃん。自分で表に姿晒しまくってんじゃねーか。
おまけにネット通販で同人誌販売してたとか、それの何が隠れてんの? 全世界に堂々と公開してんじゃん。
同じぐらいのタイミングで「高専」でツイッター検索すると呪術廻戦のBL絵で溢れるから配慮して欲しいみたいなこといった高専生にブチギレてる腐女子もいっぱい見たわ。どういうことだ?あいつらは何を持って「隠れてる」とか言ってんだ?
なんなら鍵垢にしてたとしても公衆に晒してるのとそうそう変わらんよな。ちょうど歴史学者が鍵垢でフェミニストの悪口書いてたとかで炎上してただろ。あれ「鍵垢だからいいじゃん」とか言ってたのボロクソに叩かれてたぞ。
それなのに鍵もかけないでネットで堂々活動してネット通販までやっておいて「表に晒さないで」ってなんなんだテメーはって話だろ。clubhouseで丸ごとyoutubeに転載されて「規約違反なのに〜」とかショック受けてるバカ女タレントよりもバカだな。
佐川急便が住宅の電力使用状況を利用して、住人の在宅率を予測することで
これを見て常識的な人間であれば、見ず知らずの宅配員に在宅状況を把握される不安を感じて当然だろう
宅配業者はその業務の性質から、配達先の経済状況や家族構成なども非常に推測がしやすい立場である
例えば独身の資産家女性が一人で暮らしており、平日昼間は仕事でいない。などということもわかってしまうだろう
一方で最近ではネット通販の発達により宅配便の運送員が不足していて、身元が怪しい人間でも積極的に雇い入れているガバガバセキュリティぶりである
悪意のある人間が忍び込んでこうしたデータを盗み出すことは非常に容易だ
これを業務改善だなどと得意げに広報できる佐川急便の頭の悪さに頭痛がしてくるが、
思えば失われた20年でジャップがやってきた業務改善なんていうものは、多くがこれと似たり寄ったりなのだ
別に再配達など減らさなくても良い。その分、従業員に再配達手当を多く出したり、基本給のベースアップで満足してもらうという方法もあるはずだ
その原資は配送料金の値上げで賄っても良かろう
なぜそれが選択肢にならないかと言えば、失われた20年により日本人全体の可処分所得が下がって貧乏になってるからだ。
ジャップランドでは、改善しろ。ただし金は出さない。この原則が徹底される事により、改善という名のあっちを立てればこっちが立たず現象が繰り返されているだけなのである。
最寄り駅(がある時点でど田舎ではない?)まで自転車で坂道を2キロ、行きはずっと下りだからラクチンだが、帰りがあまりにキツいので、必然的に休日は引きこもって暮らした
当然、博物館とか美術館とか、大学で都会に出るまではほぼ行かなかった
高校がある街の駅前のショボい書店で本買うくらいが、俺の「文化」の限界だった
でも、正直、俺はヘタな東京生まれ東京育ち人間より教養があると思う
まあ、はてなにいるような奴にはたぶん概ね負けるんだけど、多くの人間はそもそもインターネットに「居ない」からな
オンライン対戦型早押しクイズアプリをやれば、スッと上位層にいける ランカーにはなれずとも、養分にはならない
音楽や映画の話をするときは、どちらかというと気を遣う これ言っても多分通じないな、と思って話を引っ込めることが多い
美術……には正直あまり強くないが、まあ、基礎教養みたいなところはひととおり押さえているので、アホには勝てる
東京人、恐るるに足らねえよ
ガチで田舎しか知らなかった高校生時代でも、東京人の半分には勝てたと思う
なーにが文化資本じゃ
図書館あってもどうせ行かねえだろ
でけーショッピング・モールにばっか行って、そん中でもお気に入りのブランドの店にしか入らねえような層と、山暮らしの俺の間に、そう大きな違いはねえ
テレビで紹介されてる店に行って、ふわふわスフレパンケーキを食ったところで、人間的にはほとんど成長しねえよ
俺はその間に郷土料理「とんこつ」なんかを作る 東京のカスがスフレパンケーキの食感を体験として学ぶ間に、俺は豚の豚骨を柔らかくするために何時間煮込めばいいかを体験として知る
東京人がなんだ
かかってきやがれ 返り討ちにしてくれる
スマホのちっちぇえ画面で見ようと、立派な映画館のバカデケエ画面で見ようと、おんなじ映画ならおんなじ体験だ……ってことは流石にないが、感想を語る際にはその差はそんなに効いてこねえ
音響がすごかった、映像がすごかった! そら結構 でもその体験はあくまで「体験」であって、教養バトルにおけるカードにはなりえねえ
東京モンがヤマノテ線で映画館に行って映画見てる隙に、俺はGEOで借りた映画を3本見る 3倍だぞ3倍 完全に僕の勝ちだ
上野動物園でパンダ見てハシャいでる間に、インターネットでおもしろフラッシュを見る これに関してはノーコメントかも
昔ならとにかく、デジタル・ネイティブのインドア人間にとって、いまの東京のアドヴァンテージなんて大したことねー
俺は都会からまた田舎に戻ってきたが(失意!w)、想像以上に何も変わらなくてびっくりしてるぜ
東京、思った以上にショボいよ
多少便利、だがそれだけだ
いま、ぼくの目の前にクレジットカードという代物がある。
「クレジットカード」。とてもオトナっぽい響きで、オトナになった感じがして、すごくうれしい。カードの両面には、なぞの金属端子や、数字や、カッコいいマークが所せましと並んでいて、ただ眺めているだけで心がはずむ。
普通自動車免許を手に入れたときや、お酒が飲めるようになったときもオトナになれた気がした。けれど、おカネにかかわるクレジットカードを手に入れた今、前者よりもずっと大きなオトナの階段を昇ったような気がしている。
そしてこのクレジットカード、ただカッコいいだけじゃない。とにかく便利すぎる。
もう、レジで細かい小銭に苦しまなくて済む。ATMでお金をおろす機会も激減した。ネット通販の支払いも自分で決済できるから、親のカードで決済した後、現金で払い戻しする必要もないのだ。
そのうえ、決済内容は専用アプリの利用明細に(決済から数日タイムラグがあるけど)反映され、いつ何にお金をつかったのか、ひと月でどれだけお金を使ったのか、一目瞭然だ。溜まりにたまったレシートの内容をエクセルに入力することをサボり、結局どんだけお金を使ったか分からないなんて自堕落な暮らしは、もうオサラバなのである。
ぼくは今まで、現金至上主義を貫いてきた。ファッキン〇〇pay、ファッキンキャッシュレス。チャージするのめんどいし。QRコード読み取って、代金を入力して店員さんに見せるプロセスもめんどいし。〇〇Payが乱立してて訳わかんないし。その割に、使えないところが案外多いし。そもそも現金の信頼性が高い日本では、キャッシュレスなんてお呼びじゃねーんだと。そう思っていた。
しかし、クレジットカードは違った。サッとカードを取り出し、暗証番号を入力するだけでサクッと決済が完了する。IDが使えるなら、カードを端末にかざすだけでオーケーだ。絶大な普及率を誇るmastercardブランドで、ID内蔵のぼくのカードに死角はない。使えないところといえば、田舎の自販機か山小屋くらいである(大嘘)。
しかもしかも、それだけではない。割引が利いたり、ポイントが貯まったりしてお得なのだ。おしゃれな憧れの家電をポイントで手に入れたい。でも派手な使い方はできないので、そこまでポイントが貯まらないと思います。
今日も僕は、コンビニのレジで「クレジットカードでお願いしますっ!」と言い、ボロボロの財布からピカピカのクレジットカードを取り出すのであった。